JP3904732B2 - 撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置 - Google Patents

撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、掘削ロッドの下端に接続して地盤を掘削しつつ薬液を注入し、この薬液と掘削土砂とを混合撹拌して地盤の改良等を行うための撹拌ヘッドに係り、特に薬液の吐出口を切換えるための薬液吐出口切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来上記のような薬液吐出口を切換えることができるようにした撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置として、特公平6−39779号公報に記載のものがある。
【0003】
この公報に記載の装置は、外周にスクリュー翼を有する中空撹拌軸に注入軸を上下動自在に取付け、この注入軸の上下部に注入材吐出口が設けられ、注入軸の上下動により各吐出口への連通状態を切換えるようになされたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の装置では、注入軸が重量物であるため地盤が非常に軟弱な場合は掘削時に注入軸が自重により下降して吐出口が切換ってしまうおそれがあり、したがって地盤が軟弱であると下部の吐出口への切換えは殆んど期待することができず、信頼性に欠けるという問題点があった。
【0005】
本発明は、先端地盤の硬軟にかかわらず掘削ロッドの上下動に応じて自動的に所定の吐出口からの薬液の吐出に切換えることができ、地盤改良の信頼性を著しく高めることを可能とする撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として本発明は、掘削ロッドの下端に連結され掘削地盤を撹拌する撹拌ヘッドの薬液吐出口を切換る装置であって、
前記撹拌ヘッドのヘッド本体は、その内部軸方向に延びる薬液供給路を有するとともに、この薬液供給路は、前記ヘッド本体の側面に開口する上部吐出口へと延びる第1の流路と、前記ヘッド本体の下端に開口する下部吐出口へと延びる第2の流路とに分岐し、
前記ヘッド本体のうち前記上部吐出口 (7) が設けられている部分には、その外周に撹拌翼が突設されている筒状の昇降部材が一体回転可能にかつ上下方向摺動可能に外嵌され、
前記薬液供給路分岐する部分には、前記薬液供給路を前記第1の流路には連通させるが前記第2の流路との連通は遮断する第1の状態と、前記薬液供給路を前記第2の流路には連通させるが前記第1の流路との連通は遮断する第2の状態とを取り得る切換弁が設けられ、
前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に上昇したときには前記切換弁が前記第2の状態を取り、かつ相対的に下降したときには前記切換弁が前記第1の状態を取るように前記切換弁を作動させる切換弁作動手段を備えていることを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に記載した撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置は、
前記切換弁が、前記薬液供給路を横切る水平軸状に形成されてその軸線の回りに回転可能に前記ヘッド本体に嵌装され、かつ前記第1の状態において前記薬液供給路と前記第1の流路とを連通させる流路と、前記第2の状態において前記薬液供給路と前記第2の流路とを連通させる流路とがそれぞれ貫設されており、
前記切換弁作動手段は、前記切換弁の端部に設けられたピニオンと噛み合う、前記昇降部材の内面に設けられて上下方向に延びるラックを有し、
前記ラックは、前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に上昇したときには前記切換弁が一方に回転して前記第2の状態を取り、かつ相対的に下降したときには前記切換弁が他方に回転して前記第1の状態を取るように構成されていることを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項3に記載した撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置においては、
前記切換弁が、前記第1および第2の流路内にそれぞれ設けられたシートに密着して前記第1および第2の流路を閉じる、バネ付勢により前記第1の流路を閉じる第1の弁部材とバネ付勢により前記第2の流路を開く第2の弁部材とを有し、
前記切換弁作動手段が、
前記昇降部材の内面に設けられた作動カム部と、
この作動カム部により押動される、前記第1の弁部材に設けられた第1のカム部と、
前記作動カム部により前記第1の弁部材が押動されたときに前記第2の弁部材を押動する、前記第1の弁部材に設けられた第2のカム部と、を有し、
