JP6279809B2 - スパイクソール - Google Patents

スパイクソール Download PDF

Info

Publication number
JP6279809B2
JP6279809B2 JP2017511015A JP2017511015A JP6279809B2 JP 6279809 B2 JP6279809 B2 JP 6279809B2 JP 2017511015 A JP2017511015 A JP 2017511015A JP 2017511015 A JP2017511015 A JP 2017511015A JP 6279809 B2 JP6279809 B2 JP 6279809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spike
spikes
sole
group
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017511015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016163393A1 (ja
Inventor
谷口 憲彦
憲彦 谷口
茂 日比野
茂 日比野
健太 森安
健太 森安
恵実 片山
恵実 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asics Corp filed Critical Asics Corp
Publication of JPWO2016163393A1 publication Critical patent/JPWO2016163393A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6279809B2 publication Critical patent/JP6279809B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/22Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer
    • A43B13/24Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer by use of insertions
    • A43B13/26Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer by use of insertions projecting beyond the sole surface
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C15/00Non-skid devices or attachments
    • A43C15/02Non-skid devices or attachments attached to the sole

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

本発明は屈曲性能を高めたスパイクソールに関する。
例えば、陸上用などのスパイクは基本的な構造として、硬質樹脂の中に埋め込まれるベースと下方に向かって突出するピンとを備える。
前記ベースはピンの保持力を確保する。ピンは路面に刺さることでロスなくアスリートの力を路面に伝える。したがって、かかる基本構造には剛性の大きいベースが必要となる。
JP03−27603Y(請求の範囲、図1,図2) JP08−336403A(0014、図1,図3) JP2002−248006A(0065,図1) JP2002−542849W(フロントページ図1〜図9) JP48−8446Y(第1図) JP11−28104A(フロントページ)
しかし、スパイクソールのスムースな屈曲を考えた場合、剛性の大きいベースの存在はスパイクソールのスムースな屈曲性能を妨げる要因となる。
さらに、このベース周辺のソールの強度を高めるためにはベース周辺の樹脂の量を増やす必要がある。これにより、屈曲性能はさらに低下し、また、スパイクソールの重量が増加し易い。
したがって、本発明の目的は、競技等に必要なグリップ性を維持しつつ、軽量で、かつ、スムースな屈曲性能が期待できるスパイクソールを提供することである。
本発明のスパイクソールは、
非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体5と、前記ソール本体5に固着された少なくとも1つのスパイク群11〜16とを備え、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は、
前記ソール本体5から下方に突出した複数の筒状のスパイクSと、
前記複数の筒状のスパイクSのうち互いに隣り合う前記スパイクS同士を互いに連結し前記スパイクSと同じ素材で形成された連結部Cとを備え、
前記複数のスパイクSは接地側の下端部SE2と、前記下端部SE2の反対側の上端部SEとを有し、前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFが前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着されている。
本スパイクソールにおいては、1つのスパイク群が複数の筒状のスパイクを包含している。そのため、細いピン状のスパイクと異なり、1つのスパイクの平面断面において占有される領域の面積が大きく、ピンからソール本体に伝わる応力の集中が緩和される。また、スパイクの形状を筒状にすることにより、スパイクの内部に空間を形成したり、軽量な材料を充填することができる。その結果、グリップ性を保持しながら、軽量化を図ることができる。
したがって、筒状のスパイクのベースの曲げ剛性が小さくできたり、あるいは、前記剛性の大きいベースが不要となり得る。その結果、ソールのスムースな屈曲性能が期待できると共に、ソールの軽量化も可能となるだろう。
かかる観点から、スパイク群を複数群設け、各スパイク群同士が互いに離間して配置されているのが好ましい。
