JP4611726B2 - 組合せ秤 - Google Patents
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Description
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における組合せ秤の断面の構造を示す模式図である。本実施の形態における組合せ秤では、センター基体(ボディ)1は、例えば集合シュート8の隙間等から延びた図示されない4本の脚部によって支持および固定され、その側面が円筒形で、その側面の周囲に2段の円状に列設される複数の計量ホッパ4及び計量ホッパ5を揺動自在に支持しており、センター基体1の上部に投入ホッパ2が取り付けられている。投入ホッパ2は、上部に被計量物である粉粒体の投入口2aが1つ配置され、投入口2aから投入された被計量物をそれぞれの計量ホッパ4の上方へ導くための分岐路2bを備えている。それぞれの分岐路2bの下端にはカットゲート3が取り付けられ、カットゲート3を開閉中心3aに関して回動させることにより、その下方に位置する計量ホッパ4に向けて分岐路2bから被計量物が投入される。計量ホッパ4は排出用ゲートを備え、そのゲートを開くことによりその下方に位置する計量ホッパ5に向けて被計量物が排出される。同様に計量ホッパ5も排出用ゲートを備え、そのゲートを開くことによりその下方の集合シュート8に向けて被計量物が排出される。下側の各計量ホッパ5は、上側の各計量ホッパ4の直下に配置され、上側の計量ホッパ4から排出された被計量物の全量が下側の計量ホッパ5へ投入される構成である。計量ホッパ4,5の排出用のゲートとしては、例えばホッパ下部の断面V字形状の底面部分が両側へ開き(図中の計量ホッパ4,5の下部に記載した矢印が開く方向を示す)、被計量物が下方へ排出される周知のゲートを用いればよい(もちろん、片開きのゲートも可能である)。また、計量ホッパ4、5にはそれぞれロードセル等の重量センサ6、7が取り付けられており、この重量センサ6、7は、センター基体1内に取り付けられ、計量ホッパ4、5内の被計量物の重量を計測する。計量ホッパ5の下方には、後述の組合せ演算によって選択された計量ホッパ4、5から排出される被計量物を集めて排出口8aから排出して包装機等に供給する集合シュート8が設けられている。集合シュート8の上端は、円状に列設された計量ホッパ4、5及びカットゲート3の外側でその周囲を覆うように配設された防塵用のカバー(図示せず)につながっている。なお、重量センサ6、7の重量の計測値(以下、計量値)は制御部10に入力される。この制御部10は、重量センサ6、7から入力された計量値に基づいて組合せ演算を行うとともに、組合せ秤全体の動作を制御する。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における組合せ秤の要部の断面の構造を示す模式図である。本実施の形態における構成は、上側計量ホッパ4を下側計量ホッパ5よりも平面積において小さく構成しており、上側計量ホッパ4の被計量物が供給される上部の開口が下側計量ホッパ5の被計量物が供給される上部の開口より小さくなっている。そして、カットゲート3が開いて投入ホッパ2の分岐路2bから投入される被計量物のうち、上側計量ホッパ4に収納されなかった被計量物の全てが下側計量ホッパ5へ収納されるように構成されている。さらに、カットゲート3にスクレーパ9を設けている。上記以外の構成は、実施の形態1における図1の構成と同様である。また、制御部10(図1参照)による組合せ演算の方法も実施の形態1の場合と同様である。
2 投入ホッパ
3 カットゲート
4 上側計量ホッパ
5 下側計量ホッパ
6 重量センサ
7 重量センサ
8 集合シュート
9 スクレーパ
10 制御部
Claims (7)
- 各々、供給される被計量物の重量を各々が保有する重量センサで計量し、被計量物を排出するためのゲートを有する複数の第1の計量ホッパと、
各々、前記第1の計量ホッパと対応して前記第1の計量ホッパの直下に配設され、供給される被計量物の重量を各々が保有する重量センサで計量し、被計量物を排出するためのゲートを有する複数の第2の計量ホッパと、
前記第1の計量ホッパのゲート及び前記第2の計量ホッパのゲートの開閉動作を制御するとともに、前記第1の計量ホッパ及び第2の計量ホッパの各々が保有する前記重量センサによる計量値に基づいて組合せ演算を行い、前記組合せ演算により、供給されている被計量物の重量の合計が目標重量に対して許容範囲内となる前記計量ホッパの組合せを1つ求め、この組合せに選択されている前記計量ホッパのゲートを開いて被計量物を排出させる制御手段と、
前記組合せに選択されている前記計量ホッパから排出される被計量物を集合させて排出するための集合シュートとを備え、
前記第1の計量ホッパは、そのゲートが開かれることにより、対応する前記第2の計量ホッパの方向へのみ被計量物が排出される構成であり、
