JP2007314280A - Id情報による振り分けシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータ等の複数の運搬手段に対する乗客等の振り分け情報をエレベータホール等の入り口等で表示し、効率的な振り分けを可能とするID情報による振り分けシステムの提供。
【解決手段】複数のエレベータ等の各運搬手段の状態とRF−ID(Radio Frequency Identification)タグに応じた行き先情報に基づく運行制御信号により運搬手段群600の運行を制御する振り分け制御装置500と、RF−IDタグからデータを読み取るRF−IDリーダ200と、RF−IDリーダ200が読み取ったデータから当該被運搬対象の前記行き先情報を生成し前記振り分け制御装置500に出力するとともに、前記振り分け制御装置500から行き先情報に基づく運搬手段指定情報を取得し出力するサーバ装置300と、前記運搬手段指定情報を入力し当該運搬対象に対し運搬手段群の何れかの運搬手段を指定する入り口のゲート等に設置した運搬手段指定装置400を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はID情報による振り分けシステムに関し、特にエレベータ等の運搬手段への乗客や商品を振り分けるID情報による振り分けシステムに関に関する。
複数の運搬手段(運搬手段群)で乗客や商品等を運搬する場合、運搬手段群の運行を効率的に制御する運搬の最適化の制御に加え、運搬される対象を個々の運搬手段へ最適に振り分ける振り分け指定の制御が重要である。
例えば近年、ビルは高層化され、そのビル内の移動にはエレベータを使わざるをえないが、特に、通勤時間帯等の特定時間帯では、1階等の入り口に相当する階からエレベータに乗る人の数が多く、混雑のためエレベータ乗り場前に行列ができ、目的階に達するまでに相当の時間を要していた。また、エレベータに乗る人は、それぞれ行き先が異なり、エレベータに多人数が乗ることとあいまって各階停まりになり、さらに、エレベータ輸送の回転を悪化させていた。
また、最近のエレベータ全体を制御する群制御を行うエレベータ群であっても、各階での呼び出しに対し個々のエレベータでは停止階をとばし全体として全ての階の呼び出しに応えることで、多少はエレベータの回転があがるが、乗る人の行き先は制御できず、予めエレベータ毎に予め停止階を決めておき、乗る人自身が判断して自身の行き先階に停まるエレベータを選択するなどの対策しかできず、予め決められた停止階の特定のエレベータのみが他より込むなど、エレベータ制御の効率化には限界があった。
そこで、エレベータ等に乗る人それぞれの行き先を把握し、行き先を考慮したエレベータ等の運行制御を行う最適制御システムも知られている(特許文献1参照)。本特許文献1のエレベータ最適制御システムではエレベータに乗る人それぞれの行き先を乗客が所有するRF−IDにより読み取ったデータにより検出し、エレベータ毎の停止階の表示を制御し、乗客にそれぞれの行き先に応じた停止階の表示を確認させてエレベータを選択させ、結果的に乗客をエレベータに振り分け、効率的なエレベータの運行を実現しようとするものである。
特開2005−145692号公報
従来の最適制御システムは、例えばエレベータ制御システムのように、運搬手段等(利用施設、車両等)自体の運行を最適化制御されたとしても、利用者としては運搬手段等に個別に表示されたパターン情報等を判断して利用すべき運搬手段等を選択する振り分けシステムということができる。
従って、従来の最適制御システムでは複数の利用施設、車両等に対する振り分けが効率的に行われておらず、強いては運搬手段等の効率的な運行が実現できていなかった。
本発明の目的は、複数の運搬手段に対する被運搬対象の振り分け情報を当該施設の入り口等で表示することが可能であり、効率的な振り分けを実現することが可能とするID情報による振り分けシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の運搬手段に対する利用者の振り分け情報を当該施設の入り口等で表示することにより指定し、利用者の判断に頼らずに効率的な振り分けを可能とするID情報による振り分けシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、エレベータホール等の入り口等に設置した表示装置に乗るべきエレベータ自体を指定する情報を表示するようにしたID情報による振り分けシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、携帯通信端末の表示部に乗るべきエレベータ自体を指定する情報を表示するようにしたID情報による振り分けシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、エレベータホール等の入り口等に設置された表示装置又は使用者の携帯通信端末に、乗るべきエレベータを指定する情報をエレベータ番号やエレベータの位置を指定する地図などにより表示するようにしたID情報による振り分けシステムを提供することにある。
本発明のID情報による振り分けシステムは、少なくとも個々を識別するID情報が記憶されたRF−ID(Radio Frequency Identification)保持媒体と関連して被運搬対象を複数の運搬手段からなる運搬手段群の何れかの運搬手段に振り分け、当該RF−ID保持媒体に応じた行き先に運搬するためのID情報による振り分けシステムであって、
