JP6268999B2 - 圧電モーター、ロボットハンド、ロボット、指アシスト装置、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、送液ポンプ、印刷装置、電子時計、投影装置 - Google Patents

圧電モーター、ロボットハンド、ロボット、指アシスト装置、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、送液ポンプ、印刷装置、電子時計、投影装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧電モーター、ロボットハンド、ロボット、指アシスト装置、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、送液ポンプ、印刷装置、電子時計、投影装置に関する。
圧電材料を含む振動体を振動させて、対象物を駆動する圧電モーターが知られている。この圧電モーターは、電磁力を利用した電磁モーターに比べて小型でありながら、大きな駆動力を得ることができ、さらに、対象物を高分解能で位置決めすることができるという特徴を有している。
この圧電モーターは、次のような原理で動作する。先ず、振動体に電圧を印加して、振動体に所定の振動を発生させる。すると、振動体の端部が特定の軌道で運動するので、この端部を対象物に適切に当接させることによって、対象物を摩擦駆動することができる。このような動作原理から、対象物から反力を受けることで振動体が動いてしまうと、対象物に対して十分に駆動力を伝えることができなくなる。このため、反力を受けても動かないように振動体を支持しておく必要がある。そこで、特許文献1には、屈曲振動する振動体の屈曲方向の側面から延設され、振動体と固定部とを連結する複数の連結部を備え、振動体に対して同じ方向に延設された複数の連結部が支持部によって接続された支持構造が提案されている。
特開平8−237971号公報
しかし、特許文献1のような振動体の支持構造では、次のような理由から、圧電モーターの駆動特性に悪影響を与えることがあるという問題があった。先ず、振動体の振動が連結部を介して支持部に伝わって、支持部に意図しない共振が発生することがある。そして、その共振が振動体の本来の振動を邪魔することで、端部における運動の軌道が乱れる。これにより、振動体の端部が対象物に当接する強さや、端部が運動する軌道上で対象物に当接する範囲(ストローク)といった当接の態様が変化する。その結果、対象物に所定の駆動力を伝えることができなくなり、対象物を駆動する効率や対象物の位置決め精度といった圧電モーターの駆動特性が低下してしまう。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、圧電モーターの駆動特性に悪影響を与えることなく振動体を支持することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の圧電モーターは次の構成を採用した。すなわち、
屈曲振動可能な振動体と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする圧電モーター。
尚、本発明における「剛性」とは、「外力が加えられたときに、その外力による変形に抵抗する性質」をいうものとする。そして、「支持部の剛性が高い」とは、支持部を押圧したときの撓み量が小さいことや、支持部を曲げたときの曲がり量が小さいことや、支持部を捻じったときの捻れ量が小さいことなどを例示することができる。
このような構成であれば、振動体で発生する振動(接合部で許容される振動)が支持部に伝わっても、接合部よりも剛性が高い支持部では、その振動が抑えられる(許容されない)。こうして支持部に意図しない共振が発生することを抑制すれば、振動体の本来の振動が邪魔されず、振動体の端部は特定の軌道で運動するので、対象物に対して所定の駆動力を伝えることができる。その結果、圧電モーターの駆動特性を維持しながら、振動体を支持することが可能となる。
また、上述した本発明の圧電モーターでは、支持部の剛性を高める補強部材を設けてもよい。
こうすれば、支持部では、接合部よりも剛性が高くなり振動が抑えられるので、支持部に意図しない共振が発生することを抑制することができる。
また、上述した補強部材を備える圧電モーターでは、補強部材に制振材料を含んでいてもよい。
こうすれば、制振材料が吸収した振動エネルギーを熱や音などとして発散させて、支持部に伝わった振動を減衰させるので、支持部に意図しない共振が発生することをより確実に抑制することができる。
また、前述した本発明の圧電モーターでは、支持部に、振動体が屈曲する方向に交差する線分に沿って曲げた曲げ部を設けてもよい。
こうすれば、支持部の曲げ部が設けられた部分では、接合部よりも剛性が高くなり振動が抑えられるので、支持部に意図しない共振が発生することを抑制することができる。
また、前述した本発明の圧電モーターでは、支持部を、接合部よりも厚く形成してもよい。
こうすれば、支持部では、接合部よりも剛性が高くなり振動が抑えられるので、支持部に意図しない共振が発生することを抑制することができる。
また、前述した本発明の圧電モーターでは、支持部を、接合部よりも剛性の高い材料で形成してもよい。
こうすれば、支持部では、接合部よりも剛性が高くなり振動が抑えられるので、支持部に意図しない共振が発生することを抑制することができる。
また、こうした本発明の圧電モーターでは、接合部、支持部、および連結部を、一枚の板材から一体に形成してもよい。
こうすれば、これらを別体とした場合に比べて、互いを接合する工程(接合ビスによる締結、接着剤による接着、ポイント溶接など)を省けるので、圧電モーターの製造が容易となる。加えて、接合ビスなどの部材が不要となるので、圧電モーターの製造コストの低減を図ることができる。
また、接合部、支持部、および連結部を一体に形成する上述した圧電モーターでは、圧電モーターが駆動する対象物に向けて振動体を付勢する板バネを、一枚の板材を折り曲げて接合部、支持部、および連結部と一体に形成してもよい。
こうして板バネも接合部、支持部、および連結部と一体に形成しておけば、板バネを接合する工程を省いて圧電モーターの製造を容易にしたり、接合ビスなどの部材を不要として製造コストの低減を図ったりすることができる。
また、接合部、支持部、連結部、および板バネを一体に形成する上述した圧電モーターでは、圧電モーターを所定の位置に固定する固定部を、一枚の板材を折り曲げて接合部、支持部、連結部、および板バネと一体に形成してもよい。
こうして固定部も接合部、支持部、連結部、および板バネと一体に形成しておけば、固定部を接合する工程を省いて圧電モーターの製造を容易にしたり、接合ビスなどの部材を不要として製造コストの低減を図ったりすることができる。
また、こうした本発明の圧電モーターでは、振動体に、圧電モーターが駆動する対象物に当接する側の端部よりも屈曲振動の振幅が小さい節部として、対象物に近い側の前節部、対象物から遠い側の後節部、および前節部と後節部との間の中節部を備えることとして、連結部を、前節部、中節部、および後節部の中から選択した2つ以上の節部に設けることとしてもよい。
このように振動体の節部に連結部を設ければ、節部とは異なる部分(対象物に当接する側の端部と屈曲振動の振幅が同等の腹部)に連結部を設ける場合に比べて、連結部を介して支持部に伝わる振動を少なくして、支持部で意図しない共振が発生することを抑制することができる。また、振動体の外部(連結部や支持部)に振動が伝わる(逃げる)のを抑制できるので、駆動エネルギーの損失を少なくして、対象物を効率良く駆動することができる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
指部で対象物を把持可能なロボットハンドであって、
前記指部が移動可能に立設された基体と、
前記基体に対する前記指部の移動、あるいは前記指部の関節の回動に連動する可動部と、
屈曲振動可能な振動体と、
前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とするロボットハンドとして把握することもできる。
このような本発明のロボットハンドでは、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が可動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を可動部に適切に伝えて、指部で対象物を把持する精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
回動可能な関節部が設けられた腕部と、
前記腕部に設けられたハンド部と、
前記腕部が設けられた本体部と
を備えたロボットであって、
前記関節部の回動に連動する可動部と、
屈曲振動可能な振動体と、
前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とするロボットとして把握することもできる。
