JP6279644B2 - 順番管理システム、順番管理装置およびプログラム - Google Patents

順番管理システム、順番管理装置およびプログラム Download PDF

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本発明は、順番待ちを管理する管理技術に関する。
従来、病院、銀行、店舗、役所等の施設においては、サービスを待つ顧客の順番を管理するための種々のシステムが採用されている。例えば、特許文献1には、サービスの提供を受ける利用者に対して受付番号を発行し、この受付番号に基づいて利用者の順番待ちに関する情報をネットワーク通じて送信し、携帯通信端末に表示させる順番表示システムが開示されている。
特開2002−312474号公報
ところで、病院やクリニック等の医療機関には、診察を受ける患者だけでなく、医薬情報担当者(Medical Representative:MR)や医療機器の開発担当者など、様々な訪問者が訪れる。このような患者以外の訪問者と医師との面会は、診察時間以外の時間帯に行われる。そのため、MR等の訪問者は、患者の順番待ちの列が途切れる診察時間以外の限られた時間内で医師とのアポイントを取らなければならず、業務負担が大きかった。つまり、多忙な医師を相手にスケジュールを調整することが困難であり、また、アポイントを取れたとしても、他の訪問者と時間が重なって長時間待たされたり、予定がキャンセルされたりする場合もあった。また、医師にとっても、本来業務の合間を縫ってスケジュールを調整することは煩わしいという問題があった。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、診察時間や営業時間など本来業務の時間外などの限定された時間帯におけるスケジュールを容易に調整することができる順番管理システム、順番管理装置およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様である順番管理装置は、順番待ちの状況を管理するためのテーブルを格納する記憶部と、第1の端末装置からのアクセスを受け付けて、第1の端末装置から受信した順番待ちの情報に基づいてテーブルを更新し、テーブルに登録された情報に基づいて順番待ちを管理する順番管理部とを含む。順番管理装置はさらに、予約可能な時間枠を特別枠として設定する特別枠設定部と、第2の端末装置からのアクセスを受け付けて、第2の端末装置に特別枠を提示すると共に、第2の端末装置から特別枠の予約情報を受け付ける予約受付部と、予約受付部によって受け付けられた予約情報に基づいて、特別枠における順番待ちとしてテーブルに登録する予約管理部と、を有し、順番管理部が、第1の端末装置から受け付けた順番待ちと第2の端末装置から受け付けた特別枠における順番待ちとを一元的に管理するものである。
また、順番管理装置において、前記予約受付部は、第2の端末装置が特定のURLによりアクセスした場合に、特別枠を前記第2の端末装置に提示してもよい。
また、順番管理装置において、予約管理部は、予約受付部が特別枠のうち同一の時間枠を指定する複数の予約を受け付けた場合、該複数の予約が受け付けられた順に沿って、各予約に対応する順番待ちを前記テーブルに登録してもよい。
また、順番管理装置において、特別枠設定部は、第3の端末装置から受信する情報に基づいて、特別枠を設定してもよい。
また、順番管理装置において、特別枠の各々に対して受け付け可能な予約数の上限値が設定されてもよい。
本発明の別の態様である順番管理方法は、番待ちの状況を管理するためのテーブルを格納する記憶部と、第1の端末装置からのアクセスを受け付けて、第1の端末装置から受信した順番待ちの情報に基づいてテーブルを更新し、テーブルに登録された情報に基づいて順番待ちを管理する順番管理部とを備える順番管理装置における順番管理方法を含むものであり、順番管理装置の備えるプロセッサが、予約可能な時間枠を特別枠として設定することと、第2の端末装置からのアクセスを受け付けて、第2の端末装置に特別枠を提示すると共に、第2の端末装置から特別枠の予約情報を受け付けることと、受け付けられた予約情報に基づいて、特別枠における順番待ちとしてテーブルに登録することと、第1の端末装置から受け付けた順番待ちと第2の端末装置から受け付けた特別枠における順番待ちとを一元的に管理するものである。
本発明のさらに別の態様であるプログラムは、コンピュータに、第1の端末装置からのアクセスを受け付けて、第1の端末装置から受信した順番待ちの情報に基づいて順番待ちの状況を管理するためのテーブルを更新し、テーブルに登録された情報に基づいて順番待ちを管理すること、予約可能な時間枠を特別枠として設定すること、第2の端末装置からのアクセスを受け付けて、第2の端末装置に特別枠を提示すると共に、第2の端末装置から特別枠の予約情報を受け付けること、受け付けられた予約情報に基づいて、特別枠における順番待ちとしてテーブルに登録すること、及び、第1の端末装置から受け付けた順番待ちと第2の端末装置から受け付けた特別枠における順番待ちとを一元的に管理すること、を実行させるものである。
本発明によれば、予約の受付が可能な1つ以上の時間枠を設定して、通信ネットワークを介して接続された端末装置に提示し、該端末装置から送信される予約情報において指定された時間枠に対する予約を受け付け、この指定された時間枠に対する予約に基づく順番待ちと、受付端末において受け付けられた順番待ちとを一元的に管理するので、本来業務の順番待ちの列が途切れる限定された時間帯におけるスケジュールを容易に調整することが可能となる。
本発明の実施形態に係る順番管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る受付端末および順番管理端末の主要構成を示すブロック図である。 モード切換ウィンドウを例示した図である。 お客様モードにおける操作画面(受付画面)を例示した図である。 スタッフモードにおける操作画面(ステータス操作画面)を例示した図である。 本発明の実施形態に係る順番管理サーバの主要構成を示すブロック図である。 特別枠を設定するための操作画面(特別枠設定画面)を例示した図である。 順番管理サーバにおける予約受付動作を示すフローチャートである。 特別枠における訪問を予約するための操作画面(予約画面)を例示した図である。 予約完了画面を例示した図である。 本発明の実施形態に係る順番管理システムの動作を示すシーケンス図である。 当日の業務開始時における順番待ちリストを例示した図である。 患者の順番待ちが追加された順番待ちリストを例示した図である。 特別枠における順番待ちが表示されたステータス操作画面を例示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態
