JP5145681B2 - 買物支援システム、買物支援方法、および買物支援プログラム - Google Patents

買物支援システム、買物支援方法、および買物支援プログラム Download PDF

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本発明は、店舗内に複数台のロボットを配置し、買い物客が最寄のロボットに購入商品を預けておき、レジの精算前にまとめて受け取る買物支援システムの技術に関する。
従来、ロボットを利用して購入者の買物を支援するシステムとして、サンプルから選んだ商品を在庫から取り出してレジにて精算するロボット(例えば、特許文献1または2参照)がある。これによって、購入者は、商品をカゴやカートに載せて持ち歩く必要がなくなり、また、商品を陳列する陳列棚のスペースを削減することができる。
しかし、昨今、購入者は、生鮮食品などの商品個体を自分で選んで購入することが一般的になっており、上記したシステムではサービスの低下となる。また、店舗側にとっても、実際に商品が陳列してあるのを見て、購買意欲を促進させる効果が期待できなくなるなどの問題を抱える。上記のような買い物支援ロボットを使用しない従来の買物と同様に、陳列してある商品を手に取って買物を行う枠組みを残したまま買物を支援するシステムが望まれる。このようなシステムとして、購入者各人について買物を支援するロボットまたは自律移動可能なカートを利用した技術の提案がある(例えば、特許文献3)。
しかしながら、このように購入者毎にロボットがつく場合には、各人がカートを持つ場合以上のスペースが必要となり、混雑時などに混乱することが予想される。また、多くのロボットが必要とされ、コスト的に現実的ではない。
特開平10−247286号公報 特開2003−288641号公報 特開2006−155039号公報
上記した問題を解決するため、本発明では、店舗内の複数箇所にロボットを配置し、購入者が最寄りのロボットに購入したい商品を預けることにより、商品を預かったロボットが、レジ近辺の保管場所まで商品を搬送し、購入者毎に商品を仕分けして保管する買い物支援システムを提供する。
第一の発明は、無線通信を介して互いに接続する複数のロボットと管理サーバとを備え、店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援システムであって、前記複数のロボットは、購入者および該購入者から受け取った商品の識別情報を識別する手段と、前記識別情報とともに前記商品の状態情報を前記管理サーバに送信する手段を備えた商品受取ロボットと、前記商品をレジ近傍の商品保管場所まで搬送する搬送ロボットと、
前記商品保管場所において、前記商品を所定条件にて保管する手段と、前記商品を購入者毎に仕分する手段と、前記購入者を識別して前記商品を引き渡す手段を備えた商品引渡ロボットを含み、前記管理サーバは、CPUと、商品状態テーブルと搬送状態テーブルの2つのテーブルを有する補助記憶装置を備え、前記CPUが、購入者から商品を預かる際に商品の状態情報を前記商品受取ロボットから取得して商品状態テーブルに保存し、及び前記搬送ロボットから搬送状態情報を取得して該搬送状態情報を搬送状態テーブルに保存することを特徴とする買物支援システムに関する。
すなわち、第一の発明によれば、買物支援システムは、店舗内の各所に配置され、商品の購入者から受取る機能、商品を所定場所に搬送する機能、および商品を購入者に引き渡す機能を有する複数のロボットを有する。商品受取ロボットが、購入者から購入する商品を受け取って、その際の商品の状態情報を購入者および商品の識別情報とともに管理サーバに送信し、搬送ロボットが、購入商品をレジ近傍の保管場所まで搬送し、商品引渡ロボットが、購者を識別して当該商品を引き渡す構成とし、かつ、商品情報管理サーバによって、店舗内で刻々変わっていく商品の受取の状態、および商品が搬送される状態を各テーブルで管理し、通信手段を介して各ロボットを制御する構成とすることによって、購入者は、レジの近傍で商品が引き渡されるため、重くなる荷物を持ち歩くことなく、手ぶらで快適なショッピングを楽しむことができる。
