JP2007286172A - マイクロミラー、及び、電極形成方法 - Google Patents

マイクロミラー、及び、電極形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工程の追加及びその大型化が不要でありつつも「プルイン」等の不具合の発生を防止する。
【解決手段】その表面に凹部が形成された基台と、基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、反射ミラーとの間に静電引力を発生させるよう当該反射ミラーに近接配置された電極とを備え、反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが基台表面によって規制されるよう該凹部上に電極を形成したことを特徴としたマイクロミラーを提供する。
【選択図】図1

Description

この発明は静電駆動型のマイクロミラーに関する。また、例えばこのようなマイクロミラーを製造するときに採用され得る方法であって、基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極を形成するための電極形成方法に関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術の発展に伴って様々なマイクロデバイスが開発されて実用に供されている。このようなマイクロデバイスの一つに例えばマイクロミラーが挙げられる(例えば下記特許文献1や非特許文献1参照)。マイクロミラーは例えば光スキャナとして利用され、バーコードリーダやレーザプリンタ等の種々の機器に実装されている。なお、上記特許文献1や非特許文献1に示されているマイクロミラーは、電極間で発生する静電引力を用いてミラーを微少に傾ける所謂静電駆動タイプである。
特開2003−57575号公報 U. Hofmann, S. Muehlmann, M. Witt, K. Dorschel, R. Schutz, and B. Wagner, "Electrostatically driven micromirrors for a miniaturized confocal laser scanning microscope", in Proceedings of SPIE, vol. 3878, Sept. 1999, pp. 29〜38
上記特許文献1や非特許文献1に示されたマイクロミラーによれば、反射ミラーが一対のトーションバーにより基台に対して揺動可能に支持されている。反射ミラー上には、その中心を挟んで対向するように一対の電極が形成されている。また基台上には、反射ミラー上の各電極に対向し且つ近接する位置に複数の固定電極が形成されている。
ここで、反射ミラー上の一方の電極とそれに対向する固定電極との間に電圧が印加されると静電引力が発生してトーションバーが捻れる。これにより、反射ミラーがトーションバーの軸周りに傾く。また、反射ミラー上のもう一方の電極とそれに対向する固定電極との間に電圧が印加されると静電引力が発生して、トーションバーが上記とは逆方向に捻れる。従って反射ミラーがトーションバーの軸周りに上記とは逆方向に傾く。電圧を印加する反射ミラー上の電極を交互に切り替えることにより、当該反射ミラーは揺動する。
ところが、上述の如き静電駆動タイプのマイクロミラーは特有の問題を持っている。この特有の問題とは「プルイン」と呼ばれる現象である。「プルイン」とは、反射ミラー上の電極が基台上の固定電極に接触し、それにより互いの電極が固着(又は永久固着)してしまい、当該反射ミラーが物理的に揺動できなくなる現象である。「プルイン」は、電極間で発生した静電引力がトーションバーの復元力に比べて過大となり、反射ミラーの姿勢を安定的に制御できなくなったときに発生し得る。
一方で、反射ミラー上の電極が基台上の固定電極に接触したときに「プルイン」が発生しないこともある。しかし接触時に互いの電極が短絡するため、マイクロミラーが動作不良を起こす可能性がある。
上記のような不具合の発生を防止するため、例えば反射ミラー上の電極又は基台上の固定電極の少なくとも一方を絶縁膜でコーティングするという対策が採られていた。また基台上において固定電極を、ミラー上の電極が基台に接し得る位置よりも外側に形成していた。これにより、ミラー上の電極が基台に接した場合であってもその当接位置と固定電極とが所定の間隔を開けるよう位置することとなり、上記のような不具合の発生が防止される。
