JP4793272B2 - 画像処理装置及びテスト制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像状態を確認するため、テスト用の画像のプリント出力を行う画像処理装置及びそのテスト用の画像のプリント出力制御を行うテスト制御方法に関する。
プリンタや複写機、ファクシミリ装置又はこれらの複合機等(以下、画像処理装置という)においては、プリント出力中に画像状態が変動することがある。例えば、濃度低下や濃度ムラ、ノイズの発生等が挙げられる。これらは画像処理装置の部品の消耗や画像処理条件の変動等の画像処理装置において生じた異常に起因するものである。従来、連続して大量にプリント出力を行う場合には、このような画像状態の変動によりプリント不良が大量に発生しないように、定期的にテスト用の画像をプリント出力してプリント出力後の画像状態を確認できるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。このとき、プリント出力を中断することなく、連続プリント中にテスト画像の出力を行う効率的な方法も考えられている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開平8−197779号公報 特開2004−28423号公報 特開2005−153374号公報
上述のように、画像状態によって確認すべき事項といっても、濃度の再現性、濃度ムラの有無、ノイズの有無、文字・線画の再現性等、検出目的とする異常種によって様々なものがある。それにも拘わらず、従来は一律に同じテスト画像を用いて画像状態を判断していた。これでは、ある異常は検出しやすいが、ある異常は検出しづらい等、種類によって異常を十分に検出できない場合があり、検出性が低下する。
また、異常の発生周期は異常の種類によって異なる。しかしながら、従来はテスト用の画像のプリント出力の周期についても固定の条件であったため、異常が発生しやすい時期にテスト用の画像がプリント出力されない場合もあり、検出性が低いとともに効率的な検出とはいえなかった。
本発明の課題は、異常の検出性を高めるとともに、効率良く異常検出を行うことである。
請求項1に記載の発明は、
プリントすべき画像を指定された出力条件に従ってプリント出力するプリンタ部と、前記プリントすべき画像のプリント出力中に、画像状態を確認するため、テスト用の画像を前記プリンタ部によりプリント出力させる本体制御部と、を備えた画像処理装置において、
前記本体制御部は、プリントすべき画像について出力条件により指定されている出力サイズのうち最大の出力サイズを、前記テスト用の画像の出力サイズとして選択し、当該選択した出力サイズにより前記テスト用の画像をプリント出力するよう前記プリンタ部を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像処理装置において、
前記本体制御部は、前記テスト用の画像を前記プリントすべき画像とは異なる排出先に排出するよう前記プリンタ部を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
前記本体制御部は、前記テスト用の画像について予め設定された出力周期ごとに前記テスト用の画像をプリント出力させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、テスト制御方法において、
プリントすべき画像を指定された出力条件に従ってプリンタ部によりプリント出力する出力工程と、
前記プリントすべき画像のプリント出力中に、画像状態を確認するため、テスト用の画像を前記プリンタ部によりプリント出力させるとともに、プリントすべき画像について出力条件により指定されている出力サイズのうち最大の出力サイズを、前記テスト用の画像の出力サイズとして選択し、当該選択した出力サイズにより前記テスト用の画像をプリント出力するよう前記プリンタ部を制御する出力制御工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のテスト制御方法において、
前記出力制御工程では、前記テスト用の画像を前記プリントすべき画像とは異なる排出先に排出するよう前記プリンタ部を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項4又は5に記載のテスト制御方法において、
前記出力制御工程では、前記テスト用の画像について予め設定された出力周期ごとに前記テスト用の画像をプリント出力させることを特徴とする。
