JP6296925B2 - 光ビーム走査装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、光ビーム走査装置に関する。
従来、光ビームの走査範囲を拡大するレンズを備えた光ビーム走査装置が知られている。
特開平5−34733号公報
従来に比べて不都合が少ないあるいは改善された新規な構成の光ビーム走査装置が得られれば、有意義である。
実施形態の光ビーム走査装置は、例えば、第一のミラーと、角度拡大部と、を備える。第一のミラーの反射面の法線方向は、反復的に変化する。角度拡大部は、第一の方向からの視線で第一のミラーの略同一点で光が複数回反射するよう第一のミラーでの反射光を第一のミラーに戻すとともに、第一の方向からの視線で反射面の法線方向と光の反射方向との角度が第一のミラーで光が反射する度に大きくなるよう、構成される。第一のミラーで少なくとも3回反射された後に角度拡大部から光が出射する。
図1は、第1実施形態の光ビーム走査装置の概略構成の例示的な説明図である。 図2は、第1実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図である。 図3は、第1実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のX方向から見た例示的な側面図である。 図4は、第1実施形態の光ビーム操作装置の第一走査ミラーでの光の反射の例示的な説明図である。 図5は、第1実施形態の光ビーム操作装置の第一走査ミラーでの光の反射に関する第一走査ミラーの傾斜角度と角度拡大部からの出射角度との反射回数毎の相関関係が示された例示的なグラフである。 図6は、第1実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図であって、第一走査ミラーが所定の傾斜角度の状態での光路が示された図である。 図7は、第1実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図であって、第一走査ミラーが図6とは異なる傾斜角度の状態での光路が示された図である。 図8は、第1実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図であって、第一走査ミラーが図6,7とは異なる傾斜角度の状態での光路が示された図である。 図9は、第2実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部の例示的な斜視図である。 図10は、第2実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図である。 図11は、第3実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部の例示的な斜視図である。 図12は、第3実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図である。 図13は、第4実施形態の光ビーム走査装置の角度拡大部のY方向から見た例示的な側面図である。 図14は、第5実施形態の光ビーム走査装置の概略構成の例示的な説明図である。 図15は、第1実施形態の変形例の光ビーム走査装置の角度拡大部のX方向から見た例示的な側面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成や制御(技術的特徴)、ならびに当該構成や制御によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。また、以下に例示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。以下、同様の構成要素には共通の符号が付与され、重複する説明が省略される。
<第1実施形態>
図1に示されるように、プロジェクタ1は、例えばスクリーン等の照射面Pに、光のビームを照射する。光のビームの照射位置は、照射面P上で、互いに直交する(交差する)X方向およびY方向に変化する。具体的に、照射位置は、X方向に往復しながら、Y方向の一方側(例えば上側)から他方側(例えば下側)へ徐々に移動する。そして、照射位置は、Y方向の他方側の端部(例えば下端部)での往復が終了すると、Y方向の一方側の端部(例えば上端部)へ移動され、再び、X方向に往復しながら、Y方向の一方側から他方側へ徐々に移動する。このような照射位置の変化が繰り返される。
プロジェクタ1は、光のビームの出射方向を変化させることにより、照射面P上の2次元領域(投影領域Ap)内で、上述したような照射位置の移動(変化)を生じさせる。すなわち、プロジェクタ1は、光ビーム走査装置の一例である。なお、光ビームとしては、例えばレーザ光が用いられるが、これには限定されない。
