JP6273133B2 - 機械式駐車設備の入出庫サポートシステム - Google Patents

機械式駐車設備の入出庫サポートシステム Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車設備の入出庫サポートシステムに関する。
従来、地上や地下に種々の機械式駐車設備(エレベータ式、垂直循環式、水平多層式、箱型循環式、平面往復式等の駐車設備があり、これらを総称して「機械式駐車設備」という)が設けられている。このような機械式駐車設備では、通常、少なくとも1つの入出庫口を有し、入出庫口には扉が設けられている。そして、入出庫口を介して車両の入出庫が行われ、入出庫口から入出庫する車両は、入出庫口近傍の入出庫部と複数の格納部との間で搬出入されている。
入出庫口の外部には運転操作盤が設置されており、駐車設備の管理人や利用者自身が入出庫のための各操作をこの運転操作盤によって行う。利用者自身が運転操作する方式の機械式駐車設備では、利用者は入庫時に入出庫口の手前で車両を停止させ、運転操作盤においてその操作ボタンやIDカードによって運転操作する。この操作によって、車両搭載用のパレットを入出庫部に呼び出し、車両をその上に乗り入れた後、入出庫口から外に出て運転操作盤を操作して扉を閉める。一方、出庫時には、利用者は運転操作盤においてその操作ボタンやIDカードによって操作し、自分の車が搭載されたパレットを入出庫部に呼び出す。目的のパレットが到着すると扉が開くので、利用者は車を運転して入出庫口から外に出て、一旦停車して降車し、再度、運転操作盤を操作して扉を閉める。
特許文献1に記載の駐車設備では、DSRC通信装置を備え、入庫しようとする車両に搭載されているETC車載器と通信を行い、ETC車載器のWCN(ワイヤレスコールナンバー)に基づいて駐車設備に予め登録済みの利用者(ETC車両)であるか否かを判定し、登録済みであれば、自動的に入庫運転を行うように構成されており、利用者が降車せずに入庫できるようになっている。
特開2009−270357号公報
上記特許文献1の構成では、ETC車載器を搭載し、かつ、駐車設備に予め登録された利用者(ETC車両)でないと、降車せずに入庫することはできない。また、DSRC(専用狭域通信)を用いているので、駐車設備の運用に無線従事者として電波法上の有資格者が必要になる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ETC車載器を搭載していなくても、降車せずに入庫することが可能となり、かつ、駐車設備の運用に電波法上の有資格者を必要としない機械式駐車設備の入出庫サポートシステムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る機械式駐車設備の入出庫サポートシステムは、車両載置用の複数のパレットと、前記パレットを入出庫部と複数の格納部との間で搬送する搬送手段と、前記搬送手段を制御するとともに無線通信を行う運転制御手段とを有する機械式駐車設備と、前記機械式駐車設備を利用するための所定のプログラムを格納し、前記プログラムに基づいて前記運転制御手段との間で近距離無線通信規格に準拠した双方向の無線通信を行い、利用者によって所持される携帯端末とを備え、前記運転制御手段は、無線通信により前記携帯端末から入庫要求を受信したときに、前記搬送手段に空の前記パレットを前記入出庫部へ搬送させるように構成されている。
この構成によれば、機械式駐車設備に入庫する際には、利用者が携帯端末を操作して、入庫要求を運転制御手段へ送信することにより、空のパレットが入出庫部へ搬送されてくるので、利用者は降車して機械式駐車設備に設置された運転操作盤などを操作する必要がなく、降車せずに入庫することが可能となる。また、運転制御手段は、携帯端末との間で近距離無線通信規格に準拠した通信を行い、ETC車載器との間で通信を行わないので、この機械式駐車設備の運用に電波法上の有資格者を必要としない。また、利用者の車両にETC車載器が搭載されていなくてもよい。
また、前記運転制御手段は、前記入庫要求を受信した後、前記空のパレットが前記入出庫部へ到着するまでの間に、無線通信により前記携帯端末に、前記携帯端末が備えている表示装置及びスピーカの少なくとも一方から前記機械式駐車設備に関する第1の情報を出力させるよう構成されていてもよい。
この構成によれば、携帯端末から入庫要求を運転制御手段へ送信した後、空のパレットが入出庫部へ到着するまでの間に、携帯端末から機械式駐車設備に関する第1の情報が出力されるので、空のパレットが入出庫部へ到着するまでの待ち時間を有効に利用できるとともに、待たされることによる利用者の苛立ち等の緩和も期待できる。
また、前記第1の情報は、前記機械式駐車設備に車両を入庫する方法に関する入庫案内情報を含む情報であることが好ましい。
この構成によれば、空のパレットが入出庫部へ到着するまでの間に、車両を入庫する方法に関する入庫案内情報が携帯端末から出力されるので、利用者に車両を正しい方法で入庫させる上で有用である。
また、前記運転制御手段は、無線通信により前記携帯端末から利用者の識別情報を受信し、かつ前記携帯端末から前記入庫要求を受信したときに、前記搬送手段に前記空のパレットを前記入出庫部へ搬送させるとともに、前記利用者の識別情報と前記空のパレットの識別情報とを対応付けて記憶するよう構成され、さらに、前記運転制御手段は、無線通信により前記携帯端末から前記利用者の識別情報を受信し、かつ前記携帯端末から出庫要求を受信したときに、前記搬送手段に前記利用者の識別情報と対応付けられた識別情報を有する前記パレットを前記格納部から前記入出庫部へ搬送させるように構成されていてもよい。
この構成によれば、出庫する際には、利用者が携帯端末を操作して、利用者の識別情報と出庫要求とを運転制御手段へ送信することにより、利用者の車両が載置された該当するパレットが入出庫部へ搬送されてくるので、利用者は該当するパレットを入出庫部へ呼び出すために機械式駐車設備に設置された運転操作盤などを操作する必要がない。
