JP5117932B2 - 地下貯溜浸透槽 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車場、公園、宅地などの地下に設けられる地下貯溜浸透槽に関するものである。
未舗装の道路や空き地が殆どない都市化の進んだ地域では、家屋、駐車場、道路などに降った雨水が地中に浸透することなく、道路の側溝などを通じて河川へ流れ込むため、雨期には大量の雨水が河川へ集中し、短時間で河川の容量を超えて所謂、都市型洪水を引き起こす恐れがある。一方、乾期にはダムや湖の水位が低下して水不足となるため、各地で水道水の給水制限が実施され、庭の植物に充分量の水を与えることも難しくなっている。
このような事情から、駐車場、公園、宅地などの地下に水槽を設けて、雨水を一時貯溜したのち河川などへ徐々に放流するなどして、都市型洪水を防止したり、水槽に貯溜した雨水を汲み上げて、車の洗車や植物の水やりなどに有効利用するようになってきている。
このような地下水槽として、地中に上部が開口したタンク用凹部空間を構成し、該タンク用凹部空間に沿って砕石を配し、該タンク用凹部空間の底部から周側の途中までに非透水性内張層を構成し、且つ、該タンク用凹部空間の内、非透水性内張層の内側及びその上方途中までの空間内に複数の単位骨格部材を充填して空間保持骨格を構成する雨水貯溜浸透タンクが知られている(特許文献1)。
上記雨水貯溜浸透タンクは、雨水貯溜タンク部が満水になったとき、その上側の雨水浸透タンク部から、その周囲に配設された砕石を通じて、徐々に雨水が地中に浸透するようにしたものである。
また、都市型洪水を防止するための地下水槽として、雨水を一時的に貯溜するための第1貯溜槽と、その第1貯溜槽から越流した雨水を貯溜するための第2貯溜槽からなる複合型雨水一時貯溜槽なども知られている(特許文献2)。
上記複合型雨水一時貯溜槽は、第1貯溜槽の貯溜水が設定水位を超えた場合、第1貯溜槽の貯溜水が第2貯溜槽へ流入し、その第2貯溜槽に流入した雨水を地下に浸透するようにして、都市型洪水を防止するようにしたものである。
特開平9−41470号公報 特開2005−179931号公報
しかしながら、上記特許文献1の雨水貯溜浸透タンクは、タンク用凹部空間に砕石を配設する際に砕石が崩れ、特に、立ち上がり面において均等に砕石を配設することが困難で施工性が良くない、という問題があった。また、透水層として砕石を用いた場合、雨水が通水できる空隙率が低いため、雨水浸透タンク部からの雨水の流入量が多い場合は、地中に浸透しきれずに、雨水浸透タンク部が満水になって雨水が地表に溢れ出てしまう恐れがあった。
また、上記特許文献2の複合型雨水一時貯溜槽は、第1貯溜槽に溜まった雨水が溢れ出すのを防止するためだけに、別途第2貯溜槽を設ける必要があるため、大規模な埋設スペースが必要で、施工が大がかりなものとなり費用が嵩む、という問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、オーバーフローしたときの排水効率が良好なため、小規模でも充分な地下浸透能力を有し、施工も容易な地下貯溜浸透槽を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る地下貯溜浸透槽は、地中に雨水を貯溜する貯溜部を形成し、該貯溜部の四周面の上部にオーバーフロー部を設けると共に、該貯溜部の周囲及び下側に通水用の空隙を有する連結部材を連結し、オーバーフロー部からオーバーフローした雨水が地中に浸透するための通水・透水部を形成した地下貯溜浸透槽において、上記貯溜部は、連結部材を連結すると共に、その四周面と底面を、四周面の上部に設けたオーバーフロー部を残して遮水シートで被覆することで形成されていることを特徴とするものである。
本発明の地下貯溜浸透槽においては、貯溜部と通水・透水部の上面を蓋体で覆ったことが好ましく、通水・透水部を形成する連結部材が、連結部材同士の嵌合による固定手段、若しくは連結部材に設けた係止部・被係止部による固定手段、若しくはボルト及びナットの固定用部材を用いた固定手段、若しくは結合部材を用いた固定手段のいずれか、又は、これらの組合せによって連結されていることがより好ましい。また、複数の貯溜部が並設された地下貯溜浸透槽も好ましく、地下貯溜浸透槽の外周面を透水性の被覆材で被覆することがより好ましい。
