JP6302305B2 - 振動低減装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 - Google Patents

振動低減装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、振動低減装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法に関する。
パターンを基板に形成するためのリソグラフィ装置では、基台からリソグラフィ装置の本体に伝わる振動がオーバーレイ精度や転写精度を劣化させる原因となる。そのため、リソグラフィ装置では、リソグラフィ装置の本体が搭載される定盤などの対象物体の振動を低減するための振動低減装置が用いられる。
特許文献1には、弾性体(例えば空気ばね)によって基台上に支持された対象物体の振動を低減させる振動低減装置が提案されている。特許文献1に記載された振動低減装置は、対象物体を駆動するアクチュエータと、基準物体を有する基準系とを含む。そして、基準系の基準物体と対象物体との相対距離が一定になるようにアクチュエータをフィードバック制御することにより、対象物体の振動を低減することができる。
特開2013−190070号公報
特許文献1に記載された振動低減装置の基準系は、基台上に支持された第1物体と、第1物体の上に支持された第2物体と、第1物体と第2物体との間の距離を検出する検出部と、第1物体を駆動する駆動部とを含む。そして、基準系において、検出部によって検出された当該距離が一定になるように駆動部をフィードバック制御することにより基準物体としての第2物体の振動が低減されうる。
このような基準系において、検出部として、例えば静電容量センサや渦電流式変位センサを使って第1物体と第2物体との間の距離を検出する場合を想定する。この場合、第2物体に接続されたケーブル線自体が振動してしまうと、それによって第2物体が振動し、対象物体の振動を低減することが困難になりうる。
そこで、本発明は、基台上に支持された対象物体の振動を低減する上で有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての振動低減装置は、基台上に支持された対象物体の振動を低減する振動低減装置であって、前記基台上に第1弾性体によって支持された第1物体と、前記第1物体の上に第2弾性体によって支持された第2物体と、前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを有するセンサと、前記センサを使って前記第1電極と前記第2電極との間の距離を求める処理部とを含む検出部と、前記基台と前記第1物体との間に配置され前記第1物体を駆動する第1駆動部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第1電極と前記第2電極との間の距離が一定になるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、前記基台と前記対象物体との間に配置され前記対象物体を駆動する第2駆動部と、前記対象物体と前記第2物体との間の距離が一定になるように前記第2駆動部を制御する第2制御部と、を含み、前記第2電極と前記処理部とは、前記第2弾性体を介して互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、基台上に支持された対象物体の振動を低減する上で有利な技術を提供することができる。
第1実施形態の振動低減装置の構成を示す概略図である。 基台から第2物体までの伝達関数を示す図である。 基台から対象物体までの伝達関数を示す図である。 対象物体のコンプライアンスの伝達関数を示す図である。 従来の基準系の構成例を示す図である。 第1実施形態の振動低減装置における基準系の構成例を示す図である。 基台から第2物体までの伝達関数を示す図である。 第1実施形態の振動低減装置における基準系の構成例を示す図である。 第2実施形態の振動低減装置における基準系の構成例を示す図である。 第2実施形態の振動低減装置における基準系の構成例を示す図である。 第2実施形態の振動低減装置における基準系の構成例を示す図である。 第2実施形態の振動低減装置における基準系の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の振動低減装置100について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の振動低減装置100の構成を示す概略図である。第1実施形態の振動低減装置100は、基台上に弾性的に支持された定盤などの対象物体2の振動を低減する。第1実施形態では、対象物体2の鉛直方向(Z方向)における振動を低減する振動低減装置100について説明する。ここで、振動低減装置100は、対象物体2の鉛直方向における振動を低減する構成と同様の構成を水平方向(X方向およびY方向)にも適用することにより、対象物体2の水平方向における振動も低減することができる。