各運搬手段の状態とRF−ID保持媒体に応じた行き先情報に基づく運行制御信号により運搬手段群の運行を制御する振り分け制御装置と、前記RF−ID保持媒体からデータを読み取るRF−IDリーダと、RF−IDリーダが読み取ったデータから当該被運搬対象の前記行き先情報を生成し前記振り分け制御装置に出力するとともに、前記振り分け制御装置から行き先情報に基づく運搬手段指定情報を取得し出力するサーバ装置と、前記運搬手段指定情報を入力し当該運搬対象に対し運搬手段群の何れかの運搬手段を指定する運搬手段指定装置と、を備え、前記RF−ID保持媒体はID情報に対応する行き先情報を記憶し、前記サーバ装置は前記RF−ID保持媒体から行き先情報をも取得し、又は、前記サーバ装置はID情報とその行き先情報を関連付けたデータを有し、該データによりID情報に対応する行き先情報を取得し、更に、前記運搬手段指定装置は、前記被運搬対象を運搬する運搬手段を可視表示又は音声表示により指定する表示装置を備えることを特徴とする。
また、前記発明の前記運搬手段群は被運搬対象が商品等の運搬手段群であり、運搬手段指定装置は、前記被運搬対象を前記運搬手段群の何れかの運搬手段へ搬送する搬送システムである、又は、前記発明の振り分け制御装置はエレベータ制御装置、前記運搬手段指定情報はエレベータ指定情報、前記運搬手段群はエレベータ群である、ことを特徴とする。
また、振り分け制御装置をエレベータ制御装置とする発明において、前記RF−IDリーダは、エレベータを備える建築物のエレベータホールの入り口又は前記建築物の入り口に設置され、前記表示装置は当該RF−IDリーダ又はその近傍に設置されることを特徴とする。
更に、前記表示装置はエレベータを可視表示又は音声表示により指定する表示部を備える携帯通信端末であり、前記RF−ID保持媒体はID情報に対応する携帯通信端末の電子メールアドレス情報を記憶し、又は前記サーバ装置はID情報とその行き先情報を関連付けたデータを有し、サーバ装置はID情報に対応する電子メールアドレスにより前記エレベータ指定情報を電子メールにより前記携帯通信端末に出力することを特徴とする。更に、前記RF−ID保持媒体は携帯通信端末に内臓されていることを特徴とする。
また、本発明のエレベータ制御に関して、エレベータ制御装置は、エレベータの停止階パターンとして、複数の所定の停止階の組み合わせを予め設定しておき、エレベータ制御装置が受信した行き先階の停止階が含まれる複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを、現在その階に到着している、もしくは、一番早くその階に到着するエレベータに設定し、そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信し、エレベータ制御装置が次に受信した行き先階が、前の行き先階データで設定された複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンの中に含まれる場合は、同じエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信し、エレベータ制御装置が次に受信した行き先階が、前の行き先階データで設定された複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンの中に含まれない場合は、次に受信した停止階に含まれる別の複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを、現在その階に到着している複数のエレベータの内、既に複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンが設定されたエレベータ以外のエレベータ、もしくは、次に早くその階に到着するエレベータに設定し、そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信することを特徴とする。
本発明のID情報による振り分けシステムは、具体的には、少なくとも個人を識別するID情報が記憶されているRF−IDタグ(又はRF−IDタグが内蔵された携帯通信端末)と、RF−IDタグ内に記憶されたデータを読み取るRF−IDリーダと、表示データを表示する表示装置と、複数のエレベータから成るエレベータ群と、エレベータ群を制御し、エレベータ群の各エレベータの状態を入手するエレベータ制御装置と、RF−IDリーダからデータを受け取るインターフェース部、個人識別情報とその個人識別情報に関連付けされた行き先階のデータが記憶される記憶部、可視表示又は音声合成による音声表示を行う表示装置に表示データを送る表示制御部(又は電子メールを送る電子メール送信部)、エレベータ制御装置と通信する通信部、インターフェース部と通信部と記憶部と表示制御部(又は電子メール送信部)を制御する制御部を少なくとも含むサーバ装置とを備える。
より具体的には、個人を識別するID情報(個人識別情報)が記憶されたRF−IDタグをRF−IDリーダが設置されたビルの入り口のゲートにかざす事により、RF−IDリーダが個人識別情報を読み取り、その個人識別情報をサーバ装置に送り、サーバ装置に記憶された個人識別情報とその個人識別情報に関連付けされた行き先階のデータから、そのRF−IDタグを持つ個人の行き先階が検出され(あるいは、RF−IDタグに行き先階情報が含まれており、RF−IDリーダによりその行き先階情報を読み取られ、なお、この場合、個人識別情報とその個人識別情報に関連付けされた電子メールアドレスのデータは不要である。)、その個人の行き先階情報がエレベータを管理するエレベータ制御装置に個人識別情報と共に送信され(行き先階情報の個人を特定できるように通し番号等と共に送信され、又は順番に処理することで行き先階情報の個人を取り違えることがないことを条件に、行き先階情報のみ送信され)、エレベータ制御装置は、各エレベータの運行状況を最適化した上で、その行き先階情報の個人の乗るべきエレベータ指定情報を決定し、サーバ装置へその個人識別情報の示す個人が乗るべきエレベータのエレベータ指定情報を送信する。サーバ装置は、ゲートに設置された表示部に乗るべきエレベータのエレベータ指定情報、例えば、エレベータ番号やエレベータの位置を指定する地図など、乗るべきエレベータを特定するための情報を表示する。