本実施形態では、順番待ちを管理する施設として病院を例に説明するが、これに限る趣旨ではなく、本発明に係る順番管理システムは、銀行、店舗、役所、レストラン、ショッピングモール、デパートなど、訪れた顧客に対し順番に従ってサービスを提供すると共に、営業時間内または営業時間以外の時間帯に、訪問者とのアポイント等のスケジュール調整を行う必要があるあらゆる場面に適用可能である。
(1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る順番管理システム1の概略構成を示す図である。
順番管理システム1は、病院を訪れた顧客(患者)の順番待ちを管理するシステムである。同図に示すように、順番管理システム1は、新規の順番待ちの入力を受け付ける受付端末(第1の端末装置)100と、順番待ちの受付伝票(番号券)を印刷するプリンタ200と、順番待ち状況(ステータス)を表示すると共にステータスの変更を受け付ける順番管理端末(第1の端末装置)300と、順番待ち状況を管理する順番管理サーバ(順番管理装置)400とを備える。このうち、受付端末100と、順番管理端末300と、順番管理サーバ400とは、通信ネットワークNを介して接続される。また、この通信ネットワークNには、医薬情報担当者(MR)や医療機器の開発担当者等、患者以外の訪問者(以下、単に訪問者ともいう)が操作する訪問者用端末装置(第2の端末装置)500や、当該病院の医師や病院のスタッフが操作する医師用端末装置(第3の端末装置)600も随時接続される。この他、患者が操作するスマートフォンや携帯電話等の端末装置を通信ネットワークNに接続させてもよい。
通信ネットワークNは、受付端末100、順番管理端末300、および順番管理サーバ400の間で相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
ここで、図1においては、受付端末100および順番管理端末300を1台ずつ図示しているが、これに限る趣旨ではなく、これらの機器を複数台ずつ設けて通信ネットワークNに接続してもよい。また、受付端末100と順番管理端末300を2つに分けて構成しなくてもよい。すなわち、1台の端末装置が、受付端末100および順番管理端末300の両者の機能を有するように構成されてもよい。例えば、1つの病院に受付端末100および順番管理端末300を複数台ずつ設置してもよいし、同じ系列の複数の病院にこれらの機器を1台ずつまたは複数台ずつ設置してもよい。受付端末100および順番管理端末300には、各端末が設置された病院を特定するための識別情報として施設IDが与えられている。
図2は、受付端末100および順番管理端末300の主要構成を示すブロック図である。受付端末100および順番管理端末300は、タブレット端末、PC、ノートPC、スマートフォン、携帯電話機、PDAなど、通信ネットワークNを介して他の通信機器とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。本実施形態においては、図2に示すタブレット端末110に専用のアプリケーションをインストールし、このアプリケーションの実行中における動作モードを切り換えることにより、タブレット端末110を受付端末100または順番管理端末300として使用する。動作モードについては後述する。
タブレット端末110は、通信インタフェース120と、入力部130と、表示部140と、記憶部150と、プロセッサ160とを備える。
通信インタフェース120は、タブレット端末110を通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース120は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
入力部130は、各種操作ボタンやタッチパネル131等の入力デバイスであり、患者の順番待ちの受付や、順番待ちのステータスの変更等の入力操作を受け付ける。
表示部140は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、順番待ちを受け付けるための操作画面や順番待ち状況等を表示する。
記憶部150は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶部150は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。
記憶部150は、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等を記憶する。ドライバプログラムとしては、例えば、通信インタフェース120を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。また、記憶部150は、これら各種プログラムや各種データのほか、プロセッサ160が実行することにより、顧客の順番待ちを管理するための順番管理アプリケーションAP1を記憶している。
プロセッサ160は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶部150に格納されている各種プログラムを実行することでタブレット端末110の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。
プロセッサ160が順番管理アプリケーションAP1を実行することにより実現される機能部には、病院を訪れた患者にタブレット端末110を操作させて順番待ちの受付を行うお客様モードを実行するお客様モード実行部161と、病院のスタッフや管理者にタブレット端末110を操作させて順番待ちステータスを管理するスタッフモードを実行するスタッフモード実行部162と、お客様モードとスタッフモードとを切り換えるモード切換部163とが含まれる。この他、タブレット端末110を大型の外部ディスプレイに接続し、順番待ち状況の一覧等をこの外部ディスプレイに表示させるモードを設けてもよい。
図3は、表示部140に表示されるモード切換ウィンドウを例示した図である。図3に示すように、モード切換ウィンドウM1には、お客様モードを選択するためのボタンm11と、スタッフモードを選択するためのボタンm12と、変更内容を決定するための変更ボタンm13と、モード切換ウィンドウM1を閉じるための操作ボタンm14とが設けられている。
