JP6848614B2 - 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター - Google Patents

圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP6848614B2
JP6848614B2 JP2017070930A JP2017070930A JP6848614B2 JP 6848614 B2 JP6848614 B2 JP 6848614B2 JP 2017070930 A JP2017070930 A JP 2017070930A JP 2017070930 A JP2017070930 A JP 2017070930A JP 6848614 B2 JP6848614 B2 JP 6848614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
vibration module
vibration
piezoelectric vibration
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017070930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018174640A (ja
Inventor
智明 ▲高▼橋
智明 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017070930A priority Critical patent/JP6848614B2/ja
Priority to CN201810223432.7A priority patent/CN108696174B/zh
Priority to US15/938,311 priority patent/US10957842B2/en
Publication of JP2018174640A publication Critical patent/JP2018174640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6848614B2 publication Critical patent/JP6848614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/802Circuitry or processes for operating piezoelectric or electrostrictive devices not otherwise provided for, e.g. drive circuits
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/003Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with bending modes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/002Driving devices, e.g. vibrators using only longitudinal or radial modes
    • H02N2/0025Driving devices, e.g. vibrators using only longitudinal or radial modes using combined longitudinal modes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/0075Electrical details, e.g. drive or control circuits or methods
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/026Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors by pressing one or more vibrators against the driven body
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/103Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors by pressing one or more vibrators against the rotor
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/20Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/87Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクターに関するものである。
特許文献1に記載の圧電駆動装置は、ローターと、ローターに当接する複数の圧電駆動部と、を有している。また、各圧電駆動部を順方向に楕円振動させる駆動モードと、逆方向に楕円振動させる駆動モードと、縦振動させる駆動モードと、を選択可能となっている。
特開2016−152705号公報
ここで、圧電駆動装置の重要なパラメーターとして、駆動力(ローターを回転させる力)と、保持力(ローターを保持する力)と、がある。保持力を大きくする場合には、圧電駆動部の数を多くすればよいが、単に、圧電駆動部の数を多くしてしまうと、駆動力が過剰に大きくなり過ぎたり、装置の大型化を招いたりしてしまう。
本発明の目的は、駆動力を過剰に大きくせずに、保持力を高めることができる圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクターを提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の圧電駆動装置は、従動部に向けて押圧され、振動部と、前記従動部と当接し前記振動部の振動を前記従動部に伝達する伝達部と、を備える第1圧電振動モジュールおよび第2圧電振動モジュールを有し、
前記第2圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力は、前記第1圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力よりも大きく、
前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部は、押圧方向に振動する縦振動および前記押圧方向と交差する方向に振動する横振動の複合振動である屈曲振動を行い、
前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部は、押圧方向に振動する縦振動を行うことを特徴とする。
これにより、駆動力を過剰に大きくせずに、保持力を高めることができる圧電駆動装置が得られる。
本発明の圧電駆動装置では、前記従動部に押圧されていない状態において、
前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部の前記縦振動の振幅は、前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部の前記縦振動の振幅よりも大きいことが好ましい。
これにより、第2圧電振動モジュールを縦振動させることで、より確実に、第2圧電振動モジュールと従動部との摩擦力を減少させることができる。そのため、第1圧電振動モジュールの屈曲振動によって、よりスムーズに従動部を移動させることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1圧電振動モジュールの前記振動部および前記第2圧電振動モジュールの前記振動部は、同じ構成であることか好ましい。
これにより、圧電駆動装置の構成が簡単なものとなる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1圧電振動モジュールおよび前記第2圧電振動モジュールは、前記振動部に配置され、前記押圧方向と交差する方向に並んで配置されている少なくとも一対の振動領域を有し、
前記第1圧電振動モジュールは、前記一対の振動領域を異なる位相で伸縮させることで前記伝達部を前記屈曲振動させ、
前記第2圧電振動モジュールは、前記一対の振動領域を同じ位相で伸縮させることで前記伝達部を前記縦振動させることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、第1圧電振動モジュールを屈曲振動させると共に、第2圧電振動モジュールを縦振動させることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1圧電振動モジュールの前記振動部および前記第2圧電振動モジュールの前記振動部は、互いに異なる構成であることが好ましい。
これにより、第1圧電振動モジュールおよび第2圧電振動モジュールをそれぞれ適した構成とすることができるため、より効率的な駆動が可能な圧電駆動装置となる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第2圧電振動モジュールの前記縦振動を生じさせる振動領域の面積が、前記第1圧電振動モジュールの前記縦振動を生じさせる振動領域の面積よりも大きいことが好ましい。
これにより、第2圧電振動モジュールを縦振動させることで、より確実に、第2圧電振動モジュールと従動部との摩擦力を減少させることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第2圧電振動モジュールは、前記振動領域を1つ有していることが好ましい。
これにより、振動領域を大きくすることができ、第2圧電振動モジュールの縦振動の振幅をより大きくすることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部を前記屈曲振動させつつ、前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部を前記縦振動させることで、前記従動部を移動させる第1モードと、
前記第1圧電振動モジュールおよび前記第2圧電振動モジュールの駆動を停止し、前記第1圧電振動モジュールおよび前記第2圧電振動モジュールで前記従動部を保持する第2モードと、を有していることが好ましい。
これにより、従動部を所定位置まで移動させた後には、その位置に従動部を保持することができる。そのため、従動部の意図しない移動が抑制され、圧電駆動装置の信頼性が向上する。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部および前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部を前記縦振動させることで、前記従動部の移動を許容する第3モードを有していることが好ましい。