互いに隣り合う複数の筒状のスパイクで構成されたスパイク群は、1本の筒状のスパイクに比べ、前記応力の集中を更に緩和するだろう。
かかる観点から、1つのスパイク群は数個(例えば5個)以上のスパイクで構成されているのが好ましい。
前記互いに隣り合う筒状のスパイクが互いに連結されずに、それぞれ完全に独立した状態でソール本体に固定されている場合、各スパイクを各スパイクごとにソール本体に位置決めし結合する必要が生じる。
これに対し、本スパイクソールにおいては、互いに隣り合う筒状のスパイクが連結部で連結されており、そのため、ソール本体に対する各スパイクの位置決め及び結合を1つのスパイク群でまとめて行うことができる。したがって、位置精度が向上すると共に、コストダウンが図られる。
本発明において、前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFが前記ソール本体5の接地面55に付着されている。
前記先行技術JP48−8446Yのように、座板が靴底本体内に深く埋設されている場合、筒状の金具から受ける着地の衝撃が靴底の薄い部位に負荷される。かかる負荷は足裏への突き上げを感じたり、靴底が損傷するような大きな応力の生じる原因となる。
本発明において、「接地側の表面」とは、いわゆる接地面を意味する。「付着されている」とは接着または溶着等で永久的に固着されていることを意味する。一般にソール本体とスパイクとが異素材で、互いに異なる機械的性質を有する場合が多い。
本スパイクソールにおいて、「スパイクと同じ素材で形成された連結部」とは、スパイク同士がソール本体を介して互いに連結されているか否かではなく、ソール本体を取り除いた状態でスパイク同士が互いに連結されていることを意味する。したがって、連結部は隣り合う複数のスパイクと永久的に一体で、かつ、ソール本体とは異なるパーツで構成される。
本スパイクソールにおいて、「少なくとも1つのスパイク群が複数のスパイクと連結部とを備える。」とは、2以上のスパイク群が設けられていてもよいし、および/または、スパイク群とは別にスパイク群には属さない単一のスパイクが設けられていてもよいことを意味する。この場合の単一のスパイクは通常のピン状のスパイクであってもよい。
「硬質のソール本体」は、いわゆる硬質ソールで陸上競技用、サッカー用、野球用などのスパイクソールとして一般的に用いられているソール本体であればよいことを意味する。
「筒状のスパイク」とは、筒体の他に、ベースとして鍔が一体の筒体や、C字状断面のように筒の一部が閉じていない筒体(細いスリットが形成されたC字状断面のピン等)や、先端が閉じた、例えば中空コーン状(中空円錐状)のスパイクが含まれることを意味する。
図1Aは本スパイクソールの実施例1の要部を示す概略底面図、図1B、図1Cおよび図1Dは概略断面図である。 図2は本スパイクソールの実施例2の前足部を示す概略底面図である。 なお、図2において、スパイクの接地面にはドット模様が付されている。 図3は本スパイクソールの実施例3の要部を示す概略底面図である。 なお、図3においてはスパイクを識別し易くするためにベースの図示が省略されている。 図4A、図4Bおよび図4Cは各々スパイク群の例を示す拡大斜視図ある。 図5Aおよび図5Bは各々スパイク群の例を示す拡大斜視図ある。 図6Aおよび図6Bは各々スパイク群の例を示す拡大斜視図ある。 図7(a)〜図7(c)は各々スパイクソールの部分的な断面図である。 図8(a)〜図8(f)は各々スパイクソールの部分的な断面図である。 図9(a)〜図9(d)は各々スパイク群の他の例を示す底面図、図9(e)〜図9(g)は同側面図または断面図である。 図10(a)〜図10(e)は各々スパイク群の他の例を示す底面図、図10(f)〜図10(h)は同側面図である。 図11Aおよび図11Bは、各々、はスパイク群の他の例を示す拡大斜視図および断面図である。
好ましくは、前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着し、かつ、前記接地側の表面5sに沿って延びるフランジ状の1つまたは複数のベースSBを前記各スパイクSの上端部SEが有し、
前記各ベースSBは前記各スパイクSの軸線方向DLに貫通する孔Soを定義する。
この場合、フランジ状のベースSBはスパイクからソール本体に伝わる衝撃力を緩和する。その一方で、前記ベースSBは貫通する孔Soを形成しており、剛性が小さくスムースな屈曲性能が期待でき、更に、軽量化にも役立つ。
ここで、「フランジ状のベース」とは、下端部SE2に比べ上端部SEがスパイクの径方向に突出していることを意味する。
「複数のベース」とは、1つのスパイクに複数のベース同士が互いに分離して設けられていることを意味する。
更に好ましくは、前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着し、かつ、前記接地側の表面5sに沿って延びるフランジ状の1つまたは複数のベースSBを前記各スパイクSの上端部SEが有し、
前記各ベースSBを有する前記各スパイクSは前記下端部SE2から前記ベースSBを貫き前記各スパイクSの軸線方向DLに延びる貫通孔Spを定義する。
この場合、スパイクを貫通する貫通孔Spは更なる屈曲性能と軽量化の向上に役立つ。
好ましくは、前記各スパイクSは前記ソール本体5から前記軸線方向DLに突出する所定の長さLを有し、
前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が前足部5Fに設けられ、
前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fの中央領域50に配置されたスパイクSの長さLよりも、前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける前記中央領域50よりも後方の後端領域51に配置されたスパイクSの長さLの方が短い。
例えば短距離走において、スパイクソールの前足部は中央領域50よりも後方の後端領域51のほうが衝撃荷重が大きく、筒状のスパイクが座屈し易いことを本発明者は発見した。
したがって、中央領域50に配置されたスパイクの長さLよりも後方の後端領域51に配置されたスパイクの長さLの方が短いことで、前記後方の後端領域51のスパイクの座屈による変形を抑制し得る。
