JP2008292703A - 可動構造体、同構造体を用いた光走査ミラー素子、及び可動構造体の製造方法 - Google Patents

可動構造体、同構造体を用いた光走査ミラー素子、及び可動構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可動構造体において、振動や衝撃等が加わってもヒンジ部が折損しにくいようにし、耐振動・耐衝撃性能を向上させる。
【解決手段】可動構造体としての光走査ミラー素子1は、2つのヒンジ部3によりフレーム部4に可動板2を揺動可能に軸支して成っている。各ヒンジ部3の両側部近傍部位には、それぞれ、フレーム部4から可動板2に向け略水平に突設された側部ストッパ8aが設けられている。また、ヒンジ部3の下方には、フレーム部4から突設された下部ストッパが設けられている。外部から振動や衝撃が加わったとき、ヒンジ部3が側部ストッパ8a、下部ストッパに接触し可動板2の異常変位が妨げられるので、ヒンジ部3の折損が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒンジ部により軸支された可動板を回転軸周りに揺動させる可動構造体と、同可動構造体を用いて光を走査する光走査ミラー素子、及び同可動構造体の製造方法に関する。
従来より、例えばバーコードリーダやプロジェクタ等の光学機器には、ミラーが設けられた可動板を揺動させて、そのミラーに入射した光ビーム等を走査させる光走査ミラー素子が搭載されているものがある。このような光走査ミラー素子としては、いわゆるマイクロマシニング技術を用いて成形される小型の可動構造体を搭載したものが知られている。可動構造体において、可動板は、周囲のフレーム部に支持された梁状のヒンジ部により保持されている。可動板は、例えば磁力や静電気力等の駆動力を受け、ヒンジ部を回転軸としてヒンジ部を捻りながら揺動する。
ところで、上述のような可動構造体において、例えば可動板の揺動角を大きくして光をより広角に走査させるために、ヒンジ部の太さが細く、長さが長く設定されたり、揺動の周波数を低くするために可動板の重さが重めに設定されたりすることがある。このような場合、ヒンジ部に大きな応力が発生することとなり、可動構造体の通常駆動時においては問題がなくても、可動構造体を搭載した機器の運搬時や組立時等に外部から振動や衝撃が加わった場合等に、可動板が異常変位してヒンジ部が折損することがあり、可動構造体を取り扱いにくいという問題がある。ヒンジ部が折損すると、可動構造体が動作不能となり、可動構造体を搭載する機器も故障してしまう。
なお、特許文献1には、ミラー基板の中央部の下方にミラー基板に向け突出するピボットを設けた光スイッチが示されている。しかしながら、角錐状のピボットを精度良く加工することは困難であり、また、揺動して駆動する可動板の中央下方に、可動板とピボットとの接触が可動板の揺動に影響が及ばないよう正確にピボットを配置することは困難であるため、特許文献1に示されている構造を、上記問題点を解決するために用いることは容易でなかった。
特開2006‐201541号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、振動や衝撃等が加わってもヒンジ部が折損しにくく取り扱い容易であり、大きな揺動角で揺動可能な可動構造体、同可動構造体を用いた光走査ミラー素子、及び可動構造体の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、可動板と、前記可動板を揺動可能に軸支する梁状のヒンジ部と、前記ヒンジ部を支持するフレーム部とを備えた可動構造体において、前記ヒンジ部と前記可動板の両方又はいずれか一方の近傍に、前記可動板の異常変位を妨げるためのストッパを設けたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ストッパは、前記ヒンジ部の側部に設けられているものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ストッパは、前記ヒンジ部の上下の両方又はいずれか一方に設けられているものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記ストッパは、前記ヒンジ部と同電位となるように形成されているものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記ストッパの前記ヒンジ部又は前記可動板に面する部位には、スティッキング防止膜又は突起部が設けられているものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の可動構造体を備え、前記可動板は、ミラーを有し、前記可動板の一部及びそれに対向するフレーム部には、互いに噛合うように設けられた複数の櫛歯からなる櫛歯電極が設けられているものである。
