JP4002820B2 - 浸透トレンチ用連結ユニット及び浸透トレンチの施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浸透トレンチ用連結ユニットと、それを使用した浸透トレンチの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に家屋等に降り注がれた雨水は最終的に下水道や河川に流れ込むが、下水道や河川への雨水の集中は水害の原因となる。このため水害防止対策の一つとして各家屋からの雨水流出を抑制することが考えられ、そのための一施設として浸透トレンチが考案された。従来の浸透トレンチは、例えば家屋からの雨水を一旦集める集水桝と下水道等とをつなぐ経路に沿って所定の幅及び深さの溝を掘り、その溝内に多数の孔が穿設された導水配管を配置すると共にその配管の周りに砕石を敷設して構成される(特許文献1参照)。かかる浸透トレンチによれば、雨水が集水桝から前記導水配管を経由して下水道等に導かれる過程で、雨水が配管から砕石層に浸みだし更には砕石層を介して地下に浸透するので、下水道等に流れ込む雨水の量が低減される。また、浸透トレンチではないが、一時的に雨水を貯留すると共にその貯留水が地下に浸透するまでの時間稼ぎをするための貯留浸透施設が提案されている。例えば、地面を掘り下げた窪地に、多数の孔を有する容器状部材等を多数個縦横かつ上下に配設し、これにより地下浸透可能な貯留タンク部を構成するものが知られている(特許文献2及び3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭62−31129号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】
特公平4−26648号公報(特許請求の範囲)
【特許文献3】
特公平4−35580号公報(特許請求の範囲)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の浸透トレンチでは、掘削溝内の所定高さまで砕石を一旦敷設した後、その上に多孔導水配管を配置し、その後更に砕石を前記配管の上に敷設するという具合に複数の工程を要し、非常に手間がかかった。また、多孔導水配管の周囲に砕石で構成される砕石層の空隙率はせいぜい25〜35%程度という低さであり、そのために浸透トレンチの敷設長をかなり長くしなければ、十分な雨水の貯留浸透能力が得られない場合もある。
【0005】
他方、特許文献2及び3のような貯留浸透施設は、多数の孔を有する容器状部材(又は複数の区画に仕切られた区画枠体)を縦、横及び高さの三方向に配設することで、地下層へ雨水を浸透可能な貯留空間としてのタンク部を構成するものに過ぎない。このため、特許文献2等に開示された容器状部材等を、何の工夫もなくそのまま浸透トレンチの構成部材として利用することはできない。
【0006】
本発明の目的は、従来の浸透トレンチにおける多孔導水配管及び砕石に代替し得る新発想の浸透トレンチ用連結ユニットを提供することにある。また、そのような浸透トレンチ用連結ユニットを利用して、少ない手間で効率的に浸透トレンチを構築可能な浸透トレンチの施工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の浸透トレンチ用連結ユニットは、複数個を連結することで浸透トレンチを構成可能な連結ユニットであって、内側に貯留領域を区画すると共にその貯留領域から外部への通水を確保するための通水部が設けられた枠体と、その枠体内に設けられて前記貯留領域と連通可能な導水管部とを備え、当該ユニットに隣接配置される他のユニットに対して直列連結可能に構成されており、複数ユニットの直列連結時には各導水管部により浸透トレンチ内に一連の導水経路を構築可能であり、前記貯留領域のうちの下部領域には、枠体内に入り込んだ固体進入物をユニット外又は浸透トレンチ内の特定場所に移送するための移送機構が設けられていることを特徴とする浸透トレンチ用連結ユニットである。
【0008】
