JP2009258040A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品排出口から下流機器に向けて排出される物品の落下速度を十分に確保することが可能な、組合せ計量装置を得る。
【解決手段】組合せ計量装置1Aは、複数のホッパから排出された物品を集合させて物品排出口から下流機器に向けて排出する組合せ計量装置であって、物品排出口7ALを通過する際の物品の落下速度を制御する、速度制御手段を備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
背景技術に係る組合せ計量装置において、計量対象である物品は、装置本体の上方から分散テーブル上に落下投入される。分散テーブルの周囲には、複数の供給トラフが円形配列されている。分散テーブル上に投入された物品は、分散テーブルによって放射状に分散されて、複数の供給トラフに供給される。各供給トラフの先端部下方には、プールホッパが配置されている。供給トラフによって搬送された物品は、プールホッパに供給され、プールホッパ内に貯留される。プールホッパの下方には、計量ホッパが配置されている。プールホッパから排出された物品は、計量ホッパに供給され、その重量が計量される。計量ホッパの下方には、貯留ホッパ(以下「ブースタホッパ」と称する)が配置されている。計量ホッパから排出された物品は、ブースタホッパに供給され、その計量値と関連付けられて、ブースタホッパ内に貯留される。ブースタホッパの下方には上部集合シュートが配置されており、上部集合シュートの下方には下部集合シュートが配置されており、下部集合シュートの下方にはタイミングホッパが配置されている。全ての計量ホッパ及びブースタホッパのうち、目標重量に一致又は最も近接する計量値を実現する一つ以上の計量ホッパ又はブースタホッパの組合せが選択される。そして、選択された計量ホッパ又はブースタホッパから排出された物品が、上部集合シュート及び下部集合シュートによって集合されてタイミングホッパに供給され、タイミングホッパ内に貯留される。
タイミングホッパの下方には、包装機が配置されている。タイミングホッパは、その内部に貯留している物品を、包装機の動作に同期した所定のタイミングで、包装機に向けて排出する。
なお、計量ホッパと下部集合シュートとの間にガイドシュート(上記の「上部集合シュート」に相当する)を配置し、ガイドシュートを滑落する物品を、組合せ計量装置の装置本体に取り付けられたゲートによって一旦堰き止めることにより、物品の割れ欠けを防止することを企図した組合せ計量装置が、下記特許文献1に開示されている。
特開平8−114492号公報
上述した背景技術に係る組合せ計量装置においては、包装機に供給する物品が、タイミングホッパ内に一時的に貯留される。従って、タイミングホッパからの排出が開始された瞬間において、物品の落下速度はゼロである。そのため、物品の種類によっては、包装機のフォーマを通過する時点での物品の落下速度を十分に確保することができず、フォーマにおいて物品のブリッジが生じたり、それに起因して包装機において物品の噛み込みが発生することがある。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、物品排出口から下流機器に向けて排出される物品の落下速度を十分に確保することが可能な、組合せ計量装置を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る組合せ計量装置は、複数のホッパから排出された物品を集合させて物品排出口から下流機器に向けて排出する組合せ計量装置であって、前記物品排出口を通過する際の物品の落下速度を制御する、速度制御手段を備えることを特徴とするものである。
第1の態様に係る組合せ計量装置によれば、速度制御手段によって、物品排出口を通過する際の物品の落下速度が制御される。従って、物品の種類に応じて物品の落下速度を適切に制御することにより、物品の落下速度が不十分であることに起因する、物品のブリッジや噛み込みの発生を回避することができる。
