JP6303663B2 - 電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電力用半導体素子の駆動回路に係り、特に、電圧駆動型の電力用半導体素子の駆動回路に関するものである。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor 、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor 、電界効果トランジスタ)等の電圧駆動型の電力用半導体素子には、ターンオン動作の際に急峻な電流変化が発生し、これが原因で、素子の耐圧を超えるサージ電圧やノイズが発生することがある。
このサージ電圧やノイズを抑制するには、ターンオン動作時のスイッチング速度を遅くして、ターンオン動作中に電力用半導体素子を流れる電流の時間変化(増加)率を低く制限することが有効である。但し、スイッチング速度を遅くするとその分、ターンオン動作中のスイッチング損失が増えてしまう。つまり、サージ電圧やノイズの抑制とスイッチング損失の抑制とはトレードオフの関係にある。
そこで、サージ電圧やノイズの抑制とスイッチング損失の抑制との両立を図るものとして、IGBTのターンオン動作中に、ゲート電圧を低い電位から高い電位に切り替える駆動回路が提案されている(例えば、特許文献1)。
この駆動回路によれば、サージ電圧やノイズが発生するターンオン動作の前半の期間はスイッチング速度を抑えてサージ電圧やノイズの抑制を図りつつ、急峻な電流変化の発生が収まるターンオン動作の後半の期間においてスイッチング速度を上げて、スイッチング損失を低く抑えることができる。
特開平3−93457号公報
ところで、IGBTやMOSFETのターンオン動作には何百ナノ秒単位〜マイクロ秒単位の時間を必要とする。そして、ターンオン動作中の冒頭に発生するサージ電流は、IGBTやMOSFETの個体やそれらに接続する負荷によって異なる。このため、上述した特許文献1の駆動回路を用いてサージ電流からの保護とスイッチング損失の抑制とを両立させるために、IGBTやMOSFETのゲート電圧をターンオン動作の途中で低電位から高電位に切り替える際には、サージ電流の発生が収まってからゲート電圧の切り替えを行う必要がある。
そのためには、IGBTやMOSFETの入力電圧(IGBTのコレクタ電圧、MOSFETのドレイン電圧、ゲート電圧)をモニタしてその時間変化率等から急峻な電流変化を検出し、それが収まった後にゲート電圧を切り替える必要がある。したがって、IGBTやMOSFETの入力電圧をセンサによりモニタするモニタ回路や、入力電圧の時間変化率から急峻な電流変化を検出する検出回路等が必要となり、駆動回路の回路規模が大きくなることが避けられない。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、電圧駆動型の電力用半導体素子におけるサージ電圧やノイズの抑制とスイッチング損失の抑制との両立を、簡略な回路構成によって実現することができる電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路は、
電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路において、
シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料を基板に含むワイドギャップの前記電圧駆動型電力用半導体素子の制御電極端子に制御抵抗部を介して充電する電源と、
前記電圧駆動型電力用半導体素子のターンオン指令時にオンされて前記電源と前記制御抵抗部とを接続するスイッチング素子とを備えており、
前記制御抵抗部は、
前記スイッチング素子のオンにより前記電源及び前記制御電極端子間に直列接続される第1抵抗部と、
前記スイッチング素子のオンから遅延回路により遅延時間だけ遅れたタイミングで、前記第1抵抗部と並列に前記電源及び前記制御電極端子間に直列接続される第2抵抗部と、
を有している、
ことを特徴とする。
