JP6296224B2 - 記録装置及び搬送ベルトの洗浄方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、ワイパーと吸液材とにより搬送ベルトを洗浄可能な記録装置が開示されている。
このため、本発明者らが鋭意検討した結果、記録動作中に搬送ベルトを洗浄する洗浄モードと、記録動作中以外に搬送ベルトを洗浄する洗浄モードと、を有することにより搬送ベルトの洗浄が不十分となることを抑制できることを見出した。
なお、特許文献1には、記録動作中の搬送ベルトの洗浄モードと、記録動作中以外の搬送ベルトの洗浄モードと、の両方を有するということに関する記載はない。
一方、洗浄液により搬送ベルトを洗浄すると、該洗浄液が搬送ベルトに残り、被記録媒体を該洗浄液で汚してしまう場合がある。しかしながら、本態様によれば、前記第2洗浄モードは、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了する。このように、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ洗浄を終了することで、前記搬送ベルトを連続移動させつつ洗浄を終了するよりも、前記洗浄液が搬送ベルトに残りづらくなる。このため、前記洗浄液で前記被記録媒体を汚してしまうということを抑制できる。
なお、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ洗浄するだけでなく、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ洗浄する前に、前記搬送ベルトを連続移動させて洗浄させることにより、前記搬送ベルトの洗浄時間を短縮することができる。
本態様によれば、前記第2洗浄モードは、前記搬送ベルトを1周以上間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了する。このため、前記搬送ベルト全体にわたって前記洗浄液が残ることを抑制でき、前記洗浄液で前記被記録媒体を汚してしまうということを効果的に抑制できる。
前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する際に、前記布ローラーを前記搬送ベルトに接触させていると、前記洗浄液で前記布ローラーが濡れすぎて前記洗浄液の除去効果が低下する場合がある。しかしながら、本態様によれば、前記第2洗浄モードにおいて、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する前に前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する場合、少なくとも前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する際には、前記布ローラーを前記搬送ベルトから離間する。このため、前記洗浄液で前記布ローラーが濡れすぎて前記洗浄液の除去効果が低下することを抑制できる。
本実施例の記録装置1は、回転方向Cに回転する駆動ローラー3と従動ローラー4に張架され、被記録媒体Pを支持して搬送方向Aに搬送する搬送ベルト2を備えている。本実施例の記録装置1は、複数の回転体として駆動ローラー3と従動ローラー4の2つのローラーを備えているが、3つ以上のローラーを備えていてもよく、そのうち複数が駆動ローラーであってもよい。
なお、本実施例の搬送ベルト2は、被記録媒体Pを支持する面に、該被記録媒体Pを剥離可能に接着して保持する、粘着剤が塗られた粘着性ベルトである。ただし、このような粘着性ベルトに限定されず、被記録媒体Pを静電吸着して保持する搬送ベルトであってもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動しながら記録する記録ヘッド6を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに形成されたノズルの領域が、被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体Pの一方を固定し他方を移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの方向Bのノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの該方向B全体をカバー可能でなくてもよい。
ここで、センサー9は、被記録媒体Pの面と交差する方向から光を照射し、被記録媒体Pの前記面からの反射光により、搬送ベルト2に対して被記録媒体Pが剥離したことを検出する光学センサーである。
このため、例えば、照射部と対向する側に反射部を設け該反射部からの反射光を受光する構成の光学センサーを用いて、被記録媒体Pの面に沿う方向から光を照射し、該反射光が被記録媒体Pで遮られたことを検出することにより、搬送ベルト2に対して被記録媒体Pが剥離したことを検出するという従来の方法よりも検出精度が高い。このような従来の方法は、被記録媒体Pの面と交差する方向の長さ(厚さ)は短いため、光学センサーでの検出タイミングと該反射光が被記録媒体Pで遮られたタイミングとがずれることにより、検出ミスをすることがあるためである。