あるいは、サーバ装置は電子メール送信部を有し、サーバ装置に記憶された個人識別情報とその個人識別情報に関連付けされた電子メールアドレスのデータから(あるいは、RF−IDタグに電子メールアドレスのデータが含まれており、RF−IDリーダによりその電子メールアドレスが読み取り)、その電子メールアドレスに乗るべきエレベータ指定情報を電子メールにて送信される。このとき、RF−IDタグの代わりに、RF−IDタグが内蔵された携帯通信端末(無線通信による電子メール受信機能を有する、携帯電話、PHS、PDA、パソコン、等)であって、携帯通信端末をビルの入り口のゲートにかざし、乗るべきエレベータのエレベータ指定情報は、ゲートに設置された表示部に表示されても良いし、電子メールアドレスはその携帯通信端末の電子メールアドレスであって、その携帯通信端末に乗るべきエレベータのエレベータ指定情報が送信されても良い。その携帯通信端末の所持者は、送られた電子メールを見ることにより、自身が乗るべきエレベータを知るように構成される。
また、RF−IDタグが商品等のものに付属する場合であって、RF−IDリーダにかざす事により識別情報が読み取られ、その識別情報をサーバ装置に送られ、サーバ装置に記憶された識別情報とその識別情報に関連する行き先のデータから、そのRF−IDタグが付いているものの行き先を検出し(あるいは、RF−IDに行き先のデータが含まれており、RF−IDリーダがその行き先のデータを読み取り)、その行き先情報をトラック行き先の指示とトラックに載せるものの振り分けを指示する振り分け制御装置に、識別情報と共に送信し、振り分け制御装置は各トラックの行き先とその経路を最適化した上で、その行き先情報のものが乗るべきトラック指定情報を決定し、サーバ装置へ識別情報とその識別情報の示すものが乗るべきトラックのトラック指定情報を送信する。サーバ装置は、RF−IDリーダに設置された表示部、あるいは、別の表示装置に乗るべきトラック指定情報、例えば、トラック番号など、乗るべきトラックを特定するための情報を表示する。あるいは、RF−IDタグが付いているものがベルトコンベヤやロボット等を使用した自動搬送システムにてトラックに積まれる場合、乗るべきトラックのトラック指定情報を自動搬送システムに送信する。
本発明によれば、複数の運搬手段に対する被運搬対象の振り分け情報を当該施設の入り口のゲート等で表示することが可能であり、効率的な振り分けを実現することが可能である。
本発明の運搬手段がトラック等の場合には、トラック等に対する商品等の振り分け情報を搬送箇所(ゲート)等に設置した表示装置にトラック指定情報等を表示することにより、搬送の作業者等の判断に頼らずに効率的な運搬手段への振り分けが可能となる。また、ベルトコンベヤやロボット等を使用した自動搬送システムによりトラック等に積む場合、トラック指定情報により前記自動搬送システムを制御することで効率的な自動振り分けが可能となる。
本発明の運搬手段がエレベータの場合には、エレベータに対する被運搬対象の利用者等の振り分け情報をエレベータホール等の入り口等に設置した表示装置に乗るべきエレベータを指定する情報が表示されるから、利用者等の判断に頼らずに効率的なエレベータへの振り分けが可能となる。
また、携帯通信端末(携帯電話機)を利用すれば、その表示部に乗るべきエレベータを指定する情報が表示されるので、ビルの入り口等からエレベータ等に至る間に利用者毎に乗るべきエレベータが指定され、効率的なエレベータへの振り分けが可能である。
更に、エレベータホール等の入り口等に設置した表示装置又は使用者の携帯通信端末に、乗るべきエレベータを指定する情報をエレベータ番号やエレベータの位置を指定する地図などにより表示することにより、利用者が迷うことなく乗るべきエレベータを確認でき、エレベータの運行遅延を改善できる効率的なエレベータ制御システムが実現できる。
以上のように本発明によれば、振り分けシステム側において、運搬手段群(例えばエレベータ)で運搬する被運搬対象(例えばエレベータの乗客)のそれぞれの行き先をRF−IDから読み取った個人識別情報を利用して検出し、それぞれの行き先により各運搬手段に振り分けるため、被運搬対象の行き先がばらばらである場合に比べて、行き先への停止回数が少なくなり、被運搬対象は速く目的箇所に着くことができ、かつ運搬手段の単位時間当たりの往復回数が増えて輸送能力が増え、より効率的な運搬手段(例えばエレベータ)の運行が実現できる。
次に、本発明のID情報による振り分けシステムの一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態のID情報による振り分けシステムを示す図である。本実施の形態では、運搬手段で移動する乗客又は商品等(「被運搬対象」という。)の個々を識別するID情報(それぞれ個別識別情報又は個人識別情報等)が記憶され、非接触でID情報及びデータの読出しやデータの書換えが可能な無線ICタグで代表されるRF−ID(Radio Frequency Identification)を保持する媒体(「RF−ID保持媒体」という。以下、単にRF−IDともいう。)100と、交信領域内のRF−ID100と交信し、RF−ID100内に記憶されたデータの読み取りが可能なRF−IDリーダ200と、運搬手段等の入り口のゲート等に設置され、指定データを得て被運搬対象に関し運搬手段を指定する運搬手段指定装置400と、複数の運搬手段から成る運搬手段群600と、運搬手段群600と接続され、運搬手段群600内の各運搬手段の位置などの状態を取得し、かつ運搬手段群600を最適化制御する振り分け制御装置500と、RF−IDリーダ200からデータを受け取るインターフェース部320、関連付けられた表形式等のデータが記憶される記憶部340、運搬手段指定装置400に運搬手段指定情報を送る指定制御部350、振り分け制御装置500とデータを通信する通信部330、インターフェース部320と通信部330と記憶部340と指定制御部350を制御する制御部310を少なくとも含むサーバ装置300と、から構成されている。本実施の形態の各部の機能及び動作の概要は以下のとおりである。