本発明の第2の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記速度制御手段は、前記ホッパからの物品の排出開始位置を変更する、位置変更手段を有することを特徴とするものである。
第2の態様に係る組合せ計量装置によれば、位置変更手段によって、ホッパからの物品の排出開始位置を変更することができる。排出開始位置を高い位置に設定すると、排出開始位置と物品排出口との高低差が大きくなるため、物品の落下速度は大きくなる。一方、排出開始位置を低い位置に設定すると、高低差が小さくなるため、物品の落下速度は小さくなる。従って、排出開始位置を変更するという簡易な手法によって、物品排出口を通過する際の物品の落下速度を容易に制御することが可能となる。
本発明の第3の態様に係る組合せ計量装置は、第2の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記位置変更手段は、前記ホッパ内において高さが異なる複数の箇所に、ゲート取り付け位置を有していることを特徴とするものである。
第3の態様に係る組合せ計量装置によれば、ホッパには、高さが異なる複数の箇所に、ゲート取り付け位置が形成されている。高い箇所にあるゲート取り付け位置にゲートを取り付けると、ホッパからの物品の排出開始位置も高くなり、一方、低い箇所にあるゲート取り付け位置にゲートを取り付けると、排出開始位置も低くなる。従って、使用するゲート取り付け位置を変更するという簡易な手法によって、物品の排出開始位置を変更でき、その結果、物品排出口を通過する際の物品の落下速度を容易に制御することが可能となる。
本発明の第4の態様に係る組合せ計量装置は、第1〜第3のいずれか一つの態様に係る組合せ計量装置において特に、前記ホッパは、内部に貯留している物品を、前記下流機器の動作に応じた所定のタイミングで排出する、タイミングホッパであることを特徴とするものである。
第4の態様に係る組合せ計量装置によれば、物品の落下速度のみならず、ホッパから物品を排出するタイミングをも制御することにより、下流機器において物品のブリッジや噛み込みが発生することを、より効果的に回避することが可能となる。
本発明によれば、物品排出口から下流機器に向けて排出される物品の落下速度を十分に確保することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した矢印X1の方向から組合せ計量装置1を眺めた上面図であり、図3は、図1に示した矢印X2の方向から組合せ計量装置1を眺めた正面図であり、図4は、図1に示した矢印X3の方向から組合せ計量装置1を眺めた側面図である。
図1〜4に示すように、組合せ計量装置1は、互いに連結された組合せ計量装置1Aと組合せ計量装置1Bとを備えて構成されている。図1,2に示すように、組合せ計量装置1Aは分散テーブル2Aを備えており、組合せ計量装置1Bは分散テーブル2Bを備えている。分散テーブル2Aは、組合せ計量装置1Aの装置本体の中央(ほぼ中央を含む)に配置されており、分散テーブル2Bは、組合せ計量装置1Bの装置本体の中央(ほぼ中央を含む)に配置されている。図2に示すように、組合せ計量装置1Aは、複数個(この例では9個)のヘッドHA1〜HA9を有している。同様に、組合せ計量装置1Bは、複数個(この例では9個)のヘッドHB1〜HB9を有している。つまり、組合せ計量装置1A,1Bは、それぞれ9ヘッド構成の組合せ計量装置である。
図5は、図2から組合せ計量装置1Aを抜き出して示す上面図である。ヘッドHA1〜HA9は、分散テーブル2Aの周囲の円周50上に並んで配置されている。円周50は、真円の円周のみならず、真円に近い楕円の円周であってもよい。本実施の形態において、円周50上には最大14個のヘッドを並べて配置することが可能であるが、この例では、14個のヘッドのうち、円周50の一部である円弧領域51に対応する5個のヘッドが切り欠かれている(つまり配設が省略されている)。そして、ヘッドHA1〜HA9は、円周50のうち円弧領域51以外の領域に、密集して配置されている。なお、切り欠かれるヘッドの個数は、上記の5個に限らず、1個以上の任意の個数である。
