JP6300764B2 - 耐火被覆材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、耐火建築物に用いられる耐火被覆材及びその製造方法に関する。
鉄骨構造といった耐火建築物では、火災時において高温による構造材の変形等に伴って構造耐力が低下することを防止するために、所定の耐火性能を備える耐火構造とすることが求められている。具体的には、鉄骨構造に使用される鋼材等の周囲を耐火被覆材により被覆することで、所定の耐火性能を鉄骨構造に付与することができる。以下、このような鋼材等を基材と呼ぶ。
耐火被覆材を前記基材に被覆する方法としては、シート状に形成された耐火被覆材を基材に巻き付けて固定する施工方法が提案されている。例えば、特許文献1では、建築基準法の規定に基づいて設定された厚さを有する耐火被覆材7に予め2本の切溝71を形成しておき、基材(鉄骨柱1)の両フランジ12の端部に前記の切溝71をそれぞれ嵌入させて耐火被覆材7を基材(鉄骨柱1)に配設し、固定ピン9により基材に固定し被覆層16を形成している。
特開2014−163112号公報
上述した特許文献の耐火被覆材7は、基材(鉄骨柱1)の両フランジおよびウエブの一側面に沿って巻き付けられるものであって、嵌め込みにより取付けるものではない。この耐火被覆材7は柔軟性を有する比較的薄いシート状であり、切溝71を備え、これにフランジの端部を嵌め込んで取り付けているが、自立性はない。そのため、固定ピン9を耐火被覆材7へ挿し込み、ピン先を基材に溶接することで耐火被覆材7が定着されている。また、耐火面材2との組み合わせで使用されている。
固定ピン9により耐火被覆材7を固定しているため、シート状の耐火被覆材7を基材の周囲に当接した状態にして固定ピン9で取り付ける作業を行う必要がある。特に、固定ピン9をスタッド溶接といった電気溶接で固定する場合には、基材に沿って多数の固定箇所で溶接作業を行わねばならず、固定作業の負担が大きい。また、作業時間が長くなるといった課題がある。
そこで、本発明は、基材に対する耐火被覆材の取付作業を簡単かつ確実に行うことができるとともに所定の耐火性能を確保できる耐火被覆材及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る耐火被覆材は、対向する一対の突条が突設される突設部を有する基材を被覆して耐火性能を付与するものである。
このような耐火被覆材は、難燃シート素材に前記突条を受け入れる一対の切込部を形成し、切込部間を本体部とし、切込部の外側を側部としている。
前記本体部は、前記基材の突設面に対向して配置可能である。
前記一対の各切込部は、前記本体部が基材の突設面に配置される際に、前記一対の各突条の少なくとも先端を覆うように挿嵌可能とされる。
前記一対の各切込部は、難燃シート素材の表面から内部に至る所定長に亘って形成されており、前記所定長は、前記一対の各突条が基材の突設面から突出する突出量にほぼ等しいか又は突出量よりも長くすることがある。
前記一対の各切込部は、難燃シート素材において対向して設けられており、一対の切込部の対向方向に沿う離間距離は、一対の突条における対向面間の離間距離と略等しくすることがある。
一対の対向する各突条と該突条が突設される突設面とを有する基材を耐火被覆するように構成され、かつ、前記基材の突設面に対して対向して配置可能な本体部と該本体部に対して切込みを入れて形成される一対の切込部とを備える耐火被覆材の製造方法は、前記本体部が基材の突設面に配置される際に、一対の各切込部が前記一対の各突条の少なくとも先端を覆って各突条に挿嵌可能に構成されるように、難燃シート素材に対して切込を入れて一対の各切込部を形成する切込部形成ステップを含むものとすることがある。
一対の前記切込部の間の間隔は、一対の前記突条の間隔と同じかわずかに小さく設定することがある。
前記難燃シート素材は、前記切込部の深さ方向の厚さが前記突条の突出寸法よりも厚く形成されているとともに前記切込部の切込方向と直交する方向の幅寸法が前記突設部の幅よりも広く形成することがある。
本発明に係る耐火被覆構造は、対向する一対の突条が突設される突設部を有する基材に耐火性能を付与する耐火被覆構造であって、前記基材は、前記の耐火被覆材を含む複数の耐火被覆材により周囲が隙間なく被覆されており、隣接する前記耐火被覆材の間に掛け渡されて取り付けられた固定部材により前記耐火被覆材が固定されたものとすることがある。