請求項1、に記載の発明によれば、プリントすべき画像の連続プリント中にテスト用の画像をプリント出力する場合、テスト用の画像の出力サイズとして、プリントすべき画像に対して指定されている出力サイズのうち、最大のものを選択する。これにより、テスト用の画像はなるべく大きい出力サイズでプリント出力されるよう図ることができ、視覚的に画像状態を確認しやすいテスト用の画像を得ることができる。従って、異常の検出性が向上するとともにその検出が効率的となる。
請求項2、5に記載の発明によれば、テスト用の画像をプリントすべき画像と分けて排出することができる。プリントすべき画像のプリント数が多い場合、同じ排出先とすると、プリントすべき画像のプリント物の中からテスト用の画像のプリント物を見つけるのは困難である。よって、これを分けて排出することにより、大量プリント中であってもテスト用の画像を容易に確認することが可能となる。
請求項3、6に記載の発明によれば、異常が発生しやすい周期に合わせて出力周期を設定することにより、適切な出力周期でテスト出力を行うことができる。これにより、異常の検出性が向上するとともに、検出が効率的となる。
本実施形態では、本発明をMFP(Multi Function Peripheral)に適用した例を説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、MFP1を示す。
MFP1は、プリント用紙に画像をプリントして出力する画像処理装置である。図1に示すように、MFP1には原稿送り装置50a、後処理装置50b、給紙ユニット50c等のオプション機器を接続することが可能である。原稿送り装置50aはセットされた原稿をMFP1に自動搬送するものであり、後処理装置50bはMFP1から出力されたプリント物の加工を行うものである。また、給紙ユニット50cは大容量給紙トレイを複数備え、当該給紙トレイからプリント用紙をMFP1に供給する。
MFP1は、原稿送り装置50aにより搬送された原稿の画像を読み取る画像読取部2、読み取られた画像のプリント出力を行うプリンタ部3、設定操作等を行うための操作表示部4を備えて構成されている。
図2に、MFP1の機能的ブロック図を示す。
図2に示すように、MFP1は、上記画像読取部2、プリンタ部3、操作表示部4の他、画像処理や画像の出力制御等を行う本体部10を備えて構成されている。本体部10は、本体制御部11、不揮発メモリ12、読取処理部13、圧縮IC14、DRAM制御IC15、画像メモリ16、伸張IC17、書込処理部18、I/F19等を備えて構成されている。
画像読取部2は、光源、A/D変換器、CCD(Charge Coupled Device)21、読取制御部22等を備えて、原稿の画像を読み取るものである。画像読取時には、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像してCCD21により光電変換することにより原稿画像を読み取り、画像信号(アナログ信号)を生成する。その後、画像信号をA/D変換器によりデジタル画像データに変換し、本体部10の読取処理部13に出力する。読取制御部22は、本体制御部11の指示に従って上記の読取動作を制御するものである。
プリンタ部3は、画像形成部31、プリンタ制御部32等から構成されている。プリンタ部3は、プリンタ制御部32の制御に従って、画像形成部31によりプリント用紙上に画像をプリント出力するものである。画像形成部31は、図1に示すように感光体ドラムを有する露光部311、トナーを付着させる現像部312、トナーの定着処理を行う定着部313等を備えて構成されている。プリント時には露光部311においてプリントすべき画像に基づく静電潜像を感光体ドラムに書き込み、現像部312において当該感光ドラムにトナーを付着させ、トナー像を形成する。このトナー像は給紙トレイから搬送されたプリント用紙上に転写される。その後、プリント用紙は定着部313に搬送され、定着処理されて指定された排出先のトレイへ出力される。なお、プリント方式は上記電子写真方式だけでなく、インクジェット方式等の他の方式であってもよい。
操作表示部4は、各種機能キーの他、表示ディスプレイ、タッチパネル等を備えて構成されている。操作表示部4は、本体部10の本体制御部11の指示に従って、各種操作画面を表示ディスプレイやタッチパネル上に表示する。また、各キーやタッチパネルにおいて操作がなされると、当該操作に対応する操作信号を生成して本体制御部11に出力する。
次に、本体部10の各部について説明する。
