JP6274170B2 - 画像形成システム、画像濃度補正方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成システム、画像濃度補正方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、画像濃度補正方法及び画像形成装置に関する。
用紙に画像を形成するプリンターや複写機等の画像形成装置が例えば2台直列的に接続されて構成されるタンデム方式の画像形成システム(タンデム機)がある。この種のタンデム機では、例えば、用紙の表裏に画像形成を行う処理を、異なる画像形成装置で分担して行うことにより、1台の画像形成装置で用紙の表裏に画像形成を行う場合と比較して、生産性を向上させることができる。なお、タンデム機を構成する2台の画像形成装置のうち用紙搬送方向における上流側に配置された画像形成装置を「上流機」と略称する場合があり、また、用紙搬送方向における下流側に配置された画像形成を「下流機」と略称する場合がある。
画像形成装置は、現像剤としてトナー(一成分現像剤)、または、トナーとキャリアとを混合したもの(二成分現像剤)を用い、像担持体(感光体ドラム)上にトナー像を形成し、転写位置において像担持体に接触させた用紙にトナー像を出力(転写)する。二成分現像剤を用いた画像形成装置においては、連続印刷に伴う機内温度の上昇に応じて、像担持体に形成されたトナー像の付着力が増大するため、転写効率が悪くなって用紙に出力されたトナー像の濃度が低下する傾向がある。
このように濃度低下した場合の補正として、湿温度変化を検知して、閾値を超えた場合に、像担持体上の転写前、転写後のトナーパッチ像の濃度を測定し、測定結果をトナー像の濃度補正にフィードバックする技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−140410号公報
上記タンデム機においては、普通紙を連続印刷した場合、上流機の機内温度は室温に例えば8℃を加算した温度まで上昇し、下流機の機内温度は、上流機側の熱が用紙を介して下流機側に伝達されるため、室温に例えば18℃を加算した温度まで上昇する。すなわち、連続印刷に伴った上流機の機内温度と下流機の機内温度とが異なる。
このように上流機の機内温度と下流機の機内温度とが異なると、像担持体に形成されたトナー像の付着力が上流機と下流機との間で異なるため、例えば、上流機により用紙表面に画像が形成され、下流機により用紙裏面に画像が形成されたとき、画像間に濃度差が発生してしまう。画像間の濃度差は、例えば、製本した場合の見開きページ間の濃度差になる。
タンデム機においても、下流機のさらに下流側に、出力画像の濃度を検知する濃度検知センサーが設けられているが、この濃度検知センサーの検知結果を用いた濃度補正を行うためには、印刷ジョブとは別に濃度検知用パターンを用紙に印刷する必要があり、生産性が低下するという問題があった。特に、大量生産に適するタンデム機を使用するユーザーは生産性を重視する場合が多い。このため、画像間の濃度差が安定していれば、異なる印刷ジョブを行う中で画像の濃度が多少変化することよりも、生産性が低下することが問題となる。
本発明は、生産性の低下を抑制しつつ、温度上昇に伴うトナー像の濃度低下を補正することが可能な画像形成システム、画像濃度補正方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成システムは、
直列に接続された第1および第2画像形成装置により、記録材に対して画像形成処理を実行する直列タンデム方式の画像形成システムであって、
前記第1画像形成装置は、
第1像担持体と、
前記第1像担持体上に第1トナー像を形成する第1トナー像形成部と、
前記第1トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第1トナー像の濃度を検出する第1濃度検出部と、
前記第1濃度検出部の検出結果に基づいて前記第1トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第1濃度制御値を設定する第1濃度制御値設定部と、
前記第1画像形成装置内の温度を第1温度として検出する第1温度検出部と、
を有し、
前記第2画像形成装置は、
第2像担持体と、
前記第2像担持体上に第2トナー像を形成する第2トナー像形成部と、
前記第2トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第2トナー像の濃度を検出する第2濃度検出部と、
前記第2濃度検出部の検出結果に基づいて前記第2トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第2濃度制御値を設定する第2濃度制御値設定部と、
前記第2画像形成装置内の温度を第2温度として検出する第2温度検出部と、
を有し、
前記記録材に形成された前記第1トナー像または前記第2トナー像の濃度を検出する記録材濃度検出部と、
前記記録材濃度検出部の検出結果に基づいて、前記第1および前記第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、当該濃度補正制御の実行からの前記第1温度の変化と前記第2温度の変化との差に基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像濃度補正方法は、
直列に接続された第1および第2画像形成装置により、記録材に対して画像形成処理を実行する直列タンデム方式の画像濃度補正方法であって、
第1濃度制御値に基づいて、第1像担持体上に第1トナー像を形成し、
第2濃度制御値に基づいて、第2像担持体上に第2トナー像を形成し、
前記記録材に形成されたトナー像の濃度を検出し、
前記第1画像形成装置内の温度を第1温度として検出し、
前記第2画像形成装置内の温度を第2温度として検出し、
前記トナー像の濃度を検出した結果に基づいて、前記第1および前記第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、当該濃度補正制御の実行からの前記第1温度の変化と前記第2温度の変化との差に基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する。
本発明に係る画像形成装置は、
直列に接続された第1および第2画像形成部により、記録材に対して画像形成処理を実行する画像形成装置であって、
前記第1画像形成部は、
第1像担持体と、
前記第1像担持体上に第1トナー像を形成する第1トナー像形成部と、
前記第1トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第1トナー像の濃度を検出する第1濃度検出部と、
前記第1濃度検出部の検出結果に基づいて前記第1トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第1濃度制御値を設定する第1濃度制御値設定部と、
前記第1画像形成部周辺の温度を第1温度として検出する第1温度検出部と、
を有し、
前記第2画像形成部は、
第2像担持体と、
前記第2像担持体上に第2トナー像を形成する第2トナー像形成部と、
前記第2トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第2トナー像の濃度を検出する第2濃度検出部と、
前記第2濃度検出部の検出結果に基づいて前記第2トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第2濃度制御値を設定する第2濃度制御値設定部と、
前記第2画像形成部周辺の温度を第2温度として検出する第2温度検出部と、
を有し、
前記記録材に形成された前記第1トナー像または前記第2トナー像の濃度を検出する記録材濃度検出部と、
前記記録材濃度検出部の検出結果に基づいて、前記第1および前記第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、当該濃度補正制御の実行からの前記第1温度の変化と前記第2温度の変化との差に基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する制御部と、
を備える。
本発明によれば、記録材濃度検出部の検出結果に基づいて、第1および第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、濃度補正制御の実行からの第1温度の変化と第2温度の変化とに基づいて、濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する。これにより、生産性の低下を抑制しつつ、温度上昇に伴うトナー像の濃度低下を補正することが可能となる。