請求項7の発明は、請求項3に記載の可動構造体の製造方法であって、第1シリコン層と第2シリコン層とが絶縁膜を介し互いに接合されて成るSOI(Silicon on Insulator)基板を用い、前記第1シリコン層に前記ヒンジ部及び前記可動板を形成する第1工程と、前記第2シリコン層に前記ストッパを形成する第2工程と、前記第1工程及び第2工程の後、前記絶縁膜をエッチングすることにより前記可動板を揺動可能にする第3工程と、を備えるものである。
請求項1の発明によれば、可動構造体に振動や衝撃が加わって可動板が変位したとき、ストッパに可動板又はヒンジ部が当接し、可動板の変位が妨げられるので、ヒンジ部に大きな応力が発生することがなく、ヒンジ部の折損を防止することができる。従って、可動構造体が容易に取り扱い可能になり、また、より大きな揺動角を得ることができるようにヒンジ部のバネ定数を小さくすることができる。また、可動板及びヒンジ部と一体にストッパを形成することで、ヒンジに対する位置の精度が高く、作用する間隔が正確に制御されたストッパを形成することができる。
請求項2の発明によれば、可動構造体に横方向の振動や衝撃が加わっても、ヒンジ部が折損しにくくなり、可動構造体が容易に取り扱い可能になる。
請求項3の発明によれば、可動構造体に上下方向の振動や衝撃が加わっても、ヒンジ部が折損しにくくなり、可動構造体が容易に取り扱い可能になる。
請求項4の発明によれば、可動板が変位してヒンジ部がストッパに接近しても、静電引力によりヒンジ部がストッパに接触してスティッキングが発生することを防止することができる。
請求項5の発明によれば、ヒンジ部がストッパに接触したときのスティッキングの発生を防止することができる。
請求項6の発明によれば、振動や衝撃が加わっても故障しにくい光走査ミラーを実現することができる。
請求項7の発明によれば、ヒンジ部の上下の両方又はいずれか一方にストッパを有する可動構造体を、比較的簡易な製造プロセスにより製造することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る可動構造体を用いた光走査ミラー素子について図面を参照して説明する。図1、図2、及び図3(a)、(b)、(c)は、本実施形態に係る光走査ミラー素子の一例を示す。光走査ミラー素子(以下、ミラー素子と称する)1は、いわゆるマイクロマシニング技術を用いた製造方法でシリコン層を加工することにより構成された、小型の可動構造体により構成されている。このミラー素子1は、例えば、バーコードリーダ、外部のスクリーン等に画像を投影するプロジェクタ装置、又は光スイッチ等の光学機器に搭載されるものであり、外部の光源等(図示せず)から入射する光ビーム等を走査させる機能を有している。
ミラー素子1は、導電性を有する第1シリコン層11aと第2シリコン層11bとを、絶縁性を有するシリコンの酸化膜(絶縁膜)11cを介して接合して成る3層のSOI(Silicon on Insulator)基板11から構成されている。SOI基板11の厚みは、例えばおよそ400μmであり、第1シリコン層11a、酸化膜11cの厚みは、それぞれ、例えば、数十μm程度、数μm程度である。このミラー素子1は、上面視で例えば一辺が約4mmの略正方形である直方体状の素子であり、例えば、ガラス基板上に配置されて光学機器等に搭載される。
第1シリコン層11aには、例えば矩形形状に形成された可動板2と、可動板2の両側部にそれぞれ互いに同軸となるように配置された2本の梁状のヒンジ部3と、各ヒンジ部3のうち可動板2が設けられている部位とは反対側の端部を保持するフレーム部4とが一体に形成されている。図3(b)に示されるように、酸化膜11c及び第2シリコン層11bのうち可動板2の下方の部位には、空間40が形成されており、可動板2は、ヒンジ部3に軸支され揺動可能に、フレーム部4に保持されている。ミラー素子1は、駆動されていない静止状態にあるとき、可動板2、ヒンジ部3、及びフレーム部4の上面が、略水平に並ぶように構成されている。
