JP4174348B2 - 水路用ブロック及びこれを用いた水路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下への透水を可能とし、且つ、ヘドロ・ゴミ等が堆積しない水路及び水路用ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水路底部より水を地面(地下)に染み込ませるには、図16、図17に示すように枡101等を設置していた。水路の要部には枡部が設けられており、枡部101の内部には、砂利102等が敷き詰められて砂利102等により外部と連通している。雨水が水路を流れた後は、水路底面部には雨水は存在しないが、要所に設けられた枡部101には雨水103が溜まっている状態となる。この枡部101に溜まった雨水は、砂利102等を浸透して、地下へ透水し、地下水の増量を図っている。
【0003】
しかし、このような水路及び枡部は、雨水が透水した後に透水部である砂利102上に雨水に含まれていたヘドロ・ゴミ104等が堆積し、悪臭又はボーフラ等が発生する等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、降雨量が少ないことによる深刻な水不足が問題となっている地域がある。例えば、平成14年の松山地方もその一つである。水路内の水をそのまま海に流出するのではなく、少しでも地下に透水させ、地下水の増量を図る必要がある。
【0005】
また、従来の水路における透水部にはヘドロ・ゴミ等が堆積し、悪臭の原因又はボーフラ等が発生する原因となっている。これらのヘドロ・ゴミ等の影響を避けるため浸透用の枡を設けることを敬遠する地域もあった。
【0006】
したがって、本発明は、ヘドロ・ゴミ等が堆積することなく、水路内の水を地下に透水させ、地下水の増量を可能とする水路及びこれに用いる水路用ブロックの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述したような目的を達成するために提案される本発明に係る水路用ブロックは、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、上記底面部には、流水方向の上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記傾斜面は、上記流水方向及び上下方向を含む断面において連続的に滑らかに形成された曲線状であり、上記傾斜面は、上記流水方向の互いに異なる方向に上下に傾斜する第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなり、上記排水部は、当該水路用ブロックの上記流水方向の一端部で、且つ上記第1の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記一端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第1の排水部と、当該水路用ブロックの上記流水方向の他端部で、且つ上記第2の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記他端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第2の排水部とからなるものである。
また、本発明に係る水路用ブロックは、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記集水部は、上記底面部の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面を有し、各傾斜面の下側に排水部が設けられているものである。
また、本発明に係る水路用ブロックは、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記集水部は、上記底面部の一対の対角線の交点を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面を有し、流水方向に相対向する傾斜面の下側に排水部が設けられているものである。
また、本発明に係る水路用ブロックは、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記集水部は、上記底面部の一方の側縁と、上記底面部の流水方向に開口された一方の開口端縁と、上記底面部の流水方向に開口された他方の開口端縁とから、それぞれ上記底面部の他方の側縁側に設ける排水部に向けて形成される第1乃至第3の傾斜面を有し、上記一方の側縁から形成される上記第1の傾斜面は、上記流水方向と略直交方向の上下に傾斜され、上記一方の開口端縁から形成される上記第2の傾斜面と、上記他方の開口端縁から形成される上記第3の傾斜面とは、各開口端縁から上記排水部に向けた方向の上下に傾斜されているものである。
【0008】
この水路用ブロックに設けられた集水部は、雨等の流水が流れた後も、一定期間は流水を保有することができ、集水部の下部に設けられる排水部から地下に流水を排出させることができる。換言すれば、地面に流水を供給することができ、地下水の増量を図ることができる。また、この集水部は、底面部に設けられた傾斜面により形成されており、雨等により、ある程度の流量がある時に、排水部に堆積したゴミ・ヘドロ等を流動させ、取り除くことができる。
【0009】
また、本発明に係る水路用ブロックの集水部に設けられた傾斜面は、排水部との間に段部が形成されないように構成しているため、水路内を流れる流水により、排水部に堆積したゴミ・ヘドロ等を容易に取り除くことができる。
【0010】
