JP2015184596A - 光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】所定の形状が得やすく、また、可動部の過度な変位を規制して破損を抑制することのできる光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを提供する。【解決手段】光スキャナー3は、可動部31と、可動部31を第1の軸J1まわりに揺動可能に支持する軸部321、322と、軸部321、322を支持する支持部33と、支持部33に設けられ、支持部33の一方の面に開口を有し、かつ、支持部33の側面に開放する開放部511を有する凹部51と、凹部51内に設けられ、一部が開放部511から突出し、突出した部位が支持部33と可動部31との間に位置している規制部材35と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイに関するものである。
例えば、特許文献1には、反射面を有するミラー部と、ミラー部を揺動可能に支持するトーションバーと、トーションバーを支持する支持部と、を有する光スキャナーが開示されている。また、特許文献1の光スキャナーは、ミラー部と支持部との間の空隙に設けられる衝撃緩和部を有し、この衝撃緩和部によって、ミラー部が支持部に衝突して破損することが回避されている。また、これら各部は、シリコン基板をエッチング技法を用いてパターニングすることで一体的に形成されている。
しかしなら、特許文献1の光スキャナーでは、ミラー部周囲のスペースにバラつきがある。すなわち、ミラー部と支持部との間のスペースに対して、ミラー部と衝撃緩和部との間のスペースが小さいし、また、衝撃緩和部の形状も他の部分に対して非常に細かい。そのため、シリコン基板をエッチングでパターニングすると、シリコン基板の各所でエッチング開口サイズの違いによる加工量のばらつきが生じ、光スキャナーを製造することが困難となる。
具体的に説明すると、衝撃緩和部を精度よく形成しようとすると、エッチング時間が長くなる。そうすると、ミラー部およびトーションバーが過度にエッチングされ、ミラー部が小さくなったり、トーションバーが細くなったりする。反対に、ミラー部およびトーションバーを精度よく形成しようとすると、エッチング時間が短くなる。そうすると、衝撃緩和部が形成される前にエッチングが終了してしまう場合がある。
特開2013−109359号公報
本発明の目的は、所定の形状が得やすく、また、可動部の過度な変位を規制して破損を抑制することのできる光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを提供することにある。
このような目的は、下記の発明により達成される。
本発明の光スキャナーは、光を反射する光反射部を備える可動部と、
前記可動部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する第1の軸部と、
前記第1の軸部を支持する支持部と、
前記支持部に設けられ、前記支持部の一方の面に開口部を有し、かつ、前記支持部の前記一方の面に接続される前記支持部の側面に側面開口部を有する凹部と、
前記凹部に設けられ、一部が前記側面開口部から突出し、当該突出した部位が前記支持部と前記可動部との間に位置している規制部材と、を有することを特徴とする。
これにより、可動部周囲のスペースのバラつきが抑えられるため、すなわち、他の部分に対して過度に細かい部位を形成する必要がない。そのため、所定の形状が得やすく、また、可動部の過度な変位を規制して破損を抑制することのできる光スキャナーが得られる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材は、前記光スキャナーに衝撃が加わった際に、前記可動部と接触することで前記可動部の変位を規制することが好ましい。
これにより、可動部の過度な変位を規制でき、光スキャナーの破損を低減することができる。
本発明の光スキャナーは、光を反射する光反射部を備える可動部と、
前記可動部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する第1の軸部と、
前記第1の軸部を支持する支持部と、
前記支持部に設けられ、前記支持部の一方の面に開口部を有し、かつ、前記支持部の前記一方の面に接続される前記支持部の側面に側面開口部を有する凹部と、
前記凹部に設けられ、一部が前記側面開口部から突出し、当該突出した部位が前記支持部と前記第1の軸部との間に位置している規制部材と、を有することを特徴とする。
これにより、可動部周囲のスペースのバラつきが抑えられるため、すなわち、他の部分に対して過度に細かい部位を形成する必要がない。そのため、所定の形状が得やすく、また、可動部の過度な変位を規制して破損を抑制することのできる光スキャナーが得られる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材は、前記光スキャナーに衝撃が加わった際に、前記第1の軸部と接触することで前記第1の軸部の変位を規制することが好ましい。
これにより、第1の軸部の過度な変位・変形を規制でき、光スキャナーの破損を低減することができる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材と前記軸部とを接続する接続部を有し、
前記接続部のヤング率は、前記第1の軸部のヤング率の1/50以下であることが好ましい。
これにより、規制部材と接続部との相乗効果によって、第1の軸部の過度な変位・変形をより効果的に規制することができる。また、接続部が十分に柔らかくなり、実質的に振動特性に影響を与えなくすることができる。
本発明の光スキャナーでは、前記接続部は、シリコーン樹脂で構成されていることが好ましい。
これにより、接続部の構成が簡単となる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材のヤング率は、前記可動部または前記第1の軸部のヤング率の1/50以下であることが好ましい。
これにより、可動部や軸部が規制部にぶつかったときの衝撃を緩和することができるので、より破損し難い光スキャナーとなる。また、可動部や軸部が規制部にぶつかって生じる不要振動も低減することができる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材は、金属ろう材で構成されていることが好ましい。
これにより、規制部材の構成が簡単となる。また、規制部材の形状精度が高くなり、例えば、可動部や軸部と規制部材との離間距離を高精度に制御することができる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材は、樹脂で構成されていることが好ましい。
これにより、規制部材の構成が簡単となる。また、規制部材を十分に柔らかくすることができる。
本発明の光スキャナーでは、前記規制部材は、コア部と、前記コア部を覆う樹脂層とを有していることが好ましい。
これにより、規制部材の構成が簡単となる。
本発明の光スキャナーでは、前記凹部は、平面視で前記側面開口部の箇所で欠損した円形をなしていることが好ましい。