フレーム部4は、可動板2を囲むように配置されている。可動板2とフレーム部4には、可動板2の駆動力を発生する垂直コム(櫛歯電極)5が形成されている。フレーム部4の上面には、電極パッド7a,7bが配置されている。各ヒンジ部3の両側部には、フレーム部4から略水平方向に突出するように形成された側部ストッパ8aが設けられている。また、第2シリコン層11bの各ヒンジ部3の下方には、フレーム部4から略水平方向に突出するように形成された下部ストッパ8bが設けられている。
可動板2の両側部の略中央部には、ヒンジ部3の一端がそれぞれ接続されている。2つのヒンジ部3は、可動板2に対して略対称に形成されており、可動板2をバランス良く保持している。可動板2の重心は、2つのヒンジ部3が並んで成す軸の近傍に位置している。そのため、可動板2は、駆動されて揺動するとき、ヒンジ部3を捻りながらヒンジ部3を回転軸として回転運動し、バランスを保ち揺動可能である。可動板2の上面には、例えば外部から入射される光ビーム等を反射するための矩形形状のミラー膜(ミラー)2aが形成されている。ミラー膜2aは、ミラー素子1と共に用いられる光源の種類等に応じて選択された、例えばアルミニウムや金等の金属膜である。なお、可動板2やミラー膜2aの形状は、矩形に限られず、例えば楕円形等であってもよい。
フレーム部4は、ヒンジ部3を支持する支持部4aと、可動板2のうちその揺動時に自由端となる2つの側端部をそれぞれ囲むように配され、垂直コム5が形成されている2つの固定電極部4bとを有している。支持部4aと固定電極部4bとは、例えば互いの境界部のシリコン層11aが除去されて絶縁溝9が形成されていることにより、互いに電気的に絶縁されている。支持部4aと固定電極部4bとには、それぞれ、電極パッド7a,7bが形成されており、電極パッド7a,7bの電位を変更することにより、支持部4aと各固定電極部4bの電位を互いに独立して変更することができるように構成されている。この電極パッド7a,7bは、例えば、ミラー膜2aと同一の金属膜により形成されている。
垂直コム5は、可動板2の揺動時に自由端となる側端部に形成された複数の櫛歯からなる電極2bと、固定電極部4bのうち可動板2の側端部に対向する部位に形成された複数の櫛歯からなる電極4dとを有している。垂直コム5は、この電極2b,4dが、例えば数マイクロメートルの間隔で互いに噛み合うように配置されて構成されている。垂直コム5は、各電極2b,4d間に電圧が印加されると、各電極2b,4dの間に静電気力による互いに引き合う力を発生させる。垂直コム5が駆動されて発生する力が、可動板2の側端部に、可動板2に対して略垂直に作用することにより、可動板2に静電トルクが加わり、可動板2が揺動駆動される。
側部ストッパ8aは、図1に示されるように、支持部4aから可動板2に向け略水平方向に、ヒンジ部3の両側部の近傍位置に突設されている。側部ストッパ8aとヒンジ部3との間隔は、例えば数μmとされ、可動板2の通常揺動時にヒンジ部3と接触しないように設定されている。図3(a)に示されるように、本実施形態において、各側部ストッパ8aのうちヒンジ部3に面する部位には、上方から見てジグザグ形状となる蛇腹部(突起部)8cが形成されている。
下部ストッパ8bは、図3(b)、(c)に示されるように、第2シリコン層11bに形成されている。下部ストッパ8bは、ヒンジ部3の下方に、フレーム部4から可動板2の側縁部下方まで略水平方向に突出するように形成されている。下部ストッパ8bの上部の酸化膜11cは除去されており、ヒンジ部3との間に酸化膜11cの厚みだけの空隙が設けられている。これにより、可動板2の通常揺動時にはヒンジ部3が下部ストッパ8bに接触しないように構成されている。
次に、上記のように構成されたミラー素子1の動作について説明する。ミラー素子1の可動板2は、垂直コム5が所定の駆動周波数で駆動力を発生することにより駆動される。垂直コム5は、例えば、支持部4aに配された電極パッド7aがグランド電位に接続され、可動板2の電極2bが基準電位である状態で、固定電極部4bに配された電極パッド7bの電位を周期的に変化させて、電極2b,4d間に所定の駆動周波数の電圧が印加されて駆動される。垂直コム5のうち2つの電極4dの電位が、同時に所定の駆動電位(例えば、数十ボルト)まで変化することにより、可動板2の両端部に設けられた2つの電極2bが、それぞれと対向する電極4dに、静電力により同時に引き寄せられる。このミラー素子1において、垂直コム5には、例えば矩形波形状のパルス電圧が印加され、垂直コム5による駆動力が周期的に発生するように構成されている。なお、本実施形態において、第2シリコン層11bもグランド電位に接続されており、可動板2、ヒンジ部3、側部ストッパ8a、下部ストッパ8bが、共に同電位となるような状態で駆動される。
