JP3868040B2 - 多機能貯留浸透タンク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅地その他に於いて必要とされる雨水等の自然水を貯留浸透することができるとともに、種々の用水その他の物品を保管することもできる多機能貯留浸透タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来大きな住宅団地等では、土地に余裕がある場合には、住宅の間に適当な間隔で調整池を備えている。
上記調整池は、一定の広い領域について地面を1〜2m程度掘下げ、その掘下げ領域の縁に側溝を構成し、この側溝に周囲の住宅地等からの排水溝を接続し、集中豪雨等にみまわれた場合等の余分な雨水等をこれに流れ込ませ、多量の水の流入により側溝をあふれた水も調整池内に一時的に貯留させ、住宅や工場その他の建造物等の周囲に上記雨水等が滞留するのを防止するものである。
【0003】
上記調整池内の側溝は、更に河川等に接続させ、その流出口を適宜開閉し、時間差をもたせて雨水等の自然水を河川等に排水するようにし、河川の増水時を避けた排水をさせるようにしたものである。
このような調整池は、特に豪雨等がなければ、例えば、運動場等として使用されるようになっている場合がある。
【0004】
他の例としては、地面を深く掘下げ、その周囲及び底部にコンクリートを打設して貯留槽を造成し、この貯留槽の上部開口にコンクリート柱等で支持する蓋を被覆したものがある。
上記の例も、更に上の例と同様に、周囲の住宅地等で生じた雨水を排水溝を通じてこの中に流入させるようにし、一定時間の貯留の後、河川等に順次放水する如くなっているものである。集中豪雨等による河川の増水時を避けて放水する趣旨である。
【0005】
前者の例は、土地に余裕のある地域では可能であるが、地価の高い地域では、殆ど不可能である。
後者の例は、全体がコンクリート作りであって費用が嵩む難点がある。また雨水を地下に浸透させる作用がない。
【0006】
そこでこれらの問題を解決すべく提案された技術に雨水等の貯留浸透タンクがある(特公平4−35580号)。
これは、「地面を掘下げてタンク部を構成し、上記タンク部内に、その底部からグランドライン付近まで、複数の区画に仕切った区画枠体を縦横かつ上下に連設して充填し、最上部には、被覆手段を施した雨水等の貯留浸透タンク」である。
【0007】
この雨水等の貯留浸透タンクによれば、雨水等は側溝その他の排水溝を通じてタンク部に流入し、区画枠体が充填された広い空隙率の空間内に余裕をもって貯留されることとなる。そしてこうして貯留された雨水等は、コンクリート等で封じられていないタンク部の周囲及び底部を通じて時間の経過とともに徐々に地下に浸透する。しかして、例えば、集中豪雨等により大量の雨水等が側溝等を通じてタンク部内に流入しても、それらの雨水等は一時的にはタンク部内に滞留保管され、道路や宅地周辺等の被害を未然に防止し、若干長期的には、地中に浸透し、自然のサイクルに従った作用を行なうものである。しかもこのように雨水は地中に浸透して行くので、オーバーフローが少なく、河川等への放水量が少なくて済むものである。しかもこの貯留浸透タンクは地中に構成され、地上は他の種々の用途に利用できるものであるから、このための特別の広い領域を必要としないものである。
【0008】
