JP2015224450A - 雨水貯留システム - Google Patents

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征一郎 高井
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【課題】雨水を貯留して再利用する機能と、雨水を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるのを防止する機能の両方を同時に満たすとともに、第1及び第2貯留槽を別々に製作した場合と比較して、部品点数及び製作工数を大幅に低減する。【解決手段】全面が雨水13の流通を阻止する遮水シート14で被覆されかつ雨水13を導く雨水導入管51を有する第1貯留槽11が雨水13を貯留可能に地中に設けられる。また少なくとも外周面及び底面が雨水13の流通を許容する透水シート16で被覆された第2貯留槽12が第1貯留槽11に隣接して地中に設けられる。更に第1貯留槽11の上部にオーバフロー管51が遮水シート14を貫通して設けられ、第1貯留槽11に貯留された所定の水位を超える雨水がオーバフロー管51を通って第2貯留槽12に導かれるように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、雨水を再利用するために雨水を貯留する機能と、集中豪雨時に洪水が発生するのを防止するために大量の雨水を一時的に貯留する機能とを有する雨水貯留システムに関するものである。
従来、上端が地表に表出するように埋設された有底の上部枡に流入管が接続され、上部枡に筒状の下部鉛直枡の上部が接続され、上記流入管から供給される雨水を下部鉛直枡の上端開口部から流下させるように構成された除塵管理枡が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この除塵管理枡では、下部鉛直枡の上端が上部枡の底壁を貫通して上部枡の周壁が下部鉛直枡の上端を包囲するように設けられる。また、上部枡の底壁を貫通した下部鉛直枡の上端周囲と上部枡の周壁との間に、流入管から供給されて下部鉛直枡の上端開口部に流入する水に含まれる固形物を沈降させる周溝が形成される。更に、上記除塵管理枡は貯留槽に連結して設けられる。この貯留槽は、地下に埋設された地下貯留槽であって、複数の滞水材を組合せてなる集合体を遮水シートにより被覆することにより形成される。この滞水材はプラスチックの成型体からなり、この滞水材は、角錐台状等に形成され、縦横に配設された後その上にも積み重ねられて滞水材の集合体が得られる。
このように構成された除塵管理枡では、底壁を貫通した下部鉛直枡の上端周囲と周壁との間に流入管から供給されて下部鉛直枡の上端開口部に流入する水に含まれる固形物を沈降させる周溝を形成したので、下部鉛直枡に流入する水に含まれるその固形物からなる塵埃を減少させて、地下貯留槽、浸透枡、下水道等に供給される水から塵埃を高い確率で除去することができる。また、上記周溝は、上部枡の底壁を貫通した下部鉛直枡の上端周囲と上部枡の周壁との間に形成されるため、比較的浅い位置に存在する。この結果、上記周溝に沈降して堆積した塵埃の洗浄を比較的容易に行うことができる。なお、滞水材の集合体を雨水の透過を許容する透水シートにより被覆して地下貯留槽を形成することにより、洪水の発生を回避できるようになっている。
一方、貯留複合体が貯留槽又は貯留浸透槽の内部に充填され、仕切板の下面及び上面に円筒リブが1本ずつ突設され、漏斗状の端部スペーサが、仕切板の上下面に円筒リブに嵌合して接続される大径筒部と、大径筒部より小径の小径筒部とを有し、円筒状の連結スペーサの両端が一対の端部スペーサの小径筒部に嵌合された貯留複合体が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この貯留複合体では、仕切板の一辺の長さをSとするとき、円筒リブが大径筒部と嵌合する部分の直径が0.40S〜0.95Sの範囲内に設定される。また、複数の仕切板を同一水平面内に並べて互いに連結することにより構成される水平連結体が複数段設けられ、複数段の水平連結体の間に端部スペーサ及び連結スペーサが介装される。更に、貯留槽又は貯留浸透槽の内部に充填された貯留複合体の複数の端部スペーサのうち最外側に位置する複数の端部スペーサの最外面に発泡スチロール板を当接させることにより、発泡スチロール板が端部スペーサ及び連結スペーサを複数段の水平連結体の間毎に囲むように構成される。
