JP6293096B2 - 横編機における給糸機構 - Google Patents

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Description

本発明は、横編機における給糸機構に関し、詳しくは、複数本の編糸をヤーンキャリアに供給する供給経路上での各編糸の弛みを防止する対策に係る。
従来より、コーンから繰り出された編糸をヤーンキャリアに供給する供給経路に、その供給経路上での編糸の弛みを防止する上で、当該編糸にテンションを作用させるための天バネ装置やサイドテンション装置を設けたものが知られている(特許文献1参照)。
また、複数本の編糸を集束器により合糸にし、その合糸を供給経路を介してヤーンキャリアに供給するようにしたものもある。
特開2010−144301号公報
ところで、合糸を供給経路を介してヤーンキャリアに供給すると、それぞれの編糸に作用する抵抗の違いや、編成時にできる編目の内周と外周との差などによって、各編糸の互いの消費量が異なってしまう。その場合、供給経路上での合糸のテンションを天バネ装置やサイドテンション装置によって高く設定し、消費量が少ない編糸に生じる弛みを除去することが考えられる。
しかし、弛みが生じる編糸に合わせて合糸のテンションを過分に高くすれば、弛みが生じない編糸に糸切れが発生し易くなる上、編目が詰まるなどして編成に悪影響が生じてしまう。
本発明の目的は、合糸のテンションを過分に高くすることなく供給経路上での編糸の弛みを確実に防止することができる横編機における給糸機構を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、複数本の編糸を集束器により合糸にしてヤーンキャリアに供給するようにした横編機における給糸機構を前提とする。更に、前記集束器から前記ヤーンキャリアまでの供給経路に、略V字状の溝を有するV溝ガイドローラを回転自在に支持する。そして、前記V溝ガイドローラの回転軸を、前記溝の2つの斜面のうちの一方の斜面から谷まで前記合糸が転がり易くなるように前記供給経路と直交する方向に対して傾斜させることを特徴としている。
また、前記V溝ガイドローラの溝の谷を周方向に繋ぐ線は、展開すると当該V溝ガイドローラが1回転する間に1周期分のサインカーブとなっていてもよい。
また、前記供給経路に、前記合糸をその需要に応じて前記V溝ガイドローラに積極的に糸送りする積極糸送り装置を設けていてもよい。
また、前記V溝ガイドローラの回転軸に、前記供給経路と直交する方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更機構を設けていてもよい。
更に、前記供給経路の前記V溝ガイドローラよりもヤーンキャリア側に、略V字状の溝を有する下流側V溝ガイドローラを回転自在に支持する。そして、前記下流側V溝ガイドローラの回転軸を、前記V溝ガイドローラにより転がされた合糸をそれとは逆の向きに転がすように前記供給経路と直交する方向に対して前記V溝ガイドローラの傾斜方向とは逆向きに傾斜させていてもよい。
これに対し、前記供給経路の前記V溝ガイドローラよりもヤーンキャリア側に、底部に前記合糸と接する凹字状の平坦な溝を有する下流側凹溝ガイドローラを回転自在に支持する。そして、前記下流側凹溝ガイドローラの回転軸を、前記V溝ガイドローラにより転がされた合糸を前記平坦な溝で接して撚りをかけずにそのまま送り出すように前記供給経路に対して直交させていてもよい。
V溝ガイドローラの回転軸を供給経路と直交する方向に対して傾斜させて、集束器からの合糸をV溝ガイドローラの溝の一方の斜面から谷まで転がり易くすることで、供給経路で仮撚りされて合糸が互いに絡み合い、合糸のテンションを過分に高くすることなく供給経路上での各編糸の弛みを確実に防止することができる。
また、V溝ガイドローラの溝の谷を周方向に繋ぐ線を、展開すると当該V溝ガイドローラが1回転する間に1周期分のサインカーブとすることで、V溝ガイドローラが1回転する間に溝の谷が両斜面の間を蛇行しながら移動し、溝の各斜面の傾斜角度が変化する。このとき、合糸は、一方の斜面のみを転がるため、V溝ガイドローラの回転に伴い、谷が他方の斜面側に移動して一方の斜面の傾斜角度が緩い緩傾斜であるときに当該一方の斜面を転がって仮撚りされ、谷が一方の斜面側に移動して一方の斜面の傾斜角度が急な急傾斜になったときに一方の斜面側に移動してしまうものの、谷が他方の斜面側に再度移動して一方の斜面が緩傾斜になると、当該一方の斜面を転がって仮撚りされることを繰り返す。これにより、V溝ガイドローラの溝の一方の斜面のみを使用して合糸を仮撚りし易くし、ヤーンキャリアまでの供給経路での合糸の仮撚りを円滑に行うことができる。
また、合糸をその需要に応じてV溝ガイドローラに積極的に糸送りする積極糸送り装置を設けることで、積極的に糸送りされた合糸もV溝ガイドローラの溝の斜面から谷まで転がして供給経路で円滑に仮撚りすることができる。