また、本発明によれば、記録材の表裏に形成されるトナー像の濃度を検出し、検出結果に基づいて濃度補正制御を実行する。これにより、記録材の表裏に形成されたトナー像の濃度を均一にすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成システムにおける第1画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成システムにおける第2画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 プリント数と機内温度との関係を示す図である。 プリント数と機内温度との関係を示す図である。 システムの立ち上げ時における濃度補正制御の処理の流れを示すフローチャートである。 システムの立ち上げ後における濃度補正制御の処理の流れを示すフローチャートである。 機内温度と反射濃度との関係を示す図である。 像担持体上のトナー付着量とセンサー出力との関係を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値などは例示である。なお、以下の説明や各図において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[画像形成システムの全体構成]
まず、本発明の実施形態に係る画像形成システムの概要について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体の構成を示す概略図である。図1に示すように、画像形成システム1は、複数の画像形成装置、例えば、2つの第1画像形成装置20及び第2画像形成装置40を有し、用紙の搬送経路の上流側から、給紙装置10、第1画像形成装置20、中間装置30、第2画像形成装置40、後処理装置50が直列的に連結された直列タンデム方式の構成となっている。
第1画像形成装置20と第2画像形成装置40とは、連結される際に、画像形成システム1を統括的に管理するメイン機、当該メイン機の指示に従って稼働するサブ機のいずれかであるかが設定される。本実施の形態では、用紙搬送方向において上流側に設けられた第1画像形成装置20がメイン機として設定され、第2画像形成装置40がサブ機として設定されているものとする。
本実施の形態における画像形成システム1では、用紙の表裏両面に画像を形成する両面モードのジョブを実行する場合、第1画像形成装置20が用紙の一方の面(例えば、表面)に画像形成を行う装置として機能し、第2画像形成装置40が用紙の他方の面(例えば、裏面)に画像形成を行う装置として機能する。両面モードのジョブを実行する場合、給紙装置10又は第1画像形成装置20内の給紙部から搬送された用紙に対して、第1画像形成装置20が表面の画像を形成する。そして、表面の画像が形成された用紙は、第1画像形成装置20内の反転部によって表裏が反転された後、中間装置30を通過して第2画像形成装置40へ搬送され、当該用紙の裏面に画像が形成され、後処理装置50へ搬送される。
また、用紙の片面に画像を形成する片面モードのジョブを実行する場合、給紙装置10又は第1画像形成装置20の給紙部から搬送された用紙の一方の面に対して、第1画像形成装置20が画像を形成する。そして、一方の面に画像が形成された用紙は、中間装置30、第2画像形成装置40を通過して後処理装置50へ搬送される。
(給紙装置)
給紙装置10は、PFU(Paper Feed Unit)と称されるものであり、複数の給紙トレイや、給紙ローラー、分離ローラー、給紙/分離ゴム、送り出しローラー等からなる給紙手段等を備える。各給紙トレイには、用紙の種類(紙種、坪量、用紙サイズ等)毎に予め識別された用紙が格納されており、用紙の最上部から一枚ずつ給紙手段により第1画像形成装置20の用紙搬送部へ給紙される。給紙トレイ毎に格納されている用紙の種類の情報(用紙サイズ、紙種等)は、第1画像形成装置20の後述する不揮発メモリ251に記憶されている。給紙装置10は、第1画像形成装置20の給紙部として機能する。
(第1画像形成装置)
第1画像形成装置20は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を用紙に画像形成する。また、外部装置等からPDL(PageDescription Language)形式やTiff形式等のページ記述言語形式のプリントデータ及びプリント設定データを受信し、受信したプリントデータ及びプリント設定データ等に基づいて画像を用紙上に形成したりする。第1画像形成装置20は、画像読取部21、操作表示部22、プリント部23(本発明の「第1トナー像形成部」に対応)等を備えて構成される。
画像読取部21は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部と読取部とを備え、操作表示部22により受け付けられた設定情報に基づいて複数の原稿の画像を読み取る。自動稿送り部の原稿トレイに載置された原稿は、読取箇所であるコンタクトガラスに搬送され、CCD(Charge Coupled Device)211(図2参照)を含む光学系により原稿の片面又は両面の画像が読み取られる。ここでの画像には、図形や写真等の画像データの他、文字や記号等のテキストデータ等も含まれる。
操作表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)221、LCD221を覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群等から構成される。操作表示部22は、ユーザーからの指示を受け付けその操作信号を後述する制御部250に出力する。また、操作表示部22は、制御部250から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面をLCD221上に表示する。
プリント部23は、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、給紙部231、用紙搬送部232、画像形成部233、定着部234等のプリント出力に係る各部を備えて構成される。
給紙部231は、複数の給紙トレイと給紙トレイ毎に設けられた給紙ローラー、分離ローラー、給紙/分離ゴム、送り出しローラー等からなる給紙手段を備える。各給紙トレイには、用紙の種類(紙種、坪量、用紙サイズ等)毎に予め識別された給紙され得る用紙が格納されており、用紙の最上部から一枚ずつ給紙手段により用紙搬送部に向けて給紙される。また、給紙トレイ毎に格納されている用紙の種類の情報(紙種、坪量、用紙サイズ等)は、不揮発メモリ251(図2参照)に記憶されている。
用紙搬送部232は、給紙装置10又は給紙部231から給紙された用紙を、複数の中間ローラー、レジストローラー等を経由する画像形成部233への用紙搬送路上に用紙を搬送する。そして、画像形成部233の転写位置へと搬送し、さらに、第2画像形成装置40へ搬送する。用紙は、曲がり補正を行うレジストローラー233aの上流側で一旦待機し、画像形成タイミングに応じて、レジストローラー233aの下流側への搬送が再開される。
また、用紙搬送部232は、搬送路切替部232aや反転ローラー等から構成される反転部232bを備える。反転部232bは、搬送路切替部232aの切り替え動作に応じて、定着部234を通過した用紙の表裏を反転せずに下流側に連結された装置へ搬送したり、反転ローラー等によりスイッチバックして用紙の表裏を反転させた後に下流側に連結された装置へ搬送したりする。また、反転部232bは、定着部234を通過した用紙の表裏を反転させて第1画像形成装置20の画像形成部233へ再給紙する循環経路部を備えていてもよい。
画像形成部233は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を備え、印刷画像データに基づき、用紙面上に画像(トナー像)を形成する。なお、第1画像形成装置20がカラー画像を形成するものである場合には、画像形成部233が色(Y,M,C,Bk)毎に設けられる。
画像形成部233では、帯電装置により帯電された感光体ドラムの表面に、露光装置から印刷画像デ−タに応じた光が照射され静電潜像が書き込まれる。そして、感光体ドラムの表面に二成分現像剤を用いる二成分現像装置により帯電したトナーが付着されることによって、感光体ドラムの表面に書き込まれた静電潜像が現像される。感光体ドラム上に付着したトナー像は、転写位置で用紙に転写される。用紙にトナー像が転写された後、クリーニング装置により、感光体ドラム表面の残留電荷や残留トナー等が除去され、除去されたトナー等はトナー回収容器へ回収される。
定着部234は、定着ヒーター、定着ローラー、定着外部加熱等から構成され、用紙に転写されたトナー像を熱定着する。