被運搬対象がRF−IDリーダ200が設置されているゲート等を通過すると、RF−IDリーダ200は被運搬対象が所持するセキュリティカード等に内蔵する又は被運搬対象に添付されたRF−ID100より、RF−ID100内に記憶されているID情報(個人識別情報又は個別識別情報)を無線で受けとる。RF−IDリーダ200に読み取られたID情報はサーバ装置300のインターフェース部320に送られる。
次に、サーバ装置300内の制御部310は、インターフェース部320が入手したID情報と、記憶部340に記憶されたID情報毎の運搬手段による行き先(予定、予測、含む)の情報(行き先情報)を得る。制御部310は、行き先情報を通信部330を介して振り分け制御装置500へ送る。振り分け制御装置500は、運搬手段群600の各運搬手段の運行状況を最適化した上で、その行き先情報に対応する運搬手段指定情報を決定し、サーバ装置300へその被運搬対象に対応する運搬手段の指定、すなわち運搬手段指定情報を送信する。送信された運搬手段指定情報はサーバ装置300の通信部330が受け取り、制御部310が受け取った運搬手段指定情報は指定制御部350を介して運搬手段指定装置400へ送られ、運搬手段指定装置400は、運搬手段指定情報により被運搬対象が乗客や商品等が運搬される運搬手段に関して、例えば、運搬手段番号や運搬手段の位置を示す地図などで表示し、表示に代えて運搬手段番号等をテキストデータからの音声合成により音声により通知して指定し、又は例えば、商品等を運搬手段で運搬するために当該運搬手段に搬送する。
制御部310が行き先情報を通信部330を介して振り分け制御装置500へ送る際、その行き先情報の被運搬対象を特定できるようにID情報と共に送信しても良いし、ID情報を得た順番に通し番号をとり、その通し番号と共に送信しても良い。この場合、振り分け制御装置500がサーバ装置300側に運搬手段指定情報を送信する際、ID情報、あるいは、通し番号と共に送信する。
この送信方法によれば、運搬手段指定情報の被運搬対象が特定できるので、例えば、複数のRF−IDリーダが設置されており、その一つ一つがゲートとなっている場合、そのゲートそれぞれの運搬手段指定装置に、そのゲートを通っている被運搬対象が乗るべき運搬手段指定情報をゲート間で取り違えることなく表示できる。もちろん、その行き先情報毎の被運搬対象を特定できれば良いので、複数のゲートが設置されておらず、行き先情報の送信が必ず順番に行われる場合は、ID情報や通し番号と共に送信する必要はない。
また、RF−ID100にはID情報のみならず、行き先情報が含まれていても良く、この場合、記憶部340のID情報とそのID情報に関連付けされた行き先情報のデータは必須ではない。
以下、本発明のID情報による振り分けシステムをより具体的な実施例により詳細に説明する。
(構成の説明)
図2は本発明の第1の実施例1のID情報による振り分けシステムを示す図である。運搬手段をエレベータとした実施例である。実施例1は、個人を識別するID情報(個人識別情報等)が記憶され、非接触でデータ読出しや書換えが可能なRF−ID(Radio Frequency Identification)10と、交信領域内のRF−IDと交信し、RF−ID内に記憶されたデータの読み取りが可能なRF−IDリーダ20と、エレベータホール等の入り口のゲート等に設置され、表示データを得て表示する表示装置40と、複数のエレベータから成るエレベータ群60と、エレベータ群60と接続され、エレベータ群60内の各エレベータの位置などの状態を取得し、かつ、エレベータ群60を制御するエレベータ制御装置50と、RF−IDリーダ20からデータを受け取るインターフェース部32、関連付けられた表形式等のデータが記憶される記憶部34、表示装置40に表示データを送る表示制御部35、エレベータ制御装置50とデータを通信する通信部33、インターフェース部32と通信部33と記憶部34と表示制御部35を制御する制御部31を少なくとも含むサーバ装置30と、から構成されている。
エレベータに乗る人がエレベータ群60の何れかのエレベータに乗るために、RF−IDリーダ20が設置されているゲートを通ると、RF−IDリーダ20は、エレベータに乗る人が携行するセキュリティカードに内蔵されたRF−ID10に記憶されている個人識別情報を無線で受けとる。RF−IDリーダ20に読み取られた個人識別情報は、サーバ装置30のインターフェース部32に送られる。
図3は、記憶部34に記憶されているデータの概念図である。図3を参照すると、記憶部34には個人識別情報とエレベータの行き先情報(行き先階情報)が関連付け(紐付け)されて記憶されている。
次に、サーバ装置30内の制御部31は、インターフェース部32が入手した個人識別情報と、記憶部34に記憶された各個人識別情報毎の行き先階情報より、エレベータに乗る人の行き先の階、すなわち行き先階情報を得る。制御部31は、行き先階情報を通信部33を介してエレベータ制御装置50へ送る。エレベータ制御装置50は、エレベータ群60の各エレベータの運行状況を最適化した上で、その行き先階情報の個人の乗るべきエレベータを決定し、サーバ装置30へその個人識別情報の示す個人が乗るべきエレベータの情報、すなわちエレベータ指定情報を送信する。送信されたエレベータ指定情報は、サーバ装置30の通信部33が受け取り、制御部31が受け取ったエレベータ指定情報を表示制御部35を介して表示装置40へ送り、表示制御装置40は、エレベータ指定情報、すなわちその人が乗るべきエレベータを指定する情報である、例えば、エレベータ番号や、エレベータの位置を指定する地図などを表示する。
