JP5025364B2 - 雨水貯留浸透施設用組立体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設 - Google Patents

雨水貯留浸透施設用組立体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設 Download PDF

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本発明は、雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設に関する。
雨水貯留浸透施設は、集水した雨水の貯留空間として地中に構築される雨水貯留施設と、集水した雨水を地中で一時的に貯留して後、地中に緩やかに排出して分散浸透させる雨水浸透施設とを含む。雨水貯留浸透施設は、雨水の有効利用の目的、雨水が河川や地下雨水管路網へ急激に流入することにより発生する都市型浸水災害を防止する目的、又は、地下水を涵養し地盤沈下を抑止する目的で、地中に構築されている。
ところで、この種の雨水貯留浸透施設は、具体的な用途に応じて、様々なタイプのものが開発されている。例えば、特許文献1に開示されている雨水貯留浸透施設は、所謂、浸透トレンチと呼ばれるものであって、複数の水路部材を地中に埋設し、且、筒軸方向に連結した水路施設である。水路部材は、透水性部位と遮水性部位とを備えた筒壁を有し、遮水性部位の少なくとも一部は、筒軸方向に延在するように設けられている。そして、特許文献1に開示されている水路施設では、水路部材を砕石に埋設することにより、水路部材の周囲に砕石充填空間(貯留浸透空間)を構築し、水路部材から排出された雨水を一時的に貯留するとともに、徐々に地中に分散浸透させる。
しかし、特許文献1に開示されている水路施設によると、以下のような問題点が生じる。まず、貯留浸透空間は、砕石を用いて構成されているから、空間率が低く、容量を充分に確保することができない。特に近年、大きな社会問題になっている都市型浸水災害は、短時間の集中豪雨により生じた雨水が、河川や地下雨水管路網へ急激に流入することにより発生することが知られている。このような都市型浸水災害を防ぐ観点から、この種の雨水貯留浸透施設の貯留浸透空間は、大量の雨水を貯留するに足るような大容量化が達成されなければならない。
また、貯留浸透空間には、雨水に混じって土砂や塵埃などが侵入し、堆積するため、容量確保の観点から、これら堆積物を、定期的に除去する必要がある。これに対し、貯留浸透空間が砕石を用いて構成されている場合、堆積物の除去という維持管理作業が不可能である。しかも、貯留浸透空間に溜まった堆積物を除去するには、砕石を全て敷設し直す必要があり、コスト高となる。
さらに、特許文献1に開示されている貯留浸透空間の構成によると、水路部材との関係で問題が生じる。即ち、水路部材の周囲に砕石を充填して、貯留浸透空間を形成する構成では、水路部材は砕石から加えられる衝撃や、重量、さらには周囲からの土圧に耐えるため機械的強度を確保する必要から、肉厚化し、且、重量化する傾向がある。従って、運搬コスト、及び、施工コストを低減することができない。
また、水路部材として、所謂、多孔パイプを用いる構成によると、パイプの構造が複雑になる分、製造コストの上昇を招く。
さらに、水路部材として多孔パイプを用いる構成によると、雨水に含まれる土砂や塵埃などにより、孔が目詰まりを生じる危険がある。しかも、通常、水路部材は、長距離に渡って連結されているから、目詰まりが生じた場合に土砂や塵埃を除去することができない。
加えて、多孔パイプを用いる構成によると、水路部材として必要な機械的強度を確保する観点から、孔毎の孔径が小さくなる傾向にあり、孔からの排水量に限界が生じる。即ち、短時間の集中豪雨により生じた雨水を、迅速に貯留浸透空間に排出することができない。
特開2003−27565号公報
本発明の課題は、貯留浸透空間の大容量化、及び、貯水効率の向上を図ることができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、コストの低減を図ることができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、都市型浸水災害の発生を防止することができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設は、次の4つの態様を含む。以下、各態様の構成と、作用効果とを説明する。
