JP6338647B2 - パターニング装置、位置決め装置の制御方法、物品の製造方法 - Google Patents

パターニング装置、位置決め装置の制御方法、物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体を位置決めする位置決め装置を有するパターニング装置に関する。また、このようなパターニング装置における位置決め装置の制御方法、あるいは物品の製造方法に関する。
半導体デバイスや液晶デバイス等を製造するためのリソグラフィ装置では、従来から、基板や原版を搭載するステージを位置決めする位置決め装置が用いられている。
特許文献1には、ステージのZ軸方向(投影光学系の光軸に沿う方向)における位置を計測するための位置計測手段として干渉計を用いることが記載されている。干渉計からのZ軸方向に進む計測光は、ステージの上面に配置されたミラーに反射され、干渉計は、反射された光と参照光との干渉により生じる干渉縞から位置を計測する。
また、特許文献1には、複数の干渉計および複数のミラーをステージのXY方向位置に応じて切り替えて用いることが記載されている。このように複数の干渉計および複数のミラーを切り替えて用いることで、一方の干渉計からの計測光が投影光学系によって遮蔽されたとしても他方の干渉計からの計測光を用いてステージの位置を計測することができる。
干渉計で検出されたステージのZ軸方向位置は、ステージの位置フィードバック制御に用いられるが、特許文献1はZ軸方向位置フィードバック制御の詳細について言及していない。
特開2002−319541号公報
近年、リソグラフィ装置に対して、解像度、オーバーレイ精度をさらに向上させることが要求されており、位置決め装置にはさらに高い位置決め性能が求められている。
本発明は、位置計測手段を切り替えて用いる位置決め装置において、従来よりも位置決め精度を高めることが可能な位置決め装置を提供することを目的とする。
本発明にかかるパターニング装置は、移動体の第1方向の位置を計測しながら移動体を位置決めする位置決め装置を有し、前記移動体上に配置された基板の第1領域に対してパターンの形成を行い、前記第1領域に対するパターンの形成のあと前記位置決め装置が前記移動体を前記第1方向と交差する第2方向に移動させてから前記基板の第2領域に対してパターンの形成を行うパターニング装置であって、前記位置決め装置は、前記移動体の第1方向における位置を計測可能な第1計測手段及び第2計測手段と、前記移動体を前記第1方向に駆動可能な駆動手段と、前記第1計測手段または前記第2計測手段により計測された前記移動体の前記第1方向における位置を示す位置情報に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記移動体の前記第1方向における位置指令情報と前記位置情報とに応じた制御偏差と、所定の値に設定された制御パラメータと、に基づいて前記駆動手段を制御し、前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報を、前記第1計測手段の計測により得られた位置情報から前記第2計測手段の計測により得られた位置情報へ切り替える場合、前記第1領域に対するパターンの形成を終えた後且つ前記第2領域に対するパターンの形成の開始前の、前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報の切り替えとは異なるタイミングで、前記制御パラメータの値を変更することを特徴とする。
本発明によれば、位置計測手段を切り替えて用いる位置決め装置を有するパターニング装置において、従来よりも位置決め装置の位置決め精度を高めることが可能なパターニング装置を提供することができる。
半導体露光装置の構成を示す概略図である。 ウエハステージの周辺の構成を示す斜視図である。 半導体露光装置の制御部を示す図である。 位置制御の制御ブロックを示す図である。 制御パラメータの切り替えにより生じる制御偏差を示す図である。 ウエハ上の複数のショット領域を示す図である。 制御パラメータの変更のタイミングを示す図である。 位置決め方法のフローを説明する図である。
(実施例1)
図1は、半導体露光装置100を示す図である。図2は、図1におけるウエハステージ10の周辺を示す斜視図である。本実施例では、ステップ・アンド・スキャン型の露光装置(パターニング装置)を説明する。
半導体露光装置100には、転写すべきパターンが形成されたレチクル(原版)と、感光剤が塗布されたウエハ(基板)が搬入される。照明系32は、レチクルステージ33に搭載された不図示のレチクルをスリット光で照明し、投影系34は、レチクルのパターン像をウエハステージ10(位置決め装置)に搭載された不図示のウエハ上に投影する。レチクルステージ33とウエハステージ10を走査方向(Y軸方向)に同期して移動させることで、レチクルのパターンを感光剤が塗布されたウエハ上に転写する。本実施例では、照明系32、投影系34によりウエハにパターン(感光剤への潜像を含む)を形成するためのパターニング手段を構成する。