このような本発明のロボットでは、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が可動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を可動部に適切に伝えて、ロボットの動作精度を高めることが可能となる。尚、ハンド部は、例えば対象物を把持する動作や、ネジ締めなどを行うネジ締め動作、塗装動作、溶接動作などを行うハンド部とすることができる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
指に装着されて前記指が屈曲あるいは伸展する動きをアシストする指アシスト装置であって、
前記指に装着される第1部材と、
前記指に装着され、前記第1部材に対して、前記指が屈曲する方向に回動可能に連結された第2部材と、
前記第2部材の回動に連動する可動部と、
屈曲振動可能な振動体と、
前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする指アシスト装置して把握することもできる。
このような本発明の指アシスト装置では、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が可動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を可動部に適切に伝えて、指が屈曲あるいは伸展する動きをアシストする精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
電子部品を把持する把持部を備える電子部品搬送装置であって、
前記電子部品を把持した前記把持部の移動に連動する可動部と、
屈曲振動可能な振動体と、
前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする電子部品搬送装置として把握することもできる。
このような本発明の電子部品搬送装置では、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が可動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を可動部に適切に伝えて、電子部品を搬送する精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
電子部品を把持する把持部と、
前記電子部品を検査する検査部と
を備える電子部品検査装置であって、
前記電子部品を把持した前記把持部の移動に連動する可動部と、
屈曲振動可能な振動体と、
前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする電子部品検査装置として把握することもできる。
このような本発明の電子部品検査装置では、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が可動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を可動部に適切に伝えて、電子部品を検査する精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
液体が流動可能なチューブと、
前記チューブに当接して前記チューブを閉塞する閉塞部と、
前記閉塞部を移動させる移動部と
を備える送液ポンプであって、
屈曲振動可能な振動体と、
前記移動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記移動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする送液ポンプとして把握することもできる。
このような本発明の送液ポンプでは、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が移動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を移動部に適切に伝えて、チューブ内の液体を送液する精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
媒体に画像を印刷する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドを移動させる移動部と
を備える印刷装置であって、
屈曲振動可能な振動体と、
前記移動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記移動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする印刷装置として把握することもできる。
このような本発明の印刷装置では、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が移動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を移動部に適切に伝えて、画像を印刷する精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
同軸に歯車が設けられ、回動可能な回転円板と、
複数の歯車を含んで構成された歯車列と、
前記歯車列に接続され、時刻を指し示す指針と
を備える電子時計であって、
屈曲振動可能な振動体と、
前記回転円板に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記回転円板を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする電子時計として把握することもできる。
このような本発明の電子時計では、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が回転円板から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を回転円板に適切に伝えて、電子時計の動作精度を高めることが可能となる。
また、本発明は、以下のような態様で把握することもできる。すなわち、
光を発生させる光源と、
光学レンズを含み、前記光を投影する投影部と、
前記光学レンズを移動させる移動部と
を備える投影装置であって、
屈曲振動可能な振動体と、
前記移動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記移動部を駆動する当接部と、
前記振動体が接合された接合部と、
前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
を備え、
前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
ことを特徴とする投影装置として把握することもできる。
このような本発明の投影装置では、振動体の振動に悪影響を与えることなく、当接部が移動部から受ける反力で振動体が動かないように振動体の支持を強固にすることができるので、振動体の振動を移動部に適切に伝えて、光学レンズによる光の投影状態を調整する精度を高めることが可能となる。
本実施例の圧電モーターの構造を示した斜視図である。 振動体の構造を示した説明図である。 圧電モーターの動作原理を示す説明図である。 振動体の節部を示した説明図である。 圧電モーターを用いて対象物を駆動する様子を示した説明図である。 前方連結部と後方連結部とが支持部によって接続されることで圧電モーターの駆動特性が変化する理由を示した説明図である。 第1変形例の圧電モーターの構造を示した説明図である。 第2変形例の圧電モーターの構造を示した説明図である。 第3変形例の圧電モーターの構造を示した斜視図である。 振動体の前節部および中節部に連結部を設ける第4変形例の圧電モーターを示した説明図である。 3カ所の節部の全てに連結部を設ける第5変形例の圧電モーターを示した説明図である。 連結部を振動体のY方向の両側で非対称とした第6変形例の圧電モーターを示した説明図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んだロボットハンドを例示した説明図である。 ロボットハンドを備えた単腕のロボットを例示した説明図である。 ロボットハンドを備えた複腕のロボットを例示した説明図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んで構成された指アシスト装置を例示した説明図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んで構成された電子部品検査装置を例示した斜視図である。 把持装置に内蔵された微調整機構についての説明図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んで構成された送液ポンプを例示した説明図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んだ印刷装置を例示した斜視図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んだ電子時計の内部構造を例示した説明図である。 実施例あるいは変形例の圧電モーターを組み込んだ投影装置を例示した説明図である。
