JP6262574B2 - プログラマブルロジックデバイス - Google Patents

プログラマブルロジックデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP6262574B2
JP6262574B2 JP2014047326A JP2014047326A JP6262574B2 JP 6262574 B2 JP6262574 B2 JP 6262574B2 JP 2014047326 A JP2014047326 A JP 2014047326A JP 2014047326 A JP2014047326 A JP 2014047326A JP 6262574 B2 JP6262574 B2 JP 6262574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
bline
transistor
configuration data
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014047326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014200082A (ja
Inventor
黒川 義元
義元 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2014047326A priority Critical patent/JP6262574B2/ja
Publication of JP2014200082A publication Critical patent/JP2014200082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6262574B2 publication Critical patent/JP6262574B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/177Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components arranged in matrix form
    • H03K19/17748Structural details of configuration resources
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/1733Controllable logic circuits
    • H03K19/1735Controllable logic circuits by wiring, e.g. uncommitted logic arrays
    • H03K19/1736Controllable logic circuits by wiring, e.g. uncommitted logic arrays in which the wiring can be modified

Description

本発明の一態様は、半導体装置及びプログラマブルロジックデバイスに関する。
近年、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)が注目されている。PLDは、コンフィギュレーションメモリに格納されるコンフィギュレーションデータによりスイッチのオン又はオフを制御し、ロジックエレメント間の結線関係を切り替えることによって、製品出荷後にユーザーによる内部の論理回路の設計変更が可能なデバイスである(特許文献1参照)。
特開2012−8715号公報
ところで、上記特許文献1では、コンフィギュレーションデータがコンフィギュレーションメモリに正しく書き込まれているか、またプログラマブルロジックデバイスの動作中にコンフィギュレーションデータが正しく保持されているかが不明である。そこで、本発明の一態様は、コンフィギュレーションデータが正しく書き込まれているか、また正しく保持されているかを検証することを課題の一とする。また、本発明の一態様は、信頼性の向上、消費電力の削減、高集積化、素子数の削減、及び/又は誤動作の防止等を課題とする。また、本発明の一態様は、新規の構造の半導体装置の提供を課題とする。
本発明の一態様は、第1の配線に入力されたコンフィギュレーションデータを格納するコンフィギュレーションメモリと、コンフィギュレーションメモリに格納されたコンフィギュレーションデータに応じて第2の配線と第3の配線との導通又は非導通を制御するスイッチと、を有する。そして、第2の配線の電位と第1の配線に入力されたコンフィギュレーションデータとを比較することにより、第1の配線に入力されたコンフィギュレーションデータと実際にコンフィギュレーションメモリに格納されたコンフィギュレーションデータとが一致しているかを検証する。
上記本発明の一態様において、第2の配線の電位と第1の配線に入力されるコンフィギュレーションデータとを比較する間、第3の配線に所定の電位を供給することが好ましい。
上記本発明の一態様において、第2の配線と接続されたロジックエレメントの出力の第2の配線への出力を行わないことが好ましい。
本発明の一態様は、メモリ回路と、スイッチと、第1の回路と、第2の回路と、を有する。メモリ回路は、第1の配線に入力されたコンフィギュレーションデータを格納する機能を有する。スイッチは、メモリ回路に格納されたコンフィギュレーションデータに応じて第2の配線と第3の配線との導通又は非導通を制御する機能を有する。第2の回路は、第1の配線の電位と第2の配線の電位とを比較し、第1の配線の電位と第2の配線の電位との比較結果に基づいた信号を出力する機能、または第2の配線の電位を検出し、第2の配線の電位に応じた信号を出力する機能を有する。
上記本発明の一態様において、メモリ回路はトランジスタを有し、該トランジスタは酸化物半導体を有していてもよい。トランジスタのソース又はドレインの一方は前記第1の配線と電気的に接続され、前記トランジスタのソース又はドレインの他方は前記スイッチの制御端子と電気的に接続される。
上記本発明の一態様において、第3の配線に所定の電位を供給する回路を設けてもよい。
上記本発明の一態様において、第2の配線と電気的に接続されたプルアップ回路を設けてもよい。
本発明の一態様は、コンフィギュレーションデータのコンフィギュレーションメモリへの格納を行うとともに、コンフィギュレーションメモリにコンフィギュレーションメモリが正しく格納されたかを検証することができる。よって、信頼性の向上を図ることができる。
半導体装置の構成を説明する回路図。 半導体装置の構成を説明する回路図。 半導体装置の構成を説明する回路図。 半導体装置の構成を説明する回路図。 半導体装置の動作を説明するタイミングチャート。 PLDの構成を説明する回路図。 PLDの構成を説明する回路図。 PLDの構成を説明する回路図。 PLDの動作を説明するタイミングチャート。 PLDの動作を説明するタイミングチャート。 トランジスタ又は容量素子の断面構造を説明する断面図。 トランジスタ又は容量素子の断面構造を説明する断面図。 電子部品を説明する図。 電子機器を説明する図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、本発明のプログラマブルロジックデバイスは、マイクロプロセッサ、画像処理回路、半導体表示装置用のコントローラ、DSP(Digital Signal Processor)、マイクロコントローラなどの、半導体素子を用いた各種半導体集積回路をその範疇に含む。また、本発明の半導体装置は、上記半導体集積回路を用いたRFタグ、半導体表示装置などの各種装置を、その範疇に含む。半導体表示装置には、液晶表示装置、有機発光素子(OLED)に代表される発光素子を各画素に備えた発光装置、電子ペーパー、DMD(Digital Micromirror Device)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)等や、半導体素子を駆動回路に有しているその他の半導体表示装置が、その範疇に含まれる。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様に係る半導体装置の一例について説明する。本発明の一態様に係る半導体装置は、プログラマブルロジックデバイス(以下、「PLD」ともいう)に適用可能である。