前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に上昇したときには、前記作動カム部が前記第1のカム部を押動せず、かつ前記第2のカム部が前記第2の弁部材を押動せず、前記第1および第2の弁部材が前記第2の状態を取り、
かつ前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に下降したときには、前記作動カム部がバネ付勢に抗して前記第1のカム部を押動するとともに前記第2のカム部が前記第2の弁部材を押動して前記第1および第2の弁部材が前記第1の状態を取るように構成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明を適用した撹拌ヘッドの全体の正面図を示し、この撹拌ヘッドのヘッド本体1は中空状のもので、上端には図示しない掘削ロッドの下端の継手部(雌継手)に嵌合して不回転に接続される多角形状の継手部2(雄継手)が設けられ、下端には掘削刃3が、その上方部には適当数のビット4,4が設けられており、ヘッド本体1の外周部の途中域には複数段の撹拌翼5,5が水平方向に突設されている。
【0011】
また前記ヘッド本体1内には、掘削ロッドの薬液供給路に連通する薬液供給路6が設けられ、前記継手部2の下方位置の側部には上部吐出口7が、ヘッド本体1の下端には下部吐出口8がそれぞれ設けられている。
【0012】
上記上部吐出口7の位置には、前記薬液供給路6を上部吐出口7または下部吐出口8に選択的に連通状態を切換える薬液吐出口切換装置10が設けられている。
【0013】
図3(A),(B)および図4は上記薬液吐出口切換機構10の一実施形態を示すもので、前記薬液供給路6と交差して回転可能に設けられた切換弁部材11を有し、この切換弁部材11はその軸線に対し直交する流路12が形成されており、この流路12は前記薬液供給路6とその下方の下部吐出口8へ連なる流路6aとの各端部に密接して両流路6,6aを連通させ上部吐出口7側へは遮断する位置と、上記流路12が前記薬液供給路6と交差して下方の流路6aを遮断しかつ上部吐出口7へは連通させる位置とをとり得る通路構造とされている。
【0014】
具体的には、切換弁部材11の直径方向に貫通して設けられ端部が薬液供給路6および下部の流路6aの各端部に整合して密接し得る筒状部材13と、この筒状部材13の周囲をとり囲むように形成され上部吐出口7への通路14に連通する流路室15とで構成され、切換弁部材11が90゜回転したとき薬液供給路6の端部に面する外面に該薬液供給路6と流路室15とを連通する通孔16が開口された構造とされている。
【0015】
前記切換弁部材11が設けられる位置のヘッド本体1の外周には円筒状の昇降部材17が上下方向に可及的密に昇降自在に嵌合され、この昇降部材17の外周には撹拌翼18(図1示)が水平方向に突設されている。
【0016】
上記昇降部材17の内面には上下方向にラック19が設けられており、このラック19に前記切換弁部材11の端部に固着のピニオン20が噛合され、昇降部材17がヘッド本体1に対し相対的に上下動することによりラック19、ピニオン20を介し切換弁部材11が90゜の回転角度範囲にわたり回転されるようになっている。
【0017】
上記昇降部材17の前記ラック19とは反対側の側面には、上部吐出口7に連通されかつ昇降部材17がヘッド本体1に対し相対的に下降した位置におかれたとき、すなわち切換弁部材11の流路室15が上部吐出口7に連通するとき該上部吐出口7に正対する位置に薬液吐出口21が形成されている。
【0018】
なお上記昇降部材17はラック19とピニオン20との噛合によりヘッド本体1に対し不回転となっているが、他にキー等を付設して不回転を保証するようにしてもよい。図中22は昇降部材17を上昇させるときの補助用スプリングである。
【0019】
前記上部吐出口7には、図4に示すように2枚のゴム板等の弾性体からなる弁板23,23が突き合わせ状に設けられており、上部吐出口7内からの流体圧力により外方へ観音開き状に押し開かれて薬液が吐出し、吐出しないときは弾性により閉じ合わされて土砂が侵入しないようになっている。なお下部吐出口8についても図示していないが上記と同様な構成がとられる。
【0020】
次に上記実施形態の作用を説明する。
【0021】
図示しない掘削ロッドの下端に撹拌ヘッドのヘッド本体1の上端の継手部2を接続したのち掘削ロッドを回転させつつ地盤を掘削して撹拌ヘッドを地中に圧入して行く。
【0022】
撹拌ヘッドの圧入に伴い、昇降部材17はその外周の撹拌翼18の下面が受ける土圧によりヘッド本体1に対し相対的に上昇し、これによりラック19を介してピニオン20を回転させ、その筒状部材13が直立状態となって薬液供給路6と下部の流路6aとを連通状態とし、上部吐出口7への流路14は遮断される(図3(A)示)。これにより薬液供給路6に水等の掘削液を供給すれば、これが下端の下部吐出口8から地中に噴射されて効率的に掘削が行なわれる。
【0023】