ウエハステージ10は、定盤41に対してX軸方向に長ストロークで移動可能なXステージ31と、Xステージに対してY方向に長ストロークで移動可能なYステージ40を備える。さらに、Yステージ40に対して短ストロークにX軸方向、Y軸方向、Z軸方向(投影系の光軸方向)、ωx方向、ωy方向、ωz方向(以下、6軸方向と称する)に移動可能なトップステージ(移動体)27を備える。
ここで、ωx方向はX軸回りの回転方向、ωy方向はY軸回りの回転方向、ωz方向はZ軸回りの回転方向を示す。ウエハを保持するウエハチャック(保持手段)26は、トップステージ27上に搭載されている。
Xステージ31は、Xリニアモータ42により駆動され、Xリニアモータ42は、定盤41上に配置された複数のコイル(固定子)と、Xステージ31に設けられた永久磁石(可動子)とを有する。Yステージ40は、Yリニアモータ35により駆動され、Yリニアモータ35は、Xステージ31上に配置された複数のコイル(固定子)と、Yステージ40に設けられた永久磁石(可動子)と、を有する。Xステージ31とYステージ40との間には軸受が構成され、Xリニアモータ42の駆動によりXステージ31とYステージ40は一体でX方向に移動する。Yステージ40およびXステージ31は、定盤41上に気体軸受を介して支持される。
トップステージ27は、複数のリニアモータにより6軸方向に駆動される。本実施例では、X軸方向用のXリニアモータを2つ、Y軸方向用のYリニアモータを1つ、Z軸方向用のZリニアモータ44(駆動手段)を3つが設けられる(図1では、Zリニアモータ44のみ図示している)。各リニアモータは、Yステージ40上に配置されたコイル(固定子)と、トップステージ27に設けられた永久磁石(可動子)と、を有する。また、トップステージ27は、不図示の自重支持機構により、Yステージ40上に浮上した状態で支持される。
投影系34は、複数の光学素子と、複数の光学素子を収納した鏡筒とを有し、鏡筒支持体35により支持されている。鏡筒支持体35は、エアマウント36を介してベース部材38上に支持され、定盤41は、エアマウント37を介してベース部材38上に支持される。エアマウント36、37は、例えば、公知の能動的(アクティブ)除振装置である。このような能動的除振装置は、床からベース部材38を介して伝わる振動を低減するとともに、内臓アクチュエータとセンサにより鏡筒支持体35、定盤41上で物体が移動することによって生じる振動を抑制する。
また、ウエハステージ10は、トップステージ27の位置を計測する干渉計(位置計測手段)を備える。X干渉計24a,24bは、X軸方向に進む計測光をトップステージ27上のミラー29に照射し、反射された光と参照光との干渉により生じる干渉縞からトップステージ27のX軸方向位置を計測(検出)する。Y干渉計23a、23b、23cは、Y軸方向に進む計測光をトップステージ27上のミラー28に照射し、反射された光と参照光との干渉により生じる干渉縞からトップステージ27のY軸方向位置を計測(検出)する。また、X干渉計24aと24bの計測値の差分を用いて、トップステージ27のωy方向位置を計測し、Y干渉計23aと23bの計測値の差分を用いて、トップステージ27のωx方向位置を計測する。さらに、Y干渉計23bと23cの計測値の差分を用いて、トップステージ27のωz方向位置を計測する。
Z干渉計25a,25bは、Z軸方向に進む計測光をトップステージ27上のミラー30a,30bに照射し、反射された光と参照光との干渉により生じる干渉縞からトップステージ27のZ軸方向位置を計測(検出)する。Z干渉計25aからの計測光は、鏡筒支持体35に固定されたミラー21a,22aを介してミラー30aに照射され、ミラー30aで反射された計測光はミラー21a,22aを介して干渉計25aに導かれる。同様に、Z干渉計25bからの計測光は、鏡筒支持体35に固定されたミラー21b,22bを介してミラー30bに照射され、ミラー30bで反射された計測光はミラー21b,22bを介して干渉計25bに導かれる。また、干渉計25aからの参照光はミラー21aを介してミラー22aに照射され、ミラー22aで反射された参照光がミラー21aを介して干渉計25aに導かれる。同様に、干渉計25bからの参照光はミラー21bを介してミラー22bに照射され、ミラー22bで反射された参照光がミラー21bを介して干渉計25bに導かれる。
ミラー30a,30bはY軸方向に沿って長い形状であり、ミラー21a,21b,22a,22bはX軸方向に沿って長い形状であり、Z干渉計25a,25bはXステージ31上に配置されている。このような構成により、トップステージ27のXY方向の位置に関わらず、ミラー30aまたはミラー30bに計測光を照射することができる。ミラー22a,22bの間には投影系34が配置されており、ミラー30a,30bの一方の上方に投影系34が位置する場合には、他方のミラーを用いて位置を計測することができる。なお、Xステージ31にZ干渉計25a,25bを設ける代わりにミラーやプリズムを設けて、外部に配置されたZ干渉計25a,25bからの計測光および参照光をこれらの光学部材によりミラー21a,22aへ導光してもよい。