本体制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、不揮発メモリ12に格納されている各種処理プログラムに従って
、MFP1本体の各部及びオプション機器50a〜50cの動作を統括的に制御する。例えば、操作表示部4から入力される操作信号に従って、コピー、プリンタ、スキャナのモードを切り替え、画像読取部2による原稿の読み取り、画像メモリ16への保存、プリンタ部3への画像データの出力等の処理制御を行う。なお、プリンタ出力に関してはプリンタ制御部32と連携し、その動作を制御する。
本体制御部11は、プリンタ部3においてプリント出力された画像の画像状態を確認するための確認テストの実行制御を行う。
不揮発メモリ12は、各種プログラムの他、プログラムの実行に必要なファイルやデータ等を記憶している。また、不揮発メモリ12は、上記確認テストに用いるテスト用の画像やその他確認テストに係る設定情報を記憶している記憶部である。
図3は、確認テストに係る設定情報例を示す設定テーブル121の図である。
図3に示すように、設定テーブル121には、確認テストのためにプリント出力する画像の種類ごとに、当該画像による確認テストの実行の有無を示すON(実行する)/OFF(実行しない)のフラグ情報が記憶されている。なお、フラグ情報はON/OFFの何れか設定された方のみが設定テーブル121に記憶されることとなる。
確認テストに用いる画像の種類としてはプリント指示によってプリントすべき画像(以下、プリント画像という)、確認テスト専用に予め準備されているテスト用の画像(以下、テスト画像という)がある。テスト画像は検出目的とする異常種別に準備されており、画像形成部31の部材の異常を検出するための電極汚れ確認用、濃度・階調の再現性に係る画像処理条件の異常を検出するための濃度・階調確認用、文字・線画の再現性に係る画像形成条件の異常を検出するための文字・線画確認用の3種類がある。各テスト画像の詳細については後述する。
また、設定テーブル121では、その当該画像により確認テストを実行する際の出力条件として出力周期の設定情報が記憶されている。出力周期はプリントページ数で示される。
読取処理部13は、画像読取部2から入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、シェーディング補正処理等の各種処理を施した後、A/D変換処理を行ってデジタル画像データを生成する。生成された画像データはプリント画像のデータとして圧縮IC14に出力される。
DRAM制御IC15は、本体制御部11の制御に従って、圧縮IC14による画像圧縮処理及び伸張ICによる圧縮画像の伸張処理を制御する。また、画像メモリ16への画像の入出力制御を行う。例えば、画像読取部2により読み取られたプリント画像の保存が指示されると、読取処理部13から入力されたプリント画像の圧縮処理を圧縮IC14により実行させる。生成された圧縮画像は画像メモリ16内の圧縮メモリに格納させる。また、圧縮メモリに格納された圧縮画像のプリント出力が指示されると、圧縮メモリから圧縮画像を読み出し、伸張IC17により伸張処理を実行させる。伸張したプリント画像は画像メモリ16内のページメモリに格納させ、プリント指示に応じて書込処理部18に出力する。
画像メモリ16は、DRAM等の圧縮メモリ、ページメモリから構成されている。圧縮メモリは圧縮画像を格納するためのメモリである。ページメモリはプリント画像又はテスト画像(非圧縮画像)を出力直前に一時格納するためのメモリである。
伸張IC17は、入力される圧縮画像に伸張処理を施す。
書込処理部18は、伸張ICから入力されたプリント画像に基づいて、プリント出力のための出力用画像を生成し、プリンタ部3に出力する。
I/F19は、ネットワークインターフェイスカード等の通信用インターフェイスであり、外部のユーザ端末PC等からプリント画像を受信する。受信されたプリント画像はPCIバスを介してDRAM制御IC15に出力される。
次に、MFP1の動作について説明する。
MFP1では、プリント出力を連続して行う際にその連続プリントを中断することなく、画像状態の確認テストを実行することが可能である。
確認テストでは、本来のプリント対象であるプリント画像を用いて確認テストを行うことも可能であるし、予め確認用に準備されたテスト画像を用いることも可能である。プリント画像の画質等、実際のプリント画像の画像状態を確認したい場合にはプリント画像を用いればよいし、検出したい異常種が特定されているのであればテスト画像を用いればよい。上述したように、テスト画像は検出目的とする異常種ごとに複数準備され、異常種に応じて特化された画像とされている。
