JP2016036913A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出部から吐出される液体の着弾精度を保つとともに、前記液体で媒体が汚れることを抑制する。
【解決手段】搬送される媒体Pに対して、該媒体Pの搬送方向Aと交差する交差方向Bに移動しながら液体を吐出可能な吐出部12と、吐出部12の移動に対応して交差方向Bに移動しながら媒体Pを支持する移動支持部8と、を備えることを特徴とする液体吐出装置1。このような構成の液体吐出装置1とすることによって、吐出部12から吐出される液体の着弾精度を保つとともに、前記液体で媒体Pが汚れることを抑制することが可能になる。
【選択図】図1
【解決手段】搬送される媒体Pに対して、該媒体Pの搬送方向Aと交差する交差方向Bに移動しながら液体を吐出可能な吐出部12と、吐出部12の移動に対応して交差方向Bに移動しながら媒体Pを支持する移動支持部8と、を備えることを特徴とする液体吐出装置1。このような構成の液体吐出装置1とすることによって、吐出部12から吐出される液体の着弾精度を保つとともに、前記液体で媒体Pが汚れることを抑制することが可能になる。
【選択図】図1
Description
本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、インクなどの液体を媒体に吐出する液体吐出装置が使用されている。このような液体吐出装置においては、媒体として、メッシュ状のものや薄手の布帛などの柔らかく液体が裏側に浸透しやすいものを使用する場合がある。このような媒体に液体を吐出する場合、メッシュの穴を液体が通過することや、裏側に浸透した液体によって媒体の支持部が汚れ、その汚れが媒体に付着することで媒体が汚れることがある。
そこで、例えば、特許文献1には、媒体の支持部としてリブ状のガイド部材を設け、媒体と支持部の接触面積を減らした構成の装置が開示されている。
そこで、例えば、特許文献1には、媒体の支持部としてリブ状のガイド部材を設け、媒体と支持部の接触面積を減らした構成の装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の装置のように、媒体の支持部としてリブ状のガイド部材を設ける装置では、吐出部としての記録ヘッドがリブ状のガイド部材に対向する位置でインクを吐出するとリブ状のガイド部材がインクで汚れる場合があった。そして、その汚れが媒体に付着することで媒体が汚れる場合があった。
また、特許文献1では、リブ状のガイド部材における記録ヘッドと対向する位置を凹ませた構成も開示しているが、このような構成では、柔らかい媒体はこの凹みに倣って変形する場合があった。そして、記録ヘッドと媒体との距離(所謂PG)が大きくなってしまい、記録ヘッドから吐出されるインクの着弾精度が低下する場合があった。
また、特許文献1では、リブ状のガイド部材における記録ヘッドと対向する位置を凹ませた構成も開示しているが、このような構成では、柔らかい媒体はこの凹みに倣って変形する場合があった。そして、記録ヘッドと媒体との距離(所謂PG)が大きくなってしまい、記録ヘッドから吐出されるインクの着弾精度が低下する場合があった。
そこで、本発明の目的は、吐出部から吐出される液体の着弾精度を保つとともに、前記液体で媒体が汚れることを抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、搬送される媒体に対して、該媒体の搬送方向と交差する交差方向に移動しながら液体を吐出可能な吐出部と、前記吐出部の移動に対応して前記交差方向に移動しながら前記媒体を支持する移動支持部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記移動支持部は、前記吐出部の移動領域の少なくとも一部に対して前記液体の吐出方向において対向する領域を含む移動領域を、前記吐出部と連動して移動することを特徴とする。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第1又は第2の態様において、前記移動支持部は、前記吐出部に対して、該吐出部から前記液体を吐出する際の該吐出部の移動方向において、前方側に設けられることを特徴とする。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第3の態様において、前記移動支持部は、さらに、前記吐出部に対して、該吐出部から前記液体を吐出する際の該吐出部の移動方向において、後方側に設けられることを特徴とする。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記交差方向に延設され、前記移動支持部の移動領域を構成する溝部を備え、前記溝部は、前記液体の排出口を有することを特徴とする。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第5の態様において、前記移動支持部は、前記媒体を支持する側から前記排出口に面する側に貫通する孔部を有することを特徴とする。
本発明の第7の態様の液体吐出装置は、前記第5又は第6の態様において、前記排出口を介して前記溝部を吸引する吸引部を備えることを特徴とする。
本発明の第8の態様の液体吐出装置は、前記第5から第7のいずれか1つの態様において、前記溝部は、前記交差方向から見て両端部側よりも中央部側が凹んでいることを特徴とする。
本発明の第9の態様の液体吐出装置は、前記第1から第8のいずれか1つの態様において、前記移動支持部の洗浄部を備えることを特徴とする。
本発明の第10の態様の液体吐出装置は、前記第1から第9のいずれか1つの態様において、前記移動支持部は、前記媒体を線接触又は点接触で支持することを特徴とする。
本発明の第11の態様の液体吐出装置は、前記第1から第10のいずれか1つの態様において、前記移動支持部は、前記媒体を支持する側の前記交差方向のうちの少なくとも一方が面取りされていることを特徴とする。
本発明によれば、吐出部から吐出される液体の着弾精度を保つとともに、前記液体で媒体が汚れることを抑制することができる。
以下に、本発明の液体吐出装置としての一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1](図1〜図7)
