JP6283948B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6283948B2
JP6283948B2 JP2014202441A JP2014202441A JP6283948B2 JP 6283948 B2 JP6283948 B2 JP 6283948B2 JP 2014202441 A JP2014202441 A JP 2014202441A JP 2014202441 A JP2014202441 A JP 2014202441A JP 6283948 B2 JP6283948 B2 JP 6283948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
voltage
print
energization
thermal head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014202441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016068491A (ja
Inventor
宏和 宮林
宏和 宮林
孝弘 福地
孝弘 福地
鈴木 雄一郎
雄一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014202441A priority Critical patent/JP6283948B2/ja
Publication of JP2016068491A publication Critical patent/JP2016068491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6283948B2 publication Critical patent/JP6283948B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、電池により駆動される印刷装置に関する。
従来、使用者が手軽に使用できるように、電池を用いて動作する電子機器(例えば、印刷装置等)が既に提唱されている。このような電子機器において、電池は、使用が繰り返されることによって消耗し、内部抵抗が大きくなる。したがって、電子機器側で自動的に電池の状態(電池が消耗したかどうか)等を見分けることが好ましい。
この点に着目した従来技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。この従来技術では、電池が消耗した状態のときの電圧に応じて印刷速度を可変に制御している。
特開2006−150733号公報
しかしながら、従来技術においては、電池が消耗した状態のときの電圧に応じて印刷速度を可変にするだけでは、かえって印刷時間が長くなり印字途中で電池切れとなってしまい、そのタイミングで電池を交換して印字を継続させると、交換前後の電池の電圧の差や搬送停止・搬送再開の印字制御と搬送制御とのずれ等に起因して、交換前と交換後との境界部分に印字途中の文字が存在していた場合に、文字が離れたりずれたりして見栄えを損なってしまうなど、印刷物を好適に作成することができないという問題が生じていた。
本発明の目的は、電池の電圧が低下したときにも、印刷物を好適に作成することができる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印刷物を所定の搬送速度で搬送する搬送手段と、被印刷物に対して印字解像度に区分してなる各印字ライン上にドットをそれぞれ形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドと、印字データに応じて、前記複数の発熱素子の駆動を選択的に制御する通電手段と、前記通電手段及び前記駆動手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部と、を有し、前記サーマルヘッドにより、前記所定の搬送速度で搬送する被印刷物に対し、前記所定の搬送速度と同期した所定の印刷速度で前記印字データに対応したドットを形成することで印刷物を生成する印刷装置であって、前記印字データに応じて、前記搬送手段の搬送速度を可変に駆動制御する可変速駆動手段と、前記電池の出力電圧値を検出可能な電圧検出手段と、前記電圧検出手段により検出された検出電圧が、所定の第1しきい値未満となったか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により前記検出電圧が前記第1しきい値未満となったと判定したとき、所定の節電モードにより前記通電手段と前記可変速駆動手段とを連携して制御するとともに、前記所定の印刷速度よりも遅い印刷速度で前記印字の形成を行うように前記サーマルヘッドを制御する、連携制御手段と、前記第1判定手段により前記検出電圧が前記第1しきい値未満となったと判定したとき、前記印字データに基づき、前記搬送手段及び前記サーマルヘッドの協働による1つの前記印刷物の生成動作中の各印字ラインの印刷タイミングにおける、前記通電手段により同時に通電される前記複数の発熱素子の数であるオンドット数を特定するドット数特定手段と、前記ドット数特定手段により特定された各印字ラインの印刷タイミングにおける前記オンドット数が、所定の第2しきい値以上であるか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段により前記オンドット数が前記第2しきい値未満であると判定した搬送タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、所定の第1通電時間による通電を行い、前記第2判定手段により前記オンドット数が前記第2しきい値以上であると判定した印刷タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、前記第1通電時間よりも短い、第2通電時間による通電を行うよう、前記通電手段を制御する通電時間制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明においては、搬送手段により所定の搬送速度で搬送される被印刷物に対して、サーマルヘッドの複数の発熱素子への通電によりドットが形成されることで、印字データに対応した印字が形成され、これによって印刷物が生成される。各発熱素子は、印字データに応じて通電手段が通電制御することで印字形成を行い、搬送手段は印字速度に応じて同期して印刷物を搬送する。それら通電手段及び搬送手段への電力供給は、電池収納部に収納された電池によって行われる。なお、1.5Vの電池を6本使用する場合、定格電圧は9Vである。
