JPH09159937A - 光変調装置及びその製造方法並びにその光変調装置を用いた電子機器 - Google Patents
光変調装置及びその製造方法並びにその光変調装置を用いた電子機器Info
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- JPH09159937A JPH09159937A JP33787795A JP33787795A JPH09159937A JP H09159937 A JPH09159937 A JP H09159937A JP 33787795 A JP33787795 A JP 33787795A JP 33787795 A JP33787795 A JP 33787795A JP H09159937 A JPH09159937 A JP H09159937A
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Abstract
えた光変調装置及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 導電性のシリコン製ミラー基板100
と、Naを含有するガラス製電極基板200とが、陽極
接合されて光変調装置が構成される。シリコン製ミラー
基板100は、マトリクス状に配設された微小ミラー1
02と、微小ミラー102をX方向にて連結するトーシ
ョンバー104と、トーションバー104の両端が連結
された枠状部106とを有する。ガラス製電極基板20
0は、中央領域の凹部202と、その周囲の立ち上げ部
204と、凹部202内にて突出する支柱部210と、
凹部202内に形成されて微小ミラーを傾斜駆動させる
電極214,216及び配線218,220を有する。
トーションバー104の両端及び枠状部106は立ち上
げ部204と接合され、トーションバー104の中間部
は支柱部210と接合される。トーションバー104の
両端は、ダイシング時に枠状部106から切り離され
る。
Description
た光変調装置及びその製造方法に関する。
光変調装置が、特開平4−230722,5−1883
08,5−196880などに開示されている。また、
これらの改良構造が、日経マイクロデバイス1994年
3月号に、DMD(Digital Micromir
rorDevice)として開示されている。
800、中間層810及び下層830からなる3層構造
を有している。
部下面に連結されたミラー保持ポスト804とを有す
る。このミラー802の製造プロセス上、ミラー保持ポ
スト804と対向する位置には凹部806が形成され
る。
と連結されるミラー保持板812が、両側のヒンジ81
4により傾斜駆動可能に支持されている。このミラー保
持板812の傾斜駆動空間を確保するために、ヒンジ8
14は、その下面にヒンジ保持ポスト816を有してい
る。
14を挟んだ両側に第1,第2のアドレス電極818,
820を有し、それぞ電極保持ポスト826に支持され
ている。さらにその外側に、第1のミラー接触電極82
2と第2のミラー接触電極824とを有し、それぞれ電
極保持ポスト826に支持されている。
818、820の電極保持ポスト826が連結される4
つの電極832a〜832dと、第1、第2の接触電極
822、824が連結される共通電極834を有してい
る。
ー802及び第1,第2のミラー接触電極822,82
4に、バイアス電圧Vaが印加される。そして、例えば
第1のアドレス電極818にマイナス電圧を印加し、第
2のアドレス電極820にプラス電圧を印加すること
で、ミラー802と第1のアドレス電極818の間にク
ーロン力が作用し、ミラー802を図23の一点鎖線の
状態に傾斜駆動することができる。第1,第2のアドレ
ス電極818,820に印加される電圧の極性を逆転す
ることで、図23の2点鎖線に示すように傾斜駆動させ
ることができる。
02の傾斜状態のときに、光が所定位置に向けて反射さ
れるON駆動とされ、2点鎖線に示す傾斜状態のときに
は、所定位置とは異なる方向に光が反射されたOFF状
態とされる。そして、その切替時間を変化させること
で、256階調表示が可能となっている。
に示す製造プロセスに従って製造できると推測される。
図24は、予め形成された下層830上に中間層810
を形成する工程を示しており、図25はその中間層81
0上に上層800を形成し、各層間に空間を形成する工
程を示している。
RAMが形成された基板840を用意する。次に、図2
4(B)示すように、この基板840上にレジスト84
2を塗布し、同図(C)の工程にてヒンジ保持ポスト8
16及び電極保持ポスト826と対応するパターンを形
成するパターニングを行う。
ト842の表面及びトレンチ部にアルミニウム(Al)
膜844を蒸着し、さらに同図(E)に示すようにその
表面にAl酸化膜846を形成する。
の蒸着後に、同図(G)のようにレジスト850を塗布
してパターニングする。この後、図24(H)に示すよ
うに、Al膜848をエッチングすることで、ミラー保
持板812、ヒンジ814及びヒンジ保持ポスト816
が形成される。
00を形成する。このために、図25(A)に示すよう
に、レジスト852を厚く塗布し、同図(B)に示すよ
うにパターニングを行う。さらに、Al(アルミニウ
ム)膜854を蒸着し、その表面の一部にAl酸化膜8
56を形成した後、端部のAl膜854をエッチングで
除去することで、ミラー802及びミラー保持ポスト8
04が形成される(図26(C)〜(E)参照)。
スト842及び852を除去することで、上層800と
中間層810との間に空間が形成され、かつ、中間層8
10と下層830との間に空間が形成される。
の歩留まりが高くとれないという問題がある。その原因
の1つは、ミラー802の傾斜角度を決定する要因とな
る、ミラー802の下面とミラー接触電極822,82
4との間の距離の設定を、図25(A)に示すレジスト
工程でのレジスト852の厚さに依存していたからであ
る。
ング法により形成され、レジスト厚さの均一性を高める
ことさえ困難であるのに、ましてやスピンコーティング
法にてレジスト852の厚さを一定値に設定すること
は、極めて困難な技術となる。
ウェハ面積が大きくなるほど、そのレジスト膜の面内均
一性さえも確保することが困難であり、ましてやレジス
ト膜の厚さを一定値にすることは、大口径化の半導体ウ
ェハではほとんど不可能である。従って、同時に多数の
素子を1枚の半導体ウェハから形成することは困難であ
り、スループットも低下する。
示すレジスト除去工程において、ミラー802またはヒ
ンジ814の下方であって、奥まった領域のレジストを
完全に除去することが困難となることである。もしこの
ような異物が残存したとすれば、ミラー802とアドレ
ス電極818,820がショートし、又はミラーの変位
が妨げられ、あるいはミラー接触電極822,824と
アドレス電極818,820がショートしてしまう。
802の中心領域に凹部806が形成されてしまうこと
である。図25(C)のAl蒸着工程において、トレン
チ部分にAlを蒸着すると、必ずこのトレンチと対向す
る位置が窪んでしまい、これに起因して凹部806が生
ずることは防止し得ない。
がミラー802と同一平面上に存在しないため、ミラー
802の開口面積が増大し、光利用率が高まることを効
果としている。
の中心には凹部806が形成され、光強度の強い光軸上
にこのような凹部806が存在すると、乱反射によって
かえって光利用率が低下してしまう。あるいは、乱反射
された光が他の画素の情報として入力されてしまい、画
質が低下するという問題も指摘される。又、凹部806
の側壁が垂直に加工できたとしても、光有効利用面積が
減少する。
高い歩留まりにて製造できる微小ミラーを備えた光変
調装置及びその製造方法を提供することにある。
乱反射が生ずることなく、正確な光変調制御を行うこと
のできる微小ミラーを備えた光変調装置及びその製造方
法を提供することにある。
シリコン製ミラー基板と電極基板とを接合して、微小ミ
ラーを有する光変調装置を製造している。ここで、導電
性のシリコン製ミラー基板は、一ライン状又はマトリク
ス状に配列された複数の微小ミラーと、前記微小ミラー
を一方向にて連結するトーションバーと、前記トーショ
ンバーの両端が連結され、を有し、少なくとも前記微小
ミラーの片面に反射層が形成されている。
周囲の立ち上げ部と、前記凹部内であって各々の前記微
小ミラーと対応する位置に導電層が形成され、クーロン
力により前記微小ミラーを傾斜駆動させる電極群と、前
記一方向で隣合う2つの前記微小ミラー間と対応する位
置にて前記凹部より突出形成された支柱部と、を有す
る。
とを接合する工程では、少なくとも前記シリコン製ミラ
ー基板の前記トーションバーの中間部と前記電極基板の
前記支柱部とを対面させている。
される凹部の深さを精度よく形成すれば、微小ミラーの
振れ角をロット間で正確に設定できる。また、微小ミラ
ーの表面に形成される反射層も平坦にでき、乱反射のな
い面に形成することができる。
金属を含むガラス製電極基板の場合、陽極接合により両
基板を接合できる。こうすると、基板間に接着層などを