本発明の地下貯溜浸透槽は、雨水を貯溜する貯溜部の上部にオーバーフロー部を設けて、その貯溜部の周囲及び下側に通水用の空隙を有する連結部材を連結して通水・透水部を形成しているので、貯溜部のオーバーフロー部より下側を貯溜空間として利用でき、貯溜部に対する貯溜容積の割合が非常に大きい。また、豪雨等で貯溜部のオーバーフロー部より雨水がオーバーフローしても、そのオーバーフローした雨水は、通水・透水部へと流れ込んで地下貯溜浸透槽の側面及び底面に行き渡ると共に、通水・透水部から地中に浸透していく。このように通水用の空隙を有する連結部材で通水・透水部を形成すると、従来のように、砕石で通水・透水部を形成したときと比べると空隙率が高いので、満水になって雨水が溢れてしまう恐れがなく、また、立ち上がり面において均等に砕石を配設する必要がないので施工性も良い。
また、貯溜部と通水・透水部の上面を蓋体で覆った地下貯溜浸透槽のように、貯溜部の上面だけではなく、通水・透水部の上面までも蓋体で一体に覆うことで、別途通水・透水部に泥等が侵入するのを防止する手段を講じなくてもいいので、施工性が向上する。
特に、通水・透水部を形成する連結部材が、連結部材同士の嵌合による固定手段、若しくは連結部材に設けた係止部・被係止部による固定手段、若しくはボルト及びナットの固定用部材を用いた固定手段、若しくは結合部材を用いた固定手段のいずれか、又は、これらの組合せによって連結されている地下貯溜浸透槽は、このような手段で連結部材を連結すると、連結部材同士の連結が非常に強固なものとなるため、連結部材同士の連結が外れる心配がなくなる。
また、複数の貯溜部が並設されている地下貯溜浸透槽は、貯溜部を複数設けることで、雨水の貯溜量が遥かに増大し、洗車や植物の水やりなどで大量の雨水を使用しても貯溜した雨水がなくなることが少なくなるので、設置スペースを確保できる場所では、特に好適に施工される。
更に、地下貯溜浸透槽の外周面を透水性の被覆材で被覆した地下貯溜浸透槽は、被覆材で被覆することで、連結部材が周囲の土圧によって傷つくのを防止すると共に、貯溜部及び通水・透水部に土砂が侵入するのを防止することができる。また、透水性の被覆材で被覆するので、雨水が地中に浸透するのを妨げる心配もない。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の参考形態に係る地下貯溜浸透槽を示す概略断面図、図2は同地下貯溜浸透槽を構成する貯溜部の斜視図、図3は同地下貯溜浸透槽を構成する連結部材の斜視図、図4は同連結部材同士の連結を示すものであって、(a)は上下の連結を示す部分斜視図、(b)は左右の連結を示す部分斜視図、図5は同連結部材の側面に取付けられる側板の斜視図であって、(a)は側板の天面を示す斜視図、(b)は側板の裏面を示す斜視図、図6は同側板を連結部材に取付け方法を示す部分斜視図である。
本発明の参考形態に係る地下貯溜浸透槽T1は、駐車場、公園、庭先などの地下に好適に設けられるもので、図1に示すように、雨水を貯溜する貯溜部1Aと、その貯溜部1Aの上部に設けられた複数のオーバーフロー部2と、貯溜部1Aの四周面(前側面、後側面、右側面、左側面)と貯溜部1Aの底面を囲繞する連結部材3と、その連結部材3によって形成される通水・透水部4と、貯溜部1Aと通水・透水部4の上面を覆う蓋体5と、地下貯溜浸透槽T1の外周面を覆う透水性の被覆材6とで構成されている。
