JP7125371B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗降室の出入口近傍に設置された機械式駐車装置用操作盤を有する機械式駐車装置に関する。
従来の機械式駐車装置として、特開2018-40117号公報(特許文献1)、特開2017-66778号公報(特許文献2)、特開2012-158968号公報(特許文献3)および特開2011-210222号公報(特許文献4)が知られている。
特許文献1の段落番号[0001]には、「このIC認証表示画面は、登録者認証操作および利用者同一性判定操作に先立って自動で画面表示処理部により切り替え表示されるもので、その下方部に「カードをタッチしてください」などのメッセージを含む文字表示26と、スピーカ4からの音声案内と、利用者に求められている操作がどのようなものかを一目瞭然となるように例示した画面などで構成されている。」と記載されている。
特許文献2には、多段に配置された駐車パレット及び前記駐車パレットを操作する操作盤を含む多段式駐車場装置と、前記操作盤及び当該操作盤を使用する利用者の映像情報を取得するとともに、前記利用者に複数の拡声手段のうちの1つから注意放送を行わせる監視端末装置と、通信手段を介して前記監視端末装置と送受信可能に接続され、受信した前記利用者の映像情報と、当該映像情報に対応する予め記憶した複数のメニュー画像とを同一の表示画面に表示する表示手段、及び当該表示手段の前記表示画面上で選択された1つのメニュー画像に対応する音声情報と、前記拡声手段の1つをデータ記憶手段から抽出し、前記監視端末装置に前記抽出された拡声手段の1つを示す選択情報とを送信する制御手段を含む監視センターと、を備え、前記監視端末装置は、前記監視センターから受信した前記音声情報と前記選択情報に基づいて、抽出された前記拡声手段の1つから前記選択された1つのメニュー画像に対応する注意放送を行わせる多段式駐車場監視システムが記載されている。
特許文献3には、複数の駐車室を備え、駐車室に車両を搬送する搬送装置を備え、搬送装置に乗り込む乗込場を備え、操作盤で指令する駐車室に入出庫する立体駐車装置において、乗込場には車両の進行方向から映すカメラを備え、該カメラの映像をパソコンに入力して、入力した画像からパソコンソフトの顔メモリ手段により人を検索し、前記検索により人を発見したとき操作盤の操作を停止させ、人を発見しないとき操作盤を操作可能にすることを特徴とする駐車場の人検出器が記載されている。
さらに特許文献4には、車輛の車輪やフレームなどの車体部分を捕捉する捕捉部とこの捕捉部のロック・アンロックを司る施錠部と該施錠部を制御する管理装置とを備えると共に、該管理装置に駐車やレンタルの料金精算機能と料金精算画面の表示装置とを備えている駐車場の複数箇所が、各々の前記管理装置を以てネットワークを介して駐車場管理センターと接続されており、該駐車場管理センターは前記管理場から前記駐車場の使用状況に係る管理情報を受けて、複数箇所の前記駐車場の使用状況を前記ネットワークを介して前記表示装置に配信可能にすると共に、災害情報や宣伝広告などの告知情報を前記ネットワークまたは半導体メモリなどの記録媒体を介して前記表示装置に配信するものであることを特徴とする、駐輪場の管理システムが記載されている。
特開2018-40117号公報 特開2017-66778号公報 特開2012-158968号公報 特開2011-210222号公報
しかしながら、特許文献1~3に記載された機械式駐車装置用操作盤は、機械式駐車装置用操作盤を操作する際に操作者が必要とする補足説明情報を表示するものである。