要しないため、微小ミラーの振れ角をロット間でより正
確に設定できる。
直接接合、共晶接合等でも良く、各接合方法については
詳細を後述する。また、電極基板の材質としては、接合
工程が加熱下で行われる場合には、シリコンと熱膨張係
数が近いことが好ましい。
ンバーの両端部が連結された枠状部を形成することもで
きる。この場合、トーションバーの両端部及び枠状部
は、電極奇人の立ち上げ部と接合される。そして、この
接合の後に、トーションバーの両端部を枠状部から切り
離す工程を実施している。
互の位置関係は枠状部により維持されるので、1本ずつ
位置決めしなくても相互の位置関係を保って電極基板に
接合できる。
前記(a)工程は、シリコン基板中に不純物をドープし
てドープ層を形成する工程と、前記シリコン基板の一面
に窓形成用の第1のマスクを、他の一面に前記複数の微
小ミラー及び前記トーションバーを形成するための第2
のマスクをそれぞれパターニングする工程と、前記第1
のマスクを用いて、前記ドープ層が露出するまで前記シ
リコン基板をエッチングする工程と、前記第2のマスク
を用いて、前記ドープ層をエッチングする工程と、前記
第1、第2のマスクを除去し、前記ドープ層により前記
微小ミラー及びトーションバーを形成する工程と、前記
ドープ層の前記微小ミラーの片面に前記反射層を形成す
る工程と、を有して実施できる。
製ミラー基板が完成する前のシリコン基板の状態で、電
極基板との接合を実施している。
の立ち上げ部と、前記凹部内であって各々の前記微小ミ
ラーと対応する位置に導電層が形成され、クーロン力に
より前記微小ミラーを傾斜駆動させる電極群と、一方向
で隣合う2つの前記微小ミラー間と対応する位置にて凹
部より突出形成された支柱部と、を有する。
ープされたドープ層を有するシリコン基板である。この
とき、少なくとも前記電極基板の支柱部を前記ドープ層
と対面させて接合する。
前であるので、接合時の位置合わせが容易となる。
をエッチングして除去し、そのドープ層の表面に反射層
を形成する。
する。この時、前記電極群と対向する位置に複数の前記
微小ミラーを形成される。また、前記微小ミラーを一方
向にて連結し、該一方向にて隣合う2つの前記微小ミラ
ー間で前記支柱部と接合されたトーションバーが形成さ
れる。
時に、予め電極基板に形成された電極郡との位置関係を
考慮すれば、ホトリソグラフィ工程の精度で微小ミラー
を高精度にて形成できる。
容易であり、しかも微小ミラー等は接合後に形成できる
ので、高密度で微小ミラーを配置する場合に適してい
る。
採用することができ、また、シリコン製ミラー基板に枠
状部を形成しても良い。
基板を透明なガラス基板とし、そのガラス製電極基板側
から前記電極群のパターンの位置を観測し、そのパター
位置を基準にして、前記シリコン製電極基板のエッチン
グのためのマスクパターン合わせ実施するとよい。
純物濃度を1×1018atm/cm3以上とすると、前
記シリコン基板のエッチング時に前記ドープ層をエッチ
ングストップ層として用いることができる。
程として、前記立ち上げ部及び支柱部と対応する位置を
マスクして、アルカリ金属を含有するガラス板をエッチ
ングして、所定深さの前記凹部を形成する工程と、前記
凹部の底面に、前記電極群を形成する工程と、を有する
とよい。この場合、微小ミラーの振れ角に影響する凹部
の深さは、エッチンの条件に依存させて形成できる。
ジウム・ティン・オキサイド)にて形成し、接合される
前記ガラス製電極基板と前記シリコン製ミラー基板との
間に、異物混入があるか否かを前記ガラス製電極基板側
から検査する工程をさらに有することができる。この検
査を接合前に行えば歩留まりが向上し、接合後に行って
も、異物混入という不良原因が容易に判明する。
傾斜駆動される微小ミラーと干渉しない位置にて、前記
シリコン製ミラー基板上に透明カバー基板を接合する工
程をさらに有することができる。
傾斜駆動を妨げる異物の混入を防止して、素子を保護で
きる。
性のシリコン製ミラー基板と、電極基板とが接合されて
一体化され、前記シリコン製ミラー基板は、一ライン状
又はマトリクス状に配列され、片面に反射層が形成され
た複数の微小ミラーと、前記微小ミラーを一方向にて連
結するトーションバーと、を有し、前記電極基板は、中
央領域の凹部と、その周囲の立ち上げ部と、前記凹部内
であって各々の前記微小ミラーと対応する位置に形成さ
れ、クーロン力により前記微小ミラーを傾斜駆動させる
電極群と、前記一方向で隣合う2つの前記微小ミラー間
と対応する位置にて凹部より突出形成された支柱部と、
を有し、少なくとも前記シリコン製ミラー基板の前記ト
ーションバーの中間部と前記電極基板の前記支柱部とが
対面して、前記シリコン製ミラー基板と前記電極基板と
が接合されていることを特徴とする。この接合も、陽極
接合、直接接合又は共晶接合などにより行われる。
射層の全表面が平坦面に形成される。これにより、入射
角と等しい反射角にて入射光を反射させることができ
る。
ジウム・ティン・オキサイド)にて形成されることが好
ましい。ガラス製電極基板から透視して、電極郡と微小
ミラーとの間の異物混入の不良原因が容易に判明するか
らである。
側に、絶縁膜を形成するとよい。こうすると、異物の混
入があっても、微小ミラーと電極郡との間のショートと
いう深刻な状態を回避できる。
対向する前記電極群の表面を粗面に形成するとさらによ
い。絶縁膜と電極群との接触面積が減少し、絶縁膜の帯
電に起因した微小ミラーの電極群への張り付きを防止で
きる。
ローム以上の高さの凸部が設けられて、前記粗面が形成
することが好ましい。これにより、微小ミラーと電極群
との張り付きを防止できる表面荒さを確保できる。な
お、この凸部の高さの上限は、微小ミラーが電極群と平
行な状態の時の微小ミラー、電極群間のギャップをGと
したとき、G/3以下である。これにより、機能上必要
とされる微小ミラーの偏向角が最低限確保される。
は、前記絶縁膜上であって、前記トーションバーより離
れた位置に絶縁性突起を形成してもよい。
に他の対策として、前記ガラス製電極基板の前記凹部の
底面より、前記立ち上げ部及び前記支柱部の天面より低
い高さで突出形成され、傾斜駆動時に前記微小ミラーと
当接して傾き角を決定する絶縁性ストッパーを形成する
こともできる。
機器を構成することができる。
プロジェクションランプより出射された光を、画素毎に
配置された複数の微小ミラーの傾斜駆動によりそれぞれ
反射させて、画素毎に変調された反射光とする光変調装
置と、前記光変調装置からの反射光をスクリーンに向け
て拡大投影するプロジェクションレンズと、によりプロ
ジェクターを構成できる。
ーザ光源からのレーザ光を、アレー状に配列された複数
の微小ミラーの傾斜駆動により順次反射させて、一方向
に走査しながら変調された反射光を前記感光体に向けて
出射して前記潜像を形成する光変調装置と、前記感光体
に形成された潜像を現像する現像装置と、前記感光体上
の現像を記録媒体上に転写する転写装置と、により電子
写真装置を構成できる。
数の誘導コイルと、光変調装置と、各々の前記誘導コイ
ルと前記光変調装置の電極群とを接続する配線パターン
とを有し、各々の前記誘導コイルにて生ずる誘導電圧に
基づき、複数の前記微小ミラーをそれぞれ傾斜駆動させ
て、前記微小ミラーでの反射光により所望の光信号を生
成する光スイッチ装置を構成することができる。
て被露光体に出射して、前記被露光体を露光する露光装
置において、前記露光源からの光を、各々の微小ミラー
にて反射させて、変調された光を前記被露光体に出射す
る光変調装置を設けてもよい。
に、露光工程を利用して、ロット番号などのID情報を
記録することができる。
備えた光変調装置及びその製造方法の実施例について、
図面を参照して説明する。
示す組立分解斜視図である。同図において、この光変調
装置は大別して、シリコン製ミラー基板100、ガラス
製電極基板200及びカバーガラス基板300から構成
されている。
ス上に配列された複数の微小ミラー102を有する。こ
の複数の微小ミラー102の内、一方向例えば図1のX
方向に沿って配列された微小ミラー102は、トーショ
ンバー104にて連結されている。さらに、複数の微小
ミラー102が配置される領域を囲んで枠状部106が
設けられている。この枠状部106は、複数本のトーシ
ョンバー104の両端と連結されている。
示すように、トーションバー104との連結部分の周囲
にスリット108が形成されている。このスリット10
8を形成することで、図2に示す矢印方向への微小ミラ
ー102の傾き駆動を容易にしている。さらに微小ミラ
ー102の表面には、反射層102aが形成されてい
る。そして、後述する駆動により微小ミラー102が傾
斜駆動されることで、この微小ミラー102に対して入
射する光の反射方向が変化する。そして、所定反射方向
に向けて光を反射させる時間を制御することによって、
光の変調を行うようにしている。
微小ミラー102及びトーションバー104の各種寸法
は、下記の通りである。
202を有し、その周囲に立ち上げ部204を有する。
立ち上げ部204の一辺は切り欠かれて電極取出口20
6とされ、この電極取出口206の外側には、凹部20