ここで、本願発明においては、電圧検出手段により、電池の出力端子の電圧値を検出する。ここで、1つの印刷物を生成するとき、その生成動作中において、出力端子の電圧値は変化する。すなわち、搬送手段により搬送されつつサーマルヘッドの複数の発熱素子が通電されて被印刷物に印字が行われるとき、印字データに対応し通電される発熱素子の数が多いタイミング(言い換えれば形成されるドット数が多い)では負荷が比較的大きくなるので、電池の出力電圧値は低くなる。逆に通電される発熱素子の数が少ない(言い換えれば形成されるドット数が少ない)タイミングでは負荷が小さくなるので、電池の出力電圧値は高くなる。このドット数の大小による出力電圧値の変動の度合い(すなわちドットあたりの出力電圧変動値)は、電池の種別や電池の消耗度によってそれぞれ異なる。
そこで、本願発明においては、電圧検出手段により検出した検出電圧を所定の第1しきい値とで比較し、検出電圧が第1しきい値未満となったか否かを判定する。そして、検出電圧が前記第1しきい値未満となったと判定したときには、以下に示す制御が実行される。
具体的には、印字データに基づき、搬送手段及びサーマルヘッドの協働による1つの印刷物の生成動作中の各印字ラインの印刷タイミングにおける、通電手段により同時に通電される複数の発熱素子の数であるオンドット数(=印字率)が特定される。
さらに、特定された各印字ラインの印刷タイミングにおけるオンドット数が所定の第2しきい値以上であるか第2しきい値未満であるかが判定される。
そして、オンドット数が第2しきい値未満であると判定した搬送タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、所定の第1通電時間による通電を行う。一方、オンドット数が第2しきい値以上であると判定した印刷タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、第1通電時間よりも短い、第2通電時間による通電を行う。
以上のようにして、本願発明においては、比較的大きな負荷が加わる実際の印刷物生成時における同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、特定された各印字ラインの印刷タイミングにおけるオンドット数が所定の第2しきい値以上であると判定した印刷タイミングでは、第1通電時間よりも短い第2通電時間による通電を行う。
これにより、電池の電圧が低下したときにも、印刷物を好適に作成することができる。
本発明によれば、電池の電圧が低下したときにも、印刷物を好適に作成することができる。
本発明の一実施形態による印字ラベル作成装置を斜め上方向から見た外観を表す斜視図である。 下カバーを開放した状態の印字ラベル作成装置を斜め下方向から見た外観を表す斜視図である。 カートリッジの内部構造を模式的に表す拡大平面図である。 印字ラベル作成装置の制御系を表す機能ブロック図である。 1枚の印字ラベルを作成するときの電圧の変動例を説明するグラフ図である。 CPUによって実行される制御手順を表すフローチャートである。 通電処理の詳細手順を表すフローチャートである。 (A)はオンドット数がしきい値未満の場合の発熱素子への通電時間を示すタイミング図、(B)オンドット数がしきい値以上の場合の発熱素子への通電時間を示すタイミング図である。 テープ幅に対するオンドット数の違いを説明する説明図である。 オンドット数がしきい値未満の部分とオンドット数がしきい値以上の部分との通電時間の差に起因するドット径の差を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明を、印刷装置としての印字ラベル作成装置に適用したものである。この印字ラベル作成装置は、所望の印字を行った印字済みラベル用テープを所定の長さに切断することにより、印刷物としての印字ラベル(後述の図9参照)を作成する。
<印字ラベル作成装置の概略構成>
まず、この印字ラベル作成装置の概略構成について図1〜図3を用いて説明する。なお、本実施形態において印字ラベル作成装置の前・後・左・右・上・下というときは、図1及び図2等に示す方向を指す。
図1及び図2に示すように、印字ラベル作成装置1の筐体2は、装置下面を構成する下カバー15と、装置側面を構成する横カバー16と、装置上面を構成する上カバー17とにより構成されている。上カバー17には、前方側から後方側に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3と、電源スイッチや印刷キー等の印字ラベル作成装置1の各種機能を実行させるための機能キー群4と、入力した文字や記号等を表示するための液晶ディスプレイ5(表示手段)と、が設けられている。また横カバー16の右側後方には、印刷された印刷済ラベル用テープ109(図3参照)をカットするためのカッターレバー7が設けられている。
印字ラベル作成装置1の下側後方には、カートリッジ8を着脱可能なカートリッジホルダ9が設けられている。このカートリッジホルダ9は、印字ラベル作成装置1の前端部を回転軸として開閉可能に構成された下カバー15を閉じると覆われ、下カバー15を開放すると露出する。
カートリッジ8は、図3に示すように、筐体8Aと、この筐体8A内に配置され帯状の基材テープ101が巻回された第1ロール102(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、基材テープ101と略同じ幅である透明なカバーフィルム103(被印刷物)が巻回された第2ロール104(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、インクリボン105(熱転写リボン、但し被印字テープが感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ8のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ27とを有する。