図1に示されるように、プロジェクタ1は、光源2や、第一走査ミラー3、角度拡大部4、第二走査ミラー5、制御部6、入力部7等を有する。
光源2は、例えば、半導体レーザ素子や、固体レーザ素子等であり、レーザ光を出射する。光源2は、制御部6によって制御されることにより、映像信号に応じた光を出射することができる。
第一走査ミラー3は、光のビームをX方向(例えば、長手方向、水平方向)に略沿って反復的に偏向する。また、第二走査ミラー5は、光のビームをY方向(例えば、短手方向、垂直方向)に略沿って反復的に偏向する。第一走査ミラー3および第二走査ミラー5は、いずれも、例えば、可動ミラー、振動ミラー、あるいは揺動ミラーの一例であり、例えば、MEMS(micro electro mechanical systems)ミラーや、ガルバノミラー等である。また、第一走査ミラー3および第二走査ミラー5は、いずれも、可動ミラー部(図示されず)と、当該可動ミラー部を駆動する駆動部(図示されず)と、を有する。可動ミラー部は、それぞれの回転中心(図示されず)回りに回転可能(揺動可能)である。ただし、第一走査ミラー3および第二走査ミラー5の可動ミラー部の回転中心は互いに異なる方向に延びている(ねじれの位置にある)。具体的には、第一走査ミラー3の可動部の回転中心はY方向に略沿い、第二走査ミラー5の可動部の回転中心はX方向に略沿っている。駆動部は、制御部6からの制御信号に応じて電磁気的に可動ミラー部を動かす。第一走査ミラー3は、第一のミラーの一例である。
第一走査ミラー3は、光源2の後段に配置され、第二走査ミラー5は、第一走査ミラー3の後段に配置されている。すなわち、第一走査ミラー3は、光源2からの光のビームをX方向に沿って反復的に偏向する。また、第二走査ミラー5は、第一走査ミラー3によってX方向に沿って反復的に偏向された光のビームを、Y方向(例えば、垂直方向)に略沿って反復的に偏向する。なお、第一走査ミラー3の振動(反復)の周波数は、第二走査ミラー5の振動(反復)の周波数よりも高い。
制御部6は、第一走査ミラー3および第二走査ミラー5の駆動部(図示されず)を制御する。また、制御部6は、光源2を制御する。制御部6は、例えば、CPU(central processing unit)や、駆動回路等を有する。なお、駆動回路は、制御部6によって制御される各部に設けられてもよい。
入力部7は、スイッチや、ボタン、つまみ、タッチパネル等である。入力部7の操作に応じて、制御部6は各部を制御する。
角度拡大部4は、第一走査ミラー3による光路のX方向の偏向角度の範囲、すなわち光路のX方向の振れ幅を、拡大することができる。角度拡大部4が設けられることにより、例えば、角度拡大部4が設けられない場合に比べて、偏向角度の範囲がより大きくなる。また、角度拡大部4が設けられることにより、例えば、角度拡大部4を有さずに光の偏向角度の同じ範囲が得られる構成に比べて、第一走査ミラー3の角度変化量がより小さく設定されやすくなり、ひいては、第一走査ミラー3の振動の周波数がより高く設定されやすくなる。
図2,3に示されるように、角度拡大部4は、第一走査ミラー3や、レンズ41、レンズ42、ミラー43、第二走査ミラー5等を有する。角度拡大部4は、第一走査ミラー3を利用して光の出射角度を拡大する。この原理が、図4,5が参照されながら説明される。図4に示されるように、第一走査ミラー3は、例えば平面鏡であり、図4の紙面と垂直な回転中心Ax回りに回転(揺動)可能に設けられている。ここで、図4の例では、第一走査ミラー3の法線方向Nαは、第一走査ミラー3の中立位置(基準位置、中央位置)での法線方向N0に対して、時計回り方向に角度α(傾斜角度)傾いている。なお、ここでは、光の第一走査ミラー3への入射角θiは、第一走査ミラー3の中立位置での法線方向N0からの反時計回り方向の角度と定義され、第一走査ミラー3からの光の反射角θr(出射角)は、法線方向N0からの時計回り方向の角度と定義される。この場合、反射角θrは、次の式(1)で表せる。
θr=θi+2α ・・・(1)
ここで、本実施形態では、角度拡大部4は、図4の視線で、前回の反射で第一走査ミラー3から反射角θrで出射された光を、当該反射角θrと同じ大きさの入射角θiで第一走査ミラー3の略同一点に戻すよう構成された光学系として、構成される。したがって、n(=1,2,3)回目の反射での入射角θi(n)、反射角θr(n)は、
n=1では、
θi(1)=θ0(初期入射角度)、
θr(1)=θi(1)+2α=θ0+2α
n=2では、
θi(2)=θr(1)=θ0+2α
θr(2)=θi(2)+2α=θ0+4α
n=3では、
θi(3)=θr(2)=θ0+4α
θr(2)=θi(3)+2α=θ0+6α
となる。すなわち、入射角θi(n)および反射角θr(n)は、次の式(2),(3)で表せる。