また、前記運転制御手段は、前記利用者の識別情報と前記出庫要求とを受信した後、前記パレットが前記格納部から前記入出庫部へ到着するまでの間に、無線通信により前記携帯端末に、前記携帯端末が備えている表示装置及びスピーカの少なくとも一方から前記機械式駐車設備に関する第2の情報を出力させるよう構成されていてもよい。
この構成によれば、携帯端末から利用者の識別情報と出庫要求とを運転制御手段へ送信した後、該当するパレットが入出庫部へ到着するまでの間に、携帯端末から機械式駐車設備に関する第2の情報が出力されるので、パレットが入出庫部へ到着するまでの待ち時間を有効に利用できるとともに、待たされることによる利用者の苛立ち等の緩和も期待できる。
また、前記第2の情報は、前記機械式駐車設備から車両を出庫する方法に関する出庫案内情報を含む情報であることが好ましい。
この構成によれば、パレットが入出庫部へ到着するまでの間に、車両を出庫する方法に関する出庫案内情報が携帯端末から出力されるので、利用者に車両を正しい方法で出庫させる上で有用である。
また、前記機械式駐車設備は、入庫時において利用者が前記パレット上に車両を乗り入れる際に、前記パレット上における前記車両の位置を検出するための車両位置検出手段をさらに備え、前記運転制御手段は、前記車両位置検出手段の検出出力に基づいて、前記車両を前記パレット上における適切な位置へ導くための情報である車両誘導情報を、無線通信により前記携帯端末へ送信するよう構成され、前記携帯端末は、受信した前記車両誘導情報を、前記携帯端末が備えている表示装置及びスピーカの少なくとも一方から出力するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、リアルタイムで車両誘導情報が携帯端末から出力されるので、利用者は車両をパレット上の適切な位置で停車させることが容易となる。
また、前記携帯端末は、前記機械式駐車設備を利用するための前記プログラムを実行する以外の、少なくとも一つ以上の機能を有する汎用機器であることが好ましい。
このように、携帯端末に、例えば携帯電話機などの汎用機器を用いることにより、機械式駐車設備の入出庫以外の用途にも使用されるため、利用者が一般的に常時携帯可能であり、車内に置き忘れる可能性も少なくなる。また、機械式駐車設備に専用のリモコン機器が不要になる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、ETC車載器を搭載していなくても、降車せずに入庫することが可能となり、かつ、駐車設備の運用に電波法上の有資格者を必要としない機械式駐車設備の入出庫サポートシステムを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における機械式駐車設備の入出庫サポートシステムに用いられる機械式駐車設備の一例であるエレベータ式駐車設備の内部を示す全体概略正面図である。 図1に示す機械式駐車設備と携帯端末の一例とを示すブロック図である。 図1に示す機械式駐車設備の利用方法の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(f)は、図1に示す機械式駐車設備の入庫時における利用方法の順序の一例を示す概念図である。 (a)〜(f)は、図1に示す機械式駐車設備の入庫時における利用方法の順序の一例を示す概念図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
本発明の実施形態における機械式駐車設備の入出庫サポートシステムは、機械式駐車設備と携帯端末とを備えている。本実施形態では、機械式駐車設備として、下部90°乗入れ方式のエレベータ式駐車設備を例に説明する。図1は、本実施形態における機械式駐車設備の一例であるエレベータ式駐車設備の内部を示す全体概略正面図である。以下の図1の説明において、前後左右方向の概念は、図1に示す機械式駐車設備に向かった状態における前後左右方向の概念と一致するものとする。
図1に示すように、この機械式駐車設備1は、4隅の鉛直方向に設けられた主柱3と、この主柱3を水平方向に連結する梁(図示略)等とによって鉄骨構造体が形成され、この鉄骨構造体の外面に外装板5が設けられて駐車塔2が形成されている。この駐車塔2は、地上1階が入出庫部6となっており、入出庫部6の乗入れ床7にはピット8が形成されている。また、入出庫部6の左方向には入出庫口9が設けられ、この入出庫口9には、開閉式の扉10が設けられている。また、入出庫口9の外部側方には、この機械式駐車設備1の入庫運転及び出庫運転等の操作を行うための公知の運転操作盤11が配設されている。
この機械式駐車設備1では、駐車塔2の中央部鉛直方向に平面視が矩形状の昇降路12が設けられている。昇降路12は、平面視で駐車塔2の前後方向が長寸で、左右方向が短寸の矩形状となっている。また、この昇降路12を挟んで図の左右両側に、パレット27を格納するための複数段の格納部13が鉛直方向に並んで設けられている。各格納部13には、図示する左右方向に延びる棚レール14が設けられている。棚レール14は、主柱3と、この主柱3と平行に鉛直方向に設けられた棚柱15とに固定されている。この棚レール14に沿って、パレット27が左右方向に払出し/引込みされる。
また、昇降路12には、パレット27を載せる搬器16が配設されている。搬器16には、パレット移載機構17が設けられており、このパレット移載機構17によってパレット27を搬器16と各格納部13の棚レール14との間で払出し/引込みがなされる。さらに、ピット8内には、搬器16を持上げて旋回させるパレット持上旋回装置18が備えられており、このパレット持上旋回装置18により、搬器16及びその上のパレット27が入出庫部6で90°旋回させられる。これらのパレット移載機構17及びパレット持上旋回装置18は、公知の手段が採用される。