また、傾斜角度変更機構によって供給経路と直交する方向に対するV溝ガイドローラの回転軸の傾斜角度を変更することで、V溝ガイドローラの溝の斜面のうちのどちらの斜面を使用するかの選択やその撚り具合の強さなどを各編糸の種類に応じて変更することも可能となり、各編糸の太さや糸種、又は編成条件等に応じて合糸に対する撚り具合を強くしたり弱くしたりすることができる。
更に、供給経路のV溝ガイドローラよりもヤーンキャリア側の下流側V溝ガイドローラの回転軸を供給経路と直交する方向に対してV溝ガイドローラの傾斜方向とは逆向きに傾斜させて、V溝ガイドローラにより転がされて仮撚りされた合糸を下流側V溝ガイドローラの溝の一方の斜面から谷まで逆の向きに転がすことで、当該両ガイドローラ間でさらに撚りを増やして合糸をより絡ませ合い、供給経路上での各編糸の弛みをより確実に防止することができる。
しかも、下流側V溝ガイドローラの回転軸を供給経路と直交する方向に対してV溝ガイドローラの傾斜方向とは逆向きに傾斜させることにより、下流側V溝ガイドローラから編針までの間の合糸も仮撚りすることができ、合糸に撚りを掛けた状態で編針による編成を行うことができる。
これに対し、供給経路のV溝ガイドローラよりもヤーンキャリア側の下流側凹溝ガイドローラの回転軸を供給経路に対して直交させて、V溝ガイドローラにより仮撚りされた合糸を下流側凹溝ガイドローラの底部の平坦な溝に接して撚りをかけずにそのまま送り出すことで、当該両ガイドローラ間でさらに撚りを増やして合糸をより絡ませ合い、供給経路上での各編糸の弛みをより確実に防止することができる。
しかも、V溝ガイドローラにより仮撚りした合糸を下流側凹溝ガイドローラの平坦な溝に接して撚りをかけずにそのまま送り出せば、その平坦な溝に接した以降の合糸の撚りが自然に戻されて、両ガイドローラ間での合糸の撚りを下流側凹溝ガイドローラから編針までの間で解放することができ、合糸の撚りを解放した状態で編針による編成を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る横編機における給糸機構の概略構成を示す概略構成図である。 供給経路の詳細な構成を示す構成図である。 上流側ガイド装置を反ヤーンキャリア側から見た背面図である。 下流側ガイド装置を上方から見た平面図である。 上流側及び下流側V溝ガイドローラを軸に対し直交する方向から見た正面図である。 上流側及び下流側V溝ガイドローラの縦断正面図である。 供給経路での上流側及び下流側V溝ガイドローラによる合糸の撚りの方向を説明する説明図である。 上流側及び下流側V溝ガイドローラの溝の形状を展開した状態の説明図である。 本実施の形態の変形例に係る横編機における給糸機構の概略構成を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る横編機における給糸機構の概略構成を示す概略構成図、図2は供給経路の詳細な構成を示す構成図をそれぞれ示している。
図1及び図2において、横編機1は、2つのコーン11A,11Bよりそれぞれ繰り出された編糸12A,12Bを図示しない編針に給糸する給糸機構2を備えている。この給糸機構2は、図示しないキャリッジの走行方向と平行に延びる走行レールに対し摺動するヤーンキャリア3を備えている。このヤーンキャリア3は、基台31と、この基台31より下方へ延びる単一の給糸アーム32とを備えている。給糸アーム32の下端には、給糸口33が設けられている。
また、給糸機構2は、各コーン11A,11Bから繰り出された2本の編糸12A,12Bを合わせて合糸12とする集束器21と、この集束器21からの合糸12をヤーンキャリア3までガイドする上流側及び下流側ガイド装置22,23とを備えている。更に、集束器21からヤーンキャリア3までの供給経路20には、集束器21からの合糸12をその需要に応じて上流側ガイド装置22に積極的に糸送りする積極糸送り装置4が設けられている。この積極糸送り装置4は、サーボモータ40により回転駆動する主ローラ41と、サーボモータ40に対し従動機構(図示せず)を介して連結され、主ローラ41と同期して回転する従動ローラ42とを備えている。そして、集束器21からの合糸12は、両ローラ41,42で挟まれて積極的に糸送りされる。
更に、積極糸送り装置4は、サイドテンション装置44を備えている。このサイドテンション装置44は、合糸12を供給経路20外に引き出す方向(図1では反時計回り)に付勢された揺動自在なバッファ竿45を備え、その付勢力によって合糸12にテンションを付与している。