前足部の中央領域50とは、前足部5Fの全てのスパイク群が配置された中央の部分を意味し、より詳しくは前足部5Fの全てのスパイク群が配置された領域を前後および内外に3等分した真中の1/9程度の領域を意味する。
なお、スパイクの長さとは、スパイクの上端面から下端面までの長さを意味し、ベースの厚みを含む。
好ましくは、前記各スパイクSの前記下端部SE2は前記軸線方向DLに直交する方向に所定の厚さTを有し、
前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が前足部5Fに設けられ、
前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fの中央領域50に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける中央領域50よりも後方の後端領域51に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚い。
この場合、中央領域50に配置されたスパイクの下端部の厚さTよりも後方の後端領域51に配置されたスパイクの下端部の厚さTの方が厚いことで、前記後方の後端領域51のスパイクの座屈による変形を抑制し得る。
なお、「下端部の厚さ」とは、1つのスパイクの下半部の厚さの平均値を意味する。
好ましくは、前記各スパイクSは前記ソール本体5から前記軸線方向DLに突出する所定の長さLを有し、
前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち中央部10に配置されたスパイクSの前記長さLよりも、前記1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち縁部19に配置されたスパイクSの前記長さLの方が短い。
1つのスパイク群の縁部に配置されたスパイクは同スパイク群の中央部に配置されたスパイクに比べ局所的な荷重を受け易く、座屈し易いかもしれない。
したがって、中央部に配置されたスパイクの長さLよりも縁部に配置されたスパイクの長さLの方が短いことで、前記縁部のスパイクの座屈による変形を抑制し得る。
ここで、1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクのうち縁部19に配置されたスパイクとは、スパイク群が平面的に縦横に拡がりを有する場合、1つのスパイク群の外周囲を形成する全てのスパイクを含んでいてもよく、この場合、中央部10に配置されたスパイクとは前記縁部19以外に配置されたスパイクを意味していてもよい。
一方、スパイク群が1列や2列である場合、列が延びる端のスパイクが前記縁部19に配置されたスパイクに相当し、前記列が延びる方向の中間の位置のスパイクが前記中央部10に配置されたスパイクに相当する。
好ましくは、前記各スパイクSの前記下端部SE2は前記軸線方向DLに直交する方向に所定の厚さTを有し、
前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち中央部10に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、前記1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち縁部19に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚い。
この場合、中央部に配置されたスパイクの厚さTよりも縁部19に配置されたスパイクの厚さTの方が厚いことで、前記縁部19のスパイクの座屈による変形を抑制し得る。
好ましくは、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は前足部5Fに設けられた2つ以上のスパイク群であり、
前記前足部5Fの2つ以上のスパイク群の各スパイク群は、5つ以上のスパイクSを包含し、
前記前足部5Fの各スパイク群を構成する前記5つ以上の各スパイクSのうち互いに隣り合うスパイクS同士は少なくとも1つ以上の前記連結部で互いに連結されている。
周知のように、前足部には例えば斜めに横断する方向に屈曲ラインがあるのが好ましい場合がある。
ソール本体に1つの群からなるスパイク群が例えば前足部の広い領域にわたって設けられると、ソール本体の前足部の全ての部位の剛性が高くなりすぎるかもしれない。この場合、足の挙動に応じたソール本体の屈曲性能が向上しないかもしれない。
これに対し、前足部において複数のスパイク群に分かれてスパイクが設けられている場合、必要に応じて前足部の任意の部位の剛性を小さくでき、足の挙動に応じたソール本体のスムースな屈曲が期待できる。また、スパイクソールの軽量化にも役立つ。
また、1つのスパイク群が2個のスパイクで構成される場合、スパイクから受ける衝撃が然程小さくならず、そのため、ベースの厚さが大きくなるのは避けられない。これに対し、1つのスパイク群が5つ以上の互いに連なるスパイクSで構成されることによりスパイクから受ける衝撃が分散され、ベースを薄くすることができる。これにより、スパイクソールのスムースな屈曲と軽量化を実現することができる。
好ましくは、外径φよりも長さLの方が大きい1または複数本のスパイクピン6を更に備え、
前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群が配置された領域に少なくとも1本の前記スパイクピン6が配置されている。
路面の構造によっては、筒状のスパイク群が路面に貫入しにくい場合があるかもしれない。このような場合、細いスパイクピンと筒状のスパイクとを組み合わせることで、路面を蹴り出す力が増大するかもしれない。
なお、筒状のスパイクは最大外径に比べ長さが小さい場合、座屈しにくいだろう。
好ましくは、前記筒状のスパイクS同士は互いに隣接し、互いに隣接する前記筒状のスパイクSを形成する共通の壁Wが前記連結部Cを構成する。
この場合、壁W自体で連結部が構成されており、そのため、隣接する2つのスパイク間に、別途、連結部が必要とされない。したがって、スパイクを密に配置できる。