2と連続する電極取出板部208が形成されている。
には、X方向で隣り合う2つの微小ミラー202間のト
ーションバー104と対向する位置にて、凹部202よ
り突出形成され、立ち上げ部204の天面と同じ高さを
有する多数の支柱部210を有する。
02及び電極取出板部208上には、配線パターン部2
12が形成されている。この配線パターン部212は、
図2に示すように、トーションバー104を挟んだ両側
の微小ミラー102の裏面と対向する位置に、それぞれ
第1,第2のアドレス電極214,216を有する。そ
して、Y方向に沿って配列された第1のアドレス電極2
14は第1の共通配線218に共通接続されている。同
様に、Y方向に沿って配設された第2のアドレス電極2
16は、第2の共通配線220に共通接続されている。
0の上に、図1に示すようにして、シリコン製ミラー基
板100が陽極接合される。このとき、シリコン製ミラ
ー基板100のトーションバー104の両端部及び枠状
部106と、ガラス製電極基板200の立ち上げ部20
4とが接合される。さらに、シリコン製ミラー基板10
0のトーションバー104の中間部と、ガラス製電極基
板200の支柱部210とが陽極接合される。さらにそ
の後、シリコン製ミラー基板100の枠状部106上
に、カバーガラス基板300が接合される。そして、枠
状部106と連結されていた各々のトーションバー10
4の両端部が、枠状部106から切り離される位置にて
ダイシングされる。さらに、ガラス製電極基板200の
立ち上げ部204に切り欠き形成された電極取出口20
6を含む周縁部が、封止材により封止密閉され、第1実
施例に係る光変調装置が完成する。ここで、光変調装置
の内部を種々の方法により真空にすると、微小ミラーの
駆動時に抵抗が少なく、応答動作の高速性、消費電力の
低下が図られる。
X方向に沿って配列された複数の微小ミラー102に対
して、トーションバー104を介して同時に通電する。
一方、これと同時に図1に示す第1,第2のアドレス電
極214、216を一組として点順次又は線順次で駆動
し、通電されるトーションバー104を、図1のY方向
に向けて順次選択することで、マトリックス状に配列さ
れた微小ミラー102を所定のサイクルにてON傾斜駆
動することができる。
するには、第1,第2のアドレス電極214,216に
加わる電圧の極性を、ON傾斜駆動時とは逆にすればよ
い。これにより、微小ミラー102はON傾斜駆動時と
は逆の方向に傾斜駆動される。
及び図5を参照して説明する。まず、シリコン製ミラー
基板100の製造プロセスについて説明する。
プロセス (1)ドープ層を有するシリコン基板の形成工程 この工程では、図4(A)に示すシリコン基板110の
片面に、図4(B)に示すドープ層112を形成してい
る。このために、シリコン基板110上に、例えばボロ
ンドープ材をスピンコーティング法にて塗布する。この
ボロンドープ材は、有機溶剤の中にB2O3を混ぜたもの
で、例えば東京応化(株)のPBFを用いることができ
る。このとき、ボロンドープ材の膜厚は、シリコン基板
110のスピン回転条件及びボロンドープ材の粘度に依
存して調整できる。
0〜100cpとし、スピン回転条件を変化させること
で、ボロンドープ材の膜厚を0.5〜5.0μmの範囲
で変化させることができた。
後に、加熱炉にて100〜180℃で20〜40分間加
熱し、ボロンドープ材中の溶剤を蒸発させるとよい。本
実施例では、140℃にて30分間ベークを行った。さ
らに、400〜800℃の酸素雰囲気炉で1〜2時間焼
成し、バインダーを除去する。本実施例では、600℃
で1時間の焼成を行った。その後の熱拡散工程は、窒素
雰囲気中で800〜1200℃で4時間から10時間か
けて熱拡散が行われる。本実施例では、1100℃にて
6時間熱拡散工程を実施した。
(B)がシリコン基板110の内部に熱拡散され、シリ
コン基板110の下面に、図4(B)に示すボロンドー
プ層112を形成することができた。この熱拡散工程で
の温度及び処理時間により、ボロンドープ層112の厚
さを調整することができ、本実施例では1000℃で6
時間かけて熱拡散処理を行うことで、2〜3μmのボロ
ンドープ層112を形成することができた。
濃度は、好ましくは1×1018atm/cm3以上であ
ることが好ましい。こうすると、後述するシリコン基板
110のエッチング工程において、このボロンドープ層
112をエッチングストップ層として機能させることが
できる。
散板法を採用することもできる。このとき、シリコン基
板のボロンドープしたい面を、例えばテクネグラス社製
のボロンプラス板(商品名)を対向させて配置する。両
者間の間隔は、0.5〜4.0mm、さらに好ましくは
2.0〜3.0mmとするとよい。この対向配置関係を
維持したまま、加熱炉にて800〜1200℃、例えば
1100℃で、窒素流量3〜8リットル/min例えば
6リットル/minにて、1時〜6時間例えば2時間か
けて熱拡散工程を実施してもよい。
用してもよい。この時の加速エネルギーは20〜50k
eVで、最適値は35keVである。また、加速電子の
数を示すドーズ量は、2×1018〜8×1018個が適当
で、望ましくは4×1018個である。さらに、ビーム電
流は1.5〜4.5mAが適当で、望ましくは3.0m
Aである。これらの条件でイオン打ち込みを行うと、
0.5〜4μmのボロンドープ層が形成できた。
110を熱酸化炉に搬入し、図4(C)に示すように、
このシリコン基板110の周囲に熱酸化膜114を形成
する。本実施例では、ウェット酸化法にて1000℃の
温度にて4時間かけて熱酸化処理を行うことで、1μm
の厚さの熱酸化膜114を形成した。このとき、ボロン
ドープ層112も熱酸化され、その表面にも熱酸化膜1
14が形成される。
ホトリソグラフィ工程を実施することで、図4(D)に
示すようにパターニングを行った。同図に示すとおり、
シリコン基板110の表面側には、中心領域に窓を形成
するための第1のマスク116をパターニングした。シ
リコン基板110のボロンドープ層112を有する下面
は、図1〜3に示す微小ミラー102、トーションバー
104、枠状部106及びスリット108などを形成す
るための第2のマスク118をパターニングした。この
パターニングのために、熱酸化膜114の表面及び裏面
にそれぞれレジスト塗布、露光及び現像を行った。現像
工程後、緩衝フッ酸溶液を用いて所定領域の熱酸化膜
(酸化シリコン膜)114を除去した。その後レジスト
剥離を行うことでパターニング工程が終了する。このレ
ジスト剥離は、例えば硫酸と過酸化水素水の混合液を8
0℃にて加熱して使用することができる。
程 次に、図4(E)に示すように、シリコン基板110の
上面側に形成された第1のマスク116を使用して、シ
リコン基板110をエッチングして除去した。このエッ
チング工程は、1〜40重量%の濃度のKOH水溶液を
用いて、シリコン基板110をウエットエッチングし
た。KOH水溶液の濃度は、10重量%前後が最適であ
る。このエッチング工程の反応は、下記の反応式に従っ
て行われる。
の表面110aの結晶面方位を(100)とすると、エ
ッチングにより形成される側壁110bは55℃の角度
を持った傾斜壁となる。これに対して、表面110aの
結晶面方位を(110)とすると、側壁110bはほぼ
垂直な壁とでき、異方性の高いエッチングを実現でき
る。こうすれば、より広い面積を光変調が可能な面とす
ることができる。
ン基板110の反応により生ずる水素気泡を観測し、水
素気泡がなくなった時点を終点とすることができる。あ
るいは、ボロンドープ層112の不純物濃度を、1×1
018atm/cm3以上とすることで、このボロンドー
プ層112をエッチングストップ層として機能させるこ
とができる。
としては、KOH水溶液以外では、TMAH(テトラメ
チル水酸化アンモニウム)水溶液、EPD(エチレンジ
アミン−ピロカテコール−ジアジン)水溶液またはヒド
ラジン水溶液などを使用することができる。
工程 次に、図4(F)に示すように、熱酸化膜114の下面
に形成された第2のマスク118を使用して、ボロンド
ープ層112をドライエッチングする。
が速く量産に適したRIE(反応性イオンエッチング)
を用いることが好ましい。このとき、処理ガスとして、
CF4を30〜60sccm、O2を30〜60sccm
導入し、13.56MHzの高周波電源のパワーを、4
00〜800W、特に最適地として600Wに設定し
た。チャンバ内圧力は、好ましくは0.05〜0.30
Torrであり、本実施例では最適値である0.15T
orrを採用した。本実施例では2μmのボロンドープ
層をエッチングするのに、15〜30分のエッチング時
間を要した。
ングすることで、図1〜3に示す微小ミラー102、ト
ーションバー104、枠状部106及びスリット108
がそれぞれ形成される。
スク材として使用された後に剥離される。剥離させる方
法としては、例えば、(3)パターニング工程で説明し
たように、緩衝フッ酸溶液を用いることができる。ま
た、10%程度の希フッ酸溶液を用いても良い。この工
程の実施例により、図4(G)に示すように、ボロンド
ープ層112で形成された枠状部106に、微小ミラー
