JPH08114492A - 組合せ計量装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円形に配置した複数の計量ホッパから排出さ
れる被計量物を漏斗状の集合シュートを介して集合ホッ
パに集合させるようにした組合せ計量装置において、被
計量物の滑落時の衝撃を緩和すると共に、該被計量物同
士の衝突を回避することを目的とする。 【構成】 計量ホッパ１０の下方に、底面と側面とで被
計量物の滑落通路を形成するガイドシュート１１を各計
量ホッパ１０毎に配設し、その下方に漏斗状の集合シュ
ート１２を設ける。上記ガイドシュート１１内には、そ
の長手方向略中間部と下端部とに、上記滑落通路を遮蔽
して被計量物を一旦貯留するゲートをそれぞれ備えるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、円形に配置された複数
の計量ホッパにそれぞれ供給された被計量物の重量につ
いて組合せ演算を行うことにより、該被計量物を所定の
目標重量に計量して排出する組合せ計量装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】各種の物品の計量に用いられる組合せ計
量装置は、一般に、被計量物供給部の周囲に複数のトラ
フを放射状に配置して、各トラフの先端部下方に全体と
して円形に並ぶように複数のプールホッパをそれぞれ配
置し、かつこれらのプールホッパの下方に計量ホッパを
それぞれ配置して、上記供給部からトラフ及びプールホ
ッパを介して各計量ホッパに被計量物を供給すると共
に、これらの被計量物の重量をそれぞれ計量して、その
計量値についての組合せ演算により所定の目標重量に一
致しもしくは最も近くなる計量ホッパの組合せを求め、
その組合せに該当した計量ホッパから被計量物を排出し
て集合ホッパに集合させることにより、上記目標重量の
被計量物を得るように構成したものである。

【０００３】その場合に、計量ホッパから排出された被
計量物を集合ホッパに集合させるために漏斗状の集合シ
ュートを用い、この集合シュート上を滑落させることに
より、被計量物を該シュートの下方に配置した集合ホッ
パに集合させるのが通例である。しかしながら、上記の
ように各計量ホッパは円形に配置され、これらの計量ホ
ッパから排出される被計量物を下方の一箇所に集合させ
るため、上記集合シュートの高さ、すなわち計量ホッパ
から集合ホッパまでの落差が概して大きくなり、その結
果、被計量物が集合ホッパに排出される際の衝撃が過大
となったり、多方向から滑落してきた被計量物同士が勢
いよく集合シュートの排出口で衝突して、被計量物自体
もしくはその個包装が破損するという問題が生じる。

【０００４】この問題に対し、特公平２−１６４５５号
公報には、集合シュートの途中で被計量物を一旦堰き止
めるようにする被計量物の収集方法が開示されている。
これによれば、一回の落差が小さくなるので、被計量物
の滑落速度が大きくならず、その結果、集合ホッパに排
出される際の衝撃が低減され、また被計量物同士の衝突
が抑制されて、破損の問題が解消されるだけでなく、計
量ホッパから排出される被計量物の後先に区切りをつけ
ることができて、前回排出された被計量物と今回排出さ
れた被計量物とが集合シュート上ないし集合ホッパ内で
入り混じってしまうという問題が回避されるとしてい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された収集方法においても、次のような解決す
べき課題が残されている。すなわち、上記方法によれ
ば、集合シュートの排出口における被計量物同士の衝突
が抑制されるものの、集合シュートの途中で被計量物を
一旦堰き止めるため、各計量ホッパの排出時に生じる時
間差によって、すでに堰き止められている被計量物の上
に遅れて別の計量ホッパから排出された被計量物が落下
してきて、ここで被計量物同士が衝突し合うという不具
合が生じる。また、滑落途中において別の計量ホッパか
ら排出された被計量物同士が衝突するという不具合も生
じる。

【０００６】本発明は、複数の計量ホッパから排出され
る被計量物を集合シュートを介して集合ホッパに集合さ
せるようにした組合せ計量装置における上記問題に対処
するもので、落下時の衝撃を低減すると共に、被計量物
同士の衝突を確実に抑制することを課題とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。