本発明の浸透トレンチ用連結ユニットにおいて、前記導水管部は、前記貯留領域のうちの上部領域においてユニットの連結方向に延設されており、その導水管部の壁部には、当該導水管部を流れる水の一部を貯留領域に導くための導水開口が形成されていることは好ましい。また、前記導水管部は略円筒状をなすと共に、当該導水管部の一端部と他端部とで内外径が異なることにより、直列連結時に隣り合う二つのユニットのうちの一方のユニットの導水管部の一端部と、他方のユニットの導水管部の他端部とが相互嵌合可能となっており、その相互嵌合に基づき、隣り合う二つのユニットの位置決め及びそれらの導水管部の相互連結が達成されることは好ましい。あるいは、前記枠体の縁部には、複数ユニットの直列連結時において、各ユニットをユニット連結方向と略直交する方向に対して位置決めするための位置決め部が設けられていることは好ましい。
【0009】
また、前記移送機構は、ユニットの連結方向に延設されると共に複数ユニットの直列連結時に一連の移送経路を構築可能な移送管部と、枠体内に入り込んだ固体進入物を捕捉して前記移送管部内に誘導するための板状ガイド部とを具備することは好ましい。
【0010】
(連結ユニットの作用等の説明) 本発明の浸透トレンチ用連結ユニットによれば、複数ユニットの直列連結時には、各ユニットの貯留領域と連通可能な各導水管部により一連の導水経路が構築され、この導水経路が従来の浸透トレンチにおける多孔導水配管と同じ機能を担う。また、通水部が設けられた枠体内に区画された貯留領域は、従来の浸透トレンチにおける砕石層に代替するものとして雨水等の一時貯留機能を担う。そして、このような導水経路及び貯留領域(浸透トレンチの主要部)は、複数個のユニットを直列連結するだけという極めて簡便な施工作業で簡単に構築することができる。
【0011】
また、連結ユニットの貯留領域に移送機構を設けた場合には、この移送機構を介して、各ユニットの枠体内に入り込んだ固体進入物を当該ユニットの外又は浸透トレンチ内の特定場所に移送することにより、個々のユニットから固体進入物を排除して浸透トレンチ内を掃除することができる。尚、連結ユニットに設けた移送機構は、固体進入物の搬出経路を提供するものであれば足り、後記発明の実施の形態で説明するように、浸透トレンチの近傍又は浸透トレンチの外に設けられた流体流れ発生手段との協働により移送機能を発揮する性質のものである。
【0012】
尚、前記連結ユニットがプラスチック製であることは好ましく、その場合にはユニットの軽量化が図られ、施工時の作業性等が向上する。また、「前記移送機構の構成要素である移送管部が略円筒状をなすと共に、当該移送管部の一端部と他端部とで内外径が異なることにより、直列連結時に隣り合う二つのユニットのうちの一方のユニットの移送管部の一端部と、他方のユニットの移送管部の他端部とが相互嵌合可能となっていること」、あるいは「移送管部には、板状ガイド部によって導かれた固体進入物を同管部内に取り込むための集塵開口が形成されていること」、あるいは「板状ガイド部が移送管部に近い側ほど高さが低くなるような傾斜勾配を有すること」は好ましい。
【0013】
本発明の浸透トレンチの施工方法は、請求項1〜5のいずれかに記載の浸透トレンチ用連結ユニットを複数個準備し、地面を掘削してできた溝内に前記複数個の連結ユニットを直列連結状態で配置し、相互連結された連結ユニット群を透水シートで覆い、その後に透水シートで覆われた連結ユニット群を地下に埋設することを特徴とする。
【0014】
この浸透トレンチの施工方法は、いわば請求項1〜5に記載の浸透トレンチ用連結ユニットの好ましい使用方法を述べたものである。この方法によれば、複数個の連結ユニットを直列連結状態で溝内に配置することで、各ユニットの導水管部により、従来の浸透トレンチにおける多孔導水配管に代替する一連の導水経路が構築され、又、各ユニットの貯留領域により、従来の浸透トレンチにおける砕石層に代替する雨水等の一時貯留領域が確保される。それ故、この方法によれば、砕石等を用いることなく少ない手間で効率的に浸透トレンチを構築することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1〜図5は、浸透トレンチ用連結ユニットの具体例を示す。連結ユニット1は、左右の側壁2,2、上壁3及び下壁4を備えており、これら四つの壁により前面側(正面側)及び後面側(背面側)にそれぞれ開口した略直方体状の開口型容器として構成されている。前記各壁2〜4の前後方向中心位置には、当該ユニット1を前後に二分するように直立した中央壁5が設けられている。その中央壁5の左右上下の四辺は前記左右上下の各壁2〜4に接続されており、左右の側壁2,2、上壁3、下壁4及び中央壁5により当該ユニット1の基本骨格をなす枠体が構成されている。この枠体の内側には後述するような各種の突設物が存在するが、枠体の中は概して中空な空間となっており、当該ユニット1を複数個連結したときに枠体内側に区画される領域は、雨水等を一時的に貯留する貯留領域として機能する。
