JP6085125B2 - 丸編機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、任意箇所での裁断(切りっぱなし)をしても、ほつれが起こらない生地を編成する際、更に言えばこの編成時にベアフライスのメッシュ編などを採用しようとする際に、好適に採用可能となる丸編機に関するものである。
従来、衣類の開口部(袖口や襟口、裾部など)として仕上げる部分を、ポリウレタン加工糸等の熱融着弾性糸とそれ以外の糸とでプレーティング編した生地組織にしておき、その後、熱融着弾性糸に自着性が生じる温度に加熱する(「熱セット加工」と呼ばれている。場合によっては圧縮を加えてもよいとされる)ことにより、開口部にほつれ防止機能(切りっぱなしにできる機能)を生じさせる技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
プレーティング編は、図9(A)に示すように素材の異なる二本の糸を、一箇所に設けられた二つの給糸口に各別にガイドさせてニッティングポイントへ給糸することによって編成する方法である。このプレーティング編では、給糸された二本の糸を生地の表裏両面に振り分けて、伸長性や緊締性などの特性の違い(機能分担)、或いは、風合いや色の違い(リバーシブル性)などを明確に生じさせることができるという特徴がある。
従って、熱融着弾性糸とそれ以外の糸とでプレーティング編を採用した場合には、生地の片面のみで全てのループに熱融着弾性糸を寄り添わせた状態にできることになる。そのため、丸編機(シングル機でもダブル機でもよい)の全口で熱融着弾性糸を給糸させるようにすれば、生地全体として編み目の安定化(結合化)が行えることになり、この場合には任意箇所での裁断(切りっぱなし)をしても、ほつれが起こらないようにできるものである。
なお、「プレーティング編」の同義語に「添え糸編」の用語がある。ただ一般的には、「プレーティング編」や「添え糸編」と呼ばれる場合の中に、図9(B)に示すように複数本の糸を引き揃えて一つの給糸口にガイドさせて編成する、いわゆる「交編(引き揃え編等の俗称で呼ばれる場合もある)」をも含んだ意味として、混同又は誤解されていることがある。そこで以下では、図9(A)の給糸方法を特定するものとして「プレーティング編」の用語に統一する。
特許第3983729号公報
熱融着弾性糸を添え糸に用い、熱融着弾性糸以外の糸を地糸に用いてプレーティング編を行う場合にあって、例えば、ベアフライスのメッシュ編を採り入れようとすると、以下に述べる問題が生じることがあった。
なお、「ベアフライス」は、ダブルの丸編機(シリンダ及びダイヤルを備えた丸編機)でベア糸(ポリウレタン等の弾性糸であってカバリングされていない裸糸)を用いてゴム編する編成方法、又はこの編成方法によって編成された生地を言う。ここにおいて、ベアフライスには、ベアスムースやその他の変化組織も含むものとする。
また、メッシュ編は、編み組織中に透かし目を生じさせる編成方法であって、編成中にシリンダ針からダイヤル針への目移し(ループの送り渡し)を行うこと等によって実現される。
このようなベアフライスのメッシュ編を採り入れたプレーティング編では、目移しを行うとき(シリンダ針からループが脱げるとき)に、シリンダ針のラッチ(針先端のフックを開閉するための揺動爪のことでベラとも呼称される)が閉じられるようになる。当然に、目移し直後のシリンダ針には保持するループが無い(ダイヤル針へ送り渡しているため)ことになる。
従って、シリンダ針へ新たな給糸を行うには、後述のラッチオープナーによってラッチを強制的に開動させるが、この状態のシリンダ針に添え糸を給糸しようとしても、シリンダ針のフックが添え糸をうまく喰わない問題(給糸ミスでありハネと呼ぶことがある)が起こっていた。
殊に、添え糸とする熱融着弾性糸がベア糸であると、ベア糸が、地糸に用いる糸(ポリエステルなど)に比べて細くて滑りが少なく且つ切れやすいという特性を有していることが要因となって、ベア糸の給糸ミスは頻発することになる。
また、シリンダ針のフックに添え糸をうまく給糸できた場合であっても、フック内で地糸と添え糸との配置が入れ替わるような不具合が起こって、プレーティング不良(生地の片面に添え糸が集中しない問題)とされることもあった。