また、特許文献4に記載の機械式駐車装置用操作盤は、その段落番号[0002]などの記載によれば、「このような小規模な駐車場が例えばコンビニエンスストア、銀行、パチンコ店、映画館、本屋、カフェ、ファーストフード店等々、商店街中に散在することになるが、複数のこれ等駐車場を集中的に管理するネットワークを介して駐車場管理センターと接続されている。この駐車場管理センターでは、各々の駐車場の管理装置から駐車場の使用状況に係る管理情報を受けて、この駐車場管理センターで管理しているどこの駐車場に空きがあり、どこの駐車場は満車であるとか、最寄りの空きがある店舖はどこであるか、その地図上の位置はどこであるか等々の詳細情報に加工して、ネットワークを介して各々の駐車場の管理装置宛に配信する。これを受けて各々の管理装置は表示装置に表示してユーザーの便利に供するのである。なおこの表示装置での使用状況の表示は、常に行ったり、定時に行ったり、管理装置にセンサーを設けてユーザーを感知した場合に行ったり、ユーザーがスイッチを押したり表示装置にタッチしたりしたら行うようにしたりと、任意設計や任意設定が可能である。」としている。つまり、利用者が必要とするかも知れない他の駐車場の情報と、駐車場設置場所の付近における宣伝情報を切り替え表示可能としたものである。」と記載され、表示装置に災害情報や宣伝広告などの告知情報を表示するのは、特定のユーザーと他のユーザーの間で切り替えるものであった。
従って、自家用車などを駐車する際に大きな事故を生じさせることなく安全性を確保しながら操作しなければならない機械式駐車装置用操作盤のような、一人の操作者に対する一連の操作に比較的長い時間を必要とするものには使用できない。
本発明の目的は、一人の利用者によって操作される一連の操作に比較的長い時間を要するときに、その同じ利用者にとって不快を感じさせることを防止した機械式駐車装置を提供することにある。
第1態様に係る機械式駐車装置は、出入口扉を有する出入口近傍に機械式駐車装置用操作盤を配置し、前記機械式駐車装置用操作盤からの操作によって前記出入口扉の開閉を行い、前記出入口扉の奥側に形成されている乗降室内との間で駐車車両の出入りを行う構成の機械式駐車装置において、前記機械式駐車装置用操作盤に設けた表示画面と、トレーの現在位置と前記乗降室との間での移動のための待ち時間を算出して対応する長さの待ち時間中表示データを抽出する待ち時間中表示判定部と、前記待ち時間中表示判定部が抽出した前記待ち時間中表示データを用いて前記表示画面に待ち時間中表示を行う画面表示処理部を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、一人の利用者による一連の操作の中で、比較的に長い待ち時間となり得るトレーの現在位置と乗降室との間での移動のための待ち時間を利用して、同一利用者を表示画面に注視させることができ、その同じ利用者にとって不快を感じさせることを防止することができる。また、同時にその同じ利用者を表示画面に注目させることによって、その場を離れることによって生じるかも知れない事故発生を防止することができる。
第2態様に係る機械式駐車装置は、第1態様に係る機械式駐車装置において、前記待ち時間中表示データを用いての前記表示画面への表示は、一人の利用者によって一連の入庫または出庫操作が行われているとき、その同じ利用者にとって不快を感じるような時間となり得る待ち時間であり、かつ、前記乗降室との間での前記トレーの移動に要する移動時間であることを特徴とする。
このような構成によれば、一人の利用者による一連の操作の中で、比較的に長い待ち時間となり得るトレーの現在位置と乗降室との間での移動のための待ち時間が不快を感じるような時間となるのを防ぐことができる。
第3態様に係る機械式駐車装置は、第1態様に係る機械式駐車装置において、前記待ち時間中表示判定部は、予め設定した比較時間を有する表示中止部を有し、算出した待ち時間が前記表示中止部で設定した比較時間以下であれば待ち時間中表示を中止することを特徴とする。
このような構成によれば、先だって行われた出庫処理に連続して入庫処理が行われる場合、入庫処理時には既にトレーが乗降室に準備されているため待ち時間は殆どなく、このような状況では待ち時間中表示を行わないようにすることができる。
本発明による機械式駐車装置によれば、一人の利用者による一連の操作の中で、比較的に長い待ち時間となり得るトレーの現在位置と乗降室との間での移動のための待ち時間を利用して、同一利用者を表示画面に注視させることができ、その同じ利用者にとって不快を感じさせることを防止することができる。
