JP6284119B2 - 拡頭部を有する杭穴の掘削方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既製杭や鉄筋篭を埋設することができる杭穴に拡頭部を形成する拡頭部を有する杭穴の掘削方法に関する。
径Dの杭穴軸部で杭頭部を径D(>D)の拡頭部を形成する杭穴を掘削する場合、第一の方法では、一旦、掘削ロッドの下端に掘削ヘッドを取り付けて径Dの軸部を掘削した後に、掘削ヘッドを地上に引き上げて、その掘削ヘッドを取り外し、掘削ロッドに他の拡大掘削用の掘削ヘッドを再度取り付けて、径Dの拡頭部を掘削していた。
この場合には、拡頭部を掘削した際に生じる掘削土を地上に回収することが困難であり、杭穴軸部内に落下して、杭穴軸部の品質を低下させる場合もあった。
そこで、第二の方法では、先に、径Dの拡頭部を掘削して、一旦掘削ヘッドを戻して、拡頭部の底から径Dの杭穴軸部を掘削する方法が提案されている(特許文献2の実施例2、図2)。
また、第三の方法では、掘削ロッドに取り付けた拡頭部掘削用の掘削刃(練り付け用のドラムの径をD対応に拡大して、練り付けドラムの下端に掘削刃を付けて)で、同時に掘削する方法も提案されていた(特許文献1。特許文献2、実施例3、図3)。
特開平2−289718号公報 特開2002ー97636号公報
前記第二の方法では、先に、径Dの拡頭部が掘削されているので、それより小さな径Dの杭穴軸部を掘削する際に、径Dの中心を定めることが難しく、作業が繁雑になる問題点があった。
また、支持杭の場合、一般に、杭穴掘削施工の際、掘削ロッドを回転させるモーターの積算電流値(掘削抵抗)を計測・分析することにより杭穴が先端支持層に到達したことを確認している。この場合、前記第三の方法では、先端の掘削ロッドの抵抗と、拡頭部用の掘削ヘッドの抵抗が共にモーターの負荷となるので、先端支持層への到達が判別し難い問題点があった。
また、 第二の方法の練り付けドラムの掘削刃を使用する場合では、練り付けドラムは杭穴壁を均す機能が中心であり、地盤の掘削用には構成されていなく、負荷が小さい軟らかめの地盤の掘削では有効であるが、比較的堅い地盤では対応ができなかった。また、練り付けドラムの固定を補強することも考えられるが、杭穴根固め部(通常は拡底)の掘削と拡頭部の掘削を同時に施工することになるので、施行管理も煩雑になる問題点があった。
本発明は、掘削ロッドに連結した第一掘削ヘッドで一旦杭穴軸部を掘削して、第一掘削ロッドを途中まで上昇して掘削ロッドの一部を取り外して第二掘削ヘッドで杭穴の拡頭部を掘削するので、前記問題点を解決した。
即ちこの第一の発明は、セメントミルク搬送路を有する所定本数の掘削ロッドを連結し、下端にセメントミルク吐出口を有する第一掘削ヘッドを連結して、杭穴を掘削する方法であって、以下のように径D、深さHの拡頭部を掘削することを特徴とする拡頭部を有する杭穴の掘削方法である。
(1) 前記所定数の掘削ロッドの先端に第一掘削ヘッドを連結して、径Dの杭穴軸部及び径D拡底部を掘削する。
(2) 続いて、第一掘削ヘッドから杭穴内にセメントミルクを吐出しながら、掘削ロッド及び掘削ヘッドを第一基準高さまで引き上げる。
(3) 続いて、地上に至った掘削ロッドを取り外し、拡頭掘削ができる第二掘削ヘッドを連結する。前記第二掘削ヘッドには、セメントミルク搬送路を有し、下端に下方の掘削ロッドのセメントミルク搬送路と連通できるようになている。
(4) 続いて、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを回転しながら下降して、地上から杭穴軸部の外周側を径D(>D)に拡大掘削する。