これにより、凹部の形状が簡単となり、形成し易くなる。
本発明の光スキャナーでは、可動部は、第1の可動部と、前記第1の可動部を囲むように設けられている枠状の第2の可動部と、前記第1の可動部と前記第2の可動部とを接続し、前記第1の可動部を前記第2の可動部に対して前記第1の軸に交差する第2の軸まわりに揺動可能に支持する第2の軸部と、を有することが好ましい。
これにより、第1、第2の軸の2軸まわりに可動部を揺動させることができる。
本発明の光スキャナーでは、前記第1の可動部は、
前記第2の軸部に揺動可能に支持される基部と、
基部に固定され、かつ、前記一方の面側に位置し、平面視で前記基部を覆うように配置されている保持部と、を有し、
前記保持部に前記光反射部が設けられていることが好ましい。
これにより、光反射部を大きくすることができる。
本発明の光スキャナーでは、前記保持部は、平面視で、前記規制部材と重なり、
前記規制部材は、前記開口部から前記保持部側へ突出していることが好ましい。
これにより、可動部の、その板厚方向での過度な変位が規制されるため、より破損し難い光スキャナーとなる。
本発明の画像表示装置は、本発明の光スキャナーを有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高い画像表示装置が得られる。
本発明のヘッドマウントディスプレイは、本発明の光スキャナーと、
前記光スキャナーを搭載し、観察者の頭部に装着されるフレームと、を有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高いヘッドマウントディスプレイが得られる。
本発明の画像表示装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1に示す画像表示装置が備える光スキャナーの上面図である。 図2に示す光スキャナーの下面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図4に示すコイルに印加する電圧を示す図である。 規制部材の機能を説明する平面図である。 規制部材の機能を説明する平面図である。 可動部用規制部材を示す平面図および断面図である。 軸部用規制部材を示す平面図および断面図である。 可動部用規制部材の形成方法を説明する断面図である。 本発明の画像表示装置の第2実施形態が有する光スキャナーの平面図である。 図11中のD−D線断面図である。 本発明の画像表示装置の第3実施形態が有する光スキャナーの断面図である。 本発明の画像表示装置の第4実施形態が有する光スキャナーの平面図である。 本発明の画像表示装置の第5実施形態を示す構成図である。 図15に示す画像表示装置が有する光スキャナーの上面図である。 図16中のE−E線断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる画像表示装置が備える光スキャナーの上面図である。 図18中のF−F線断面図である。 図18中のG−G線断面図である。 図18中のH−H線断面図である。 本発明の画像表示装置を応用したヘッドアップディスプレイを示す斜視図である。 本発明のヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
以下、本発明の光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
1.画像表示装置
まず、本発明の画像表示装置について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の画像表示装置の第1実施形態を示す構成図である。図2は、図1に示す画像表示装置が備える光スキャナーの上面図である。図3は、図2に示す光スキャナーの下面図である。図4は、図2中のA−A線断面図である。図5は、図4に示すコイルに印加する電圧を示す図である。図6および図7は、規制部材の機能を説明する平面図である。図8は、可動部用規制部材を示す平面図および断面図である。図9は、軸部用規制部材を示す平面図および断面図である。図10は、可動部用規制部材の形成方法を説明する断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、+Z軸側を「上」とも言い、−Z軸側を「下」とも言う。
図1に示すように、画像表示装置1は、スクリーン、壁面などの対象物10に描画用レーザー光LLを二次元的に走査することにより画像を表示する装置である。画像表示装置1は、描画用レーザー光LLを出射する描画用光源ユニット2と、描画用レーザー光LLを走査する2つの光スキャナー3と、を有している。このような画像表示装置1では、2つの光スキャナー3が、描画用レーザー光LLの走査方向(または、後述する第1の軸J1)が直交するように配置されている。そして、例えば、一方の光スキャナー3が描画用レーザー光LLを水平方向に走査し、他方の光スキャナー3が描画用レーザー光LLを垂直方向に走査することにより、対象物10に二次元画像を表示できるようになっている。なお、以下では、描画用レーザー光LLを水平方向に走査する光スキャナー3を「水平走査用光スキャナー3’」とも言い、描画用レーザー光LLを垂直方向に走査する光スキャナー3を「垂直走査用光スキャナー3”」とも言う。
≪描画用光源ユニット≫
図1に示すように、描画用光源ユニット2は、赤色、緑色、青色、各色のレーザー光源(光源部)21R、21G、21Bと、レーザー光源21R、21G、21Bに対応して設けられたコリメーターレンズ22R、22G、22Bおよびダイクロイックミラー23R、23G、23Bと、を備えている。
レーザー光源21R、21G、21Bは、それぞれ、図示しない光源と駆動回路とを有している。そして、レーザー光源21Rは、赤色のレーザー光RRを射出し、レーザー光源21Gは、緑色のレーザー光GGを出射し、レーザー光源21Bは、青色のレーザー光BBを出射する。レーザー光RR、GG、BBは、それぞれ、図示しない制御部から送信される駆動信号に対応して出射され、コリメーターレンズ22R、22G、22Bによって平行光または略平行光にされる。レーザー光源21R、21G、21Bとしては、例えば、端面発光半導体レーザー、面発光半導体レーザーなどの半導体レーザーを用いることができる。半導体レーザーを用いることにより、レーザー光源21R、21G、21Bの小型化を図ることができる。
このようなレーザー光源21R、21G、21Bの配置に倣って、ダイクロイックミラー23R、23G、23Bが配置されている。ダイクロイックミラー23Rは、レーザー光RRを反射する特性を有している。ダイクロイックミラー23Gは、レーザー光GGを反射するとともに、レーザー光RRを透過する特性を有している。ダイクロイックミラー23Bは、レーザー光BBを反射するとともに、レーザー光RR、GGを透過する特性を有している。これらダイクロイックミラー23R、23G、23Bによって、各色のレーザー光RR、GG、BBが合成されて描画用レーザー光LLとなる。
≪光スキャナー≫
図2ないし図4に示す光スキャナー3は、光反射部Mを有する可動部31、1対の軸部(第1の軸部)321、322、および、支持部33を有する構造体30と、可動部31を揺動させるための駆動手段34と、可動部31の過度な変位や軸部321、322の過度な変形を規制(制限)する規制部材35と、を有している。
