JP2004169506A - 物品格納設備の管理システム - Google Patents

物品格納設備の管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004169506A
JP2004169506A JP2002339371A JP2002339371A JP2004169506A JP 2004169506 A JP2004169506 A JP 2004169506A JP 2002339371 A JP2002339371 A JP 2002339371A JP 2002339371 A JP2002339371 A JP 2002339371A JP 2004169506 A JP2004169506 A JP 2004169506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
unit
input
article storage
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002339371A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Yamane
敬三 山根
Hiroyuki Ishida
博之 石田
Akira Kanaguchi
晃 金口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP2002339371A priority Critical patent/JP2004169506A/ja
Publication of JP2004169506A publication Critical patent/JP2004169506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】駐車設備10の異常状態発生時において、例えば、異常状態の対応情報等の情報を、その操作者に対して比較的容易に提供すること。
【解決手段】駐車設備側の異常状態が状態検出部17により検出され、その検出結果が通信回線8を通じて監視センター側の監視設備端末30に送出される。監視センター側で、入力部34を通じて当該異常状態への対処情報、例えば、駐車設備の修理を行うメンテナンスカーの走行位置情報を、任意登録情報として入力する。任意登録情報は、通信回線8を通じて駐車設備側の制御装置22側に送出されてその記憶部24に記憶される。該任意登録情報は、駐車設備側の表示部20に表示される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、駐車設備や自動倉庫等を管理するための物品格納設備の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、機械式駐車設備を管理するための技術として、機械式駐車設備のパレットに入庫される車両の位置・状態等を検出し、この検出結果を運転操作盤に表示させたり或は検出結果に基づく案内を音声報知させることによって、該車両をパレット上の所定の駐車予定位置に停止させるようにしたものがある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。また、機械式駐車設備の立体式駐車塔における車両の移動状態を操作盤に表示させるようにしたものがある(例えば、特許文献4参照。)。
【0003】
また、機械式駐車設備で故障等の異常が発生した場合に、該駐車設備に設けられた諸検知手段からの信号に基づき、その駐車設備に対して遠隔地にある管理センター側でその異常内容を把握し、異常に対する対応手段を駐車設備の管理者或は保守担当部門に伝達するようにしたものがある(例えば、特許文献5、特許文献6参照。)。これらの文献5,6に開示のものでは、上記異常への対応手段は、管理者或は保守担当部門に伝達されるだけであり、駐車設備自体には「故障中」程度の表示がなされるだけであった。
【0004】
さらに、駐車場の出入口にインターホン装置やテレビカメラを設置し、駐車場の各装置の異常状態時やインターホン装置の呼出し釦の押圧時に、監視センター側でテレビカメラからの映像を見たり、インターホンを通じて駐車場操作者と監視センターとの間で会話を行って、故障内容等の把握及び適切な対応を行うようにしたものがある(例えば、特許文献7参照。)。
【0005】
【特許文献1】
実公平4−46028号公報
【特許文献2】
実公平7−40618号公報
【特許文献3】
実開平6−16638号公報
【特許文献4】
特開2002−38750号公報
【特許文献5】
特開平7−247712号公報
【特許文献6】
特開2000−267726号公報
【特許文献7】
特開平9−198534号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1〜6に開示のものは、所定のセンサからの検出出力に基づき予め決められた所定の情報(例えば、車両の停車位置に関する情報や移動位置に関する情報、故障の有無程度等)を駐車設備側に表示させることができる程度である。このため、駐車設備の操作者に提供可能な情報の自由度に劣ることとなっていた。
【0007】
特に、駐車設備の異常発生時には、駐車設備の利用者等の操作者側において、異常に対する対応情報を得ることができず、例えば、何分後に復帰するかといった目処もたたずに、不安に陥ったまま待たされることとなり、操作者に対する配慮に欠く結果となっていた。
【0008】
ここで、特許文献7に開示のものでは、駐車場の出入口に設置されたインターホン装置を通じて、設備の操作者と監視センターとの間で会話を行うため、駐車設備の操作者に対して、異常に対する対応情報等、比較的自由な内容の情報を伝えることが可能である。しかしながら、監視センター側において、当該センターの職員が個別的にインターホンによって対応するには限度がある。特に、一般的には、監視センターでは多数の駐車設備を管理しているため、各問い合せに対する個別的な対応は難しいという事情がある。
【0009】