なお、本実施例における洗浄液14は水であるが、水に限定されず、例えば、界面活性剤等の洗剤成分を含有する洗浄液であってもよい。また、搬送ベルトに付着した洗浄液とは、記録ヘッド6により吐出され、搬送ベルト2に付着したインクと洗浄液14とが洗浄ブラシ11によって混合された状態の液体も含む。
さらには、本実施例の記録装置1は、洗浄ブラシ11を回転方向Cに回転させた状態で、洗浄ブラシ11と搬送ベルト2とを接触させること及び非接触とさせることができるだけでなく、洗浄ブラシ11の回転駆動を停止させた状態で、洗浄ブラシ11と搬送ベルト2とを接触させること及び非接触とさせることができる。
なお、洗浄ブラシ11を回転方向Cに回転させた状態で、洗浄ブラシ11と搬送ベルト2とを接触させると、洗浄液14は洗浄ブラシ11を介して洗浄液タンク12から搬送ベルト2に移動しやすい。一方、洗浄ブラシ11の回転駆動を停止させた状態で、洗浄ブラシ11と搬送ベルト2とを接触させても、洗浄液14は洗浄液タンク12から搬送ベルト2に移動しにくい。
ここで、「布ローラー」とは、搬送ベルト2との接触部に布が用いられているローラーを意味する。
タオルローラー15は、回転方向Cと逆方向に従動回転可能であるとともに、タオルローラー駆動部22(図2参照)によって方向Gに移動可能である。このため、本実施例の記録装置1は、タオルローラー15を、搬送ベルト2に対して接触する位置から搬送ベルト2に対して非接触となる位置まで移動させることができる。
なお、本実施例のタオルローラー15は、搬送ベルト2の方向Dへの移動に伴って、回転方向Cと逆方向に従動回転可能な構成となっているが、このような構成に限定されず、例えば、回転方向Cに回転駆動する構成としてもよい。
図2は、本実施例の記録装置1の要部の制御構成を表すブロック図である。
本実施例の記録装置1は、記録装置1の全体の制御を司るCPU、各種洗浄モード及び各種記録モードなどのシーケンスやCPUが実行する各種制御プログラム等を格納したROM、データを一時的に格納可能なRAM、等を備えるコントローラー16を備えている。
すなわち、コントローラー16は、PC20から入力されたユーザーの指示に従い、洗浄ユニット駆動部17、駆動部18、駆動ローラー駆動部19、タオルローラー駆動部22を介して、洗浄ブラシ11、駆動ローラー3、タオルローラー15を制御する。
本実施例の記録装置1は、記録ヘッド6による記録動作中、言い換えると搬送ベルトにより被記録媒体Pの搬送が行われている最中に洗浄ユニット10により搬送ベルト2を洗浄する第1洗浄モードと、記録ヘッド6による記録動作中以外、言い換えると搬送ベルトにより被記録媒体Pの搬送が行われていない状態で洗浄ユニット10により搬送ベルト2を洗浄する第2洗浄モードと、を有する。
補足すると、本実施例の記録装置1において、第1洗浄モードは記録動作中に自動的に行われる洗浄モードであり、第2洗浄モードはユーザーの実行指示によって行われる所謂メンテナンスモードとしての洗浄モードである。ただし、本実施例の記録装置1は、記録動作中に第1洗浄モードを実行しないようにすることも可能な構成となっている。
なお、第1洗浄モード及び第2洗浄モードとも、搬送ベルト2を方向Dに移動させつつ洗浄ブラシ11を搬送ベルト2に接触させて回転方向Cに回転駆動させて、搬送ベルト2を洗浄する洗浄モードである。
本実施例の記録装置1は、このような構成により、通常の記録動作中に第1洗浄モードで搬送ベルト2を洗浄しつつ、第2洗浄モードとして前記第1洗浄モードよりも搬送ベルト2の洗浄性の高い洗浄モードを設定しこれを必要に応じて実行することができる。このため、搬送ベルト2の洗浄性を向上することができる。
すなわち、本実施例の洗浄方法は、通常の記録動作中に第1洗浄工程で搬送ベルト2を洗浄しつつ、第2洗浄工程として前記第1洗浄工程よりも搬送ベルト2の洗浄性の高い洗浄工程を設定しこれを必要に応じて実行することができる。このため、搬送ベルト2の洗浄性を向上することができる。
図3は、本実施例の記録装置1において搬送ベルト2の洗浄シーケンスを実行する際の設定を行うGUI21の表示画面を表す図である。
ユーザーは、PC20のGUI21に表示されるウィンドウ23のプルダウンタブ24により、第2洗浄モードにおいて搬送ベルト2の周回数nを設定することができる。そして、ユーザーは、プルダウンタブ24により第2洗浄モードにおける搬送ベルト2の周回数nを設定した後、開始タブ25を押すことにより、記録装置1に第2洗浄モードを実行させることができる。なお、ここで、nは自然数である。
以下に、図4を用いて第2洗浄モードについてさらに詳細に説明する。
図4(A)は、本実施例の記録装置1が第2洗浄モードにおいて実行する搬送ベルト2の洗浄シーケンスを表すグラフである。
なお、図4において横軸は時間の流れを表しており、図4は、各時間における搬送ベルトの移動及び停止、洗浄ユニット10における洗浄ブラシ11の搬送ベルトに対する位置、洗浄ブラシ11の駆動及び停止を表している。
そして、図4(A)では簡略化されて表されているが、搬送ベルト2は、n−1周分連続移動した後、最後の1周分は駆動と停止を繰り返して複数回間欠的に移動(間欠移動)する。なお、本実施例の記録装置1において、この間欠移動の際の搬送ベルト2の最高移動速度は200mm/s、1回の間欠移動で移動する搬送ベルト2の移動距離は12.7mm、この間欠移動の際の搬送ベルト2の停止時間は200msである。