このように構成された貯留複合体では、貯留複合体に作用する外力のうち鉛直方向の分圧を仕切板、端部スペーサ及び連結スペーサが受け、貯留複合体に作用する外力のうち水平方向の分圧を水平連結体が主に受ける。この結果、比較的簡単な形状の部材を組立てて形成された貯留複合体であっても、比較的大きな構造体としての強度を確保できる。また、上記貯留複合体を内部に充填した貯留槽又は貯留浸透槽では、貯留複合体を発泡スチロール板とともに遮水シート又は透水シートで包む場合、貯留複合体に作用する外圧のうち水平方向の分圧が遮水シート又は透水シートに圧接される方向に作用しても、この外圧を発泡スチロール板の面積の大きな平面が受ける。この結果、遮水シート又は透水シートの損傷を防止できるようになっている。
国際公開WO2008/142879号公報(請求項1、段落[0014]、[0019]、[0038]、図1) 国際公開WO2012/111465号公報(請求項1、段落[0020]、[0027]、[0066]、図1、図6、図10)
上記従来の特許文献1の除塵管理枡に示された地下貯留槽では、複数の滞水材を組合せてなる集合体を遮水シートにより被覆した地下貯留槽に雨水を貯留することにより、この地下貯留槽に雨水を貯留して再利用でき、複数の滞水材を組合せてなる集合体を透水シートにより被覆した地下貯留槽に雨水を一時的に貯留することにより、降雨強度が下水道管渠等の流下能力を越える大規模の降雨時に下水道管渠や河川が溢れるのを防止できる。しかし、上記従来の特許文献1の除塵管理枡に示された地下貯留槽では、集合体を被覆するシートが遮水シートか或いは透水シートであるため、雨水を貯留して再利用する機能と、雨水を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるのを防止する機能の両方を同時に満たすことができない。このため、集合体を遮水シートにより被覆した地下貯留槽と、集合体を透水シートにより被覆した地下貯留槽とを別々に設置することが考えられる。しかしながら、別々に設置すると、部品点数が増大し、製作コストが大幅に増大する不具合があった。また、上記従来の特許文献1の除塵管理枡に示された地下貯留槽では、地下貯留槽を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、地下貯留槽を被覆する遮水シートを損傷するおそれがあった。更に、上記従来の特許文献1に示された除塵管理枡では、地下貯留槽内の滞水材の間隔が比較的狭いため、地下貯留槽内の点検及び清掃を容易に行うことができない問題点もあった。
一方、上記従来の特許文献2に示された貯留槽では、貯留複合体を遮水シートで包んだ貯留槽に雨水を貯留することにより、この貯留槽に貯留された雨水を再利用でき、上記従来の特許文献2に示された貯留浸透槽では、降雨強度が下水道管渠等の流下能力を越える大規模の降雨時に、貯留複合体を透水シートで包んだ貯留浸透槽に雨水を一旦貯留した後に地中に浸透して拡散させることにより、下水道管渠や河川が溢れるのを防止できる。しかし、上記貯留複合体を遮水シートで包んだ貯留槽では、雨水を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるのを防止することができず、上記貯留複合体を透水シートで包んだ貯留浸透槽では、雨水を貯留して再利用することができず、雨水を貯留して再利用する機能と、雨水を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるのを防止する機能の両方を同時に満たすことができない。このため、貯留槽及び貯留浸透槽を別々に設置することが考えられる。しかしながら、別々に設置すると、部品点数及び製作工数が大幅に増大する問題点があった。また、上記従来の特許文献2に示された貯留槽では、貯留槽を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、貯留槽を被覆する遮水シートを損傷するおそれがあった。更に、上記従来の特許文献2に示された貯留槽や貯留浸透槽では、槽内の貯留複合体の連結スペーサの間隔が比較的狭いため、槽内の点検及び清掃を容易に行うことができない問題点もあった。