【0017】
連結ユニット1の枠体を構成する前記五つの壁2〜5の各々には、通水部としての通水孔6が多数貫通形成されている。個々の通水孔6の形状や大きさはその設置位置等によって微妙に異なるが、その機能は、枠体内に貯留された雨水等を貯留領域から枠体の外に導くという点で共通する。また、複数個のユニット1の連結時に隣り合う二つの貯留領域が、中央壁5に設けられた通水孔6を介して相互連通することは言うまでもない。
【0018】
更に枠体の内側で且つ中央壁5の前面側及び後面側にはそれぞれ、複数の板状垂直リブ7(本例では5枚)及び複数の板状水平リブ8(本例では7枚)が設けられている(図2及び図3(A)参照)。これらの垂直及び水平リブ7,8は、中央壁5の前面及び後面から前方及び後方に突設されている。また、各垂直リブ7の上端及び下端はそれぞれ上壁3及び下壁4の各内面に接続され、各水平リブ8の左端及び右端はそれぞれ左右側壁2,2の各内面に接続されている。これらの垂直及び水平リブ7,8は、枠体を構成する各壁2〜5を相互連結することにより、枠体全体の強度や剛性を補強し、更には寸法安定性を高めている。
【0019】
尚、図3(A)に示すように、中央壁5から各リブ7,8の先端縁までの距離(例えば同図に示す距離L1)が、中央壁5から他の四壁2〜4の先端縁までの距離(例えば同図に示す距離L2)よりも短くなるように、各リブ7,8の中央壁5からの突出長が設定されている。このため、複数ユニットの連結時に隣り合う二つのユニット1,1の対応する四壁2〜4の各先端縁同士が互いに当接する場合でも、隣り合う二つのユニットのうちの一方のユニットのリブ7又は8の先端縁と、他方のユニットのリブ7又は8の先端縁とは当接し得ず、対向し合うリブ間には隙間が確保される。それ故、各ユニット1の枠体内に垂直及び水平リブ7,8を設けたにもかかわらず、これらのリブ7,8は、貯留領域内で水が上下左右に自由に流通することを阻害しない。
【0020】
図1〜図3に示すように、枠体内の上壁3に近い位置において中央壁5には、該中央壁を貫通する略円筒状の導水管部10が、ユニットの連結方向に延びるように設けられている。特に図3(A)に示すように、この導水管部10は、中央壁5の前面から前方に突出した前半筒部11と、中央壁5の後面から後方に突出した後半筒部12とから構成されている。そして、前半筒部11の内径D1は、後半筒部12の外径D2よりも若干大きく設定されている。また、前半筒部11の先端位置は、左右上下の各壁2〜4の前後方向先端位置に一致しているのに対し、後半筒部12の後端は、左右上下の各壁2〜4の後端縁よりも更に後方に突出している。導水管部10を構成する前半筒部11及び後半筒部12におけるこのような径及び前後方向長の設定により、複数ユニットの連結時には、ある一つのユニットの導水管部後半筒部12の後端部が、そのユニットの直後に配置される別のユニットの導水管部前半筒部11内に嵌入可能となっている。
【0021】
また、導水管部の前半筒部11の周壁には、複数の導水開口13(本例では4つ)が切り欠き形成されている。各導水開口13の前後方向長は、前記後半筒部12の後端部が各壁2〜4の後端縁から突出している量(突出長)よりも長く設定されており、二つのユニット1が連結されて一方の導水管部後半筒部12の後端部が他方の導水管部前半筒部11に嵌入された場合でも、導水管部の各導水開口13が完全に閉塞されることはない。即ち、導水管部10に切り欠き形成された導水開口13により、複数ユニットの連結時においても、導水管部10の内部と枠体内貯留領域との間の連通(又は通水)が確保される。
【0022】
この連結ユニット1の枠体内の下部領域には、枠体内に入り込んだ土埃等の固体進入物を集めて当該ユニット1の外又は浸透トレンチ内の特定場所に移送するための移送機構が設けられている。即ち、図1〜図3に示すように、枠体内の下壁4に近い位置において中央壁5には、該中央壁を貫通する略円筒状の移送管部20が、ユニットの連結方向に延びるように設けられている。この移送管部20の径は前記導水管部10の径よりも小さく設定されている。
【0023】