図4は、テスト画像例を示す図である。
図4(a)は電極汚れ確認用のテスト画像Aであり、図4(b)は濃度・階調確認用のテスト画像Bである。また、図4(c)は文字・線画確認用のテスト画像Cである。なお、図中の矢印は感光体ドラムの回転方向、つまり副走査方向を示している。
図4(a)に示すように、テスト画像Aは方形のプリント範囲の対角線上に帯状の画像が配置されたものである。帯状画像は中間調の出力濃度が設定されている。対角線上に帯状画像を配置することにより、感光体ドラムの回転方向・軸方向(すなわち、画像の主走査方向及び副走査方向)における出力濃度の均一性の他、スジ等の画像形成部31の汚れや動作不良によって生じるノイズを検出しやすい画像を得ることができる。例えば、1次・2次転写不良、感光体の回転不良、プリント用紙の搬送駆動不良、定着不良等によって、プリント用紙に出力された中間調の帯状画像に濃度ムラが生じ、感光体の汚れ、プリント用紙の押圧不良等によってスジ等のノイズが生じる。よって、帯状画像における濃度ムラやノイズの有無を確認することにより、画像形成部31における異常を検出することが可能となる。
テスト画像Bは、図4(b)に示すように、出力濃度を段階的に変化させたパッチ画像が配置されたものである。このテスト画像Bに設定された出力濃度と、実際にプリント用紙に出力されたテスト画像Bの出力画像から測定された濃度とを比較することにより、階調の再現性、濃度特性を確認することができる。γ補正処理の処理条件、オフセット値の設定等が不適切である場合には、階調の再現性が低下し、濃度特性に変動が生じることから、階調の再現性等を確認することにより、プリント画像に対する画像処理条件の異常を検出することができる。
テスト画像Cは、図4(c)に示すように、数字や文字、記号、細線等の画像が配置されたものである。プリント用紙に出力されたこのテスト画像Cの文字、細線等により、文字・線画の再現性を確認することができる。露光部311における書込光量、その他現像部312等におけるプロセス条件の設定に異常がある場合、転写不良が生じている場合等には、文字の一部が滲んで太くなったり、細線がかすれたりして再現性が低下することから、文字・線画の再現性を確認することにより、画像形成部31における画像形成条件の異常を検出することができる。
確認テストの先だって、上記テスト画像A〜C、プリント画像の何れを確認テストに用いるのか、またその確認テストの出力周期を設定する必要がある。なお、確認テストはテスト画像A〜C、プリント画像の全てを用いて実行する設定も可能であるし、そのうちから一又は複数選択したものを用いて実行する設定も可能である。
MFP1では、本体制御部11の制御により、設定画面の表示が操作表示部4において行われる。設定画面では、画像種(テスト画像A〜C、プリント画像)を選択する項目、選択した画像種について出力周期を入力する項目が設けられている。ここで、オペレータは画像種を一又は複数選択し、当該選択した画像種についてそれぞれ出力周期としてプリントページ数を入力する。例えば、画像種としてテスト画像A、B、プリント画像を選択し、それぞれについて出力周期「aaa」、「bbb」、「ddd」を入力する。MFP1では、入力された画像種、出力周期の設定情報を不揮発メモリ12の設定テーブル121に記憶する。
なお、以下の説明では、確認テスト用に用いるプリント画像を、本来のプリント指示により出力するプリント画像と区別するため、確認テスト用にプリント画像を用いたものをテスト画像Dとして説明を行う。
次に、図5〜図7を参照して、MFP1において実行される確認テスト処理を説明する。
ここでは、上記事前設定において、全ての画像種について確認テストを行う設定がなされ、出力周期(単位ページ)は、テスト画像Aはaaa、テスト画像Bはbbb、テスト画像Cはccc、テスト画像D(プリント画像)はdddと設定されたとして確認テスト処理の内容を説明する。
図5に示す確認テスト処理では、プリントジョブ(プリント指示がなされた処理単位をいい、プリント画像の指定情報、出力条件の設定情報が含まれる)が入力されると、本体制御部11はプリントページをカウントするためのパラメータNを、初期値N=1に設定する(ステップS1)。次いで、本体制御部11はページNのプリント画像の出力制御を行い、プリンタ部3ではその出力制御に従ってプリント出力を行う(ステップS2)。このとき、本体制御部11は、ページNのプリント画像のプリント物を出力条件によって指定された排出トレイ(以下、通常トレイという)に排出させる。