1.雨水貯留浸透施設用組立体について
本発明に係る雨水貯留浸透施設用組立体(組立体)は、雨水貯留浸透施設用構造体(構造体)と、通水溝部材とを含む。構造体は長手方向に伸びる内部空間と、2つの側板部材と、複数の仕切部材とを有し、2つの側板部材は、それぞれの板面が相対向する関係で、間隔を隔てて配置されており、複数の仕切部材は、全体として扁平状であって、2つの側板部材の相対向面間において一方向に間隔を隔てて配置され、板面の両端で側板部材と結合されており、通水溝部材は半割り筒状であって、構造体の内部空間と、複数の仕切部材と構造体の長手方向に沿って貫通している。
上述した構造によると、組立体において、通水溝部材は、構造体の内部空間を長手方向に沿って貫通しているから、通水溝部材の周囲に、内部空間の空間容量に応じた広い貯留浸透空間を確保することができる。
また、通水溝部材は、構造体の内部空間を長手方向に沿って貫通しているから、構造体によって、外部からの衝撃や、荷重などから保護される。従って、通水溝部材を薄肉化すること、及び、コストを低減することができる。
通水溝部材は、構造体によって、外部からの衝撃や、荷重などから保護されるから、半割り筒状の構造を採ることができる。この構造によると、通水溝部材に雨水が流された場合に、開放面から円滑に雨水を溢れ出させることができるから、構造体の内部空間に対して、迅速に雨水を排出することができる。
さらに、通水溝部材が、半割り筒状の構造を採ることができる構造によると、開放面が管の長手方向に伸びているから、通水溝部材の内部を流れる雨水に土砂や塵埃が混じったとしても、この土砂や塵埃によって目詰まりが生じる不都合は無い。加えて、開放面が管の長手方向に伸びているから、隣接する仕切部材の間隔から、構造体の内部や、通水溝部材の内部に堆積した土砂や塵埃を容易に除去することができる。
通水溝部材が、半割り筒状の構造を採ることができる構造によると、製造コストを低減することができる。
.第2の態様に係る雨水貯留浸透施設について
第2の態様に係る雨水貯留浸透施設は、組立体と、U字溝を有している。組立体は、構造体と、通水溝部材とを含み、地中に埋設されている。構造体は、長手方向に伸びる内部空間を有している。通水溝部材は、半割り筒状であって、内部空間を長手方向に沿って貫通している。U字溝は、開放面が雨水貯留浸透施設用組立体の底面部分に向い合う関係で、配置され、雨水貯留浸透施設用組立体の配置方向に沿って伸びている。
上述した構造によると、本発明に係る組立体の利点を全て有する雨水貯留浸透施設を提供することができる。さらに、第2の態様に係る雨水貯留浸透施設は、U字溝を有し、U字溝は、開放面が雨水貯留浸透施設用組立体の底面部分に向い合う関係で、配置され、雨水貯留浸透施設用組立体の配置方向に沿って伸びている。この構成によると、組立体の内部に堆積した土砂や塵埃をU字溝に流下させ、又は、吸引することにより、清掃することができるから、土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる。
さらに、本発明に係る組立体において、通水溝部材は、半割り筒状であって、構造体の内部空間を長手方向に沿って貫通している。この構造によると、通水溝部材から溢れ出した雨水が、構造体の内部に堆積した土砂や塵埃の上に落下し、この雨水の水圧(衝撃)により土砂や塵埃をU字溝へ誘導することができる。従って土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)貯留浸透空間の大容量化、及び、貯水効率の向上を図ることができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することができる。
(2)コストの低減を図ることができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することができる。
(3)土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することである。
(4)都市型浸水災害の発生を防止することができる雨水貯留浸透施設用組立体、及び、雨水貯留浸透施設を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用組立体の斜視図、図2は図1に示した組立体の分解構造を示す斜視図である。
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用組立体(組立体)は、雨水貯留浸透施設用構造体(構造体)10と、通水溝部材20とを含む。