第1実施形態の振動低減装置100は、例えば基板上にパターンを形成するリソグラフィ装置の構成要素として適用され、対象物体2の上には、基板上にパターンを形成するユニットL(リソグラフィ装置の本体またはその一部)が搭載されうる。リソグラフィ装置としては、基板上のインプリント材をモールドにより成形するインプリント装置や、荷電粒子線を用いて基板に描画を行う描画装置、マスクのパターンを基板に投影する投影露光装置などが挙げられる。リソグラフィ装置としてインプリント装置を用いる場合では、ユニットLは、基板およびモールドのうち少なくとも一方を保持する保持部(基板ホルダまたはモールドホルダ)を含みうる。リソグラフィ装置として描画装置を用いる場合では、ユニットLは、荷電粒子線を基板に照射する照射部(鏡筒)や、基板を保持する保持部(基板ホルダ)を含みうる。また、リソグラフィ装置として投影露光装置を用いる場合では、ユニットLは、マスクのパターンを基板に投影する投影光学系(鏡筒)や、マスクおよび基板のうち少なくとも一方を保持する保持部(マスクホルダまたは基板ホルダ)を含みうる。
振動低減装置100は、基台1と、振動を低減する対象の対象物体2と、対象物体2を基台上に弾性的に支持する弾性体3と、対象物体2を駆動する駆動部4(第2駆動部)と、第2物体32(基準物体)を有する基準系30とを含みうる。基台1は、リソグラフィ装置を設置する場所の基礎部分(床)に固定される。弾性体3は、例えば気体ばねを含み、対象物体2を基台上に弾性的に支持する。駆動部4は、基台1と対象物体2との間に配置され、対象物体2に力を加えて対象物体2を鉛直方向(Z方向)に駆動する。駆動部4としては、例えば、リニアモータなどのアクチュエータが用いられうる。基準系30は、対象物体2の振動を制御する際、対象物体2における位置の基準となる基準物体としての第2物体32を含む。基準系30の構成については後述する。
また、振動低減装置100は、検出部6と制御部9(第2制御部)とを含む。検出部6は、対象物体2と第2物体32との間の距離(以下、第2距離)を検出し、検出した第2距離に応じた信号を出力する。検出部6は、例えばレーザ干渉計などを含み、図1に示すように対象物体2に設けられ、基準系30の第2物体32までの距離を計測して第2距離を取得する。図1では、対象物体2に検出部6が設けられているが、第2物体32に検出部を設け、その検出部によって対象物体2までの距離を計測して第2距離を取得してもよい。また、制御部9は、検出部6によって検出された第2距離が一定になるように、即ち、第2距離が目標距離10に近づくように駆動部4(第2駆動部)をフィードバック制御する。制御部9は、例えば、減算器8と、補償器5とを含みうる。減算器8は、検出部6によって検出された第2距離と目標距離10との偏差を算出する。補償器5は、減算器8によって算出された偏差が小さくなるように(零に近づくように)駆動部4を制御するための制御信号を出力する。補償器5から出力された制御信号は駆動部4に供給され、駆動部4は、制御信号に応じた駆動量で対象物体2を駆動する。駆動部4がリニアモータを含む場合では、制御信号に応じた電流がリニアモータのコイルに供給されることにより、リニアモータが対象物体2を駆動することができる。このように検出部6と制御部9とを構成することにより、振動低減装置100は、基準系30が有する第2物体32の位置を基準として対象物体2の位置のフィードバック制御を行い、対象物体2に生じる振動を低減することができる。
次に、第1実施形態の基準系30の構成について説明する。基準系30は、図1に示すように、第1物体31と、第2物体32(基準物体)と、第1弾性体33と、駆動部34(第1駆動部)と、第2弾性体35と、検出部36と、制御部38とを含みうる。第1弾性体33は、第1物体31を基台上に弾性的に支持する。また、第2弾性体35は、第2物体32を第1物体31の上に弾性的に支持する。第1弾性体33および第2弾性体35としては、例えば、気体ばねやコイルばねなどがそれぞれ用いられうる。駆動部34は、基台1と第1物体31との間に配置され、第1物体31を駆動して基台1と第1物体31との間の距離を変更する。駆動部34は、例えば、第1物体31に力を加えて第1物体31を鉛直方向(Z方向)に駆動するアクチュエータ(例えばリニアモータ)を含む。
検出部36は、第1物体31に設けられた第1電極と第2物体32に設けられた第2電極とを有するセンサ36aと、センサ36aを使って第1電極と第2電極との間の距離(以下、第1距離)を求める処理部36bとを含みうる。図1には、基準系30の構成を簡略化するため、検出部36としてセンサ36aのみが記載されている。また、制御部38は、例えば減算器38aと補償器38bとを有し、検出部36の検出結果(処理部36bからの信号)に基づいて、第1距離が一定になるように、即ち第1距離が目標距離37に近づくように駆動部34(第1駆動部)をフィードバック制御する。減算器38aは、検出部36によって検出された第1距離と目標距離37との偏差を算出する。また、補償器38bは、例えばPID補償器であり、減算器38aによって算出された偏差が小さくなるように(零に近づくように)駆動部34を制御するための制御信号を出力する。
