JP6279177B1 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備える組合せ計量装置であって、ユニットのそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備え、かつ、小型ユニットおよび大型ユニットのいずれか一方に分類され、小型ユニットおよび大型ユニットをそれぞれ一つ以上備え、以下の(A)および(B)の少なくともいずれか一方を満たす、組合せ計量装置。(A)計量ホッパは、一槽式計量ホッパと二槽式計量ホッパとに分類され、小型ユニットは一槽式計量ホッパを備え、大型ユニットは二槽式計量ホッパを備える。(B)ユニットの一部が、計量ホッパの下方に配置されて計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備え、小型ユニットはメモリホッパを備えず、大型ユニットはメモリホッパを備える。

Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
組合せ計量装置は、複数の計量値を取得し、組合せ演算により、目標重量に近い合計重量が得られるように、計量値の組合せを選択して排出する。
特許文献1は、メモリホッパを備えた組合せ計量装置を開示する。メモリホッパは、個々の計量ホッパにより計量された被計量物を一時的に溜め込む。組合せ選定手段による被計量物の選定方法として、計量ホッパ内の被計量物とメモリホッパ内の被計量物の中から組合せを選定する方法が採用できる。
特許文献2は、二槽式の計量ホッパを備えた組合せ計量装置を開示する。二槽式の計量ホッパは、1個の計量センサに接続されると共に2個の計量室を備える。2個の計量室には、それぞれ互いに独立して開閉可能なゲートが設けられていてもよい。かかる構成では、それぞれの計量室に保持されている被計量物を独立に排出することができる。被計量物が計量ホッパへと供給される場合に、いずれか一方の計量室に被計量物が供給され、供給前後の計量センサでの検出値の差分に基づいて、該計量室に供給された被計量物の重量を検出することができる。得られた検出値を用いて組合せ演算を行い、選択された計量室に保持されている被計量物を排出することで、あたかも各計量室が独立した計量ホッパであるかのように動作しうる。
特開2004−109079号公報 特開2014−126389号公報
本開示の一側面にかかる組合せ計量装置は、水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備え、前記ユニットのそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備え、かつ、小型ユニットおよび大型ユニットのいずれか一方に分類され、前記小型ユニットおよび前記大型ユニットをそれぞれ一つ以上備え、以下の(A)および(B)の少なくともいずれか一方を満たす。
(A)前記計量ホッパは、一槽式計量ホッパと二槽式計量ホッパとに分類され、前記小型ユニットは前記一槽式計量ホッパを備えると共に前記二槽式計量ホッパを備えないユニットであり、前記大型ユニットは前記二槽式計量ホッパを備えると共に前記一槽式計量ホッパを備えないユニットである。
(B)前記ユニットの一部が、前記計量ホッパの下方に配置されて前記計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備え、前記小型ユニットは前記メモリホッパを備えないユニットであり、前記大型ユニットは前記メモリホッパを備えるユニットである。
図1は、第1実施形態の組合せ計量装置の概略構成を示す平面模式図である。 図2Aは、図1のIIA−IIA断面で切った断面模式図である。 図2Bは、図1のIIB−IIB断面で切った断面模式図である。 図3は、第2実施形態の組合せ計量装置の概略構成を示す平面模式図である。 図4は、第2実施形態にかかる組合せ計量装置の大型ユニットにおける、供給ホッパと計量ホッパの関係を示す部分模式図である。 図5は、第3実施形態にかかる組合せ計量装置の大型ユニットにおける、供給ホッパと計量ホッパの関係を示す部分模式図である。 図6Aは、第4実施形態にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法における、改造前の組合せ計量装置の概略構成を示す断面模式図である。 図6Bは、第4実施形態にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法における、改造後の組合せ計量装置の概略構成を示す断面模式図である。 図6Cは、第4実施形態の変形例にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法における、改造後の組合せ計量装置の概略構成を示す断面模式図である。
組合せ計量装置は、典型的には、組合せ演算に参加する計量値の数が多いほど計量精度が高くなる。ここでいう計量精度とは、組合せ演算の結果として選択される最適組合せに参加する計量値の合計(組合せ合計重量)と、組合せ計量装置が排出する被計量物重量の目標値(組合せ目標重量)との差が小さいことを指す。
計量値の数を増やすために、計量ホッパの個数を増やすことが考えられる。しかしながら、装置が大型化して処理速度が低下する、製造コストが増大するなどの課題がある。組合せ選択された複数のホッパから排出された被計量物は、その先頭から末尾まである程度の長さ(以下、これを「ストリングアウト長」と言う。)をなして集合シュートを滑走し、組合せ計量装置の下流に設置された包装装置に投入される。滑走する距離が長いほど集合シュートなどから受ける摩擦の影響が大きくなるので、ストリングアウト長は長くなる。よって、同じ量の被計量物であっても、ストリングアウト長が長いほど包装機に投入されるまでの時間は長くなる。
また、包装装置がシールをする際に、シール部分で噛みこみを生じさせないため、ある組合せ選択で排出された被計量物の末尾と次の組合せ選択で排出された被計量物の先頭の間(以下、これを「プロダクトウィンドウ」と言う。)にはある程度の距離が必要であるが、計量サイクルに要する時間を一定とすれば、ストリングアウト長が長くなるとプロダクトウィンドウが短くなって噛みこみが生じうる。包装装置がシールできない状態である、被計量物が交じり合うプロダクトミックスも起こりやすくなる。プロダクトウィンドウを確保するために、1つの計量サイクルに要する時間を長くすると、組合せ計量装置は処理速度が低下する。
このように、組合せ計量装置の大型化は、ストリングアウト長が長くなり、プロダクトウィンドウが小さくなるのみならず、場合によってはプロダクトミックスが生じる恐れもあり、好ましくない。一方、長くなったストリングアウト長に対応しつつ必要なプロダクトウィンドウを確保するために、計量サイクルを長くすれば、計量スピードが低下し好ましくない。従って、組み合わせ計量装置の大型化を極力防ぎつつ計量精度を向上するために、例えば、計量ホッパの個数を増やすことなく計量値の個数を増やすことができれば有利である。
計量ホッパの個数を増やすことなく計量値の個数を増やす方法の一つとしてメモリホッパがある。計量値が取得された被計量物をメモリホッパに一時的に貯留し、メモリホッパの計量値も組合せ演算に参加させることで、組合せ演算に参加する計量値の数を増やすことができる。
計量ホッパの個数を増やすことなく計量値の個数を増やす別の方法として二槽式計量ホッパがある。二槽式の計量ホッパは、1個の計量センサに接続されると共に2個の計量室を備える。被計量物が計量ホッパへと供給される場合に、いずれか一方の計量室に被計量物が供給され、供給前後の計量センサでの検出値の差分に基づいて、該計量室に供給された被計量物の重量を検出する。得られた検出値を用いて組合せ演算を行い、選択された計量室に保持されている被計量物を排出することで、1個の計量ホッパを2個の計量ホッパのように動作させることができる。
