JP7002819B2 - 被覆材固定金具、被覆材の固定構造、及び被覆材の固定施工方法 - Google Patents

被覆材固定金具、被覆材の固定構造、及び被覆材の固定施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、長尺な形鋼に、形鋼の周囲を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材固定金具に関する。
従来より、耐火被覆材を鉄骨柱などの長尺な形鋼に固定する工法として、硬化剤であるセメント成分を含有した粉末状の耐火被覆材を形鋼に吹付けて密着させる工法や、フェルト状の耐火被覆材を専用の溶接ピンで形鋼に固定する工法が知られている。しかしながら、これらの工法は専門技術や特殊な工具を必要とするため、限られた施工者のみしか行うことができない。そこで、形鋼の周囲に配置された耐火被覆材に側面視略C形状に折曲された金具を外嵌し、金具で耐火被覆材を挟着する施工方法が提案されている。(特許文献1、特許文献2、特許文献3)
特開2017-31728 特開2013-256844 特開2001-182184
しかしながら、これらの金具は耐火被覆材に外側から挟着しているだけであるため、建物に作用する振動や衝撃による耐火被覆材の形鋼からのずれや落下を完全に防止することはできない。また、耐火被覆材と形鋼との間に耐火接着剤を塗布すれば耐火被覆材を形鋼へ確実に係止することができるが、手間が掛かるため施工性の低下に繋がる虞がある。
そこで、本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであって、形鋼を被覆する成形された被覆材を、専門技術や特殊な工具を必要とせず容易且つ確実に形鋼に固定可能な被覆材固定金具、被覆材固定金具を使用した被覆材の固定構造及び被覆材の固定施工方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の被覆材固定金具は、板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼に、形鋼を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材固定金具であって、平板を側面視略U形に折曲して形成した第1溝を前記貫通孔から前記形鋼に嵌合する第1クリップ部と、前記第1溝の側面を形成する少なくとも1以上の第1側板から前記第1溝と反対の方向へ突出する第1突出片と、を有した第1金具を備えることを特徴としている。
本発明の第2の被覆材固定金具は、前記形鋼の周囲を被覆した前記被覆材に挟着する側面視略C形の第2金具を更に備えることを特徴としている。
本発明の第3の被覆材固定金具は、前記第2金具は、細長な平板状の第1板片と、該第1板片の長手方向の両端を前記第1板片に対して鋭角に折曲した一対の第1側片と、一対の前記第1側片から互いに対向する前記第1側片に向けて突出し、前記被覆材を突き刺す一対の第1突起片と、を有することを特徴としている。
本発明の第4の被覆材固定金具は、前記第1突出片は、先端から基端側に向かって漸次幅広になるとともに前記先端と前記基端との間に段状の返し片を設けた平板状の板状部と、前記板状部の前記先端から前記基端側へ延出するスリット溝と、を形成し、前記スリット溝は、その底部を前記返し片よりも前記板状部の前記基端側に近接させることを特徴としている。
本発明の第5の被覆材固定金具は、平板を側面視略U形に折曲して形成した第2溝を前記形鋼に嵌合する第2クリップ部と、前記第2溝の側面を形成する一方の第2側板から前記第2溝と反対の方向へ突出する第2突出片と、を有した第3金具を、更に有し、前記第1金具は、一対の前記第1側板から突出する一対の前記第1突出片を有し、前記第2金具は、細長な平板状の第2板片と、該第2板片の長手方向の一端を前記第2板片に対して鋭角に折曲した第2側片と、前記第2板片の長手方向の他端を前記第2板片に対して略直角に折曲するとともに前記第2側片よりも短い第3側片と、前記第2側片から前記第3側片側へ突出し、前記被覆材を突き刺す第2突起片と、前記第3側片から前記第2板片に向けて斜めに突出する第3突起片と、を有することを特徴としている。
本発明の第1の被覆材の固定構造は、板厚方向へ貫通する貫通孔を長手方向へ沿って複数設けた長尺な形鋼と、前記形鋼の周囲を被覆する成形された被覆材と、第1から第4のいずれかに記載の被覆材固定金具と、を備えることを特徴としている。