以下では、説明の便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、Z軸方向が可動部31(構造体30)の板厚方向と一致し、X軸方向が第1の軸J1と一致するものとする。また、Z軸方向から見た平面視を単に「平面視」とも言う。
可動部31は、板状をなしており、その上面には光反射性を有する光反射部Mが設けられている。光反射部Mは、例えば、アルミニウム等の金属膜によって構成することができる。図1に示すように、このような可動部31に描画用レーザー光LLが入射し、入射した描画用レーザー光LLは、光反射部Mで反射され、光反射部M(可動部31)の姿勢に応じた方向へ走査される。
軸部321、322は、可動部31を介して互いに対向して配置されている。また、軸部321、322は、それぞれ、第1の軸J1に沿って延在し、その一端部が可動部31に接続されており、他端部が支持部33に接続されている。これら軸部321、322は、それぞれ、可動部31を第1の軸J1まわりに揺動可能に支持し、可動部31の第1の軸J1まわりの揺動に伴って捩れ変形する。なお、軸部321、322の形状は、それぞれ、前述した形状に限定されず、例えば、途中の少なくとも1箇所に屈曲または湾曲した部分や分岐した部分を有していてもよい。また、軸部321、322は、それぞれ、2本の軸部に分割されていてもよい。
支持部33は、枠状をなし、平面視で、可動部31を囲むように配置されている。また、図4に示すように、支持部33は、可動部31および軸部321、322よりも厚くなっている。これにより、支持部33の剛性を高めることができ、可動部31および軸部321、322をより安定して支持することができる。ただし、支持部33の構成としては、これに限定されず、例えば、支持部33が2つに分割されており、これら2つの支持部33が可動部31を介してX軸方向に対向配置されていてもよい。なお、以下では、説明の便宜上、支持部33と可動部31および軸部321、322との間に形成された開口を「空隙S」とも言う。
このような構造体30は、例えば、SOI基板[第1のSi層(デバイス層)301と、SiO層(ボックス層)302と、第2のSi層(ハンドル層)303とがこの順に積層した基板]をウエットエッチング、反応性イオンエッチング(RIE)等の各種エッチング技法を用いてエッチングすることで一体的に形成されている。具体的には、構造体30のうち、可動部31と、軸部321、322とは、SOI基板の第1のSi層301で構成されている。また、支持部33は、第1のSi層301、SiO層302および第2のSi層303からなる積層体で構成されている。このように、構造体30をSOI基板で形成することで、光スキャナー3の振動特性を優れたものとすることができる。また、SOI基板は、エッチングにより微細な加工が可能であるため、SOI基板を用いて構造体30を形成することにより、これらの寸法精度を優れたものとすることができ、また、光スキャナー3の小型化を図ることができる。
また、図4に示すように、駆動手段34は、可動部31の下面に設けられている永久磁石341と、永久磁石341に対向配置されているコイル342と、を有している。永久磁石341は、図3に示すように、平面視にて、第1の軸J1の一方側(+Y軸側)にS極が位置し、他方側(−Y軸側)にN極が位置するように配置されている。永久磁石341としては、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石等を好適に用いることができる。
このような駆動手段34では、コイル342に交番電圧を印加することにより、可動部31を第1の軸J1まわりに揺動させることができる。具体的には、コイル342に交番電圧を印加すると、コイル342の周囲に、永久磁石341のN極をコイル342に引き付けるとともに、S極をコイル342から離間させる第1の磁界と、反対に、永久磁石341のN極をコイル342から離間させるとともに、S極をコイル342に引き付ける第2の磁界とが交互に切り換わる。このように、第1、第2の磁界が交互に切り換わることで、軸部321、322を捩れ変形させつつ、可動部31を第1の軸J1まわりに揺動させることができる。
ここで、2つの光スキャナー3のうちの水平走査用光スキャナー3’については、可動部31と軸部321、322とからなる振動系のねじり共振周波数と等しい周波数の交番電圧をコイル342に印加し、可動部31を共振駆動させることが好ましい。これにより、可動部31の第1の軸J1まわりの揺動角を大きくすることができる。このような交番電圧の周波数としては、特に限定されないが、例えば、10〜40kHz程度であるのが好ましい。また、交番電圧の波形としては、特に限定されないが、図5(a)に示すような正弦波のような波形であることが好ましい。
一方、垂直走査用光スキャナー3”については、可動部31と軸部321、322とからなる振動系のねじり共振周波数と異なる周波数の交番電圧をコイル342に印加し、可動部31を非共振駆動させることが好ましい。このような交番電圧の周波数としては、特に限定されないが、例えば、30〜120Hz程度(60Hz程度)であるのが好ましい。また、交番電圧の波形としては、特に限定されないが、図5(b)に示すような鋸波のような波形であることが好ましい。
規制部材35は、落下等によって光スキャナー3に衝撃(XY平面内方向の加速度)が加わったときの支持部33に対する可動部31の過度な変位に伴う軸部321、322の過度な変形を抑制するために設けられている。このような規制部材35を設けることで、軸部321、322の破損(損傷、断裂)を抑制することができる。そのため、光スキャナー3の機械的強度(耐衝撃性)が高まる。
このような規制部材35は、図2に示すように、可動部31の過度な変位を規制する可動部用規制部材36と、軸部321、322の過度な変形を規制する軸部用規制部材37と、を有している。可動部用規制部材36は、支持部33の内側面から可動部31に向けて突出しており、突出した部分が、支持部33と可動部31との間(空隙S)に位置している。そのため、可動部用規制部材36と可動部31との離間距離D1が、他の部分(可動部用規制部材36が設けられていない部分)よりも短くなっている。一方、軸部用規制部材37は、支持部33の内側面から軸部321、322に向けて突出しており、突出した部分が、支持部33と軸部321、322との間(空隙S内)に位置している。そのため、軸部用規制部材37と軸部321、322との離間距離D2が、他の部分(軸部用規制部材37が設けられていない部分)よりも短くなっている。
なお、離間距離D1、D2としては、特に限定されず、光スキャナー3のサイズによっても異なるが、例えば、5μm以上、30μm以下程度であることが好ましい。