本発明を適用する機械式駐車装置の出入口付近を示す正面図である。 図1に示した機械式駐車装置用操作盤の拡大正面図である。 図2に示した機械式駐車装置用操作盤に接続された制御装置を示すブロック構成図である。 出庫時における処理動作を示すフローチャートである。 入庫時における処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用する機械式駐車装置の出入口付近を示す正面図である。
機械式駐車装置内への出入口には、上下方向に移動して開閉される出入口扉1が付設されている。この出入口扉1の奥側には駐車車両の運転手が乗り降りする乗降室が形成されており、出入口扉1の近傍における外壁面には出入口扉1の開閉操作を行う際に使用される機械式駐車装置用操作盤2が配置されている。
図2は、上述した機械式駐車装置用操作盤2の拡大正面図である。
機械式駐車装置用操作盤2は、利用者に対して表示情報を提供する液晶などの表示画面3と、利用者が所持するICカードなどを読み取って利用者と格納位置情報などを関連づけて記憶するために使用するカードリーダーなどの記憶媒体読取り部4と、出入口扉1を開動作させるときに操作される出入口扉開ボタン5Aと、出入口扉1を閉動作させるときに操作される出入口扉閉ボタン5Bなどを有して構成されている。
図3は、機械式駐車装置用操作盤2に接続された制御装置を示すブロック構成図である。
制御装置は、機械式駐車装置用操作盤2からの操作に連携して機械式駐車装置側の制御を行う通常構成処理部6と、機械式駐車装置用操作盤2における表示画面3に待ち時間中表示を行う表示処理部7と、ネットワーク8および記憶部9に格納した待ち時間中表示データと、機械式駐車装置用操作盤2の表示画面3への表示を行う画面表示処理部10と、機械式駐車装置用操作盤2と各部を接続する信号送受信部11と、各部を制御プログラムに従って処理する制御部12などを有している。
上述した通常構成処理部6は、機械式駐車装置用操作盤2が操作されたとき入庫または出庫処理の開始を判定する運転開始判定部13と、入庫または出庫に関連して乗降室と格納部間でトレーを移動するために要する移動時間を算出するための情報を提供するトレー呼出時間情報提供部14と、入庫または出庫に関連してトレーを所定の位置に着床させたことを判定する入庫/出庫トレー着床判定部15と、乗降室内に閉じ込められる事故の発生を防止するために乗降室内の安全を確認した後に次の処理動作を可能にする乗降室安全確認部16と、乗降室安全確認部16による乗降室内の安全を確認にした後に出入口扉閉ボタン5B及び出入口扉開ボタン5Aが操作されたときに、入庫/出庫トレー着床判定部15による完了信号を受けて出入口扉1を閉じる又は開く処理を含んで出入口扉1の開閉処理を行う出入口扉開/閉処理部17を有している。
上述した表示処理部7は、トレー呼出時間情報提供部14からの情報に基づいて乗降室と格納部間との間でのトレーの移動に要する移動時間を算出して待ち時間中表示の表示時間の算出および待ち時間中表示の可否を決定する待ち時間中表示判定部18と、待ち時間中表示判定部18で待ち時間中に表示を行うと決定したときに算出した待ち時間に基づいて待ち時間中表示内容をネットワーク8または記憶部9の待ち時間中表示データから抽出する待ち時間中表示内容抽出部19と、待ち時間中表示内容抽出部19で抽出した待ち時間中表示データを表示画面3に表示するタイミングを決定する映像開始タイミング判定部20と、待ち時間中表示内容抽出部19で抽出した待ち時間中表示データの表示終了を判定する待ち時間中表示終了判定部21とを有している。
上述した構成において、出庫時であれば現在のトレー格納位置情報を取得すれば、乗降室までの移動時間は機械式駐車装置の構成によってほぼ決まっているため、移動時間を算出することができる。従って、待ち時間中表示判定部18は、トレー呼出時間情報提供部14から現時点でのトレー格納位置情報を取得して、今回の移動時間を算出することができる。また先行する出庫に連続して入庫が行われる場合、現在のトレー位置は乗降室内であり移動時間はほぼゼロである。この状態で待ち時間中表示判定部18は、今回の待ち時間中表示を行う時間がないので待ち時間中表示を中止するために、予め設定した比較時間を有する表示中止部18Aを有している。この表示中止部18Aは、待ち時間中表示判定部18で算出した待ち時間が表示中止部18Aで予め設定された比較時間以下であれば待ち時間中表示を中止するようにしている。