また、本発明に係る水路は、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、上記底面部には、流水方向の上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、上記傾斜面は、上記流水方向及び上下方向を含む断面において連続的に滑らかに形成された曲線状であり、上記傾斜面は、上記流水方向の互いに異なる方向に上下に傾斜する第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなり、上記排水部は、当該水路用ブロックの上記流水方向の一端部で、且つ上記第1の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記一端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第1の排水部と、当該水路用ブロックの上記流水方向の他端部で、且つ上記第2の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記他端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第2の排水部とからなるものである。
また、本発明に係る水路は、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、上記集水部は、上記底面部の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面を有し、各傾斜面の下側に排水部が設けられているものである。
また、本発明に係る水路は、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、上記集水部は、上記底面部の一対の対角線の交点を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面を有し、流水方向に相対向する傾斜面の下側に排水部が設けられているものである。
また、本発明に係る水路は、底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、上記集水部は、上記底面部の一方の側縁と、上記底面部の流水方向に開口された一方の開口端縁と、上記底面部の流水方向に開口された他方の開口端縁とから、それぞれ上記底面部の他方の側縁側に設ける排水部に向けて形成される第1乃至第3の傾斜面を有し、上記一方の側縁から形成される上記第1の傾斜面は、上記流水方向と略直交方向の上下に傾斜され、上記一方の開口端縁から形成される上記第2の傾斜面と、上記他方の開口端縁から形成される上記第3の傾斜面とは、各開口端縁から上記排水部に向けた方向の上下に傾斜されているものである。
本発明に係る水路は、ゴミ・ヘドロ等が堆積することなく、地下に水を供給できるので、地下水を増量させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る水路及びこれに用いる水路用ブロックの具体的な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
本発明に係る水路に用いる水路用ブロックは、図1に示すように、底面部13と、この底面部13の相対向する側縁に設けられた一対の側壁11、12とから構成される。
【0013】
この一対の側壁11、12と底面部13は、流水方向に垂直な平面状に略U字状の断面形状を有しており、この内部に雨水等の流水を流す水路を形成する。
【0014】
底面部13には、流水方向の上下に傾斜した傾斜面14、15を有する集水部16が設けられている。傾斜面14、15は、流水方向の互いに異なる方向に上下に傾斜しており、この傾斜面14、15により囲まれた部分は流水し、流水が終了した時に、流体を集水して、所定量溜めることができる集水部16を形成する。尚、本実施例では、図1に示すように、傾斜面14、15は、連続的に滑らかに形成された曲線状であるが、直線状に傾斜したものでも良い。
【0015】
この集水部16には、集水部16の下方の一番低い部分に、集水部16に溜めた水を外部、すなわち地面(土)に排出する排水部17が設けられている。この排水部17は、例えば、図1に示すように傾斜面14、15の下端に設けた開口部18である。
【0016】
図2に示すように、開口部18には、底面部13の開口端における段差をなくすように砂利等からなる透水材19を配設する。この開口端に配設された透水材19により、排水部17(開口部18)と傾斜面14、15は、段差を有しない滑らかな面を形成している。本実施例では、透水材19として、砂利を敷設しているが、砕石等の流水に流されることなく、且つ透水性を有するものであれば良い。
【0017】
本発明に係る水路は、上述の水路用ブロックの下側に、上記排水部17から排出した水を透水する透水部22が設けられている。この透水部22には、砂利、砂、モルタル、砕石等からなる透水部材が配設されている。
【0018】
この水路に、雨等の流水が流れ込んだ時、水路は図3に示すような状態となる。さらに、この流水の流入が終わった時、水路は図4に示すような状態となる。図中矢印Aは、流水の流れ方向を示すものである。図4に示すように、傾斜面14、15により囲まれた集水部16には、集水された流水20を所定量溜めることができる。このとき、傾斜面14、15の高低差、傾斜量を変更することにより、この流水を保有できる量を調整することが可能である。集水部16に保有された流水20は、排水部17から外部、すなわち、水路の下の地面に排出される。このとき、本実施例では、開口部18(排水部17)に設けられた透水材19を透水して排出される。
【0019】
図5に示すように、集水部16に保有された流水が排水部17を透水して外部に排出された後、排水部17には、流水20中に含まれた堆積物21が堆積する。この堆積物21は、雨水等に含まれるゴミやヘドロ等である。また、図7は、集水部16に保有された流水20が透水され、堆積物21が堆積している状態を示す図である。ここで、透水部に段差を有する段部が形成された場合は、堆積物は、その段部に堆積してしまう恐れがある。また、このゴミやヘドロ等の堆積物は、長期間堆積することで、悪臭の原因又はボーフラ等が発生する原因となる。ここで、排水部17から外部に排出された流水は、水路用ブロックの下側に設けられた透水部22を透水して、地下に流入する。
【0020】