θi(n)=θ0+2(n−1)α ・・・(2)
θr(n)=θ0+2nα ・・・(3)
式(3)より、第一走査ミラー3で光がm回(n=m)繰り返し反射する場合には、1回(n=1)反射する場合に比べて、反射角θrが2(m−1)・α大きくなることがわかる。図5は、傾斜角度α(横軸)と反射角θr(縦軸)との相関関係を示すグラフである。傾斜角度αは、第一走査ミラー3の振動(揺動)に伴って、αmin≦α≦αmaxの範囲で変化する。ここで、角度拡大部4は、傾斜角度αによらず第一走査ミラー3で光がn回反射した後に出射するよう構成されている。よって、図5から、角度拡大部4によって、反射角θrの変化範囲が、反射回数nに応じて拡大されるとともに、反射回数nの設定によらず、反射角θrは第一走査ミラー3の傾斜角度αの変化(αmin≦α≦αmax)に対応して線形的に変化する状態が得られることが、理解できよう。なお、図5のグラフでは、縦軸のスケールは、横軸のスケールの1/2である。
図2,3には、反射回数n=3に設定された角度拡大部4における光路の一例が示されている。図2には、Y方向からの視線での角度拡大部4の側面図および光路が例示され、図3には、X方向からの視線での角度拡大部4の側面図および光路が示されている。X方向は、第二の方向の一例である。Y方向は、第一の方向の一例である。
図2で、第一走査ミラー3に1回目に入射する光は、光路Pi1を通る。光源2(図1参照)からの光は、光路Pi1を通り、レンズ41の光軸Cに近い位置から、レンズ41に入射する。レンズ41の面41aでレンズ41内に入った光は、面41bでレンズ41を出て、第一走査ミラー3へ入射する。第一走査ミラー3は、レンズ41の焦点に配置されている。なお、レンズ41の光軸Cとレンズ42の光軸Cとは同軸に設定されている。
第一走査ミラー3での1回目の反射光は、光路Pr1を通る。反射光の反射角θr、すなわち反射光の光路Pr1は、上記式(3)によって定まる。第一走査ミラー3の傾斜角度αでの傾斜により、光路Pr1は、図2では、光路Pi1よりも下側を通る。光路Pr1を通って面41aでレンズ41から出た光は、面42aでレンズ42内に入り、面42bでレンズ42を出て、ミラー43へ入射する。ミラー43は、レンズ42の焦点に配置されている。
ミラー43での1回目の反射光は、光路Pi2を通る。ミラー43は、X方向からの視線(図2の視線)での入射角と反射角とが略一致するよう構成される。よって、光路Pi2は、光路Pr1と光軸Cに対して略線対称となる。以降、光路Pi2を通る光は、レンズ42およびレンズ41を経て第一走査ミラー3に入射される。光路Pi2を通る光の第一走査ミラー3での反射光は、光路Pr2を通ってレンズ41およびレンズ42を経てミラー43に入射する。光路Pr2を通る光のミラー43での反射光は、光路Pi3を通ってレンズ42およびレンズ41を経て第一走査ミラー3に入射する。光路Pi3を通る光の第一走査ミラー3での反射光は、レンズ41に入る前に第二走査ミラー5で反射され、角度拡大部4から出射する。すなわち、本実施形態では、角度拡大部4からは、第一走査ミラー3で3回反射された光が出射する。第二走査ミラー5は、X方向に沿って延びている。
図2に示されるように、Y方向からの視線では、レンズ41とレンズ42との間の位置(空間)では、複数の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3はレンズ41,42の光軸Cと平行である。光軸Cと平行でレンズ42からレンズ41へ向かう方向(Z方向の反対方向)は、第三の方向の一例であり、光軸Cと平行でレンズ41からレンズ42へ向かう方向(Z方向)は、第三の方向の反対方向の一例である。Z方向は、X方向およびY方向と直交している(交差している)。レンズ41は、Y方向からの視線で、Z方向の反対方向へ向かう光を第一走査ミラー3へ偏向するとともに、第一走査ミラー3での反射光をZ方向へ偏向する。レンズ41は、第一の部分の一例である。また、レンズ42は、Y方向からの視線で、Z方向へ向かう光をミラー43へ偏向する。ミラー43は、レンズ42から入射した光をレンズ42へ反射する。レンズ42は、ミラー43での反射光をZ方向の反対方向へ偏向する。レンズ42およびミラー43は、第二の部分の一例である。
また、図3に示されるように、X方向からの視線でも、角度拡大部4での光の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3は、第一走査ミラー3で反射される度に変化する。第一走査ミラー3の反射面は、X方向からの視線(図3の視線)では、レンズ41およびレンズ42の光軸Cとほぼ直交して配置されている。また、ミラー43の反射面は、X方向からの視線(図3の視線)では、光軸Cとの直交線に対して角度β(傾斜角度)で傾斜して配置されている。これにより、X方向からの視線でも、Y方向からの視線(図2の場合)と同様に、反射回数nに応じて、光の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3が変化する。なお、X方向の視線では、第一走査ミラー3およびミラー43のうち少なくとも一方がZ方向との直交方向に対して傾斜していればよい。また、図3の例では、光路Pi1の出射位置は、X方向からの視線で光軸C上に配置されている。