そして、搬送ベルト2が最後の1周分間欠移動した後、洗浄ユニット10が接触位置から非接触位置に移動するとともに、洗浄ブラシ11の回転駆動が停止し、第2洗浄モードは終了する。
なお、ユーザーが搬送ベルト2の周回数nとして1回の周回数を設定した場合は、搬送ベルト2は該1回の周回を連続移動することなく間欠移動する。
ここで、搬送ベルト2を間欠移動させつつ洗浄する場合、搬送ベルト2を連続移動させつつ洗浄する場合よりも、洗浄液14が搬送ベルト2に残りづらくなる。
このため、図4(A)で表される洗浄シーケンスを行う本実施例の記録装置1は、図4(B)で表される洗浄シーケンスを行う記録装置と比べて、洗浄液14で被記録媒体Pを汚してしまうということを抑制している。
本実施例の記録装置1は、洗浄液14を付けて搬送ベルト2を洗浄することにより、搬送ベルト2の洗浄性を向上している。
一方、洗浄液14を付けて搬送ベルト2を洗浄すると、該洗浄液14が搬送ベルト2に残り、被記録媒体Pを該洗浄液14で汚してしまう場合がある。しかしながら、本実施例の記録装置1では、前記第2洗浄モードは、搬送ベルト2を間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄して搬送ベルト2の洗浄を終了する。このように、搬送ベルト2を間欠移動させつつ洗浄を終了することで、搬送ベルト2を連続移動させつつ洗浄を終了するよりも、洗浄液14が搬送ベルトに残りづらくなる。このため、洗浄液14で被記録媒体Pを汚してしまうということを抑制している。
また、前記第2洗浄モードにおいて、搬送ベルト2を間欠移動させつつ洗浄するだけでなく、搬送ベルト2を間欠移動させつつ洗浄する前に、搬送ベルト2を連続移動させて洗浄させている。こうして、搬送ベルト2を間欠移動させつつ洗浄するだけの洗浄モードよりも搬送ベルト2の洗浄時間を短縮している。
そして、本実施例の記録装置1では、前記第2洗浄モードにおける搬送ベルト2の間欠移動動作は、前記複数の記録モードのうちの単位時間当たりの搬送ベルト2の移動量が最大となる記録モードにおける搬送ベルト2の間欠移動動作である。
このため、前記複数の記録モードとは別に搬送ベルト2の間欠移動動作を設けることを省略しているとともに、搬送ベルト2の洗浄時間が長くなることを抑制している。
しかしながら、前記第2洗浄モードにおける搬送ベルト2の間欠移動動作が、前記複数の記録モードのうちのいずれかにおける搬送ベルト2の間欠移動動作であれば、単位時間当たりの搬送ベルト2の移動量が最大のものでなくても、前記複数の記録モードとは別に搬送ベルト2の間欠移動動作を設けることを省略できるというメリットを有する。
そして、前記第2洗浄モードは、搬送ベルト2を1周間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄して搬送ベルト2の洗浄を終了する。
このように、前記第2洗浄モードは、搬送ベルト2を1周以上間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄して搬送ベルト2の洗浄を終了するモードであるのが好ましい。
ここで、「前記第2洗浄モードは、搬送ベルト2を1周以上間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄して搬送ベルト2の洗浄を終了する」とは、搬送ベルト2を1周以上間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する前に、搬送ベルト2を連続移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する本実施例のような場合と、このような搬送ベルト2の連続移動をさせることなく搬送ベルト2を1周以上間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する場合と、の両方を含む意味である。
前記第2洗浄モードにおいて、搬送ベルト2を1周以上間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄して搬送ベルト2の洗浄を終了することで、搬送ベルト2全体にわたって洗浄液14が残ることを抑制でき、洗浄液14で被記録媒体Pを汚してしまうということを効果的に抑制できる。
ここで、本実施例の記録装置1は、前記第2洗浄モードにおいて、搬送ベルト2を間欠移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する前に搬送ベルト2を連続移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する場合、少なくとも搬送ベルト2を連続移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する際には、タオルローラー15を搬送ベルト2から離間させる。
搬送ベルト2を連続移動させつつ搬送ベルト2を洗浄する際に、タオルローラー15を搬送ベルト2に接触させていると、洗浄液14でタオルローラー15が濡れすぎて洗浄液14の除去効果が低下する場合がある。しかしながら、本実施例の記録装置1は、洗浄液14でタオルローラー15が濡れすぎて洗浄液14の除去効果が低下することを抑制している。