なお、JP08−336403Aのハニカム構造は硬質のアウトソールの曲げ変形を抑制するリヴを示しており、スパイクにはなり得ない。
更に好ましくは、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群11〜16が少なくとも3つの前記筒状のスパイクSを包含し、
前記3つのスパイクが第1、第2および第3スパイクS1〜S3を包含し、
前記第1スパイクS1が前記第2および第3スパイクS2,S3に隣接し、
前記第2スパイクS2が前記第1および第3スパイクS1,S3に隣接し、
前記第3スパイクS3が前記第1および第2スパイクS1,S2に隣接する。
この場合、更にスパイクを密に配置できる。
好ましくは、前記連結部Cが前記筒状のスパイクSの軸線Lcに交差する方向に延びる連結板CPで構成されている。
この場合、連結板はスパイクの軸線に交差する方向に延びており、そのため、スパイクソールの屈曲に伴って屈曲し易いだろう。
好ましくは、前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着し、かつ、前記接地側の表面5sに沿って延びるフランジ状の1つまたは複数のベースSBを前記各スパイクSの上端部SEが有し、
前記各ベースSBは前記上端部SEから前記スパイクの内部に向かう径方向に突出し、前記各スパイクSは前記各スパイクSの軸線方向DLに延びる貫通孔Spを定義する。
この場合、スパイクを貫通する貫通孔Spは更なる屈曲性能と軽量化の向上に役立つ。一方、フランジ状でスパイクの内部に向かう径方向に突出するベースはスパイクからソール本体に伝わる衝撃力を緩和する。
好ましくは、前記連結板CPが前記ソール本体5の表面5Sに沿って配置され、前記ソール本体5に付着されたベースを構成している。
この場合、連結板はソール本体と共にスムースに屈曲し易いだろう。
好ましくは、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群11〜16における互いに隣り合う各筒状のスパイクSの軸線Lc間の距離Dが前記各スパイクSの最大外径φの0.3〜3倍に設定されている。
このように1つのスパイク群におけるスパイク間のピッチ(軸線Lc間の距離D)が小さいことで、スパイクを密に配置できる。そのため、1つのスパイクから受ける突き上げが小さくなるだろう。
1つのスパイクが長円形や長方形の筒状である場合、前記長方形等の筒状のスパイクの長辺同士が共通ないし近接している場合、D/φの値は0.3程度になるかもしれない。すなわち、D/φの値が0.3未満ではスパイク群を形成しにくいだろう。
1つのスパイクが長円形や長方形の筒状である場合、前記長方形等の筒状のスパイクの短辺同士が共通ないし近接している場合、D/φの値は3程度になるかもしれない。すなわち、D/φの値が3を超えると、スパイクが密に配置されたスパイク群を形成しにくいだろう。
好ましくは、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は複数のスパイク群を包含し、
前記複数のスパイク群は、ソール本体5の前後方向D1および/または幅方向D2に互いに離間した状態で前記ソール本体5の前足部5Fに配置されている。
この場合、各スパイク群が所望の位置に配置され、ソールの屈曲性能と軽量化を実現し易いだろう。
スパイク群の1つ又は複数が母趾球よりも前方に配置されているのが好ましく、更に好ましくは、少なくとも1つのスパイク群が第1趾節間関節よりも前方に設けられる。
なお、前足部のうちの爪先部分の全面に単一のスパイク群が設けられてもよい。
1つの前記各実施態様または下記の実施例に関連して説明および/または図示した特徴は、1つまたはそれ以上の他の実施態様または他の実施例において同一または類似な形で、および/または他の実施態様または実施例の特徴と組み合わせて、または、その代わりに利用することができる。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかし、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
以下、本発明の実施例が図面にしたがって説明される。
図1A〜図11Bはスパイクソールの実施例を示す。
図1Aは実施例1のスパイクソールを示す。
図1Aに示す本スパイクソールは、たとえば陸上競技のためのスパイクソールである。スパイクソールは非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体5と、前記ソール本体5に固着されたスパイク群11〜15とを備える。
ソール本体5は、例えば強化繊維で強化されたFRP(繊維強化プラスチック)製であってもよい。前記ソール本体5は複数枚のプリプレグのシートと複数枚の接着剤のフィルムとが、互いに積層された積層体で形成されていてもよい。
前記複数のスパイク群11〜15は、ソール本体5の前後方向D1および/または幅方向D2に互いに離間した状態で前記ソール本体5の前足部5Fに配置されている。
なお、前記前足部5F、中足部および後足部とは、それぞれ、足の前足、中足および後足を覆う部位を意味する。前記前足は5本の中足骨と14個の趾骨からなる。前記中足は舟状骨、立方骨および3個の楔状骨からなる。
図4A〜図5Bに示すように、前記各スパイク群は、前記ソール本体5(図1)から下方(紙面では上方)D3に突出した複数の筒状のスパイクSと、連結部Cとを備える。前記連結部Cは前記複数の筒状のスパイクSのうち互いに隣り合う前記スパイクS同士を互いに連結し前記スパイクSと同じ素材で形成されている。
本実施例の場合、前記筒状のスパイクS同士は互いに隣接し、互いに隣接する前記筒状のスパイクSを形成する共通の壁Wが前記連結部Cを構成する。
互いに連結された前記スパイクSの数は、図5Aのように少なくとも2個であればよく、図4Bのように3個であってもよいし、図4Aのように、好ましくは数個(例えば5個)以上であってもよい。また、スパイク群は図1Aのスパイク群14のようにループ状であってもよいし、スパイク群15のように非ループ状であってもよい。