さらに、この機械式駐車設備1では、駐車塔2の上部に設けられた機械室4に、搬器16を昇降路12に沿って昇降させる昇降駆動装置20が設けられている。昇降駆動装置20には、昇降路12に垂下されたワイヤロープ21が転向ローラ19aを介して掛けられている。ワイヤロープ21は、機械室4では水平方向に延びるように配置され、転向ローラ19aで曲げられて搬器16に向けて垂下し、一端(下端)に搬器16が吊下げられている。従って、昇降駆動装置20の駆動シーブ23を駆動することにより、ワイヤロープ21で吊下げられた搬器16が昇降路12で昇降させられる。また、ワイヤロープ21の他端側は、転向ローラ19bによって格納部13の後方部分で垂下され、昇降駆動装置20による巻上げ力を軽減するカウンタウェイト22に連結されている。
そして、この機械式駐車設備1では、入出庫口9の近傍に入出庫制御装置30が設けられている。この入出庫制御装置30は、駐車塔2の外部に設けられていてもよい。
次に、図2は、図1に示す機械式駐車設備と携帯端末の一例とを示すブロック図である。
図2におけるパレット駆動手段25は、パレット移載機構17、パレット持上旋回装置18及び昇降駆動装置20の他、入出庫口9の扉10を開閉する駆動装置、各種センサなどを含んでいる。このパレット駆動手段25は、プログラマブルコントローラ26によって駆動制御されるようになっている。このように、パレット27の移動等を行う機械式駐車設備1の運転(動作)は、プログラマブルコントローラ26によって制御されるようになっている。
さらに、運転操作盤11が、プログラマブルコントローラ26と接続されており、この運転操作盤11を操作することにより、その操作に応じた操作信号がプログラマブルコントローラ26に入力され、プログラマブルコントローラ26の制御によって入庫運転及び出庫運転等の機械式駐車設備1の運転操作を行うことができる。
入出庫制御装置30は、制御部31と近距離無線通信部34とを備えている。制御部31は、中央演算処理装置(以下、単に「CPU」という)32と、ROMおよびRAMを含み、CPU32が実行するコンピュータプログラム及び種々のデータ等を記憶する記憶部33とを有している。
制御部31は、CPU32がプログラマブルコントローラ26と接続されており、プログラマブルコントローラ26を制御するとともに、運転操作盤11の操作により入庫された情報及び出庫された情報は記憶部33内のパレット情報テーブルT1(詳細は後述する)にも記憶されるようになっている。また、プログラマブルコントローラ26を介して機械式駐車設備1の運転状態の情報を得るようになっている。この運転状態には、所定のパレット27を移動するために動作している状態(起動中)、どのパレット27を移動させるかの指示を待っている状態(指示待ち中)等も含まれる。
また、近距離無線通信部34は、ブルートゥース(「Bluetooth(登録商標)」)と呼ばれる近距離無線通信規格に準拠して、携帯端末40と双方向無線通信を行なうための送受信機能を有している。
携帯端末40としては、例えば、上記の近距離無線通信規格に準拠して双方向無線通信を行なうための近距離無線通信部46を予め備えている、市販の携帯電話機(例えばスマートフォン)を用いることができる。携帯端末40は、機械式駐車設備1の利用者が所持しているものである。
この携帯端末40は、通話及びインターネット接続用等の無線通信部41、主に通話用のマイク42及びスピーカ43、操作入力部44、画面に文字及び画像等を表示する表示部(表示装置)45、上記近距離無線通信部46、これらを制御する制御部(CPU及び記憶部を含む)47等を備えている。ここでは、操作入力部44及び表示部45は、タッチパネル付ディスプレイ48によって構成されている。また、携帯端末40において、必要なプログラム及び記憶すべき情報等は全て、制御部47内の記憶部に記憶される。
また、携帯端末40には、機械式駐車設備1を利用するための所定のプログラムであるアプリケーションソフト(以下、「駐車利用アプリ」という)がインストールされている。例えば、携帯端末40はインターネットを介して駐車利用アプリを提供しているサイトにアクセスし、そのサイトから駐車利用アプリをインストールしている。ここで、駐車利用アプリをインストールするに際し、自動的にIDコードが付与され、駐車利用アプリがインストールされるとともにIDコードが携帯端末40に記憶される。なお、駐車利用アプリはインストールされるたびに異なるIDコードが自動的に付与される。また、駐車利用アプリ及びIDコード(以下、「利用者のIDコード」という)は、携帯端末40の制御部47内の記憶部に記憶される。利用者のIDコードは、利用者の識別情報である。
なお、機械式駐車設備1を利用するに際し、予め会員登録を行うようにしてもよい。会員登録を行う場合、例えば、上記のように駐車利用アプリをインストールして、利用者のIDコードを取得した後、そのIDコードを用いて会員登録するようにしてもよい。また、上記の駐車利用アプリをインストールする際に、会員登録してIDコードが発行された後、駐車利用アプリがインストールされるようにしてもよい。また、予め別途、会員登録してIDコードを取得するようにしてもよい。
本実施形態では、搬器16、パレット移載機構17、パレット持上旋回装置18及び昇降駆動装置20等によって、入出庫部6と格納部13との間でパレット27を搬送する搬送手段が構成され、プログラマブルコントローラ26及び入出庫制御装置30によって運転制御手段が構成されている。
次に、機械式駐車設備1の利用方法の一例について説明する。図3は、機械式駐車設備1の利用方法の一例を示すフローチャートである。また、図4(a)〜(f)及び図5(a)〜(f)は、機械式駐車設備1の入庫時における利用方法の順序の一例を示す概念図である。
ここで説明する機械式駐車設備1の利用者は、前述のように携帯端末40に駐車利用アプリをインストールしており、利用者が携帯する携帯端末40は、駐車利用アプリを実行することにより、機械式駐車設備1の入出庫制御装置30と、それぞれの近距離無線通信部46,30を通じて双方向の無線通信を行うことができる。
