JP6302168B2 - 雨水貯留浸透施設 - Google Patents

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Description

本発明は、雨水貯留浸透施設に関する。
一般に、道路の路肩下方には、雨水を一時的に貯留した後、外部に放出して地中に緩やかに浸透させるための雨水貯留浸透施設が埋設されている。例えば、特許文献1には、L型側溝やU字溝等の街渠に集められた雨水を、地層を挟んでその下方に流入させ、空隙部材と、貯留槽の外周層を構成する透水性シートと、を備えた雨水浸透貯留槽に一時的に貯留した後に、徐々に地中に放出して浸透させる雨水貯留浸透施設が開示されている。
ところが、特許文献1に開示されている雨水貯留浸透施設では、街渠と雨水浸透貯留槽との間に地層を挟むので、時間当たりの雨水の流入量が少なく、ゲリラ豪雨のように強い雨が降ったときには、雨水貯留浸透施設に素早く雨水を流入させることができなかった。また、このような雨水貯留浸透施設では、雨水に含まれる土砂が施設内に堆積することによる雨水の貯留容量の減少や、目詰まりによる浸透能力の低下を未然に防ぐために施設内部を点検可能な構造が設けられていなかった。
上記のような状況を改善する雨水貯留浸透施設として、図5に示す雨水貯留浸透施設100が知られている。図5は、雨水貯留浸透施設100を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。図5(a)〜(c)に示すように、雨水貯留浸透施設100は、道路Rの街渠Gから流下した雨水を収集する流入マス102と、枠部材104が複数隣接配置された上方に複数積層されることで枠部材104の内部空間に雨水を一時的に貯留すると共に下段の枠部材104から貯留された雨水を地中に放出する雨水浸透貯留槽106と、雨水浸透貯留槽106の内部を点検する点検孔108と、を備えている。流入マス102は、流入管110を介して雨水浸透貯留槽106の上部に接続されており、接続のし易さから、平面視において街渠の延在する方向の側方、即ち、図5(b)に示すように雨水浸透貯留槽106の延在するD´方向の側方に設けられている。
特開2008−163637号公報
しかしながら、図5に示す雨水貯留浸透施設100では、流入マス102が雨水浸透貯留槽106の延在するD´方向の側方に設けられているため、道路Rの幅方向に設置スペースを広く確保する必要があり、街中や道路際の幅寸法の狭い場所において設置が困難である問題があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、設置場所の省スペース化が可能な雨水貯留浸透施設の提供を課題とする。
本発明の雨水貯留浸透施設は、地中に埋設されて道路の表面から流下した雨水を前記地中に浸透させる雨水貯留浸透槽を備えた雨水貯留浸透施設であって、街渠下に前記雨水貯留浸透槽が設けられ、前記雨水を一時的に貯留してから前記雨水貯留浸透槽に供給する流入マスと前記雨水貯留浸透槽の内部を観察可能な点検孔とが前記雨水貯留浸透槽の延在する方向に沿って配列され、前記点検孔は、鉛直方向に延在した筒部と、該筒部の下端から略水平方向かつ前記雨水貯留浸透槽に向かう方向に屈曲した屈曲部と、該屈曲部の先に接続された接続部とを有する管材の内部空間で構成され、側面視で前記屈曲部の外周側の前記管材の内面には、前記筒部の下端から前記接続部および前記屈曲部の底面に近づく方向に移動しつつなだらかに下降するように配された誘導部が設けられ、前記管材の接続部は前記雨水貯留浸透槽の最下部に接続されていることを特徴とする
本発明によれば、流入マスが雨水貯留浸透槽の延在する方向に設けられているため、設置場所の省スペース化が可能な雨水貯留浸透施設が提供される。
本発明の第一実施形態である雨水貯留浸透施設を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 本発明の第二実施形態である雨水貯留浸透施設を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 本発明の第三実施形態である雨水貯留浸透施設を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 本発明の第四実施形態である雨水貯留浸透施設を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 従来の雨水貯留浸透施設を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。
以下、本発明の実施形態である雨水貯留浸透施設について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態である雨水貯留浸透施設1を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。なお、図1(b)においては、街渠Gの図示を省略する。
図1に示すように、雨水貯留浸透施設1は、流入マス2と、雨水貯留浸透槽6と、点検孔8と、を備えている。