なお従来、これらの問題を解決するため、シリンダ針のフック形状を種々に工夫する試みもあった。しかし、フック形状の変更だけでは問題解消の確実性に乏しく、編成速度や給糸速度等、編機運転上の稼働効率低下に繋がる制御も必要になるといった具合に、根本的な解決には至っていない。また、シリンダ針の生産に関して需要と供給の量的なバランスが確保できないことから、シリンダ針の生産コストが極めて高騰する問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ベア糸(ポリウレタン等の裸糸)の給糸に関して、糸切れやハネ、編組織不良などを完全に解消できるものとし、また特殊針の開発などは必要とせず、更にはベア糸の給糸に伴う編機の運転制御も不要にすることができる丸編機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る丸編機は、縦軸まわりに回転するシリンダの外周面にシリンダ針が上下動自在に保持され、前記シリンダ針の上下動軌道にベア糸用給糸ポイントが設定され、前記ベア糸用給糸ポイントよりも前記シリンダの回転方向で上流となる位置にプレーティング編の地糸とする糸をシリンダ針の上下動軌道へ向けて給糸する地糸用給糸ポイントが設定されている丸編機において、前記シリンダの外周位置に前記ベア糸用給糸ポイントへベア糸を給糸するベア糸給糸装置が備えられており、前記ベア糸給糸装置は、前記ベア糸用給糸ポイントへ向けてベア糸を導くように前記シリンダの上周部で水平回転軸まわりに回転自在に保持されたベア糸用ガイドローラと、前記ベア糸用ガイドローラに導かれて前記ベア糸用給糸ポイントに至る部分のベア糸が当該ベア糸用給糸ポイントを含む水平面に対して鋭角の縦方向給糸角度となるように、前記ベア糸用ガイドローラの設置位置を調
節可能にするローラ保持機構と、を有しており、前記ベア糸給糸装置における前記ベア糸用ガイドローラの設置位置とは前記シリンダの径方向において相対的に内方となる位置に、前記地糸用給糸ポイントへ地糸を導く地糸用給糸ガイドが設けられていることを特徴とする。
前記ベア糸給糸装置は、前記ベア糸用ガイドローラに導かれて前記ベア糸用給糸ポイントに至る部分のベア糸が当該ベア糸用給糸ポイントを含むシリンダ接線方向の垂直面に対して鋭角の横方向給糸角度となるように、前記ベア糸用ガイドローラの設置位置を調節可能にする第2ローラ保持機構を有したものとするのが好適である。
前記ベア糸給糸装置は、前記ベア糸用ガイドローラに対してベア糸の給糸方向で上流となる位置に、当該ベア糸用ガイドローラの水平回転軸と交差して設定される別の水平回転軸まわりに回転自在に保持されて、前記ベア糸を外接支持するアイドルローラが設けられているものとするのが好適である。
前記シリンダの上部に当該シリンダと同心で一体回転するダイヤルが設けられ且つ当該ダイヤルの上面にダイヤル針が径方向移動自在に保持されていると共に、前記ベア糸用給糸ポイントに対して前記シリンダの回転方向で上流となる位置に、シリンダ針からダイヤル針への目移しでラッチ閉止状態となったシリンダ針のラッチと接触して当該ラッチを開動させるラッチオープナーが設けられており、前記地糸用給糸ポイントは、前記ラッチオープナーと前記ベア糸用給糸ポイントとのシリンダ回転方向の相互間に設定されたものとすることができる。
本発明に係る丸編機では、ベア糸(ポリウレタン等の裸糸)の給糸に関して、糸切れやハネ、編組織不良などを完全に解消することができ、また特殊針の開発などは不要であり、更にはベア糸の給糸に伴う編機の運転制御も不要にすることができる。
本発明に係る丸編機を示した側断面図である。 本発明に係る丸編機のベア糸給糸装置による給糸状況を示した正面図(図1のA−A線矢視図)である。 本発明に係る丸編機のベア糸給糸装置を示した平面図である。 本発明に係る丸編機のベア糸給糸装置を示した正面図である。 第2ローラ保持機構(第2保持機構)によるベア糸用ガイドローラの位置調節を説明した平面模式図である。 ローラ保持機構(第1保持機構)によるベア糸用ガイドローラの別パターンによる位置調節を説明した正面模式図である。 本発明に係る丸編機のベア糸給糸装置によるベア糸の給糸状況を判りやすく示した斜視図である。 シリンダ針の上下動と添え糸(ベア糸)及び地糸の給糸との関係を経時的に示した動作説明図である。 (A)はプレーティング編を概説した模式図であり(B)は交編を概説した模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図8は、本発明に係る丸編機2を示している。