また、入出庫制御装置30の制御部31では、パレット情報テーブルT1を記憶部33に記憶している。パレット情報テーブルT1には、全ての各パレット27について、パレット27の識別番号(パレットの識別情報)と、そのパレット27が現在格納されている格納部13の識別番号と、そのパレット27の載置車両情報とが対応付けられたパレット情報が登録(記憶)されている。なお、各パレット27には予め識別番号が付与され、各格納部13にも予め識別番号が付与されている。載置車両情報は、格納部13に格納されているパレット27に現在載置されている車両の運転手のIDコード(すなわち利用者のIDコード)であり、そのパレット27に現在車両が載置されていない場合には載置車両情報としては何も記憶されていない(あるいは空であることを示す情報が記憶されていてもよい)。なお、各パレット27が必ず同じ格納部13に格納される場合には、パレット27の識別番号と格納部13の識別番号とのうちのいずれか一方を(あるいは両方を同じ識別番号として)、載置車両情報と対応づけて、パレット情報テーブルT1を作成してもよい。なお、運転操作盤11の操作によって入庫運転がなされる場合には、載置車両情報として、例えば車両のナンバーを記憶するようにしてもよい。以下では、携帯端末40を利用した場合の入庫及び出庫方法について説明する。
まず、入庫する場合について説明する。車両60に乗った利用者が機械式駐車設備1に近づいて停車し、携帯端末40を操作して駐車利用アプリを起動すると、携帯端末40の近距離無線通信部40は入出庫制御装置30の近距離無線通信部34との間で接続を確立して通信を行う。そして、携帯端末40から入出庫制御装置30へ利用者のIDコードが送信される(ステップS1、図4(a)参照)。ステップS1〜S6,S11〜S14は駐車利用アプリを実行することによってなされる処理である。
入出庫制御装置30の制御部31では、送信された利用者のIDコードを近距離無線通信部34を介して取得し(ステップS21)、そのIDコードに対応する車両が入庫済みであるか否かをパレット情報テーブルT1に基づいて判断する(ステップS22)。該当するIDコードがパレット情報テーブルT1の載置車両情報に存在すれば、入庫済み(現在入庫されている)と判断し、同IDコードが存在しなければ入庫済みではない(現在入庫されていない)と判断する。入庫済みの場合には、後述のステップS31の処理へ進む。
入庫済みではない場合、さらにステップS23で入庫可能か否かを判断する。例えば、パレット情報テーブルT1に基づいて空パレット(車両が載置されていないパレット)があるか否かを判断し、空パレットがある場合には入庫可能と判断し、空パレットがない場合には入庫不可と判断する。
制御部31は、入庫不可と判断した場合には、入庫不可情報を携帯端末40へ送信する(ステップS24)。なお、制御部31による携帯端末40との情報の送受信は、すべて近距離無線通信部34を介して行われる。
そして、携帯端末40は入庫不可情報を受信すると、その情報を出力する(ステップS2)。ここで、携帯端末40は、例えば、そのタッチパネル付ディスプレイ48の画面(表示部45の画面)48Sに「ただいま入庫不可です」と表示させるとともに、同内容をスピーカ43から音声出力させる。利用者は駐車利用アプリを終了させる。
また、制御部31は、ステップS23で入庫可能と判断した場合には、入庫するか否かを問い合わせる入庫問合せ情報を携帯端末40へ送信する(ステップS25)。
そして、携帯端末40は入庫問合せ情報を受信すると、その情報を出力する(ステップS3)。ここで、携帯端末40は、例えば、そのスピーカ43から「ただいま入庫できます。車を入庫されますか?」と音声出力させるとともに、その画面48Sに「はい」「いいえ」を表示させる(図4(b)参照)。
利用者が、携帯端末40の画面48Sに表示された「はい」をタッチすると、携帯端末40は、その情報(入庫する旨の情報=入庫要求)を入出庫制御装置30へ送信する(ステップS4、図4(c)参照)。
そして、入出庫制御装置30(制御部31)は入庫する旨の情報(入庫要求)を受信すると、プログラマブルコントローラ26に対して、所定の空パレット(空パレットが複数ある場合には、そのうちの、例えば、入出庫部6に最も近い1つの空パレット)を入出庫部6へ呼び出す指令を出力する(ステップS26)。そしてさらに、入庫案内情報を携帯端末40へ送信する(ステップS27)。
そして、携帯端末40は入庫案内情報を受信すると、その情報をスピーカ43及び画面48Sに出力する(ステップS5)。ここで、携帯端末40から出力する入庫案内情報の一例が、図4(d)〜(f)及び図5(a)に示されている。
まず、図4(d)では、携帯端末40のスピーカ43から、例えば、「空パレットを呼び出しています。入庫時の注意事項について説明します。」と音声出力する。ここで、携帯端末40の画面48Sに、「パレット到着までxx分xx秒」と空パレットの到着所要時間を表示するようにしてもよい。この場合、入庫案内情報に空パレットの到着所要時間が含まれており、この到着所要時間は、例えば、各格納部13に対応して予め決められた時間であり、記憶部33に記憶されている。
続いて、図4(e)、図4(f)、図5(a)に示すように、携帯端末40の画面48Sに、例えば、入出庫口9の外側から入出庫部6内を撮影した画像P1〜P3(入庫案内情報として使用するために予め撮影された画像)とともに、入庫案内情報に含まれる注意事項W1〜W3を文字で表示する。
図4(e)では、注意事項W1として、例えば、「扉が開きましたらガイドの間を進むようゆっくり、まっすぐに前進します。」と表示され、画像P1には、パレット27に設けられた両側のガイド27aにそれを強調するための丸印を付与し、車がまっすぐに前進することを示す矢印を付与している。
次の図4(f)では、注意事項W2として、例えば、「前進の際の左右の位置調整は前方の鏡をご覧になってください。」と表示され、続いて、図5(a)では、注意事項W3として、例えば、「停車の合図は鏡の上の案内灯にて行っています。」と表示される。また、図4(f)の画像P2及び図5(a)の画像P3には、注意事項W2、W3の内容が利用者にわかりやすいように、入出庫部6に設置されている鏡61と案内灯62が示されている。