ここで、上述のように構成された振動低減装置100において、1つの物体と1つの弾性体とをそれぞれ含む各系(第1系〜第3系)の固有振動数について説明する。以下では、第1物体31と第1弾性体33とを含む系を第1系とし、第2物体32と第2弾性体35とを含む系を第2系とし、対象物体2と弾性体3とを含む系を第3系とする。第3系の弾性体3として空気ばねが用いられる場合、第3系の固有振動数は例えば3Hz〜5Hz程度になる。この場合、第1系の固有振動数と第2系の固有振動数とをそれぞれ第3系の固有振動数より低くすることが好ましい。そして、それを実現するためには、第1物体31や第2物体32の質量を大きくすることや、第1弾性体33や第2弾性体35の剛性を低くすることが挙げられる。しかしながら、第1物体31や第2物体32の質量を大きくすることは、それらを配置するスペースの点で不利となり、第1弾性体33や第2弾性体35の剛性を低くすることは製造上の限界および製造コストの点で不利となりうる。そこで、第1実施形態の振動低減装置100では、第1系の固有振動数および第2系の固有振動数のそれぞれが第3系の固有振動数より高くなるように構成されている。そして、検出部36と駆動部34と制御部38とを基準系30に設けて、第1距離が目標距離37に近づくように駆動部34をフィードバック制御することにより第2物体32の振動を低減している。これにより、第1実施形態の振動低減装置100は、基準系30の第2物体32の位置を基準として対象物体2の振動を低減することができる。なお、第1実施形態における第1系の固有振動数および第2系の固有振動数はそれぞれ5Hz〜10Hzである。
図2は、第1実施形態の振動低減装置100における、基台1から第2物体32までの伝達関数を示す図である。図2(a)はゲイン特性であり、図2(b)は位相特性である。また、図2において、破線は、制御部38を起動させていない状態(第1制御部がオフ状態)であるときの伝達関数を示し、実線は、制御部38を起動させている状態(第1制御部がオン状態)であるときの伝達関数を示す。図2に示すように、振動低減装置100は、基準系30に検出部36と駆動部34と制御部38とを設けてそれらを起動させることにより、基台1から第2物体32に伝達する振動を0.1Hz以上の周波数において大幅に低減することができる。
このように基台1から第2物体32に伝達する振動が低減されるように構成された基準系30を用い、第2物体32の位置を基準として対象物体2の位置のフィードバック制御を行うと、振動低減装置100は対象物体2に生じる振動を低減することができる。図3は、第1実施形態の振動低減装置100における、基台1から対象物体2までの伝達関数を示す図である。図3(a)はゲイン特性であり、図3(b)は位相特性である。また、図3において、破線は、制御部9を起動させていない状態(第2制御部がオフ状態)であるときの伝達関数を示し、実線は、制御部9を起動させている状態(第2制御部がオン状態)であるときの伝達関数を示す。図3に示すように、振動低減装置100は、制御部9を起動させることにより、基台1から対象物体2に伝達する振動を0.1Hz〜30Hzの周波数範囲において大幅に低減することができる。
また、図4は、第1実施形態の振動低減装置100における対象物体2のコンプライアンスの伝達関数を示す図である。対象物体2のコンプライアンスとは、対象物体2の変位を対象物体2に加えられる外乱で除した値、即ち剛性の逆数のことである。ここでいう外乱とは、例えば、対象物体2の上に搭載されたユニットLで生じた振動など、対象物体2に外部から加えられる力を含みうる。図4(a)はコンプライアンス特性であり、図4(b)は位相特性である。図4において、破線は、制御部9を起動させていない状態(第2制御部がオフ状態)であるときのコンプライアンスの伝達関数を示し、実線は、制御部9を起動させている状態(第1制御部がオン状態)であるときのコンプライアンスの伝達関数を示す。図4に示すように、振動低減装置100は、制御部9を起動させることにより、対象物体2の上で生じる振動を30Hz以下の周波数において大幅に低減することができる。