トップステージ27とYステージ40との間には、位置センサ(不図示)が設けられている。本実施形態では、位置センサとしてリニアエンコーダを用いている。3箇所に設けられたリニアエンコーダにより、Yステージ40に対するトップステージ27のZ軸方向、ωx方向、ωy方向における位置を計測可能である。このリニアエンコーダは、ミラー30a、30bの面形状を計測、補正するキャリブレーションにおいて用いられ、代わりに静電容量センサなどを用いることもできる。
半導体露光装置100は、CPU、メモリ等を含む制御部50を備える。図3は、制御部50の詳細を示す図である。なお、以下の説明では、トップステージ27のZ軸方向位置の制御について説明する。
制御部50は、主制御部51と、ステージ制御部52と、を有する。主制御部51は、半導体露光装置の全体のシーケンスを制御し、ステージ制御部52に対して、位置指令情報を送信する。なお、位置指令情報を送信する代わりに、位置指令情報を生成するために必要な情報を送信し、ステージ制御部52が位置指令情報を生成してもよい。また、半導体露光装置は、基板の表面のZ軸方向位置を検出するフォーカス検出部を備えており、主制御部51の代わりにフォーカス検出部から位置指令情報Zを取得してもよい。
ステージ制御部52(制御手段)は、PID制御部53と、制御パラメータ変更部(変更手段)54と、切り替え部(切り替え手段)55と、を備える。ステージ制御部52は、主制御部51から位置指令情報を取得し、干渉計25a,25bからトップステージ27の位置情報(位置計測情報)を取得し、取得された位置指令情報と位置情報とにもとづいて、トップステージ27の位置をフィードバック制御する。
図4は、トップステージ27の位置制御を示す制御ブロック図である。位置指令情報Zrに対して干渉計25aまたは25bからの位置情報Zmがフィードバックされ、制御偏差ezがPID制御部53に入力される。PID制御部53は、所定の値に設定可能な制御パラメータと、制御偏差ezと、にもとづいて、リニアモータ44を駆動するための制御入力uzを生成する。制御対象は、ドライバ43、リニアモータ44、トップステージ27、を含み、制御入力はドライバ43に入力される。本実施形態において、制御パラメータは、制御偏差ezに対する制御入力のuzの感度を示し、例えば、比例ゲインKp、積分ゲインKi、微分ゲインKdのいずれか、あるいは少なくとも2つの組み合わせである。なお、Z軸方向以外の方向の位置制御についても、干渉計の切り替えがないことを除き同様のフィードバック制御が行われる。
切り替え部55は、制御入力uの生成において使用する干渉計を、干渉計25aから干渉計25bに、あるいは、干渉計25bから干渉計25aに切り替える。
例えば、ミラー30aの上方に投影系34が位置する場合、干渉計25aからの計測光が投影系34に遮られてしまい、計測ができないことがある。そこで、切り替え部55は、トップステージ27のX軸方向(またはXY方向)の位置情報に基づいて、制御指令の生成に用いる干渉計を切り替える。トップステージ27のX軸方向の位置情報は、干渉計24a,24bから取得されるものであってもよく、主制御部51から取得される位置指令情報であってもよい。また、切り替えに用いる情報は、ショット領域を特定する情報であってもよく、トップステージ27のX軸方向の位置に相関のある情報であればよい。
干渉計の切り替えは、干渉計25a,25bにより同時に計測が可能な位置にトップステージ27が位置するときに、切り替え前に用いていた一方の干渉計の計測値を、切り替え後に用いる他方の干渉計に引き渡すことで行われる。
制御パラメータ変更部54は、PID制御部53に設定された制御パラメータを変更する。本実施例では、メモリ(記憶手段)に予め2つの値を記憶しておき、2つの値を切り替えてPID制御部53の設定値(第1の設定値と第2の設定値)とすることで、制御パラメータを変更する。制御パラメータの変更は、干渉計の切り替えに応じて行われる。なお、本明細書において、「切り替えに応じて」は、干渉計の切り替え後に制御パラメータが変更される場合に限らず、切り替えの前に制御パラメータが変更される場合も包括する意味で用いている。制御パラメータを変更することにより、干渉計の切り替えによりフィードバック制御系の制御特性が変化した場合であっても高い制御性能を得ることができる。すなわち、位置決め装置が高い位置決め精度を得ることが可能となる。また、本実施例のように干渉計の切り替えとともに使用されるミラーも切り替わる構成においては特に、切り替えにともなう制御特性の変化が大きいため、本発明による位置決め精度向上の効果は大きい。
つづいて、制御パラメータの変更のタイミングについて説明をする。図5は、制御パラメータを変更したときの制御偏差を示す図である。横軸は時間であり、縦軸はX軸方向の位置指令情報(上図)、Z軸方向の制御偏差(下図)である。図中点線で示したタイミングで制御パラメータを変更している。図から分かるように、制御パラメータを変更した直後は、制御偏差が大きくなってしまい、フィードバック制御により時間Tを経て所定の範囲内まで収束する。