テープ送りローラ27は、基材テープ101とカバーフィルム103とを押圧し接着させ印字済みラベル用テープ109としつつ、図3中矢印Aで示す方向にテープ送りを行う(圧着ローラとしても機能する)。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに基材テープ101を巻回している。基材テープ101はこの例では4層構造となっており、詳細な図示を省略するが、第1ロール102の内側に巻かれる側よりその反対側へ向かって、適宜の粘着剤からなる貼り合わせ用粘着層、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム、適宜の粘着剤からなる貼り付け用粘着層、剥離紙の順序で積層され構成されている。
第2ロール104は、リール部材104aの周りにカバーフィルム103を巻回している。第2ロール104より繰り出されるカバーフィルム103の裏面に、インクリボン105がサーマルヘッド23に押圧されて当接させられる。
このとき、のカートリッジ8の構成に対応して、カートリッジホルダ9には、使用済みのインクリボン105を巻き取るためのリボン巻き取り軸11と、印字済みラベル用テープ109を搬送するためのテープ送りローラ27(図3参照)を駆動するためのテープ送りローラ駆動軸12(搬送手段)と、が設けられている。またカートリッジホルダ9には、カバーフィルム103に所望の印刷を行うサーマルヘッド23が、カートリッジ8の装着時にその開口部14に位置するように設けられている。
リボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27は、それぞれカートリッジ8外に設けた例えばパルスモータである駆動モータ211(後述の図4参照)の駆動力が、図示しないギヤ機構を介しリボン巻取りローラ駆動軸11及びテープ送りローラ駆動軸12に伝達されることによって連動して回転駆動される。
構成において、カートリッジ8がカートリッジホルダ9に装着されロールホルダがリリース位置から印字位置に移動されると、カバーフィルム103及びインクリボン105が、サーマルヘッド23と、このサーマルヘッド23に対向して設けたプラテンローラ26との間に狭持される。これとともに、基材テープ101及びカバーフィルム103が、テープ送りローラ27と、テープ送りローラ27に対向して設けた圧着ローラ28との間に狭持される。そして、駆動モータの駆動力によってリボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27が図3中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、前述のテープ送りローラ駆動軸12と圧着ローラ28及びプラテンローラ26はギヤ機構(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸12の駆動に伴いテープ送りローラ27、圧着ローラ28及びプラテンローラ26が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出され、上述のようにテープ送りローラ27へ供給される。一方、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、サーマルヘッド制御回路217(後述の図4参照)によりサーマルヘッド23に設けられた複数の発熱素子が所望の印字内容の印字データに対応して選択的に通電され、発熱する。このとき、カバーフィルム103の裏面側(すなわち基材テープと接着される側)には、リボン巻取りローラ106により駆動されるインクリボン105が、印字ヘッド23に押圧されて当接させられる。これにより、カバーフィルム103の裏面において、当該カバーフィルム103を搬送方向に印字解像度に区分してなる各印字ライン上にドットがそれぞれ形成され、印字データに対応した印字が印刷される。そして、基材テープ101と印刷が終了したカバーフィルム103とが、テープ送りローラ27及び圧着ローラ28の押圧により貼り合わせ用粘着層により接着されて一体化される。この貼り合わせにより形成された印字済みラベル用テープ109は、カートリッジ8外へと排出される。カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸11の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻き取られる。
カートリッジ8外へ排出された印字済みラベル用テープ109の搬送経路の下流側には、固定刃40と可動刃41を備えた切断機構42が設けられている。カッターレバー7が操作されることにより可動刃41が動作し、印字済みラベル用テープ109が切断され、印字ラベルL(後述の図9参照)が生成される。
なお、図3中に二点鎖線で示すように、切断機構42に加え、印字済みラベル用テープを厚さ方向に部分的に切断するハーフカッタ43を設けてもよい。ハーフカッタ43は、例えば、前述の例でカバーフィルム103、貼り合わせ用粘着層、ベースフィルム、貼り付け用粘着層、剥離紙の5層構造の印字済みラベル用テープ109のうち、剥離紙以外のすべての層、すなわち、カバーフィルム103、貼り合わせ用粘着層、ベースフィルム、貼り付け用粘着層を切断する。
なお、図2に示すように、印字ラベル作成装置1の下側後方には、カートリッジホルダ9に隣接して、例えばアルカリマンガン電池またはニッケル水素電池等の、外形が同一で公称電圧が異なる各種の電池BT(後述の図4参照)を複数個収納可能な電池収納部70が設けられている。なお、図2中、符号60は、外部電源としてのACアダプタ220(後述の図4参照)の出力プラグが接続されるDCジャックである。
<制御系>
次に、図4を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系について説明する。
図4において、印字ラベル作成装置1は、所定の演算を行う演算部を構成するCPU212を有している。
CPU212は、ACアダプタ220に接続され印字ラベル作成装置1の電源のオン・オフ処理を行う電源回路215と、テープ送りローラ駆動軸12を駆動する駆動モータ211の駆動制御を行うモータ駆動回路216(駆動手段)と、サーマルヘッド23の発熱素子の通電制御を行うサーマルヘッド制御回路217(通電手段)とに接続されている。
このとき、CPU212には、電池BTの出力電圧値を測定(検出)するためのA/D入力回路219(電圧検出手段)が設けられている。このA/D入力回路219には、電池収納部70に収納された電池BTのプラス側出力端子が接続されている。電池BTのマイナス側出力端子は電位の基準となるアース(0V)に接続されている。