しかし前者の対処方法によれば、絶縁膜をコーティングするという工程を追加しなければならない。これは、例えば製造コスト増やリードタイム増等の要因となるため望ましくない。また後者の対処方法によれば、マイクロミラーを上方から俯瞰したときにミラーの外側に固定電極が配置可能なように基台のサイズを設定する必要がある。このような設定条件下では、基台のサイズはミラーのサイズよりも十分に大きくなり得る。このような基台はマイクロミラーを大型化させる要因となり得る。マイクロミラーは、通常、機器内部の限られたスペースに実装されるものである。従ってこのような観点から、マイクロミラーを大型化させ得る要因やその小型化を阻害し得る要因は望ましくない。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みて、工程の追加及びその大型化が不要でありつつも上記の如き不具合の発生を防止することができるマイクロミラー、及び、そのようなマイクロミラーの電極を形成するのに好適な電極形成方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る静電駆動型のマイクロミラーは、その表面に凹部が形成された基台と、基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、反射ミラーとの間に静電引力を発生させるよう当該反射ミラーに近接配置された電極とを備えたものである。このマイクロミラーは、反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが基台表面によって規制されるよう該凹部上に電極を形成したことを特徴としたものである。
上記マイクロミラーによれば、反射ミラーが過大に傾いた場合であってもその動きが基台表面によって規制される。このため反射ミラーと電極とが接触することがない。従って例えば「プルイン」や、反射ミラーと電極との短絡等の不具合が発生しない。また基台の凹部上に電極を形成したことにより、例えばマイクロミラーの厚みを抑えることが可能となる。また更に、上記マイクロミラーによれば、例えば電極上に絶縁膜をコーティングする必要がない。従って上記不具合の発生を防止するにあたり、工程の追加が特に必要とならない。
また上記の課題を解決する本発明の別の態様に係る静電駆動型のマイクロミラーは、その表面に凹部が形成された基台と、基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、該凹部上に形成された、反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極とを備えたものである。このマイクロミラーは、反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが基台表面によって規制されるよう該凹部を形成したことを特徴としたものである。
上記マイクロミラーによれば、反射ミラーが過大に傾いた場合であってもその動きが基台表面によって規制されるよう凹部が形成されている。このため反射ミラーと電極とが接触することがない。従って例えば「プルイン」や、反射ミラーと電極との短絡等の不具合が発生しない。また基台の凹部上に電極を形成したことにより、例えばマイクロミラーの厚みを抑えることが可能となる。また更に、上記マイクロミラーによれば、例えば電極上に絶縁膜をコーティングする必要がない。従って上記不具合の発生を防止するにあたり、工程の追加が特に必要とならない。
なお、上記マイクロミラーにおいて反射ミラーの傾きは、例えばその端部が基台表面に当接することにより規定され得る。
また上記の課題を解決する本発明の別の態様に係る静電駆動型のマイクロミラーは、その表面に凹部が形成された基台と、基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、該凹部上に形成された、反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極とを備えたものである。このマイクロミラーは、反射ミラーの揺動可能範囲において当該反射ミラーが描き得る軌跡上に電極が位置しないよう該凹部が配置されていることを特徴としたものである。
上記マイクロミラーによれば、反射ミラーが過大に傾いた場合であっても当該反射ミラーが電極に接触しないよう凹部が配置されている。従って例えば「プルイン」や、反射ミラーと電極との短絡等の不具合が発生しない。また基台の凹部上に電極を形成したことにより、例えばマイクロミラーの厚みを抑えることが可能となる。また更に、上記マイクロミラーによれば、例えば電極上に絶縁膜をコーティングする必要がない。従って上記不具合の発生を防止するにあたり、工程の追加が特に必要とならない。
ここで、上記マイクロミラーにおいて例えば電極が基台表面よりも低く位置する構成され得る。
また上記の課題を解決する本発明の一態様に係る電極形成方法は、基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極を形成するための方法である。この電極形成方法は、該基台表面に感光層を積層する感光層積層ステップと、該基台表面の所定領域のみが露出されるよう感光層を除去する感光層除去ステップと、露出された所定領域を、該基台表面に対して凹部となるよう所定の深さまで除去する基台除去ステップと、形成された凹部上に金属膜を形成する金属膜形成ステップと、該基台表面の残りの感光層を除去する残感光層除去ステップとを含んだことを特徴とした方法である。
上記電極形成方法によれば、基台表面よりも低い凹部上に金属膜が形成される。このため、基台と電極とを足し合わせたときの厚みを抑えることが可能となる。また従来より必要不可欠であった工程を利用して、「プルイン」や短絡等の不具合の発生を防止し得る電極形成が実現される。すなわち上記電極形成方法を採用した場合、上記不具合の発生を防止するにあたり、工程の追加が特に必要とならない。