流入マス2は、道路Rに設けられた街渠Gから流下した雨水を収集するための部材であり、図1(a)〜(c)に示すように、街渠G下方の地中に埋設されている雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられている。また、流入マス2は、雨水貯留浸透槽6の幅寸法内に設けられていることが好ましい。
本実施形態の雨水貯留浸透施設1における流入マス2は、雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に配列された第一流入マス14と、第二流入マス15によって構成されている。第一流入マス14は、蓋16bと、フィルタ17と、雨水収容部18と、フィルタ19と、を備えている。蓋16aは、開孔している部分がないか、少なくなっており、街渠Gに集められた雨水は蓋16a上部を流れる。蓋16bは、平面視で網状に形成されており、街渠Gに集められた雨水を流入マス内に流下可能とされている。フィルタ17は、流下した雨水を濾過して該雨水中からゴミや塵を取り除くためのものであり、例えばプラスチック製や、ステンレス製のザルで構成されている。雨水収容部18は、街渠Gから蓋16b及びフィルタ17を通って流下した雨水を一時的に滞留させ土砂等を大まかに沈降、分離するためのものであり、例えばコンクリート等からなるマスで構成されている。フィルタ19は、雨水収容部18の雨水からより細かいゴミや塵を取り除くためのものであり、第一流入マス14と第二流入マス15との連結管20の第一流入マス14側に設けられている。フィルタ19は、例えばフィルタ17よりも小さい多数の通水孔を有するステンレス製の網で構成されている。
第二流入マス15は、連結管20によって第一流入マス14に連結されており、第一流入マス14から流入した雨水を一時的に貯留して雨水貯留浸透槽6の上部に供給するためのものであり、蓋16b及びフィルタ17を除く第一流入マス14の構成要素と同一の構成要素を備えている。
第二流入マス15と雨水貯留浸透槽6は、流入管10によって連結されている。具体的には、流入管10の一端が第二流入マス15の底部に接続されており、流入管10の他端が雨水貯留浸透槽6の側面6b上部に設けられた受口11に接続されている。また、図1(a)に示すように、流入管10は第二流入マス15側から雨水貯留浸透槽6側に進行するにつれて街渠Gから離れる方向に下降して設けられている。これにより、第二流入マス15に一時的に貯留された雨水が円滑に雨水貯留浸透槽6に供給される。
雨水貯留浸透槽6は、流入マス2から流入した雨水を、上段から下段へ流下させながら一時的に貯留すると共に、下段から地中に放出するためのものであり、例えば射出成形や、押出成形によって形成されるポリプロピレン等のプラスチックからなる枠部材で構成されている。具体的には、雨水貯留浸透槽6は、下方へ雨水を流下可能なプラスチック製の下部組付部材21(枠部材)及び上部組付部材22(枠部材)によって構成され、下部組付部材21が複数隣接配置された上方に、鉛直方向に上部組付部材22が複数段積載されることで、地中に複数の内部空間からなる雨水の一時的な貯留空間を形成している。雨水貯留浸透槽6の下方、即ち下部組付部材21の直下には、砕石層24が設けられており、雨水貯留浸透槽6から放出された雨水が雨水貯留浸透槽6外方の地中へ徐々に浸透するようになっている。
点検孔8は、雨水貯留浸透槽6の内部を点検するためのものであり、地上付近から雨水浸透貯留槽106の側面に達するように、雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられた孔部である。具体的には、点検孔8は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなる管材26の内部空間で構成されており、管材26の一端26aは地上付近に配置されており、一端26aから雨水貯留浸透槽6の下部付近まで下降した後に屈曲してなる管材26の他端26bが最下段の上部組付部材22、即ち雨水貯留浸透槽6の側面6bの下部に設けられた受口28に接続されている。管材26が点検孔8に小型カメラ等が侵入可能なある程度の内径を有している。管材26の屈曲部26cには誘導部27が傾斜して設置されており、一端26aから雨水貯留浸透槽6の下部を観察する場合に、小型カメラ等を容易に誘導可能とされている。また、点検孔8に棒の先端にミラーを設置した点検用ミラー等を挿入することが可能であり、点検用ミラー等での点検も可能である。
本実施形態の雨水貯留浸透施設1における点検孔8は、雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられ、側面6b,6cに設置された点検孔8A,8Bにより構成されている。点検孔8のうち流入マス2側の点検孔8Aは、第二流入マス15と平面視で重なって配置されており、具体的には点検孔8Aの上部が第二流入マス15の内部に設けられている。このような構成により、流下した雨水に含まれる土砂等が雨水貯留浸透槽6に堆積しているか否かについて、側面6b,6cの両側から容易に点検され、土砂等の堆積による雨水の貯留容量の減少や、目詰まりによる浸透能力の低下が未然に防止される。なお、点検孔8A,8Bにゴミ等が侵入しないように、点検時以外は管材26の一端26aが封止されている。