(中間装置)
中間装置30は、用紙搬送方向において、第1画像形成装置20の下流側、かつ、第2画像形成装置40の上流側に設置されている。本実施の形態では、中間装置30は、第2画像形成装置40からの指示に従って、第1画像形成装置20から搬送された用紙を、第2画像形成装置40へと搬送する。
中間装置30の用紙搬送路31は、中間装置30又は第2画像形成装置40が用紙搬送路31内で用紙の停止を指示した場合に、第1画像形成装置20にその用紙の後端がかからないようにその長さが設定されている。用紙搬送部31は、中間装置30の正面側から見ると、用紙搬入側の搬送ローラー311付近から用紙排出側の搬送ローラー318付近まで湾曲するように構成されている。本実施の形態では、用紙搬送部31の湾曲形状は、下方向に凸形状の略U字形状である。用紙搬送部31を湾曲させることにより、限られたスペースの中で用紙搬送部31の長さを確保できる。換言すると、用紙搬送部31を湾曲させることによって、用紙搬送部31の長さを確保した上で中間装置30を小型にすることができる。
用紙搬送路31に必要な長さとして以下の例が挙げられる。
第1に、第2画像形成装置40の用紙搬送路の途中に用紙停止位置を有する場合、用紙搬送路31の長さは、第2画像形成装置40内で停止した用紙の先端を基点として、当該用紙の後端が中間装置30内に収まるように形成されている。
第2に、中間装置30の用紙搬送部31の途中に用紙停止位置を有する場合、用紙搬送部31の長さは、中間装置30内で停止した用紙の先端を基点として、当該用紙の後端が中間位置30内に収まるように形成されている。
(第2画像形成装置)
第2画像形成装置40は、プリント部43(本発明の「第2トナー像形成部」に対応)等を備えて構成され、第1画像形成装置20と協働して用紙面上に画像を形成する。第1画像形成装置20から搬送された用紙は、搬送ローラー434aを経てレジストローラー433aへ搬送される。用紙は、レジストローラー433aの上流側で一旦待機し、画像形成タイミングに応じて、レジストローラー433aの下流側への搬送が再開される。
なお、第2画像形成装置40が備えるプリント部43は、第1画像形成装置20が備えるプリント部23と同様に、給紙部431、反転部432bを備えた用紙搬送部、画像形成部、定着部等のプリント出力に係る各部を備えて構成されている。重複するので、その説明は省略する。
(後処理装置)
後処理装置50は、用紙搬送方向において、第2画像形成装置40の下流側に設置されており、ソート部、ステイプル部、パンチ部等の各種後処理部と、排紙トレイ(大容量排紙トレイ52やサブトレイ53)等を備え、第2画像形成装置40から搬送された用紙に対して各種後処理を施し、後処理が施された用紙を大容量排紙トレイ52やサブトレイ53に排出する。大容量排紙トレイ52は、昇降移動するステージを有し、用紙をステージに積み重ねた状態で大量に収容する。サブトレイ53には、用紙が外部に露出され、目視可能な状態で排紙される。
[第1画像形成装置20の内部構成]
図2は、本実施の形態に係る画像形成システム1における第1画像形成装置20の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、第1画像形成装置20は、画像読取部21、操作表示部22、プリント部23、コントローラー24、画像制御基板25、通信部26、濃度センサー27(本発明の「第1濃度検出部」に対応)、温度検出部28(本発明の「第1温度検出部」に対応)、記録材濃度検出部29(本発明の「第1記録材濃度検出部」に対応)等を備えて構成されている。第1画像形成装置20は、コントローラー24のLANIF(Local Area Network Interface)244を介してネットワーク3上の外部装置2と相互にデータが送受信可能に接続されている。
画像読取部21は、上述した自動原稿送り部及び読取部と、画像読取制御部210とを備える。画像読取制御部210は、制御部250からの指示に基づいて自動原稿送り部及び読取部等を制御して、複数の原稿の画像を読み取るスキャナー機能を実現させる。画像読取部21により読み取られたアナログ画像データは、読取処理部253に出力され、読取処理部253においてA/D変換され各種画像処理が施される。
操作表示部22は、上述したLCD221やタッチパネル等と、操作表示制御部220とを備える。操作表示制御部220は、制御部250から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種画面や各種処理結果等を表示する操作画面LCD221に表示させる。また、操作表示制御部220は、各種スイッチやボタン、テンキー操作キー群又はタッチパネル等から入力される操作信号を制御部250に出力する。
プリント部23は、上述した給紙部231、用紙搬送部232、画像形成部233、定着部234(図1参照)等のプリント出力に係る各部と、プリント制御部230とを備える。プリント制御部230は、制御部250からの指示に従って画像形成部233等のプリント部23の各部の動作を制御し、書込処理部258から入力された印刷画像データに基づいて画像形成を行わせる。
コントローラー24は、ネットワーク3に接続される外部装置2から画像形成システム1に入力されるデータの管理及び制御を行うものである。コントローラー24は、外部装置2からプリント対象のデータ(プリントデータ及びプリント設定データ)を受信し、当該プリントデータを展開して生成した画像データとプリント設定データとを画像制御基板25へ送信する。
コントローラー24は、コントローラー制御部241、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御IC242、画像メモリ243、LANIF244等から構成される。コントローラー制御部241は、コントローラー24各部の動作を統括的に制御し、LANIF244を介して外部装置2から入力されるプリントデータを展開してビットマップ形式の画像データの生成を行う。
DRAM制御IC242は、LANIF244により受信されたプリントデータのコントローラー制御部241への転送や、画像メモリ243に対する画像データ及びプリント設定データの書き込み/読み出しを制御する。また、DRAM制御IC242は、画像制御基板25のDRAM制御IC255とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されている。DRAM制御IC242は、コントローラー制御部241からの指示に従って、プリント対象の画像データ及びプリント設定データを画像メモリ243から読み出してDRAM制御IC255に出力する。
画像メモリ243は、DRAM等の揮発メモリから構成され、画像データ及びプリント設定データを一時的に記憶する。
LANIF244は、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLAN等のネットワーク3に接続するための通信インターフェイスであり、外部装置2からプリントデータやプリント設定データを受信する。受信されたプリントデータやプリント設定データは、DRAM制御IC242に出力される。
画像制御基板25は、制御部250、不揮発メモリ251、RAM(Random Access Memory)252、読取処理部253、圧縮IC254、DRAM制御IC255、画像メモリ256、伸長IC257、書込処理部258等を備える。
制御部250は、CPU(Central Processing Unit)等から構成された不揮発メモリ251に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM252に展開する。そして、制御部250は、RAM252に展開されたプログラムと協働で、各種処理を実行し、第1画像形成装置20の各部を集中制御する。
また、第1画像形成装置20がメイン機に設定されていることから、制御部250は、画像形成システム1を構成する各装置から、各装置の状態を示す信号を、通信部26を介して受信する。そして、制御部250は、当該各装置の状態を示す信号に基づいて画像形成システム1全体を統括的に制御する。例えば、第2画像形成装置40内でのエラー(JAM発生、用紙切れ、トナー不足等)を示す信号を受信した場合には、当該エラーに応じた表示信号や動作指示信号を生成し、当該生成した信号を操作表示部22や第2画像形成装置40等へ送信する。
また、制御部250は、外部装置2からコントローラー24を介して入力された画像データ及びプリント設定データ、又は、画像読取部21から入力された画像データ及び操作表示制御部220により設定された設定情報に基づいてジョブデータ及び圧縮画像データを生成する。そして、制御部250は、生成したジョブデータ及び圧縮画像データに基づいて、第2画像形成装置40と協働してジョブを実行する。