図2を参照して、組合せ計量装置1Aと同様に組合せ計量装置1Bにおいても、ヘッドHB1〜HB9は、分散テーブル2Bの周囲の円周上に並んで配置されており、また、最大14個のヘッドのうち5個のヘッドが切り欠かれている。そして、組合せ計量装置1Aと組合せ計量装置1Bとは、それぞれのヘッドが切り欠かれた領域同士を対向させ、かつ、当該領域を相互に共有するような格好で、互いに連結されている。
図6は、ヘッドHA5の構成を模式的に示す側面図である。ヘッドHA5は、トラフ3A5、プールホッパ4A5、計量ホッパ5A5、及び貯留ホッパ6A5を備えて構成されている。計量ホッパ5A5は、ロードセル等の計量手段8A5に連結されている。貯留ホッパ6A5の下端部は、集合シュート7Aの開口上面7AUの上方にまで延在している。集合シュート7Aの底部には、物品排出口7ALが形成されている。
図示は省略するが、他のヘッドHA1〜HA4,HA6〜HA9も、ヘッドHA5と同様の構成を有している。以下、ヘッドHA1〜HA9がそれぞれ有するトラフ3A1〜3A9、プールホッパ4A1〜4A9、計量ホッパ5A1〜5A9、貯留ホッパ6A1〜6A9、計量手段8A1〜8A9を総称して、それぞれ「トラフ3A」、「プールホッパ4A」、「計量ホッパ5A」、「貯留ホッパ6A」、「計量手段8A」とも称する。
図6を参照して、組合せ計量装置1Aの下方には、物品排出口7ALに位置合わせして、包装機40等の下流機器が配置されている。包装機40は、チューブ41、フォーマ41、縦シール部42、及び横シール部43を有している。
図7は、物品排出口7AL,7BLとヘッドHA1〜HA9,HB1〜HB9との位置関係を説明するための図である。図7の(A)は、組合せ計量装置1の上面構造の一部を抜き出して示す上面図であり、図7の(B)は、図7の(A)に対応する正面図であり、図7の(C)は、図7の(B)中のラインY−Yに沿った位置に関する断面図である。
図7の(C)を参照して、組合せ計量装置1Aにおいて、平面視上、物品排出口7ALは、貯留ホッパ6A1〜6A9が並ぶ円周の中心(中心近傍を含む)に位置している。従って、各貯留ホッパ6A1〜6A9の下端から物品排出口7ALまでの距離は、互いに等しい。
図8は、物品排出口7ALとプールホッパ4A1〜4A9との位置関係を説明するための図である。組合せ計量装置1Aにおいて、平面視上、物品排出口7ALは、プールホッパ4A1〜4A9(又は計量ホッパ5A1〜5A9)が並ぶ円周50の中心(中心近傍を含む)に位置している。図示は省略するが、組合せ計量装置1Bについても同様であり、平面視上、物品排出口7BLは、各ヘッドHB1〜HB9のプールホッパ(又は計量ホッパ)が並ぶ円周の中心(中心近傍を含む)に位置している。
また、図7の(B)及び(C)を参照して、組合せ計量装置1Bにおいては、組合せ計量装置1Aにおける貯留ホッパ6A1〜6A9の代わりに、集合シュート6B1〜6B3が設けられている。集合シュート6B1は、ヘッドHB1,HB2の各計量ホッパから排出された物品を集合させて、集合シュート7Bに供給する。集合シュート6B2は、ヘッドHB3〜HB6の各計量ホッパから排出された物品を集合させて、集合シュート7Bに供給する。集合シュート6B3は、ヘッドHB8,HB9の各計量ホッパから排出された物品を集合させて、集合シュート7Bに供給する。図7の(C)を参照して、組合せ計量装置1Bにおいて、物品排出口7BLは、集合シュート6B1〜6B3が並ぶ円周の中心(中心近傍を含む)に位置している。従って、各集合シュート6B1〜6B3の下端から物品排出口7BLまでの距離は、互いに等しい。なお、集合シュート6B1〜6B3の代わりに、各ヘッドHB1〜HB9ごとに個別に設けられた個別シュートを用いることもできる。また、集合シュート6B1〜6B3や個別シュートの代わりに、組合せ計量装置1Aと同様に貯留ホッパを用いることもできる。