これにより、例えば、操作者が手動(自らの手で)で従動部を操作することができ、圧電駆動装置の使い勝手がより向上する。
本発明の圧電駆動装置の駆動方法は、従動部に向けて押圧され、振動部と、前記従動部と当接し前記振動部の振動を前記従動部に伝達する伝達部と、を備える第1圧電振動モジュールおよび第2圧電振動モジュールを有する圧電駆動装置の駆動方法であって、
前記第2圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力を、前記第1圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力よりも大きくした状態で、
前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部が、押圧方向に振動する縦振動および前記押圧方向と交差する方向に振動する横振動の複合振動である屈曲振動を行うと共に、
前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部が、押圧方向に振動する縦振動を行うことにより前記従動部を従動させることを特徴とする。
これにより、駆動力を過剰に大きくせずに、保持力を高めることができる。
本発明のロボットは、本発明の圧電駆動装置を備えること特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高いロボットが得られる。
本発明の電子部品搬送装置は、本発明の圧電駆動装置を備えることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高い電子部品搬送装置が得られる。
本発明のプリンターは、本発明の圧電駆動装置を備えることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高いプリンターが得られる。
本発明のプロジェクターは、本発明の圧電駆動装置を備えることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高いプロジェクターが得られる。
本発明の第1実施形態に係る圧電駆動装置を示す斜視図である。 図1に示す圧電駆動装置が有する圧電振動モジュールを示す平面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2中のB−B線断面図である。 図2に示す圧電振動モジュールの順回転振動モードを示す図である。 図2に示す圧電振動モジュールの逆回転振動モードを示す図である。 図2に示す圧電振動モジュールの縦振動モードを示す図である。 図1に示す圧電駆動装置の駆動方法を説明するための図である。 図1に示す圧電駆動装置の駆動方法を説明するための図である。 図1に示す圧電駆動装置の駆動方法を説明するための図である。 図1に示す圧電駆動装置の駆動方法を説明するための図である。 従来構成で実現できる駆動力および保持力の一例を示す表である。 本発明の構成で実現できる駆動力および保持力の一例を示す表である。 本発明の第2実施形態に係る圧電駆動装置が有する第2圧電振動モジュールの平面図である。 図14中のC−C線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧電駆動装置を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る電子部品搬送装置を示す斜視図である。 図18に示す電子部品搬送装置が有する電子部品保持部を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。 本発明の第7実施形態に係るプロジェクターの全体構成を示す概略図である。
以下、本発明の圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクターを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る圧電駆動装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧電駆動装置を示す斜視図である。図2は、図1に示す圧電駆動装置が有する圧電振動モジュールを示す平面図である。図3は、図2中のA−A線断面図である。図4は、図2中のB−B線断面図である。図5は、図2に示す圧電振動モジュールの順回転振動モードを示す図である。図6は、図2に示す圧電振動モジュールの逆回転振動モードを示す図である。図7は、図2に示す圧電振動モジュールの縦振動モードを示す図である。図8ないし図11は、それぞれ、図1に示す圧電駆動装置の駆動方法を説明するための図である。図12は、従来構成で実現できる駆動力および保持力の一例を示す表である。図13は、本発明の構成で実現できる駆動力および保持力の一例を示す表である。以下では、説明の便宜上、図1ないし図13中の上側を「上」とも言い、図1ないし図13中の下側を「下」とも言う。
図1に示す圧電駆動装置1は、回転モーター(超音波モーター)として利用され、回転軸Oまわりに回転可能なローター2(従動部)と、ローター2の上面21に当接する複数の圧電振動モジュール3と、各圧電振動モジュール3を支持するステージ4と、ステージ4を介して各圧電振動モジュール3をローター2に向けて付勢する付勢部5と、各圧電振動モジュール3の駆動を独立して制御する制御部6と、を有している。また、複数の圧電振動モジュール3には、少なくとも1つの第1圧電振動モジュール3Aと、少なくとも1つの第2圧電振動モジュール3Bとが含まれている。
第1圧電振動モジュール3Aは、ローター2を回転軸Oまわりに回転(移動)させる駆動部としての機能と、ローター2をその状態で保持する(すなわち移動を規制する)保持部としての機能と、を併せ持っている。一方、第2圧電振動モジュール3Bは、ローター2を回転軸Oまわりに回転させる駆動部としての機能を実質的に有しておらず、ローター2をその状態で保持する保持部としての機能のみを有している。すなわち、圧電駆動装置1は、第1圧電振動モジュール3Aによってローター2を回転させ、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bによってローター2を保持する構成となっている。
このような構成によれば、第1圧電振動モジュール3Aだけでローター2を移動させるため、ローター2の駆動力が過剰(必要以上)に大きくなってしまうことを抑制することができる。また、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの両方でローター2を保持するため、ローター2の保持力をより高めることができる。また、後述するように、第2圧電振動モジュール3Bは、第1圧電振動モジュール3Aよりも大きな力でローター2に押し当てられており、その分、第1圧電振動モジュール3Aよりも大きな保持力を発揮できる。そのため、所定の大きさの保持力を発揮するために必要な圧電振動モジュール3の数を少なくすることができ、圧電駆動装置1の小型化を図ることもできる。以下、このような圧電駆動装置1について、詳細に説明する。
ローター2は、円板状をなしており、回転軸Oまわりに回転可能に軸受されている。ただし、ローター2の構成としては、特に限定されない。
そして、ローター2の上面21に当接して複数の圧電振動モジュール3が配置されている。また、複数の圧電振動モジュール3には、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bがそれぞれ少なくとも1つずつ含まれており、これらが回転軸Oまわりに配置されている。なお、本実施形態では、複数の圧電振動モジュール3が、2つの第1圧電振動モジュール3Aと、1つの第2圧電振動モジュール3Bと、を含む構成となっている。ただし、圧電振動モジュール3の数は、特に限定されないし、圧電振動モジュール3に含まれる第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの数もそれぞれ特に限定されない。また、ローター2を回転させることができれば、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの配置も特に限定されない。
次に、圧電振動モジュール3の構成について簡単に説明する。なお、本実施形態では、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの構成が互いに同じであるため、以下では、「圧電振動モジュール3」の構成として説明する。
図2に示すように、圧電振動モジュール3は、振動可能な振動部31と、振動部31を支持する支持部32と、振動部31および支持部32を接続する一対の接続部33と、振動部31に設けられた伝達部34と、を有している。振動部31は、略長方形状の板状をなし、その先端部に伝達部34が設けられている。また、支持部32は、振動部31の基端側を囲むU字形状となっている。
このような構成の圧電振動モジュール3では、伝達部34の先端部においてローター2の上面21に当接し、支持部32においてステージ4に固定されている。なお、ステージ4は、ばね部材(板ばね、スプリングばね)等の付勢部5によってローター2側(図2中下方側)に向けて付勢されており、これにより、伝達部34が十分な摩擦力を持ってローター2の上面21と接触している。そのため、スリップが抑制され、伝達部34を介して振動部31の振動を効率的にローター2へ伝達することができる。
また、図1に示すように、圧電振動モジュール3は、第1基板35と、第2基板36と、を有している。また、振動部31は、第1基板35と第2基板36との間に設けられた圧電素子37を有し、支持部32は、第1基板35と第2基板36との間に設けられた間座38を有している。なお、間座38は、支持部32の厚さを振動部31の厚さに揃えるためのスペーサーとして機能する。
図2に示すように、圧電素子37は、5つの圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eを含んでいる。そして、圧電素子37A、37Bは、振動部31の幅方向の一方側(図2中右側)に位置し、振動部31の長手方向に並んで配置されている。また、圧電素子37D、37Eは、振動部31の幅方向の他方側(図2中の左側)に位置し、振動部31の長手方向に並んで配置されている。また、圧電素子37Cは、振動部31の幅方向の中央部に位置し、振動部31の長手方向に沿って配置されている。なお、圧電素子37の構成としては、特に限定されず、例えば、圧電素子37Cを省略してもいい。