組合せ計量装置では、それぞれの計量ホッパにつき、各計量ホッパへと被計量物を投入する上流側の構成(リニアフィーダ、供給ホッパ等)、各計量ホッパから排出された被計量物を処理して装置外へと排出する下流側の構成(メモリホッパ等)が、適宜に対応して設けられている。個々の計量ホッパと該計量ホッパに対応する上流側の構成と該計量ホッパに対応する下流側の構成とを併せて、以下、ユニットと呼ぶ。個々のユニットは、例えば、1個のリニアフィーダと、1個の供給ホッパと、1個の計量ホッパとを備える。あるいは個々のユニットは、例えば、1個の供給ホッパと、1個の計量ホッパと、1個のメモリホッパとを備える。
本発明者は、組み合わせ計量装置の大型化を極力防ぎつつ計量値の個数を増やす方法について鋭意検討した。その結果、以下の点に気づいた。すなわち、メモリホッパも二槽式の計量ホッパも備えない従来の組合せ計量装置において、計量値の個数を増やすべく、各計量ホッパに対応してメモリホッパを設けたり、各計量ホッパを二槽式の計量ホッパに置換すると、装置が大型化する。隣接するメモリホッパ同士、または隣接する二槽式の計量ホッパ同士が、互いに干渉しないようにするために、ホッパ同士のピッチをより大きくする必要があるからである。
例えば、メモリホッパは計量ホッパと同じ量の被計量物を保持する必要がある。メモリホッパの大きさは計量ホッパの大きさにほぼ等しい。一方、ユニットが水平方向に周をなすように配列されている場合、メモリホッパは計量ホッパよりも内側(周の中心を通る鉛直軸に近い側)に配置される。メモリホッパがなす周の大きさは、計量ホッパがなす周の大きさよりも小さくなる。よって、計量ホッパと同数のメモリホッパを収容しようとすれば、メモリホッパ同士がぶつかり合ってしまう。メモリホッパ同士がぶつかり合わないようにメモリホッパを配置すると、必然的にメモリホッパがなす周の直径が大きくなり、組合せ計量装置が大型化する。
また、二槽式計量ホッパは、それぞれの計量槽に、計量ホッパと同じ量の被計量物を保持する必要がある。このため、二槽式計量ホッパは、従来の計量ホッパの約2倍の大きさを持つことになる。従来の組合せ計量装置における計量ホッパ同士の間隔は、装置小型化のため、できるだけ小さく設定されている。よって、従来の計量ホッパと同数の二槽式計量ホッパを収容しようとすれば、二槽式計量ホッパ同士がぶつかり合ってしまう。二槽式計量ホッパ同士がぶつかり合わないように二槽式計量ホッパを配置すると、必然的に二槽式計量ホッパ同士がなす周の直径が大きくなり、組合せ計量装置が大型化する。
なお、上記の「ホッパ同士がぶつかり合ってしまう」には、ホッパのゲートが開放された際にゲート同士がぶつかり合う場合を含む。
一方、計量値の数を増やすという目的のためには、必ずしも全ての計量ホッパに対応してメモリホッパを設けたり、全ての計量ホッパを二槽式の計量ホッパに置換する必要はない。一部の計量ホッパのみに対応してメモリホッパを設けたり、一部の計量ホッパのみを二槽式の計量ホッパに置換することで、装置の大型化を抑制しつつ、計量値の数を増やすことができる。
すなわち、メモリホッパを備えたユニットとメモリホッパをそなえないユニットとをミックスした構成、あるいは二槽式計量ホッパを備えたユニットと二槽式計量ホッパを備えないユニットとをミックスした構成とすることで、装置の大型化を抑制しつつ、計量値の数を増やすことができる。さらに、メモリホッパを備えたユニット同士が隣接しないようにすること、および/または、二槽式計量ホッパを備えたユニット同士が隣接しないようにすることで、メモリホッパ同士、および/または、二槽式の計量ホッパ同士の干渉を防ぐことも容易となる。
具体的には、組合せ計量装置において、水平方向に周をなすように、複数のユニットを配列する。ユニットのそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備える。各ユニットを、小型ユニットおよび大型ユニットのいずれか一方に分類する。組合せ計量装置は、小型ユニットおよび大型ユニットをそれぞれ一つ以上備え、以下の(A)および(B)の少なくともいずれか一方を満たす。
(A)計量ホッパは、一槽式計量ホッパおよび二槽式計量ホッパのいずれかとする。小型ユニットは一槽式計量ホッパを備えると共に二槽式計量ホッパを備えないユニットである。大型ユニットは二槽式計量ホッパを備えると共に一槽式計量ホッパを備えないユニットである。
(B)ユニットの一部が、計量ホッパの下方に配置されて計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備える。小型ユニットはメモリホッパを備えないユニットである。大型ユニットはメモリホッパを備えるユニットである。
既存の組合せ計量装置を改造してもよい。既存の組合せ計量装置は、水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備えると共に、ユニットのそれぞれが、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備える一方で、計量ホッパの下方に配置されて計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備えないものをいう。改造に当っては、メモリホッパを、一部の計量ホッパにのみ対応するように増設する。あるいは、互いに隣接する2個のユニットの両方に配置されることがないように増設してもよい
。これにより、上記(B)を満たす組合せ計量装置を製造することができる。これにより、改造された組合せ計量装置の製造方法あるいは組合せ計量装置の改造方法が提供される。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお以下では、全ての実施形態および図面を通じ、同一又は対応する部材については同一の参照符号を付し、既述の部材については説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる第1の組合せ計量装置は、水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備える組合せ計量装置であって、ユニットのそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備え、かつ、小型ユニットおよび大型ユニットのいずれか一方に分類され、小型ユニットおよび大型ユニットをそれぞれ一つ以上備え、以下の(A)および(B)の少なくともいずれか一方を満たす。
(A)計量ホッパは、一槽式計量ホッパと二槽式計量ホッパとに分類され、小型ユニットは一槽式計量ホッパを備えると共に二槽式計量ホッパを備えないユニットであり、大型ユニットは二槽式計量ホッパを備えると共に一槽式計量ホッパを備えないユニットである。
(B)ユニットの一部が、計量ホッパの下方に配置されて計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備え、小型ユニットはメモリホッパを備えないユニットであり、大型ユニットはメモリホッパを備えるユニットである。
上記のような組合せ計量装置では、全ユニットの一部を選択的に小型ユニットとすることで、コンパクトかつ高性能な組合せ計量装置を得ることができる。
なお、(A)を満たす上記組合せ計量装置において、小型ユニットがメモリホッパを備え、大型ユニットがメモリホッパを備えなくてもよい。あるいは、(B)を満たす上記組合せ計量装置において、小型ユニットが二槽式計量ホッパを備えると共に一槽式計量ホッパを備えず、大型ユニットが一槽式計量ホッパを備えると共に二槽式計量ホッパを備えなくてもよい。
(A)を満たす上記組合せ計量装置において、小型ユニットおよび大型ユニットの両方がメモリホッパを備えてもよい。かかる構成では、全ユニットがメモリホッパと一槽式計量ホッパとを備える構成と比較して、装置の大型化を防ぎつつ計量値の数を増やすことができる。
(B)を満たす上記組合せ計量装置において、小型ユニットおよび大型ユニットの両方が二槽式計量ホッパを備えてもよい。かかる構成では、全ユニットがメモリホッパと一槽式計量ホッパとを備える構成と比較して、装置の大型化を防ぎつつ計量値の数を増やすことができる。