上述のように、排水部17と傾斜面14、15は段差を有しない滑らかな面を形成しているため、この堆積物21は、次に流水20等が流入し、一定の流速となった時、図6に示すように、その流水20の流れの勢いにより、排水部17から流されて、取り除かれる。堆積物21が除去された後は、図4に示すように、集水部16に流体が保有された状態となる。このように、本願に係る水路用ブロック及びこれを用いた水路は、堆積物21を堆積させることなく、排水部17から流水20を排出させることができるものである。すなわち、本願に係る水路用ブロック及びこれを用いた水路は、堆積物21を堆積することなく、地面に水を供給し、地下水を増加させることを可能とするものである。
【0021】
さらに、上述の実施例では、集水部が底面部の略中央に設けられているが、図8に示すように、集水部36が底面部33の流路方向の両端に設けられていても良い。この水路用ブロック30の底面部33には、流路方向に傾斜面34、35が設けられる。一の水路用ブロック30の傾斜面34と、この水路用ブロック30に隣接する水路用ブロックの傾斜面により囲まれた部分が集水部36となる。この集水部36の下方の一番低い部分に、集水部36に溜められた水を外部に排出する排水部として、例えば開口部38が形成されている。図8に示すように、集水部36が底面部33の流路方向の両端に設けられた場合も、上述と同様の機能を有するので、堆積物が堆積することなく、地下に流水を排出可能である。また、上述の実施例において、傾斜面は2つ設けられているが、傾斜面は1つでも良い。
【0022】
次に、本願の水路用ブロックの他の実施例について、図9、図10を、用いて説明する。尚、上述の実施例と同様のものには、同じ符号を付して、説明を省略する。
【0023】
本実施例に係る水路用ブロック40は、集水部46が底面部43の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面44、45を有し、各傾斜面の下側に排水部47が設けられている。
【0024】
底面部43の対角線の内一の対角線49は、略頂部を形成し、この対角線49の両側には、下方に向かって傾斜する傾斜面44、45が形成される。図10に示すように、一の水路用ブロック40の傾斜面44と、該傾斜面に接するように配設された他の水路用ブロック40aの傾斜面の内、傾斜面44に相対向する傾斜面45aとにより囲まれた領域は雨水等が流水した後に、流水を溜めることができる集水部46を形成する。この集水部46には、その一番低い部分に排水部47が設けられる。この排水部47は、集水部46が保有した流水を、透水させ、地面(土)に排出させる。この排水部47は、例えば、図9に示すように底面部43の流水方向の両端に設けられた開口部48である。
【0025】
この開口部48も、上述の実施例と同様に、砂利等の透水材19が敷設されることにより、一の水路用ブロック40の傾斜面44、他の水路用ブロック40aの傾斜面45a及び開口部48は、段差のない滑らかな面を形成している。よって、本実施例に係る水路用ブロック40及びこれを用いた水路は、堆積物が堆積することなく、地下に流水を排出可能とするものである。
【0026】
また、本願の水路用ブロックのさらに他の実施例について、図11、図12を用いて説明する。尚、上述の実施例と同様のものには、同じ符号を付して、説明を省略する。
【0027】
この水路用ブロック50は、集水部61が底面部53の一対の対角線58、59の交点となる略中心を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面54〜57を有し、流水方向に相対向する傾斜面の下側に排水部62を設ける。
【0028】
底面部53の一対の対角線58、59の交点は、最も厚みを有して形成される。換言すると、対角線58、59の交点は、頂部60を形成し、対角線58、59に沿って四方に傾斜面54〜57を有している。
【0029】
図12に示すように、一の水路用ブロック50の傾斜面54と該傾斜面が隣接するように配設された他の水路用ブロック50aの傾斜面55aにより囲まれた領域は雨水等が流水した後に、流水を溜めることができる集水部61を形成する。この集水部61には、その一番低い部分に排水部62が設けられる。この排水部62は、集水部61が保有した流水を、透水させ、地面(土)に排出させる、この排水部62は、例えば図11に示すように底面部53の流路方向の両端に設けられた開口部63である。
【0030】
この開口部63も、上述の実施例と同様に、砂利等の透水材19が敷設されることにより、一の水路用ブロック50の傾斜面54、他の水路用ブロック50aの傾斜面55a及び開口部63は、段差のない滑らかな面を形成している。よって、本実施例に係る水路用ブロック50及びこれを用いた水路は、堆積物が堆積することなく、地下に流水を排出可能とするものである。
【0031】
また、本願の水路用ブロックのさらに他の実施例について、図13〜図15を用いて説明する。本実施例に係る水路用ブロック70は、図13に示すように、底面部73と、この底面部13の流水方向に相対向する側縁に設けられた一対の側壁71、72とから構成される。この一対の側壁71、72と底面部73は、流水方向に垂直な平面上に略U字状の断面形状を有しており、この内部に雨水等の流水を流す水路を形成する。
【0032】
底面部73には、流水方向の上下に傾斜した傾斜面74、75と、流水方向と略直角方向に傾斜する傾斜面76とを有する集水部78が設けられている。傾斜面74、75は、流水方向の互いに異なる方向に上下に傾斜している。この傾斜面74、75と流水方向と略直角方向に傾斜する傾斜面76により囲まれた部分は流水し、流水が終了した時に、流水を集水して、所定量溜めることができる集水部78を形成する。この集水部78には、集水部78の下方の一番低い部分に、集水部78に溜めた水を外部、すなわち地面(土)に排出する排水部79が設けられている。
【0033】
この排水部79は、例えば、図15に示すように、傾斜面76の下側で接触する側壁72との角部77に形成されており、外部に連通する貫通孔80である。この貫通孔80には、集水部78に保有した流水を、離れた位置で排水可能な配水管81が挿入される。この配水管81には、砂利等の透水材82等が傾斜面74、75、76及び側壁72と滑らかな面を形成するように詰め込まれる。この透水材82により、排水部79は、傾斜面74〜76と段差を有さない。よって、この配水管81は、流水のみを透水させ、堆積物83は、透水材82により排水部79付近に堆積する。この堆積物83は、上述の実施例と同様に、次に流水が流入し、一定の流速となった時、排水部79が傾斜面74〜76と段差のない滑らかな面を形成するため、流水の流れの勢いにより、排水部79から流されて取り除かれる。尚、この排水部79を用いた場合は、図14、図15に示すように配水管81を貯水槽85に接続させることにより、排水を貯水槽85に貯留することができる。