まず丸編機2の概要について説明する。図1に示すように、この丸編機2は、円筒形のシリンダ5と、このシリンダ5の上部に同心に設けられた円盤状のダイヤル6とを有しており、ダブル編み(フライス生地の編成)が可能である。
シリンダ5及びダイヤル6は、それらの中心となる縦軸Pまわりで一体回転可能とされ、伝動手段7を介して回転用の駆動力が伝えられる。シリンダ5には、その外周面全周を取り囲むようにして縦軸Pと平行するシリンダ針10が多数本並んで保持されており、ダイヤル6には、その上面で径方向に沿うようにダイヤル針11が多数本、縦軸Pまわりに放射状配置で保持されている。
シリンダ5の外周部にはカムホルダー12が設置固定されており、このカムホルダー12の内周面に、各シリンダ針10に所定タイミングで上下動(編成動作)を起こさせるためのステッチカムが設けられている。従って、シリンダ5の回転時にはシリンダ針10がカムホルダー12のステッチカムに沿った上下動を生起するようになる(図8中の軌跡L参照)。
また、ダイヤル6の上部には上部カムホルダー13が定置状態で設けられており、この上部カムホルダー13の下面に、ダイヤル針11に横移動(編成動作)を起こさせるためのダイヤルカムが設けられている。従って、シリンダ5と一体回転するダイヤル6により、ダイヤル針11が上部カムホルダー13のダイヤルカムに沿った横移動を生起するようになる。
このようにして、シリンダ5の上周側(ダイヤル6の外周側)に沿った周方向の複数箇所に、シリンダ針10のフック及び/又はダイヤル針11のフックによるニッティングポイント(編成点)が形成される。そこで各ニッティングポイントへ給糸すれば、シリンダ5の内方へ向けてフライス(=ダブル=ゴム編)又は天竺(=シングル=平編)の筒状生地Wが編み降ろされることになる。
シリンダ5の下部には巻取装置14が設けられており、シリンダ5の内方を通って編み降ろされる筒状生地Wは、この巻取装置14によって巻き取られる。
本実施形態では、任意箇所での裁断(切りっぱなし)をしても、ほつれが起こらないようにできる生地を編成するものとして、添え糸に熱融着弾性糸を用いた「プレーティング編」を行う設定とする。熱融着弾性糸にはベア糸(ポリウレタン等の裸糸)を用いるものとする。また、プレーティング編の地糸には、特に限定されるものではないが、例えばポリエステルなどを用いるものとする。
従って、この丸編機2では、図7及び図8に示すように、個々のニッティングポイントごとに、添え糸(以下「ベア糸s」と言い換える)をシリンダ針10の上下動軌道へ向けて給糸するベア糸用給糸ポイントBPと、地糸gをシリンダ針10の上下動軌道へ向けて給糸する地糸用給糸ポイントGPとが互いに隣接するように設定されている。これら両ポイントBP、GPは、地糸用給糸ポイントGPがシリンダ5の回転方向において上流側で、ベア糸用給糸ポイントBPが下流側となるような配置関係としてあり、必ず、地糸gが先に給糸され、その後にベア糸sが給糸されるようになっている。
なお、ベア糸用給糸ポイントBPや地糸用給糸ポイントGPなどの「給糸ポイント」とは、シリンダ針10が上下動する軌道内に生じるニッティングポイントと同じ位置であることが多い。しかし、必ずしもニッティングポイントに限定されるものではない。例えば、ニッティングポイントへ向けてシリンダ針10が上下動する途中(非ニッティングポイント)に給糸ポイントを設定することもできる。要は、ニッティングポイントでの編成に向けて上下動を行っているシリンダ針10のフックに対し、好適なタイミングで給糸すべき位置が、その糸にとっての給糸ポイント、ということになる。
そして、シリンダ5の上周部近傍に、ベア糸用給糸ポイントBPにベア糸sを導くためのベア糸給糸装置1と、地糸用給糸ポイントGPに地糸gを導くための地糸用給糸ガイド15とが、互いに対を成すようにして設けられている。