制御部31が行き先階情報を通信部33を介してエレベータ制御装置50へ送る際、個人識別情報と共に送信しても良いし、その行き先階情報の個人を特定できれば良いので、個人識別情報を得た順番に通し番号をとり、その通し番号と共に送信しても良い。この場合、エレベータ制御装置50がエレベータ指定情報を送信する際、個人識別情報、あるいは、通し番号と共に送信する。
この送信方法によれば、エレベータ指定情報の個人が特定できるので、例えば、複数のRF−IDリーダが設置されており、その一つ一つがゲートとなっている場合、そのゲートそれぞれの表示装置に、そのゲートを通っている個人の乗るべきエレベータ指定情報をゲート間で取り違えることなく表示できる。もちろん、その行き先階情報毎の個人を特定できれば良いので、複数のゲートが設置されておらず、行き先階情報の送信が必ず順番に行われる場合は、個人識別情報や通し番号と共に送信する必要はない。
サーバ装置30は、ゲートに設置された表示装置40に、乗るべきエレベータ指定情報、例えば、エレベータ番号や、エレベータの位置を指定する地図など、乗るべきエレベータを特定するための情報を表示する。また、表示に代えてエレベータ番号等をテキストデータからの音声合成により、音声にて通知しても良い。
また、RF−ID10には、個人識別情報のみならず、行き先階情報が含まれていても良く、この場合、記憶部34の個人識別情報とその個人識別情報に関連付けされた行き先階のデータは必須ではない。
(動作の説明)
次に、フローチャートを用いて本発明の実施例1の動作を詳細に説明する。
図4は実施例1のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。まず、エレベータに乗る人がゲートに設置されているRF−IDリーダ20にRF−ID10をかざすと、RF−IDリーダ20はRF−ID10より個人識別情報を読み取る(ステップS11)。RF−IDリーダ20が読み取った個人識別情報はサーバ装置30のインターフェース部32で受信する(ステップS12)。サーバ装置30内の制御部31は、インターフェース部32が受信した個人識別情報と、記憶部34に記憶された各個人識別情報毎の行き先階情報により、エレベータに乗る人の行き先の階の情報、すなわち、行き先階情報を得る(ステップS13)。制御部31は、行き先階情報を通信部33を介してエレベータ制御装置50へ送信する(ステップS14)。エレベータ制御装置50は、エレベータ群60の各エレベータの運行状況を最適化した上で、その行き先階情報によりその個人の乗るべきエレベータを決定し、サーバ装置30へその個人識別情報の示す個人が乗るべきエレベータの情報、すなわちエレベータ指定情報を送信し、送信されたエレベータ指定情報はサーバ装置30の通信部33が受信する(ステップS15)。制御部31は通信部33が受信したエレベータ指定情報を表示制御部35を介して表示装置40へ送り、表示制御装置40は、その人が乗るべきエレベータを表示する(ステップS16)。
図5は実施例1のエレベータ制御装置の動作を示すフローチャートである。まず、エレベータ制御装置50は、サーバ装置30の通信部33より、エレベータに乗る人の行き先の階の情報、すなわち、行き先階情報を受信する(S31)。エレベータ制御装置50は、予め定めた複数の所定の停止階の組合せである複数の停止階パターンの中からその行き先階が含まれる停止階パターンをエレベータ群60の内、現在その階に到着している、もしくは、一番早くその階に到着するエレベータに設定する(S32)。エレベータ制御装置50は、行き先階が含まれる停止階パターンを設定したエレベータを乗るべきエレベータとして指定する情報をエレベータ指定情報として、サーバ装置30の通信部33に送信する(S33)。エレベータ制御装置50は、サーバ装置30の通信部33より次の行き先階情報を受信する(S34)。未到着の、又は未出発のエレベータの内、停止階パターンが設定されており、エレベータ制御装置50が次に受信した行き先の階が含まれるエレベータがある場合は(S35、YES)、そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置30の通信部33へ送信し(S361)、次の行き先階情報を受信する処理ステップS34に移行する。未到着の、又は未出発のエレベータの内、停止階パターンが設定されており、エレベータ制御装置50が次に受信した行き先の階が含まれるエレベータがない場合は(S35、NO)、エレベータ制御装置50は、複数の停止階パターンの中からその行き先階が含まれる停止階パターンを、エレベータ群60の内、停止階パターンが設定されていない現在その階に到着している、もしくは、次に早くその階に到着するエレベータに設定する(S371)。そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報として、サーバ装置30の通信部33へ送信し(S372)、次の行き先階情報を受信する処理ステップS34に移行する。
エレベータ制御装置50の動作は、上記の動作に限られるものではなく、各エレベータの運行状況を最適化した上で、その行き先階情報の個人の乗るべきエレベータのエレベータ指定情報を決定するものであれば、どの様なものでも良い。
(構成の説明)
図6は本発明の第2の実施例2のID情報による振り分けシステムを示す図である。図6に示すように、本発明の実施例2では、前記実施例1と基本的な構成は同様であるが、サーバ装置30は表示制御部35に代えて電子メール送信部36を備え、表示装置40に代えて携帯通信端末70(無線通信による電子メール受信機能を有する携帯電話機、PHS、PDA、パソコン等を含む)を備える。
