JP6280706B2 - ドア構造 - Google Patents

ドア構造

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Description

本発明は、インナパネルと、該インナパネルに固着されて閉断面を形成するアウタパネルと、該アウタパネルにおける上記インナパネルとの固着部と隙間をあけて隣接して該インナパネルに接着されたウインドウガラスとを備えているドア構造に関するものである。
従来、図10に示すバックドア102のように、アウタパネル105とインナパネル104とを固着(接着、溶着)して一体化し、そのリアウインドウ(ウインドウ開口部107a)にリアウインドウシールド(リアウインドウガラス)107を接着するものにおいて、リアウインドウ上方のアウタパネル105にスポイラ部143を形成したものが知られている。
このスポイラ部143は、走行風をリアウインドウに沿わないように剥離させるために車体のボデーラインから後方に突出するものであるが、空力デザインや低車高(低ルーフ)化の観点から、傾斜ラインL1で示すように、上面部を車両後方且つ下方に傾斜させるニーズがある一方、後方視界拡大の観点から、後方視界の上限ラインL2で示すように、リアウインドウ上端を上方且つ前方に拡大したい(前傾させたい)というニーズもある。
このように、上面部を車両後方且つ下方に傾斜させるニーズと、リアウインドウ上端を上方且つ前方に拡大させるニーズとを両立するためには、二点鎖線で示すスポイラ部143′のように、その下面部をリアウインドウシールド107に隣接(上方に配置)させることが求められる。スポイラ部143′では、リアウインドウシールド107の上端の厚み方向(面直方向)に対して交差する方向に下面部が延設されており、これによって、両者のなす角度θが狭まる(鋭角になる)構成、つまりは、上記下面部がリアウインドウシールド107に隣接する構成となっている。
上述したようにスポイラ部143′の下面部とリアウインドウシールド107とを隣接させると、リアウインドウシールド107を接着する工程でのリアウインドウシールド107の移動軌跡にスポイラ部143′が干渉する虞があり、リアウインドウシールド107の組付けが困難になるという問題があった。
このように、リアウインドウシールド7の移動軌跡にスポイラ部143′が干渉するという問題は、特に、スポイラ部143′の下面部とリアウインドウシールド107との角度θが50°以下の場合に顕著であり、この場合、スポイラ部143′は、リアウインドウシールド7の移動軌跡と干渉しないようにデザイン上の制約を受けてしまう。このため、スポイラ部143′が車体から車両後方に突出する突出量の増大(走行風の剥離性向上)、及びスポイラ部143′の下面部とリアウインドウシールド107との隣接(後方視界拡大、低車高化、空力デザイン)を両立させることが困難であった。
ここで、特許文献1では、インナパネルに固着されるアウタパネルの固着部(固着面の反対面)にリアウインドウシールドを接着する構成が開示されている。この特許文献1では、上述したように、リアウインドウシールドを接着する工程でのリアウインドウシールドの移動軌跡にスポイラ部が干渉する虞があり、リアウインドウシールドの組付けが困難になるという問題があった。
これに対し、特許文献2では、金属製のインナパネルにスポイラ部を形成した樹脂製のアウタパネル(スポイラ鋼製部材)を接着して閉断面を形成するものが開示されている。この特許文献2では、アウタパネルとリアウインドウシールドとをインナパネルの同じ傾斜面に接着しているため、アウタパネルをリアウインドウシールドよりも先にインナパネルに固着することができ、スポイラ部が車体から車両後方に突出する突出量の増大(走行風の剥離性向上)、及びスポイラ部の下面部とリアウインドウシールドとの隣接(後方視界拡大、低車高化、空力デザイン)を両立させることができる。
特開2012−206613号公報 特開2008−260404号公報
しかしながら、特許文献2では、アウタパネルとリアウインドウシールドとの間に隙間があるため、その隙間からインナパネル自体やアウタパネルのインナパネルに対する固着部が見えて、見栄えが悪化するという問題があった。
さらに、アウタパネルとリアウインドウシールドとをインナパネルに接着しているため、アウタパネルのインナパネルに対する接着公差及びリアウインドウシールドのインナパネルに対する接着公差の両者を考慮する必要があり、その接着誤差のばらつきによっては、アウタパネルとリアウインドウシールドとの間の隙間が大きくなる虞がある。
アウタパネルとリアウインドウシールドとの間の隙間が大きい場合、その隙間自体により見栄えが悪化するとともに、その隙間に水が浸入しやすくなるため、リアウインドウシールドの下部に水垢が付着しやすくなり、その結果、見栄えが悪化するという問題もある。