上記地下水槽T1の周囲には側溝8が形成されており、この側溝8の下部には、貯溜部1Aからオーバーフローした雨水を排出するオーバーフロー管8aが連結されている。オーバーフロー管8aの先端にはメッシュ材8bが取付けられており、豪雨時など側溝8から逆オーバーフローした雨水が、オーバーフロー管8aを流れ、該メッシュ材8bを通過してゴミ等が取り除かれた綺麗な雨水が、取水点検口9を経路して貯溜部1Aに流入するようになっている。この取水点検口9には、貯溜部1Aに溜まった雨水を汲み上げる電動ポンプPから延びる取水管10が配設されており、電動ポンプPによって汲み上げられた雨水を洗車や水やり、トイレ等に利用できるようになっている。また、地下水槽T1の上部には、地下水槽T1内部を点検するための直径が200φ程度の点検口11が設けられており、その点検口11から地下水槽T1を点検、整備できるようになっている。そして、この点検口11は、流入管11aを介して前置桝12と連結されており、家屋の堅樋(不図示)などに連結された排水管13から前置桝12に流入した雨水が、貯溜部1に流入するようになっている。この際、前置桝12のバスケット部12aによって、ゴミを除去することができ、また泥等は前置桝12下部の泥溜め部に沈殿するので、綺麗な雨水だけが地下水槽T1に流入するようになっている。
尚、本実施形態では、雨水を汲み上げるのに電動ポンプPを用いているが、手動ポンプでもよいのは言うまでもない。また、前置桝12は、建築業界で多く使用されているものであればどのようなものでも構わない。
雨水を貯溜する貯溜部1Aは、図2に示すように、上部が開口した断面凹型の合成樹脂製の水槽1Aで、前側面上部、右側面上部、左側面上部、後側面上部にはそれぞれ一定の感覚をあけて複数の孔が穿孔されており、この複数の孔がオーバーフロー部2として作用する。このオーバーフロー部2は、水槽1Aの上端から0cm〜20cm程度下方に形成されており、このオーバーフロー部2によって、水槽1Aの貯溜量を上回る大量の雨水が水槽1Aに流入しても、雨水が後述する通水・透水部4に排出されるようになっている。
上記水槽1Aの寸法は特に限定されないが、駐車場、公園、庭先などに設置するのが多いことから、幅が0.5m〜50m、長さが1m〜50m、深さが0.5m〜3m程度のものが好適に用いられる。水槽1Aが上記のサイズである場合、雨水のオーバーフロー量を考慮すると、オーバーフロー部2の開口面積の合計が、流入管11aの断面積と同等乃至流入管11aの断面積の2倍程度であることが望ましい。通常、流入管11aの断面積は50cm〜1000cmに設計されるので、オーバーフロー部2の1箇所の開口面積を100mm〜1000mmにすることが好ましい(オーバーフロー部2の数を増やすと、1つあたりのオーバーフロー部2の開口面積が小さ過ぎて水槽1A内のゴミ等による目詰まりの原因ともなり、オーバーフロー部2の数を減らすと、1つあたりのオーバーフロー部2の開口面積が大き過ぎて外部の砕石や土砂が水槽1A内に入り込み易くなる)。
また、この水槽1Aをコンクリート、金属、FRPで形成することも可能であるが、本発明の参考形態に係る地下貯溜浸透槽T1は、後述するように貯溜部1Aの周囲が非常に強固で、水槽1に直接土圧が掛かりにくいので、ポリプロピレンやポリエチレンなどの合成樹脂で成形された水槽1Aでも破損する心配はない。
上記水槽1Aは上部が開口しているので、その上部開口と後述する通水・透水部4の上面を蓋体5で覆っている。この蓋体5として種々のものが考えられるので特に限定はされないが、少なくともその上方からの土圧に耐え得るだけの強度が必要で、例えば、市場に流通している種々の覆蓋や、金属製、コンクリート製、FRP製、合成樹脂製の方形板などが好適に使用される。この際、天面に複数の孔を設けるなどして、透水性を持たせた蓋体5であれば、雨水を水槽1Aに流入させる特別な手段を講じなくても、地表から浸透してきた雨水が水槽1Aに流入するので好ましい。
尚、水槽1Aと蓋体5は一体に形成されていてもよい。
上記貯溜部1の四周面の外側と貯溜部1Aの底面の下側に配設されて貯溜部1を囲繞する連結部材3は、ポリプロピレン等の合成樹脂で射出成形された通水用の空隙を有する空間形成部材で、図3に示すように、梁体3aの四隅に4本の支持脚3b,3b,3b,3bが設けられたものである。