このように振動低減装置100では、対象物体2の位置のフィードバック制御を行う際の位置の基準となる基準系30の第2物体32に振動が生じないようにすることが好ましい。そのため、基準系30では、検出部36で検出された第1距離が目標距離37に近づくように駆動部34のフィードバック制御が行われて第2物体32の振動が低減される。ところで、基準系30の検出部36は、上述したように、第1電極と第2電極とを有するセンサ36aと、センサ36aを使って第1電極と第2電極との間の距離を求める処理部36bとを含みうる。そして、一般に、第1電極と処理部36bとが第1ケーブル線39aによって電気的に接続され、第2電極と処理部36bとが第2ケーブル線39bによって電気的に接続されうる。このとき、例えば、処理部36bが基台1上に載置されており、基台1の振動が処理部36bを介して第2ケーブル線39bに伝わると、第2ケーブル線39b自体が振動し、それに追従して第2物体32が振動してしまう。その結果、対象物体2の振動を低減することが困難になりうる。
図5は、従来の基準系30aの構成例を示す図である。ここでは、検出部36のセンサ36aとして、例えば、第1電極を有して第1物体31に設けられたプローブ36aと、第2電極として第2物体32の第1物体側の面に設けられた導電膜36aとを含む静電容量センサが用いられる例について説明する。静電容量センサが用いられる理由としては、光学式の変位センサよりも基準系30aを小型化でき、光学式の変位センサに比べてコストが低いという利点があるからである。プローブ36aの第1電極と処理部36bとは第1ケーブル線39aによって接続されており、第2電極としての導電膜36aと処理部36bとは第2ケーブル線39bによって接続されている。そして、処理部36bは、第1ケーブル線39aを介して取得した第1電極からの信号(例えば、第1電極の電位)と、第2ケーブル線39bを介して取得した第2電極からの信号(例えば、第2電極の電位)とに基づいて第1距離を求めることができる。第1ケーブル線39aおよび第2ケーブル線39bは、第1弾性体33および第2弾性体35と比べてできるだけ剛性の低いケーブル線を用いられることが好ましく、十分な撓みを持たせるように配線されうる。
従来の基準系30aでは、第2電極(導電膜36a)に接続された第2ケーブル線39bは、図5に示すように、例えば基台上の処理部36bに設けられた端子(例えば接地端子)に直接に、即ち、どこにも経由することなく接続される。または、第2ケーブル線39bは、基台1に設けられた端子に直接に接続される。そして、このように構成された基準系30aでは、基台1の振動が第2ケーブル線39bに伝わって第2ケーブル線39bが振動してしまう。そして、第2ケーブル線39bが振動すると、それに追従して、外乱に対する敏感度の高い第2物体32が振動しうることとなる。そこで、第1実施形態の振動低減装置100では、第2電極に接続された第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることが低減されるように基準系30が構成されている。以下に、第1実施形態における基準系30の構成例について説明する。以下に示す基準系30の構成例では、第2ケーブル線39bが、処理部36bに設けられた端子に接続される場合について説明するが、それに限られるものではなく、基台1やリソグラフィ装置が設置される床などに設けられた端子に接続されていてもよい。
[実施例1]
図6は、第1実施形態の振動低減装置100における基準系30bの構成例を示す図である。実施例1では、検出部36のセンサ36aとして、例えば、第1電極を有して第1物体31に設けられたプローブ36aと、第2電極として第2物体32の第1物体側の面に設けられた導電膜36aとを含む静電容量センサが用いられる例について説明する。図6に示す構成例では、第2電極に接続された第2ケーブル線39bが、第1物体31に電気的に接続されずに第1物体31に固定された固定部分39bを含む。このとき、第2ケーブル線39bは、第2電極に接続された接続部分39bと第1物体31に固定された固定部分39bとの間の長さが第1物体31と第2物体32との間の距離より長くなるように第1物体31に固定されるとよい。即ち、第2ケーブル線39bは、接続部分39bと固定部分39bとの間の領域において撓んだ状態になるように第1物体31に固定されるとよい。このように基準系30bを構成することで、基台1の振動が第2ケーブル線39bに伝わっても、第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることを、第1物体31に固定された固定部分39bによって低減することができる。
ここで、実施例1では、基準系30bにおける検出部36のセンサ36aとして静電容量センサを用いたが、それに限られるものではなく、例えば、渦電流式変位センサを用いてもよい。また、第2ケーブル線39bの固定部分39bを第1物体31に固定する方法としては、例えば、留め具を用いる方法がある。この方法では、留め具と第1物体31との間に第2ケーブル線39bの固定部分39bを挟み込み、留め具をネジなどによって第1物体31に固定することにより、第2ケーブル線39bの固定部分39bを第1物体31に固定することができる。第2ケーブル線39bの固定部分39bを接着剤によって第1物体31に固定する方法もある。
