JP2984829B2 - 履 物 - Google Patents

履 物

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JP2984829B2
JP2984829B2 JP9219692A JP21969297A JP2984829B2 JP 2984829 B2 JP2984829 B2 JP 2984829B2 JP 9219692 A JP9219692 A JP 9219692A JP 21969297 A JP21969297 A JP 21969297A JP 2984829 B2 JP2984829 B2 JP 2984829B2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に積雪時等に
履いて使用され、歩行しても滑ることがない靴などの履
物に関する。
【0002】
【従来の技術】積雪量の多い地域や一時的に積雪がある
地域では、歩行中に誤って滑って転倒するのを防止する
ため、長靴や短靴などの履物の踏み面には、通常の履物
には見られない高い鋸歯状等の突条が複数本並設されて
いる。
【0003】かかる高い鋸歯状等の突条を持った履物に
あっては、これを履いて歩行する際に、各突条が人の体
重を受けて雪の中に喰い込むように作用し、この作用に
よる前記突条の雪に対するグリップ力を利用して、靴底
が雪上面で容易にすべらないように機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の長靴や短靴などの履物にあっては、前記突条を形
成しているゴム材が、前記グリップ力を確保するのに比
較的硬質に形成されていることと合わせて、各突条間に
入り込んだ雪や水を含んだ雪または氷が詰ったまま滞留
するため、この滞留によって各突条が路上の雪に喰い込
み難くなり、従って、現実には、前記突条が十分に滑り
止めの役目を果しておらず、前記転倒事故の発生が十分
に解消されていないという課題があった。
【0005】この発明は前記のような課題を解決するも
のであり、靴底の下面に水を含んだ雪や氷が滞留しない
ように、靴底などの下面から一旦呑み込んだこれらの雪
や氷などを別の通り路を介して靴底の外部へ能率的に排
出可能とすることで、雪道や氷結した路面上を滑らず
に、安全に歩行することができる履物を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明の発明にかかる履物は、履物底の少
なくとも踏み面部下面に複数のリブを突設し、該リブに
対し、前記踏み面部下面との間にこれの中心部から周辺
部に向って拡大する空隙部を形成するように、該空隙部
に連通する複数の円筒部を有する接地部材層を連設した
ものである。
【0007】また、請求項2の発明にかかる履物は、前
記複数のリブを、前記踏み面部の略中心部から放射状に
設けたものである。
【0008】また、請求項3の発明にかかる履物は、前
記踏み面部を、これの略中心部から周辺部に向って高く
なるようにわん曲させたものである。
【0009】また、請求項4の発明にかかる履物は、前
記接地部材層を、これの中心部から周辺部に向って肉薄
となるようにわん曲させたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図2,図3および図4はこの発明
の履物である短靴1を示す正面図,底面図および底面斜
視図であり、同図において、2は短靴の底面のうち、土
踏まず部1aおよびかかと部1bを除く踏み面部1c
に、図1および図5に示すような空隙部Gを介して一体
に設けられた接地部材層である。
【0011】この接地部材層2は例えば弾性を有するや
や軟質のゴムや合成樹脂の成形品などからなり、板部2
aの下面に多数の円筒部2bを一体に垂下突設したよう
な形態をなす。従って、円筒部2bは、路面に接する側
の下端(自由端)が下方へ開口し、上端は板部2aの上
方へ開口している。
【0012】なお、これらの各筒部2bの下端は必ずし
も全体として均一な面とする必要がなく、それぞれ不規
則なカット面とすることも任意である。また、図5に示
すように、板部2aはこれの略中心部から周辺部に向っ
て徐々に低くなるようにわん曲させておくことが望まし
い。従って、円筒部2bは板部2aの中心付近で最も高
く、周辺部で最も低く形成される。
【0013】また、3は短靴1の踏み面部1cと前記接
地部材層2との間に介在されて、前記空隙部Gを形成す
るリブであり、これらのリブ3は踏み面部1cの略中心
部から放射状に、例えば6本宛設けられている。
【0014】ここで、これらのリブ3は接地部材層2の
成形時に一体に形成することができるほか、短靴1の底
の成形時に、これに一体に設けることも任意である。ま
た、これらのリブ3は完成品の短靴の底に接着剤を用い
て貼り付け、さらに、これらのリブ3の下面に前記接地
部材層2を接着剤を用いて貼り付けることも任意であ
る。