電子メール送信部36は、サーバ装置30に記憶された個人識別情報とその個人識別情報に関連付けされた電子メールアドレス、あるいは、RF−IDに電子メールアドレスが含まれている場合のその電子メールアドレスから、その個人の電子メールアドレスに、乗るべきエレベータのエレベータ指定情報を電子メールにて送信する送信機能を有する。
携帯通信端末70の電子メールアドレスは電子メール送信部36が送信する電子メールの電子メールアドレスとし、電子メール送信部36から携帯通信端末70に、乗るべきエレベータのエレベータ指定情報が送信され、表示(読み上げを含む)されるように構成される。携帯通信端末70の所持者は、送られた電子メールを見ることにより、自身が乗るべきエレベータを知ることができる。
電子メール送信部36は、携帯電話機が携帯電話ネットワークへ電子メールを無線で送信する送信機能と同様の機能を有し、携帯通信端末70に電子メールを送信するように構成する。この場合のネットワーク80は携帯電話ネットワークである。又は、電子メール送信部36は有線にてインターネットに接続し、インターネットと携帯電話ネットワークを介して、携帯通信端末70に電子メールを送信するように構成することができる。この場合のネットワーク80はインターネットと携帯電話ネットワークが含まれるネットワークである。
図7は記憶部34に記憶されているデータの概念図である。図7を参照すると、記憶部34には個人識別情報と行き先階情報(行き先データ)と電子メールアドレスが関連付けされて記憶されている。
(動作の説明)
次に、本発明の実施例2の動作を詳細に説明する。
図8は実施例2のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。まず、エレベータに乗る人がゲートに設置されているRF−IDリーダ20にRF−ID10をかざすと、RF−IDリーダ20はRF−ID10より個人識別情報を読み取る(ステップS21)。RF−IDリーダ20が読み取った個人識別情報はサーバ装置30のインターフェース部32で受信する(ステップS22)。サーバ装置30内の制御部31は、インターフェース部32が受信した個人識別情報と、記憶部34に記憶された各個人識別情報毎の行き先階情報と電子メールアドレスより、エレベータに乗る人の行き先の階の情報、すなわち、行き先階情報と、その個人の持つ携帯通信端末70の電子メールアドレスを得る(ステップS23)。制御部31は、行き先階情報を通信部33を介してエレベータ制御装置50へ送信する(ステップS24)。エレベータ制御装置50は、エレベータ群60の各エレベータの運行状況を最適化した上で、その行き先階情報によりその個人の乗るべきエレベータを決定し、サーバ装置30へその個人識別情報の示す個人が乗るべきエレベータの情報、すなわちエレベータ指定情報を送信し、送信されたエレベータ指定情報はサーバ装置30の通信部33が受信する(ステップS25)。制御部31は通信部33が受信したエレベータ指定情報を電子メール送信部36を介してその個人の持つ携帯通信端末70へ送り、携帯通信端末70は当該個人の操作等により、その人が乗るべきエレベータを表示する(ステップS26)。
本実施例2のエレベータ制御装置の動作は、実施例1の動作の一例(図5)と同様であるので説明は省略する。
本発明の運搬手段をエレベータとする他の実施例として、実施例2又は3のRF−ID10をRF−IDタグ等を内臓する携帯通信端末とすることができる。
つまり本実施例3は、乗客はRF−ID10に代えてRF−IDタグ等を内臓する携帯通信端末70をRF−IDリーダ20にかざすことにより、表示装置40又は携帯通信端末70の表示部に乗るべきエレベータのエレベータ指定情報が表示されるように構成する。
このような携帯通信端末の利用によりビルの入り口等で別途RF−IDタグを使用する必要がなく、携帯通信端末の利用のみでビルの入り口等からエレベータに至る間に利用者毎に乗るべきエレベータが同じ携帯通信端末に表示され、効率的なエレベータへの振り分けが可能となる。なお、実施例3の動作は前述の実施例1、2の動作と同様であるので説明を省略する。
また、以上の実施例のRF−ID10(携帯通信端末70)、表示装置40、サーバ装置30及びエレベータ制御装置50に関して各種の変更が可能である。
例えば、ID情報(個人識別情報、個別識別情報)は、セキュリティを確保するための情報であっても良く、RF−ID10は、RF−IDタグ等を内蔵したセキュリティカードであっても良い。この場合、サーバ装置はID情報が認められたものであるかどうか認証を行う認証サーバ装置であってもよく、個人識別情報より、ゲートを通過して良い人物かどうか判断して、通過してはならない人物である場合、ゲートを閉じる指示を出すものであっても良い。
更にID情報は、得意先情報であっても良く、RF−ID10は、RF−IDタグ等を内蔵したカード(会員カード、そのエレベータが設定された場所にある企業等が発行するポイントカードであっても良い)であっても良く、RF−IDには、行きつけの店等がある階を行き先階データとして記憶しておくものであっても良い。
また、乗るべきエレベータのエレベータ指定情報は、例えば、エレベータ番号等のテキスト情報であっても良いし、エレベータの位置を指定する地図など画像情報であっても良いし、その他、携帯通信端末70で表示可能なデータ形式、あるいは、読み上げ可能な音声データ形式等ならばどの様な形式のものであっても良い。
更に、以上の実施例のエレベータ制御装置の動作についても各種の変更が可能である。つまり、エレベータ制御装置による複数のエレベータの制御は、例えば、次のような制御を行うものであっても良い。
エレベータの停止階パターンとして、複数の所定の停止階の組み合わせを予め設定しておき、エレベータ制御装置が受信した行き先階データ、すなわち、行き先の階が停止階に含まれる複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを、現在その階に到着している、もしくは、一番早くその階に到着するエレベータに設定する。そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信する。ここでエレベータには行き先の階を停止階として設定しても良い。