上記可動板2は、一般に多くの場合、その成型時に内部応力等が生じることにより、静止状態でも可動板2が水平姿勢ではなく、きわめて僅かであるが傾いている。そのため、静止状態からであっても、垂直コム5が駆動されると、可動板2にそれに略垂直な方向の駆動力が加わり、可動板2がヒンジ部3を回転軸として回動する。そして、垂直コム5の駆動力を、可動板2が電極2b,4dが完全に重なりあうような姿勢となったときに解除すると、可動板2は、その慣性力により、ヒンジ部3を捻りながら回動を継続する。そして、可動板2の回動方向への慣性力と、ヒンジ部3の復元力とが等しくなったとき、可動板2のその方向への回動が止まる。このとき、垂直コム5が再び駆動され、可動板2は、ヒンジ部3の復元力と垂直コム5の駆動力により、それまでとは逆の方向への回動を開始する。可動板2は、このような垂直コム5の駆動力とヒンジ部3の復元力による回動を繰り返して揺動する。垂直コム5は、可動板2とヒンジ部3により構成される振動系の共振周波数の略2倍の周波数の電圧が印加されて駆動され、可動板2が共振現象を伴って駆動され、その揺動角が大きくなるように構成されている。なお、垂直コム5の電圧の印加態様や駆動周波数は、上述に限られるものではなく、例えば、駆動電圧が正弦波形で印加されるように構成されていても、また、電極2b,4dの電位が共に変化するように構成されていてもよい。
このミラー素子1は、SOI基板11を用いて、例えば、以下のようにして成形される。先ず、図4(a)、(b)、(c)に示すように、第1シリコン層11aに、フォトリゾグラフィやエッチング等、いわゆるバルクマイクロマシニング技術による加工を施すことにより、可動板2、ヒンジ部3、フレーム部4、垂直コム5、側部ストッパ8aとなる形状を形成する(第1工程)。そして、例えばスパッタリング等の方法を用いることによって、SOI基板11のシリコン層11aの上面に金属膜を形成する。この金属膜をパターニングすることにより、各可動板2の上面にミラー膜2aを形成し、各フレーム部4の上面に電極パッド7a,7bを形成する。なお、ミラー素子1の可動構造体の製造工程の説明のため、図4乃至図6において、ミラー膜2a及び電極パッド7a,7bは示していない。
次に、図5(a)、(b)、(c)に示すように、第2シリコン層11bに、同様にバルクマイクロマシニング技術による加工を施し、フレーム部4や下部ストッパ8bとなる形状を形成する(第2工程)。第1シリコン層11a、第2シリコン層11bに加工を行った後、酸化膜11cのエッチングを行う。例えば、ミラー素子1の下面側からエッチングを行うことにより、図6(a)、(b)、(c)に示すように、フレーム部4以外の部位の酸化膜11cが除去される(第3工程)。このとき、フレーム部4の幅寸法に比較して下部ストッパ8bの幅寸法はかなり小さいため、下部ストッパ8bの上方の酸化膜11cがエッチングにより除去される。これにより、図6(c)に示されるように、ヒンジ部3と下部ストッパ8bとが離れ、ヒンジ部3が変形可能で可動板2が揺動可能な状態になる。
第1工程乃至第3工程を経ると、SOI基板11に複数のミラー素子1が形成される。第3工程の後、SOI基板11上に形成された複数のミラー素子1を個々に切り分ける。この一連の工程により、複数のミラー素子1を同時に製造し、ミラー素子1の製造コストを低減させることが可能である。また、酸化膜11cのエッチングにより下部ストッパ8bを形成することができるので、ヒンジ部3の下方に下部ストッパ8bを有する可動構造体を比較的簡易な製造プロセスにより形成することが可能であり、製造コストを低減することができる。なお、ミラー素子1の製造工程はこれに限られるものではなく、例えば、レーザ加工や超音波加工等により成形したり、1つずつ成形してもよい。
