JP6012881B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かごに設けられたドア制御装置が乗場からの情報に応じてエレベータドアの動作を制御するエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータシステムでは、かご出入口柱及び乗場三方枠に多光軸センサがそれぞれ設置されている。これらの多光軸センサからの信号は、エレベータ制御装置に送られる。エレベータドアの動作時に多光軸センサにより利用者等が検出されると、エレベータ制御装置は、エレベータドアの開閉動作を制御するドア制御装置にドア開閉停止信号を出力する。ドア制御装置は、かご上に搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエレベータの位置検出装置では、それぞれ固有のIDを有するIDタグが乗場毎に設置されている。そして、かご上に設置されたレシーバにより、IDタグのIDを受信し、受信したIDからかごの位置が特定される(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−280900号公報 特表2006−526554号公報
特許文献1に示された従来のエレベータシステムでは、乗場の多光軸センサからの信号がエレベータ制御装置(制御盤)に送られ、エレベータ制御装置からのドア開閉停止信号が制御ケーブルを介してかご上のドア制御装置に送られる。このため、利用者等が検出されてから、利用者等の検出をエレベータドアの制御に反映(エレベータドアの停止又は反転等)させるまでにかかる時間が長くなる。また、各階の乗場の多光軸センサからエレベータ制御装置までの配線が必要であり、配線数が多くなるとともに、配線が長くなる。
一方、特許文献2では、かご上のレシーバが、乗場に設置されたIDタグから無線で情報を受信するが、IDタグに保存された情報は固有の位置情報のみである。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗場からの情報に対するエレベータドア制御の応答性の向上を図ることができるとともに、省配線化を図ることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、かご出入口が設けられているかご室と、かご出入口を開閉するかごドアとを有しているかご、複数階の乗場に設けられており、対応する乗場出入口をかごドアに連動して開閉する複数の乗場ドア、乗場のうちの少なくとも1つに設置されており、乗場ドアの動作の障害となる障害物を検出する少なくとも1つの乗場ドアセンサ、乗場ドアセンサが設置された乗場に対応して昇降路に設置されており、かつ対応する乗場ドアセンサによる障害物の検出状態に関する情報であるセンサ情報を保持しており、対応する乗場ドアセンサにより障害物が検出されているかどうかに応じてセンサ情報が書き替えられる少なくとも1つのIDタグ、かごに設けられており、IDタグが設置された階にかごが停止した際に、対応するIDタグからセンサ情報を無線で読み取るリーダ、及びかごに設けられており、リーダからの情報に応じてかごドアの動作を制御するドア制御装置を備えている。
また、この発明に係るエレベータ装置は、かご出入口が設けられているかご室と、かご出入口を開閉するかごドアとを有しているかご、複数階の乗場に設けられており、対応する乗場出入口をかごドアに連動して開閉する複数の乗場ドア、複数階の乗場に設置されている複数の乗場ボタン装置、乗場ボタン装置が設置された乗場に対応して昇降路に設置されており、かつ対応する乗場ボタン装置が操作されたかどうかの情報である乗場ボタン情報を保持しており、対応する乗場ボタン装置が操作されたかどうかに応じて乗場ボタン情報が書き替えられる少なくとも1つのIDタグ、かごに設けられており、IDタグが設置された階にかごが停止した際に、対応するIDタグから乗場ボタン情報を無線で読み取るリーダ、及びかごに設けられており、リーダからの情報に応じてかごドアの動作を制御するドア制御装置を備えている。