また、可動部用規制部材36は、可動部31の周囲に複数(本実施形態では8個)設けられている。具体的には、規制部材35は、図2に示すように、可動部31の+Y軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36A、36Bと、可動部31の−Y軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36C、36Dと、可動部31の+X軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36E、36Fと、可動部31の−X軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36G、36Hと、を有している。また、可動部用規制部材36A、36Bや可動部用規制部材36C、36Dは、可動部31の重心と交わるY軸に対して互いに反対側に設けられており、可動部用規制部材36E、36Fや可動部用規制部材36G、36Hは、第1の軸J1に対して互いに反対側に設けられている。ただし、可動部用規制部材36の配置や数は、上記のものに限定されない。
同様に、軸部用規制部材37も、軸部321、322の周囲に複数(本実施形態では4個)設けられている。具体的には、規制部材35は、軸部321を介してY軸方向に対向配置された1対の軸部用規制部材37A、37Bと、軸部322を介してY軸方向に対向配置された1対の軸部用規制部材37C、37Dと、を有している。ただし、軸部用規制部材37の配置や数は、上記のものに限定されない。
このような規制部材35(可動部用規制部材36および軸部用規制部材37)によれば、例えば、−Y軸方向に過度な加速度が加わった場合には、図6に示すように、可動部31が+Y軸方向に変位し、可動部用規制部材36A、36Bにぶつかる。これにより、可動部31のそれ以上の変位が規制される。また、軸部321、322が+Y軸方向に屈曲変形し、軸部用規制部材37A、37Cにぶつかる。これにより、軸部321、322のそれ以上の変形が規制される。このようにして、可動部31の過度な変位が規制されるとともに、軸部321、322の過度な変形が抑制される。これと同様に、例えば、−X軸方向に過度な速度が加わった場合には、図7に示すように、可動部31が+X軸方向に変位し、可動部用規制部材36E、36Fにぶつかる。これにより、可動部31のそれ以上の変位が規制され、それに伴って軸部321、322の過度な変形(伸縮、圧縮)が抑制される。このようにして、軸部321、322の破損が抑制されることから、機械的強度(耐衝撃性)の高い光スキャナー3が得られる。
以上、規制部材35について簡単に説明した。次に、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37の具体的な構成を詳細に説明する。なお、可動部用規制部材36A〜38Hおよび軸部用規制部材37A〜37Dは、配設位置が異なる以外は、互いに同様の構成となっている。
図8に示すように、支持部33は、その上面に開放する凹部51を有し、この凹部51は、支持部33の上面に接続する内側面であって可動部31の周囲に沿って延在する内側面331に開放する開放部(側面開口部)511を有している。言い換えれば、凹部51は、支持部33の上面に開口部を有し、支持部33の上面に接続する内側面331に開口部(側面開口部)を有している。可動部用規制部材36は、この凹部51内に設けられているとともに、その一部が開放部511から空隙Sにはみ出すようにして突出し、この突出した部分である突出部361が内側面331と可動部31との間に位置している。これにより、前述したように、可動部用規制部材36と可動部31との離間距離D1を他の部分よりも短くすることができる。なお、凹部51は、SOI基板の第1のSi層301に形成されているため、可動部用規制部材36の高さ(Z軸方向の位置)を可動部31の高さと一致させることができる。すなわち、突出部361を可動部31の側面に対向させることができる。
同様に、図9に示すように、支持部33は、その上面に開放する凹部52を有し、この凹部52は、支持部33の上面に接続する内側面であって軸部321、322に沿って延在する内側面332に開放する開放部(側面開口部)521を有している。言い換えれば、凹部52は、支持部33の上面に開口部を有し、支持部33の上面に接続する内側面332に開口部(側面開口部)を有している。
軸部用規制部材37は、この凹部52内に設けられているとともに、その一部が開放部521から空隙Sにはみ出すようにして突出し、この突出した部分である突出部371が内側面332と軸部321、322との間に位置している。これにより、前述したように、軸部用規制部材37と軸部321、322との離間距離D2を他の部分よりも短くすることができる。なお、凹部52も、SOI基板の第1のSi層301に形成されているため、軸部用規制部材37の高さ(Z軸方向の位置)を軸部321、322の高さと一致させることができる。すなわち、突出部371を軸部321、322の側面と対向させることができる。
このように、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を構造体30と別体として構造体30に設けることで、次のような効果が発揮される。第1の効果として、エッチング技法によって、構造体30のパターニングを高精度で行うことができる。すなわち、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を有していない構造体30では、空隙Sの各箇所で幅(可動部31や軸部321、322と支持部33との離間距離)の差を小さく抑えることができるので、前記各箇所での加工時間(エッチングに必要な時間)の差が小さくなる。そのため、構造体30の各部の寸法精度をより高めることができる。さらに、第2の効果として、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を別体とする分、構造体30の小型化を図ることができる。
このような可動部用規制部材36としては、その機能を果たすことができる限り柔らかいのが好ましく、具体的には、ヤング率が可動部31のヤング率の1/50以下でることが好ましく、1/100以下であることがより好ましい。同様に、軸部用規制部材37としては、その機能を果たすことができる限り柔らかいのが好ましく、具体的には、ヤング率が軸部321、322のヤング率の1/50以下でることが好ましく、1/100以下であることがより好ましい。このように、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を柔らかくすることで、可動部31および軸部321、322が可動部用規制部材36および軸部用規制部材37にぶつかった際の衝撃を緩和することができ、可動部31および軸部321、322の破損を効果的に抑制することができる。また、ぶつかった際の衝撃を緩和することで、ぶつかったことにより発生する振動系の不要振動を抑制することができる。
また、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37の材料としては、特に限定されないが、金ろう、銀ろう、銅ろう、半田(特に鉛フリー半田)等の金属ろう材を用いることが好ましい。これらの中でも作業性の良さから半田を用いることがより好ましい。半田としては、特に限定されず、例えば、Au−Sn系、Sn−Cu系、Sn−Ag系等の公知の半田を用いることができる。このように、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を金属ろう材で構成することで、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37の寸法精度を高精度に制御することができる。そのため、可動部31や軸部321、322との離間距離D1、D2を高精度に制御でき、上述した効果をより確実に発揮することができる。