さらに、CPU212には、液晶ディスプレイ5と、ROM214(記憶手段)と、RAM213とが接続されている。また、ROM214には、電池BTの種別や消耗状況を判定するための制御プログラムが記憶されている。なお、RAM213(又はROM214でも良い)は、電池BTの種別を判定するために予め定められた少なくとも1つの種別判定用しきい値(詳細は後述)や、電池BTの消耗状況を判定するために使用する消耗度判定用しきい値(詳細は後述)等が記憶されている。CPU212は、RAM213の一時記憶機能を利用しつつ、ROM214に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによって印字ラベル作成装置1全体の制御を行う。
<本実施形態の特徴>
以上の基本構成において、本実施形態の特徴は、電池BTの消耗度を検出し、検出電圧が所定の第1しきい値未満となったと判定したとき、同時に通電される複数の発熱素子の数であるオンドット数(=印字率)を特定したうえで、そのオンドット数が所定の第2しきい値未満であると判定した搬送タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、所定の第1通電時間による通電を行い、オンドット数が第2しきい値以上であると判定した印刷タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、第1通電時間よりも短い第2通電時間による通電を行うことにある。
<電池の種別及び消耗度判定の必要性>
電池収納部70に複数の電池BTを収納している場合、電池収納部70に収納した複数種類の電池BTが適宜交換して用いられることがある。このような場合、電池BTの種別によって公称電圧と放電特性とが異なるので、印字ラベル作成装置1の円滑な動作のためには、使用される電池BTに応じた動作設定を行う必要がある。操作者がその都度手動にて電池BTの種別を入力する場合、操作負担が煩わしく、また誤入力の可能性もある。また、電池BTは、使用が繰り返されることによって消耗し、内部抵抗が大きくなる。したがって、印字ラベル作成装置1により自動的に電池BTの種別や消耗したかどうかを見分けることが好ましい。
ここで、電池BTを駆動源として動作する印字ラベル作成装置1においては、1つの印字ラベルLの生成動作中において、電池BTの出力電圧値が変化する。本実施形態においては、電池BTの出力端子の電圧値Vは、A/D入力回路219によって検出される。そして、この電池BTの出力電圧値の変動を利用して、電池BTの種別及び消耗度の判定が行われる。
<本実施形態の手法原理>
図5に印字過程における電圧の変化の一例を示す。図5において、テープ送りローラ駆動軸12によるテープ搬送もサーマルヘッド23による印字も行われない状態(図5のスタンバイ状態)では、電池BTの出力電圧は比較的高い電圧Vstとなる。印字ラベルLの作成が開始されると、まずテープ送りローラ駆動軸12が駆動されてカバーフィルム103等のテープ搬送が行われる(図5のフィード状態(前))。この搬送負荷によって、電池BTの出力電圧はやや下がった電圧Vfとなる。このフィード状態(前)は、印字ラベルLを作成するときに所望の印字R(後述の図9,図10では文字「H」)を形成する領域として設定される印字領域のうち、実際にサーマルヘッド23の複数の発熱素子が通電され印字が開始されるよりも前の領域(前余白)にサーマルヘッド23が対向している間は、継続される。
そして、さらに搬送が進むと、サーマルヘッド23の複数の発熱素子が通電され、ドットが形成されることで印字データに対応した所望の図像や文字の印字が開始(図5の印字時状態)される。
所望の印字が終了すると、テープ送りローラ駆動軸12がさに駆動されてカバーフィルム103等のテープ搬送が行われる(図5のフィード状態(後)。
<消耗度判定>
電池BTは、新品(満充電品)の状態から消耗が進むにつれて、電池BTの種別を判定した後(あるいは、もともと電池BTの種別はわかっている場合でも適用できる)、電池BTの消耗度を判定することができる。なお、電池BTの種類の判定や消耗度の測定は公知の技術を用いることができる。
<制御フロー>
以上説明した手法を実現するために、CPU212によって実行される制御内容を図6により説明する。図6は、印字ラベルLの作成処理を表すフローである。
また、上述したように、本実施形態の印刷装置としての印字ラベル作成装置1は、カバーフィルム103を所定の搬送速度で搬送するテープ送りローラ駆動軸12と、カバーフィルム103に対して印字解像度に区分してなる各印字ライン上にドットをそれぞれ形成する複数の発熱素子を備えたサーマルヘッド23と、印字データに応じて、複数の発熱素子の駆動を選択的に制御するサーマルヘッド制御回路217と、サーマルヘッド制御回路217及びテープ送りローラ駆動軸12に電力を供給する電池BTを収納する電池収納部70と、を有し、サーマルヘッド23により所定の搬送速度で搬送するカバーフィルム103に対し、所定の搬送速度と同期した所定の印刷速度で印字データに対応したドットを形成することで印刷物を生成する。
<印字ラベル作成処理>
図6において、例えば操作者が機能キー群4を適宜に操作して印字ラベルLに印字したい文字や記号等を入力し、さらに機能キー群4に備えられた印刷キーを操作して印字ラベルLの作成を指示することにより、このフローが開始される。
まず、ステップS1で、CPU212は、モータ駆動回路216に制御信号を出力し、駆動モータ211によりテープ送りローラ駆動軸12及びリボン巻取りローラ駆動軸11を駆動開始する。これにより、カバーフィルム103、基材テープ101、及び印字済みラベル用テープ109(以下適宜、単にカバーフィルム103等」という)が搬送開始される。
その後、ステップS2で、CPU212は、搬送されるカバーフィルム103等が印字領域Sの開始位置まで搬送されたかどうか(印字領域Sの前端に印字ヘッド23が正対する搬送方向位置になるまでカバーフィルム103等が搬送されたかどうか)、を判定する。この判定は、例えばステッピングモータからなる駆動モータ211のパルス数をカウントする等、公知の適宜の手法により行えば足りる。カバーフィルム103等が印字領域Sの開始位置まで搬送されるまでステップS2の判定が満たされず(S2:NO)、ループ待機する。カバーフィルム103等が印字領域Sの開始位置まで搬送されたらステップS2の判定が満たされ(S2:YES)、ステップS3へ移る。