掘削ロッドの引抜き時には、昇降部材17の撹拌翼18の上面に土圧を受けるのでヘッド本体1に対し相対的に下降し、これによりラック19がピニオン20を回転させて切換弁部材11を90゜回転させ、その筒状部材13が水平状態となってその両端が閉鎖され、薬液供給路6に流路室15が連通して流路14を通じ上部吐出口7に連通する状態となる(図3(B)示)。
【0024】
その後薬液供給路6にセメントミルク等の凝固材を供給すれば、これが上部吐出口7から地中に噴射されて撹拌翼5,5…により凝固材と掘削土砂との混合撹拌が効率的に行なわれ、改良柱体を地中に造成することができる。
【0025】
図5(A),(B)および図6は薬液吐出口切換機構10の他の実施形態を示すもので、この実施形態における切換弁部材は、前記ヘッド本体1内の薬液供給路6を横切り該供給路6を前記上部吐出口7および下部吐出口8に連通するように設けられた流路24内に設けられ、前記上部吐出口7を開閉する第1弁部材25,25と、前記下部吐出口8への流路6aを開閉する第2弁部材26とで構成されている。
【0026】
前記第1弁部材25,25は左右一対として設けられ、上部吐出口7の開口縁に形成されたシート27に密着したとき上部吐出口7が閉鎖され、押込まれて離間したとき開口されるようになっており、常時は第1弁部材25とシート27の内端との間の弁軸28に嵌挿されたバネ29による付勢によって閉弁状態におかれるようになっている。
【0027】
またこのシート27,27部分と昇降部材17の内面との間には周方向に空間24aが形成されており、両第1弁部材25,25の外部間が連通状態におかれている。
【0028】
前記第1弁部材25の弁軸28の内端にはカム部材30,30が固着されており、このカム部材30の下向きに傾斜するカム面30aに第2弁部材26の上部の円弧状凸部からなるカム部26aが当接され、上記カム部材30が押込まれたとき第2弁部材26が押し下げられるようになっている。
【0029】
上記第2弁部材26は、下部吐出口8への流路6aの上端部に設けられたシート31に密接したとき流路6aが閉鎖され、離間したとき開通するようになされており、この第2弁部材26とシート31の内端との間の弁軸32に嵌挿されたバネ33による付勢により常時開弁状態におかれるようになっている。
【0030】
一方、前記昇降部材17の内面には、前記第1弁部材25,25の先端に側面視円弧状を有し平板材からなる突部34が当る作動カム部が形成されている。
【0031】
この作動カム部は、昇降部材17がヘッド本体1に対し相対的に上昇したとき前記第1弁部材25の突部34が落ち込む閉弁用カム部35と、このカム部35の上部に形成され第1弁部材25の突部34を押し込む開弁用カム部36とからなり、これらカム部35,36は前記突部34が嵌入する溝構造とされていて、この溝に嵌入している突部34を介して昇降部材17の回り止めとされている。上記昇降部材17の側面に開口する薬液吐出口21は、前記作動カム部35,36を設ける関係から中央部上下方向に仕切り37が設けられ、この仕切り37の内面側に前記閉弁用および開弁用のカム部35,36を設けるようにしている。
【0032】
次に上記実施形態の作用を説明する。
【0033】
図示しない掘削ロッドの下端に撹拌ヘッドのヘッド本体1を接続し、掘削ロッドを回転させつつ地盤を掘削して撹拌ヘッドを地中に圧入して行く。
【0034】
撹拌ヘッドの圧入により昇降部材17はその外周の撹拌翼18の下面が土圧を受けることによりヘッド本体1に対し相対的に上昇して最上昇位置に至ると第1弁部材25,25の突部34,34が昇降部材17に設けられている閉弁用カム部35に落ち込み、バネ29の付勢により第1弁部材25が突出方向に移動してシート27に密着し、これにより上部吐出口7が閉じられる。
【0035】
これと同時に第1弁部材25,25の移動に伴ってそのカム部材30,30も相互に離反するのでその移動につれて第2弁部材26がバネ33の付勢により上昇し、下部吐出口8への流路6aを開放する(図5(A)示)。
【0036】
これにより薬液供給路6に水等の掘削液を供給すれば、下端の下部吐出口8から地中に噴射されて掘削を良好にする。
【0037】
掘削ロッドの引抜き時には、昇降部材17の撹拌翼18の上面に土圧を受けるのでヘッド本体1に対し相対的に下降し、これにより第1弁部材25,25の突部34,34は昇降部材17の開弁用カム部36,36により押されて第1弁部材25,25がシート27,27から離間し、上部吐出口7を開口する。
【0038】
これと同時にカム部材30,30も相互に接近するので、そのカム面30a,30aにより第2弁部材26がバネ33に抗して押し下げられ、下部吐出口8への流路6aを閉じる(図5(B)示)。
【0039】
これにより薬液供給路6にセメントミルク等の凝固材を供給すれば、これが上部吐出口7から地中に噴射されて撹拌翼5,5…により掘削土砂と凝固材とが混合撹拌され、改良柱体を地中に造成することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、撹拌ヘッドの上部および下部の吐出口からの薬液の吐出の切換えをヘッド本体の上下動に応じて自動的かつ確実に行なうことができ、特にヘッド本体に比較的軽量な昇降部材を上下方向摺動自在に嵌合し、この昇降部材が受ける土圧により昇降して吐出口の切換えを行なうようにしたことにより切換作動時における昇降部材の作動性がよく、また掘削ロッドが上下動しない限り切換機構の抵抗により容易に切換ってしまうことがないなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した撹拌ヘッドの一例を示す正面図。