これらの問題を解決するために、アウタパネルとリアウインドウシールドとの間の隙間をモール等で覆うことも考えられるが、部品点数や工数が増加するとともに、重量とコストも増加する。
なお、上述した特許文献2の問題は、スポイラ部の有無に拘わらず起きる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、アウタパネルとウインドウガラスとの間の隙間を小さくできるとともに、見栄えのよいドア構造を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部にウインドウガラスの中心側に突出する突出部を形成したことを特徴とする。
具体的には、本発明は、インナパネルと、該インナパネルに固着されて閉断面を形成するアウタパネルと、該アウタパネルにおける上記インナパネルとの固着部と隙間をあけて隣接して該インナパネルに接着されたウインドウガラスとを備えているドア構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記ウインドウガラスは、上記インナパネルに接着剤を介して接着されており、上記アウタパネルにおける上記インナパネルとの上記固着部には、先端部が車外から見たときに上記ウインドウガラスの周縁部に隠れるように該ウインドウガラスの中心側に突出する突出部が形成されており、上記突出部は、上記ウインドウガラスに対し該ウインドウガラスの厚み方向に関して上記インナパネルにおける上記ウインドウガラスとの接着部側にオフセットして配置されていることを特徴とするものである。
これによれば、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部に、先端部が車外から見たときにウインドウガラスの周縁部に隠れるようにウインドウガラスの中心側に突出する突出部を形成したことにより、インナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部が見えず、また、アウタパネルとウインドウガラスとの間の隙間が小さくなり、その隙間に水が浸入することを抑制することができ、その結果、ウインドウガラスの下部に水垢が付着することを抑制することができる。これにより、見栄えをよくすることができる。
なお、固着とは、インナパネル及びアウタパネルの両者が金属製である場合において、両者を溶接や摩擦撹拌接合により接合すること、又は接着剤を塗布して接着すること、並びにインナパネル及びアウタパネルのいずれか一方が樹脂製、他方が金属製の場合において、両者を接着剤により接着することを含む。さらに、インナパネル及びアウタパネルの両者が樹脂製である場合において、インナパネル及びアウタパネルの双方に接着剤を塗布して両者を接着すること、接着剤を溶かして両者を溶着すること、及び加熱や超音波によりインナパネル及びアウタパネルの所定部位を溶かして両者を溶着することも含む
また、突出部を、ウインドウガラスに対しウインドウガラスの厚み方向に関してインナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部側にオフセットして配置したため、アウタパネルとウインドウガラスとの間に、ドアの生産上必要な隙間を確保しながら、その隙間を見かけ上小さくすることができ、見栄えをより一層よくすることができる。
の発明は、上記第1の発明において、上記ドアは、車体後部を開閉自在に覆うとともに上端部が車両後方且つ下方に傾斜するリアウインドウを備えているバックドアであり、上記アウタパネルは、上記インナパネルの上記リアウインドウ直上近傍から上記ウインドウガラスと鋭角をなすように車両後方に突出するスポイラ部を有していることを特徴とするものである。
これによれば、アウタパネルが、インナパネルのリアウインドウ直上近傍からウインドウガラスと鋭角をなすように車両後方に突出するスポイラ部を有することにより、インナパネルとの固着により閉断面を形成するアウタパネルにおいて、スポイラ部の下面部とウインドウガラスとを隣接して配置しつつ、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部を、インナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部の形状や傾斜角度に関係なく十分に延ばすことができる。これにより、空力性能や低車高化に優れたデザインを実現できるとともに、後方視界の拡大と、アウタパネルのインナパネルに対する固着強度の向上とを両立させることができる。
の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記アウタパネルにおける上記インナパネルとの上記固着部は、上記閉断面内において上記インナパネルにおける上記ウインドウガラスとの上記接着部よりも水平に近い方向に延設されており、上記突出部は、上記インナパネルにおける上記ウインドウガラスとの上記接着部に沿って延設されていることを特徴とするものである。