ジョブとは、画像形成に関する一連の動作であり、例えば、所定ページの原稿からなる複写物を作成する場合には、所定ページの原稿の画像形成に関する一連の動作が1ジョブである。このジョブの動作を実行するためのデータがジョブデータである。ジョブデータは、ジョブ情報とページ情報とを含む。ジョブ情報は、全ページに共通する情報である。例えば、ジョブ情報は、ジョブの設定部数、排紙トレイ、応用機能(集約、リピート等)、カラー/モノクロ等を含む。
ページ情報は、各ページの圧縮画像データと関連付けられており、関連付けられた圧縮画像データに係る情報である。例えば、ページ情報は、ページ番号、画像サイズ(縦、横)、画像の向き、画像の幅、画像の回転角度、画像が形成される用紙の種類、当該用紙が格納されている給紙トレイ、プリントモード(両面モード/片面モード)、圧縮画像データの格納アドレス等を含む。
不揮発メモリ251は、画像形成に係る各種処理プログラム及び各種データ等を記憶する。また、不揮発メモリ251は、給紙装置10、第1画像形成装置20の給紙部、第2画像形成装置40の給紙部がそれぞれ備える給紙トレイ毎に格納されている用紙の種類の情報を記憶している。
RAM252は、制御部250により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係る各種データ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM252は、コントローラー24から入力された画像データ及びプリント設定データ、又は、画像読取部21から入力された画像データ及び当該画像データが取得される際に操作表示部22により設定された設定情報、に基づいて制御部250により生成されたジョブデータを一時的に記憶する。
読取処理部253は、画像読取部21から入力されるアナログ画像データに、アナログ処理、A/D変化処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成した画像データは、圧縮IC254に出力される。
圧縮IC254は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC255に出力する。
DRAM制御IC255は、制御部250からの指示に従って、圧縮IC254による画像データの圧縮処理及び伸長IC257による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ256への画像データの入力制御を行う。
例えば、DRAM制御IC255は、画像読取部21により読み取られた画像データの保存指示が制御部250から入力されると、読取処理部253に入力された画像データの圧縮処理を圧縮IC254により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ256の圧縮メモリ256aに記憶させる。また、DRAM制御IC255はコントローラー24のDRAM制御IC242から画像データが入力されると、当該画像データの圧縮処理を圧縮IC254により実行させ、圧縮画像データを画像メモリ256の圧縮メモリ256aに記憶させる。
さらに、DRAM制御IC255は、圧縮メモリ256aに記憶された圧縮画像データのプリント出力指示が制御部250から入力されると、圧縮メモリ256aから圧縮画像データを読み出し、伸長IC257により伸長処理を施してページメモリ256bに記憶させる。さらに、ページメモリ256bに記憶された画像データのプリント出力指示が入力されると、ページメモリ256bから画像データを読み出して書込処理部258に出力する。
画像メモリ256は、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ256aとページメモリ256bとを備える。圧縮メモリ256aは、圧縮画像データを記憶するためのメモリであり、ページメモリ256bは、プリント出力用の画像データを一時的に記憶、又は、コントローラーから受信した画像データを圧縮する前に一時的に記憶するためのメモリである。
伸長IC257は、圧縮画像データに伸長処理を施す。
書込処理部258は、DRAM制御IC255から入力された画像データに基づいて、画像形成のための印刷画像データを生成し、プリント部23に出力する。
通信部26は、画像形成システム1を構成する各装置が接続されたネットワークに接続するための通信インターフェイスである。例えば、通信部26は、NIC(Network Interface Card)等を用いて第2画像形成装置40と通信を行い、また、給紙装置10及び中間装置30とシリアル通信を行う。
濃度センサー27は、感光体ドラム(第1像担持体)上に形成されるトナー像の濃度(画像濃度)を検出するものである。濃度センサー27は、感光体ドラムに向けて光を照射する発光部と、この照射光に基づく感光体ドラムからの反射光を受光する受光部とを有しており、検出した濃度情報を制御部250に供給する。制御部250は、感光体ドラムに形成するトナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第1濃度制御値を設定する。制御部250は、濃度センサー27から濃度情報の供給を受けると、当該濃度情報に基づいて第1濃度制御値を変更する濃度補正制御を行う。なお、濃度補正制御の詳細につては後述する。
温度検出部28は、感光体ドラム付近に設けられ、第1画像形成装置20の機内温度(本発明の「第1温度」に対応)を検知するものである。温度検出部28は、検知した機内温度を制御部250に出力する。制御部250は、温度検出部28からの機内温度をプリント毎に、または、一定の周期(例えば5分間隔)で取得する。
制御部250は、取得した機内温度をRAM252に記憶させる。
制御部250は、機内温度をRAM252に記憶させる場合、RAM252に機内温度が記憶されてないときには、機内温度T1として記憶させ、RAM252に既に機内温度が記憶されているときには、機内温度T1’として記憶させる。また、制御部250は、機内温度T1,T1’に基づいて、第1画像形成装置20の機内温度の変化量Δ1(=T1’−T1)を算出する。
なお、制御部250は、変化量Δ1及び後述する第2画像形成装置40の機内温度の変化量Δ2の差Δが所定の閾値を超えた場合、濃度補正制御を行う。制御部250は、濃度補正制御が行われた場合、機内温度T1の値を機内温度T1’の値に書き換え、機内温度T1’をRAM252から消去する。
記録材濃度検出部29は、画像形成部233により用紙に転写(出力)されるトナー像の濃度を検出するものである。なお、記録材濃度検出部29が設けられる場所は、画像形成部233から出力されたトナー像の濃度を検出できれば、タンデム機中のいずれの場所であってもよく、第1画像形成装置20に限らず、例えば、中間装置30、第2画像形成装置40、後処理装置50であってもよい。また、記録材濃度検出部29と後述する記録材濃度検出部49との両機能を備えた一つの記録材濃度検出部が、同じ場所、例えば後処理装置50に設けられてもよい。さらに、以下、記録材濃度検出部29により検出されたトナー像の濃度に基づいて濃度補正制御が行われることについて説明するが、記録材濃度検出部29は、用紙に転写されるトナーパッチ像の濃度を検出するものであっても良く、記録材濃度検出部29により検出されたトナーパッチ像の濃度に基づいて濃度補正制御が行われるようにしても良い。
記録材濃度検出部29は、システムの立ち上げ時(電源投入時)及び濃度補正制御を行う時に、検出したトナー像の濃度を制御部250に出力する。制御部250は、記録材濃度検出部29から入力されたトナー像の濃度をRAM252に記憶させる。
[第2画像形成装置40の内部構成]
図3は、本実施の形態に係る画像形成システム1における第2画像形成装置40の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、第2画像形成装置40は、プリント部43、画像制御基板45、通信部46、濃度センサー47(本発明の「第2濃度検出部」に対応)、温度検出部48(本発明の「第2温度検出部」に対応)、記録材濃度検出部49(本発明の「第2記録材濃度検出部」に対応)等を備えて構成されている。
プリント部43は、第1画像形成装置20のプリント部23のプリント制御部230及び画像形成部233に対応するプリント制御部430及び画像形成部433を備えて構成されている。プリント制御部430及び画像形成部433については、第1画像形成装置20のプリント部23のプリント制御部230及び画像形成部233と同様の構成であるため、説明は省略する。