ここで、本実施例における該規定量は、前記第2洗浄モードにおける搬送ベルト2の洗浄の終了時における搬送ベルト2の洗浄ブラシ11と先頭側の除去部であるワイパー13aとの間の部分が、上向きとなる位置に至るまでの量である。
前記第2洗浄モードにおける搬送ベルト2の洗浄の終了時においては、該終了時における搬送ベルト2の洗浄ブラシ11とワイパー13aとの間の部分に、洗浄液14が残っている場合がある。しかしながら、本実施例の記録装置1は、前記第2洗浄モードにおいて、搬送ベルト2の洗浄の終了後に搬送ベルト2を前記規定量移動させる。このため、搬送ベルト2の洗浄ブラシ11とワイパー13aとの間の部分に洗浄液14が残っていても、該部分が上向きとなる位置に至るまで搬送ベルト2は移動されるので、ユーザーは拭き取り作業をし易い位置で洗浄液14を拭き取ることができる。
このようにすれば、前記第2洗浄モードにおける搬送ベルト2の洗浄の終了時に、搬送ベルト2の洗浄ブラシ11とワイパー13aとの間に洗浄液14が残っていても、洗浄ブラシ11とワイパー13aとの間の部分全てについてワイパー13aを通過させることにより、ワイパー13aで洗浄液14を除去することができるというメリットがある。
上記実施例の記録装置1では洗浄液14は洗浄ブラシ11によって搬送ベルト2に付着されて、搬送ベルト2の洗浄を行っていたが、これに限らず、たとえば洗浄液14をノズル等によって搬送ベルト2に吹き付けながら、洗浄ブラシ11によって搬送ベルト2を洗浄する形態であってもよい。
5 キャリッジ、6 記録ヘッド、7 従動ローラー、8 巻取部、
9 センサー、10 洗浄ユニット(洗浄部)、11 洗浄ブラシ(接触部)、
12 洗浄液タンク、13a、13b ワイパー、14 洗浄液、
15 タオルローラー(布ローラー)、16 コントローラー、
17 洗浄ユニット駆動部、18 洗浄ブラシ駆動部、19 駆動ローラー駆動部、
20 PC、21 GUI、22 タオルローラー駆動部、23 ウィンドウ、
24 プルダウンタブ、25 開始タブ、
L 洗浄ブラシ11と先頭側の除去部であるワイパー13aとの距離、
P 被記録媒体
Claims (7)
- 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送ベルトの洗浄部と、を備え、
前記洗浄部は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記搬送ベルトに付いた洗浄液を除去する除去部と、を備え、
前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記記録ヘッドにより記録する記録モードを複数有し、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第1洗浄モードと、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中以外に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第2洗浄モードと、を有し、
前記第2洗浄モードは、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了し、
前記第2洗浄モードにおける前記搬送ベルトの間欠移動動作は、前記複数の記録モードのうちの単位時間当たりの前記搬送ベルトの移動量が最大となる記録モードにおける前記搬送ベルトの間欠移動動作であることを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送ベルトの洗浄部と、を備え、
前記洗浄部は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記搬送ベルトに付いた洗浄液を除去する除去部と、を備え、
前記搬送ベルトに付いた前記洗浄液の除去を補助する布ローラーを備え、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第1洗浄モードと、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中以外に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第2洗浄モードと、を有し、
前記第2洗浄モードは、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了し、
前記第2洗浄モードにおいて、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する前に前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する場合、少なくとも前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する際には、前記布ローラーを前記搬送ベルトから離間することを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送ベルトの洗浄部と、を備え、