これによれば、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部を、閉断面内においてインナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部よりも水平に近い方向に延設したことにより、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部を、インナパネルに対してその厚み方向に接着することができ、アウタパネルのインナパネルに対する組付け性を向上させることができる。
また、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部の上下厚みを減らしながら、その固着面積を十分に確保することができるので、低車高化を図りながら、後方視界を上方に拡大することができる。
また、突出部を、インナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部に沿って延設したことにより、アウタパネルとウインドウガラスとの一体性を向上させることができ、見栄えをより一層よくすることができる。
本発明によれば、アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部に、先端部が車外から見たときにウインドウガラスの周縁部に隠れるようにウインドウガラスの中心側に突出する突出部を形成したことにより、インナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部が見えず、また、アウタパネルとウインドウガラスとの間の隙間が小さくなり、その隙間に水が浸入することを抑制することができ、その結果、ウインドウガラスの下部に水垢が付着することを抑制することができ、見栄えをよくすることができる。
本発明の実施形態1に係るバックドア構造を備えた車両を示す側面図である。 バックドアを車両後方から見た斜視図である。 バックドアを車両後方から見た分解斜視図である。 バックドアを車両前方から見た縦断面斜視図である。 図4の要部拡大断面図である。 図5の要部拡大断面図である。 下側アウタパネル部をインナパネルに接着する工程を示す図である。 (a)は、リアウインドウシールドをインナパネルのウインドウ開口部に接着する工程を示す図、(b)は、上側アウタパネル部をインナパネルに接着する工程を示す図である。 本発明の実施形態2に係るバックドア構造を示す図5相当図である。 従来のバックドア構造を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。なお、以下の説明では、バックドアが閉状態において車両前後方向前方を前側とし、車幅方向内方を内側として説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るバックドア構造を備えた車両Vを示す側面図である。本実施形態に係る車両Vは、ハッチバック型乗用車であり、図1に示すように、そのルーフ部1から、車両Vの後部のバックドア2にかけて流線形をなすように丸みを帯びている。
また、ルーフ部1には、その頂部1aより車両後方の、車両後方且つ下方に傾斜した部位において通信用の車外アンテナ3が取付けられており、その先端は、基部から上方に向かって幅H1だけ突出している。本実施形態では、上述したように車外アンテナ3がルーフ部1の頂部1aより車両後方に取付けられていることで、車外アンテナ3の先端の高さ位置が可及的に低く抑えられている。
上述したバックドア2は、車体後部を開閉自在に覆うべく、車両Vの後部に設けられた開口部(図示略)を車体側に固定されたヒンジ(図示略)を回動中心として回動可能に構成されている。
図2は、バックドア2を車両後方から見た分解斜視図であり、図3は、バックドア2を車両後方から見た分解斜視図である。また、図4は、バックドア2を車両前方から見た縦断面斜視図である。バックドア2は、図2〜図4に示すように、インナパネル4と、アウタパネル5と、左右一対のピラーレインフォースメント6と、リアウインドウシールド(リアウインドウガラス)7等を備え、側面視にて略湾曲状に形成されている。このバックドア2は、さらに、ワイパユニット機構8と、ラッチ機構9と、インナハンドル部材51等が装着される。
インナパネル4とアウタパネル5とは、溶融された合成樹脂を成形用金型に射出することにより両パネル4,5の板厚が2mm〜2.5mmになるよう形成されている。インナパネル4は長ガラス繊維含有のポリプロピレンを樹脂材料とし、アウタパネル5はポリプロピレンを樹脂材料としている。なお、各パネル4,5を形成する樹脂材料は上記樹脂材に限られず、ポリカーボネート樹脂やABS等を用いて成形することも可能であり、加熱成形される熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を用いることも可能である。もちろん、強化繊維も上記繊維に限られず、炭素繊維、アラミド繊維、鉱物繊維等、他の強化繊維を用いることも可能である。さらには、インナパネル4、アウタパネル5の両者またはいずれか一方を金属製とすることも可能である。