(5) 地上から所定深さまで径D(>D)の拡頭部の掘削が完了したならば、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを引き上げ、引き上げながら、前記拡頭部内に、第一掘削ヘッド及び/または第二掘削ヘッドからセメントミルクを注入する。
また、第二の発明は、セメントミルク搬送路を有する所定本数の掘削ロッドを連結し、下端にセメントミルク吐出口を有する第一掘削ヘッドを連結して、杭穴を掘削する方法であって、以下のように径D 、深さH の拡頭部を掘削することを特徴とする拡頭部を有する杭穴の掘削方法である。
(1) 前記所定数の掘削ロッドの先端に第一掘削ヘッドを連結して、径D の杭穴軸部及び杭穴根固め部を掘削し、前記杭穴根固め部内に、セメントミルクと掘削泥土とを撹拌混合しソイルセメントを形成し、あるいは掘削泥土をセメントミルクに置換する。
(2) 続いて、掘削ロッド及び掘削ヘッドを第一基準高さまで引き上げる。
(3) 続いて、地上に至った掘削ロッドを取り外し、拡頭掘削ができる第二掘削ヘッドを連結する。前記第二掘削ヘッドには、セメントミルク搬送路を有し、下端に下方の掘削ロッドのセメントミルク搬送路と連通できるようになっている。
(4) 続いて、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを回転しながら下降して、地上から杭穴軸部の外周側を径D (>D )に拡大掘削する。
(5) 地上から所定深さまで径D (>D )の拡頭部の掘削が完了したならば、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを引き上げ、引き上げながら、前記拡頭部内に、第一掘削ヘッド及び/または第二掘削ヘッドからセメントミルクを注入する。
また、前記において、以下のように構成することを特徴とする請求項1記載の拡頭部を有する杭穴の掘削方法である。
(1) 第一基準高さを、杭穴の根固め部の上縁から「高さH」より上方に設定する。
(2) 第二掘削ヘッドのセメントミルク搬送路に切替弁を設けて、前記切替弁は、地上からの操作により、上方からのセメントミルクを第二掘削ヘッドのセメントミルク吐出口に流すか、あるいは下方の連結部に流すかを選択可能な構造とした。
(3) 撹拌手段を設ける。
また、前記において、以下のように構成することを特徴とする拡頭部を有する杭穴の掘削方法である。
(1) 第一基準高さを、杭穴の根固め部の上縁から「高さH」より上方に設定する。
(2) 第二掘削ヘッドのセメントミルク搬送路に切替弁を設けて、前記切替弁は、地上からの操作により、上方からのセメントミルクを第二掘削ヘッドのセメントミルク吐出口に流すか、あるいは下方の連結部に流すかを選択可能な構造とした
この発明は、掘削ロッドに連結した第一掘削ヘッドで杭穴の軸部と根固め部とを掘削した後、第一掘削ヘッドを第一基準高さまで上昇させ、掘削ロッドの一部又は全部を取り外して、第二掘削ヘッドで杭穴の拡頭部を掘削して、第一掘削ヘッドで拡頭部にセメントミルクを注入しないがら撹拌して引き上げることができるので、軸部及び拡頭部の掘削で芯だしが可能であり、また拡頭部内の掘削泥土の処理を確実にでき、かつ杭穴軸部も強化できる効果がある。また、第一掘削ヘッドで杭穴の軸部と根固め部とを掘削する際に第二掘削ヘッドは連結されないので、第一掘削ヘッドによる支持地盤への到達を確実に把握できる。したがって、拡頭部を有する杭穴の性能を高め、拡頭部を使用した支持力の増加を図ることができる。
図1(a)〜(d)は、この発明の実施態様の前半の施工手順を表す縦断面図である。 図2(a)〜(e)は、この発明の実施態様の半の施工手順を表す縦断面図である。
図面に基づきこの発明の実施態様を説明する。
1.掘削装置の構成