本発明の第1の目的は、雨水を貯留して再利用する機能と、雨水を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるのを防止する機能の両方を同時に満たすことができるとともに、第1及び第2貯留槽を別々に製作した場合と比較して、部品点数及び製作工数を大幅に低減できる、雨水貯留システムを提供することにある。本発明の第2の目的は、第1貯留槽を遮水シートで被覆し、第2貯留槽を透水シートで被覆し、更に第1貯留槽に貯留された所定の水位を超える雨水をオーバフロー管を通って第2貯留槽に導くことにより、第2貯留槽に塵埃等の粒子状物質を殆ど含まない雨水が流入し、透水シートの目詰まりを防止できる、雨水貯留システムを提供することにある。本発明の第3の目的は、第2貯留槽を第1貯留槽に隣接させることにより、第1貯留槽を被覆する遮水シートを第2貯留槽で保護でき、第2貯留槽を第1貯留槽の外周面に隣接させて第1貯留槽の外周面を第2貯留槽で包囲することにより、第1及び第2貯留槽を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、第1貯留槽の外周面を被覆する遮水シートが埋め戻し土砂で損傷するのを防止できる、雨水貯留システムを提供することにある。本発明の第4の目的は、第1貯留槽内の点検及び清掃を容易に行うことができる、雨水貯留システムを提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1〜図3に示すように、雨水13を貯留可能に地中に設けられ全面が雨水13の流通を阻止する遮水シート14で被覆されかつ雨水13を導く雨水導入管51を有する第1貯留槽11と、第1貯留槽11に隣接して地中に設けられ少なくとも外周面及び底面が雨水13の流通を許容する透水シート16で被覆された第2貯留槽12とを備え、第1貯留槽11の上部にオーバフロー管11aが遮水シート14を貫通して設けられ、第1貯留槽11に貯留された所定の水位を超える雨水13がオーバフロー管11aを通って第2貯留槽12に導かれるように構成された雨水貯留システムである。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1に示すように、第2貯留槽12を第1貯留槽11の外周面に隣接させて第1貯留槽11の外周面が第2貯留槽12により包囲されるように構成されたことを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1〜図3に示すように、第1貯留槽11に、下面に少なくとも1本の円筒リブ23a,23bが突設されかつ上面に少なくとも1本の円筒リブ23c,23dが突設された複数の正方形板状の仕切板23と、円筒リブ23a〜23dに連結アダプタ24を介して嵌合するか又は連結アダプタ24を介さずに直接嵌合する複数の筒状の連結スペーサ31,32とを有する貯留複合体21,22が充填され、複数の仕切板23を同一水平面内に並べて互いに連結することにより構成される水平連結体30が設けられ、水平連結体30の間に連結スペーサ31,32が連結アダプタ24を介して介装されるか又は連結アダプタ24を介さずに直接介装され、第2貯留槽12に、縦横に配設されかつ上方に積み重ねられた複数の角錐台状又は角型台状の滞水材12aが充填され、前記第1貯留槽11内の連結スペーサ31の配設間隔が前記第2貯留槽12内の滞水材12aの配設間隔より広く形成され、第1貯留槽11の上方に第1貯留槽11の内部に連通する管理用マンホール48が設けられたことを特徴とする。
本発明の第1の観点の雨水貯留システムでは、第1貯留槽を遮水シートで被覆し、第2貯留槽を透水シートで被覆し、更に第1貯留槽に貯留された所定の水位を超える雨水をオーバフロー管を通って第2貯留槽に導くので、第1貯留槽が雨水を貯留して再利用する機能を発揮できるとともに、第2貯留槽が雨水を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるの防止する機能を発揮でき、更に第1及び第2貯留槽を別々に製作した場合と比較して、第1及び第2貯留槽を製作するための部品点数及び工数を大幅に低減できる。また第1貯留槽に貯留された雨水中の塵埃等の粒子状物質が沈降して第1貯留槽の底部に堆積するので、粒子状物質を殆ど含まない比較的清浄な雨水がオーバフロー管を通って第2貯留槽に流入する。この結果、第2貯留槽を被覆する透水シートの目詰まりを防止できる。更に、第2貯留槽を第1貯留槽に隣接させたので、第1貯留槽内の外周部の構造を簡略化することが可能になるだけでなく、第1貯留槽を被覆する遮水シートを第2貯留槽で保護できる。即ち、第1及び第2貯留槽を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、第1貯留槽を被覆する遮水シートのうち第2貯留槽が接する部分が埋め戻し土砂で損傷するのを防止できる。
本発明の第2の観点の雨水貯留システムでは、第2貯留槽を第1貯留槽の外周面に隣接させて第1貯留槽の外周面を第2貯留槽で包囲したので、第1貯留槽内の外周部の構造をより簡略化することが可能になるだけでなく、第1貯留槽を被覆する遮水シートを第2貯留槽でより確実に保護できる。即ち、第1及び第2貯留槽を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、第1貯留槽の外周面を被覆する遮水シートが埋め戻し土砂で損傷するのを防止できる。