102、トーションバー104などが支持された状態を
得ることができる。
102の表面に、例えばアルミニウム(Al)からなる
反射層102aを、例えば0.2〜2μmの厚さにて蒸
着する。反射層102aの膜厚が上限を越えると、微小
ミラー102の慣性モーメントが大きくなって、駆動時
の応答速度が遅くなったり、傾斜駆動する際の駆動電圧
が高くなる。上記膜厚範囲の下限を下回ると、ボロンド
ープ層112の全面に均一厚さで反射層102aを形成
することが困難となる。
部分、すなわちトーションバー104にはAlが付着し
ないようにマスキングしてもよいが、本実施例のように
トーションバー104上にも反射層102aを形成して
もよい。枠状部106の表面に残存するシリコン基板1
10の天面は、その後ガラス製電極基板200と陽極接
合される領域であるため、この部分に陽極接合を妨げる
異物が付着しないようにマスキングすることが重要であ
る。
視光を効率よく反射できるものであればよく、例えば銀
(Ag)を用いることもできる。また、反射層102a
の形成工程は、必ずしも蒸着方法を用いるものに限ら
ず、例えばスパッタを採用することもできる。
下地材であるボロンドープ層112が平坦であるから、
その上に形成される反射層102aも平坦に形成するこ
とができる。これにより、反射層102aに入射される
光を、その入射角と等しい反射角にて反射させることが
でき、この光変調装置を用いて表示装置を構成した場
合、コントラストを向上させることが可能となる。
すシリコン製ミラー基板100が完成する。この後、図
4(I)に示すように、シリコン製ミラー基板100、
ガラス製電極基板200及びカバーガラス基板300の
接合が行われることになる。この接合工程を説明する前
に、図5を参照して、ガラス製電極基板200の製造プ
ロセスについて説明する。
ロセス 図5(A)に示すように、ガラス製電極基板200のベ
ースとなるガラス基板230は、後述する陽極接合を行
うために、アルカリ金属例えばナトリウム(Na)を含
有したガラス基板を用いている。この種のガラス基板2
30としては、ホウケイ酸ナトリウムガラスを用いるこ
とができ、例えばコーニング社製のパイレックスガラス
(商品名)を用いることができる。特に、陽極接合時に
ガラス基板230を加熱するため、シリコンと熱膨張係
数がほぼ等しいことを考慮すると、コーニング#774
0(商品名)が最適である。
ス製電極基板200の製造プロセスについて説明する。
程を実施することで、図5(B)に示すように、ガラス
基板230の表面に、レジストパターン部232を形成
する。レジストパターン部232は、立ち上がり部20
4、支柱部210の相当箇所に形成される。
ング工程 このレジストパターン部232をマスクとして、ガラス
基板230をフッ酸水溶液を用いてウエットエッチング
する。これにより、図5(C)に示す凹部202の他、
電極取出口206及び電極取出板部208も同時に形成
される。この凹部202の深さは、処理時間及び温度な
どのエッチング条件を変更することで調整できる。
2の振れ角を決める重要な要素であるため、上記のエッ
チング条件を調整して、ロット間で等しい深さの凹部2
02を形成する必要がある。
いることで行うことができ、これにより図5(D)に示
すように、ガラス基板230に形成された立ち上げ部2
04の天面から、レジストパターン部232を剥離させ
ることができる。
板部208上に形成するために、まず、図5(E)に示
すように、ガラス基板230の全面に、例えばアルミニ
ウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)又はITOにて
代表される透明電極などを材質とする電極膜234を形
成する。この電極膜234は、蒸着法、スパッタ法又は
イオンプレーティング法等により形成することができ
る。その後、この電極膜234上に、ホトリソグラフィ
工程を実施することでレジストパターン部236を形成
する(図5(F)参照)。その後、このレジストパター
ン部236をマスクとして使用して、電極膜234をエ
ッチングする。このエッチングは、ウエットエッチング
により実施できる。
ターン部212上のレジストパターン部236を剥離す
ることで、ガラス製電極基板200が完成する。このと
き用いる剥離材は、電極膜234の材質により適宜選択
される。電極膜234の材質をITOとすることもでき
る。この場合には、硫酸+過酸化水素水の混合液からな
る剥離液は、ITO自体が溶解するため使用できないの
で、その代わりに有機溶剤系の剥離液を使用することが
できる。
ガラス製電極基板200との陽極接合図6に示すよう
に、位置合わせ機構314上に搭載されたホットプレー
ト310上にガラス製電極基板200を載置し、その上
にシリコン製ミラー基板100を載置する。このとき、
ガラス製電極基板200に形成された第1,第2のアド
レス電極214,216と、シリコン製ミラー基板10
0に形成された微小ミラー102とが、それぞれ対向す
る位置に位置合わせする。この位置合わせは、上方より
顕微鏡316にて観察しながら、位置合わせ機構314
によりガラス製電極基板200を二次元平面で移動させ
ることで行われる。
0間にゴミなどの異物が混入していると、微小ミラー1
02と配線パターン部212とがショートし、不良品と
なってしまう。そこで、両基板100、200を接合す
る前に、異物混入の有無を確認する検査を行うことが重
要である。この検査は、両基板100、200を重ね合
わせる前に行うことができると共に、配線パターン部2
12を透明電極例えばITOにて形成した場合には、両
基板を重ね合わせても、ガラス製電極基板200の下側
より顕微鏡にて観察して行うことができる。
ガラス製電極基板200を直流電源312に接続する。
シリコン製ミラー基板100は電源312のプラス端子
に、ガラス製電極基板200は電源312のマイナス端
子にそれぞれ接続される。そして、ホットプレート31
0により、ガラス製電極基板200を250〜450
℃、例えば350℃に加熱し、電源312より300〜
1000V、例えば600Vの電極を2〜3分間印加す
る。
加熱されることで、ガラス製電極基板200中のNa
(プラス)が移動しやすくなる。このNa(プラス)の
移動により、ガラス製電極基板200の接合面はマイナ
スに帯電し、シリコン製ミラー基板100の接合面はプ
ラスに帯電する。この結果、両接合面間には大きなクー
ロン力が作用し、界面で化学結合が生じて静電接合が行
われることになる。これにより、シリコン製ミラー基板
100とガラス製電極基板200とを強固に接合するこ
とができる。
板100のトーションバー104の両端部及び枠状部1
06が、ガラス製電極基板200の立ち上げ部204と
接合され、シリコン製ミラー基板100のトーションバ
ー104の中間部は、ガラス製電極基板200の支柱部
210と接合される。
とガラス製電極基板200とを陽極接合することで、接
着剤を用いた場合のように、接着層の厚みを要すること
なく、両者を確実に接合できる。しかも、接着剤を用い
た場合とは異なり、接着層の厚さがばらつくくこともな
いので、図3(B)に示す凹部深さHをロット間でほぼ
一定に設定することができる。この凹部深さHは、微小
ミラー102の振れ角θを決定するものであるが、陽極
接合によりこの振れ角θをもロット間で均一に設定する
ことが可能なる。
基板200と同様にNaを含有するガラス基板で構成す
れば、シリコン製ミラー基板100の枠状部106に対
して、このカバーガラス基板300を同様に陽極接合す
ることができる。但し、シリコン製ミラー基板100と
カバーガラス基板300との接合は、精度を要するもの
ではないので、他の接合方法例えば接着剤を用いた接合
方法を採用することもできる。
うすると、下記の(2)ダイシング工程にて、シリコン
製ミラー基板100およびガラス製電極基板200の間
に異物、水などが侵入することを防止できる。この結
果、微小ミラー102と配線パターン部212とがショ
ートすることを防止でき、処理の歩留まりを向上させる
ことができる。また、下記の(2)ダイシング工程後に
は、光変調素子330の2つの側面に、図7(B)に示
すようにトーションバー104の板厚分の微細な間隙2
40が生じるので、この微細な間隙240も同様にして
封止することができる。
変調素子330を複数個同時に、図4(A)に示すシリ
コン基板110を構成する1枚のウェハ320上に形成
することができる。このため、光変調素子330の完成
後に、ウェハ320をダイシングして、個々の光変調素
子330に分離している。このダイシング工程により、
枠状部106に連結されていたトーションバー104の
両端が切り離され、図1のY方向にて分離されて1本ず
つ独立した電極として機能する。ダイシングにより分離
された光変調素子330は図7(B)に示す通りであ
る。
板上に固定し、配線を行う。図7(B)に示すように、
電極取出板308上の配線パターン部212と、側面に
露出するトーションバー104の端部とを、図示しない
駆動回路に接続することで配線工程を実施する。こうし
て、光変調装置が完成する。
光変調装置について、図8〜図10を参照して説明す