可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を金属ろう材で構成する場合には、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37は、次のようにして形成することができる。なお、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37は、互いに同様にして形成することができるため、以下では、可動部用規制部材36の形成方法について代表して説明し、軸部用規制部材37の形成方法については、その説明を省略する。
まず、図10(a)に示すように、半田ボール360を凹部51に配置する。本実施形態では、半田ボール360の転がりを防止するために、予め凹部51の底面にフラックスFを塗布してあり、このフラックスFの粘度を利用して半田ボール360を仮止めしている。また、フラックスFを塗布することで、半田ボール360の濡れ性が高まり、所望の形状の可動部用規制部材36を得易くなる。なお、図10(a)では、比較的大きな1つの半田ボール360を凹部51に配置しているが、半田ボール360の大きさや数は、これに限定されず、例えば、比較的小さい複数の半田ボール360を凹部51に配置してもよい。次に、この半田ボール360をリフロー(溶融)する。すると、図10(b)に示すように、溶融した半田ボール360が凹部51内に濡れ広がるとともに、その一部が開放部511から空隙S内に突出する。これにより、突出部361を有する可動部用規制部材36が形成される。このような方法によれば、溶融した半田の表面張力を利用して突出部361の突出量や形状を高精度に制御することができるため、高い寸法精度で可動部用規制部材36を形成することができる。また、表面張力を利用することで、自然に突出部361が略球状に丸み付けされるので、可動部31に与えるダメージを低減することができる。
特に、本実施形態では、図8に示すように、凹部51の平面視形状が開放部(側面開口部)511の箇所で欠損した略円形をなしているため、凹部51内で半田をより均一に濡れ広がらせることができる。そのため、突出部361の寸法精度をより高めることができる。また、本実施形態では、凹部51の外縁に沿う円弧の中心角θが180°以上となっており、凹部51の最大幅W1よりも開放部511の幅W2の方が小さくなっている。このように、凹部51内に開放部511よりも幅広な部分が存在することで、開放部511が若干閉じたようになり、溶融した半田の開放部511からの過度なはみ出しを効果的に防止することができる。そのため、突出部361の寸法精度をさらに高めることができる。また、半田ボール360を凹部51内に配置し易くなる。なお、凹部51の平面視形状としては、これに限定されず、例えば、開放部511の箇所で欠損した略三角形、略四角形等であってもよい。なお、ここでは凹部51について説明したが、凹部52についても同様である。
なお、上述したように、本実施形態の光スキャナー3では、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を、金属ろう材で構成しているが、この他、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン等の樹脂材料で構成してもよい。これにより、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37をより柔らかくすることができる。そのため、可動部31および軸部321、322が可動部用規制部材36および軸部用規制部材37にぶつかった際の衝撃をより効果的に緩和することができ、可動部31および軸部321、322の破損をより効果的に抑制することができる。また、ぶつかった際の衝撃を緩和することで、ぶつかったことにより発生する振動系の不要振動をより効果的に抑制することができる。
なお、可動部用規制部材36および軸部用規制部材37を樹脂材料で構成する場合、例えば、個体の樹脂材料を若干圧縮させた状態で凹部51、52に嵌め込み、その一部を開放部511、521から突出させることで簡単に形成することができる。この場合には、前述したように開放部511、521が若干閉じていることで、凹部51、52内に樹脂材料を確実に留めておくことができ、凹部51、52からの樹脂材料の離脱を効果的に防止することができる。また、樹脂材料をリフローすることでも形成することができる。この方法は、材料を半田から樹脂に替えた以外は、上述した方法と同様であるため、その説明を省略する。
<第2実施形態>
次に、本発明の画像表示装置の第2実施形態について説明する。
図11は、本発明の画像表示装置の第2実施形態が有する光スキャナーの平面図である。図12は、図11中のD−D線断面図である。
以下、第2実施形態の画像表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態の画像表示装置は、光スキャナーの構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
≪光スキャナー≫
図11および図12に示すように、本実施形態の光スキャナー3は、軸部用規制部材37A、37Bと軸部321とを接続する接続部381と、軸部用規制部材37C、37Dと軸部322とを接続する接続部382と、をさらに有している。接続部381は、軸部用規制部材37A、37Bに跨って配置され、その中央部で軸部321を保持している。同様に、接続部382は、軸部用規制部材37C、37Dに跨って配置され、その中央部で軸部322を保持している。このような接続部381、382によって、軸部321、322のZ軸方向の変位が規制されるため、XY面内方向の衝撃のみならず、Z軸方向の衝撃に対しても耐衝撃性を高めることができる。
なお、接続部381、382は、軸部321、322の捩り変形を実質的に阻害しない程に柔らかく形成されている。具体的には、接続部381、382のヤング率は、軸部321、322のヤング率の1/50以下でることが好ましく、1/100以下であることがより好ましい。これにより、光スキャナー3の振動特性の変化を小さく(好ましくはほぼゼロ)に留めることができる。そのため、振動特性を維持しつつ、Z軸方向の衝撃にも強い光スキャナー3となる。
このような接続部381、382の構成材料としては、特に限定されず、各種樹脂材料を用いることができる。また、樹脂材料の中でも、シリコーン樹脂を用いることが好ましく、さらには、シリコーン樹脂としてPDMS(ジメチルポリシロキサン)を用いることが好ましい。これにより、十分に柔らかい接続部381、382を簡単に形成することができる。
なお、本実施形態では、接続部381が軸部用規制部材37A、37Bと軸部321とを接続しているが、少なくとも軸部用規制部材37A、37Bの一方と軸部321とを接続していればよい。接続部382についても同様である。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の画像表示装置の第3実施形態について説明する。