なお、上記電極形成方法の金属膜形成ステップにおいて、該金属膜を該凹部の深さよりも薄く形成しても良い。この場合、金属膜が基台表面よりも低く位置する。従ってこのような方法により形成された電極は、マイクロミラーの薄型化に極めて有利な構成と成り得る。
また上記の課題を解決する本発明の別の態様に係る静電駆動型のマイクロミラーは、上記電極形成方法により作成された基台及び電極と、基台に対して揺動可能に支持された、電極との間に静電引力を発生させる反射ミラーとを備えたものである。このマイクロミラーは、反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが基台表面によって規制されるよう該凹部を形成したことを特徴としたものである。
また上記の課題を解決する本発明の別の態様に係る静電駆動型のマイクロミラーは、上記電極形成方法により作成された基台及び電極と、基台に対して揺動可能に支持された、電極との間に静電引力を発生させる反射ミラーとを備えたものである。このマイクロミラーは、反射ミラーの揺動可能範囲において当該反射ミラーが描き得る軌跡上に電極が位置しないよう該凹部が配置されていることを特徴としたものである。
本発明に係るマイクロミラー及び電極形成方法によれば、工程の追加が不要でありつつも「プルイン」や短絡等の不具合の発生防止が好適に実現される。またマイクロミラーの小型化にも有利であり得る。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態のマイクロミラーの構成及び作用について説明する。
図1は、本発明の実施の形態のマイクロミラー100の構成を示した斜視図である。マイクロミラー100は、例えばバーコードリーダやレーザプリンタ等の種々の機器に実装され得るものであり、そのような機器内部の支持基板(不図示)上に支持されている。なお説明の便宜上、各図に、互いに直交するX、Y、Z軸を付す。
マイクロミラー100の製造には、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いた半導体プロセスが含まれる。ここで用いられるSOI基板は、単結晶シリコン層10、酸化シリコン膜20、単結晶シリコン層30を順に堆積させたものである。すなわちSOI基板は、導電性を有する層が互いに絶縁された構造を有している。
マイクロミラー100は、反射ミラー11、トーションバー12a、12b、ジンバル部13、絶縁膜21、及び、二つの支持部31を有している。これらの各構成要素はSOI基板を基に形成されている。具体的には、反射ミラー11、トーションバー12a、12b、及び、ジンバル部13は単結晶シリコン層10を基に形成されている。また絶縁膜21は酸化シリコン膜20を基に形成されている。また支持部31は単結晶シリコン層30を基に形成されている。
反射ミラー11表面(図1において上側に位置する面であり、以下、「反射ミラー11反射面」と記す)には金属膜が蒸着されており、被走査物上を走査するためのビームが入射される。反射ミラー11反射面に入射されたビームは所定の方向に反射される。この所定の方向すなわち反射ミラー11反射面で反射されたビームの進行方向は、反射ミラー11の傾き角に依存して変化する。なお、図1に示されるように、反射ミラー11反射面は矩形状であるが、他の形状(例えば円状や楕円状等)であってもその機能は十分に果たされる。
トーションバー12aは、Y軸に沿って、反射ミラー11の一側面から突出するよう形成されている。またトーションバー12bは、Y軸に沿って、反射ミラー11の中心を挟んで上記側面と逆に位置する側面から突出するよう形成されている。これらのトーションバー12a、12bは力の作用を受けたときに比較的容易に捻れる。トーションバー12a及び12bが捻れたとき、反射ミラー11はXZ平面において傾く。その傾き角はトーションバー12a及び12bの捻れ量(別の観点ではトーションバー12a及び12bが受けた外力)に依存する。トーションバー12a、12bの他端はそれぞれ、ジンバル部13と一体に繋がっている。なお説明の便宜上、トーションバー12a及び12bの中心軸に符号「O」を付す。
ジンバル部13は反射ミラー11の側面の全周を覆うよう形成されている。反射ミラー11は、トーションバー12a及び12bによりジンバル部13に対して揺動するよう支持されている。
マイクロミラー100は上記の構成要素に加えて基台40を有している。基台40は絶縁基板(例えばガラス基板等)により形成されている。基台40の表面40sには二つの凹部41、42が形成されている。これらの凹部41、42上の各々には電極51、52が形成されている。
図2に、本発明の実施の形態のマイクロミラー100の断面図を示す。図2は、反射ミラー11の断面が含まれるようにマイクロミラー100をX軸沿いに切断したときの切断面を示している。