図1は、本実施例の記録装置1を表す概略側面図である。また、図2は本実施例の記録装置1の要部を表す概略背面図、図3は本実施例の記録装置1の要部を表す概略平面図、図4は本実施例の記録装置1の要部を表す概略正面図、図5は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視断面図、図6は本実施例の記録装置1の要部を表す概略側面断面図である。
なお、図1から図6中において、方向Zは記録装置1を水平面に設置した場合における鉛直方向を表し、方向Xは方向Zと垂直な方向であって下記の交差方向Bに対応する方向を表し、方向Yは方向X及びZと共に垂直な方向を表している。
図1は、本実施例の記録装置1を表す概略側面図である。また、図2は本実施例の記録装置1の要部を表す概略背面図、図3は本実施例の記録装置1の要部を表す概略平面図、図4は本実施例の記録装置1の要部を表す概略正面図、図5は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視断面図、図6は本実施例の記録装置1の要部を表す概略側面断面図である。
なお、図1から図6中において、方向Zは記録装置1を水平面に設置した場合における鉛直方向を表し、方向Xは方向Zと垂直な方向であって下記の交差方向Bに対応する方向を表し、方向Yは方向X及びZと共に垂直な方向を表している。
図1で表されるように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体P(媒体)のセット部14から、被記録媒体Pの支持部であるプラテン2、プラテン3及びプラテン4を介して、被記録媒体Pの巻取部15まで、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する。すなわち、セット部14から巻取部15までが記録装置1における被記録媒体Pの搬送経路であり、プラテン2、プラテン3及びプラテン4は該搬送経路に設けられた被記録媒体Pの支持部である。なお、セット部14は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを送出し、巻取部15は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを巻き取る。
なお、本実施例の記録装置1は、ロール状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であってもよい。単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成である場合、被記録媒体Pのセット部14として、例えば、所謂、給紙(給送)トレイ及び給紙(給送)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。また、被記録媒体Pの回収部として、例えば、所謂、排出用受部、排紙(排出)トレイ及び排紙(排出)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。
なお、本実施例では記録面16(インクの着弾面)が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているので、被記録媒体Pをセット部14から送出する際、セット部14の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、セット部14の回転軸は回転方向Cとは逆回転して送出することが可能である。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面16が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面16が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン2とプラテン3の間に、搬送方向Aと交差する交差方向Bの回転軸を有し、記録面16の反対側の面である被記録媒体Pの面17に送り力を付与する駆動ローラー5が設けられている。
そして、駆動ローラー5と対向する位置には、交差方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持することができる。このような構成により、駆動ローラー5と従動ローラー7とで搬送部9を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。
そして、駆動ローラー5と対向する位置には、交差方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持することができる。このような構成により、駆動ローラー5と従動ローラー7とで搬送部9を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン3と対向する側に吐出部としての記録ヘッド12が備えられている。記録装置1は、キャリッジ11を介して交差方向Bに記録ヘッド12を往復移動させながら、記録ヘッド12のノズル形成面Fから被記録媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。このような構成により、吐出部としての記録ヘッド12は、被記録媒体Pに液体としてのインクを吐出することができる。
また、プラテン3における記録ヘッド12のノズル形成面Fと対向する位置には、図3で表されるように交差方向Bに延設される溝部6が形成されている。そして、溝部6には、被記録媒体Pを交差方向Bに移動しながら支持する移動支持部8が設けられている。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、キャリッジ11(記録ヘッド12)の移動に対応して移動支持部8を交差方向Bに移動させながら、被記録媒体Pを支持することで記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保っている。また、図2で表されるように、移動支持部8が被記録媒体Pを支持する位置を、交差方向Bにおいて記録ヘッド12と移動支持部8とが対向する位置からずれた位置としている。このような配置とすることで、例えば、被記録媒体Pとしてメッシュ状のものを使用してもメッシュの穴を記録ヘッド12から吐出されたインクが通過して移動支持部8に付着し、該移動支持部8に付着したインクで被記録媒体Pが汚れることを、抑制している。
