JP3991270B2 - 雨水槽ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に埋設される施工性の良好な雨水槽ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
未舗装の道路や空地が殆どない都市化の進んだ地域では、雨水が地中に浸透することなく側溝等を通じて河川へ流れ込むため、雨季には大量の雨水が河川へ集中し、短時間で河川の容量を越えて、いわゆる都市型洪水を引き起こしている。一方、乾季にはダムや湖の水位が低下して水不足となり、各地で水道水の給水制限が実施されている。
【0003】
斯かる事情に対処するため、雨水浸透用の雨水槽を地中に設けて、雨水を該雨水槽へ導入したのち地中に徐々に浸透させたり、雨水貯溜用の雨水槽を地中に設けて、該雨水槽に貯溜した雨水を有効利用することが試みられている。
【0004】
図12及び図13は、本出願人が開発した雨水浸透用又は雨水貯溜用の雨水槽の従来例を示す概略断面図であって、図12は埋設前の状態を、図13は埋設後の状態を示している。
【0005】
この雨水槽は、図12に示すように、地面を掘削して形成した大きい凹空部100の底に、砕石層101と砂層102を設けて不陸をなくし、凹空部100の内側に敷設した被覆シート103の上に、多数の積重ね部材104を縦横に並べて複数段積み重ね、この積重ね部材104の集合体の底面と四周側面を図13に示すように被覆シート103で被覆すると共に、積重ね部材104の集合体の上面を透水シート105で被覆し、雨水の流入管(不図示)や取水管(不図示)を接続して凹空部100を土で埋め戻すことにより、上記シート103,105で被覆された積重ね部材104の集合体を地中に埋設したものである。積重ね部材104としては、梁体の裏面に複数の脚を取付けた合成樹脂製の積重ね部材が使用され、このような積重ね部材を縦横に並べて複数段積み重ねると、耐圧強度が大きく貯水空隙率が高い積重ね部材の集合体を組み立てることができる。
【0006】
上記の雨水槽は、被覆シート103が透水性のシートであれば雨水浸透用の雨水槽となり、槽内に導入された雨水を透水性の被覆シートを通じて周囲の地中へ徐々に浸透、排水することができる。一方、被覆シート103が遮水性のシートであれば雨水貯溜用の雨水槽となり、遮水性の被覆シートの内側に雨水を貯溜することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の雨水槽は、施工現場で積重ね部材104を縦横に並べながら複数段積み重ねて集合体を組み立てるのに手間がかかること、積重ね部材104の集合体を被覆シート103や透水シート105で被覆してシートの継目を溶着するのが面倒であること、等の理由から施工性が良いとは言い難く、かなりの施工日数がかかるという問題があった。
【0008】
また、上記の雨水槽のように、施工現場で積重ね部材104の集合体を組み立ててシートで被覆する場合は、作業上、積重ね部材104の集合体の周囲の余掘り量を大きくする必要があるため、積重ね部材104の集合体よりもかなり大きい凹空部100を掘削しなければならず、それに要する費用がかさむという問題もあった。
【0009】
更に、凹空部100の底面に不陸があると、積重ね部材14を整然と積み重ねることができないため、砕石層101の上に砂層102を設けて不陸をなくす必要があり、それに要する費用も嵩むという問題があった。
【0010】
また、地下水量の多い場所に上記の雨水槽を埋設すると、槽内の雨水量が少ない場合には、地下水の浮力によって雨水槽が浮上するという問題もあった。
【0011】
本発明は上記の問題に対処すべくなされたもので、その目的とするところは、施工性や取扱い性が極めて良く、工期の短縮や工費の節減を図ることができ、浮上を防止することもできる雨水槽ユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の雨水槽ユニットは、地中に埋設されるユニットであって、底板と、この底板の上に設置される貯水空隙を有する骨格体と、この骨格体の上面を覆う透水性上面シートと、この骨格体の少なくとも四周側面を覆う被覆シートと、この被覆シートを上記底板に固定する固定手段とからなることを特徴とするものである。
【0013】