以上の雨水等の貯留浸透タンクは、このように、前記問題点を容易に解決できる優れたものであるが、これはこのような地下に構成した空間をこれ以外の用途には利用できないものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の貯留浸透タンクに於ける利点を生かし、更には、これによって構成された地下空間をより有効に利用し得るようにすることを解決の課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、地面を掘下げてタンク用空間を構成し、該タンク用空間内の一以上の所望位置及び一以上の他の所望位置にそれぞれ上部開口の非透水性袋状シートを配して、前者の位置の非透水性袋状シートの内側の用水タンク部及び後者の位置の非透水性袋状シートの内側の物品保管部とそれぞれの外側の浸透タンク部とを仕切り、該タンク用空間内の浸透タンク部と用水タンク部とに、それぞれ複数の単位空間構成部材を縦横かつ上下に連設して充填し、該物品保管庫部は単位空間構成部材を充填しない空間に構成し、更に該用水タンク部の上部には用水の出し入れ口を構成し、該物品保管部の上部には物品の出し入れ口を構成し、該浸透タンク部には雨水の導入手段を結合するとともに、該タンク用空間の上部には被覆材を施した多機能貯留浸透タンクである。
【0011】
したがって本発明の多機能貯留浸透タンクは、雨水等の貯留浸透作用及び種々の用水等の保管作用とを有する。
前者は、降水をその浸透タンク部に流下させ、この中に一時的に貯留保管することにより家の周囲等への雨水の滞留を防止し、これによって雨天時の急激な河川等への放水量を減少させ、他方、時間の経過とともに、コンクリート壁等により密封処理していない浸透タンク部の周囲及び底部から地中に浸透させることにより、雨水を地下に返す作用を行なうものである。
【0012】
また後者の内の一つは、前記多機能貯留浸透タンクの中に非透水性袋状シートを介して構成した用水タンク部に、大火災時や震災時のような非常時のための飲料水や防火用水等を保管できるものであり、しかもその用水タンク部は、該用水タンク部を構成する空間と浸透タンク部として残す空間との境界に於いて、相互の間に位置する単位空間構成部材の連結をさせないで、ここに非透水性袋状シートを位置させるということで極めて容易に構成できるものである利点もある。
【0013】
後者の内のもう一つは、前記タンク用空間内の一以上の所望位置に上部開口の非透水性袋状シートを配してその内側の物品保管庫部と外側の浸透タンク部とを仕切り、該物品保管庫部は単位空間構成部材を充填しない空間に構成し、その上部には物品の出し入れ口を構成したため、この物品保管庫部に於いて、非常用の食料、燃料、炊事用具、毛布、寝袋、その他の災害時のための種々の用品を保管しておくことができる。しかして本発明の多機能貯留浸透タンクによって殆どの物品の保管が可能になる。
【0014】
また前記タンク用空間内の一以上の所望位置に上部開口の非透水性袋状シートを配してその内側の予備用空間と外側の浸透タンク部とを仕切り、該予備用空間に複数の単位空間構成部材を縦横かつ上下に連設して充填し又は充填せず、その上部に便器を配し、トイレとして使用することとすることができ、そのように構成した場合には、大震災等で建造物が倒壊し、トイレ等も失われた場合には、これを利用できるので、他の作用効果も併せれば、災害時の殆ど全ての需要に応じられることになるものである。
【0017】
なお本発明の多機能貯留浸透タンクに於いて、前記タンク用空間は、基本的には、単純に地面を掘下げて造成したものである。云うまでもなく、内周側にはコンクリートを打設するようなことはしない。
上記タンク用空間の寸法、形状は、その地域での降水量に応じ、かつこの中に構成する用水タンク部や物品保管庫部等の容量を差し引いた容量が、必要な最大貯留容量を満足するように決定する。
【0018】
また前記単位空間構成部材は、その構成する単位空間の形状寸法及び全体としての形状寸法を種々に構成することができる。例えば、この単位空間構成部材の平面形状はハニカム形、格子形状、円形等を各別に選択して構成し、またはそのいくつかを組合わせて構成することができる。材質については、プラスチック材その他を適当に採用することができる。上記単位空間構成部材の全体としての平面形状は、正方形、長方形等の方形がタンク用空間内への充填に都合が良い。
【0019】
また上記タンク用空間にはその底部に予め砂利を敷くのが都合が良い。更に周囲にも砂利を充填することとしても良い。
