JP2011006857A - 排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための構築物 - Google Patents

排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための構築物 Download PDF

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Abstract

【課題】地中への浸透能力が低下しにくい構築物を提供する。
【解決手段】排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための構築物1aであって、透水性の部分13を含む側壁11aを備えたコンクリート製で中空の少なくとも1つの第1の構造体10aと、構築物1aの最も下に配置される非透水性のコンクリート製で中空の第2の構造体20とを有する。泥などを含む排水が構築物1aに流入すると、泥は第2の構造体20に溜まり、透水性の第1の構造体10aおよびその外側の透水性(浸透性)の砕石層92が目詰まりするのを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、雨水などの排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させる際に好適に用いることができる構築物に関するものである。
特許文献1には、雨水等貯留浸透施設用構造体、およびこれを用いた雨水等貯留浸透施設が開示されている。特許文献1に記載の雨水等貯留浸透施設用構造体は、複数の仕切部材と、複数の側板部材と、複数の面板部材とを含んでいる。仕切部材のそれぞれは、扁平状であって、幅方向において相対向する2辺を有し、互いに間隔を隔てて配置されている。側板部材は、扁平状であって、仕切部材の2辺に結合されている。面板部材のそれぞれは、相対向する2辺のうちの一辺が凹部を有し、他辺は凹部と対応する凸部を有し、隣接する面板部材において一方の凹部に他方の凸部を嵌め込む凹凸嵌合により、全体として一体化されている。仕切板(仕切部材)および側板部材は、高さ方向の辺が、隣接する面板部材の間で、面板部材の一面上に設けられた2つの突起の間に凹凸嵌合されている。
特開2006−37482号公報(段落番号0006、0007)
特許文献1に記載の雨水等貯留浸透施設においては、集水桝に集められた雨水は、集水桝の側壁の底の近傍に設けられた1つの開口を介して構造体に流入し、地中に浸透するようになっている(特許文献1の図9参照)。
ところで、このような雨水浸透施設では、泥などで汚れた雨水が集水桝に流入することがある。このような場合、集水桝の底に泥などが溜まりやすい。しかしながら、集水桝に泥などが溜まると、その泥などが、集水桝の側壁の底あるいはその近傍に設けられた浸透に関与する開口の一部または全部を閉塞させることがある。その結果、雨水等貯留浸透施設における地中への浸透能力が低下する。
また、泥などで汚れた雨水が集水桝に流入すると、上記開口を介して構造体にまで泥などが流入することがある。長年の間に構造体に泥などが溜まると、構造体の空隙率が低下し、これに伴い地中への浸透能力も低下する。
本発明の一態様は、排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための構築物であって、少なくとも1つの第1の構造体と、当該構築物の最も下に配置された第2の構造体とを有するものである。第1の構造体は、透水性の部分を含む第1の側壁を備えたコンクリート製で中空の構造体である。第2の構造体は、非透水性の第2の側壁と底壁とからなるコンクリート製で中空の構造体であり、当該構築物の底部を形成する。
本発明の一態様にかかる構築物によれば、泥などで汚れた排水が当該構築物内に流入しても、その泥などは第2の構造体内に蓄積される。このため、泥などにより第1の構造体の透水性の部分が閉塞されにくい。したがって、第1の構造体の透水能力(浸透能力)の低下が抑制され、構築物全体としての透水能力が変化しにくい。すなわち、本発明の一態様にかかる構築物によれば、地中に埋設した後も、構築物全体としての透水能力の低下を抑制できる。