モード切換操作は、病院のスタッフや管理者などの操作権限を有する者によって行われる。操作権限を有する者が正しい施設IDおよびパスコードをタブレット端末110に入力し、認証に成功すると、モード切換部163は、図3に示すモード切換ウィンドウM1を表示部140に表示する。操作権限を有する者がタッチパネル131を操作することにより、お客様モードとスタッフモードとのいずれかを選択し、モード切換ウィンドウM1を閉じると、選択されたモードが当該タブレット端末110に設定される。
<お客様モード>
お客様モードは、現在の順番待ち状況の概要を表示すると共に、病院を訪れた患者にタッチパネル131を操作させることで、新規の順番待ちの入力を受け付け可能とするモードである。
図4は、お客様モード実行部161の制御の下で表示部140に表示される操作画面を例示した図であり、タッチパネル131の操作に応じて新規の順番待ちを受け付ける受付画面M2を示している。受付画面M2には、順番待ちリストが表示されるリスト表示欄m21と、順番待ちをしている患者の数(待ち人数)とおおよその待ち時間とが表示される待ち状況表示欄m22と、受付開始ボタンm23とが設けられている。順番待ちリストには、順番待ちの受付の際に発行される受付番号や受付項目が表示される。
ここで、受付項目とは、来院の目的や区分、要望別に順番待ちを受け付ける場合に設けられる項目のことである。例えば、病院においては、初診、再診、人間ドックなどの区分で受付項目を設けてもよいし、内科、外科などの診療科別に受付項目を設けてもよい。このような受付項目は、施設の目的、規模や特性、ユーザの意向等に応じて適宜設定すればよい。
お客様モード実行部161は、上述した受付画面M2を表示部140に表示させると共に、順番管理サーバ400から最新の順番待ちステータスに関する情報(以下、ステータス情報という)を受信し、このステータス情報に基づいて、順番待ちリストを更新する。
また、お客様モード実行部161は、受付画面M2の受付開始ボタンm23に所定の操作(例えばタップ操作)がなされると、受付用の画面を表示部140に表示させ、この受付用の画面に対する操作に従って、新規の順番待ちを受け付けた旨を示す受付情報を生成し、通信ネットワークNを介して順番管理サーバ400に送信する。受付情報には、受付番号、受付時刻、受付項目等の情報が含まれる。
本実施形態においては、順番待ちをする患者に対して発行される識別情報として受付番号を用いるが、識別情報はこれに限定されない。例えば、アルファベットや仮名等の符号、数字とアルファベット若しくは仮名の組み合わせ、または顧客に入力させる任意の語(例えば姓や名)等を識別情報として用いることもできる。また、受付番号を用いる場合であっても、必ずしも連番(昇順)の数字を用いる必要はなく、ランダムに発行した数字であってもよい。あるいは、受付項目別に識別情報を発行してもよい。
さらに、お客様モード実行部161は、順番待ちの受付が完了した際に、受付番号が表示された受付伝票(番号券)をプリンタ200に出力させる。あるいは、お客様モード実行部161は、受付操作を行った患者が所持する携帯電話やスマートフォン等に受付番号を送信し、画面に表示させてもよい。
<スタッフモード>
スタッフモードは、各受付番号の順番待ちのステータスを表示すると共に、病院のスタッフにタッチパネル131を操作させることで順番待ちのステータスの変更を受け付けるモードである。
図5は、スタッフモードにおいて表示部140に表示される操作画面を例示した図であり、タッチパネル131の操作により順番待ちのステータスの変更を受け付けるステータス操作画面M3を示している。ステータス操作画面M3は、受付端末100が発行した受付番号ごとに順番待ちリストが表示されるリスト表示欄m31を含む。
リスト表示欄m31の各行m32には、受付番号と、受付項目と、受付時刻と、現在のステータスとが表示されている。これらの行m32は、受付項目によらず受付時刻順に並べて表示してもよいし、受付項目別に受付時刻順に並べて表示してもよい。また、行m32の配列を、ステータス操作画面M3に対する操作により適宜変更できるようにしてもよい。
本実施形態においては、順番待ちのステータスを変更するための操作ボタン群m33が、所定の操作により各行m32に表示されるようになっている。操作ボタン群m33を表示させるための操作としては、例えば、ステータスの変更対象とする行を右から左へとスワイプする操作が挙げられる。なお、図5は、受付番号「67」の行m32に対して操作ボタン群m33を表示させた状態を示している。
操作ボタン群m33のうち、「取消」は、順番待ちをキャンセルする際に操作される。「変更」は、いったん入力された順番待ちの詳細(受付項目など)を変更する際に操作される。「呼出」は、順番が到来して患者を呼び出す際に操作される。「案内」は、患者をサービス提供(例えば診察)のために案内する際に操作される。なお、変更操作は、「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」に限定する趣旨ではなく、施設の業務形態等に応じて、管理者等が適宜設定および変更することが可能である。
スタッフモード実行部162は、最新のステータス情報を順番管理サーバ400から受信した場合に、受信したステータス情報に基づいて、ステータス操作画面M3に表示されている順番待ちリストを更新する。
また、スタッフモード実行部162は、ステータス操作画面M3の操作ボタン群m33のいずれかに対して所定の操作(例えばタップ操作)がなされた場合に、操作に応じたステータス変更情報を生成し、通信ネットワークNを介して順番管理サーバ400に送信する。
本実施形態においては、タブレット端末110に順番管理アプリケーションAP1を実装し、お客様モードに設定したタブレット端末110を受付端末100として使用し、スタッフモードに設定したタブレット端末110を順番管理端末300として使用する。受付端末100として使用するタブレット端末110と、順番管理端末300として使用するタブレット端末110とは同じ機種であってもよいし、異なる機種であってもよい。
受付端末100には、有線ケーブルまたは無線によってプリンタ200が接続されている。プリンタ200は、受付端末100に対する操作に応じて、順番待ちの受付伝票(番号券)などを発券する。施設の種類によっては、受付伝票の他、クーポンなどを発券してもよい。