この雨水槽ユニットは、底板の上に貯水空隙を有する骨格体が設置されて透水性上面シートと被覆シートで被覆されているため、従来のように施工現場で積重ね部材を積み重ねて集合体を組み立てたり被覆シート等で被覆する作業が一切不要となり、余掘り量を少なくすることもできる。そのため、底板より少し大きい開口面積の凹空部を地面に掘削して雨水槽ユニットを設置し、土を埋め戻すだけで極く簡単に埋設施工することができる。そして、凹空部の底面に多少の不陸があっても、底板によって不陸を吸収できるため、従来の不陸調整用の砂層を省略することも可能となる。このように、本発明の雨水槽ユニットは、施工性が極めて良いため工期の短縮や工費の節減を図ることができ、また、ユニットごと運搬、荷降ろし、移動、設置等ができるので取扱い性や作業性も良好である。更に、本発明の雨水槽ユニットは、地中に埋設したときに底板の四周縁が周囲の土に食い込んで浮上防止板の役割を果たすため、地下水の浮力等を受けても浮上する心配がない。
【0014】
本発明の雨水槽ユニットにおいては、骨格体の上面と四周側面に通水孔を有する板体を取付けることが望ましい。このようにすると、骨格体上面の板体によって上方からの土圧や荷重が受け止められると共に、四周側面の板体によって周囲からの土圧が受け止められるため、透水性上面シートや被覆シートを破って土砂が槽内へ侵入するのを阻止することができる。
【0015】
本発明の雨水槽ユニットは、被覆シートが遮水性であるか透水性であるかによって、雨水貯溜用のユニットにも雨水浸透用のユニットにもなるものである。即ち、被覆シートとして遮水性のシートを用いて骨格体の四周側面を被覆すると共に、該シートの下端縁を前記の固定手段で水密的に底板に固定すれば、雨水貯溜用の雨水槽ユニットになり、遮水性の被覆シートと底板とで囲まれた槽内空間に雨水を貯溜することができる。また、被覆シートとして遮水性のシートを用いて骨格体の四周側面と底面を被覆する場合も、雨水貯溜用の雨水槽ユニットになり、この四周側面と底面を被覆する遮水性の被覆シートで囲まれた槽内空間に雨水を貯溜することができる。これに対し、被覆シートとして透水性のシートを用いると雨水浸透用の雨水槽ユニットになり、槽内に導入された雨水を透水性の被覆シートを通じて周囲の土中に浸透、排水することができる。
【0016】
上記の雨水貯溜用の雨水槽ユニットでは、骨格体の一側面の上部から外方へ突き出す流入口を設け、他の一側面の下部から外方へ突き出す取水口を設けることが望ましい。このようにすると、地面に掘った凹空部に雨水槽ユニットを設置してから雨水導入管と取水管を簡単に接続できるので、施工性が更に向上する。
【0017】
また、上記の雨水浸透用の雨水槽ユニットでは、骨格体の一側面の上部から外方へ突き出す流入口を設けることが望ましく、このようにすると、地面に掘った凹空部に雨水槽ユニットを設置してから雨水の流入管を簡単に接続できるので、施工性が一層向上する。
【0018】
また、本発明の雨水槽ユニットにおいては、骨格体の上面から上方に突き出す点検口を設けることが望ましく、このようにすると、点検口から槽内を目視したり、点検用カメラを挿入するなどして、槽内の点検を簡単に行うことができる。
【0019】
また、本発明の雨水槽ユニットにおける骨格体は、梁体の裏面に複数の脚を備えた積重ね部材を縦横に並べると共に複数段積み重ねて組み立てたものであることが望ましく、このような多数の積重ね部材からなる骨格体は、組立て作業が簡単で、耐圧強度が大きく、貯水空隙率が高いという利点を有する。
【0020】
また、本発明の雨水槽ユニットにおいては、底板の周縁に、吊持用ロープなどの端部を引っ掛けるアイボルト又はフックを設けることが望ましく、このようにすると、アイボルト又はフックに吊持用ロープの端部を引っ掛けて、トラックへの積み降ろし作業や、地面の凹空部への設置作業を、簡単に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係る雨水槽ユニットの一部破断斜視図、図2は同ユニットの概略横断面図、図3は図2の円で囲んだ部分の拡大図、図4は同ユニットの骨格体を構成する積重ね部材の斜視図、図5は同積重ね部材への板の取付け方を示す部分斜視図、図6は同積み重ね部材の相互の連結の仕方を示す部分斜視図、図7は同ユニットの代表的な施工態様を示す概略断面図、図8は同ユニットを吊り下げて地面の凹空部に設置するときの説明図である。