なお、移動支持部8と記録ヘッド12との位置関係や、後述する移動支持部8及び記録ヘッド12の交差方向Bにおける移動制御は、本実施例のようになっていなかったとしてもよい。例えば、本実施例の移動制御は、制御部36(図7参照)により1つの駆動機構(キャリッジモーター44)で移動支持部8及び記録ヘッド12を駆動させることで、移動支持部8の移動を記録ヘッド12の移動に連動させている。しかしながら、移動支持部8の移動を記録ヘッド12の移動に対応させていれば、移動支持部8を記録ヘッド12とは連動させなくても、記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保つとともに、インクで被記録媒体Pが汚れることを抑制することが可能になるためである。
ここで、移動支持部8の移動を記録ヘッド12の移動に「対応させる」とは、同じ速度で同時に移動することのほか、速度のずれや移動の開始及び終了のずれが多少ある場合等も含む意味である。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、キャリッジ11(記録ヘッド12)の移動に対応して移動支持部8を交差方向Bに移動させながら、被記録媒体Pを支持することで記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保っている。また、図2で表されるように、移動支持部8が被記録媒体Pを支持する位置を、交差方向Bにおいて記録ヘッド12と移動支持部8とが対向する位置からずれた位置としている。このような配置とすることで、例えば、被記録媒体Pとしてメッシュ状のものを使用してもメッシュの穴を記録ヘッド12から吐出されたインクが通過して移動支持部8に付着し、該移動支持部8に付着したインクで被記録媒体Pが汚れることを、抑制している。
なお、移動支持部8と記録ヘッド12との位置関係や、後述する移動支持部8及び記録ヘッド12の交差方向Bにおける移動制御は、本実施例のようになっていなかったとしてもよい。例えば、本実施例の移動制御は、制御部36(図7参照)により1つの駆動機構(キャリッジモーター44)で移動支持部8及び記録ヘッド12を駆動させることで、移動支持部8の移動を記録ヘッド12の移動に連動させている。しかしながら、移動支持部8の移動を記録ヘッド12の移動に対応させていれば、移動支持部8を記録ヘッド12とは連動させなくても、記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保つとともに、インクで被記録媒体Pが汚れることを抑制することが可能になるためである。
ここで、移動支持部8の移動を記録ヘッド12の移動に「対応させる」とは、同じ速度で同時に移動することのほか、速度のずれや移動の開始及び終了のずれが多少ある場合等も含む意味である。
また、図2の記録装置1の要部の概略背面図、図3の記録装置1の要部の概略平面図及び図4の記録装置1の要部の概略正面図で表されるように、本実施例の記録装置1は、移動支持部8として移動支持部8a及び8bの2つを備えている。
そして、移動支持部8aは、記録ヘッド12に対して、交差方向Bのうちの移動方向B2に移動する際において、前方側に位置する。このため、移動方向B2に移動する際、記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることができる構成になっている。
一方、移動支持部8bは、記録ヘッド12に対して、交差方向Bのうちの移動方向B1に移動する際において、前方側に位置する。このため、移動方向B1に移動する際、記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることができる構成になっている。
本実施例の記録装置1は、移動方向B1及びB2の何れにも移動しながら記録することが可能な構成である。ただし、移動方向B1及びB2の一方に移動しながらにおいてのみ記録する構成の記録装置としてもよく、移動支持部8をその移動の際の前方側に設けることで記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることが可能になる。
そして、移動支持部8aは、記録ヘッド12に対して、交差方向Bのうちの移動方向B2に移動する際において、前方側に位置する。このため、移動方向B2に移動する際、記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることができる構成になっている。
一方、移動支持部8bは、記録ヘッド12に対して、交差方向Bのうちの移動方向B1に移動する際において、前方側に位置する。このため、移動方向B1に移動する際、記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることができる構成になっている。
本実施例の記録装置1は、移動方向B1及びB2の何れにも移動しながら記録することが可能な構成である。ただし、移動方向B1及びB2の一方に移動しながらにおいてのみ記録する構成の記録装置としてもよく、移動支持部8をその移動の際の前方側に設けることで記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることが可能になる。
また、本実施例の記録装置1は、移動支持部8として移動支持部8a及び8bの2つを備えているので、記録ヘッド12に対して、該記録ヘッド12からインクを吐出する際の該記録ヘッド12の移動方向において、後方側にも設けられる構成になっている。
このため、前方側の移動支持部8a(8b)と後方側の移動支持部8b(8a)とにより、高い精度でPGを保つことができる構成になっている。すなわち、記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保つことが可能な位置で被記録媒体Pを支持し続けることができる構成になっている。