エレベータ制御装置が次に受信した行き先階データ、行き先の階が、前の行き先階データで設定された複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンの中に含まれる場合は、同じエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信する。行き先の階が前の行き先階と異なる場合には、エレベータに、さらに新たな行き先の階を停止階として設定しても良い。
エレベータ制御装置が次に受信した行き先階データ、行き先の階が、前の行き先階データで設定された複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンの中に含まれない場合は、次に受信した行き先階データ、すなわち、新たな行き先の階が停止階に含まれる別の複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを、現在その階に到着している複数のエレベータの内、既に複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンが設定されたエレベータ以外のエレベータ、もしくは、次に早くその階に到着するエレベータに設定する。そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信する。エレベータには、行き先の階を停止階として設定しても良い。
エレベータ制御装置が次々と受信する行き先階データに応じて、同様に、各エレベータに、複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを設定してゆく。
エレベータの定員の所定割合に乗車人数が達した場合、あるいは、そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報としての指定が所定時間以上ない場合、そのエレベータを発進させても良い。
行き先階データは、複数の階を含んでいても良い。エレベータ制御が、停止する複数の所定の階の組み合わせを予め設定しておくもので、その行き先階データの複数の階が、予め設定された停止する複数の階に全て入らない場合、その行き先階データの複数の階に順位付けを行い、優先順位の低い階は無視して、優先順位の高い階でエレベータを割り当てても良い。
本システムによりエレベータの行き先が自動的に設定されても良いし、本システムは振り分けの指定のみで、行き先はそのエレベータの乗った各人が通常通り行き先階のボタンを押して指定するものでも良い。もちろん、エレベータの行き先が行き先階情報により自動的に設定される場合でも、そのエレベータの乗った各人が通常通り行き先階のボタンを押して行き先を追加で指定することができても良い。
エレベータ制御装置の動作は、上記の動作に限られるものではなく、各エレベータの運行状況を最適化した上で、その行き先階情報の個人の乗るべきエレベータのエレベータ指定情報を決定するものであれば、どの様なものでも良い。
以上、運搬手段(輸送手段)をエレベータとする実施例について説明したが、本発明はエレベータへの乗客の振り分けにのみ適用されるものではなく、RF−IDを使って行き先を知り、その行き先別に複数の運搬手段の一つに商品等を振り分けるシステムにも適用可能である。例えば、RF−IDは人が所持するのではなく商品等(物品)に付属(添付)され、運搬手段をトラック等とする実施例が実現可能である。
本実施例では、商品等のRF−IDをRF−IDリーダにかざす事により、RF−IDリーダは商品等の個別識別情報、あるいは、個別識別情報とその行き先情報を読み取ってサーバ装置に送る。サーバ装置は受信した個別識別情報とその個別識別情報に関連付けされた行き先のデータ、あるいは、読み取られた個別識別情報とその行き先情報から、当該RF−IDが付いているものの行き先を知り、その個別識別情報の行き先情報を振り分け制御装置に送信し、前記振り分け制御装置は、各トラックの行き先とその経路を最適化した上で、その行き先情報のものが乗るべきトラックを指定する情報であるトラック指定情報を決定し、サーバ装置へ個別識別情報と前記トラック指定情報を送信する。サーバ装置は、RF−IDリーダに設置された表示装置、あるいは、別の表示装置に、乗るべきトラック指定情報、例えばトラック番号など、乗るべきトラックを特定するための情報を表示する。あるいは、乗るべきトラックのトラック指定情報を表示するのではなく、そのものがベルトコンベヤやロボット等を使用した自動搬送システムにてトラックに積まれる場合、乗るべきトラック指定情報を自動搬送システムに送信する。
以上のように本実施例によれば、商品等、配送品毎にRF−IDが付され、そのRF−IDに記憶されたデータから行き先が検出され、その行き先に応じたトラックに前記商品等が振り分けられることが可能となり、効率的な配送が実現される。
本発明の実施の形態のID情報による振り分けシステムを示す図である。 本発明の第1の実施例1のID情報による振り分けシステムを示す図である。 実施例1の記憶部に記憶されているデータの概念図である。 実施例1のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 実施例1のエレベータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例2のID情報による振り分けシステムを示す図である。 実施例2の記憶部に記憶されているデータの概念図である。 実施例2のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 RF−ID保持媒体(RF−ID)