【０００８】まず、本願の請求項１に係る発明（以下
「第１発明」という。）は、円形に配置された複数の計
量ホッパの各計量値に基づいて組合せ演算を行ない、そ
の組合せ加算値が目標重量もしくはこれに近い値となる
組合せに該当した計量ホッパから被計量物を漏斗状の集
合シュートに排出して滑落させることにより、下方の集
合ホッパに集合させるようにした組合せ計量装置であっ
て、上記集合シュートに、各計量ホッパから排出される
被計量物を各計量ホッパ毎に滑落させる仕切部材が設け
られていると共に、これらの仕切部材によって形成され
る計量ホッパ毎の滑落通路に、該通路を開閉する一もし
くは二以上のゲート部材が備えられていることを特徴と
する。

【０００９】また、請求項２に係る発明（以下「第２発
明」という。）は、上記第１発明において、集合シュー
トの下部に、被計量物を集合ホッパに排出する直前に一
旦貯留するシャッタ部材が備えられていることを特徴と
する。

【００１０】

【作用】上記第１発明によれば、各計量ホッパから排出
される被計量物を各計量ホッパ毎に滑落させる仕切部材
が集合シュートに設けられているので、各計量ホッパか
ら排出された被計量物は、これらの仕切部材によって形
成される計量ホッパ毎の滑落通路を個々別々に滑落する
こととなる。その結果、別の計量ホッパから排出された
被計量物同士が滑落途中において衝突し合うことがな
く、また、すでに堰き止められている被計量物の上に別
の計量ホッパから排出された被計量物が落下して衝突す
るということもない。

【００１１】そして、上記計量ホッパ毎の滑落通路に、
該通路を開閉する一もしくは二以上のゲート部材が備え
られているので、各通路を滑落する被計量物の一回の落
差を小さくすることができて、落下時の衝撃、ないし集
合ホッパに排出される際の衝撃が低減されると共に、被
計量物を最後に集合ホッパまで滑落させる距離を短くす
ることができ、各被計量物はほとんど時間差なく集合ホ
ッパへいっせいに集合し、その結果、すでに集合ホッパ
に排出された被計量物の上に別の被計量物が落下してき
て衝突するということもない。

【００１２】また、上記第２発明によれば、被計量物を
集合ホッパに排出する直前に一旦貯留するシャッタ部材
が集合シュートの下部に備えられているので、被計量物
は集合ホッパに排出される直前に該シャッタ部材により
一旦貯留されることとなり、その結果、集合ホッパに排
出される際の落下衝撃がほとんどなくなると共に、集合
ホッパへの集合精度が向上して、該集合ホッパ内での被
計量物同士の衝突が回避される。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。

【００１４】まず、図１により、第１の実施例における
組合せ計量装置の構成を説明すると、この組合せ計量装
置１は、本体２の中央部上方に支柱３…３を介して架台
４が架設され、この架台４の上面中央に加振機５を介し
て設置された分散テーブル６と、該分散テーブル６の周
囲にそれぞれ加振機７…７を介して放射状に配置された
複数のトラフ８…８と、これら各トラフ８…８の先端部
下方にそれぞれ位置するように上記架台４の周囲に円形
に配置された複数のプールホッパ９…９と、その直下に
配置された複数の計量ホッパ１０…１０と、これら各計
量ホッパ１０…１０の下方において上端部が該計量ホッ
パ１０の直下に位置すると共に下端部が上記架台４の下
方に位置するようにそれぞれ内方向に傾斜して配置され
た複数のガイドシュート１１…１１と、これらのガイド
シュート１１…１１の下端部下方に配置された漏斗状の
集合シュート１２と、該集合シュート１２下端の排出口
１２ａの下方に配置された集合ホッパ１３等を有する構
成とされている。

【００１５】そして、プールホッパ９の下端開口部には
一対のゲート９ａ，９ａが、また計量ホッパ１０の下端
開口部にはゲート１０ａがそれぞれ備えられていると共
に、この上下に対をなすプールホッパ９と計量ホッパ１
０の組毎に、上記ゲート９ａ，９ａ及び１０をリンク機
構９ｂ及び１０ｂを介して開閉させるゲート開閉装置１
４が上記架台４の周面に取り付けられている。また、集
合ホッパ１３の下端開口部を開閉するシャッタ１５と該
シャッタ１５駆動用のシリンダ１６とが備えられている
と共に、このシャッタ１５の下方にはタイミングホッパ
１７が配設されて、該タイミングホッパ１７の下端開口
部を開閉するシャッタ１８と該シャッタ１８駆動用のシ
リンダ１９とが備えられている。さらに、このタイミン
グホッパ１７用シャッタ１８の下方に包装装置への被計
量物搬送装置２０が配置されている。