このため、前方側の移動支持部8a(8b)と後方側の移動支持部8b(8a)とにより、高い精度でPGを保つことができる構成になっている。すなわち、記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保つことが可能な位置で被記録媒体Pを支持し続けることができる構成になっている。
また、図3で表されるように、本実施例の移動支持部8は、記録ヘッド12が該記録ヘッド12の移動領域29を移動する際にインク吐出面Fが対向する領域を含む領域である移動領域30を移動する。そして、制御部36(図7参照)による移動制御により、移動支持部8が移動方向B1及びB2に移動する際、記録ヘッド12と連動して移動する。
別の表現をすると、本実施例の移動支持部8は、記録ヘッド12の移動領域29の少なくとも一部に対してインクの吐出方向において対向する領域を含む移動領域30を、記録ヘッド12と連動して移動する。
そして、図2及び図3で表されるように、記録ヘッド12のインク吐出面Fと対向する領域と交差方向Bに隣りあう領域に移動支持部8a及び8bを構成することで、記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保ちつつ記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることを可能にしている。
別の表現をすると、本実施例の移動支持部8は、記録ヘッド12の移動領域29の少なくとも一部に対してインクの吐出方向において対向する領域を含む移動領域30を、記録ヘッド12と連動して移動する。
そして、図2及び図3で表されるように、記録ヘッド12のインク吐出面Fと対向する領域と交差方向Bに隣りあう領域に移動支持部8a及び8bを構成することで、記録ヘッド12から吐出されるインクの着弾精度を保ちつつ記録ヘッド12から吐出されるインクが付着しにくい位置で被記録媒体Pを支持し続けることを可能にしている。
移動支持部8を記録ヘッド12に連動して移動させる本実施例の移動構成について、図2を用いて説明する。
記録ヘッド12を有するキャリッジ11、移動支持部8a及び8bは、いずれも、接続部23によりベルト22に接続されている。図2で表されるように、ベルト22は、プーリー24、25、26及び27に8の字状に架けられている。詳細には、上側のプーリー24及び25に架けられたベルト22を1回交差させて下側のプーリー26及び27に架けられている。
なお、プーリー24はキャリッジモーター44(図7参照)に接続されている。
記録ヘッド12を有するキャリッジ11、移動支持部8a及び8bは、いずれも、接続部23によりベルト22に接続されている。図2で表されるように、ベルト22は、プーリー24、25、26及び27に8の字状に架けられている。詳細には、上側のプーリー24及び25に架けられたベルト22を1回交差させて下側のプーリー26及び27に架けられている。
なお、プーリー24はキャリッジモーター44(図7参照)に接続されている。
このように、ベルト22がプーリー24、25、26及び27に架けられていることにより、プーリー24が回転方向D2に回転するとプーリー25も回転方向D2に回転し、プーリー26及び27は回転方向D2とは逆の回転方向D1に回転する。すると、キャリッジ11は移動方向B1に移動し、移動支持部8a及び8bも移動方向B1に移動する。
一方、プーリー24が回転方向D1に回転するとプーリー25も回転方向D1に回転し、プーリー26及び27は回転方向D2に回転する。すると、キャリッジ11は移動方向B2に移動し、移動支持部8a及び8bも移動方向B2に移動する。
一方、プーリー24が回転方向D1に回転するとプーリー25も回転方向D1に回転し、プーリー26及び27は回転方向D2に回転する。すると、キャリッジ11は移動方向B2に移動し、移動支持部8a及び8bも移動方向B2に移動する。
なお、ベルト22に対する被記録媒体Pの搬送経路の位置は、図2で表されるように、上側のプーリー24及び25と下側のプーリー26及び27との間の位置であって、ベルト22における上側のプーリー24及び25と下側のプーリー26及び27とにより交差する部分の下側の位置である。このような位置とすることにより、ベルト22と被記録媒体Pとが接触することを抑制している。
本実施例の記録装置1では、移動支持部8を記録ヘッド12に連動して移動させる移動構成を、1つのベルト22を用いて1つのユニットで構成している。しかしながら、移動支持部8の移動ユニットと記録ヘッド12の移動ユニットとを別々に設けたうえで、移動支持部8と記録ヘッド12とを連動させる構成としてもよい。
本実施例の記録装置1では、移動支持部8を記録ヘッド12に連動して移動させる移動構成を、1つのベルト22を用いて1つのユニットで構成している。しかしながら、移動支持部8の移動ユニットと記録ヘッド12の移動ユニットとを別々に設けたうえで、移動支持部8と記録ヘッド12とを連動させる構成としてもよい。
また、図2で表されるように、本実施例の移動支持部8a及び8bは、被記録媒体Pを支持する側20の交差方向Bの一方が、面取り部28で表されるように面取りされている。このため、移動支持部8a及び8bが交差方向Bに移動する際に被記録媒体Pに引っかかることを抑制している。
次に、移動支持部8の洗浄部31について説明する。
図3で表されるように、本実施例の記録装置1は、移動支持部8の洗浄部31を備えている。このため、移動支持部8にインクが付着した場合でも該インクを取り除くことが可能であり、移動支持部8に付着したインクが被記録媒体Pに付着することを抑制している。
図3で表されるように、本実施例の記録装置1は、移動支持部8の洗浄部31を備えている。このため、移動支持部8にインクが付着した場合でも該インクを取り除くことが可能であり、移動支持部8に付着したインクが被記録媒体Pに付着することを抑制している。
詳細には、洗浄部31は、プラテン3の交差方向Bの両側端部に設けられ、移動支持部8が移動領域30における図3中の右側端部に移動した際に移動支持部8aを洗浄可能な洗浄部31aと、移動支持部8が移動領域30における図3中の左側端部に移動した際に移動支持部8bを洗浄可能な洗浄部31bと、が設けられている。