図7は、基台1から第2物体32までの伝達関数を示す図である。図7(a)はゲイン特性であり、図7(b)は位相特性である。また、図7において、破線は、第2ケーブル線39bを第1物体31に固定しない従来の基準系30a(図5)における伝達関数を示し、実線は実施例1の基準系30b(図6)における伝達関数を示す。図7に示すように、実施例1の基準系30bでは、従来の基準系30aに比べて、基台1から第2物体32に伝達する振動を0.1Hz以上の周波数において低減することができる。
[実施例2]
図8は、第1実施形態の振動低減装置100における基準系30cの構成例を示す図である。実施例2では、検出部36のセンサ36aとして、例えば、第1電極を有して第1物体31に設けられた第1プローブ36aと、第2電極を有して第2物体32に設けられた第2プローブ36aとを含む静電容量センサが用いられる例について説明する。第1プローブ36aの第1電極と処理部36bとは第1ケーブル線39aによって接続されており、第2プローブ36aの第2電極と処理部36bとは第2ケーブル線39bによって接続されている。そして、第2ケーブル線39bは、第1物体31に電気的に接続されずに第1物体31に固定された固定部分39bを含む。このとき、第2ケーブル線39bは、実施例1と同様に、第2電極に接続された接続部分39bと第1物体31に固定された固定部分39bとの間の長さが第1物体31と第2物体32との間の距離より長くなるように第1物体31に固定されるとよい。即ち、第2ケーブル線39bは、接続部分39bと固定部分39bとの間の領域において撓んだ状態になるように第1物体31に固定されるとよい。このように基準系30cを構成することで、基台1の振動が第2ケーブル線39bに伝わっても、第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることを、第1物体31に固定された固定部分39bによって低減することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の振動低減装置について説明する。第2実施形態の振動低減装置では、基準系30以外の構成が第1実施形態の振動低減装置100と同様であるため、ここでは基準系30以外の構成については説明を省略する。第2実施形態の振動低減装置では、第2物体32に設けられた第2電極に第2ケーブル線39bを接続せずに第2電極と検出部36の処理部36bとが電気的に接続されるように基準系30が構成されている。以下に、第2実施形態における基準系30の構成例について説明する。
[実施例3]
図9は、第2実施形態の振動低減装置における基準系30dの構成例を示す図である。実施例3では、検出部36のセンサ36aとして、例えば、第1電極を有して第1物体31に設けられたプローブ36aと、第2電極として第2物体32の第1物体側の面に設けられた導電膜36aとを含む静電容量センサが用いられる例について説明する。プローブ36aの第1電極と処理部36bとは第1ケーブル線39aによって接続されている。そして、処理部36bは、第1ケーブル線39aを介して第1電極からの信号(例えば、第1電極の電位)を取得する。また、第2電極としての導電膜36aは、導電材料で構成された第2弾性体35に電気的に接続されている。そして、処理部36bは、第2弾性体35を介して第2電極からの信号(例えば、第2電極の電位)を取得する。図9に示す例では、第1物体31の一部に導電部材31a(例えば導電膜)が設けられており、処理部36bは、第2弾性体35と導電部材31aとそれに接続された第2ケーブル線39bとを介して第2電極からの信号を取得する。ここで、第1物体31の一部に設けられた導電部材31aとプローブ36aの第1電極とは電気的に接続されていない。このように基準系30dを構成することにより、従来の基準系30aのように第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることを低減することができる。
ここで、実施例3では、基準系30dにおける検出部36のセンサ36aとして静電容量センサを用いたが、それに限られるものではなく、例えば、渦電流式変位センサを用いてもよい。また、検出部36のセンサ36aとして、例えば、実施例2で説明したように、第1電極を有する第1プローブ36aと第2電極を有する第2プローブ36aとを含む静電容量センサを用いてもよい。この場合、第2プローブ36aの第2電極は、第2物体32の一部に設けられた導電部材を介して第2弾性体35に電気的に接続される。
[実施例4]