また画面表示処理部10は、ネットワーク8または記憶部9の待ち時間中表示データから適切なものを抽出するようにしたが、いずれか一方のみから抽出する構成であっても良い。いずれの場合も、画面表示処理部10は、抽出した待ち時間中表示データを用いて映像開始タイミング判定部20と待ち時間中表示終了判定部21によって管理されながら、信号送受信部11を通して機械式駐車装置用操作盤2の表示画面3への表示を行う。
また、機械式駐車装置用操作盤2の表示画面3には、利用者が機械式駐車装置用操作盤2の操作を説明する補足情報や、同一利用者による一連の操作の中で利用者に乗降室内の安全確認を行ってもらうために撮影された画像である補足情報を表示する構成としても良い。
これに対して待ち時間中表示データとは、機械式駐車装置が地下に設置されたテナントビルに入っている店舗に関連する広告、最近のニュースなど、機械式駐車装置用操作盤2の操作に関連する補足情報とは異なって、直接関連性のない内容のことである。従って、待ち時間中表示データを用いての表示画面3への表示は、一人の利用者によって入庫または出庫操作が行われているとき、一連の操作を行っている同じ利用者にとって不快を感じるような時間となり得る待ち時間、つまり乗降室と格納部間との間でのトレーの移動に要する移動時間に利用者の不快感を軽減する目的で行うものである。
図4は、出庫時における各部の処理動作を示すフローチャートである。
利用者は機械式駐車装置用操作盤2の前に立って、自分が所持しているICカードを記憶媒体読取り部4にかざして読み取らせた後、例えばステップS1で出入口扉開ボタン5Aなどを操作して入庫操作を行ったとする。
すると、機械式駐車装置用操作盤2からの信号を受けた通常構成処理部12の運転開始判定部13は、ステップS2で運転を開始する。このとき、トレー呼び出し時間情報提供部14はステップS3で、利用者の駐車車両に関する現在位置情報を待ち時間中表示判定部18に与える。これを受けた待ち時間中表示判定部18は、ステップS4で待ち時間を算出し、待ち時間中表示の可否を決定する。ここでは、待ち時間中表示抽出部19により待ち時間中表示を行うと決定したとすると、待ち時間中表示判定部18はステップS5で、待ち時間に対応する時間的長さの待ち時間中表示データを取得する。
ステップS6で映像開始タイミング判定部20は、取得した待ち時間中表示データを使用し、画面表示処理部10を通して機械式駐車装置用操作盤2の表示画面3への待ち時間中表示を開始する。
すると、今回の出庫操作を行っている同一利用者は、駐車車両を乗せたトレーが乗降室に到着するまで、分単位の待ち時間となる場合もあるが、表示画面3での待ち時間中表示が開始されると表示画面3に注視され、そこから動かない状況が作られる。そのため、待ち時間の発生が原因となって不快感を受けることなく、機械式駐車装置用操作盤2の前に留まることができる。機械式駐車装置用操作盤2の付近は道路に面していたり、入庫待ちの車が列を作る場合など車の往来が発生していたりすることもあり、機械式駐車装置用操作盤2の前から動かない状況を作ることによってその利用者の安全を保つこともできる。
一方、通常構成処理部12の入庫/出庫トレー着床判定部15は、駐車車両を搭載した状態の搬送中のトレーが乗降室の所定の位置に着床するのを監視しており、ステップS8で着床したことを検出する。この着床検出信号は待ち時間中表示終了判定部21に与えられ、この着床信号を受けた待ち時間中表示終了判定部21は、表示画面3での待ち時間中表示を完了させる。
その後、一般的な安全確認を行う場合は、同じ表示画面3に乗降室内の映像を映し出して安全確認をしてもらうこともできる。この安全確認のための映像は、機械式駐車装置用操作盤2における補足説明情報であり、待ち時間中表示とは関連性のない内容であるため、詳細な説明を省略する。