図2に示されるように、基台40上には支持部31が載置・固定される。このように基台40上に支持部31が載置・固定されたとき、反射ミラー11反射面の裏面(以下、「反射ミラー11裏面」と記す)と電極51及び52とが互いに対向し且つ近接して位置する。具体的には、電極51は、反射ミラー11の端部11a近傍の裏面に対向し且つ近接して位置する。また電極52は、反射ミラー11の端部11b近傍の裏面に対向し且つ近接して位置する。すなわち電極51と52は、それぞれ、中心軸Oを挟んで互いに対向する端部11a、11b近傍の反射ミラー11裏面に対向し且つ近接して位置する。
次に、本発明の実施の形態のマイクロミラー100の動作について説明する。図3に、反射ミラー11を揺動させたときのマイクロミラー100の断面図を示す。図3(a)は、反射ミラー11が矢印A方向に傾いたときのマイクロミラー100の断面図を示す。図3(b)は、反射ミラー11が矢印B方向に傾いたときのマイクロミラー100の断面図を示す。
マイクロミラー100は、当該マイクロミラー100を駆動制御する図示しないドライバに接続されている。具体的には、ジンバル部13、電極51、及び、52の各々から信号線が引き出されており、それによりマイクロミラー100は上記ドライバと接続されている。マイクロミラー100は上記ドライバと共に一つの回路を構成している。
例えば図3(a)に示されるように反射ミラー11を矢印A方向に傾ける場合、上記ドライバにより、反射ミラー11と電極51との間に所定の電圧が印加される(例えば反射ミラー11(より正確には単結晶シリコン層10全体)がグランド、電極51が電圧Vとなるように印加される)。これにより反射ミラー11と電極51との間に静電引力が発生する。このような静電引力の作用により、反射ミラー11は、電極51に近接した部分において当該電極51に引き寄せられる。ここで、上述したように反射ミラー11はトーションバー12a及び12bによりジンバル部13に対して回転自在に支持されている。従って反射ミラー11が受けた上記作用はトーションバー12a及び12bを捻る。トーションバー12a及び12bは実質的に中心軸O周りに捻れる。トーションバー12a及び12bが捻れることにより、上記作用は反射ミラー11の回転運動に変換される。この結果、反射ミラー11は中心軸Oを中心にXZ平面において矢印A方向に傾く。
また例えば図3(b)に示されるように反射ミラー11を矢印B方向に傾ける場合、上記ドライバにより、反射ミラー11と電極52との間に所定の電圧が印加される(例えば反射ミラー11がグランド、電極52が電圧Vとなるように印加される)。これにより反射ミラー11と電極52との間に静電引力が発生する。このような静電引力の作用により、反射ミラー11は、電極52に近接した部分において当該電極52に引き寄せられる。これによりトーションバー12a及び12bが捻れて、反射ミラー11は中心軸Oを中心にXZ平面において矢印B方向に傾く。
ここで、マイクロミラー100が上記ドライバにより駆動制御されたとき、反射ミラー11は、当該反射ミラー11と電極との間で発生する静電引力と、トーションバー12a及び12bの復元力とが釣り合う位置まで傾く。例えば上記ドライバにより供給されるべき駆動電圧を増加させたとき、上記静電引力も増強する。このため反射ミラー11の傾き角も増加する。従来のマイクロミラーでは、通常時よりも高い駆動電圧がマイクロミラー100に印加されたとき、反射ミラー11が過大に(すなわち正常な駆動制御下での揺動範囲を越えて)傾いてその端部11a又は11bが電極に接触し、「プルイン」等の不具合が発生することがあった。
本実施形態のマイクロミラー100では、反射ミラー11が過大に傾いた場合であっても当該反射ミラー11と電極51(又は52)とが接触しないよう構成されている。具体的には、凹部41、42が、Y軸方向に関して反射ミラー11よりも短く形成されている。またY軸方向に関して、その両端が反射ミラー11の両端の間に収まるよう配置されている。凹部41、42は表面40sよりも一段落とし込まれて形成されており、これら凹部41、42上に電極51及び52が形成されている。従って反射ミラー11の傾きが過大になった場合であっても、当該反射ミラー11は、その端部11a(又は11b)が、電極51(又は52)に接触する前にこれらの電極の周囲に形成された表面40sの所定領域(ここでは、図1に示された電極51(又は52)と支持部31との間の領域R(又はR))に接触する。このため反射ミラー11と電極51及び52とが接触することはなく「プルイン」は起こり得ない。また反射ミラー11と電極51又は52とが短絡することもない。
すなわち上記構成により、通常時よりも高い駆動電圧がマイクロミラー100に印加された場合であっても「プルイン」や上記短絡等の不具合の発生が防止され、マイクロミラー100は正常に動作する。
なお、従来のマイクロミラーでは例えば電極(本実施形態の電極51や52に相当するもの)は基台上に形成されており、「プルイン」等を防止するためそれらの電極上には絶縁層が更に形成されていた。絶縁層の形成は工程の増加要因である。またマイクロミラーの厚みを増加させる要因でもある。また別のマイクロミラーでは、基台上において固定電極を、ミラー上の電極が基台に接し得る位置よりも外側に形成したものもある。このような形状はマイクロミラーを大型化させる要因である。
