JP2001226954A - 掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置 - Google Patents
掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置Info
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- JP2001226954A JP2001226954A JP2000040470A JP2000040470A JP2001226954A JP 2001226954 A JP2001226954 A JP 2001226954A JP 2000040470 A JP2000040470 A JP 2000040470A JP 2000040470 A JP2000040470 A JP 2000040470A JP 2001226954 A JP2001226954 A JP 2001226954A
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、高い信頼性を備えると同時に、大
流量のセメントミルクを流すことができる掘削機におけ
るセメントミルクの吐出口切替装置の提供を課題とす
る。 【解決手段】 掘削翼3及び撹拌翼4とを備えて成る掘
削機におけるヘッド1とロッド2の間に組み込まれ、セ
メントミルクの吐出口を、底部吐出口6あるいは側部吐
出口7の何れかに切り替えるための掘削機におけるセメ
ントミルクの吐出口切替装置5において、上記掘削機に
おけるセメントミルクの吐出口切替装置は、互いに回動
可能に接続された流入側部材8及び吐出側部材9と、上
記流入側部材8に対する吐出側部材9の回動範囲を所定
の範囲内に制限するクラッチ機構を備えて成り、上記流
入側部材8から吐出側部材に9に伝達される回転方向の
違いによる互いの位置の違いを利用してセメントミルク
の吐出口の切り替えを行うことを特徴としている。
流量のセメントミルクを流すことができる掘削機におけ
るセメントミルクの吐出口切替装置の提供を課題とす
る。 【解決手段】 掘削翼3及び撹拌翼4とを備えて成る掘
削機におけるヘッド1とロッド2の間に組み込まれ、セ
メントミルクの吐出口を、底部吐出口6あるいは側部吐
出口7の何れかに切り替えるための掘削機におけるセメ
ントミルクの吐出口切替装置5において、上記掘削機に
おけるセメントミルクの吐出口切替装置は、互いに回動
可能に接続された流入側部材8及び吐出側部材9と、上
記流入側部材8に対する吐出側部材9の回動範囲を所定
の範囲内に制限するクラッチ機構を備えて成り、上記流
入側部材8から吐出側部材に9に伝達される回転方向の
違いによる互いの位置の違いを利用してセメントミルク
の吐出口の切り替えを行うことを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削機におけるセ
メントミルクの吐出口切替装置に関する。
メントミルクの吐出口切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、建設作業現場や土木作業現
場における基礎工事においては、既製杭の立込を行うた
めや、コラム杭の形成のために様々な掘削機が使用され
ているものであって、一般的には、地面を掘削するため
の掘削翼と掘削された土砂を撹拌する撹拌翼とを備えた
ヘッドにロッド(スクリュー巻きロッド等)を通じて駆
動力を伝達し、所定の深度の縦穴を形成するものであ
る。
場における基礎工事においては、既製杭の立込を行うた
めや、コラム杭の形成のために様々な掘削機が使用され
ているものであって、一般的には、地面を掘削するため
の掘削翼と掘削された土砂を撹拌する撹拌翼とを備えた
ヘッドにロッド(スクリュー巻きロッド等)を通じて駆
動力を伝達し、所定の深度の縦穴を形成するものであ
る。
【0003】ところで、上記掘削機を用いて掘削を行う
際において、掘削することによって形成される縦穴の周
壁の崩落を防止すると同時に掘削された土砂の排出を円
滑にしたり、あるいは、軟弱地盤の改良を目的として、
セメントミルクを吐出させながら掘削を行い、掘削され
た縦穴をセメントミルクと掘削された土砂との混合物で
満たすことが行われている。
際において、掘削することによって形成される縦穴の周
壁の崩落を防止すると同時に掘削された土砂の排出を円
滑にしたり、あるいは、軟弱地盤の改良を目的として、
セメントミルクを吐出させながら掘削を行い、掘削され
た縦穴をセメントミルクと掘削された土砂との混合物で
満たすことが行われている。
【0004】さらに、上記セメントミルクは、掘削翼に
配設された切刃の摩耗を防止する潤滑材として機能させ
ることもできるため、掘削時においては、ヘッドの先端
部分に向かってセメントミルクが吐出されることが好ま
しく、また、撹拌・引抜時においては、掘削された土砂
とセメントミルクを均一に混合させるために、ヘッドの
側部に向かってセメントミルクが吐出されることが好ま
しい。
配設された切刃の摩耗を防止する潤滑材として機能させ
ることもできるため、掘削時においては、ヘッドの先端
部分に向かってセメントミルクが吐出されることが好ま
しく、また、撹拌・引抜時においては、掘削された土砂
とセメントミルクを均一に混合させるために、ヘッドの
側部に向かってセメントミルクが吐出されることが好ま
しい。
【0005】そこで、上記セメントミルクを、掘削時に
おいては、ヘッドの先端部分に向かって吐出させ、撹拌
・引抜時においては、ヘッドの側部に向かって吐出させ
るために、ヘッドとロッドとの間にピストン弁や三方向
弁を備えた吐出口切替装置を組み込むことが行われてお
り、上記ピストン弁や三方向弁は、内部に切替弁を備え
ると共に、外部に上記切替弁の切替を行う操作レバー
と、上記操作レバーを動かすための羽根状の圧力受け板
を備え、ヘッド及びロッドが回転する際の吐出口切替装
置の周囲に存在する土砂及び土砂とセメントミルクの混
合物による抵抗を圧力受け板によって受け、この力を利
用して上記操作レバーを動かし、切替弁の切替を行うも
のである。
おいては、ヘッドの先端部分に向かって吐出させ、撹拌
・引抜時においては、ヘッドの側部に向かって吐出させ
るために、ヘッドとロッドとの間にピストン弁や三方向
弁を備えた吐出口切替装置を組み込むことが行われてお
り、上記ピストン弁や三方向弁は、内部に切替弁を備え
ると共に、外部に上記切替弁の切替を行う操作レバー
と、上記操作レバーを動かすための羽根状の圧力受け板
を備え、ヘッド及びロッドが回転する際の吐出口切替装
置の周囲に存在する土砂及び土砂とセメントミルクの混
合物による抵抗を圧力受け板によって受け、この力を利
用して上記操作レバーを動かし、切替弁の切替を行うも
のである。
【0006】また、上記セメントミルクを、掘削時にお
いては、ヘッドの先端部分に向かって吐出させ、撹拌・
引抜時においては、ヘッドの側部に向かって吐出させる
ために、先端部分の吐出口と側部の吐出口の各々に独立
して連なる二系統のセメントミルク流路をロッド内及び
ヘッドに形成し、吐出口の切替を行うものもあり、この
場合、ロッドの上方に位置するセメントミルク供給部に
て、セメントミルクを供給するセメントミルク流路を切
り替えることにより、吐出口の切替が行われるものであ
る。
いては、ヘッドの先端部分に向かって吐出させ、撹拌・
引抜時においては、ヘッドの側部に向かって吐出させる
ために、先端部分の吐出口と側部の吐出口の各々に独立
して連なる二系統のセメントミルク流路をロッド内及び
ヘッドに形成し、吐出口の切替を行うものもあり、この