画像制御基板45は、制御部450、不揮発メモリ451、RAM452、DRAM制御IC455、画像メモリ456、伸長IC457、書込処理部458等を備える。
制御部450は、CPU等から構成され、不揮発メモリ451に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM452に展開する。そして、制御部450は、RAM452に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、第2画像形成装置40及び中間装置30の各部を集中制御する。
不揮発メモリ451は、画像形成に係る各種処理プログラム及び各種データ等を記憶する。また、不揮発メモリ451は、給紙装置10、第2画像形成装置40の給紙部、第1画像形成装置20の給紙部、それぞれが備える給紙トレイ毎に格納されている用紙の種類の情報を記憶している。
RAM452は、制御部450により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係る各種データ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM452には、通信部46を介して第1画像形成装置20から入力されたデータが一時的に記憶される。
DRAM制御IC455は、制御部450からの指示に従って、伸長IC457による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ456への画像データの入出力制御を行う。
例えば、DRAM制御IC455は、通信部46からジョブデータ及び圧縮画像データが入力されると、ジョブデータをRAM452に、圧縮画像データを画像メモリ456の圧縮メモリ456aにそれぞれ記憶させる。また、DRAM制御IC455は、圧縮メモリ456aに記憶された圧縮画像データのプリント出力指示が制御部450から入力されると、圧縮メモリ456aから圧縮画像データを読み出し、伸長IC457により伸長処理を施してページメモリ456bに記憶させる。さらに、ページメモリ456bに記憶された画像データのプリント出力指示が入力されると、ページメモリ456bから画像データを読み出して書込処理部458に出力する。
画像メモリ456は、DRAMから構成される圧縮メモリ456aとページメモリ456bとを備える。圧縮メモリ456aは、圧縮画像データを記憶するためのメモリであり、ページメモリ456bは、プリント出力用の画像データを一時的に記憶するためのメモリである。
伸長IC457は、圧縮画像データに伸長処理を施す。
書込処理部458は、DRAM制御IC455から入力された画像データに基づいて、画像形成のための印刷画像データを生成し、プリント部43に出力する。
通信部46は、画像形成システム1を構成する各装置が接続されたネットワークに接続するための通信インターフェイスである。例えば、通信部46は、NIC等を用いて第1画像形成装置20と通信を行い、また、中間装置30及び後処理装置50とシリアル通信を行う。
濃度センサー47は、感光体ドラム(第2像担持体)上に形成されるトナー像の濃度(画像濃度)を検出するものである。濃度センサー47は、感光体ドラムに向けて光を照射する発光部と、この照射光に基づく感光体ドラムからの反射光を受光する受光部とを有しており、検出した濃度情報を制御部450に供給する。制御部450は、感光体ドラムに形成するトナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第2濃度制御値を設定する。制御部450は、濃度センサー47から濃度情報の供給を受けると、第1画像形成装置20の制御部250と同様に、濃度センサー47の濃度情報に基づいて第2濃度制御値を変更する濃度補正制御を行う。
温度検出部48は、感光体ドラム付近に設けられ、第2画像形成装置40の機内温度(本発明の「第2温度」に対応)を検知するものである。温度検出部48は、検知した機内温度を制御部450に出力する。制御部450は、温度検出部48からの機内温度を通信部26を介して制御部250に送る。制御部250は、温度検出部48からの機内温度をプリント毎に、または、一定の周期(例えば5分間隔)で取得する。
制御部250は、取得した機内温度をRAM252に記憶させる。制御部250は、機内温度をRAM252に記憶させる場合、RAM252に機内温度が記憶されてないときには、機内温度T2として記憶させ、RAM252に既に機内温度が記憶されているときには、機内温度T2’として記憶させる。また、制御部250は、機内温度T2,T2’に基づいて、機内温度の変化量Δ2(=T2’−T2)を算出する。
前述したように、制御部250は、変化量Δ1,Δ2の差Δが所定の閾値を超えた場合に、記録材濃度検出部29により検出されたトナー像の濃度と記録材濃度検出部49により検出されたトナー像の濃度とが同じになる(濃度差が生じない)ように、濃度補正制御を行う。閾値は、経験的に求められた変化量Δ1,Δ2の差Δと濃度差との相関関係に基づいて設定される。このように、閾値を設定することにより、濃度補正制御を行う回数をなるべく少なくして、生産性の低下を抑止することができ、また、温度上昇に伴うトナー像の濃度低下を補正することができる。
濃度補正制御が行われた場合、機内温度T2の値を機内温度T2’の値に書き換え、機内温度T2’をRAM252から消去する。つまり、制御部250は、機内温度T1,T2の値を書き換え後(濃度補正制御が行われた後)、再び、変化量Δ1、Δ2の差Δが所定の閾値を超えた場合、濃度補正制御を行う。
記録材濃度検出部49は、画像形成部433から用紙に転写(出力)されるトナー像の濃度を測定するものである。また、記録材濃度検出部49が設けられる場所は、記録材濃度検出部29と同様にタンデム機中のいずれの場所であってもよく、第2画像形成装置40に限らず、例えば、後処理装置50であってもよい。なお、記録材濃度検出部49の構成は、前述する記録材濃度検出部29と基本的に同じであるため、その説明を省略する。また、以下、記録材濃度検出部49により測定されたトナー像の濃度に基づいて濃度補正制御が行われることについて説明するが、記録材濃度検出部49はトナーパッチ像の濃度を測定するものであって良く、記録材濃度検出部49により測定されたトナーパッチ像の濃度に基づいて濃度補正制御が行われるようにしても良い。
記録材濃度検出部49は、システムの立ち上げ時及び濃度補正制御時に、測定したトナー像の濃度を制御部450に出力する。制御部450は、通信部26,46を介して制御部250に送る。制御部250は、通信部26,46を介して送られたトナー像の濃度をRAM252に記憶させる。なお、前述したように、記録材濃度検出部29,49の両機能を備えた一つの濃度検出部が後処理装置50に設けられる場合、記録材濃度検出部49が検出したトナー像の濃度が制御部450から通信部26,46を介して制御部250に送られる。
図4は、システムの立ち上げ時に上流機と下流機とで同じであった機内温度が、その後、プリント数に応じて上流機、下流機それぞれの勾配で上昇していく様子を示している。また、図5は、システムの立ち上げ後において上流機と下流機とで異なる機内温度が、その後、プリント数に応じて上流機、下流機それぞれの勾配で上昇していく様子を示している。図4及び図5から、上流機の機内温度の変化量Δ1と下流機の機内温度の変化量Δ2との差Δが、プリント枚に応じて同じように広がっていくことがわかる。
制御部250は、例えば、システムの立ち上げ時に、記録材濃度検出部29により検出されたトナー像の濃度と記録材濃度検出部49により検出されたトナー像の濃度とが同じになるように、第1濃度制御値または第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を行う。また、制御部250は、システムの立ち上げ後において、変化量Δ1と変化量Δ2との差Δが所定の閾値を超えた場合、印刷ジョブの中断後、または、印刷ジョブの終了後に、濃度補正制御を実行する。なお、濃度補正制御を実行するタイミングを、印刷ジョブにおける連続印刷枚数が多い場合に印刷ジョブ中断後とし、連続印刷枚数が少ない場合に印刷ジョブ終了後とするように、印刷ジョブの大きさ等により選択できるようにしてもよい。
[立ち上げ時の濃度補正制御]
図6は、システムの立ち上げ時における濃度補正制御の処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップS110にて制御部250は、電源投入を受けてステップS120に移行する。
ステップS120において、制御部250は、温度検出部28により検出された第1画像形成装置20の機内温度T1をRAM252に記憶させる。