そこで、この発明の課題は、比較的自由な内容の情報を、物品格納設備の操作者に対して比較的容易に提供できる物品格納設備の管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、物品入出動作を行う物品格納装置と、前記物品格納装置に設けられ物品入出に伴う状態を検出する少なくとも一つの状態検出手段と、前記物品格納装置に設けられ該物品格納装置に対する物品入出動作指示を入力するための動作指示手段と、前記動作指示手段を介して入力される入出動作指示に応じて前記物品格納装置の物品入出動作制御を行う格納装置制御手段と、前記物品格納装置の操作者が視認可能な位置に設けられた表示手段と、を有し、前記格納装置制御手段は、既登録情報を予め記憶した記憶部を有し、物品入出動作中に、前記動作指示手段への入力内容及び前記状態検出手段による検出結果に応じて前記既登録情報を前記表示手段に表示させる、物品格納設備を備え、任意情報を入力するための入力手段をさらに備え、前記格納装置制御手段は、前記入力手段を通じて入力された任意情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された任意情報を前記表示部に表示させるものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記入力手段として、前記物品格納設備に付随して設けられた第1入力手段を備え、前記格納装置制御手段は、前記第1入力手段を通じて入力された任意情報を、物品の入出待ち時に前記表示部に表示させるものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、前記物品格納設備に通信回線を介して接続され、前記物品格納設備とは異なる場所で前記状態検出手段による検出結果を表示する監視設備端末をさらに備え、前記入力手段として、前記監視設備側に設けられた第2入力手段を備え、前記格納装置制御手段は、前記第2入力手段を通じて入力された任意情報を、前記通信回線を介して受取って前記記憶部に記憶し、前記物品格納設備の異常発生時に表示させるものである。
【0013】
請求項4記載の発明は、前記第1入力手段及び前記第2入力手段のうち少なくともひとつを通じて前記表示内容の表示態様が指定され、前記表示制御手段は、前記第1入力手段又は前記第2入力手段を通じて指定された表示態様に応じて前記表示手段による表示を行わせるものである。
【0014】
請求項5記載の発明は、前記表示態様が、前記表示内容の表示時間、表示の点滅の有無、静止表示、スクロール表示、複数の表示事項がある場合の表示順序、のうち少なくとも一つを含むものである。
【0015】
請求項6記載の発明は、前記物品格納設備側に、前記記憶部に記憶された任意情報を消去するための消去手段が設けられたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る立体式駐車設備の管理システムについて説明する。なお、本実施の形態では、物品格納設備として立体式駐車設備を想定した管理システムについて説明するが、本管理システムは、その他、地上に平面上に並べて車両を駐車するようにした平面式駐車設備にも適用できる。また、物品として車両を格納する駐車設備の他、物品として荷物コンテナや箱等を格納棚に対して機械式の搬出入装置にて搬出入する立体自動倉庫等にも適用できる。
【0017】
図1は立体式駐車設備の管理システムの全体構成を示す概略図であり、図2は同管理システムを示すブロック図であり、図3は駐車設備における操作盤を示す要部拡大図である。
【0018】
この立体式駐車設備の管理システムは、立体式駐車設備10と駐車設備管理端末50と監視設備端末30とを備えており、これらが通信回線8を通じて相互に接続されている。ここで、通信回線8は、データ通信可能な通信回線であり、具体的には、アナログ回線或はデジタル回線(ISDN)などの電話回線や、専用回線等であり、伝送方式は、無線方式および有線方式のいずれであってもよい。
【0019】
立体式駐車設備10は、所定の格納建築物12に組込まれて該格納建築物12に対する車両の入出庫動作を行う入出庫装置14と、該入出庫装置14に設けられて車両の入出庫に伴う諸状態を検出する状態検出部17と、入力部19及び表示部20を有する操作盤18と、入出庫装置14に対する入出庫動作制御を行う格納装置制御装置22と、を備えている。
【0020】
格納建築物12は、車両を左右の2列に格納可能な内部空間を有する建築物であり、その正面下部に車両入出庫用の入出庫口12aが設けられている。この入出庫口12aには、扉が設けられている。
【0021】
入出庫装置14は、車両の入出庫にかかる動作を行うための装置であり、本実施の形態では、車両を格納建築物12内に入出庫するための装置として構成されている。なお、本管理システムを平面式駐車設備に適用した場合を想定すると、車両を入出庫するための動作を行うための装置として、例えば入出ゲート等に設けられる開閉バー付の駐車料金支払装置が想定される。つまり、物品入出動作を行う物品格納装置としては、該物品を直接的に入出する動作を行う装置の他、入出に伴う管理動作を行う装置も含まれる。
【0022】
本実施の形態において、入出庫装置14は、格納建築物12内に設けられたエレベータ式駐車装置であって、鉛直方向に形成した昇降路15aと、この昇降路15aに沿ってワイヤロープ15bを含む昇降駆動機構15cによって昇降されるエレベータ15dと、昇降路15aに沿って両側に形成された複数の駐車棚15e及びこれらの駐車棚に配置された車両搭載用のパレット16等から構成されている。そして、エレベータ15dは駐車棚15eとの間でパレット16の受け渡しを行い、パレット16を搭載したエレベータ15dは各駐車棚15e階と入出庫口12aとの間を昇降し、入出庫口12aにおいて車両の入・出庫を行うようになっている。
【0023】
この立体駐車設備に対して車両の入庫を行う際には、まず、所定の空きパレット16が下方の入出庫口12aに対応する位置に移動する。この状態で、車両を、入出庫口12aを通って内部の空きパレット16上に乗入れる。パレット16上に車両を載せた状態で、パレット16が所定の駐車棚15eに向けて移動することによって、車両が格納建築物12内に格納される。
【0024】
一方、車両の出庫を行う際には、所望の車両を載せたパレット16が入出庫口12aに対応する位置に移動する。この状態で、車両を、該パレット16上から入出庫口12aを通って格納建築物12外に移動させると、車両の出庫が終了する。
【0025】
状態検出部17は、車両の入出庫に伴う諸状態を検出するものであり、概略的に、車両の位置状態を検出する位置状態検出部17aと、入出庫装置14自体の異常状態を検出する入出庫装置状態検出部17bとを含んでいる(図1では省略、図2参照)。
【0026】
すなわち、位置状態検出部17aは、例えば、光センサや超音波センサ等により構成されており、パレット16上における車両が駐車されるべき駐車領域の前後各位置側及び両側方各位置側に設けられて、該車両が駐車領域の前後或は側方にはみ出していないか否かを検出する。
【0027】
また、入出庫装置状態検出部17bは、例えば、各パレット16の位置を検出するパレット位置検出センサや、上記駆動源機構のモータや入出庫口12aに設けられる扉を開閉させるためのモータの駆動電流を検出する電流検知センサや、昇降用索体であるワイヤロープ15bの伸びを検出する伸検知センサ、格納建築物内の温度を検出する火災検知センサ等を含んでいる。
【0028】