第二の発明は、前記管理サーバは、前記搬送状態テーブルに設定された搬送の至急タスクを監視し、前記至急タスクにしたがって優先的に該当商品を前記搬送ロボットに搬送させることを特徴とする上記第一の発明に記載の買物支援システムに関する。
二の発明によれば、商品情報管理サーバの搬送状態テーブルには、搬送ロボットの積載状態等の刻々変化する状態情報として記憶され、至急タスク情報を設定することによって、例えば、搬送ロボットを優先的に選択するなど、効率的にロボットを使うことによって、保管場所における商品の引き取り時間を短縮でき、購入者はレジでの精算をスムーズに終えることができる。
第三の発明は、前記商品情報管理サーバは、前記商品状態テーブルにおいて商品のジャンルをチェックし、前記購入者の購入予定にある商品の商品ジャンルに属する陳列棚の商品情報に基づいて、関連するお薦め商品の紹介情報を生成することを特徴とする上記第一の発明に記載の買物支援システムに関する。
すなわち、第三の発明によれば、商品状態情報テーブルにおける商品ジャンルのチェックによって購入者の購入予定品を知り、関連するお薦め商品の広告情報を生成する構成を与えている。これは、店舗側のメリットとして、精算前に商品を購入する購入者の意思を知ることができ、この情報を基に陳列棚の他の商品を売り込むことができるなど、身近に効力のある強力なマーケティングを実施することが可能となる。
例えば、陳列棚や商品受取ロボットに備える表示装置、あるいは音声装置などに、出力させることによって、購入者の購買チャンスをいち早く確実に捕らえることが可能となる。
上記したように、本発明により以下の効果が生まれる。
(1)購入者は、店舗内において、搬送装置が購入予定の商品をレジ近辺の保管場所まで運んでくれるため、持ち歩かずに手ぶらでの買物が可能となり、また、従来のロボットを使うシステムにおいて、商品個体を見ながらの選択ができないというデメリットの解消を図ることができる。さらに、近くにいる受付装置に預けて複数の商品をまとめて搬送する仕組みのため、システムコストを抑えることができる。
(2)店舗側のメリットとして、精算前に商品を購入する購入者の意思を知ることができ、この情報を基に陳列棚の他の商品を売り込むことができるなど、身近に効力のある強力なマーケティングを実施することが可能となる。
以下に、本発明に係わる買物支援システムに関しての実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。但し、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態になる買物支援システムの基本構成を示す。買物支援システム0は、購入者7が陳列棚6から選んだ商品を受け取る商品受付装置1、商品受付装置1で受け取った商品情報を補助記憶部(図示してない)に保存して管理する商品情報管理装置2、商品受付装置1で受け取った購入予定の商品を商品引渡装置5に搬送する搬送装置3、レジ精算前に購入予定とした商品の登録を解除して元の陳列棚6に戻す商品陳列手段4、およびレジ近くの保管場所(図示してない)において精算する前に購入者7に預かった商品を引き渡す商品引渡装置5とから構成されている。なお、商品情報管理装置2は、図には示していないが、CPU(Central Processing Unit )、メモリを有するコンピュータである。
以下に上記システムの処理手順を示す。
(1)店舗内の各所に配置された商品受取装置1は、商品受取手段11により購入者7から購入する商品を受け取る。その際に、購入者7は、商品購入登録/解除手段12をによって商品の購入を登録または解除する。商品受取装置1は、購入者識別手段13により購入者を識別し、商品個体識別手段14により受け取った商品を識別し、それらの情報とともに商品状態管理手段16に購入を登録する。
(2)商品を受け渡した際に、商品情報管理装置2が管理している商品状態情報から、購入者7が購入予定のものや、陳列されている商品の情報を使用して、商品紹介情報生成手段17が紹介情報を生成し、商品紹介手段15により購入者7にお勧め商品を紹介する。
(3)商品受取装置1が受け取った商品で、商品状態管理手段16に購入が登録されている商品は、搬送装置3により商品保管手段18に引き渡される。
(4)購入が終了した購入者7は、商品引渡装置5から商品受取装置1で預けられた商品を受け取る。商品引渡装置5は、商品保管手段18に保管されている商品を商品仕分け手段19により購入者毎に仕分けして商品引渡手段22により、購入者7に引き渡す。