る。
すように、大別してシリコン製ミラー基板400、ガラ
ス製電極基板500及びカバーガラス基板600を有す
る。シリコン製ミラー基板400とガラス製電極基板5
00とは、第1実施例と同様に陽極接合される。シリコ
ン製ミラー基板400とカバーガラス基板600との位
置関係は、微小ミラーの振れ角には影響がないので、第
1実施例と同様に、両基板400、600を陽極接合以
外の例えば接着剤を用いて接合してもよい。
のX方向及びY方向にてマトリクス状に配列された微小
ミラー402と、X方向に配列された微小ミラー402
を連結するトーションバー404と、このトーションバ
ー404の端部を連結する枠状部406とを有する。ト
ーションバー404が微小ミラー402と連結される連
結部の周囲にはスリット408が形成されている。ま
た、トーションバー404の一端404aは、枠状部4
06に直接連結されているのに対し、その他端404b
は、広い面積のミラー用電極410を介して枠状部40
6と連結されている。
出口412が切り欠き形成されている。そして、多数の
微小ミラー402が配列された領域と、アドレス電極取
出口412とを仕切る仕切り部414が設けられてい
る。
コン基板上に複数同時に形成され、ダイシング工程の際
には、図8に示すA〜Dの4箇所の位置に沿って、他の
シリコン製ミラー基板と分離される。
央領域に形成された凹部502と、その周囲にて立ち上
げ形成された立ち上げ部504を有する。この凹部50
2には、シリコン製ミラー基板400の仕切り部414
と対向する位置に中間リブ506が設けられてる。さら
に、凹部502には、図8のX方向にて隣接する2つの
微小ミラー402,402の間に位置するトーションバ
ー404と対向する位置に、支柱部508を有する。ガ
ラス製電極基板500の凹部502には、中間リブ50
6の両側にて、図8のY方向に沿って複数本の配線パタ
ーン部510が形成されている。この配線パターン部5
10は、トーションバー404を境にして微小ミラー4
12の2つの領域と対向する第1,第2のアドレス電極
512,514を有する。図8のY方向に沿って配列さ
れた複数の第1のアドレス電極512は、第1の共通配
線516に共通接続されている。同様に、図8のY方向
に沿って配列された複数の第2のアドレス電極514
は、第2の共通配線518に共通接続されいてる。そし
て、第1,第2の共通配線516,518の端部516
a,518aが、中間リブ506を越えた位置まで延在
形成されている。
枚のガラス基板上に複数同時に形成され、その後一つの
光変調素子に分離する際にダイシングされる。
ミラー基板400と陽極接合した際には、第1,第2の
共通配線516,518の各端部516a,518a
は、シリコン製ミラー基板400に開口形成されたアド
レス電極取出口412を介して露出される。なお、シリ
コン製ミラー基板400とガラス製電極基板500とが
陽極接合された際には、第1実施例と同様に、シリコン
製ミラー基板400のトーションバー404の両端部4
04a,404b及び枠状部406と、ガラス製電極基
板500の立ち上げ部504とが陽極接合される。ま
た、シリコン製ミラー基板400のトーションバー40
4の中間部が、ガラス製電極基板500の支柱部508
に陽極接合される。この第2実施例ではさらに、シリコ
ン製ミラー基板400の仕切り部414が、ガラス製電
極基板500の中間リブ506と陽極接合されるように
なっている。
リコン製ミラー基板400に多数形成された微小ミラー
402の配置領域と対向する位置に凹部602を有す
る。この凹部602の周縁には立ち上げ部604が形成
されてる。製造プロセス上、複数のカバーガラス基板6
00が1枚のガラス基板から形成されるようになってお
り、ガラス基板のダイシングにより図8に示す1つのカ
バーガラス基板600が構成される。そして、立ち上げ
部604の一辺604aは、ダイシングされたトーショ
ンバー404の一端404aと重合する位置に配置され
る。立ち上げ部604の前記一辺604aと平行な他の
一辺604bは、ダイシングされたトーションバー40
4の他端404bと重合する位置に配置される。この結
果、シリコン製ミラー基板400のミラー用電極410
は外部に露出することになる。立ち上げ部604の前記
各一辺604a,604bと直交する他の二辺604c
及び604dは、それぞれシリコン製ミラー基板400
の枠状部406と仕切り部414と重合する位置に配置
される。
ミラー基板400に開口形成されているアドレス電極取
出口412が外部に露出し、ガラス製電極基板500上
に形成された第1,第2の共通配線516,518への
配線が可能となる。なお、この配線後は、アドレス電極
取出口412は封止材により封止密閉される。また、上
述のダイシング工程を実施すると、トーションバー40
4の一端404a及び他端404bが存在しない領域で
は、図9に示すように、ガラス製電極基板500の立ち
上げ部504と、カバーガラス基板600の立ち上げ部
604との間に、トーションバー404の厚み分だけの
間隙511が生ずる。この間隙511も、上記と同様に
して封止材により封止密閉される。
製造プロセスについて説明する。なお、ガラス製電極基
板500の製造プロセスは、図5に示すプロセスと実質
的に同一プロセスを適用できる。カバーガラス基板60
0は、凹部602をエッチング形成するために、図5
(B)〜(D)のプロセスを適用すればよい。
造プロセスに特有な点について説明する。
ンドープ層422が形成される。このボロンドープ層4
22の形成は、第1実施例と同様にして行われる。
有な点は、図10(B)に示すように、ボロンドープ層
422が形成されたシリコン基板420を、ガラス製電
極基板500と陽極接合している点である。
第1実施例と同様に、図6に示す装置を用いて実施され
る。すなわち、ホットプレート310上に載置されたガ
ラス製電極基板500を250〜450℃の範囲、例え
ば350℃まで加熱する。同時に、両基板400,50
0に直流電源312を接続し、ガラス製電極基板500
にはマイナス電圧を、シリコン製ミラー基板400には
プラス電圧をそれぞれ印加する。こうすると、ガラス製
電極基板500中のNa(プラス)が移動し、ガラス製
電極基板500の接続合面がマイナスに帯電し、シリコ
ン製ミラー基板400の接合面がプラスに帯電し、両接
合面間に大きなクーロン力が作用して静電接合される。
実装に適している理由は、両基板400,500を陽極
接合する際に、第1実施例のように既に形成された微小
ミラーと配線パターン部との厳密な位置合わせを行わな
くて済むからである。この厳密な位置合わせは、図10
(E)に示す反射層402aのパターニングの際に必要
となる。
チング工程 次に、図10(C)に示すように、ボロンドープ層42
2上に形成されたシリコン基板420を全面エッチング
する。この時のウエットエッチングは、第1実施例と同
じ例えば10〜40重量%の濃度のKOH水溶液を用
い、第1実施例にて示したエッチング反応式従って、シ
リコンがエッチングされて除去される。エッチング終点
検出はシリコン基板420の反応により生ずる水素気泡
を観測し、水素気泡がなくなった時点を終点とすること
ができる。あるいは、ボロンドープ層422の不純物濃
度を、1×1018atm/cm3以上とすることで、こ
のボロンドープ層422をエッチングストップ層として
機能させることができる。
は、KOH水溶液に限らず、TMAH水溶液、EPD水
溶液あるいはヒドラジン水溶液などを使用することもで
きる。
2の全表面に、反射層402aを形成する。この反射層
402aとしては、例えばアルミニウム(Al)を蒸着
することで形成している。この反射層402aの膜厚
は、第1実施例と同様に0.2〜2μmとすることがで
きる。
フィ工程を実施して、反射層402a上にレジストパタ
ーン部424を形成する。このレジストパターン部42
4は、図8に示すシリコン製ミラー基板400に形成さ
れる微小ミラー402、トーションバー404、枠状部
406、スリット408、ミラー用電極410、アドレ
ス電極取出口412及び仕切り部414の形状と相応し
ている。
形成された場合には、燐酸と酢酸、硝酸の混合液を30
℃に加熱して、約3分間浸積してウエットエッチングを
行うことができる。これにより、図10(E)に示すよ
うに、反射層402aのパターニングを行うことができ
る。
れば、0.5μmの精度で、パターニングを行うことが
できる。すなわち、図10(E)の下方より、すなわち
ガラス製電極基板500の下方側より顕微鏡を介して配
線パターン部510の位置を認識し、同時に、シリコン
製ミラー基板400の上方側からも顕微鏡にて観測を行
う。そして、ガラス製電極基板500に形成された配線
パターン部510の認識位置を基準として、レジストパ
ターン部424を形成するための露光工程を実施するこ
とができる。これにより、微小ミラー402などと相応
する形状のレジストパターン424を、配線パターン部
510の第1,第2のアドレス電極512,514と対
向する位置に形成することができ、これにより実装密度
が高まっても精度のよいパターニングを行うことが可能