これら位置状態検出部17a及び入出庫装置状態検出部17bからの検出信号は、格納装置制御装置22に与えられる。そして、例えば、位置状態検出部17aからの検出信号に基づき、車両が所定の駐車領域内に駐車されるように誘導案内を行う。また、例えば、入出庫装置状態検出部17bのパレット位置検出センサからの検出信号に基づいて各パレット16の移動制御を行い、また、電流検知センサからの検出信号に基づいて所定値以上の電流が流れたと判断された場合に、所定の駆動源の過負荷状態を検出し、さらに、火災検知センサからの検出信号に基づき所定温度以上になったと判断された場合に火災の発生を判断する。
【0029】
操作盤18は、車両の入出庫に関する動作を指示するための入力部19として、テンキー19aや各種釦スイッチ19bを有している。各種釦スイッチ19bとしては、操作開始を入力するための「スタート」釦や、空きパレット16を呼出すための「空呼び」釦、操作取消を入力するための「取消」釦、安全確認した旨を入力するための「安全確認」釦、暗証番号を入力するための「暗証」釦、入庫が完了したときに操作入力するための「完了扉閉」釦、扉を開く際に入力する「扉開」釦、どのような車両を入庫するかを入力しそれに応じたパレット16を呼出すための「普通車」「ミドルルーフ車」「ハイルーフ車」を選択する車種選択釦群(これらの釦群は、表示部21の表示切換え指示を入力するための釦スイッチとしても用いられる)、さらに、非常停止用の「非常停止」釦等が設けられている。この入力部19を介して入出庫動作に関する指示、例えば、入庫か出庫かの指示、入庫開始指示や、車両がハイルーフ車か否かの指示、操作取消指示、所定パレットの呼出し指示、安全確認指示、ドア開閉指示等が受付けられるようになっている。そして、入力部19を介して受付けられた指示が格納装置制御装置22に与えられるようになっている。
【0030】
また、操作盤18には、LEDドットマトリクス方式の電光表示パネル或は液晶表示パネル等により構成される表示部20が設けられている。格納装置制御装置22からの信号に基づいて、表示部20に所定の情報、例えば、操作案内に関する情報、入出庫動作状態に関する情報、後述する任意登録メッセージ等が表示されるようになっている。また、この操作盤18には、パレット16の空き台数や実車台数と、入口番号及び呼番号を切換え表示可能なセグメント式の表示部21をも備えている。
【0031】
なお、表示部20に加えて、スピーカ、音声合成装置、アンプ等により構成される音声報知手段をさらに備えていてもよい。そして、上記表示部20による表示内を音声でも報知するようにしてもよい。特に、表示部20に西日があたり表示部20の視認が困難な場所ではこのような音声報知手段が有効である。
【0032】
なお、この操作盤18には、その正面を覆うようにして蓋体18aが開閉自在に取付けられると共に、この開閉状態を検出する蓋開閉検出センサが設けられている。また、他に、操作盤18の正面の人の存否を検出する人検出センサも設けられている。これら各センサの検出出力は、格納装置制御装置22に与えられる。
【0033】
さらに、この操作盤18には、その他、電源キー、音声を通じて所定の警告等の情報を発する発報部、操作者に対して所定の駐車場利用カードを発券する発券部が備えられていてもよい。
【0034】
格納装置制御装置22は、CPUやROM、RAM等を備える一般的なマイクロコンピュータにより構成され、ROM等に格納されたソフトウエアプログラムに記述された処理手順でCPUが動作する制御部23と、予め既登録メッセージを記憶すると共に、任意登録メッセージを書換え可能に記憶する記憶部24とを備えている。記憶部24は、制御部23により記録データの書き換えが可能な不揮発性メモリ、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やHDD等により構成されている。なお、既登録メッセージについては、書換え不能なメモリ、例えば、マスクROM等に記憶されていてもよい。
【0035】
制御部23は、入力部19を介して受付けられる動作指示及び各位置状態検出部17a及び入出庫装置状態検出部17bからの検出信号に基づいて、入出庫装置14の入出庫動作に関するシーケンス制御を行うと共に、表示部20に対する表示内容の制御を行う。また、この制御部23は、モデムやターミナルアダプタ(TA)等の通信装置9を介して通信回線8に接続されており、各位置状態検出部17a及び入出庫装置状態検出部17bからの検出信号に基づく検出結果情報を、通信回線8を介して駐車設備管理端末50及び監視設備端末30に送出すると共に、駐車設備管理端末50及び監視設備端末30側から通信回線8を介して後述する任意登録メッセージ等の所定の情報を受取る機能を有している。
【0036】
記憶部24は、予め所定の既登録メッセージを記憶すると共に、後述する駐車設備管理端末50の入力部54や監視設備端末30の入力部34を介して入力されて通信回線8を通じて伝達される所定の任意登録メッセージを記憶する機能を有している。
【0037】
図4は、記憶部24に記憶されるメッセージ内容を示している。同図に示すように、記憶部24には、既登録情報として、既登録メッセージ群「a」、既登録メッセージ群「b」、既登録メッセージ群「ci」、既登録メッセージ群「cj」及び既登録メッセージ群「d」が記憶されている。これらの既登録メッセージ群「a」、「b」、「ci」、「cj」、「d」は、本立体式駐車設備10の構築段階において予め記憶部24に書込まれている。各既登録メッセージ群「a」、「b」、「ci」、「cj」、「d」には、1つ又は複数のメッセージコードに対応してそれぞれメッセージ内容が登録されると共に、各メッセージの表示態様としてそれぞれ表示時間、点滅表示の有無、スクロールの有無、表示順序が登録されている。なお、メッセージが長くて表示部20に一度に表示できない場合には、特に、スクロール表示させるように指定されている。
【0038】
そして、入力部19への入力内容及び状態検出部17による検出結果に応じて、制御部23が記憶部24に記憶された情報を読み出し、予め登録された所定の表示態様にて、所定のメッセージを表示部20に表示させる。
【0039】
また、記憶部24には、任意登録情報として、任意登録メッセージ群「xx」及び任意登録メッセージ群「yy」が書換え可能に記憶されている。
【0040】
すなわち、後述する駐車設備管理端末50の入力部54や監視設備端末30の入力部34を介して任意登録メッセージ群「xx」或は任意登録メッセージ群「yy」の所定のメッセージコードに対応するメッセージ及び所定のプロパティ画面等で所定メッセージの表示態様を入力すると、該情報が通信回線8を通じて制御部23に伝達され、制御部23は該情報を記憶部24に書込む。
【0041】
そして、入力部19への入力内容及び状態検出部17による検出結果に応じて、制御部23が記憶部24に記憶された情報を読み出し、予め登録された所定の表示態様にて、所定のメッセージを表示部20に表示させる。
【0042】
なお、所定の任意登録メッセージ群「xx」或は任意登録メッセージ群「yy」に複数のメッセージが登録されている場合、択一的にどれを表示するか或は複数のものをどういった順番で表示するかについても、予め指定されている。