本発明の第2の被覆材の固定構造は、ウェブ及び該ウェブに直交する一対のフランジを有し、前記ウェブに板厚方向へ貫通する貫通孔を前記ウェブの長手方向へ沿って複数形成した長尺な形鋼と、前記ウェブ及び前記フランジを被覆する成形された被覆材と、前記第5に記載の被覆材固定金具と、を備えることを特徴としている。
本発明の第3の被覆材の固定構造は、前記形鋼の表面に貼着される平板状の平板部と、該平板部から略直角に突出し、前記被覆材を突き刺す突出部と、を有する補強金具を、更に備えることを特徴としている。
本発明の第1の被覆材の固定施工方法は、第2又は第3のいずれかに記載の被覆材固定金具を用いて、板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼に、形鋼を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材の固定施工方法であって、前記第1金具の前記第1クリップ部を前記貫通孔から前記形鋼に差込み、前記形鋼の周囲を被覆する前記被覆材を前記第1突出片に突き刺して前記第2金具を前記被覆材の周囲に挟着させることを特徴としている。
本発明の第2の被覆材の固定工法は、第5に記載の被覆材固定金具を用いて、ウェブ及び該ウェブに直交する一対のフランジを有し、前記ウェブに板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼に、形鋼を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材の固定施工方法であって、前記第1金具の前記第1クリップ部を前記貫通孔から前記ウェブに差込んで前記ウェブの両面を被覆する前記被覆材を前記第1突出片に突き刺し、前記第3金具の第2クリップ部を、前記第2突出片が対向する前記フランジと反対方向へ向いた状態で前記フランジの幅方向の先端部に差込み、前記フランジの前記ウェブの突出する側の面と反対の面を被覆する前記被覆材を前記第2突出片に突き刺し、前記第2金具を前記被覆材の周囲に挟着させることを特徴としている。
本発明の第1の被覆材固定金具によると、平板を側面視略U形に折曲して第1溝を形成した第1クリップ部と、第1溝の側面を形成する少なくとも1以上の第1側板から第1溝と反対の方向へ突出する第1突出片と、を有した第1金具を備えているので、第1金具の第1クリップ部を形鋼に形成された貫通孔の小口面から差込み、形鋼の周囲を被覆した被覆材に第1突出片を突き刺すことにより、被覆材の形鋼からのずれや落下を防止することができる。
本発明の第2の被覆材固定金具によると、形鋼の周囲を被覆した被覆材に挟着する側面視略C形の第2金具を更に備えるので、第1金具の突出片を被覆材に突き刺した状態で第2金具を被覆材の周囲に挟着させることにより、被覆材を形鋼に固定することできる。したがって被覆材は、周囲を第2金具に挟着されるとともに形鋼に固定される第1金具に係止するので、被覆材の形鋼からのずれや落下を確実に防止することができる。また、専門技術や特殊な工具を要しないので経験の少ない施工者であっても施工を容易に行うことができ、さらに接着剤を使用せずに被覆材を形鋼に固定できるので施工手間を省いて施工性を向上させることができる。
本発明の第3の被覆材固定金具によると、第2金具は、第1板片に対して鋭角に折曲した一対の第1側片と、一対の第1側片から互いに対向する第1側片に向けて突出する一対の第1突起片と、を有しているので、形鋼を被覆する被覆材を一対の第1側片の間に挟み込むように第2金具を被覆材に外嵌すると、一対の第1側片が被覆材を強固に形鋼側へ押圧するとともに、第1突起片が被覆材に突き刺さって被覆材に係着することができ、第1金具及び第2金具を用いることによって被覆材を確実に形鋼に固定することができる。
本発明の第4の被覆材固定金具によると、第1突出片は、先端から基端側に向かって漸次幅広になるとともに先端と基端との間に段状の返し片を設けた平板状の板状部と、板状部の先端から基端側へ延出するスリット溝と、を形成し、スリット溝がその底部を返し片よりも板状部の基端側に近接させているので、先端側が細く二股に分かれた板状部を、返し片が被覆材に埋入するまで被覆材に突き刺しやすく、また、第1突出片を被覆材に突き刺した後は、返し片が被覆材に引掛かって被覆材の第1突出片からの抜けを防止することができる。