この発明のエレベータ装置は、乗場の状況によって書き替えられる情報を保持する少なくとも1つのIDタグが昇降路に設けられており、IDタグの情報を無線で読み取るリーダがかごに設けられており、ドア制御装置がリーダからの情報に応じてかごドアの動作を制御するので、乗場からの情報に対するエレベータドア制御の応答性の向上を図ることができるとともに、省配線化を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。 図1のエレベータ装置の要部を示す側面図である。 図2の乗場を示す正面図である。 図2のIDタグを示すブロック図である。 図2のIDタグに保持されている情報の一例を示す説明図である。 図2のドア制御装置の戸開動作時の動作を示すフローチャートである。 図2のドア制御装置の戸閉動作時の動作を示すフローチャートである。 図3とは異なるタイプの乗場ドアセンサを示す平面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置の乗場を示す正面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の乗場を示す正面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機(駆動装置)3、そらせ車4、及びエレベータ制御装置(制御盤)5が設置されている。巻上機3は、駆動シーブ6と、駆動シーブ6を回転させる巻上機モータ(図示せず)と、駆動シーブ6の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)とを有している。
駆動シーブ6及びそらせ車4には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の第1の端部には、かご8が接続されている。懸架体7の第2の端部には、釣合おもり9が接続されている。
かご8及び釣合おもり9は、懸架体7により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機3により昇降路1内を昇降される。エレベータ制御装置5は、巻上機3を制御することにより、かご8の運行を制御する。
昇降路1内には、かご8の昇降を案内する一対のかごガイドレール(図示せず)と、釣合おもり9の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。
かご8は、懸架体7が接続されたかご枠10と、かご枠10に支持され、前面にかご出入口が設けられているかご室11と、かご出入口を開閉するエレベータドアである一対のかごドア12とを有している。かご8上には、ドア制御装置13が設けられている。ドア制御装置13は、エレベータ制御装置5からの指令に応じて、かごドア12の開閉動作を制御する。ドア制御装置13は、エレベータ制御装置5とは独立したマイクロコンピュータを有している。
複数階の乗場には、一対の乗場ドア14がそれぞれ設けられている。乗場ドア14は、かご8の着床時にかごドア12が係合することにより、対応する乗場出入口をかごドア12に連動して開閉する。
図2は図1のエレベータ装置の要部を示す側面図である。各階の乗場には、乗場ドア14の動作の障害となる障害物(利用者及び荷物等)を検出する少なくとも1つの乗場ドアセンサ21が設置されている。この例では、全ての階の乗場に、乗場ドアセンサ21が設置されている。
乗場ドアセンサ21は、下方(乗場出入口)へ向けて検出光(図2の破線矢印)を出射する。また、乗場ドアセンサ21は、反射光の変化を検出、即ち障害物からの反射光を検出することにより、乗場ドア14の前方に存在する障害物を検出する。
昇降路1内には、複数のIDタグ22が設置されている。IDタグ22は、センサ設置乗場に対応して昇降路1内に設けられている。IDタグ22としては、例えばRFID(Radio Frequency Identification)タグが用いられている。また、RFIDタグとしては、例えばICタグが用いられている。
各IDタグ22は、対応する乗場ドアセンサ21に接続されている。各IDタグ22は、対応する乗場ドアセンサ21による障害物の検出状態に関する情報であるセンサ情報を保持している。各IDタグ22が保持するセンサ情報は、対応する乗場ドアセンサ21により障害物が検出されているかどうかに応じて書き替えられるようになっている。
また、各IDタグ22は、センサ情報とともに、昇降路1内の位置に関する情報である固有の位置情報(ここでは、階床位置情報)を保持している。
かご室11上には、IDタグ22が保持する情報を無線で読み取るリーダ23が設けられている。リーダ23は、IDタグ22が設置された階にかご8が停止した際に、対応するIDタグ22からセンサ情報を読み取る。また、リーダ23は、IDタグ22から位置情報を読み取る位置センサを兼ねている。