また本実施形態では「メッシュ編」を行う設定とする。従って、この丸編機2で用いるシリンダ針10には、ダイヤル針11への目移しを可能にする目移し専用針(シリンダ針10に保持されたループ内へダイヤル針11の突入を導く構造を有した針)を選択してある。このようなシリンダ針10(目移し専用針)では、当該シリンダ針10が下降する際にループを脱ぎながらダイヤル針11への目移し(ループ送り)を行うようになるので、脱がれるループにラッチ17が引っ掛かり、目移し後にはラッチ17が閉止状態とされる(図2左端のシリンダ針10を参照)。
そのためこの丸編機2では、図2に示すように、シリンダ5の上周部に、目移しを行う位置(ベア糸用給糸ポイントBP及び地糸用給糸ポイントGPよりもシリンダ5の回転方向で上流側)に対し、その直ぐ下流となる位置に、ラッチオープナー18を設けてある。
このラッチオープナー18は、シリンダ5の回転に伴って走行するシリンダ針10の列
に、線材により形成したカムレール18aを添わせるようになっており、カムレール18aの先端は、シリンダ5の回転方向に対する逆方向(上流側)へ向けてある。そのため、このカムレール18aは、シリンダ針10のフック内へ突き刺さるようになって、閉止状態にあるラッチ17と接触しながらこのラッチ17を強制的に下方へ揺動させ(開動させ)、もって、フックに地糸g及びベア糸sの給糸を可能とさせるものである。
次に、本発明に係る丸編機2が備えるベア糸給糸装置1について説明する。図1に示すように、ベア糸給糸装置1は、丸編機2における各ニッティングポイントに個別に対応するように、シリンダ5の周方向で複数設けられている。
ベア糸給糸装置1は、シリンダ5の上周部に寄り添うようにして設けられたベア糸用ガイドローラ20と、このベア糸用ガイドローラ20へベア糸sを導くように設けられたアイドルローラ21とを有し、また図3及び図4に示すように、ベア糸用ガイドローラ20の設置部分に設けられたローラ保持機構22及び第2ローラ保持機構23を有している。
なお、ローラ保持機構22と第2ローラ保持機構23とを明確にするため、以下ではローラ保持機構22を「第1保持機構22」と言い換えると共に、第2ローラ保持機構23を「第2保持機構23」と言い換える。
ベア糸用ガイドローラ20は、ローラ外周面に、ベア糸sをガイドするV字溝、U字溝、又は角溝(コ字状溝)等が形成されたもので、シリンダ5の上周部(上方であったり径方向外方であったりする場合を含む)に設けられる水平回転軸26により、回転自在に保持されている。ローラ外周面に設けられる溝は、V字溝であることが走行する糸の揺らぎ(蛇行)や外れを防止するうえで、好適である。
このベア糸用ガイドローラ20は、ベア糸sが給糸されることに伴うベア糸sとの接触抵抗により回転力を受けて、軽快に連れ回り(従動回転)する。
このように、ベア糸用ガイドローラ20は自在回転する構造であることが重要であって、この回転でベア糸sとの相対速度差をゼロにして、ベア糸sに擦過損傷を与えない状態を維持できるようになっている。なお、ベア糸用ガイドローラ20は、POMやナイロンなどの樹脂材により形成するのが好適である。
第1保持機構22は、ベア糸用ガイドローラ20の設置高さや、ベア糸用給糸ポイントBPからの離反距離、又はこれら設置高さと離反距離との両方を調節できるようにしたものである。これらの調節を行うことで、ベア糸用ガイドローラ20に導かれてベア糸用給糸ポイントBPに至る部分のベア糸sと、ベア糸用給糸ポイントBPを含む水平面との間に生じる縦方向給糸角度α(図2)が、鋭角となるようにする。
ここにおいて縦方向給糸角度αの鋭角は、0°以上90°未満とおく。但し、ベア糸用給糸ポイントBPを含む水平面を基準にして、その下方側に縦方向給糸角度αを生じさせる場合(図2の場合)と、前記水平面の上方側に縦方向給糸角度αを生じさせる場合(図6の場合)の両方を含むものとおく。すなわち、前記水平面を基準とする−90°から+90°の範囲内である。具体的には、−60°から+60°の範囲とするのが好適であった。
これに対し、第2保持機構23は、ベア糸用ガイドローラ20の向き(ベア糸sを送り出す水平面内での角度)を調節できるようにしたものである。この調節を行うことで、ベア糸用ガイドローラ20に導かれてベア糸用給糸ポイントBPに至る部分のベア糸sと、ベア糸用給糸ポイントBPを含むシリンダ接線方向の垂直面との間に生じる横方向給糸角度β(図5)が、鋭角となるようにする。