例えば、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)、Ga23(酸化ガリウム)、ダイヤモンド半導体等のワイドギャップ半導体は、シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料である。これらのワイドギャップ半導体を基板材料に含む、ワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子では、シリコンを基板材料とするIGBTやMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子よりも、ターンオン動作のスイッチング時間が大幅に短くなる。
ここで、ワイドギャップ半導体のバンドギャップは、おおよそ、SiC(シリコンカーバイド)で3.26[eV]、GaN(窒化ガリウム)で3.39[eV]、Ga23(酸化ガリウム)で4.8[eV]、ダイヤモンド半導体で5.47[eV]である(eV=電子ボルト)。これらはいずれも、シリコンのバンドギャップ(1.1[eV])よりも大きい。また、バンドギャップが1.4[eV]であるGaAs(ガリウム砒素)も、シリコンよりも大きいバンドギャップが大きい半導体材料と言える。
これらのワイドギャップ半導体を基板材料に用いたワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子では、ターンオン動作中の冒頭に発生する急峻な電流変化によるサージ電圧やノイズを抑制する必要がある期間が、シリコンを基板材料とするIGBTやMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子より大幅に短くなる。したがって、素子の個体や素子に接続する負荷によってサージ電圧やノイズの発生期間がばらついても、そのばらつきは、IGBTやMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子をターンオン動作させる場合に比べて無視できる程度に少なくなる。
そこで、請求項1に記載した本発明の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路では、シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料を基板に含むワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子をターンオンさせる際に、ターンオン指令から遅延回路による遅延時間だけ遅れたタイミングで、素子の制御電極端子と電源との間に直列接続される制御抵抗部の抵抗値を切り替えるようにした。
具体的には、まず、素子のターンオン指令に伴いスイッチング素子をオンさせた時点で、電源と制御電極端子との間に第1抵抗部を直列接続する。これにより、制御抵抗部の抵抗値は第1抵抗部の抵抗値となる。そして、遅延回路による遅延時間だけ遅れたタイミングにおいて、電源と制御電極端子との間に、第1抵抗部と並列に第2抵抗部をさらに接続する。これにより、制御抵抗部の抵抗値は、第1抵抗部の抵抗値から、並列接続した第1抵抗部と第2抵抗部との合成抵抗値に下がる。
このため、急峻な電流変化によるサージ電圧やノイズが発生するターンオン動作の前半の期間はスイッチング速度を抑えて急峻な電流変化の抑制を図りつつ、急峻な電流変化の発生が収まるターンオン動作の後半の期間においてスイッチング速度を上げて、スイッチング損失を低く抑えることができる。
しかも、素子の入力電圧をモニタするモニタ回路や、入力電圧の時間変化率から急峻な電流変化の発生を検出する検出回路等を、駆動回路に設ける必要がなく、C(コンデンサ)とR(抵抗)により時定数(遅延時間)が定まる遅延回路を設けるだけで済む。よって、回路規模の大型化を避けることができる。
したがって、ワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子におけるサージ電圧やノイズの抑制とスイッチング損失の抑制との両立を、簡略な回路構成によって実現することができる。
また、制御抵抗部の抵抗値の切り替えにより制御電極端子の制御電圧を切り替えるので、制御電圧を切り替える場合のように高低二つの電源を設ける必要がなく、この点からも回路規模の大型化を避けることができる。
なお、遅延回路による遅延時間は、ワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子のターンオン指令からサージ電圧やノイズの発生が収まるまでの経過時間か、あるいは、それに誤差分を加えた時間に設定することができる。