図6は、順番管理サーバ400の主要構成を示すブロック図である。順番管理サーバ400は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、所定のプログラムを実行することにより、受付端末100および順番管理端末300と連携して順番待ちを管理するサーバ機能を実現するものである。ここで、順番管理サーバ400を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
図6に示すように、順番管理サーバ400は、通信インタフェース410と、記憶部420と、プロセッサ430とを備える。
通信インタフェース410は、通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース410は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
記憶部420は、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からなる物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。記憶部420は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。記憶部420は、オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラムを含む各種プログラムおよびこれらのプログラムの実行中に使用される各種データを格納する。具体的には、記憶部420は、プロセッサ430に実行させる順番管理プログラムAP2と、このプログラムの実行中に使用される順番管理データベースDB1とを記憶している。
順番管理データベースDB1は、病院ごとに受付端末100および順番管理端末300を管理するためのデータベースであり、クライアント管理テーブルTA1と、ステータス管理テーブルTA2と、特別枠管理テーブルTA3とを含む。
クライアント管理テーブルTA1には、病院ごとに固有のIDとパスコード(アカウント)が対応づけて登録される。例えば、複数の系列病院が存在する場合、「病院A」で利用される受付端末100および順番管理端末300に対して「ID:A1・・・」、「パスコード:AA2・・・」が設定されている。病院ごとのIDおよびパスコードは、例えば、システム導入の際に各病院で順番待ちの管理を行う管理者によって設定される。1つの病院で受付端末100および順番管理端末300を複数台ずつ利用する場合には、同一のIDとパスコードを利用してもよいが、例えば所定の条件に従い、複数のIDとパスコードを使い分けるようにしてもよい。
ステータス管理テーブルTA2には、順番待ちの状況を管理するための順番待ちリストが、病院ごとに格納される。受付端末100または順番管理端末300から受信した順番待ちの情報、すなわち順番待ちの受付情報またはステータス変更情報に基づいて、順番待ちリストの内容が追加または更新される。各順番待ちリストは、受付端末100が発行した受付番号の一覧と、後述するように、診察時間外の訪問者の順番待ちに対して発行される受付番号と、これらの受付番号の順番待ちのステータスとを含む。これらの受付番号のうち、前者は、診察の受付時間内に受付端末100から送信される受付情報に基づいて随時登録される。それに対して、後者は、診察時間外の訪問が予約された際に発行されて特別枠管理テーブルTA3に一旦格納され、1日の業務の開始時など所定のタイミングで当日分の受付番号が順番待ちリストに取り込まれる。
また、これらの受付番号の順番待ちのステータスは、順番管理端末300から送信されるステータス変更情報に基づいて随時更新される。この他、ステータス管理テーブルTA2に、受付を行った患者や訪問者の携帯端末ID、メールアドレスや電話番号等の連絡先などを、受付番号と関連づけて格納してもよい。
ここで、順番待ちのステータスには、「未呼出」と、「呼出」と、「案内済」とがある。「未呼出」は患者の順番が到来していない状態である。「呼出」は順番が到来して又は順番が近付いて患者の呼び出しを行っている状態である。「案内済」は順番が到来した患者を診察室等に案内し終えた状態である。なお、どのようなステータスを設定するかについては、各病院の管理者等が適宜設定し、あるいは変更することができる。
特別枠管理テーブルTA3には、診察時間外における訪問の予約に関する情報が格納される。詳細には、診察時間外の時間帯のうち、訪問の予約が可能な時間枠が特別枠として格納されていると共に、各特別枠に対して予約された訪問に関する情報(予約情報)が格納されている。この予約情報は、予約された特別枠の日時、訪問先(医師等)予約の際に発行された受付番号、訪問者のIDや連絡先等の情報を含む。
プロセッサ430は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶部420に格納されている各種プログラムを実行することにより順番管理サーバ400の各部を中枢的に制御する。また、プロセッサ430は、順番管理プログラムAP2を実行することにより、受付端末100および順番管理端末300と連携して順番管理機能を実現する。
詳細には、プロセッサ430が順番管理プログラムAP2を実行することにより実現される機能部には、特別枠設定部431と、予約受付部432と、予約管理部433と、順番受付部435と、ステータス管理部436とが含まれる。
特別枠設定部431は、医師用端末装置600からのアクセスを受け付けて、医師用端末装置600から受信した設定情報に基づいて、診察時間外の時間帯のうちの1つ以上の時間枠を、MR等の訪問の予約が可能な特別枠として設定する。特別枠は、通常、診察開始前の早朝、昼休み、診察終了後の夜間に設定される。特別枠は、医師の都合や病院の経営形態等に応じて適宜設定すればよく、例えば、診察時間内の特定の時間帯や休診日に特別枠を設定してもよい。
予約受付部432は、訪問者用端末装置500からのアクセスを受け付けて、訪問者用端末装置500に1つ以上の特別枠を提示する。その後、訪問者用端末装置500から受信した特別枠の予約情報に基づいて、特別枠を指定した訪問の予約を受け付けて、特別枠管理テーブルTA3に登録する。
予約管理部433は、特別枠管理テーブルTA3に登録された予約から、当日分の予約を抽出し、各特別枠の時間帯における順番待ちとしてステータス管理テーブルTA2に登録する。