また、図3および図4に示すように、5つの圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eは、それぞれ、圧電体372と、圧電体372の上面に設けられた第1電極371と、圧電体372の下面に設けられた第2電極373と、を有している。そして、圧電体372の第1電極371と第2電極373とで挟まれた領域が振動領域370となっている。
第1電極371は、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eに共通して設けられた共通電極である。一方、第2電極373は、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eごとに個別に設けられた個別電極である。ここで、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eの第2電極373の幅(図2中の横方向の長さ)は、それぞれ、ほぼ等しい。また、圧電素子37A、37B、37D、37Eの第2電極373の長さ(図2中の上下方向の長さ)は、圧電素子37Cの第2電極373の長さの約1/2である。ただし、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eの第2電極373のサイズは、これに限定されない。
また、圧電体372は、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eに共通して一体的に設けられている。なお、圧電体372は、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eごとに個別に設けられていてもよい。
圧電体372は、振動部31の厚さ方向に沿った方向の電界が印加されることで振動部31の長手方向に沿った方向に伸縮する。圧電体372の構成材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、酸化亜鉛、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)、メタニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等の圧電セラミックスを用いることができる。圧電セラミックスで構成された圧電体372は、例えば、バルク材料から形成してもよいし、ゾル−ゲル法やスパッタリング法を用いて形成してもよい。なお、圧電体372の構成材料としては、上述した圧電セラミックスの他にも、ポリフッ化ビニリデン、水晶等を用いてもよい。
以上のような構成の圧電振動モジュール3では、図示しない電源部より供給される駆動電圧を第1電極371と第2電極373との間に印加すると、駆動電圧のパターンに応じて各圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eが振動し、振動部31全体が振動する。
次に、圧電振動モジュール3の振動モードについて説明する。圧電振動モジュール3は、伝達部34が順方向(第1方向)に回転する順回転振動モードと、伝達部34が順方向と逆方向(第2方向)に回転する逆回転振動モードと、伝達部34が振動部31の長手方向に振動する縦振動モードと、を有しており、これらの振動モードを選択(切替)できるようになっている。ただし、第2圧電振動モジュール3Bについては、縦振動モードで駆動することができれば、順回転振動モードまたは逆回転振動モードに切り替えることができなくてもよい。
順回転振動モードは、図5に示すように、図中の反時計回りに伝達部34を楕円運動させる振動モードである。このような回転振動モードを行うには、例えば、図5中の電圧V1を圧電素子37A、37Eに印加し、電圧V2を圧電素子37Cに印加し、電圧V3を圧電素子37B、37Dに印加する。これにより、振動部31は、その長手方向(圧電振動モジュール3とローター2との並び方向。付勢部5による押圧方向)に伸縮する縦振動を行いつつ、その幅方向(長手方向に交差(直交)する方向)に2次で屈曲する横振動を行う。このような縦振動と横振動とが合成され、振動部31がS字状に屈曲振動し、それに伴って、伝達部34が縦振動と横振動の複合振動である反時計回りの回転振動(楕円振動)を行う。このように、圧電素子37A、37Eと、圧電素子37B、37Dと、圧電素子37Cと、を異なる位相で伸縮させることで、伝達部34を回転振動させることができる。ただし、伝達部34を反時計回りに楕円運動させることができれば、圧電振動モジュール3に印加する電圧パターンは、特に限定されない。
逆回転振動モードは、図6に示すように、図中の時計回りに伝達部34を楕円運動させる振動モードである。このような回転振動モードを行うには、例えば、図6中の電圧V1’を圧電素子37A、37Eに印加し、電圧V2’を圧電素子37Cに印加し、電圧V3’を圧電素子37B、37Dに印加する。これにより、振動部31は、その長手方向に伸縮する縦振動を行いつつ、その幅方向に2次で屈曲する横振動を行う。このような縦振動と横振動とが合成され、振動部31が逆S字状に屈曲振動し、それに伴って、伝達部34が縦振動と横振動の複合振動である時計回りの回転振動(楕円振動)を行う。このように、圧電素子37A、37Eと、圧電素子37B、37Dと、圧電素子37Cと、を異なる位相で伸縮させることで、伝達部34を回転振動させることができる。ただし、伝達部34を時計回りに楕円運動させることができれば、圧電振動モジュール3に印加する電圧パターンは、特に限定されない。
縦振動モードは、図7に示すように、振動部31の長手方向(圧電振動モジュール3とローター2との並び方向。付勢部5による押圧方向)に伝達部34を振動させる振動モードである。このような縦振動モードを行うには、例えば、図7中の電圧V4を各圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eに印加する。これにより、振動部31は、その長手方向に伸縮する縦振動を行い、それに伴って、伝達部34が縦振動を行う。このように、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eを同じ位相で伸縮させることで、伝達部34を縦振動させることができる。特に、電圧V4を圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eに印加することで、縦振動モードにおける縦振動の振幅を、順回転振動モードおよび逆回転振動モードにおける縦振動の振幅よりも大きくすることができる。ただし、伝達部34を縦振動させることができれば、圧電振動モジュール3に印加する電圧パターンは、特に限定されない。
なお、本実施形態の縦振動モードは、実質的に縦振動だけを含む振動モードである。このように、縦振動モードは、縦振動だけを含む振動モードであることが好ましい。しかしながら、縦振動モードとしては、例えば、前述した順回転振動モードおよび逆回転振動モードよりも小さい振幅の横振動を含んでいてもよい。すなわち、順回転振動モードおよび逆回転振動モードよりも小さい駆動力を発生する回転振動を行うモードであってもよい。
以上、圧電振動モジュール3について説明した。なお、圧電振動モジュール3としては、上述したような順回転振動モード、逆回転振動モードおよび縦振動モードで駆動することができれば、特に限定されない。例えば、支持部32および接続部33を省略してもよいし、圧電素子37の構成(圧電素子の数、配置)も特に限定されない。また、圧電振動モジュール3として、例えば、本実施形態の圧電振動モジュール3を複数積層させた(重ね合わせた)構成としてもよい。これにより、より駆動力の大きい圧電振動モジュール3となる。
次に、圧電駆動装置1の駆動方法について説明する。圧電駆動装置1は、ローター2を保持する(移動を規制する)保持モード(第1モード)と、ローター2を回転させる駆動モード(第2モード)と、ローター2の回転を許容し、ローター2を手動で回転させることができる手動モード(第3モード)と、を有し、これらのうちの1つのモードを選択可能となっている。なお、保持モード、駆動モード、手動モードの選択は、制御部6によって行われる。
まず、保持モードについて説明する。保持モードは、ローター2の移動を規制するモードである。このモードでは、図8に示すように、全ての圧電振動モジュール3(第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3B)が駆動(振動)を停止している。前述したように、各圧電振動モジュール3は、付勢部5によってローター2側に付勢されており、各伝達部34が十分な摩擦力を持ってローター2の上面21と接触している。そのため、この状態では、各圧電振動モジュール3によってローター2が保持されており、ローター2の回転(移動)が阻止されている。このような保持モードを有することで、ローター2を所定の位置(回転角度)に保持することができる。また、ローター2の意図しない移動を抑制することができ、圧電駆動装置1の安全性や使い勝手(利便性)が向上する。
ここで、前述したように、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力は、第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力よりも大きい。すなわち、第2圧電振動モジュール3Bは、第1圧電振動モジュール3Aよりも強い力でローター2に押し付けられており、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力が、第1圧電振動モジュール3Aとローター2との摩擦力よりも大きい。これにより、例えば、従来のように、全ての圧電振動モジュール3が同じ力でローター2に押し付けられている場合と比べて、所定の保持力を得るために必要な圧電振動モジュール3の数を少なくすることができる。したがって、圧電駆動装置1の小型化を図ることができる。
なお、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力としては、特に限定されないが、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力をN2とし、第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力をN1としたとき、2≦N2/N1≦10であることが好ましく、3≦N2/N1≦5であることがより好ましい。これにより、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力を十分に高めることができる。また、上述するように、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させた際に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力を十分に減少させることができ、駆動モードにおいて、ローター2をスムーズに移動させることができる。