図3に示されるように、X方向からの視線でも、レンズ41とレンズ42との間の位置(空間)では、複数の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3はレンズ41,42の光軸Cと平行である。レンズ41は、X方向からの視線で、Z方向の反対方向へ向かう光を第一走査ミラー3へ偏向するとともに、第一走査ミラー3での反射光をZ方向へ偏向する。また、レンズ42は、X方向からの視線で、Z方向へ向かう光をミラー43へ偏向する。ミラー43は、レンズ42から入射した光をレンズ42へ反射する。レンズ42は、ミラー43での反射光をZ方向の反対方向へ偏向する。なお、本実施形態では、レンズ41とレンズ42とは同一の構成(仕様)を有する。よって、部品共用化により製造コストが低減しうる。
ここで、本実施形態では、光のビームのX方向への走査のため、図2に示されるY方向からの視線での第一走査ミラー3の傾斜角度αは、経時的に変化する。図6〜8には、第一走査ミラー3の傾斜角度αが異なる3つの場合における角度拡大部4でのY方向からの視線での光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3が示されている。図6〜8により、第一走査ミラー3の傾斜角度αに対応して、角度拡大部4からの出射光の角度が変化していることが理解できよう。
これに対し、本実施形態では、図3に示されるX方向からの視線では、光は、第一走査ミラー3の傾斜角度αの経時変化によらず、常に、ほぼ図3に示される光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3を通る。
ここで、図2,3に示されるように、第二走査ミラー5は、X方向には延びているものの、Y方向には短い。本実施形態では、図3に示されるように、第二走査ミラー5が、第一走査ミラー3で3回反射される前の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3から外れるとともに、第一走査ミラー3で3回反射された後の光路Pr3と重なる(光路Pr3を遮る)位置に配置されている。これにより、本実施形態では、第一走査ミラー3で3回(所定回数)反射された後の光を、第二走査ミラー5で取り出すことができる。すなわち、本実施形態では、X方向からの視線では、傾斜角度αによらず略一定の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3を通るように、角度拡大部4が構成されることにより、所定回数n反射した後に光が出射する構成を得ることができる。第二走査ミラー5は、光取出部の一例である。
また、このような構成において、光路Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3と、光路Pi1の上流側に配置される光学部品(例えば、光源2やミラー等、図示されず)とが干渉すると、光を取り出すことができない。そこで、本実施形態では、角度拡大部4は、図3に示されるX方向からの視線で、少なくとも光路Pr1と光路Pi1とが外れる(ずれる、重ならない)よう構成されるとともに、光路Pr1と光路Pi2,Pr2,Pi3,Pr3とも外れる(ずれる、重ならない)よう構成されている。これにより、光路Pr1,Pi2,Pr2,Pi3,Pr3を通る光が、光路Pi1の上流側に配置される光学部品と干渉するのが抑制される。よって、より確実に光を取り出すことができる。なお、光路Pi1の上流側に配置される光学部品は、レンズ41,42に、直接的に、あるいはブラケット等を介して間接的に、支持されうる。また、当該光学部品は、図3の紙面と交差する方向(例えば、図3の紙面との直交方向、X方向)に略沿って延びた構造物(例えば、ケースに設けられた突起等)に支持されてもよい。当該構造物は、図3の視線で、光路Pr1,Pi2,Pr2,Pi3と外れる(ずれる、重ならない)よう、構成されうる。