本発明の第5の被覆材固定金具によると、第3金具は、側面視略U形に折曲した第2クリップ部と、第2溝の側面を形成する一方の第2側板から突出する第2突出片と、を有し、第1金具は、一対の第1突出片を有し、第2金具は、第2板片に対して鋭角に折曲した第2側片と、第2板片に対して略直角に折曲するとともに第2側片よりも短い第3側片と、第2側片から第3側片側へ突出する第2突起片と、第3側片から第2板片に向けて斜めに突出する第3突起片と、を有している。したがって、形鋼がウェブに貫通孔を設けるとともに外壁材にフランジの先端を向けたC形鋼やH形鋼で形成され、形鋼のフランジと外壁材とが近接して外壁材とウェブとの間に作業空間が十分に確保できない場合であっても、屋内側から貫通孔に第1金具の第1クリップ部を差込んでウェブの両面を被覆する被覆材を第1突出片に突き刺し、第3金具の第2クリップ部を、第2突出片が対向するフランジと反対の方向へ向いた状態で外壁材側のフランジの先端部に差込み、フランジのウェブの突出する側の面と反対の面を被覆する被覆材を第2突出片に突き刺して、外壁材とフランジとの間から第2金具の第3側片を差し込み、第3突起片を外壁材側のフランジ先端部に係止させてウェブの外壁材に面する面と反対側の面を被覆する被覆材に第2突起片を突き刺すことにより、被覆材を確実に形鋼に固定することができる。
本発明の第1の被覆材の固定構造によると、板厚方向へ貫通する貫通孔を設けた長尺な形鋼と、形鋼を被覆する成形された被覆材と、第1から第4のいずれかに記載の被覆材固定金具と、を備えているので、被覆材の形鋼からのずれや落下を防止して確実に被覆材を形鋼に固定することができる。また、専門技術や特殊な工具を要しないので経験の少ない施工者であっても施工を行うことができ、さらに接着剤を使用せずに被覆材を形鋼に固定することができるので、施工性を向上させることができる。
本発明の第2の被覆材の固定構造によると、ウェブ及び該ウェブに直交する一対のフランジを有し、ウェブに板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼と、ウェブ及び前記フランジを被覆する成形された被覆材と、第5に記載の被覆材固定金具と、を備えているので、形鋼が外壁材にフランジの先端を向け、外壁材とフランジの先端が近接して外壁材とウェブとの間に作業を行う十分な空間がない場合であっても、被覆材を確実に形鋼に固定することができる。
本発明の第3の被覆材の固定構造によると、形鋼の表面に貼着される平板状の平板部と、該平板部から略直角に突出して前記被覆材を突き刺す突出部と、を有する補強金具を更に備えるので、補強金具の平板部を形鋼の互いに隣り合う貫通孔の間に接着固定して突出部を第1金具の第1突出片に係止する被覆材に突き刺すことができる。したがって、貫通孔同士の間隔が大きい場合、補強金具を被覆材固定金具と併用することにより、被覆材をより強固に形鋼に固定することができる。
本発明の第1の被覆材の固定施工方法によると、第1から第4のいずれかに記載の被覆材固定金具を用いて被覆材を形鋼に固定することができ、第1金具の第1クリップ部を貫通孔に差込み、第1突出片を形鋼の周囲を被覆する被覆材に突き刺して第2金具を被覆材の周囲に挟着するので、被覆材の形鋼からのずれや落下を防止して被覆材を確実に形鋼に固定することができる。また、専門技術や特殊な工具を要しないので経験の少ない施工者であっても施工を行うことができ、さらに、接着剤を使用せずに被覆材を形鋼に固定することができるので、施工性を向上させることができる。
本発明の第2の被覆材の固定施工方法によると、第5に記載の被覆材固定金具を用いて被覆材を形鋼に固定することができるので、形鋼が外壁材にフランジの先端を向けて壁材に近接し、外壁材とウェブとの間に作業を行う十分な空間がない場合であっても、屋内側から被覆材を確実に形鋼に固定することができる。また、専門技術や特殊な工具を要しないので経験の少ない施工者であっても施工を行うことができ、さらに、接着剤を使用せずに被覆材を形鋼に固定することができるので、施工性を向上させることができる。
第1の被覆材の固定構造を示す断面図。 第1の被覆材固定金具の第1金具を示す斜視図。 第1の被覆材固定金具の第1金具を示す平面図。 第1の被覆材固定金具の第1金具の別形状を示す平面図。 第1の被覆材固定金具の第2金具を示す斜視図。 第1の被覆材固定金具の第2金具の別形状を示す側面図。 第1の被覆材固定金具の第1金具を形鋼に設置する様子を示す斜視図。 周囲に十分な作業空間が形成されている形鋼に被覆材を固定する様子を示す断面図。 様々な形鋼に第1の被覆材の固定構造を使用した様子を示す断面図。 第2の被覆材の固定構造を示す断面図。 第2の被覆材固定金具の第2金具を示す斜視図。 第2の被覆材固定金具の第2金具の別形状を示す側面図。 第2の被覆材固定金具の第3金具を示す斜視図。 第2の被覆材固定金具の第3金具を示す平面図。 第2の被覆材固定構造の被覆材を示す斜視図。 外壁に近接する形鋼に被覆材を固定する様子を示す断面図。
<第1の被覆材固定金具>