図3及び図4に示すように、インナパネル4は、外枠形成部11と、左右一対の内枠形成部12と、機構収容部13と、左右一対のパネル部14と、ラッチ収容部15と、上端枠部16等が射出成形により一体形成されている。外枠形成部11は、車両後側に開放する断面略コ字状構造により形成され、複数のフランジ壁とこれらフランジ壁の端部を連結する底壁により形成されている。外枠形成部11のコ字状構造は、インナパネル4の周りを正面視にて略U字状に連続する連続断面形状を構成している。
外枠形成部11は、下端枠部17と、左右一対の側縁枠部18等を備えている。下端枠部17は、インナパネル4の下端部分を形成している。図3及び図4に示すように、下端枠部17は、上側フランジ壁17aと、下側フランジ壁17cと、これらフランジ壁17a,17cの前側端部を連結する底壁17bと、下側フランジ壁17cの後側端部から車両後側へ張り出した外側フランジ壁17dと、外側フランジ壁17dの後側端部から車両後側下方へ張り出した外縁端部17fを備えている。それ故、下端枠部17は、上側フランジ壁17aと底壁17bと下側フランジ壁17cにより車両後側に開放する断面略コ字状構造を形成している。
図3及び図4に示すように、下端枠部17の左右側部分には、左右一対の筒状のインナハンドル部材51が設置されている。
左右一対の側縁枠部18は、下端枠部17の左右端から夫々上方へ延び、インナパネル4の左右端部分を形成している。図3及び図4に示すように、左側縁枠部18は、上側フランジ壁17aの左端部(車幅方向外側端部)に連なり上方へ延びる内側フランジ壁18aと、底壁17bの左端部に連なり内側フランジ壁18aの前側端部から外側へ屈曲した第1底壁18bと、下側フランジ壁17cの左端部に連なり第1底壁18bの左端部から車両後側へ延びる中央フランジ壁18cと、外側フランジ壁17dの左端部に連なり中央フランジ壁18cの後側端部から外側へ屈曲した第2底壁18dと、第2底壁18dの左端部から車両後側へ延びる外側フランジ壁18eと、外縁端部17fの左端部に連なり外側フランジ壁18eの後側端部から車幅方向外側へ張り出した外縁端部18fを備えている。右側縁枠部18は、左側縁枠部18と左右対称になるよう形成されている。
左右一対の側縁枠部18は、夫々、内側フランジ壁18aと第1底壁18bと中央フランジ壁18cにより車両後側に開放する断面略コ字状構造を形成し、内側フランジ壁18aと第1底壁18bと中央フランジ壁18cと第2底壁18dと外側フランジ壁18eにより断面鉤状構造を形成している。
左右一対の側縁枠部18は、内枠形成部12よりも上方位置に前方上がり傾斜状に形成された左右一対のピラー部19を備えている。図4に示すように、左側ピラー部19は、内側フランジ壁18aの上端部に連なり上方へ延びる内側フランジ壁19aと、第1底壁18bと第2底壁18dとの上端部に連なり内側フランジ壁19aの前側端部から外側へ屈曲した底壁19dと、外側フランジ壁18eの上端部に連なり底壁19dの左端部から車両後側へ延びる外側フランジ壁19eと、外縁端部18fの上端部に連なり外側フランジ壁19eの後側端部から車幅方向外側へ張り出した外縁端部19fと、内側フランジ壁19aの後側端部から車幅方向内側へ張り出した内縁端部19gを備えている。
図3及び図4に示すように、左右一対の内枠形成部12は、インナパネル4の上下方向中段且つリアウインドウシールド7が接着されるウインドウ開口部(リアウインドウ)7aの下縁部に形成されている。左側内枠形成部12は、後側に開放する断面略コ字状に形成され、上下一対のフランジ壁12a,12cと、これらフランジ壁12a,12cの前側端部を連結し且つ内側フランジ壁18aに連なる底壁12bと、上側フランジ壁12aの後側端部から上方へ張り出した内縁端部12gと、複数の内枠リブ部26等を備えている。左側内枠形成部12の上側フランジ壁12aは左側ピラー部19の内側フランジ壁19aに連なり、内縁端部12gは内縁端部19gに連なるよう形成されている。右側内枠形成部12は、左側内枠形成部12と左右対称になるよう形成されている。
図3及び図4に示すように、機構収容部13は、インナパネル4の下側且つ車幅方向中間部分に後側へ凹入するよう形成され、車両前方からワイパユニット機構8の駆動部(図示略)、ラッチ機構9及びランプ機構(図示略)等バックドア2に装備される各機構部が収容可能に構成されている。機構収容部13は、インナパネル4の前部から前方へ突出した左右一対の縦壁部21と、インナパネル4の前部から車両前方へ突出した横壁部22と、パネル部23と、パネル部23から前方へ突出したリブ部24と、パネル部23から前方へ突出した複数の突出部25等を備えている。