【0015】かかる構成になる短靴では、これを人が足
に履いて、雪融け道や雪融け後に氷結した路上を歩く
と、前記接地部材層2の円筒部2bがやや軟質のゴムな
どによって形成されているため、人の体重を受けること
により、これらの円筒部2bの下端が氷や雪の中に喰い
込んでいき、雪路面や氷結路面をホールドするように機
能する。
【0016】このため、円筒部2bは適度に撓みながら
この円筒部2bの筒孔内に下方から雪や氷あるいは雪融
け水などが呑み込まれ、これらが人の体重および体重移
動を受けて、さらに、その筒孔内から各リブ3,3間の
空隙部Gへ送り込まれる。
【0017】また、前記のように、接地部材層2の板部
2aは中心部から周辺部に向って円弧状に低くなるよう
に傾いていること、および短靴1の踏み面部1cが中心
部から周辺部に向って円弧状に高くなるように傾いてい
ることによって、前記空隙部Gはこれの中心部から周辺
部に向って次第に拡開されているため、かかる空隙部G
へ円筒部2bの筒孔から送り込まれた雪融け水や雪ある
いは氷を、速やかにその空隙部Gの外へ吐き出すことと
なる。
【0018】すなわち、前記雪や氷が円筒部2b内に従
来のように滞留することがなくなり、円筒部2bの下端
が常に雪や氷の路面をホールドすることとなり、従っ
て、この円筒部2bによる雪路面や氷路面に対するグリ
ップ力が増し、スリップするのを確実に防止できること
となる。この結果、歩行時における転倒事故およびこれ
による骨折,打撲事故の発生を未然に回避できることと
なる。
【0019】なお、前記実施の形態では短靴を例として
示したが、これ以外の長靴,サンダル,その他のあらゆ
る履物に対して、かかる滑り止め構造を採用できること
は言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、履物
底の少なくとも踏み面部下面に複数のリブを突設し、該
リブに対し、前記踏み面部下面との間にこれの中心部か
ら周辺部に向って拡大する空隙部を形成するように、該
空隙部に連通する複数の円筒部を有する接地部材層を連
設するように構成したので、靴底の下面に水を含んだ雪
や氷が滞留しないように、靴底などの下面から一旦呑み
込んだこれらの雪や氷などを別の通り路を介して靴底の
外部へ能率的に排出でき、雪道や氷結した路面上を全く
滑らずに、安全に歩行することができるという効果が得
られる。
【0021】また、請求項2の発明によれば、前記複数
のリブを、前記踏み面部の略中心部から放射状に設ける
ように構成したので、円筒部内に呑み込ませた雪や水あ
るいは氷を速やかに接地部材層と履物底との空隙部へ導
いて、外へ能率的に吐出させることができるという効果
が得られる。
【0022】また、請求項3の発明によれば、前記踏み
面部を、これの略中心部から周辺部に向って高くなるよ
うにわん曲させたので、雪や水あるいは氷を接地部材層
と履物底との空隙部からこれの外へ、人の体重を利用し
て速やかに吐出させることができるという効果が得られ
る。
【0023】また、請求項4の発明によれば、前記接地
部材層を、これの中心部から周辺部に向って肉薄となる
ようにわん曲させたので、雪や水あるいは氷を接地部材
層と履物底との空隙部からこれの外へ、人の体重を利用
して速やかに吐出させることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による履物を示す要部
の下面斜視図である。
【図2】図1に示す履物の全体を示す側面図である。
【図3】図1に示す履物の底面図である。
【図4】図2に示す履物を拡大して示す下面斜視図であ
る。
【図5】図3に示す履物のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 短靴(履物) 1c 踏み面部 2 接地部材層 2a 板部 2b 円筒部 3 リブ G 空隙部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履物底の少なくとも踏み面部下面に突設
    された複数のリブと該リブに対し、前記踏み面部下面と
    の間にこれの中心部から周辺部に向って拡大する空隙部
    を形成するように連設されて、該空隙部に連通する複数
    の円筒部を有する接地部材層とを備えたことを特徴とす
    る履物。
  2. 【請求項2】 前記複数のリブが、前記踏み面部の略中
    心部から放射状に配設されていることを特徴とする請求
    項1に記載の履物。
  3. 【請求項3】 前記踏み面部が、これの略中心部から周
    辺部に向って高くなるようにわん曲していることを特徴
    とする請求項1に記載の履物。
  4. 【請求項4】 前記接地部材層が、これの中心部から周
    辺部に向って肉薄となるようにわん曲していることを特
    徴とする請求項1に記載の履物。
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