以下、図5,6を参照して、組合せ計量装置1Aの動作について説明する。計量対象である食品等の物品は、分散テーブル2Aの上方から、分散テーブル2Aの上面の中央部に落下投入される。分散テーブル2A上に投入された物品は、分散テーブル2Aによって放射状に分散されつつ、分散テーブル2Aの外周縁から排出されて、各ヘッドHA1〜HA9のトラフ3Aの内端部に供給される。トラフ3Aは、分散テーブル2Aから供給された物品を、振動によって、内側から外側に向けて搬送する。トラフ3Aの外端部から排出された物品は、プールホッパ4Aに供給され、プールホッパ4A内で一時的に貯留される。
プールホッパ4Aから排出された物品は、計量ホッパ5Aに供給され、計量ホッパ5A内で一時的に貯留されるとともに、計量手段8Aによってその重量が計量される。計量ホッパ5Aから排出された物品は、貯留ホッパ6Aに供給され、その計量値と関連付けられて、貯留ホッパ6A内で一時的に貯留される。そして、物品を貯留している全ての貯留ホッパ6A(及び計量ホッパ5A)のうち、目標重量に一致又は最も近接する重量値を実現するホッパの組合せが演算によって求められ、選択された一又は複数のホッパから物品が排出される。
貯留ホッパ6Aから排出された物品は、集合シュート7A内に供給され、集合シュート7Aによって集合されて、物品排出口7ALから排出される。物品排出口7ALから排出された物品は、包装機40に向かって自由落下する。なお、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aにおいては、集合シュート7Aと包装機40との間にタイミングホッパが配置されておらず、物品排出口7ALから排出された物品は、直接、包装機40に供給される。つまり、物品排出口7ALから排出された物品は、タイミングホッパ内で一時的に貯留されることなく(速度がゼロとならずに排出速度を維持したまま)、包装機40に供給される。
包装機40において、フォーマ42は、供給された帯状のフィルムFを、チューブ41の周囲に筒状に成形する。縦シール部43は、筒状のフィルムFの合わせ目を熱圧着する。横シール部44は、縦シール後のフィルムFの先行部分と後続部分との境目を熱圧着する。
包装袋の底部となる位置が横シールされることにより、筒状のフィルムFは、下部が密封され上部が開口した袋中間体45となる。物品排出口7ALから自由落下した物品は、フォーマ42を通過し、チューブ41の内部を通って袋中間体45内へ投入される。物品を収容した袋中間体45は、下方へ搬送され、袋中間体45の上部が横シールされるとともに切断される。
ここで、袋中間体45への物品の収容が完了するまでの所要時間(以下「収容所要時間」と称す)が長いと、包装機40が単位時間あたりに処理できる製品数が減少し、動作の高速性が阻害される。収容所要時間は、フォーマ42を通過する時点での物品の落下速度(物品排出口7ALから排出される瞬間の物品の落下速度にほぼ等しい。)に応じて変動し、落下速度が大きいほど収容所要時間は短縮される。
組合せ計量装置1Aにおいては、様々な種類の物品を処理することが可能であり、処理対象の物品の性状(形状、質量、粘性等)に起因して、フォーマ通過時点で十分な落下速度を容易に確保できる物品と、そうでない物品とがある。例えば、軽量かつ薄膜状の物品や、粘性が大きい物品については、十分な落下速度を確保しにくい。
そこで、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aは、物品排出口7ALを通過する時点での物品の落下速度を物品の種類に応じて制御するための、速度制御手段を備える。物品排出口7ALを通過する時点での物品の落下速度(以下「速度V1」と称す)は、集合シュート7Aの内面を滑落する物品の落下速度(以下「速度V2」と称す)に依存する。また、速度V2は、貯留ホッパ6Aから排出される時点での物品の落下速度(以下「速度V3」と称す)に依存する。従って、速度制御手段は、速度V3によって速度V1を制御することができる。速度V3が大きければ速度V1も大きくなり、速度V3が小さければ速度V1も小さくなる。