その後、出入口扉開/閉処理部17により出入口扉1が自動で開状態にされ、同一利用者は、出入口扉1の奥側に形成されている乗降室に入って準備された駐車車両に乗り込み、出入口扉1を出た位置で車両を一旦停止させる。その後、利用者は車から降りて機械式駐車装置用操作盤2の前に再び立ち、ステップS9で出入口扉閉ボタン5Bを操作すると出入口扉開/閉処理部17により自動で出入口扉1が再び閉状態となり、一連の出庫処理が完了する。
図5は、入庫時における各部の処理動作を示すフローチャートである。
利用者は入庫する駐車車両から降りて機械式駐車装置用操作盤2の前に立って、自分が所持しているICカードを記憶媒体読取り部4にかざして読み取らせた後、例えばステップS10で入庫のためにトレーの呼出操作を行ったとする。
すると、機械式駐車装置用操作盤2からの信号を受けた通常構成処理部12の運転開始判定部13は、ステップS11で運転を開始する。先ず、トレー呼び出し時間情報提供部14はステップS12で、利用者の駐車車両のために選定されたトレーの現在位置情報を待ち時間中表示判定部18に与える。これを受けた待ち時間中表示判定部18は、ステップS13で待ち時間を算出し、待ち時間中表示の可否を決定する。ここでは、待ち時間中表示を行うと決定したとすると、待ち時間中表示判定部18はステップS14で、待ち時間に対応する時間的長さの待ち時間中表示データを取得する。
ステップS15で映像開始タイミング判定部20は、取得した待ち時間中表示データを使用し、画面表示処理部10を通して機械式駐車装置用操作盤2の表示画面3への待ち時間中表示を開始する。
すると、今回の入庫操作を行った同一利用者は、空のトレーが乗降室に到着するまでに分単位の待ち時間が発生する場合もあるが、表示画面3での待ち時間中表示が開始されると表示画面3に注視され、そこから動かない状況が作られる。そのため、待ち時間の発生に不快感を受けることなく、機械式駐車装置用操作盤2の前に留まることができる。機械式駐車装置用操作盤2の前で利用者が動かない状況を作ることによって、その利用者の安全を保つこともできる。
一方、通常構成処理部12の入庫/出庫トレー着床判定部15は、空のトレーが乗降室の所定の位置に着床するのを監視しており、ステップS16で着床したことを検出する。この着床検出信号は待ち時間中表示終了判定部21に与えられ、この着床信号を受けた待ち時間中表示終了判定部21は、ステップS17で表示画面3での待ち時間中表示を完了させる。
その後、出入口扉開/閉処理部17はステップS18で、出入口扉1を自動で開状態にする。そこで同一利用者は、ステップS19として駐車車両に乗り込んで運転しながら出入口扉1の奥側に形成されている乗降室に入り、準備されているトレー上に駐車車両を停止させる。その後、同一利用者は、出入口扉1を出て機械式駐車装置用操作盤2の前に再び立ち、ステップS20で出入口扉閉ボタン5Bを操作してもらうことになる。
この入庫時においても、出入口扉閉ボタン5Bの操作に先立って乗降室内に他人が入り込んでいないかどうかの安全確認を行う場合は、同じ表示画面3に乗降室内をカメラ撮影した映像を映し出して安全確認をしてもらうこともできる。この安全確認のための映像も、機械式駐車装置用操作盤2における補足説明情報であり、待ち時間中表示とは関連性のない内容であるため、詳細な説明を省略する。
同一利用者は、ステップS20で出入口扉閉ボタン5Bを操作すると、出入口扉開/閉処理部17により自動で出入口扉1が再び閉状態となり、一連の出庫処理を完了する。
上述したように入庫時において、乗降室に入るのは運転手などの利用者のみであるが、この利用者が何の理由もなく機械式駐車装置用操作盤2の前から離れて乗降室内に入り込んでしまったり他の場所に移動したりすると、他の利用者が機械式駐車装置用操作盤2を操作できる状況が生じてしまう。すると、機械式駐車装置側が作動した際に、乗降室に入り込んでいる人が事故に巻き込まれる危険がある。しかしながら、表示画面3に待ち時間中表示を行うことによって、同一利用者が機械式駐車装置用操作盤2の前から離れない状況を作るだすことができ、事故を未然に防ぐことができる。