左右一対の縦壁部21は、インナパネル4の車幅方向途中位置において左右一対の内枠形成部12の車幅方向内側端部と夫々接続されている。各縦壁部21は、側縁枠部18とワイパユニット機構8との間を左右に仕切るよう形成され、内枠形成部12より上方位置に形成されたウインドウ開口部7aの下縁部から下端枠部17の上側フランジ壁17aに亘って延設されている。
横壁部22は、ウインドウ開口部7aの下縁部に形成され、左右一対の縦壁部21の上端部を連結するよう形成されている。そして、図4に示すように、横壁部22は、後側に開放する断面略コ字状に形成されている。
パネル部23は、下端枠部17と左右一対の縦壁部21と横壁部22とに囲まれた部分を平面状に塞ぐよう形成されている。パネル部23には、ワイパユニット機構8のワイパ部8aと上記駆動部とを連結するための開口23aと、補強用リブ部24と、複数の突出部25等が形成されている。
開口23aは、車幅方向中央且つウインドウ開口部7aの下縁近傍位置に形成され、ワイパ部8aの駆動軸を挿通可能に形成されている。リブ部24は、パネル部23の前部から前側へ膨出するよう形成されている。突出部25は、パネル部23の前部から前方へ突出するよう略柱状に形成されている。
図3及び図4に示すように、左右一対のパネル部14は、機構収容部13の左右両側に夫々配置され、外枠形成部11と内枠形成部12と機構収容部13とに囲まれた部分を塞ぐように形成されている。左右一対のパネル部14には、夫々、アウタ側パネル部31と、アウタ側パネル部31に連なりアウタ側パネル部31よりも車両前側(車室側)へ突出したインナ側パネル部32とが一体形成されている。
図3及び図4に示すように、ラッチ収容部15は、機構収容部13の下側且つ車幅方向中間位置に下端枠部17の下側フランジ壁17cを車両前側(車室内方)へ膨出して形成され、下端枠部17のコ字状断面内にラッチ機構9とラッチ機構9を作動させるアクチエータ(図示略)を格納する格納空間を形成している。
ラッチ収容部15は、左右一対の第1取付座部35と、第2取付座部36と、ラッチ用開口部37と、ラッチ機構取付けブラケット38とを備えている。
ラッチ用開口部37は、左右一対の第1取付座部35の間で且つ第2取付座部36よりも下方位置に略矩形状に形成され、ラッチ機構9を取り付ける際、ラッチ機構9を前方から挿通可能に構成されている。左右一対の第1取付座部35と第2取付座部36との後側には、ラッチ機構取付けブラケット38が設けられている。図3に示すように、ラッチ機構取付けブラケット38は、金属製板材を断面W字状に折り曲げ形成されている。
ラッチ機構取付けブラケット38は、左右一対の第1取付座部35と第2取付座部36とに対して後側から重ね合わせて組み付け可能に構成されている。ラッチ機構9は、ラッチ機構取付けブラケット38により補強された左右一対の第1取付座部35と第2取付座部36に対してボルトにより締結固定されている。
図3及び図4に示すように、上端枠部16は、左右一対のピラー部19の上端部を連結するよう外枠形成部11と一体形成されている。上端枠部16には、本体部16aと、本体部16aの左右端部分に形成された左右一対のヒンジ取付け部10と、上部に形成された外縁端部16fと、下部に形成された内縁端部16gとが設けられている。それ故、ウインドウ開口部7aは、横壁部22と内縁枠部12g,16g,19gとにより形成されている。そして、このウインドウ開口部7aは、その上端部が車両後方且つ下方に傾斜するように形成されている。
図5は、図4の要部拡大断面図であり、図6は、図5の要部拡大断面図である。図2〜図6に示すように、アウタパネル5は、上側アウタパネル部41と、下側アウタパネル部42とにより2分割形成されている。図2〜図6に示すように、上側アウタパネル部41は、上側アウタパネル部41の上部に形成された前側の外縁端部41fと、後方へ突出されたスポイラ部43と、該スポイラ部43の下面部43aの下端に形成されたスポイラ部43側(後側)の内縁端部41gと、該内縁端部41gの後端(スポイラ部43の下面部43aの下端)に形成された突出部41hとが射出成形により一体成形されている。
上側アウタパネル部41(スポイラ部43)は、外縁端部41f、内縁端部41gをそれぞれ外縁端部16f、本体部16aの底壁16bに対して上側から接着することによりインナパネル4へ組付けられ、上端枠部16とともに車幅方向へ延びる閉断面Aを形成している。
図5に一点鎖線で示すように、上側アウタパネル部41の上部は、ルーフ部1とともに流線形のラインを形成すべく、車両後方且つ下方に緩やかに傾斜した傾斜ラインL1を有している。