なお、作図の都合上、図4B等は3つの筒状スパイクSを持つスパイク群を示しており、また、図5A、図5B、図6Aおよび図6Bは2つの筒状スパイクSを持つスパイク群を示しているが、前述のとおり、各スパイク群は5個以上の筒状スパイクで構成されている。
図1Aの前記複数のスパイク群11〜15のうちの4つのスパイク群11〜13,15は、それぞれ、図4Bに示すように、互いに連結された少なくとも3つの前記筒状のスパイク、つまり、第1、第2および第3スパイクS1〜S3を包含する。
前記第1スパイクS1は前記第2および第3スパイクS2,S3に隣接する。前記第2スパイクS2は前記第1および第3スパイクS1,S3に隣接する。前記第3スパイクS3は前記第1および第2スパイクS1,S2に隣接する。
図6Aおよび図6Bに示すように、各スパイクSの上端部SEにはソール本体5(図1)に付着されるベースSBが連なっていてもよい。図1Bの前記ベースSBやスパイクSの上端面SFは、接着および/または溶着などによりソール本体5の接地側の表面5sに付着されていてもよいが、一般に、接着剤を用いた接着が好ましいだろう。
接着構造としては、図11BのベースSBの上端面SFがソール本体5に接着されてもよいし、前記接着に加えスパイクSの上端部SEが接着剤100に埋設されていてもよい。
図6Aに示すように、前記ベースSBはスパイクSの上端部SEにおいて筒状のスパイクSの内周側および外周囲の双方に突出していてもよい。また、図6Bに示すように、ベースSBはスパイクSの内周側にのみ突出していてもよいし、図示していないが前記外周囲にのみ突出していてもよい。
前記ベースSBはソール本体5に対するスパイクSの結合面積を増大させ、付着強度を向上させると共に、スパイクSからソール本体5に伝わる衝撃力を緩和する。また、前記ベースSBはソール本体5に埋まっておらず、ソール本体5の表面に存在するため、スムースな屈曲を実現できる。
図2は実施例2を示す。本実施例の場合、スパイクソールは例えば6個のスパイク群11〜16を備えている。
図5Bに示すように、前記連結部Cは前記筒状のスパイクSの軸線Lcに交差する方向に延びる連結板CPで構成されている。図8(a)〜(f)に示すように、前記連結板CPは図8(a)の前記ソール本体5の接地側の表面5Sに沿って配置されていてもよい。
図2のスパイク群11に示すように、連結板CPは方形であってもよいし、スパイク群12のように括れていてもよいし、スパイク群13のように開孔Hが形成されていてもよい。
図8(a)の前記連結板CPが前記ソール本体5の表面5Sに沿って配置されている場合、前記連結板CPは前記ソール本体5に付着されたベースSBを構成する。
図5Bに明示するように、前記連結板CPを構成しない1以上のベースSBがスパイクSの上端部SEに連なっていてもよい。
図5Bの例において、複数の前記ベースSBは花弁のようにスパイクSの周方向に互いに分離ないし切り欠かれているが、周方向に連なっていてもよい。また、ベースSBはスパイクSの外周囲に設けられているが、スパイクSの内周側に設けられてもよいし、外周囲および内周側の双方に設けられてもよい。
前記ベースSBをスパイクSの周方向に互いに分離ないし切り欠くことはスパイクソールの屈曲性が局所的に増大するのを抑制するだろう。
図5Aに示すように、前記スパイク群のうちの任意の1つのスパイク群における互いに隣り合う各筒状のスパイクSの軸線Lc間の距離Dは前記各スパイクSの最大外径φの0.3〜3倍に設定されている。
図3は実施例3を示す。
この例においては、前足部5Fに5つのスパイク群11〜15が設けられている。3つのスパイク群12,13,15は図1の例と同様な構造で、他の2つのスパイク群11,14は図2の例と同様な構造である。
図3の例において、連結板CP(図5B)は前記接着剤の層に埋設されており、したがって、本底面図においては図示されない。また、図3においてはスパイクSの壁Wが線図で示されており、壁Wの厚さおよびフランジ状のベースは図面上、表れていない。また、ベースに形成された孔も図示されていない。
全てのスパイクSがスパイク群に属している必要はなく、一部のスパイクSは独立していてもよい。また、全てのスパイクが筒状である必要はなく、例えば、一部のスパイクが中実のピン状であってもよい。
つぎに、本スパイクソールに用いるスパイクの強度について簡単に説明する。
図6Bにおいて壁Wに生じる応力σは下記の(1)式で表される。
σ=πEI/4LA………(1)
但し、E:ヤング率
I:断面二次モーメント
L:スパイクの長さ
A=B・T
B:壁の一辺の幅
T:壁の厚さ
前記(1)式は曲げにより生じる座屈応力から導かれているが、一般に、周知のオイラーの実験式を採用するのが好ましい。更に、筒状のスパイクSの開口端(下端)は路面に接地する接地面であるが欠損している。また、安全率が加味されるべきである。したがって、前記オイラーの実験式で求めた値の3倍〜6倍程度の強度となるように設定されるのが更に好ましい。
こうした観点から前記スパイクSを構成する素材としては、一般的な樹脂よりもヤング率Eの大きい金属、FRP、エンジニアリングプラスチックなどを採用することができるであろう。前記素材のヤング率Eとしては、歯車などに用いられる前記エンジニアリングプラスチックのヤング率Eに相当する1.0GPa以上で、かつ、鋼のヤング率Eに相当する210GPa以下であるのが好ましいだろう。ヤング率Eの範囲は5.0GPa〜150GPaが更に好ましく、10GPa〜100GPa程度が最も好ましいだろう。
前記筒状のスパイクSの大きさとしては、例えば、スパイクSに直径が1.0mm〜20mm程度の円が内接する程度に設定するのが好ましい。
壁Wの厚さTの範囲としては、付加される荷重にもよるが、接地面において、0.1mm〜3mm程度が好ましく、0.2mm〜2mm程度が更に好ましく、0.3mm〜1mm程度が最も好ましい。厚さTが小さすぎると製造や強度面での問題が生じ易く、厚さTが大きすぎると軽量化が実現できなかったり、あるいは、屈曲性能の低下を招くだろう。
図1Bに示すように、前記複数のスパイクSは接地側の下端部SE2と、前記下端部SE2の反対側の上端部SEとを有する。前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFは前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着されている。