図1は、本実施例の圧電モーター100の構造を示した斜視図である。図示されているように、本実施例の圧電モーター100は、大まかには、圧電材料を含む振動体110と、振動体110を支持するための支持部128と、振動体110を所定の方向へ付勢するための2つの板バネ(前方板バネ150、後方板バネ160)などから構成されている。
振動体110は直方体形状をしており、長手方向の端面には、圧電モーター100によって駆動される対象物に当接する凸部122が設けられている。この振動体110の詳細な構造については別図を用いて後述する。尚、以下では、振動体110の長手方向をX方向と称する。また、図中に示すように、X方向と直交する振動体110の短手方向をY方向と称し、X方向およびY方向と直交する振動体110の厚さ方向をZ方向と称するものとする。
支持部128は、振動体110の短手方向(Y方向)の両側に並設されており、振動体110と複数の連結部(一対の前方連結部124および一対の後方連結部125)によって連結されている。前方連結部124および後方連結部125は、振動体110の長手方向(X方向)に離間して設けられ、前方連結部124は、振動体110の凸部122が設けられた側を連結しており、後方連結部125は、振動体110の凸部122が設けられた側とは反対側を連結している。本実施例の支持部128は、図示されるように、前方連結部124および後方連結部125と一体に形成された矩形の平板である。そして、この支持部128を補強する(剛性を高める)ための直方体形状の補強部材140が支持部128の下面に密接させて設けられている。
2つの板バネ(前方板バネ150および後方板バネ160)は、振動体110の長手方向(X方向)に離間して配置されている。振動体110の凸部が設けられた側にある前方板バネ150は、圧電モーター100を設置する箇所(X−Y平面)に固定ビス154で固定される固定部152からZ方向(図中の上方)に折り曲げて、振動体110を間に挟むように一対で設けられている。この前方板バネ150はX方向に面しており、X方向に撓むことが可能である。また、前方板バネ150の先端側(固定部152とは反対側)はX方向(図中の奥側)に折り曲げられて、台座部156が形成されている。この台座部156には、支持部128の前方連結部124側の端部が接合ビス158によって接合されている。尚、支持部128と台座部156との接合方法は、接着や溶接などであってもよい。
また、振動体110の凸部122が設けられた側とは反対側にある後方板バネ160は、Y−Z平面に関して前方板バネ150と面対称に設けられている。すなわち、後方板バネ160は、固定ビス164で固定される固定部162からZ方向(図面の上方)に折り曲げて、振動体110を間に挟むように一対で設けられており、X方向に撓むことが可能である。また、後方板バネ160の先端側(固定部162とは反対側)はX方向(図中の手前側)に折り曲げられて、台座部166が形成されており、支持部128の後方連結部125側の端部が接合ビス168によって台座部166に接合されている。
図2は、振動体110の構造を示した説明図である。図2(a)には、X−Z平面で切断した振動体110の断面図が示されている。図示されているように、振動体110は、圧電材料を含んで板状に形成された2枚の圧電素子(表圧電素子130,裏圧電素子131)の間に、金属平板で形成されたシム板120を挟んで接合した積層構造となっている。尚、本実施例では、シム板120と圧電素子(表圧電素子130,裏圧電素子131)とを導電性の接着剤を用いて接着しているが、接合方法は、これに限られず、リベット止めなどで直接的に接合してもよい。また、圧電素子(表圧電素子130,裏圧電素子131)のシム板120と接する面とは反対側の面には、圧電素子に電圧を印加するための電極(表電極132,裏電極133)が設けられている。
金属製のシム板120は、圧電素子(表圧電素子130,裏圧電素子131)を補強するだけでなく、表圧電素子130および裏圧電素子131に電圧を印加するための共通電極としての役割を有しており、グランドに接地されている。また、前述したように振動体110の長手方向(X方向)の端部には、対象物に当接する凸部122が設けられており、この凸部122は、一枚の板材から打ち抜きによってシム板120と一体に形成されている。尚、本実施例のシム板120は、本発明の「接合部」に相当している。
図2(b)には、振動体110をZ方向(表圧電素子130側)から見た平面図が示されている。前述したように表圧電素子130のシム板120と接する面とは反対側の面(上面)には、表圧電素子130に電圧を印加するための表電極132が設けられており、図2(b)に示されているように、表圧電素子130の上面を格子状に4分割するように4つの矩形形状の表電極132が設けられている。また、図示は省略するが、裏圧電素子131のシム板120と接する面とは反対側の面(下面)にも同様に、その下面を格子状に4分割するように4つの矩形形状の裏電極133が設けられている。
また、前述したように振動体110のY方向の両側には、支持部128が並設されており、振動体110と支持部128とは、一対の前方連結部124および一対の後方連結部125によって連結されている。本実施例の圧電モーター100では、前方連結部124および後方連結部125と、支持部128と、シム板120とが一枚の金属平板から打ち抜きによって一体に形成されている。このため、これらを別体とした場合に比べて、互いを接合する工程(接合ビスによる締結、接着剤による接着、ポイント溶接など)を省けるので、圧電モーター100の製造が容易になる。加えて、接合ビスなどの部材が不要となるので、圧電モーター100の製造コストの低減を図ることができる。
図3は、圧電モーター100の動作原理を示す説明図である。圧電モーター100は、振動体110の表電極132および裏電極133に一定周期で電圧を印加したときに、振動体110の凸部122が楕円運動することによって動作する。振動体110の凸部122が楕円運動するのは次の理由による。尚、表圧電素子130に設けられた表電極132と、裏圧電素子131に設けられた裏電極133とはX−Y平面に関して面対称であって基本的には同じであるため、ここでは、表電極132を例に説明する。
先ず、周知のように圧電材料を含む圧電素子(表圧電素子130,裏圧電素子131)は、正電圧を印加すると伸張する性質を有している。従って、図3(a)に示すように、4つの表電極132の全てに正電圧を印加した後、印加電圧を解除することを特定の周波数で繰り返すと、振動体110(表圧電素子130)は、長手方向(X方向)に伸縮する一種の共振現象を発生させることができる。尚、振動体110が長手方向(X方向)に伸縮を繰り返す動作を「伸縮振動」と呼び、振動体110が伸縮する方向(図中の±X方向)を「伸縮方向」と呼ぶ。
また、図3(b)あるいは図3(c)に示すように、互いに対角線の位置にある2つの表電極132を組(表電極132aおよび表電極132dの組、あるいは表電極132bおよび表電極132cの組)として、特定の周波数の正電圧を印加すると、振動体110(表圧電素子130)は、長手方向(X方向)の先端部(凸部122が設けられた部分)が、図面上で左右方向(Y方向)に首を振るような一種の共振現象を発生させることができる。例えば、図3(b)に示したように、表電極132aおよび表電極132dの組に特定の周波数の正電圧を印加すると、振動体110は、長手方向の先端部が右方向に移動する動作を繰り返す。また、図3(c)に示したように、表電極132bおよび表電極132cの組に特定の周波数の正電圧を印加すると、振動体110は、長手方向の先端部が左方向に移動する動作を繰り返す。このような振動体110の動作を「屈曲振動」と呼び、以下では、振動体110が屈曲振動する方向(図中の±Y方向)を「屈曲方向」と呼ぶ。
そして、表圧電素子130の物性や、表圧電素子130の寸法(幅W、長さL、厚さT)を適切に選んでやれば、「屈曲振動」で共振させると同時に「伸縮振動」の共振も誘起することができる。その結果、図3(b)に示す態様で表電極132aおよび表電極132dの組に電圧を印加した場合には、振動体110の先端部(凸部122が設けられた部分)が図面上で時計回りに楕円を描くような動作(楕円運動)を行う。また、図3(c)に示す態様で表電極132bおよび表電極132cの組に電圧を印加した場合には、振動体110の先端部が図面上で反時計回りの楕円運動を行う。尚、裏圧電素子131についても、表圧電素子130と全く同様のことが成り立つ。
圧電モーター100は、このような振動体110の楕円運動を利用して対象物を駆動する。すなわち、振動体110の凸部122を対象物に押しつけた状態で楕円運動を発生させる。すると、凸部122は、振動体110が伸張する際には対象物に押しつけられた状態で左から右に向かって(あるいは右から左に向かって)移動し、振動体110が収縮する際には対象物から離れた状態で元の位置まで復帰する動作を繰り返す。この結果、対象物は、凸部122から受ける摩擦力によって一方向に駆動される。