このようにして、空パレットが入出庫部6に到着するまでの間に、利用者に入庫案内情報を知らせることができる。
そして、制御部31は、プログラマブルコントローラ26から空パレットが入出庫部6に到着した情報を得ると、パレット到着情報を携帯端末40へ送信する(ステップS28)。
そして、携帯端末40はパレット到着情報を受信すると、その情報を出力する(ステップS6)。ここで、携帯端末40は、例えば、そのスピーカ43から「パレットが到着しました。お車を入庫させてください。」と音声出力させるとともに、画面48Sに「パレット到着」と表示させる(図5(b)参照)。なお、プログラマブルコントローラ26は、空パレットが入出庫部6に到着すると、入出庫口9の扉10を開ける。
この後の処理は図3では省略して示していないが、携帯端末40と入出庫制御装置30との通信は継続している。
そして、利用者は、車両60を前進させて入出庫部6のパレット27上へ載置する。ここで、入出庫部6には、入庫する車両のパレット27上での位置を検出するための各種センサ(図示せず)が設けられ、これら各種センサの出力は制御部31へ入力されている。例えば、入庫する車両のパレット27上での前後方向の位置を検出するための車両位置検出手段として、車両の前方位置を制限する境界線L1上での車両の有無を検出する第1のセンサ(例えば光センサ)と、車両の後方位置を制限する境界線L2上での車両の有無を検出する第2のセンサ(例えば光センサ)とが設けられ、これら第1及び第2のセンサの出力は制御部31へ入力されている。境界線L1,L2は、図5(c)〜図5(e)に示されている。
前述のように、利用者が車両60を前進させて入出庫部6のパレット27上へ進行させる際に、図5(c)のように車両60が境界線L2上にあることが第2のセンサで検出されると、制御部31は、車両の前進を促す旨の情報を携帯端末40へ送信し、その情報を受信した携帯端末40では、例えば、そのスピーカ43から「前進してください。」と音声出力させる。そして、図5(d)のように車両60が境界線L2を通過し、かつ境界線L1に達していないとき(すなわち車両が境界線L1と境界線L2との間に入ったとき)には、制御部31は、車両の停止を促す旨の情報を携帯端末40へ送信し、その情報を受信した携帯端末40では、例えば、そのスピーカ43から「停止してください。停車位置です。」と音声出力させる。
一方、図5(e)のように車両60が境界線L1上にあることが第1のセンサで検出されると、制御部31は、車両の後進を促す旨の情報を携帯端末40へ送信し、その情報を受信した携帯端末40では、例えば、そのスピーカ43から「バックしてください。」と音声出力させる。そして、図5(d)のように、車両60が境界線L1と境界線L2との間に入ったときに、前述のように制御部31は、車両の停止を促す旨の情報を携帯端末40へ送信し、その情報を受信した携帯端末40では、例えば、そのスピーカ43から「停止してください。停車位置です。」と音声出力させる。
さらに、制御部31は、例えば、車両60が境界線L1と境界線L2との間に入った状態が所定の時間(例えば10秒程度)継続した場合には、車両60が適切な停車位置で停車したと判断し、降車時の注意情報を携帯端末40へ送信し、その情報を携帯端末40は受信して出力する。ここで、携帯端末40は、図5(f)に示すように、その画面48Sに、降車時の注意情報に含まれる注意事項W4を文字で表示するとともに、注意事項W4に対応する画像P4を表示する。図5(f)では、注意事項W4として、例えば、「パーキングブレーキを掛け、ドアミラーをたたんでください。アンテナを下げ、ドアを確実に閉めてください。」と表示され、画像P4として、パーキングブレーキ及びドアミラー等を強調した画像が表示される。なお、上記の注意事項W4の内容を携帯端末40のスピーカ43から音声出力させるようにしてもよい。
以上で入出庫制御装置30は携帯端末40との通信を終了する。
利用者は、降車した後、入出庫口9の外部側方に設けられた運転操作盤11を操作して機械式駐車設備1の入庫動作を終了させる。具体的には、利用者は、周囲の安全を確認して運転操作盤11の安全確認ボタン(図示せず)を押してから、扉閉及び終了ボタン(図示せず)を押す。運転操作盤11の扉閉及び終了ボタンが押されると、プログラマブルコントローラ26は、パレット駆動手段25を制御して、入出庫口9の扉10を閉じるとともに、車両が載置されたパレット27を格納部13へ格納させ、格納完了の旨及び格納部13の識別番号を制御部31へ与える。この格納完了の旨及び格納部13の識別番号を取得すると、制御部31では、入庫車両について、パレット27の識別番号と、格納部13の識別番号と、そのパレット27の載置車両情報(利用者のIDコード)とを対応付けて、パレット情報テーブルT1に登録(記憶)する。以上で、機械式駐車設備1の入庫動作が完了する。
なお、利用者がパレット27に停車後の、降車してから入庫動作を終了させるための運転操作盤11の操作方法及びその際の注意事項等からなる入庫終了操作情報を、図5(f)の降車時の注意情報のあとに続けて、入出庫制御装置30から携帯端末40へ送信し、携帯端末40から出力させるようにしてもよい。また、図5(f)の降車時の注意情報及び入庫終了操作情報のそれぞれを、前述の入庫案内情報のあとに続けて、あるいは入庫案内情報に含めて、入出庫制御装置30から携帯端末40へ送信し、空パレットが入出庫部6に到着する前に、携帯端末40から出力させるようにしてもよい。
利用者が、車両60を入出庫部6のパレット27上へ乗り入れる際に、図5(c)〜(e)を用いて説明したように、入出庫制御装置30から携帯端末40へ、車両60を適切な停車位置(載置位置)へ導くための情報(車両誘導情報)が送信され、その車両誘導情報がリアルタイムで携帯端末40から出力されるので、利用者は車両60をパレット27上の適切な位置で停車させることが容易となる。
また、車両誘導情報が、利用者の携帯端末40のスピーカ43から音声出力されるので、従来の入出庫部6内に設けられたスピーカの音声出力で車両60を誘導する方法に比べ、小さな音量でしかも車内での音声出力であるので、特に夜間などの近隣への音漏れの心配が少なくなる。また、車内の利用者に対して直接的に車両誘導情報を伝達することができ、利用者が車両誘導情報を明瞭に聞き取ることができる。