なお、請求項1に記載した本発明の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路において、前記第2抵抗部は、前記遅延回路の出力によってゲートが充電されるチャネルMOSFETがオンされることで、前記スイッチング素子及び前記第1抵抗部と並列に前記電源及び前記制御電極端子間に直列接続される。
請求項1に記載した本発明の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路によれば、チャネルMOSFETのゲートが、ソースよりも低い電位の遅延回路の出力によって充電されると、チャネルMOSFETのドレイン−ソース間が導通する。これによりチャネルMOSFETは、ソースからドレインに向けて電流が流れる状態となる。
したがって、第2抵抗部をドレイン又はソースに直列接続したチャネルMOSFETが遅延回路の出力によって導通することで、第2抵抗部がスイッチング素子及び第1抵抗部と並列に、電源及び電圧駆動型電力用半導体素子の制御電極端子間に直列接続されて、制御抵抗部の抵抗値が第1抵抗部の抵抗値よりも低い抵抗値に切り替わる。
本発明の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路によれば、電圧駆動型の電力用半導体素子におけるサージ電圧やノイズの抑制とスイッチング損失の抑制との両立を、簡略な回路構成によって実現することができる。
本発明の実施形態に係る電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路を示す回路図である。 図1の駆動回路の各部における信号状態を示すタイミングチャートである。 (a),(b)は図1の駆動回路の変形例を示す回路図である。 (a),(b)は図1の駆動回路の変形例を示す回路図である。 本発明の参考例に係る電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路を示す回路図である。 (a),(b)は図1の駆動回路の変形例を示す回路図である。 (a),(b)は図1の駆動回路の変形例を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
ず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路について説明する。
図1に示す実施形態の駆動回路1(請求項中の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路に相当)は、電圧駆動型の電力用半導体素子(以下、電力用半導体素子と略記する。)Q1を駆動する回路である。この電力用半導体素子Q1は、シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料を基板に含むワイドギャップの電力用半導体素子である。シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料の具体例としては、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)、酸化ガリウム(Ga)、ダイヤモンド半導体等が挙げられる。
そして、本実施形態の駆動回路1は、電源Vccと、増幅部AMPと、第1ゲート抵抗Rg1乃至第3ゲート抵抗Rg3と、スイッチング用MOSFETQ4と、遅延回路3とを有している。
増幅部AMPは、電力用半導体素子Q1のターンオン及びターンオフを制御するために外部から入力されるPWM信号を増幅するもので、NPNトランジスタ(以下、トランジスタと略記する)Q2とPNPトランジスタ(以下、トランジスタと略記する)Q3とを有している。
両トランジスタQ2,Q3のエミッタは共通接続されており、トランジスタQ2(請求項中のスイッチング素子に相当)のコレクタは電源Vccに接続され、トランジスタQ3のコレクタは接地されている。トランジスタQ2は、電力用半導体素子Q1のターンオンに対応するPWM信号のオン期間中に導通し、トランジスタQ3は、電力用半導体素子Q1のターンオフに対応するPWM信号のオフ期間中に導通する。
第1ゲート抵抗Rg1(請求項中の第1抵抗部に相当)は、一端が電力用半導体素子Q1のゲートG(請求項中の制御電極端子に相当)に接続されており、他端がダイオードD1を介してトランジスタQ2,Q3のエミッタに接続されている。ダイオードD1は、カソードが第1ゲート抵抗Rg1に接続されており、アノードがトランジスタQ2,Q3のエミッタに接続されている。