【0043】
駐車設備管理端末50は、立体式駐車設備10が設けられる建築物内或は立体式駐車設備10に併設される建築物内に設けられた管理人室等に設けられている。この管理人室には立体式駐車設備10を現場にて管理する管理人が定期或は不定期に在室している。
【0044】
駐車設備管理端末50は、管理人が管理人室に居ながらにして立体式駐車設備10を管理するために設けられたものであり、ROM、RAM及びCPU等により構成される制御部(コンピュータシステム本体)52と、制御部52より出力される画像信号に基づいて表示を行うディスプレイ装置等の表示部53と、制御部52に対して所定の情報を入力するキーボード等の入力部(第1入力手段)54とを備える一般的なコンピュータシステム等により構成されている。この駐車設備管理端末50は、モデムやターミナルアダプタ(TA)等の通信装置9を介して通信回線8に接続されている。
【0045】
この駐車設備管理端末50は、格納装置制御装置22から通信回線8に送り出された検出結果情報を受取って、各検出結果を表示部53に表示させる。これにより、管理人において、管理人室に居ながらにして、駐車設備10に関する状態を知ることができ、異常状態発生時には、駐車設備の操作盤18に駆けつけたりすることができる。
【0046】
また、前記入力部54は、任意情報を入力するための入力手段としても機能する。すなわち、入力部54を通じて任意登録メッセージ群「xx」或は任意登録メッセージ群「yy」に所定のメッセージコードに対応するメッセージ等を登録する旨入力すると、この情報が制御部52から通信回線8を通じて立体式駐車設備10側の制御部23に伝達され、制御部23は該情報を記憶部24に書込む。勿論、所定の情報を表示する必要性が無くなった場合等には、入力部54を通じて記憶部24に記憶された情報を消去し或はメッセージ自体の情報を消去することなく非表示に設定できるようになっている。
【0047】
本実施の形態では、主として、駐車設備管理端末50の入力部54で、立体式駐車設備10の通常運用状態で伝達したい情報に関する任意登録メッセージ群「yy」を入力することを想定している。例えば、「入庫車のカーナビが盗難にあって〜」(メッセージコードyy1)や、「次回のメンテナンス日は〜」(メッセージコードyy2)といったお知らせ事項を入力し、これを表示させることを想定している。その他、立体式駐車設備10がマンション設備として設けられている場合には、当該マンションの自治会に関する連絡事項を入力、表示するようにしてもよい。これらに複数のメッセージが登録されている場合には、択一的に表示してもよいし、経時的に切換えて表示してもよい。
【0048】
なお、この管理人室には、その他、プリンタが備えられていてもよいし、また、監視設備端末30等との間で通信を行うため、公衆電話回線に接続された一般的な電話やFAX、また、携帯電話等が設けられていてもよい。
【0049】
監視設備端末30は、立体式駐車設備10とは異なる場所の監視センター内の設備として設置される。このような監視センターは、一般的には、該立体式駐車設備10に対して遠隔地に設置されており、所定の監視員が監視センターに常駐している。このような監視センターは、単一の監視センターにて複数の駐車設備の遠隔常時監視を行う目的で設置される。
【0050】
監視設備端末30は、ROM、RAM及びCPU等を含む制御部(コンピュータシステム本体)32と、制御部32より出力される画像信号に基づいて表示を行うディスプレー装置等の表示部33と、制御部32に対して所定の情報を入力するキーボード等の入力部(第2入力手段)34とを備える一般的なコンピュータシステム等により構成されている。この監視設備端末30は、モデムやターミナルアダプタ(TA)等の通信装置9を介して通信回線8に接続されている。
【0051】
この監視設備端末30は、通信回線8を介して状態検出部17からの検出結果情報を受取り、該検出結果を表示部33に表示する。そして、監視員が、該表示部33を見て立体式駐車設備10の状態を見ることで、該立体式駐車設備で異常が発生した旨及び異常の発生箇所を監視可能となっている。なお、この監視設備端末30側において、各状態検出部17からの検出結果に対応して、立体式駐車設備10の異常状態に対応する手段がデータベース化されており、当該検出結果に基づいてデータベースがコンピュータ検索され、異常状態に対応する手段が決定されるようになっていてもよい。
【0052】
そして、監視設備端末30側では、立体式駐車設備10に所定の異常状態が生じた場合に、これを保守作業部門に連絡する。
【0053】
ここで、保守作業部門は、立体式駐車設備10の保守修理を請負う部門であり、一般的には、保守修理用の道具を搭載した車両、即ち、メンテナンスカー60により構成されている。保守修理の作業員は、メンテナンスカー60に搭乗して、各駐車設備を巡回している。このメンテナンスカー60側と監視設備端末30側との間は、携帯電話65,35等の無線式通信装置を介して相互通信可能となっており、監視設備端末30側より所定の立体式駐車設備10に故障等の異常が発生した旨及び異常発生箇所に関する情報の連絡を受けると、当該メンテナンスカー60にて当該立体式駐車設備10に駆けつけて、その保守修理を行う。
【0054】
また、前記入力部34は、任意情報を入力するための入力手段としても機能する。すなわち、入力部34を通じて任意登録メッセージ群「xx」或は任意登録メッセージ群「yy」に所定のメッセージコードに対応するメッセージ等を登録する旨入力すると、この情報が制御部32から通信回線8を通じて立体式駐車設備10側の制御部23に伝達され、制御部23は該情報を記憶部24に書込む。勿論、所定の情報を表示させる必要が無くなった場合等には、入力部54を通じて記憶部24に記憶された情報を消去し、或は、メッセージの登録情報は残したまま非表示に設定できるようになっている。
【0055】
本実施の形態では、主として、監視設備端末30の入力部34を介して、異常発生時への対処情報に関する任意登録メッセージ群「xx」を入力することを想定している。すなわち、監視センター側では、メンテナンスカー60との間で相互通信可能であるため、実際にメンテナンスカー60が異常の発生した駐車設備10に向っている途中であるか、また、メンテナンスカー60がどの地点を通過中であるかといった情報を入入手可能である。そこで、入力部34介して、例えば、「保守員が向っています」(メッセージコードxx1)や、「メンテナンスカーが〜(通過場所)〜を通過中です」といった情報を入力し、この情報を操作盤18側の表示部20に表示させることができる。なお、図4では、任意登録メッセージ群「xx」として予め2つのメッセージが登録されており、これらはメンテナンスカー60の移動に伴い、入力部34介して適宜切換えられ択一的に表示される。
【0056】
なお、この監視センターには、プリンタが備えられていてもよいし、また、管理人室側との間で通信を行うため、公衆電話回線に接続された一般的な電話やFAX等が設けられていてもよい。