また、車両誘導情報は次のような情報でもよい。例えば、図5(c)のように入出庫部6に到着したパレット27上へ車両60が乗り入れられる際に、車両60の左右方向(幅方向)の位置を検出するためのセンサ等の車両位置検出手段を入出庫部6に設け、制御部31がその検出手段の出力に基づいて、車両60の左右方向の位置が適切であるか否かを判断し、適切でない場合には、車両60を適切な位置へ導くための情報(車両誘導情報)を携帯端末40へ送信するようにしてもよい。その情報を受信した携帯端末40では、例えば、そのスピーカ43から「左に(右に)寄ってください。」と音声出力させる。
さらに、車両誘導情報は次のような情報でもよい。例えば、入出庫部6のパレット27上へ乗りいれられる車両60を上方から撮影するカメラを設置し、このカメラで撮影される俯瞰画像(動画)情報(車両誘導情報)をリアルタイムで入出庫制御装置30から携帯端末40へ送信するようにしてもよい。その情報を受信した携帯端末40では、その画面48Sに上記俯瞰画像を表示させる。この場合、画面48Sが見えやすいように、例えば車内のフロントガラスの近くに、携帯端末40を立てかける支持台等を設置していることが好ましい。
次に、出庫する場合について説明する。利用者が機械式駐車設備1に近づいて、携帯端末40を操作して駐車利用アプリを起動すると、携帯端末40の近距離無線通信部40は入出庫制御装置30の近距離無線通信部34との間で接続を確立して通信を行う。そして、携帯端末40から入出庫制御装置30へ利用者のIDコードが送信される(ステップS1)。
制御部31では、近距離無線通信部34で受信された利用者のIDコードを取得し(ステップS21)、そのIDコードに対応する車両が入庫済みであるか否かをパレット情報テーブルT1に基づいて判断する(ステップS22)。該当するIDコードがパレット情報テーブルT1の載置車両情報に存在すれば、入庫済み(現在入庫されている)と判断し、ステップS31の処理へ進む。
ステップS31では、制御部31は、出庫するか否かを問い合わせる出庫問合せ情報を携帯端末40へ送信する。
そして、携帯端末40は出庫問合せ情報を受信すると、その情報を出力する(ステップS11)。ここで、携帯端末40は、例えば、そのスピーカ43から「車を出庫されますか?」と音声出力させるとともに、画面48Sに「はい」「いいえ」を表示させる。
利用者が、携帯端末40の画面48Sに表示された「はい」をタッチすると、携帯端末40は、その情報(出庫する旨の情報=出庫要求)を入出庫制御装置30へ送信する(ステップS12)。
そして、入出庫制御装置30(制御部31)は出庫する旨の情報(出庫要求)を受信すると、パレット情報テーブルT1を参照して、プログラマブルコントローラ26に対して、ステップS21で取得したIDコードに対応するパレット27を入出庫部6へ呼び出す指令を出力する(ステップS32)。そしてさらに、出庫案内情報を携帯端末40へ送信する(ステップS33)。
そして、携帯端末40は出庫案内情報を受信すると、その情報をスピーカ43及び画面48Sに出力する(ステップS13)。ここで、携帯端末40から出力する出庫案内情報の一例について説明する。まず、携帯端末40のスピーカ43から、例えば、「パレットを呼び出しています。出庫時の注意事項について説明します。」と音声出力する。ここで、携帯端末40の画面48Sに、「パレット到着までxx分xx秒」とパレットの到着所要時間を表示するようにしてもよい。この場合、出庫案内情報にパレットの到着所要時間が含まれている。
続いて、携帯端末40の画面48Sに、例えば、車両が入出庫部6から入出庫口9の外側へ出て停止し、人間が降車して運転操作盤11を操作する画像が順次表示されるとともに、出庫案内情報に含まれる注意事項が、図4(e)、図4(f)及び図5(a)のように、上記画像の表示領域の上部に順次文字で表示される。この場合、注意事項として、例えば、「扉が開きましたら乗車してゆっくり前進し、外に出て一旦停車します。」「降車して周囲を確認し、運転操作盤11の安全確認ボタンを押してから、扉閉及び終了ボタンを押し、その後、退場してください。」と表示される。また、これらの注意事項を携帯端末40のスピーカ43から音声出力させるようにしてもよい。
このようにして、パレット27が入出庫部6に到着するまでの間に、利用者に出庫案内情報を知らせることができる。
そして、制御部31は、プログラマブルコントローラ26からパレット27が入出庫部6に到着した情報を得ると、パレット到着情報を携帯端末40へ送信する(ステップS34)。
そして、携帯端末40はパレット到着情報を受信すると、その情報を出力する(ステップS14)。ここで、携帯端末40は、例えば、そのスピーカ43から「パレットが到着しました。お車を出庫させてください。」と音声出力させるとともに、画面48Sに「パレット到着」と表示させる。なお、プログラマブルコントローラ26は、パレット27が入出庫部6に到着すると、入出庫口9の扉10を開ける。
以上で入出庫制御装置30は携帯端末40との通信を終了する。
そして、利用者は、前述の出庫案内情報にしたがって、車両に乗車して、外に出て一旦停車し、降車して運転操作盤11を操作し機械式駐車設備1の出庫動作を終了させる。具体的には、利用者は、降車後に周囲の安全を確認して運転操作盤11の安全確認ボタン(図示せず)を押してから、扉閉及び終了ボタン(図示せず)を押す。運転操作盤11の扉閉及び終了ボタンが押されると、プログラマブルコントローラ26は、パレット駆動手段25を制御して、入出庫口9の扉10を閉じるとともに、空のパレット27を格納部13へ格納させ、格納完了の旨及び格納部13の識別番号を制御部31へ与える。この格納完了の旨及び格納部13の識別番号を取得すると、制御部31では、そのパレット27に関するパレット情報をパレット情報テーブルT1から削除し、新たにそのパレット27の識別番号と格納部13の識別番号と載置車両情報とが対応付けられたパレット情報を、パレット情報テーブルT1に記憶する。ここで新たに記憶するパレット情報の載置車両情報としては、前述のように、何も記憶されない(あるいは空であることを示す情報が記憶される)。以上で、機械式駐車設備1の出庫動作が完了する。