貯留ホッパ6Aの下端の設置高さは、装置本体への貯留ホッパ6Aの取り付け位置によって定まっている。また、貯留ホッパ6A内に貯留されている物品は、貯留位置に貯留されている状態では速度がゼロであり、貯留ホッパ6Aのゲートが開くことにより、貯留位置からの物品の排出が開始される。そして、貯留位置から排出された物品は、貯留ホッパ6Aの内面を滑落しながら加速されて、貯留ホッパ6Aの下端から排出される。従って、速度制御手段は、排出開始位置である物品の貯留位置を変更することによって、速度V3を制御することができる。換言すれば、速度制御手段は、貯留ホッパ6Aからの物品の排出開始位置を変更するための、位置変更手段を有している。貯留位置が高ければ速度V3は大きくなり、貯留位置が低ければ速度V3は小さくなる。
以下、位置変更手段の一例について説明する。以下では組合せ計量装置1Aの貯留ホッパ6Aを例にとって説明を行うが、組合せ計量装置1Bの貯留ホッパ6Bについても同様である。
図9,10は、貯留ホッパ6Aの具体的な構造を示す斜視図である。貯留ホッパ6Aは、上部20、中間延在部21、及び下部22を備えている。上部20の開口上面は、計量ホッパ5Aから物品が投入される物品投入口23として規定されている。上部20の背面(貯留ホッパ6Aを装置本体に取り付けた際に装置本体に対向する側の面)には、貯留ホッパ6Aを装置本体に取り付けるための一対の取付部材24が、水平方向に並んで固定されている。各取付部材24には、2個のフック構造が上下方向に並んで形成されている。貯留ホッパ6Aの4個のフック構造を、装置本体に形成されている4個の突起(図示しない)に上方から引っ掛けることにより、貯留ホッパ6Aが装置本体に係止される。
ゲート25には、回転自在なコロ26が固定されている。ゲート駆動部が有する駆動アーム(図示しない)の先端のフック構造をコロ26に引っ掛けることにより、駆動アームとゲート25とが互いに連結され、これにより、ゲート駆動部によるゲート25の開閉駆動が可能な状態となる。
図9を参照して、ゲート25は、取付部材24の下端部に回動自在に固定されている。図9に示した例では、ゲート25は、上部20の下端に取り付けられている。また、貯留ホッパ6A内における物品の貯留位置は、ゲート25の取り付け位置によって規定される。従って、図9に示した例では、物品の貯留位置は上部20となる。
図10に示した例では、中間延在部21の背面にカバー30が取り付けられている。カバー30の上端部には取付部材31が固定されており、取付部材31と上部20の取付部材24とをネジ止め等によって固定することにより、カバー30が固定されている。また、カバー30の下端部には取付部材32が固定されている。ゲート25は、取付部材32に回動自在に固定されている。図10に示した例では、ゲート25は、中間延在部21の下端に取り付けられている。従って、図10に示した例では、物品の貯留位置は中間延在部21(及び上部20)となる。
図9,10に示したように、位置変更手段は、貯留ホッパ6A内において高さが異なる複数の箇所(上記の例では2箇所)に、ゲート取り付け位置を有している。ゲート取り付け位置は、図9に示した例では上部20の下端であり、図10に示した例では中間延在部21の下端である。物品の種類や性状に応じて、位置変更手段が図9のゲート取り付け位置を選択することにより、物品の貯留位置が高くなって速度V3は大きくなり、一方、図10のゲート取り付け位置を選択することにより、物品の貯留位置が低くなって速度V3は小さくなる。
なお、位置変更手段によって変更可能なゲートの取り付け位置は、上記の例の2箇所に限らず、3箇所以上であっても良い。
また、包装機40の動作に同期した所定のタイミングでゲート25の開閉動作を実行することにより、貯留ホッパ6Aをタイミングホッパとして機能させても良い。また、貯留ホッパ6Aを省略し、計量ホッパ5Aに中間延在部を設けることにより、計量ホッパ5Aが位置変更手段を有する構成としても良い。つまり、貯留ホッパ、タイミングホッパ、又は計量ホッパの別に拘わらず、集合シュート7Aよりも上流にある複数のホッパのうちの最下流のホッパが、位置変更手段を有していれば良い。
さらに、位置変更手段は、物品の速度制御のために使用するだけでなく、ホッパにおける物品の貯留容積を変更するための手段として使用することもできる。貯留ホッパ6Aにおける物品の貯留容積は、図9に示した例では比較的小さくなり、図10に示した例では比較的大きくなる。