また、排水を地下浸透させるための砕石層や、排水貯留用の空隙を形成可能な排水を地下浸透させるための充填部材などが、第1の構造体の外部に配置されて1つのシステム(貯留浸透システム)が形成されることがある。このシステムにおいては、泥などが第1の構造体を通って外部に流出すると、砕石層や充填部材などに溜まり、その空隙率を低下させるおそれがある。
これに対し、本発明の一態様にかかる構築物によれば、泥などで汚れた排水が当該構築物内に流入しても、その泥などは第2の構造体内に蓄積される。このため、泥などが第1の構造体を通って外部に流出しにくい。したがって、砕石層や充填部材などの空隙率を低下させにくく、当該構築物を備えるシステムにおける地中への排水の浸透能力の低下を抑制できる。
貯留浸透システムに係る構築物は、雨水などの排水を最終的には地中に浸透させることを目的とする。このため、構築物を構成する構造体の側壁はできるだけ、特に、排水が貯まる底部については、透水性の部分を含む設計が採用される。また、地下浸透用の充填部材を含むシステムにおいては、充填部材へ導水するために、構築物の排水が溜まる底部については、充填部材へ水を流すような設計が採用される。
これに対し、本発明の一態様にかかる構築物においては、最下段に、非透水性の第2の側壁および非透水性の底壁からなる非透水性の第2の構造体を配置し、これにより当該構築物の底部を非透水性にしている。第2の側壁は、第2の構造体が筒状であれば1つであり、多角形の箱あるいは角筒状であれば複数である。第2の構造体を設け、ある程度の排水を底部に意図的に溜める(貯留する)ことにより、泥などで汚れた雨水などの排水がこの構築物に流入しても、泥などの、構築物あるいはシステムの浸透能力の低下につながる要因を第2の構造体の内部に蓄積できる。
すなわち、本発明の一態様にかかる構築物は、排水に泥などが含まれる場合に特に好適であり、排水に泥などが含まれる場合であっても、排水に含まれる泥などによって、第1の構造体の透水能力(浸透能力)の低下や、砕石層や充填部材などの空隙率の低下による地中への排水の浸透能力の低下を抑制できる。地下浸透用の構築物および貯留浸透システムは地下に埋設されるものであり維持管理が1つの問題となりやすい。この構築物においては浸透能力の低下を抑制できるので、地下浸透用の構築物および貯留浸透システムの能力を長期間にわたり一定に維持できる。
また、泥などが砕石層や充填部材などにまで流入すると、その排除が困難となる。本発明の一態様にかかる構築物によれば、砕石層や充填部材に達する前に泥などを第2の構造体内にいったん溜められる。第2の構造体内にたまった泥であれば、当該構築物内に多く流入しても、比較的容易に取り除くことができる。
また、本発明の一態様にかかる構築物によれば、第2の構造体内に所定量の排水を溜めることもできる。すなわち、本発明の一態様にかかる構築物によれば、一定量の水を確保(貯留)することができるため、この水を灌水などとして使用(利用)できる。
浸透性の第1の構造体の第1の側壁は、上下方向および/または左右方向に分散して設けられた複数の開口を含むことが好ましい。浸透性の第1の構造体の第1の側壁は、多孔領域を含むものであってもよい。第1の構造体に流入する排水の水量が増しても、上下方向および/または左右方向に分散して設けられた複数の開口や多孔領域を介して、排水が分散して第1の構造体の外部に流出する。したがって、第1の構造体から流出する水の流速が急激に増加することを抑制できる。また、上述のように、排水を地下浸透させるための砕石層や充填部材などが第1の構造体の外部に配置されて1つのシステム(貯留浸透システム)が形成されている場合には、第1の構造体から砕石層や充填部材などに流入する水の流速が急激に増加することを抑制できる。