ここで、前述のように電圧の印加によって屈曲振動を発生させる振動体110は、全体が一様に振動するわけではなく、凸部122が設けられた先端部に比べて屈曲振動の振幅が小さい部分(節部)を有する。図4は、振動体110の節部116を示した説明図である。図4では、振動体110に電圧を印加していない状態を破線で示し、振動体110の表電極132aおよび表電極132dの組に電圧を印加して先端部が右方向に移動した状態を実線で示している。図示されているように、振動体110には、X方向の端部と同様の振幅で振動する2カ所の腹部114(114a,114b)と、それに比べて屈曲振動の振幅が小さい3カ所の節部116(前節部116a,中節部116b,後節部116c)とが存在する。
これら3カ所の節部116のうち、凸部122に近い側にある前節部116aのY方向の両側には、前述した一対の前方連結部124が設けられており、凸部122から遠い側にある後節部116cのY方向の両側には、前述した一対の後方連結部125が設けられている(図2(b)参照)。このように、連結部124,125を節部116の両側に設けることによって、節部116と異なる部分(腹部114など)に設ける場合に比べて、振動体110の屈曲振動を妨げずに連結部124,125による連結が可能であると共に、振動体110で発生する振動が連結部124,125を介して板バネ150,160に伝わる(振動が外部に逃げる)ことを抑制することができる。その結果、駆動エネルギーの損失を少なくして、対象物を効率よく駆動することができる。
図5は、圧電モーター100を用いて対象物を駆動する様子を示した説明図である。図5には、対象物としてローターWを回転させる例が示されている。圧電モーター100は、振動体110の凸部122をローターWの外周面に押し付けた状態で設置される。前述したように圧電モーター100は、2つの板バネ(前方板バネ150、後方板バネ160)を備えており、これらの板バネ150,160を振動体110の凸部122が設けられた側とは反対側に向かって撓ませると、その復元力によって振動体110を凸部122が設けられた側に向かって付勢(押圧)することができる。そして、振動体110の振動によって凸部122が楕円運動すると、凸部122とローターWとの間に生じる摩擦力によってローターWを回転させることができる。
このようにローターWに駆動力を与える凸部122は、ローターWから、その駆動力と同じ大きさで反対方向の反力を受ける。この反力で振動体110が動いてしまうと、ローターWに対して十分に駆動力を伝えることができなくなる。そこで、本実施例の圧電モーター100では、反力で振動体110が動かないように、前方連結部124および後方連結部125を設けて振動体110を支持部128と連結している。
先ず、振動体110の前節部116aに前方連結部124を設けることにより、反力を受ける凸部122に近い側を支持部128と連結して反力に抗することができる。ただし、前節部116aを支持部128と連結するだけでは、前節部116aを支点として、振動体110の凸部122とは反対側(後方側)が振れ回るような動きをしながら、凸部122がローターWから逃げてしまい、駆動ストローク(楕円軌道上で凸部122がローターWに駆動力を伝える範囲)を得にくい。そこで、振動体110の後節部116cに後方連結部125を設けて、凸部122から遠い側も支持部128と連結しておけば、振動体110の後方側が振れ回る動きを抑制することができるので、反力に抗して大きな駆動ストロークを確保することができる。
さらに、本実施例の圧電モーター100では、前方連結部124と後方連結部125とが支持部128によって接続されている。これにより、支持部128がない場合に比べて、凸部122が受けた反力を前方板バネ150だけでなく支持部128を介して後方板バネ160にも伝えて反力に抗することができるので、反力で振動体110が動いてしまわないように振動体110の支持をより強固にすることが可能となる。ただし、前方連結部124と後方連結部125とが支持部128によって接続されると、圧電モーター100の駆動特性が変化してしまうことがある。
図6は、前方連結部124と後方連結部125とが支持部128によって接続されることで圧電モーター100の駆動特性が変化する理由を示した説明図である。前述したように、前方連結部124および後方連結部125は、振動体110の振動が少ない節部116に設けられているものの、節部116での僅かな振動が前方連結部124および後方連結部125を介して支持部128に伝わると、支持部128に意図しない共振が発生することがある。そして、この共振が連結部124,125を介して振動体110に戻ることで振動体110の本来の振動が邪魔され、凸部122の楕円運動の軌道が乱れると、凸部122とローターWとの当接の態様が変化する。たとえば、楕円運動の径が小さくなると、凸部122がローターWに当接する強さが弱くなったり、楕円軌道上で凸部122がローターWに当接する範囲(ストローク)が狭くなったりする。このため、ローターWに対して十分に駆動力を伝えることができず、その結果、ローターWを回転させる効率や、ローターWを所定の回転角度で位置決めする精度といった圧電モーター100の駆動特性が低下してしまう。
そこで、本実施例の圧電モーター100では、図1を用いて前述したように、補強部材140を支持部128に密接させて設けている。これにより、支持部128は、圧電素子130,131が接合されるシム板120に比べて剛性が高くなり、振動体110の節部116で生じる振動(シム板120で許容される振動)が支持部128に伝わっても、剛性の高い支持部128では、その振動が抑えられる(許容されない)。こうして支持部128に意図しない共振が発生することを抑制すれば、振動体110の本来の振動が邪魔されず、凸部122は特定の軌道で楕円運動するので、ローターWに対して所定の駆動力を伝えることができる。その結果、圧電モーター100の駆動特性を維持することができる。
尚、本実施例における「剛性」とは、「外力が加えられたときに、その外力による変形に抵抗する性質」をいうものとする。そして、「支持部128がシム板120よりも剛性が高い」ことを評価する方法として、次のようなものを例示することができる。例えば、支持部128およびシム板120のX方向の中央部分にZ方向から同じ力を加えて押圧した場合に撓み量を比較して、シム板120よりも支持部128の撓み量が小さければよい。あるいは、支持部128およびシム板120のX方向の一端を固定して他端にZ方向から同じ力を加えて曲げた場合に曲がり量を比較して、シム板120よりも支持部128の曲がり量が小さければよい。あるいは、支持部128およびシム板120のX方向の一端を固定してX方向を軸に他端を同じ力で捻じった場合に捻れ量を比較して、シム板120よりも支持部128の捻れ量が小さければよい。尚、これらの比較評価を、シム板120に圧電素子130,131を接合する前に行うことによって、より正確に評価することができる。
また、本実施例の圧電モーター100では、前述したように、前方連結部124および後方連結部125は、振動体110の振動が少ない節部116に設けられている。このため、節部116とは異なる部分(腹部114など)に設ける場合に比べて、連結部124,125を介して支持部128に伝わる振動を少なくして、支持部128で意図しない共振が発生することを抑制することができる。
また、補強部材140に用いる材料としては、剛性が高いだけでなく、振動係数が小さい材料(いわゆる制振材料)を含んでいてもよい。補強部材140に制振材料を用いることで、制振材料が吸収した振動エネルギーを熱や音などとして発散させて、支持部128に伝わった振動を減衰させるので、支持部128に意図しない共振が発生することをより確実に抑制することができる。
以下では、上述した本実施例の圧電モーター100の変形例について説明する。尚、変形例の説明にあたっては、上述の実施例と同様の構成部分については、先に説明した実施例と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は、第1変形例の圧電モーター100の構造を示した説明図である。前述した実施例では、シム板120と、連結部124,125と、支持部128とが一体に形成されており、これとは別体に前方板バネ150および後方板バネ160が設けられていた。これに対して、第1変形例の圧電モーター100では、一枚の金属平板からの打ち抜きと折り曲げによって、シム板120と、連結部124,125と、支持部128と、板バネ150,160と、固定部152,162とが一体に形成されている。
図7(a)には、一枚の金属平板から打ち抜いて折り曲げる前の展開図が示されている。図示されるように、支持部128の前方連結部124側の端部には、前方板バネ150が接続されており、支持部128の後方連結部125側の端部には、後方板バネ160が接続されている。そして、板バネ150,160の支持部128と接続されている側とは反対側には、固定部152,162が接続されている。
図7(b)には、図7(a)中の破線に沿って谷折りに折り曲げ、一点鎖線に沿って山折りに折り曲げた後の状態が斜視図で示されている。こうして折り曲げた後、シム板120に表圧電素子130および裏圧電素子131を接合して、支持部128に補強部材140を密接させて取り付けることで第1変形例の圧電モーター100が作製される。尚、図7(b)では、表圧電素子130および裏圧電素子131の図示を省略している。