第1実施形態にかかる第2の組合せ計量装置は、上記第1の組合せ計量装置であって、周において、任意に選択される2個の大型ユニットの間には少なくとも一つの小型ユニットが配置されることにより、大型ユニット同士が周方向に隣接することがない。
上記のような組合せ計量装置では、隣接するメモリホッパ同士または隣接する二槽式計量ホッパ同士が干渉しない。大型ユニットのみを備えた組合せ計量装置と比較して組合せ計量装置全体を小型化でき、且つ、小型ユニットのみを備えた組合せ計量装置と比較して計量値を増やすことができる。よって、容易に、コンパクトかつ高性能な組合せ計量装置を得ることができる。
第1実施形態にかかる第3の組合せ計量装置は、上記第1または第2の組合せ計量装置において、(B)を満たし、ユニットのそれぞれに対応するように集合シュートが設けられている。上記のような組合せ計量装置では、メモリホッパと干渉しないように大型ユニットに対応する集合シュートの設置位置を調整して、組合せ計量装置全体としての大型化を抑制できる。この場合において、大型ユニットに対応する集合シュートの上端が小型ユニットに対応する集合シュートの上端よりも周の中心を通る鉛直軸から遠くなるように、各集合シュートの位置が設定されてもよい。かかる構成では、メモリホッパと集合シュートとの干渉を容易に防止できる。
第1実施形態にかかる第4の組合せ計量装置は、上記第1ないし第3の組合せ計量装置において、(B)を満たし、メモリホッパに対応する計量ホッパは、被計量物を、周の中心に対し遠い側と近い側とに選択的に排出する。かかる構成では、計量ホッパ同士およびメモリホッパ同士の干渉を容易に防止できる。この場合において、メモリホッパは、対応する計量ホッパよりも周の中心を通る鉛直軸に近く配置されてもよい。
図1は、第1実施形態の組合せ計量装置の概略構成の一例を示す平面模式図である。図1では、組合せ計量装置の下方から見た、計量ホッパとメモリホッパの配置を示す。図2Aは、図1の2A−2A断面で切った断面模式図である。図2Bは、図1の2B−2B断面で切った断面模式図である。
以下、第1実施形態の組合せ計量装置100において(B)を満たす装置構成例を、図面を参照しつつ説明する。
図に示すように、組合せ計量装置100は、複数のユニット10を備える。ユニット10は、水平方向に周をなすように配列される。周は、円であってもよいし、楕円であってもよいし、多角形であってもよい。図1の例では、周は円周である。ユニット10のそれぞれは、計量ホッパ26を備える。計量ホッパ26は、被計量物を保持し計量し排出する。
ユニット10の一部は、メモリホッパ28を備える。メモリホッパ28は、計量ホッパ26の下方に配置されて計量ホッパ26から排出された被計量物を保持し排出する。計量ホッパ26から排出された被計量物を保持し排出するとは、計量ホッパ26から1回につき排出された被計量物の全量をメモリホッパ28が保持し、当該メモリホッパ28が1回につきその全量を排出することをいう(以下、計量ホッパが二槽式である場合を含め、同様)。
図に示す例では、メモリホッパ28のそれぞれに対応して駆動ユニット30が設けられている。また、メモリホッパ28は、ゲート29を備えている。メモリホッパ28と駆動ユニット30とが一体に構成されていてもよい。図に示す例において、メモリホッパ28は、対応する計量ホッパ26よりも周の中心を通る鉛直軸80に近く配置される。
図に示す例において、メモリホッパ28に対応する計量ホッパ26(メモリホッパ28と同一のユニット10が備える計量ホッパ26、大型ユニット14が備える計量ホッパ26)は、被計量物を、周の中心に対し遠い側と近い側とに選択的に排出する。より具体的には、計量ホッパ26は、センターコラム32の反対側に開くゲート27aとセンターコラム32側に開くゲート27bとを備えている。なお、対応するメモリホッパ28がない計量ホッパ26については、ゲートが2方向に選択的に開く必要はなく、2枚のゲートが同時に開放されてもよいし、1枚しかゲートを備えなくてもよい。
図に示す例において、計量ホッパ26のそれぞれに対応して計量センサ31が設けられている。計量センサ31は、例えば、ロードセルで構成されうる。
ユニット10は、小型ユニット12および大型ユニット14のいずれか一方に分類される。小型ユニット12はメモリホッパ28を備えないユニット10であり、大型ユニット14はメモリホッパ28を備えるユニット10である。図に示すように、組合せ計量装置100は、小型ユニット12および大型ユニット14をそれぞれ一つ以上備えている。すなわち、小型ユニット12と大型ユニット14とがミックスされた構成である。
計量ホッパ26の構成は特に限定されず、例えば、被計量物を保持する収納室が1室である一槽式計量ホッパ、収納室が2室である二槽式計量ホッパのいずれかとしてもよい。小型ユニットおよび大型ユニットの両方が二槽式計量ホッパを備えてもよい。かかる構成では、全ユニットがメモリホッパと一槽式計量ホッパとを備える構成と比較して、装置の大型化を防ぎつつ計量値の数を増やすことができる。
図に示す例では、大型ユニット14が備えるメモリホッパ28の個数は1個であるが、かかる構成に限定されない。具体的には例えば、大型ユニット14が備えるメモリホッパ28の個数は2個であってもよい。あるいは例えば、一部の大型ユニット14が備えるメモリホッパ28の個数が2個であり、一部の大型ユニット14が備えるメモリホッパ28の個数が1個であってもよい。大型ユニット14が2個のメモリホッパ28を備える構成において、当該メモリホッパ28は、ユニット10がなす周を基準として、径方向に配列されてもよいし、周方向に配列されてもよい。あるいは例えば、一部または全部のメモリホッパ28が二槽式であってもよい。
メモリホッパの個数は、ストリングアウト長が、大型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のストリングアウト長より短くなるように選択してもよく、小型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のストリングアウト長と同じ長さになるように選択してもよい。メモリホッパの個数は、プロダクトウィンドウが、大型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のプロダクトウィンドウより大きくなるように選択してもよく、小型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のプロダクトウィンドウと同じ距離になるように選択してもよい。
さらに図に示す例では、周において、任意に選択される2個の大型ユニット14の間には少なくとも一つの小型ユニット12が配置されることにより、大型ユニット14同士が周方向に隣接することがない。図1に示す例では、大型ユニット14同士の間には、2個または3個の小型ユニット12が配置されている。大型ユニット14の個数は4個、小型ユニット12の個数は10個である。大型ユニット14は2つの対をなす。それぞれの対をなす2個の大型ユニット14は、組合せ計量装置100の鉛直中心軸を中心にして、互いに反対側に位置する。ただしかかる構成には限定されず、例えば、大型ユニット14と小型ユニット12とが周方向に交互に配置されていてもよい。
大型ユニット14と小型ユニット12の配置関係は、ストリングアウト長が、大型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のストリングアウト長より短くなるように選択してもよく、小型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のストリングアウト長と同じ長さになるように選択してもよい。大型ユニット14と小型ユニット12の配置関係は、プロダクトウィンドウが、大型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のプロダクトウィンドウより大きくなるように選択してもよく、小型ユニットのみを備えた組合せ計量装置のプロダクトウィンドウと同じ距離になるように選択してもよい。