構造体10は、少なくとも側壁により区画された内部空間100を有する箱状、又は、筒状であって、この内部空間100が矢印Lで示す長手方向に伸びている。より具体的に説明すると、図1及び図2に示す構造体10は、4つの仕切部材11と、2つの側板部材12とによって構成されている。
仕切部材11は、好ましくは合成樹脂材料を用いた一体成型物である。用いられる合成樹脂材料としては、成形容易性、耐腐食性、軽量性、素材強度、素材コストなどの観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)等が一般的である。
仕切部材11は、好ましくは枠状、又は、フレーム状であって、長手方向Lの二辺と、高さ方向Tの二辺とによって略長方形形状に構成されており、全体として扁平状(平板状)に成型されている。さらに、仕切部材11は、枠面内が一面から他面に向かって貫通する貫通構造となっており、リブ111により格子状に6分割された貫通部分110を有している。貫通部分110は、仕切部材11の軽量化、製造コストの低減を図るとともに、内部空間100における雨水の流動性を向上させる。
さらに、仕切部材11は、長手方向Lの二辺と、高さ方向Tの二辺とが交差する板面の隅部において、長手方向Lの側面上、及び、高さ方向Tの側面上のそれぞれに、板面の厚み寸法に向かって伸びる掛止スリット112を有している。
他方、側板部材12は、好ましくは仕切部材11と同一の合成樹脂材料を用いて構成された一体成型物であって、板面の長手方向Lの二辺と、板面の高さ方向Tの二辺とを有し、全体として偏平状(板状)に成型されている。側板部材12は、高さ方向Tで見た板面の両端縁において、同一面側に立ち上がる支持縁を有する断面コ字形状であって、一面に複数のリブブロックが立設されている。より具体的に説明すると、側板部材12は、嵌合溝120と、掛止フック121と、通水孔122とを有している。
嵌合溝120は、隣接するリブブロックの立ち上がり側面間において、側板部材12の板面を底面とする凹溝である。嵌合溝120は、側板部材12の板面内において、高さ方向Tに沿って伸びるとともに、高さ方向Tに直交する長手方向Lに間隔を隔てて配置されている。掛止フック121は、嵌合溝120の高さ方向Tの両端に備えられており、掛止スリット112に嵌合される。この構造によると、組立体は、構成部材の部品点数が削減されることにより、製造コスト、運搬コスト、及び、組み立てコストを削減することができる。
側板部材12は、リブブロックのマス目内に、一面から他面に貫通する通水孔122を複数有している。通水孔122は、組立体が雨水貯留浸透施設の地下貯留浸透空間に設置された場合に、一時的に貯留した雨水を地中に排出するために用いられる。
2つの側板部材12は、それぞれの板面が相互に対面する関係で、幅方向Wに、間隔を隔てて配置されている。4つの仕切部材11は、2つの側板部材12の相対向面間において、側板部材12の板面と直交する関係で配置されている。仕切部材11のそれぞれは、板面が相互に対面する関係で、矢印で示す組立体1の長手方向Lに、間隔を隔てて配置されている。仕切部材11の使用枚数、及び、間隔は例示であって、施工に係る具体的な雨水貯留浸透施設の規模など具体的施工条件を予め想定して決定することができる。例えば、組立体は、土圧などの押し圧力が大きくなるほど、機械的強度を確保するため単位長さあたりの仕切部材11の枚数が増え、間隔が狭くなる傾向にある。一方、側板部材12の間隔は、仕切部材11の長手方向Lに応じて決定される。
4つの仕切部材11は、側板部材12の板面と向かい合う両辺が、掛止スリット112と、掛止フック121との凹凸嵌合(フック嵌合)により、側板部材12と結合されている。
本発明に係る組立体は、構造体10の内部に通水溝部材20を貫通させた点に特徴の1つがある。即ち、通水溝部材20は、所謂、雨樋のように、上面側に開放面21を有する半割り筒状であって、側板部材12の配置方向(長手方向L)に沿って、複数の仕切部材11を貫通し、全体として内部空間100を長手方向Lに沿って貫通している。
より具体的に説明すると、仕切部材11は、貫通部分110のうちの1つが挿通孔110となっている。通水溝部材20は、側板部材12の配置方向(長手方向L)に沿って、複数の仕切部材11の挿通孔110を貫通するとともに、全体として内部空間100を長手方向Lに沿って貫通している。