ステップS130において、制御部250は、温度検出部48により検出された第2画像形成装置40の機内温度T2をRAM252に記憶させる。
ステップS140において、制御部250は濃度補正制御を行う。
濃度補正制御において、第1画像形成装置20は最高濃度補正用の第1トナー像を出力する。さらに、濃度センサー27は、感光体ドラム上に形成された第1トナー像の濃度を検出する。さらに、記録材濃度検出部29は、用紙に出力された第1トナー像の濃度を記録材濃度検出部29で検出する。
第2画像形成装置40は、第1トナー像が出力された用紙に最高濃度補正用の第2トナー像を出力する。さらに、濃度センサー47は、感光体ドラム上に形成された第2トナー像の濃度を検出する。さらに、記録材濃度検出部49は、用紙に出力された第2トナー像の濃度を検出する。
制御部250は、記録材濃度検出部29により検出された第1トナー像の濃度の検出値と記録材濃度検出部49により検出された第2トナー像の濃度の検出値とが同じになるように、第1濃度制御値及び第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を行う。
濃度制御値としては、例えば、現像バイアス電位の設定値、感光体ドラムの帯電電位の設定値、感光体ドラムに対する露光強度(静電潜像書き込み用の露光の強度や除電側の露光の強度等)の設定値、さらに、感光体ドラムの周速度とこれに対向して回転する現像ローラーの周速度の比の設定値のうちの一又複数を含むものである。
制御部250は、濃度補正制御後に、再度、記録材濃度検出部29によりトナー像の濃度を検出し、記録材濃度検出部49によりトナー像の濃度を検出値し、記録材濃度検出部29により検出されたトナー像の濃度の検出値と記録材濃度検出部49により検出されたトナー像の濃度の検出値とが同じであるかどうかを判断する(再確認)。制御部250は、同じでないと判断した場合、再度、濃度補正制御を行う。なお、生産性を重視する観点から、再確認する工程を省略してもよい。
システムの立ち上げ時の濃度補正制御においては、最高濃度補正用のトナー像の濃度に基づく最高濃度の補正が行われ(最高濃度補正制御)、さらに、中間調濃度補正用のトナー像の濃度に基づく中間調濃度の補正が行われる(中間調濃度補正制御)。
[最高濃度補正制御]
第1画像形成装置20では、用紙に出力した画像濃度制御用のトナー像が目標濃度になるように、制御部250は、濃度センサー27の出力制御点(図9参照)を設定し、第1濃度制御値を変更する。第2画像形成装置40においても、第1画像形成装置20と同様に、用紙に出力した画像濃度制御用のトナー像が目標濃度になるように、制御部450は、濃度センサー47により検出された濃度情報に基づいて、濃度センサー47の出力制御点を設定し、第2濃度制御値を変更する。
具体的に、最高濃度補正制御は、感光体ドラム上にトナー像を形成し、当該トナー像の濃度を濃度センサー27及び濃度センサー47で検出する。なお、最高濃度補正制御を感光体ドラム上に形成される画像間(用紙間)で行い、画像間で感光体ドラム上に画像濃度制御用のトナーパッチ像を形成し、当該トナーパッチ像の濃度を濃度センサー27及び濃度センサー47で検出するようにしても良い。
最高濃度補正制御において、制御部250,450は、用紙に出力した画像濃度制御用のトナー像の濃度が目標濃度より低いと判断した場合に、例えば、感光体ドラムに対する現像ローラーの周速度の比の設定値を上げる制御を行い、目標濃度より高い判断した場合に、例えば、感光体ドラムに対する現像ローラーの周速度の比の設定値を下げる制御を行う。
なお、感光体ドラムに対する現像ローラーの周速度の比の設定値を変更することによる高濃度補正制御に代えて、現像バイアス電位の設定値を変更し、あるいは、感光体ドラムに対する露光強度の設定値を変更する最高濃度補正制御であってもよい。
[中間調濃度補正制御]
中間調濃度補正制御では、ここでは、例えば10p(pはプリント枚数)毎に最高濃度補正制御を実施し、最高濃度補正制御を実施しない画像間で100p毎に中間濃度補正制御を実施する。
第1画像形成装置20及び第2画像形成装置40では、感光体ドラム上に作成した中間調濃度補正用のトナー像の濃度に基づく中間調濃度の補正が行われる。中間調濃度の補正処理は、感光体ドラム上に中間調濃度補正用のトナー像を作成し、その濃度を濃度センサー27,47で検出し、当該トナー像の濃度が目標濃度(目標の濃度曲線)となるようにスクリーンを選択することによって行われる。
制御部250,450は、濃度センサー27,47で検出した濃度情報に基づいて、画像処理による補正、例えばガンマ曲線の補正(所謂、γ補正)によって画像濃度の補正をする。なお、γ補正は、入力画像の階調値と実際の出力画像の階調値との相対関係を補正するものである。
[立ち上げ後の濃度補正制御]
図7は、システムの立ち上げ後における濃度補正制御の処理の流れを示すフローチャートである。なお、このフローチャートでは、濃度補正制御を実行すると判断した場合は、印刷ジョブを中断させて濃度補正制御を実行することを前提として説明する。
図7に示すように、ステップS210において、制御部250は、温度検出部28により検出された第1画像形成装置20の機内温度T1’をRAM252に記憶させる。なお、制御部250は、RAM252に既に機内温度T1’が記憶されている場合、既に記憶された機内温度T1’を新たな機内温度T1’に書き換える。
ステップS220において、制御部250は、温度検出部48により検出された第2画像形成装置40の機内温度T2’をRAM252に記憶させる。なお、制御部250は、RAM252に既に機内温度T2’が記憶されている場合、既に記憶された機内温度T2’を新たな機内温度T2’に書き換える。
ステップS230において、制御部250は、第1画像形成装置20の機内温度の変化量ΔT1を算出する(T1’−T1)。
ステップS240において、制御部250は、第2画像形成装置40の機内温度の変化量ΔT2を算出する(T2’−T2)。
ステップS250において、制御部250は、変化量ΔT1と変化量ΔT2との差を算出し、算出した差の絶対値|ΔT2−ΔT1|が5℃を超えたかどうかを判断する。
制御部250は、算出した差が5℃を超えたと判断した場合(S250:YES)、ステップS260に移行する。なお、制御部250は、算出した差が5℃以下であると判断した場合(S250:NO)、ステップS210に移行する。
ステップS260において、制御部250は濃度補正制御を行う。この濃度補正制御は、システムの立ち上げ時の濃度補正制御(前述する)と基本的に同じであるため、その説明を省略する。
ステップS270で、制御部250は、機内温度T1の値を機内温度T1’の値に書き換え、機内温度T1’をRAM252から消去する。また、制御部250は、機内温度T2の値を機内温度T2’の値に書き換え、機内温度T2’をRAM252から消去する。その後に処理を終了する。
以下に、上記実施の形態に係る画像形成システム1(タンデム機)の有効性を確認したことについて説明する。
タンデム機としては、Konicaminolta bhPro2250を改造したものを用いた。用紙の表裏に画像形成を行う処理を本機の上流機及び下流機に分担させることにより、A4の両面画像を用紙に出力した。所定枚数を連続通紙する毎に機内温度の変化量の差を算出した。
両面画像を出力する用紙を普通紙にした。また、濃度補正制御を実施する閾値を5℃に設定した。本発明の実施形態では、両面画像を出力する記録材として用紙を用いたが、記録材は用紙に限定されるものではない。例えば、樹脂からなるフィルムシートであっても構わない。本発明の実施形態において、搬送可能であって、トナー像が形成可能な記録媒体であればよい。
電源投入時、機内温度は上流機及び下流機ともに23℃であった。ここで1回目の濃度補正制御を実施した。このとき、1枚目の用紙の両面(表裏)に最高濃度制御用のトナー像を出力し、これらの濃度を反射濃度計で測定した。
Figure 0006274170
表1に測定した濃度(反射濃度)を示す。
表裏の濃度差を算出した。表1に示すように、表裏の濃度差は、0(=1.55−1.55)であった。電源投入時には上流機、下流機共に感光体ドラム上のトナー付着量が5.0g/mとなるように濃度センサーの出力制御点を設定した。
その後、例えば、5000枚通したところで、機内温度は、上流機で25℃に上昇し、下流機で28℃に上昇した。機内温度の変化量が、上流機で2℃(=25℃−23℃)、下流機で5℃(=28℃−23℃)であり、機内温度の変化量の差が3℃(=5℃−2℃)となったが、濃度補正制御を行わなかった。このときの5000枚目の用紙に最高濃度制御用のトナー像を出力し、これらの濃度を反射濃度計で測定した。表裏の濃度差を算出した。表裏の濃度差は、0.03(=1.54−1.51)であり、問題がなかった。不必要な濃度補正制御を行わなかったため、生産性の低下を抑止することができた。