また、本発明の他の態様は、排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための貯留浸透システムであって、第1の構築物と、第2の構築物とを有するものである。第1の構築物は、上述した構築物であり、透水性の第1の構造体と、構築物の最下層を形成する非透水性の第2の構造体とを含む。第2の構築物は、多数の骨組を備えた複数のパネルおよび/または多孔性の複数のパネルにより貯留用の空隙を形成可能な樹脂製の複数の充填部材を含む。複数の充填部材は、互いに並べて配置されている。この貯留浸透システムにおいては、第1の構造体の第1の側壁の透水性の部分のうちの少なくとも一部は、第2の構築物の複数の充填部材の少なくとも一部と対向している。
この貯留浸透システムによれば、上記構築物(第1の構築物)を備えているため、排水に泥などが流入したときに、泥などを第2の構造体によりトラップし、第1の構造体に流入する泥を抑制できる。泥などが第2の構築物内(充填部材内)にまで流入すると、その排除が困難となりやすいが、この貯留浸透システムによれば、泥などは第1の構築物の第2の構造体内に溜め、第2の構築物への流入を抑制できる。このため、第2の構築物内への影響を抑制できるとともに、第1の構築物の最下層となる第2の構造体にはアクセスできるので比較的容易に第1の構築物でトラップした泥を取り除くことができる。
上記の貯留浸透システムにおいて、第1の構築物の第1の構造体および第2の構造体は、断面が四角形であることが好ましい。この貯留浸透システムにおいては、第1の構造体の透水性の側壁のうちの少なくとも一部が複数の充填部材の少なくとも一部と対向するように配置しやすく、それらを隙間が少ない状態で密に配置しやすい。
本発明の第1の実施形態にかかる構築物を示す縦断面図。 図1中のII−II線に沿って切断して示す断面図。 図1中のIII−III線に沿って切断して示す断面図。 本発明の第1の実施形態にかかる構築物を用いた貯留浸透システムの一例を示す縦断面図。 図4中のV−V線に沿って切断して示す断面図。 図4の貯留浸透システムが備える充填部材を示す斜視図。 図4の貯留浸透システムが備える充填部材を示す分解斜視図。 本発明の第2の実施形態にかかる構築物を示す縦断面図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる構築物を示す図であって、この構築物を地下に埋設した状態を縦断面図により示している。図2は、図1中のII−II線に沿って切断した断面図(横断面図)を示している。図3は、図1中のIII−III線に沿って切断した断面図(横断面図)を示している。
この構築物1aは、排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための構築物であって、第1の構造体(浸透層、浸透桝、ブロック)10aと、第2の構造体(下部構造体、下部槽、下部桝、ブロック)20と、第3の構造体(上部構造体、上部槽、上部桝、ブロック)30と、第1の構造体10aの上に搭載された(第1の構造体10aと第3の構造体30との間に配設された)コンクリート製の板状部材40と、第2の構造体20の下に配設されたコンクリート製の底板部材(基礎)50とを有している。
第1の構造体10aは、コンクリート製で断面四角形状の中空の構造体であって、4つの第1の側壁(周壁)11aを備えている。第1の構造体10aは、角筒状で、工場においてプレハブ(プレキャスト)された外形直方体状の、上壁および底壁が設けられていない桝型のコンクリート製の中空のブロックである。本例の第1の構造体10aの外形寸法の一例は、平面視が約1000×1000mmの正方形で、高さが約1000mmであり、側壁11aの厚さが約100mmである。すなわち、本例の第1の構造体10aの内部空間は、それぞれ、平面視が約800×800mmの正方形で、高さが約1000mmであり、作業員が侵入できるサイズとなっている。第1の構造体10aのサイズはこれに限定されるものではない。第1の構造体10aの内部には、作業員が構築物1aに入って作業する際に用いられる階段12が設けられている。