以下、被覆材固定金具の最良の実施形態について各図を参照しつつ説明する。本願の被覆材固定金具1は、主にH形鋼で形成される柱材に成形された耐火被覆材を固定するために使用される金具である。なお、被覆材固定金具1は、貫通孔を形成した長尺な形鋼であれば鉛直材だけでなく横架材にも使用することができ、また、角形鋼や鋼管、その他の種類の形鋼にも使用することができるが、図示例では形鋼がH形鋼で形成された柱材である場合について説明する。なお、被覆材固定金具1によって形鋼に固定される被覆材は、フェルト状のロックウールやグラスウール、及び合成樹脂製の発泡体のように先の尖った金具で簡単に突き刺すことが可能な部材である。
被覆材固定金具1は、図1に示すように、ウェブ21とフランジ22とからなるH形鋼2に、H形鋼2を被覆する成形された被覆材3を固定するための金具であって、ウェブ21を板厚方向へ貫通して形成した貫通孔2aに固定される第1金具4と、第1金具4によってH形鋼2に係止されてH形鋼2を被覆する被覆材3を外側から挟着する側面視略C形の第2金具5と、を備えている。
第1金具4は、図2及び図3に示すように、平板を側面視略U形に折曲して第1溝40を形成した第1クリップ部41と、第1溝40の側面を形成する一対の第1側板41aからそれぞれ第1溝40と反対の方向へ突出する一対の第1突出片42と、を有している。
第1クリップ部41は、平板状の第1底板41bと、第1底板41bの両端を略直角に折曲した一対の第1側板41aと、によって構成されており、第1底板41bと一対の第1側板41aとの間に第1溝40を形成する。また、溝幅である一対の第1側板41a間の第1距離L1は、図1に示すH形鋼2のウェブ21の板厚幅t1より若干狭く形成され、ウェブ21に嵌着できるようにしている。
一対の第1突出片42は、図2及び図3に示されるように、一対の第1側板41aの中央部分を切欠いて形成され、先端から基端側に向かって漸次幅広になるとともに先端と基端との間に段状の返し片42bを設けた平板状の板状部42aと、板状部42aの中心の先端から基端側へ延びるスリット溝42cと、を形成しており、スリット溝42cは、その底部を返し片42bよりも板状部42aの基端に近接させている。なお、第1突出片42は、被覆材3を突き刺すことが可能であれば図3の形状に限定されることは無く、図4に示す別形状やその他の形状としてもよい。また、図2では第1突出片42を1つの第1側板41aに対して4つ形成しているが、その数は4未満でもよいし4より多くてもよい。そして、第1突出片42は、必ずしも一対とする必要はなく、図9(b)に示すように、一方の第1側板41aからのみ突出させるものであってもよい。
第2金具5は、図5に示すように、細長な平板状の第1板片51と、第1板片51の長手方向の両端を第1板片51に対して鋭角に折曲した一対の第1側片52と、一対の第1側片52から互いに対向する第1側片52に向けて突出する第1突起片53と、を有している。
一対の第1側片52は、図5に示す第1板片51側の端縁間の第2距離L2を、図1に示す一対の第1側片52によって挟着される被覆材3の第1幅W1と略同一に形成され、且つ、第1板片51に対して鋭角としているため、被覆材3を弾性的に挟み込むことができる。また、図5に示すように、第1突起片53は、先端の尖った略三角形状に形成されており、第2金具5を被覆材3に装着する際に、被覆材3に突き刺さって係止することができる。なお第2金具5は、図5に示す形状の他に、図6(a)に示すように、一対の第1側片52をそれぞれ中央部分で互いに近接する方向へ斜めに折曲させてより強固に被覆材3を挟着できる形状としたものや、図6(b)に示すように、一方の第1側片52の中央部分から他方の第1側片52へ向けて突出し、被覆材3を突き刺す爪54を形成したものであってもよい。
<第1の被覆材の固定構造>
続いて、以上に説明した被覆材固定金具1を用いる被覆材の固定構造6について説明する。被覆材の固定構造6は、図1に示すように、被覆材固定金具1と、ウェブ21及びフランジ22を有し、ウェブ21の板厚方向へ貫通する貫通孔2aを設けた長尺なH形鋼2と、H形鋼2の周囲を被覆するフェルト状の被覆材3と、を備えている。
図7に示すように、H形鋼2は、柱材や小屋束などの鉛直方向へ延びる部材で、ウェブ21には第1金具4を挿通可能な大きさを有する貫通孔2aが、ウェブ21の長手方向へ沿って間隔を空けて複数形成されている。なお、図示例ではH形鋼2としているが、貫通孔2aを有するものであれば他の種類の形鋼としてもよく、また、鉛直材に限らず梁材のような横架材としてもよい。