図1及び図2に示す通水溝部材20は、断面角形形状であるが、この構造は、仕切部材11の挿通孔110が角形形状であることによる。従って、挿通孔110が円形形状である場合や、挿通孔110に受け台などを設置した場合、通水溝部材20は、断面円形形状であってもよい。
図1及び図2を参照して説明した組立体の構造によると、構造体10は長手方向Lに伸びる内部空間100を有しており、通水溝部材20は、内部空間100を長手方向Lに沿って貫通しているから、通水溝部材20の周囲に、内部空間100の空間容量に応じた広い貯留浸透空間を確保することができる。
また、通水溝部材20は、内部空間100を長手方向Lに沿って貫通しているから、構造体10(仕切部材11や側板部材12)によって、外部からの衝撃や、荷重などから保護されている。従って、通水溝部材20は、外部からの衝撃や、荷重などを考慮することなく薄肉化することができ、コストを低減することができる。これに対し、従来の雨水貯留浸透施設で用いられている多孔パイプは、周囲に砕石が充填されているから、砕石から加えられる衝撃によって、表面が損傷する不具合が生じる。また、従来、多孔パイプの周囲に砕石を充填して、貯留浸透空間を形成する構成では、多孔パイプは砕石から加えられる衝撃や、重量、さらには周囲からの土圧に耐えるため機械的強度を確保する必要から、肉厚化し、且、重量化する傾向がある。従って、運搬コスト、及び、施工コストを低減することができない。
通水溝部材20は、構造体10によって、外部からの衝撃や、荷重などから保護されているから、半割り筒状の構造を採ることができる。この構造によると、通水溝部材20に雨水が流された場合に、開放面21から円滑に雨水を溢れ出させることができるから、内部空間100に対して、迅速に雨水を排出することができる。これに対し、従来の雨水貯留浸透施設で用いられている多孔パイプは、必要な機械的強度を確保する観点から、孔径が小さくなる傾向にあり、孔からの排水量に限界が生じる。即ち、短時間の集中豪雨により生じた雨水を、迅速に貯留浸透空間に排出することができない。
さらに、通水溝部材20が、半割り筒状の構造を採ることができる構造によると、通水溝部材20の内部を流れる雨水に土砂や塵埃が混じったとしても、この土砂や塵埃によって目詰まりが生じる不都合は無い。加えて、開放面21が管の長手方向Lに伸びているから、通水溝部材20の内部に堆積した土砂や塵埃を容易に除去することができる。これに対し、従来の雨水貯留浸透施設で用いられている多孔パイプは、雨水に含まれる土砂や塵埃などにより、孔が目詰まりを生じる危険がある。しかも、多孔パイプは、長距離に渡って連結されているから、目詰まりが生じた場合に土砂や塵埃を除去することができない。
通水溝部材20が、半割り筒状の構造を採ることができる構造によると、製造コストを低減することができる。これに対し、従来の多孔パイプを用いる構成によると、パイプの構造が複雑になる分、製造コストの上昇を招く。
本発明の一実施形態に係る構造体10は、2つの側板部材12と、複数の仕切部材11とを含む。2つの側板部材12は、それぞれの板面が相対向する関係で、間隔を隔てて配置されている。複数の仕切部材11は、全体として扁平状であって、2つの側板部材12の相対向面間において一方向に間隔を隔てて配置され、板面の両端で側板部材12と結合されている。通水溝部材20は、複数の仕切部材11を、組立体1の長手方向Lに沿って貫通している。この構造によると、上述した組立体の利点を全て有することができるとともに、隣接する仕切部材11の間隔から、組立体1の内部に堆積した土砂や塵埃を除去することができる。従って、土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる。
図1及び図2を参照して説明した組立体は、雨水桝や、透水層などと組み合わされて雨水貯留浸透施設に用いられる。次に、本発明に係る組立体を用いた雨水貯留浸透施設について、図3乃至図5を参照して説明する。図3は本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す平面図、図4は図3に示した雨水貯留浸透施設の一部を抜き出して示す斜視図、及び、図5は図3に示した雨水貯留浸透施設の一部を省略して示す断面図である。図3乃至図5において、図1及び図2に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
まず、図3に示す雨水貯留浸透施設は、図1及び図2を参照して説明した組立体1を、道路排水システムに用いた場合の実施形態である。組立体1は、道路の両側に設けられるL字側溝3の下に埋設されており、20〜30mの間隔を隔てて隣接して埋設されている雨水桝4を連通(バイパス)している。