以上のように、本実施形態では、角度拡大部4は、Y方向(第一の方向)からの視線で第一走査ミラー3(第一のミラー)の略同一点で光が複数回反射するよう第一走査ミラー3での反射光を第一走査ミラー3に戻すとともに、Y方向からの視線で反射面3aの法線方向Nαと光の反射方向との角度θrが第一走査ミラー3で光が反射される度に大きくなるよう構成される。また、第一走査ミラー3で所定回数(例えば3回)反射された後に角度拡大部4から光が出射する。すなわち、本実施形態によれば、角度拡大部4が、第一走査ミラー3で光が複数回反射するよう構成されるので、第一走査ミラー3で光が一回だけ反射する構成に比べて、角度拡大部4からの光の出射角度を大きくすることができる。よって、本実施形態によれば、例えば、角度拡大部4が設けられない構成に比べて、光の偏向角度の範囲がより大きくなる。また、本実施形態によれば、例えば、角度拡大部4を有さずに光の偏向角度の同じ範囲が得られる構成に比べて、第一走査ミラー3の角度変化量がより小さく設定されやすくなり、ひいては、第一走査ミラー3の振動の周波数がより高く(周期がより短く)設定されやすくなる。また、本実施形態では、角度拡大部4は、Y方向からの視線で第一走査ミラー3の略同一位置で光が複数回反射するよう構成される。よって、本実施形態によれば、例えば、Y方向からの視線で第一走査ミラー3の異なる位置で光が複数回反射するよう構成された場合に比べて、第一走査ミラー3ひいては角度拡大部4がより小さく構成されやすい。よって、例えば、第一走査ミラー3がより高速で動きやすくなり、ひいては第一走査ミラー3の振動周波数がより高く設定されやすい。
また、仮に、走査ミラーから出射した光をレンズに通すことにより当該レンズでの光の屈折によって光の偏向角度の範囲(振れ幅)が拡大される構成では、レンズの特性(エンタデュ保存則、ラグランジュ不変量)によって、光の偏向角度の範囲が拡大されるのと引き換えに光径(ビーム径)が小さくなり、所望の性能が得られ難くなる虞がある。この点、本実施形態によれば、レンズでの光の屈折によって光の偏向角度の範囲を拡大する構成では無いので、そのような不都合が生じ難い。
また、本実施形態では、角度拡大部4は、第一走査ミラー3で光が反射する度にY方向(第一の方向)と交差したX方向(第二の方向)からの視線で反射光の光路が変化するよう構成される。仮に、全ての傾斜角度αで第一走査ミラー3に入射する光および第一走査ミラー3で反射する光の全ての光路が同一平面上に位置されていると、各傾斜角度αで当該平面から第一走査ミラー3で所定回数反射した後の光を取り出すのが難しくなる。この点、本実施形態によれば、第一走査ミラー3で光が反射する度にX方向(第二の方向)からの視線で反射光の光路が変化することにより、第一走査ミラー3で所定回数反射する前の光路と、所定回数反射した後の光路とが、空間的に離れる。よって、本実施形態によれば、例えば、第一走査ミラー3で所定回数反射した後の光がより容易に取り出されやすい。
また、本実施形態では、角度拡大部4は、X方向(第二の方向)からの視線で第一走査ミラー3(第一のミラー)の略同一点で光が複数回反射するよう第一走査ミラー3での反射光を第一走査ミラー3に戻すとともに、X方向からの視線で第一走査ミラー3の法線方向と光の反射方向との角度が第一走査ミラー3で光が反射される度に大きくなるよう構成される。すなわち、本実施形態によれば、角度拡大部4は、X方向からの視線で第一走査ミラー3の略同一位置で光が複数回反射するよう構成される。よって、本実施形態によれば、例えば、X方向からの視線で第一走査ミラー3の異なる位置で光が複数回反射するよう構成された場合に比べて、第一走査ミラー3ひいては角度拡大部4がより小さく構成されやすい。よって、例えば、第一走査ミラー3がより高速で動きやすくなり、ひいては第一走査ミラー3の振動周波数がより高く設定されやすい。
また、本実施形態では、角度拡大部4は、X方向(第二の方向)からの視線では、第一走査ミラー3(第一のミラー)の法線方向の変化によらず、光路がほぼ一定であるよう構成される。よって、本実施形態によれば、例えば、第一走査ミラー3で所定回数反射した後の光がより容易に取り出されやすい。
また、本実施形態では、角度拡大部4は、X方向(第二の方向)からの視線で、少なくとも、第一走査ミラー3(第一のミラー)で所定回数反射される前に当該第一走査ミラー3に入射する光の光路Pi1と、当該第一走査ミラー3に入射した光の反射光Pr1の光路と、が外れるよう構成される。よって、本実施形態によれば、例えば、第一走査ミラー3の光路Pr1を通る光と光路Pi1の上流側に配置される光学部品との干渉が抑制されうる。
また、本実施形態では、第二走査ミラー5(光取出部)は、X方向(第二の方向)からの視線で、第一走査ミラー3(第一のミラー)で所定回数反射された後の光路Pr3上に配置されるとともに、第一走査ミラー3で所定回数反射される前の光路Pi1,Pr1,Pi2,Pr2,Pi3上からは外れて配置される。よって、本実施形態によれば、例えば、第一走査ミラー3で所定回数反射した後の光がより容易に取り出されやすい。