場合、ロッドの上方に位置するセメントミルク供給部に
て、セメントミルクを供給するセメントミルク流路を切
り替えることにより、吐出口の切替が行われるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、セメントミルクを、掘削時においてはヘッドの先端
部分に形成された底部吐出口から吐出させ、撹拌・引抜
時においてはヘッドの側部に形成された側部吐出口から
吐出させることができるものであるが、ヘッドとロッド
との間に組み込まれるピストン弁や三方向弁の場合、ヘ
ッド及びロッドが回転する際の吐出口切替装置の周囲に
存在する土砂及び土砂とセメントミルクの混合物による
抵抗を圧力受け板によって受け、この力を利用して上記
操作レバーを動かし、切替弁の切替を行うため、土砂の
種類によっては十分な抵抗が得られず、圧力受け板によ
って操作レバーが動かなかったり、あるいは、圧力受け
板自身が作動しなくなってしまい、切替弁が切り替わら
ない等の不具合が生じる心配があり、信頼性に欠けるも
のであった。
と、セメントミルクを、掘削時においてはヘッドの先端
部分に形成された底部吐出口から吐出させ、撹拌・引抜
時においてはヘッドの側部に形成された側部吐出口から
吐出させることができるものであるが、ヘッドとロッド
との間に組み込まれるピストン弁や三方向弁の場合、ヘ
ッド及びロッドが回転する際の吐出口切替装置の周囲に
存在する土砂及び土砂とセメントミルクの混合物による
抵抗を圧力受け板によって受け、この力を利用して上記
操作レバーを動かし、切替弁の切替を行うため、土砂の
種類によっては十分な抵抗が得られず、圧力受け板によ
って操作レバーが動かなかったり、あるいは、圧力受け
板自身が作動しなくなってしまい、切替弁が切り替わら
ない等の不具合が生じる心配があり、信頼性に欠けるも
のであった。
【0008】また、ロッド内に形成されるセメントミル
ク流路を二系統にした場合、吐出口の切替がロッドの上
方に位置するセメントミルク供給部にて行うことができ
るので、吐出口の切替とその確認を確実に行うことがで
きるが、ロッド内に二系統のセメントミルク流路を形成
する場合には、二重管に成された専用のロッドと専用の
ヘッドを用意する必要があり、コスト高となってしまう
のに加え、ロッド内に二系統のセメントミルク流路を形
成した場合、個々のセメントミルク流路の流路断面が小
さくなってしまうため、大流量のセメントミルクを流す
ことができないという不具合が生じていた。
ク流路を二系統にした場合、吐出口の切替がロッドの上
方に位置するセメントミルク供給部にて行うことができ
るので、吐出口の切替とその確認を確実に行うことがで
きるが、ロッド内に二系統のセメントミルク流路を形成
する場合には、二重管に成された専用のロッドと専用の
ヘッドを用意する必要があり、コスト高となってしまう
のに加え、ロッド内に二系統のセメントミルク流路を形
成した場合、個々のセメントミルク流路の流路断面が小
さくなってしまうため、大流量のセメントミルクを流す
ことができないという不具合が生じていた。
【0009】よって、本発明は、上記不具合を解消する
ものであって、高い信頼性を備えると同時に、大流量の
セメントミルクを流すことができる掘削機におけるセメ
ントミルクの吐出口切替装置を提供することを目的とす
る。
ものであって、高い信頼性を備えると同時に、大流量の
セメントミルクを流すことができる掘削機におけるセメ
ントミルクの吐出口切替装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、掘削翼3及び撹
拌翼4とを備えて成る掘削機におけるヘッド1と、上記
ヘッド1に対して駆動モーターからの駆動力を伝達する
ロッド2との間に組み込まれ、上記ロッド2内に形成さ
れたセメントミルク流路34を通って供給されるセメン
トミルクの吐出位置を、上記ヘッド1の先端部分に対し
てセメントミルクを吐出するための底部吐出口6あるい
はヘッド1の側部に対してセメントミルクを吐出するた
めの側部吐出口7の何れかに切り替えるための掘削機に
おけるセメントミルクの吐出口切替装置5において、上
記掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5
は、セメントミルクが供給される側に位置する流入側部
材8と、セメントミルクを底部吐出口6あるいは側部吐
出口7に導く側に位置する吐出側部材9より成り、上記
流入側部材8と吐出側部材9は、流入側部材8に形成さ
れたシャフト部11を吐出側部材9に形成された嵌合穴
21に嵌合させることによって互いに回動可能に接続さ
れ、しかも、上記流入側部材8と吐出側部材9との間に
は、流入側部材8に対する吐出側部材9の回動範囲を所
定の範囲に規制するキー13,23及びキー溝19より
成るクラッチ機構が設けられており、上記クラッチ機構
によって掘削時の回転Fが流入側部材8から吐出側部材
9に伝達されている状態のときには、上記ロッド2のセ
メントミルク流路34を通って供給されるセメントミル
クを上記底部吐出口6へと導き、さらに、上記クラッチ
機構によって撹拌・引抜時の回転Rが流入側部材8から
吐出側部材9に伝達されている状態のときには、上記ロ
ッド2のセメントミルク流路34を通って供給されるセ
メントミルクを上記側部吐出口7へと導くように構成さ
れ、流入側部材8から吐出側部材に9に伝達される回転
方向に基づきクラッチ機構によって決定される流入側部
材8に対する吐出側部材9の位置の違いを利用すること
によって、セメントミルクの吐出口が底部吐出口6ある
いは側部吐出口7の何れかに切り替えられることを特徴
とする掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置
である。
発明は次の技術的手段を有する。即ち、掘削翼3及び撹
拌翼4とを備えて成る掘削機におけるヘッド1と、上記
ヘッド1に対して駆動モーターからの駆動力を伝達する
ロッド2との間に組み込まれ、上記ロッド2内に形成さ
れたセメントミルク流路34を通って供給されるセメン
トミルクの吐出位置を、上記ヘッド1の先端部分に対し
てセメントミルクを吐出するための底部吐出口6あるい
はヘッド1の側部に対してセメントミルクを吐出するた
めの側部吐出口7の何れかに切り替えるための掘削機に
おけるセメントミルクの吐出口切替装置5において、上
記掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5
は、セメントミルクが供給される側に位置する流入側部
材8と、セメントミルクを底部吐出口6あるいは側部吐
出口7に導く側に位置する吐出側部材9より成り、上記
流入側部材8と吐出側部材9は、流入側部材8に形成さ
れたシャフト部11を吐出側部材9に形成された嵌合穴
21に嵌合させることによって互いに回動可能に接続さ
れ、しかも、上記流入側部材8と吐出側部材9との間に
は、流入側部材8に対する吐出側部材9の回動範囲を所
定の範囲に規制するキー13,23及びキー溝19より
成るクラッチ機構が設けられており、上記クラッチ機構
によって掘削時の回転Fが流入側部材8から吐出側部材
9に伝達されている状態のときには、上記ロッド2のセ
メントミルク流路34を通って供給されるセメントミル
クを上記底部吐出口6へと導き、さらに、上記クラッチ
機構によって撹拌・引抜時の回転Rが流入側部材8から
吐出側部材9に伝達されている状態のときには、上記ロ
ッド2のセメントミルク流路34を通って供給されるセ
メントミルクを上記側部吐出口7へと導くように構成さ
れ、流入側部材8から吐出側部材に9に伝達される回転
方向に基づきクラッチ機構によって決定される流入側部