本発明の第3の観点の雨水貯留システムでは、第1貯留槽内の連結スペーサの配設間隔を第2貯留槽内の滞水材の配設間隔より広く形成し、第1貯留槽の上方に第1貯留槽の内部に連通する管理用マンホールを設けたので、管理用マンホールから第1貯留槽内に比較的容易に入ることができる。この結果、第1貯留槽内の点検及び清掃を容易に行うことができる。
本発明実施形態の雨水貯留システムを示す縦断面構成図である。 雨水及び雨水導入管を除く図1のA部拡大断面図である。 図2のB−B線断面図である。 第1貯留槽の同一水平面内で隣接する4枚の仕切板の各コーナ部を互いに連結する第1結合片の底面図である。 第1貯留槽の同一水平面内で最外側に位置して隣接する2枚の仕切板の各コーナ部を互いに連結する第2結合片の底面図である。 第1貯留槽の同一水平面内で隣接する4枚の仕切板を第1結合片で連結する直前の状態(a)及び直後の状態(b)を示す斜視図である。 第1貯留槽内において第1結合片で連結された4枚の仕切板上に連結アダプタを介して連結スペーサを連結する直前の状態を示す要部斜視図である。 第1貯留槽内において単一の仕切板上に筒状の連結スペーサを直接連結しかつこの仕切板の中心孔に主軸パイプを挿通する直前の状態(a)及び直後の状態(b)を示す要部斜視図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、雨水貯留システムは、雨水13を貯留可能に地中に設けられた第1貯留槽11と、第1貯留槽11に隣接して地中に設けられた第2貯留槽12とを備える。上記第1貯留槽11は、略直方体状に形成され、全面が雨水13の流通を阻止する遮水シート14で被覆される。また第2貯留槽12は、この実施の形態では、第1貯留槽11の外周面に隣接して、第1貯留槽11の外周面を包囲するように設けられる。更に第2貯留槽12の外周面、底面及び上面は雨水13の流通を許容する透水シート16で被覆される。即ち、第2貯留槽12の内周面を除く全ての面が透水シート16で被覆され、第1貯留槽11の底面及び上面は遮水シート14及びも透水シート16で被覆される。図1〜図3では、遮水シート14は太い実線で示し、透水シート16は太い破線で示している。また上記遮水シート14は、ポリエチレン系、合成ゴム系、塩化ビニル系等の防水シートと、この防水シートの両面に防水シートを保護するためにそれぞれ積層されたポリエステルの不織布等からなる保護シートとを有する。更に上記透水シート16は、ポリエステル系、ポリエチレン系等の長繊維を用いた不織布等からなる。ここで、透水シート16は、遮水シート14の保護シートより目を細かく形成することにより、雨水13の通過を許容しかつ土砂等の通過を阻止できるように構成される。これにより第2貯留槽12外の土砂等が透水シート16を通って第2貯留槽12内に侵入するのを防止できるようになっている。なお、この実施の形態では、第2貯留槽の上面を透水シートで被覆したが、第2貯留槽の上面を遮水シートで被覆してもよい。
第1貯留槽11の中央には第1貯留複合体21が充填され、第1貯留槽11の周部(全側部)及び上部には第1貯留複合体21の外周面及び上面を包囲するように第2貯留複合体22が充填される(図1〜図3)。第1貯留複合体21は、下面に同心状に2本の第1及び第2円筒リブ23a,23bが突設されかつ上面に同心状に2本の第3及び第4円筒リブ23c,23dが突設された複数の正方形板状の仕切板23と、円筒リブ23a〜23dに連結アダプタ24を介して嵌合する複数の円筒状の第1連結スペーサ31とを有する(図2及び図3)。第1円筒リブ23aの直径と第3円筒リブ23cの直径は同一に形成される。また、第2円筒リブ23bの直径と第4円筒リブ23dの直径は、同一に形成され、かつ第1及び第3円筒リブ23a,23cの直径より大きく形成される。更に、仕切板23の中央には大径の孔23eが形成される(図2、図3及び図6〜図8)。図3及び図6〜図8中の符号23fは、仕切板23に複数形成され雨水13(図1)が通過可能な流通孔であり、図3及び図6〜図8中の符号23gは、仕切板23の4つコーナ部にそれぞれ形成され後述の第1結合片41の第1係合突起41b又は第2結合片42の第2係合突起42bが係合可能な被係合孔である。また、図2の符号31aは、第1連結スペーサ31の外周面に形成され第1連結スペーサ31の内外に雨水13(図1)を流通させるための流通孔である。更に、上記仕切板23は、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、塩化ビニル樹脂等により形成され、上記第1連結スペーサ31は、VU管(内圧の作用しない下水道用の硬質塩化ビニル管)等の市販のプラスチック管を所定の長さに切断して形成される。