なお、本実施例の洗浄部31a及び31bは共に布で移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20を拭くことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、樹脂製のワイパー等を使用してもよい。
なお、本実施例の洗浄部31a及び31bは共に布で移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20を拭くことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、樹脂製のワイパー等を使用してもよい。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン3の交差方向Bの一方の端部に移動支持部8aを洗浄可能な洗浄部31aを備え、プラテン3の交差方向Bの他方の端部に移動支持部8bを洗浄可能な洗浄部31bを備える構成である。ここで、記録ヘッド12から被記録媒体Pに吐出されたインクが記録面16から面17に浸透して移動支持部8a及び8bまで到着するのには、ある程度の時間がかかる。本実施例の記録装置1は、移動支持部8a及び8bが記録ヘッド12と対向する位置からずれて配置されているので、特に、記録ヘッド12から被記録媒体Pに吐出されたインクが記録面16から面17に浸透して移動支持部8a及び8bまで到着するのに時間がかかる。このため、移動支持部8a及び8bの1回の往復動作で移動支持部8a及び8bを1回洗浄する本実施例の構成で、移動支持部8a及び8bに付着したインクが被記録媒体Pに付着することを抑制することが可能になっている。しかしながら、このような構成には限定されず、プラテン3の交差方向Bの両方の端部に移動支持部8a及び8bの両方を洗浄可能な洗浄部31を設ける構成としてもよい。このような構成とすることで、より効率的に移動支持部8を洗浄することが可能になる。
次に、溝部6及び移動支持部8の具体的な構造について説明する。
図1及び記録装置1の要部の概略斜視断面図である図5で表されるように、本実施例の溝部6は、インクの排出口13を有している。このため、該排出口13を介して溝部6に存在するインク(記録ヘッド12からのインクの吐出に伴うミストや該溝部6に溜まったインク)を排出させることが可能な構成になっている。そして、このような構成とすることで、溝部6における移動支持部8が存在していない部分(特に移動支持部8からの距離が離れた部分)に被記録媒体Pの一部が垂れ下がり、溝部6に存在するインクに被記録媒体Pが接触することを抑制している。
図1及び記録装置1の要部の概略斜視断面図である図5で表されるように、本実施例の溝部6は、インクの排出口13を有している。このため、該排出口13を介して溝部6に存在するインク(記録ヘッド12からのインクの吐出に伴うミストや該溝部6に溜まったインク)を排出させることが可能な構成になっている。そして、このような構成とすることで、溝部6における移動支持部8が存在していない部分(特に移動支持部8からの距離が離れた部分)に被記録媒体Pの一部が垂れ下がり、溝部6に存在するインクに被記録媒体Pが接触することを抑制している。
また、図5及び記録装置1の要部の概略側面断面図である図6で表されるように、本実施例の溝部6は、交差方向Bから見て両端部(端部34及び35)側よりも中央部33側が凹んでいる。具体的には、中央部33は、端部34よりも長さL1分凹んでいるとともに、端部35よりも長さL2分凹んでいる。このため、被記録媒体Pの一部が溝部6に垂れ下がった場合でも、溝部6に存在するインクに被記録媒体Pが接触する可能性が低くなっている。
なお、溝部6の該凹み(図6中の方向Zにおける長さ)は、例えば、溝部6の上端部分の間隔(図6中の方向Yにおける長さ)が60mm程度である場合に、35mm程度以上であることが好ましい。すなわち、溝部6の上端部分の間隔に対して7/12(35/60)以上の深さになるよう構成されるのが好ましい。
なお、溝部6の該凹み(図6中の方向Zにおける長さ)は、例えば、溝部6の上端部分の間隔(図6中の方向Yにおける長さ)が60mm程度である場合に、35mm程度以上であることが好ましい。すなわち、溝部6の上端部分の間隔に対して7/12(35/60)以上の深さになるよう構成されるのが好ましい。
また、図1、図3及び図5で表されるように本実施例の移動支持部8は孔部10を有し、図1で表されるように孔部10は被記録媒体Pを支持する側20から排出口13に面する側21に貫通している。
このため、該移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20からインクの吐出に伴うミストなどを排出させることが可能になっており、該移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20にミストなどが付着することを抑制している。すなわち、このような構成とすることで、該移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20に付着したインクが被記録媒体Pに付着することを抑制している。
このため、該移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20からインクの吐出に伴うミストなどを排出させることが可能になっており、該移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20にミストなどが付着することを抑制している。すなわち、このような構成とすることで、該移動支持部8の被記録媒体Pを支持する側20に付着したインクが被記録媒体Pに付着することを抑制している。
また、図1で表されるように、本実施例の記録装置1は、排出口13及びチューブ18を介して溝部6を吸引する吸引部19を備えている。このため、排出口13及びチューブ18を介して溝部6に存在するインクを効果的に排出させることができる構成になっている。