(5)購入者7は、受け取った商品を確認後、清算を行う。受け取った商品の中で、購入を取り止める商品が存在すれば、最寄りの商品受取装置1において商品購入登録/解除手段12で購入を解除し商品を搬送装置3に引き渡す。この情報は、購入登録時と同様に、商品情報管理装置2に渡される。
(6)商品受取装置1が受け取った商品で、商品状態管理手段16に購入が登録されていない商品は、搬送装置3により陳列棚6まで搬送され、商品陳列手段4により陳列棚6に戻される。
以下に、買物支援システムにロボットが適用される例を示す。
図2は、本発明の実施の形態になる複数のロボットを使った買物支援システムの構成例を示す。本実施例のロボットによる買物支援システムは、店舗内の複数箇所に配置された各役割を担うロボット(200A、200B、200C)と、そのロボットのタスクを無線通信を介して制御する管理サーバ100とから構成されている。
この実施例では、上記した図1のシステムを運用するために、ロボットは、購入者が陳列棚400から選定した商品を受け付け、または商品を返却して元の陳列棚400に戻す商品受取(または陳列)ロボット200A、店舗内を巡回し、預かった商品を保管場所300まで搬送する搬送ロボット200B、および保管された商品を購入者毎に仕分してレジでの精算前に購入者に引き渡す商品引渡ロボット200Cに役割を分担させている。各場所におけるロボットは、それぞれ必要に応じ複数の台数が設置される。また、図1の商品情報管理部2を実現するために、管理サーバ100を用意している。さらに、各ロボットと管理サーバ100とは、それぞれに備わる無線等の通信手段によってデータの送受信が行われる。
管理サーバ100は、補助記憶装置110を備え、購入者から商品を預かる際に商品の状態情報をロボット200から取得して商品状態テーブルに保存する商品状態情報取得手段101、また巡回/搬送ロボットの状態情報を取得し情報をロボット状態テーブルに保存するロボット状態情報取得手段、これらのテーブルは、各ロボットや管理者端末などから操作され常に最新の状態が保持されるテーブル更新手段103、購入者が買物を終了しかけている時など商品状態テーブルに至急タスクを設定しておく至急タスク割当手段104、および購入者が登録した商品に関連するお薦め商品の広告情報を生成する広告情報生成手段105とから構成されている。
そして補助記憶装置110の商品状態テーブルに基づいて、通信手段を介して複数のロボット200に実行させるタスクの制御が行われる。
なお、広告情報生成手段105は、購入者が購入を登録した商品に関連してお勧めする商品を決定する機能であり、この関連付けについては、予め関連付けを定義しておくなどの方法により、購入した商品からお勧め商品が決定できるものとする。
ここで、管理サーバ100は、図には示していないが、CPU、メモリを有するコンピュータであり、上記各手段で構成されるプログラムが、該コンピュータを各手段として機能させている。
以下に、商品をレジまで搬送するタスクを担う各ロボットの機能について説明する。
<商品受取ロボット>
商品受取ロボット200Aは、商品受取手段、商品個体識別手段、商品登録手段、商品紹介手段、および商品陳列手段から構成されている。各手段の内容は以下の通り。
商品受け取り手段: 荷台などを搭載し、購入者が商品を預けることを可能としている。
購入者識別手段: 購入者は入り口で自分を識別するRFIDタグなどの識別器を受け取り、その後、このIDで識別される。会員カードなどで代替してもよい。
商品個体識別手段: 商品にRFIDタグが添付されており、これにより商品個体を識別する。商品自体につけにくい場合は、商品はトレイに入れ、トレイにRFIDタグが搭載されていてもよい。この場合は、RFIDタグを再利用できて効率がよい。
商品購入登録手段: 購入者が、商品をこのロボットに渡す際に、商品の購入、または購入の解除を指定する。あるいは、購入済みの商品であれば返却と判断することにしてもよい。登録/解除の指定は、音声入力や、押しボタンなどの方法による。この登録/ 解除の指定を受け、商品状態テーブルを更新する。購入指示の場合は、保有者を購入者IDに、現在場所を受け取ったロボットのIDに変更する。解除指示の場合は、保有者を陳列棚に、現在場所を受け取ったロボットのIDに変更する。