本発明に係る耐火被覆材の製造方法は、対向する一対の突条が突設される突設部を有する基材に耐火性能を付与する耐火被覆材の製造方法であって、前記突設部の前記突条に沿う方向と直交する方向の幅に応じて前記突設部に対向配置する難燃シート素材を準備し、この難燃シート素材に対して前記突条に挿嵌可能となる所定の深さの切りこみを入れて一対の切込部を形成するステップを含む。
本発明は、上記のような構成を有することで、基材に対する耐火被覆材の取付作業を簡単かつ確実に行うことができるとともに所定の耐火性能を確実に確保することができる。
耐火被覆構造の一例を示した斜視図。 基材の一例であるH型鋼の断面図。 難燃シート素材の切り出しに関する斜視図。 耐火被覆材の斜視図。 H型鋼における左右の突設部を模式的に示した図。 耐火被覆構造を分解して示した斜視図。 かすがい金具の斜視図。 耐火被覆構造の他の例を示した斜視図。
以下、本発明に係る実施例について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされている。しかし、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨が明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
〔耐火被覆構造〕
図1は、耐火建築物の鉄骨柱部分であり、基材2(H形鋼)の外周面が耐火被覆材3,3で被覆されて耐火被覆構造1となっている。なお、説明の都合上、基材2の上部を露出してある。符号4はかすがい金具(図7)であり、基材2の左右両側に装着された耐火被覆材3,3を連結する固定部材である。
〔基材〕
基材2はこの実施例においてH形鋼であり、図2のように、断面において前後方向のウエブ5とその両端部で左右に張り出すフランジ6a,6bを有する。
なお、この明細書において、方向を示す「前後左右」および「上下(H形鋼2の長さ方向)」の文言は説明の都合上であって、実際では相対的なものである。
前記基材2は、前記のように前後方向のウエブ5の前後端部にフランジ6a,6bを有し、フランジ6a,6bが前記ウエブ5から両側に突出して突条7(7a,7b)及び突条8(8a,8b)が形成されている。
すなわち、ウエブ5の右側において、一対の各突条7a,7bが上下で対向して右方向に突出し、ウエブ5の左側において突条8a,8bが上下で対向して左方向に突出している。ウエブ5の右側面は突条7a,7bが突設された突設面9aであり、ウエブ5の左側面は突条8a,8bが突設された突設面9bである。したがって、ウエブ5の右側に、突条7a.7bと突設面9aとからなる突設部10aが、また、ウエブ5の左側に突条8a,8bと突設面9bとからなる突設部10bが形成されている。
上下の突条7a,7bあるいは同8a,8b間の寸法(間隔寸法)を〔h〕、突条7,8の前記ウエブ5の面からの突出寸法を〔d〕とする。基材2の長さは〔L1〕とする。
〔耐火被覆材〕
耐火被覆材3は、ロックウール等の所定の耐火性能を有する難燃材をフェルト状としたシート材等を素材(難燃シート素材11と総称する)としたものである。例えば、図3のように、ロールRに巻き取られた長尺のシート材から切り出して提供される。
耐火被覆材3は難燃シート素材11の一面側に切込部12を形成した構造である(図4)。難燃シート素材11は、平面視において左右の縦辺と上下の横辺とからなる矩形であって、所定の厚さを有し、縦辺寸法を〔L2〕、横辺寸法を〔W〕および厚さ寸法が〔D〕である。なお、縦辺寸法〔L2〕は鉄骨の長さ(L1)に対する単位長さであり、単位長さの耐火被覆材3を複数個用いて、鉄骨の全長に達することができる。単位長さは適宜定めることができる。
前記切込部12は、難燃シート素材11の表面に回転カッターを当てるなどして、難燃シート素材11の一面側で左右の縦辺に沿って、これらの縦辺から少なくとも寸法Δの間隔をあけて形成される。寸法Δは、当該耐火建築物において基準となる耐火認定厚さである。また、左右の切込部12の間隔は、前記一対の各突条7間の間隔寸法hにほぼ等しくする。すなわち、図4において、W=h+2Δである。
切込部12は細い溝状であって、深さ寸法は〔d〕と略等しいかこれよりも深い。ただし、難燃シート素材11における残部〔D−d〕すなわち、側部14が前記寸法Δよりも大きなものとする。
寸法〔d〕は前記突条7の突出寸法と同じである。また、切込部12の両端は耐火被覆材3の上・下面に断面として表れている(切り抜かれている)。
切込部12は前記のように回転カッターなどで細い溝状に形成されるのが好ましいが、カッターにより単に切込を入れておくだけのこともある。