ステップS3では、前述の操作者の文字や記号等の入力によりCPU212が生成した印字データに基づき、CPU212は、この時点でのタイミングが、サーマルヘッド23の発熱素子の通電タイミングであるかどうかを判定する。すなわち、搬送されているカバーフィルム103の搬送方向位置が、印字領域Sのうちテキスト文字や図像を印字すべき位置にサーマルヘッド23が位置しているタイミングであれば通電タイミングに該当し、それ以外のタイミングは通電タイミングに該当しない。通電タイミングに該当していない場合にはステップS3の判定が満たされず(S3:NO)、ステップS5に移る。通電タイミングに該当している場合にはステップS3の判定が満たされ(S3:YES)、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPU212は、サーマルヘッド制御回路217に制御信号を出力し、印字データに応じてこのタイミングにおいて発熱すべきサーマルヘッド23の発熱素子を選択して通電を行う。これにより、カバーフィルム103に、通電された発熱素子によりインクリボン105のインクが転写され、対応した印字が形成される。なお、このステップ40の具体的なルーチンは後述する。
一方、ステップS3での判定が満たされず移行したステップS5では、CPU212は、サーマルヘッド制御回路217に制御信号を出力し、サーマルヘッド23のすべての発熱素子を通電停止状態とする。その後、ステップS6に移る。
ステップS6では、CPU212は、搬送されるカバーフィルム103等が印字領域Sの終了位置まで搬送されたかどうか(印字領域Sの後端に印字ヘッド23が正対する搬送方向位置になるまでカバーフィルム103等が搬送されたかどうか)、を判定する。この判定も同様の公知の手法により行えば足りる。カバーフィルム103等が印字領域Sの終了位置まで搬送されるまではステップS6の判定が満たされず(S6:NO)、ステップS3に戻って同様の手順を繰り返す。カバーフィルム103等が印字領域Sの終了位置まで搬送されると、ステップS6の判定が満たされ(S6:YES)、ステップS11に移る。
ステップS11では、CPU212は、搬送されるカバーフィルム103等が、印字データに基づき印字領域Sよりラベル後端側に設定される切断位置まで搬送されたかどうか(切断位置に可動刃41が正対する搬送方向位置になるまで、印字済みラベル用テープ109が搬送されたかどうか)、を判定する。この判定も、前述と同様の公知の手法により行えば足りる。切断位置まで搬送されていなければ、ステップS11の判定が満たされず(S11:NO)、ループ待機する。カバーフィルム103等が切断位置まで搬送されたらステップS11の判定が満たされ(S11:YES)、ステップS12に移る。
ステップS12では、CPU212は、モータ駆動回路216に制御信号を出力し、駆動モータ211によるテープ送りローラ駆動軸12及びリボン巻取りローラ駆動軸11の駆動を停止する。これにより、カバーフィルム103、基材テープ101、及び印字済みラベル用テープ109の搬送が停止する。その後、ステップS13に移る。
ステップS13では、CPU212は、液晶ディスプレイ5に表示信号を出力する。これにより、操作者に対し、カッターレバー7を操作し切断機構15を動作させ印字済みラベル用テープ109を切断するよう促す、適宜の表示が行われる。
その後、ステップS13での表示に対応した印字済みラベル用テープ109の切断が行われたら(=印字ラベルLが生成されたら)、ステップS14に移り、CPU212は、モータ駆動回路216に制御信号を出力する。これにより、駆動モータ211により、テープ送りローラ駆動軸12及びリボン巻取りローラ駆動軸11が再び駆動開始され、カバーフィルム103、基材テープ101、及び印字済みラベル用テープ109の搬送が再開される。
そして、ステップS15で、CPU212は、ステップS14の搬送再開後、予め定めた所定の搬送量(生成された印字ラベルLを装置外へ排出するのに十分な距離)だけカバーフィルム103等の搬送が行われたかどうかを判定する。この判定も、前述と同様、公知の手法により行えば足りる。所定の搬送量だけ搬送されていなければステップS15の判定が満たされず(S15:NO)、ループ待機する。所定の搬送量だけ搬送されたらステップS15の判定が満たされ(S15:YES)、ステップS16に移る。
ステップS16では、ステップS12と同様、CPU212は、モータ駆動回路216に制御信号を出力し、駆動モータ211によるテープ送りローラ駆動軸12及びリボン巻取りローラ駆動軸11の駆動を停止する。これにより、カバーフィルム103、基材テープ101、及び印字済みラベル用テープ109の搬送が停止する。この後、このフローを終了する。
次に、ステップS40における具体的なルーチンを図7のフローに基づいて説明する。
ステップS41では、CPU212は、A/D入力回路217により電池BTの出力電圧値を検出させる。
ステップS42では、CPU212は、A/D入力回路217により検出された検出電圧が、所定の第1しきい値未満となったか否かを判定する。
なお、この検出電圧の第1しきい値は、例えば、電池BTの定格電圧が9.0V(1.5V×6本)のとき、図5のスタンバイ状態のときの検出電圧T1の場合は8.0V、図5のフィード状態(前)のときの検出電圧T2の場合は7.0V、図5の印字状態のときの検出電圧T31〜T3nの場合は6.0V、図5のフィード状態(後)のときの検出電圧T2の場合は7.0V、のように状態に応じて変更可能である。
また、図5の印字状態のときの検出電圧T31〜T3nと同じ6.0Vを固定の検出電圧の第1しきい値としてもよい。さらに、例えば、図5のフィード状態(前)のときの検出電圧T2と同じ7.0Vを検出電圧の第1しきい値とし、印字状態のときの検出電圧T31〜T3nと同じ6.0Vを後述する検出電圧の第2しきい値としてもよい。
一方、CPU212は、ステップS42で検出電圧が第1しきい値未満となったと判定したとき(ステップS42:Yes)には、ステップS43にて、印字速度(搬送速度)を通常の30mm/secから、節電モードと同じ20mm/secに変更するようサーマルヘッド制御回路217とモータ駆動回路216とを制御する。また、CPU212は、ステップS42で検出電圧が第1しきい値未満となったと判定しなかったとき(ステップS42:No)には、ステップS42にループして継続してこのルーチンを監視する。また、CPU212は、このステップS42で検出電圧が第1しきい値未満となったと判定したときには、例えば、利用者が任意で設定操作又は所定時間経過した場合の切り替え等と同様に、節電モードのフラグをたてる。