各IDタグ22は、対応する階にかご8が停止した際に、リーダ23が対向する位置に設置されている。また、IDタグ22は、昇降路1に敷設された乗場幹線24を介してエレベータ制御装置5に接続されている。
リーダ23は、ドア制御装置13に接続されている。ドア制御装置13は、IDタグ22が設置された階にかご8が停止した際に、リーダ23から取得したセンサ情報に応じてかごドア12の開閉動作を制御する。
図3は図2の乗場を示す正面図である。乗場ドアセンサ21は、乗場出入口上部の幅方向中央部に設置されている。また、乗場ドアセンサ21は、左右両側の斜め下方へ拡がるように検出光を出射する。
乗場出入口の上部には、警報装置25が設けられている。警報装置25は、ドア制御装置13からの指令に応じて、乗場出入口付近の利用者に対して注意喚起のための警報を発する。また、警報装置25は、音声による警報を発するスピーカ、及び光の明滅による警報を発する表示灯の少なくともいずれか一方を有している。
乗場出入口の側方の乗場壁には、乗場から呼びを登録するための乗場ボタン装置26が設置されている。乗場ボタン装置26は、エレベータ制御装置5に接続されている。
図4は図2のIDタグ22を示すブロック図である。IDタグ22は、処理部31、タグIC32及びアンテナ33を有している。タグIC32は、センサ情報及び位置情報を記憶している。
処理部31は、乗場ドアセンサ21とタグIC32との間で信号の送受信を行い、乗場ドアセンサ21により障害物が検出されているかどうかに応じて、対応するセンサ情報を書き替える。
アンテナ33は、リーダ23からのRF信号を受信しタグIC32に伝送するとともに、タグIC32に記憶されている情報をRF信号として外部に出力する。アンテナ33から送信されたRF信号は、リーダ23により受信される。リーダ23で受信された情報は、ドア制御装置13に入力される。
図5は図2のIDタグ22に保持されている情報の一例を示す説明図である。この例では、IDタグ22は、位置情報である「1010」と、乗場ドアセンサ21に関するセンサ情報「0」とを組み合わせたシリアル情報を保持している。
リーダ23で受信されたIDタグ22の情報は、リーダ23から直接、又はドア制御装置13を介して、エレベータ制御装置5へ送られる。エレベータ制御装置5には、昇降路1内の位置(例えば階床名)と位置情報とを関連付けたテーブルが予め登録されている。これにより、エレベータ制御装置5は、IDタグ22の位置情報に基づいて、かご8の位置を検出する。
センサ情報は、例えば、障害物が検出されていなければ「0」であるが、障害物を検出したら「1」に書き替えられる。
なお、IDタグ22の情報は、リーダ23又はドア制御装置13から安全監視装置(図示せず)に送信し、エレベータ装置の異常の有無を監視する動作(例えば過速度監視、又は戸開走行監視等)に利用することもできる。
次に、ドア制御装置13の動作について説明する。図6は図2のドア制御装置13の戸開動作時の動作を示すフローチャートである。かご8が乗場階に停止し、エレベータ制御装置5から戸開指令を受けると、実際に戸開動作を開始する前に、警報装置25により、アナウンス及び表示灯による動作予告を行う(ステップS1)。
この後、乗場ドアセンサ21により障害物が検出されているかどうかを確認する(ステップS2)。そして、障害物が検出されていなければ、戸開動作を開始し(ステップS3)、処理を終了する。
一方、障害物が検出されている場合、警報装置25により、アナウンス(例えば「ドアが開きます。ドアから離れて下さい。」等のアナウンス)による注意喚起を行う(ステップS4)。この後、障害物が設定時間N秒以上検出されているかどうかを確認する(ステップS5)。そして、障害物がN秒以上検出されていなければ、戸開動作を開始し(ステップS3)、処理を終了する。
注意喚起を行ったにも拘わらず障害物がN秒以上検出されている場合、通常の戸開動作よりも低速での戸開動作を開始する(ステップS6)。そして、アナウンスによる注意喚起を再度行い(ステップS7)、処理を終了する。
図7は図2のドア制御装置13の戸閉動作時の動作を示すフローチャートである。全戸開から設定時間が経過、又はかご室11内で戸閉ボタンが操作されると、警報装置25により、アナウンス及び表示灯による動作予告を行う(ステップS11)。
この後、乗場ドアセンサ21により障害物が検出されているかどうかを確認する(ステップS12)。そして、障害物が検出されていなければ、戸閉動作を開始する(ステップS13)。
戸閉動作中は、乗場ドアセンサ21により障害物が検出されているかどうか(ステップS14)と、戸閉動作が完了したかどうか(ステップS15)とを繰り返し確認する。戸閉動作を開始した後、障害物が検出されず、戸閉動作が完了すれば、処理を終了する。