特に図3(A)に示すように、この移送管部20も、中央壁5の前面から前方に突出した前半筒部21と、中央壁5の後面から後方に突出した後半筒部22とから構成されている。そして、前記導水管部10の場合と同様、移送管部の前半筒部21の内径D3は、後半筒部22の外径D4よりも若干大きく設定されている。また、前半筒部21の先端位置は、左右上下の各壁2〜4の前後方向先端位置に一致しているのに対し、後半筒部22の後端は、左右上下の各壁2〜4の後端縁よりも更に後方に突出している。移送管部20を構成する前半筒部21及び後半筒部22におけるこのような径及び前後方向長の設定により、複数ユニットの連結時には、ある一つのユニットの移送管部後半筒部22の後端部が、そのユニットの直後に配置される別のユニットの移送管部前半筒部21内に嵌入可能となっている。
【0024】
移送管部20の内部には、その長手方向(前後方向)に延びる、横断面十文字状の補強リブ23が設けられている(図2及び図3(A)参照)。また、移送管部の前半筒部21の周壁には、複数の集塵開口24(本例では左右に各1つ)が切り欠き形成されている。各集塵開口24の前後方向長は、前記後半筒部22の後端部が各壁2〜4の後端縁から突出している量(突出長)よりも長く設定されており、二つのユニット1が連結されて一方の移送管部後半筒部22の後端部が他方の移送管部前半筒部21に嵌入された場合でも、移送管部の各集塵開口24が完全に閉塞されることはない。
【0025】
更に、枠体内の下壁4に近い位置において中央壁5の前後各面からは、前記移送管部20の左右に位置する一対の板状ガイド部25,25が突設されている。各板状ガイド部25は、左又は右の側壁2に連なる外端部において最も高くなり且つ移送管部の集塵開口24に連絡する内端部において最も低くなるように傾斜して設けられている。傾斜した板状ガイド部25,25の各々は、枠体内に入り込んで上から落下してくる土埃等の固体進入物を捕捉すると共に、その傾斜勾配に起因するガイド作用により、捕捉した固体進入物を前記集塵開口24に導き移送管部20の中に送り込む働きをする。このように、少なくとも集塵開口24を備えた移送管部20と、左右一対の板状ガイド部25,25とにより、移送機構が構成される。
【0026】
なお、これまで説明してきた枠体(壁2〜5)及び枠体内の突設物(7,8,10,20,23,25等)は全てプラスチック(例えばポリエチレン又はポリプロピレン)からできており、射出成形装置を用いた一体成形及びその成形品に対するプラスチック部材の接着により、単一の連結ユニット製品として一体化されている。ちなみに本実施形態の連結ユニット1の枠体寸法は、連結方向の長さが25cm、幅が50cm、高さが100cmであり、その重さは約5kgである。また、連結ユニット1内部の空隙率は約95%である。
【0027】
更に、複数ユニットを連結する際の作業性向上及び相互連結の確実性確保のために、個々の連結ユニット1には複数の結合パーツ30が予め装着されている。図6に示すように、結合パーツ30は、例えば可撓性素材(例えば軟質プラスチック)からなるバンド状の部材であり、その結合パーツ30の裏面には、キノコのように先端部が膨出した第1及び第2の脚部31,32が設けられている。
【0028】
他方、連結ユニット1の左右上下の各壁2〜4には、前記結合パーツ30の各脚部を挿入するための穴が貫通形成されている。例えば図4に示すように、上壁3の前面側の両端付近には、支持穴33及び仮止め穴34が横並びに形成され、上壁の後面側の両端付近には、本止め穴35が形成されている。支持穴33及び本止め穴35の内径はほぼ等しいが、仮止め穴34の内径は他の穴33,35の内径よりも若干大きくなっている。このような支持穴33、仮止め穴34及び本止め穴35からなる三穴の組合せは、上壁3の左右両端域にそれぞれ各一組(図4参照)、下壁4の左右両端域にそれぞれ各一組(図示略)、左右側壁2,2の各々の上端域、中央域及び下端域にそれぞれ各一組(図3(B)参照)が設けられている。
【0029】
例えば図5及び図6に示すように、結合パーツの第1脚部31を支持穴33に嵌入することにより、当該結合パーツ30が上壁3に対し第1脚部31を軸として回動可能に装着される。そして、ユニット1の非連結時(即ち倉庫への保管時や運搬時などの不使用時)には、結合パーツの第2脚部32を仮止め穴34に差し込んでおくことで、結合パーツ30がユニット1の側面でぶらぶらしたり邪魔になったりするのを防止している。これに対し、複数ユニットの連結時には、例えば図5に示すように、隣り合う二つのユニット1,1が一方の後面側と他方の前面側とが接合するように配置される。すると、一方のユニットの後面側の端部に設けられた本止め穴35と、他方のユニットの前面側の端部に設けられた支持穴33とが相向き合う配置関係になると共に、その配置時における本止め穴35と支持穴33との距離が、結合パーツ30の第1及び第2脚部31,32間の距離にほぼ一致する。それ故、結合パーツの第2脚部32を仮止め穴34から外して、隣のユニットの本止め穴35に差し込むことにより、当該連結パーツ30を介して、隣り合う二つのユニット1,1が緊密に連結される。