本実施例では、この制御偏差の増大が露光をする際(基板に露光光を照射している間)の位置決め精度に与える影響を低減するように、制御パラメータの変更のタイミングを決定している。
図6は、ウエハ上の複数のショット領域(1回の走査で露光される被処理領域)を示す図である。図7は、本実施例の制御パラメータの変更のタイミングを示す図である。横軸は時間であり、縦軸はトップステージのX軸方向の位置である。図6の矢印で示すとおり、ショット領域Sに対してY軸方向(負の向き)にスリット光を走査し、つづいてショット領域Sに対してY軸方向(正の向き)にスリット光を走査する場合について説明する。ショット領域Sとショット領域Sの露光の間には、X軸方向へのステップ移動が行われる。スリット光の走査およびステップ移動は、ウエハステージ10の駆動により行われる。
干渉計の切り替えがステップ移動の最中のXA位置で生じる場合、制御パラメータの変更を同時に行ってしまうと、ショット領域SBの露光(第2ショット領域へのパターン形成)開始時に制御偏差が十分に小さくなっていない可能性がある。そこで、本実施例では、露光開始時tSよりも時間T1以上早いタイミングt3(露光開始時tsよりもT1早いタイミングt2よりも前)で制御パラメータを変更する。つまり、制御パラメータ変更部54は、ショット領域SBの露光開始(パターン形成の開始)のタイミングに関する(相関のある)情報を取得し、この情報にもとづいて、制御パラメータの変更を行う。
また、本実施例では、ショット領域SAの露光(第1ショット領域へのパターン形成)をする際の位置決め精度に与える影響を低減する必要があるため、ショット領域SAの露光終了時teよりも後にパラメータの変更を行う。つまり、制御パラメータ変更部54は、ショット領域SAの露光終了のタイミングに関する(相関のある)情報を取得し、この情報にもとづいて、制御パラメータの変更を行う。
一例として、ステップ移動の最中XA位置で生じる干渉計の切り替えより早いタイミングとなるステップ移動の開始とともに、制御パラメータの変更を行ってもよい。ステップ移動に要する時間は、制御偏差が十分小さくなるまでに要する時間よりも長いため、ショット領域SAとショット領域SBの両方の露光をする際の位置決め精度に与える影響を低減することが可能となる。この場合、上述の露光開始のタイミングに関する情報は、ショット領域SBに向けてのステップ移動の開始信号となる。なお、タイミングに関する情報としては、時刻情報、ショット領域の情報、移動体の位置に関する情報などを用いてもよい。
上述の実施例では、位置計測手段の好適な例として干渉計を用いたが、これに限定されず、他の位置計測手段を用いてもよい。また、駆動手段として好適な例としてリニアモータを用いたが、これに限定されず、他の駆動手段を用いてもよい。また、制御手段、切り替え手段、変更手段は、CPU(プロセッサ)、メモリ、ROMを有する1つの回路基板で構成されてもよく、複数の回路基板で構成してもよい。
また、本実施例では、制御パラメータの好適な例としてPID制御の比例ゲインKp、積分ゲインKi、微分ゲインKdを挙げているが、変更する制御パラメータをノッチフィルタの周波数、ローパスフィルタのカットオフ周波数としてもよい。また、Z軸方向用の干渉計を切り替える例を挙げたが、Y軸方向用やX軸方向用の干渉計を切り替える場合にも適用可能である。
上述の実施例では、好適な例としてステップ・アンド・スキャン型の半導体露光装置に用いられる位置決め装置について説明をしたが、これに限られない。ステップ・アンド・リピート型の半導体露光装置、インプリント装置、マスクレスの荷電粒子線描画装置などのリソグラフィ装置に適用することができる。この場合、パターニング手段は、各装置によって構成が異なる。また、リソグラフィ装置以外でも、高い位置決め精度が要求される装置(例えば、顕微鏡や加工装置)にも適用可能である。
図8は、上述の位置決め方法のフローを説明する図(制御パラメータの変更に関わる部分を抜粋)である。本実施例の位置決め方法は、トップテーブル27のZ軸方向における位置を計測し、計測された位置情報にもとづいてフィードバック制御を行い、トップテーブル27を位置決めする。位置決め方法は、フィードバック制御に用いる位置計測手段を、干渉計25aから干渉計25bに切り替える工程(S10)と、切り替えに応じて、フィードバック制御に用いる制御パラメータの設定値を変更する工程(S20)と、を含む。上述の制御部50のメモリに格納されたプログラムがコンピュータにこれらの処理を実行させてもよい。
[物品の製造方法]
つぎに、リソグラフィ装置を利用した物品の製造方法について説明する。本明細書において、本明細書において「物品」は半導体デバイス、液晶表示デバイス、これらのデバイスを製造する時に使用するレチクル(マスク)、微細構造体など、リソグラフィのパターニングにより形成可能なものを意味する。