図に示す例において、組合せ計量装置100はセンターコラム32を備える。センターコラム32の内部には、トップコーン20(後述)の駆動部と、リニアフィーダ22(後述)の駆動部と、供給ホッパ24(後述)の駆動部と、計量ホッパ26の駆動部と、計量センサ31(後述)とが設けられている。
図に示す例では、計量ホッパ26のそれぞれに対応して、計量ホッパ26の上方に、供給ホッパ24が設けられている。供給ホッパ24は、ゲート25を備えている。なお、供給ホッパ24は必須ではなく、例えば、フィーダが計量ホッパ26へ被計量物を直接供給してもよい。
図に示す例では、供給ホッパ24のそれぞれに対応して、供給ホッパ24の上方に、リニアフィーダ22が、組合せ計量装置100の鉛直軸80を中心に放射状をなすように設けられている。なお、リニアフィーダ22は必ずしも必須ではなく、他の供給手段により被計量物が供給ホッパ24に供給されてもよい。あるいは、供給ホッパ24も省略して、他の供給手段により被計量物が計量ホッパ26に直接供給されてもよい。
図に示す例では、リニアフィーダ22の上方かつ組合せ計量装置100の鉛直軸80上に、トップコーン20が設けられている。なお、トップコーン20は必須ではなく、例えば、供給装置がリニアフィーダ22へ被計量物を直接供給してもよい。
図に示す例では、計量ホッパ26のそれぞれに対応して、計量ホッパ26の下方に、集合シュート40が設けられている。なお、集合シュート40は必ずしも個々の計量ホッパ26毎に設けられる必要はなく、例えば、隣接する複数の計量ホッパ26に対応して1個の集合シュート40が設けられてもよい。
図に示す例では、ユニット10のそれぞれに対応するように集合シュート40が設けられており、大型ユニット14に対応する集合シュート40の上端は、小型ユニット12に対応する集合シュート40の上端よりも周の中心を通る鉛直軸80から遠く配置されている。かかる構成では、大型ユニットについて、対応する集合シュートとメモリホッパとの干渉を容易に防止できる。
図に示す例では、組合せ計量装置100が制御装置50を備えている。制御装置50は、トップコーン20の駆動部と、リニアフィーダ22の駆動部と、供給ホッパ24の駆動部と、計量ホッパ26の駆動部と、メモリホッパ28の駆動ユニット30と、計量センサ31とに通信可能に接続されており、計量センサ31から信号を受信して計量値を取得すると共に、トップコーン20、リニアフィーダ22、ゲート25、27a、27b、29の動作を制御する。制御装置50は、例えば、演算部と記憶部とを備えてもよい。演算部はCPUであってもよく、記憶部はROMおよびRAMであってもよい。制御装置50は、単一の演算部を備える集中制御型であってもよいし、複数の演算部を備える分散制御型であってもよい。
以下、組合せ計量装置100の動作例を、図面を参照しつつ説明する。以下の動作は、例えば、制御装置50が、記憶部に記憶されたプログラムを実行して組合せ計量装置100の各部を制御することで実行されうる。
被計量物は、図示されない供給装置からトップコーン20へと供給される。トップコーン20は、電磁式の振動装置により振動することで、被計量物をリニアフィーダ22へと供給する。リニアフィーダ22は、電磁式の振動装置により振動することで、被計量物を所定のタイミングで供給ホッパ24へと供給する。供給ホッパ24は、対応する計量ホッパ26が空になっている場合には、所定のタイミングでゲート25を開いて、被計量物を計量ホッパ26へと供給する。
計量センサ31は、計量ホッパ26に供給された被計量物の重量(以下、計量値)を検出して、検出結果を制御装置50へと送る。さらに、計量ホッパ26のうち、下方にメモリホッパ28が配置されているものについては、メモリホッパ28が空になっていれば、ゲート27bを開放して被計量物を計量ホッパ26からメモリホッパ28へと移動させる。そして、計量ホッパ26に対応する計量値を、メモリホッパ28に対応する計量値として記憶する。その後、空になった計量ホッパ26には、供給ホッパ24から被計量物が供給され、再度、計量センサ31の検出結果が制御装置50へと送られて計量値が取得される。
制御装置50は、計量ホッパ26およびメモリホッパ28のそれぞれについて取得した各計量値を用いて組合せ演算を行う。組合せ演算では、例えば、各計量値の組合せ(例えば、10個の計量ホッパ26と4個のメモリホッパ28に対応する合計14個の計量値のうち、4個を選択する組合せ)のそれぞれについて組合せ合計重量を演算し、組合せ目標重量よりも大きくかつ組合せ目標重量に最も近い組合せ合計重量が得られる計量値の組合せが、最適組合せとして選択される。
組合せ演算が終了すると、制御装置50は、最適組合せに対応する計量ホッパ26のゲート27a及びメモリホッパ28のゲート29を開放し、被計量物を集合シュート40へと排出する。
その後、空になった計量ホッパ26およびメモリホッパ28に被計量物が供給される。図に示す例では、いわゆるダブルシフト運転が行われてもよい。ダブルシフト運転では、空になった計量ホッパ26およびメモリホッパ28に被計量物が供給されている間に、その他の計量ホッパ26およびメモリホッパ28に対応する計量値を用いて、組合せ演算と最適組合せの排出が行われる。
組合せ計量装置100では、計量ホッパ26に加え、メモリホッパ28も組合せ演算に参加することができる。よって、メモリホッパ28が存在しない場合に比べ、組合せ演算において最適組合せの候補となる組合せの数が大きくなる。具体的には例えば、ダブルシフト運転を行う場合で、4個の計量値で最適組合せを作る場合を考える。この時、メモリホッパ28が存在しなければ、14個の計量ホッパのうち、10個が組合せ演算に参加する。組合せ演算で比較される組合せの数は104=210個である。一方、組合せ計量装置100において、4個のメモリホッパ28の全部に被計量物が投入されていれば、10個の計量ホッパと4個のメモリホッパが組合せ演算に参加する。組合せ演算で比較される組合せの数は最大で144=1001個となる。組合せ計量装置100によれば、最適組合せにおいて、組合せ目標重量により近い組合せ合計重量が得られる可能性が高くなり、計量精度が向上する。
組合せ計量装置100では、計量ホッパ26に加え、メモリホッパ28も組合せ演算に参加することができる。よって、メモリホッパ28が存在しない場合に比べ、組合せ演算において最適組合せの候補となる組合せの数が大きくなる。具体的には例えば、ダブルシフト運転を行う場合で、4個の計量値で最適組合せを作る場合を考える。この時、メモリホッパ28が存在しなければ、14個の計量ホッパのうち、10個が組合せ演算に参加する。組合せ演算で比較される組合せの数は104=210個である。一方、組合せ計量装置100において、4個のメモリホッパ28の全部に被計量物が投入されていれば、10個の計量ホッパと4個のメモリホッパが組合せ演算に参加する。組合せ演算で比較される組合せの数は最大で144=1001個となる。組合せ計量装置100によれば、最適組合せにおいて、組合せ目標重量により近い組合せ合計重量が得られる可能性が高くなり、計量精度が向上する。
図1において、全ての計量ホッパ26の下方にメモリホッパ28を設けた場合の仮想的なメモリホッパ28の配置を破線で示す。図1に示されるように、その場合、メモリホッパ28同士が干渉し(ぶつかり合い)、メモリホッパ28を配置することはできない。そこで採りうる選択肢としては、メモリホッパ28の配設自体を行わないか、メモリホッパ28同士が干渉しない程度に、計量ホッパ26のピッチを大きくすることも考えられる。しかしながら、前者を採用すれば計量精度の向上が図れず、後者を採用すれば組合せ計量装置全体が大型化する。
組合せ計量装置100では、各ユニット10がメモリホッパ28を備えない小型ユニット12とメモリホッパ28を備える大型ユニット14とに分かれている。任意に選択される2個の大型ユニット14の間には少なくとも一つの小型ユニット12が配置されることにより、大型ユニット14同士が周方向に隣接することがない。このため、メモリホッパ28同士が干渉することを防止しながら、メモリホッパ28を配設できる。計量ホッパ26のピッチを変更せずにメモリホッパ28を配設でき、計量装置の大型化を防止しつつ計量精度の向上を図ることができる。