尚、本発明は、図1、図2に示した構成の機械式駐車装置用操作盤2に限らず、他の構成のものにも適用することができる。
以上説明したように本発明は、出入口扉1を有する出入口近傍に機械式駐車装置用操作盤2を配置し、機械式駐車装置用操作盤2からの操作によって出入口扉1の開閉を行い、出入口扉1の奥側に形成されている乗降室内との間で駐車車両の出入りを行う構成の機械式駐車装置において、機械式駐車装置用操作盤2に設けた表示画面3と、トレーの現在位置と乗降室との間での移動のための待ち時間を算出して対応する長さの待ち時間中表示データを抽出する待ち時間中表示判定部18と、待ち時間中表示判定部18が抽出した待ち時間中表示データを用いて表示画面3に待ち時間中表示を行う画面表示処理部10を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、一人の利用者による一連の操作の中で、比較的に長い待ち時間となり得るトレーの現在位置と乗降室との間での移動のための待ち時間を利用して、同一利用者を表示画面3に注視させることができ、その同じ利用者にとって不快感を与えることを防止することができる。また、同時にその同じ利用者を表示画面3に注目させることによって、その場を離れることによって生じるかも知れない事故発生を防止することができる。
また本発明は上述した構成に加えて、待ち時間中表示データを用いての表示画面3への表示は、一人の利用者によって一連の入庫または出庫操作が行われているとき、その同じ利用者にとって不快感を持つような時間となり得る待ち時間であり、かつ、乗降室との間でのトレーの移動に要する移動時間であることを特徴とする。
このような構成によれば、一人の利用者による一連の操作の中で、比較的に長い待ち時間となり得るトレーの現在位置と乗降室との間での移動のための待ち時間が不快感を与えるような時間となるのを防ぐことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、待ち時間中表示判定部18は、予め設定した比較時間を有する表示中止部18Aを有し、算出した待ち時間が表示中止部18Aでの比較時間以下であれば待ち時間中表示を中止することを特徴とする。
このような構成によれば、先だって行われた出庫処理に連続して入庫処理が行われる場合、入庫処理時には既にトレーが乗降室に準備されているため待ち時間は殆どなく、このような状況では待ち時間中表示を行わないようにすることができる。
1 出入口扉
2 機械式駐車装置用操作盤
3 表示画面
10 画面表示処理部
18 待ち時間中表示判定部
18A 表示中止部

Claims (2)

  1. 出入口扉を有する出入口近傍に機械式駐車装置用操作盤を配置し、前記機械式駐車装置用操作盤からの操作によって前記出入口扉の開閉を行い、前記出入口扉の奥側に形成されている乗降室と、格納部との間で駐車車両の出入りを行う構成の機械式駐車装置において、
    前記機械式駐車装置用操作盤に設けた表示画面と、トレーの現在位置と前記乗降室との間での移動のための待ち時間を算出して対応する長さの待ち時間中表示データを抽出する待ち時間中表示判定部と、前記待ち時間中表示判定部が抽出した前記待ち時間中表示データを用いて前記表示画面に待ち時間中表示を行う画面表示処理部を設け、
    前記待ち時間中表示判定部は、予め設定した比較時間を有する表示中止部を有し、算出した待ち時間が前記表示中止部で設定した比較時間以下であれば待ち時間中表示を中止する、
    ことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記待ち時間中表示データを用いての前記表示画面への表示は、一人の利用者によって一連の入庫または出庫操作が行われているときの、前記乗降室と前記格納部との間での前記トレーの移動に要する移動時間であることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
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