したがって、トランジスタQ2の導通時には、第1ゲート抵抗Rg1及びダイオードD1を流れる電源Vccからのゲート電流によって、電力用半導体素子Q1のゲートGが充電される。トランジスタQ2の導通時のゲート電流は、第1ゲート抵抗Rg1の抵抗値に応じた大きさで流れる。
第2ゲート抵抗Rg2は、一端が電力用半導体素子Q1のゲートGに接続されており、他端がダイオードD2を介してトランジスタQ2,Q3のエミッタに接続されている。ダイオードD2は、アノードが第2ゲート抵抗Rg2に接続されており、カソードがトランジスタQ2,Q3のエミッタに接続されている。
したがって、トランジスタQ3の導通時には、電力用半導体素子Q1のゲートGに充電された電荷が、第2ゲート抵抗Rg2及びダイオードD2を介して放電される。
第3ゲート抵抗Rg3(請求項中の第2抵抗部に相当)は、一端がスイッチング用MOSFETQ4のドレイン−ソース間を介して電力用半導体素子Q1のゲートGに接続されており、他端が電源Vccに接続されている。スイッチング用MOSFETQ4は、nチャネルMOSFETで構成されており、スイッチング用MOSFETQ4のドレインが第3ゲート抵抗Rg3に、ソースが電力用半導体素子Q1のゲートGに接続されている。
したがって、スイッチング用MOSFETQ4の導通時には、第3ゲート抵抗Rg3を流れる電源Vccからのゲート電流によって、電力用半導体素子Q1のゲートGが充電される。スイッチング用MOSFETQ4の導通時のゲート電流は、第3ゲート抵抗Rg3の抵抗値に応じた大きさで流れる。
なお、第1ゲート抵抗Rg1及び第3ゲート抵抗Rg3は、電力用半導体素子Q1のゲートGに対するゲート電流を制御するゲート抵抗(請求項中の制御抵抗部に相当)を構成する。
遅延回路3は、抵抗Rg4及びコンデンサC1を有している。抵抗Rg4は、トランジスタQ2,Q3のエミッタとスイッチング用MOSFETQ4のゲートとの間に接続されており、コンデンサC1はスイッチング用MOSFETQ4のゲート−ソース間に接続されている。
遅延回路3は、抵抗Rg4を流れる電源Vccからの電流によって、スイッチング用MOSFETQ4のゲートを充電する。この充電電流は、第1ゲート抵抗Rg1の抵抗値に応じた大きさで流れる。また、この充電電流によるスイッチング用MOSFETQ4のゲートの充電は、遅延回路3によって、トランジスタQ2のオンよりも、抵抗Rg4及びコンデンサC1によって定まる時定数に応じた遅延時間(t2−t1)だけ遅延される。
次に、以上のように構成された本実施形態の駆動回路1の動作について、図2のタイミングチャートを参照して説明する。
電力用半導体素子Q1のターンオン指令として、時点t1においてPWM信号がオンされると(図2(a))、トランジスタQ2がオンする(図2(b))。これにより、電源Vccからの電力により電力用半導体素子Q1のゲートGを充電する充電回路が、図1中の一番粗い破線で示すように、ダイオードD1及び第1ゲート抵抗Rg1によって形成される。そして、この充電回路を流れるゲート電流によって電力用半導体素子Q1のゲートGが充電される。
また、トランジスタQ2がオンすると、図1中の一番粗い破線から分岐した一番細かい破線で示すように、電源Vccからの電力により遅延回路3のコンデンサC1が、コンデンサC1と抵抗Rg4とで定まる遅延回路3の時定数に応じた遅延時間(t2−t1)をかけて充電される。
遅延回路3の遅延時間(t2−t1)が経過すると、スイッチング用MOSFETQ4のゲートが、抵抗Rg4を流れる充電電流(請求項中の遅延回路の出力に相当)によって充電される。そして、スイッチング用MOSFETQ4のゲート電圧がしきい値を超えると、スイッチング用MOSFETQ4がオンする(図2(c))。
スイッチング用MOSFETQ4がオンすると、第3ゲート抵抗Rg3が第1ゲート抵抗Rg1と並列接続される。これにより、電源Vccからの電力により電力用半導体素子Q1のゲートGを充電する充電回路が、ダイオードD1及び第1ゲート抵抗Rg1の直列回路と第3ゲート抵抗Rg3との並列回路となる。
即ち、スイッチング用MOSFETQ4がオンする時点t2において、電力用半導体素子Q1のゲート抵抗の抵抗値が、第1ゲート抵抗Rg1の抵抗値から、それよりも低い、第1ゲート抵抗Rg1と第3ゲート抵抗Rg3との並列抵抗の抵抗値に切り替わる。