図13は、本発明の画像表示装置の第3実施形態が有する光スキャナーの断面図である。
以下、第3実施形態の画像表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態の画像表示装置は、光スキャナーが有する規制部材の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図13(a)、(b)に示すように、本実施形態の光スキャナー3では、可動部用規制部材36は、コア部362と、コア部362を覆う樹脂層363と、で構成され、軸部用規制部材37は、コア部372と、コア部372を覆う樹脂層373と、で構成されている。コア部362、372は、樹脂層363、373よりも硬い(すなわち、ヤング率が高い)ことが好ましい。このようなコア部362、372としては、特に限定されないが、例えば、各種金属材料、特に、前述した第1実施形態で述べたような金属ろう材を用いることができる。これにより、前述したようなリフローによって高い寸法精度でコア部362、372を形成することができる。一方、樹脂層363、373としては、特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン等の樹脂材料を用いることができる。これにより、十分に柔らかい樹脂層363、373が得られる。なお、樹脂層363、373は、例えば、リフローによって得られたコア部362、372の表面に樹脂を皮膜することで形成することができる。
このように、可動部用規制部材36、軸部用規制部材37を、コア部362、372と、樹脂層363、373と、の複合材料で構成することにより、寸法精度が良くかつ柔らかい可動部用規制部材36、軸部用規制部材37を得ることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の画像表示装置の第4実施形態について説明する。
図14は、本発明の画像表示装置の第4実施形態が有する光スキャナーの平面図である。
以下、第4実施形態の画像表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態の画像表示装置は、光スキャナーが有する規制部材の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図14に示すように、本実施形態の光スキャナー3では、軸部用規制部材37が省略されている。そして、可動部用規制部材36A、36B、36C、36Dは、それぞれ、可動部31の4つの角部と対向して配置されている。これら可動部用規制部材36A〜36Dの突出部361は、それぞれ、可動部31が支持部33に対してX軸方向およびY軸方向のいずれの方向に変位しても、可動部31とぶつかるように配置されている。
また、可動部用規制部材36E、36F、36G、37Hは、それぞれ、内側面331と内側面332との境界部に位置している。これら可動部用規制部材36E〜36Hの突出部361は、それぞれ、支持部33と可動部31との間に位置するとともに、支持部33と軸部321、322との間にも位置している。そのため、可動部用規制部材36E〜36Hは、それぞれ、軸部用規制部材を兼ねていると言える。このように、可動部用規制部材36E〜36Hが軸部用規制部材を兼ねることで、例えば、前述した第1実施形態と比較して規制部材35の数を減らすことができる。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の画像表示装置の第5実施形態について説明する。
図15は、本発明の画像表示装置の第5実施形態を示す構成図である。図16は、図15に示す画像表示装置が有する光スキャナーの上面図である。図17は、図16中のE−E線断面図である。
以下、第5実施形態の画像表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第5実施形態の画像表示装置は、光スキャナーの数および構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図15に示すように、本実施形態の画像表示装置1は、描画用レーザー光LLを出射する描画用光源ユニット2と、描画用レーザー光LLを走査する光スキャナー3と、光スキャナー3で走査した描画用レーザー光LLを反射させるミラー11と、を有している。なお、ミラー11は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
≪描画用光源ユニット≫
描画用光源ユニット2は、前述した第1実施形態と同様の構成であるため、その説明を省略する。
≪光スキャナー≫
光スキャナー3は、描画用光源ユニット2から出射された描画用レーザー光LLを二次元走査する機能を有している。
図16に示すように、光スキャナー3は、光反射部Mを有する可動部31、支持部33および軸部321、322を有する構造体30と、可動部31を揺動させるための駆動手段34と、可動部31の過度な変位や軸部321、322の過度な変形を規制する規制部材35と、を有している。
また、可動部31は、上面に光反射部Mが設けられた第1の可動部311と、第1の可動部311を囲むように配置された枠状の第2の可動部312と、第1の可動部311と第2の可動部312とを接続し、第1の可動部311を第1の軸J1と直交する第2の軸J2まわりに揺動可能に支持する1対の軸部(第2の軸部)313、314と、を有している。1対の軸部313、314は、第1の可動部311を介して互いに対向するように配置されており、また、第2の軸J2に沿った方向に延在している。
また、可動部用規制部材36は、第2の可動部312の周囲に複数設けられている。具体的には、第2の可動部312の+Y軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36A、36Bと、第2の可動部312の−Y軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36C、36Dと、第2の可動部312の+X軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36E、36Fと、第2の可動部312の−X軸側の外側面に対向して配置されている1対の可動部用規制部材36G、36Hと、が設けられている。また、可動部用規制部材36A、36Bや可動部用規制部材36C、36Dは、それぞれ、第2の軸J2に対して互いに反対側に設けられており、可動部用規制部材36E、36Fや可動部用規制部材36G、36Hは、それぞれ、第1の軸J1に対して互いに反対側に設けられている。ただし、可動部用規制部材36の配置や数は、上記のものに限定されない。
同様に、軸部用規制部材37も、軸部321、322の周囲に複数設けられている。具体的には、軸部321を介してY軸方向に対向配置された1対の軸部用規制部材37A、37Bと、軸部322を介してY軸方向に対向配置された1対の軸部用規制部材37C、37Dと、が設けられている。ただし、軸部用規制部材37の配置や数は、上記のものに限定されない。