このように、被覆する基材2の寸法に合わせて難燃シート素材11の長さ及び幅を設定して切断し、基材2における突条7の位置と突出寸法に合わせて切込部12の位置及び深さを設定すればよい。一対の切込部12を設けることで難燃シート素材11は切込部12間の本体部13とその外側の側部14とに区画される。そして、本体部13は前記基材2の突設面9aに対向して配置可能であり、側部14は突条7の外側面(フランジ6a,6bの外側面)に配置可能である。
以上、基材2右側の突設部10aについて説明したが、左側の突設部10bの場合も同様である。また、基材2がH形鋼の場合、前記耐火被覆材3は同じ構成のものを用いることができる。
〔施工方法〕
前記の耐火被覆構造1は、次の工法で達成される。
(1)難燃シート素材11の左右縦辺に沿って切込部12を形成した耐火被覆材3を基材2(H形鋼)の左右両面分準備する。耐火被覆材3の横辺寸法〔W〕は〔W>h+2Δ〕であり、厚さ寸法〔D〕は〔D>d+Δ〕とする。
(2)基材2の片面側(例えば右側面)に対して耐火被覆材3を、その左右の切込部12を突条7a,7bに対応させて配置し(図6)、突設面9aに対して平行に押し込む。
すると、突条7a,7bが前記切込部12に挿嵌される。そして、切込部12の深さ寸法〔d〕は前記突条7a,7bの突出寸法〔d〕よりも大きくされているので、耐火被覆材3の前記本体部13は突条7a,7b間に入り込み、本体部13によってウエブ5にとって右側の面である突設面9aが被覆される。また、切込部12よりも外側の側部14(縦辺から幅寸法Δ)によって前記突条7a,7bの外面(フランジ6a,6bの右側外面)が被覆される。
基材2の他の面(左側面)についても同様であり、ウエブ5にとって左側の面である突設面9bと突条8a,8bの外面が被覆される。
以上により、基材2の外周囲が耐火被覆材3で被覆される。そして、耐火被覆材3による被覆厚さはウエブ5の面から外側へ寸法Δかそれ以上となり、同様に、フランジ6の外面から外側へも寸法Δかそれ以上の被覆厚さとなり、さらに、フランジ6の縦辺の左右端面から外側へも寸法Δかそれ以上となるので、耐火被覆構造1は、当該耐火建築物の耐火基準を満たすものとなる。
なお、基材2(H形鋼)の左右から前記のように耐火被覆材3が装着されたとき、突条7,8の外面側(フランジ6a,6bの外面側)では、左右の耐火被覆材3の側部14が両側から近接するものの、寸法上ではウエブ5の肉厚に相当する分が不足し、フランジ6a,6bの外面に耐火被覆材3に被覆されない露出部分が現れることになる。しかし、実際には切込部12の深さ寸法〔d〕を突条7,8の突出寸法〔d〕よりも大きくし、ウエブ5の面である突設面9a,9bに対する耐火被覆材3の本体部13を多少圧縮する取付け方をすることで、この露出部分を解消できる。あるいは、耐火被覆材3の前記側部14を引き延ばして引き寄せることによっても解消することができる。
耐火被覆材3を片側5mm程度引き延ばしても耐火性能に格別な影響はない。
このように、前記の寸法関係は難燃シート素材11からなる耐火被覆材3を扱う場合には厳密なものではない。
さらに、図1の実施例では、固定部材(かすがい金具4)を用いている。
固定部材を取り付けることで、地震や火災時の過激な環境変化で耐火被覆材3が垂れ下がってしまったり、基材2から脱落したりすることが防止される。
かすがい金具4(図7)は、両端部がコ字状に折り曲げられた金具であり、両端部の間隔を拡げるように撓ませて2つの耐火被覆材の境界部分を横切るように掛け渡し、両端部を耐火被覆材3刺し込むように取り付ける。基材2を中にした左右両側の耐火被覆材3,3は、かすがい金具4によって筒状に連結されるので、垂れ下がったり、脱落してしまったりすることが防止される。上下に位置する耐火被覆材3,3間で使用されることもある。
以上の構造であり、基材2に対して耐火被覆材3は、切込部12に突条7(8)を挿嵌して装着し、突条7,8の周囲に耐火被覆材3が密着した状態となるので、基材2に対する耐火被覆材3の取付け状態が安定し、耐火被覆材3が基材2からずれたり、外れてしまったりすることなく確実に取り付けることができる。
また、複数の耐火被覆材3を切込部12を基材2の突設部10a,10bに合せて押し込むだけで取り付けることができ、しかも、押し込むだけでほとんど安定するので、従来のように耐火被覆材3を基材2の周囲に巻き付ける等の作業が不要となり、取付作業を簡単に行える。基材2の突設部10a,10bに対応した耐火被覆材3を簡単に製造することができる。