【0057】
このように構成された物品管理システムにおける立体式駐車設備10が入出庫動作中に、各メッセージを表示する処理について説明する。
【0058】
立体式駐車設備に車両を入庫する際の処理について図5及び図6を参照して説明する。
【0059】
まず、ステップ1において、操作盤18に設けられた蓋開閉検出センサ及び人検出センサからの検出出力に基づいて、操作盤18の蓋体18aが開かれたか否か及び操作盤18の正面に人(操作者)が存在するかが判断され、両条件を満たす場合に、次のステップS2に進む。なお、ここで想定される操作者は、暗証番号を知っている駐車設備10の特定利用者か、又は、所定の管理人である。
【0060】
ステップS2では、所定の異常判断処理がなされる。
【0061】
この異常判断処理では、図7に示されるように、ステップS31において、位置状態検出部17a及び入出庫装置状態検出部17bからの各検出信号に基づいて、車両の入出庫に伴う諸状態が判断される。ここで、異常状態が発生していないと判断された場合には、異常判断処理は終了する。一方、異常状態が発生していると判断された場合には、ステップS32に進む。
【0062】
ステップS32では、各位置状態検出部17a及び入出庫装置状態検出部17bからの各検出信号に基づいて、既登録メッセージ群「a」の中からいずれのメッセージコードのメッセージを表示させるべきか否かが判断され、既登録メッセージ群「a」の中から所定のメッセージが表示される。例えば、パレット16に搭載された車両の位置ずれが検出された場合には、メッセージコードa2の「車がずれています」といったメッセージが表示され、その他の異常検出信号出力時には、とりあえずメッセージコードa1の「故障中」といったメッセージが表示され、ステップS32に進む。
【0063】
ところで、位置状態検出部17a及び入出庫装置状態検出部17bからの各検出信号に基づく結果は、通信回線8を介して監視設備端末30側に送出され、該結果が表示部33に表示される。そして、監視センターの監視員がその表示を見て、メンテナンスカー60側の保守員との間で連絡を取り、その異常状態への対処を連絡する。これと同時に、異常状態への対処に関する情報を知る。例えば、メンテナンスカー60が駐車設備10に直行可能か否かや、現在どこを走行中といった情報である。そして、監視員側では、入手できた当該情報に基づいて、入力部34を通じて、任意登録メッセージ群「xx」に所定のメッセージ等を登録する旨入力する。この入力情報は、通信回線8を通じて制御部23に送出され、記憶部24に記憶される。なお、任意登録メッセージ群「xx」に登録されるメッセージは、メンテナンスカー60の移動状況等に応じて、監視員が逐次更新する。
【0064】
説明を駐車設備10側の処理であるステップS32に戻して、ステップS32では、記憶部24に登録された情報に基づいて、任意登録メッセージが登録されているか否かが判断され、未登録の場合には、ステップS31に戻る。一方、記憶部24に任意登録メッセージが登録されていると判断された場合には、ステップS34に進み、記憶部24に登録された情報に基づいて、任意登録メッセージ群「xx」のメッセージの有無が判断される。任意登録メッセージ群「xx」のメッセージが無い場合には、ステップS31に戻る一方、任意登録メッセージ群「xx」のメッセージがある場合には、任意登録メッセージ群「xx」に含まれる所定のメッセージが表示部20に表示される。なお、任意登録メッセージ群「xx」に複数のメッセージが登録されている場合には、予めどのメッセージを表示させるか管理者によって指定されている。
【0065】
この後、再度ステップS31に戻り、異常状態が解消されるまで、本異常判断処理を繰返す。
【0066】
異常状態が無い場合、或は、異常状態が解消されると、異常判断処理が終了し、図5に示すステップS3に進む。
【0067】
ステップS3では、既登録メッセージ群「b」に含まれる各メッセージが表示される。次にステップS4に進み、各入力部19への操作状況に基づいて、操作者が入庫操作を開始したか否かが判断される。入庫操作が開始されない場合、ステップS5に進んで、所定の計時表示処理がなされる。
【0068】
この計時表示処理は、操作者が予め設定された所定時間以上、入力部19に対して操作入力をしない場合に、次の操作を促すための処理である。すなわち、計時表示処理では、図8に示すように、まず、ステップS41において、入力部19に対する前回の入力時からの経過時間が、予め設定された所定の設定時間を超えるか否かが判断される。ここで、設定時間を超えていないと判断された場合には、計時表示処理を終了する。一方、設定時間を超えていると判断された場合には、ステップS42に進み、既登録メッセージ群「cj」に含まれるメッセージが表示部20に表示される。ここで、既登録メッセージ群「cj」に含まれるどのメッセージを表示させるかについては、前段階での操作状態に基づいて決定される。例えば、「空呼び」釦を押しただけの段階の場合には、メッセージコードcj1の「入庫なら〜を、出庫なら〜を押して下さい」といったメッセージが表示され、また、その後の段階(例えば車種選択釦群を操作した後の段階)であれば、メッセージコードcj2の「取消す場合は「取消」釦を押して下さい」といったメッセージが表示される。この表示後、計時表示処理が終了する。
【0069】
計時表示処理終了後は、図5に示すステップS3に戻る。
【0070】
一方、例えば、操作者が暗証番号を入力したり、空きパレットの呼出し釦を操作した場合には、ステップS4において、操作者が入庫操作を開始したと判断され、ステップS6に進み、既登録メッセージ群「ci」に含まれるメッセージが表示される。ここで、既登録メッセージ群「ci」に含まれるメッセージのうちいずれを表示させるかは、操作段階によって異なる。例えば、メッセージコードci1又はci2の「〜の釦を押して下さい」といった次の操作を促すメッセージや、メッセージコードci3の「ハイルーフ車用パレットを呼出します」といった現在の動作状況を示すメッセージが表示される。
【0071】
次に、ステップS7に進み、入庫に関する次の操作があったか否かが判断される。例えば、車種選択釦群の操作の有無が判断される。ここで、操作が無いと判断されると、計時表示処理S9を経てステップS6に戻る。
【0072】
一方、ステップS7で次操作有りと判断されると、ステップS8に進み、スタート釦が操作されたか否かが判断され、この操作が無いと判断されると、計時表示処理S9を経てステップS6に戻る。
【0073】
一方、入庫に際し、所定パレット16の呼出し操作が終了し、スタートボタンがONされると、ステップS8でスタートボタンがONされたと判断される。これにより、入出庫装置14が所定の空きパレット16を入出庫口12aに呼出す所定の動作を行う。これと同時に、上記したのと同じ異常判断処理(ステップS10)を経て、ステップS11に進む。