順番管理部434は、順番受付部435とステータス管理部436を含んで構成される。順番管理部434は、ステータス管理テーブルTA2及び特別枠管理テーブルTA3に登録された情報に基づいて、受付端末100または順番管理端末300から受け付けた通常の順番待ちと、訪問者用端末装置500から受け付けた特別枠における順番待ちを一元的に管理する。
順番受付部435は、受付端末100からのアクセスを受け付けて、受付端末100から受信した受付情報に従ってステータス管理テーブルTA2を更新する。具体的には、ステータス管理テーブルTA2に対し、受付情報に含まれる受付時刻順に新規の順番待ちを登録する。
ステータス管理部436は、順番管理端末300からのアクセスを受け付けて、順番管理端末300から受信したステータス変更情報に従ってステータス管理テーブルTA2を更新する。具体的には、ステータス変更情報に含まれる受付番号をもとに、順番待ちリストに登録されている順番待ちを抽出し、抽出した順番待ちのステータスを変更する。
訪問者用端末装置500は、MR等の訪問者が、診察時間以外の時間帯に病院を訪問して医師と面会する際の予約を取るために用いられる。訪問者用端末装置500は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPCなどの汎用の機器であり、通信ネットワークNを介して他の通信機器とデータの授受を行うことができる機器であれば特に限定されない。訪問者用端末装置500は、プロセッサ、各種操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置、液晶ディスプレイなどの表示装置、通信ネットワークNに接続するための通信インタフェース、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)などの記憶資源を備えている。
医師用端末装置600は、医師が特別枠を設定したり、特別枠における予約の受付状況を確認したりするために用いられる。医師用端末装置600としても、スマートフォン、携帯電話機、PDA、タブレット端末、PC、ノートPCなど、通信ネットワークNを介したデータの授受が可能なあらゆる機器を用いることができる。
(2)実施形態の動作
次に、順番管理システム1の動作を説明する。以下においては、順番管理システム1をある病院Aに適用する場合を説明する。
<特別枠の設定>
図7は、診察時間以外の時間帯で訪問の受け入れ可能な時間帯を特別枠として設定するための操作画面(特別枠設定画面)を例示した図である。
医師用端末装置600が順番管理サーバ400にアクセスし、医師ごとに設定されたアカウントからのログイン要求があった場合、特別枠設定部431は、医師のIDおよびパスコードを確認した上で、図7に例示する特別枠設定画面M4を医師用端末装置600に表示させる。
特別枠設定画面M4は、特別枠の設定日を操作するための設定日操作部m41と、設定日操作部m41に表示された日にちにおける特別枠を設定するための特別枠設定表m42と、登録ボタンm43とを含む。特別枠設定表m42においては、特別枠としての設定が可能な時間枠(例えば30分ごとに区切られた枠)が、病院Aに所属する医師(医師1〜5)ごとに表示されている。
図7は医師1がログインした状態を示しており、この場合、医師1の列における時間枠が編集可能となっている。なお、特別枠設定表m42においては、図7に示すように、ログインしている本人以外の医師の特別枠の設定状況を表示してもよいし、ログインしている本人以外の医師の特別枠の設定状況を表示させないようにしてもよい。また、医師ごとではなく病院ごとに特別枠を設定する場合、施設IDによって特別枠設定画面M4にアクセスすればよい。
医師用端末装置600は、特別枠設定表m42内の任意の時間枠を選択する操作(例えば特定の時間枠をタップする操作や、マウス等でクリックする操作)を検知すると、当該時間枠の表示色を変更するなどして、選択されている状態であることを明示する。例えば、図7は、診察開始前の8:30〜9:00の時間枠と、昼休みの12:00〜12:30および13:30〜14:00の時間枠と、診察終了後の19:00〜19:30の時間枠とが選択されている状態を示している。医師用端末装置600は、さらに、登録ボタンm43に対する所定の操作(同上)を検知すると、選択された時間枠を設定日操作部m41に表示された日にち(図7においては3月30日)における特別枠として設定する指示を順番管理サーバ400に送信する。
順番管理サーバ400が特別枠を設定する指示を受信すると、特別枠設定部431は、この指示に従って、特別枠管理テーブルTA3に特別枠を設定する。
なお、特別枠管理テーブルTA3に対し、予め決まった時間枠を特別枠としてデフォルトで設定しておいてもよい。この場合、毎日決まった時間帯を特別枠として設定してもよいし、曜日によって特別枠として設定する時間帯を変更してもよい。このように、特別枠をデフォルトで設定する場合、医師が個別に医師用端末装置600を使って特別枠を設定する必要はない。あるいは、デフォルトで設定された特別枠に対して変更がある場合に、医師が個別に特別枠の取消または変更を行うこととしてもよい。
<訪問の予約の受付>
図8は、順番管理サーバ400における訪問の予約受付動作を示すフローチャートである。また、図9は、特別枠における訪問を予約するための操作画面(予約画面)を例示した図である。ここで、訪問者には予め、特別枠における訪問を予約するためのアカウント(IDおよびパスコード)が個別に発行されていると共に、予約画面にアクセスするためのURLが通知されている。このURLは一般には公開されておらず、アカウントが発行された訪問者あるいは該訪問者が所属する組織等に対して通知される。また、このURLは、病院ごと(施設IDごと)に設定してもよいし、病院に所属する医師ごとに設定してもよい。
訪問者用端末装置500が上記URLにより順番管理サーバ400にアクセスし(ステップS10:Yes)、さらに、アカウントの認証に成功すると(ステップS11:Yes)、予約受付部432は、訪問の予約が可能な特別枠を表す情報として、図9に示す予約画面M5を訪問者用端末装置500に送信して表示させる(ステップS12)。なお、訪問者用端末装置500が上記URLにより順番管理サーバ400にアクセスしない場合(ステップS10:No)、および認証に失敗した場合(ステップS11:No)、予約受付動作は終了する。
予約画面M5は、訪問日を設定するための訪問日操作部m51と、訪問日操作部m51に表示された日にちにおける訪問日を設定するための訪問日設定表m52と、予約ボタンm53とを含む。訪問日設定表m52においては、医師が設定した特別枠が、他の時間枠と異なる色やパターンによって表示されている。