このように、シム板120、連結部124,125、支持部128、板バネ150,160、固定部152,162を、一枚の金属平板からの打ち抜きと折り曲げによって一体に形成することで、これらを別体とした場合に比べて、互いを接合する工程が省けるので、圧電モーター100の製造が容易になる。加えて、接合ビスなどの部材が不要となるので、圧電モーター100の製造コストの低減を図ることができる。
図8は、第2変形例の圧電モーター100の構造を示した説明図である。図8(a)には、第2変形例の圧電モーター100の斜視図が示されている。尚、図8(a)では、表圧電素子130および裏圧電素子131の図示を省略している。図示されるように、第2変形例の圧電モーター100では、前述した実施例および第1変形例とは異なり、支持部128に密接させて補強部材140を設けておらず、代わりに、支持部128のY方向の両側に、支持部128に対して直角に折り曲げた曲げ部129が設けられている。
このように、支持部128のY方向の両側に曲げ加工を施すことによって、支持部128の曲げ部129が設けられた部分では、シム板120よりも剛性が高くなる。これにより、前述した実施例と同様に、振動体110(シム板120)で生じる振動が支持部128に伝わっても、支持部128では、その振動が抑えられるので、意図しない共振が支持部128に発生することを抑制して、圧電モーター100の駆動特性を維持することができる。また、曲げ部129は、シム板120や連結部124,125や支持部128等と一枚の金属平板から一体に形成することができるので、別部材(補強部材140)を追加することなく、支持部128の剛性を高くすることができる。
尚、支持部128に施す曲げ加工は、図8(a)に示すように支持部128に対して直角に折り曲げる態様に限られるものではない。たとえば、図8(b)に示すように、支持部128に対して180°折り返す態様としてもよい。また、図8(c)に示すように、断面がコの字型になるように折り曲げてもよい。あるいは、図8(d)に示すように、断面が環状となるように湾曲させてもよい。また、曲げ加工を、支持部128のY方向の両側ではなく、片側のみに施すこととしてもよい。
図9は、第3変形例の圧電モーター100の構造を示した斜視図である。前述した実施例および第1変形例では、支持部128がシム板120や連結部124,125と一体に形成されており、その支持部128に補強部材140を密接させてシム板120よりも剛性を高めていた。これに対して、第3変形例の圧電モーター100では、図9に示されるように支持部128がシム板120や連結部124,125とは別体に設けられており、その支持部128自体がシム板120よりも厚く形成されている。尚、第3変形例の支持部128は、シム板120と同じ材料で形成されているものとする。また、図示した例では、連結部124,125と支持部128とを接合ビス127によって接合しているが、接合方法は接着や溶接であってもよい。また、図9では、表圧電素子130および裏圧電素子131の図示が省略されている。
このように支持部128をシム板120よりも厚く形成することによって、支持部128の剛性をシム板120よりも高くすることができる。これにより、前述した実施例と同様に、振動体110(シム板120)から伝わる振動が支持部128では抑えられるので、意図しない共振が支持部128に発生することを抑制して、圧電モーター100の駆動特性を維持することができる。
尚、上述した第3変形例では、支持部128をシム板120よりも厚く形成することで剛性を高めていたが、支持部128を、シム板120よりも剛性の高い材料を用いて形成することとしてもよい。また、支持部128に用いる材料としては、剛性が高いだけでなく、制振材料を含んでいてもよい。制振材料を用いることで、支持部128に伝わった振動を減衰させて、意図しない共振の発生をより確実に抑制することができる。
また、前述した実施例では、振動体110の屈曲振動の振幅が小さい3カ所の節部116のうち、前節部116aおよび後節部116cに連結部124,125を設けるようになっていた。しかし、連結部を設ける位置は、これに限られるわけではなく、3カ所の節部116の中から2カ所以上を選択して設ければよい。
図10は、振動体110の前節部116aおよび中節部116bに連結部を設ける第4変形例の圧電モーター100を示した説明図である。図示されるように、振動体110の前節部116aのY方向の両側からは、前方連結部124が延設されており、中節部116bのY方向の両側からは、中央連結部126が延設されている。そして、これらの連結部124,126が振動体110と支持部128とを連結している。このような第4変形例の圧電モーター100では、振動体110の前節部116aおよび後節部116cに連結部124,125を設ける場合に比べて、連結部同士を接続する支持部128の長さが短くなり、支持部128における振動面積が減るので、意図しない共振の発生を抑制することができる。
図11は、3カ所の節部116の全てに連結部を設ける第5変形例の圧電モーター100を示した説明図である。図示されるように、振動体110の前節部116aのY方向の両側からは、前方連結部124が延設され、中節部116bのY方向の両側からは、中央連結部126が延設され、後節部116cのY方向の両側からは、後方連結部125が延設されている。そして、これらの連結部124,125,126が振動体110と支持部128とを連結している。このような第5変形例の圧電モーター100では、3カ所の節部116のうち2カ所に連結部を設ける場合に比べて、振動体110がより強固に支持される。このため、対象物に対して大きな駆動力を伝える場合であっても、その反力に抗して、振動体110が動かないように支持することができる。
尚、上述した実施例および変形例では、連結部124,125,126を振動体110のY方向の両側に一対で設けていたが、片側のみに設けることとしてもよい。これにより、圧電モーター100の設置スペースが限られる場合でも、振動体110の片側に支持部128を連結して振動体110を支持することができる。
また、前述した実施例では、連結部を設ける位置を、振動体110のY方向の両側で対称としていたが、非対称としてもよい。図12は、連結部を設ける位置を振動体110のY方向の両側で非対称とした第6変形例の圧電モーター100を示した説明図である。図示されるように、振動体110のY方向の一方は、前節部116aおよび中節部116bに連結部124,126が設けられており、他方は、中節部116bおよび後節部116cに連結部126,125が設けられている。
このような第6変形例の振動体110では、前節部116aおよび中節部116bに連結部124,126が設けられた一方の後側部分や、中節部116bおよび後節部116cに連結部126,125が設けられた他方の前側部分(図中のハッチングを付した部分)は、連結部124,125,126による制限がなく、大きく振動することができる。そのため、この部分に電圧を印加してやれば、凸部122の一方向(図示した例では左回り)の楕円運動の軌道を、他方向の楕円運動の軌道よりも大きくすることが可能となる。そして、軌道の大きい楕円運動に合わせて対象物を適切に設置してやれば、大きな駆動ストロークを確保することができる。このように、連結部を設ける位置を振動体110のY方向の両側で非対称として、対象物の駆動方向を一方向に特化させることにより、対象物を効率的に駆動することが可能となる。
上述した実施例の圧電モーター100あるいは変形例の圧電モーター100は、圧電モーター100の駆動特性に悪影響を与えることなく振動体110の支持を強固にすることが可能であるため、以下のような装置の駆動装置として好適に組み込むことができる。
図13は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んだロボットハンド200を例示した説明図である。図示したロボットハンド200は、基台202から複数本の指部203が立設されており、手首204を介してアーム210に接続されている。ここで、図13(a)に示されるように、指部203の根元の部分(可動部)は基台202内で移動可能となっており、この指部203の根元の部分に凸部122を押しつけた状態で圧電モーター100が搭載されている。このため、圧電モーター100を動作させることで、指部203を移動させて対象物を把持することができる。この圧電モーター100は、指部203を移動させる駆動部となっている。また、手首204の部分にも、手首204の端面に凸部122を押しつけた状態で圧電モーター100が搭載されている。このため、圧電モーター100を動作させることで、基台202全体を回転させることが可能である。
また、図13(b)に示されるように、指部203には、指部203の屈曲を可能とする関節部205が設けられている。この関節部205にも、関節部205の回動させる部分(可動部)に凸部122を押し付けた状態で圧電モーター100が搭載されている。このため、圧電モーター100を動作させることで、指部203を屈曲させることができる。