【0023】
この雨水槽ユニットは、図1,図2に示すように、底板1と、この底板1の上に多数の積重ね部材2を縦横に並べると共に複数段積み重ねて組み立てられた貯水空隙を有する骨格体と、この骨格体の上面及び四周側面に取付けられた板体3と、この骨格体の上面を覆う透水性上面シート4と、この骨格体の四周側面を覆う被覆シート5と、この被覆シート5の下端縁を底板1に固定するL形アングル材等の固定手段6とからなる。
【0024】
底板1は、例えばSMC(シートモールディングコンパウンド)や廃プラスチック再生原料などで成形された剛性が高い厚肉の方形板であって、積重ね部材2で組み立てられた骨格体の面積より少し大きい面積の底板1が使用されており、その四周縁が骨格体から外側へはみ出している。底板1の四周縁のはみ出し寸法は10〜50cm程度であることが好ましく、10cm未満では、土中に埋設したときの底板1による浮上防止効果が不充分になる恐れがあり、50cmを越えると、地面に掘削される凹空部8(図8参照)の余掘り量が多くなって工費が嵩むという不都合を生ずる。
【0025】
この底板1の相対向する長辺沿いには、アイボルト1aが二本ずつ取付けられている。このアイボルト1aは、図8に示すように吊持用ロープ7の端部を引っ掛けて雨水槽ユニットを持ち上げ、凹空部8への設置作業やトラックへの積み降ろし作業をし易くするものである。なお、このアイボルト1aに代えてフックを取付けてもよい。
【0026】
底板1の上に設置された骨格体を構成する積重ね部材2は、図4に示すようにポリプロピレン等の合成樹脂で射出成形された正方形の梁体2aと円筒形の脚2bからなるもので、梁体2aには、脚2bを上下から嵌合できる複数(図4では9つ)の嵌合穴2cが均等に分散、配列して形成されており、これらの嵌合穴2cには脚2bの上端部が下方から嵌着されている。そして、この梁体2aには、軽量化と材料の節約を図るために、複数(図4では12)の大きい貫通穴2dが形成されており、また、梁体2aの四辺には、後述するH形の連結駒の片側部分を挿入できる駒受部2eが2箇所ずつ形成されている。更に、この梁体2aの四隅の近くには、後述するように板体3を取付けるための凹部2f,2gが4箇所ずつ形成されている。
【0027】
上記の積重ね部材2は、底板1の上で縦横(前後左右)に並べられ、図6に示すように、互いに隣接する積重ね部材2,2のH形に合体された駒受部2e,2eにH形の連結駒2hを上方から挿入することによって、分離しないように且つ位置ズレしないように連結される。そして、この一段目の積重ね部材2の上に二段目の積重ね部材2を積み重ねて、その脚2bの下端部を一段目の積重ね部材2の梁体2aの嵌合穴2cに嵌合すると共に、縦横に隣接する積重ね部材2の梁体2a同士を上記の連結駒2hで連結し、同じ要領で積重ね部材2を数段(図1、図2では4段)積み重ねることによって、直方体形状の骨格体が組み立てられている。この骨格体は、各積重ね部材2の脚2bと脚2bとの間が貯水空隙となっており、貯水空隙率が高いために大量の雨水を溜めることが可能である。
【0028】
なお、骨格体は積重ね部材2を組み立てたものに限らず、例えば、貯水空隙を備えた耐圧強度の大きい単一の三次元立体網目構造の骨格体等を底板1の上に設置してもよい。
【0029】
積重ね部材2で組み立てた骨格体の上面と四周側面に取付けられる板体3は、上方からの土圧(荷重)や周囲からの土圧を受け止める役割を果たすものであって、積重ね部材2と同様のポリプロピレン等の合成樹脂で射出成形されている。この板体2には、図5に示すように多数の通水孔3aが形成されており、また、板体3の四隅の近くにはL形の突片3bと切欠凹部3cが形成されている。そして、骨格体の上面に重ねた板体3の上記突片3bを積重ね部材2の凹部2gに嵌込むと共に、積重ね部材2の集合体の側面に重ねた板体3の上記突片3bを、上面の板体3の切欠凹部3cを通して積重ね部材2の凹部2fに係止させることによって、位置ズレしないように板体3が骨格体の上面と四周側面に取付けられている。
【0030】
積重ね部材2で組み立てられた骨格体の上面を覆う透水性上面シート4は、該骨格体への土砂の侵入を阻止して雨水のみを浸透、導入する役割を果たすものであり、耐蝕性の良好な合成樹脂の織布や不織布が使用される。
【0031】