となる。
に、その挟まれた空間に万一異物が混入していたとする
と、これを除去することが極めて困難になる。この異物
がガラス製電極基板500の配線パターン部510と付
着すると、微小ミラー402が傾斜駆動された際に、両
者間にショートが生じ、不良となって歩留まりが低下し
てしまう。
0,500の陽極接合の前に、透明なガラス製電極基板
500側から光を照射し、異物の混入があるか否かを検
査している。この際に、ガラス製電極基板500に形成
される配線パターン部510は、Al、Agなどの金属
に代えて、透明電極例えばITOとすることが好まし
い。こうすると、ITOの表面に付着している異物をも
検出可能となる。
チング工程 ボロンドープ層422をエッチングするには、ウエット
エッチングよりもドライエッチングが適している。その
理由は、ウェットエッチングではボロンドープ層422
のエッチング、水洗、乾燥の一連の工程で、外部から異
物が付着したり、乾燥しみが発生したりすることがある
が、ドライエッチングではそれがないからである。
するには、レジストパターン部424を耐エッチングマ
スク材にしている。このドライエッチングは、第1実施
例の図4(F)の工程と同じ条件で実施できる。
程 このレジストパターン部424は、例えばUVアッシン
グ装置により、ドライプロセスにてアッシングして除去
することができる。
ー基板との接合工程 このカバーガラス基板600は、第1実施例と同様に、
精度の高い接合は不要であるため、陽極接合に代えて、
接着剤による接合を行うこともできる。
に示す電極取出し開口412を封止材で封止する。ダイ
シング後に生ずる図9に示す微細な間隙511も、後に
同様にして封止される。
の基板400,500及び600を複数組搭載できるシ
リコン基板あるいはガラス基板の状態で行われる。そし
てカバーガラス基板600の接合工程が終了した後に、
一つ一つの光変調素子に分離するためのダイシングが行
われる。このダイシングの際に、図8に示す位置A〜D
の位置に沿って、基板400,500及び600がそれ
ぞれダイシングされることになる。これにより、組立中
は相互に連結されていた複数本のトーションバー404
がそれぞれ分離される。
ドレス電極512、514の端部512a、514a
を、図示しない駆動回路に接続して配線を行う。これに
より、光変調装置が完成する。
コン製ミラー基板とガラス製電極基板とを陽極接合した
例を示したが、これに代えて他の接合方法を採用するこ
ともできる。他の例として、直接接合及び共晶接合を挙
げることができる。
にシリコン基板とした場合に利用できる。シリコン基板
を良く洗浄し、シリコン基板の接合面の濡れ性を良好と
した後に、例えば赤外線顕微鏡を用いて室温下で位置合
わせ及び仮止めを行う。その後、仮止めされたシリコン
基板を800〜1200℃、最適温度として1100℃
にて、窒素雰囲気中で1〜4時間熱処理することで、シ
リコン基板同士を直接接合することができる。ここで、
シリコン基板の濡れ性が良好である時には、シリコン表
面元素はSi−O−Hの結合になっている。これを熱処
理することにより、脱水反応が生じてSi−O−Siの
共有結合となり、シリコン基板同士が接合される。
ウム(Al)または金(Au)とした時に利用できる。
これらの金属は、300〜350℃と比較的低温で合金
化し易い。例えば、Au膜を電極基板上にスパッタ法に
て形成し、そのAu膜表面にシリコン製ミラー基板を接
触させ、300〜400℃で1〜2時間熱処理すると、
接合界面のAuがSi中に拡散してゆき、接合界面がな
くなり接合される。
択される接合法に応じて種々選択できる。ただし、接合
が加熱下で行われる場合には、シリコンと熱膨張係数が
近いことが好ましい。
微小ミラー402と第1,2のアドレス電極512,5
14との間のショートを確実に防止できる構成を示して
いる。図11(A)に示すように微小ミラー402が第
1,第2のアドレス電極512,514と対向する側の
面には、絶縁膜416が形成されている。こうすると、
微小ミラー402と第1,第2のアドレス電極512,
514との間に万一異物10が存在したとしても、絶縁
膜416によって、微小ミラー402と第1,第2のア
ドレス電極512,514との間のショートを防止でき
る。
を形成すると、図11(B)に示すように、第1,第2
のアドレス電極512,514を微小ミラー402の傾
動時の傾き角を決定するストッパーとして兼用すること
もできる。この種の絶縁膜は、例えば第1実施例に示す
光変調装置の場合にあっては、図4(G)に示す熱酸化
膜の剥離工程を省略することで実現できる。即ち、図4
(C)にて形成した熱酸化膜114を、絶縁膜として兼
用することができる。
電極512,514との間のショートを防止するために
は、第1,第2のアドレス電極512,514の表面
に、絶縁をスパッタ装置等の成膜装置によって形成して
もよい。
形成した場合には、第1、第2のアドレス電極512、
514の表面を粗面に形成するとよい。こうすると、微
小ミラー402と接触する電極512、514の接触面
積を少なくすることができる。粗面に形成しないと、微
小ミラー402に形成された絶縁膜416に、ホットキ
ャリアの帯電がおき、電極512、514への微小ミラ
ー402の張り付きが生じてしまう。電極512、51
4の表面を粗面にするだけで、これらの弊害を防止でき
る。なお、この粗面は、好ましくは200オングストロ
ーク以上の高さを持つ凸部を電極表面に形成することで
実現できる。
の表面を粗面にするには、例えばスパッタ法による成膜
時の条件を変えて粒径の大きなスパッタ粒子を用いて成
膜するとよい。あるいは、蒸着法によって電極512、
514を形成すると、その表面が粗面となる。
の形成のためのエッチング工程において、エッチング条
件を変えてエッチング面を粗面にすることにより、その
上に形成されたITO膜面を粗面にすることができる。
6と、電極512、514との接触面積を少なくするた
めには、図12に示すように、微小ミラー402の両端
側であって、絶縁膜416の一部を下方に突出させたマ
イクロピラミッド416aを形成することもできる。こ
のマイクロピラミッド416aを形成するには、図13
(A)〜(C)の工程を実施すればよい。まず、同図
(A)に示すように、絶縁膜416上に平坦な第1の酸
化膜430を形成する。その後この第1の酸化膜430
上であって、微小ミラー402の両端部の位置に、局所
的に第2の酸化膜432を形成する。
32をエッチングする。こうすると、図13(B)に示
すように、エッチング速度が全面にて均一であるとすれ
ば、中央領域の第1の酸化膜430が完全に除去された
後も、その周縁領域の第1の酸化膜430が残存してい
る。その後引き続きエッチングを進行させると、中央領
域の絶縁膜416の表面のみがエッチングされ、その端
部の絶縁膜416がエッチングされないことになる。
端部に残存している酸化膜を除去することで、微小ミラ
ー402の両端に、絶縁膜416にて形成されたマイク
ロピラミッド416aを形成することができる。
によって微小ミラー402の裏面に形成した絶縁膜41
6の帯電を防止するには、図14に示すように、ガラス
製電極基板500の凹部502より突出する絶縁性スト
ッパ530を設けることでもよい。こうすると、微小ミ
ラー402の傾斜駆動時であっても、その裏面側の絶縁
膜416、第1,第2のアドレス電極512,514と
の距離を大きくとれることによって、帯電に伴う微小ミ
ラー402の張り付きを防止できる。
2実施例の光変調装置を用いて、プロジェクターを構成
する実施例について、図15〜図17を参照して説明す
る。
て、プロジェクターを構成した実施例を示している。同
図に示す通り、プロジェクションランプ702から出射
された白色光は、コンデンサレンズ704を介して回転
式カラーフィルタ706に集光される。この回転式カラ
ーフィルタ706は、R、G、Bの三色の色フィルター
を有する。コンデンサレンズ704の集光位置に対して
各色フィルターが回転配置されることで、順次異なる色
の波長の光がフィルターを通過する。
「G」、「B」のフィルタを順次透過した光は、コンデ
ンサレンズ708、反射ミラー710及びハーフプリズ
ム712を経由して、光変調装置700に入射すること
になる。この光変調装置700では、外部からの映像信
号に基づいて、上述した駆動法に従って、X方向(水平
方向)の端から順次、微小ミラーを傾斜駆動させる走査
を行い、かつ、Y方向(垂直方向)に順次走査すること
で、マトリクス状に配列された各々の微小ミラーにて入
射光を反射させる。これにより、微小ミラーが配置され
たマトリクス状の各画素にて、階調に応じて変調された
反射光を得ることができる。
して平行光としてプロジェクションレンズ714に入射
され、このプロジェクションレンズ714を介してスク
リーン716上にて拡大投影されることになる。
偏光板を有することで光利用率の低い従来の液晶パネル
と比べて、光利用効率は3倍以上あり、スクリーン71
6上に十分な明るさをもった画像を表示することが可能
となる。
ecと、従来の液晶の30msecに比べて格段に速