第1の構造体10aの4つの第1の側壁11aは、それぞれ、透水性の部分(透水性領域)13を含んでいる。本例では、これらの第1の側壁11aのほぼ全域が透水性領域13である。具体的には、これらの第1の側壁11aのそれぞれには、上下方向および左右方向に分散して(断続して)、細長い形状の複数の開口(孔)14が設けられている。すなわち、本例では、それぞれの第1の側壁11aに、複数の開口14が2次元的にマトリクス状に設けられている。なお、第1の側壁11aの強度を確保するために、開口14は、上端および下端から150mmの範囲内には設けないことが好ましい。
第1の側壁11aのそれぞれには、16(4×4)個の、上下方向に縦長の形状の開口14が設けられている。それぞれの開口14は、内側から見ると上下方向に長い長方形状であり、その左右両側部および上下両端部が内側から外側に向かって広がっている。開口14の幅は、それぞれ、砕石などが通過しない、あるいは通過しにくい大きさとなっている。縦長の開口14を配置することにより、上下方向の加重を受けるコンクリート壁(第1の側壁11a)の断面積を確保しながら、十分な開口面積が得られるようにすることができる。なお、複数の開口14は、正方形状、円形状、あるいは、左右方向に横長の形状、楕円形状などとしてもよい。
第2の構造体20は、コンクリート製で断面四角形状の中空の構造体であって、4つの第2の側壁(周壁)21と底壁22とを備えている。第2の構造体20は、有底角筒状であり、工場においてプレハブ(プレキャスト)された外形直方体状の、上壁が設けられていない桝型のコンクリート製の中空のブロックである。本例の第2の構造体20の外形寸法の一例は、平面視が約1000×1000mmの正方形で、高さが約600mmであり、側壁21および底壁22の厚さが約100mmである。本例の第2の構造体20の内部空間は、平面視が約800×800mmの正方形で、高さが約500mmとなっており、作業員が入れるサイズになっている。
4つの第2の側壁21および底壁22は、それぞれ、コンクリート壁で、開口は積極的に設けられておらず、また、ポーラスでもなく、実質的に非透水性(不浸透性、止水性)である。第2の構造体20は、第1の構造体10aの下部に配置され、当該構築物1aの底部(最下層、最下部)を形成している。第2の構造体20の内部にも、作業員が入って作業する際に用いられる階段を設けてもよい。
第3の構造体30は、コンクリート製で断面四角形状の中空の構造体であり、4つの第3の側壁(周壁)31と上壁32とを備えている。1つまたは複数の第3の側壁31には、雨水などの排水を導入する導入口(水導入口)34が設けられ、排水管91は、側溝などの集水部(集水システム、図示せず)と排水管91を介して連通している。第3の構造体30は、構築物1aへの作業員の出入り口、集水用の空間および、ごみを取り除くための空間として機能する。このため、第3の構造体30の内部にも、作業員が構築物1aに入って作業する際に用いられる階段33が設けられている。また、第3の構造体30の上壁(天井)32の略中央部には、直径約600mmの平面円形状の孔(開口部、出入口)35が設けられている。第3の構造体30の上には、この出入口35を塞ぐように鋳鉄製の蓋36が搭載されている。
第1の構造体10aと第3の構造体30との間に配設されたコンクリート製の板状部材40は、工場においてプレハブ(プレキャスト)されたコンクリート版(コンクリート製の壁体、コンクリート製の板状部材)である。板状部材40の略中央部には、対角線長さが約600mmの平面矩形状の孔(開口部)41が設けられ、構築物1aの内部の中間床となっている。板状部材40の開口部41は、網状部材42により覆われ、網状部材42により、ごみや石などの比較的大きな異物を除去できる。さらに、網状部材42は、2つの小型の網部材43に分かれており、網状部材42を取り外して下の第1の構造体10aおよび第2の構造体20に作業員が侵入できるようになっている。
このように、この構築物1aは、底板部材50、第2の構造体20、第1の構造体10a、板状部材40、第3の構造体30を、この順番で下から積層することにより構築されている。第1の構造体10aは、構築物1aの深さにより複数のブロックが積層されたものであってもよい。また、石などは泥とともに第2の構造体20でトラップできるので、板状部材40を省いてもよく、また、第3の構造体30は地上、排水管91の配置、側溝の配置などの条件により様々な形状を採用でき、現場でコンクリートにより施工してもよい。