また、図17に示すように、第2の可動部312の下面にはリブ312aが設けられており、このリブ312aの下面に永久磁石341が配置されている。リブ312aは、第2の可動部312の機械的強度を補強する補強部としての機能と、第1の可動部311と永久磁石との間に、これらの接触を防止するためのスペースを確保するギャップ材としての機能と、を有している。永久磁石341は、一端側がS極で他端側がN極となっている棒状をなし、平面視にて、第1、第2の軸J1、J2の両軸に対して傾斜するように配置されている。
このような構成の光スキャナー3では、第1の可動部311、軸部313、314、第2の可動部312、軸部321、322および永久磁石341によって、第1の可動部311を第1の軸J1まわりに揺動させる第1の振動系を構成する。また、第1の可動部311および軸部313、314によって、第1の可動部311を第2の軸J2まわりに揺動する第2の振動系を構成する。
そして、第1の可動部311を第2の可動部312に対して第2の軸J2まわりに揺動させるとともに、第2の可動部312を支持部33に対して第1の軸J1まわりに揺動させることで、第1の可動部311を第1、第2の軸J1、J2の2軸まわりに揺動させることができる。なお、本実施形態では、第1の可動部311の第1の軸J1まわりの揺動で描画用レーザー光LLの垂直走査(副走査)が行われ、第1の可動部311の第2の軸J2まわりの揺動で描画用レーザー光LLの水平走査(主走査)が行われるように光スキャナー3が配置されている。
永久磁石341の下側には、コイル342が設けられており、このコイル342に、第1の振動系を揺動させるための第1の交番電圧と、第2の揺動系を揺動させるための第2の交番電圧とを重畳させた重畳電圧を印加することで、第1の可動部311を第1、第2の軸J1、J2の2軸まわりに揺動させることができる。第1の交番電圧としては、特に限定されず、例えば、前述した第1実施形態の垂直走査用光スキャナー3”に印加する交番電圧と同様のものとすることができ、また、第2の交番電圧としては、特に限定されず、例えば、前述した第1実施形態の水平走査用光スキャナー3’に印加する交番電圧と同様のものとすることができる。この場合、第1の振動系を非共振駆動とし、第2の振動系を共振駆動とすることが好ましい。
以上、本実施形態の光スキャナー3について詳細に説明した。本実施形態のようなジンバル型をなす二次元走査型の光スキャナー3によれば、1つの装置で描画用レーザー光LLを二次元走査することができるため、例えば、前述した第1実施形態のような一次元走査型の光スキャナーを2つ組み合わせて描画用レーザー光LLを二次元走査させる構成と比較して、装置の小型化を図ることができるとともに、アライメントの調整も容易となる。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、例えば、第2の可動部312にも支持部33と同様にして規制部材35を設けてもよい。この場合、規制部材35を、その一部が第2の可動部312の内側面から突出するように設け、この突出した部分を第2の可動部312と軸部313、314との間に位置させればよい。これにより、第2の可動部312に対する第1の可動部311の過度な変位が抑制され、軸部313、314の破損を効果的に抑制することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の画像表示装置の第6実施形態について説明する。
図18は、本発明の第6実施形態にかかる画像表示装置が備える光スキャナーの上面図である。図19は、図18中のF−F線断面図である。図20は、図18中のG−G線断面図である。図21は、図18中のH−H線断面図である。
以下、第6実施形態の画像表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第6実施形態の画像表示装置は、光スキャナーの構成が異なる以外は、前述した第5実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図18および図19に示すように、本実施形態の光スキャナー3では、第1の可動部311が、基部3111と、基部3111の上面に設けられた保持部3112と、を有し、保持部3112の上面に光反射部Mが設けられている。
また、保持部3112は、軸部313、314に対してZ軸方向に離間するとともに、平面視で、基部3111および軸部313、314と重なって設けられている。そのため、軸部313、314の間の距離を短くしつつ、保持部3112の上面の面積(すなわち、光反射部Mの面積)を大きくすることができる。また、軸部313、314の間の距離を短くすることができることから、第2の可動部312の小型化を図ることができる。
また、平面視で、可動部用規制部材36(36A〜36H)および軸部用規制部材37(37A〜37D)がそれぞれ保持部3112と重なるように位置している。また、図20に示すように、可動部用規制部材36は、凹部51の開口(支持部33の上面)から上方に突出する突出部364を有し、同様に、図21に示すように、軸部用規制部材37は、凹部52の開口(支持部33の上面)から上方に突出する突出部374を有している。すなわち、突出部364、374は、それぞれ、支持部33と保持部3112との間に位置している。
可動部用規制部材36および軸部用規制部材37をこのような構成および配置とすることで、XY面内方向の衝撃のみならず、Z軸方向の衝撃に対しても耐衝撃性を高めることができる。例えば、+Z軸方向に過度な加速度が加わった場合には、可動部31が−Z軸方向に変位し、保持部3112が突出部364、374にぶつかる。これにより、可動部31のそれ以上の変位が規制され、軸部321、322の破損が抑制される。したがって、Z軸方向の衝撃に対しても耐衝撃性が高まる。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、可動部用規制部材36(36A〜36H)および軸部用規制部材37(37A〜37D)の全てが突出部364、374を有しているが、これに限定されず、可動部用規制部材36(36A〜36H)および軸部用規制部材37(37A〜37D)のうちの少なくとも1つが突出部364(374)を有していればよい。
2.ヘッドアップディスプレイ
次に、本発明の画像表示装置の一例であるヘッドアップディスプレイについて説明する。
図22は、本発明の画像表示装置を応用したヘッドアップディスプレイを示す斜視図である。
図22に示すように、ヘッドアップディスプレイシステム200では、画像表示装置1は、自動車のダッシュボードに、ヘッドアップディスプレイ210を構成するよう搭載されている。このヘッドアップディスプレイ210により、フロントガラス220に、例えば、目的地までの案内表示等の所定の画像を表示することができる。なお、ヘッドアップディスプレイシステム200は、自動車に限らず、例えば、航空機、船舶等にも適用することができる。
3.ヘッドマウントディスプレイ
次に、本発明のヘッドマウントディスプレイについて説明する。
図23は、本発明のヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