これにより、電力用半導体素子Q1のゲートG−ソースS間の電位差Vgsの時間変化率が、ゲート抵抗の抵抗値を変えない点線で示す従来の場合に比べて高くなる(図2(d))。これにより、電位差Vgsがピーク値に達するタイミングも、従来の時点t22に比べて早い時点t21になる(図2(d)の時点t2以後)。即ち、時点t2以降は、電力用半導体素子Q1のターンオン動作のスイッチング速度が高くなる。
ところで、トランジスタQ2のオンに伴い(図2(b)の時点t1)、ダイオードD1及び第1ゲート抵抗Rg1の充電回路により電力用半導体素子Q1のゲートGが充電され始めると、電力用半導体素子Q1がターンオン動作を開始し、電力用半導体素子Q1のゲートG−ソースS間の電位差Vgsが徐々に増加する(図2(d))。
電位差Vgsが増加すると、電力用半導体素子Q1のゲートGにチャネルが形成され始め、チャネルの厚さがある程度に増えると、電力用半導体素子Q1のソースS−ドレインD間にドレイン電流Idが流れ始める(図2(e)の時点t11)。
なお、図2(f)は、電力用半導体素子Q1のソースS−ドレインD間の電位差Vdsの変化を示している。この電位差Vdsも、図2(d)に示す電力用半導体素子Q1のゲートG−ソースS間の電位差Vgsと同じく、ゲート抵抗の抵抗値を変えない従来の点線で示す電位差に比べて、時点t2以降は早くゼロに達する(図2(f)の時点t2以後)。即ち、時点t2以降は、電力用半導体素子Q1のターンオン動作のスイッチング速度が高くなる。
このように、電力用半導体素子Q1のソースS−ドレインD間を流れるドレイン電流Idが急峻に変化する期間は、サージ電圧やノイズを抑制するために、電位差Vgsの時間変化率、つまり、電力用半導体素子Q1のターンオン動作のスイッチング速度を、低く抑えることが望ましい。
そこで、本実施形態の駆動回路1では、上述したように、電力用半導体素子Q1のターンオン動作中の、スイッチング用MOSFETQ4がオンする時点t2で、電力用半導体素子Q1のゲート抵抗の抵抗値を、第1ゲート抵抗Rg1の抵抗値からそれよりも低い第1ゲート抵抗Rg1と第3ゲート抵抗Rg3との並列抵抗の抵抗値に切り替える。
このようにゲート抵抗を切り替えることで、ターンオン動作の前半は電力用半導体素子Q1のスイッチング速度を低く抑え、ターンオン動作の後半は電力用半導体素子Q1のスイッチング速度を引き上げる。このとき、サージ電圧やノイズが発生するドレイン電流Idの変化が急峻な期間における電力用半導体素子Q1のスイッチング速度が低速となるように、ドレイン電流Idの変化が急峻な期間が過ぎてからゲート抵抗を切り替える必要がある。
ここで、本実施形態の駆動回路1で駆動する電力用半導体素子Q1は、シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料を基板材料に含んでいる。このため、電力用半導体素子Q1のターンオン動作のスイッチング時間は、シリコンを基板材料とするIGBTやMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子よりも大幅に短い。
即ち、トランジスタQ2のオン(図2(b)の時点t1)から始まるターンオン動作中の冒頭の、急峻な電流変化S(図2(e))が発生する期間(時点t1〜時点t2)が、シリコンを基板材料とするIGBTやMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子より大幅に短くなる。
したがって、電力用半導体素子Q1の個体や電力用半導体素子Q1に接続する負荷(図示せず)による急峻な電流変化Sの発生期間のばらつきも、IGBTやMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子をターンオン動作させる場合に比べて無視できる程度に少なくなる。
このため、ワイドギャップの電力用半導体素子Q1を駆動する本実施形態の駆動回路1の場合は、電力用半導体素子Q1のドレイン電圧やゲート電圧を検出して決定したタイミングでなく予め決めておいたタイミングでゲート抵抗を切り替えても、急峻な電流変化Sの発生期間が過ぎた後にゲート抵抗が切り替わるようにすることができると考えられる。
そこで、本実施形態の駆動回路1では、電力用半導体素子Q1のターンオン動作中にゲート抵抗の抵抗値を切り替えるタイミングを、遅延回路3の遅延時間(t2−t1)により設定するようにした。具体的には、トランジスタQ2のオン(図2(b)の時点t1)からの遅延時間(t2−t1)の終了時点t2が、急峻な電流変化Sの発生期間を過ぎてから到来するように、遅延回路3の時定数を設定した。