より詳しくは、図11Bに明示するように、前記上端部SEの上端面SFは接着剤100の層を介して前記接地側の表面5sに接着されてもよい。この場合、接着剤100の層は前記表面5sの一部を覆うかもしれない。
図11Bに示すように、前記各スパイクSの上端部SEはフランジ状の1つまたは複数のベースSBを有する。前記ベースSBは前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着し、かつ、前記接地側の表面5sに沿って延びる。前記ベースSBは前記各スパイクSの軸線方向DLに貫通する孔Soを定義する。より詳しくは、前記ベースSBを有する前記各スパイクSは前記下端部SE2から前記ベースSBを貫き前記各スパイクSの軸線方向DLに延びる貫通孔Spを定義する。
図1Cおよび図1Dに示すように、前記各スパイクSは前記ソール本体5から前記軸線方向DLに突出する所定の長さLを有する。前記前足部5Fの中央領域50(図1A)またはその近傍に配置されたスパイクSの長さLよりも前記中央領域50よりも後方D12の後端領域51(図1A)またはその近傍に配置されたスパイクSの長さLの方が短くてもよい。
また、図1Bに示すように、前記前足部5Fの前記中央領域50(図1A)またはその近傍に配置されたスパイクSの長さLよりも、前記前足部5Fにおける前記中央領域50よりも前方D11の前端領域52(図1A)またはその近傍に配置されたスパイクSの長さLの方が短くてもよい。
図3の1つのスパイク群12における前記複数の筒状のスパイクSのうち中央部10に配置された図11BのスパイクSの前記長さLよりも、前記スパイク群12における前記複数の筒状のスパイクSのうち後方D12や前方D11の縁部19,18に配置されたスパイクSの前記長さLの方が短くてもよい。
図4Aに示すように、前記各スパイクSの前記下端部SE2は前記軸線方向DLに直交する方向に所定の厚さTを有する。前記前足部5Fの中央領域50(図1A)またはその近傍に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、中央領域50よりも後方D12の領域51(図1A)またはその近傍に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚くてもよい。
図3の1つのスパイク群12における前記複数の筒状のスパイクSのうち中央部10に配置された図11BのスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、前記スパイク群12における前記複数の筒状のスパイクSのうち前記縁部19,18に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚くてもよい。
図4B、図4Cおよび図11Aに示すように、ソールは1本または複数本のスパイクピン6を更に備えていてもよい。
図4Cのように、スパイクピン6は、外径φよりも長さLの方が大きい。
前記スパイク群11〜16が配置された領域に前記スパイクピン6のうち少なくとも1本の前記スパイクピン6が配置されていてもよい。
図4Bに示すように、3つの壁Wが交差する線上にスパイクピン6が配置されてもよい。図4Cに示すように、1つの筒状のスパイクSの内部にスパイクピン6が配置されてもよい。この場合、ベースSBは上端部SEを閉塞していてもよい。(孔Soを有していなくてもよい)。
つぎに、スパイクSの壁W等の断面形状の他の例が説明される。
図8(d)のように、壁Wは先端55に向かって厚さが徐々に小さくてもよい。
図7(a)、図8(e)のように、壁WやベースSBに貫通孔や空洞が形成されてもよい。
図示していないが、スパイクSの中空部分にソール本体の突部が嵌り込んでいてもよい。また、スパイクSの中空部分に樹脂の発泡体等が充填されて、筒状のスパイクSが目詰まりするのを防止してもよい。また、スパイクSの内周側に“返し”を形成して、泥除けを図ってもよい。
図8(f)のように、連結板CPに貫通孔が設けられてもよい。
つぎに、筒状のスパイクSの他の形状が説明される。
なお、図9(a)〜(g)および図10(a)〜(h)の例ではベースおよび貫通孔の図示が省略されている。
図9(a)(e)のように、スパイクSは中空の三角柱状であってもよい。図9(b)のように、スパイクSは中空の四角柱状(角筒)であってもよい。図9(c)(f)のように、スパイクSは円形や楕円状の筒であってもよい。図9(d)(g)のように、スパイク群の各スパイクSの一部はソール本体5の表面の接着剤や化粧用のコーティングに埋もれていてもよい。
図10(a),(e),(f)および(h)に示すように、1つのスパイク群のうちのスパイクSの高さが互いに異なっていてもよい。図10(b)のように、筒状のスパイクSは中空の三角錐形状(コーン状)であってもよい。
図10(d)(g)のように、1つのスパイク群のスパイクS大きさが互いに異なっていてもよい。図10(e)のように、1つのスパイクSにおける壁Wの厚さが不均一であってもよい。
図11Aのように、筒状のスパイクSの先端にピンが突設されていてもよい
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、スパイクが前足部に加え後足部に設けられていてもよい。
また、スパイク群は1つのみであってもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
本発明のスパイクソールは陸上用競技用の他にフットボールなどの他のスパイクソールに利用できる。
10:中央部 18,19:縁部
11〜16:スパイク群
5:ソール本体 50〜52:領域 55:先端 5F:前足部 5s:表面(接地面)
6:スパイクピン
100:接着剤
S,S1,S2,S3:スパイク SB:ベース SE:上端部 SE2:下端部
SF:上端面 So:孔 Sp:貫通孔
C:連結部 CP:連結板
D:距離 D1:前後方向 D11:前方 D12:後方 D2:幅方向 D3:下方 DL:軸線方向
H:開孔
Lc:軸線 L:長さ T:厚さ
W:壁 φ:外径