材8に対する吐出側部材9の位置の違いを利用すること
によって、セメントミルクの吐出口が底部吐出口6ある
いは側部吐出口7の何れかに切り替えられることを特徴
とする掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置
である。
【0011】本発明は、上記技術的手段より成り、掘削
機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5を構成す
る流入側部材8と吐出側部材9とを回動可能に接続する
と共に、流入側部材8と吐出側部材9の間にクラッチ機
構を介在させ、流入側部材8に対する吐出側部材9の回
動範囲を所定の範囲内に制限し、流入側部材8から吐出
側部材に9に伝達される回転方向の違いによる互いの位
置の違いを利用してセメントミルクの吐出口の切り替え
を行うものであるので、掘削機におけるヘッド1に対し
て駆動モーターの駆動力を伝達するロッド2の回転方向
を切り替えるだけで、セメントミルクの吐出口を切り替
えることができ、しかも、その構造は非常に簡素である
と同時に、周囲に存在する土砂や土砂とセメントミルク
の混合物の影響を受けないので、高い信頼性を得ること
ができる。
機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5を構成す
る流入側部材8と吐出側部材9とを回動可能に接続する
と共に、流入側部材8と吐出側部材9の間にクラッチ機
構を介在させ、流入側部材8に対する吐出側部材9の回
動範囲を所定の範囲内に制限し、流入側部材8から吐出
側部材に9に伝達される回転方向の違いによる互いの位
置の違いを利用してセメントミルクの吐出口の切り替え
を行うものであるので、掘削機におけるヘッド1に対し
て駆動モーターの駆動力を伝達するロッド2の回転方向
を切り替えるだけで、セメントミルクの吐出口を切り替
えることができ、しかも、その構造は非常に簡素である
と同時に、周囲に存在する土砂や土砂とセメントミルク
の混合物の影響を受けないので、高い信頼性を得ること
ができる。
【0012】さらに、上記ヘッド1とロッド2との間に
上記掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5
を組み込むことにより、ロッド2内に形成されるセメン
トミルク流路34が一系統のみとなるので、単管のロッ
ド2を使用することができると共に、大きな流路断面を
確保することができ、大流量のセメントミルクを流すこ
とができる。
上記掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5
を組み込むことにより、ロッド2内に形成されるセメン
トミルク流路34が一系統のみとなるので、単管のロッ
ド2を使用することができると共に、大きな流路断面を
確保することができ、大流量のセメントミルクを流すこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。本発明の掘削機における
セメントミルクの吐出口切替装置は、図1に示したよう
に、地面を掘削するための掘削翼3及び掘削された土砂
とセメントミルクを撹拌するための撹拌翼4を備えて成
る掘削機におけるヘッド1と、上記ヘッド1に対して駆
動モーターからの駆動力を伝達するロッド2との間に組
み込まれて使用されるものであり、上記ロッド2内に形
成されたセメントミルク流路34を通って供給されるセ
メントミルクを、上記ヘッド1の先端部分に対してセメ
ントミルクを吐出するための底部吐出口6あるいはヘッ
ド1の側部に対してセメントミルクを吐出するための側
部吐出口7へと導き、セメントミルクの吐出口の切替を
行うものである。
図面に基づき詳細に説明する。本発明の掘削機における
セメントミルクの吐出口切替装置は、図1に示したよう
に、地面を掘削するための掘削翼3及び掘削された土砂
とセメントミルクを撹拌するための撹拌翼4を備えて成
る掘削機におけるヘッド1と、上記ヘッド1に対して駆
動モーターからの駆動力を伝達するロッド2との間に組
み込まれて使用されるものであり、上記ロッド2内に形
成されたセメントミルク流路34を通って供給されるセ
メントミルクを、上記ヘッド1の先端部分に対してセメ
ントミルクを吐出するための底部吐出口6あるいはヘッ
ド1の側部に対してセメントミルクを吐出するための側
部吐出口7へと導き、セメントミルクの吐出口の切替を
行うものである。
【0014】そして、本実施の形態で示す掘削機におけ
るヘッド1は、正転側と逆転側の2つのヘッド1を連結
部材36によって連結して成るものであり、上記正転側
と逆転側の各々のヘッド1に対してロッド2及び掘削機
におけるセメントミルクの吐出口切替装置5が接続され
るものであるが、以下では、正回転側(図1中右側)の
掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5につ
いて説明する。
るヘッド1は、正転側と逆転側の2つのヘッド1を連結
部材36によって連結して成るものであり、上記正転側
と逆転側の各々のヘッド1に対してロッド2及び掘削機
におけるセメントミルクの吐出口切替装置5が接続され
るものであるが、以下では、正回転側(図1中右側)の
掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5につ
いて説明する。
【0015】そして、上記掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置5は、図2に示したように、ロッド
2のセメントミルク流路34を通って供給されるセメン
トミルクを受け入れる流入側部材8と、流入側部材8に
接続され、セメントミルクを上記底部吐出口6あるいは
側部吐出口7へと導く吐出側部材9より成り、上記流入
側部材8と吐出側部材9の接続部分には、リング状部材
10が配設され、接続部分への土砂等の侵入が防止され
ている。
クの吐出口切替装置5は、図2に示したように、ロッド
2のセメントミルク流路34を通って供給されるセメン
トミルクを受け入れる流入側部材8と、流入側部材8に
接続され、セメントミルクを上記底部吐出口6あるいは
側部吐出口7へと導く吐出側部材9より成り、上記流入
側部材8と吐出側部材9の接続部分には、リング状部材
10が配設され、接続部分への土砂等の侵入が防止され
ている。
【0016】さらに、上記セメントミルクの吐出口切替
装置5を構成する流入側部材8と吐出側部材9は、流入
側部材8に形成されたシャフト部11を吐出側部材9に
形成された嵌合穴21に嵌合させることによって接続さ
れているものであり、吐出側部材9のシャフト部11を
軸にして流入側部材8が所定の範囲で回動できるように
構成されている。
装置5を構成する流入側部材8と吐出側部材9は、流入
側部材8に形成されたシャフト部11を吐出側部材9に
形成された嵌合穴21に嵌合させることによって接続さ
れているものであり、吐出側部材9のシャフト部11を
軸にして流入側部材8が所定の範囲で回動できるように
構成されている。
【0017】さらに、上記流入側部材8には雄ジョイン
ト12が、吐出側部材9には雌ジョイント22がそれぞ
れ形成されており、ヘッド1の上端に形成された雄ジョ
イント29及びロッド2の下端に形成された雌ジョイン
ト30への組み付けが容易かつ確実に行われるように構
成されている。
ト12が、吐出側部材9には雌ジョイント22がそれぞ
れ形成されており、ヘッド1の上端に形成された雄ジョ
イント29及びロッド2の下端に形成された雌ジョイン
ト30への組み付けが容易かつ確実に行われるように構
成されている。