これにより、電力用半導体素子Q1のターンオン動作の際、急峻な電流変化Sが発生する期間はスイッチング速度を抑えてサージ電圧やノイズの抑制を図りつつ、急峻な電流変化Sの発生期間後にスイッチング速度を上げて、電力用半導体素子Q1のスイッチング損失を低く抑えることができる。
しかも、電力用半導体素子Q1のドレイン電圧やゲート電圧をモニタするモニタ回路や、入力電圧の時間変化率から急峻な電流変化Sの発生を検出する検出回路等を、駆動回路に設ける必要がなく、コンデンサC1と抵抗Rg4により時定数(遅延時間)が定まる遅延回路3を設けるだけで済む。よって、回路規模の大型化を避けることができる。
したがって、ワイドギャップの電力用半導体素子Q1におけるサージ電圧やノイズの抑制とスイッチング損失の抑制との両立を、簡略な回路構成によって実現することができる。
また、電力用半導体素子Q1のゲート抵抗の抵抗値を切り替えることでゲート電流を切り替えるので、ゲート電圧を直接切り替える場合のように高低二つの電源を設ける必要がなく、この点からも回路規模の大型化を避けることができる。
(実施形態の変形例)
なお、遅延回路3による遅延時間(t2−t1)は、電力用半導体素子Q1のターンオン(図2(a)の時点t1)、つまり、トランジスタQ2のオン(図2(b)の時点t1)から、急峻な電流変化Sの発生が収まるまでの経過時間(急峻な電流変化Sの発生期間)以上の時間に設定することができる。また、電力用半導体素子Q1に接続する不図示の負荷や電力用半導体素子Q1の個体差による急峻な電流変化Sの発生期間の誤差分を考慮して、遅延回路3による遅延時間(t2−t1)を設定してもよい。
また、図3(a)に示す第1変形例のように、遅延回路3の抵抗Rg4に、抵抗Rg4を流れるゲート電流の向きとは逆向きの電流を通す追加のダイオードD3を並列接続してもよい。このダイオードD3を追加することで、スイッチング用MOSFETQ4をオフにする(電力用半導体素子Q1をターンオフする)際に、遅延回路3のコンデンサC1の電荷を、抵抗Rg4を経由する回路よりも低抵抗で高速に放電させることができる。
さらに、遅延回路3の抵抗Rg4のスイッチング用MOSFETQ4とは反対側の接続先を、図1に示すトランジスタQ2,Q3のエミッタ(ダイオードD1のアノード側)から、図3(b)に示す第2変形例のように、ダイオードD1のカソード側に変えてもよい。
また、図1に示すスイッチング用MOSFETQ4のゲート−ソース間に接続した遅延回路3のコンデンサC1に代えて、図4(a)に示す第3変形例のように、スイッチング用MOSFETQ4のゲートと接地(GND)間に接続したコンデンサC2を抵抗Rg4と共に遅延回路3として用いてもよい。
さらに、図4(b)に示す第4変形例のように、コンデンサC2と並列に接続された抵抗Rg41を遅延回路3に追加し、スイッチング用MOSFETQ4のゲートが、抵抗Rg4,Rg41の分圧比に応じた電位で充電されるようにしてもよい。この場合、遅延回路3の遅延時間(t2−t1)は、コンデンサC2と抵抗Rg4及び抵抗Rg41とによって定まる時定数に応じた値となる。
参考例
次に、図5を参照して、本発明の参考例に係る電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路について説明する。
図5に示す参考例の駆動回路1A(請求項中の電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路に相当)では、図1に示す実施形態の駆動回路1のnチャネルMOSFETで構成したスイッチング用MOSFETQ4に代えて、pチャネルMOSFETで構成したスイッチング用MOSFETQ5を用いている。また、参考例の駆動回路1Aでは、実施形態のスイッチング用MOSFETQ4のドレイン側に接続した第3ゲート抵抗Rg3に代えて、スイッチング用MOSFETQ5のドレイン側に接続した第5ゲート抵抗Rg5(請求項中の第2抵抗部に相当)を用いている。
また、参考例の駆動回路1Aでは、遅延回路3を、抵抗Rg6と抵抗Rg7との直列回路と、抵抗Rg6に並列接続されたコンデンサC3とで構成し、スイッチング用MOSFETQ5のゲートに印加されるゲート電圧が、抵抗Rg6,Rg7の分圧比に応じた電位となるようにしている。なお、抵抗Rg6とコンデンサC3の一端は、トランジスタQ2,Q3のエミッタに接続されており、抵抗Rg7の一端は、スイッチング用MOSFETQ5のゲート電圧の電位を規定するために接地されている。