図2〜図4に示すように、下側アウタパネル部42は、ワイパユニット機構8のワイパ部8aと上記駆動部とを連結するための開口42aと、左右端部分と下端部分とに形成された外縁端部42fと、後部中央位置に形成されたナンバープレート取付け部44と、左右1対のヘッドライト用開口45とを備えている。下側アウタパネル部42は、外縁端部42fを下端枠部17の外縁端部17fと側縁枠部18の外縁端部18fとに対して後側から接着することによりインナパネル4へ組付けられる。下側アウタパネル部42の組付け後、下側アウタパネル部42の前部はアウタ側パネル部31の後部と面接触している。
ところで、アウタパネル5は、図2に示すように、ピラー部19に対応する部位を有しておらず、バックドア2の車幅方向両端部では、インナパネル4とアウタパネル5とによる閉断面が形成されていない構成となっている。そして、上述したリアウインドウシールド7は、上側アウタパネル部41と下側アウタパネル部42との間でウインドウ開口部7a及び左右一対のピラー部19を覆うようにバックドア2の車幅方向の略全幅に亘って装着される。
図5及び図6に示すように、リアウインドウシールド7は、その上端が所定の厚みの接着剤46(例えば、ウレタンシール等)によって、ウインドウ開口部7aを構成する内縁端部16gに接着されており、後方視界の上限ラインL2が、この内縁端部16gの下端によって規定されている。リアウインドウシールド7は、内縁端部41g(上側アウタパネル部41におけるインナパネル4とのスポイラ部43側(後側)の固着部)の後端と所定の隙間をあけて隣接して配置されている。
インナパネル4に設けられた底壁16bは、水平方向又は水平に近い方向に延設されている。インナパネル4に設けられた内縁端部16g(インナパネル4におけるリアウインドウシールド7との接着部)は、底壁16bの後端から(スポイラ部43の下面部43aに対して)車両後方且つ下方に傾斜しており、それ故、内縁端部16g及びこれに接着されるリアウインドウシールド7が、スポイラ部43の下面部43aに対して鋭角(80°以下)に傾斜している。本実施形態では、下面部43aが、リアウインドウシールド7の上端の厚み方向(面直方向)に対して交差する方向に延設されており、リアウインドウシールド7の上端が、下面部43aの下方に隣接して配置されている。ここで、リアウインドウシールド7と下面部43aとの角度θ(図1及び図5参照)は、50°以下に設定される。これにより、車外からリアウインドウシールド7の上端部近傍を見る方向を制限することができ、車外からリアウインドウシールド7と突出部41hとの間の隙間が見えることを防止することができる。
下面部43aは、上側アウタパネル部41の内縁端部41gによりインナパネル4に接着される。図4〜図6に示すように、内縁端部41gは、リアウインドウシールド7との接着部となる内縁端部16gの近傍から、外縁端部41fとともに、内縁端部16g(リアウインドウシールド7)よりも水平に近い方向へ延設されている。本実施形態では、外縁端部41f及び内縁端部41gが、水平方向又は水平に近い方向に延設されている。さらに、内縁端部41gは、リアウインドウシールド7から離間するように、下面部43aの下端から閉断面A内に向かって車両前方へ延設されている。
突出部41hは、その先端部(下端部)が車両後方(車外)から水平方向又は水平に近い方向に見たときにリアウインドウシールド7における車外側の面の周縁上端部に隠れるように車両後方且つ下方(リアウインドウシールド7の中心側)に突出している。本実施形態では、突出部41hの先端が、インナパネル4の内縁端部16gの傾斜方向に関してリアウインドウシールド7の上端と略同じ位置に配置されており、突出部41hの全体が、車両後方から水平方向又は水平に近い方向に見たときにリアウインドウシールド7の車外側の面の上端部に隠れている。突出部41hは、リアウインドウシールド7に対しリアウインドウシールド7の厚み方向に関して内縁端部16g側にオフセットして配置されている。さらに、突出部41hは、内縁端部16gに沿って延設されている。
また、突出部41hは、上側アウタパネル部41の内縁端部41gよりも薄い。これにより、突出部41hのリアウインドウシールド7に対するオフセット配置を容易に行うことができる。さらに、上述したように突出部41hが薄いため、突出部41hに弾性を持たせることができ、この場合、後述するように、上側アウタパネル部41をインナパネル4に組付ける際に、突出部41hがリアウインドウシールド7に接触しても、これら突出部41h及びリアウインドウシールド7が損傷を受けるのを抑制することができる。
上述の如く構成された突出部41h及びリアウインドウシールド7は、突出部41hとリアウインドウシールド7との間の隙間を狭くすることにより流動抵抗を発生させるラビリンス構造をなしている。これにより、水が突出部41hとリアウインドウシールド7との間の隙間に浸入することを抑制することができる。