次に、駆動モードについて説明する。駆動モードは、各圧電振動モジュール3を駆動(振動)させて、ローター2を回転させるモードである。このモードでは、図9に示すように、第1圧電振動モジュール3Aを回転振動モードで駆動し、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動モードで駆動する。これにより、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34によってローター2が送り出され、ローター2が回転軸Oまわりに回転(従動)する。なお、第2圧電振動モジュール3Bに生じている縦振動モードは、ローター2を回転させる駆動力を実質的に発生せず、ローター2の回転を許容するための振動である。このように、第2圧電振動モジュール3Bを、ローター2を移動させる駆動部として用いないことで、ローター2の駆動力が過剰(必要以上)に大きくなってしまうことを抑制することができる。
ここで、駆動モードの際、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させる理由について説明する。前述したように、第2圧電振動モジュール3Bは、ローター2に向けて付勢されており、非駆動状態において、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34は、十分な摩擦力を持ってローター2に当接している。そのため、第2圧電振動モジュール3Bが駆動(振動)していないと、第2圧電振動モジュール3Bが抵抗(ブレーキ)となって、第1圧電振動モジュール3Aを駆動させてローター2を回転させようとしても、ローター2を回転させることができないか、または、回転してもその回転速度が低下してしまう等の問題が生じるおそれがある。
そこで、駆動力を発生させない第2圧電振動モジュール3Bについて、ローター2との摩擦力を減少させ、ローター2の回転を許容する必要があり、これを実現するのが縦振動モードである。この振動モードは、ローター2に対して接近、離間する方向の往復振動であるため、離間する方向に振動した際にローター2との摩擦力が低下する(伝達部34がローター2から離間すれば摩擦力は0となる)。そのため、平均すれば停止状態(非駆動状態)と比べて伝達部34とローター2との摩擦力が小さくなり、ローター2の移動を許容することができる。なお、第2圧電振動モジュール3Bは、縦振動モードの際、ローター2と離間する時間を有していることが好ましい。これにより、伝達部34とローター2との平均的な摩擦力をより小さくすることができる。
ここで、第2圧電振動モジュール3Bでは各圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eの伸縮によって縦振動を生じさせているのに対して、第1圧電振動モジュール3Aでは圧電素子37Cの伸縮によって縦振動を生じさせている。そのため、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bに印加する電圧(図5中の電圧V1、V2、V3、図7中の電圧V4)が同じ大きさであっても、ローター2と接触していない状態(他の部材と接触していない自然状態)において、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅よりも大きくなる。本実施形態では、圧電素子37A、37B、37C、37D、37Eの振動領域370の大きさの合計が、圧電素子37Cの振動領域370の約3倍であるため、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅の約3倍となる。
このように、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅が第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅よりも大きいことから、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力が第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力よりも大きくても、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させた際に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力を十分に低下させることができる。言い換えると、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅が第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅よりも大きいため、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力を第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力よりも大きくすることが可能となる。
ここで、自然状態における第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅としては、特に限定されないが、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅をG2とし、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅をG1としたとき、2≦G2/G1≦10であることが好ましく、3≦G2/G1≦5であることがより好ましい。これにより、振幅G2を十分に大きくすることができ、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させることで、より確実に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力を十分に低下させることができる。また、振幅G2が過剰に大きくなることが防止され、例えば、第2圧電振動モジュール3Bの破損や消費電力の増大等を抑制することができる。
また、押圧力N1、N2の比率(N2/N1)をNとし、振幅G1、G2の比(G2/G1)をGとしたとき、例えば、0.5G≦N≦Gであることが好ましく、0.6G≦N≦0.9Gであることがより好ましい。これにより、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力N2を十分に大きくすることができる。そのため、保持モードにおいて所定の保持力を得るために必要な圧電振動モジュール3の数を少なくすることができる。したがって、圧電駆動装置1の小型化を図ることができる。また、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34をローター2から離間させることができる程度に振幅G2を確保することができる。そのため、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させた際に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力をより小さくすることができる。そのため、駆動モードにおいて、よりスムーズにローター2を回転させることができる。
以上、駆動モードについて説明した。なお、本実施形態では、駆動モードとして、全ての第1圧電振動モジュール3Aを順回転振動モードで駆動させる構成について説明したが、少なくとも1つの第1圧電振動モジュール3Aを順回転振動モードで駆動させれば、他の第1圧電振動モジュール3Aを縦振動モードで駆動させてもよい。このように、第1圧電振動モジュール3Aの一部を縦振動モードで駆動させることで、ローター2の回転速度およびトルクを低下させることができる。また、本実施形態では、駆動モードとして、全ての第1圧電振動モジュール3Aを順回転振動モードで駆動させる構成について説明したが、反対に、図10に示すように、全ての第1圧電振動モジュール3Aを逆回転振動モードで駆動させてもよい。これにより、ローター2を逆回転させることができる。
次に、手動モードについて説明する。手動モードは、各圧電振動モジュール3を駆動(振動)させて、ローター2を手動で自在に移動させることができるようにするモードである。このモードでは、図11に示すように、全ての圧電振動モジュール3(第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3B)を縦振動モードで駆動する。これにより、全ての圧電振動モジュール3とローター2との摩擦力を減少させることができ、手動でローター2を動かすことのできる状態となる。なお、手動モードでは、第1圧電振動モジュール3Aが回転振動ではなく縦振動を行っているため、第1圧電振動モジュール3Aの振動によるローター2の回転は、実質的に生じない。
このような手動モードは、例えば、操作者が手動(自らの手で)でローター2を操作したい場合や、圧電駆動装置1の制御部6にローター2の動きを教示する(記憶させる)場合に好適に使用することができる。
以上、圧電駆動装置1について説明した。このような圧電駆動装置1は、前述したように、ローター2(従動部)に向けて押圧され、振動部31と、ローター2と当接し振動部31の振動をローター2に伝達する伝達部34と、を備える第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bを有している。また、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力は、第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力よりも大きい。また、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34は、押圧方向(振動部31の長手方向)に振動する縦振動および押圧方向と交差する方向(振動部31の幅方向)に振動する横振動の複合振動である回転振動(屈曲振動)を行い、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34は、押圧方向(振動部31の長手方向)に振動する縦振動を行う。このような構成によれば、第1圧電振動モジュール3Aだけでローター2を移動させるため、ローター2の駆動力が過剰に大きくなってしまうことを抑制することができる。また、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの両方でローター2を保持するため、ローター2の保持力をより高めることができる。すなわち、駆動力を過剰に大きくせずに、保持力を高めることができる圧電駆動装置1が得られる。さらには、第2圧電振動モジュール3Bは、第1圧電振動モジュール3Aよりも大きな力でローター2に押し当てられているため、第1圧電振動モジュール3Aよりも大きな保持力を発揮することができる。そのため、所定の大きさの保持力を発揮するために必要な圧電振動モジュール3の数を少なくすることができ、圧電駆動装置1の小型化を図ることもできる。