20 RF−IDリーダ
30 サーバ装置
31、310 制御部
32、320 インターフェース部
33、330 通信部
34、340 記憶部
35 表示制御部
350 指定制御部
36 電子メール送信部
40 表示装置
50 エレベータ制御装置
60 エレベータ群
70 携帯通信端末
80 ネットワーク
100 RF−ID保持媒体
200 RF−IDリーダ
300 サーバ装置
400 運搬手段指定装置
500 振り分け装置
600 運搬手段群

Claims (12)

  1. 少なくとも個々を識別するID情報が記憶されたRF−ID(Radio Frequency Identification)保持媒体と関連して被運搬対象を複数の運搬手段からなる運搬手段群の何れかの運搬手段に振り分け、当該RF−ID保持媒体に応じた行き先に運搬するためのID情報による振り分けシステムであって、
    各運搬手段の状態とRF−ID保持媒体に応じた行き先情報に基づく運行制御信号により運搬手段群の運行を制御する振り分け制御装置と、前記RF−ID保持媒体からデータを読み取るRF−IDリーダと、RF−IDリーダが読み取ったデータから当該被運搬対象の前記行き先情報を生成し前記振り分け制御装置に出力するとともに、前記振り分け制御装置から行き先情報に基づく運搬手段指定情報を取得し出力するサーバ装置と、前記運搬手段指定情報を入力し当該運搬対象に対し運搬手段群の何れかの運搬手段を指定する運搬手段指定装置と、を備えることを特徴とするID情報による振り分けシステム。
  2. 前記RF−ID保持媒体はID情報に対応する行き先情報を記憶しており、前記サーバ装置は前記RF−ID保持媒体から行き先情報をも取得することを特徴とする請求項1記載のID情報による振り分けシステム。
  3. 前記サーバ装置はID情報とその行き先情報を関連付けたデータを有し、該データによりID情報に対応する行き先情報を取得することを特徴とする請求項1記載のID情報による振り分けシステム。
  4. 前記運搬手段指定装置は、前記被運搬対象を運搬する運搬手段を可視表示又は音声表示により指定する表示装置を備えることを特徴とする請求項1、2又は3記載のID情報による振り分けシステム。
  5. 前記運搬手段群は被運搬対象が商品等の運搬手段群であり、運搬手段指定装置は、前記被運搬対象を前記運搬手段群の何れかの運搬手段へ搬送する搬送システムであることを特徴とする請求項1ないし4の何れかの請求項記載のID情報による振り分けシステム。
  6. 振り分け制御装置はエレベータ制御装置、前記運搬手段指定情報はエレベータ指定情報、前記運搬手段群はエレベータ群であることを特徴とする請求項1ないし4の何れかの請求項記載のID情報による振り分けシステム。
  7. 前記RF−IDリーダは、エレベータを備える建築物のエレベータホールの入り口又は前記建築物の入り口に設置され、前記表示装置は当該RF−IDリーダ又はその近傍に設置されることを特徴とする請求項6記載のID情報による振り分けシステム。
  8. 前記表示装置はエレベータを可視表示又は音声表示により指定する表示部を備える携帯通信端末であり、前記RF−ID保持媒体はID情報に対応する携帯通信端末の電子メールアドレス情報を記憶し、又は前記サーバ装置はID情報とその行き先情報を関連付けたデータを有し、サーバ装置はID情報に対応する電子メールアドレスにより前記エレベータ指定情報を電子メールにより前記携帯通信端末に出力することを特徴とする請求項6又は7記載のID情報による振り分けシステム。
  9. 前記RF−ID保持媒体は携帯通信端末に内臓されていることを特徴とする請求項6、7又は8記載のID情報による振り分けシステム。
  10. 前記エレベータ制御装置は、エレベータの停止階パターンとして、複数の所定の停止階の組み合わせを予め設定しておき、エレベータ制御装置が受信した行き先階情報の行き先階が停止階に含まれる複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを、現在その階に到着している、もしくは、一番早くその階に到着するエレベータに設定し、そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信することを特徴とする請求項6ないし9の何れかの請求項記載のID情報による振り分けシステム。
  11. エレベータ制御装置が次に受信した行き先階情報の行き先階が、前の行き先階データで設定された複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンの中に含まれる場合は、同じエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信することを特徴とする請求項10記載のID情報による振り分けシステム。
  12. エレベータ制御装置が次に受信した行き先階情報の行き先階が、前の行き先階データで設定された複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンの中に含まれない場合は、次に受信した行き先階が停止階に含まれる別の複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンを、現在その階に到着している複数のエレベータの内、既に複数の所定の停止階の組み合わせの停止階パターンが設定されたエレベータ以外のエレベータ、もしくは、次に早くその階に到着するエレベータに設定し、そのエレベータを乗るべきエレベータとするエレベータ指定情報をサーバ装置へ送信することを特徴とする請求項11記載のID情報による振り分けシステム。
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