またタンク用空間中の浸透タンク部に於いては、最上段の単位空間構成部材の上に前記被覆材を施すものであるが、この被覆材としては、砂利や土壌を自由に採用することができる。単一の材によって構成することもできるし、複数の材の組合せによって構成することもできる。例えば、最上段の単位空間構成部材上に先ず目の細かい網材又は透水性のシートを配置し、この上に砂利を敷き、更にその上に土壌を投入するように構成することができる。被覆材として土壌を投入した場合には、芝生等を植生し、樹木を植えることもできる。
【0020】
このタンク用空間の浸透タンク部内には、前記雨水の導入手段として、住宅周辺等の雨水等の排水を集める側溝の排水口等を接続する。またこの浸透タンク部には、上記側溝の排水口より若干低い位置に河川等に接続する流出口を設け、オーバーフローを流出させるようにするのが良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を実施例に基づいて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図1はその概略縦断面説明図、図2は概略横断面説明図、図3は単位空間構成部材である篭形単位部材の概略縦断面図、図4は篭形単位部材の概略正面図、図5は複数の篭形単位部材の上下左右方向への連結状態を示した説明図、図6は篭形単位部材の前後左右方向への連結状態を示した平面説明図、図7はタンク用空間中の用水タンク部と浸透タンク部に篭形単位部材を充填結合した状態を示した説明図である。
【0022】
図1に示すように、地面1を掘下げてタンク用空間2を構成する。このタンク用空間2は平面四辺形を基本として造成する。周囲は緩やかな傾斜面に掘り下げ、後に、後記籠形単位部材4、4…を連結充填して浸透タンク部2aを構成する際に、その四辺の内側部を直立状態にするのが適当である。
なおこのタンク用空間2の底部及び内側部は土が露出した状態とする。
【0023】
このタンク用空間2の底部には、薄く砂利を敷き詰め、その上の所定の位置、即ち、図1に示すように、相互にほぼ定間隔で左から順に飲料水用タンク部3a、防火用水タンク部3b、予備用空間3c、物品保管庫部3dを構成すべく、それぞれとその周囲に構成される浸透タンク部2aとを区画する非透水性袋状シート5を配する。各々の非透水性袋状シート5は、云うまでもなく、上部の開口を上向きにし、かつ周側部を折り畳んだ状態にして該当する位置に配し、その周囲の浸透タンク部2aを構成する位置及び各々の非透水性袋状シート5(物品保管庫部3dを構成する位置のそれは除く)の中には、縦横及び上下方向に篭形単位部材4、4…を結合して行く。非透水性袋状シート5、5…は、それぞれ篭形単位部材4、4…の上下方向の結合高さに合わせて折畳状態の周側部を引き上げて行くものである。そして各非透水性袋状シート5内の篭形単位部材4、4…の縦横及び高さ方向の結合、及び各非透水性袋状シート5外、即ち、浸透タンク部2a内のそれらの縦横及び高さ方向の結合が必要な高さ、即ち、図1に示す高さまで終了すれば、それぞれ篭形単位部材4、4…の結合充填は終了である。
【0024】
ところで前記篭形単位部材4、4…は、特に図3及び図4に示すように、文字通り、篭形容器状の部材で、その内底部から筒部4aが立ち上げてあり、かつ側壁上端からは四方に上下結合用の鍔片4bが張出してあり、かつ該鍔片4bの外縁からは横方向の結合用の縦板4cが垂下構成してあるものである。篭形単位部材4の底部、鍔片4b及び縦板4cには、それぞれボルト・ナット結合用の結合孔が構成してある。
【0025】
しかして前記それぞれの非透水性袋状シート5、5…内、及び浸透タンク部2a内に於ける前記篭形単位部材4、4…相互の縦横及び上下の連結は次のように行なわれるものである。