しかし本実施形態の上記構成によれば、電極51、52はそれぞれ、基台40に形成された凹部41、42上に形成されている。すなわち電極51及び52は、基台40の表面40sよりも落とし込まれた箇所に形成されている。従って電極51及び52は、マイクロミラー100の大型化に寄与しない構成要素であると言える。換言すると、電極51及び52は、マイクロミラー100の小型化に極めて有効に作用するよう配置されていると言える。
また電極51及び52は、マイクロミラーを製造する際に必ず実施される電極形成用のパターニング工程を利用して形成される。従って、電極51及び52を形成するのに新たに工程を追加する必要はない。図4に、電極51及び52を形成するための工程について示す。以下に、図4を参照して、この工程について説明する。
上記工程において、先ず、例えばスピン方式により、ガラス基板の表面(すなわち基台40の表面40s)にフォトレジスト60が塗布される(図4(a)参照)。次いで、例えばフォトリソグラフィ法を用いたパターニング工程が実施され、基台40上に電極51、52のパターン151、152が転写される(図4(b)参照)。このパターニング工程により、電極51、52となる部分の表面40s(すなわちパターン151、152)が露出するようフォトレジスト60が除去される。なおこの段階では、上記の除去部分以外の表面40sはフォトレジスト60により保護されたままである。
パターニング工程に次いで、エッチング処理が施される。ここでのエッチング処理には例えばBHF(バッファードフッ酸)が用いられる。エッチング処理により、基台40のうちのパターン151及び152の部分が例えば1〜2μm程度の深さまで除去される(図4(c)参照)。この結果、パターン151及び152の部分だけが他の部分の面(すなわち表面40s)に対して1〜2μm程度低くなり、凹部41及び42が形成される。
エッチング処理が施された後、例えばEB(電子ビーム)蒸着により、凹部41、42、及び、フォトレジスト60の各表面に50nm程度の膜厚のCr膜が成膜される。そしてCr膜が成膜されると更に、それらの各表面(より正確には各表面のCr膜上)に100nm程度の膜厚のAu膜が成膜される(図4(d)参照)。EB蒸着により蒸着された凹部41、42上の膜はそれぞれ電極51、52を成す。ここで、電極51及び52の膜厚は200nmにも達しない。また上述したように凹部41及び42の深さは1〜2μm程度である。従って、電極51及び52の表面の高さ位置は、表面40sの高さ位置よりも十分に低い。
Cr/Au膜の成膜に次いで、例えばリフトオフ法を用いて表面40s上のフォトレジスト60が除去される(図4(e)参照)。この工程ではフォトレジスト60が表面40sから除去されるため、これに伴って、フォトレジスト60上のCr/Au膜も表面40sから除去される。この結果、基台40上には、凹部41及び42上のCr/Au膜すなわち電極51及び52のみが残ることとなる。
以上の工程を経て、表面40sよりも十分に低い位置(すなわち凹部41及び42上)に電極51及び52が形成される。本実施形態では、電極を形成するためのパターニング工程を利用することにより、上記の如き位置に電極を形成している。すなわち本実施形態によれば、新たな工程を追加することなく、「プルイン」等の不具合の発生を防止可能なマイクロミラーの製造が実現される。
以上が本発明の実施の形態である。本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
例えば本実施形態では一軸のマイクロミラーについて示されているが、別の実施形態では二軸のマイクロミラーもあり得る。また電極が形成される凹部の形状や深さ、位置等は、反射ミラーのサイズや形状、傾き角、走査軸数等の種々のパラメータに応じて適宜設計され得る。なお凹部の形状や位置は、例えばパターニング工程で用いられるマスクの形状に応じて変更自在である。また凹部の深さは、エッチング処理の条件(例えばエッチング時間等)の設定に応じて変更自在である。
図5に、別の実施の形態のマイクロミラーの電極周辺部の斜視図を示す。別の実施の形態によれば、凹部142はコの字状に形成されている。すなわち矩形状が一部切り欠かれたような形状を有している。この切り欠き部分(図5に示された表面形状140s)は表面40sの一部であり、上記矩形状に侵入するよう形成されている。電極152はこの形状に従って形成されている。また、基台上の他の凹部及び電極(不図示)も同様に形成されている。
別の実施の形態によれば、凹部142に隣接して表面形状140sが形成されている。表面形状140sは、反射ミラー11の端部11bが描き得る軌跡上に位置するよう形成されている。従って反射ミラー11が過大に傾斜したとき、端部11bは表面形状140sに接触する。更に説明を加えると、反射ミラー11は、電極152に接触する前に表面形状140sに接触してその傾き角が規制される。すなわち反射ミラー11は電極152(又は基台上の他の電極)に接触しない。このため「プルイン」等の不具合の発生が防止される。