以上説明したように、本実施形態の雨水貯留浸透施設1によれば、流入マス2が街渠下の地中に埋設された雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられているため、従来のように流入マスが雨水浸透貯留槽の延在する方向の側方に配置されている場合に比べて雨水貯留浸透施設1全体の幅寸法が縮小され、設置場所の省スペース化を図ることができる。従って、街中や道路際の幅寸法の狭い場所にも雨水貯留浸透施設1を設置することができる。
また、本実施形態の雨水貯留浸透施設1では、流入マス2に加えて点検孔8が雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられているため、雨水貯留浸透施設1の内部が点検可能であり、且つ、全体の幅寸法が縮小され、設置場所の省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態の雨水貯留浸透施設1では、点検孔8Aの上部が流入マス2を構成する第二流入マス15の内部に設けられているため、雨水貯留浸透施設1の長手寸法を縮小して設置場所の一層の省スペース化を図ることができる。
更に、本実施形態の雨水貯留浸透施設1では、第二流入マス15と雨水貯留浸透槽6との間の流入管10が雨水貯留浸透槽6の側面6bから接続されているため、街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間に雨水貯留浸透施設1の構成要素がなく、街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間の深さ寸法を必要最小限まで縮小することができる。これにより、雨水貯留浸透施設1を街渠Gから地中浅く埋設することができ、設置場所のより一層の省スペース化を図ることができる。
(第二実施形態)
図2は、本発明の第二実施形態である雨水貯留浸透施設50を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。なお、図2に示す本実施形態の雨水貯留浸透施設50の構成要素において、図1に示す第一実施形態の雨水貯留浸透施設1の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2(a)〜(c)に示すように、本実施形態の雨水貯留浸透施設50では、流入マス2が第一流入マス14のみで構成され、第一流入マス14のフィルタ17より下方の雨水収容部18には先端にフィルタ19が備え付けられた流入管10の一端が接続されている。流入管10の他端は、雨水貯留浸透槽6の上面6aに接続されている。これにより、雨水貯留浸透槽6の上部に貯留した空気が、流入管10を通して、第一流入マス14から地上に抜き出される。なお、街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間に流入管10が介在し、街渠Gと流入管10との深さ寸法、所謂土かぶりの確保が望まれるため、雨水貯留浸透施設50の設置場所においては街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間の深さ寸法が充分に確保されていることが好ましい。
また、本実施形態の雨水貯留浸透施設50では、点検孔8のうち流入マス2側の点検孔8Aが第一流入マス14と平面視で重なって配置されており、具体的には点検孔8Aの上部が第一流入マス14内部のフィルタ17より下方に設けられている。
以上説明したように、本実施形態の雨水貯留浸透施設50によれば、流入マス2及び点検孔8が街渠下の地中に埋設された雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられているため、第一実施形態の雨水貯留浸透施設1と同様に、設置場所の一層の省スペース化を図ることができる。また、流入マス2が第一流入マス14のみで構成され、流入管10の他端が雨水貯留浸透槽6の上面6aに接続され、且つ、点検孔8Aの上部が第一流入マス14の内部に設けられているため、雨水貯留浸透施設50の長手寸法をより一層縮小して設置場所の省スペース化を図ることができる。更に、雨水貯留浸透槽6の上部に貯留した空気を流入管10及び第一流入マス14を介し、地上に向けて簡易に抜き出すことができる。
(第三実施形態)
図3は、本発明の第三実施形態である雨水貯留浸透施設60を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。なお、図3に示す本実施形態の雨水貯留浸透施設60の構成要素において、図1に示す第一実施形態の雨水貯留浸透施設1の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3(a)〜(c)に示すように、本実施形態の雨水貯留浸透施設60では、流入管10の一端が第二流入マス15の底部に接続されており、流入管10の他端が雨水貯留浸透槽6の上面6aに接続されている。これにより、雨水貯留浸透槽6の上部に貯留した空気が、流入管10を通して、第二流入マス15若しくは第一流入マス14から地上に抜き出される。