(1) 掘削ロッド1は、筒状の本体部2の上端に連結部3、下端に連結部4を有し、上下方向にセメントミルク搬送路(図示していない)を有し、連結部3、4で、上下の掘削ロッド1のセメントミルク搬送路を連通できるようになっている。また、本体部2の外面には杭穴壁を均す練り付けドラム5、5を取り付けてある(図1(a))。また、本体部2の外周に杭穴内の撹拌用の部材を放射状に取り付けることもできる(図示していない)。
(2)第一掘削ヘッド10は、掘削ロッド1との連結部12を上端に有する本体部11に、揺動自在に掘削腕15、15を設けて構成する。
本体部11は、下端に固定掘削刃13、13を有し、連結部12で連結できるセメントミルク搬送路(図示していない)を内蔵し、下端または側面の一方又は両方にセメントミルク搬送路の端部にセメントミルクの吐出口(図示していない)を形成してある。
掘削腕15は、先端に掘削刃16、16を下方に向けて突設してあり、揺動方向又は揺動角度を切り替えて、径Dの杭穴軸部、径Dの杭穴拡底部(根固め部)の掘削ができるように構成してある(図1(a))。
(3) 第二掘削ヘッド20は、掘削ロッド1の本体部2と同構造の本体部21の、上下に連結部22、23を有し、上下にセメントミルク搬送路(図示していない)を有し、連結部22、23で、上下の掘削ロッド1、1のセメントミルク搬送路と連通できるようになっている。本体部21の下端部の側面に、放射状(横方向)でかつ直径対称に配置した2枚の掘削板24、24を固定する。掘削板24の下面に掘削刃25、25を設けてある(図2(a))。
また、第二掘削ヘッド20には、セメントミルク搬送路に切替弁を設け(図示していない)、この切替弁により、上方からのセメントミルクをそのまま下端の連結部23に流すか、あるはセメントミルクの一部又は全部を、本体部2又は掘削板24に設けたセメントミルク吐出口に流すかを操作できるようにする。また、切替弁の操作は地上から行うことができる。
2.掘削方法
(1) 掘削ロッド1Aの下端に、第一掘削ヘッド10を取り付け、地面36から杭穴30の軸部31を掘削する。この際、第一掘削ヘッド10は、第一揺動角度で、径Dの掘削径で掘削をする。また、通常掘削ロッド1は長さ10m程度であるので、軸部31の深さに応じて、掘削ロッド1B、1Cを連結部3、4でつなぎながら第一掘削ヘッド10を下降させる(図1(a))。この際、最上段の掘削ロッド1をオーガー(モーター。図示していない)に取り付け、第一掘削ヘッド10の掘削抵抗をオーガーの電流値として計測して、積算処理している。
(2) 杭穴30の軸部31の掘削が完了したならば、第一掘削ヘッド10の掘削腕15、15を第二揺動角度に変更をして、第一掘削ヘッド10で、拡大径D(>D)の杭穴30の拡底部32(根固め部)の掘削をする(図1(b))。この際、第一掘削ヘッド10の掘削抵抗がそのままオーガの電流値の処理に反映されるので、第一掘削ヘッド10が設計した支持地盤(杭穴底)に到達したことを容易にかつ確実に判別できる。
(3) 深さHの杭穴拡底部32の掘削が完了したならば、第一掘削ヘッド10の本体部11からセメントミルクを吐出して、拡底部32内の掘削泥土をセメントミルクに置換し、あるいは撹拌混合して、拡底部32内にソイルセメントからなる根固め液層を形成する(図1(c)(d))。
(4) 続いて、第一掘削ヘッド10の掘削腕15、15を、引き上げ用の揺動角度に操作して、掘削ロッド1A〜1Cと共に引き上げ、引き上げながら、本体部11の吐出口からセメントミルクを吐出して杭穴30の軸部31で掘削泥土と撹拌混合してソイルセメントを形成して杭周固定液層を形成する。なお、後に杭穴30の軸部31の中間部及び下部は再度撹拌混合するので、ここでの撹拌混合作業を簡略化することもできる。