【００１６】このような構成により、分散テーブル６上
に供給された被計量物は、加振機５で発生される振動に
よってトラフ８…８に供給された後、各トラフ８…８か
ら加振機７…７で発生される振動によってプールホッパ
９…９を介して各計量ホッパ１０…１０に分散供給さ
れ、ここで各計量ホッパ１０…１０で得られた被計量物
の重量値について組合せ演算が行われて、その組合せ加
算値が目標重量もしくはこれに最も近い値となる最適組
合せが選択される。そして、最適組合せに該当した計量
ホッパ１０…１０のゲート１０ａ…１０ａがゲート開閉
装置１４…１４によって開かれることにより、被計量物
が該当計量ホッパ１０…１０から下方のガイドシュート
１１…１１に排出され、各被計量物はそれぞれガイドシ
ュート１１…１１上を滑落して、その下端部から集合シ
ュート１２に排出され、さらに該集合シュート１２上を
滑落して、その排出口１２ａから集合ホッパ１３に排
出、集合される。そして、該集合ホッパ１３の下方のシ
ャッタ１５が開けば、集合した被計量物はタイミングホ
ッパ１７内に導入され、さらに、その下方のシャッタ１
８が開いたときに搬送装置２０に受け渡される。このよ
うにして、上記目標重量もしくはこれに近い重量に計量
された被計量物が、所定のタイミングで自動的、連続的
に包装装置に供給されることとなる。

【００１７】ここで、上記ガイドシュート１１は、図２
及び図３に拡大して示すように、底面１１ａと、その両
側に立設された側面１１ｂ，１１ｂとを有し、各計量ホ
ッパ１０…１０毎に、計量装置本体２にブラケット２１
を介して傾斜した状態で着脱可能に支持されている。そ
して、上記底面１１ａ及び側面１１ｂ，１１ｂで囲まれ
た空間が被計量物Ｘの滑落通路とされて、計量ホッパ１
０からガイドシュート１１の上端部に投下された被計量
物Ｘはこの滑落通路に沿って滑落した後、シュート１１
の下端部から集合シュート１２に排出されるようになさ
れている。

【００１８】また、このガイドシュート１１内の長手方
向略中間部及び下端部には、上記滑落通路を遮蔽して被
計量物Ｘの滑落を停止させる第１ゲート２２及び第２ゲ
ート２３がそれぞれ備えられている。これらのうち、上
段の第１ゲート２２は各ゲート２２毎に設けられたソレ
ノイド２４により開閉され、また下段の第２ゲート２３
は各ゲート２３共通の昇降シリンダ２５によりリンク機
構２６を介して開閉されるようになされている。

【００１９】次に、この第１の実施例で得られる作用に
ついて説明する。

【００２０】すなわち、上記構成のガイドシュート１１
…１１は各計量ホッパ１０…１０毎に集合シュート１２
の上方に設けられて、各計量ホッパ１０…１０から排出
される被計量物Ｘを滑落させるので、この各計量ホッパ
１０…１０から投下された被計量物Ｘが、対応する各ガ
イドシュート１１…１１の滑落通路を個々別々に滑落す
ることとなって、その滑落途中において、他の計量ホッ
パ１０…１０から投下された被計量物Ｘ…Ｘと衝突し合
うことがない。

【００２１】そして、被計量物Ｘを計量ホッパ１０から
投下する時に第１ゲート２２を閉じておくと、該被計量
物Ｘの滑落距離が短くなって落下衝撃が低減され、ま
た、この第１ゲート２２を開いて、貯留した被計量物Ｘ
を再び滑落させる時に第２ゲート２３を閉じておくと、
同様に、被計量物Ｘの滑落距離が短くなって衝撃が緩和
される。特に、第２ゲート２３はガイドシュート１１の
下端部に備えられているので、該第２ゲート２３と集合
ホッパ１３との間の距離が短く、被計量物Ｘの落下衝撃
が緩和されるだけでなく、多方向から滑落してきた被計
量物Ｘ…Ｘ同士が勢いよく集合シュート１２の排出口１
２ａで衝突し合うこともない。さらに、各ガイドシュー
ト１１…１１毎に滑落してきた被計量物Ｘ…Ｘが一旦下
段の第２ゲート２３によって堰き止められた後、時間差
なくいっせいに集合ホッパ１３に集合されるので、集合
精度が向上して、すでに集合ホッパ１３に排出されてい
る被計量物Ｘの上に別の計量ホッパ１０から排出された
被計量物Ｘが落下して衝突するという問題が解消され
る。