く、画像のちらつきをも防止することができる。さらに
は、従来の液晶パネルを利用する場には、光利用効率が
低いため、「R」、「G」、「B」に対応して3枚の液
晶パネルを必要としていたため、各軸方向でのアライメ
ント調整が極めて煩雑であった。
0を用いれば、図15に示すように1段のみで十分な明
るさを得られ、アライメント調整も極めて容易となる。
図17に示すように、2段又は3段設けることもでき
る。図16の場合、回転式カラーフィルタ707は
「G」、「B」のフィルターを有し、2つの光変調装置
700の前段に2波長領域に分光する分光プリズム71
7が配置される。一方、図17の場合には、回転式カラ
ーフィルタは用いられず、3つの光変調装置700の前
段に3波長領域に分光する分光プリズム718が設けら
れる。こうして、光変調装置700を、いずれか2色の
波長に兼用し、あるいは各波長毎に独立して2段または
3段配置することも可能である。こうすれば、より明る
く鮮明な画像をスクリーン716上に投影することが可
能となる。
調装置720を、電子写真装置例えばレーザプリンタに
適用した実施例を示している。この実施例では、光変調
装置720が従来のポリゴンミラーの代用として用いら
ている。同図において、光変調装置720の複数の微小
ミラー722は、レーザ光源724から出射されるレー
ザ光と平行な方向に沿って配列されている。
ラー722がON駆動された状態が示されており、この
微小ミラー722のON駆動時に反射される反射光の進
行方向前段には、感光ドラム730が配置されている。
このとき、他の微小ミラーはOFF駆動であり、レーザ
光を遮ることがない。
例えば時計方向に回転可能となっている。この感光ドラ
ム730の周囲には、露光ランプ732、現像装置73
4、転写装置736、クリーニング装置738、除電装
置740がそれぞれ配置されている。図18に示す光変
調装置720の各々の微小ミラー722を、図の右側か
ら左側に順番に走査すると、予め露光ランプ732にて
一定電位に帯電された感光ドラム730の表面電位は、
微小ミラー722により変調された反射光に基づいて電
位が変わり、潜像が形成される。感光ドラム730の回
転により、現像装置734により潜像にトナーが付着さ
れて現像され、転写装置736によりそのトナーが記録
媒体744側に転写される。この記録媒体744は、そ
の後段に設けられた定着ローラ742にて定着が行われ
た後に排紙される。また、転写が終了した後は、感光ド
ラム730上に残存するトナーがクリーニング装置73
8により回収され、除電ランプ740により除電されて
初期状態に戻る。
置720を従来のポリゴンミラーの代用として用いるこ
とができ、しかも光変調装置720は高密度実装が可能
であってかつ応答速度が速いため、高い解像度の画像を
記録媒体744上に記録することができる。
例の光変調装置を光スイッチングが可能な例えば光カー
ドに適用した実施例を示している。図20に示すよう
に、絶縁基板750上には、任意の誘導電圧を生じされ
せることができる複数例えば12個の誘導コイル752
−1〜752−12が設けられる。
の光変調装置760が配置されている。そして、各々の
誘導コイル752−1〜752−12は、光変調装置7
60に設けられた6個の微小ミラーとそれぞれ対向する
第1,第2のアドレス電極に、配線パターン754を介
して接続されている。
検出できるデバイスに、この光カードを挿入すると、絶
縁基板750に形成された12個の誘導コイル752−
1〜752−12とそれぞれ対応してデバイス側の12
個の誘導コイルが配置される。これに通電することで各
々の誘導コイル752−1〜752−12にて誘導電圧
が生ずる。この誘導電圧に基づき、光変調装置760内
の6個の微小ミラーを傾斜駆動させ、その反射光により
変調された光スイッチング信号を得ることができる。
型に形成することができるので、携帯用のカード内に十
分収容することができる。しかも、この光カードは磁気
の影響とは無関係であるので、カード内のデータが読み
とられて犯罪に使用されることを防止できる。
に係る光変調装置780を露光装置に組み込み、露光さ
れる半導体ウェハ770の表面に、ロット番号その他の
ウェハ固有の情報を書き込むために用いている。
72と対向して、その情報には露光のための光源774
が設けられている。この光源774とウェハ載置台77
2との間には、光源774から出射された光を、所定の
マスクパターン像として、ウェハ770上に縮小投影す
るレチクル776が設けられている。この露光装置に内
蔵された光変調装置780は、光源774からの一部の
光が入射される位置に配置され、微小ミラーがON駆動
された際に、その反射光がウェハ770の所定の位置に
入射するようになっている。
g線、i線、エキシマレーザと、素子の高密度化に従い
短波長となっている。もしこのような短波長の光を、液
晶を用いた光スイッチング素子にて変調しようとすれ
ば、封入された液晶はすぐに劣化してしまう。
にてこの短波長を反射するだけであるので、十分な耐久
性を有する。
用いれば、光源774からの短波長の露光用の光を兼用
して、ウェハ770上にID情報などを記録することが
でき、別個に光源を設ける必要がなくなる。
器に応用されるものに限らず、光を階調変調するもの、
あるいは単にON/OFF変調する各種の機器に適用す
ることが可能である。例えば、光変調装置の微小ミラー
にて反射された光を直接目視できるように構成し、絵や
文字などのキャラクターを表示する広告用の看板、ある
いは時計表示などにも適用することが可能である。
解斜視図である。
斜視図である。
ラーの側面図である。
装置のシリコン製ミラー基板の製造プロセスを説明する
概略断面図である。
ラス製電極基板の製造プロセスを示す概略断面図であ
る。
略説明図である。
ウエハ上から製造される状態を説明するための概略説明
図、(B)はウエハから分離された一つの光変調装置の
概略斜視図である。
解斜視図である。
の製造プロセスを説明する概略断面図である。
裏面に絶縁膜を形成した本発明の第3実施例を説明する
ための概略説明図である。
にマイクロピラミッドを設けた第3実施例の変形例を示
す概略説明図である。
イクロピラミッドを形成する工程を示す概略断面図であ
る。
第3実施例の変形例を示す概略説明図である。
構成した本発明の第4実施例の概略説明図である。
構成した第4実施例の変形例を示す概略説明図である。
構成した第4実施例の変形例を示す概略説明図である。
として用いて電子写真装置を構成した本発明の第5実施
例の概略説明図である。
成を説明するための概略説明図である。
カードに適用した本発明の第6実施例を説明するための
概略説明図である。
7実施例を説明するための概略説明図である。
めの概略説明図である。
調装置の製造プロセスを示し、下層の上に中間層を形成
するプロセスの概略説明図である。
の上に上層を形成する従来のプロセスを示す概略説明図
である。
Claims (27)
- 【請求項1】 光変調装置の製造方法において、 (a)一ライン状又はマトリクス状に配列された複数の
微小ミラーと、 前記微小ミラーを一方向にて連結するトーションバー
と、 を有し、少なくとも前記微小ミラーの片面に反射層が形
成された、導電性のシリコン製ミラー基板を形成する工
程と、 (b)中央領域の凹部と、 その周囲の立ち上げ部と、 前記凹部内であって各々の前記微小ミラーと対応する位
置に導電層が形成され、クーロン力により前記微小ミラ
ーを傾斜駆動させる電極群と、 前記一方向で隣合う2つの前記微小ミラー間と対応する
位置にて前記凹部より突出形成された支柱部と、 を有する電極基板を形成する工程と、 (c)少なくとも前記シリコン製ミラー基板の前記トー
ションバーの中間部と前記電極基板の前記支柱部とを対
面させて、前記シリコン製ミラー基板と前記電極基板と
を接合する工程と、 を有することを特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記(a)工程は、 シリコン基板中に不純物をドープしてドープ層を形成す
る工程と、 前記シリンコ基板の一面に窓形成用の第1のマスクを、
他の一面に前記複数の微小ミラー及び前記トーションバ
ーを形成するための第2のマスクをそれぞれパターニン
グする工程と、 前記第1のマスクを用いて、前記ドープ層が露出するま
で前記シリコン基板をエッチングする工程と、 前記第2のマスクを用いて、前記ドープ層をエッチング
する工程と、 前記第1、第2のマスクを除去し、前記ドープ層により
前記微小ミラー及びトーションバーを形成する工程と、 前記ドープ層の前記微小ミラーの片面に前記反射層を形
成する工程と、 を有して、前記シリコン製ミラー基板を形成することを
特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記(a)工程は、前記トーションバーの両端が連結さ
れ、前記微小ミラーが配置される領域を囲む枠状部が、
前記シリコン製ミラー基板に形成される工程を含み、 前記(c)工程は、前記シリコン製ミラー基板の前記枠
状部及び前記トーションバーの両端部と、前記電極基板
の前記立ち上げ部とを接合する工程を含み、前記(c)