【0034】
ところで、水路を形成する地域には、水路底面部から流水を浸透させることにより、地盤沈下等が発生する危険性がある地域がある。この水路用ブロック70は、配水管81により集水部78に保有した流水を離れた位置で排水できるので、例えば、水路を地盤沈下等が発生する危険性がある場所に設置する場合でさえも、この配水管81により地盤沈下の危険性がない安全な位置まで導き排出させることが可能である。
【0035】
このように、本実施例に係る水路用ブロック70は、地盤沈下等が発生する危険性がある地域にも適用可能であり、且つそのような地域であっても堆積物が堆積することなく地下に流水を排出可能とするものである。
【0036】
また、上述のいずれかの水路用ブロックを用いて水路を形成する時は、従来の水路と同様に、隣接する側壁をプレートで固定し、その継ぎ目にはモルタル等の目地材を注入することで実現する。水路には、蓋付タイプ、開放タイプ、JIS製品タイプ、大型等があるが、本実施例は、いずれの場合にも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
上述したように、本発明の水路用ブロック及びこれを用いた水路は、堆積物を堆積させることなく、排水部から流水を排出させることができ、この流水を地下水に供給することができる。よって、簡易な構造で容易に地下水の増量を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る水路用ブロックの斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る水路用ブロックの断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る水路用ブロックに流水が流入した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る水路用ブロックへの流水の流入が終了した直後の状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る水路用ブロックの排水部から流水の透水が終了した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る水路用ブロックの排水部に堆積した堆積物が除去される時の状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る水路用ブロックの堆積物が堆積する状態を示す平面図である。
【図8】本発明の実施例に係る水路用ブロックの集水部の位置を変えたことを示す斜視図である。
【図9】底面部の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面を有した水路用ブロックの斜視図である。
【図10】底面部の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面を有した水路用ブロックの平面図である。
【図11】底面部の一対の対角線の交点となる略中心を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面を有する水路用ブロックの斜視図である。
【図12】底面部の一対の対角線の交点となる略中心を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面を有する水路用ブロックの平面図である。
【図13】集水部から遠く離れた位置で排水可能な水路用ブロックの斜視図である。
【図14】集水部から遠く離れた位置で排水可能な水路用ブロックの平面図である。
【図15】集水部から遠く離れた位置で排水可能な水路用ブロックの配水管を挿入した状態を示す図である。
【図16】従来の水路の枡部を示す斜視図である。
【図17】従来の水路の枡部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 水路用ブロック、 11、12 側壁、 13 底面部、 14、15傾斜面、 16 集水部、 17 排水部、18 開口部、 19 透水材、20 流水、 21 堆積物

Claims (16)

  1. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、
    上記底面部には、流水方向の上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記傾斜面は、上記流水方向及び上下方向を含む断面において連続的に滑らかに形成された曲線状であり、
    上記傾斜面は、上記流水方向の互いに異なる方向に上下に傾斜する第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなり、
    上記排水部は、当該水路用ブロックの上記流水方向の一端部で、且つ上記第1の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記一端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第1の排水部と、
    当該水路用ブロックの上記流水方向の他端部で、且つ上記第2の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記他端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第2の排水部とからなる水路用ブロック。
  2. 上記排水部は、上記傾斜面の下端に設けた開口である請求項1記載の水路用ブロック。
  3. 上記開口と上記傾斜面とが段差を有しないように、上記排水部の開口には、開口端における段差をなくすように透水材を配設する請求項記載の水路用ブロック。