上述の効果を図12および図13に基づいてより分かり易く説明する。図12には、従来構成として、5つの第1圧電振動モジュール3A(5つの圧電振動モジュール3)が設けられている構成を示し、図13には、本発明の構成として、2つの第1圧電振動モジュール3Aおよび1つの第2圧電振動モジュール3B(3つの圧電振動モジュール3)が設けられている構成を示す。なお、両構成ともに、圧電振動モジュール3とローター2との摩擦係数は0.3であり、ローター2の保持力として3(N)が求められており、ローター2の駆動力として1.2(N)が求められている。また、第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力は2(N)であり、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力は6(N)である。
図12に示す従来構成では、5つの第1圧電振動モジュール3Aによってローター2の保持力の目標値である3(N)を確保している。一方で、5つの第1圧電振動モジュール3Aによってローター2の駆動力が目標値である1.2(N)を大きく上回って、3(N)となっている。これでは、駆動力が過剰に大きくなってしまい(オーバースペックとなってしまい)、使用し難い圧電駆動装置1となる。また、5つの圧電振動モジュール3を用いていることから、図13に示す本発明の構成に対して、圧電駆動装置1の大型化やコスト増を招いてしまう。
これに対して、図13に示す本発明の構成では、2つの第1圧電振動モジュール3Aおよび1つの第2圧電振動モジュール3Bによってローター2の保持力の目標値である3(N)を確保している。一方で、2つの第1圧電振動モジュール3Aによってローター2の駆動力が目標値である1.2(N)を確保している。これにより、保持力および駆動力が共に目標値となり、極めて使用し易い圧電駆動装置1となる。また、3つの圧電振動モジュール3を用いていることから、図12に示す従来構成に対して、圧電駆動装置1の小型化や低コスト化を図ることができる。このように、圧電駆動装置1によれば、駆動力を過剰に大きくせずに、保持力を高めることができる。
また、前述したように、ローター2(従動部)に向けて押圧され、振動部31と、ローター2と当接し振動部31の振動をローター2に伝達する伝達部34と、を備える第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bを有する圧電駆動装置1の駆動方法は、第2圧電振動モジュール3Bのローター2への押圧力を、第1圧電振動モジュール3Aのローター2への押圧力よりも大きくした状態で、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34が、押圧方向(振動部31の長手方向)に振動する縦振動および押圧方向と交差する方向(振動部31の幅方向)に振動する横振動の複合振動である回転振動(屈曲振動)を行うと共に、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34が、押圧方向(振動部31の長手方向)に振動する縦振動を行うことによりローター2を回転(従動)させるようになっている。このような駆動方法によれば、第1圧電振動モジュール3Aだけでローター2を回転させるため、ローター2の駆動力が過剰に大きくなってしまうことを抑制することができる。また、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの両方でローター2を保持するため、ローター2の保持力をより高めることができる。すなわち、駆動力を過剰に大きくせずに、保持力を高めることができる。さらには、第2圧電振動モジュール3Bは、第1圧電振動モジュール3Aよりも大きな力でローター2に押し当てられているため、第1圧電振動モジュール3Aよりも大きな保持力を発揮することができる。そのため、所定の大きさの保持力を発揮するために必要な圧電振動モジュール3の数を少なくすることができ、圧電駆動装置1の小型化を図ることもできる。
また、前述したように、圧電駆動装置1では、ローター2に押圧されていない状態(自然状態)において、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅よりも大きくなっている。これにより、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させることで、より確実に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力を減少させることができる。そのため、第1圧電振動モジュール3Aの回転振動によって、よりスムーズにローター2を移動させることができる。
また、前述したように、圧電駆動装置1では、第1圧電振動モジュール3Aの振動部31および第2圧電振動モジュール3Bの振動部31は、同じ構成である。これにより、圧電駆動装置1の構成が簡単なものとなる。なお、前記「同じ構成」とは、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bが共に縦振動モードおよび回転振動モードで振動できることを言う。そのため、縦振動モードおよび回転振動モードで振動できれば、例えば、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bは、その全体的な構成が互いに異なっていてもよい。例えば、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの一方が、支持部32および接続部33を有していなくてもよいし、異なる形状であってもよいし、振動部31での圧電素子37の配置が互いに異なっていてもよい。
また、前述したように、圧電駆動装置1では、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bは、振動部31に配置され、押圧方向(振動部31の長手方向)と交差する方向(振動部31の幅方向)に並んで配置されている少なくとも一対の振動領域370を有している。そして、第1圧電振動モジュール3Aは、一対の振動領域370を異なる位相で伸縮させることで伝達部34を回転振動させ、第2圧電振動モジュール3Bは、一対の振動領域370を同じ位相で伸縮させることで伝達部34を縦振動させる。これにより、簡単な構成で、第1圧電振動モジュール3Aを回転振動させると共に、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させることができる。
また、前述したように、圧電駆動装置1は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34を回転振動させつつ、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34を縦振動させることで、ローター2を移動させる駆動モード(第1モード)と、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの駆動を停止し、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bでローター2を保持する保持モード(第2モード)と、を有している。これにより、ローター2を所定位置まで移動させた後には、その位置にローター2を保持することができる。そのため、ローター2の意図しない移動が抑制され、圧電駆動装置1の信頼性が向上する。
また、前述したように、圧電駆動装置1は、さらに、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34および第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34を縦振動させることで、ローター2の移動を許容する手動モード(第3モード)を有している。これにより、例えば、操作者が手動(自らの手で)でローター2を操作することができ、圧電駆動装置1の使い勝手がより向上する。また、手動モードは、圧電駆動装置1の制御部6にローター2の動きを教示する(記憶させる)場合に好適に使用することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る圧電駆動装置について説明する。
図14は、本発明の第2実施形態に係る圧電駆動装置が有する第2圧電振動モジュールの平面図である。図15は、図14中のC−C線断面図である。
以下、第2実施形態の圧電駆動装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係る圧電駆動装置は、第2圧電振動モジュールの構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
本実施形態の圧電駆動装置1では、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bは、互いに異なる構成である。第1圧電振動モジュール3Aの構成は、前述した第1実施形態の構成と同様であるため、以下では、第2圧電振動モジュール3Bの構成について説明する。
第2圧電振動モジュール3Bは、前述した第1実施形態の構成に対して圧電素子37の構成が異なっている。図14に示すように、本実施形態の第2圧電振動モジュール3Bでは、圧電素子37は、振動部31のほぼ全域に広がって配置された1つの圧電素子37Fを有している。また、図15に示すように、圧電素子37Fは、圧電体372と、圧電体372の上面に設けられた第1電極371と、圧電体372の下面に設けられた第2電極373と、を有している。そして、圧電体372の第1電極371と第2電極373とで挟まれた領域が振動領域370となっている。このような構成の第2圧電振動モジュール3Bでは、図7に示す電圧V4を圧電素子37Fに印加することで、縦振動モードを行うことができる。すなわち、圧電素子37Fが伸縮振動し、伝達部34が縦振動する。
第2圧電振動モジュール3Bにおいて縦振動を生じさせる圧電素子37Fの振動領域370の面積は、第1圧電振動モジュール3Aにおいて縦振動を生じさせる圧電素子37Cの振動領域370の面積よりも大きい。そのため、駆動電圧が同じ大きさであれば、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅よりも大きくなる。これにより、駆動モードの際、より確実に第2圧電振動モジュール3Bとローター2の摩擦力を低下させることができる。なお、本実施形態では、圧電素子37Fの振動領域370の面積は、圧電素子37Cの振動領域370の面積の約3倍であるため、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅の約3倍となる。