図1に示す例では、メモリホッパ28の個数が4であるが、異なる個数でもよい。メモリホッパ28の個数は、ユニットの個数の半分以下の自然数のいずれであってもよい。換言すれば、メモリホッパ28の個数は、1以上でユニットの個数の半分以下の整数とすることができる。例えば、図1のようにユニット10の個数が14であれば、メモリホッパの個数は1以上7以下とすることができる。設置するメモリホッパ28の個数は、求められる計量精度、支出可能なコスト等を勘案して、適宜に選択されうる。
図2Aおよび図2Bに示す例では、駆動ユニット30がセンターコラム32の外部に設けられているが、駆動ユニット30がセンターコラム32の内部に設けられていてもよい。この場合、センターコラム32の下端が図2Aおよび図2Bに示す例よりも低くなっていてもよい。
なお、メモリホッパ28の位置(例えば、周方向の位置)を調整すれば、一部の大型ユニット14同士が周方向に隣接する構成も採用しうる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる第5の組合せ計量装置は、第1実施形態の組合せ計量装置において(A)を満たし、二槽式計量ホッパは周に沿って互いに隣り合うように設けられた2つの計量槽を備える。
図3は、第2実施形態の組合せ計量装置の概略構成を示す平面模式図である。図3は、組合せ計量装置の下方から見た、計量ホッパの配置を示す。図4は、第2実施形態にかかる組合せ計量装置の大型ユニットにおける、供給ホッパと計量ホッパの関係を示す部分模式図である。
第2実施形態にかかる組合せ計量装置の断面構成は、計量ホッパ26の一部が二槽式計量ホッパ26bに置換され、二槽式計量ホッパ26bに対応する供給ホッパ24bが二槽式計量ホッパ26bの備える2個の計量槽のそれぞれに選択的に被計量物を供給できるように構成されている点を除き、図2Bと同様の構成とすることができるので、図示を省略する。
第2実施形態の組合せ計量装置200は、第1実施形態の組合せ計量装置100と同様に、水平方向に周をなすように配列された複数のユニット10を備え、ユニット10のそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備え、かつ、小型ユニット12および大型ユニット15のいずれか一方に分類される。組合せ計量装置200は、小型ユニット12および大型ユニット15をそれぞれ一つ以上備える。すなわち、小型ユニット12と大型ユニット15とがミックスされた構成である。
図3に示す例では、周において、任意に選択される2個の大型ユニット15の間には少なくとも一つの小型ユニット12が配置されることにより、大型ユニット15同士が周方向に隣接することがない。
計量ホッパは、一槽式計量ホッパ26aと二槽式計量ホッパ26bとに分類される。小型ユニット12は一槽式計量ホッパ26aを備えると共に二槽式計量ホッパ26bを備えない。大型ユニット15は二槽式計量ホッパ26bを備えると共に一槽式計量ホッパ26aを備えない。なお、一槽式計量ホッパ26aの横幅よりも二槽式計量ホッパ26bの横幅の方が長い。横幅とは、周方向の長さをいう。
小型ユニット12および大型ユニット15の両方がメモリホッパを備えてもよい。かかる構成では、全ユニットがメモリホッパと一槽式計量ホッパとを備える構成と比較して、装置の大型化を防ぎつつ計量値の数を増やすことができる。
二槽式計量ホッパ26bは、中央に仕切り板34を備え、該仕切り板の両側に計量槽26c、26dが形成されている。かかる構成により、計量槽26c、26dのそれぞれに保持された被計量物は、二槽式計量ホッパ26bの内部で互いに混合することがない。計量槽26cの下方にはゲート27cが設けられ、計量槽26dの下方にはゲート27dが設けられている。ゲート27cが開放されると、計量槽26cが保持していた被計量物が排出される。ゲート27dが開放されると、計量槽26dが保持していた被計量物が排出される。
一槽式計量ホッパ26aおよびこれに対応する供給ホッパは第1実施形態の計量ホッパ26および供給ホッパ24と同様の構成とすることができるので、説明を省略する。
二槽式計量ホッパ26bの上方に配置される供給ホッパ24bは、周方向に沿って2方向に選択的にゲート25c、25dを開放可能に構成されている。ゲート25cが開放されると、供給ホッパ24bが保持していた被計量物は、二槽式計量ホッパ26bの一方の計量槽26cに供給される。ゲート25dが開放されると、供給ホッパ24bが保持していた被計量物は、二槽式計量ホッパ26bの他方の計量槽26dに供給される。
組合せ計量装置200は、トップコーン20と、リニアフィーダ22と、センターコラム32と、集合シュート40と、制御装置50とを備えてもよい。トップコーン20と、リニアフィーダ22と、センターコラム32と、集合シュート40と、制御装置50とは、第1実施形態と同様の構成とすることができるので、詳細な説明を省略する。
以下、組合せ計量装置200の動作を、図面を参照しつつ説明する。以下の動作は、例えば、制御装置50が、記憶部に記憶されたプログラムを実行して組合せ計量装置200の各部を制御することで実行されうる。
被計量物が供給装置から供給ホッパへ供給されるまでは第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。供給ホッパのうち、一槽式計量ホッパ26aに対応するものは、第1実施形態の供給ホッパ24と同様に動作する。二槽式計量ホッパ26bに対応する供給ホッパ24bは、以下のように動作する。
すなわち、対応する二槽式計量ホッパ26bが備える2個の計量槽のうち、計量槽26cが空になっていればゲート25cが開放される。これにより、供給ホッパ24bに保持されている被計量物が、計量槽26cに供給される。その後、計量センサ31により、二槽式計量ホッパ26bの重量値が検出されて制御装置50へと送られる。制御装置50は、被計量物供給後の二槽式計量ホッパ26bの重量値から被計量物供給前の二槽式計量ホッパ26bの重量値を差し引くことで、計量槽26cが保持する被計量物の重量値(計量値)を取得する。
一方、計量槽26dが空になっていればゲート25dが開放される。これにより、供給ホッパ24bに保持されている被計量物が、計量槽26dに供給される。その後、計量センサ31により、二槽式計量ホッパ26bの重量値が検出されて制御装置50へと送られる。制御装置50は、被計量物供給後の二槽式計量ホッパ26bの重量値から被計量物供給前の二槽式計量ホッパ26bの重量値を差し引くことで、計量槽26dが保持する被計量物の重量値(計量値)を取得する。
制御装置50は、一槽式計量ホッパ26aおよび二槽式計量ホッパ26bの計量槽26cと26dのそれぞれについて取得した各計量値を用いて組合せ演算を行う。組合せ演算の詳細については、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
組合せ演算が終了すると、制御装置50は、最適組合せに対応する計量ホッパ26のゲート27a及び計量槽26c、26dのゲート27c、27dを開放し、被計量物を集合シュート40へと排出する。
その後、空になった計量ホッパ26および計量槽26c、26dに被計量物が供給される。図に示す例では、いわゆるダブルシフト運転が行われてもよい。この場合、計量ホッパ26および計量槽26c、26dに被計量物が供給されている間に、その他の計量ホッパ26および計量槽26c、26dに対応する計量値を用いて、組合せ演算と最適組合せの排出が行われる。