図3は上流側ガイド装置を反ヤーンキャリア3側から見た背面図、図4は下流側ガイド装置を上方から見た平面図をそれぞれ示している。図3に示すように、上流側ガイド装置22は、供給経路20上における積極糸送り装置4とヤーンキャリア3との間に設けられている。この上流側ガイド装置22は、給糸機構2の筐体2aに止着されたL形フレーム221と、略V字状の溝241を有し、L形フレーム221に支持された支持アーム222に軸242(回転軸)が回転自在に支持された上流側V溝ガイドローラ24(V溝ガイドローラ)とを備えている。一方、図4に示すように、下流側ガイド装置23は、ヤーンキャリア3の給糸アーム32に取り付けられた幅方向に長いガイド支持具231と、略V字状の溝251を有し、ガイド支持具231の幅方向一端(図2では右端)に軸252(回転軸)が回転自在に支持された下流側V溝ガイドローラ25とを備えている。
図5は上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25を軸242,252に対し直交する方向から見た正面図、図6は上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の縦断正面図をそれぞれ示している。この図5及び図6に示すように、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25は、溝241,251の両側にそれぞれ2つの斜面243A,243B,253A,253Bを備えている。
そして、上流側V溝ガイドローラ24の軸242は、図3に示すように、略鉛直方向(図3では上下方向)へ延びる供給経路20から供給される合糸12と直交する略水平方向(図3では左右方向)に対して緩傾斜(例えば10°程度傾斜)している。一方、下流側V溝ガイドローラ25の軸252は、図4に示すように、略水平方向(図4では左右方向)へ延びる供給経路20から供給される合糸12と直交する方向(図4では上下方向)に対して緩傾斜(例えば10°程度傾斜)している。これにより、合糸12は、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の各溝241,251の各斜面243A,243B,253A,253Bのうちの一方の斜面243A,253Aから谷まで転がり易くなる。
図7は供給経路20での上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25による合糸12の撚りの方向を説明する説明図を示している。この図7において、上流側V溝ガイドローラ24の軸242の傾斜によってその溝241の一方の斜面243Aから谷まで合糸12が転がり易くなる。これにより、ヤーンキャリア3までの供給経路20で時計回り(図7に一点鎖線で示す矢印方向)に仮撚りされた合糸12が互いに絡み合い、合糸12のテンションを過分に高くすることなく供給経路20上での各編糸12A,12Bの弛みを確実に防止することができる。
一方、下流側V溝ガイドローラ25の軸252は、上流側V溝ガイドローラ24により仮撚りされた合糸12を逆の向きに転がすように供給経路20と直交する方向に対して上流側V溝ガイドローラ24の傾斜方向とは逆向きに傾斜している。これにより、上流側V溝ガイドローラ24により仮撚りされた合糸12は、下流側V溝ガイドローラ25の溝251の一方の斜面253Aから谷まで逆の向きに転がされて供給経路20で反時計回り(図7に二点鎖線で示す矢印方向)に仮撚りされる。その結果、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25間で合糸12にさらに撚りを増やして合糸12をより絡ませ合い、供給経路20上での各編糸12A,12Bの弛みをより確実に防止することができる。
しかも、下流側V溝ガイドローラ25の軸252を供給経路20と直交する方向に対して上流側V溝ガイドローラ24の軸242の傾斜方向とは逆向きに傾斜させていると、下流側V溝ガイドローラ25から編針までの間の合糸12も仮撚りすることができ、合糸12に撚りを掛けた状態で編針による編成を行うことができる。
図8は上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の溝241,251の形状を展開した状態の説明図を示している。この図8において、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の溝241,251の谷を周方向に繋ぐ線X,Yは、展開すると当該各V溝ガイドローラ24,25が1回転する間に1周期分のサインカーブとなり、このサインカーブ通りに軸242,252方向の各斜面243A,243B,253A,253B間Wの範囲内で蛇行しながら移動し、溝241,251の各斜面243A,243B,253A,253Bの傾斜角度が変化する。このとき、合糸12は、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の溝241,251の一方の斜面243A,253Aのみを転がるため、溝241,251の谷が他方の斜面243B,253B側に移動して一方の斜面243A,253Aの傾斜角度が緩い緩傾斜であるときに当該一方の斜面243A,253Aを転がって仮撚りされる。