以上、本実施形態の圧電駆動装置1について説明した。このような圧電駆動装置1では、前述したように、第1圧電振動モジュール3Aの振動部31および第2圧電振動モジュール3Bの振動部31は、互いに異なる構成である。これにより、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bをそれぞれ適した構成とすることができるため、より効率的な駆動が可能な圧電駆動装置1となる。なお、前記「異なる構成」とは、第1圧電振動モジュール3Aは、縦振動モードおよび回転振動モードで振動できるが、第2圧電振動モジュール3Bは、縦振動モードで振動できるが回転振動モードで振動できないことを言い、それ以外の構成については、特に限定されない。例えば、第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3Bの一方が、支持部32および接続部33を有していなくてもよいし、異なる形状となっていてもよい。
また、前述したように、本実施形態の圧電駆動装置1では、第2圧電振動モジュール3Bの縦振動を生じさせる振動領域370(圧電素子37Fの振動領域370)の面積が、第1圧電振動モジュール3Aの縦振動を生じさせる振動領域370(圧電素子37Cの振動領域370)の面積よりも大きくなっている。そのため、第2圧電振動モジュール3Bの伝達部34の縦振動の振幅は、第1圧電振動モジュール3Aの伝達部34の縦振動の振幅よりも大きくなる。これにより、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させることで、より確実に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力を減少させることができる。
ここで、圧電素子37Fの振動領域370の面積としては、特に限定されないが、圧電素子37Fの振動領域370の面積をM2とし、圧電素子37Cの振動領域370の面積をM1としたとき、2≦M2/M1≦10であることが好ましく、3≦M2/M1≦5であることがより好ましい。これにより、面積M2を十分に大きくすることができ、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動させることで、より確実に、第2圧電振動モジュール3Bとローター2との摩擦力を十分に低下させることができる。また、面積M2が過剰に大きくなることが防止され、例えば、第2圧電振動モジュール3Bの過剰な大型化を抑制することができる。
特に、本実施形態では、第2圧電振動モジュール3Bは、振動領域370を1つ有している。これにより、振動部31内により大きな振動領域370を設けることができ、第2圧電振動モジュール3Bの縦振動の振幅をより大きくすることができる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る圧電駆動装置について説明する。
図16は、本発明の第3実施形態に係る圧電駆動装置を示す斜視図である。
以下、第3実施形態の圧電駆動装置1について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態に係る圧電駆動装置は、従動部の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図16に示すように、本実施形態の圧電駆動装置1は、直動モーターとして利用され、方向Xに沿って直線移動可動なスライダー7(従動部)と、スライダー7の上面71に当接する複数の圧電振動モジュール3(第1圧電振動モジュール3Aおよび第2圧電振動モジュール3B)と、複数の圧電振動モジュール3を支持するステージ4と、ステージ4を介して圧電振動モジュール3をローター2に向けて付勢する付勢部5と、各圧電振動モジュール3の駆動を独立して制御する制御部6と、を有している。このような構成の圧電駆動装置1についても、前述した第1実施形態と同様に、駆動モードにおいて、第1圧電振動モジュール3Aを順回転振動モード(逆回転振動モード)で駆動し、第2圧電振動モジュール3Bを縦振動モードで駆動することで、スライダー7を方向Xに移動することができる。
スライダー7は、板状をなしており、レール(誘導部材)等によって、実質的に、方向Xにのみ往復移動できるようになっている。ただし、スライダー7の構成としては、特に限定されない。そして、スライダー7の上面71に当接して複数の圧電振動モジュール3(2つの第1圧電振動モジュール3Aおよび1つの第2圧電振動モジュール3B)が配置されている。また、複数の圧電振動モジュール3は、方向X(スライダー7の移動方向)に沿って配置されている。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るロボットについて説明する。
図17は、本発明の第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
図17に示すロボット1000は、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ロボット1000は、6軸ロボットであり、床や天井に固定されるベース1010と、ベース1010に回動自在に連結されたアーム1020と、アーム1020に回動自在に連結されたアーム1030と、アーム1030に回動自在に連結されたアーム1040と、アーム1040に回動自在に連結されたアーム1050と、アーム1050に回動自在に連結されたアーム1060と、アーム1060に回動自在に連結されたアーム1070と、これらアーム1020、1030、1040、1050、1060、1070の駆動を制御するロボット制御部1080と、を有している。また、アーム1070にはハンド接続部が設けられており、ハンド接続部にはロボット1000に実行させる作業に応じたエンドエフェクター1090が装着される。また、各関節部のうちの全部または一部には圧電駆動装置1が搭載されており、この圧電駆動装置1の駆動によって各アーム1020、1030、1040、1050、1060、1070が回動する。なお、各圧電駆動装置1の駆動は、ロボット制御部1080によって制御される。また、圧電駆動装置1は、エンドエフェクター1090に搭載され、エンドエフェクター1090の駆動に用いられてもよい。
このようなロボット1000は、圧電駆動装置1を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、高い信頼性を発揮することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る電子部品搬送装置について説明する。
図18は、本発明の第5実施形態に係る電子部品搬送装置を示す斜視図である。図19は、図18に示す電子部品搬送装置が有する電子部品保持部を示す斜視図である。なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。
図18に示す電子部品搬送装置2000は、電子部品検査装置に適用されており、基台2100と、基台2100の側方に配置された支持台2200と、を有している。また、基台2100には、検査対象の電子部品Qが載置されてY軸方向に搬送される上流側ステージ2110と、検査済みの電子部品Qが載置されてY軸方向に搬送される下流側ステージ2120と、上流側ステージ2110と下流側ステージ2120との間に位置し、電子部品Qの電気的特性を検査する検査台2130と、が設けられている。なお、電子部品Qの例として、例えば、半導体、半導体ウェハー、CLDやOLED等の表示デバイス、水晶デバイス、各種センサー、インクジェットヘッド、各種MEMSデバイス等などが挙げられる。
また、支持台2200には、支持台2200に対してY軸方向に移動可能なYステージ2210が設けられており、Yステージ2210には、Yステージ2210に対してX軸方向に移動可能なXステージ2220が設けられており、Xステージ2220には、Xステージ2220に対してZ軸方向に移動可能な電子部品保持部2230が設けられている。
また、図19に示すように、電子部品保持部2230は、X軸方向およびY軸方向に移動可能な微調整プレート2231と、微調整プレート2231に対してZ軸まわりに回動可能な回動部2232と、回動部2232に設けられ、電子部品Qを保持する保持部2233と、を有している。また、電子部品保持部2230には、微調整プレート2231をX軸方向に移動させるための圧電駆動装置1(1x)と、微調整プレート2231をY軸方向に移動させるための圧電駆動装置1(1y)と、回動部2232をZ軸まわりに回動させるための圧電駆動装置1(1θ)と、が内蔵されている。なお、圧電駆動装置1x、1yとして、前述した第3実施形態のものを用いることができ、圧電駆動装置1θとして、前述した第1、第2実施形態のものを用いることができる。
このような電子部品搬送装置2000は、圧電駆動装置1を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、高い信頼性を発揮することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係るプリンターについて説明する。
図20は、本発明の第6実施形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。
図20に示すプリンター3000は、装置本体3010と、装置本体3010の内部に設けられている印刷機構3020、給紙機構3030および制御部3040と、を備えている。また、装置本体3010には、記録用紙Pを設置するトレイ3011と、記録用紙Pを排出する排紙口3012と、液晶ディスプレイ等の操作パネル3013とが設けられている。
印刷機構3020は、ヘッドユニット3021と、キャリッジモーター3022と、キャリッジモーター3022の駆動力によりヘッドユニット3021を往復動させる往復動機構3023と、を備えている。また、ヘッドユニット3021は、インクジェット式記録ヘッドであるヘッド3021aと、ヘッド3021aにインクを供給するインクカートリッジ3021bと、ヘッド3021aおよびインクカートリッジ3021bを搭載したキャリッジ3021cと、を有している。
往復動機構3023は、キャリッジ3021cを往復移動可能に支持しているキャリッジガイド軸3023aと、キャリッジモーター3022の駆動力によりキャリッジ3021cをキャリッジガイド軸3023a上で移動させるタイミングベルト3023bと、を有している。
給紙機構3030は、互いに圧接している従動ローラー3031および駆動ローラー3032と、駆動ローラー3032を駆動する給紙モーターである圧電駆動装置1と、を有している。