上記連結アダプタ24は、4つの仕切板23を同一平面上で1つに結束する結束部材26と、この結束部材26と第1連結スペーサ31とを連結させる漏斗状の漏斗部材27とを有する(図2、図3及び図7)。結束部材26は、正方形板状の結束本体26aと、この結束本体26a下面の4つのコーナ部にそれぞれ突設され第2円筒リブ23b又は第4円筒リブ23dに嵌合可能な円筒状の4つの第1結束リブ26bと、結束本体26aの上面中央に第1結束リブ26bより大径に形成された単一の円筒状の第2結束リブ26cとからなる。また、漏斗部材27は、結束部材26の第2結束リブ26cに嵌合可能な大径リブ27aと、この大径リブ27aと一体的にかつ大径リブ27aより小径に形成され更に第1連結スペーサ31と嵌合可能な円筒状の小径リブ27bとからなる。また、上記結束部材26及び漏斗部材27は、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、塩化ビニル樹脂等によりそれぞれ形成される。更に、図7中の符号26dは、結束部材26の結束本体26aに複数形成され雨水13が流通可能な流通孔である。なお、この実施の形態では、連結アダプタを結束部材と漏斗部材の2つの部材により構成したが、結束部材と漏斗部材を一体成形した単一の部材により連結アダプタを構成してもよい。
一方、第2貯留複合体22は、上記仕切板23と、仕切板23の第1円筒リブ23a又は第3円筒リブ23cに連結アダプタ24を介さずに直接嵌合する複数の筒状の第2連結スペーサ32とを有する(図2、図3及び図8)。第2貯留複合体22は、仕切板23毎に第2連結スペーサ32を嵌合して構成される。また第1貯留槽11の周部(全側部)に位置する仕切板23の中央の大径の孔23eには主軸パイプ33が挿通される。なお、図2及び図8中の符号32aは、第2連結スペーサ32の外周面に形成され第2連結スペーサ32の内外に雨水13(図1)を流通させるための流通孔であり、図2及び図8中の符号33aは、主軸パイプ33の外周面に形成され主軸パイプ33の内外に雨水13(図1)を流通させるための流通孔である。また、上記第2連結スペーサ32は、VU管(内圧の作用しない下水道用の硬質塩化ビニル管)等の市販のプラスチック管を所定の長さに切断して形成される。なお、この実施の形態では、第1貯留複合体より構成部品の多い第2貯留複合体を第1貯留槽の外周部に2列設けたが、第2貯留複合体は1列でもよい。これにより第1貯留槽内の外周部の構造を更に簡略化することが可能になる。
一方、仕切板23の外周面、即ち4つの外側面の上部は、第1凹部23h及び第1凸部23iが並んでそれぞれ形成され、4つの外側面の下部には、第2凸部23j及び第2凹部23kが並んでそれぞれ形成される(図6〜図8)。第2凸部23jは第1凹部23hの下方に位置し、第2凹部23kは第1凸部23iの下方に位置するように構成される。そして、複数の仕切板23を同一水平面内に並べて互いに連結することにより水平連結体30が構成される。このとき仕切板23の第1凹部23h及び第1凸部23iに隣りの仕切板23の第1凸部23i及び第1凹部23hがそれぞれ遊挿及び遊嵌され、上記仕切板23の第2凸部23j及び第2凹部23kに上記隣りの仕切板23の第2凹部23k及び第2凸部23jがそれぞれ遊嵌及び遊挿される。これにより上記仕切板23及び上記隣りの仕切板23がこれらの接する面内で移動するのを阻止できる、即ち上記仕切板23及び上記隣りの仕切板23が上下方向及び左右方向に相対的に移動するのを阻止できるようになっている。
同一水平面内に位置する複数の仕切板23は、第1結合片41又は第2結合片42により結合される(図3〜図7)。即ち、同一水平面内で隣接する4枚の仕切板23の各コーナ部が第1結合片41により互いに結合され、同一水平面内で最外側に位置して隣接する2枚の仕切板23,23の各コーナ部は第2結合片42により互いに結合される。第1結合片41は、正方形板状に形成された第1結合本体41aと、第1結合本体41aの一方の面における4つのコーナ部にそれぞれ突設された第1係合突起41bとを有する(図3、図4、図6及び図7)。この第1係合突起41bを仕切板23の被係合孔23gに打込んで挿入することにより、第1係合突起41bが仕切板23の被係合孔23gに係合して抜けなくなる。一方、第2結合片42は、長方形板状の第2結合本体42aと、第2結合本体42aの一方の面における2つのコーナ部にそれぞれ突設された第2係合突起42bとを有する(図3及び図5)。第2係合突起42bは第1係合突起41bと同一形状に形成され、第2係合突起42bを仕切板23の被係合孔23gに打込んで挿入することにより、第2係合突起42bが仕切板23の被係合孔23gに係合して抜けなくなる。また、上記第1及び第2結合片41,42は、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、塩化ビニル樹脂等により成形される。