被覆材3は、図1及び図7に示すように、H形鋼2の長手方向へ沿ってH形鋼2を被覆する成形された部材で、ここではウェブ21の一方の面、フランジ22のウェブ21の一方の面と直交する面及びフランジ22のウェブ21の突出する面と反対側の面を幅方向の略中央まで一体的に被覆可能な略板形状に形成されている。また、被覆材3は、端部に形成されたサネ3aを嵌め合せることでH形鋼2の長さに応じた部材とすることができ、H形鋼2に設置される際にフランジ22と当接する部分には、フランジ22に挿嵌可能な切込み部31を設けている。被覆材3の材質は、断熱あるいは耐火性能を有する部材であれば特に限定されることはないが、ロックウールをフェルト状に成型したものであれば、第1金具4の第1突出片42及び第2金具5の第1突起片53を被覆材3に突き刺して被覆材3を確実にH形鋼2に密着固定することができ、また、H形鋼2の形状に応じて被覆材3をはさみやカッターで容易に切断できるので好適である。
次に、被覆材の固定構造6の施工方法について説明する。まず、図7に示すように、第1金具4をH形鋼2のウェブ21に設置するために貫通孔2aの小口面から第1クリップ部41の第1溝40をウェブ21に嵌合させて貫通孔2aの上下に第1金具4を配置し、第1突出片42をウェブ21と略直交する方向へ突出させる。なお、先述したように、第1クリップ部41の第1距離L1は、ウェブ21の板厚幅t1よりも若干狭く形成されるので、第1クリップ部41は弾性的にウェブ21に挟着することができる。またこのとき、隣り合う貫通孔2aの間隔が大きい場合は、貫通孔2a同士の間に補強金具7を設けてもよい。補強金具7は、図7に示すように、平板状の平板部71と、平板部71から略直角に突出する突出部72と、を有しており、平板部71をウェブ21に接着固定してウェブ21と略直交する方向へ突出した突出部72に被覆材3を突刺すことにより、ウェブ21に当接する被覆材3のH形鋼2への固定をより強固なものとすることができる。
続いて、図8(a)及び(b)に示すように、ウェブ21を挟んだ両側からそれぞれ被覆材3の切込み部31をH形鋼2のフランジ22に挿嵌させて被覆材3をH形鋼2の周囲に装着し、第1金具4の第1突出片42及び必要に応じて使用する補強金具7の突出部72(図8には図示せず)を被覆材3に突き刺す。先述したように、第1突出片42のスリット溝42cは、その底部を返し片42bよりも板状部42aの基端へ近接して形成しているので、板状部42aは、返し片42bよりも基端側まで二股に分かれることになる。したがって、スリット溝42cが短い場合と比較して板状部42aの面積が減るため、板状部42aを返し片42bが被覆材3に埋入するまで被覆材3に突き刺しやすく、且つ、第1突出片42を被覆材3に突き刺した後は、返し片42bが被覆材3に引掛かって被覆材3の第1突出片42からの抜けを防止することができる。
次に、図8(b)に示すように、第2金具5を被覆材3の周囲に装着する。具体的には、一対の第1側片52を手で互いに離反する方向へ広げながら、H形鋼2のフランジ22側から一対の第1側片52の間に被覆材3を嵌め込み、第1板片51をフランジ22を被覆する被覆材3に当接させるまで第2金具5を押し込む。そして第2金具5から手を離し、図1に示すように、第1突起片53をウェブ21の両側に配置された被覆材3へ突き刺す。先述したように、一対の第1側片52の第2距離L2は被覆材3の第1幅W1と略同一であるとともに、一対の第1側片52は第1板片51に対して鋭角を成しているので、被覆材3を強固にH形鋼2側へ押圧して被覆材3の外側へ拡張しようとする力を抑制することができる。したがって、被覆材3で被覆されたH形鋼2の周囲に内装仕上材を施工する際に、被覆材3が外側へ拡張して内装仕上材に干渉することを防止できる。
このように形成される被覆材の固定構造6は、第1金具4によって被覆材3をウェブ21に係止するとともに、第2金具5によって被覆材3を外側から強固に挟着するので、被覆材3のH形鋼2からのずれや落下を防止して確実に被覆材3をH形鋼2に固定することができる。そして、被覆材固定金具1は、専用技術や特殊な工具、また、接着剤を使用せずに容易に被覆材3をH形鋼2に固定することができるので、施工性を向上させることができる。さらに、被覆材固定金具1は、図9(a)に示すようにダブルH形鋼や、また、図9(b)に示すように第1金具4の第1突出片42を一方向のみに突出するよう形成すれば角形鋼にも使用することできるので、状況に応じた被覆材の固定構造6を構築することができる。
<第2の被覆材固定金具>