一方、積重ね部材2で組み立てられた骨格体の四周側面を覆う被覆シート5は、雨水槽ユニットが雨水貯溜用であるか雨水浸透用であるかによって、遮水性のシートと透水性のシートが使い分けられる。この実施形態の雨水槽ユニットは雨水貯溜用のユニットであるので、被覆シート5として合成樹脂シートやゴムシートなどの遮水性のシートを用いて骨格体の四周側面を被覆し、この遮水性の被覆シート5の内側に雨水を貯溜できるようにしている。
【0032】
遮水性の被覆シート5は、可撓性を有する柔軟なシートでもよいが、図2に示すように、シート上端縁5aを内側へ直角に折曲すると共に、シート下端縁5bを外側へ直角に折曲した形状を有する、剛性のある合成樹脂の成形シートが好ましく使用される。このような成形シートを使用すると、被覆作業が容易になり、固定手段6によるシート下端縁5bの固定作業もし易くなるという利点がある。この被覆シート5の上端縁5aは、溶着や接着の手段によって透水性上面シート4の端縁と接合されている。
【0033】
被覆シート5の下端縁5bを固定する固定手段6は、図3に示すように、L形のアングル材6aと、ボルト6b及びナット6cと、止水材6dからなるものであって、図示のように、シート下端縁5bを押さえるL形のアングル材6aとシート下端縁5bとの間、及び、シート下端縁5bと底板1との間に、止水材6d,6dをそれぞれ挟み込み、底板1の下方からボルト6bをアングル材6aの上面まで挿通してナット6cで締め付けることにより、シート下端縁5bを水密的に底板1に固定している。
【0034】
なお、雨水浸透用の雨水槽ユニットとする場合は、被覆シート5として前述の透水性上面シート4と同様の透水性のシートを使用して骨格体の四周側面を被覆し、止水材6dを省略してシート下端縁をアングル材6aとボルト6b及びナット6cで底板1に固定すればよい。
【0035】
次に、図7,図8を参照して、上述した雨水貯溜用の雨水槽ユニットの代表的な施工態様と、施工要領を説明する。
【0036】
まず、図8に示すように、吊持用ロープ7の端部のフックを底板1のアイボルト1aに引っ掛けて雨水槽ユニットを吊り上げ、地面に掘った凹空部8の底の砕石層8aの上に設置する。このように砕石層8aの上に不陸調節用の砂層を設けないで雨水槽ユニットを直接設置しても、雨水層ユニットの底板1が砕石層8aの多少の不陸を吸収するので、設置安定性が損なわれる心配はない。また、このように雨水槽ユニットを設置すると、従来のように凹空部8の内部で積重ね部材2を組み立てる作業や、被覆シート5等で該積重ね部材を覆う作業が一切不要となるので、設置作業を極めて簡単且つ短時間で行うことが可能となり、しかも、底板1より少し大きい開口面積の凹空部8を掘削すればよいので、従来に比べて余掘り量を少なくすることが可能となる。
【0037】
雨水槽ユニットの設置が終わると、吊持用ロープ7を除去し、図7に示すように、骨格体の一側面の上部から板体3と被覆シート5を貫通して外方へ突き出す流入口9を設けると共に、該骨格体の他の側面の下部から板体3と被覆シート5を貫通して外方へ突き出す取水口10を設ける。そして、雨水槽ユニットの片側に設置された泥溜桝11に上記の流入口9を直接又は導入短管を介して接続すると共に、雨水槽ユニットの反対側に設置された取水用の溜桝12に上記の取水口10を直接又は取水短管を介して接続し、泥溜桝11に雨水導入管13を接続する。また、取水用の溜桝12の底には取水ポンプ14を設置し、この取水ポンプ14に接続された取水管15を地上に引き出すと共に、溜桝12の上部にオーバーフロー管16を接続する。そして、骨格体の上面から板体3と透水性上面シート4を貫通して上方へ突き出す点検口17を設け、土砂が入らないように該点検口17に蓋を被せて、土砂を凹空部8に埋め戻すと、雨水槽ユニットの埋設施工が完了する。
【0038】
尚、流入口9、取水口10、点検口17は、予め、積重ね部材2で組み立てられた骨格体から外方へ突設しておくことが好ましく、そのようにすると、埋設施工現場でこれらを設ける作業が不要となるので、施工性が一層向上する利点がある。
【0039】
上記のように雨水槽ユニットを埋設施工すると、骨格体上面の板体3によって上方からの土圧や荷重が受け止められると共に、四周側面の板体3によって周囲からの土圧が受け止められるため、透水性上面シート4や被覆シート5を破って土砂が槽内へ侵入するのを阻止することができる。
【0040】