また、商品購入解除の指示を受けた際に、商品の種類によっては鮮魚など返品不可の場合もある。予め定義しておいた商品IDの場合には、返品を拒否する機能を持つ。
商品紹介手段: ディスプレイ、スピーカなどを持ち、購入者に映像と音声で商品を薦める。薦める紹介コンテンツは、管理サーバ100の広告情報生成手段105に問い合わせることによって得られる。
商品陳列手段: ロボットアームなどを搭載し、自分に預けられた商品のうち、そのロボットが担当する陳列棚400に所属する商品を陳列棚400に陳列する。陳列棚400に所属するかどうかは商品状態テーブルを参照することにより獲得できる。
<搬送ロボット>
搬送ロボット200Bは、巡回手段、搬送手段、商品個体識別手段、および状態通知手段から構成される。各手段の内容は以下の通り。
巡回手段: 車輪などの移動手段を持ち、陳列棚400を受け持つ各商品受取ロボットと商品保管場所300を巡回する。
搬送手段: 各巡回地点では、商品状態テーブルを参照し、所有者情報が一致する商品を該当ロボットや商品保管場所に渡し、商品状態情報テーブルの現在場所を更新する。また、その場所やロボットに、所有者情報が一致しない商品があれば、搬送ロボット200Bに積み込む。
また、搬送ロボット200Bは、商品状態テーブルの至急タスク情報を参照し、自分に割り当てられている至急タスクがある場合にはそのタスクを優先して実施する。荷台などの搬送手段を持つ。またはベルトコンベアのような搬送手段であってもよい。その場合、巡回や、関連の情報制御は必要なくなる。また、冷凍、冷蔵、常温など、商品毎に適切な温度を維持して搬送できるようになっていてもよい。
商品個体識別手段: 商品受取ロボット200Aと同様に、搬送する商品を識別するのに使用する。
状態通知手段: 定期的に管理サーバ100のロボット状態テーブルの現在位置、積載状態を更新する。
<商品引渡ロボット>
商品引渡ロボット200Cは、商品保管手段、商品個体識別手段、利用者識別手段、商品仕分手段、および商品引渡手段から構成される。各手段の内容は以下の通り。
商品保管手段: 冷凍、冷蔵、常温など、商品毎に適切な温度を維持して保管可能な商品保管手段を備え、搬送ロボット200Bにより下ろされた積荷を上記の適切な方法で保管する。
商品個体識別手段: 商品を仕分けするのに必要とする。
利用者識別手段: 商品を引き渡すのに必要とする。
商品仕分け手段: 全ての商品が揃ったことを確認して商品を購入者に引き渡す。買物を終了した購入者の商品の一覧を取得し、そのうち、まだ商品保管場所300に来ていない商品があれば、管理サーバ100の至急タスク割当手段104を実行し、商品状態テーブルの至急タスク情報を設定する。商品保管場所300に来ている商品は同じ購入者の商品を集め、全て揃った時点で商品引渡手段により引き渡される。
商品引渡手段: 購入者識別手段により、引渡し相手を確認して、仕分けした商品を引き渡す。そして、レジにおける清算時に、該当商品のデータは商品状態テーブルから削除される。
図3は、本発明の実施の形態になる商品状態テーブルの構成例を示す。商品状態テーブルは、個々の商品に添付されるRFID(Radio Frequency Identification)などの情報により識別される「商品個体ID(Identfier )」、購入者ID、陳列棚400の何れかの所属が示される「保有者」、陳列棚400、保管場所300、商品受取ロボットID、搬送ロボットIDのいずれかで示される「現在場所」、陳列棚400や価格を知るために使用される商品のカテゴリを表す「商品ID」、タスクを割り当てられた搬送ロボットIDが記録される「至急タスク情報」の複数のフィールド項目から構成されている。
なお、「至急タスク情報」は、商品引渡ロボット200Cや搬送ロボット200Bから至急タスクを受け付け、至急タスク割当手段104によって各搬送ロボット200Bに割り当てられる。
図4は、本発明の実施の形態になる搬送ロボットのロボット状態テーブルの構成例を示す。ロボット状態テーブルは、搬送ロボットを識別する「搬送ロボットID」、各搬送ロボットにより定期的に更新される「現在位置」、およびどの程度荷物を積んでいるかの程度の段階が格納され、各搬送ロボットにより定期的に更新される「積載状態」の複数のフィールド項目から構成されている。