Claims (11)

  1. スパイクソールであって、
    非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体5と、前記ソール本体5に固着された少なくとも1つのスパイク群11〜16とを備え、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は、
    前記ソール本体5から下方に突出した複数の筒状のスパイクSと、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち互いに隣り合う前記スパイクS同士を互いに連結し前記スパイクSと同じ素材で形成された連結部Cとを備え、
    前記複数のスパイクSは接地側の下端部SE2と、前記下端部SE2の反対側の上端部SEとを有し、前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFが前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着されており、
    ここにおいて、
    前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着し、かつ、前記接地側の表面5sに沿って延びるフランジ状の1つまたは複数のベースSBを前記各スパイクSの上端部SEが有し、
    前記各ベースSBを有する前記各スパイクSは前記下端部SE2から前記ベースSBを貫き前記各スパイクSの軸線方向DLに延びる貫通孔Spを定義する、スパイクソール。
  2. 請求項1のスパイクソールにおいて、
    前記各スパイクSは前記ソール本体5から前記軸線方向DLに突出する所定の長さLを有し、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が前足部5Fに設けられ、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fの中央領域50に配置されたスパイクSの長さLよりも、前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける前記中央領域50よりも後方の後端領域51に配置されたスパイクSの長さLの方が短い、スパイクソール。
  3. 請求項1もしくは2のスパイクソールにおいて、
    前記各スパイクSの前記下端部SE2は前記軸線方向DLに直交する方向に所定の厚さTを有し、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が前足部5Fに設けられ、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fの中央領域50に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける中央領域50よりも後方の後端領域51に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚い、スパイクソール。
  4. 請求項1のスパイクソールにおいて、
    前記各スパイクSは前記ソール本体5から前記軸線方向DLに突出する所定の長さLを有し、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち中央部10に配置されたスパイクSの前記長さLよりも、前記1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち縁部19に配置されたスパイクSの前記長さLの方が短い、スパイクソール。
  5. 請求項1もしくは4のスパイクソールにおいて、
    前記各スパイクSの前記下端部SE2は前記軸線方向DLに直交する方向に所定の厚さTを有し、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち中央部10に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、前記1つのスパイク群における前記複数の筒状のスパイクSのうち縁部19に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚い、スパイクソール。
  6. 請求項1のスパイクソールにおいて、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は前足部5Fに設けられた2つ以上のスパイク群であり、
    前記前足部5Fの2つ以上のスパイク群の各スパイク群は、5つ以上のスパイクSを包含し、
    前記前足部5Fの各スパイク群を構成する前記5つ以上の各スパイクSのうち互いに隣り合うスパイクS同士は少なくとも1つ以上の前記連結部で互いに連結されている、スパイクソール。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項のスパイクソールにおいて、
    外径φよりも長さLの方が大きい1本または複数本のスパイクピン6を更に備え、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16のうちの1つのスパイク群が配置された領域に少なくとも1本の前記スパイクピン6が配置されている、スパイクソール。
  8. スパイクソールであって、
    非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体5と、前記ソール本体5に固着された少なくとも1つのスパイク群11〜16とを備え、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は、
    前記ソール本体5から下方に突出した複数の筒状のスパイクSと、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち互いに隣り合う前記スパイクS同士を互いに連結し前記スパイクSと同じ素材で形成された連結部Cとを備え、
    前記複数のスパイクSは接地側の下端部SE2と、前記下端部SE2の反対側の上端部SEとを有し、前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFが前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着されており、
    前記筒状の各スパイクSは前記ソール本体5から前記軸線方向DLに突出する所定の長さLを有し、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が前足部5Fに設けられ、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fの中央領域50に配置されたスパイクSの前記長さLよりも、前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける前記中央領域50よりも後方の後端領域51に配置されたスパイクSの前記長さLの方が短い、スパイクソール。
  9. 請求項8のスパイクソールにおいて、
    前記各スパイクSの前記下端部SE2は前記軸線方向DLに直交する方向に所定の厚さTを有し、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が前足部5Fに設けられ、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける前記中央領域50に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTよりも、前記複数の筒状のスパイクSのうち前記前足部5Fにおける前記中央領域50よりも後方の後端領域51に配置されたスパイクSの前記下端部SE2の前記厚さTの方が厚い、スパイクソール。
  10. スパイクソールであって、
    非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体5と、前記ソール本体5に固着された少なくとも1つのスパイク群11〜16とを備え、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は、
    前記ソール本体5から下方に突出した複数の筒状のスパイクSと、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち互いに隣り合う前記スパイクS同士を互いに連結し前記スパイクSと同じ素材で形成された連結部Cとを備え、
    前記複数のスパイクSは接地側の下端部SE2と、前記下端部SE2の反対側の上端部SEとを有し、前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFが前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着されており、
    外径φよりも長さLの方が大きい1本または複数本のスパイクピン6を更に備え、
    前記少なくとも1つのスパイク群11〜16が配置された領域に前記スパイクピン6のうち少なくとも1本の前記スパイクピン6が配置されている、スパイクソール。
  11. スパイクソールであって、
    非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体5と、前記ソール本体5に固着された少なくとも1つのスパイク群11〜16とを備え、前記少なくとも1つのスパイク群11〜16は、
    前記ソール本体5から下方に突出した複数の筒状のスパイクSと、
    前記複数の筒状のスパイクSのうち互いに隣り合う前記スパイクS同士を互いに連結し前記スパイクSと同じ素材で形成された連結部Cとを備え、
    前記複数のスパイクSは接地側の下端部SE2と、前記下端部SE2の反対側の上端部SEとを有し、前記複数のスパイクSの上端部SEの上端面SFが前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着されており、
    前記ソール本体5の接地側の表面5sに付着し、かつ、前記接地側の表面5sに沿って延びるフランジ状の1つまたは複数のベースSBを前記各スパイクSの上端部SEが有し、
    前記各ベースSBは前記上端部SEから前記スパイクの内部に向かう径方向に突出し、前記各スパイクSは前記各スパイクSの軸線方向DLに延びる貫通孔Spを定義する、スパイクソール。
JP2017511015A 2015-04-08 2016-04-06 スパイクソール Active JP6279809B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/060937 WO2016162967A1 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 スパイクソール及び靴底
JPPCT/JP2015/060937 2015-04-08
PCT/JP2016/061255 WO2016163393A1 (ja) 2015-04-08 2016-04-06 スパイクソール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016163393A1 JPWO2016163393A1 (ja) 2018-01-11
JP6279809B2 true JP6279809B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=57072548