図14は、ロボットハンド200(ハンド部)を備えた単腕のロボット250を例示した説明図である。図示されるようにロボット250は、複数本のリンク部212(リンク部材)と、それらリンク部212の間を屈曲可能な状態で接続する関節部220とを備えたアーム210(腕部)を有している。また、ロボットハンド200はアーム210の先端に接続されている。そして、関節部220には、関節部220を屈曲させるための駆動部として実施例あるいは変形例の圧電モーター100が内蔵されており、関節部220の回動させる部分(可動部)に凸部122が押し付けられている。このため、圧電モーター100を動作させることにより、それぞれの関節部220を任意の角度だけ屈曲(回動)させることが可能である。
図15は、ロボットハンド200を備えた複腕のロボット260を例示した説明図である。図示されるようにロボット260は、複数本のリンク部212と、それらリンク部212の間を屈曲可能な状態で接続する関節部220とを備えたアーム210を複数本(図示した例では2本)有している。アーム210の先端には、ロボットハンド200や、工具201(ハンド部)が接続されている。また、頭部262には複数台のカメラ263が搭載され、本体部264の内部には全体の動作を制御する制御部266が搭載されている。更に、本体部264の底面に設けられたキャスター268によって搬送可能である。このロボット260にも、関節部220には、関節部220を屈曲させるための駆動部として実施例あるいは変形例の圧電モーター100が内蔵されており、関節部220の回動させる部分(可動部)に凸部122が押し付けられている。このため、圧電モーター100を動作させることにより、それぞれの関節部220を任意の角度だけ屈曲(回動)させることが可能である。
図16は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んで構成された指アシスト装置300を例示した説明図である。図16(a)には、指アシスト装置300を人間の手の指(人差し指)10に装着した様子を指の腹側から見た状態が示されている。図示されるように指アシスト装置300は、直列に連結された第1ユニット310と第2ユニット320とを備えている。尚、本適用例の第1ユニット310は、本発明の「第1部材」に相当し、本適用例の第2ユニット320は、本発明の「第2部材」に相当している。図示した例では、第1ユニット310が第1取付部312によって人差し指10の中節(第1関節と第2関節との間)の側面に取り付けられ、第2ユニット320が第2取付部322によって人差し指10の基節(第2関節と第3関節との間)の側面に取り付けられる。
図16(b)には、人差し指10に沿わせる側とは反対側から見た指アシスト装置300の正面図が示されている。指アシスト装置300の第2ユニット320には、2枚のフレーム板(第1フレーム板324,第2フレーム板326)の間に、方形と半円形とを合わせた形状に形成された金属平板である出力部材330が円弧の中心を軸に回動可能に設けられている(図16(a)参照)。この出力部材330の方形側には、第1ユニット310が連結ネジ314で連結されている。
また、2枚のフレーム板324,326の間には、出力部材330とは別軸で回動する円板形状のローター334や、ローター334と共に同軸で回動する平歯車336や、ローター334を回転させる圧電モーター100などが設けられている。出力部材330の半円形部分の外周には、平歯車336と噛み合う歯(図示省略)が設けられており、ローター334が回動すると、その回動が平歯車336を介して所定の比率で減速されて出力部材330に伝わり、出力部材330が回動する。
そして、圧電モーター100は、ローター334の外周面に凸部122を押し付けた状態で第1フレーム板324に固定されている。そのため、例えば、圧電モーター100を駆動してローター334を図面上で時計回りに回転させると、図中に白抜きの矢印で示すように、出力部材330と連結された第1ユニット310に対して第2ユニット320が時計回りに回転して(第2ユニット320に対して第1ユニット310が反時計回りに回転して)屈曲する。逆に、ローター334を反時計回りに回転させると、第1ユニット310に対して第2ユニット320が反時計回りに回転して(第2ユニット320に対して第1ユニット310が時計回りに回転して)伸展する。このように指アシスト装置300では、第1ユニット310に対して第2ユニット320を屈曲させたり伸展させたりすることが可能であり、人差し指10の第2関節の曲げ伸ばしをアシストする。
このような指アシスト装置300は、脳卒中などの病気や事故などで指動作に麻痺の残る人や、高齢で握力が低下した人などの指に装着して、指の屈曲あるいは伸展する動作をアシストすることができる。また、指に麻痺の残る人に対して指アシスト装置300を装着することによって、特に指を伸展する動作のリハビリテーションに有効である。
図17は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んで構成された電子部品検査装置400を例示した斜視図である。図示した電子部品検査装置400は、大まかには基台410と、基台410の側面に立設された支持台430とを備えている。基台410の上面には、検査対象の電子部品1が載置されて搬送される上流側ステージ412uと、検査済みの電子部品1が載置されて搬送される下流側ステージ412dとが設けられている。また、上流側ステージ412uと下流側ステージ412dとの間には、電子部品1の姿勢を確認するための撮像装置414と、電気的な特性を検査するために電子部品1がセットされる検査台416(検査部)とが設けられている。尚、電子部品1の代表的なものとしては、「半導体」や、「半導体ウェハー」、「LCDやOLEDなどの表示デバイス」、「水晶デバイス」、「各種センサー」、「インクジェットヘッド」、「各種MEMSデバイス」などが挙げられる。
また、支持台430には、基台410の上流側ステージ412uおよび下流側ステージ412dと平行な方向(Y方向)に移動可能にYステージ432が設けられており、Yステージ432からは、基台410に向かう方向(X方向)に腕部434が延設されている。また、腕部434の側面には、X方向に移動可能にXステージ436が設けられている。そして、Xステージ436には、撮像カメラ438と、上下方向(Z方向)に移動可能なZステージを内蔵した把持装置450が設けられている。また、把持装置450の先端には、電子部品1を把持する把持部452が設けられている。更に、基台410の前面側には、電子部品検査装置400の全体の動作を制御する制御装置418も設けられている。尚、本実施例では、支持台430に設けられたYステージ432や、腕部434や、Xステージ436や、把持装置450が、本発明の「電子部品搬送装置」に対応する。
以上のような構成を有する電子部品検査装置400は、次のようにして電子部品1の検査を行う。先ず、検査対象の電子部品1は、上流側ステージ412uに載せられて、検査台416の近くまで移動する。次に、Yステージ432およびXステージ436を動かして、上流側ステージ412uに載置された電子部品1の真上の位置まで把持装置450を移動させる。このとき、撮像カメラ438を用いて電子部品1の位置を確認することができる。そして、把持装置450内に内蔵されたZステージを用いて把持装置450を降下させて、把持部452で電子部品1を把持すると、そのまま把持装置450を撮像装置414の上に移動させて、撮像装置414を用いて電子部品1の姿勢を確認する。続いて、把持装置450に内蔵されている微調整機構を用いて電子部品1の姿勢を調整する。そして、把持装置450を検査台416の上まで移動させた後、把持装置450に内蔵されたZステージを動かして電子部品1を検査台416の上にセットする。把持装置450内の微調整機構を用いて電子部品1の姿勢が調整されているので、検査台416の正しい位置に電子部品1をセットすることができる。そして、検査台416を用いて電子部品1の電気的な特性の検査が終了したら、今度は検査台416から電子部品1を取り上げた後、Yステージ432およびXステージ436を動かして、下流側ステージ412dの上まで把持装置450を移動させ、下流側ステージ412dに電子部品1を置く。その後、下流側ステージ412dを動かして、検査が終了した電子部品1を所定位置まで搬送する。
図18は、把持装置450に内蔵された微調整機構についての説明図である。図示されるように把持装置450内には、把持部452に接続された回転軸454や、回転軸454が回転可能に取り付けられた微調整プレート456(可動部)などが設けられている。また、微調整プレート456は、図示しないガイド機構によってガイドされながら、X方向およびY方向に移動可能である。