上記した図3、4のテーブルは、各ロボットや、管理者端末などから操作され、常に最新の状態が保持される。以下に、さらに、上記テーブルと至急タスク割り当てについて補足しておく。
至急タスク割当手段104は、受け付けた商品個体に対して、タスクを実施すべき搬送ロボット200Bを決定し、「至急タスク情報」に搬送ロボットのIDを書き込む。至急タスクの割り当ては、現在場所がロボットである場合には、そのロボットに、ロボット状態テーブルより積載状態に余裕があって現在位置が最も近い搬送ロボット200BのIDを商品状態テーブルの至急タスク情報に設定する。
至急タスク割当を行う契機としては、(1)購入者に最寄のロボットに買物を終了する旨を伝達させる場合、(2)購入者の店舗内における移動経路を記憶させておき、その購入者が普段利用する経路の終了が予想される場合、(3)購入者が入店してからの時間がその購入者の平均滞留時間に近づいた場合等、であってもよい。
図5は、本発明の実施の形態になる管理サーバにおける商品広告情報生成の処理フローを示す。まず、ステップS11において、商品状態テーブルから現在の購入者の購入予定商品リストを取得する。つぎに、ステップS12において、取得した商品リストから予め定義された情報をもとに、購入者に推薦するお薦め商品を一つ取り出し、ステップS13で、お薦め商品が取り出せたかを判定する。
お薦め商品がなければ、フローは終了し、お薦め商品があれば、ステップS14で、選択したお薦め商品が購入予定の商品に含まれているかを判定する。購入予定品になっていなければ、ステップS15において、商品状態テーブルから陳列棚400にお薦め商品の商品IDの商品リストを取得する。そしてステップS16において、お薦め商品が陳列棚400に存在するか否かを判定する。陳列棚400に存在すれば、ステップS17において、取得した商品の広告情報を取り出して出力する。
一方、ステップS14で、お薦め商品が購入予定品に含まれていれば、また、ステップS16で、当該お薦め商品が陳列棚400に存在すれば、ステップS12に戻り、つぎのお薦め商品がなくなるまで以降の処理を繰り返す。
図6は、本発明の実施の形態になる至急タスクをロボットに優先させる搬送処理のフローを示す。まず、ステップS21において、商品状態情報テーブルから自分に割り当てられた至急タスクのリストを取得し、ステップS22において、至急タスクが存在を判定する。至急タスクが存在すれば、ステップS23において、取得した至急タスクリストの内、現在地で降ろすべき積荷のリストを取得する。そしてステップS24で、該リストの取得を判定する。取得していれば、該リストにしたがって積荷を一つ降ろし、ステップS21に戻り、至急タスクリストの取得以降の処理を繰り返す。
ステップS24で、現在地で降ろすべき積荷リストがなければ、ステップS26に進み、取得した至急タスクのリストの内、現在地で積載すべき商品のリストを取得する。そしてステップS27で、該リストの取得を判定する。該リストが取得されれば、ステップS28において、自身の積載量が満載であるか否かを判断する。満載になっていなければ、ステップS29において、該積載リストにしたがって一つを積載して、ステップS21に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS28において、自身の積荷が満載である場合には、ステップS30に進み、ロボット状態テーブルにおける自分の積載状態を満載状態に変更する。さらにステップS31において、至急タスクリストを再取得し、そのうち現在積載している商品以外の商品のタスクに対して、管理サーバ100の至急タスク割当手段105を使用して別のロボットに割り当てる。
また、ステップ27において、積載すべき積荷リストが取得されなければ、ステップS32で、つぎの巡回場所へと移動する。
一方、ステップS22において、至急タスクが存在しなければ、ステップS33において、商品状態情報テーブルにしたがって現在地で降ろすべき積荷のリストを取得する。
以降のステップS34〜S41の処理は、ステップS24〜S31までの処理と同様であるので説明は省略する。
以上述べてきた本発明の実施の態様は、以下の付記に示す通りである。