ここで、訪問の予約を行うためのURLが病院ごとに設定されている場合には、図9に示すように、病院に所属する医師全員(例えば医師1〜5)の特別枠を表示してもよいし、医師の区別なく、病院全体としての特別枠を表示してもよい。また、URLが医師ごとに設定されている場合には、当該医師の特別枠が表示される。
訪問者用端末装置500は、訪問日設定表m52に表示されている特別枠に対する所定の操作(例えば特定の特別枠をタップする操作や、マウス等でクリックする操作)を検知すると、当該特別枠の表示色を変更するなどして選択されている状態であることを明示する。訪問者用端末装置500は、さらに、予約ボタンm53に対する所定の操作(同上)を検知すると、選択された特別枠を指定する訪問の予約情報を順番管理サーバ400に送信する。
予約受付部432は、訪問の予約情報を受信し(ステップS13)、特別枠管理テーブルTA3に対し、予約情報において指定された特別枠における訪問の予約を登録する(ステップS14)。さらに、予約受付部432は、予約の受付番号を発行する(ステップS15)。この受付番号は、好ましくは、診察時間内における患者の順番待ちに対して発行される受付番号とは異なる系列で管理される。例えば、時間帯(診察開始前、昼休み、診察終了後)を識別するための符号や、医師を識別するための符号や、1つの特別枠に対して複数の予約がされた場合の順序を表す符号等を、予約の受付番号に組み込んでもよい。
さらに、予約受付部432は、図10に例示する予約完了画面M6を訪問者用端末装置500に送信する(ステップS16)。この予約完了画面M6は、図9に示す医師1の特別枠m54(3月30日の19:00〜19:30)に対する予約が完了した旨を示している。
ここで、特別枠管理テーブルTA3においては、1つの特別枠における予約数の上限値を設定しておいてもよい。たとえば、図9に示すような30分間の特別枠に対し、上限2件まで予約を受け付けるように設定したとする。この場合、予約受付部432は、指定された特別枠における予約の件数が既に上限数に達しているとき、指定された特別枠における予約を受け付けることができない旨の回答を訪問者用端末装置500に送信する。あるいは、予約の件数が上限数に達している特別枠を訪問日設定表m52に表示しないようにしてもよい。
<順番待ちの受付およびステータスの管理>
図11は、順番管理システム1の動作を示すシーケンス図である。
順番管理サーバ400においては、1日の業務開始にあたり、予約管理部433が、特別枠管理テーブルTA3から当日分の特別枠における予約のリスト(特別枠リスト)を抽出し、ステータス管理テーブルTA2の順番待ちリストに取り込む(ステップS200)。
図12は、当日(例えば3月30日)の診察の受付開始前における順番待ちリストを例示した図である。この時点においては、まだ、一般患者の順番待ちの受付は始まっていないため、特別枠における予約のみが順番待ちリストM7に格納される。なお、順番待ちリストM7においては、予約に基づく順番待ちの受付時刻として、特別枠の開始時刻が設定される。また、受付項目については空欄としてもよいし、訪問先の医師名やIDを表示してもよい。
また、1つの特別枠に対して複数の予約が受け付けられている場合、予約管理部433は、予約が先になされた方を順番待ちの上位に設定する。例えば、2つの行m71、m72に示すように、19:00〜19:30の医師1の特別枠に対する2件の順番待ちの間では、先に予約された受付番号N101の方がN102よりも先の順番となる。
診察の受付が開始されると、患者は、病院Aを訪れた順に順番待ちの受付を行う。具体的には、まず、受付端末100に表示された受付画面M2(図4参照)の受付開始ボタンm23をタップし、続いて表示される画面に従って受付項目の入力等の受付操作を行う。この際、患者に代わって、病院の案内スタッフが受付端末100を操作してもよい。
受付端末100は、タッチパネル131に対する入力操作を検知すると(ステップS100:Yes)、新規の順番待ちの受付番号を発行すると共に、この受付番号、受付時刻、受付項目等を含む受付情報を生成し、通信ネットワークNを介して順番管理サーバ400に送信する(ステップS101)。
続いて、受付端末100は、受付番号が表示された番号券を発行してプリンタ200に出力させる(ステップS102)。番号券には、受付番号の他、2次元コード付きを表示してもよく、この場合に患者は、2次元コードを自分の携帯端末で読み取ることにより、呼出状況の確認、メールや電話による呼び出しといったサービスを受けることができる。
一方、受付端末100がタッチパネル131に対する入力操作を検知しない場合(ステップS100:No)、受付端末100の動作はそのままステップS103に移行する。
順番管理サーバ400は、受付端末100から受付情報を受信すると(ステップS201:Yes)、受信した受付情報に基づいてステータス管理テーブルTA2を更新する(ステップS202)。具体的には、順番待ちリストに対して新規の順番待ちを登録する。
図13は、図12に示す順番待ちリストM7に対して受付番号1〜4の順番待ち(行m73参照)が追加された状態を示している。これらの順番待ちは、既に順番待ちリストM7に登録されている予約に基づく順番待ち(受付番号L101〜)を含め、全体として受付時刻順となるように、順番待ちリストM7に挿入される。
順番管理サーバ400は、更新されたステータス管理テーブルTA2に基づいて、最新のステータス情報を受付端末100および順番管理端末300に送信する(ステップS203)。
ここで、順番管理サーバ400は、ステータス管理テーブルTA2を更新するたびに、ステータス情報を受付端末100および順番管理端末300に送信してもよいし、ステータス管理テーブルTA2を更新したか否かにかかわらず、所定の時間間隔でステータス情報を上記各端末に送信してもよい。あるいは、順番管理サーバ400は、上記各端末から要求が来たときに、ステータス情報を送信するようにしてもよい。この場合、上記各端末は、所定の時間間隔で順番管理サーバ400にステータス情報を要求するように設定される。
一方、順番管理サーバ400が受付端末100から受付情報を受信しない場合(ステップS201:No)、順番管理サーバ400の動作はそのままステップS204に移行する。
受付端末100は、順番管理サーバ400から最新のステータス情報を受信すると(ステップS103:Yes)、受信したステータス情報に基づいて受付画面M2(図4参照)を更新表示する(ステップS104)。一方、受付端末100が順番管理サーバ400から最新のステータス情報を受信しない場合(ステップS103:No)、受付端末100の動作はそのままステップS105に移行する。