【0018】そして、上記流入側部材8は、図3,図
4,図5に示したように、同一軸上に形成されたシャフ
ト部11と雄ジョイント12を備え、上記シャフト部1
1と雄ジョイント12の間には、キー13及びキー溝1
9が形成されたフランジ部20が設けられている。
4,図5に示したように、同一軸上に形成されたシャフ
ト部11と雄ジョイント12を備え、上記シャフト部1
1と雄ジョイント12の間には、キー13及びキー溝1
9が形成されたフランジ部20が設けられている。
【0019】さらに、上記雄ジョイント12及びシャフ
ト部11には、ロッド2のセメントミルク流路34に繋
がるセメントミルクの流入通路14が中心軸上に形成さ
れており、上記流入通路14の出口側(図中右側)は、
底部吐出口導入通路15と側部吐出口導入通路16とに
分岐し、しかも、上記底部吐出口導入通路15は、シャ
フト部11の中心軸から離れた位置に出口が位置してい
るものであり、また、上記側部吐出口導入通路16は、
底部吐出口導入通路15からシャフト部11の周面に開
口するように放射状に形成されている。
ト部11には、ロッド2のセメントミルク流路34に繋
がるセメントミルクの流入通路14が中心軸上に形成さ
れており、上記流入通路14の出口側(図中右側)は、
底部吐出口導入通路15と側部吐出口導入通路16とに
分岐し、しかも、上記底部吐出口導入通路15は、シャ
フト部11の中心軸から離れた位置に出口が位置してい
るものであり、また、上記側部吐出口導入通路16は、
底部吐出口導入通路15からシャフト部11の周面に開
口するように放射状に形成されている。
【0020】加えて、上記シャフト部11及び雄ジョイ
ント部12には、ロック溝17及び18が形成されてお
り、接続時の位置決め固定が確実に行われるように構成
されている。
ント部12には、ロック溝17及び18が形成されてお
り、接続時の位置決め固定が確実に行われるように構成
されている。
【0021】そして、上記吐出側部材9は、図6,図
7,図8に示したように、同一軸上に形成された嵌合穴
21と雌ジョイント22を備え、上記嵌合穴21の周囲
には、上記流入側部材8に形成されたキー溝19内に収
容されるキー23が設けられている。
7,図8に示したように、同一軸上に形成された嵌合穴
21と雌ジョイント22を備え、上記嵌合穴21の周囲
には、上記流入側部材8に形成されたキー溝19内に収
容されるキー23が設けられている。
【0022】そして、上記嵌合穴21と雌ジョイント2
2の雄ジョイント受入部26との間には、底部吐出口接
続通路24が形成されており、上記流入側部材8に形成
されている底部吐出口導入通路15によって導かれたセ
メントミルクをヘッド1の先端部分に形成された底部吐
出口6から吐出させるものであり、上記底部吐出口接続
通路24の入口は、上記底部吐出口導入通路15の出口
と同様、中心軸から離れた位置に位置しており、上記底
部吐出口導入通路15と所定の位置にて一致するように
成され、上記底部吐出口接続通路24の出口は、セメン
トミルクを底部吐出口6に送るため中心軸上に位置して
いる。
2の雄ジョイント受入部26との間には、底部吐出口接
続通路24が形成されており、上記流入側部材8に形成
されている底部吐出口導入通路15によって導かれたセ
メントミルクをヘッド1の先端部分に形成された底部吐
出口6から吐出させるものであり、上記底部吐出口接続
通路24の入口は、上記底部吐出口導入通路15の出口
と同様、中心軸から離れた位置に位置しており、上記底
部吐出口導入通路15と所定の位置にて一致するように
成され、上記底部吐出口接続通路24の出口は、セメン
トミルクを底部吐出口6に送るため中心軸上に位置して
いる。
【0023】さらに、上記吐出側部材9の周面には、側
部吐出口7が形成されており、上記側部吐出口7から嵌
合穴21までの間に、嵌合穴21に嵌合する流入側部材
8のシャフト部11に形成された側部吐出口導入通路1
6と所定の位置で一致する側部吐出口接続通路25が形
成されている。
部吐出口7が形成されており、上記側部吐出口7から嵌
合穴21までの間に、嵌合穴21に嵌合する流入側部材
8のシャフト部11に形成された側部吐出口導入通路1
6と所定の位置で一致する側部吐出口接続通路25が形
成されている。
【0024】加えて、上記吐出側部材9には、上記流入
側部材8のシャフト部11に形成されたロック溝17に
ロックピンを位置させるためのロックピン挿入穴27が
形成されていると共に、雌ジョイントにも同様のロック
ピン挿入穴28が形成されている。
側部材8のシャフト部11に形成されたロック溝17に
ロックピンを位置させるためのロックピン挿入穴27が
形成されていると共に、雌ジョイントにも同様のロック
ピン挿入穴28が形成されている。
【0025】さらに、上記流入側部材8と吐出側部材9
の接続部分には、接続部分への土砂等の侵入を防止する
リング状部材10が嵌合する嵌合溝31,32が形成さ
れている。
の接続部分には、接続部分への土砂等の侵入を防止する
リング状部材10が嵌合する嵌合溝31,32が形成さ
れている。
【0026】そして、上記の如く構成された流入側部材
8と吐出側部材9を接続、即ち、流入側部材8のシャフ
ト11を吐出側部材9の嵌合穴21に嵌合させ、回動可
能に位置決め固定することによって、本発明の掘削機に
おけるセメントミルクの吐出口切替装置5が形成される
ものであり、しかも、この時、流入側部材8に形成され
たキー溝19内に吐出側部材9のキー23が収容され、
これによって、キー溝19内を可動範囲とするクラッチ
機構が形成され、この可動範囲内で流入側部材8と吐出
側部材9の相対位置を変化させることが可能となる。
8と吐出側部材9を接続、即ち、流入側部材8のシャフ
ト11を吐出側部材9の嵌合穴21に嵌合させ、回動可
能に位置決め固定することによって、本発明の掘削機に
おけるセメントミルクの吐出口切替装置5が形成される
ものであり、しかも、この時、流入側部材8に形成され
たキー溝19内に吐出側部材9のキー23が収容され、
これによって、キー溝19内を可動範囲とするクラッチ
機構が形成され、この可動範囲内で流入側部材8と吐出
側部材9の相対位置を変化させることが可能となる。
【0027】そして、本発明の掘削機におけるセメント
ミルクの吐出口切替装置5は、上記流入側部材8に対す
る吐出側部材9の相対位置変化を利用してセメントミル
クの吐出口の切り替えを行うものであり、上記流入側部
材8に対する吐出側部材9の相対位置変化は、ヘッド1
の回転方向の変化、即ち、流入側部材8のキー13と吐
出側部材9のキー23との位置関係(回転の伝達位置)
によって生じるので、掘削時の回転方向(図10中矢印
F)と撹拌・引抜時の回転方向(図12中矢印R)にお
ける流入側部材8のキー13と吐出側部材9のキー23
の位置関係に基づき、流入側部材8に形成された底部吐
出口導入通路15及び側部吐出口導入通路16と、吐出
側部材9に形成された底部吐出口接続通路24及び側部
吐出口接続通路25の位置が決められている(上記位置
関係は、以下に述べる作動についての説明の中に示して
ある)。
ミルクの吐出口切替装置5は、上記流入側部材8に対す
る吐出側部材9の相対位置変化を利用してセメントミル
クの吐出口の切り替えを行うものであり、上記流入側部
材8に対する吐出側部材9の相対位置変化は、ヘッド1
の回転方向の変化、即ち、流入側部材8のキー13と吐
出側部材9のキー23との位置関係(回転の伝達位置)
によって生じるので、掘削時の回転方向(図10中矢印
F)と撹拌・引抜時の回転方向(図12中矢印R)にお
ける流入側部材8のキー13と吐出側部材9のキー23