梁体3aは正方形の板体であり、梁体3aの側面の隣り合う2面(前側面と右側面)には、連結部材3を左右に連結するための凸型の係合部3cがそれぞれ形成されると共に、残りの2面(後側面と左側面)は切り欠かれて、その係合部3cと係合する凸型の被係合部3dが形成されている。また、梁体3aの上面の四隅には、支持脚3bの下端部を嵌め込むための方形の凹穴3eが形成されており、この凹穴3eの側面には、支持脚3bの下端に形成された係止部3fと係止する被係止部3gが形成されている。この被係止部3gは、支持脚3bの係止部3fが嵌まり込む開口であって、凹穴3eの外側の2面にそれぞれ形成されている。更に、梁体3aの中央には、オーバーフロー部2からオーバーフローした雨水の流路となる円形の開口部3hが形成されており、梁体3aの四側面には、図5に示す側板7を取付けるための突起3iが、一側面に2個ずつ、合計8個形成されている。
上記梁体3aの四隅に設けられた支持脚3bは、中空の角筒状の脚体であって、その下端部には、梁体3aの凹穴3eに設けられた被係止部3gと係止する係止部3fが形成されている。この係止部3fは、支持脚3bの下端部を切り欠いて、その切欠部から下方に向って弾性片が形成されて、その弾性片の先端に、上記の被係止部3gと係止するための爪部が形成されたものである。
上記構成の連結部材3の寸法は特に限定されるものではないが、運搬性、施工性、強度などを考慮すれば、一辺の長さが50cm程度、高さが25cm程度、開口部3hの内径が20cm程度のものが好適に用いられる。また、この連結部材3が、オーバーフローした雨水が地下に浸透するための通水・透水部4を形成するため、連結部材3の空隙率が50%よりも低いと、砕石と同様に雨水の流路が充分に形成されず、通水・透水部4に一時的に貯溜する雨水の貯溜量も減少するため好ましくない。逆に、空隙率が98%を超えると、通水・透水部4としての機能は充分なものとなるが、連結部材3の強度が低下するため貯溜部1に負担を強いることになりやはり好ましくない。これらを考慮して、連結部材3の空隙率は50〜98%になるように設定するのが好ましい。
尚、本実施形態で用いる連結部材3は、あくまでも一例であり、この連結部材3に限定されるものではなく、後述するような種々の連結部材を用いることもできる。
上記連結部材3を、水槽1Aの四周面の外側に配設した際、直接土面に接する面と水槽1Aに接する面には、図5に示す側板7が取付けられる。この側板7は、図5の(a)に示すように、方形の板体に多数の通水孔7aが穿孔されたものであり、その側面には、図6に示すように、連結部材3の突起3iに引っ掛けるための開口が設けられた凸部7bが形成されていると共に、側板7を連結部材3に取付けた際、連結部材3の係合部3cと干渉しないようにするための切欠凹部7cが設けられている。また、この側板7は地下貯溜浸透槽T1の底面にも敷設されるため、図5の(b)に示すように、側板7の裏面の四隅には、連結部材3の支持脚3bを載置するための脚体受け口7dが設けられている。
図1に示すように、上記の部材から構成される地下貯溜浸透槽T1の外周面は、透水性の被覆材6で被覆されている。この透水性の被覆材6として、引裂き強度が大きいポリプロピレン繊維等の合成樹脂繊維の不織布や織布が好適に使用され、このような透水性の被覆材6は通水性に優れ、土粒子の侵入を防ぐにもかかわらず、目詰まりをおこしにくく、速やかに雨水を地中に浸透させるといった効果を奏するので好ましい。
次に、前述した部材で、本発明の参考形態に係る地下貯溜浸透槽T1を構築する施工手順の一例を説明する。
まず、地面Gを掘削して、水槽1Aを埋設するスペースと連結部材3を配設するスペースを確保する。そして、そのスペースの側面及び底面に透水性の被覆材6を敷設する。この際、蓋体5の上面も透水性の被覆材6で被覆するのが好ましいので、敷設する透水性の被覆材6は、折り返して蓋体5の上面を被覆できるだけの余分を持たせておくことが好ましい。