順番管理端末300は、順番管理サーバ400から最新のステータス情報を受信すると(ステップS300:Yes)、受信したステータス情報に基づいてステータス操作画面M3(図5参照)の順番待ちリストを更新表示する(ステップS301)。一方、順番管理端末300が最新のステータス情報を受信しない場合(ステップS300:No)、順番管理端末300の動作はそのままステップS302に移行する。
このようなステップS100〜S102、ステップS201〜S203、およびステップS300〜S301により、病院Aでの受付順による患者の順番待ちが順番待ちリストM7に追加され、受付端末100および順番管理端末300に表示される順番待ちリストが更新されていく。
病院のスタッフは、順番待ちのステータスを変更する場合、順番管理端末300に表示されたステータス操作画面M3においてステータス変更操作を行う。具体的には、順番待ちリストの先頭の行(図5においては受付番号「67」の行m32)をスワイプして操作ボタン群m33を表示させ、所望の操作ボタン(取消、変更、呼出、案内のいずれか)をタップすることでステータスの変更操作を行う。
順番管理端末300は、ステータス変更操作を検知すると(ステップS302:Yes)、このステータス変更操作に応じたステータス変更情報を生成し、通信ネットワークNを介して順番管理サーバ400に送信する(ステップS303)。一方、順番管理端末300がステータス変更操作を検知しない場合(ステップS302:No)、順番管理端末300の動作はそのままステップS304に移行する。
順番管理サーバ400は、順番管理端末300からステータス変更情報を受信すると(ステップS204:Yes)、受信したステータス変更情報に基づいてステータス管理テーブルTA2を更新する(ステップS205)。例えば、ある受付番号のステータスを「案内済」に変更するステータス変更情報を受信した場合、ステータス管理部436は、ステータス管理テーブルTA2から当該受付番号を消し込む。また、ある受付番号のステータスを「呼出中」に変更するステータス変更情報を受信すると、ステータス管理部436は、ステータス管理テーブルTA2に登録された当該受付番号のステータスを「呼出中」に変更する。この際、当該受付番号にメールアドレスや電話番号が紐づけられている場合には、順番管理サーバ400はメールや電話により顧客を呼び出すこととしてもよい。
続いて、順番管理サーバ400は、更新したステータス管理テーブルTA2に基づいて、最新のステータス情報を受付端末100および順番管理端末300に送信する(ステップS206)。順番管理サーバ400は、ステータス管理テーブルTA2を更新するたびにステータス情報を受付端末100および順番管理端末300に送信してもよいし、所定の時間間隔で、あるいはこれらの各端末からの要求に応じて、ステータス情報を各端末に送信してもよい。
一方、順番管理サーバ400が順番管理端末300からステータス変更情報を受信しない場合(ステップS204:No)、順番管理サーバ400の動作はそのままステップS207に移行する。
受付端末100は、順番管理サーバ400から最新のステータス情報を受信すると(ステップS103:Yes)、受信したステータス情報に基づいて、図4に例示する受付画面M2を更新表示する(ステップS104)。一方、受付端末100が順番管理サーバ400から最新のステータス情報を受信しない場合(ステップS103:No)、受付端末100の動作はそのままステップS105に移行する。
また、順番管理端末300が最新のステータス情報を受信したときの動作は上述のとおりである(ステップS300〜S301参照)。
このようなステップS302〜S303およびステップS204〜S206における順番待ちのステータス管理は、基本的に、病院Aでの受付順による患者の順番待ちと、予約に基づく順番待ちとの区別なく、順番待ちリストでの受付時刻順に行われる。例えば、図14に示すステータス操作画面M3のリスト表示欄m31には、受付順による患者の順番待ちの行m34(受付番号427、428)に続いて、診察時間終了後(19:00〜)の予約に基づく順番待ちの行m35(受付番号N101、N102、N201)が表示されている。この場合、スタッフは、順番待ちリストでの並び順(あるいは受付項目別での並び順)に沿ってステータスの変更操作を行う。それにより、病院Aの医師は、病院Aでの受付順に患者を診察することができ、患者の順番待ちの列が途切れた後でMR等の訪問者と面会する時間を確保することができる。
その後、順番管理システム1が動作を継続する場合(ステップS105、S207、S304:No)、受付端末100、順番管理端末300、および順番管理サーバ400の動作はステップS100、S200、S300にそれぞれ戻る。一方、順番管理システム1が動作を終了する場合(例えば、1日の業務を終了する場合、ステップS105、S207、S304:Yes)、受付端末100、順番管理端末300、および順番管理サーバ400の動作は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、医師が設定した特別枠に対して訪問者が訪問を予約すると共に、この予約に基づく順番待ちと、病院での受付順による患者の順番待ちとを、順番待ちリストM7(図12、図13参照)において一元的に管理するので、診察時間以外の限定された時間帯におけるスケジュールを容易に調整することが可能となる。
また、本実施形態によれば、医師が設定した特別枠を明示し、その特別枠に対して訪問者が訪問を予約するので、訪問者は、医師のスケジュールと自身のスケジュールとを容易にすり合わせることができる。
また、本実施形態によれば、1つの特別枠における予約数の上限値を設定しておくことで、訪問者の訪問日時を分散させることができるので、訪問者の待ち時間を低減させることが可能になる。
変形例