図23に示すように、ヘッドマウントディスプレイ300は、観察者の頭部に装着されるフレーム310と、フレーム310に搭載された画像表示装置1とを有している。そして、画像表示装置1により、フレーム310の本来レンズである部位に設けられた表示部(光反射層材)320に、一方の目で視認される所定の画像を表示する。
表示部320は、透明であってもよく、また、不透明であってもよい。表示部320が透明な場合は、現実世界からの情報に画像表示装置1からの情報を重ねて使用することができる。また、表示部320は、入射した光の少なくとも一部を反射すればよく、例えば、ハーフミラーなどを用いることができる。
なお、ヘッドマウントディスプレイ300に、2つ画像表示装置1を設け、両方の目で視認される画像を、2つの表示部に表示するようにしてもよい。
以上、本発明の光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1……画像表示装置
10……対象物
11……ミラー
2……描画用光源ユニット
21B、21G、21R……レーザー光源
22B、22G、22R……コリメーターレンズ
23B、23G、23R……ダイクロイックミラー
3……光スキャナー
3’……水平走査用光スキャナー
3”……垂直走査用光スキャナー
30……構造体
301……第1のSi層
302……SiO
303……第2のSi層
31……可動部
311……第1の可動部
3111……基部
3112……保持部
312……第2の可動部
312a……リブ
313、314……軸部
321、322……軸部
33……支持部
331、332……内側面
34……駆動手段
341……永久磁石
342……コイル
35……規制部材
36、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36G、36H……可動部用規制部材
360……半田ボール
361……突出部
362……コア部
363……樹脂層
364……突出部
37、37A、37B、37C、37D……軸部用規制部材
371……突出部
372……コア部
373……樹脂層
374……突出部
381、382……接続部
51、52……凹部
511、521……開放部
200……ヘッドアップディスプレイシステム
210……ヘッドアップディスプレイ
220……フロントガラス
300……ヘッドマウントディスプレイ
310……フレーム
320……表示部
BB、GG、RR……レーザー光
D1、D2……離間距離
F……フラックス
J1……第1の軸
J2……第2の軸
LL……描画用レーザー光
M……光反射部
S……空隙
W1……最大幅
W2……幅
θ……中心角

Claims (16)

  1. 光を反射する光反射部を備える可動部と、
    前記可動部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する第1の軸部と、
    前記第1の軸部を支持する支持部と、
    前記支持部に設けられ、前記支持部の一方の面に開口部を有し、かつ、前記支持部の前記一方の面に接続される前記支持部の側面に側面開口部を有する凹部と、
    前記凹部に設けられ、一部が前記側面開口部から突出し、当該突出した部位が前記支持部と前記可動部との間に位置している規制部材と、を有することを特徴とする光スキャナー。
  2. 前記規制部材は、前記光スキャナーに衝撃が加わった際に、前記可動部と接触することで前記可動部の変位を規制する請求項1に記載の光スキャナー。
  3. 光を反射する光反射部を備える可動部と、
    前記可動部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する第1の軸部と、
    前記第1の軸部を支持する支持部と、
    前記支持部に設けられ、前記支持部の一方の面に開口部を有し、かつ、前記支持部の前記一方の面に接続される前記支持部の側面に側面開口部を有する凹部と、
    前記凹部に設けられ、一部が前記側面開口部から突出し、当該突出した部位が前記支持部と前記第1の軸部との間に位置している規制部材と、を有することを特徴とする光スキャナー。
  4. 前記規制部材は、前記光スキャナーに衝撃が加わった際に、前記第1の軸部と接触することで前記第1の軸部の変位を規制する請求項3に記載の光スキャナー。
  5. 前記規制部材と前記軸部とを接続する接続部を有し、
    前記接続部のヤング率は、前記第1の軸部のヤング率の1/50以下である請求項3または4に記載の光スキャナー。
  6. 前記接続部は、シリコーン樹脂で構成されている請求項5に記載の光スキャナー。
  7. 前記規制部材のヤング率は、前記可動部または前記第1の軸部のヤング率の1/50以下である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光スキャナー。
  8. 前記規制部材は、金属ろう材で構成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光スキャナー。
  9. 前記規制部材は、樹脂で構成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光スキャナー。
  10. 前記規制部材は、コア部と、前記コア部を覆う樹脂層とを有している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光スキャナー。
  11. 前記凹部は、平面視で前記側面開口部の箇所で欠損した円形をなしている請求項1ないし10のいずれか1項に記載の光スキャナー。
  12. 可動部は、第1の可動部と、前記第1の可動部を囲むように設けられている枠状の第2の可動部と、前記第1の可動部と前記第2の可動部とを接続し、前記第1の可動部を前記第2の可動部に対して前記第1の軸に交差する第2の軸まわりに揺動可能に支持する第2の軸部と、を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の光スキャナー。
  13. 前記第1の可動部は、
    前記第2の軸部に揺動可能に支持される基部と、
    基部に固定され、かつ、前記一方の面側に位置し、平面視で前記基部を覆うように配置されている保持部と、を有し、
    前記保持部に前記光反射部が設けられている請求項12に記載の光スキャナー。
  14. 前記保持部は、平面視で、前記規制部材と重なり、
    前記規制部材は、前記開口部から前記保持部側へ突出している請求項13に記載の光スキャナー。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の光スキャナーを有することを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の光スキャナーと、
    前記光スキャナーを搭載し、観察者の頭部に装着されるフレームと、を有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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