(付記1) 店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援システムであって、
購入者および該購入者から受け取った商品の識別情報を識別する手段と、前記識別情報とともに前記商品の状態情報を登録する手段を備えた商品受取装置と、
前記商品をレジ近傍の商品保管場所まで搬送する搬送装置と、
前記商品保管場所において、前記商品を所定条件にて保管する手段と、前記商品を購入者毎に仕分する手段と、前記購入者を識別して前記商品を引き渡す手段を備えた商品引渡装置と、
前記各装置とデータを送受信する通信手段と、前記商品の状態情報を取得して商品状態テーブルに保持する手段を備え、該商品状態テーブルにしたがって商品の移動を管理する商品情報管理装置と、
を有することを特徴とする買物支援システム。
(付記2) 前記商品情報管理装置は、前記搬送装置から取得した積載情報を含む状態情報が保持された搬送状態テーブルを備え、前記搬送状態テーブルに設定された搬送の至急タスクを監視し、前記至急タスクにしたがって優先的に該当商品を搬送させることを特徴とする付記1に記載の買物支援システム。
(付記3) 前記商品情報管理装置は、前記商品状態テーブルにおいて商品のジャンルをチェックし、前記購入者の購入予定にある商品の商品ジャンルに属する陳列棚の商品情報に基づいて、関連するお薦め商品の紹介情報を生成することを特徴とする付記1に記載の買物支援システム。
(付記4) 前記商品受取装置は、購入者による入力を受けて商品情報管理装置に解除情報を送信し、当該商品の登録を解除する商品購入解除手段を備えたことを特徴とする付記1に記載の買物支援システム。
(付記5) 前記搬送装置は、購入者から受け取った商品が商品情報管理装置に登録されていない場合に、当該商品を陳列棚まで搬送し、ロボットアームを備える商品陳列手段によって前記陳列棚に戻すことを特徴とする付記1に記載の買物支援システム。
(付記6) 店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援方法であって、
購入者と該購入者から受け取った商品の識別情報を識別し、前記商品の状態情報を前記識別情報とともに商品状態テーブルに登録する商品受取ステップと、
前記商品状態テーブルを参照して前記商品をレジ近傍の保管場所まで搬送装置によって搬送する搬送ステップと、
前記保管場所において前記商品を購入者毎に仕分し、前記購入者の識別情報を識別して該当する商品を引き渡す商品引渡ステップと、
を有することを特徴とする買物支援方法。
(付記7) 店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援プログラムであって、
コンピュータに、
購入者と該購入者から受け取った商品の識別情報を識別し、前記商品の状態情報を前記識別情報とともに商品状態テーブルに登録する商品受取ステップと、
前記商品状態テーブルを参照して前記商品をレジ近傍の保管場所まで搬送装置によって搬送する搬送ステップと、
前記保管場所において前記商品を購入者毎に仕分し、前記購入者の識別情報を識別して該当する商品を引き渡す商品引渡ステップと、
を有することを特徴とする買物支援プログラム。
本発明の実施の形態になる買物支援システムの基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態になる複数のロボットを使った買物支援システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態になる商品状態テーブルの構成例図である。 本発明の実施の形態になる搬送ロボットのロボット状態テーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態になる管理サーバにおける商品広告情報生成の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態になる緊急タスクをロボットに優先させる搬送処理のフローを示す図である。
符号の説明
1 商品受取装置
2 商品情報管理装置
3 搬送装置
4 商品陳列手段
5 商品引渡装置
6 陳列棚
7 購入者
11 商品受取手段
12 商品購入登録手段
13 購入者識別手段
14 商品個体識別手段