また、本実施形態では、角度拡大部4は、Z方向の反対方向(第三の方向)へ向かう光を第一走査ミラー3(第一のミラー)へ偏向するとともに第一走査ミラー3での反射光をZ方向へ偏向するレンズ41(第一の部分)と、Z方向へ向かう光をZ方向の反対方向へ偏向するレンズ42およびミラー43(第二の部分)と、を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、第一走査ミラー3からの反射光が第一走査ミラー3に入射する角度拡大部4が、比較的簡素に構成されうる。
また、本実施形態では、角度拡大部4は、X方向(第二の方向)からの視線でZ方向の反対方向(第三の方向)の直交方向と傾斜して配置されたミラー43(第二のミラー)を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、図3の光路の変化を生じる構成が、比較的簡素に構成されうる。
また、本実施形態では、ミラー43(第二のミラー)は、第一走査ミラー3とは別個に設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、第一走査ミラー3とミラー43とがそれぞれより容易にあるいはより精度よく調整されやすい。
<第2実施形態>
図9,10に示されるように、本実施形態のプロジェクタ1Aでは、角度拡大部4Aの構成が、第1実施形態とは相違している。角度拡大部4Aは、第一走査ミラー3や、ミラー44、ミラー45、ミラー43等を有する。本実施形態でも、第一走査ミラー3は、第一のミラーの一例であり、ミラー43は、第二のミラーの一例である。
ミラー44は、一方側(図9,10の下側)に向けて凹んだ反射面44aを有した凹面鏡であり、ミラー45は、他方側(図9,10の上側)に向けて凹んだ反射面45aを有した凹面鏡である。反射面44a,45aは、同一形状(合同)であり、Z方向に沿った回転中心(図示されず)回りの回転楕円面である。ミラー44の一方の焦点F11とミラー45の一方の焦点F21とが重なり、ミラー44の他方の焦点F12に第一走査ミラー3が配置され、ミラー45の他方の焦点F22にミラー43が配置されている。複数の焦点F11(F21),F12,F22は、Z方向に沿った一直線(図示されず)上に配置されている。第一走査ミラー3の可動部(図示されず)がY方向に沿う回転中心回りに揺動(振動)する場合、第一走査ミラー3の姿勢(角度)によって光路は異なるものの、図10に破線で示されるように、第一走査ミラー3で反射した光は、反射面44a,45aで反射してミラー43に入射し、当該ミラー43で反射した光は、反射面45a,44aで反射して第一走査ミラー3へ戻る。なお、反射面44aと反射面45aとの間で、光は、焦点F11(F21)またはその近傍を通る。また、本実施形態でも、第一走査ミラー3で光が反射する度に、第一走査ミラー3における光の入射角および反射角は、上記式(2),(3)および図5に示されるように変化する。そして、本実施形態でも、第一走査ミラー3で光が反射する度に、X方向からの視線(図示されず)で光路が変化するよう、ミラー43の角度が設定され、所定回数反射した後の光路上に第二走査ミラー5が配置されている。このように、角度拡大部4Aの構成が第1実施形態とは異なるものの、本実施形態でも、第1実施形態と同様の作用および効果が得られる。
<第3実施形態>
図11,12に示されるように、本実施形態のプロジェクタ1Bでは、角度拡大部4Bの構成が、第1実施形態および第2実施形態とは相違している。角度拡大部4Bは、第一走査ミラー3や、ミラー46、ミラー47、ミラー43等を有する。本実施形態でも、第一走査ミラー3は、第一のミラーの一例であり、ミラー43は、第二のミラーの一例である。
ミラー46は、一方側(図11,12の上側)に向けて凹んだ反射面46aを有した凹面鏡であり、ミラー47は、一方側(図11,12の上側)に向けて凹んだ反射面47aを有した凹面鏡である。反射面46a,47aは、同一形状(合同)であり、Z方向に沿った回転中心回りの回転放物面である。ミラー46の焦点F1とミラー47の焦点F2とは、Z方向に沿った一直線(図示されず)上に配置されている。第一走査ミラー3の可動部(図示されず)がY方向に沿う回転中心回りに揺動(振動)する場合、第一走査ミラー3の姿勢(角度)によって光路は異なるものの、図12に示されるように、第一走査ミラー3で反射した光は、反射面46a,47aで反射してミラー43に入射し、当該ミラー43で反射した光が、反射面47a,46aで反射して第一走査ミラー3へ戻る。なお、反射面46aと反射面47aとの間で、光は、Z方向に沿う。また、本実施形態でも、第一走査ミラー3で光が反射する度に、第一走査ミラー3における光の入射角および反射角は、上記式(2),(3)および図5に示されるように変化する。そして、本実施形態でも、第一走査ミラー3で光が反射する度に、X方向からの視線(図示されず)で光路が変化するよう、ミラー43の角度が設定され、所定回数反射した後の光路上に第二走査ミラー5が配置されている。このように、角度拡大部4Bの構成が第1実施形態および第2実施形態とは異なるものの、本実施形態でも、第1実施形態および第2実施形態と同様の作用および効果が得られる。