工程の後に、前記トーションバーの両端部を、前記シリ
コン製ミラー基板の前記枠状部から切り離す工程を設け
たことを特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記(a)工程は、 シリコン基板中に不純物をドープしてドープ層を形成す
る工程と、 前記シリンコ基板の一面に窓形成用の第1のマスクを、
他の一面に前記複数の微小ミラー、前記トーションバー
及び前記枠状部を形成するための第2のマスクをそれぞ
れパターニングする工程と、 前記第1のマスクを用いて、前記ドープ層が露出するま
で前記シリコン基板をエッチングする工程と、 前記第2のマスクを用いて、前記ドープ層をエッチング
する工程と、 前記第1、第2のマスクを除去し、前記ドープ層により
前記微小ミラー、トーションバー及び枠状部を形成する
工程と、 前記ドープ層の前記微小ミラーの片面に前記反射層を形
成する工程と、 を有して、前記シリコン製ミラー基板を形成することを
特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項5】 一ライン状又はマトリクス状に複数の微
小ミラーを備えた光変調装置の製造方法において、 (a)中央領域の凹部と、 その周囲の立ち上げ部と、 前記凹部内であって各々の前記微小ミラーと対応する位
置に導電層が形成され、クーロン力により前記微小ミラ
ーを傾斜駆動させる電極群と、 一方向で隣合う2つの前記微小ミラー間と対応する位置
にて前記凹部内に突出形成された支柱部と、 を有する電極基板を形成する工程と、 (b)片面に不純物がドープされたドープ層が形成され
たシリコン基板と、前記電極基板とを、少なくとも前記
電極基板の前記支柱部と前記ドープ層とを対面させて接
合する工程と、 (c)前記ドープ層を残して前記シリコン基板をエッチ
ングして除去する工程と、 (d)前記ドープ層の表面に反射層を形成する工程と、 (e)前記ドープ層及び反射層をエッチングして、 前記電極群と対向する位置に複数の前記微小ミラーを形
成し、 前記微小ミラーを前記一方向にて連結し、該一方向にて
隣合う2つの前記微小ミラー間で前記支柱部と接合さ
れ、かつ、その両端が前記立ち上がり部又は支柱部と接
合されたトーションバーを形成し、 前記ドープ層及び反射層からシリコン製ミラー基板を形
成する工程と、 を有することを特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記(e)工程は、前記トーションバーの両端が連結さ
れ、前記微小ミラーが配置される領域を囲む位置にて前
記立ち上げ部と接合された枠状部を、前記シリコン製ミ
ラー基板に形成する工程を含み、 前記(e)工程の後に、前記トーションバーの両端部
を、前記シリコン製ミラー基板の前記枠状部から切り離
す工程を設けたことを特徴とする光変調装置の製造方
法。 - 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかにおいて、 前記ドープ層の不純物濃度は1×1018atm/cm3
以上であり、 前記シリコン基板のエッチング時に前記ドープ層をエッ
チングストップ層として用いることを特徴とする光変調
装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項5又は6において、 前記電極基板は光透過性を有するガラス製電極基板にて
形成され、 前記ガラス製電極基板側から前記電極群のパターンの位
置を観測し、そのパター位置を基準にして、前記(e)
工程のエッチングのためのマスクパターン合わせ実施す
ることを特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、 前記電極基板は、アルカリ金属を含有するガラス製電極
基板にて形成され、 前記接合工程として陽極接合法を用いることを特徴とす
る光変調装置の製造方法。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記立ち上げ部及び支柱部と対応する位置をマスクし
て、アルカリ金属を含有するガラス板をエッチングし
て、所定深さの前記凹部を形成する工程と、 前記凹部の底面に、前記電極群を形成する工程と、 により、前記ガラス製電極基板を形成することを特徴と
する光変調装置の製造方法。 - 【請求項11】 請求項8乃至10のいずれかにおい
て、 前記電極群を透明電極にて形成し、 前記ガラス製電極基板と前記シリコン製ミラー基板との
間に、異物混入があるか否かを前記ガラス製電極基板側
から検査する工程をさらに有することを特徴とする光変
調装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかにおい
て、 前記微小ミラーが前記電極群と対向する面側に、絶縁膜
を形成する工程をさらに有することを特徴とする光変調
装置の製造方法。 - 【請求項13】 請求項12において、 前記微小ミラーに形成された前記絶縁膜と対向する前記
電極郡の表面を粗面に形成することを特徴とする光変調
装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項12において、 前記絶縁膜上であって、前記トーションバーより離れた
位置に絶縁性突起を形成する工程をさらに有することを
特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項15】 請求項12において、 前記電極基板の前記凹部の底面より、前記立ち上げ部及
び前記支柱部の天面より低い高さで突出形成され、傾斜
駆動時に前記微小ミラーと当接して傾き角を決定する絶
縁性ストッパーを形成する工程をさらに有することを特
徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれかにおい
て、 前記シリコン製ミラー基板を覆い、かつ、傾斜駆動され
る前記微小ミラーと干渉しない位置にて、前記シリコン
製ミラー基板上に透明カバー基板を接合する工程をさら
に有することを特徴とする光変調装置の製造方法。 - 【請求項17】 不純物がドープされた導電性のシリコ
ン製ミラー基板と、電極基板とが接合されて一体化さ
れ、 前記シリコン製ミラー基板は、 一ライン状又はマトリクス状に配列され、片面に反射層
が形成された複数の微小ミラーと、 前記微小ミラーを一方向にて連結するトーションバー
と、を有し、 前記電極基板は、 中央領域の凹部と、 その周囲の立ち上げ部と、 前記凹部内であって各々の前記微小ミラーと対応する位
置に形成され、クーロン力により前記微小ミラーを傾斜
駆動させる電極群と、 前記一方向で隣合う2つの前記微小ミラー間と対応する
位置にて前記凹部に突出形成された支柱部と、 を有し、 少なくとも前記シリコン製ミラー基板の前記トーション
バーの中間部と前記電極基板の前記支柱部とが対面し
て、前記シリコン製ミラー基板と前記電極基板とが接合
されていることを特徴とする光変調装置。 - 【請求項18】 請求項17において、 前記電極基板は、アルカリ金属を含有するガラス製電極
基板にて形成され、 前記ガラス製電極基板と前記シリコン製ミラー基板とが
陽極接合されていることを特徴とする光変調装置。 - 【請求項19】 請求項17又は18において、 前記微小ミラー上に形成された反射層の全表面が、入射
角と等しい反射角にて入射光を反射させる平坦面にて形
成されていることを特徴とする光変調装置。 - 【請求項20】 請求項17乃至19のいずれかにおい
て、 前記電極群が透明電極にて形成されていることを特徴と
する光変調装置。 - 【請求項21】 請求項17乃至20のいずれかにおい
て、 前記微小ミラーが前記電極群と対向する面側に、絶縁膜
が形成されていることを特徴とする光変調装置。 - 【請求項22】 請求項21において、 前記微小ミラーに形成された前記絶縁膜と対向する前記
電極群の表面が粗面に形成されていることを特徴とする
光変調装置。 - 【請求項23】 請求項22において、 前記電極群の前記表面に200オングストローム以上の
高さの凸部が設けられて、前記粗面が形成されているこ
とを特徴とする光変調装置。 - 【請求項24】 請求項21において、 前記絶縁膜上であって、前記トーションバーより離れた
位置に絶縁性突起が形成されていることを特徴とする光
変調装置。 - 【請求項25】 請求項21において、 前記ガラス製電極基板の前記凹部の底面より、前記立ち
上げ部及び前記支柱部の天面より低い高さで突出形成さ
れ、傾斜駆動時に前記微小ミラーと当接して傾き角を決
定する絶縁性ストッパーをさらに有することを特徴とす
る光変調装置。 - 【請求項26】 請求項17乃至25のいずれかにおい
て、 前記シリコン製ミラー基板を覆い、かつ、傾斜駆動され
る前記微小ミラーと干渉しない位置にて、前記シリコン
製ミラー基板上に透明カバー基板が接合されていること
を特徴とする光変調装置。 - 【請求項27】 請求項17乃至26のいずれかに記載
の光変調装置を有することを特徴とする電子機器。
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