次に、第2の被覆材固定金具8について図10から図16を参照しつつ説明する。本願の被覆材固定金具8は、主に、H形鋼で形成された柱材が外壁材にフランジの先端を向け、フランジの先端と外壁材とが近接してウェブと外壁材との間に十分な作業空間が確保できない場合に、柱材に形成された耐火被覆材を固定するために使用される金具である。なお、被覆材固定金具8は、H形鋼に限らずI形鋼や溝形鋼にも使用でき、また、ウェブに貫通孔を設けていれば鉛直材だけでなく梁のような横架材にも使用することができるが、図示例では形鋼がH形鋼で形成された柱材である場合について説明する。また、ここで説明する被覆材は、被覆材固定金具1によって形鋼に固定される被覆材3と同様、先の尖った金具で簡単に突き刺すことが可能な部材である。なお、第1の被覆材固定金具1と同様の内容は、同様の符号を付して説明を省略する。
被覆材固定金具8は、図10に示すように、ウェブ21の板厚方向へ貫通する貫通孔2aを形成する長尺なH形鋼2に、H形鋼2を被覆する成形された被覆材9を固定する金具であって、ウェブ21に挟着し、一対の第1突出片42を有する第1金具4と、H形鋼2を被覆した被覆材3に外側から挟着する側面視略C形の第2金具10と、フランジ22に挟着する第3金具11と、を備えている。
第2金具10は、図11に示すように、細長な平板状の第2板片101と、第2板片101の長手方向の一端を第2板片101に対して鋭角に折曲した第2側片102と、第2板片101の長手方向の他端を第2板片101に対して略直角に折曲するとともに第2側片102よりも短い第3側片103と、第2側片102から第3側片103側へ突出する第2突起片104と、第3側片103から第2板片101に向けて斜めに突出する第3突起片105と、を有する。第2突起片105は、図11に示すように、第3側片103の一部を切り起こしたものや、図12に示すように、第3側片103の先端を第2板片101に向けて斜めに折曲させたものとすることができる。なお、第2突起片104は、前述した第2金具5の第1突起片53と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
第3金具11は、図13及び図14に示すように、平板を側面視略U形に折曲して第2溝110を形成した第2クリップ部111と、第2溝110の側面を形成する一方の第2側板111aから第2溝110と反対の方向へ突出する第2突出片112と、を有する。なお、第2突出片112は、前述した第1突出片42と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
第3金具11の第2クリップ部111は、平板状の第2底板111bと、第2底板111bの一端を略直角に折曲した一方の第2側板111aと、第2底板111bの他端を一方の第2側板111a側へ近接する方向へ折曲した第1側板片113及び第1側板片113の先端を一方の第2側板111aから離反する方向へ折曲した第2側板片114を形成する他方の第2側板111cと、によって構成され、第2底板111b、一方の第2側板111a、及び他方の第2側板111cとの間に第2溝110を形成する。また、一方の第2側板111aと第1側板片113の第2側板片114側の一端との第3距離L3は、図10に示すH形鋼2のフランジ22の板厚幅t2より若干狭く形成される。
<第2の被覆材の固定構造>
次に、以上に説明した被覆材固定金具8を用いる被覆材の固定構造12について説明する。なお、第1の被覆材の固定金具6と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。被覆材の固定構造12は、図10に示すように、周囲に外壁材13を近接して配置されたH形鋼2に被覆材9を固定する構造で、被覆材固定金具8と、ウェブ21に板厚方向へ貫通する貫通孔2aを設けた長尺なH形鋼2と、H形鋼2を被覆する成形された被覆材9と、を備えている。
図10に示すように、H形鋼2は、フランジ22の先端を外壁材13に向けており、図16(a)に示す外壁材13側のフランジ22の先端から外壁材13までの隙間Sは、施工者の腕が入る程度の隙間であり、隙間Sから外壁材13とウェブ21との間に施工者が入り込んで作業することはできない。なお、H形鋼2は、被覆材の固定構造6と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