  4. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、
    上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記集水部は、上記底面部の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面を有し、各傾斜面の下側に排水部が設けられている水路用ブロック。
  5. 上記排水部は、上記傾斜面の下端に設けた開口である請求項記載の水路用ブロック。
  6. 上記開口と上記傾斜面とが段差を有しないように、上記排水部の開口には、開口端における段差をなくすように透水材を配設する請求項記載の水路用ブロック。
  7. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、
    上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記集水部は、上記底面部の一対の対角線の交点を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面を有し、流水方向に相対向する傾斜面の下側に排水部が設けられている水路用ブロック。
  8. 上記排水部は、上記傾斜面の下端に設けた開口である請求項記載の水路用ブロック。
  9. 上記開口と上記傾斜面とが段差を有しないように、上記排水部の開口には、開口端における段差をなくすように透水材を配設する請求項記載の水路用ブロック。
  10. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなり、開口された流水方向に他の水路用ブロックと連結されて水路を形成する水路用ブロックにおいて、
    上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記集水部は、上記底面部の一方の側縁と、上記底面部の流水方向に開口された一方の開口端縁と、上記底面部の流水方向に開口された他方の開口端縁とから、それぞれ上記底面部の他方の側縁側に設ける排水部に向けて形成される第1乃至第3の傾斜面を有し、
    上記一方の側縁から形成される上記第1の傾斜面は、上記流水方向と略直交方向の上下に傾斜され、
    上記一方の開口端縁から形成される上記第2の傾斜面と、上記他方の開口端縁から形成される上記第3の傾斜面とは、各開口端縁から上記排水部に向けた方向の上下に傾斜されている水路用ブロック。
  11. 上記排水部は、上記他方の側縁側に設けられた上記側壁の、上記傾斜面の下端に位置する部分に設けた開口である請求項10記載の水路用ブロック。
  12. 上記開口と上記傾斜面とが段差を有しないように、上記排水部の開口には、開口端における段差をなくすように透水材を配設する請求項11記載の水路用ブロック。
  13. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、
    上記底面部には、流水方向の上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、
    上記傾斜面は、上記流水方向及び上下方向を含む断面において連続的に滑らかに形成された曲線状であり、
    上記傾斜面は、上記流水方向の互いに異なる方向に上下に傾斜する第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなり、
    上記排水部は、当該水路用ブロックの上記流水方向の一端部で、且つ上記第1の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記一端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第1の排水部と、
    当該水路用ブロックの上記流水方向の他端部で、且つ上記第2の傾斜面と、当該水路用ブロックの上記他端部側に連結される他の水路用ブロックの傾斜面との間に設けられる第2の排水部とからなる水路。
  14. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、
    上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、
    上記集水部は、上記底面部の一の対角線上を略頂部として下方に傾斜する2つの傾斜面を有し、各傾斜面の下側に排水部が設けられている水路。
  15. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、
    上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、
    上記集水部は、上記底面部の一対の対角線の交点を頂部として下方に傾斜する4つの傾斜面を有し、流水方向に相対向する傾斜面の下側に排水部が設けられている水路。
  16. 底面部と、上記底面部の相対向する側縁に設けられた一対の側壁とからなる水路用ブロックを開口された流水方向に連結して形成される水路において、
    上記底面部には、上下に傾斜した傾斜面を有する集水部が設けられ、
    上記集水部には、上記集水部の下方に、上記傾斜面と段差を有しないように連続して上記集水部に貯留した水を外部に排出する排水部が設けられ、
    上記水路用ブロックの下側に、上記排水部から排出した水を透水する透水部が設けられ、
    上記集水部は、上記底面部の一方の側縁と、上記底面部の流水方向に開口された一方の開口端縁と、上記底面部の流水方向に開口された他方の開口端縁とから、それぞれ上記底面部の他方の側縁側に設ける排水部に向けて形成される第1乃至第3の傾斜面を有し、
    上記一方の側縁から形成される上記第1の傾斜面は、上記流水方向と略直交方向の上下に傾斜され、
    上記一方の開口端縁から形成される上記第2の傾斜面と、上記他方の開口端縁から形成される上記第3の傾斜面とは、各開口端縁から上記排水部に向けた方向の上下に傾斜されている水路。
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