図10は、第2実施形態の振動低減装置における基準系30eの構成例を示す図である。実施例4の基準系30eは、実施例3の基準系30dと比べて、第1弾性体33も導電材料で構成されている。そして、第1弾性体33と第2弾性体35とは第1物体31の一部に設けられた導電部材31b(例えば導電膜)を介して電気的に接続されており、処理部36bは、第2弾性体35と導電部材31bと第1弾性体33とを介して第2電極からの信号を取得する。図10に示す例では、基台1の一部にも導電部材1a(例えば導電膜)が設けられており、処理部36bは、第2弾性体35と導電部材31aと第1弾性体33と導電部材1aとそれに接続された第2ケーブル線39bとを介して第2電極からの信号を取得する。このように基準系30eを構成することにより、従来の基準系30aのように第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることを低減することができる。
[実施例5]
図11は、第2実施形態の振動低減装置における基準系30fの構成例を示す図である。実施例5では、検出部36のセンサ36aとして、例えば、第1電極を有して第1物体31に設けられた第1プローブ36aと、第2電極を有して第2物体32に設けられた第2プローブ36aとを含む静電容量センサが用いられる例について説明する。第1プローブ36aの第1電極と処理部36bとは第1ケーブル線39aによって接続されている。そして、処理部36bは、第1ケーブル線39aを介して第1電極からの信号を取得する。また、第2プローブ36aの第2電極には、導電材料で構成された第2弾性体35の一端が電気的に接続されており、第2弾性体35の他端は第2ケーブル線39bを介して処理部36bに接続されている。そして、処理部36bは、第2弾性体35と第2プローブ36bとを介して第2電極からの信号を取得する。このように基準系30fを構成することにより、従来の基準系30aのように第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることを低減することができる。
[実施例6]
図12は、第2実施形態の振動低減装置における基準系30gの構成例を示す図である。実施例6の基準系30gは、基準物体としての第2物体32と、第2物体32を取り囲むように構成された第1物体31と、第1物体31を取り囲むように構成された第3物体41とを含みうる。第3物体41は、基台1によって支持されている。そして、第1物体31を駆動する駆動部34は第1物体31と第3物体41との間に配置され、第1物体31と第2物体32との間の距離(第1距離)を検出する検出部36のセンサ36aは第1物体31と第2物体32との間に配置される。実施例6では、検出部36のセンサ36aとして、例えば、第1電極を有して第1物体31に設けられたプローブ36aと、第2電極として第2物体32の第1物体側の面に設けられた導電膜36aとを含む静電容量センサが用いられる例について説明する。また、第3物体41に対して第1物体31を弾性的に支持する第1弾性体33と、第1物体31に対して第2物体32を弾性的に支持する第2弾性体35とは、それぞれ導電材料で構成されており、電気的に接続されている。
プローブ36aの第1電極と処理部36bとは第1ケーブル線39aによって接続されている。そして、処理部36bは、第1ケーブル線39aを介して第1電極からの信号を取得する。また、第2電極としての導電膜36aは、第2物体32の側面に設けられた導電部材21a(例えば導電膜)によって第2弾性体35に電気的に接続されている。そして、処理部36bは、電気的に接続された第1弾性体33と第2弾性体35とを介して第2電極からの信号を取得する。図12に示す例では、第3物体41の一部にも導電部材41a(例えば導電膜)が設けられており、処理部36bは、第2弾性体35と第1弾性体33と導電部材41aとそれに接続された第2ケーブル線39bを介して第2電極からの信号を取得する。このように基準系30gを構成することにより、従来の基準系30aのように第2ケーブル線39bの振動が第2物体32に伝わることを低減することができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、上記の振動低減装置を含むリソグラフィ装置(露光装置やインプリント装置、描画装置など)を用いて基板にパターンを形成する工程と、かかる工程でパターンが形成された基板を加工する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (19)

  1. 基台上に支持された対象物体の振動を低減する振動低減装置であって、
    前記基台上に第1弾性体によって支持された第1物体と、
    前記第1物体の上に第2弾性体によって支持された第2物体と、
    前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを有するセンサと、前記センサを使って前記第1電極と前記第2電極との間の距離を求める処理部とを含む検出部と、
    前記基台と前記第1物体との間に配置され前記第1物体を駆動する第1駆動部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記第1電極と前記第2電極との間の距離が一定になるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