その後、10000枚通紙したところ、機内温度は、上流機で26℃に上昇し、下流機で32℃に上昇した。機内温度の変化量が、上流機で3℃(=26℃−23℃)、下流機で9℃(=32℃−23℃)であり、機内温度の変化量の差が6℃(=9℃−3℃)となったところで、2回目の濃度補正制御を実施した。このときの10000枚目の用紙に最高濃度制御用のトナー像を出力し、これらの濃度を反射濃度計で測定した。
表1に示すように、機内温度の変化量の差が6℃になったときの、表裏の濃度差は、0.05(=1.53−1.48)であった。(図8に示す機内温度と反射濃度との関係図を参照)。
10000枚通紙後、付着量が上流機で5.1g/m、下流機で5.3g/mとなるように濃度センサーの出力制御点を設定し、表裏の濃度が共に1.55になるようにした(図9参照)。2回目の濃度補正制御を行うことで、表裏の濃度差が拡大するのを抑えることができた。
また、更に、20000枚通紙したところで、機内温度は、上流機で27℃、下流機で39℃に上昇し、前回の濃度補正制御の実施時からの機内温度の変化量が、上流機で1℃(=27℃−26℃)、下流機で7℃(=39℃−32℃)であり、変化量の差が6℃となったところで、3回目の濃度補正制御を実施した。
上記実施の形態に係る画像形成システムによれば、制御部250は、上流機および下流機の機内温度の変化量の差が所定の閾値を超えた場合に、制御部250が、第1および第2濃度制御値を変更して、記録材濃度検出部29により検出されたトナー像の濃度と記録材濃度検出部49により検出されたトナー像の濃度とが同じになるように濃度補正制御を行う。これにより、温度上昇に伴うトナー像の濃度低下を補正することが可能となり、また、濃度補正制御を行う回数をなるべく少なくして、生産性の低下を抑止することができる。
上記実施の形態では、上流機および下流機の機内温度の変化量との差が所定の閾値を超えたとき、濃度補正制御(生産性優先の制御)を行い、温度検出部28により検出された機内温度の変化量が許容値を超えた場合、または、温度検出部48により検出された機内温度の変化量が許容値を超えた場合、前記濃度補正制御(画質優先の制御)を行うようにしてもよい。また、生産性優先の制御、画質優先の制御のいずかを選択できるように構成してもよい。これにより、ユーザーがジョブの内容や生産性を考慮し、いずれかを選択することが可能となる。
さらに、上記実施の形態では、上流機および下流機の機内温度の変化量との差が所定の閾値を超えたとき、濃度補正制御(生産性優先の制御)を行い、記録材濃度検出部29により測定されたトナー像の濃度が許容値を超えた場合、または、記録材濃度検出部49により測定されたトナー像の濃度が許容値を超えた場合、濃度補正制御(画質優先の制御)を行うようにしてもよい。また、生産性優先の制御、画質優先の制御のいずかを選択できるように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、濃度補正制御を実施するとき、画像形成装置20,40の両方を対象としたが、例えば、一方の画像形成装置の機内温度の変化量が非常に多く、他方の画像形成装置の機内温度の変化量が非常に少ない場合、機内温度の変化量が非常に多い一方の画像形成装置を濃度補正制御の対象としてもよい。
さらに、濃度補正制御を行うとき、最高濃度補正制御及び中間調濃度補正制御の両方を実施したが、これに限らない。例えば、上流機および下流機の機内温度の変化量の差が小さい場合、中間調濃度補正制御を実施せず、最高濃度補正制御のみを実施するようにしてもよい。これにより、濃度補正制御の実施時間を短縮して、生産性の低下を抑止することができる。さらに、例えばユーザーが操作表示部22により最高濃度補正制御のみを実施する生産性優先と、最高濃度補正制御及び中間調濃度補正制御の両方を実施する画質優先とを選択できるようにしてもよい。
さらに、用紙の表裏に画像形成を行う処理を上流機と下流機で分担して行うタンデム機において、濃度補正制御を行うことにより、表裏の濃度差の拡大を防止したが、これに限らない。例えば、例えば片面の二つの領域に画像形成を行う処理を上流機と下流機で分担して行うタンデム機であっても、上記の濃度補正制御を行うことにより、画像間の濃度差の拡大を防止することができる。
さらに、1回目の濃度補正制御をシステムの立ち上げ時(電源投入時)に行うものを示したが、1回目の濃度補正制御を行うタイミングは、これに限らない。システムの立ち上げ後であっても、1つのジョブが終了後、または、所定枚数の印字終了後のタイミングで行うようにしてもよい。
さらに、テキスト原稿における表裏の濃度差がほとんど目立たないため、用紙に形成される画像の内容に応じて濃度補正制御を実施する閾値を設定してもよい。画像の内容は、ユーザーが操作表示部22により選択する、「文字モード」「写真モード」等で判断してもよく、画像形成装置が読み取る印字率情報から判断してもよい。印字率が3%以下の場合は、閾値10℃とすることで、生産性の低下を抑止することが可能となる。
さらに、機内温度の変化量と転写率との関係が用紙(転写紙)の種類で異なる場合がある。この場合には、用紙の種類に応じて濃度補正制御を実施する閾値を設定してもよい。コート紙のように転写率がよく、機内温度の変化量に対する転写率低下の小さいものでは、閾値を大きく設定し、ラフ紙のような転写率が悪く、機内温度の変化量に対する転写率低下の大きいものでは、閾値を小さく設定する。
なお、上記の実施の形態で、濃度補正制御について説明したが、これとは別に、システムの立ち上げ時や立ち上げ後に、感光体ドラム上のトナー付着量を制御するための画像安定化制御、及び、濃度調整制御が行われる。画像安定化制御は、濃度補正制御の最高濃度補正制御と基本的に同じであり、また、濃度調整制御は、濃度補正制御の中間調濃度補正制御と基本的に同じであるため、それらの説明を省略する。
さらに、上記の実施の形態では、本発明を画像形成システム1に適用したものについて説明したが、これに限らない。例えば、画像形成装置に適用してもよい。この画像形成装置では、第1画像形成装置20の機能を有する第1画像形成部、第2画像形成装置40の機能を有する第2画像形成部が設けられる。さらに、画像形成装置では、第1画像形成部周辺の温度(第1温度)の変化と、第2画像形成部周辺の温度(第2温度)の変化に基づいて、濃度制御値を変更する画像補正制御を実行し、濃度補正制御の実行からの第1温度の変化と第2温度の変化とに基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する制御部が設けられる。
さらに、上記の実施の形態では、上流機および下流機の機内温度の変化量との差が所定の閾値を超えたとき、濃度補正制御を行うものを示したが、これに限らない。例えば、下流機の機内温度の変化量と上流機の機内温度の変化量とを比較した値に基づいて、濃度補正制御を行うようにしてもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
[変形例1]
さらに、タンデム機の有効性の確認を、上述する実施の形態における条件とは異なる条件で実施したことについて、以下に、変形例1として説明する。
変形例1においては、両面画像を出力する用紙をコート紙にした。また、濃度補正制御を実施する閾値を6.5℃に設定した。
機内温度は、電源投入時、上流機及び下流機ともに23℃であった。ここで濃度補正制御を実施した。電源投入時の表裏の濃度を測定した。
Figure 0006274170
表2に測定した濃度を示す。
その後、例えば、6000枚通したところで、上流機および下流機の機内温度を測定した。機内温度の変化量の差が4℃であるため、濃度補正制御を行わなかった。このときの表裏の濃度を測定し、その濃度差を算出した。表裏の濃度差は、0.03(=1.54−1.51)であり、問題がなかった。無駄な濃度補正制御を行わなかったため、生産性の低下を抑止することができた。
その後、連続13000枚通紙したところ、機内温度は、上流機で27℃に上昇し、下流機で34℃に上昇した。機内温度の変化量が、上流機で4℃(=27℃−23℃)、下流機で11℃(=34℃−23℃)であり、機内温度の変化量の差が7℃(=11℃−4℃)となったところで、2回目の濃度補正制御を実施した。このときの13000枚目の用紙の表裏の濃度を反射濃度計で測定した。
表2に示すように、機内温度の変化量の差が7℃になったときの、表裏の濃度差は、0.05(=1.53−1.48)であった。2回目の濃度補正制御を行うことで、表裏の濃度が共に1.55となって、表裏の濃度差が拡大するのを抑えることができた。
[変形例2]