【００２２】次に、本発明の第２の実施例について説明
する。

【００２３】この実施例における組合せ計量装置３０で
は、図４及び図５に示すように、計量ホッパ１０…１０
の直下から架台４の下方中央部まで延びる漏斗状の集合
シュート３１が備えられている。この集合シュート３１
は、所定数のシュート片３１’…３１’（この実施例で
は３片）の組合せでなり、各シュート片３１’は、計量
装置本体３２にブラケット３３を介して着脱可能に支持
されていると共に、各計量ホッパ１０毎に一つの傾斜面
３１ａが形成されるように曲折された構造とされてい
る。

【００２４】そして、この集合シュート３１の上端周壁
には、複数のガイドシュート３４…３４が各傾斜面３１
ａ…３１ａ毎に着脱可能に係合支持されている。このガ
イドシュート３４は、底面３４ａと、その両側に立設さ
れた側面３４ｂ，３４ｂとを有し、その底面３４ａが上
記傾斜面３１ａに沿って傾斜していると共に、これらの
底面３４ａ及び側面３４ｂ，３４ｂで囲まれた空間が被
計量物Ｘの滑落通路とされて、計量ホッパ１０から集合
シュート３１に投下された被計量物Ｘが、このガイドシ
ュート３４の滑落通路に沿って滑落した後、該シュート
３４の下端開口部から集合シュート３１に排出されるよ
うになされている。

【００２５】また、このガイドシュート３４の下端開口
部には、該開口部を遮蔽して被計量物Ｘの滑落を停止さ
せるゲート３５が備えられている。このゲート３５は、
架台４の下面周縁部に取り付けられたロータリーソレノ
イド３６によりリンク機構３７を介して開閉されると共
に、ガイドシュート３４の下端開口部に当接する内面に
は、柔軟性を有する合成樹脂製シート３５ａが張り付け
られて、被計量物Ｘが当接した際の衝撃を緩和し、また
図５に鎖線で示したように、隣接するゲート３５…３５
が開いた際の相互の干渉を緩和するようになされてい
る。

【００２６】一方、集合シュート３１の下端排出口３１
ｂには、上記ガイドシュート３４から滑落してきた被計
量物Ｘを集合ホッパ３８に排出する直前に一旦貯留させ
るシャッタ機構３９が備えられている。このシャッタ機
構３９は、上端開口部が集合シュート３１の排出口３１
ｂに連続し、下端開口部が集合ホッパ３８の上方に位置
するように、計量装置本体３２にブラケット４０を介し
て配設された漏斗状のホッパ部材４１と、該ホッパ部材
４１の所定位置に当接してこれを遮蔽する断面円形のシ
ャッタ４２とを有する。このシャッタ４２は、架台４の
下面中央部にブラケット４３を介して取り付けられたモ
ータ４４によりリンク機構４５を介して上下に駆動され
ると共に、上記ホッパ部材４１に当接する外周面には、
柔軟性を有する合成樹脂製シート４２ａが張り付けられ
て、被計量物Ｘが当接した際の衝撃を緩和するようにな
されている。

【００２７】このような構成により、各計量ホッパ１０
…１０から集合シュート３１に投下され、上記各ガイド
シュート３４…３４内の滑落通路に沿って滑落した被計
量物Ｘは、該シュート３４…３４の下端開口部からそれ
ぞれ排出された後、集合シュート３１上を下方の排出口
３１ｂに向かって滑落することとなる。そして、上記シ
ャッタ機構３９によって集合ホッパ３８の上方で一旦貯
留された被計量物Ｘは、シャッタ４２が開いたときに該
集合ホッパ３８内に導入、集合される。

【００２８】次に、この第２の実施例で得られる作用に
ついて説明する。

【００２９】すなわち、上記構成のガイドシュート３４
…３４は各計量ホッパ１０…１０毎に集合シュート３１
の上方に設けられて、各計量ホッパ１０…１０から排出
される被計量物Ｘを滑落させるので、この各計量ホッパ
１０…１０から投下された被計量物Ｘが、対応する各ガ
イドシュート３４…３４の滑落通路を個々別々に滑落す
ることとなって、その滑落途中において、他の計量ホッ
パ１０…１０から投下された被計量物Ｘ…Ｘと衝突し合
うことがない。

【００３０】そして、各ガイドシュート３４の下端開口
部には被計量物Ｘの滑落を停止させるゲート３５が備え
られているので、該ゲート３５により、被計量物Ｘの集
合シュート３１内での滑落が分断されて滑落距離が短く
なり、上記ゲート３５への落下衝撃及びシャッタ機構３
９のシャッタ４２への落下衝撃がそれぞれ緩和される。