前記制御手段は、前記組合せに前記第1の計量ホッパを選択する場合には、前記選択する前記第1の計量ホッパと対応する前記第2の計量ホッパが必ず前記組合せに選択されるように前記組合せを求めるように構成されるとともに、対応する前記第1の計量ホッパと前記第2の計量ホッパとが前記組合せに選択されている場合に、前記対応する前記第1の計量ホッパと前記第2の計量ホッパとの両方のゲートを開くことにより前記第2の計量ホッパの被計量物を前記集合シュート上へ排出させるとともに前記第1の計量ホッパの被計量物を対応する前記第2の計量ホッパ内を通過させて前記集合シュート上へ排出させるように構成された、組合せ秤。 - 各々、前記第1の計量ホッパの上方に配置され、被計量物を下方へ供給する複数の供給手段が設けられ、
各々の前記供給手段は、各々の下方に配置された前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパの両方が組合せに選択されて前記両方から同時に被計量物が排出された場合に、前記第1の計量ホッパを通過させて前記第2の計量ホッパに対する被計量物の供給を行った後、前記第1の計量ホッパに対する被計量物の供給を行い、
前記制御手段は、前記第1の計量ホッパのゲートを、前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパの両方から同時に被計量物が排出されるときから、前記第2の計量ホッパに対する被計量物の供給が終了するまでの間、連続して開状態とし、前記第2の計量ホッパに対する被計量物の供給が終了した後に閉状態とする請求項1記載の組合せ秤。 - 各々、前記第1の計量ホッパの上方に配置され、被計量物を下方へ供給する複数の供給手段が設けられ、
各々の前記供給手段は、各々の下方に配置された前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパの両方が組合せに選択されて前記両方から同時に被計量物が排出された場合に、前記第1の計量ホッパを通過させて行われる前記第2の計量ホッパに対する被計量物の供給を開始してから前記第1の計量ホッパに対する被計量物の供給が終了するまでの間、連続して被計量物の供給を行い、
前記制御手段は、前記供給手段により前記第1の計量ホッパを通過させて行われる前記第2の計量ホッパに対する被計量物の供給が開始されてから所定時間経過後に、前記第1の計量ホッパのゲートを閉じることにより、前記第1の計量ホッパに対する被計量物の供給が行われるようにする請求項1記載の組合せ秤。 - 各々、前記第1の計量ホッパの上方に配置され、被計量物を下方へ供給する複数の供給手段が設けられ、
前記第1の計量ホッパの被計量物が供給される上部の開口を前記第2の計量ホッパの被計量物が供給される上部の開口より小さくし、かつ、前記供給手段から供給され前記第1の計量ホッパに収納されなかった被計量物の全てが前記第2の計量ホッパへ収納されるように構成された請求項1記載の組合せ秤。 - 各々の前記供給手段は、各々の下方に配置された前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパの両方が組合せに選択されて前記両方から同時に被計量物が排出された場合に、前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパのゲートが閉じられた状態で前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパに対する供給量の被計量物を連続して供給する請求項4記載の組合せ秤。
- 各々の前記供給手段は、各々の下方に配置された前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパのうち前記第2の計量ホッパのみが組合せに選択されて被計量物が排出された場合に、前記第1の計量ホッパ及び前記第2の計量ホッパのゲートが閉じられた状態で前記第2の計量ホッパに対する供給量の被計量物を供給する請求項4記載の組合せ秤。
- 前記供給手段は、上部から被計量物が導入される筒と、前記筒の下部に回動自在に設けられ、一方向へ回動することにより前記筒の下端を閉じた状態から開いた状態にし、他方向へ回動することにより前記筒の下端を開いた状態から閉じた状態にするカットゲートとで構成され、
前記カットゲートに取り付けられ、前記筒の下端を開いた状態から閉じた状態となるように前記カットゲートが回動する際、前記第1の計量ホッパの開口部分より上方に盛り上がった被計量物を掻き落とすスクレーパを設けた請求項4〜6のいずれかに記載の組合せ秤。
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- 2004-12-10 JP JP2004357588A patent/JP4611726B2/ja active Active
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