また、各構造体10a、20、30は、工場プレハブのブロックの代わりに、各側壁、または、側壁と底壁または上壁を形成するコンクリート製のプレキャスト板を現場で組み立てるタイプであってもよい。その場合、第2の構造体20は、一体成型のブロックと同程度の止水性を得るためにコーキングなどの止水処理をすることが望ましい。
この構築物1aは、例えば、道路、駐車場、ガソリンスタンド、グラウンド、緑地帯などの下を掘削し、上記の各構造体10a、20、30、50などを上記の順番になるように積み重ね、さらに周囲を適当な土、石または砕石の層により埋めもどすことにより施工される。埋設された構築物1aにより、道路、駐車場、ガソリンスタンドの地下をそれらの設備などから排出される排水を一時的に貯留したり、地下に浸透させるための空間として利用できる。
この構築物1aを含む貯留浸透システム100においては、第1の構造体10aの外部(第1の側壁11aの外部)に、これを囲むように、砕石が敷き詰められた層(砕石層)などの透水性(浸透性)を有する層92を形成することが好ましい。第3の構造体30の外部および第2の構造体20の外部は、透水性を有する層であってもよいが、透水性の少ない土または粘土層93であってもよい。土層93は、当該構築物1aを地下に埋設する際に発生した土を埋め戻すことにより形成可能な層である。
この貯留浸透システム100の周囲(砕石層92や土層93の外側)に、透水シート(透水性シート)94を設けてもよい。透水シート94の一例は、ガラス繊維、プラスチック繊維などの耐食性の高い繊維からなる不織布である。透水シート94により、貯留浸透システム100から、砂質土などからなる周囲の層(オリジナルの土層)95に対する浸透率を制御することができる。
この構築物1aおよびシステム100において、排水管91などからこのシステム100内(構築物1aの第3の構造体30内)に流入した排水は、石、ペットボトル、ビニールなどのごみが網状部材42により捉えられ、第1の構造体10aおよび第2の構造体20に流入する。一定量の排水は、第2の構造体20に溜まり、構築物1a内に一時的に貯留される。第2の構造体20に溜まる量を超えた排水は、第1の構造体10aの4つの第1の側壁11aにそれぞれ設けられた複数の開口14を介して、適当なスピードで徐々に砕石層92に浸透する。第1の構造体10aの4つの第1の側壁11aに、上下方向および左右方向に分散して複数の開口14が設けられている。このため、第1の構造体10aまで達した排水は、4つの第1の側壁11aの複数の開口14を通じて、上下方向および左右方向に分散され、四方の砕石層92に浸透する。さらに、透水シート94がある場合は、透水シート94を介して、適度なスピードで徐々に地下(周囲の砂質土層95や砂層)に浸透(排出)される。
排水とともに第1の構造体10aおよび第2の構造体20に流入した泥などの沈下性の異物は、第1の構造体10aおよび第2の構造体20の内部で沈下し、最下層の第2の構造体20の内部に溜まる。第2の構造体20は不透水性(非透水性)で、溜まった水は漏れ出さないので沈下した泥なども外部へ漏れ出ることはない。また、第2の構造体20に開口がないため第2の構造体20が目詰まりする心配はもともとない。すなわち、本例の構築物1aによれば、底部に目詰まりが生じることがない。さらに、本例の構築物1aによれば、第2の構造体20の内部に泥などを溜めることができるため、溜まった泥などを外部に排出しやすい。
したがって、この構築物1aでは、泥などの沈下性の異物は第2の構造体20にためられるので、それらが第1の構造体10aの開口14から流れ出して開口14を目詰まりさせたり、開口14を介して砕石層92に流入して隙間を埋めたりすることが少ない。このため、このシステム100では、砕石層92の空隙率の低下などにより、排水の地中への浸透能力が低下することが抑制される。