なお、図2(a)〜(c)に示す第二実施形態の雨水貯留浸透施設50と同様に、街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間に流入管10が介在し、街渠Gと流入管10との深さ寸法、所謂土かぶりの確保が望まれる。そのため、図3(a)〜(c)に示す雨水貯留浸透施設60の設置場所においては街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間の深さ寸法が充分に確保されていることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の雨水貯留浸透施設60によれば、流入マス2及び点検孔8が街渠下の地中に埋設された雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられているため、第一実施形態の雨水貯留浸透施設1と同様に、設置場所の一層の省スペース化を図ることができる。また、流入管10の他端が雨水貯留浸透槽6の上面6aに接続されているため、雨水貯留浸透槽6の上部に貯留した空気を流入管10、第二流入マス15若しくは第一流入マス14を介し、地上に向けて簡易に抜き出すことができる。
(第四実施形態)
図4は、本発明の第四実施形態である雨水貯留浸透施設70を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。なお、図4に示す本実施形態の雨水貯留浸透施設70の構成要素において、図1に示す第一実施形態の雨水貯留浸透施設1の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4(a)〜(c)に示すように、本実施形態の雨水貯留浸透施設70では、図2(a)〜(c)に示す第二実施形態の雨水貯留浸透施設50と同様に、流入マス2が第一流入マス14のみで構成され、第一流入マス14のフィルタ17より下方の雨水収容部18には先端にフィルタ19が備え付けられた流入管10の一端が接続されている。流入管10の他端は、雨水貯留浸透槽6の上面6aに接続されている。これにより、雨水貯留浸透槽6の上部に貯留した空気が、流入管10を通して、第一流入マス14から地上に抜き出される。なお、街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間に流入管10が介在し、街渠Gと流入管10との深さ寸法、所謂土かぶりの確保が望まれるため、雨水貯留浸透施設50の設置場所においては街渠Gと雨水貯留浸透槽6との間の深さ寸法が充分に確保されていることが好ましい。
また、点検孔8のうち流入マス2側の点検孔8Aは、流入マス2とは平面視で重なっておらず、雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に並べて配置されている。従って、点検孔8Aの上部は流入マス2の内部には設けられていない。
以上説明したように、本実施形態の雨水貯留浸透施設70によれば、流入マス2及び点検孔8が街渠下の地中に埋設された雨水貯留浸透槽6の延在するD方向に設けられているため、第一実施形態の雨水貯留浸透施設1と同様に、設置場所の一層の省スペース化を図ることができる。また、流入マス2が第一流入マス14のみで構成され、流入管10の他端が雨水貯留浸透槽6の上面6aに接続されているため、雨水貯留浸透施設70の長手寸法を縮小して設置場所の省スペース化を図ることができる。更に、雨水貯留浸透槽6の上部に貯留した空気を流入管10及び第一流入マス14を介し、地上に向けて簡易に抜き出すことができる。
また、第一から第四の実施形態の雨水貯留浸透施設1,50,60,70は、雨水貯留浸透槽6を構成する下部組付部材21及び上部組付部材22がプラスチックからなるため、高い施工性を有しており、設置場所の形状に合わせて容易且つ自在に施工され得る。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1,50,60,70…雨水貯留浸透施設、2…流入マス、6…雨水貯留浸透槽、6b,6c…側面、8,8A,8B…点検孔、10…流入管、21…下部組付部材(枠部材)、22…上部組付部材(枠部材)、D…方向、G…街渠

Claims (1)

  1. 地中に埋設されて道路の表面から流下した雨水を前記地中に浸透させる雨水貯留浸透槽を備えた雨水貯留浸透施設であって、
    街渠下に前記雨水貯留浸透槽が設けられ、
    前記雨水を一時的に貯留してから前記雨水貯留浸透槽に供給する流入マスと前記雨水貯留浸透槽の内部を観察可能な点検孔とが前記雨水貯留浸透槽の延在する方向に沿って配列され、
    前記点検孔は、鉛直方向に延在した筒部と、該筒部の下端から略水平方向かつ前記雨水貯留浸透槽に向かう方向に屈曲した屈曲部と、該屈曲部の先に接続された接続部とを有する管材の内部空間で構成され、
    側面視で前記屈曲部の外周側の前記管材の内面には、前記筒部の下端から前記接続部および前記屈曲部の底面に近づく方向に移動しつつなだらかに下降するように配された誘導部が設けられ、
    前記管材の接続部は前記雨水貯留浸透槽の最下部に接続されていることを特徴とする雨水貯留浸透施設。
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