次に、本体制御部11は、Nはaaaの倍数か否かを判断する(ステップS3)。Nがaaaの倍数である場合(ステップS3;Y)、テスト画像Aの出力周期に至ったため、本体制御部11はテスト画像Aの出力制御を行う。まず、本体制御部11はテスト画像Aの出力サイズの選択処理を行う(ステップS4)。選択処理では、図6に示すように、出力するのはテスト画像A〜Cであるか否かを本体制御部11が判断し(ステップS21)、テスト画像A〜Cであればプリントジョブの出力条件により設定されているプリント画像の出力サイズのうち、最大の出力サイズをテスト画像A〜Cの出力サイズとして選択する(ステップS22)。一方、出力するのがプリント画像であればページNの出力サイズとして出力条件により設定されている出力サイズを選択する(ステップS23)。
プリントジョブの中には、一つのジョブにおいてプリント画像の出力サイズが複数設定されている混載ジョブがある。このようなプリントジョブの場合、プリント画像についてはページNによってプリント画像の出力サイズが異なる。また、テスト画像A〜Dについては画像状態の確認に適した出力サイズがある。そのため、上記のようにプリント画像についてはプリント画像について指定されている出力条件に従って、テスト画像A〜Dについてはプリント画像の出力条件とは異なる出力条件に従って出力サイズを選択する必要がある。
テスト画像Aの場合、プリントジョブ中最大の出力サイズが選択されるので、当該出力サイズでテスト画像Aがプリント出力されるよう、本体制御部11は出力制御を行う。プリンタ部3ではその出力制御に従ってプリント出力を行う(ステップS5)。このとき、本体制御部11はテスト画像Aのプリント物を、プリント画像の排出先である通常トレイとは異なる排出トレイ(以下、サブトレイという)に排出させる。
一方、ページNがaaaの倍数ではなかった場合(ステップS3;N)、本体制御部11はNはbbbの倍数であるか否かを判断する(ステップS6)。Nがbbbの倍数である場合(ステップS6;Y)、テスト画像Bの出力周期に至ったので、本体制御部11は当該テスト画像Bの出力制御を行う。まず、本体制御部11はテスト画像Bの出力サイズを選択する(ステップS7)。この選択処理については上記ステップS4において説明した選択処理(図6参照)と内容は同一であるので、ここでは説明を省略する。テスト画像Bの場合は、出力サイズとしてプリントジョブ中の最大サイズが選択されることとなる。
次いで、本体制御部11はプリンタ部3を制御し、選択した出力サイズでテスト画像Bを出力させる(ステップS8)。このとき、本体制御部11はテスト画像Aのときと同様にテスト画像Bのプリント物を、プリント画像とは異なる排出トレイ(サブトレイ)に出力させる。
ページNがbbbの倍数ではなかった場合(ステップS6;N)、本体制御部11はNはcccの倍数か否かを判断する(ステップS9)。Nがcccの倍数である場合(ステップS9;Y)、テスト画像Cの出力周期に至ったので、本体制御部11はテスト画像Cの出力制御を行う。ここでもテスト画像A、Bと同様にまず出力サイズの選択処理を行った後(ステップS10)、選択した出力サイズによりテスト画像Cをプリント出力させる(ステップS11)。
そして、ページNがcccではない場合(ステップS9;N)、本体制御部11はページNはdddの倍数であるか否かを判断し(ステップS12)、dddの倍数である場合には(ステップS12;Y)、プリント画像を用いた確認テストの出力周期に至ったとしてテスト画像D(プリント画像)の出力サイズの選択処理を行う(ステップS13)。確認テストの画像種がテスト画像Dである場合、選択処理ではページNのプリント画像の出力サイズが選択されるので(図6のステップS23参照)、本体制御部11は当該選択された出力サイズでテスト画像Dをプリンタ部3により出力させる(ステップS14)。このとき、出力されるテスト画像Dのプリント物はプリントジョブによるものではなく、確認テストによるものであるので、本体制御部11は当該プリント物を通常トレイではなく、サブトレイに出力するようプリンタ部3を制御する。
次いで、本体制御部11はページNはプリント対象の最終ページであるか否かを判別する(ステップS15)。最終ページではない場合(ステップS15;N)、本体制御部11はページNを+1だけインクリメントして設定し(ステップS16)、ステップS2の処理に戻って上記処理を繰り返す。すなわち、次のページのプリント画像のプリント出力を行いつつ、確認テストの出力周期に至ったか否かを判断する。