(5) 第一掘削ヘッド10の下端が、杭穴30の拡底部32の上端33から高さ (>H の高さに至った段階で、地上36にある掘削ロッド1B、1Cを取り外し、掘削ロッド1Aの上端に第二掘削ヘッド20を連結して、さらに掘削ロッド1を連結する(図2(a))。この際、掘削ロッドは掘削した軸部で中心に位置しているので、第二掘削ヘッドを連結しても、第二掘削ヘッドも中心を保持できる。また、第二掘削ヘッド20の上端に連結する掘削ロッド1は、使用した掘削ロッド1B、1Cとすることもできるし、用意した他の掘削ロッドとすることもできる。
(6) 続いて、掘削腕15を引き上げ用の揺動角度のまま、第一掘削ヘッド10、掘削ロッド1A、第二掘削ヘッド20及び掘削ロッド1を、回転しながら下降する。第二掘削ヘッド20が回転することで、掘削刃16、16で、杭穴30の軸部31の外周側のドーナツ形状に掘削して、拡頭部34を形成する(図2(b)。また、第二掘削ヘッド20の切替弁を操作して、第二掘削ヘッド20のセメントミルク吐出口から横方向にセメントミルクを吐出し、掘削泥土をセメントミルクに置換し、または掘削泥土とセメントミルクを撹拌混合してソイルセメント層を形成する。
ここで、第一掘削ヘッド10は、掘削腕15を引き上げ用の揺動角度のままであるので、杭穴30の軸部31のソイルセメントセメンをさらに撹拌混合するので、品質をさらに高めることができる。また、この際、再度、第一掘削ヘッド10の吐出口からセメントミルクを吐出することもできる。
(7) 径D、高さHの杭穴30の拡頭部34の掘削が完了したならば(図2(c))、第一掘削ヘッド10、掘削ロッド1A、第二掘削ヘッド20及び掘削ロッド1を上昇させ(図2(d))、地上に出た各部材を取り外す。この際、拡頭部34を掘削した際に落下した掘削泥土が杭穴30の軸部31に混入した場合には、全体を回転すれば、再度第一掘削ヘッド10で、杭穴30内を撹拌するので、杭周固定液層の品質を保つことができる。また、引き上げの際に、掘削ロッド1、1および掘削ヘッド10、20の体積分の杭穴充填物(セメントミルク又はソイルセメント)が不足するので、第一掘削ヘッド10及び/又は第二掘削ヘッド20の吐出口からセメントミルクを追加吐出して補充する。
また、 <H としたので、拡頭部34の掘削が完了した際に、第一掘削ヘッド10は、根固め部32の上縁33より上方に位置するので、完成した根固め層を乱すことがない。
(8) 続いて、第一掘削ヘッド10が拡頭部34内に入ったならば、第一掘削ヘッド10の吐出口からセメントミルクを吐出して、第一掘削ヘッド10を回転して拡頭部34内を撹拌混合して、拡頭部34内を均一なソイルセメント層を形成する(図2(d))。
(9) 続いて、従来と同様に、杭穴30内に既製杭40、40を下降して埋設させれば、基礎杭構造を構成できる(図2(e))。
3.他の実施態様
(1) 前記実施態様で、軸部31に杭周固定液層を形成したが、充分な根固め部32を形成してあれば、軸部31への杭周固定液層の形成を軽減又は省略することもできる(図示していない)。
(2) また、前記第一掘削ヘッド10は、1台で軸部31と拡底部32を掘削できれば他の構造とすることもできる。また、拡底部32を形成しない場合には、セメントミルクの吐出口を有すれば他の構造とすることもできる(いずれも図示していない)。
(3) 第二掘削ヘッド20は、セメントミルク搬送路を有し、下端部で径Dの掘削ができれば、他の構造とすることもできる(図示していない)。また、第二掘削ヘッド20の吐出口及び切替弁は省略することもできる。
1、1A、1B、1C 掘削ロッド
2 掘削ロッドの本体部
3 本体部の連結部(上)
4 本体部の連結部(上)
5 掘削ロッドの練り付けドラム
10 第一掘削ヘッド
11 第一掘削ヘッドの本体部
12 本体部の連結部(上)
13 本体部の固定掘削刃
15 第一掘削ヘッドの掘削腕
16 掘削腕の掘削刃
20 第二掘削ヘッド
21 第二掘削ヘッドの本体部