ステップS44では、CPU212は、A/D入力回路217により検出された検出電圧が、所定の第2しきい値未満となったか否かを判定する。なお、この検出電圧の第2しきい値は、例えば、電池BTの定格電圧が9.0V(1.5V×6本)のとき、図5のスタンバイ状態のときの検出電圧T1の場合は7.5V、図5のフィード状態(前)のときの検出電圧T2の場合は6.5V、図5の印字状態のときの検出電圧T31〜T3nの場合は5.5V、図5のフィード状態(後)のときの検出電圧T2の場合は6.5V、のように状態に応じて変更可能である。
CPU212は、ステップS44で検出電圧が第2しきい値未満となったと判定したとき(ステップS44:Yes)には、ステップS45にて、印字速度(搬送速度)を20mm/secから15mm/secに変更するようサーマルヘッド制御回路217とモータ駆動回路216とを制御する。
ステップS46では、CPU212は、印字データに基づいて、テープ送りローラ駆動軸12及びサーマルヘッド23の協働による1つの印刷物の生成動作中の各印字ラインの印刷タイミングにおけるサーマルヘッド制御回路217により同時に通電される複数の発熱素子の数であるオンドット数(=印字率)を特定する。
ステップ47では、CPU212は、特定した各印字ラインの印刷タイミングにおけるオンドット数が、所定のオンドット数の(以下、「オンドットしきい値」と称する。また、このオンドットしきい値は特許請求の範囲の第2しきい値に該当する)以上であるか否かを判定する。
なお、例えば、テープ幅に対応して最大128dotだった場合、オンドットしきい値としては100dotとなる。
ステップS48では、CPU212は、オンドット数がオンドットしきい値未満であると判定(ステップS47:No)した搬送タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、所定の第1通電時間による通電を行うよう、サーマルヘッド制御回路217を制御する。
また、ステップS49では、CPU212は、オンドット数がオンドットしきい値以上であると判定(ステップS47:Yes)した印刷タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、所定の第1通電時間よりも短い第2通電時間による通電を行うよう、サーマルヘッド制御回路217を制御する。
ここで、第1通電時間は、図8(A)に示すように、オンドット数がオンドットしきい値未満、すなわち、オンドット数が100dot未満であれば印字周期に対する発熱素子の通電時間を長く設定し、第2通電時間は、図8(B)に示すように、オンドット数がオンドットしきい値以上、すなわち、オンドット数が100dot以上であれば印字周期に対する発熱素子の通電時間を短く設定する。
これにより、節電モードのフラグがたっていると、例えば、印字形成動作時に「100dot以上のタイミングかそうでないか」をステップS47で監視し、100dot以上のタイミングであれば印字濃度を薄くし、100dot未満のタイミングであれば印字濃度を通常通りに濃くすることができる。
具体的には、図9に示すように、テープ幅に対応するドット数が最大128dotだった場合、文字「H」のうちの縦棒部分(例えば、B−2〜K−2)のオンドット数は100dot以上となるため、図10に示すように、通常よりも短い通電時間とするとともにドット径を通常よりも小さくすることにより、通常よりも薄い印字とすることができる。
これに対し、図9に示すように、テープ幅に対応するドット数が最大128dotだった場合、文字「H」のうちの横部分(例えば、B−3〜K−3)のオンドット数は100dot未満となるため、図10に示すように、通常の通電時間とするとともにドット径を通常のままとすることにより、通常の濃さの印字となる。
そして、ステップS50にて、CPU212は、検出電圧としての、テープ送りローラ駆動軸12及びサーマルヘッド23のいずれも動作していない電源投入後のスタンバイ状態においてA/D入力回路217が検出するスタンバイ電圧T1、テープ送りローラ駆動軸12及びサーマルヘッド23の協働による1つの印刷物の生成動作中におけるサーマルヘッド制御回路217が非通電中であってテープ送りローラ駆動軸12による搬送が行われるフィード状態(前)においてA/D入力回路217が検出するフィード電圧T2、テープ送りローラ駆動軸12及びサーマルヘッド23の協働による1つの印刷物の生成動作中における、サーマルヘッド制御回路217が通電中であってテープ送りローラ駆動軸12による搬送が行われる印字状態においてA/D入力回路217が検出する印字時電圧T31〜T3n、テープ送りローラ駆動軸12及びサーマルヘッド23の協働による1つの印刷物の生成動作中におけるサーマルヘッド制御回路217が非通電中であってテープ送りローラ駆動軸12による搬送が行われるフィード状態(後)においてA/D入力回路217が検出するフィード電圧T4のすべてに対して出力電圧の検出を行ったか否かが判定される。
そして、CPU212は、フィード電圧T4の出力電圧の検出を行った場合(ステップS50:Yes)には、このステップS40を終了してステップS6に移る。
これに対し、CPU212は、フィード電圧T4の出力電圧の検出を行っていない場合(ステップS50:No)には、ステップS41にループしてフィード電圧T4を検出するまで、ステップS41にループして上記ルーチンを繰り返す。
なお、CPU212は、特に、印字時状態における印字時電圧T31〜T3nのように、印字時状態では細かいタイミングにて第1しきい値を監視して判定する。
また、CPU212は、印字時状態となる前のフィード状態におけるフィード電圧が第1しきい値未満となったか否かを判定することにより、電圧が高くなる印字時状態になる直前の電圧を検出することができる。
以上説明したように、本実施形態においては、ドットあたりの電圧変動値△VがCPU212により算出されることで、サーマルヘッド23でのドット数Dと電池BTの出力電圧値Vとの線形相関が求められる。そして、CPU212が、相関を用いて、電池BTの電力供給のない無負荷相当時における電圧値Vsや最大負荷相当時の電圧値Vtを推定し、これら電圧値Vsと電圧値Vtとを用いて電池収納部70に収納された電池BTの種別や消耗度が不明である場合であっても、電池BTの種別や消耗度を精度よく判定する。