一例として半導体デバイスを説明する。半導体デバイスは、ウエハに集積回路を作る前工程と、前工程で作られたウエハ上の集積回路チップを製品として完成させる後工程を経ることにより製造される。前工程は、前述の半導体露光装置を使用して感光剤が塗布されたウエハを露光する工程と、ウエハを現像、エッチングする工程を含む。なお、エッチング工程の代わりにドーピングする工程を行う場合もあり、現像後は、いくつかの処理形態がある。後工程は、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)と、パッケージング工程(封入)を含む。液晶表示デバイスは、透明電極を形成する工程を経ることにより製造される。透明電極を形成する工程は、透明導電膜が蒸着されたガラス基板に感光剤を塗布する工程と、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたガラス基板を露光する工程と、ガラス基板を現像する工程を含む。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。

Claims (17)

  1. 移動体の第1方向の位置を計測しながら移動体を位置決めする位置決め装置を有し、前記移動体上に配置された基板の第1領域に対してパターンの形成を行い、前記第1領域に対するパターンの形成のあと前記位置決め装置が前記移動体を前記第1方向と交差する第2方向に移動させてから前記基板の第2領域に対してパターンの形成を行うパターニング装置であって、
    前記位置決め装置は、
    前記移動体の第1方向における位置を計測可能な第1計測手段及び第2計測手段と、
    前記移動体を前記第1方向に駆動可能な駆動手段と、
    前記第1計測手段または前記第2計測手段により計測された前記移動体の前記第1方向における位置を示す位置情報に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記移動体の前記第1方向における位置指令情報と前記位置情報とに応じた制御偏差と、所定の値に設定された制御パラメータと、に基づいて前記駆動手段を制御し、
    前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報を、前記第1計測手段の計測により得られた位置情報から前記第2計測手段の計測により得られた位置情報へ切り替える場合、前記第1領域に対するパターンの形成を終えた後且つ前記第2領域に対するパターンの形成の開始前の、前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報の切り替えとは異なるタイミングで、前記制御パラメータの値を変更することを特徴とするパターニング装置。
  2. 前記第1領域に対するパターンの形成を終えた後、かつ、前記第2領域に対するパターンの形成の開始前に、前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報を前記第1計測手段の計測により得られた位置情報から前記第2計測手段の計測により得られた位置情報に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のパターニング装置。
  3. 前記制御パラメータは、比例ゲインKp、積分ゲインKi、微分ゲインKd、ノッチフィルタの周波数、およびローパスフィルタのカットオフ周波数のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターニング装置。
  4. 前記制御手段は、前記駆動手段の制御を行うためのPID制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  5. 前記第1方向は高さ方向であって、前記第1計測手段および前記第2計測手段は、前記第2方向において互いに異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  6. 前記制御手段は、前記移動体の前記第2方向における位置に関する情報に基づいて、前記第1計測手段の計測により得られた位置情報から前記第2計測手段の計測により得られた位置情報へ、前記駆動手段の制御に用いる位置情報の切り替えを行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  7. 前記第1領域に対するパターンの形成を行うための第1位置から前記第2領域に対するパターンの形成を行うための第2位置へ、前記移動体を前記第2方向にステップ移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  8. 前記第1計測手段および前記第2計測手段はそれぞれ干渉計であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  9. 前記第1計測手段および前記第2計測手段はそれぞれ干渉計であって、
    前記第1計測手段は前記移動体に設けられた第1ミラーの前記第1方向の位置の計測により前記位置情報を得、