図3に示す雨水貯留浸透施設について、さらに図4及び図5を参照して詳細に説明する。図4に示した組立体1は、複数の構造体10と、複数の通水溝部材20とを含み、地中に埋設されている。複数の構造体10は、長手方向Lに連続して配置され、全体として一体的な組立体1を構成している。図示してはいないが、複数の構造体10は、雨水貯留浸透施設の規模に応じて、長手方向L、幅方向(W)、又は、高さ方向Tのいずれかに連続して配置することもできる。
さらに、図4を参照すると、組立体1は、面板部材13と、遮蔽板14とを有している。面板部材13は、組立体1の高さ方向Tで見た上端面に備えられており、組立体1の内部への土砂や塵埃等の流入を防ぐ蓋として用いられている。
面板部材13は、予め組立体1の高さ方向Tの端面と略同一の平面視形状を有するように成型されており、好ましくは図1及び図2を参照して説明した仕切部材11、及び、側板部材12と同一の合成樹脂材料を用いて構成された一体成型物である。
遮蔽板14は、組立体1の長手方向Lで見た少なくとも一方側面に備えられており、組立体1の内部への土砂や塵埃等の流入を防ぐために取り付けられる。遮蔽板14は、仕切部材11の正面視形状と略同一の板面を有しており、好ましくは仕切部材11及び側板部材12と同一の合成樹脂材料を用いて構成された一体成型物である。遮蔽板14は、面内の適当な箇所に挿通孔140を有している。挿通孔140は、一面から他面に貫通する貫通構造を有し、通水溝部材20を外部配管などに接続するために用いられる。遮蔽板14は、組立体1の内部への土砂や塵埃等の流入を防ぐために取り付けられるから、複数の構造体10を長手方向Lに連結した場合には、その長手方向Lの両端の端面が遮蔽板14によって覆われることとなる。図4からは、必ずしも明らかではないが、連結された組立体1の長手方向Lの他方端面にもまた、挿通孔140を有する遮蔽板14が供えられている。
さらに、図5に示す雨水貯留浸透施設は、図4に示した組立体1と、雨水桝4と、透水層5と、送水管6と、雨水本管7とを有する。
組立体1は、地中に埋設されている。組立体1は、所謂、浸透トレンチであって、複数の構造体10が、長手方向L、より具体的には矢印L2で示す雨水の流下方向に沿って連続して配置されている。
組立体1の周囲は、周知の不織布等によって構成された透水層5によって覆われており、透水層5を通じて組立体1の内部を流れる雨水が地中に排出されるとともに、透水層5により組立体1の内部への土砂の流入が阻止されている。透水層5は、雨水貯留浸透施設の用途に応じて、適宜変更することができる。例えば、不織布等の透水層5を、ビニールシート等の遮水層(5)に変更することにより、雨水貯留施設を構成することができる。
雨水桝4は、所謂、マンホール(桝体)であって、内部底面と、側壁とによって区画された内部空間400と、第1の流入流出孔41と、第2の流入流出孔42と、土溜部43とを有している。
第1の流入流出孔41は、周壁を内部から外部に貫通し、通水溝部材20は、第1の流入流出孔41に接続されている。組立体1の通水溝部材20の両端は、隣接するそれぞれの雨水桝4の流入流出孔41に連なっている。即ち、雨水桝4に集められた雨水は通水溝部材20から、構造体10に流れ込み、通水孔122などから透水層5を通じて地中に分散排出される。構造体10に流れ込んだ雨水は、流入量に応じて内部空間100を流下方向Mに流下され、構造体10の他端側に設置された雨水桝4に流下され、次の浸透トレンチへと順々に流下される。
第2の流入流出孔42は、周壁を内部から外部に貫通し、底部から高さ寸法T1をもって配置されている。土溜部43は、内部底面から第2の流入流出孔42までの空間に形成されている。即ち、土溜部43の容量は、第2の流入流出孔42の高さ寸法T1により、調節することができる。
第2の流入流出孔42は、第1の流入流出孔41よりも、高さ寸法T2分だけ低い位置に形成されている。送水管6は、一端が第2の流入流出孔42に接続され、他端が地下雨水管路網を構成する雨水本管7に接続されている。即ち、雨水桝4に集められた雨水は第2の流入流出孔42から、雨水本管7に流れ込み、地下雨水管路網に流下される。