次に、図7及び図8を参照しながら、バックドア2の製造方法について説明する。図7は、下側アウタパネル部42をインナパネル4に接着する工程を示す図であり、図8(a)は、リアウインドウシールド7をインナパネル4のウインドウ開口部7aに接着する工程を示す図、図8(b)は、上側アウタパネル部41をインナパネル4に接着する工程を示す図である。
バックドア2を製造する際には、先ず、図7に示すように、インナパネル4の第1取付座部35と第2取付座部36とに対して、ラッチ機構取付けブラケット38を後側から重ね合わせて組付けるとともに、左右一対のピラーレインフォースメント6及び下側アウタパネル部42を、接着によりインナパネル4に組付ける。
次に、リアウインドウシールド7をインナパネル4のウインドウ開口部7aに接着する。この工程では、図8(a)に示すように、リアウインドウシールド7の上端の接着面に対して予め接着剤46を塗布しておく。このとき、シール性や接合力を確保するために、接着剤46を略円錐状に盛り付けるように塗布しておく。そして、ウインドウ開口部7a(内縁端部16g,12g)の厚み方向(面直方向)にリアウインドウシールド7を移動させながら、その上端及び下端をそれぞれ内縁端部16g,12gに接着する。
そして、上側アウタパネル部41を、接着によりインナパネル4に組付ける。この工程では、図8(b)に示すように、インナパネル4の外縁端部16f及び本体部16aの底壁16bに対して予め接着剤47,48を塗布しておく。そして、上端枠部16の上側から上側アウタパネル部41を下方に移動させながら、その外縁端部41f及び内縁端部41gをそれぞれ外縁端部16f及び底壁16bに接着する。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、上側アウタパネル部41の内縁端部41gに、先端部が車両後方から水平方向又は水平に近い方向に見たときにリアウインドウシールド7の周縁上端部に隠れるようにリアウインドウシールド7の中心側に突出する突出部41hを形成したことにより、インナパネル4の内縁端部16gが見えず、また、上側アウタパネル部41とリアウインドウシールド7との間の隙間が小さくなり、その隙間に水が浸入することを抑制することができ、その結果、リアウインドウシールド7の下部に水垢が付着することを抑制することができる。これにより、見栄えをよくすることができる。
また、突出部41hを上側アウタパネル部41の内縁端部41gと別に設けたことにより、突出部41hの形状や厚みを、上側アウタパネル部41のインナパネル4に対する固着強度に関係なく自由に設定することができ、デザイン性を向上させることができる。
また、突出部41hを、リアウインドウシールド7に対しリアウインドウシールド7の厚み方向に関してインナパネル4の内縁端部16g側にオフセットして配置したため、上側アウタパネル部41とリアウインドウシールド7との間に、バックドア2の生産上必要な隙間を確保しながら、その隙間を見かけ上小さくすることができ、見栄えをより一層よくすることができる。
また、上側アウタパネル部41が、インナパネル4のリアウインドウ開口部7a直上近傍からリアウインドウシールド7と鋭角をなすように車両後方に突出するスポイラ部43を有することにより、インナパネル4との固着により閉断面Aを形成する上側アウタパネル部41において、スポイラ部43の下面部43aとリアウインドウシールド7とを隣接して配置しつつ、上側アウタパネル部41の内縁端部41gを、インナパネル4の内縁端部16gの形状や傾斜角度に関係なく十分に延ばすことができる。これにより、空力性能や低車高化に優れたデザインを実現できるとともに、後方視界の拡大と、上側アウタパネル部41のインナパネル4に対する固着強度の向上とを両立させることができる。
また、上側アウタパネル部41の内縁端部41gの上下厚みを減らしながら、その内縁端部41gのインナパネル4に対する固着面積を十分に確保することができるので、低車高化を図りながら、後方視界を上方に拡大することができる。
また、上側アウタパネル部41の内縁端部41gを、閉断面A内においてインナパネル4の内縁端部16gよりも水平に近い方向に延設したことにより、上側アウタパネル部41の内縁端部41gを、インナパネル4に対してその厚み方向(鉛直方向)に接着することができ、上側アウタパネル部41のインナパネル4に対する組付け性を向上させることができる。
また、突出部41hを、インナパネル4の内縁端部16gに沿って延設したことにより、上側アウタパネル部41とリアウインドウシールド7との一体性を向上させることができ、見栄えをより一層よくすることができる。
(実施形態2)
図9は、本発明に係るバックドア構造の実施形態2を示している。なお、図9において、二点鎖線は、接着によりインナパネル4に組付ける前の上側アウタパネル部41を示している。
本実施形態では、図9に示すように、突出部41hが、柔軟性や弾性を持っており、インナパネル4に組付ける前に内縁端部16gよりも鉛直に近い方向へ延設されている(二点鎖線参照)。