【0074】
ステップS11では、既登録メッセージ群「d」に含まれるメッセージが表示される。ここでは、メッセージコードd1の「〜分待ちです」(待ち時間)が表示される。この待ち時間は、呼出される空きパレット16の位置情報等に基づいて、制御部23にて求められる。
【0075】
この次に、ステップS12において、所定の通常表示処理が行われる。
【0076】
この通常表示処理は、車両の入庫待ち時間(パレット16の呼出し時間)に、所定の情報を表示させる処理であり、図9に示すように、まず、記憶部24に登録された情報に基づいて、任意登録メッセージが登録されているか否かが判断され、未登録の場合には、通常表示処理を終了する。
【0077】
一方、記憶部24に任意登録メッセージが登録されていると判断された場合には、ステップS52に進み、記憶部24に登録された情報に基づいて、任意登録メッセージ群「yy」のメッセージの有無が判断される。任意登録メッセージ群「yy」のメッセージがない場合には、通常表示処理を終了する。
【0078】
一方、ステップS52において、任意登録メッセージ群「yy」のメッセージがあると判断された場合には、ステップS53に進み、任意登録メッセージ群「yy」に含まれるメッセージが表示部20に表示される。なお、任意登録メッセージ群「yy」に複数のメッセージが登録されている場合には、予めどのメッセージを表示させるか或は複数のメッセージの表示順序が管理人等により指定されている。これにより、操作者の待ち時間中に、所定のメッセージが表示されることとなる。
【0079】
この後、通常表示処理を終了する。通常表示処理終了後、図5のステップS13に進み、空きパレット16が入出庫口12aに着床したか否かが判断され、未着床の場合には、ステップS10に戻ってステップS10〜S12処理を再度行う。
【0080】
一方、ステップS13において、空きパレットが入出庫口12aに着床したと判断されると、ステップS14に進み、表示部20に「入庫して下さい」と表示する。
【0081】
次に、ステップS15において、操作者等が車両をパレット16に乗入れる。すると、図6のステップS16において、位置状態検出部17aからの異常信号が出力されているか否かが判断され、例えば、車両がパレット16上の正規位置から前後方向又は幅方向にずれた位置にあり、位置状態検出部17aからの異常信号が出力された場合には、ステップS17に進んで、位置状態検出部17aからの異常信号に対応した内容を表示部20に表示させる。例えば、車両がパレット16上の正規位置から前方向にずれた位置にある場合には、「後退して下さい」というように、正規位置に誘導するような表示がなされる。なお、車両がパレット16上の正規位置からずれた位置にある状態では、操作の受付がロックされ、入出庫装置14の動作が停止した状態となる。
【0082】
ステップS16において、車両がパレット16の正規位置に駐車され、位置状態検出部17aからの異常信号が出力されていないと判断された場合には、ステップS18に進み、表示部に「入出庫口の安全を確認して下さい」、といった内容を表示させる。
【0083】
その後、ステップS19で安全確認釦がONされたか否かが判断され、当該釦がONされていない場合には、ステップS18に戻る。一方、操作者が安全確認し、安全確認釦をONした場合には、ステップS20に進んで、表示部20に、「駐車場扉を閉めて下さい」旨表示し、ステップS21に進む。
【0084】
ステップS21では、扉閉釦がONされたか否かが判断され、当該釦がONされていない場合には、ステップS20に戻る一方、当該釦がONされた場合には、ステップS22に進む。
【0085】
ステップS22で、操作盤18の蓋開閉検出センサ及び人検出センサからの検出信号に基づき、操作盤18の蓋体18aが閉じられたか否か、及び、操作盤18の正面に人がいるか否かが判断され、本駐車設備10の操作者が操作を終了して、操作盤18の蓋体18aが閉じられるか、又は、当該操作者が立去って、操作盤18の正面に人がいないと判断されると、入庫に関する処理を終了する。
【0086】
立体式駐車設備から車両を出庫する際の処理については、次に述べる相違点を除いて、上述した車両を入庫する際の手順と同様の処理がなされる。
【0087】
すなわち、ステップS4で空きパレットを呼出す代りに所望の車両を呼出すために、暗証番号を入力したり、所定パレットの呼出し番号を入力する点、ステップS14で「出庫して下さい」旨表示される点、ステップS15の入庫に代えて出庫が行われ、この後、車両を正規位置に誘導するための処理であるステップS16,S17の処理が不要な点で、主に相違しており、他は、入庫と同様の処理がなされる。
【0088】
以上のように構成された立体式駐車設備10の管理システムによると、駐車設備管理端末50の入力部54や、監視設備端末30の入力部34を通じて、任意登録情報として、任意登録メッセージ群「xx」や任意登録メッセージ群「yy」のメッセージを入力すると、これが記憶部24に記録されて所定のタイミングで表示部20に表示されるため、比較的自由な内容の情報を、立体式駐車設備10の操作者に対してインターホン等を通じて個別に対応することなく、比較的容易に提供できる。
【0089】
特に、立体式駐車設備10近傍にある駐車設備管理端末50の入力部54を介して、任意登録情報を入力することができるため、当該立体式駐車設備10において、例えば、上記任意登録メッセージ群「yy」のお知らせ事項を入力することができ、比較的自由な内容の任意情報を入力しこれを表示させて、操作者に知らしめることができて便利である。
【0090】
また、監視センターにある監視設備端末30の入力部34を介して、任意登録情報を入力することができるため、監視センター側で立体式駐車設備10の状態を監視して異常状態が発生した場合に当該監視センター側で知ることができる情報、例えば、メンテナンスカー60の走行状態等の当該監視センター側で知ることができる異常対処情報を、任意登録メッセージ群「xx」のメッセージとして入力して、これを駐車設備10側の表示部20に表示させることができる。このため、操作者側において、異常状態への対処情報を入手して、その後の対応を決定することができ便利である。
【0091】
なお、監視センター側で入力する任意登録メッセージ群「xx」のメッセージ内容としては、例えば、異常状態の内容に関する情報として「入出庫扉に物が挟まっていて開閉できません」や、異常状態の内容に関連した注意事項に関する情報として「扉を無理に開けないように!」、修理作業に関する情報としてメンテナンスカー60の到着予想時刻、より具体的には「保守作業員が約5分後に到着します。故障は軽度で修理は約10分ほどです。しばらくこのままでお待ち下さい」といった情報等を想定できる。
【0092】
さらに、監視センター側で任意登録メッセージ群「xx」又は「yy」のメッセージ内容として、付加的サービス情報、例えば、他の駐車場の空き情報、交通情報、気象情報、電車・バス・飛行機の時刻表等を入力するようにしてもよい。