【0030】
次に、図1〜図6に示す連結ユニット1を用いて浸透トレンチを構築する際の施工方法について説明する。なお、例えば図7に示すように、浸透トレンチTは建物の敷地内の地下に設置される。敷地内には、建物に降り注いだ雨水を集めるための集水桝41が設けられ、雨水は、集水桝41から地下導水管42を介して敷地外の下水道又は河川に放出可能となっている。図7の例では、最初の集水桝41と下水道又は河川とをつなぐ地下導水管42の途中に、分岐用の集水桝43を設けると共に、その集水桝43から所定距離だけ離れた位置に点検用の桝44を設け、分岐用の集水桝43と点検用の桝44とをつなぐ地下に浸透トレンチTを設置している。具体的には、図8及び図9に示す手順で施工する。
【0031】
まず図8(A)及び(B)に示すように、地面に対し溝を掘る。溝の大きさは例えば長さが5m以上、幅が約1m、深さが約1.5mである。次に、掘削した溝の底及び内側面の全体を覆うように透水シート45を敷き詰める。この透水シート45は、浸透作用により水は通し得るが土や砂などの固体は通し得ないという性質(透水性)を有するシート状部材であり、例えば不織布からできている。そして、溝底に敷かれた透水シート45上に、前記連結ユニット1を複数個直列に配置する。この直列配置に際しては、前側に位置するユニット1の導水管部後半筒部12の突出端及び移送管部後半筒部22の突出端が、後側に位置するユニット1の導水管部前半筒部11及び移送管部前半筒部21内にそれぞれ嵌合するように二つのユニットを配置する。この導水管部10及び移送管部20の相互嵌合に基づいて、各ユニットにおける左右方向及び上下方向への位置ずれが規制され、前後に隣り合う二つのユニット間で位置決めが確実に行われる。
【0032】
図8(C)に示すように、所定個数のユニット1(同図では16個)の直列配置が完了したら、各ユニット1の左右側壁2,2及び上壁3に装着された結合パーツ30を用いて、隣り合うユニットを互いに離脱不能に連結する。具体的には各ユニット1に装着された各結合パーツ30の第2脚部32を仮止め穴34から離脱させると共に結合パーツ30を約90度回動させ、その第2脚部32を当該ユニットの前側に位置する別のユニットの本止め穴35に差し込む。この結合パーツ30の付け替え操作により、前後に隣り合う二つのユニット1,1間の緊密な直列連結が達成される。また、各ユニット1の導水管部10が直列接続されると共に各ユニット1の移送管部20が直列接続されることで、その直列連結されたユニット群の内部には、水平方向に延びる一連の導水経路及び水平方向に延びる一連の移送経路が構築される。
【0033】
複数ユニットの直列連結完了後、当該連結ユニット群の前端位置及び後端位置のそれぞれに、前記分岐用の集水桝43及び点検用の桝44を設置する。これらの桝43,44は設置目的は異なるものの、いずれも直立した円筒状又は角筒状の部材である。そして、集水桝43と、前記連結ユニット群の先頭に位置するユニットの導水管部10とを導管46で接続し、両者間で通水可能とする。また、点検用桝44と、前記連結ユニット群の末尾に位置するユニットの移送管部20とを導管47で接続し、両者を連通可能とする。導管46,47としては、例えば塩化ビニル樹脂製の円筒パイプが使用される。なお、導管46,47の各々の端部開口46a,47aに、原則として水だけを通す土粒子進入防止用シートを装着して、連結ユニット内に土粒子が極力入り込まないようにすることは好ましい。また、連結ユニット群の末尾に位置するユニットの導水管部10の後端と、連結ユニット群の先頭に位置するユニットの移送管部20の先端にそれぞれ目盲栓48,49を施し、そこから連結ユニット群の導水経路及び移送経路内に土砂が進入するのを防止する。
【0034】