被覆材9は、図10及び図15に示すように、H形鋼2の長手方向へ沿って設置されるフェルト状の長尺な部材で、ウェブ21の外壁材13に対向する面を被覆する第1被覆材9aと、H形鋼2を屋内側からウェブ21まで一体的に被覆する略板状に形成された第2被覆材9bと、図16に示す隙間Sを閉塞する平板状に形成された一対の第3被覆材9cと、から構成される。第1被覆材9aは、その幅をウェブ21の幅と略同一に形成しており、両面テープ9dを角部付近に設けている。また、第3被覆材9cの幅W2は、第2被覆材9bをH形鋼2に装着した際に、図10に示す第2被覆材9bの外壁材13に面する側端面から外壁材13の屋内側の面までの第4距離L4よりも長く形成される。なお、第2被覆材9bは、被覆材の固定構造6の被覆材3と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。各被覆材9a、9b、及び9cの材質は、断熱あるいは耐火性能を有する部材であれば特に限定されることはないが、第2被覆材9b及び第3被覆材9cをフェルト状のロックウールとし、第1被覆材9aをロックウールよりも柔軟なフェルト状のグラスウールとすれば、第1金具4の第1突出片42、第2金具10の第2突起片104、及び第3金具11の第2突出片112を各被覆材9a、9b、9cにそれぞれ突き刺しやすく、また、第1被覆材9aを隙間Sから容易に押し込めるため好適である。
続いて、被覆材の固定構造12の施工手順について説明する。まず、第1金具4を屋内側から第1の被覆材の固定構造6と同様の手順でウェブ21に装着する。そして、図16(a)に示すように、外壁材13とフランジ22との間の隙間Sから第1被覆材9aを押し込んでウェブ21の外壁材13と対向する面に当接させ、外壁材13側に突出した第1突出片42を第1被覆材9aに突き刺して両面テープ9d(図16には図示せず)をフランジ22に貼着する。このとき、貫通孔2a同士の間隔が大きい場合は、先述した補強金具7をウェブ21の屋内側の面に設置してもよい。次に、第2被覆材9bの切込み部31を屋内側へ突出したフランジ22に挿嵌するとともに屋内側へ突出した第1突出片42を第2被覆材9bに突き刺し、第3金具11の他方の第2側板111cを第1被覆材9a側に向けた状態で、第2溝110をフランジ22の外壁材13に面する小口面側からフランジ22に嵌め込む。このとき、先述したように、第3金具11の第3距離L3は、フランジ22の板厚幅t2より若干狭く形成されているので、弾性的にフランジ22を挟着することができる。また図示しないが、第3金具11は、フランジ22の長手方向へ沿って所定間隔を空けて複数設置される。
続いて、図16(a)及び(b)に示すように、第3被覆材9cを第2被覆材9bとの間に隙間が生じないようにフランジ22に配置し、第3金具11の第2突出片112を第2被覆材9cに突き刺して第3被覆材9cをフランジ22に係止する。そして、第3被覆材9cの外壁材13側の端部をフランジ22と外壁材13との間に押し込み、隙間Sを閉塞する。そして、第2金具10の第2側片102を手で第3側片103から離反する方向へ広げながら、第3側片103を第3被覆材9cの厚さ方向へ貫通させ、図10に示すように、第3突起片105をフランジ22の外壁材13側の先端部に係止して第2側片102から手を離し、第2突起片104を第1被覆材9aに突き刺して第2被覆材9b及び第3被覆材9cを第2金具10で挟み込む。
このように形成される被覆材の固定構造12は、フランジ22と外壁材13との間に十分な隙間がない場合であっても、被覆材固定金具8によって被覆材9を強固にH形鋼2に固定することができ、被覆材9のH形鋼2からのずれや落下を確実に防止することができる。また、被覆材固定金具8は、被覆材固定金具1同様、専用技術や特殊な工具、及び接着剤を使用せずに容易に被覆材3をH形鋼2に固定することができるので、施工性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明に係る被覆材固定金具、被覆材の固定構造及び被覆材の施工方法は、形鋼に耐火被覆材を固定する際に好適に使用することができる。
1、8 被覆材固定金具
6、12 被覆材の固定構造
2 H形鋼(形鋼)
2a 貫通孔
21 ウェブ
22 フランジ
3、9 被覆材
4 第1金具
40 第1溝
41 第1クリップ部
41a 第1側板
42 第1突出片
5、10 第2金具
51 第1板片
52 第1側片
53 第1突起片
7 補強金具
71 平板部
72 突出部
101 第2板片
102 第2側片
103 第3側片
104 第2突起片
105 第3突起片
11 第3金具
110 第2溝
111 第2クリップ部
111a 一方の第2側板
112 第2突出片

Claims (10)

  1. 板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼に、形鋼を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材固定金具であって、