    前記基台と前記対象物体との間に配置され前記対象物体を駆動する第2駆動部と、
    前記対象物体と前記第2物体との間の距離が一定になるように前記第2駆動部を制御する第2制御部と、
    を含み、
    前記第2電極と前記処理部とは、前記第2弾性体を介して互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする振動低減装置。
  2. 前記第2電極と前記処理部とは、前記第2弾性体と前記第1弾性体と前記第1物体の一部に設けられた導電部材とを介して互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の振動低減装置。
  3. 前記第1弾性体と前記第2弾性体とは互いに電気的に接続され、
    前記第2電極と前記処理部とは、前記第1弾性体と前記第2弾性体とを介して互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の振動低減装置。
  4. 前記第2電極は、前記第2物体の前記第1物体側の面に設けられ、かつ前記第2弾性体に電気的に接続された導電膜によって形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の振動低減装置。
  5. 前記センサは、前記第1電極を有する第1プローブと前記第2電極を有する第2プローブとを含み、
    前記第2電極は、前記第2物体に設けられた導電部材を介して前記第2弾性体に電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の振動低減装置。
  6. 前記検出部は、静電容量センサまたは渦電流式変位センサを含む、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の振動低減装置。
  7. 基台上に支持された対象物体の振動を低減する振動低減装置であって、
    前記基台上に第1弾性体によって支持された第1物体と、
    前記第1物体の上に第2弾性体によって支持された第2物体と、
    前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを有するセンサと、前記センサを使って前記第1電極と前記第2電極との間の距離を求める処理部とを含む検出部と、
    前記基台と前記第1物体との間に配置され前記第1物体を駆動する第1駆動部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記第1電極と前記第2電極との間の距離が一定になるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
    前記基台と前記対象物体との間に配置され前記対象物体を駆動する第2駆動部と、
    前記対象物体と前記第2物体との間の距離が一定になるように前記第2駆動部を制御する第2制御部と、
    を含み、
    前記第2電極と前記処理部とはケーブル線によって互いに電気的に接続され、
    前記ケーブル線は、前記第1物体に電気的に接続されずに前記第1物体に固定された固定部分を含む、ことを特徴とする振動低減装置。
  8. 前記ケーブル線は、前記第2電極に接続された接続部分と前記固定部分との間の長さが前記第1物体と前記第2物体との間の距離より長くなるように前記第1物体に固定されている、ことを特徴とする請求項7に記載の振動低減装置。
  9. 前記ケーブル線は、前記第2電極と前記第1物体との間の領域において撓ように前記第1物体に固定されている、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の振動低減装置。
  10. 基板にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板にパターンを形成するユニットと、
    基台上に支持された対象物体の振動を低減する請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の振動低減装置と、
    を含み、
    前記パターンを形成する前記ユニットは、前記振動低減装置の前記対象物体の上に搭載されている、ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  11. 請求項10に記載のリソグラフィ装置を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
  12. 基台上に支持された対象物体の振動を制御する装置であって、
    第1物体と、
    前記基台上に前記第1物体を支持する第1弾性体と、
    第2物体と、
    前記第1物体上に前記第2物体を支持する第2弾性体と、