<第4実施形態>
図13に示されるように、本実施形態のプロジェクタ1Cでは、角度拡大部4Cの構成が、第1〜第3実施形態とは相違している。角度拡大部4Cは、第一走査ミラー3や、レンズ41、ミラー48等を有する。
第一走査ミラー3およびレンズ41は、第1実施形態と同じである。すなわち、第一走査ミラー3で反射した光は、レンズ41を通過することで、Z方向に沿った光に偏向される。ミラー48は、第1実施形態のレンズ42およびミラー43に替えて設けられている。ミラー48は、互いに直角に交差する三つの反射面48a,48b,48cを有している。なお、本実施形態では、反射面48a,48b,48cの交点48dは、光軸CからY方向にわずかにずれている。このような構成のミラー48は、Y方向からの視線(図13の視線)で、レンズ41からのZ方向の一方(図13の左側)から他方(図13の右側)へ向かう光を、レンズ41へのZ方向の他方から一方への光に偏向する。これにより、ミラー48は、第1実施形態のレンズ42およびミラー43と同様に機能する。ミラー48は、第二のミラーの一例であり、第二の部分の一例でもある。角度拡大部4Cの構成が第1実施形態〜第3実施形態とは異なるものの、本実施形態でも、第1実施形態〜第3実施形態と同様の作用および効果が得られる。
<第5実施形態>
図14に示される本実施形態のプロジェクタ1Dは、第1実施形態と同様の構成を有する。ただし、本実施形態の角度拡大部4Dでは、X方向からの視線で、第一走査ミラー3で光が反射する度に光路を変化させるミラー43の傾斜角度β(姿勢、図3参照)が変更可能に構成されている。ミラー43の傾斜角度βは、制御部6からの制御信号によって電気的に変更される。ミラー43の法線方向と光軸Cとの角度が小さいほど、ミラー43でのX方向からの視線での光路の角度変化が小さくなる。よって、第一走査ミラー3での反射光が第二走査ミラー5に到達するまでの反射回数が増大する。反射回数が増大するほど、角度拡大部4Dによる反射角θrの変化範囲が増大する。逆に、ミラー43の法線方向と光軸Cとの角度が大きいほど、ミラー43でのX方向からの視線での光路の角度変化が大きくなる。よって、第一走査ミラー3での反射光が第二走査ミラー5に到達するまでの反射回数が減少する。反射回数が減少するほど、角度拡大部4Dによる反射角度θrの変化範囲が減少する。例えば、上記式(2)、(3)、および図5から、反射回数n=3の場合は、反射回数n=2の場合に比べて、角度範囲が1.5倍となることがわかる。このように、本実施形態によれば、ミラー43(第二のミラー)の傾斜度を変更することにより、角度拡大部4Dによる角度の拡大率を変更することができる。なお、ミラー43は、その傾斜度を手動で変更できるように構成されてもよい。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、各実施形態の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質、色、透明度、屈折率、反射率等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、角度拡大部の、第一のミラーでの反射光を第一のミラーに戻す構成は、上記実施形態以外の光学系(光学部品)によっても構成されうる。また、光取出部の位置は、種々に設定されうる。また、例えば、第一のミラーを、X方向からの視線で第三の方向と傾斜して配置することで、第二のミラーとしても機能させることができる。
また、第二走査ミラーは、光取出部とは別に設けられうる。この場合、例えば、光取出部としては、固定され振動あるいは揺動しないミラーが設けられ、当該光取出部の後段に揺動(振動)する第二走査ミラーが設けられる。
また、光取出部と第二走査ミラーとの間に、レンズやミラー等の集光部(収束部)が設けられてもよい。この場合、第二走査ミラーのサイズがより小さくなりうる。また、第二走査ミラーの後段に、光の屈折によって光の偏向角度の範囲を広げるレンズ等が設けられてもよい。
また、図15に示される第1実施形態の変形例のように、例えば、X方向からの視線では、最初にレンズ41に入射される光の光路Pi1の出射位置が光軸Cと外れる(ずれる、重ならない)よう、構成されてもよい。この場合も、光路Pi1の上流側に配置される光学部品と少なくとも光路Pr1とが外れる(ずれる、重ならない)よう、ミラー3,43の角度等が設定される。