ここで、ミラー素子1は、ヒンジ部3の両側部及び下方に、側部ストッパ8a、下部ストッパ8bを有しているので、それらが設けられていない場合と比較して、高い耐振動性能や、高い耐衝撃性能を有している。すなわち、例えば、光学機器の運搬時や製造時に振動や衝撃が加わり、可動板2が側方又は下方等に変位すると、ヒンジ部3が側部ストッパ8a又は下部ストッパ8bに接触し、それ以上の可動板2の変位が妨げられる。このように、本実施形態においては、可動板2の異常変位が妨げられ、ヒンジ部3に大きな応力が発生することがなく、ヒンジ部3の折損等の発生を防止することができる。そのため、ミラー素子1は、高い耐振動・耐衝撃性能を有し、容易に取り扱い可能である。また、換言すると、ミラー素子1において、側部ストッパ8aや下部ストッパ8bが設けられていることにより、ヒンジ部3を、可動板2の揺動角が大きくなるように比較的低いバネ定数となるように、例えばより細く設定することができる。従って、ミラー素子1を、より広角に光走査可能になるように構成することができる。
また、本実施形態においては、可動板2の駆動時には、側部ストッパ8a及び下部ストッパ8bは、ヒンジ部3と共にグランド電位で同電位となるようにされている。従って、可動板2が変位してヒンジ部3が側部ストッパ8a又は下部ストッパ8bに接近しても、ヒンジ部3が静電力により側部ストッパ8a又は下部ストッパ8bに引き寄せられることがなく、ヒンジ部3が側部ストッパ8a又は下部ストッパ8bに接触しにくくなるので、スティッキングの発生を防止することができる。そしてまた、側部ストッパ8aに蛇腹部8cが設けられているので、ミラー素子1に振動や衝撃が加わった際、ヒンジ部3が側部ストッパ8aに接触する面積が、蛇腹部8cが設けられていない場合よりも小さくなる。従って、ヒンジ部がストッパに接触したときに、ヒンジ部3と側部ストッパ8aとの間の分子間力等に基づく引力が小さくなり、ヒンジ部3のスティッキングの発生を防止することができる。なお、側部ストッパ8aには、蛇腹部8cに替えて、ヒンジ部3に向け突出する凸面形状を有する突起部や、その他突起形状を設けてもよく、この場合にも同様にスティッキングの発生を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る光走査ミラー素子について図面を参照して説明する。図7及び図8は、第2の実施形態に係るミラー素子の一例を示す。第2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付し、第1の実施形態と相違する部分についてのみ説明する。ミラー素子21は、可動板22やミラー膜22aが楕円系形状である点や、側部ストッパ8aと下部ストッパ8bとは形状が異なる側部ストッパ28aと下部ストッパ28bを有する点が、上記第1の実施形態にかかるミラー素子1とは異なっている。
下部ストッパ28bは、図8に示されるように、ヒンジ部3の長手方向に沿ってフレーム部4と一体に、2つのヒンジ部3及び可動板22の中央部の下方に梁状に形成されている。下部ストッパ28bは、可動板22の回動軸となる部位の下方に配置され、可動板22の通常揺動時に可動板22に接触しないように、下部ストッパ28bの幅及び可動板22と下部ストッパ28bとの間隔が構成されている。下部ストッパ28bは、例えば、上述の第1の実施形態と同様の製造工程により、酸化膜11cをエッチングにて除去することにより形成される。また、このミラー素子21において、少なくとも側部ストッパ28a及び下部ストッパ28bのヒンジ部3に面する部位には、スティッキング防止膜(図示せず)が設けられている。スティッキング防止膜は、例えばSAM(Self-assembled Monolayer)を、少なくとも側部ストッパ28aのヒンジ部3に面する部位に形成させることにより設けられる。
このように、第2の実施形態においては、ヒンジ部3及び可動板22の下方に下部ストッパ28bが形成されているので、ミラー素子21に振動や衝撃が加わり可動板22が下方に変位したときに、可動板22が下部ストッパ28bに接触し、可動板22の変位も抑えられる。従って、ヒンジ部3の折損がより発生しにくくなり、ミラー素子21がさらに取り扱い容易になる。また、側部ストッパ28aや下部ストッパ28bには、スティッキング防止膜が設けられているので、ヒンジ部3が側部ストッパ28aに接触したり、ヒンジ部3や可動板22が下部ストッパ28bに接触したりしても、スティッキングが発生しにくくなる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、ヒンジ部の上部にストッパを設け、可動板の上方への異常変位を防止することにより、耐振動性・耐衝撃性を向上させてもよい。また、ストッパは、例えば、ヒンジ部の側部近傍のみに設けられていたり、ヒンジ部や可動板の上方又は下方のみに設けられていたりしてもよい。その場合であっても、振動や衝撃が加わっても、可動板の異常変位を妨げることができ、ヒンジ部の折損を防止することができる。