さらに、タンデム機の有効性の確認を、上述する実施の形態や変形例1における条件とは異なる条件で実施したことについて、変形例2として説明する。
以下に、本実施の形態における変形例2について説明する。
変形例2においては、両面画像を出力する用紙をラフ紙にした。また、濃度補正制御を実施する閾値を3.5℃に設定した。
機内温度は、電源投入時、上流機及び下流機ともに23℃であった。ここで濃度補正制御を実施した。電源投入時の表裏の濃度を測定した。
Figure 0006274170
表3に測定した濃度(反射濃度)を示す。
その後、例えば、4000枚通したところで、上流機および下流機の機内温度を測定した。機内温度の変化量の差が3℃であるため、濃度補正制御を行わなかった。このときの表裏の濃度を測定し、その濃度差を算出した。表裏の濃度差は、0.03(=1.54−1.51)であり、問題がなかった。無駄な濃度補正制御を行わなかったため、生産性の低下を抑止することができた。
その後、8000枚通紙したところ、機内温度は、上流機で26℃に上昇し、下流機で30℃に上昇した。機内温度の変化量が、上流機で3℃(=26℃−23℃)、下流機で7℃(=30℃−23℃)であり、機内温度の変化量の差が4℃(=7℃−3℃)となったところで、2回目の濃度補正制御を実施した。このときの8000枚目の用紙の表裏の濃度を測定した。
表3に示すように、機内温度の変化量の差が4℃になったときの、表裏の濃度差は、0.05(=1.53−1.48)であった。2回目の濃度補正制御を行うことで、表裏の濃度が共に1.55となって、表裏の濃度差が拡大するのを抑えることができた。
1 画像形成システム
20 第1画像形成装置
27 濃度センサー
28 温度検出部
29 記録材濃度検出部
40 第2画像形成装置
47 濃度センサー
48 温度検出部
49 記録材濃度検出部
250 制御部
450 制御部

Claims (9)

  1. 直列に接続された第1および第2画像形成装置により、記録材に対して画像形成処理を実行する直列タンデム方式の画像形成システムであって、
    前記第1画像形成装置は、
    第1像担持体と、
    前記第1像担持体上に第1トナー像を形成する第1トナー像形成部と、
    前記第1トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第1トナー像の濃度を検出する第1濃度検出部と、
    前記第1濃度検出部の検出結果に基づいて前記第1トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第1濃度制御値を設定する第1濃度制御値設定部と、
    前記第1画像形成装置内の温度を第1温度として検出する第1温度検出部と、
    を有し、
    前記第2画像形成装置は、
    第2像担持体と、
    前記第2像担持体上に第2トナー像を形成する第2トナー像形成部と、
    前記第2トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第2トナー像の濃度を検出する第2濃度検出部と、
    前記第2濃度検出部の検出結果に基づいて前記第2トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第2濃度制御値を設定する第2濃度制御値設定部と、
    前記第2画像形成装置内の温度を第2温度として検出する第2温度検出部と、
    を有し、
    前記記録材に形成された前記第1トナー像または前記第2トナー像の濃度を検出する記録材濃度検出部と、
    前記記録材濃度検出部の検出結果に基づいて、前記第1および前記第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、当該濃度補正制御の実行からの前記第1温度の変化と前記第2温度の変化との差に基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する制御部と、
    を備える、
    画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記実行するタイミングの決定を、前記第1温度の変化量と前記第2温度の変化量との差が閾値を超えた場合に行う第1のモードを実行する、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記濃度補正制御を実行するとき、前記第1温度及び第2温度の記録を書き換えて、前記実行タイミングを決定する際の判断に用いる、請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記第1のモードと、当該第1のモードの実行に加え、前記第1温度の変化量が許容値を超えた場合、または、前記第2温度の変化量が許容値を超えた場合、前記実行するタイミングを決定する第2のモードとを選択的に行う、請求項2または3に記載の画像形成システム。
  5. 前記記録材濃度検出部は、前記第1トナー像形成部により前記記録材の両面のうちの一方の面に対して形成されたトナー像の濃度を検出する第1記録材濃度検出部と、前記第2トナー像形成部により前記記録材の両面のうち他方の面に対して形成されたトナー像の濃度を検出する第2記録材濃度検出部とを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  6. 前記閾値は、前記記録材に形成される画像の内容に応じて設定される、請求項2から5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記閾値は、前記記録材の種類に応じて設定される、請求項2から5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  8. 直列に接続された第1および第2画像形成装置により、記録材に対して画像形成処理を実行する直列タンデム方式の画像濃度補正方法であって、
    第1濃度制御値に基づいて、第1像担持体上に第1トナー像を形成し、
    第2濃度制御値に基づいて、第2像担持体上に第2トナー像を形成し、
    前記記録材に形成されたトナー像の濃度を検出し、
    前記第1画像形成装置内の温度を第1温度として検出し、
    前記第2画像形成装置内の温度を第2温度として検出し、
    前記トナー像の濃度を検出した結果に基づいて、前記第1および前記第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、当該濃度補正制御の実行からの前記第1温度の変化と前記第2温度の変化との差に基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する画像濃度補正方法。
  9. 直列に接続された第1および第2画像形成部により、記録材に対して画像形成処理を実行する画像形成装置であって、
    前記第1画像形成部は、
    第1像担持体と、
    前記第1像担持体上に第1トナー像を形成する第1トナー像形成部と、
    前記第1トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第1トナー像の濃度を検出する第1濃度検出部と、
    前記第1濃度検出部の検出結果に基づいて前記第1トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第1濃度制御値を設定する第1濃度制御値設定部と、
    前記第1画像形成部周辺の温度を第1温度として検出する第1温度検出部と、
    を有し、
    前記第2画像形成部は、
    第2像担持体と、
    前記第2像担持体上に第2トナー像を形成する第2トナー像形成部と、
    前記第2トナー像形成部により形成され、前記記録材に転写される前の前記第2トナー像の濃度を検出する第2濃度検出部と、
    前記第2濃度検出部の検出結果に基づいて前記第2トナー像の濃度制御に用いるパラメーターの設定値である第2濃度制御値を設定する第2濃度制御値設定部と、
    前記第2画像形成部周辺の温度を第2温度として検出する第2温度検出部と、
    を有し、
    前記記録材に形成された前記第1トナー像または前記第2トナー像の濃度を検出する記録材濃度検出部と、
    前記記録材濃度検出部の検出結果に基づいて、前記第1および前記第2濃度制御値の少なくとも一方を変更する濃度補正制御を実行し、当該濃度補正制御の実行からの前記第1温度の変化と前記第2温度の変化との差に基づいて、前記濃度補正制御の次の実行タイミングを決定する制御部と、
    を備える、
    画像形成装置。
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