続いて、連結ユニット群の前後左右の各側面及び上面を前記透水シート45で覆う。そして、溝掘削時に発生した土、砂、砕石又は置き換え用の土などを用いて、透水シート45でくるまれた連結ユニット群並びに集水桝43及び点検用桝44を埋め戻す。こうして、建物の敷地内の地下には、連結ユニット群により構成される浸透トレンチTが埋設される(図9参照)。
【0035】
本実施形態の浸透トレンチTの働きは、従来の浸透トレンチと基本的に同じである。即ち、雨が降ったときに集水桝43に流れ込んだ雨水は、導管46を介して連結ユニット群の導水経路に導かれ、更にこの導水経路を経由して複数あるユニット1の各々に分配される。各ユニット1では、導水経路を構成する導水管部10を流れる雨水の一部が、導水開口13を通ってユニット内部の貯留領域に流れ落ち、そこに雨水が一時貯留される。ユニットの枠体を構成する各壁2〜5には通水孔6が形成されているため、貯留領域に一時貯留される水もその通水孔6を通って土中に浸み出す。このような浸透トレンチTの基本機能により、建物等に降り注いだ雨水の多くが敷地内の地下層に浸透し、下水道や河川への放出が極力低減又は抑制される。
【0036】
なお、図7に示すように敷地内に複数の浸透トレンチTを設置することは好ましい。浸透トレンチTの設置数又は総設置長については、行政機関が定めた指導基準に従って算出される処理流量(単位時間あたりの水量)を浸透処理するために必要な処理能力を備えるように決定される。但し、浸透トレンチ群の処理能力を超えるような降雨があった場合には、そのオーバーフロー分については下水道等に放流されることになる。それ故、下水道等に放流するための放流管の配置レベルは、各浸透トレンチTの導管46の配置レベルよりも高く設定される。浸透トレンチTを複数設置する場合の配列形態については、図7に示すような並列配置に限定されるものではなく、複数の浸透トレンチTを長手方向に連ねることで直列配置してもよい。
【0037】
浸透トレンチTを構成する連結ユニット1に前述のような移送機構(20,25等)を設けたことで、本実施形態の浸透トレンチTには、従来の浸透トレンチには無いトレンチ内部の掃除機能が追加された。まず掃除の必要性について言及すると、一般に雨水は純粋な水ではなく細かな土砂や異物を含んだ固液混合物であり、又、前記透水シート45は固体を通し得ない部材である。このため、長期使用により、各ユニット1の貯留領域の底には次第に土埃等の固体進入物が堆積し、これを放置すると貯留領域が固体進入物で埋まってしまって浸透トレンチTの雨水処理機能が低下する虞がある。このような事態を未然に回避すべく設けられたのが移送機構(20,25等)である。
【0038】
この移送機構は、例えば図9に示すような態様で利用される。即ち雨が降った翌日等の浸透トレンチT内及び点検用桝44内に雨水が溜まっているときを見計らって、点検用桝44内に流体流れ発生手段としての水中ポンプ51を降ろす。この水中ポンプ51はホース52と接続され、そのホース52の端部は集水桝43の上方に導かれる。集水桝43の上部開口とホース52の端部との間に、フィルタ手段53(例えば透水シートや目の細かいネット)を配置する。そして、水中ポンプ51を作動させて点検用桝44から水を吸い上げ、その吸い上げた水をフィルタ手段53を通してから集水桝43に戻す。すると、点検用桝44から水中ポンプ51、ホース52及びフィルタ手段53を介して集水桝43に戻る水の流れが生じるに伴い、導管46を経由して浸透トレンチT内に水が進入し、浸透トレンチTの各ユニットの移送管部20により構成される移送経路に沿って、集水桝43側から点検用桝44側に向かう水の流れが発生する。その結果、浸透トレンチTの内外を巡る水の循環が起きる。
【0039】
各ユニット1の移送管部20内に一方向に向かう強力な水流が発生する結果、その強力な水流に誘発されて、各ユニット1の貯留領域内には、移送管部20の集塵開口24に吸い寄せられるような二次水流が発生する。その二次水流の影響で、ユニット内壁面に引っ掛かっていた固体進入物や板状ガイド部25の上面に積もっていた固体進入物が集塵開口24に引き寄せられ、そこを通って移送管部20内に引き込まれる。そして、移送管部20内を流れる強力な水流に乗って、点検用桝44内に吸い出される。点検用桝44内に吸い出された土粒子などの固体進入物は水中ポンプ51及びホース52を介してフィルタ手段53に到達し、そのフィルタ手段53によって捕捉、つまり、こし取られる。
【0040】
このように水中ポンプ51を利用して、浸透トレンチTの各移送管部20内に水流を強制的に発生させることにより、各ユニット1の貯留領域内に進入した固体進入物を浸透トレンチTの外に移送して、個々のユニット1の内部を掃除することができる。