切込み部12の深さ寸法〔d〕を突条7(8)の突出部全部を呑み込む大きさにすると耐火被覆材3の取付けが安定する。
〔他の例〕
基材2に対する耐火被覆材3の取付け状態は、これら突条7、突条8の少なくとも先端を覆うように挿嵌されるものであればよい。
切込部12の深さ寸法〔d〕が突条7(8)の突出寸法よりも小さい場合、耐火被覆材3により基材2の対向した一対の各突条7a,7b間は本体部13によって被覆されても、側部14は突条7a,7bの突出寸法に対して寸足らずで突条7a,7bの外面側に露出部が生じる。このような場合は、左右の突設部10a,10bにそれぞれ耐火被覆材3を装着した後、前記突条7,8の外面における側部14間に別途帯状の補間難燃シート素材15を装着し、固定部材で固定する(図8)。
以上、実施例の基材2はH形鋼であったが、この発明は、一対の突条7(あるいは突条8)を突設面9から同じ側に突出させているI型鋼、溝型鋼にも適用できる。さらに、一般に縦方向のウエブ5に対して直交して突出する突条7を有する基材2に適用できる。
また、耐火被覆材3は、切込部12の間の部分を薄く、断面がコ字状となるようなものとすることもできる。要は、切込部12に突条7,8が被覆されて取り付けることができれば、被覆する基材の形状に合わせて耐火認定厚さ以上の厚さで被覆されるように耐火被覆材3の形状を適宜変更すればよい。
なお、固定部材としては、隣接する耐火被覆材3の間を掛け渡すように取り付けて固定するものであればよく、例えば、ステープルといった部材間に打ち込んで部材同士を固定する部材や取り付けられた複数の耐火被覆材3の全周に巻き付ける金属帯のような固定部材を挙げられる。
1 耐火被覆構造
2 基材
3 耐火被覆材
4 かすがい金具
5 ウエブ
6a,6b フランジ
7,7a,7b 突条(右側)
8,8a,8b 突条(左側)
9a,9b 突設面
10,10a,10b 突設部
11 難燃シート素材
12 切込部
13 本体部
14 側部
15 補間難燃シート素材
d 突条の突出寸法、切込部の深さ寸法
h 一対の突条の間隔寸法
L1 基材の長さ
L2 単位耐火被覆材の長さ
W 耐火被覆材の幅
D 耐火被覆材の厚さ
Δ 当該耐火建築物において基準となる耐火認定厚さの寸法

Claims (6)

  1. 一対の対向する突条と該突条が突設される突設面とを有する基材を耐火被覆するための耐火被覆材であって、
    難燃シート素材に前記突条を受け入れる一対の切込部が形成され、切込部間の本体部とその外側の側部が形成されており、
    本体部は前記基材の突設面に対向して配置可能であり、
    前記一対の各切込部は、前記本体部が基材の突設面に配置される際に、前記一対の各突条の少なくとも先端を覆うように各突条に挿嵌可能に構成されていることを特徴とする耐火被覆材。
  2. 前記一対の各切込部は、本体部の表面から内部に至る所定長に亘って形成されており、前記所定長は、前記一対の各突条が基材の突設面から突出する突出量にほぼ等しいか又は突出量よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆材。
  3. 前記一対の切込部は、難燃シート素材において対向して設けられており、一対の切込部の対向方向に沿う離間距離は、一対の突条における対向面間の離間距離と略等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火被覆材。
  4. 対向する一対の突条が突設される突設部を有する基材に耐火性能を付与する耐火被覆構造であって、
    前記基材は、請求項1から3のいずれかに記載の耐火被覆材またはこれを含む複数の耐火被覆材により被覆されていることを特徴とした耐火被覆構造。
  5. 固定部材により前記耐火被覆材が固定されていることを特徴とする請求項4に記載の耐火被覆構造。
  6. 一対の対向する突条と該突条が突設される突設面とを有する基材を耐火被覆するように構成され、かつ、前記基材の突設面に対して対向して配置可能な本体部と該本体部に対して切込みを入れて形成される一対の切込部とを備える耐火被覆材の製造方法であって、
    前記本体部が基材の突設面に配置される際に、一対の各切込部が前記一対の各突条の少なくとも先端を覆うように各突条に挿嵌可能に構成されるように、難燃シート素材に対して切込を入れて一対の各切込部を形成する切込部形成ステップを含むことを特徴とする耐火被覆材の製造方法。
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