なお、吸引部19の構成に特に限定はなく、例えば、ファンを回すことにより溝部6から吸引部19側に気流を発生させる構成などを採用することができる。また、本実施例の記録装置1では、チューブ18を介して溝部6を吸引する構成であるがこのような構成に限定されず、チューブ18を有さない構成やチューブ18の代わりに別の部材を有する構成などであってもよい。
なお、吸引部19の構成に特に限定はなく、例えば、ファンを回すことにより溝部6から吸引部19側に気流を発生させる構成などを採用することができる。また、本実施例の記録装置1では、チューブ18を介して溝部6を吸引する構成であるがこのような構成に限定されず、チューブ18を有さない構成やチューブ18の代わりに別の部材を有する構成などであってもよい。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図7は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部36には、記録装置1の全体の制御を司るCPU37が設けられている。CPU37は、システムバス38を介して、CPU37が実行する各種制御プログラム等を格納したROM39と、データを一時的に格納可能なRAM40と、接続されている。
図7は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部36には、記録装置1の全体の制御を司るCPU37が設けられている。CPU37は、システムバス38を介して、CPU37が実行する各種制御プログラム等を格納したROM39と、データを一時的に格納可能なRAM40と、接続されている。
また、CPU37は、システムバス38を介して、記録ヘッド12を駆動するためのヘッド駆動部41と接続されている。
また、CPU37は、システムバス38を介して、吸引部19を駆動するための吸引部駆動部42と接続されている。
また、CPU37は、システムバス38を介して、キャリッジ11及び移動支持部8を移動させるためにプーリー24に回転力を付与するキャリッジモーター44、セット部14の駆動源である送出モーター45、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター46、巻取部15の駆動源である巻取モーター47、を駆動させるためのモーター駆動部43と接続されている。
さらに、CPU37は、システムバス38を介して、入出力部48と接続されており、入出力部48は、記録データ等を記録装置1に入力する外部装置であるPC49と接続されている。
また、CPU37は、システムバス38を介して、吸引部19を駆動するための吸引部駆動部42と接続されている。
また、CPU37は、システムバス38を介して、キャリッジ11及び移動支持部8を移動させるためにプーリー24に回転力を付与するキャリッジモーター44、セット部14の駆動源である送出モーター45、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター46、巻取部15の駆動源である巻取モーター47、を駆動させるためのモーター駆動部43と接続されている。
さらに、CPU37は、システムバス38を介して、入出力部48と接続されており、入出力部48は、記録データ等を記録装置1に入力する外部装置であるPC49と接続されている。
[実施例2](図8)
次に、実施例2の記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図8は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視断面図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の記録装置1は、移動支持部8の構成以外は、実施例1の記録装置1と同様の構成である。
次に、実施例2の記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図8は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視断面図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の記録装置1は、移動支持部8の構成以外は、実施例1の記録装置1と同様の構成である。
実施例1の移動支持部8は、移動支持部8a及び8b共に、被記録媒体Pを支持する側20が平面状であり、被記録媒体Pを面接触で支持する構成であった。一方、本実施例の移動支持部8は、移動支持部8a及び8b共に、被記録媒体Pを支持する側20に凹凸部32が構成されており、被記録媒体Pを線接触で支持する構成である。
なお、図8では、移動支持部8のうち移動支持部8aのみが表されているが、移動支持部8bも移動支持部8aと同様の構成である。
なお、図8では、移動支持部8のうち移動支持部8aのみが表されているが、移動支持部8bも移動支持部8aと同様の構成である。
本実施例の移動支持部8のように、被記録媒体Pを線接触で支持する構成や、被記録媒体Pを点接触で支持する構成とすることにより、移動支持部8と被記録媒体Pとの接触面積を減らすことができ、移動支持部8に付着したインクが被記録媒体Pに付着することを抑制できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の液体吐出装置1は、搬送される媒体Pに対して、該媒体Pの搬送方向Aと交差する交差方向Bに移動しながら液体を吐出可能な吐出部12と、吐出部12の移動に対応して交差方向Bに移動しながら媒体Pを支持する移動支持部8と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、吐出部12の移動に対応して交差方向Bに移動しながら媒体Pを支持する移動支持部8を備える。このため、例えば、吐出部12と移動支持部8とを、対向する位置からずれた位置に配置し、該配置が保たれるように両者を移動させることにより、吐出部12から吐出される液体の着弾精度を保つとともに、液体で媒体Pが汚れることを抑制することが可能になる。