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017511389A Active JP6518320B2 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 スパイクソール及び靴底
JP2017511015A Active JP6279809B2 (ja) 2015-04-08 2016-04-06 スパイクソール

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017511389A Active JP6518320B2 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 スパイクソール及び靴底

Country Status (2)

Country Link
JP (2) JP6518320B2 (ja)
WO (2) WO2016162967A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110121277B (zh) * 2016-12-22 2021-05-04 株式会社爱世克私 鞋子的鞋底及鞋底的制造方法
JP6814123B2 (ja) * 2017-10-16 2021-01-13 株式会社アシックス 靴のソールおよびソールの製造方法
JP2022042694A (ja) 2020-09-03 2022-03-15 株式会社アシックス 靴底およびこれを備えた靴

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS488446U (ja) * 1971-06-14 1973-01-30
DE2535623A1 (de) * 1975-08-09 1977-02-17 Adolf Dassler Sportschuh, insbesondere rennschuh
DE3521141A1 (de) * 1985-02-20 1986-08-21 adidas Sportschuhfabriken Adi Dassler Stiftung & Co KG, 8522 Herzogenaurach Laufsohle fuer sportschuhe
JPS62119805U (ja) * 1986-01-22 1987-07-30
JPH03188801A (ja) * 1989-12-19 1991-08-16 Asahi Corp ゴルフシューズ用靴底
JP2984829B2 (ja) * 1997-07-11 1999-11-29 前田 重夫 履 物
JPH11290102A (ja) * 1998-04-06 1999-10-26 Kobayashi Golf:Kk ゴルフシューズ用スパイクガード
JP3061691U (ja) * 1999-02-25 1999-09-24 田村啓二 スポ―ツ靴
US7451557B2 (en) * 2004-06-04 2008-11-18 Nike, Inc. Article of footwear with a removable midsole element
JP2005323644A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Hiroaki Tsuji 靴底、それを含む靴およびサンダル
US7730636B2 (en) * 2004-07-28 2010-06-08 Nike, Inc. Cleated article of footwear and method of manufacture
US8056267B2 (en) * 2008-05-30 2011-11-15 Nike, Inc. Article of footwear with cleated sole assembly
US8375604B2 (en) * 2010-04-07 2013-02-19 Nike, Inc. Article of footwear with multiple cleat systems

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016163393A1 (ja) 2016-10-13
JPWO2016163393A1 (ja) 2018-01-11
JPWO2016162967A1 (ja) 2018-01-11
JP6518320B2 (ja) 2019-05-22
WO2016162967A1 (ja) 2016-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016273841B2 (en) Tread pattern for article of footwear
JP6279809B2 (ja) スパイクソール
JP6790137B2 (ja) リブ付きアウトソールおよびノッチ入りミッドソールを有する履物物品
US10021937B2 (en) Article of footwear with a cavity viewing system
JP6083767B2 (ja) 構造体と複数のスタッドを有するベースプレートを備えた履物
JP6523862B2 (ja) シューズ用ソールおよびシューズ
EP1858358B1 (de) Laufsohle mit tangentialer verformbarkeit
JP6055554B2 (ja) 靴底
WO2015052813A1 (ja) 靴底
JP5649151B1 (ja) 屋内競技用の靴
JP2015518772A (ja) 一体化クリート部材を備えるソール構造および製造方法
CN104886869A (zh) 具有挠性增强板的鞋类物件
JP6162784B2 (ja) シューズ用アウトソール構造およびそれを用いたクリーツシューズ
JP2022136233A (ja) シューズ用ソールの衝撃緩衝部材およびそれを備えるシューズ
JP5827443B2 (ja) 可動性クリートを有する靴
JP2002360305A (ja) シューズのソール構造
US9682676B2 (en) Impact absorber
JP3123575U (ja) スポーツシューズ用靴底
KR20190061220A (ko) 신발 하부에 결합되는 야구화용 밑창
JPWO2018016009A1 (ja) 蹄鉄
JP2015077206A (ja) 靴および靴底
JP2008000635A (ja) スポーツ用シューズのソール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170927

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170927

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6279809

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150