前記洗浄部は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記搬送ベルトに付いた洗浄液を除去する除去部と、を備え、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第1洗浄モードと、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中以外に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第2洗浄モードと、を有し、
前記第2洗浄モードは、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了し、前記搬送ベルトの洗浄の終了後に、前記搬送ベルトに前記除去部を接触させた状態で、前記搬送ベルトを前記接触部と前記除去部との距離以上移動させることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトは、複数の回転体に張架された無端ベルトであって、
前記第2洗浄モードは、前記搬送ベルトを1周以上間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了することを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送ベルトの洗浄部と、を備え、
前記洗浄部は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記搬送ベルトに付いた洗浄液を除去する除去部と、を備え、
前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記記録ヘッドにより記録する記録モードを複数有する記録装置における前記搬送ベルトの洗浄方法であって、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第1洗浄工程と、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送以外に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第2洗浄工程と、を有し、
前記第2洗浄工程では、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了し、
前記第2洗浄工程における前記搬送ベルトの間欠移動動作は、前記複数の記録モードのうちの単位時間当たりの前記搬送ベルトの移動量が最大となる記録モードにおける前記搬送ベルトの間欠移動動作であることを特徴とする搬送ベルトの洗浄方法。 - 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送ベルトの洗浄部と、を備え、
前記洗浄部は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記搬送ベルトに付いた洗浄液を除去する除去部と、を備え、
前記搬送ベルトに付いた前記洗浄液の除去を補助する布ローラーを備える記録装置における前記搬送ベルトの洗浄方法であって、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第1洗浄工程と、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送以外に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第2洗浄工程と、を有し、
前記第2洗浄工程では、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了し、
前記第2洗浄工程において、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する前に前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する場合、少なくとも前記搬送ベルトを連続移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄する際には、前記布ローラーを前記搬送ベルトから離間することを特徴とする搬送ベルトの洗浄方法。 - 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送ベルトの洗浄部と、を備え、
前記洗浄部は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記搬送ベルトに付いた洗浄液を除去する除去部と、を備える記録装置における前記搬送ベルトの洗浄方法であって、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送中に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第1洗浄工程と、
前記搬送ベルトによる前記被記録媒体の搬送以外に、前記洗浄部により前記搬送ベルトを洗浄する第2洗浄工程と、を有し、
前記第2洗浄工程では、前記搬送ベルトを間欠移動させつつ前記搬送ベルトを洗浄して前記搬送ベルトの洗浄を終了し、前記搬送ベルトの洗浄の終了後に、前記搬送ベルトに前記除去部を接触させた状態で、前記搬送ベルトを前記接触部と前記除去部との距離以上移動させることを特徴とする搬送ベルトの洗浄方法。
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