    平板を側面視略U形に折曲して形成した第1溝を前記貫通孔から前記形鋼に嵌合する第1クリップ部と、前記第1溝の側面を形成する少なくとも1以上の第1側板から前記第1溝と反対の方向へ突出する第1突出片と、を有した第1金具を備えることを特徴とする被覆材固定金具。
  2. 前記形鋼の周囲を被覆した前記被覆材に挟着する側面視略C形の第2金具を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の被覆材固定金具。
  3. 前記第2金具は、細長な平板状の第1板片と、該第1板片の長手方向の両端を前記第1板片に対して鋭角に折曲した一対の第1側片と、一対の前記第1側片から互いに対向する前記第1側片に向けて突出し、前記被覆材を突き刺す一対の第1突起片と、を有することを特徴とする請求項2に記載の被覆材固定金具。
  4. 前記第1突出片は、先端から基端側に向かって漸次幅広になるとともに前記先端と前記基端との間に段状の返し片を設けた平板状の板状部と、前記板状部の前記先端から前記基端側へ延出するスリット溝と、を形成し、
    前記スリット溝は、その底部を前記返し片よりも前記板状部の前記基端側に近接させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の被覆材固定金具。
  5. 平板を側面視略U形に折曲して形成した第2溝を前記形鋼に嵌合する第2クリップ部と、前記第2溝の側面を形成する一方の第2側板から前記第2溝と反対の方向へ突出する第2突出片と、を有した第3金具を、更に有し、
    前記第1金具は、一対の前記第1側板から突出する一対の前記第1突出片を有し、
    前記第2金具は、細長な平板状の第2板片と、該第2板片の長手方向の一端を前記第2板片に対して鋭角に折曲した第2側片と、前記第2板片の長手方向の他端を前記第2板片に対して略直角に折曲するとともに前記第2側片よりも短い第3側片と、前記第2側片から前記第3側片側へ突出し、前記被覆材を突き刺す第2突起片と、前記第3側片から前記第2板片に向けて斜めに突出する第3突起片と、を有することを特徴とする請求項2に記載の被覆材固定金具。
  6. 板厚方向へ貫通する貫通孔を長手方向へ沿って複数設けた長尺な形鋼と、
    前記形鋼の周囲を被覆する成形された被覆材と、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の被覆材固定金具と、を備えることを特徴とする被覆材の固定構造。
  7. ウェブ及び該ウェブに直交する一対のフランジを有し、前記ウェブに板厚方向へ貫通する貫通孔を前記ウェブの長手方向へ沿って複数形成した長尺な形鋼と、
    前記ウェブ及び前記フランジを被覆する成形された被覆材と、
    請求項5に記載の被覆材固定金具と、を備えることを特徴とする被覆材の固定構造。
  8. 前記形鋼の表面に貼着される平板状の平板部と、該平板部から略直角に突出し、前記被覆材を突き刺す突出部と、を有する補強金具を、更に備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の被覆材の固定構造。
  9. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載の被覆材固定金具を用いて、板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼に、形鋼を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材の固定施工方法であって、
    前記第1金具の前記第1クリップ部を前記貫通孔から前記形鋼に差込み、前記形鋼の周囲を被覆する前記被覆材を前記第1突出片に突き刺して前記第2金具を前記被覆材の周囲に挟着させることを特徴とする被覆材の固定施工方法。
  10. 請求項5に記載の被覆材固定金具を用いて、ウェブ及び該ウェブに直交する一対のフランジを有し、前記ウェブに板厚方向へ貫通する貫通孔を形成した長尺な形鋼に、形鋼を被覆する成形された被覆材を固定する被覆材の固定施工方法であって、
    前記第1金具の前記第1クリップ部を前記貫通孔から前記ウェブに差込んで前記ウェブの両面を被覆する前記被覆材を前記第1突出片に突き刺し、
    前記第3金具の第2クリップ部を、前記第2突出片が対向する前記フランジと反対方向へ向いた状態で前記フランジの幅方向の先端部に差込み、前記フランジの前記ウェブの突出する側の面と反対の面を被覆する前記被覆材を前記第2突出片に突き刺し、
    前記第2金具を前記被覆材の周囲に挟着させることを特徴とする被覆材の固定施工方法。
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