戸閉動作中に障害物が検出されると、かごドア12及び乗場ドア14を反転、即ち開放させ(ステップS16)、戸開動作が完了したかどうかを確認する(ステップS17)。そして、戸開動作が完了すると、ステップS11に戻る。
戸閉動作開始前のステップS12において障害物が検出された場合は、障害物が設定時間N秒以上検出されているかどうかを確認する(ステップS18)。障害物がN秒以上検出されていなければ、ステップS11に戻る。但し、障害物が検出されている時間のカウントは継続する。そして、障害物がN秒以上検出され続けている場合には、通常の戸閉動作よりも低速での戸閉動作を開始し(ステップS19)、処理を終了する。
このようなエレベータ装置では、乗場の状況、即ち障害物が検出されているかどうかによって書き替えられるセンサ情報を保持するIDタグ22が昇降路1に設けられており、IDタグ22の情報を無線で読み取るリーダ23がかご8に設けられており、ドア制御装置13がリーダ23からの情報に応じてかごドア12の動作を制御するので、乗場ドアセンサ21の検出信号を、エレベータ制御装置5を介さずにドア制御装置13に伝送することができ、障害物が検出された場合のエレベータドアの動作(反転、待機等)を即時に行うことができる。即ち、乗場ドアセンサ21からの情報に対するエレベータドア制御の応答性の向上を図ることができる。また、かご8と乗場とを結ぶ信号線を削減することができ、省配線化を図ることができる。
また、IDタグ22は、センサ情報とともに位置情報を保持しており、リーダ23は、位置センサを兼ねているので、位置検出システムを利用して、乗場ドアセンサ21の検出信号をドア制御装置13に伝送することができ、システムを簡素化するとともに、部品点数の増加を抑え、コストの増大を抑えることができる。
さらに、IDタグ22は、処理部31、タグIC32及びアンテナ33を有しているので、コンパクトな構成により、乗場ドアセンサ21の検出信号をドア制御装置13に伝送することが可能となる。また、ドア制御装置13からの指令を乗場ドアセンサ21に伝送することも可能である。
さらにまた、戸開動作時に図6に示したような制御を実施することにより、乗場ドア14に接触した障害物が乗場ドア14と左右の縦柱との間の隙間に挟まれることを防止することができる。また、障害物により乗場ドア14が開かず、エレベータ装置の運行サービスが低下することも防止することができる。
また、戸閉動作時に図7に示したような制御を実施することにより、障害物が乗場ドア14に衝突したり乗場ドア14間に挟まれたりするのを防止することができる。また、障害物により乗場ドア14が閉まらず、エレベータ装置の運行サービスが低下することも防止することができる。
なお、乗場ドアセンサは、上記のタイプに限定されるものではなく、例えば図8に示すようなタイプであってもよい。図8において、乗場三方枠の一方の縦柱には、投光部28が設置されている。乗場三方枠の他方の縦柱には、投光部28に対向する受光部29か設置されている。投光部28は、上下方向に互いに間隔をおいて複数の検出光を受光部29へ向けて水平に出射する。
乗場ドアセンサ27は、投光部28及び受光部29を有する多光軸の遮光センサである。即ち、乗場ドアセンサ27は、投光部28から出射され乗場出入口を横切る検出光が遮断されることにより、乗場出入口に存在する障害物を検出する。
センサ設置乗場には、図8に示すような乗場ドアセンサ27を設置しても、また、図3の乗場ドアセンサ21及び図8の乗場ドアセンサ27の両方を設置してもよい。
乗場ドアセンサ21,27の両方の状態情報をセンサ情報として用いる場合、IDタグ22は、乗場ドアセンサ21に対応するセンサ情報と乗場ドアセンサ27に対応するセンサ情報とをそれぞれ保持する。この場合、センサ情報は、例えば、乗場ドアセンサ21,27により障害物が検出されていなければ「00」、乗場ドアセンサ21のみにより障害物が検出されると「10」、乗場ドアセンサ27のみにより障害物が検出されると「01」となる。
また、異なる複数の乗場ドアセンサを乗場に設置し、戸開動作時と戸閉動作時とで異なるセンサからの情報を参照してエレベータドアの動作を制御するようにしてもよい。
さらに、実施の形態1では、共通のIDタグ22に位置情報とセンサ情報とを保持させたが、位置情報は必ずしも保持させなくてもよい。
さらにまた、位置情報とセンサ情報とを別々のIDタグに保持させてもよい。
実施の形態2.