篭形単位部材4、4の横方向の結合は、図6に示すように、相互の縦板4c、4cを当接させ、前記結合孔を利用して相互をボルト・ナットによって結合する。上下方向は、図5〜図7に示すように、上面相互または下面相互で当接させて結合するものであるが、上面相互の場合は、当接する前記鍔片4b、4bを前記結合孔を利用してボルト・ナットにより結合する。また下面相互の場合は底部に構成した結合孔を利用してボルト・ナットにより結合する。
【0026】
こうして、図7に示すように、前記非透水性シート5、5…内外の篭形単位部材4、4…の縦横及び上下方向の結合を行なうものである。
こうして所定の高さまで完了すると、前記非透水性シート5、5…に於ては、飲料水用タンク部3a、防火用水タンク部3b、予備用空間3c、物品保管庫部3dのいずれを構成するものにあっても、その上部周囲に内部形状寸法の同一な角筒体6を配し、その上端には着脱自在な蓋体7を被覆する。またそれ以外の位置、即ち、浸透タンク部2aを構成する位置の上部には、フレキシブルかつ透水性のプラスチックシートを被覆し、その上に砂利を敷き、更にその上に土壌を投入する。こうして埋戻し、地表面を従来のグランドラインと同一にする。
また前記浸透タンク部2aには、図1に示すように、住宅地等から通じる側溝8を接続し、これより若干低い位置に河川に接続する流出口9を接続する。
【0027】
なお飲料水用タンク部3a及び防火用水タンク部3bに於いてポンプ装置を設置し、内部の水を汲み上げる場合は、上下に結合した篭形単位部材4、4…の筒部4a、4a…を予め突き抜いて、ここにパイプを挿入しておくことにより、このパイプにポンプ装置を接続するだけで、直ちに最下部からの汲み上げを行なうことができることとなる。
【0028】
したがってこの実施例の多機能貯留浸透タンクによれば、雨水等の貯留浸透作用及び種々の用水その他の物品の保管作用を充分に果たすことができる。
前者は、降水を前記側溝8を通じて浸透タンク部2aに導き、この中に一時的に貯留保管することにより家々の周囲等への雨水の滞留を防止し、この浸透タンク部2aの容量を越えた分だけを流出口9を通じて河川等に流すこととすることにより、雨天時の急激な河川等への放水量を減少させる作用を行ない、更に浸透タンク部2aに於ては、雨水等を、時間の経過とともに、コンクリート壁等により密封処理されていないその周囲及び底部から地中に浸透させることにより、これを地下に返すことができることとなるものである。
【0029】
また後者は、前記多機能貯留浸透タンクの中に非透水性袋状シート5、5…を介して構成した飲料水用タンク部3a、防火用水タンク部3b、予備用空間3c及び物品保管庫部3dに、それぞれ、大火災時や震災時のような非常時のための飲料水の保管、防火用水の保管、後に必要になる種々の用途の実現、災害時用の食料その他の物品の保管を行なわせることができ、このような緊急時に充分に備えることができる。
【0030】
しかも飲料水用タンク部3a、防火用水タンク部3b、予備用空間3c及び物品保管庫部3dは、それぞれを構成する空間と浸透タンク部2aとして残す空間との境界に於いて、相互間に位置する籠形単位部材4、4…の連結をさせないで、非透水性袋状シート5の該当する周側部をそこに位置させることにより、区画し、極めて容易に構成できるものである利点もある。
【0031】
【発明の効果】
本発明の多機能貯留浸透タンクによれば、雨水等の貯留浸透作用及び種々の用水等の保管作用とを達成できる。
前者は、降水をその浸透タンク部に流下させ、この中に一時的に貯留保管することにより家の周囲等への雨水の滞留を防止し、これによって雨天時の急激な河川等への放水量を減少させ、他方、時間の経過とともに、コンクリート壁等により密封処理していない浸透タンク部の周囲及び底部から地中に浸透させることにより、雨水を地下に返す作用を行なうものである。
【0032】