ここで、図18に斜線を付して示されるように、回転軸454の端面に向けて回転方向用の圧電モーター100θが搭載されており、圧電モーター100θの凸部(図示は省略)が回転軸454の端面に押しつけられている。このため、圧電モーター100θを動作させることによって、回転軸454(および把持部452)をθ方向に任意の角度だけ精度良く回転させることが可能である。また、微調整プレート456に向けてX方向用の圧電モーター100xと、Y方向用の圧電モーター100yとが設けられており、それぞれの凸部(図示は省略)が微調整プレート456の表面に押しつけられている。このため、圧電モーター100xを動作させることによって、微調整プレート456(および把持部452)をX方向に任意の距離だけ精度良く移動させることができ、同様に、圧電モーター100yを動作させることによって、微調整プレート456(および把持部452)をY方向に任意の距離だけ精度良く移動させることが可能である。従って、図17の電子部品検査装置400は、圧電モーター100θ、圧電モーター100x、圧電モーター100yを動作させることにより、把持部452で把持した電子部品1の姿勢を微調整することが可能である。
図19は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んで構成された送液ポンプ500を例示した説明図である。図19(a)には送液ポンプ500を上面視した平面図が示されており、図19(b)には送液ポンプ500を側面視した断面図が示されている。図示されるように送液ポンプ500は、矩形形状のケース502内に円板形状のローター504(移動部)が回転可能に設けられており、ケース502とローター504との間には、薬液などの液体が内部を流通するチューブ506が挟持されている。また、チューブ506の一部は、ローター504に設けられたボール508(閉塞部)によって押しつぶされて閉塞した状態となっている。このためローター504が回転すると、ボール508がチューブ506を押しつぶす位置が移動するので、チューブ506内の液体が送液される。そして、圧電モーター100の凸部122をローター504の外周面に押し付けた状態で設ければ、ローター504を駆動する駆動部として圧電モーター100を用いることができる。こうすれば、極僅かな量を精度良く送液可能で、しかも小型な送液ポンプ500を実現することができる。
図20は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んだ印刷装置600を例示した斜視図である。図示した印刷装置600は、印刷媒体2の表面にインクを噴射して画像を印刷する、いわゆるインクジェットプリンターである。尚、印刷装置600が印刷する「画像」には、文字、図形、絵画、模様、写真映像などが含まれるものとする。印刷装置600は、略箱形の外観形状をしており、前面のほぼ中央には排紙トレイ601や、排出口602や、複数の操作ボタン605が設けられている。また、背面側には供給トレイ603が設けられている。供給トレイ603に印刷媒体2をセットして操作ボタン605を操作すると、供給トレイ603から印刷媒体2が吸い込まれて、印刷装置600の内部で印刷媒体2の表面に画像が印刷された後、排出口602から排出される。
印刷装置600の内部には、印刷媒体2上で主走査方向に往復動する印刷ヘッド620と、印刷ヘッド620の主走査方向への動きをガイドするガイドレール610が設けられている。また、図示した印刷ヘッド620は、印刷媒体2上にインクを噴射する印字部622や、印刷ヘッド620を主走査方向に走査するための走査部624などから構成されている。印字部622の底面側(印刷媒体2に向いた側)には、複数の噴射ノズルが設けられており、噴射ノズルから印刷媒体2に向かってインクを噴射することができる。また、走査部624には、駆動部としての圧電モーター100m,100sが搭載されている。圧電モーター100mの凸部(図示は省略)はガイドレール610に押しつけられている。このため、圧電モーター100mを動作させることで、印刷ヘッド620を主走査方向に移動させることができる。また、圧電モーター100sの凸部122は、印字部622に対して押しつけられている。このため、圧電モーター100sを動作させることで、印字部622の底面側を印刷媒体2に近付けたり、印刷媒体2から遠ざけたりすることが可能である。また、印刷装置600には、ロール紙604を切断するための切断機構630も搭載されている。切断機構630は、用紙カッター636を先端に搭載したカッターホルダー632と、カッターホルダー632を貫通して主走査方向に延設されたガイド軸634とを備えている。カッターホルダー632内には圧電モーター100cが搭載されており、圧電モーター100cの図示しない凸部はガイド軸634に押し付けられている。このため、圧電モーター100cを動作させるとカッターホルダー632がガイド軸634に沿って主走査方向に移動し、用紙カッター636がロール紙604を切断する。また、印刷媒体2を紙送りするための駆動部として圧電モーター100を用いることも可能である。
図21は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んだ電子時計700の内部構造を例示した説明図である。図21では、電子時計700の時刻表示側とは反対側(裏蓋側)から見た平面図が示されている。図21に例示した電子時計700の内部には、円板形状の回転円板702と、回転円板702の回転を、時刻を表示する指針(図示省略)に伝達する歯車列704と、回転円板702を駆動する駆動部としての圧電モーター100と、電力供給部706と、水晶チップ708と、IC710とを備えている。また、電力供給部706や、水晶チップ708、IC710は、図示しない回路基板に搭載されている。歯車列704は、図示しないラチェットを含む複数の歯車で構成されており、隣り合う歯車同士の歯を噛み合わせて順次回転を伝達するように配列されている。尚、図示が煩雑となることを避けるために、図21では、歯車の歯先を結んだ線を細い一点鎖線で表し、歯車の歯元を結んだ線を太い実線で表している。従って、太い実線および細い一点鎖線による二重の円形は歯車を表していることになる。また、歯先を示す細い一点鎖線については全周を表示せず、他の歯車と噛み合う部分の周辺のみを表示している。
回転円板702には、同軸に小さな歯車702gが設けられており、この歯車702gが歯車列704と噛み合わされている。このため回転円板702の回転は、所定の比率で減速されながら歯車列704を伝わる。そして、この歯車の回転が時刻を表す指針に伝達されて時刻を表示する。そして、圧電モーター100の凸部122を回転円板702の外周面に押し付けた状態で設ければ、回転円板702を回転させる駆動部として圧電モーター100を用いることができる。
図22は、実施例あるいは変形例の圧電モーター100を組み込んだ投影装置800を例示した説明図である。図示されるように投影装置800は、光学レンズを含んだ投影部802を備えており、内蔵する光源(図示は省略)からの光を投影することによって画像を表示する。そして、投影部802に含まれる光学レンズの焦点を合わせるための調整機構804(調整部)を、駆動部として圧電モーター100を用いて駆動するようにしても良い。圧電モーター100は位置決めの分解能が高いので、微妙な焦点合わせを行うことができる。また、光源からの光を投影しない間は、レンズカバー806で投影部802の光学レンズを覆うことで、光学レンズに傷が付くことを防ぐことができる。このレンズカバー806を開閉するための駆動部として、圧電モーター100を用いることもできる。
以上、本発明の圧電モーターや、圧電モーターを搭載した各種装置について説明したが、本発明は上記の実施例や、変形例、適用例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
たとえば、上述の実施例および変形例では、シム板120よりも支持部128の剛性を高くするために、支持部128に補強部材140を密接させて設ける態様、支持部128に曲げ加工を施す態様、支持部128をシム板120よりも厚く形成する態様、および支持部128をシム板120よりも剛性の高い材料(制振材料を含む)で形成する態様の何れかを採用していたが、これらの態様を2つ以上組合せることとしてもよい。こうすれば、支持部128の剛性をさらに高めることができる。
1…電子部品、 2…印刷媒体、 10…人差し指、
100…圧電モーター、 110…振動体、 114…腹部、
116…節部、 120…シム板、 122…凸部、
124…前方連結部、 125…後方連結部、 126…中央連結部、
127…接合ビス、 128…支持部、 129…曲げ部、
130…表圧電素子、 131…裏圧電素子、 132…表電極、
133…裏電極、 140…補強部材、 150…前方板バネ、
152…固定部、 154…固定ビス、 156…台座部、
158…接合ビス、 160…後方板バネ、 162…固定部、
164…固定ビス、 166…台座部、 168…接合ビス、
200…ロボットハンド、 201…工具、 202…基台、
203…指部、 204…手首、 205…関節部、
210…アーム、 212…リンク部、 220…関節部、
250…ロボット、 260…ロボット、 262…頭部、
263…カメラ、 264…本体部、 266…制御部、
268…キャスター、 300…指アシスト装置、
310…第1ユニット、 312…第1取付部、 314…連結ネジ、
320…第2ユニット、 322…第2取付部、 330…出力部材、