の位置関係に基づき、流入側部材8に形成された底部吐
出口導入通路15及び側部吐出口導入通路16と、吐出
側部材9に形成された底部吐出口接続通路24及び側部
吐出口接続通路25の位置が決められている(上記位置
関係は、以下に述べる作動についての説明の中に示して
ある)。
【0028】次に、上記構成に基づいて、本発明の掘削
機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5の作動に
ついて説明する。先ず、掘削機による掘削が行われてい
る時の状態について説明すると、掘削時におけるヘッド
1の回転Fは、流入側部材8のキー13から吐出側部材
9のキー23へと伝達されるものであり、この時、掘削
機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5は、図
9,図10に示したように、流入側部材8に形成された
底部吐出口導入通路15と吐出側部材9に形成された底
部吐出口接続通路24とが連通した状態になると同時
に、流入側部材8に形成された側部吐出口導入通路16
と吐出側部材9に形成された側部吐出口接続通路25と
が連通していない状態となり、セメントミルクは、ロッ
ド2のセメントミルク流路34から流入通路14、底部
吐出口導入通路15、底部吐出口接続通路24を経て底
部吐出口6へと導かれ、ヘッド1の先端部分に対して吐
出される。
機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5の作動に
ついて説明する。先ず、掘削機による掘削が行われてい
る時の状態について説明すると、掘削時におけるヘッド
1の回転Fは、流入側部材8のキー13から吐出側部材
9のキー23へと伝達されるものであり、この時、掘削
機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5は、図
9,図10に示したように、流入側部材8に形成された
底部吐出口導入通路15と吐出側部材9に形成された底
部吐出口接続通路24とが連通した状態になると同時
に、流入側部材8に形成された側部吐出口導入通路16
と吐出側部材9に形成された側部吐出口接続通路25と
が連通していない状態となり、セメントミルクは、ロッ
ド2のセメントミルク流路34から流入通路14、底部
吐出口導入通路15、底部吐出口接続通路24を経て底
部吐出口6へと導かれ、ヘッド1の先端部分に対して吐
出される。
【0029】次いで、掘削機による掘削が終了し、掘削
された土砂とセメントミルクの撹拌を行い、ヘッド1を
引き抜く際には、掘削時とは反対の方向にヘッド1が回
転Rさせられ、この回転Rによって、吐出側部材9のキ
ー23が流入側部材8のキー溝19内を移動し、掘削時
とは反対の位置で流入側部材8のキー13から吐出側部
材9のキー23へ回転Rが伝達される。
された土砂とセメントミルクの撹拌を行い、ヘッド1を
引き抜く際には、掘削時とは反対の方向にヘッド1が回
転Rさせられ、この回転Rによって、吐出側部材9のキ
ー23が流入側部材8のキー溝19内を移動し、掘削時
とは反対の位置で流入側部材8のキー13から吐出側部
材9のキー23へ回転Rが伝達される。
【0030】そして、この時には、掘削機におけるセメ
ントミルクの吐出口切替装置5は、図11,図12に示
したように、流入側部材8に形成された側部吐出口導入
通路16と吐出側部材9に形成された側部吐出口接続通
路25とが連通した状態になると同時に、流入側部材8
に形成された底部吐出口導入通路15と吐出側部材9に
形成された底部吐出口接続通路24とが連通していない
状態となり、セメントミルクは、ロッド2のセメントミ
ルク流路34から流入通路14、側部吐出口導入通路1
6、側部吐出口接続通路25を経て側部吐出口7へと導
かれ、ヘッド1の側部に対して吐出される。
ントミルクの吐出口切替装置5は、図11,図12に示
したように、流入側部材8に形成された側部吐出口導入
通路16と吐出側部材9に形成された側部吐出口接続通
路25とが連通した状態になると同時に、流入側部材8
に形成された底部吐出口導入通路15と吐出側部材9に
形成された底部吐出口接続通路24とが連通していない
状態となり、セメントミルクは、ロッド2のセメントミ
ルク流路34から流入通路14、側部吐出口導入通路1
6、側部吐出口接続通路25を経て側部吐出口7へと導
かれ、ヘッド1の側部に対して吐出される。
【0031】そして、上述したように、本発明の掘削機
におけるセメントミルクの吐出口切替装置5におけるセ
メントミルクの吐出口の切り替えは、ヘッド1及びロッ
ド2の回転方向の切り替えと同時に行われるものであ
り、ヘッド1及びロッド2の回転方向を切り替える、即
ち、掘削機を掘削作業から撹拌・引抜作業へと切り替え
るだけで、セメントミルクの吐出口を切り替えることが
できるものである。
におけるセメントミルクの吐出口切替装置5におけるセ
メントミルクの吐出口の切り替えは、ヘッド1及びロッ
ド2の回転方向の切り替えと同時に行われるものであ
り、ヘッド1及びロッド2の回転方向を切り替える、即
ち、掘削機を掘削作業から撹拌・引抜作業へと切り替え
るだけで、セメントミルクの吐出口を切り替えることが
できるものである。
【0032】さらに、上記掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置5は、非常に簡素な構造であり、低
コストで製造することができ、且つ、流入側部材8に対
して吐出側部材9が所定の範囲で回動するだけの簡単な
相対位置の変化によってセメントミルクの吐出口を確実
に切り替えることができるのに加えて、掘削機における
セメントミルクの吐出口切替装置5周囲に存在する土砂
や土砂とセメントミルクの混合物の影響を受けないの
で、高い信頼性を備えた掘削機におけるセメントミルク
の吐出口切替装置5が得られるものである。
クの吐出口切替装置5は、非常に簡素な構造であり、低
コストで製造することができ、且つ、流入側部材8に対
して吐出側部材9が所定の範囲で回動するだけの簡単な
相対位置の変化によってセメントミルクの吐出口を確実
に切り替えることができるのに加えて、掘削機における
セメントミルクの吐出口切替装置5周囲に存在する土砂
や土砂とセメントミルクの混合物の影響を受けないの
で、高い信頼性を備えた掘削機におけるセメントミルク
の吐出口切替装置5が得られるものである。
【0033】加えて、ロッド2内に形成されるセメント
ミルクを通すためのセメントミルク流路34が一系統の
みで良く、単管のロッドの使用することができるので、
セメントミルク流路34の流路断面を大きくすることが
でき、大流量のセメントミルクを流すことができる。
ミルクを通すためのセメントミルク流路34が一系統の
みで良く、単管のロッドの使用することができるので、
セメントミルク流路34の流路断面を大きくすることが
でき、大流量のセメントミルクを流すことができる。
【0034】また、底部吐出口6にセメントミルクを導
く際の通路が、ほぼ直線的に確保されるので、セメント
ミルクの吐出口を切り替える際の圧力損失を最小限度に
抑えることができる。
く際の通路が、ほぼ直線的に確保されるので、セメント
ミルクの吐出口を切り替える際の圧力損失を最小限度に
抑えることができる。
【0035】以上が、本発明の掘削機におけるセメント
ミルクの吐出口切替装置の第1実施形態であり、次に、
第2実施形態について説明する。尚、第2実施形態で
は、上述した第1実施形態の掘削機におけるセメントミ
ルクの吐出口切替装置と異なる部分についてのみ説明を
行い、共通する部分については、その説明を省略する。
ミルクの吐出口切替装置の第1実施形態であり、次に、