15 商品紹介手段
16 商品状態管理手段
17 商品紹介情報生成手段
18 商品保管手段
19 商品識別手段
20 商品仕分手段
21 購入者識別手段
22 商品引渡手段
100 管理サーバ
101 商品状態情報取得手段
102 ロボット状態情報取得手段
103 テーブル更新手段
104 至急タスク割当手段
105 商品紹介情報生成手段
110 補助記憶装置
200A 商品受取ロボット
200B 搬送ロボット
200C 商品引渡ロボット
300 商品保管場所
400 陳列棚

Claims (5)

  1. 無線通信を介して互いに接続する複数のロボットと管理サーバとを備え、店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援システムであって、
    前記複数のロボットは、
    購入者および該購入者から受け取った商品の識別情報を識別する手段と、前記識別情報とともに前記商品の状態情報を前記管理サーバに送信する手段を備えた商品受取ロボットと、
    前記商品をレジ近傍の商品保管場所まで搬送する搬送ロボットと、
    前記商品保管場所において、前記商品を所定条件にて保管する手段と、前記商品を購入者毎に仕分する手段と、前記購入者を識別して前記商品を引き渡す手段を備えた商品引渡ロボットを含み、
    前記管理サーバは、
    CPUと、商品状態テーブルと搬送状態テーブルの2つのテーブルを有する補助記憶装置を備え、
    前記CPUが、購入者から商品を預かる際に商品の状態情報を前記商品受取ロボットから取得して商品状態テーブルに保存し、及び前記搬送ロボットから搬送状態情報を取得して該搬送状態情報を搬送状態テーブルに保存する
    ことを特徴とする買物支援システム。
  2. 前記管理サーバは、前記搬送状態テーブルに設定された搬送の至急タスクを監視し、前記至急タスクにしたがって優先的に該当商品を前記搬送ロボットに搬送させることを特徴とする請求項1に記載の買物支援システム。
  3. 前記管理サーバは、前記商品状態テーブルにおいて商品のジャンルをチェックし、前記購入者の購入予定にある商品の商品ジャンルに属する陳列棚の商品情報に基づいて、関連するお薦め商品の紹介情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の買物支援システム。
  4. 無線通信を介して互いに接続する商品受取ロボット、搬送ロボット、および商品引渡ロボットを含む複数のロボットと管理サーバとを備え、店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援システムに適用する買物支援方法であって、
    前記商品受取ロボットが、購入者と該購入者から受け取った商品の識別情報を識別し、前記商品の状態情報を前記識別情報とともに前記管理サーバに送信する商品受取ステップと、
    前記搬送ロボットが、前記管理サーバで管理される商品状態テーブルを参照して前記商品をレジ近傍の保管場所まで搬送する搬送ステップと、
    前記商品引渡ロボットが、前記保管場所において前記商品を購入者毎に仕分し、前記購入者の識別情報を識別して該当する商品を引き渡す商品引渡ステップと、
    を有することを特徴とする買物支援方法。
  5. 無線通信を介して互いに接続する商品受取ロボット、搬送ロボット、および商品引渡ロボットを含む複数のロボットと管理サーバとを備え、店舗内において購入者が選定した商品の移動を支援する買物支援システムに適用する買物支援プログラムであって、
    前記管理サーバに、
    前記商品受取ロボットによって、購入者と該購入者から受け取った商品の識別情報を識別し、前記商品の状態情報を前記識別情報とともに前記管理サーバに送信させ、
    前記搬送ロボットによって、前記管理サーバで管理される商品状態テーブルを参照して前記商品をレジ近傍の保管場所まで搬送させ、
    前記商品引渡ロボットによって、前記保管場所において前記商品を購入者毎に仕分し、前記購入者の識別情報を識別して該当する商品の引き渡しを行わせること、
    を実行させる買物支援プログラム。
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