以上説明した実施形態においては、患者の順番待ちを受付端末100により受け付けることとしたが、受付端末100による受付と並行して、スマートフォンや携帯電話、PC等の端末装置から順番待ちを受け付けることとしてもよい。この場合、例えば、MR等の訪問者向けのURLとは別に、順番待ちの受付用のURLを設定し、病院Aの患者に公開すればよい。この場合、患者は、順番待ちの受付用のURLにより順番管理サーバ400にアクセスすることで、受付時刻順に順番待ちを登録することができる。また、患者と訪問者が共通の受付用URLを用いて、順番管理サーバ400にアクセスした後に入力させるIDないしパスコード等によって、通常の順番待ちと特別枠の予約とを判別するものとしてもよい。なお、端末装置から順番管理サーバ400へのアクセスは、URLを介するものに限定されず、端末装置にインストールされたアプリを介してアクセスするものとしてもよいし、CTI(Computer Telephony Integration)システムを利用して、端末装置から所定の電話番号に電話することによってアクセスするものとしてもよい。
以上においては、順番管理システム1を病院やクリニック等の医療機関に適用する場合を説明したが、順番管理システム1は、本来業務における顧客の順番待ちとは別にスケジュールを調整する必要が生じるあらゆる場面に適用することができる。例えば、カウンセリングルームや法律相談室等において、顧客との面談の合間に業者との打ち合わせやスタッフ同士の打ち合わせを行う場合に、特別枠の予約を利用することができる。あるいは、銀行のように、来店順による顧客の順番待ちとは別に、予約による来客も受け付ける施設に順番管理システム1を適用してもよい。
1…順番管理システム
100…受付端末
110…タブレット端末
120…通信インタフェース
130…入力部
131…タッチパネル
140…表示部
150…記憶部
160…プロセッサ
161…お客様モード実行部
162…スタッフモード実行部
163…モード切換部
200…プリンタ
300…順番管理端末
400…順番管理サーバ
410…通信インタフェース
420…記憶部
430…プロセッサ
431…特別枠設定部
432…予約受付部
433…予約管理部
434…順番管理部
435…順番受付部
436…ステータス管理部
500…訪問者用端末装置
600…医師用端末装置
AP1…順番管理アプリケーション
AP2…順番管理プログラム
DB1…順番管理データベース
TA1…クライアント管理テーブル
TA2…ステータス管理テーブル
TA3…特別枠管理テーブル
N…通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 順番待ちの状況を管理するためのテーブルを格納する記憶部と、
    第1の端末装置からのアクセスを受け付けて、前記第1の端末装置から受信した顧客の順番待ちの情報に基づいて前記テーブルを更新し、前記テーブルに登録された情報に基づいて順番待ちを管理する順番管理部と、
    を備える順番管理装置であって、さらに、
    前記顧客以外の訪問者が予約可能であり、前記顧客を受け付けない時間枠を特別枠として設定する特別枠設定部と、
    第2の端末装置からのアクセスを受け付けて、前記訪問者に対して発行されたアカウントの認証がされた場合に、前記第2の端末装置に前記特別枠を提示すると共に、前記第2の端末装置から前記特別枠の予約情報を受け付ける予約受付部と、
    前記予約受付部によって受け付けられた予約情報に基づいて、前記特別枠における前記訪問者の順番待ちとして前記テーブルに登録する予約管理部と、
    を有し、
    前記順番管理部が、前記第1の端末装置から受け付けた前記顧客の順番待ちと前記第2の端末装置から受け付けた特別枠における前記訪問者の順番待ちとを一元的に管理する、順番管理装置。
  2. 前記予約受付部は、前記第2の端末装置が特定のURLによりアクセスした場合に、前
    記特別枠を前記第2の端末装置に提示する、請求項1に記載の順番管理装置。
  3. 前記予約管理部は、前記予約受付部が前記特別枠のうち同一の時間枠を指定する複数の予約を受け付けた場合、該複数の予約が受け付けられた順に沿って、各予約に対応する順番待ちを前記テーブルに登録する、請求項1または2に記載の順番管理装置。
  4. 前記特別枠設定部は、第3の端末装置から受信する情報に基づいて、前記特別枠を設定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の順番管理装置。
  5. 前記特別枠の各々に対して受け付け可能な予約数の上限値が設定されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の順番管理装置。
  6. 順番待ちの状況を管理するためのテーブルを格納する記憶部と、第1の端末装置からのアクセスを受け付けて、前記第1の端末装置から受信した顧客の順番待ちの情報に基づいて前記テーブルを更新し、前記テーブルに登録された情報に基づいて順番待ちを管理する順番管理部とを備える順番管理装置における順番管理方法であって、
    前記順番管理装置の備えるプロセッサが、
    前記顧客以外の訪問者が予約可能であり、前記顧客を受け付けない時間枠を特別枠として設定することと、
    第2の端末装置からのアクセスを受け付けて、前記訪問者に対して発行されたアカウントの認証がされた場合に、前記第2の端末装置に前記特別枠を提示すると共に、前記第2の端末装置から前記特別枠の予約情報を受け付けることと、
    前記受け付けられた予約情報に基づいて、前記特別枠における前記訪問者の順番待ちとして前記テーブルに登録することと、
    前記第1の端末装置から受け付けた前記顧客の順番待ちと前記第2の端末装置から受け付けた特別枠における前記訪問者の順番待ちとを一元的に管理することと、
    を実行する順番管理方法。
  7. コンピュータに、
    第1の端末装置からのアクセスを受け付けて、前記第1の端末装置から受信した顧客の順番待ちの情報に基づいて順番待ちの状況を管理するためのテーブルを更新し、前記テーブルに登録された情報に基づいて順番待ちを管理すること、
    前記顧客以外の訪問者が予約可能であり、前記顧客を受け付けない時間枠を特別枠として設定すること、
    第2の端末装置からのアクセスを受け付けて、前記訪問者に対して発行されたアカウントの認証がされた場合に、前記第2の端末装置に前記特別枠を提示すると共に、前記第2の端末装置から前記特別枠の予約情報を受け付けること、
    前記受け付けられた予約情報に基づいて、前記特別枠における前記訪問者の順番待ちとして前記テーブルに登録すること、及び
    前記第1の端末装置から受け付けた前記顧客の順番待ちと前記第2の端末装置から受け付けた特別枠における前記訪問者の順番待ちとを一元的に管理すること、
    を実行させるためのプログラム。
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