【0093】
また、各入力部34,54を通じて、各メッセージ群「xx」「yy」の表示態様(点滅表示、表示時間、スクロール表示等)を指定することができるので、メッセージの重要度等に応じて操作者の注目度合を変えることができる。
【0094】
なお、操作盤18の入力部19や格納装置制御装置22に設けられた入力部を介して、記憶部24に記憶された任意登録メッセージ群「xx」の登録内容を消去できるように消去手段としての機能を持たせておくとよい。これにより、例えば、立体式駐車設備10の修理完了後に、監視センター等へ当該情報の消去依頼を行うことなく、作業現場で当該情報の消去を行うことができる。この場合、暗証番号の入力により、任意登録メッセージ群「xx」に含まれるメッセージを全部消去或は一部を指定して消去できるようにしておくとよい。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載の物品格納設備の管理システムによると、入力手段を介して入力された任意情報が格納装置制御手段側の記憶部に記憶されて、物品格納装置側の表示部に表示されるため、比較的自由な内容の情報を、物品格納設備の操作者に対して比較的容易に提供できる。
【0096】
また、請求項2記載の発明によれば、物品格納設備側において、比較的自由な内容の任意情報を入力しこれを表示させて、操作者に知らしめることができる。
【0097】
さらに、請求項3記載の発明によれば、監視設備端末側において物品格納設備の異常状態を監視してこれへの対処情報を任意情報として入力することで、これを物品格納設備側に表示させることができる。
【0098】
また、請求項4又は請求項5記載の発明によれば、表示態様を自由に指定することができる。
【0099】
請求項6記載の発明によれば、物品格納設備側で、任意情報を消去することができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る立体式駐車設備の管理システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】同上の管理システムを示すブロック図である。
【図3】駐車設備における操作盤を示す正面図である。
【図4】記憶部に記憶されるメッセージ内容を示す図である。
【図5】立体式駐車設備に車両を入庫する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】立体式駐車設備に車両を入庫する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】異常判断処理手順を示すフローチャートである。
【図8】計時表示処理手順を示すフローチャートである。
【図9】通常表示処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 通信回線
9 通信装置
10 立体式駐車設備
12 格納建築物
14 入出庫装置
16 パレット
17 状態検出部
17a 位置状態検出部
17b 入出庫装置状態検出部
18 操作盤
19 入力部
20 表示部
22 格納装置制御装置
24 記憶部
30 監視設備端末
32 制御部
33 表示部
34 入力部
50 駐車設備管理端末
52 制御部
53 表示部
54 入力部

Claims (6)

  1. 物品入出動作を行う物品格納装置と、
    前記物品格納装置に設けられ物品入出に伴う状態を検出する少なくとも一つの状態検出手段と、
    前記物品格納装置に設けられ該物品格納装置に対する物品入出動作指示を入力するための動作指示手段と、
    前記動作指示手段を介して入力される入出動作指示に応じて前記物品格納装置の物品入出動作制御を行う格納装置制御手段と、
    前記物品格納装置の操作者が視認可能な位置に設けられた表示手段と、を有し、
    前記格納装置制御手段は、既登録情報を予め記憶した記憶部を有し、物品入出動作中に、前記動作指示手段への入力内容及び前記状態検出手段による検出結果に応じて前記既登録情報を前記表示手段に表示させる、物品格納設備を備え、
    任意情報を入力するための入力手段をさらに備え、
    前記格納装置制御手段は、前記入力手段を通じて入力された任意情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された任意情報を前記表示部に表示させる、物品格納設備の管理システム。
  2. 請求項1記載の物品格納設備の管理システムであって、
    前記入力手段として、前記物品格納設備に付随して設けられた第1入力手段を備え、
    前記格納装置制御手段は、前記第1入力手段を通じて入力された任意情報を、物品の入出待ち時に前記表示部に表示させる、物品格納設備の管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2記載の物品格納設備の管理システムであって、
    前記物品格納設備に通信回線を介して接続され、前記物品格納設備とは異なる場所で前記状態検出手段による検出結果を表示する監視設備端末をさらに備え、
    前記入力手段として、前記監視設備側に設けられた第2入力手段を備え、
    前記格納装置制御手段は、前記第2入力手段を通じて入力された任意情報を、前記通信回線を介して受取って前記記憶部に記憶し、前記物品格納設備の異常発生時に表示させる、物品格納設備の管理システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の物品格納設備の管理システムであって、
    前記第1入力手段及び前記第2入力手段のうち少なくともひとつを通じて前記表示内容の表示態様が指定され、
    前記表示制御手段は、前記第1入力手段又は前記第2入力手段を通じて指定された表示態様に応じて前記表示手段による表示を行わせる、物品格納設備の管理システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の物品格納設備の管理システムであって、
    前記表示態様は、前記表示内容の表示時間、表示の点滅の有無、静止表示、スクロール表示、複数の表示事項がある場合の表示順序、のうち少なくとも一つを含む、物品格納設備の管理システム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の物品格納設備の管理システムであって、
    前記物品格納設備側に、前記記憶部に記憶された任意情報を消去するための消去手段が設けられた、物品格納設備の管理システム。