1,1A〜1D…プロジェクタ(光ビーム走査装置)、3…第一走査ミラー、4,4A〜4D…角度拡大部、5…第二走査ミラー(光取出部)、41…レンズ(第一の部分)、42…レンズ(第二の部分)、43…ミラー(第二のミラー、第二の部分)。

Claims (10)

  1. 反射面の法線方向が反復的に変化する第一のミラーと、
    第一の方向からの視線で前記第一のミラーの略同一点で光が複数回反射するよう前記第一のミラーでの反射光を前記第一のミラーに戻すとともに、前記第一の方向からの視線で前記反射面の法線方向と光の反射方向との角度が前記第一のミラーで光が反射する度に大きくなるよう構成された、角度拡大部と、
    を備え、
    前記第一のミラーで少なくとも3回反射された後に前記角度拡大部から光が出射する、光ビーム走査装置。
  2. 前記角度拡大部は、前記第一の方向と交差した第二の方向からの視線で前記第一のミラーの略同一点で前記法線方向に対する同じ側から到来した光が複数回反射するよう前記第一のミラーでの反射光を前記第一のミラーに戻すとともに、前記第二の方向からの視線で前記法線方向と光の反射方向との角度が前記第一のミラーで光が反射される度に大きくなるよう構成された、請求項1に記載の光ビーム走査装置。
  3. 反射面の法線方向が反復的に変化する第一のミラーと、
    第一の方向からの視線で前記第一のミラーの略同一点で光が複数回反射するよう前記第一のミラーでの反射光を前記第一のミラーに戻すとともに、前記第一の方向からの視線で前記反射面の法線方向と光の反射方向との角度が前記第一のミラーで光が反射する度に大きくなるよう構成された、角度拡大部と、
    を備え、
    前記第一のミラーで所定回数反射された後に前記角度拡大部から光が出射し、
    前記角度拡大部は、前記第一の方向と交差した第二の方向からの視線で前記第一のミラーの略同一点で前記法線方向に対する同じ側から到来した光が複数回反射するよう前記第一のミラーでの反射光を前記第一のミラーに戻すとともに、前記第二の方向からの視線で前記法線方向と光の反射方向との角度が前記第一のミラーで光が反射される度に大きくなるよう構成された、光ビーム走査装置。
  4. 前記角度拡大部は、前記第二の方向からの視線では、前記第一のミラーの法線方向の変化によらず、光路がほぼ一定であるよう構成された、請求項2または3に記載の光ビーム走査装置。
  5. 前記角度拡大部は、前記第二の方向からの視線で、少なくとも、前記第一のミラーで所定回数反射される前に当該第一のミラーに入射する光の光路と、当該第一のミラーに入射した光の反射光の光路と、が外れるよう構成された、請求項4に記載の光ビーム走査装置。
  6. 前記第二の方向からの視線で前記第一のミラーで所定回数反射された後の光路上に配置されるとともに、前記第二の方向からの視線で前記第一のミラーで所定回数反射される前の光路上からは外れて配置された、光取出部を備えた、請求項2〜5のうちいずれか一つに記載の光ビーム走査装置。
  7. 前記角度拡大部は、前記第一の方向および前記第二の方向と交差した第三の方向へ向かう光を前記第一のミラーへ偏向するとともに前記第一のミラーでの反射光を前記第三の方向とは反対方向へ偏向する第一の部分と、前記反対方向へ向かう光を前記第三の方向へ偏向する第二の部分と、を有した、請求項〜6のうちいずれか一つに記載の光ビーム走査装置。
  8. 反射面の法線方向が反復的に変化する第一のミラーと、
    第一の方向からの視線で前記第一のミラーの略同一点で光が複数回反射するよう前記第一のミラーでの反射光を前記第一のミラーに戻すとともに、前記第一の方向からの視線で反射面の法線方向と光の反射方向との角度が前記第一のミラーで光が反射する度に大きくなるよう構成された、角度拡大部と、
    を備え、
    前記第一のミラーで所定回数反射された後に前記角度拡大部から光が出射し、
    前記角度拡大部は、前記第一のミラーで光が反射する度に前記第一の方向と交差した第二の方向からの視線で前記反射光の光路が変化するよう構成され、
    前記角度拡大部は、前記第一の方向および前記第二の方向と交差した第三の方向へ向かう光を前記第一のミラーへ偏向するとともに前記第一のミラーでの反射光を前記第三の方向とは反対方向へ偏向する第一の部分と、前記反対方向へ向かう光を前記第三の方向へ偏向する第二の部分と、を有し、
    前記角度拡大部は、前記第二の方向からの視線で前記第三の方向との直交方向と傾斜して配置された第二のミラーを有した、光ビーム走査装置。
  9. 前記第二のミラーは、前記第一のミラーとは別個に設けられた、請求項8に記載の光ビーム走査装置。
  10. 前記第二のミラーは、前記第三の方向に対する傾斜度を変更可能に構成された、請求項8または9に記載の光ビーム走査装置。
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