そして、掘削したスペースの底面に側板7を敷設し、その側板7の脚体受け口7dの上に連結部材3の支持脚3bを載置すると共に、連結部材3を縦方向及び横方向に連結していく。連結部材3を隣接する連結部材3と連結するには、図4の(b)に示すように、一方の連結部材3の被係合部3dに、もう一方の連結部材3の係合部3cを上方から嵌め込むことで簡単且つ強固に連結される。このようにして掘削したスペースの底面に連結部材3を配設したら、次に、一番外側に位置する連結部材3の上に連結部材3を段積みし、掘削したスペースの四周面に連結部材3を配設していく。連結部材3を上下に連結するには、図4の(a)に示すように、上方の連結部材3の支持脚3bを、下方に位置する連結部材3の凹穴3eに嵌め込んで、上方に位置する連結部材3の係止部3fと、下方に位置する連結部材3の被係止部3gとを係止することで、強固に連結部材3を連結することができる。そして、上下に連結した連結部材3を、その隣に位置する連結部材3と上記方法で縦方向又は横方向に連結し、掘削したスペースの上面まで連結部材3を段積みする。掘削したスペースの四周面に連結部材3を段積みする際、予め側板7を、連結部材3の直接土面に接する面と水槽1Aに接する面に取付けておくと、施工性が向上する。側板7は、図6に示すように、凸部7bを連結部材3の突起3iに引っ掛けるだけで簡単に取付けることができる。
尚、掘削したスペースの四周面に連結部材3を複数列配設してもよいが、本実施形態のように、一列でも充分土圧に耐え得る強度を有するので必要性は低い。また、必ずしも掘削したスペースの底面に連結部材3を配設する必要はないが、底面にも結部材3を配設することで、一時的に貯溜できる雨水量が格段に増えるので、掘削したスペースの底面にも連結部材3を配設することが好ましい。
以上のように、連結部材3を、掘削したスペースの四周面と底面に配設することで、オーバーフローした雨水が地中に浸透するための通水・透水部4が形成される。
次に、水槽1Aを連結部材3によって形成された箱型空間に設置し、前述した種々の部材(オーバーフロー管8a、取水点検口9、電動ポンプP、取水管10、点検口11等)を配置したのち、水槽1Aの上部開口と通水・透水部4の上面を蓋体5で覆うと共に、余った透水性の被覆材6を折り返して蓋体5を被覆し、その上方から覆土することで地下貯溜浸透槽T1が完成する。このように、透水性の被覆材6で蓋体5まで被覆すると、覆土したとき、土や石などによって蓋体5が破損される恐れがなくなるので、できる限り蓋体5の上面も覆うことが好ましい。また、水槽1Aを連結部材3によって形成された箱型空間に設置する際、掘削したスペースの底面に配設された連結部材3の上に直接載置してもよいが、図1に示すように、水槽1Aと底面の連結部材3の間に板体70を挟むと、水槽1Aをグラつきなく安定して設置することができるので好ましい。
上記の説明から明らかなように、本発明の参考形態に係る地下貯溜浸透槽T1は、地面を掘削して、その空間に透水性の被覆材6を敷設し、地下貯溜浸透槽T1の四周面と底面に連結部材3を配設して水槽1Aを埋設するだけなので、施工が簡単で、且つ、耐圧性、耐久性に優れる。また、地下貯溜浸透槽T1の四周面及び底面に、空間形成部材である連結部材3を配設してあるので、従来の地下水槽のように、直接貯溜部1に土圧が作用することが殆どなく、水槽1Aを合成樹脂など成形の容易な材料で形成することができるようになる。そして、豪雨等で水槽1Aのオーバーフロー部2より雨水がオーバーフローしても、そのオーバーフローした雨水は、側板7の通水孔7aより通水・透水部4へと移行し、その通水・透水部4を流れて地下貯溜浸透槽T1の側面及び底面に行き渡りながら、通水・透水部4の流路途中にある側板7の通水孔7aより透水性の被覆材6を通過し地中に浸透していく。しかも、透水性の被覆材6が、高いフィルター性能を発揮すると共に、耐久性に優れるので、長期間に亘って高い性能を維持することができる。また、オーバーフロー部2より下側を貯溜空間として利用できるので、水槽1Aに対する貯溜容積の割合が非常に大きい。
尚、前述したように、通水・透水部4を形成する連結部材としては、本実施形態の連結部材3に限定されるものではなく、次に説明する、種々の連結部材を用いて通水・透水部4を形成することもできる。