JP2002339371A 2002-11-22 2002-11-22 物品格納設備の管理システム Pending JP2004169506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002339371A JP2004169506A (ja) 2002-11-22 2002-11-22 物品格納設備の管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002339371A JP2004169506A (ja) 2002-11-22 2002-11-22 物品格納設備の管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004169506A true JP2004169506A (ja) 2004-06-17

Family

ID=32702326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002339371A Pending JP2004169506A (ja) 2002-11-22 2002-11-22 物品格納設備の管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004169506A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010114082A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 Jfeエンジニアリング株式会社 機械式駐輪設備の緊急停止方法および機械式駐輪設備
JP2012234377A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Mitsubishi Electric Corp 映像監視システム
JP2014139401A (ja) * 2014-03-24 2014-07-31 Mitsubishi Heavy Industries Pariking Co Ltd 機械式立体駐車場の制御方法およびこの制御方法により制御される機械式立体駐車場
JP2015108227A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 新明和工業株式会社 機械式駐車設備の入出庫サポートシステム
JP2015135042A (ja) * 2013-12-19 2015-07-27 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 機械式駐車装置及び機械式駐車装置の画像表示方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010114082A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 Jfeエンジニアリング株式会社 機械式駐輪設備の緊急停止方法および機械式駐輪設備
JP2012234377A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Mitsubishi Electric Corp 映像監視システム
JP2015108227A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 新明和工業株式会社 機械式駐車設備の入出庫サポートシステム
JP2015135042A (ja) * 2013-12-19 2015-07-27 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 機械式駐車装置及び機械式駐車装置の画像表示方法
JP2014139401A (ja) * 2014-03-24 2014-07-31 Mitsubishi Heavy Industries Pariking Co Ltd 機械式立体駐車場の制御方法およびこの制御方法により制御される機械式立体駐車場

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6502011B2 (en) Method and apparatus for presenting and managing information in an automated parking structure
US6662077B2 (en) Architecture for presenting and managing information in an automated parking and storage facility
US20080258935A1 (en) Parking Control System and Method
CN103797200B (zh) 操作面板和具备它的机械式驻车设备
KR20030087731A (ko) 진출입차량 보안 통제시스템 및 그 통제방법
KR20200083663A (ko) 모바일 제어 유닛, 설비 관리 시스템, 모바일 유닛 제어 시스템, 설비 관리 방법, 및 모바일 유닛 제어 방법
KR101701437B1 (ko) 기계식 주차타워 입출차 예약 정보처리장치에 따른 주차타워 원격관제 시스템과 그의 주차타워 정보처리장치 및, 원격 관제보드장치
KR20090035378A (ko) 유시티(U-City) 지능형 주차관리유도 시스템
JP2004169506A (ja) 物品格納設備の管理システム
JP6489809B2 (ja) 機械式駐車装置の画像記憶装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の画像記憶方法
JP7381697B2 (ja) 安全確認システム及び安全確認方法並びに機械式駐車場設備
JP2002133559A (ja) 管理対象施設の遠隔管理方法及び遠隔管理システム
JPH07247712A (ja) 保守・管理システム及び駐車場における保守・管理シ ステム
CN106223230B (zh) 一种智能升降限高方法及其控制系统
JP5174486B2 (ja) 機械式駐車設備及びその入出庫制御方法
JP2001134799A (ja) 出退勤管理システムおよび管理方法
CN116323464A (zh) 用于电梯和其他装置的运行的系统和方法
JP2009051649A (ja) エレベータ防犯システム
KR20110008823A (ko) 장기주차 기록, 관리 시스템
EP2474944A1 (en) Method and system for monitoring a dock for trucks
JP2001344697A (ja) 駐車場の状態検出装置,駐車案内装置及び管理装置
CN220105831U (zh) 一种适用于智能钢板料库的卡车工位监控系统
JP7383655B2 (ja) 機械式駐車場設備及びその制御方法並びに制御プログラム
KR100614537B1 (ko) 주차설비의 차량 입출고 시스템 및 방법
CN213338948U (zh) 一种智能行李寄存柜