一方、ページNが最終ページである場合(ステップS15;Y)、プリントジョブが完了したので本処理を終了する。
なお、全ての画像種について確認テストの実行が設定されていない場合には、その設定されていない画像種について出力周期に至ったか否かの判別は行わない。例えば、テスト画像A、B、Dによる確認テストを行う設定はなされたが、テスト画像Cについては実行しない設定となっている場合、ステップS8の処理後、上記ステップS9〜S11の処理は省略してステップS12の処理へ移行することとなる。
図7に、上記確認テスト処理によるプリント出力状況をタイムチャートで示す。
図7ではプリント画像をA3サイズとA4サイズでそれぞれ出力する混載ジョブのプリント出力時に、テスト画像A、B、Dによる確認テストを行う設定がなされた場合のプリント出力状況を示している。なお、ページ数はddd<aaa<bbbとする。
図7に示すように、まずページNが最小のdddに達すると、dddページ目のプリント画像の出力後、確認テスト用に当該プリント画像をテスト画像Dとしてさらにプリント出力が行われる。このプリント出力はdddページ目のプリント画像と同一の出力サイズであるA4サイズで行われ、そのプリント物はサブトレイへ排出される。
次いで、ページNがdddの次にページ数の大きいbbbに達すると、bbbページ目のプリント画像の出力後、確認テスト用にテスト画像Bを用いてプリント出力が行われる。このプリント出力はプリント画像の出力サイズであるA3、A4サイズのうち、最大サイズであるA3サイズで行われ、そのプリント物はサブトレイに排出される。
その後、さらにプリント出力が進み、ページNがaaaに達すると、aaaページ目のプリント画像の出力後、確認テスト用にテスト画像Aを用いてプリント出力が行われる。このプリント出力もテスト画像Bと同様、プリント画像の出力サイズであるA3、A4のうち最大サイズであるA3サイズで行われ、そのプリント物はサブトレイに排出される。
このようなプリント出力が、Nページ分のプリント画像のプリント出力を終了するまで、ddd、bbb、aaaの倍数ごとに実行される。
以上のように、本実施形態によれば、検出目的とする異常種に応じた複数種類のテスト画像A〜Cを用いて、或いはプリント画像自体であるテスト画像Dを用いて確認テストを行う。これにより、確認テストによりプリント出力される画像を、検出目的に特化した画像とすることができ、その画像状態から異常の発生の有無を容易に判断することができる。さらに、異常の有無だけでなくどの異常が発生しているのか異常種を特定することが容易となる。従って、確認テストによる異常の検出性を向上させることができる。
また、テスト画像のプリント出力はそのテスト画像の種類に応じた出力条件(出力周期及び出力サイズ)で行う。
出力周期は、テスト画像A〜Dの画像種ごとに、つまり検出目的とする異常種ごとに、設定することができる。これにより、それぞれの画像種について出力周期が来ると、その画像種の画像を用いて確認テストのプリント出力が行われるため、それぞれの異常の発生周期に合わせて確認テストを行うことができる。異常の発生周期はその異常種によって異なる場合があるため、その異常種に応じた適切な周期で出力画像の画像状態を確認することにより、異常の検出性が高まるとともに、効率的な検出を行うことが可能となる。
特に、テスト画像Aはプリント範囲の対角線上に配置された帯状画像である。対角線上に配置することにより、テスト画像Aの濃度の均一性等を主走査・副走査の両方向について検出することができる。また、プリント範囲の全面ではなく、帯状の中間調画像とすることにより、トナーの消費量も抑えることができ、経済的な確認テストを行うことができる。
また、テスト画像A〜Dの出力サイズは、プリントジョブに従ってプリント出力するプリント画像の出力条件ではなく、異なる出力条件に従って選択する。これにより、プリントジョブの連続プリント中に確認テストのためのプリント出力を行う場合でも、プリント画像の出力サイズに拘わらず、確認テストに適した出力サイズで確認テストのためのテスト画像A〜Dのプリント出力を行うことができる。
また、確認テストのためにプリント出力されたそのプリント物は、プリントジョブに従ってプリント出力されたプリント画像のプリント物とは別の排出先に排出されるよう、出力制御する。従って、大量に堆積されたプリント画像のプリント物の中から、確認テストによるプリント物を探すといった手間を省くことができる。