例えば、図7に示すような連結部材30でもよい。この連結部材30は、前述した連結部材3と同様の梁体3aの四隅に、4本の支持脚30bが設けられたものである。この支持脚30bは、図7、図8の(a)に示すように、下方に向うにつれて徐々に縮径された円筒体で、この支持脚30bを、梁体3aの上面の四隅に形成された差込口30eに差し込んで嵌合させることで、連結部材30同士を上下に連結できるようになっている。この差込口30eは、支持脚30bの下端の直径よりも若干直径が大きいもので、支持脚30bを差込口30eに差し込むと、上方に向って徐々に拡径する支持脚30bの周面が、差込口30eの内面に接触し、それ以上差し込めない位置で連結部材30同士が嵌合するようになっている。また、連結部材30の梁体3aの四側面全てには、前述した連結部材3と同様の凸型の被係合部3dが設けられている。この場合、連結部材31を縦横に連結しようとしたとき、被係合部3d同士では係合させることができないので、図8の(b)に示すように、H型の連結駒3jを用いて連結することになる。
この連結部材30のその他の構造は、前述した図1〜図6に示す連結部材3の実施形態と同様であるから、説明を省略する。
以上のような嵌合手段によって連結部材30同士を上下に連結する連結部材30も、下方に位置する連結部材30の差込口30eに、上方に位置する連結部材30の支持脚30bを差し込むだけで、連結部材30同士を連結することができるので、施工性が良好である。また、H型の連結駒3jが別途必要となるが、連結部材30の向きを気にすることなく、連結部材30同士を縦横に連結することができる、といった利点もある。
また、図9に示すような連結部材31でもよい。この連結部材31も、前述した連結部材3と同様の梁体3aの四隅に、上部の直径に比べて下部の直径が小さい略逆凸型の支持脚31bが4本設けられたもので、梁体3aの上面の四隅には、内径が該支持脚31bの下部の外径と等しい差込口31eが形成されている。連結部材31の支持脚31bを差込口31eに差し込んだとき、支持脚31bの下端が差込口31eの下端より幾分下方に突出するように形成されており、その支持脚31bの下端には、ボルト3kを挿通するボルト挿通孔30k,30kが穿孔されている。
上記構成の連結部材31の上下の連結は、下方に位置する連結部材31の差込口31eに、上方に位置する連結部材31の支持脚31bを差し込んで、ボルト挿通孔30k,30k,30k,30kにボルト3kを挿通して、反対側からナット3lを締め込むことで行われる。
この連結部材31のその他の構造は、前述した図1〜図6に示す連結部材3の実施形態と同様であるから、説明を省略する。
尚、この連結部材31を縦横に連結する場合、前述した連結部材30のようにH型の連結駒3jを用いてもよいし、前述した連結部材3のように係合部3cと被係合部3dをそれぞれ設けて、それらを係合させることで連結してもよい。
以上のような固定用部材(ボルト3kとナット3l)を用いて連結部材31同士を上下に連結する連結部材31は、ボルト3kとナット3lを用いることで、若干施工性は落ちるが、上下の連結部材31同士をガタつきなく非常に強固に連結することができるので、連結が外れたりする心配がなくなり、貯溜部1が深い場合に適している。
更に、図10に示すような連結部材32でもよい。この連結部材32は、下端の側面に切欠部と、その切欠部の中に方形の突起体3nが形成された角筒状の支持脚32bを、側面に切欠部と、その切欠部の中に方形の突起体3oが形成された梁体3aに直接載置し、突起体3nと突起体3mを略コ型をした結合部材3mで結合し、連結部材32,32を上下に連結するものである。
この連結部材32のその他の構造は、前述した図1〜図6に示す連結部材3の実施形態と同様であるから、説明を省略する。
以上のような結合部材3mで連結部材32同士を上下に連結する連結部材32も、前述した連結部材3,30,31と同様の効果を奏する。
以上のように種々(嵌合による固定手段、連結部材に設けた係止部・被係止部による固定手段、ボルト及びナットの固定用部材を用いた固定手段、結合部材を用いた固定手段)の連結部材を説明してきたが、土圧から水槽1Aを保護するだけの剛性と、外れないような連結ができるものであれば、連結部材はこれらの形態に限定されるものではなく、また、これらを組合せて用いることもできる。
図11は本発明の実施形態に係る地下貯溜浸透槽を示す一部破断図である。