    前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを含み、前記第1電極と前記第2電極との間の距離を得るための検出を行う検出部と、
    前記第1物体を駆動する第1駆動部と、
    前記検出部での検出結果に基づいて、前記距離を目標距離に近づけるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
    前記対象物体を駆動する第2駆動部と、
    前記対象物体と前記第2物体との間の距離に基づいて、前記第2駆動部を制御する第2制御部と、
    を含み、
    前記第2電極と前記第1制御部とは、前記第2弾性体を介して互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする装置。
  13. 基台上に支持された対象物体の振動を制御する装置であって、
    第1物体と、
    前記基台上に前記第1物体を支持する第1弾性体と、
    第2物体と、
    前記第1物体上に前記第2物体を支持する第2弾性体と、
    前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを含み、前記第1電極と前記第2電極との間の距離を得るための検出を行う検出部と、
    前記第1物体を駆動する第1駆動部と、
    前記検出部での検出結果に基づいて、前記距離を目標距離に近づけるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
    前記対象物体を駆動する第2駆動部と、
    前記対象物体と前記第2物体との間の距離に基づいて、前記第2駆動部を制御する第2制御部と、
    を含み、
    前記第2電極と前記第1制御部とは、ケーブル線を介して互いに電気的に接続され、
    前記ケーブル線は、前記第1物体に電気的に接続されずに前記第1物体に固定されている、ことを特徴とする装置。
  14. 基板にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板にパターンを形成するユニットと、
    前記パターンを形成する前記ユニットが搭載された対象物体の振動を制御する請求項12に記載の装置と、
    を含むことを特徴とするリソグラフィ装置。
  15. 基板にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板にパターンを形成するユニットと、
    前記パターンを形成する前記ユニットが搭載された対象物体の振動を制御する請求項13に記載の装置と、
    を含むことを特徴とするリソグラフィ装置。
  16. 請求項14に記載のリソグラフィ装置を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
  17. 請求項15に記載のリソグラフィ装置を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
  18. 第1物体と、
    基台上に前記第1物体を支持する第1弾性体と、
    第2物体と、
    前記第1物体上に前記第2物体を支持する第2弾性体と、
    前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを含み、前記第1電極と前記第2電極との間の距離を得るための検出を行う検出部と、
    前記第1物体を駆動する第1駆動部と、
    前記検出部での検出結果に基づいて、前記距離を目標距離に近づけるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
    を含み、
    前記第2電極と前記第1制御部とは、前記第2弾性体を介して互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする装置。
  19. 第1物体と、
    基台上に前記第1物体を支持する第1弾性体と、
    第2物体と、
    前記第1物体上に前記第2物体を支持する第2弾性体と、
    前記第1物体に設けられた第1電極と前記第2物体に設けられた第2電極とを含み、前記第1電極と前記第2電極との間の距離を得るための検出を行う検出部と、
    前記第1物体を駆動する第1駆動部と、
    前記検出部での検出結果に基づいて、前記距離を目標距離に近づけるように前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
    を含み、
    前記第2電極と前記第1制御部とは、ケーブル線を介して互いに電気的に接続され、
    前記ケーブル線は、前記第1物体に電気的に接続されずに前記第1物体に固定されている、ことを特徴とする装置。
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