そして、電池BTの消耗が進み、スタンバイ状態、フィード状態(前)、印字状態、フィード状態(後)の各状態ごとに出力電圧値を検出することによって、所定の消耗状態となっている場合には、通電時間を短くすることによって印字データの印字完了まで電池BTを長持ちさせることができ、所謂バッテリーウィークによる印字不良やカットオフ(印字中止)することなく、電池BTの電圧が低下したときにも、印刷物を好適に作成することができる。
なお、以上においては、基材テープ101とは別のカバーフィルム103に印字を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、印字テープに備えられた被印字テープ層に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。この場合、基材テープ自体がラベル用被印字テープを構成するとともに、被印刷物をも構成する。
さらに、以上では、印刷装置の一例として印字ラベル作成装置1に本発明を適用した場合を説明したが、その他にも、例えばA4、A3、B4、B5サイズ等の通常の被印刷用紙(被印刷物)に画像を形成したり文字を印刷する印刷装置に本発明を適用してもよい。この場合も同様の効果を得る。
なお、特許請求の範囲に示す「非通電」は、例えば、印字時状態におけるT31とT32との間の低レベル位置のように、印字データに対応した印字ライン中の文字抜け(文字間や空白スペースなど)に起因する非通電を含むものではない。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置(印刷装置)
5 液晶ディスプレイ(表示手段)
23 サーマルヘッド
70 電池収納部
103 カバーフィルム(被印刷物)
12 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
212 CPU(第1判定手段、ドット数特定手段、通電時間制御手段、連携制御手段)
213 RAM
214 ROM(記憶手段)
216 モータ駆動回路(可変速駆動手段)
217 サーマルヘッド制御回路(通電手段)
219 A/D入力回路(電圧検出手段)
BT 電池
D ドット数
L 印字ラベル(印刷物)

Claims (4)

  1. 被印刷物を所定の搬送速度で搬送する搬送手段と、
    被印刷物に対して印字解像度に区分してなる各印字ライン上にドットをそれぞれ形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドと、
    印字データに応じて、前記複数の発熱素子の駆動を選択的に制御する通電手段と、
    前記通電手段及び前記搬送手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部と、
    を有し、
    前記サーマルヘッドにより、前記所定の搬送速度で搬送する被印刷物に対し、前記所定の搬送速度と同期した所定の印刷速度で前記印字データに対応したドットを形成することで印刷物を生成する印刷装置であって、
    前記印字データに応じて、前記搬送手段の搬送速度を可変に駆動制御する可変速駆動手段と、
    前記電池の出力電圧値を検出可能な電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段により検出された検出電圧が、所定の第1しきい値未満となったか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段により前記検出電圧が前記第1しきい値未満となったと判定したとき、所定の節電モードにより前記通電手段と前記可変速駆動手段とを連携して制御するとともに、前記所定の印刷速度よりも遅い印刷速度で前記印字の形成を行うように前記サーマルヘッドを制御する、連携制御手段と、
    前記第1判定手段により前記検出電圧が前記第1しきい値未満となったと判定したとき、前記印字データに基づき、前記搬送手段及び前記サーマルヘッドの協働による1つの前記印刷物の生成動作中の各印字ラインの印刷タイミングにおける、前記通電手段により同時に通電される前記複数の発熱素子の数であるオンドット数を特定するドット数特定手段と、
    前記ドット数特定手段により特定された各印字ラインの印刷タイミングにおける前記オンドット数が、所定の第2しきい値以上であるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段により前記オンドット数が前記第2しきい値未満であると判定した搬送タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、所定の第1通電時間による通電を行い、前記第2判定手段により前記オンドット数が前記第2しきい値以上であると判定した印刷タイミングでは、同時通電の対象である複数の発熱素子に対し、前記第1通電時間よりも短い、第2通電時間による通電を行うよう、前記通電手段を制御する通電時間制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記第1判定手段は、前記検出電圧としての、
    前記搬送手段及び前記サーマルヘッドのいずれも動作していない電源投入後のスタンバイ状態において前記電圧検出手段が検出するスタンバイ電圧、
    前記搬送手段及び前記サーマルヘッドの協働による1つの前記印刷物の生成動作中における、前記通電手段が非通電中であって前記搬送手段による前記搬送が行われるフィード状態において前記電圧検出手段が検出するフィード電圧、
    前記搬送手段及び前記サーマルヘッドの協働による1つの前記印刷物の生成動作中における、前記通電手段が通電中であって前記搬送手段による前記搬送が行われる印字状態において前記電圧検出手段が検出する印字時電圧、
    のいずれかが前記各状態ごとに設定した前記第1しきい値未満となったか否かを判定する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記第1判定手段は、前記印字時状態における前記印字時電圧が前記第1しきい値未満となったか否かを判定する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記第1判定手段は、前記印字時状態となる前の前記フィード状態における前記フィード電圧が前記第1しきい値未満となったか否かを判定する、