また、V溝ガイドローラ24,25の回転に伴い、谷が一方の斜面243A,253A側に移動して一方の斜面243A,253Aの傾斜角度が急な急傾斜になったときに合糸12が一方の斜面243A,253A側に移動してしまうものの、谷が他方の斜面243B,253B側に再度移動して一方の斜面243A,253Aが緩傾斜になると、当該一方の斜面243A,253Aを合糸12が転がって仮撚りされることを繰り返す。これにより、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の溝241,251の一方の斜面243A,253Aのみを使用して合糸12を仮撚りし易くし、ヤーンキャリア3までの供給経路20での合糸12の仮撚りを円滑に行うことができる。
また、上流側V溝ガイドローラ24の軸242には、供給経路20と直交する方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更機構26が設けられている。この傾斜角度変更機構26は、L形フレーム221に対し支持アーム222を締結する螺子部材261を備え、この螺子部材261の軸回りに支持アーム222が回転することで、供給経路20と直交する方向に対する上流側V溝ガイドローラ24の軸242の傾斜角度が変更されるようにしている。これにより、上流側V溝ガイドローラ24の溝241の各斜面243A,243Bのうちのどちらの斜面を使用するかの選択やその撚り具合の強さなどを各編糸12A,12Bの種類に応じて変更することも可能となり、各編糸12A,12Bの太さや糸種、又は編成条件等に応じて合糸12に対する撚り具合を強くしたり弱くしたりすることができる。
更に、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の各斜面243A,243B,253A,253Bは、耐磨耗性を図る上で、合糸12を滑り易くする加工処理(例えばメッキ加工処理)が施されている。かかる点から、図8に示すように、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の溝241,251の各斜面243A,243B,253A,253Bの周方向に互いに180°隔てて最もなだらかに緩傾斜する山側寄りの位置には、軸242,252に対し直交する方向へ直線状に切り欠いた断面略L字状の切欠244,254が設けられている。これにより、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の各斜面243A,243B,253A,253Bに滑り易い加工処理が施されていても、合糸12が切欠244,254に係止され易いものとなり、なだらかに緩傾斜する一方の斜面243A,253Aの山側寄りから谷まで合糸12を効率よく転がして仮撚りすることができる。
なお、本発明は前記実施の形態では、供給経路20に積極糸送り装置4を設けたが、図9に示すように、集束器21と上流側ガイド装置22との間の供給経路20にサイドテンション装置44のみが設けられていてもよい。
また、前記実施の形態では、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25として、溝241,251の谷を周方向に繋ぐ線X,Yが、展開すると当該V溝ガイドローラ24,25が1回転する間に1周期分のサインカーブとなるものを用いたが、略V字状の溝の谷を周方向に繋ぐ線をその溝の回転中心と直交する同一面上に設け、かつその面上において溝の回転中心から当該回転中心を通る直線上で互いに半径方向外方へ等距離離間する2点がそれぞれ中心となるように双方の斜面の山側端を偏心させた上流側及び下流側V溝ガイドローラが適用されていてもよい。このものでは、溝の谷を周方向に繋ぐ線は回転軸方向に蛇行することなく直線状となっているにもかかわらず、V溝ガイドローラの1回転に伴い溝の各斜面が周方向に互いに180°隔てた位置で交互に転がり易い緩斜面となる。
また、前記実施の形態では、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の溝241,251の各斜面243A,243B,253A,253Bの周方向に互いに180°隔てて最もなだらかに緩傾斜する山側寄りの位置に、切欠244,254をそれぞれ設けたが、切欠に代えて、合糸を係止し易くするように外方へ膨出する瘤状の突起がそれぞれ設けられていてもよい。
また、前記実施の形態では、上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25の各斜面243A,243B,253A,253Bに合糸12を滑り易くする加工処理を施したが、上流側及び下流側V溝ガイドローラの各傾斜面を滑り難く加工処理していてもよく、その場合には、合糸が斜面を谷まで転がり易くなるので、最もなだらかに緩傾斜する斜面の山側寄りに切欠や突起を設けなくてもよい。