ここにおいて横方向給糸角度βの鋭角は、0°以上90°未満とおく。但し、ベア糸用給糸ポイントBPを含むシリンダ接線方向の垂直面を基準にして、その径方向外側に横方向給糸角度βを生じさせる場合(図5の場合)と、前記垂直面の径方向内側に横方向給糸角度βを生じさせる場合(図示略)の両方を含むものとおく。垂直面の径方向内側に横方向給糸角度βを生じさせる場合には、シリンダ5の外周部上方へベア糸用ガイドローラ20を配置させるようにすればよい。すなわち、前記垂直面を基準とする−90°から+90°の範囲内である。具体的には、−60°から+60°の範囲とするのが好適であった。
このようなベア糸用ガイドローラ20の位置調節を可能にするための第1保持機構22及び第2保持機構23は、具体的には、図3及び図4に示すような構造を採用することで実現できる。すなわち、ベア糸用ガイドローラ20の水平回転軸26は、その一端部に垂下軸27を屈曲状に連結したL形のローラ支軸28で形成させるものとし、このローラ支軸28の垂下軸27を、水平アーム30によって上下動自在な状態に保持させる。
水平アーム30には、ローラ支軸28の垂下軸27を貫通させるための縦方向のストレート孔を設けて、このストレート孔の中途部に、孔方向に直交させるようにして六角穴付きネジ(イモネジ又はホローセット等とも呼称されるネジ)31をねじ込むようにする。
また、水平アーム30は、垂直取付片32と水平張出片33とを有するL型ブラケット34により、水平張出片33で片持ち支持させる構造とする。水平アーム30には、水平張出片33に支持される部分に、当該水平アーム30のアーム長手方向に沿って長い長孔36が形成されており、この長孔36へ差し込んだ取付ボルト37をL型ブラケット34の水平張出片33へ螺合させるものとする。
そして、L型ブラケット34は、垂直取付片32を丸編機2の装置フレーム(シリンダ5やダイヤル6の回転を支える固定側)又は上部カムホルダー13などに対して固定して、水平張出片33がシリンダ5の径方向外方へ突出する状態にする。
このような構造を採用すれば、水平アーム30の六角穴付きネジ31を少し緩めた状態にすることで、ローラ支軸28を上下動させることができ(図4中のZ参照)、これに伴ってベア糸用ガイドローラ20の高さ調節が可能になる。また、L型ブラケット34の取付ボルト37を少し緩めた状態にすることで、水平アーム30を長孔36に沿ってスライドさせることができ(図3、図4中のX参照)、これに伴ってベア糸用ガイドローラ20をベア糸用給糸ポイントBPから離反させる距離の調節が可能になる。
従って、これらの高さ調節や離反距離調節を可能にする構造が、縦方向給糸角度α用の第1保持機構22を構成していることになる。
また、L型ブラケット34の取付ボルト37を少し緩めた状態では、水平アーム30を取付ボルト37まわりで水平揺動させることも可能であるので(図3、図4中のR参照)、これに伴ってベア糸用ガイドローラ20の向き調節が可能になる。なお、水平アーム30の六角穴付きネジ31を少し緩めた状態では、ローラ支軸28を垂下軸27まわりで回転させることも可能であるので(図3、図4中のQ参照)、これによってもベア糸用ガイドローラ20の向き調節が可能になる。
従って、これらの向き調節を可能にする構造が、横方向給糸角度β用の第2保持機構23を構成していることになる。
地糸用給糸ガイド15は、地糸用給糸ポイントGPへ給糸する地糸gが、ベア糸用ガイドローラ20からベア糸用給糸ポイントBPへ給糸されるベア糸sと交錯することがないようにするため、シリンダ5の径方向において、ベア糸用ガイドローラ20の設置位置とは相対的に内方となる位置関係を保持して配置されている。
アイドルローラ21は、ベア糸用ガイドローラ20に対してベア糸sの給糸方向で上流となる位置に、このベア糸用ガイドローラ20の水平回転軸26と交差して設定される別の水平回転軸40まわりに回転自在に保持されて、ベア糸sを外接支持するようになっている。アイドルローラ21も、そのローラ外周面にはV字溝、U字溝、又は角溝(コ字状溝)等が形成されている。ベア糸用ガイドローラ20の場合と同様な理由で、ローラ外周面の溝はV字溝であることが好適である。