    ことを特徴とする印刷装置。
JP2014202441A 2014-09-30 2014-09-30 印刷装置 Active JP6283948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014202441A JP6283948B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014202441A JP6283948B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016068491A JP2016068491A (ja) 2016-05-09
JP6283948B2 true JP6283948B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=55863648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014202441A Active JP6283948B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6283948B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069463A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 東芝テック株式会社 プリンタ及びプログラム
CN106781123A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 广州云移信息科技有限公司 一种热敏打印机打印方法
JP7160324B2 (ja) * 2018-08-31 2022-10-25 株式会社ナベル ラベル印字装置
JP7404903B2 (ja) 2020-01-31 2023-12-26 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914976A (ja) * 1982-07-17 1984-01-25 Canon Inc サ−マルプリンタ
JP2000326529A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Casio Comput Co Ltd 印字装置
JP3679274B2 (ja) * 1999-06-14 2005-08-03 ローム株式会社 サーマルプリントヘッド及びこのサーマルプリントヘッドを用いたプリンタ
JP4527871B2 (ja) * 2000-11-15 2010-08-18 パナソニック株式会社 サーマルプリンタ装置およびその動作制御方法
JP4415183B2 (ja) * 2004-01-30 2010-02-17 カシオ計算機株式会社 プリンタ装置
JP2006150733A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Canon Inc 画像処理装置システム
JP2012086525A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Seiko Instruments Inc 印刷装置
JP5445434B2 (ja) * 2010-11-30 2014-03-19 ブラザー工業株式会社 印字装置
JP2014030945A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Toshiba Tec Corp プリンタ、情報処理装置、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016068491A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5773270B2 (ja) 印刷装置
JP6283948B2 (ja) 印刷装置
US8967892B2 (en) Tape printer which prints purchase support information for a tape cartridge
JP5945943B2 (ja) 印刷装置
US9487023B2 (en) Tape printer and recording medium configured to reduce print object size when specified size is impossible to print
JP5387890B2 (ja) 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体
JP2013071310A (ja) 印刷装置
US9061519B2 (en) Printer apparatus and printing method
JP5737494B2 (ja) 印刷装置
JP2011042160A (ja) 印刷装置
JP5999575B2 (ja) テープ印字装置
JP5899911B2 (ja) 印刷装置
JP5601530B2 (ja) 印刷装置
JP5652653B2 (ja) 印刷装置
JPWO2012132988A1 (ja) 印字制御装置
JP6327526B2 (ja) 印刷装置
JP6447547B2 (ja) 印刷装置
JP2012179726A (ja) テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法
JP2013071397A (ja) 印刷装置
JP2016182707A (ja) 印刷装置
JPH08300713A (ja) サーマルヘッド印字制御装置
JP2016182708A (ja) 印刷装置
JP7128604B2 (ja) 印刷装置
JP2007210276A (ja) プリンタ
JP2017087605A (ja) 印刷装置及び搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6283948

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150