そして、地面に降った雨水は透水性上面シート4と上面の板体3の通水孔3aを通って槽内へ入り、屋根などに降った雨水は雨水導入管13から泥溜桝11に流れ込んで泥が除去された後、流入口9から槽内へ流入する。このように流入した雨水は、遮水シート5によって槽外への浸透が阻止され、骨格体を構成する積重ね部材2の脚2bと脚2bとの間の貯水空隙に貯溜されると共に、溜桝12の内部にも貯溜される。従って、取水ポンプ14を作動させると、貯溜された雨水が取水管15を通って地上に送水されるので、洗車等に有効利用することができる。また、大量の雨水が一度に槽内に流入した場合は、オーバーフロー管16から排水される。
【0041】
更に、槽内の点検は、点検口17から槽内を直接目視したり、点検用カメラを挿入して簡単に行うことができ、また、底板1の四周縁が周囲の土に食い込んで浮上防止板の役割を果たすため、地下水の浮力等を受けても浮上する心配はない。
【0042】
図9は、本発明の他の実施形態に係る雨水槽ユニットの施工態様を示す概略断面図である。
【0043】
この雨水槽ユニットは、前記の雨水槽ユニットのように泥溜桝11を槽外に設置しないで、槽内に泥溜桝11を設けた点が異なっている。即ち、骨格体を構成する積重ね部材2のうち、縦一列に積み重ねられた複数(図9では3つ)の積重ね部材2を取り出し、その取り出した部分に通水孔11aが形成された泥溜桝11を挿入すると共に、該泥溜桝11の上端開口を地面に露出させて蓋を被着し、雨水導水管13を該泥溜桝11に接続している。従って、この雨水槽ユニットでは、雨水導水管13から泥溜桝11に流入した雨水に含まれる土砂が泥溜桝11の底に沈降分離され、土砂を含まない澄んだ雨水が通水孔11aから槽内へ流出して貯溜される。
【0044】
この雨水槽ユニットの他の構成は前記の雨水槽ユニットと同様であるので、図9において同一部材に同一符号を付し、説明を省略する。
【0045】
上記のような雨水槽ユニットは、泥溜桝11を槽内に設けた分だけ施工面積を縮小することができるので、宅地があまり大きくない場合に有利である。
【0046】
図10は、本発明の更に他の実施形態に係る雨水槽ユニットの概略横断面図、図11は図10の円で囲んだ部分の拡大図である。
【0047】
この雨水槽ユニットは、積重ね部材2で組み立てられた骨格体の四周側面と底面を遮水性の被覆シート5で被覆すると共に、この被覆シート5の底部と側部下端を固定手段6で底板1に固定した点で、前記の雨水槽ユニットと異なっている。被覆シート5は柔軟なシートでもよいが、上面が開口する直方体形状に成形された剛性のある合成樹脂の成形シートを用いることが好ましく、このような成形シートを用いると、その内部に積重ね部材2を縦横に並べて複数段積み重ねることにより、骨格体の組立作業と、成形シートによる該骨格体の被覆作業を同時に行える利点がある。
【0048】
被覆シート5の側部下端を固定する固定手段6は、図11に示すように、L形のアングル材6aと、ボルト6b及びナット6cと、L形の合成樹脂製の帯体6eからなるものであって、図示のように、L形の帯体6eを被覆シート5の側部下端に溶着等の手段で固着すると共に、該帯体6eをL形のアングル材6aで押え、ボルト6bを底板1の下方からアングル材6aの上面まで挿通してナット6cで締め付けることにより底板1に固定している。
【0049】
また、被覆シート5の底部を固定する固定手段6は、図10に示すように、帯状の押え板6fと、ボルト6b及びナット6cと、止水材(不図示)とからなるものであって、被覆シート5の底部と押え板6fとの間に止水材を挟み込み、ボルト6bを底板1の下方から押え板6fの上面まで挿通してナット6cで締め付けることにより底板1に水密的に固定している。
【0050】
この雨水槽ユニットの他の構成は、前記の雨水槽ユニットと同様であるので、図10,図11において同一部材に同一符号を付し、説明を省略する。
【0051】
上記のように被覆シート5の底部と側部下端を固定手段6で固定した雨水槽ユニットは、被覆シート5と底板1の固定強度が大きいため、地中水による大きい浮力を受けた場合でも、被覆シート5が骨格体と共に底板1から分離して浮上する心配はない。
【0052】