組合せ計量装置200では、二槽式計量ホッパ26bの1つにつき最大2個の計量値が組合せ演算に利用できる。よって、二槽式計量ホッパ26bが存在しない場合に比べ、組合せ演算において最適組合せの候補となる組合せの数が大きくなる。具体的には例えば、ダブルシフト運転を行う場合で、4個の計量値で最適組合せを作る場合を考える。この時、二槽式計量ホッパ26bが存在しなければ、14個の計量ホッパのうち、10個が組合せ演算に参加する。組合せ演算で比較される組合せの数は104=210個である。一方、組合せ計量装置100において、4個の二槽式計量ホッパ26bの計量槽26c、26dの全部に被計量物が投入されていれば、計量値は最大で18個となる。ダブルシフト運転ではそのうち4個が直前に使用される。よって、組合せ演算で比較される組合せの数は最大で144=1001個となる。組合せ計量装置200によれば、最適組合せにおいて、組合せ目標重量により近い組合せ合計重量が得られる可能性が高くなり、計量精度が向上する。
図3において、全ての計量ホッパを二槽式計量ホッパ26bとした場合の仮想的な二槽式計量ホッパ26bの配置を破線で示す。図3に示されるように、その場合、二槽式計量ホッパ26b同士が干渉し(ぶつかり合い)、二槽式計量ホッパ26bを配置することはできない。そこで採りうる選択肢としては、二槽式計量ホッパ26bの配設自体を行わないか、二槽式計量ホッパ26b同士が干渉しない程度に、二槽式計量ホッパ26bのピッチを大きくすることも考えられる。しかしながら、前者を採用すれば計量精度の向上が図れず、後者を採用すれば組合せ計量装置全体が大型化する。
組合せ計量装置200では、各ユニット10が一槽式計量ホッパ26aを備えかつ二槽式計量ホッパ26bを備えない小型ユニット12と、一槽式計量ホッパ26aを備えずかつ二槽式計量ホッパ26bを備える大型ユニット15とに分かれている。任意に選択される2個の大型ユニット15の間には少なくとも一つの小型ユニット12が配置されることにより、大型ユニット15同士が周方向に隣接することがない。このため、二槽式計量ホッパ26b同士が干渉することを防止しながら、二槽式計量ホッパ26bを配設できる。計量ホッパのピッチを変更せずに二槽式計量ホッパ26bを配設でき、計量装置の大型化を防止しつつ計量精度の向上を図ることができる。
図3に示す例では、二槽式計量ホッパ26bの個数が4であるが、異なる個数でもよい。二槽式計量ホッパ26bの個数は、ユニットの個数の半分以下の自然数のいずれであってもよい。換言すれば、二槽式計量ホッパ26bの個数は、1以上でユニットの個数の半分以下の整数とすることができる。例えば、図3のようにユニット10の個数が14であれば、二槽式計量ホッパ26bの個数は1以上7以下とすることができる。設置する二槽式計量ホッパ26bの個数は、求められる計量精度、支出可能なコスト等を勘案して、適宜に選択されうる。
なお、二槽式計量ホッパ26bの位置(例えば、周方向の位置)を調整すれば、一部の大型ユニット15同士が周方向に隣接する構成も採用しうる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態の組合せ計量装置において(A)および(B)の両方を満たすものである。すなわち、水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備える組合せ計量装置であって、ユニットのそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備え、かつ、小型ユニットおよび大型ユニットのいずれか一方に分類され、小型ユニットおよび大型ユニットをそれぞれ一つ以上備える。計量ホッパは、一槽式計量ホッパと二槽式計量ホッパとに分類され、小型ユニットは一槽式計量ホッパを備えると共に二槽式計量ホッパを備えずかつメモリホッパを備えないユニットであり、大型ユニットは二槽式計量ホッパを備えると共に一槽式計量ホッパを備えずかつメモリホッパを備えるユニットである。周において、任意に選択される2個の大型ユニットの間には少なくとも一つの小型ユニットが配置されることにより、大型ユニット同士が周方向に隣接することがない構成であってもよい。
なお、例えば、ユニットの一部を小型ユニットとし、大型ユニットの周方向の位置を調整することで、大型ユニット同士が周方向に隣接する構成も採用しうる。
第3実施形態にかかる第6の組合せ計量装置は、第1実施形態の組合せ計量装置において(A)および(B)を満たし、二槽式計量ホッパは周に沿って互いに隣り合うように設けられた2つの計量槽を備え、メモリホッパは周に沿って互いに隣り合うように設けられた2つの収納槽を備える。
図5は、第3実施形態にかかる組合せ計量装置の大型ユニットにおける、供給ホッパと計量ホッパの関係を示す部分模式図である。図に示すように、第3実施形態の組合せ計量装置では、第2実施形態の組合せ計量装置200において、二槽式計量ホッパ26bの下方にメモリホッパ28bが追加されている。すなわち、大型ユニット15は、二槽式計量ホッパ26bを備えると共に一槽式計量ホッパ26aを備えず、かつ、メモリホッパ28bを備える。小型ユニット12は、一槽式計量ホッパ26aを備えると共に二槽式計量ホッパ26bを備えず、かつ、メモリホッパ28bも備えない。
メモリホッパ28bは、中央に仕切り板36を備え、該仕切り板の両側に収納槽28c、28dが形成されている。かかる構成により、収納槽28c、28dのそれぞれに保持された被計量物は、メモリホッパ28bの内部で互いに混合することがない。収納槽28cの下方にはゲート29cが設けられ、収納槽28dの下方にはゲート29dが設けられている。ゲート29cが開放されると、収納槽28cが保持していた被計量物が排出される。ゲート29dが開放されると、収納槽28dが保持していた被計量物が排出される。
二槽式計量ホッパ26bは、中央に仕切り板34を備え、該仕切り板の両側に計量槽26c、26dが形成されている。かかる構成により、計量槽26c、26dのそれぞれに保持された被計量物は、二槽式計量ホッパ26bの内部で互いに混合することがない。計量槽26cの下方にはゲート27e、27fが設けられ、計量槽26dの下方にはゲート27g、27hが設けられている。
ゲート27eが開放されると、計量槽26cが保持していた被計量物がメモリホッパ28bの収納槽28cへと排出される。ゲート27fが開放されると、計量槽26cが保持していた被計量物が集合シュート40へと排出される。ゲート27gが開放されると、計量槽26dが保持していた被計量物がメモリホッパ28bの収納槽28dへと排出される。ゲート27hが開放されると、計量槽26cが保持していた被計量物が集合シュート40へと排出される。
上記以外の装置構成については第2実施形態と同様とすることができるので詳細な説明を省略する。
以下、第3実施形態にかかる組合せ計量装置の動作を、図面を参照しつつ説明する。以下の動作は、例えば、制御装置50が、記憶部に記憶されたプログラムを実行して組合せ計量装置の各部を制御することで実行されうる。
被計量物が供給装置から供給ホッパを経由して計量ホッパへ供給されるまでは第2実施形態と同様であるので、説明を省略する。
二槽式計量ホッパ26bは、それぞれの計量槽26c、26dについて、対応するメモリホッパ28bの収納槽28c、28dが空になっていれば、対応するゲート27e、27gを開放して、被計量物を収納槽28c、28dへと供給する。計量槽26c、26dに対応する計量値は、収納槽28c、28dに対応する計量値として記憶される。
制御装置50は、一槽式計量ホッパ26aおよび二槽式計量ホッパ26bの計量槽26c、26dおよびメモリホッパ28bの収納槽28c、28dのそれぞれについて取得した各計量値を用いて組合せ演算を行う。組合せ演算の詳細については、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
組合せ演算が終了すると、制御装置50は、最適組合せに対応する計量ホッパ26のゲート27a及び計量槽26c、26dのゲート27f、27h及びメモリホッパ28bのゲート29c、29dを開放し、被計量物を集合シュート40へと排出する。
その後、空になった計量ホッパ26および計量槽26c、26dおよび収納槽28c、28dに被計量物が供給される。図に示す例では、いわゆるダブルシフト運転が行われてもよい。この場合、計量ホッパ26および計量槽26c、26dおよび収納槽28c、28dに被計量物が供給されている間に、その他の計量ホッパ26および計量槽26c、26dおよび収納槽28c、28dに対応する計量値を用いて、組合せ演算と最適組合せの排出が行われる。