第2実施形態について説明する。尚、第2実施形態で
は、上述した第1実施形態の掘削機におけるセメントミ
ルクの吐出口切替装置と異なる部分についてのみ説明を
行い、共通する部分については、その説明を省略する。
【0036】本実施の形態の掘削機におけるセメントミ
ルクの吐出口切替装置は、図13,図15に示したよう
に、セメントミルクの吐出口切替装置5を構成する流入
側部材8のシャフト部11に、ロッド2のセメントミル
ク流路34に繋がる流入通路14と、上記流入通路14
からシャフト部11の周面に開口する吐出口切替通路3
3を設けると共に、セメントミルクの吐出口切替装置5
を構成する吐出側部材9に、上記流入側部材8のシャフ
ト部11に設けられた吐出口切替通路33に対して連通
可能な底部吐出口接続通路24と、上記吐出口切替通路
33に連通可能な側部吐出口接続通路25を設けて成る
ものである。
ルクの吐出口切替装置は、図13,図15に示したよう
に、セメントミルクの吐出口切替装置5を構成する流入
側部材8のシャフト部11に、ロッド2のセメントミル
ク流路34に繋がる流入通路14と、上記流入通路14
からシャフト部11の周面に開口する吐出口切替通路3
3を設けると共に、セメントミルクの吐出口切替装置5
を構成する吐出側部材9に、上記流入側部材8のシャフ
ト部11に設けられた吐出口切替通路33に対して連通
可能な底部吐出口接続通路24と、上記吐出口切替通路
33に連通可能な側部吐出口接続通路25を設けて成る
ものである。
【0037】そして、上記吐出口切替通路33は、上記
ロッド2のセメントミルク流路34に繋がるセメントミ
ルクの流入通路14の終端部分に相当するものであり、
シャフト部11の中心軸上に形成された流入通路14か
らシャフト部11の周面に開口するように放射状に形成
されている。
ロッド2のセメントミルク流路34に繋がるセメントミ
ルクの流入通路14の終端部分に相当するものであり、
シャフト部11の中心軸上に形成された流入通路14か
らシャフト部11の周面に開口するように放射状に形成
されている。
【0038】さらに、上記底部吐出口接続通路24は、
吐出側部材9の側壁内を通って底部吐出口6に接続され
るものであり、嵌合穴21から吐出側部材9の周面に向
かう放射状部分と、上記放射状部分から吐出側部材9の
側壁内を軸方向に延伸する延伸部分と、上記延伸部分か
ら底部吐出口6へと繋がる部分から成り、上記底部吐出
口接続通路24の放射状部分は、上記嵌合穴21に嵌合
するシャフト部11に形成された吐出口切替通路33と
所定の位置で一致するように構成されている。尚、本実
施の形態では、底部吐出口接続通路24の形成を容易に
するために、上記放射状部分を吐出側部材9の周面から
形成しているため、周面の開口部分をキャップ35で塞
いでいる。
吐出側部材9の側壁内を通って底部吐出口6に接続され
るものであり、嵌合穴21から吐出側部材9の周面に向
かう放射状部分と、上記放射状部分から吐出側部材9の
側壁内を軸方向に延伸する延伸部分と、上記延伸部分か
ら底部吐出口6へと繋がる部分から成り、上記底部吐出
口接続通路24の放射状部分は、上記嵌合穴21に嵌合
するシャフト部11に形成された吐出口切替通路33と
所定の位置で一致するように構成されている。尚、本実
施の形態では、底部吐出口接続通路24の形成を容易に
するために、上記放射状部分を吐出側部材9の周面から
形成しているため、周面の開口部分をキャップ35で塞
いでいる。
【0039】また、上記側部吐出口接続通路25は、第
1実施形態と同様、吐出側部材9の周面に形成された側
部吐出口7と、上記シャフト部11の周面に開口した吐
出口切替通路33とを接続するものであり、嵌合穴21
から側部吐出口7に向かって放射状に形成されており、
上記嵌合穴21に嵌合するシャフト部11に形成された
吐出口切替通路33と所定の位置で一致するように構成
されている。
1実施形態と同様、吐出側部材9の周面に形成された側
部吐出口7と、上記シャフト部11の周面に開口した吐
出口切替通路33とを接続するものであり、嵌合穴21
から側部吐出口7に向かって放射状に形成されており、
上記嵌合穴21に嵌合するシャフト部11に形成された
吐出口切替通路33と所定の位置で一致するように構成
されている。
【0040】次に、上記構成に基づき、第2実施形態で
示した掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置
5に作動を説明する。先ず、掘削機による掘削が行われ
ている時の状態について説明すると、掘削時におけるヘ
ッド1の回転Fは、クラッチ機構を成す流入側部材8の
キー13から吐出側部材9のキー23へと伝達されるも
のであり、図13,図14に示したように、流入側部材
8に形成された吐出口切替通路33と吐出側部材9に形
成された底部吐出口接続通路24とが連通した状態にな
ると同時に、上記吐出口切替通路33と吐出側部材9に
形成された側部吐出口接続通路25とが連通していない
状態となり、セメントミルクは、ロッド2のセメントミ
ルク流路34から流入通路14、底部吐出口導入通路1
5、底部吐出口接続通路24を経て底部吐出口6へと導
かれ、ヘッド1の先端部分に対して吐出される。
示した掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置
5に作動を説明する。先ず、掘削機による掘削が行われ
ている時の状態について説明すると、掘削時におけるヘ
ッド1の回転Fは、クラッチ機構を成す流入側部材8の
キー13から吐出側部材9のキー23へと伝達されるも
のであり、図13,図14に示したように、流入側部材
8に形成された吐出口切替通路33と吐出側部材9に形
成された底部吐出口接続通路24とが連通した状態にな
ると同時に、上記吐出口切替通路33と吐出側部材9に
形成された側部吐出口接続通路25とが連通していない
状態となり、セメントミルクは、ロッド2のセメントミ
ルク流路34から流入通路14、底部吐出口導入通路1
5、底部吐出口接続通路24を経て底部吐出口6へと導
かれ、ヘッド1の先端部分に対して吐出される。
【0041】次に、掘削機による掘削が終了し、掘削さ
れた土砂とセメントミルクの撹拌を行い、ヘッド1を引
き抜く際には、掘削時とは反対の方向にヘッド1が回転
Rさせられ、この回転Rによって、クラッチ機構を成す
吐出側部材9のキー23が流入側部材8のキー溝19内
を移動し、その後、掘削時とは反対の位置で流入側部材
8のキー13から吐出側部材9のキー23へと上記撹拌
・引抜時におけるヘッド1の回転Rが伝達されるもので
あり、図15,図16に示したように、流入側部材8に
形成された吐出口切替通路33と吐出側部材9に形成さ
れた側部吐出口接続通路25とが連通した状態になると
同時に、上記吐出口切替通路33と吐出側部材9に形成
された底部吐出口接続通路24とが連通していない状態
となり、セメントミルクは、ロッド2のセメントミルク
流路34から流入通路14、側部吐出口導入通路16、
側部吐出口接続通路25を経て側部吐出口7へと導か
れ、ヘッド1の側部に対して吐出される。
れた土砂とセメントミルクの撹拌を行い、ヘッド1を引
き抜く際には、掘削時とは反対の方向にヘッド1が回転
Rさせられ、この回転Rによって、クラッチ機構を成す
吐出側部材9のキー23が流入側部材8のキー溝19内
を移動し、その後、掘削時とは反対の位置で流入側部材
8のキー13から吐出側部材9のキー23へと上記撹拌
・引抜時におけるヘッド1の回転Rが伝達されるもので
あり、図15,図16に示したように、流入側部材8に
形成された吐出口切替通路33と吐出側部材9に形成さ