そして、参考例の駆動回路1Aでは、遅延回路3の遅延時間(t2−t1)が、コンデンサC3と抵抗Rg6及び抵抗Rg7とによって定まる時定数に応じた値となる。
なお、参考例の駆動回路1Aでは、第1ゲート抵抗Rg1及び第5ゲート抵抗Rg5が、電力用半導体素子Q1のゲートGにゲート電圧(請求項中の制御電圧に相当)を印加するためのゲート抵抗(請求項中の制御抵抗部に相当)を構成する。
次に、以上のように構成された参考例の駆動回路1Aの動作について、図2のタイミングチャートを参照して説明する。
参考例の駆動回路1Aにおいても、実施形態の駆動回路1と同様に、時点t1においてPWM信号がオンされると(図2(a))、トランジスタQ2がオンする(図2(b))。これにより、電源Vccからの電力により電力用半導体素子Q1のゲートGにゲート電圧を印加する充電回路が、図5中の一番粗い破線で示すように、ダイオードD1及び第1ゲート抵抗Rg1によって形成される。そして、この充電回路により、第1ゲート抵抗Rg1の抵抗値に応じたゲート電流で電力用半導体素子Q1のゲートGが充電される。
また、トランジスタQ2がオンすると、図5中の一番粗い破線から分岐した一番細かい破線で示すように、電源Vccからの電力により遅延回路3のコンデンサC3が、コンデンサC3と抵抗Rg6及び抵抗Rg7とで定まる遅延回路3の時定数に応じた遅延時間(t2−t1)をかけて充電される。
遅延回路3の遅延時間(t2−t1)が経過すると、スイッチング用MOSFETQ5のゲートが、抵抗Rg6及び抵抗7の分圧比の電位に応じた充電電流(請求項中の遅延回路の出力に相当)によって充電される。そして、スイッチング用MOSFETQ5のゲート電圧がしきい値を超えると、スイッチング用MOSFETQ5がオンする(図2(c))。
スイッチング用MOSFETQ5がオンすると、第5ゲート抵抗Rg5が第1ゲート抵抗Rg1と並列接続される。これにより、電源Vccからの電力により電力用半導体素子Q1のゲートGを充電する充電回路が、ダイオードD1及び第1ゲート抵抗Rg1の直列回路と第5ゲート抵抗Rg5との並列回路となる。
即ち、スイッチング用MOSFETQ5がオンする時点t2において、電力用半導体素子Q1のゲート抵抗の抵抗値が、第1ゲート抵抗Rg1の抵抗値から、それよりも低い、第1ゲート抵抗Rg1と第5ゲート抵抗Rg5との並列抵抗の抵抗値に切り替わる。
これにより、電力用半導体素子Q1のゲートG−ソースS間の電位差Vgsが、ゲート抵抗の抵抗値を変えない従来の点線で示す電位差に比べて、時点t2以降は早くピーク値に達する(図2(d)の時点t2以後)。即ち、時点t2以降は、電力用半導体素子Q1のターンオン動作のスイッチング速度が高くなる。
なお、参考例の駆動回路1Aにおいても、電力用半導体素子Q1のゲートG−ソースS間の電位差Vgsや(図2(d))、電力用半導体素子Q1のソースS−ドレインD間を流れるドレイン電流Id(図2(e))、電力用半導体素子Q1のソースS−ドレインD間の電位差Vds(図2(f))は、トランジスタQ2のオンや電力用半導体素子Q1のゲート抵抗の抵抗値の切り替え等に伴い、実施形態の駆動回路1の場合と同様に変化する。
したがって、参考例の駆動回路1Aによっても、図1に示す実施形態の駆動回路1と同様の効果を得ることができる。
参考例の変形例)
なお、図6(a)に示す第1変形例のように、遅延回路3の抵抗Rg7に、抵抗Rg7を流れる電流の向きとは逆向きの電流を通す追加のダイオードD4を並列接続してもよい。このダイオードD4を追加することで、スイッチング用MOSFETQ5をオフにする(電力用半導体素子Q1をターンオフする)際に、遅延回路3のコンデンサC3の電荷を、抵抗Rg7を経由する回路よりも低抵抗で高速に放電させることができる。
また、遅延回路3の抵抗Rg6及びコンデンサC3のスイッチング用MOSFETQ5とは反対側の接続先を、図5に示すトランジスタQ2,Q3のエミッタ(ダイオードD1のアノード側)から、図6(b)に示す第2変形例のように、ダイオードD1のカソード側に変えてもよい。
さらに、スイッチング用MOSFETQ5はpチャネルMOSFETであるため、そのドレイン−ソース間には、図7(a)に示す第3変形例のように、ドレインからソースに向かう電流を流す寄生ダイオードが存在している。そのため、スイッチング用MOSFETQ5の非導通時にも、電力用半導体素子Q1のゲートGから接地(GND)への第5ゲート抵抗Rg5やトランジスタQ3を経由した電流の流れが、スイッチング用MOSFETQ5の寄生ダイオードによって確保される。