【0041】
前記移送機構と流体流れ発生手段とを利用した掃除作業は、浸透トレンチTの長期使用後の定期点検時のみならず、浸透トレンチTの新設時に行ってもよい。浸透トレンチTの施工時に、意に反して各連結ユニット1の内部に土埃等が進入することがあるからである。また、各連結ユニット1における板状ガイド部25は傾斜勾配を持つため、前記二次水流による吸引作用が存在しないときでも、その傾斜勾配によるガイド作用に基づき、当該板状ガイド部25が捕捉した固体進入物を集塵開口24に誘導できることは当然である。
【0042】
なお、図9では、搬送流体として水(液体)を利用したユニット内の掃除手法を示したが、搬送流体としてエアー(気体)を利用すると共に流体流れ発生手段としてエアーの圧縮機又は送風ポンプを用い、浸透トレンチTの各移送管部20内にエアーを強制圧送又は強制吸引することによっても同様の効果を得ることができる。エアーを使う場合には、上述のように流体を循環させるのではなく、例えば各移送管部20によって構成される搬送経路に沿って一方向の気流を発生させ、各ユニット1の貯留領域内に進入した固体進入物を、複数あるユニットのうちの一箇所(例えば、目盲栓49に隣接する図9左端のユニット1)に集めるようにしてもよい。
【0043】
(効果)本実施形態によれば、導水管部10が一体化された連結ユニット1を複数個直列連結するだけで、導水経路を備えた浸透トレンチTの主要部を簡単に構築することができるので、従来のトレンチ工法のような配管作業や砕石の敷設作業を必要としない。又、連結ユニット1の重量も約5kg程度と非常に軽く、砕石を扱う場合に比べて設置作業が格段に楽になる。故に、従来のトレンチ工法に比べて施工工数が大幅に少なくて済み、非常に少ない手間で効率的且つ短時間に浸透トレンチTを設置することができる。
【0044】
従来の浸透トレンチでは、砕石層の空隙率はせいぜい25〜35%程度であったのに対し、本実施形態の連結ユニット1の内部空隙率は約95%と高く、この連結ユニット1を用いた浸透トレンチTにおける内部空隙率もほぼ同様のパーセンテージを示す。このため、単位体積あたりの雨水の貯留能力が従来に比べて飛躍的に向上し、浸透トレンチの小型化や設置面積の縮小、ひいては設置コストの低減を図ることができる。
【0045】
更に各連結ユニット1に移送機構を設けたことで、浸透トレンチTの設置後に地面をあらためて掘り返すことなく、浸透トレンチTの内部を適宜掃除することができる。このため、浸透トレンチTの保守管理に要するコストを大幅に低減できるのみならず、浸透トレンチTの有効寿命を飛躍的に延ばすことができる。
【0046】
(変更例)本発明の実施形態を以下のように変更してもよい。
連結ユニット1の枠体の外表面(例えば側壁2の外表面)に土圧による浮き上がり防止のための凸部(例えば略水平方向に延びるリブ又はフランジ)を設けてもよい。これによれば、個々の連結ユニット1が土中に埋設された結果、ユニットの土との比重差に基づき当該ユニットを浮上させようとする土圧が生じた場合でも、前記浮上防止凸部が周囲の透水シート45(又は土)に引っ掛かり前記浮力に対抗するため、ユニットの浮き上がりが防止される。
【0047】
上記実施形態では、隣り合う二つのユニット1,1間における導水管部10同士及び移送管部20同士の相互嵌合に基づいて、各ユニットをユニット連結方向と直交する方向(即ち左右方向や上下方向)に位置決めしていた。これに代えて又はこれに追加して、例えば枠体の周囲を構成する四壁2〜4の縁部に位置決め用の部位(例えば凹凸部)を形成し、隣り合う二つのユニット1,1間における前記位置決め部の相互嵌合に基づいて、各ユニットをユニット連結方向と直交する方向(即ち左右方向や上下方向)に位置決めしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明の浸透トレンチ用連結ユニットによれば、当該ユニットを複数個直列連結することにより、砕石等を用いることなく少ない手間で効率的に浸透トレンチを構築することができる。また、連結ユニットの枠体によって区画される内部領域を貯留領域としたので、ユニット内部の空隙率を高めて単位体積あたりの雨水等の貯留能力を従来よりも高めることができる。更に、連結ユニットの貯留領域に設けられた移送機構を介して、各ユニットの枠体内に入り込んだ固体進入物を当該ユニットの外又は浸透トレンチ内の特定場所に移送することにより、個々のユニットから固体進入物を排除して浸透トレンチ内を掃除することができる。