【図2】 同、下面図。
【図3】 (A)、(B)は本発明の一実施形態を示し、(A)は下部吐出口開弁時、(B)は上部吐出口開弁時の状態を示す断面図。
【図4】 図3(A)のA矢視図。
【図5】 (A),(B)は本発明の他の実施形態を示し、(A)は下部吐出口開弁時、(B)は上部吐出口開弁時の状態を示す断面図。
【図6】 図5(A)のB矢視図。
【符号の説明】
1 ヘッド本体
5 撹拌翼
6 薬液供給路
7 上部吐出口
8 下部吐出口
10 薬液吐出口切換装置
11 切換弁部材
13 筒状部材
17 昇降部材
18 撹拌翼
19 ラック
20 ピニオン
21 薬液吐出口
25 第1弁部材
26 第2弁部材
30 カム部材(第2のカム部)
34 突部(第1のカム部)
35 閉弁用カム部
36 開弁用カム部(作動カム部)

Claims (3)

  1. 掘削ロッドの下端に連結され掘削地盤を撹拌する撹拌ヘッドの薬液吐出口を切換る装置であって、
    前記撹拌ヘッドのヘッド本体は、その内部軸方向に延びる薬液供給路を有するとともに、この薬液供給路は、前記ヘッド本体の側面に開口する上部吐出口へと延びる第1の流路と、前記ヘッド本体の下端に開口する下部吐出口へと延びる第2の流路とに分岐し、
    前記ヘッド本体のうち前記上部吐出口が設けられている部分には、その外周に撹拌翼が突設されている筒状の昇降部材が一体回転可能にかつ上下方向摺動可能に外嵌され、
    前記薬液供給路分岐する分には、前記薬液供給路を前記第1の流路には連通させるが前記第2の流路との連通は遮断する第1の状態と、前記薬液供給路を前記第2の流路には連通させるが前記第1の流路との連通は遮断する第2の状態とを取り得る切換弁が設けられ、
    前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に上昇したときには前記切換弁が前記第2の状態を取り、かつ相対的に下降したときには前記切換弁が前記第1の状態を取るように前記切換弁を作動させる切換弁作動手段を備えていることを特徴とする撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置。
  2. 前記切換弁は、前記薬液供給路を横切る水平軸状に形成されてその軸線の回りに回転可能に前記ヘッド本体に嵌装され、かつ前記第1の状態において前記薬液供給路と前記第1の流路とを連通させる流路と、前記第2の状態において前記薬液供給路と前記第2の流路とを連通させる流路とがそれぞれ貫設されており、
    前記切換弁作動手段は、前記切換弁のに設けられたピニオンと噛み合う、前記昇降部材の内面に設けられて上下方向に延びるラックを有し、
    前記ラックは、前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に上昇したときには前記切換弁が一方に回転して前記第2の状態を取り、かつ相対的に下降したときには前記切換弁が他方に回転して前記第1の状態を取るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置。
  3. 前記切換弁は、前記第1および第2の流路内にそれぞれ設けられたシートに密着して前記第1および第2の流路を閉じる、バネ付勢により前記第1の流路を閉じる第1の弁部材とバネ付勢により前記第2の流路を開く第2の弁部材とを有し、
    前記切換弁作動手段は、
    前記昇降部材の内面に設けられた作動カム部と、
    この作動カム部により押動される、前記第1の弁部材に設けられた第1のカム部と、
    前記作動カム部により前記第1の弁部材が押動されたときに前記第2の弁部材を押動する、前記第1の弁部材に設けられた第2のカム部と、を有し、
    前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に上昇したときには、前記作動カム部が前記第1のカム部を押動せず、かつ前記第2のカム部が前記第2の弁部材を押動せず、前記第1および第2の弁部材が前記第2の状態を取り、
    かつ前記昇降部材が前記ヘッド本体に対し相対的に下降したときには、前記作動カム部がバネ付勢に抗して前記第1のカム部を押動するとともに前記第2のカム部が前記第2の弁部材を押動して前記第1および第2の弁部材が前記第1の状態を取るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌ヘッドの薬液吐出口切換装置。
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