更に、前記実施の形態では、供給経路20に同じ構造の上流側及び下流側V溝ガイドローラ24,25を設けたが、上流側V溝ガイドローラのみに、その溝の谷を周方向に繋ぐ線が、展開すると当該上流側V溝ガイドローラが1回転する間に1周期分のサインカーブとなるものを用いていればよく、下流側V溝ガイドローラとしては、その溝の谷を周方向に繋ぐ線がその軸と直交する方向に対して一致する通常のものが用いられていてもよい。
これに対し、下流側V溝ガイドローラに代えて、底部に合糸と接する凹字状の平坦な溝を有する下流側凹溝ガイドローラを用い、この下流側凹溝ガイドローラの回転軸を、上流側V溝ガイドローラにより転がされた合糸を平坦な溝で接してそのまま送り出すように供給経路に対して直交させていてもよい。この場合には、上流側V溝ガイドローラにより仮撚りされた合糸が下流側凹溝ガイドローラの平坦な溝に接して撚りをかけずにそのまま送り出されることになり、上流側V溝ガイドローラと下流側凹溝ガイドローラとの間の合糸に撚りを増やしてより絡ませ合い、供給経路上での各編糸の弛みをより確実に防止することができる。しかも、下流側凹溝ガイドローラの回転軸が供給経路に対して直交しているので、上流側V溝ガイドローラにより仮撚りされた合糸を下流側凹溝ガイドローラの平坦な溝に接して撚りをかけずにそのまま送り出せば、その平坦な溝に接した以降の合糸の撚りが自然に戻されて、両ガイドローラ間での合糸の撚りを下流側凹溝ガイドローラから編針までの間で解放することができ、合糸の撚りを解放した状態で編針による編成を行うことができる。
また、前記実施の形態では、2本の編糸12A,12Bを集束器21により合糸12にしたが、3本以上の編糸を集束器により合糸としたものであってもよい。
1 横編機
12 合糸
12A,12B 編糸
2 給糸機構
20 供給経路
21 集束器
24 上流側V溝ガイドローラ(V溝ガイドローラ)
241 溝
242 軸(回転軸)
243A,243B 斜面
25 下流側V溝ガイドローラ
251 溝
252 軸(回転軸)
253A,253B 斜面
26 傾斜角度変更機構
3 ヤーンキャリア
4 積極糸送り装置
X,Y 溝の谷を周方向に繋ぐ線

Claims (6)

  1. 複数本の編糸を集束器により合糸にしてヤーンキャリアに供給するようにした横編機における給糸機構において、
    前記集束器から前記ヤーンキャリアまでの供給経路には、略V字状の溝を有するV溝ガイドローラが回転自在に支持され、このV溝ガイドローラの回転軸は、前記溝の2つの斜面のうちの一方の斜面から谷まで前記合糸が転がり易くなるように前記供給経路と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする横編機における給糸機構。
  2. 前記V溝ガイドローラの溝の谷を周方向に繋ぐ線は、展開すると当該V溝ガイドローラが1回転する間に1周期分のサインカーブとなる請求項1に記載の横編機における給糸機構。
  3. 前記供給経路には、前記合糸をその需要に応じて前記V溝ガイドローラに積極的に糸送りする積極糸送り装置が設けられている請求項1又は請求項2に記載の横編機における給糸機構。
  4. 前記V溝ガイドローラの回転軸は、前記供給経路に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更機構を備えている請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の横編機における給糸機構。
  5. 前記供給経路の前記V溝ガイドローラよりもヤーンキャリア側には、略V字状の溝を有する下流側V溝ガイドローラが回転自在に支持され、この下流側V溝ガイドローラの回転軸は、前記V溝ガイドローラにより転がされた合糸をそれとは逆の向きに転がすように前記供給経路と直交する方向に対して前記V溝ガイドローラの傾斜方向とは逆向きに傾斜している請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の横編機における給糸機構。
  6. 前記供給経路の前記V溝ガイドローラよりもヤーンキャリア側には、底部に前記合糸と接する凹字状の平坦な溝を有する下流側凹溝ガイドローラが回転自在に支持され、この下流側凹溝ガイドローラの回転軸は、前記V溝ガイドローラにより転がされた合糸を前記平坦な溝で接して撚りをかけずにそのまま送り出すように前記供給経路に対して直交している請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の横編機における給糸機構。
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