上記水平連結体30は、この実施の形態では、3段設けられる(図1及び図2)。3段の水平連結体30のうち第1貯留複合体21の一部を構成する水平連結体30の鉛直方向の間隔は、3段の水平連結体30のうち第2貯留複合体22の一部を構成する水平連結体30の鉛直方向の間隔の2倍に設定される。このため第1連結スペーサ31の長さは第2連結スペーサ32の長さの2倍近くになるように形成される。また、3段の水平連結体30のうち第1貯留複合体21の一部を構成する3段の水平連結体30の間には、連結アダプタ24を介して第1連結スペーサ31が介装され、3段の水平連結体30のうち第2貯留複合体22の一部を構成する3段の水平連結体30の間には、連結アダプタ24を介さずに第2連結スペーサ32が直接介装される。更に、複数の第1連結スペーサ31の配設間隔は複数の第2連結スペーサ32の配設間隔より広く形成される。このような構成により第2貯留複合体22は第1貯留複合体21より高い強度を確保できる。なお、この実施の形態では、第1貯留複合体の一部を構成する水平連結体の鉛直方向の間隔を、第2貯留複合体の一部を構成する水平連結体の鉛直方向の間隔の2倍に設定したが、第1貯留複合体の一部を構成する水平連結体の鉛直方向の間隔を、第2貯留複合体の一部を構成する水平連結体の鉛直方向の間隔の3倍又はそれ以上の整数倍に設定してもよい。また、この実施の形態では、第1連結スペーサの長さを第2連結スペーサの長さの2倍近くになるように形成したが、第1連結スペーサの長さを第2連結スペーサの長さの3倍近く又はそれ以上の整数倍近くになるように形成してもよい。
第1貯留槽11の底部上面には、底板43を同一水平面内に並べて互いに連結することにより形成されたロア水平連結体44が設置される(図2)。底板43は、上面の第3及び第4円筒リブ43c,43dを有するけれども、大径の孔23eと、下面の第1円筒リブ23a及び第2円筒リブ23bとを有しないことを除いて、仕切板23と略同一形状に形成される。即ち、底板43の下面は平坦に形成されるため、底板43が遮水シート14に接触しても遮水シート14が損傷することはない。また、第1貯留槽11の頂部下面には、天板46を同一水平面内に並べて互いに連結することにより形成されたアッパ水平連結体47が設置される。天板46は、下面の第1及び第2円筒リブ46a,46bを有するけれども、大径の孔23eと、上面の第3円筒リブ23c及び第4円筒リブ23dとを有しないことを除いて、仕切板23と略同一形状に形成される。即ち、天板46の上面は平坦に形成されるため、天板46に遮水シート14が接触しても遮水シート14が損傷することはない。図2中の符号43cは底板43に形成されたロア円筒リブであり、図2中の符号46cは天板46に形成されたアッパ円筒リブである。主軸パイプ33の下端はロア円筒リブ43cに係合し、主軸パイプ33の上端はアッパ円筒リブ46cに係合するように構成される。
なお、この実施の形態では、底板と天板をそれぞれ別部材としたが、底板と天板は略同一形状であるため、兼用することができる。また、この実施の形態では、第1貯留槽の底部上面底板を同一水平面内に並べてロア水平連結体を設置し、第1貯留槽の頂部下面に天板を同一水平面内に並べてアッパ水平連結体を設置したが、遮水シートの防水シートが仕切板の円筒リブにより損傷するのを保護シートで確実に防止できれば、第1貯留槽の底部上面に仕切板を同一水平面内に並べて水平連結体を設置し、第1貯留槽の頂部下面に仕切板を同一水平面内に並べて水平連結体を設置してもよい。これにより部品点数を低減できる。但し、第1貯留槽の底部上面に仕切板を同一水平面内に並べて最下段の水平連結体を設置し、第1貯留槽の頂部下面に仕切板を同一水平面内に並べて最上段の水平連結体を設置した場合、最下段の水平連結体の下面を下面が平坦な複数のロアカバー板で覆い、最上段の水平連結体の上面を上面が平坦な複数のアッパカバー板で覆うと、遮水シートの防水シートが仕切板の円筒リブにより損傷するのを更に確実に防止できる。上記ロアカバー板は仕切板と略同じ大きさに形成され、ロアカバー板の上面には最下段の水平連結体を構成する仕切板の下面の円筒リブに係合するリブが形成される。また、上記アッパカバー板は仕切板と略同じ大きさに形成され、アッパカバー板の下面には最上段の水平連結体を構成する仕切板の上面の円筒リブに係合するリブが形成される。更に、この実施の形態では、アッパ水平連結体及びロア水平連結体をそれぞれ1段ずつ設け、水平連結体を3段設けたが、1段ずつのアッパ水平連結体及びロア水平連結体と、1段、3段又は4段以上の水平連結体とにより構成してもよい。また、アッパ水平連結体及びロア水平連結体を設けずに、2段又は3段以上の水平連結体のみで構成してもよい。