次に、図9はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の乗場を示す正面図である。実施の形態2では、乗場ボタン装置26が、エレベータ制御装置5だけでなく、IDタグ22にも接続されている。IDタグ22は、センサ情報及び位置情報に加えて、乗場ボタン装置26が操作されたかどうかの情報である乗場ボタン情報も保持している。乗場ボタン情報は、対応する乗場ボタン装置26が操作されたかどうかに応じて書き替えられる。
ドア制御装置13は、リーダ23からの乗場ボタン情報に応じてかごドア12の動作を制御する。この例では、ドア制御装置13は、戸閉動作中に乗場ボタン装置26が操作されたかどうかを確認し、乗場ボタン装置26が操作されると、かごドア12及び乗場ドア14を反転、即ち開放させる。
即ち、実施の形態2では、図7のステップS14とステップS15との間に、乗場ボタン装置26が操作されたかどうかを確認するステップが追加され、操作されていなければステップS15へ、操作されるとステップS16へと進む。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、戸閉動作中に乗場ボタン装置26が操作されたかどうかの情報を、エレベータ制御装置5を介さずに、IDタグ22からリーダ23を介してドア制御装置13に送ることができるため、より迅速な戸反転動作を行うことができる。
なお、実施の形態2では、乗場ボタン情報をセンサ情報とは別に追加したが、乗場ボタン装置26が操作された場合の動作が障害物検出時の動作と同じであれば、乗場ボタン装置26が操作された場合にセンサ情報を書き替えてもよい。即ち、センサ情報が乗場ボタン情報を兼ねてもよい。
また、実施の形態2では、共通のIDタグ22に位置情報、センサ情報及び乗場ボタン情報を保持させたが、位置情報及びセンサ情報は必ずしも保持させなくてもよい。
さらに、位置情報、センサ情報及び乗場ボタン情報を別々のIDタグ22に保持させてもよい。
実施の形態3.
次に、図10はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置の乗場を示す正面図である。乗場には、IDタグ22に接続された通信部34が設けられている。IDタグ22は、通信部34を介して、利用者が携帯するID情報媒体35と通信可能になっている。但し、IDタグ22との通信が成立するのは、予め登録されたID情報媒体35のみである。ID情報媒体35としては、例えば、RFIDタグ、IDカード、又は携帯通信端末等が用いられる。
乗場ボタン装置26の操作は、利用者が携帯するID情報媒体35とIDタグ22との間で通信が成立した場合のみ有効化される。他の構成及び動作は、実施の形態1又は2と同様である。
このようなエレベータ装置では、ID情報媒体35を携帯する利用者がいる場合のみ乗場からの呼びが許可されるため、セキュリティ性の高いサービスを提供することが可能となる。
なお、上記の例では、開閉動作前に注意喚起を行ったが、開閉動作前に乗場ドアセンサにより障害物が検出されているかどうかを確認し、障害物が検出されている場合のみ注意喚起を行ってもよい。
また、上記の例では、全ての階に対応してIDタグを設置したが、一部の階のみに対応してIDタグを設置してもよい。
さらに、エレベータ装置全体のレイアウトは、図1に限定されるものではない。例えば、2:1ローピング方式のエレベータ装置、巻上機が昇降路の下部に設置されているエレベータ装置等にもこの発明は適用できる。
さらにまた、この発明は、機械室レスエレベータ、リニアモータエレベータ、油圧エレベータ、ダブルデッキエレベータ、共通の昇降路内に複数のかごが配置されているワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、あらゆるタイプのエレベータ装置に適用できる。

Claims (6)