なお、上記では、入出庫制御装置30からの入庫あるいは出庫の問合せ(ステップS25、S31)に応答して、携帯端末40から入庫あるいは出庫する旨の情報(入庫要求あるいは出庫要求)を入出庫制御装置30へ送信(返信)する(ステップS4、S12)ようにしているが、これに限らない。例えば、入出庫制御装置30から入庫あるいは出庫の問合せを行わずに、携帯端末40から入庫あるいは出庫する旨の情報(入庫要求あるいは出庫要求)を入出庫制御装置30へ送信するようにしてもよい。この場合、入出庫制御装置30は、携帯端末40から入庫要求を受信すると、入庫可能か否かを判断し、入庫可能と判断した場合に、ステップS26、S27と同じ処理を行い、入庫不可と判断した場合には、入庫不可情報を携帯端末40へ送信する(ステップS24参照)。
また、上記では、入庫及び出庫する際に、利用者が携帯端末40を操作して駐車利用アプリを起動するようにしたが、携帯端末40を所持した利用者が機械式駐車設備1に近づいて入出庫制御装置30からの通信可能範囲内に入ったときに、自動的に駐車利用アプリを起動させるように構成してもよい。
本実施形態では、機械式駐車設備1に入庫する際には、利用者が携帯電話機等の携帯端末40を操作して、無線通信により、入庫する旨の情報(入庫要求)を入出庫制御装置30へ送信することにより、空のパレット27が入出庫部6へ搬送されてきて入出庫口9の扉10が開くので、利用者は空のパレット27を入出庫部6へ呼び出すために降車して運転操作盤11を操作する必要がなく、降車せずに入庫することが可能となる。また、入出庫制御装置30は、携帯端末40との間で近距離無線通信規格に準拠した通信を行い、ETC車載器との間で通信を行わないので、この機械式駐車設備1の運用に電波法上の有資格者を必要としない。また、利用者の車両にETC車載器が搭載されていなくてもよい。なお、近距離無線通信規格としてブルートゥースを例示したが、特定の通信規格に限定されない。
また、携帯端末40から入庫する旨の情報(入庫要求)を入出庫制御装置30へ送信した後、空のパレット27が入出庫部6へ到着するまでの間に、車両のパレット上への乗り入れ方法等の入庫方法を含む入庫案内情報が携帯端末40から出力されるので、利用者に車両を正しい方法で入庫させる上で有用である。したがって、空のパレット27が入出庫部6へ到着するまでの待ち時間を有効に利用できるとともに、待たされることによる利用者の苛立ち等の緩和も期待できる。特に、空のパレット27が入出庫部6から遠い格納部13にある場合には、入出庫部6に到着するまでに長い時間がかかる(待ち時間が長くなる)。なお、この待ち時間の間に、入出庫制御装置30は、機械式駐車設備1に関する情報(第1の情報)として、入庫案内情報だけでなく、他の情報(機械式駐車設備1の宣伝等の情報)を携帯端末40へ送信し、携帯端末40から出力させるようにしてもよい。
また、出庫する際には、利用者が携帯端末40を操作して、無線通信により、出庫する旨の情報(出庫要求)を入出庫制御装置30へ送信することにより、該当するパレット(利用者の車両が載置されているパレット)27が入出庫部6へ搬送されてきて入出庫口9の扉10が開くので、利用者は該当するパレット27を入出庫部6へ呼び出すために運転操作盤11を操作する必要がない。
また、携帯端末40から出庫する旨の情報(出庫要求)を入出庫制御装置30へ送信した後、該当するパレット27が入出庫部6へ到着するまでの間に、車両の出庫方法を含む出庫案内情報が携帯端末40から出力されるので、利用者に車両を正しい方法で出庫させる上で有用である。したがって、該当するパレット27が入出庫部6へ到着するまでの待ち時間を有効に利用できるとともに、待たされることによる利用者の苛立ち等の緩和も期待できる。特に、該当するパレット27が入出庫部6から遠い格納部13にある場合には、入出庫部6に到着するまでに長い時間がかかる(待ち時間が長くなる)。なお、この待ち時間の間に、入出庫制御装置30は、機械式駐車設備1に関する情報(第2の情報)として、出庫案内情報だけでなく、他の情報(機械式駐車設備1の宣伝等の情報)を携帯端末40へ送信し、携帯端末40から出力させるようにしてもよい。
また、上述の入庫案内情報等の第1の情報及び出庫案内情報等の第2の情報は、予め、駐車利用アプリにデータとして格納しておいて、それら各々の情報を携帯端末40から出力させる際には、その旨の情報(指令)を入出庫制御装置30から携帯端末40へ送信するようにしてもよい。この場合、入出庫制御装置30は、例えば、ステップS27において、入庫案内情報に代えて、携帯端末40に入庫案内情報を出力させるための出力指令を携帯端末40へ送信し、ステップS33において、出庫案内情報に代えて、携帯端末40に出庫案内情報を出力させるための出力指令を携帯端末40へ送信すればよく、入出庫制御装置30から携帯端末40へ送信する情報量を少なくすることができる。
また、入出庫制御装置30の通信部34は、近距離無線通信を行うため、遮蔽物があっても通信可能であり、その通信部34の送受信機を利用者から見える位置に設置する必要がない。
なお、携帯端末40の近距離無線通信部46及び入出庫制御装置30の近距離無線通信部34のそれぞれの通信距離は、例えば数十メートル以内とすることができる。あるいは、数百メートル以内であってもよい。
なお、利用者は、携帯端末40に利用者の車両60の幅、高さ及び長さ等の諸元を記憶させておいて、機械式駐車設備1に入庫しようとする際に、例えば、ステップS1において、携帯端末40から利用者のIDコードとともに車両60の諸元を入出庫制御装置30へ送信するようにし、入出庫制御装置30(制御部31)では、その車両60の諸元と予め記憶部33に記憶されている機械式駐車設備1の規格(入庫可能な車両の規格)とに基づいて、車両60が入庫可能な車両か否かを判定し、入庫不可能な車両である場合には、その情報を携帯端末40へ送信するようにしてもよい。この場合、入庫不可能な車両である情報を受信した携帯端末40では、その情報を、スピーカ43から音声出力させるようにしてもよいし、画面48Sに表示させるようにしてもよい。