一方、第2貯留槽12には、縦横に配設されかつ上方に積み重ねられた複数の滞水材12aが充填される(図1)。この滞水材12aとしては、金型により成形されたプラスチックの成型体が用いられる。このプラスチックの成型体からなる滞水材12aは、角錐台形状に形成され、上記のように縦横に配設されかつ上方に積み重ねられて滞水材12aの集合体が構成される。なお、この実施の形態では、滞水材を角錐台状に形成したが、滞水材を角型台状に形成してもよい。
第1貯留槽11の上部にはオーバフロー管11aが遮水シート14を貫通して設けられる(図1)。これにより第1貯留槽11に貯留された所定の水位を超える雨水がオーバフロー管11aを通って第2貯留槽12に導かれるように構成される。また第1貯留槽11内の第1連結スペーサ31の配設間隔は、第2貯留槽12内の滞水材12aの配設間隔より広く形成される。更に第1貯留槽11の上方には第1貯留槽11の内部に連通する管理用マンホール48が設けられ、このマンホール48の下方の第1貯留槽11内にはマンホール11の孔径と略同一の孔径を有する作業空間11bが形成される。なお、図1中の符号48aはマンホール48の内壁にその長手方向に所定の間隔をあけて設けられた梯子であり、図1中の符号48bはマンホール48の蓋である。また、図1中の符号56は第1及び第2貯留槽11,12下面に敷き詰められた砂利及び砂である。
一方、先端が第1貯留槽11に挿入された雨水導入管51の基端は第1及び第2貯留槽11,12より高い位置の地中に埋設された除塵管理枡52に接続され、この除塵管理枡52は雨水流入管53を介して横断面略U字状の側溝54に接続される(図1)。上記除塵管理枡52は、上部側面が雨水流入管53を介して側溝54に接続された第1枡61と、第1枡61に隣接して設けられた第2枡62と有する。第1枡61の鉛直方向の中央には、上面が次第に下る方向に傾斜する中底壁61aが設けられる。また、第1枡61の底部中央には、直立管61bが中底壁61dを貫通して立設され、この直立管61bの上端は中底壁61aの上面と略同じ方向に傾斜して形成される。更に直立管61bの下部側面には雨水導入管51の基端が接続される。一方、第1枡61及び第2枡61の互いに接する側面には、小雨時に中底壁61a上を流下する少量の雨水13を第2枡62内に導く比較的小さい流出孔61c及び流入孔62aがそれぞれ形成される。なお、図1中の符号63は第2枡62内に流入した雨水13を地中に浸透させる砂利及び砂であり、図1中の符号62bは第2枡62の上部側面に形成されたオーバフロー孔である。
このように構成された雨水貯留システムの動作を説明する。降雨初期の小雨時に側溝54を流れる雨水13の一部が雨水流入管53を通って第1枡61に流入し、傾斜する中底壁61a上を流下し、更に第1枡61の流出孔61c及び第2枡62の流入孔62aを通って第2枡62に流入する。降雨初期の小雨には比較的多くの塵埃や枯れ葉等が含まれるため、降雨初期の小雨を第1貯留槽11に流入させずに、上記のように第2枡62に流入させる。そして第2枡62に貯留された雨水13は砂利及び砂63の隙間を通って地中に浸透し、塵埃や枯れ葉等は第2枡62の底部に堆積する。なお、第2枡62内は定期的に清掃される。
降雨量が多くなると、第1枡61に流入する雨水13の量も多くなるため、中底壁61a上の雨水13は比較的小さい流出孔61c及び流入孔62aを通らずに、直立管61bの上端開口部から直立管61bに流入し、雨水導入管51を通って第1貯留槽11に流入する。この第1貯留槽11に貯留された雨水13は図示しないポンプ等により汲み上げられて、打ち水、洗車用水、花壇用水等として再利用される。