334…ローター、 336…平歯車、
400…電子部品検査装置、 410…基台、
412d…下流側ステージ、 412u…上流側ステージ、
414…撮像装置、 416…検査台、 418…制御装置、
430…支持台、 434…腕部、 438…撮像カメラ、
450…把持装置、 452…把持部、 454…回転軸、
456…微調整プレート、 500…送液ポンプ、 502…ケース、
504…ローター、 506…チューブ、 508…ボール、
600…印刷装置、 601…排紙トレイ、 602…排出口、
603…供給トレイ、 604…ロール紙、 605…操作ボタン、
610…ガイドレール、 620…印刷ヘッド、 622…印字部、
624…走査部、 630…切断機構、
632…カッターホルダー、 634…ガイド軸、 636…用紙カッター、
700…電子時計、 702…回転円板、 702g…歯車、
704…歯車列、 706…電力供給部、 708…水晶チップ、
710…IC、 800…投影装置、 802…投影部、
804…調整機構、 806…レンズカバー。

Claims (17)

  1. 屈曲振動可能な振動体と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記連結部の剛性を高める補強部材と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記補強部材は、制振材料を含み、
    前記接合部は、前記接合部よりも剛性が高くなっている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  2. 屈曲振動可能な振動体と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部には、前記振動体が屈曲する方向に交差する線分に沿って曲げた曲げ部が設けられている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  3. 屈曲振動可能な振動体と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  4. 屈曲振動可能な振動体と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性の高い材料で形成されている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  5. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の圧電モーターであって、
    前記接合部、前記支持部、および前記連結部は、一枚の板材から一体に形成されている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  6. 請求項5に記載の圧電モーターであって、
    前記圧電モーターが駆動する対象物に向けて前記振動体を付勢する板バネを備え、
    前記板バネは、一枚の板材を折り曲げて前記接合部、前記支持部、および前記連結部と
    一体に形成されている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  7. 請求項6に記載の圧電モーターであって、
    前記圧電モーターを所定の位置に固定する固定部を備え、
    前記固定部は、一枚の板材を折り曲げて前記接合部、前記支持部、前記連結部、および
    前記板バネと一体に形成されている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載の圧電モーターであって、
    前記振動体は、前記圧電モーターが駆動する対象物に当接する側の端部よりも屈曲振動
    の振幅が小さい節部として、前記対象物に近い側の前節部、前記対象物から遠い側の後節
    部、および前記前節部と前記後節部との間の中節部を有し、
    前記連結部は、前記前節部、前記中節部、および前記後節部の中から選択した2つ以上
    の前記節部に設けられている
    ことを特徴とする圧電モーター。
  9. 指部で対象物を把持可能なロボットハンドであって、
    前記指部が移動可能に立設された基体と、
    前記基体に対する前記指部の移動、あるいは前記指部の関節の回動に連動する可動部と、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とするロボットハンド。
  10. 回動可能な関節部が設けられた腕部と、
    前記腕部に設けられたハンド部と、
    前記腕部が設けられた本体部と
    を備えたロボットであって、
    前記関節部の回動に連動する可動部と、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とするロボット。
  11. 指に装着されて前記指が屈曲あるいは伸展する動きをアシストする指アシスト装置であ
    って、
    前記指に装着される第1部材と、
    前記指に装着され、前記第1部材に対して、前記指が屈曲する方向に回動可能に連結さ
    れた第2部材と、
    前記第2部材の回動に連動する可動部と、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする指アシスト装置。
  12. 電子部品を把持する把持部を備える電子部品搬送装置であって、
    前記電子部品を把持した前記把持部の移動に連動する可動部と、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする電子部品搬送装置。
  13. 電子部品を把持する把持部と、
    前記電子部品を検査する検査部と
    を備える電子部品検査装置であって、
    前記電子部品を把持した前記把持部の移動に連動する可動部と、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記可動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記可動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする電子部品検査装置。
  14. 液体が流動可能なチューブと、
    前記チューブに当接して前記チューブを閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部を移動させる移動部と
    を備える送液ポンプであって、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記移動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記移動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする送液ポンプ。
  15. 媒体に画像を印刷する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを移動させる移動部と
    を備える印刷装置であって、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記移動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記移動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする印刷装置。
  16. 同軸に歯車が設けられ、回動可能な回転円板と、
    複数の歯車を含んで構成された歯車列と、
    前記歯車列に接続され、時刻を指し示す指針と
    を備える電子時計であって、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記回転円板に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記回転円板を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする電子時計。
  17. 光を発生させる光源と、
    光学レンズを含み、前記光を投影する投影部と、
    前記光学レンズを移動させる移動部と
    を備える投影装置であって、
    屈曲振動可能な振動体と、
    前記移動部に当接し、前記振動体の振動を伝えて前記移動部を駆動する当接部と、
    前記振動体が接合された接合部と、
    前記接合部と並設され、前記振動体及び前記接合部を支持するための支持部と、
    前記接合部および前記支持部を連結する複数の連結部と
    を備え、
    前記支持部は、前記接合部よりも剛性が高くなっており、
    前記支持部は、前記接合部よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする投影装置。
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