図3乃至図5に示す雨水貯留浸透施設の利点について、図6乃至図9を参照して説明する。図6は本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す断面図である。また、図7乃至図9は、図6に示した雨水貯留浸透施設の使用状態について、一部を省略して示す断面図である。図6乃至図9において、図1乃至図5に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
まず、図6を参照すると、少雨時(通常時)にL字側溝3から雨水桝4に流入した雨水Rは、第2の流入流出孔42から、送水管6を通じて雨水本管7に流下される。通常時の使用により堆積した土砂や塵埃などの堆積物8は、桝内部に確保されている土溜部43に一時的に保管される。この土溜部43の領域の上辺境界線T1には、第2の流入流出管42が配置されているから、上辺境界線T1以上に堆積する泥は雨水本管7に流下され、堆積が防止される。また、土溜部43に溜まった堆積物8は定期検査時にバキューム等により除去される。
次に、図7を参照すると、夕立時や台風時など、短期間に大量の集中豪雨がある場合、雨水桝4の内部のウォーターラインWLが上昇するとともに、雨水本管7に流下される雨水Rが、一時的に雨水本管7からの逆流(オーバーフロー)して、雨水桝4の内部に貯留される。
次に、図8を参照すると、図7に示した雨水本管7からの逆流(オーバーフロー)量が増加し、雨水桝4内のウォーターラインWLが、第1の流入流出孔41のところまで押し上げられると、オバーフローした雨水Rが、第1の流入流出孔41に接続されている通水溝部材20の内部に流入する。
次に、図9を参照すると、図8により通水溝部材20の内部に流入する雨水Rは、逆流(オーバーフロー)量に応じて開放面21から組立体1の内部に溢れ出し、内部空間100に貯留される。貯留された雨水Rは、側板部材12の通水孔122、及び、透水層5を通じて、時間を掛けてゆっくりと内部空間100から地中に排出され、分散浸透される。一方、通水溝部材20は、隣接する雨水桝4をバイパスしているから、通水溝部材20の内部に流入する雨水Rは、順次、下流側の雨水桝4に送水されることにより、雨水桝4内のウォーターラインWLが一定に保たれる。
図3乃至図5に示す雨水貯留浸透施設の構造、及び、図6乃至図9に示した使用状態によると、図1及び図2を参照して説明した組立体1の利点を全て有する雨水貯留浸透施設を提供することができる。例えば、雨水貯留浸透施設は、組立体1が埋設されていることにより、構造体10は複数の仕切部材11と、複数の側板部材12とを組み合わせたボックス状であるから、構造体10を貫通している通水溝部材20の周囲に広い貯留浸透空間を確保することができる。従って、貯留浸透空間の大容量化、及び、貯水効率の向上を図り、都市型浸水災害を防止することができる。これに対し、従来の雨水貯留浸透施設は、多孔パイプを砕石に埋設することにより、多孔パイプの周囲に貯留浸透空間(内部空間100)を形成させる構成である。貯留浸透空間は、砕石を用いて構成されているから、空間率が低く、容量を充分に確保することができない。従って、従来の雨水貯留浸透施設では、短時間の集中豪雨により生じる都市型浸水災害を防ぐことができない。
通水溝部材20が構造体10に挿通されている構造によると、通水溝部材20の周囲には砕石を充填する必要がないから、砕石によって通水溝部材20が損傷する危険は生じない。
雨水貯留浸透施設において、雨水桝4は、第1の流入流出孔41を有している。第1の流入流出孔41は、第2の流入流出孔42よりも高さ寸法T2分だけ高い位置に形成されている。この構成によると、例えば集中豪雨時において雨水本管7から雨水桝4へ雨水Rが逆流した場合に、雨水桝4内のウォーターラインWLが上昇し、オバーフローした水だけを雨水貯留浸透用組立体1の内部に案内することができる。即ち、第1及び第2の流入流出孔41、42の高さ寸法差T2は、雨水桝4内のオバーフローによる組立体1への送水リミットを調節する。従って、都市型浸水災害の発生を防止することができる。
第1の流入流出孔41は、第2の流入流出孔42より高い位置に形成されているから、土砂や塵埃と、雨水Rとを分離し、綺麗な上澄みの雨水Rのみを内部空間100に送水するとともに、土溜部43に堆積物8を溜めることができる。従って、内部空間100に土砂が堆積する不都合を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる。これに対し、従来の雨水貯留浸透施設は、貯留浸透空間が砕石を用いて構成されているから、堆積物8の除去という維持管理作業が不可能である。しかも、貯留浸透空間に溜まった堆積物8を除去するには、砕石を全て敷設し直す必要があり、コスト高となる。