また別の実施の形態によれば、電極152は、上記接触時においてマイクロミラーを上面側から見たときに、反射ミラー11の各端部11b、11c、11dを越えて延在するよう形成されている。このように電極152が形成されている場合、反射ミラー11と電極152との対向面積を確保し易い。対向面積の増加は、静電引力を増強させる要因である。従って、上記ドライバによる駆動電圧レベルを低下させても十分な静電引力を確保することが可能となる。この結果、例えば省電力化が実現され得る。
本発明の実施の形態のマイクロミラーの構成を示した斜視図である。 本発明の実施の形態のマイクロミラーの断面図を示す。 本発明の実施の形態において反射ミラーを揺動させたときのマイクロミラーの断面図を示す。 本発明の実施の形態の基台上の電極を形成するための工程について示した図である。 別の実施の形態のマイクロミラーの電極周辺部の斜視図である。
符号の説明
11 反射ミラー
12a、12b トーションバー
40 基台
51、52 電極
100 マイクロミラー

Claims (9)

  1. 静電駆動型のマイクロミラーにおいて、
    その表面に凹部が形成された基台と、
    前記基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、
    前記反射ミラーとの間に静電引力を発生させるよう当該反射ミラーに近接配置された電極と、を備え、
    前記反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが前記基台表面によって規制されるよう該凹部上に前記電極を形成したこと、を特徴とするマイクロミラー。
  2. 静電駆動型のマイクロミラーにおいて、
    その表面に凹部が形成された基台と、
    前記基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、
    該凹部上に形成された、前記反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極と、を備え、
    前記反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが前記基台表面によって規制されるよう該凹部を形成したこと、を特徴とするマイクロミラー。
  3. 前記反射ミラーの傾きは、その端部が前記基台表面に当接することにより規定されること、を特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のマイクロミラー。
  4. 静電駆動型のマイクロミラーにおいて、
    その表面に凹部が形成された基台と、
    前記基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーと、
    該凹部上に形成された、前記反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極と、を備え、
    前記反射ミラーの揺動可能範囲において当該反射ミラーが描き得る軌跡上に前記電極が位置しないよう該凹部が配置されていること、を特徴とするマイクロミラー。
  5. 前記電極が前記基台表面よりも低く位置すること、を特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のマイクロミラー。
  6. 基台に対して揺動可能に支持された反射ミラーとの間に静電引力を発生させる電極を形成するための電極形成方法において、
    該基台表面に感光層を積層する感光層積層ステップと、
    該基台表面の所定領域のみが露出されるよう感光層を除去する感光層除去ステップと、
    露出された所定領域を、該基台表面に対して凹部となるよう所定の深さまで除去する基台除去ステップと、
    形成された凹部上に金属膜を形成する金属膜形成ステップと、
    該基台表面の残りの感光層を除去する残感光層除去ステップと、を含んだこと、を特徴とする電極形成方法。
  7. 前記金属膜形成ステップにおいて、該金属膜を該凹部の深さよりも薄く形成すること、を特徴とする請求項6に記載の電極形成方法。
  8. 静電駆動型のマイクロミラーにおいて、
    請求項6又は7の何れかに記載された電極形成方法により作成された基台及び電極と、
    前記基台に対して揺動可能に支持された、前記電極との間に静電引力を発生させる反射ミラーと、を備え、
    前記反射ミラーの傾き角が所定範囲を越えたとき、その傾きが前記基台表面によって規制されるよう該凹部を形成したこと、を特徴とするマイクロミラー。
  9. 静電駆動型のマイクロミラーにおいて、
    請求項6又は7の何れかに記載された電極形成方法により作成された基台及び電極と、
    前記基台に対して揺動可能に支持された、前記電極との間に静電引力を発生させる反射ミラーと、を備え、
    前記反射ミラーの揺動可能範囲において当該反射ミラーが描き得る軌跡上に前記電極が位置しないよう該凹部が配置されていること、を特徴とするマイクロミラー。
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