22 本体部の連結部(上)
23 本体部の連結部(下)
24 第二掘削ヘッドの掘削板
25 掘削板の掘削刃
26 撹拌板
30 杭穴
31 杭穴の軸部
32 杭穴の拡底部(根固め部)
33 拡底部の上端
34 杭穴の拡頭部
36 地面
40 既製杭

Claims (3)

  1. セメントミルク搬送路を有する所定本数の掘削ロッドを連結し、下端にセメントミルク吐出口を有する第一掘削ヘッドを連結して、杭穴を掘削する方法であって、以下のように径D、深さHの拡頭部を掘削することを特徴とする拡頭部を有する杭穴の掘削方法。
    (1) 前記所定数の掘削ロッドの先端に第一掘削ヘッドを連結して、径Dの杭穴軸部及び径D拡底部を掘削する。
    (2) 続いて、第一掘削ヘッドから杭穴内にセメントミルクを吐出しながら、掘削ロッド及び掘削ヘッドを第一基準高さまで引き上げる。
    (3) 続いて、地上に至った掘削ロッドを取り外し、拡頭掘削ができる第二掘削ヘッドを連結する。前記第二掘削ヘッドには、セメントミルク搬送路を有し、下端に下方の掘削ロッドのセメントミルク搬送路と連通できるようになている。
    (4) 続いて、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを回転しながら下降して、地上から杭穴軸部の外周側を径D(>D)に拡大掘削する。
    (5) 地上から所定深さまで径D(>D)の拡頭部の掘削が完了したならば、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを引き上げ、引き上げながら、前記拡頭部内に、第一掘削ヘッド及び/または第二掘削ヘッドからセメントミルクを注入する。
  2. セメントミルク搬送路を有する所定本数の掘削ロッドを連結し、下端にセメントミルク吐出口を有する第一掘削ヘッドを連結して、杭穴を掘削する方法であって、以下のように径D、深さHの拡頭部を掘削することを特徴とする拡頭部を有する杭穴の掘削方法。
    (1) 前記所定数の掘削ロッドの先端に第一掘削ヘッドを連結して、径Dの杭穴軸部及び杭穴根固め部を掘削し、前記杭穴根固め部内に、セメントミルクと掘削泥土とを撹拌混合しソイルセメントを形成し、あるいは掘削泥土をセメントミルクに置換する。
    (2) 続いて、掘削ロッド及び掘削ヘッドを第一基準高さまで引き上げる。
    (3) 続いて、地上に至った掘削ロッドを取り外し、拡頭掘削ができる第二掘削ヘッドを連結する。前記第二掘削ヘッドには、セメントミルク搬送路を有し、下端に下方の掘削ロッドのセメントミルク搬送路と連通できるようになている。
    (4) 続いて、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを回転しながら下降して、地上から杭穴軸部の外周側を径D(>D)に拡大掘削する。
    (5) 地上から所定深さまで径D(>D)の拡頭部の掘削が完了したならば、連結した第一掘削ヘッド、掘削ロッド及び第二掘削ヘッドを引き上げ、引き上げながら、前記拡頭部内に、第一掘削ヘッド及び/または第二掘削ヘッドからセメントミルクを注入する。
  3. 以下のように構成することを特徴とする請求項1又は2に記載の拡頭部を有する杭穴の掘削方法。
    (1) 第一基準高さを、杭穴の根固め部の上縁から「高さH」より上方に設定する。
    (2) 第二掘削ヘッドのセメントミルク搬送路に切替弁を設けて、前記切替弁は、地上からの操作により、上方からのセメントミルクを第二掘削ヘッドのセメントミルク吐出口に流すか、あるいは下方の連結部に流すかを選択可能な構造とした
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