制御部3040は、例えばパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから入力された印刷データに基づいて、印刷機構3020や給紙機構3030等を制御する。
このようなプリンター3000では、給紙機構3030が記録用紙Pを一枚ずつヘッドユニット3021の下部近傍へ間欠送りする。このとき、ヘッドユニット3021が記録用紙Pの送り方向とほぼ直交する方向に往復移動して、記録用紙Pへの印刷が行なわれる。
このようなプリンター3000は、圧電駆動装置1を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、高い信頼性を発揮することができる。なお、本実施系形態では、圧電駆動装置1が給紙用の駆動ローラー3032を駆動しているが、この他にも、例えば、キャリッジ3021cを駆動してもよい。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
図21は、本発明の第7実施形態に係るプロジェクターの全体構成を示す概略図である。
図21に示すプロジェクター4000は、LCD方式のプロジェクターであり、光源4010と、ミラー4021、4022、4023と、ダイクロイックミラー4031、4032と、液晶表示素子4040R、4040G、4040Bと、ダイクロイックプリズム4050と、投射レンズ系4060と、圧電駆動装置1と、を備えている。
光源4010としては、例えば、ハロゲンランプ、水銀ランプ、発光ダイオード(LED)等が挙げられる。また、この光源4010としては、白色光が出射するものが用いられる。そして、光源4010から出射された光は、まず、ダイクロイックミラー4031によって赤色光(R)とその他の光とに分離される。赤色光は、ミラー4021で反射された後、液晶表示素子4040Rに入射し、その他の光は、ダイクロイックミラー4032によってさらに緑色光(G)と青色光(B)とに分離される。そして、緑色光は、液晶表示素子4040Gに入射し、青色光は、ミラー4022、4023で反射された後、液晶表示素子4040Bに入射する。
液晶表示素子4040R、4040G、4040Bは、それぞれ、空間光変調器として用いられる。これらの液晶表示素子4040R、4040G、4040Bは、それぞれR、G、Bの原色に対応する透過型の空間光変調器であり、例えば縦1080行、横1920列のマトリクス状に配列した画素を備えている。各画素では、入射光に対する透過光の光量が調整され、各液晶表示素子4040R、4040G、4040Bにおいて全画素の光量分布が協調制御される。このような液晶表示素子4040R、4040G、4040Bによってそれぞれ空間的に変調された光は、ダイクロイックプリズム4050で合成され、ダイクロイックプリズム4050からフルカラーの映像光LLが出射される。そして、出射された映像光LLは、投射レンズ系4060によって拡大されて、例えばスクリーン等に投射される。圧電駆動装置1は、投射レンズ系4060に含まれる少なくとも1つのレンズを光軸方向に移動させて焦点距離を変更することができる。
このようなプロジェクター4000は、圧電駆動装置1を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、高い信頼性を発揮することができる。
以上、本発明の圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクターを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、圧電駆動装置をロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクターに適用した構成について説明したが、圧電駆動装置は、これら以外の各種電子デバイスに適用することができる。
1、1x、1y、1θ…圧電駆動装置、2…ローター、21…上面、3…圧電振動モジュール、3A…第1圧電振動モジュール、3B…第2圧電振動モジュール、31…振動部、32…支持部、33…接続部、34…伝達部、35…第1基板、36…第2基板、37、37A、37B、37C、37D、37E、37F…圧電素子、370…振動領域、371…第1電極、372…圧電体、373…第2電極、38…間座、4…ステージ、5…付勢部、6…制御部、7…スライダー、71…上面、1000…ロボット、1010…ベース、1020、1030、1040、1050、1060、1070…アーム、1080…ロボット制御部、1090…エンドエフェクター、2000…電子部品搬送装置、2100…基台、2110…上流側ステージ、2120…下流側ステージ、2130…検査台、2200…支持台、2210…Yステージ、2220…Xステージ、2230…電子部品保持部、2231…微調整プレート、2232…回動部、2233…保持部、3000…プリンター、3010…装置本体、3011…トレイ、3012…排紙口、3013…操作パネル、3020…印刷機構、3021…ヘッドユニット、3021a…ヘッド、3021b…インクカートリッジ、3021c…キャリッジ、3022…キャリッジモーター、3023…往復動機構、3023a…キャリッジガイド軸、3023b…タイミングベルト、3030…給紙機構、3031…従動ローラー、3032…駆動ローラー、3040…制御部、4000…プロジェクター、4010…光源、4021、4022、4023…ミラー、4031、4032…ダイクロイックミラー、4040B、4040G、4040R…液晶表示素子、4050…ダイクロイックプリズム、4060…投射レンズ系、LL…映像光、O…回転軸、P…記録用紙、Q…電子部品、V1、V1’、V2、V2’、V3、V3’、V4…電圧、X…方向

Claims (13)

  1. 従動部に向けて押圧され、長手形状をなす振動部と、前記従動部と当接し前記振動部の振動を前記従動部に伝達する伝達部と、を備える第1圧電振動モジュールおよび第2圧電振動モジュールを有し、
    前記第1圧電振動モジュールの前記振動部の長手方向と、前記第1圧電振動モジュールの押圧方向とが一致し、
    前記第2圧電振動モジュールの前記振動部の長手方向と、前記第2圧電振動モジュールの押圧方向とが一致し、
    前記第2圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力は、前記第1圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力よりも大きく、
    前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部は、押圧方向に振動する縦振動および前記押圧方向と交差する方向に振動する横振動の複合振動である屈曲振動を行い、
    前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部は、押圧方向に振動する縦振動を行い、
    前記従動部に押圧されていない状態において、前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部の縦振動の振幅をG2とし、前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部の縦振動の振幅をG1としたとき、2≦G2/G1≦10であることを特徴とする圧電駆動装置。
  2. 前記第1圧電振動モジュールの前記振動部および前記第2圧電振動モジュールの前記振動部は、同じ構成である請求項1に記載の圧電駆動装置。
  3. 前記第1圧電振動モジュールおよび前記第2圧電振動モジュールは、前記振動部に配置され、前記押圧方向と交差する方向に並んで配置されている少なくとも一対の振動領域を有し、
    前記第1圧電振動モジュールは、前記一対の振動領域を異なる位相で伸縮させることで前記伝達部を前記屈曲振動させ、
    前記第2圧電振動モジュールは、前記一対の振動領域を同じ位相で伸縮させることで前記伝達部を前記縦振動させる請求項に記載の圧電駆動装置。
  4. 前記第1圧電振動モジュールの前記振動部および前記第2圧電振動モジュールの前記振動部は、互いに異なる構成である請求項1に記載の圧電駆動装置。
  5. 前記第2圧電振動モジュールの前記縦振動を生じさせる振動領域の面積が、前記第1圧電振動モジュールの前記縦振動を生じさせる振動領域の面積よりも大きい請求項に記載の圧電駆動装置。
  6. 前記第2圧電振動モジュールは、前記振動領域を1つ有している請求項に記載の圧電駆動装置。
  7. 前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部を前記屈曲振動させつつ、前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部を前記縦振動させることで、前記従動部を移動させる第1モードと、
    前記第1圧電振動モジュールおよび前記第2圧電振動モジュールの駆動を停止し、前記第1圧電振動モジュールおよび前記第2圧電振動モジュールで前記従動部を保持する第2モードと、を有している請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  8. 前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部および前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部を前記縦振動させることで、前記従動部の移動を許容する第3モードを有している請求項に記載の圧電駆動装置。
  9. 従動部に向けて押圧され、長手形状をなす振動部と、前記従動部と当接し前記振動部の振動を前記従動部に伝達する伝達部と、を備える第1圧電振動モジュールおよび第2圧電振動モジュールを有する圧電駆動装置の駆動方法であって、
    前記第1圧電振動モジュールの前記振動部の長手方向と、前記第1圧電振動モジュールの押圧方向とが一致し、
    前記第2圧電振動モジュールの前記振動部の長手方向と、前記第2圧電振動モジュールの押圧方向とが一致し、
    前記第2圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力を、前記第1圧電振動モジュールの前記従動部への押圧力よりも大きくした状態で、
    前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部が、押圧方向に振動する縦振動および前記押圧方向と交差する方向に振動する横振動の複合振動である屈曲振動を行うと共に、
    前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部が、押圧方向に振動する縦振動を行うことにより前記従動部を従動させ