この実施形態の地下貯溜浸透槽T2は、図11に示すように、地面Gを掘削したスペースに前述した透水性の被覆材6を敷設し、その掘削したスペースの四周面と底面に前述した要領で連結部材3を配設し、連結部材3の貯溜部1B側の面に板体70を取付けて、その板体70の上からゴムシートなどの遮水シートSを敷設することで貯溜部1Bを形成したものである。このとき、透水性の被覆材6は、前述した地下水槽T1と同様に、折り返して貯溜部1Bと通水・透水部4の上面を被覆できるだけの余分を持たせて敷設することが好ましい。また、遮水シートSは、貯溜部1Bの上端ぎりぎりまで被覆しないで、雨水がオーバーフローするだけのスペースを確保するため、上部を少し残して被覆する。このように、貯溜部1Bの上部を少し残して遮水シートSを敷設することで、遮水シートS上端から貯溜部1Bの上面までが雨水を排水するオーバーフロー部20となる。このオーバーフロー部20からオーバーフローした雨水は、前述した地下水槽T1と同様に、通水・透水部4を流れて、地下貯溜浸透槽T2の側面及び底面に行き渡りながら、通水・透水部4の流路途中にある側板7の通水孔7aより透水性の被覆材6を通過し地中に浸透していくので、排水効率が非常に高く、地下貯溜浸透槽T2から雨水が溢れ出す心配がない。
本実施形態の地下貯溜浸透槽T2は、上記のように構成された貯溜部1Bの内側を補強するため、前述した連結部材3を用いる。
即ち、連結部材3で貯溜部1Bを補強するには、まず、図4の(b)に示すように、梁体3aに形成された係合部3cと被係合部3dとを係合させて、連結部材3を縦横に連結していく。次いで、図4の(a)に示すように、支持脚3bの係止部3fと凹穴3eの被係止部3gとを係止して、連結部材3を上下に連結する。この作業を繰り返すことで、貯溜部1Bは補強される。
尚、貯溜部1Bの内側を補強する連結部材として、上記連結部材3やその他の連結部材30,31,32を用いても勿論構わないが、本発明の地下貯溜浸透槽T2は、周囲が非常に強固であるため、図示はしていないが、複数のパイプを6方向(上、下、左、右、前、後)に接続口を有するジョイントに接続することで貯溜部1B内を補強することも可能である。
上記のように、連結部材3で貯溜部1Bの補強が終わると、貯溜部1Bと通水・透水部4の上面を蓋体5で覆い、その上から覆土することで地下貯溜浸透槽T2が完成する。
この地下貯溜浸透槽T2のその他の構造は、前述した図1〜図6に示す実施形態の地下貯溜浸透槽T1と同様であるから、説明を省略する。
以上のような構成の地下貯溜浸透槽T2は、連結部材3が上方からの荷重に対して非常に強いので、荷重が非常にかかる場所(駐車場の下など)に適している。
図12は本発明の他の参考形態に係る地下貯溜浸透槽の概略断面図である。
上記地下貯溜浸透槽T2は、上方からの荷重に対して非常に強いので、駐車場などに設置するのに適しているが、貯溜部1Bの内側を連結部材3で補強する手間が必要となるため、施工性が若干落ちる。本発明の地下貯溜浸透槽は、前述したように、貯溜部1の周囲を連結部材3で囲繞しているので、非常に強固で、通常の使用であれば破損する恐れはない。特に、庭先などに地下貯溜浸透槽を設ける場合は、上記地下貯溜浸透槽T2のような強度は求められないので、庭先などに地下貯溜浸透槽を設ける場合は、次に説明する地下貯溜浸透槽T3が好適に用いられる。
この地下貯溜浸透槽T3は、前述した地下貯溜浸透槽T2の貯溜部1Bの内側を補強している連結部材3を取り除いて、貯溜部1Cとオーバーフロー部21を形成したものである。
この地下貯溜浸透槽T3のその他の構造は、前述した図11に示す実施形態の地下貯溜浸透槽T2と同様であるから、説明を省略する。
以上のような地下貯溜浸透槽T3は、前述した地下貯溜浸透槽T2と比較すると、若干強度面で劣る部分はあるが、庭先などに施工する分には強度的にも充分であるにもかかわらず、施工が容易で、費用を抑えることもできる。
図13は本発明の更に他の参考形態に係る地下貯溜浸透槽の概略断面図である。
この実施形態の地下貯溜浸透槽T4は、前述した地下貯溜浸透槽T1を構成する水槽1Aを複数(本実施形態では2つ)並設したものである。この水槽1Aと水槽1Aの間には、連結部材3が配設されており、通水・透水部4が形成されている。
この地下貯溜浸透槽T4のその他の構造は、前述した図1〜図6に示す実施形態の地下貯溜浸透槽T1と同様であるから、説明を省略する。