第3実施形態の組合せ計量装置では、二槽式計量ホッパ26bの1つにつき最大2個の計量値、および、メモリホッパ28bの1つにつき最大2個の計量値が、組合せ演算に利用できる。よって、二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bが存在しない場合に比べ、組合せ演算において最適組合せの候補となる組合せの数が大きくなる。具体的には例えば、ダブルシフト運転を行う場合で、4個の計量値で最適組合せを作る場合を考える。この時、二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bが存在しなければ、14個の計量ホッパのうち、10個が組合せ演算に参加する。組合せ演算で比較される組合せの数は104=210個である。一方、組合せ計量装置100において、4個の二槽式計量ホッパ26bの計量槽26c、26dおよび4個のメモリホッパ28bの収納槽28c、28dの全部に被計量物が投入されていれば、計量値は最大で22個となる。ダブルシフト運転ではそのうち4個が直前に使用される。よって、組合せ演算で比較される組合せの数は最大で184=3060個となる。第3実施形態の組合せ計量装置によれば、最適組合せにおいて、組合せ目標重量により近い組合せ合計重量が得られる可能性が高くなり、計量精度が向上する。
全ての計量ホッパを二槽式計量ホッパ26bとし、その下方にメモリホッパ28bを設けた場合の仮想的な二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bの配置は、図3の破線のようになる。なお、図3は平面図であり、メモリホッパ28bは二槽式計量ホッパ26bと重なり合うことから、メモリホッパ28bは図示していない。図3に示されるように、その場合、二槽式計量ホッパ26b同士およびメモリホッパ28b同士が干渉し(ぶつかり合い)、二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bを配置することはできない。そこで採りうる選択肢としては、二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bの配設自体を行わないか、二槽式計量ホッパ26b同士およびメモリホッパ28b同士が干渉しない程度に、二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bのピッチ(あるホッパの中心から隣接するホッパの中心までの距離)を大きくすることも考えられる。しかしながら、前者を採用すれば計量精度の向上が図れず、後者を採用すれば組合せ計量装置全体が大型化する。
第3実施形態の組合せ計量装置では、各ユニット10が一槽式計量ホッパ26aを備えかつ二槽式計量ホッパ26bを備えずかつメモリホッパ28bを備えない小型ユニット12と、一槽式計量ホッパ26aを備えずかつ二槽式計量ホッパ26bを備えかつメモリホッパ28bを備える大型ユニット15とに分かれている。任意に選択される2個の大型ユニット15の間には少なくとも一つの小型ユニット12が配置されることにより、大型ユニット15同士が周方向に隣接することがない。このため、二槽式計量ホッパ26b同士およびメモリホッパ28b同士が干渉することを防止しながら、二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bを配設できる。計量ホッパのピッチを変更せずに二槽式計量ホッパ26bおよびメモリホッパ28bを配設でき、計量装置の大型化を防止しつつ計量精度の向上を図ることができる。
二槽式計量ホッパ26bの個数およびメモリホッパ28bの個数は特に限定されない。二槽式計量ホッパ26bの個数およびメモリホッパ28bの個数は、ユニットの個数の半分以下の自然数のいずれであってもよい。換言すれば、二槽式計量ホッパ26bの個数およびメモリホッパ28bの個数は、1以上でユニットの個数の半分以下の整数とすることができる。例えば、図3のようにユニット10の個数が14であれば、二槽式計量ホッパ26bの個数およびメモリホッパ28bの個数は1以上7以下とすることができる。設置する二槽式計量ホッパ26bの個数およびメモリホッパ28bの個数は、求められる計量精度、支出可能なコスト等を勘案して、適宜に選択されうる。二槽式計量ホッパ26bの個数とメモリホッパ28bの個数は、互いに異なっていてもよい。
一部の二槽式計量ホッパ26bの下方にメモリホッパ28bが設けられていなくてもよい。二槽式計量ホッパ26bの下方に設けられるメモリホッパが二槽式であることは必須ではなく、いずれか一方の計量槽にのみ対応して一槽式のメモリホッパが設けられていてもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態にかかる第7の改造された組合せ計量装置の製造方法は、水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備えると共に、ユニットのそれぞれが、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備える一方で、計量ホッパの下方に配置されて計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備えない、改造対象となる既存の組合せ計量装置に対し、メモリホッパを、一部の計量ホッパにのみ対応するように増設することで、第1実施形態の(B)を満たす組合せ計量装置を製造するものである。
第4実施形態にかかる第8の改造された組合せ計量装置の製造方法は、水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備えると共に、ユニットのそれぞれが、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備える一方で、計量ホッパの下方に配置されて計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備えない、改造対象となる既存の組合せ計量装置に対し、メモリホッパを、互いに隣接する2個のユニットの両方に配置されることがないように、増設することで、第1実施形態の(B)を満たす組合せ計量装置を製造するものである。
上記のような製造方法では、既存の組合せ計量装置に対して、メモリホッパを増設するだけで、計量値を増やすことが可能となる。よって、コンパクトかつ高性能な組合せ計量装置を安価かつ容易に得ることができる。
なお、改造対象となる既存の組合せ計量装置が備える計量ホッパは、被計量物を、周の中心に対し遠い側と近い側とに選択的に排出するものであってもよい。
第4実施形態にかかる第9の改造された組合せ計量装置の製造方法は、上記第7または8の改造された組合せ計量装置の製造方法において、改造された組合せ計量装置における計量ホッパの上端が、改造対象となる既存の組合せ計量装置における計量ホッパの上端よりも高くなるように、メモリホッパの増設に伴いユニットの鉛直位置を変更するものである。メモリホッパと集合シュートとの干渉を防止しつつ、集合シュート全体の径が大きくなることも抑制できる。
第4実施形態にかかる第10の改造された組合せ計量装置の製造方法は、上記第第7ないし9のいずれかの改造された組合せ計量装置の製造方法において、改造対象となる既存の組合せ計量装置および改造された組合せ計量装置が、ユニットのそれぞれに対応する集合シュートを備え、改造された組合せ計量装置におけるメモリホッパに対応する集合シュートの上端が、改造対象となる組合せ計量装置における集合シュートの上端よりも、周の中心を通る鉛直軸80から遠くなるように、メモリホッパの増設に伴い集合シュートの位置を変更する。メモリホッパと集合シュートとが干渉しないように、大型ユニットに対応する集合シュートの位置を調整しつつ、組合せ計量装置全体としての大型化も抑制できる。