本実施形態においても、実施形態1と同様、下側アウタパネル部42を接着によりインナパネル4に組付ける工程、リアウインドウシールド70をウインドウ開口部7aに接着する工程、上側アウタパネル部41を接着によりインナパネル4に組付ける工程の順番でバックドア2を製造する。
上側アウタパネル部41をインナパネル4に組付ける際には、突出部41hが内縁端部16gに沿うように変形する。
以上により、本実施形態によれば、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
また、上述の如く構成されたバックドア構造によれば、上側アウタパネル部41をインナパネル4に組付ける際に、突出部41hとリアウインドウシールド70との間隔を大きくすることができ、上側アウタパネル部41のインナパネル4に対する組付け性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、下側アウタパネル部42の車幅方向両端部にピラー部を設け、バックドア2の車幅方向両端部に閉断面を形成してもよい。この場合、本発明をバックドア2の車幅方向両端部に適用してもよい。
また、上記各実施形態では、本発明に係るドア構造をバックドア2に適用したが、バックドア2以外のドアに適用してもよい。
また、上記各実施形態では、スポイラ部43は、上側アウタパネル部41に一体形成されたが、上側アウタパネル部41と別体に形成されてもよい。
また、上記各実施形態では、突出部41h及びリアウインドウシールド7は、突出部41hとリアウインドウシールド7との間の隙間を狭くすることにより、クランク状の簡単なラビリンス構造をなしたが、これに限らず、例えば、突出部41hとリアウインドウシールド7との間の隙間を曲がりくねる迷路にすることにより、ラビリンス構造をなしてもよい。
また、上記各実施形態では、外縁端部41f及び内縁端部41gは、互いに略平行とすることが好ましく、この場合、外縁端部41f及び内縁端部41gを、インナパネル4に対して同じ方向(インナパネル4の厚み方向)に接着することができ、上側アウタパネル部41のインナパネル4に対する組付け性を向上させることができるという効果がある。
また、上記各実施形態では、上側アウタパネル部41の二箇所(外縁端部41f及び内縁端部41g)をインナパネル4に対して接着したが、三箇所以上をインナパネル4に対して接着してもよい。
以上説明したように、本発明に係るドア構造は、アウタパネルとウインドウガラスとの間の隙間を小さくするとともに、見栄えをよくすることが必要な用途等に適用することができる。
2 バックドア(ドア)
4 インナパネル
5 アウタパネル
7 リアウインドウシールド(ウインドウガラス)
7a ウインドウ開口部(リアウインドウ)
16g 内縁端部(インナパネルにおけるウインドウガラスとの接着部)
41 上側アウタパネル部
41g 内縁端部(アウタパネルにおけるインナパネルとの固着部)
41h 突出部
43 スポイラ部
46 接着剤
A 閉断面

Claims (3)

  1. インナパネルと、該インナパネルに固着されて閉断面を形成するアウタパネルと、該アウタパネルにおける上記インナパネルとの固着部と隙間をあけて隣接して該インナパネルに接着されたウインドウガラスとを備えているドア構造であって、
    上記ウインドウガラスは、上記インナパネルに接着剤を介して接着されており、
    上記アウタパネルにおける上記インナパネルとの上記固着部には、先端部が車外から見たときに上記ウインドウガラスの周縁部に隠れるように該ウインドウガラスの中心側に突出する突出部が形成されており、
    上記突出部は、上記ウインドウガラスに対し該ウインドウガラスの厚み方向に関して上記インナパネルにおける上記ウインドウガラスとの接着部側にオフセットして配置されていることを特徴とするドア構造。
  2. 請求項1に記載のドア構造において、
    上記ドアは、車体後部を開閉自在に覆うとともに上端部が車両後方且つ下方に傾斜するリアウインドウを備えているバックドアであり、
    上記アウタパネルは、上記インナパネルの上記リアウインドウ直上近傍から上記ウインドウガラスと鋭角をなすように車両後方に突出するスポイラ部を有していることを特徴とするドア構造。
  3. 請求項1又は2に記載のドア構造において、
    上記アウタパネルにおける上記インナパネルとの上記固着部は、上記閉断面内において上記インナパネルにおける上記ウインドウガラスとの上記接着部よりも水平に近い方向に延設されており、
    上記突出部は、上記インナパネルにおける上記ウインドウガラスとの上記接着部に沿って延設されていることを特徴とするドア構造。
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