れた側部吐出口接続通路25とが連通した状態になると
同時に、上記吐出口切替通路33と吐出側部材9に形成
された底部吐出口接続通路24とが連通していない状態
となり、セメントミルクは、ロッド2のセメントミルク
流路34から流入通路14、側部吐出口導入通路16、
側部吐出口接続通路25を経て側部吐出口7へと導か
れ、ヘッド1の側部に対して吐出される。
【0042】そして、本第2実施形態についても、上述
した第1実施形態と同様の利点を備えた掘削機における
セメントミルクの吐出口切替装置5が得られるものであ
り、しかも、上記掘削機におけるセメントミルクの吐出
口切替装置5を構成する各通路の形成が第1実施形態に
比して容易に行うことができるので、掘削機におけるセ
メントミルクの吐出口切替装置5の低コスト化を実現で
きる。
した第1実施形態と同様の利点を備えた掘削機における
セメントミルクの吐出口切替装置5が得られるものであ
り、しかも、上記掘削機におけるセメントミルクの吐出
口切替装置5を構成する各通路の形成が第1実施形態に
比して容易に行うことができるので、掘削機におけるセ
メントミルクの吐出口切替装置5の低コスト化を実現で
きる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、本発明の
掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置は、セ
メントミルクの吐出口の切り替えを、掘削機のヘッドの
回転方向の切り替え、即ち、掘削機を掘削作業から撹拌
・引抜作業へと切り替えるだけで確実に実施でき、しか
も、その構造は、非常に簡素であるので、故障や作動不
良が生じにくく、加えて、周囲に存在する土砂や土砂と
セメントミルクの混合物の影響を受けないので、高い信
頼性を備えた掘削機におけるセメントミルクの吐出口切
替装置が提供され、さらに、セメントミルクを供給する
ロッドのセメントミルク流路が一系統のみで良いので、
単管のロッドを使用することができ、大流量のセメント
ミルクを流すことができる。
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、本発明の
掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置は、セ
メントミルクの吐出口の切り替えを、掘削機のヘッドの
回転方向の切り替え、即ち、掘削機を掘削作業から撹拌
・引抜作業へと切り替えるだけで確実に実施でき、しか
も、その構造は、非常に簡素であるので、故障や作動不
良が生じにくく、加えて、周囲に存在する土砂や土砂と
セメントミルクの混合物の影響を受けないので、高い信
頼性を備えた掘削機におけるセメントミルクの吐出口切
替装置が提供され、さらに、セメントミルクを供給する
ロッドのセメントミルク流路が一系統のみで良いので、
単管のロッドを使用することができ、大流量のセメント
ミルクを流すことができる。
【0044】そして、請求項2によると、セメントミル
クの吐出口を切り替える際の圧力損失を最小限度に抑え
ることができる掘削機におけるセメントミルクの吐出口
切替装置が提供される。
クの吐出口を切り替える際の圧力損失を最小限度に抑え
ることができる掘削機におけるセメントミルクの吐出口
切替装置が提供される。
【0045】さらに、請求項3によると、製造コストを
安価に抑えることができる掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置が提供される。
安価に抑えることができる掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置が提供される。
【図1】本発明の掘削機におけるセメントミルクの吐出
口切替装置の組み付け位置を示す正面図である。
口切替装置の組み付け位置を示す正面図である。
【図2】本発明の掘削機におけるセメントミルクの吐出
口切替装置の構成を示す分解斜視図である。
口切替装置の構成を示す分解斜視図である。
【図3】第1実施形態の掘削機におけるセメントミルク
の吐出口切替装置を構成する流入側部材の正面図(図2
における左側面図)である。
の吐出口切替装置を構成する流入側部材の正面図(図2
における左側面図)である。
【図4】図3における左側面図である。
【図5】図3における右側面図である。
【図6】第1実施形態の掘削機におけるセメントミルク
の吐出口切替装置を構成する吐出側部材の正面図であ
る。
の吐出口切替装置を構成する吐出側部材の正面図であ
る。
【図7】図6における右側面図である。
【図8】図6における左側面図である。
【図9】第1実施形態の掘削機におけるセメントミルク
の吐出口切替装置の掘削時における作動状態を示す正面
図である。
の吐出口切替装置の掘削時における作動状態を示す正面
図である。
【図10】図9におけるA−A’線に沿う断面図であ
る。
る。
【図11】第1実施形態の掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置の引抜時における作動状態を示す正
面図である。
クの吐出口切替装置の引抜時における作動状態を示す正
面図である。
【図12】図11におけるB−B’線に沿う断面図であ
る。
る。
【図13】第2実施形態の掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置を示す正面図(掘削時における作動
状態)である。
クの吐出口切替装置を示す正面図(掘削時における作動
状態)である。
【図14】図13におけるC−C’線に沿う断面図であ
る。
る。
【図15】第2実施形態の掘削機におけるセメントミル
クの吐出口切替装置を示す正面図(引抜時における作動
状態)である。
クの吐出口切替装置を示す正面図(引抜時における作動
状態)である。
【図16】図15におけるD−D’線に沿う断面図であ
る。
る。
1 ヘッド 2 ロッド 3 掘削翼 4 撹拌翼 5 掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置 6 底部吐出口 7 側部吐出口 8 流入側部材 9 吐出側部材 10 リング状部材 11 シャフト部 12 雄ジョイント 13 キー 14 流入通路 15 底部吐出口導入通路 16 側部吐出口導入通路 17,18 ロック溝 19 キー溝 20 フランジ部 21 嵌合穴 22 雌ジョイント 23 キー 24 底部吐出口接続通路 25 側部吐出口接続通路 26 雄ジョイント受入部 27,28 ロックピン挿入穴 29 ヘッド上端の雄ジョイント 30 ロッド下端の雌ジョイント 31,32 嵌合溝 33 吐出口切替通路 34 セメントミルク流路 35 キャップ 36 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎宏一 神奈川県横浜市泉区中田南2丁目20−10 Fターム(参考) 2D040 AA01 AB05 BA06 BA08 CA01 CB03
Claims (3)
- 【請求項1】 掘削翼3及び撹拌翼4とを備えて成る掘
削機におけるヘッド1と、上記ヘッド1に対して駆動モ
ーターからの駆動力を伝達するロッド2との間に組み込
まれ、上記ロッド2内に形成されたセメントミルク流路
34を通って供給されるセメントミルクの吐出位置を、
上記ヘッド1の先端部分に対してセメントミルクを吐出
するための底部吐出口6あるいはヘッド1の側部に対し
てセメントミルクを吐出するための側部吐出口7の何れ
かに切り替えるための掘削機におけるセメントミルクの
吐出口切替装置5において、 上記掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置5