    前記従動部に押圧されていない状態において、前記第2圧電振動モジュールの前記伝達部の縦振動の振幅をG2とし、前記第1圧電振動モジュールの前記伝達部の縦振動の振幅をG1としたとき、2≦G2/G1≦10であることを特徴とする圧電駆動装置の駆動方法。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えること特徴とするロボット。
  11. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えることを特徴とする電子部品搬送装置。
  12. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えることを特徴とするプリンター。
  13. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えることを特徴とするプロジェクター。
JP2017070930A 2017-03-31 2017-03-31 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター Active JP6848614B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070930A JP6848614B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
CN201810223432.7A CN108696174B (zh) 2017-03-31 2018-03-19 驱动装置及方法、机器人、输送装置、打印机及投影仪
US15/938,311 US10957842B2 (en) 2017-03-31 2018-03-28 Piezoelectric drive device, drive method of piezoelectric drive device, robot, electronic component transport apparatus, printer, and projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070930A JP6848614B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018174640A JP2018174640A (ja) 2018-11-08
JP6848614B2 true JP6848614B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=63669966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017070930A Active JP6848614B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10957842B2 (ja)
JP (1) JP6848614B2 (ja)
CN (1) CN108696174B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6879015B2 (ja) * 2017-03-31 2021-06-02 セイコーエプソン株式会社 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
CN113595434B (zh) * 2021-07-07 2022-07-12 南京航空航天大学 贴片式压电驱动二自由度星载激光指向驱动系统及方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2742011B1 (fr) * 1995-11-30 1998-02-20 Sfim Ind Moteur a vibrations a interface rotor/stator a alliage a memoire de forme
US6252333B1 (en) * 1998-02-20 2001-06-26 Seiko Instruments Inc. Stage utilizing ultrasonic motor and electronic equipment and printer utilizing the stage
JPH11235063A (ja) * 1998-02-20 1999-08-27 Seiko Instruments Inc 超音波モータを利用したステージ、および、これを用いた電子機器、印刷装置
US7355325B2 (en) * 2006-06-15 2008-04-08 Piezomotor Uppsala Ab Wide frequency range electromechanical actuator
JP2008278676A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 駆動装置
JP2008301673A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Konica Minolta Opto Inc 摩擦駆動アクチュエータおよびそれを用いるハードディスク装置
US7944129B2 (en) * 2007-07-13 2011-05-17 Konica Minolta Opto, Inc. Ultrasonic actuator and magnetic recording apparatus using the same
JP4645919B2 (ja) * 2008-09-10 2011-03-09 ソニー株式会社 レンズ駆動装置及び撮像装置
JP5929138B2 (ja) * 2011-12-06 2016-06-01 セイコーエプソン株式会社 圧電モーターおよびロボット
JP6099390B2 (ja) 2012-12-26 2017-03-22 オリンパス株式会社 顕微鏡および顕微鏡の制御方法
KR20160019968A (ko) * 2013-06-28 2016-02-22 캐논 가부시끼가이샤 진동파 구동 디바이스, 진동파 모터용 스테이터, 진동파 모터, 구동 제어 시스템, 광학 장치, 및 진동파 구동 디바이스의 제조 방법
JP6261279B2 (ja) * 2013-10-16 2018-01-17 キヤノン株式会社 振動型駆動装置の振動子、振動型駆動装置、交換レンズ、撮像装置、自動ステージ
JP6268999B2 (ja) * 2013-12-06 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 圧電モーター、ロボットハンド、ロボット、指アシスト装置、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、送液ポンプ、印刷装置、電子時計、投影装置
JP2015211604A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 セイコーエプソン株式会社 圧電アクチュエーター
JP6543951B2 (ja) * 2015-02-18 2019-07-17 セイコーエプソン株式会社 圧電駆動装置、ロボット、及び、それらの駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN108696174B (zh) 2022-09-20
US10957842B2 (en) 2021-03-23
US20180287042A1 (en) 2018-10-04
CN108696174A (zh) 2018-10-23
JP2018174640A (ja) 2018-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108696175B (zh) 压电驱动装置及其驱动方法、机器人、电子部件输送装置
JP7102702B2 (ja) 圧電駆動装置の制御装置および圧電駆動装置の制御方法
JP6848614B2 (ja) 圧電駆動装置、圧電駆動装置の駆動方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
CN109309458B (zh) 压电驱动装置及其驱动方法、机器人、电子部件输送装置
JP7031244B2 (ja) 圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP7103019B2 (ja) 圧電駆動装置、ロボットおよびプリンター
JP2018186680A (ja) 振動アクチュエーターの制御方法、振動アクチュエーターの異常検出方法、振動アクチュエーターの制御装置、ロボット、電子部品搬送装置、プリンター、プロジェクターおよび振動デバイス
CN108809141B (zh) 压电驱动装置及其驱动方法、机器人及电子部件输送装置
JP6891619B2 (ja) 振動アクチュエーターの制御装置、振動アクチュエーターの制御方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP6946893B2 (ja) 圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP2018074723A (ja) 駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置およびプリンター
JP7069815B2 (ja) 圧電駆動装置、ロボットハンド、ロボット、電子部品搬送装置、プリンター、プロジェクターおよび圧電駆動装置の駆動方法
JP7077682B2 (ja) 圧電駆動装置、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP2019146435A (ja) 圧電駆動装置、圧電アクチュエーターの制御方法、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP2019050676A (ja) 圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP6954007B2 (ja) 圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP2019146365A (ja) 圧電アクチュエーター、圧電駆動装置、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター
JP2019068546A (ja) 圧電アクチュエーター、圧電駆動装置、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6848614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150