このアイドルローラ21の水平回転軸40は、ベア糸用ガイドローラ20の水平回転軸26に対して60°〜90°の交差角で交差させて設けるとよい。言い換えれば、ベア糸用ガイドローラ20及びアイドルローラ21のローラ外周面に設けられる溝が、いずれもV字溝である場合、ベア糸用ガイドローラ20のローラ外周面のうちベア糸sをガイドする回転面と、アイドルローラ21のローラ外周面のうちベア糸sをガイドする回転面とが、60°〜90°の交差角で交差している状態を言う。
この場合、ベア糸sは、両ローラ20,21によって二方向から一義的な位置拘束を受けることになるので、揺らぎ(蛇行)を可及的に抑制できる利点がある。すなわち、ベア
糸用ガイドローラ20からベア糸用給糸ポイントBPへ給糸されるベア糸sに振動が生じないので、給糸のミスや編成のミスなどが防止されるという利点がある。
なお、水平回転軸26,40の交差角は60°〜90°内であれば特に限定されるものではないが、互いに直交関係(90°)とするのが周辺機材との接触干渉を防止するうえで好適である。
このようなアイドルローラ21を設けることで、ベア糸sにねじれ作用が生起している場合に、ねじれを打ち消す作用を期待することができ、ベア糸用ガイドローラ20を経て送り出されるベア糸sに直進性を付与することができる。
以上、詳説したところから明らかなように、本発明に係る丸編み機2では、ベア糸給糸装置1の第1保持機構22及び第2保持機構23によるベア糸用ガイドローラ20の位置調節により、このベア糸用ガイドローラ20に導かれてベア糸用給糸ポイントBPに至る部分のベア糸sについて、縦方向給糸角度α及び横方向給糸角度βを、それぞれ鋭角となるように設定することができるものである。
そのため、ベア糸sの給糸に関して、糸切れやハネ、編組織不良などを完全に解消できるような、最適な給糸状態を得ることができる。これにより当然に、フック形状を種々に変化させた特殊針の開発などは不要となり、またベア糸sの給糸に伴う丸編み機2の運転制御も不要にすることができる。
従って、任意箇所での裁断(切りっぱなし)をしても、ほつれが起こらない生地を歩留まり良く編成できるものであり、しかもベアフライスのメッシュ編などの採用も可能となっている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、丸編機2は、ダブル機(ダブル編み用)とすることが限定されるものではなく、シングル機(シングル編み用)としてもよいし、靴下編み機等としてもよい。要するに、縦軸Pまわりに回転する円筒形シリンダ5を有し、その外周面に、シリンダ針10が保持された編機(ダブルシリンダなども含む)であればよい。
丸編機2をダブル機とする場合であっても、シリンダ5又はダイヤル6によって天竺を編むような使用方法を採用することが可能である。
目移しは、シリンダ針10からダイヤル針11へ向けた目移しに限定されず、ダイヤル針11からシリンダ針10へ向けた目移し、或いはシリンダ針10同士やダイヤル針11同士で行う目移しなどとしてもよい。
丸編機2において、ベア糸給糸装置1は、全てのニッティングポイントに対応させて設けることが限定されるものではなく、要は、ベア糸を給糸したい位置に設ければよいものである。また、ベア糸給糸装置1と地糸用給糸ガイド15とを対にして設けることについても限定されるものではなく、ベア糸給糸装置1を単独で設けるようにしてもよい。
従って、ベア糸給糸装置1は、プレーティング編を行う場合の地糸の給糸や、プレーティング編以外を行う場合の給糸に採用することも可能である。この場合において、特許請求の範囲及び発明の名称の「ベア糸」を、給糸対象にする糸の名称に置き換えればよい。
ベア糸給糸装置1は、目移しを行う場合の採用が限定されるものではなく、タック編などを行う場合のベア糸給糸にも有益に採用できるものである。
ベア糸用ガイドローラ20に対して設ける第1保持機構22や第2保持機構23は、前記実施形態で例示したものに限らず、従来公知の種々の構造を採用可能である。要は、第1保持機構22にあっては、ベア糸用ガイドローラ20の設置高さや、ベア糸用給糸ポイントBPからの離反距離、又はこれら設置高さと離反距離との両方を調節できるものであればよく、また第2保持機構23にあっては、ベア糸用ガイドローラ20の向きを調節できるものであればよい。