また後者の一つは、前記多機能貯留浸透タンクの中に非透水性袋状シートを介して構成した用水タンク部に、大火災時や震災時のような非常時のための飲料水や防火用水等を保管できるものであり、しかもその用水タンク部は、該用水タンク部を構成する空間と浸透タンク部として残す空間との境界に於いて、相互の間に位置する単位空間構成部材の連結をさせないで、ここに非透水性袋状シートの周側の該当位置を位置させるということで極めて容易に構成できるものである利点もある。
【0033】
後者のもう一つは、前記タンク用空間内の一以上の所望位置に上部開口の非透水性袋状シートを配してその内側の物品保管庫部と外側の浸透タンク部とを仕切り、該物品保管庫部は単位空間構成部材を充填しない空間に構成し、その上部には物品の出し入れ口を構成したものでありこの物品保管庫部には、非常用の食料、燃料、炊事用具、毛布、寝袋、その他の災害時のための種々の用品を保管しておくことができる。しかして本発明の多機能貯留浸透タンクによって殆どの物品の保管が可能になる。
【0034】
また以上の本発明の構成に於いて、前記タンク用空間内の一以上の所望位置に上部開口の非透水性袋状シートを配してその内側の予備用空間と外側の浸透タンク部とを仕切り、該予備用空間に複数の単位空間構成部材を縦横かつ上下に連設して充填し又は充填せず、その上部に便器を配し、トイレとして使用するように構成した場合には、大震災等で建造物が倒壊し、トイレ等が失われた場合には、これを利用できるので、他の作用効果も併せれば、災害時の殆ど全ての需要に応じられることになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略縦断面説明図。
【図2】一実施例の概略横断面説明図。
【図3】単位空間構成部材である篭形単位部材の概略縦断面図。
【図4】篭形単位部材の概略正面図。
【図5】複数の篭形単位部材の上下左右方向への連結状態を示した説明図。
【図6】篭形単位部材の前後左右方向への連結状態を示した平面説明図。
【図7】タンク用空間中の用水タンク部と浸透タンク部に篭形単位部材を充填結合した状態を示した説明図。
【符号の説明】
1 地面
2 タンク用空間
2a 浸透タンク部
3a 飲料水用タンク部
3b 防火用水タンク部
3c 予備用空間
3d 物品保管庫部
4 篭形単位部材
4a 筒部
4b 鍔片
4c 縦板
5 非透水性袋状シート
6 角筒体
7 蓋体
8 側溝
9 流出口

Claims (3)

  1. 地面を掘下げてタンク用空間を構成し、該タンク用空間内の一以上の所望位置及び一以上の他の所望位置にそれぞれ上部開口の非透水性袋状シートを配して、前者の位置の非透水性袋状シートの内側の用水タンク部及び後者の位置の非透水性袋状シートの内側の物品保管部とそれぞれの外側の浸透タンク部とを仕切り、該タンク用空間内の浸透タンク部と用水タンク部とに、それぞれ複数の単位空間構成部材を縦横かつ上下に連設して充填し、該物品保管庫部は単位空間構成部材を充填しない空間に構成し、更に該用水タンク部の上部には用水の出し入れ口を構成し、該物品保管部の上部には物品の出し入れ口を構成し、該浸透タンク部には雨水の導入手段を結合するとともに、該タンク用空間の上部には被覆材を施した多機能貯留浸透タンク。
  2. 前記タンク用空間内の一以上の所望位置に上部開口の非透水性袋状シートを配してその内側の予備用空間と外側の浸透タンク部とを仕切り、該予備用空間に複数の単位空間構成部材を縦横かつ上下に連設して充填し、かつ該予備用空間の上部に便器を配して、トイレとして使用することとした請求項1の多機能貯留浸透タンク。
  3. 前記タンク用空間内の一以上の所望位置に上部開口の非透水性袋状シートを配してその内側の予備用空間と外側の浸透タンク部とを仕切り、該予備用空間には単位空間構成部材を充填せず、かつ該予備用空間の上部に便器を配して、トイレとして使用することとした請求項1の多機能貯留浸透タンク。
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