確認テスト時にはテスト画像A〜Dの出力サイズとして、プリントジョブの出力条件によって指定されている出力サイズのうち、最大の出力サイズを選択するため、テスト画像A〜C又はプリント画像の出力画像をできるだけ大きいサイズとすることができ、出力画像の視認性を向上させることができる。これにより、出力画像の画像状態を確認しやすいものとすることができ、異常の検出性を高めることができる。
なお、上記説明は本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、上記実施形態ではテスト画像A〜Dの出力サイズとして、プリントジョブの出力条件によって指定されている出力サイズのうち、最大の出力サイズを選択する例を説明したが、これに限らず、MFP1において出力可能な出力サイズのうち、最大の出力サイズを選択することとしてもよい。MFP1において出力可能な出力サイズとは、MFP1内の給紙トレイ、或いは給紙ユニット50cにおける給紙トレイに収容されているプリント用紙の出力サイズをいう。例えば、MFP1において給紙可能なプリント用紙の出力サイズが、B5、A4、A3サイズである場合、そのうち最大のA3サイズが選択されることとなる。
さらに、プリントジョブで指定されている出力サイズ、或いはMFP1でプリント出力可能な出力サイズのうち、最大のものを選択するのではなく、画像状態の確認に必要なサイズを求めておき、その必要サイズ以上であれば出力サイズを任意に選択するできることとしてもよい。
また、テスト画像A〜Cは、MFP1内ではなく、外部のサーバ等に記憶しておき、必要なときにこれをダウンロードする方法であってもよい。
本実施形態に係るMFPを示す図である。 MFPの機能的ブロック図を示す図である。 図2の不揮発メモリに記憶される設定情報例を示す図である。 テスト画像例を示す図であり、(a)は電極汚れ確認用のテスト画像、(b)は濃度・階調確認用のテスト画像、(c)は文字・線画確認用のテスト画像を示す図である。 MFPにより実行される確認テスト処理を説明するフローチャートである。 出力サイズの選択処理を説明するフローチャートである。 確認テストの出力状況を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 MFP
11 本体制御部
12 不揮発メモリ
121 設定テーブル
3 プリンタ部
A〜C テスト画像

Claims (6)

  1. プリントすべき画像を指定された出力条件に従ってプリント出力するプリンタ部と、前記プリントすべき画像のプリント出力中に、画像状態を確認するため、テスト用の画像を前記プリンタ部によりプリント出力させる本体制御部と、を備えた画像処理装置において、
    前記本体制御部は、プリントすべき画像について出力条件により指定されている出力サイズのうち最大の出力サイズを、前記テスト用の画像の出力サイズとして選択し、当該選択した出力サイズにより前記テスト用の画像をプリント出力するよう前記プリンタ部を制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記本体制御部は、前記テスト用の画像を前記プリントすべき画像とは異なる排出先に排出するよう前記プリンタ部を制御することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記本体制御部は、前記テスト用の画像について予め設定された出力周期ごとに前記テスト用の画像をプリント出力させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. プリントすべき画像を指定された出力条件に従ってプリンタ部によりプリント出力する出力工程と、
    前記プリントすべき画像のプリント出力中に、画像状態を確認するため、テスト用の画像を前記プリンタ部によりプリント出力させるとともに、プリントすべき画像について出力条件により指定されている出力サイズのうち最大の出力サイズを、前記テスト用の画像の出力サイズとして選択し、当該選択した出力サイズにより前記テスト用の画像をプリント出力するよう前記プリンタ部を制御する出力制御工程と、
    を含むことを特徴とするテスト制御方法。
  5. 前記出力制御工程では、前記テスト用の画像を前記プリントすべき画像とは異なる排出先に排出するよう前記プリンタ部を制御することを特徴とする請求項に記載のテスト制御方法。
  6. 前記出力制御工程では、前記テスト用の画像について予め設定された出力周期ごとに前記テスト用の画像をプリント出力させることを特徴とする請求項4又は5に記載のテスト制御方法。
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