【００３１】特に、この第２の実施例では、被計量物Ｘ
を集合ホッパ３８に排出する直前に一旦貯留するシャッ
タ機構３９が集合シュート３１の下部に備えられている
ので、上記各ガイドシュート３４…３４から滑落してき
た被計量物Ｘ…Ｘが勢いよく集合ホッパ３８に落下する
ことがなく、集合ホッパに排出される際の衝撃がほとん
どなくなると共に、集合ホッパへの集合精度が向上する
こととなる。

【００３２】さらに、上記ガイドシュート３４のゲート
３５が該シュート３４の下端開口部に備えられているの
で、このゲート３５とシャッタ機構３９のシャッタ４２
との間の距離が短くなって、各ガイドシュート３４…３
４から滑落してきた被計量物Ｘ…Ｘの該シャッタ４２へ
の到達時間に差がなくなり、すでにシャッタ４２で貯留
している被計量物Ｘの上に別のガイドシュート３４から
滑落してきた被計量物Ｘが落下して衝突し合うという問
題が解消される。

【００３３】

【発明の効果】以上のように本発明に係る組合せ計量装
置によれば、各計量ホッパから排出された被計量物は、
それぞれ各計量ホッパ毎に設けられたガイドシュート内
の滑落通路を個々別々に滑落するので、別の計量ホッパ
から排出された被計量物同士が滑落途中において衝突し
合うことがない。

【００３４】また、上記ガイドシュートには、その滑落
通路を開閉するゲートが備えられているので、各通路を
滑落する被計量物の一回の落差が小さくなって、落下時
の衝撃が緩和されると共に、被計量物を最後に集合ホッ
パまで滑落させる距離、もしくはシャッタ機構のシャッ
タまで滑落させる距離が短くなって、各被計量物はほと
んど時間差なく集合ホッパ、もしくはシャッタにいっせ
いに集合し、その結果、すでに集合ホッパに排出され、
もしくはシャッタで貯留された被計量物の上に別の被計
量物が落下してきて衝突し合うということもない。

【００３５】そして、被計量物を集合ホッパに排出する
直前に一旦貯留する上記シャッタを集合シュートの下部
に備えた場合には、被計量物は集合ホッパに排出される
直前に該シャッタにより一旦貯留されるので、集合ホッ
パに排出される際の落下衝撃がほとんどなくなると共
に、集合ホッパへの集合精度が向上して、該集合ホッパ
内での被計量物同士の衝突が回避される。

【００３６】以上により、被計量物の落下時の衝撃を低
減すると共に、被計量物同士の衝突を確実に抑制するこ
とにより、該被計量物もしくはその個包装の破損の問題
を回避することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第１の実施例における組合せ計量装
置の構成を示す全体図である。

【図２】 上記計量装置におけるガイドシュートの側面
図である。

【図３】 同シュートの平面図である。

【図４】 本発明の第２の実施例における組合せ計量装
置の要部を示す縦断面図である。

【図５】 図４におけるア−ア線矢視図である。

【符号の説明】

１，３０ 組合せ計量装置 ４ 架台 １０ 計量ホッパ １１，３４ ガイドシュート １２，３１ 集合シュート １３，３８ 集合ホッパ ３５ ゲート １５，１８，４２ シャッタ ２２ 第１ゲート ２３ 第２ゲート ３９ シャッタ機構 Ｘ 被計量物

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 円形に配置された複数の計量ホッパの各
   計量値に基づいて組合せ演算を行ない、その組合せ加算
   値が目標重量もしくはこれに近い値となる組合せに該当
   した計量ホッパから被計量物を漏斗状の集合シュートに
   排出して滑落させることにより、下方の集合ホッパに集
   合させるようにした組合せ計量装置であって、上記集合
   シュートに、各計量ホッパから排出される被計量物を各
   計量ホッパ毎に滑落させる仕切部材が設けられていると
   共に、これらの仕切部材によって形成される計量ホッパ
   毎の滑落通路に、該通路を開閉する一もしくは二以上の
   ゲート部材が備えられていることを特徴とする組合せ計
   量装置。
2. 【請求項２】 集合シュートの下部に、被計量物を集合
   ホッパに排出する直前に一旦貯留するシャッタ部材が備
   えられていることを特徴とする請求項１に記載の組合せ
   計量装置。