また、構築物1aでは、第2の構造体20の内部に溜められた排水を、ポンプなどで吸い上げることにより灌水などとして利用できる。同時に、第2の構造体20の内部に溜められた泥などをくみ上げ、比較的容易に排出することができる。構築物1aおよびシステム100に作業員が定期的に入って第2の構造体20の内部を清掃し、溜められた泥などを外部に排出するようにしてもよい。
以上のように、本例の構築物1aおよびこれを用いたシステム100においては、排水に含まれる泥などによる透水能力(浸透能力)の低下を抑制できる。したがって、長期間にわたって、透水能力をほぼ一定に維持できる貯留浸透システム100を提供できる。
図4は、本発明の第1の実施形態にかかる構築物1aを用いた貯留浸透システム110の一例を縦断面図により示している。図5は、図4中のV−V線に沿って切断した断面図(横断面図)を示している。図6は、図4の貯留浸透システム110の第2の構築物2を形成するための充填部材を斜視図により示している。図7は、充填部材を分解斜視図により示している。
この貯留浸透システム110は、排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるためのシステムであって、第1の構築物1aと、第2の構築物2とを備えている。第1の構築物としては、例えば、上述の構築物1aを用いることができる。
第2の構築物2は、地中に排水の貯留空間を形成するためのものであり、排水貯留用の空隙を形成するための複数の充填部材(空隙部材)60と、積み重ねられた複数の充填部材60の外側(最外層)を覆う透水シート94とを含む。本例では、略直方体状に組み立てられた同一形状の充填部材60を1つのユニット(単位)として用い、複数の充填部材60を所定の形となるように縦横に積み上げることにより、所望の体積の貯留空間を有する第2の構築物2を構築している。
それぞれの充填部材60は、図6および図7に示すように、排水の一時貯留用の空隙を形成するものである。本例の充填部材60は、多数の骨組を備えた複数の樹脂性のパネル(プレート)61および62を組み合わせることにより、外形略直方体のボックス状に形成されている。多孔性のパネル61および62は、樹脂材料、例えば、プラスチック、プラスチック繊維、ガラス繊維、さらにはプラスチックを含む複合材料などの、成形性が高く、強度も高い材料により形成されている。パネル61および62は、格子状、扇状など、強度が高く、しかも、多孔状あるいは開口率の大きな形状(スケルトン状)であり、パネル61および62をボックス状に組み合わせることにより、充填部材60は、全体として高い強度と、大きな貯留空間とが確保できる。
図7に示すように、本例の充填部材60は、具体的には、平面略正方形状の5枚の第1のパネル61と、平面略長方形状の4枚の第2のパネル62とを有している。第1のパネルおよび第2のパネル61および62は、それぞれ、枠状の部材と多数の骨組とを備えており、略格子状に形成されている。第1のパネル61の平面形状は、例えば、一辺が約400mmの正方形状である。第2のパネル62の平面形状は、例えば、長辺が約700mm、短辺が約400mmである。4枚の第2のパネル62は、第1のパネル61をそれぞれ囲むように、角筒状に連結され、ボックス状に組み立てられている。本例の充填部材60のように、スケルトン状に縦横さらに斜めなどに強度部材が伸びたボックス状の充填部材は、強度、水の流通性、重量、運搬費用を含めた施工コストなどの点で優れている。
なお、充填部材60は、上述した充填部材に限定されるものではない。充填部材60は、多数の骨組を備えた複数のパネルおよび/または多孔性の複数のパネルにより貯留用の空隙を形成可能なものであればよい。充填部材60は、例えば、プラスチック製のパイプであって、周壁に多数の開口(小孔)が設けられたパイプを、断面方向に縦横に積重ねたようなものであってもよい。
水を貯留する空間を形成する充填部材60は、浸透材、貯留用の構造材などとも称されるものである。上記のシステム100と同様に、互いに並べて配置された複数の充填部材60の周囲を透水シート94で覆うことにより、第2の構築物2における排水の透水性(透水率)および貯留時間を制御できる。透水シートの一例は、ガラス繊維、プラスチック繊維などの耐食性の高い繊維からなる不織布である。透水シート94の他の例は、適当な大きさの多数の開口あるいは孔が開いたビニールシートあるいはその他の樹脂によるシートである。不織布は、密度を変えたり、厚みを変えたり、多層にすることにより透水率を制御することが可能であるため、透水シート94として好ましい。