図10は本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す部分断面図である。図10において、図1乃至図9に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図10に示す雨水貯留浸透施設は、雨水貯留浸透施設用組立体1と、透水層5と、U字溝9を有している。U字溝9は、開放面91が雨水貯留浸透施設用組立体1の底面部分に向い合う関係で、配置され、雨水貯留浸透施設用組立体1の配置方向(長手方向L)に沿って伸びている。
図10を参照して説明した雨水貯留浸透施設の構造によると、図1乃至図9を参照して説明した利点を全て有する雨水貯留浸透施設を提供することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設は、U字溝9を有し、U字溝9は、開放面91が雨水貯留浸透施設用組立体1の底面部分に向い合う関係で、配置され、雨水貯留浸透施設用組立体1の配置方向(長手方向L)に沿って伸びている。この構成によると、組立体1の内部に堆積した土砂や塵埃をU字溝9に流下させ、又は、吸引することにより、清掃することができるから、土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる。
さらに、本発明に係る組立体1において、通水溝部材20は、半割り筒状であって、内部空間100を長手方向Lに沿って貫通している。この構造によると、通水溝部材20から溢れ出した雨水Rが、組立体1の内部に堆積した土砂や塵埃の上に落下し、この雨水Rの水圧(衝撃)により土砂や塵埃をU字溝9へ誘導することができる。従って、土砂の堆積を回避し、又は、維持管理を容易に行うことができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用組立体の斜視図である。 図1に示した組立体の分解構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す平面図である。 図3に示した雨水貯留浸透施設の一部を抜き出して示す斜視図である。 図3に示した雨水貯留浸透施設の一部を省略して示す断面図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す断面図である。 図6に示した雨水貯留浸透施設の使用状態について、一部を省略して示す断面図である。 図7に示した雨水貯留浸透施設の使用状態について、一部を省略して示す断面図である。 図8に示した雨水貯留浸透施設の使用状態について、一部を抜き出して示す部分断面図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す部分断面図である。
符号の説明
1 雨水貯留浸透施設用組立体
10 雨水貯留浸透施設用構造体
11 仕切部材
12 側板部材
100 内部空間
20 通水溝部材
4 雨水桝
41、42 第1、第2の流入流出孔
5 透水層/遮水層
7 雨水本管
9 U字溝
91 開放面
L 長手方向
W 幅方向
T 高さ方向

Claims (2)

  1. 雨水貯留浸透施設用構造体と、通水溝部材とを含む雨水貯留浸透施設用組立体であって

    前記構造体は、長手方向に伸びる内部空間と、2つの側板部材と、複数の仕切部材とを有し
    該2つの側板部材は、それぞれの板面が相対向する関係で、間隔を隔てて配置されており、
    該複数の仕切部材は、全体として扁平状であって、前記2つの側板部材の相対向面間において前記長手方向に間隔を隔てて配置され、板面の両端で前記側板部材と結合されており、
    前記通水溝部材は、半割り筒状であって、前記内部空間と、前記複数の仕切部材とを前記長手方向に沿って貫通している、
    雨水貯留浸透施設用組立体。
  2. 雨水貯留浸透施設用組立体と、U字溝を含む雨水貯留浸透施設であって、
    前記組立体は、雨水貯留浸透施設用構造体と、通水溝部材とを含み、地中に埋設されており、
    前記構造体は、長手方向に伸びる内部空間を有しており、
    前記通水溝部材は、半割り筒状であって、前記内部空間を前記長手方向に沿って貫通している。
    前記U字溝は、開放面が前記組立体の底面部分に向い合う関係で配置され、前記長手方向に沿って伸びている、
    雨水貯留浸透施設。
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