本発明の第2の態様の液体吐出装置1は、前記第1の態様において、移動支持部8は、吐出部12の移動領域29の少なくとも一部に対して前記液体の吐出方向において対向する領域を含む移動領域30を、吐出部12と連動して移動することを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8は、吐出部12の移動領域29の少なくとも一部に対して液体の吐出方向において対向する領域を含む移動領域30を、吐出部12と連動して移動する。このため、例えば、吐出部12と対向する領域と交差方向Bに隣りあう領域など、吐出部12から吐出される液体の着弾精度を保つことが可能な位置であって吐出部12から吐出される液体が付着しにくい位置で媒体Pを支持し続けることが可能になる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置1は、前記第1又は第2の態様において、移動支持部8a(8b)は、吐出部12に対して、該吐出部12から前記液体を吐出する際の該吐出部12の移動方向B2(B1)において、前方側に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8a(8b)は、吐出部12に対して、移動方向B2(B1)において、前方側に設けられる。このため、吐出部12から吐出される液体が付着しにくい位置で媒体Pを支持し続けることができる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置1は、前記第3の態様において、移動支持部8b(8a)は、さらに、吐出部12に対して、該吐出部12から前記液体を吐出する際の該吐出部の移動方向B2(B1)において、後方側に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8b(8a)は、移動方向B2(B1)において後方側にも設けられる。このため、前方側の移動支持部8a(8b)と後方側の移動支持部8b(8a)とにより、高い精度でPGを保つことができる。すなわち、吐出部12から吐出される液体の着弾精度を保つことが可能な位置で媒体Pを支持し続けることができる。
本発明の第5の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、交差方向Bに延設され、移動支持部8の移動領域30を構成する溝部6を備え、溝部6は、前記液体の排出口13を有することを特徴とする。
本態様によれば、溝部6は液体の排出口13を有する。このため、該排出口13を介して溝部6に存在する液体(吐出部12からの液体の吐出に伴うミストや該溝部6に溜まった液体)を排出させることが可能になり、媒体Pの一部が溝部6に垂れ下がり溝部6に存在する液体に媒体Pが接触することを抑制することが可能になる。
本発明の第6の態様の液体吐出装置1は、前記第5の態様において、移動支持部8は、媒体Pを支持する側20から排出口13に面する側21に貫通する孔部10を有することを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8は媒体Pを支持する側20から排出口13に面する側21に貫通する孔部10を有する。このため、該移動支持部8の媒体Pを支持する側20から液体の吐出に伴うミストなどを排出させることが可能になり、該移動支持部8の媒体Pを支持する側20にミストなどが付着することを抑制することで、該移動支持部8の媒体Pを支持する側20に付着した液体が媒体Pに付着することを抑制することが可能になる。
本発明の第7の態様の液体吐出装置1は、前記第5又は第6の態様において、排出口13を介して溝部6を吸引する吸引部19を備えることを特徴とする。
本態様によれば、排出口13を介して溝部6を吸引する吸引部19を備える。このため、排出口13を介して溝部6に存在する液体を効果的に排出させることができる。
本発明の第8の態様の液体吐出装置は、前記第5から第7のいずれか1つの態様において、溝部6は、交差方向Bから見て両端部34及び35側よりも中央部33側が凹んでいることを特徴とする。
本態様によれば、溝部6は、交差方向から見て両端部34及び35側よりも中央部33側が凹んでいる。このため、媒体Pの一部が溝部6に垂れ下がった場合でも、溝部6に存在する液体に媒体Pが接触する可能性を低くすることができる。
本発明の第9の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第8のいずれか1つの態様において、移動支持部8の洗浄部31を備えることを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8の洗浄部31を備える。このため、移動支持部8に液体が付着した場合でも該液体を取り除くことが可能になり、移動支持部8に付着した液体が媒体Pに付着することを抑制できる。
本発明の第10の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第9のいずれか1つの態様において、移動支持部8は、媒体Pを線接触又は点接触で支持することを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8は媒体Pを線接触又は点接触で支持する。このため、移動支持部8と媒体Pとの接触面積を減らすことができ、移動支持部8に付着した液体が媒体Pに付着することを抑制できる。
本発明の第11の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第10のいずれか1つの態様において、移動支持部8は、媒体Pを支持する側20の交差方向Bのうちの少なくとも一方が面取りされていることを特徴とする。
本態様によれば、移動支持部8は、媒体Pを支持する側20の交差方向Bのうちの少なくとも一方が面取りされている。このため、移動支持部8が交差方向Bに移動する際に媒体Pに引っかかることを抑制することができる。
1 記録装置(液体吐出装置)、2 プラテン、3 プラテン、4 プラテン、
5 駆動ローラー、6 溝部、7 従動ローラー、8 移動支持部、9 搬送部、
10 孔部、11 キャリッジ、12 記録ヘッド(吐出部)、13 排出口、
14 セット部、15 巻取部、16 記録面、
17 記録面とは反対側の面、18 チューブ、19 吸引部、
20 移動支持部8における被記録媒体Pを支持する側、
21 移動支持部8における排出口13に面する側、22 ベルト、23 接続部、