図6Aは、第4実施形態にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法における、改造前の組合せ計量装置の概略構成を示す断面模式図である。図6Bは、第4実施形態の改造された組合せ計量装置の製造方法における、改造後の組合せ計量装置の概略構成を示す断面模式図である。
以下、第4実施形態にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法を、図面を参照しつつ説明する。
図6Aに示すように、改造前の組合せ計量装置は、第1実施形態の組合せ計量装置100においてメモリホッパ28を省略した構成と同様とすることができる。すなわち、改造前の組合せ計量装置は、水平方向に周をなすように配列された複数のユニット10を備えると共に、ユニット10のそれぞれが、計量ホッパ26を備えるがメモリホッパ28を備えない。
計量ホッパ26の構成は特に限定されず、例えば、被計量物を保持する収納室が1室である一槽式計量ホッパ、収納室が2室である二槽式計量ホッパのいずれかとしてもよい。ユニット10の全部が二槽式計量ホッパを備えてもよい。かかる構成でも、一部のユニットにメモリホッパを増設することで、装置の大型化を防ぎつつ計量値の数を増やすことができる。
図6Bに示すように、第4実施形態にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法では、既存の組合せ計量装置(図6A)において、すべてのユニット10の計量ホッパ26ではなく、一部のユニット10の計量ホッパ26に対応するように、メモリホッパ28を増設する。このとき、図に例示されているように、互いに隣接する2個のユニット10の両方にメモリホッパが配置されることのないようにしてもよい。図に示す例では、メモリホッパ28と共に駆動ユニット30も増設されている。駆動ユニット30はセンターコラム32の下端面に対して、例えばねじ止めにより固定される。駆動ユニット30とセンターコラム32との間は開口が形成されており、該開口を通じて電源ケーブルおよび信号ケーブル等が配設されている。メモリホッパ28の増設に伴い、制御装置50が記憶する動作プログラムが変更されてもよい。
図6Bに示す例では、ユニットのそれぞれに対応して集合シュート40が設けられている。メモリホッパ28の増設に伴い、増設されたメモリホッパ28と既設の集合シュート40とが干渉しないように、メモリホッパ28の増設された大型ユニット14に対応する集合シュート40の上端が、改造対象となる組合せ計量装置における集合シュート40の上端よりも、周の中心を通る鉛直軸80から遠くなるように、集合シュート40の位置が変更される。なお、メモリホッパ28の増設された大型ユニット14に対応する集合シュート40は、既存の部材をそのまま流用してもよいし、新たな部材に置換してもよい。
図6Cは、第4実施形態の変形例にかかる改造された組合せ計量装置の製造方法における、改造後の組合せ計量装置の概略構成を示す断面模式図である。
図6Cに示す例では、増設されたメモリホッパ28と既設の集合シュート40とが干渉しないように、改造された組合せ計量装置における計量ホッパ26の上端が、改造対象となる既存の組合せ計量装置における計量ホッパ26の上端よりも高くなるように、メモリホッパの増設に伴いユニット10(センターコラム32)の鉛直位置が変更される。計量ホッパ26の上端の高さとは、集合シュート40の上端からの高さとしうる。すなわち、改造対象となる既存の組合せ計量装置における計量ホッパ26の上端の高さh1よりも、改造された組合せ計量装置における計量ホッパ26の上端の高さh2の方が高い(h2>h1)。かかる変更は、例えば、組合せ計量装置を支持する架台の構成を変更することで実現されうる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
10 ユニット
12 小型ユニット
14、15 大型ユニット
20 トップコーン
22 リニアフィーダ
24、24b 供給ホッパ
25、25c、25d ゲート
26 計量ホッパ
26a 一槽式計量ホッパ
26b 二槽式計量ホッパ
26c、26d 計量槽
27a、27b、27c、27d、27e、27f、27g、27h ゲート
28、28b メモリホッパ
28c、28d 収納槽
29、29c、29d ゲート
30 駆動ユニット
31 計量センサ
32 センターコラム
34、36 仕切り板
40 集合シュート
50 制御装置
80 鉛直軸
100、200 組合せ計量装置

Claims (7)

  1. 水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備える組合せ計量装置であって、
    前記ユニットのそれぞれは、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備え、かつ、小型ユニットおよび大型ユニットのいずれか一方に分類され、
    前記小型ユニットおよび前記大型ユニットをそれぞれ一つ以上備え、
    以下の(A)および(B)の少なくともいずれか一方を満た前記周において、任意に選択される2個の前記大型ユニットの間には少なくとも一つの前記小型ユニットが配置されることにより、前記大型ユニット同士が周方向に隣接することがない、組合せ計量装置。
    (A)前記計量ホッパは、一槽式計量ホッパと二槽式計量ホッパとに分類され、前記小型ユニットは前記一槽式計量ホッパを備えると共に前記二槽式計量ホッパを備えないユニットであり、前記大型ユニットは前記二槽式計量ホッパを備えると共に前記一槽式計量ホッパを備えないユニットである。
    (B)前記ユニットの一部が、前記計量ホッパの下方に配置されて前記計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備え、前記小型ユニットは前記メモリホッパを備えないユニットであり、前記大型ユニットは前記メモリホッパを備えるユニットである。
  2. 前記(B)を満たし、
    前記ユニットのそれぞれに対応するように集合シュートが設けられている、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記(B)を満たし、
    前記メモリホッパに対応する計量ホッパは、被計量物を、前記周の中心に対し遠い側と近い側とに選択的に排出する、請求項1又は2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記(A)を満たし、
    前記二槽式計量ホッパは前記周に沿って互いに隣り合うように設けられた2つの計量槽を備える、請求項1ないしのいずれかに記載の組合せ計量装置。
  5. 水平方向に周をなすように配列された複数のユニットを備えると共に、前記ユニットのそれぞれが、被計量物を保持し計量し排出する計量ホッパを備える一方で、前記計量ホッパの下方に配置されて前記計量ホッパから排出された被計量物を保持し排出するメモリホッパを備えない、改造対象となる既存の組合せ計量装置に対し、
    前記メモリホッパを、互いに隣接する2個の前記ユニットの両方に配置されることがないように、増設することで、請求項1の前記(B)を満たす組合せ計量装置を製造する、改造された組合せ計量装置の製造方法。
  6. 前記改造対象となる既存の組合せ計量装置および前記改造された組合せ計量装置が、前記ユニットのそれぞれに対応する集合シュートを備え、
    前記改造された組合せ計量装置における前記メモリホッパに対応する集合シュートの上端が、前記改造対象となる組合せ計量装置における集合シュートの上端よりも、前記周の中心を通る鉛直軸から遠くなるように、
    前記メモリホッパの増設に伴い前記集合シュートの位置を変更する、請求項に記載の製造方法。
  7. 前記改造された組合せ計量装置における前記計量ホッパの上端が、前記改造対象となる既存の組合せ計量装置における前記計量ホッパの上端よりも高くなるように、前記メモリホッパの増設に伴い前記ユニットの鉛直位置を変更する、請求項5又は6に記載の製造方法。
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