    前記第2計測手段は前記移動体に設けられた第2ミラーの前記第1方向の位置の計測により前記位置情報を得、
    前記第2ミラーは、前記基板の配置される部分から見て前記第1ミラーとは反対側且つ前記第1ミラーから前記第2方向側に離れて配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  10. 前記パターニング装置は、ステップ・アンド・スキャン型の露光装置、ステップ・アンド・リピート型の露光装置、インプリント装置、荷電粒子線描画装置から選択されるいずれかであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のパターニング装置。
  11. 物品の製造方法において、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターニング装置を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    パターンが形成された前記基板を処理する工程と、を有し、
    該処理した基板を用いて物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
  12. 移動体の第1方向の位置を計測しながら移動体上に配置された基板の第1領域に対してパターンの形成を行い、前記第1領域に対するパターンの形成のあと前記移動体を前記第1方向と交差する第2方向に移動させてから前記基板の第2領域に対してパターンの形成を行うパターニング装置に用いられる位置決め装置であって、前記移動体の第1方向における位置を計測可能な第1計測手段および第2計測手段と、前記移動体を前記第1方向に駆動可能な駆動手段と、前記第1計測手段または前記第2計測手段により計測された前記移動体の第1方向における位置を示す位置情報に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、を有する位置決め装置の制御方法において、
    前記移動体の前記第1方向における位置指令情報と前記位置情報とに応じた制御偏差と、所定の値に設定された制御パラメータと、に基づいて、前記駆動手段を制御する工程を含み、
    前記駆動手段の制御に用いる位置情報を前記第1計測手段の計測により得られた位置情報から前記第2計測手段の計測により得られた位置情報へ切り替える場合、前記第1領域に対するパターンの形成を終えた後且つ前記第2領域に対するパターンの形成の開始前の、前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報の切り替えとは異なるタイミングタイミングで前記制御パラメータの前記所定の値を変更することを特徴とする制御方法。
  13. 前記第1領域に対するパターンの形成を終えた後、かつ、前記第2領域に対するパターンの形成の開始前に、前記駆動手段の制御に用いる前記位置情報を前記第1計測手段の計測により得られた位置情報から前記第2計測手段の計測により得られた位置情報に切り替えることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記制御パラメータは、比例ゲインKp、積分ゲインKi、微分ゲインKd、ノッチフィルタの周波数、およびローパスフィルタのカットオフ周波数のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項12又は13に記載の制御方法。
  15. 前記制御手段は、前記駆動手段に対してPID制御を行うことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の制御方法。
  16. 前記第1方向は高さ方向であって、前記第1計測手段および前記第2計測手段は、前記第2方向において互いに異なる位置に設けられており、
    前記移動体の前記第2方向における位置に関する情報に基づいて、前記第1計測手段から得られた位置情報から前記第2計測手段から得られた位置情報へ、前記駆動手段の制御に用いる位置情報の切り替えを行うことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の制御方法。
  17. 前記第1計測手段および前記第2計測手段はそれぞれ干渉計であって、
    前記第1計測手段は前記移動体に設けられた第1ミラーの前記第1方向の位置の計測により前記位置情報を得、
    前記第2計測手段は前記移動体に設けられた第2ミラーの前記第1方向の位置の計測により前記位置情報を得、
    前記第2ミラーは、前記基板の配置される部分から見て前記第1ミラーとは反対側且つ前記第1ミラーから前記第2方向側に離れて配置されていることを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載の制御方法。
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