したがって、遅延回路3の出力がゲートに印加されるスイッチング用MOSFETQ5を介して第5ゲート抵抗Rg5を第1ゲート抵抗Rg1と並列に、電源Vcc及び電力用半導体素子Q1のゲートG間に直列接続する回路を構成することで、電力用半導体素子Q1のゲートGの放電回路を別途設ける必要をなくし、回路構成をさらに簡略化することができる。
さらに、図7(b)に示す第4変形例のように、第5ゲート抵抗Rg5と並列に、コンデンサC4及び抵抗Rg8の直列回路によるスピードアップコンデンサ回路を設けてもよい。スピードアップコンデンサ回路を設けると、電力用半導体素子Q1のターンオン動作の際、スイッチング用MOSFETQ5のオン中に充電されたコンデンサC4の電荷が、電力用半導体素子Q1のターンオフ動作の際に放電される。この放電電荷が電力用半導体素子Q1のゲートGを負バイアスするので、ゲートGの放電速度が高まる。
そして、コンデンサC4の電荷を放電する回路に、抵抗Rg8とスイッチング用MOSFETQ5の寄生ダイオードとの直列回路を利用することができる。よって、スピードアップコンデンサ回路の追加により電力用半導体素子Q1のターンオフ動作を高速化する際に、駆動回路1Aの回路構成の簡略化を図ることができる。
なお、本発明は、ターンオン動作のスイッチング時間が短い電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路に適用すると好適である。そこで、以上の実施形態やその変形例では、シリコンよりもバンドギャップが大きいワイドギャップ半導体を基板材料に含む、ワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路に適用した場合について説明した。
しかし、シリコンを基板材料とするIGBTやMOSFET等でも、使用可能な環境温度の範囲の比較的高温域で使用する場合は、比較的低温域で使用する場合よりも、ターンオン動作のスイッチング時間が短くなる。したがって、ワイドギャップ半導体を基板材料に含んでいなくても、比較的高温の環境下で使用される電圧駆動型電力用半導体素子については、その駆動回路に本発明を適用することで、以上の実施形態やその変形例と同様の効果を得ることができる。
1,1A 駆動回路(電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路)
3 遅延回路
AMP 増幅部
C1〜C4 コンデンサ
D1〜D4 ダイオード
G ゲートG(制御電極端子)
Q1 ワイドギャップの電圧駆動型電力用半導体素子
Q2 NPNトランジスタ(スイッチング素子)
Q3 PNPトランジスタ
Q4,Q5 スイッチング用MOSFET
Rg1 第1ゲート抵抗(第1抵抗部、制御抵抗部)
Rg2 第2ゲート抵抗
Rg3 第3ゲート抵抗(第2抵抗部、制御抵抗部)
Rg4,Rg41,Rg6,Rg7,Rg8 抵抗
Rg5 第5ゲート抵抗(第2抵抗部、制御抵抗部)
S 急峻な電流変化
Vcc 電源

Claims (1)

  1. 電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路において、
    シリコンよりもバンドギャップが大きい半導体材料を基板に含むワイドギャップの前記電圧駆動型電力用半導体素子の制御電極端子を制御抵抗部を介して充電する電源と、
    前記電圧駆動型電力用半導体素子のターンオン指令時にオンされて前記電源と前記制御抵抗部とを接続するスイッチング素子とを備えており、
    前記制御抵抗部は、
    前記スイッチング素子のオンにより前記電源及び前記制御電極端子間に直列接続される第1抵抗部と、
    前記スイッチング素子のオンから遅延回路による遅延時間だけ遅れたタイミングで、前記遅延回路の出力によってゲートが充電されるnチャネルMOSFETがオンされることで、前記スイッチング素子及び前記第1抵抗部と並列に前記電源及び前記制御電極端子間に直列接続される第2抵抗部と、
    を有している、
    ことを特徴とする電圧駆動型電力用半導体素子の駆動回路。
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