24 プーリー、25 プーリー、26 プーリー、27 プーリー、
28 面取り部、29 記録ヘッド12の移動領域、30 移動支持部8の移動領域、
31 洗浄部、32 凹凸部、33 溝部6の中央部、34 溝部6の端部、
35 溝部6の端部、36 制御部、37 CPU、38 システムバス、
39 ROM、40 RAM、41 ヘッド駆動部、42 吸引部駆動部、
43 モーター駆動部、44 キャリッジモーター、45 送出モーター、
46 搬送モーター、47 巻取モーター、48 入出力部、49 PC、
F ノズル形成面、P 被記録媒体(媒体)
5 駆動ローラー、6 溝部、7 従動ローラー、8 移動支持部、9 搬送部、
10 孔部、11 キャリッジ、12 記録ヘッド(吐出部)、13 排出口、
14 セット部、15 巻取部、16 記録面、
17 記録面とは反対側の面、18 チューブ、19 吸引部、
20 移動支持部8における被記録媒体Pを支持する側、
21 移動支持部8における排出口13に面する側、22 ベルト、23 接続部、
24 プーリー、25 プーリー、26 プーリー、27 プーリー、
28 面取り部、29 記録ヘッド12の移動領域、30 移動支持部8の移動領域、
31 洗浄部、32 凹凸部、33 溝部6の中央部、34 溝部6の端部、
35 溝部6の端部、36 制御部、37 CPU、38 システムバス、
39 ROM、40 RAM、41 ヘッド駆動部、42 吸引部駆動部、
43 モーター駆動部、44 キャリッジモーター、45 送出モーター、
46 搬送モーター、47 巻取モーター、48 入出力部、49 PC、
F ノズル形成面、P 被記録媒体(媒体)
Claims (11)
- 搬送される媒体に対して、該媒体の搬送方向と交差する交差方向に移動しながら液体を吐出可能な吐出部と、
前記吐出部の移動に対応して前記交差方向に移動しながら前記媒体を支持する移動支持部と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部は、前記吐出部の移動領域の少なくとも一部に対して前記液体の吐出方向において対向する領域を含む移動領域を、前記吐出部と連動して移動することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部は、前記吐出部に対して、該吐出部から前記液体を吐出する際の該吐出部の移動方向において、前方側に設けられることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部は、さらに、前記吐出部に対して、該吐出部から前記液体を吐出する際の該吐出部の移動方向において、後方側に設けられることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記交差方向に延設され、前記移動支持部の移動領域を構成する溝部を備え、
前記溝部は、前記液体の排出口を有することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項5に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部は、前記媒体を支持する側から前記排出口に面する側に貫通する孔部を有することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項5又は6に記載の液体吐出装置において、
前記排出口を介して前記溝部を吸引する吸引部を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項5から7のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記溝部は、前記交差方向から見て両端部側よりも中央部側が凹んでいることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部の洗浄部を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部は、前記媒体を線接触又は点接触で支持することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から10のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記移動支持部は、前記媒体を支持する側の前記交差方向のうちの少なくとも一方が面取りされていることを特徴とする液体吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014159267A JP2016036913A (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | 液体吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014159267A JP2016036913A (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | 液体吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016036913A true JP2016036913A (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=55528456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014159267A Pending JP2016036913A (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | 液体吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016036913A (ja) |
-
2014
- 2014-08-05 JP JP2014159267A patent/JP2016036913A/ja active Pending
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