【0049】
本発明の浸透トレンチの施工方法によれば、砕石等を用いることなく少ない手間で効率的に浸透トレンチを構築することができる。即ち、従来の砕石等を用いたトレンチ工法に比べて、作業工程数の減少による施工の簡便化及び省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】浸透トレンチ用連結ユニットの一例を示す斜視図。
【図2】図1の連結ユニットの正面図。
【図3】(A)は図2のA−A線断面図、(B)は連結ユニット側面図。
【図4】連結ユニットの上面を示す平面図。
【図5】二つのユニットの連結状態を一部拡大して示す部分平面図。
【図6】図5のB−B線での拡大断面図。
【図7】建物敷地内での浸透トレンチの施工事例を示す平面図。
【図8】(A)〜(C)は浸透トレンチの施工手順を示す断面図。
【図9】浸透トレンチの施工完了後の状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…連結ユニット、2…左右の側壁、3…上壁、4…下壁、5…中央壁(2〜5は枠体を構成する)、6…通水孔(通水部)、10…導水管部、13…導水開口、20…移送管部、24…集塵開口、25…板状ガイド部(20,24及び25は移送機構を構成する)、45…透水シート、51…水中ポンプ(流体流れ発生手段)、T…浸透トレンチ。

Claims (6)

  1. 複数個を連結することで浸透トレンチを構成可能な連結ユニットであって、
    内側に貯留領域を区画すると共にその貯留領域から外部への通水を確保するための通水部が設けられた枠体と、その枠体内に設けられて前記貯留領域と連通可能な導水管部とを備え、当該ユニットに隣接配置される他のユニットに対して直列連結可能に構成されており、複数ユニットの直列連結時には各導水管部により浸透トレンチ内に一連の導水経路を構築可能であり、
    前記貯留領域のうちの下部領域には、枠体内に入り込んだ固体進入物をユニット外又は浸透トレンチ内の特定場所に移送するための移送機構が設けられていることを特徴とする浸透トレンチ用連結ユニット。
  2. 前記導水管部は、前記貯留領域のうちの上部領域においてユニットの連結方向に延設されており、その導水管部の壁部には、当該導水管部を流れる水の一部を貯留領域に導くための導水開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浸透トレンチ用連結ユニット。
  3. 前記導水管部は略円筒状をなすと共に、当該導水管部の一端部と他端部とで内外径が異なることにより、直列連結時に隣り合う二つのユニットのうちの一方のユニットの導水管部の一端部と、他方のユニットの導水管部の他端部とが相互嵌合可能となっており、その相互嵌合に基づき、隣り合う二つのユニットの位置決め及びそれらの導水管部の相互連結が達成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の浸透トレンチ用連結ユニット。
  4. 前記枠体の縁部には、複数ユニットの直列連結時において、各ユニットをユニット連結方向と略直交する方向に対して位置決めするための位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浸透トレンチ用連結ユニット。
  5. 前記移送機構は、ユニットの連結方向に延設されると共に複数ユニットの直列連結時に一連の移送経路を構築可能な移送管部と、枠体内に入り込んだ固体進入物を捕捉して前記移送管部内に誘導するための板状ガイド部とを具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の浸透トレンチ用連結ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の浸透トレンチ用連結ユニットを複数個準備し、地面を掘削してできた溝内に前記複数個の連結ユニットを直列連結状態で配置し、相互連結された連結ユニット群を透水シートで覆い、その後に透水シートで覆われた連結ユニット群を地下に埋設することを特徴とする浸透トレンチの施工方法。
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