なお、駐車利用アプリを提供しているサイトにアクセスし、そのサイトから機械式駐車設備1の取扱説明書(電子データ)をダウンロードできるようにして、利用者が携帯端末40を操作してその画面48Sで上記取扱説明書をいつでも見ることができるようにしてもよい。
また、携帯端末40に、例えば携帯電話機などの汎用機器を用いることにより、機械式駐車設備1の入出庫以外の用途にも使用されるため、利用者が一般的に常時携帯可能であり、車内に置き忘れる可能性も少なくなる。また、機械式駐車設備1に専用のリモコン機器が不要になる。
なお、本実施形態では、機械式駐車設備1として、エレベータ式駐車設備を例に説明したが、これに限らず、垂直循環式、水平多層式、箱型循環式、平面往復式等の駐車設備であってもよい。
本発明は、ETC車載器を搭載していなくても、降車せずに入庫することが可能となり、かつ、駐車設備の運用に電波法上の有資格者を必要としない機械式駐車設備の入出庫サポートシステム等として有用である。
1 機械式駐車設備
6 入出庫部
13 格納部
26 プログラマブルコントローラ
27 パレット
30 入出庫制御装置
34 近距離無線通信部
40 携帯端末
43 スピーカ
44 操作入力部
45 表示部
46 近距離無線通信部

Claims (7)

  1. 車両載置用の複数のパレットと、前記パレットを入出庫部と複数の格納部との間で搬送する搬送手段と、前記搬送手段を制御するとともに無線通信を行う運転制御手段とを有する機械式駐車設備と、
    前記機械式駐車設備を利用するための所定のプログラムを格納し、前記プログラムに基づいて前記運転制御手段との間で近距離無線通信規格に準拠した双方向の無線通信を行い、利用者によって所持される携帯端末とを備え、
    前記携帯端末に利用者の車両の諸元が予め記憶されており、
    前記運転制御手段は、無線通信により前記携帯端末から前記車両の諸元を受信したときに、前記機械式駐車設備の規格に基づいて前記利用者の車両が入庫可能な車両であるか否かを判定するよう構成されるとともに、当該判定の結果が入庫可能な車両である場合に、無線通信により前記携帯端末から入庫要求を受信したときに、前記搬送手段に空の前記パレットを前記入出庫部へ搬送させるように構成され
    さらに、前記運転制御手段は、前記入庫要求を受信した後、前記空のパレットが前記入出庫部へ到着するまでの間に、無線通信により前記携帯端末に、前記携帯端末が備えている表示装置及びスピーカの少なくとも一方から前記機械式駐車設備に関する第1の情報を出力させるよう構成された、
    機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
  2. 前記第1の情報は、前記機械式駐車設備に車両を入庫する方法に関する入庫案内情報を含む情報である、
    請求項1に記載の機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
  3. 前記運転制御手段は、無線通信により前記携帯端末から利用者の識別情報とともに前記車両の諸元を受信し、前記判定の結果が入庫可能な車両である場合に、前記携帯端末から前記入庫要求を受信したときに、前記搬送手段に前記空のパレットを前記入出庫部へ搬送させるとともに、前記利用者の識別情報と前記空のパレットの識別情報とを対応付けて記憶するよう構成され、
    さらに、前記運転制御手段は、無線通信により前記携帯端末から前記利用者の識別情報を受信し、かつ前記携帯端末から出庫要求を受信したときに、前記搬送手段に前記利用者の識別情報と対応付けられた識別情報を有する前記パレットを前記格納部から前記入出庫部へ搬送させるように構成された、
    請求項1または2に記載の機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
  4. 前記運転制御手段は、前記利用者の識別情報と前記出庫要求とを受信した後、前記パレットが前記格納部から前記入出庫部へ到着するまでの間に、無線通信により前記携帯端末に、前記携帯端末が備えている表示装置及びスピーカの少なくとも一方から前記機械式駐車設備に関する第2の情報を出力させるよう構成された、
    請求項3に記載の機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
  5. 前記第2の情報は、前記機械式駐車設備から車両を出庫する方法に関する出庫案内情報を含む情報である、
    請求項4に記載の機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
  6. 前記機械式駐車設備は、入庫時において利用者が前記パレット上に車両を乗り入れる際に、前記パレット上における前記車両の位置を検出するための車両位置検出手段をさらに備え、
    前記運転制御手段は、前記車両位置検出手段の検出出力に基づいて、前記車両を前記パレット上における適切な位置へ導くための情報である車両誘導情報を、無線通信により前記携帯端末へ送信するよう構成され、
    前記携帯端末は、受信した前記車両誘導情報を、前記携帯端末が備えている表示装置及びスピーカの少なくとも一方から出力するよう構成された、
    請求項1〜5のいずれかに記載の機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
  7. 前記携帯端末は、前記機械式駐車設備を利用するための前記プログラムを実行する以外の、少なくとも一つ以上の機能を有する汎用機器である、請求項1〜6のいずれかに記載の機械式駐車設備の入出庫サポートシステム。
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