以上、雨水貯溜用の雨水槽ユニットの代表的な実施形態を挙げて本発明を説明したが、雨水浸透用の雨水槽ユニットとする場合は、取水口11、溜桝12、取水ポンプ14、取水管15等が不要であることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の雨水槽ユニットは、施工現場で積重ね部材を積み重ねて骨格体を組み立てたり被覆シート等で被覆する作業が一切不要となり、余掘り量を少なくできる上に、不陸調整用の砂層も省略できるため、埋設施工性が大幅に向上し、工期の短縮や工費の節減を図ることができるといった効果を奏する。そして、ユニットごと運搬、荷降ろし、移動、設置等ができるので、取扱い性、運搬性、作業性等が大幅に向上し、また、底板によって浮上を防止できるといった効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雨水槽ユニットの一部破断斜視図である。
【図2】同ユニットの概略横断面図である。
【図3】図2の円で囲んだ部分の拡大図である。
【図4】同ユニットの骨格体を構成する積重ね部材の斜視図である。
【図5】同積重ね部材への板の取付け方を示す部分斜視図である。
【図6】同積み重ね部材の相互の連結の仕方を示す部分斜視図である。
【図7】同ユニットの代表的な施工態様を示す概略断面図である。
【図8】同ユニットを吊り下げて地面の凹空部に設置するときの説明図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る雨水槽ユニットの施工態様を示す概略断面図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態に係る雨水槽ユニットの概略横断面図である。
【図11】図10の円で囲んだ部分の拡大図である。
【図12】雨水槽の従来例を示す概略断面図であって、埋設前の状態を示すものである。
【図13】雨水槽の従来例を示す概略断面図であって、埋設後の状態を示すものである。
【符号の説明】
1 底板
1a アイボルト
2 積重ね部材
2a 梁体
2b 脚
3 板体
3a 通水孔
4 透水性上面シート
5 被覆シート
6 固定手段
7 吊持用ロープ
8 凹空部
9 流入口
10 取水口
17 点検口

Claims (10)

  1. 地中に埋設される雨水槽ユニットであって、底板と、この底板の上に設置された貯水空隙を有する骨格体と、この骨格体の上面を覆う透水性上面シートと、この骨格体の少なくとも四周側面を覆う被覆シートと、この被覆シートを上記底板に固定する固定手段とからなることを特徴とする雨水槽ユニット。
  2. 前記骨格体の上面と四周側面に、透水孔を有する板体が取付けられている請求項1に記載の雨水槽ユニット。
  3. 前記被覆シートが遮水性のシートであって、前記骨格体の四周側面が該シートで覆われており、該シートの下端縁が前記固定手段によって水密的に前記底板に固定されている、雨水貯溜用の請求項1又は請求項2に記載の雨水槽ユニット。
  4. 前記被覆シートが遮水性のシートであって、前記骨格体の四周側面と底面が該シートで覆われている、雨水貯溜用の請求項1又は請求項2に記載の雨水槽ユニット。
  5. 前記被覆シートが透水性のシートである、雨水浸透用の請求項1又は請求項2に記載の雨水槽ユニット。
  6. 前記骨格体の一側面の上部から外方へ突き出す流入口が設けられ、他の一側面の下部から外方へ突き出す取水口が設けられている、請求項3又は請求項4に記載の雨水槽ユニット。
  7. 前記骨格体の一側面の上部から外方へ突き出す流入口が設けられている、請求項5に記載の雨水槽ユニット。
  8. 前記骨格体の上面から上方に突き出す点検口が設けられている、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の雨水槽ユニット。
  9. 前記骨格体が、梁体の裏面に複数の脚を備えた積重ね部材を縦横に並べると共に複数段積み重ねて組み立てられたものである、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の雨水槽ユニット。
  10. 前記底板の周縁に、吊持用ロープなどの端部を引っ掛けるアイボルト又はフックが設けられている、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の雨水槽ユニット。
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