これら複数の充填部材60は、第1の構築物1aの周囲(四方)に、4つの第1の側壁11aのそれぞれの透水性の部分13と対応(対峙、対面)するように、マトリクス状に(縦横に)、互いに並べて配置されている。本例のシステム110では、第1の構築物1aの第1の構造体10aと第2の構築物2の複数の充填部材60とが対向して配置されている。一方、第1の構築物1aの第2の構造体20は、第2の構築物2の下端よりも低い位置(下がった位置)に配設(埋設)されている。
第1の構造体10aと充填部材60との間は、密着させてもよいが、図4および図5に示すように、隙間Sを設けてもよい。第1の構造体10aと充填部材60との間に隙間Sができる場合には、第1の構造体10aと充填部材60との間に緩衝材(例えば、発泡スチロールなど)120を適当な間隔で、開口14と重ならないように設けることが好ましい。
本例では、図4に示すように、複数の充填部材60は、上下方向に2段、互いに並べて配置されている。また、図5に示すように、複数の充填部材60は、第1の構築物1aの導入口34が設けられている側(図5において右側)およびその反対側においては、それぞれ、7個×5個×2段=70個、互いに並べて配置されている。さらに、図5に示すように、複数の充填部材60は、第1の構築物1aの奥側(図5において上側)および手前側(図5において下側)には、それぞれ、2個×2個×2段=8個、互いに並べて配置されている。
なお、第1の構造体10aの透水性の部分13を含む第1の側壁11aの全てが充填部材60と対向していなくてもよい。このシステム110においては、第1の構造体10aの透水性の部分13を含む第1の側壁11aのうちの少なくとも一部を、複数の充填部材60の少なくとも一部と対向させることにより、第1の構造体10aを介して、第1の構築物1aから第2の構築物2へ排水を流入させることができる。また、外形略直方体状の充填部材60の並べ方は本例に限定されない。充填部材60の数、配列数、積層段数、充填部材60のサイズ、形状などは、第2の構築物2に要求される貯留空間などにより、任意に設定できる。
このシステム110において、雨水などの排水は、第1の構築物1aの第3の構造体30を介して、第1の構造体10aおよび第2の構造体20に流入し、第2の構造体20から溢れた排水が第1の構造体10aを介して第2の構築物2に供給される。第2の構築物2に供給された排水は、複数の充填部材60内において一時的に貯留され、透水シート94により制御されたスピードで徐々に地下浸透する。
この貯留浸透システム110では、非透水性で泥が溜まる第2の構造体20よりも上に位置する第1の構造体10aから第2の構築物2に排水が供給される。したがって、第2の構築物2には、泥が流入しにくく、第2の構築物2に泥が蓄積されにくい。このため、泥の蓄積により第2の構築物2の貯留容量が減ったり、泥により透水シート94が目詰まりして透水率が変動したりすることを抑制でき、長期間にわたり所望の性能を維持できる。
また、システム110においては、第1の構築物1aの非透水性の第2の構造体20が、第2の構築物2よりも下側に設けられている。このため、第2の構築物2に溜まった泥は、第2の構造体20に流出し易い構造となっている。このため、さらに、第2の構築物2に泥が溜まりにくく、システム110の浸透性能を長期間にわたり維持できる。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる構築物を縦断面図により示している。この構築物1bは、2つの第1の構造体10bと、第2の構造体20と、排水導入用の構造体70と、出入り口用の構造体80と、底板部材50とを有している。