は、セメントミルクが供給される側に位置する流入側部
材8と、セメントミルクを底部吐出口6あるいは側部吐
出口7に導く側に位置する吐出側部材9より成り、上記
流入側部材8と吐出側部材9は、流入側部材8に形成さ
れたシャフト部11を吐出側部材9に形成された嵌合穴
21に嵌合させることによって互いに回動可能に接続さ
れ、しかも、上記流入側部材8と吐出側部材9との間に
は、流入側部材8に対する吐出側部材9の回動範囲を所
定の範囲に規制するキー13,23及びキー溝19より
成るクラッチ機構が設けられており、上記クラッチ機構
によって掘削時の回転Fが流入側部材8から吐出側部材
9に伝達されている状態のときには、上記ロッド2のセ
メントミルク流路34を通って供給されるセメントミル
クを上記底部吐出口6へと導き、さらに、上記クラッチ
機構によって撹拌・引抜時の回転Rが流入側部材8から
吐出側部材9に伝達されている状態のときには、上記ロ
ッド2のセメントミルク流路34を通って供給されるセ
メントミルクを上記側部吐出口7へと導くように構成さ
れ、流入側部材8から吐出側部材9に伝達される回転方
向に基づきクラッチ機構によって決定される流入側部材
8に対する吐出側部材9の位置の違いを利用することに
よって、セメントミルクの吐出口が底部吐出口6あるい
は側部吐出口7の何れかに切り替えられることを特徴と
する掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置。 - 【請求項2】 上記セメントミルクの吐出口切替装置5
を構成する流入側部材8のシャフト部11には、上記ロ
ッド2のセメントミルク流路34に繋がり、セメントミ
ルクが供給される流入通路14と、上記流入通路14か
ら分岐してシャフト部11の端部において中心軸から離
れた位置に開口する底部吐出口導入通路15及び上記流
入通路14から分岐してシャフト部11の周面に開口す
る側部吐出口導入通路16が設けられていると共に、上
記セメントミルクの吐出口切替装置5を構成する吐出側
部材9には、上記底部吐出口導入通路15に対して連通
可能であって、底部吐出口6に接続される底部吐出口接
続通路24と、上記側部吐出口導入通路16に連通可能
であって、吐出側部材9の周面に形成された側部吐出口
7に接続される側部吐出口接続通路25が設けられてお
り、上記クラッチ機構によって掘削時の回転Fが流入側
部材8から吐出側部材9に伝達されている状態のときに
は、上記底部吐出口導入通路15と底部吐出口接続通路
24が連通すると共に、上記側部吐出口導入通路16と
側部吐出口接続通路25が連通せず、ロッド2のセメン
トミルク流路34を通って供給されるセメントミルクが
底部吐出口6へと導かれ、さらに、上記クラッチ機構に
よって撹拌・引抜時の回転Rが流入側部材8から吐出側
部材9に伝達されている状態のときには、上記側部吐出
口導入通路16と側部吐出口接続通路25が連通すると
共に、上記底部吐出口導入通路15と底部吐出口接続通
路24が連通せず、ロッド2のセメントミルク流路34
を通って供給されるセメントミルクが側部吐出口7へと
導かれるように構成されていることを特徴とする請求項
1記載の掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装
置。 - 【請求項3】 上記セメントミルクの吐出口切替装置5
を構成する流入側部材8のシャフト部11には、上記ロ
ッド2のセメントミルク流路34に繋がり、セメントミ
ルクが供給される流入通路14と、上記流入通路14の
終端であってシャフト部11の周面に開口する吐出口切
替通路33が設けられていると共に、上記セメントミル
クの吐出口切替装置5を構成する吐出側部材9には、上
記吐出口切替通路33に対して連通可能であって、吐出
側部材9の側壁内を通って底部吐出口6に接続される底
部吐出口接続通路24と、上記吐出口切替通路33に連
通可能であって、吐出側部材9の周面に形成された側部
吐出口7に接続される側部吐出口接続通路25が設けら
れており、上記クラッチ機構によって掘削時の回転Fが
流入側部材8から吐出側部材9に伝達されている状態の
ときには、上記吐出口切替通路33と底部吐出口接続通
路24が連通すると共に、上記吐出口切替通路33と側
部吐出口接続通路25が連通せず、ロッド2のセメント
ミルク流路34を通って供給されるセメントミルクが底
部吐出口6へと導かれ、さらに、上記クラッチ機構によ
って撹拌・引抜時の回転Rが流入側部材8から吐出側部
材9に伝達されている状態のときには、上記吐出口切替
通路33と側部吐出口接続通路25が連通すると共に、
上記吐出口切替通路33と底部吐出口接続通路24が連
通せず、ロッド2のセメントミルク流路34を通って供
給されるセメントミルクが側部吐出口7へと導かれるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の掘
削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000040470A JP2001226954A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000040470A JP2001226954A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001226954A true JP2001226954A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18563841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000040470A Pending JP2001226954A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 掘削機におけるセメントミルクの吐出口切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001226954A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015096676A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 三谷セキサン株式会社 | 拡頭部を有する杭穴の掘削方法 |
JP6273333B1 (ja) * | 2016-10-13 | 2018-01-31 | 株式会社絹田熔工 | ソイルセメント杭の形成方法 |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000040470A patent/JP2001226954A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015096676A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 三谷セキサン株式会社 | 拡頭部を有する杭穴の掘削方法 |
JP6273333B1 (ja) * | 2016-10-13 | 2018-01-31 | 株式会社絹田熔工 | ソイルセメント杭の形成方法 |
JP2018062806A (ja) * | 2016-10-13 | 2018-04-19 | 株式会社絹田熔工 | ソイルセメント杭の形成方法 |
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