アイドルローラ21は、ベア糸sの給糸方向に沿って2個以上、設けるものとしてもよい。この場合、アイドルローラ21同士間でも、それらの水平回転軸40を交差させるように配置してもよい。
ベア糸用ガイドローラ20やアイドルローラ21のローラ外周面に設けられる溝をV字
溝とする場合において、図3では、V字の尖端部に凹アールの溝底形状が付されたものを例示した。しかし、このV字の尖端部に内折れ角の溝底形状が付されたものとしてもよい。
1 ベア糸給糸装置
2 丸編機
5 シリンダ
6 ダイヤル
7 伝動手段
10 シリンダ針
11 ダイヤル針
12 カムホルダー
13 上部カムホルダー
14 巻取装置
15 地糸用給糸ガイド
17 ラッチ
18 ラッチオープナー
18a カムレール
20 ベア糸用ガイドローラ
21 アイドルローラ
22 ローラ保持機構(第1保持機構)
23 第2ローラ保持機構(第2保持機構)
26 水平回転軸
27 垂下軸
28 ローラ支軸
30 水平アーム
31 六角穴付きネジ
32 垂直取付片
33 水平張出片
34 L型ブラケット
36 長孔
37 取付ボルト
40 水平回転軸
α 縦方向給糸角度
β 横方向給糸角度
BP ベア糸用給糸ポイント
GP 地糸用給糸ポイント
L 軌跡
P 縦軸
W 筒状生地
g 地糸
s ベア糸

Claims (4)

  1. 縦軸まわりに回転するシリンダの外周面にシリンダ針が上下動自在に保持され、
    前記シリンダ針の上下動軌道にベア糸用給糸ポイントが設定され、
    前記ベア糸用給糸ポイントよりも前記シリンダの回転方向で上流となる位置にプレーティング編の地糸とする糸をシリンダ針の上下動軌道へ向けて給糸する地糸用給糸ポイントが設定されている丸編機において、
    前記シリンダの外周位置に前記ベア糸用給糸ポイントへベア糸を給糸するベア糸給糸装置が備えられており、
    前記ベア糸給糸装置は、
    前記ベア糸用給糸ポイントへ向けてベア糸を導くように前記シリンダの上周部で水平回転軸まわりに回転自在に保持されたベア糸用ガイドローラと、
    前記ベア糸用ガイドローラに導かれて前記ベア糸用給糸ポイントに至る部分のベア糸が当該ベア糸用給糸ポイントを含む水平面に対して鋭角の縦方向給糸角度となるように、前記ベア糸用ガイドローラの設置位置を調節可能にするローラ保持機構と、
    を有しており、
    前記ベア糸給糸装置における前記ベア糸用ガイドローラの設置位置とは前記シリンダの径方向において相対的に内方となる位置に、前記地糸用給糸ポイントへ地糸を導く地糸用給糸ガイドが設けられていることを特徴とする丸編機。
  2. 前記ベア糸給糸装置は、前記ベア糸用ガイドローラに導かれて前記ベア糸用給糸ポイントに至る部分のベア糸が当該ベア糸用給糸ポイントを含むシリンダ接線方向の垂直面に対して鋭角の横方向給糸角度となるように、前記ベア糸用ガイドローラの設置位置を調節可能にする第2ローラ保持機構を有していることを特徴とする請求項1記載の丸編機。
  3. 前記ベア糸給糸装置は、前記ベア糸用ガイドローラに対してベア糸の給糸方向で上流となる位置に、当該ベア糸用ガイドローラの水平回転軸と交差して設定される別の水平回転軸まわりに回転自在に保持されて、前記ベア糸を外接支持するアイドルローラが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の丸編機。
  4. 前記シリンダの上部に当該シリンダと同心で一体回転するダイヤルが設けられ且つ当該ダイヤルの上面にダイヤル針が径方向移動自在に保持されていると共に、
    前記ベア糸用給糸ポイントに対して前記シリンダの回転方向で上流となる位置に、シリンダ針からダイヤル針への目移しでラッチ閉止状態となったシリンダ針のラッチと接触して当該ラッチを開動させるラッチオープナーが設けられており、
    前記地糸用給糸ポイントは、前記ラッチオープナーと前記ベア糸用給糸ポイントとのシリンダ回転方向の相互間に設定されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の丸編機。
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