上側の第1の構造体10bと下側の第1の構造体10bは、互いに同一のものであり、断面四角形状の中空の構造体であって、4つの第1の側壁(周壁)11bを含む。それぞれの側壁11bは、上枠15、透水部16、下枠17を含む。中間の透水部16は、多孔領域であり、骨材を大きくして多数の隙間(多孔)を作ったポーラスコンクリートにより形成されている。上枠15および下枠17は、ポーラスコンクリートからなる透水部16が欠けやすいため、その縁を補強するように通常の(ポーラスではない)コンクリートにより形成されている。上枠15および下枠17の厚みは、通常150mm程度である。
構築物1bの最下層に位置する第2の構造体20は、上述した構築物1aの第2の構造体20と共通の構成であり、非透水性のコンクリート製のボックスである。なお、符号23は、作業員が第2の構造体20の内部に入って作業する際に用いられる階段を示している。
構築物1bの最上部に位置する排水導入用の構造体70は、角筒状であって、4つの側壁71のうちの2つの側壁71に、雨水などの排水を導入する導入口(水導入口)72が設けられている。なお、導入口72が設けられる側壁71は、2つに限定されるものではない。出入り口用の構造体80は、上方に向かうにしたがって断面が小さくなるように形成されたブロックであって、その上には、この出入口を塞ぐように鋳鉄製の蓋81が搭載されている。
この構築物1bにおいても、第1の構造体10bおよび第2の構造体20に流入した排水中の泥などの沈下性の異物は第2の構造体20に蓄積される。したがって、泥などにより第1の構造体10bのポーラスな透水部16が詰まったり、外側の砕石層92が目詰まりしたりすることを抑制できる。
このように、透水性の第1の構造体10aまたは10bは1つに限らず2以上であってもよい。また、第1の構造体10aおよび10b、また第2の構造体20は角筒型の変わりに円筒状であってもよい。さらに、上述した寸法は一例であり、構築物(第1の構築物)を構成する第1の構造体および第2の構造体の大きさは、流入が予想される排水の量、浸透率、貯留時間などの条件により任意に設定することができる。
1a、1b 構築物(第1の構築物)、 2 第2の構築物
10a、10b 第1の構造体、 11a 第1の構造体の側壁
20 第2の構造体、 21 第2の構造体の側壁、 22 第2の構造体の底壁
60 充填部材、 100、110 貯留浸透システム

Claims (5)

  1. 排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための構築物であって、
    透水性の部分を含む第1の側壁を備えたコンクリート製で中空の少なくとも1つの第1の構造体と、
    当該構築物の最も下に配置された第2の構造体であって、非透水性の第2の側壁と底壁とからなるコンクリート製で中空の第2の構造体とを有する、構築物。
  2. 請求項1において、前記第1の構造体の前記第1の側壁は、上下方向および/または左右方向に分散して設けられた複数の開口を含む、構築物。
  3. 請求項1または2において、前記第1の構造体の前記第1の側壁は、多孔領域を含む、構築物。
  4. 排水を一時的に貯留するとともに地下浸透させるための貯留浸透システムであって、
    第1の構築物と、第2の構築物と、を有し、
    前記第1の構築物は、透水性の部分を含む第1の側壁を備えたコンクリート製で中空の少なくとも1つの第1の構造体と、前記第1の構築物の最も下に配置された第2の構造体であって非透水性の第2の側壁と底壁とからなるコンクリート製で中空の第2の構造体とを含み、
    前記第2の構築物は、多数の骨組を備えた複数のパネルおよび/または多孔性の複数のパネルにより貯留用の空隙を形成可能な樹脂製の複数の充填部材を含み、前記複数の充填部材が互いに並べて配置されており、
    前記第1の構造体の前記第1の側壁の前記透水性の部分の少なくとも一部は、前記第2の構築物の前記複数の充填部材の少なくとも一部と対向している、貯留浸透システム。
  5. 請求項4において、前記第1の構造体および前記第2の構造体は、断面が四角形である、貯留浸透システム。
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