降雨量が更に多くなって、集中豪雨になると、第1貯留槽11に貯留された雨水13の量が急激に増え、第1貯留槽11内で所定の水位を超えた雨水がオーバフロー管11aを通って第2貯留槽12に導かれる。一般に第2貯留槽12の容積は第1貯留槽11の容積より大きいため、多くの雨水13を第2貯留槽12に一時的に貯留することができる。この結果、下水道管渠等が溢れるの防止できる。なお、第2貯留槽12に一時的に貯留された雨水13は第2貯留槽12を被覆する透水シート16を通過して地中に浸透する。このため降雨量が少なくなったり、或いは雨が止むと、第2貯留槽12に一時的に貯留された雨水13は、次第に減少し、最終的にはなくなる。このように本発明の雨水貯留システムは、第1貯留槽11が雨水13を貯留して再利用する機能を発揮できるとともに、第2貯留槽12が雨水13を一時的に貯留して下水道管渠等が溢れるの防止する機能を発揮でき、更に第1及び第2貯留槽11,12を別々に製作した場合と比較して、第1及び第2貯留槽11,12を製作するための部品点数及び工数を大幅に低減できる。
一方、第1貯留槽11に貯留された雨水13中の塵埃等の粒子状物質は、第1貯留槽11内で沈降して第1貯留槽11の底部に堆積するので、粒子状物質を殆ど含まない比較的清浄な雨水13がオーバフロー管11aを通って第2貯留槽12に流入する。この結果、第2貯留槽12を被覆する透水シート16の目詰まりを防止できる。また、第2貯留槽12を第1貯留槽11に隣接させたので、第1貯留槽11内の外周部の構造を簡略化することが可能になるだけでなく、第1貯留槽11を被覆する遮水シート14を第2貯留槽12で保護できる。即ち、第1及び第2貯留槽11,12を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、第1貯留槽11を被覆する遮水シート14のうち第2貯留槽12が接する部分が埋め戻し土砂で損傷するのを防止できる。特に、この実施の形態では、第2貯留槽12を第1貯留槽11の外周面に隣接させて第1貯留槽11の外周面を第2貯留槽12で包囲したので、第1貯留槽11内の外周部の構造をより簡略化することが可能になるだけでなく、第1貯留槽11を被覆する遮水シート14を第2貯留槽12でより確実に保護できる。即ち、第1及び第2貯留槽11,12を地中に設置した後に土砂を埋め戻すときに、第1貯留槽11の外周面を被覆する遮水シート14が埋め戻し土砂で損傷するのを防止できる。更に、管理用マンホール48から第1貯留槽11内の作業空間11bに比較的容易に入ることができる。そして第1貯留複合体21の第1連結スペーサ31の配設間隔が比較的広く形成され、3段の水平連結体30のうち第1貯留複合体21の一部を構成する3段の水平連結体30の鉛直方向の間隔が比較的広く形成されているので、第1貯留槽11内の点検及び清掃を容易に行うことができる。
11 第1貯留槽
11a オーバフロー管
12 第2貯留槽
12a 滞水材
13 雨水
14 遮水シート
16 透水シート
21 第1貯留複合体
22 第2貯留複合体
23 仕切板
23a〜23d 第1〜第4円筒リブ
24 連結アダプタ
30 水平連結体
31,32 第1及び第2連結スペーサ
48 管理用マンホール
51 雨水導入管

Claims (3)

  1. 雨水を貯留可能に地中に設けられ全面が前記雨水の流通を阻止する遮水シートで被覆されかつ前記雨水を導く雨水導入管を有する第1貯留槽と、
    前記第1貯留槽に隣接して地中に設けられ少なくとも外周面及び底面が前記雨水の流通を許容する透水シートで被覆された第2貯留槽と
    を備え、
    前記第1貯留槽の上部にオーバフロー管が前記遮水シートを貫通して設けられ、
    前記第1貯留槽に貯留された所定の水位を超える雨水が前記オーバフロー管を通って前記第2貯留槽に導かれるように構成された雨水貯留システム。
  2. 前記第2貯留槽を前記第1貯留槽の外周面に隣接させて前記第1貯留槽の外周面が前記第2貯留槽により包囲されるように構成された請求項1記載の雨水貯留システム。
  3. 前記第1貯留槽に、下面に少なくとも1本の円筒リブが突設されかつ上面に少なくとも1本の円筒リブが突設された複数の正方形板状の仕切板と、前記円筒リブに連結アダプタを介して嵌合するか又は前記連結アダプタを介さずに直接嵌合する複数の筒状の連結スペーサとを有する貯留複合体が充填され、
    前記複数の仕切板を同一水平面内に並べて互いに連結することにより構成される水平連結体が設けられ、
    前記水平連結体の間に前記連結スペーサが前記連結アダプタを介して介装されるか又は前記連結アダプタを介さずに直接介装され、
    前記第2貯留槽に、縦横に配設されかつ上方に積み重ねられた複数の角錐台状又は角型台状の滞水材が充填され、
    前記第1貯留槽内の連結スペーサの配設間隔が前記第2貯留槽内の滞水材の配設間隔より広く形成され、
    前記第1貯留槽の上方に前記第1貯留槽の内部に連通する管理用マンホールが設けられた請求項1記載の雨水貯留システム。
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