尚、雨水を貯溜する貯溜部として、水槽1Aに限定されるものではなく、前述した貯溜部1B,1Cでもよいことはいうまでもない。
以上のような構成の地下貯溜浸透槽T4は、貯溜部1Aを複数設けることで、雨水の貯溜量が遥かに増大し、洗車や植物の水やりなどで大量の雨水を使用しても貯溜した雨水がなくなることが少なくなるので、設置スペースを確保できる場所に設置するのに適している。
本発明の参考形態に係る地下貯溜浸透槽を示す概略断面図である。 同地下貯溜浸透槽を構成する貯溜部の斜視図である。 同地下貯溜浸透槽を構成する連結部材の斜視図である。 同連結部材同士の連結を示すものであって、(a)は上下の連結を示す部分斜視図、(b)は左右の連結を示す部分斜視図である。 同連結部材の側面に取付けられる側板の斜視図であって、(a)は側板の天面を示す斜視図、(b)は側板の裏面を示す斜視図である。 同側板を連結部材に取付け方法を示す部分斜視図である。 同地下貯溜浸透槽を構成する連結部材の他の実施形態を示す斜視図である。 同連結部材同士の連結を示すものであって、(a)は上下の連結を示す断面図、(b)は左右の連結を示す部分斜視図である。 同地下貯溜浸透槽を構成する連結部材の更に他の実施形態の連結を示す断面図である。 同地下貯溜浸透槽を構成する連結部材の更に他の実施形態の連結を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る地下貯溜浸透槽を示す一部破断図である。 本発明の他の参考形態に係る地下貯溜浸透槽を示す概略断面図である。 本発明の更に他の参考形態に係る地下貯溜浸透槽を示す概略断面図である。
符号の説明
T1,T2,T3,T4 地下貯溜浸透槽
1A 貯溜部(水槽)
1B,1C 貯溜部
2,20,21 オーバーフロー部
3,30,31,32 連結部材
3a 梁体
3b,30b,31b,32b 支持脚
3c 係合部
3d 被係合部
3e 凹穴
30e,31e 差込口
3f 係止部
3g 被係止部
3h 開口部
3i 突起
3j H型の連結駒
3k ボルト
30k ボルト挿通孔30
3l ナット
3m 結合部材
3n,3o 突起体
4 通水・透水部
5 蓋体
6 透水性の被覆材
7 側板
7a 通水孔
7b 凸部
7c 切欠凹部
7d 脚体受け口
8 側溝
8a オーバーフロー管
8b メッシュ材
9 取水点検口
10 取水管
11 点検口
11a 流入管
12 前置桝
12a バスケット部
13 排水管
P 電動ポンプ
S 遮水シート

Claims (5)

  1. 地中に雨水を貯溜する貯溜部を形成し、該貯溜部の四周面の上部にオーバーフロー部を設けると共に、該貯溜部の周囲及び下側に通水用の空隙を有する連結部材を連結し、オーバーフロー部からオーバーフローした雨水が地中に浸透するための通水・透水部を形成した地下貯溜浸透槽において、
    上記貯溜部は、連結部材を連結すると共に、その四周面と底面を、四周面の上部に設けたオーバーフロー部を残して遮水シートで被覆することで形成されていることを特徴とする地下貯溜浸透槽。
  2. 貯溜部と通水・透水部の上面を蓋体で覆ったことを特徴とする請求項1に記載の地下貯溜浸透槽。
  3. 通水・透水部を形成する連結部材が、連結部材同士の嵌合による固定手段、若しくは連結部材に設けた係止部・被係止部による固定手段、若しくはボルト及びナットの固定用部材を用いた固定手段、若しくは結合部材を用いた固定手段のいずれか、又は、これらの組合せによって連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の地下貯溜浸透槽。
  4. 複数の貯溜部が並設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の地下貯溜浸透槽。
  5. 地下貯溜浸透槽の外周面を透水性の被覆材で被覆したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の地下貯溜浸透槽。
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