  1. かご出入口が設けられているかご室と、前記かご出入口を開閉するかごドアとを有しているかご、
    複数階の乗場に設けられており、対応する乗場出入口を前記かごドアに連動して開閉する複数の乗場ドア、
    前記乗場のうちの少なくとも1つに設置されており、前記乗場ドアの動作の障害となる障害物を検出する少なくとも1つの乗場ドアセンサ、
    前記乗場ドアセンサが設置された乗場に対応して昇降路に設置されており、かつ対応する前記乗場ドアセンサによる障害物の検出状態に関する情報であるセンサ情報を保持しており、対応する前記乗場ドアセンサにより障害物が検出されているかどうかに応じて前記センサ情報が書き替えられる少なくとも1つのIDタグ、
    前記かごに設けられており、前記IDタグが設置された階に前記かごが停止した際に、対応する前記IDタグから前記センサ情報を無線で読み取るリーダ、及び
    前記かごに設けられており、前記リーダからの情報に応じて前記かごドアの動作を制御するドア制御装置
    を備え
    前記乗場ドアセンサが設置された乗場には、乗場ボタン装置が設置されており、
    前記乗場ボタン装置は、前記IDタグに接続されており、
    利用者が携帯するID情報媒体と前記IDタグとの間で通信が成立した場合のみ、前記乗場ボタン装置の操作が有効化されるエレベータ装置。
  2. 前記IDタグは、前記センサ情報とともに、前記昇降路内の位置に関する情報である固有の位置情報を保持しており、
    前記リーダは、前記IDタグから前記位置情報を無線で読み取る位置センサを兼ねている請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記IDタグは、
    前記センサ情報を含む情報を記憶するタグICと、
    前記乗場ドアセンサと前記タグICとの間で信号の送受信を行い、前記乗場ドアセンサにより障害物が検出されているかどうかに応じて前記センサ情報を書き替える処理部と、
    前記タグICに記憶されている情報を外部に出力するアンテナと
    を有している請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記乗場ドアセンサが設置された乗場には、乗場ボタン装置が設置されており、
    前記乗場ボタン装置は、前記IDタグに接続されており、
    前記IDタグは、前記乗場ボタン装置が操作されたかどうかの情報も保持し、
    前記ドア制御装置は、戸閉動作中に前記乗場ボタン装置が操作されると、前記かごドアを反転させる請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  5. かご出入口が設けられているかご室と、前記かご出入口を開閉するかごドアとを有しているかご、
    複数階の乗場に設けられており、対応する乗場出入口を前記かごドアに連動して開閉する複数の乗場ドア、
    複数階の乗場に設置されている複数の乗場ボタン装置、
    前記乗場ボタン装置が設置された乗場に対応して昇降路に設置されており、かつ対応する前記乗場ボタン装置が操作されたかどうかの情報である乗場ボタン情報を保持しており、対応する前記乗場ボタン装置が操作されたかどうかに応じて前記乗場ボタン情報が書き替えられる少なくとも1つのIDタグ、
    前記かごに設けられており、前記IDタグが設置された階に前記かごが停止した際に、対応する前記IDタグから前記乗場ボタン情報を無線で読み取るリーダ、及び
    前記かごに設けられており、前記リーダからの情報に応じて前記かごドアの動作を制御するドア制御装置
    を備えているエレベータ装置。
  6. 前記ドア制御装置は、戸閉動作中に前記乗場ボタン装置が操作されると、前記かごドアを反転させる請求項記載のエレベータ装置。
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