また、例えば、ヒンジ部や、垂直コムを構成する電極等は、第2のシリコン層に形成されていてもよい。さらにまた、可動構造体は、垂直コムに替えて、水平コムや、可動板の平面に対向するように配置される駆動電極等を有し、それらが発生する静電力を駆動力として可動板を駆動可能に構成されていてもよい。そして、可動構造体は、例えば、磁力等により可動板を駆動するような駆動構造を有していてもよい。本発明は、光走査ミラー素子の構造に適用されるものに限られず、可動板を揺動可能にヒンジ部で軸支してなる可動構造体の構造に広く適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る可動構造体を用いた光走査ミラー素子の一例を示す斜視図。 上記ミラー素子を下面側から見た斜視図。 (a)は上記ミラー素子の平面図、(b)は(a)のA‐A線断面図、(c)は(a)のB‐B線断面図。 (a)は上記ミラー素子の製造時の第1工程終了時を示す平面図、(b)は同背面図、(c)は同側断面図。 (a)は上記ミラー素子の製造時の第2工程終了時を示す平面図、(b)は同背面図、(c)は同側断面図。 (a)は上記ミラー素子の製造時の第3工程終了時を示す平面図、(b)は同背面図、(c)は同側断面図。 本発明の第2の実施形態に係る光走査ミラー素子の一例を示す斜視図。 上記ミラー素子を下面側から見た斜視図。
符号の説明
1,21 光走査ミラー素子(可動構造体)
2 可動板
2a ミラー膜(ミラー)
3 ヒンジ部
4 フレーム部
5 垂直コム(櫛歯電極)
8a,28a 側部ストッパ(ストッパ)
8b,28b 下部ストッパ(ストッパ)
8c 蛇腹部(突起部)
11 SOI基板
11a 第1シリコン層
11b 第2シリコン層
11c 酸化膜(絶縁膜)

Claims (7)

  1. 可動板と、前記可動板を揺動可能に軸支する梁状のヒンジ部と、前記ヒンジ部を支持するフレーム部とを備えた可動構造体において、
    前記ヒンジ部と前記可動板の両方又はいずれか一方の近傍に、前記可動板の異常変位を妨げるためのストッパを設けたことを特徴とする可動構造体。
  2. 前記ストッパは、前記ヒンジ部の側部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の可動構造体。
  3. 前記ストッパは、前記ヒンジ部の上下の両方又はいずれか一方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の可動構造体。
  4. 前記ストッパは、前記ヒンジ部と同電位となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の可動構造体。
  5. 前記ストッパの前記ヒンジ部又は前記可動板に面する部位には、スティッキング防止膜又は突起部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の可動構造体。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の可動構造体を備え、
    前記可動板は、ミラーを有し、
    前記可動板の一部及びそれに対向するフレーム部には、互いに噛合うように設けられた複数の櫛歯からなる櫛歯電極が設けられていることを特徴とする光走査ミラー素子。
  7. 請求項3に記載の可動構造体の製造方法であって、
    第1シリコン層と第2シリコン層とが絶縁膜を介し互いに接合されて成るSOI(Silicon on Insulator)基板を用い、
    前記第1シリコン層に前記ヒンジ部及び前記可動板を形成する第1工程と、
    前記第2シリコン層に前記ストッパを形成する第2工程と、
    前記第1工程及び第2工程の後、前記絶縁膜をエッチングすることにより前記可動板を揺動可能にする第3工程と、を備えることを特徴とする可動構造体の製造方法。

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