本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、速度制御手段によって、物品排出口7ALを通過する際の物品の落下速度が制御される。従って、物品の種類に応じて物品の落下速度を適切に制御することにより、物品の落下速度が不十分であることに起因する、物品のブリッジや噛み込みの発生を回避することができる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、位置変更手段によって、貯留ホッパ6Aからの物品の排出開始位置を変更することができる。排出開始位置を高い位置に設定すると、排出開始位置と物品排出口7ALとの高低差が大きくなるため、物品の落下速度は大きくなる。一方、排出開始位置を低い位置に設定すると、高低差が小さくなるため、物品の落下速度は小さくなる。従って、排出開始位置を変更するという簡易な手法によって、物品排出口7ALを通過する際の物品の落下速度を容易に制御することが可能となる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、貯留ホッパ6Aには、高さが異なる複数の箇所に、ゲート取り付け位置が形成されている。高い箇所にあるゲート取り付け位置にゲート25を取り付けると、貯留ホッパ6Aからの物品の排出開始位置も高くなり、一方、低い箇所にあるゲート取り付け位置にゲート25を取り付けると、排出開始位置も低くなる。従って、使用するゲート取り付け位置を変更するという簡易な手法によって、物品の排出開始位置を変更でき、その結果、物品排出口7ALを通過する際の物品の落下速度を容易に制御することが可能となる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、貯留ホッパ6Aをタイミングホッパとして機能させることもできる。物品の落下速度のみならず、貯留ホッパ6Aから物品を排出するタイミングをも制御することにより、包装機40において物品のブリッジや噛み込みが発生することを、より効果的に回避することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示した矢印X1の方向から組合せ計量装置を眺めた上面図である。 図1に示した矢印X2の方向から組合せ計量装置を眺めた正面図である。 図1に示した矢印X3の方向から組合せ計量装置を眺めた側面図である。 図2から一方の組合せ計量装置を抜き出して示す上面図である。 一つのヘッドの構成を模式的に示す側面図である。 物品排出口とヘッドとの位置関係を説明するための図である。 物品排出口とプールホッパとの位置関係を説明するための図である。 貯留ホッパの具体的な構造を示す斜視図である。 貯留ホッパの具体的な構造を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B 組合せ計量装置
5A5 計量ホッパ
6A1〜6A9 貯留ホッパ
7A,7B 集合シュート
7AL,7BL 物品排出口

Claims (4)

  1. 複数のホッパから排出された物品を集合させて物品排出口から下流機器に向けて排出する組合せ計量装置であって、
    前記物品排出口を通過する際の物品の落下速度を制御する、速度制御手段を備えることを特徴とする、組合せ計量装置。
  2. 前記速度制御手段は、前記ホッパからの物品の排出開始位置を変更する、位置変更手段を有する、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記位置変更手段は、前記ホッパ内において高さが異なる複数の箇所に、ゲート取り付け位置を有している、請求項2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記ホッパは、内部に貯留している物品を、前記下流機器の動作に応じた所定のタイミングで排出する、タイミングホッパである、請求項1〜3のいずれか一つに記載の組合せ計量装置。
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