図1は半導体装置の回路図を例示する。図1の半導体装置は、セル100(「コンフィギュレーションメモリ兼配線間スイッチ」又は「スイッチ」ともいう)、ロジックエレメント200、イネーブルバッファ210、リセット回路300、及び読み出し回路400を有する。セル100は、配線BLINE、配線IN、配線CONTEXT、配線WLINE、及び配線OUTと接続される。配線OUTはロジックエレメント200の入力に接続される。ロジックエレメント200は、イネーブルバッファ210を介して配線INと接続される。イネーブルバッファ210は、ロジックエレメント200、配線EN、及び配線INと接続される。リセット回路300は、配線INIT、及び配線OUTと接続される。読み出し回路400は、配線COMP、配線IN、及び配線BLINEと接続される。また、配線BLINEにはコンフィギュレーションデータVBLINEが入力され、配線CONTEXTには信号VCONTEXTが入力され、配線WLINEには信号VWLINEが入力され、配線ENにはイネーブル信号VENが入力され、配線INITにはリセット信号VINITが入力され、配線COMPからは信号VCOMPが出力される。
なお、本明細書において接続とは電気的な接続を意味しており、電流、電圧または電位が、供給可能、或いは伝送可能な状態に相当する。従って、接続している状態とは、直接接続している状態を必ずしも指すわけではなく、電流、電圧または電位が、供給可能、或いは伝送可能であるように、配線、抵抗、ダイオード、トランジスタなどの回路素子を介して間接的に接続している状態も、その範疇に含む。
セル100は、配線INと配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。具体的には、セル100は、信号VWLINEに応じてコンフィギュレーションデータVBLINEを格納する機能を有する。そして、セル100は、格納したコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて配線INと配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。また、セル100は、信号VCONTEXTに応じて、格納したコンフィギュレーションデータVBLINEに係わらず配線INと配線OUTとを非導通にする機能を有する。
セル100としては、メモリ回路110(「コンフィギュレーションメモリ」ともいう)、トランジスタ102、及びトランジスタ103を有する構成を適用可能である(図1参照)。メモリ回路110は、配線BLINE、配線WLINE及びトランジスタ102のゲートと接続される。トランジスタ102は、第1の端子が配線INと接続され、第2の端子がトランジスタ103の第1の端子と接続され、ゲートがメモリ回路110と接続される。トランジスタ103は、第1の端子がトランジスタ102の第2の端子と接続され、第2の端子が配線OUTと接続され、ゲートが配線CONTEXTと接続される。メモリ回路110は、信号VWLINEに応じてコンフィギュレーションデータVBLINEを格納する機能を有する。トランジスタ102は、メモリ回路110に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE応じて配線INとトランジスタ103の第1の端子との導通又は非導通を制御する機能を有する。また、トランジスタ103は、信号VCONTEXTに応じてトランジスタ102の第2の端子と配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。
なお、図1のセル100において、トランジスタ103及び配線CONTEXTを省略してもよい(図2(A)参照)。これにより、セル100を構成する素子数を減らすことができるため、高集積化を図ることができる。トランジスタ103及び配線CONTEXTを省略する場合、トランジスタ102の第2の端子が配線OUTと接続される。そして、トランジスタ102は、メモリ回路110に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて配線INと配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。
なお、図1のセル100において、トランジスタ103を配線INとトランジスタ102の第1の端子との間に設けてもよい(図2(B)参照)。これにより、配線OUTに生じる信号VCONTEXTに起因するノイズを抑制することができる。よって、配線OUTに接続されたロジックエレメント等の誤動作を防止することができる。トランジスタ103を配線INとトランジスタ102の第1の端子との間に設ける場合、トランジスタ103の第1の端子が配線INと接続され、トランジスタ103の第2の端子がトランジスタ102の第1の端子と接続され、トランジスタ102の第2の端子が配線OUTと接続される。そして、トランジスタ103は信号VCONTEXTに応じて配線INとトランジスタ102の第1の端子との導通又は非導通を制御する機能を有し、トランジスタ102はメモリ回路110に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じてトランジスタ103の第2の端子と配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。
なお、トランジスタにおいて、第1の端子とはソース又はドレインの一方を意味し、第2の端子とはソース又はドレインの他方を意味する。そして、トランジスタのソースとは、活性層の一部であるソース領域、或いは活性層に接続されたソース電極を意味する。同様に、トランジスタのドレインとは、活性層の一部であるドレイン領域、或いは活性層に接続されたドレイン電極を意味する。また、ゲートはゲート電極を意味する。また、トランジスタのソースとドレインは、トランジスタの極性及び各端子に与えられる電位の高低によって、その呼び方が入れ替わる。一般的に、nチャネル型トランジスタでは、低い電位が与えられる端子がソースと呼ばれ、高い電位が与えられる端子がドレインと呼ばれる。一方、pチャネル型トランジスタでは、低い電位が与えられる端子がドレインと呼ばれ、高い電位が与えられる端子がソースと呼ばれる。
メモリ回路110として、トランジスタ101及び容量素子104を有する構成を適用可能である(図1参照)。このような構成をメモリ回路110に適用することにより、素子数を減らすことができるため、高集積化を図ることができる。トランジスタ101は、第1の端子が配線BLINEと接続され、第2の端子がトランジスタ102のゲートと接続され、ゲートが配線WLINEと接続される。容量素子104は、第1の電極がトランジスタ102のゲートと接続され、第2の電極が所定の電位が供給される配線と接続される。トランジスタ101は、信号VWLINEに応じて配線BLINEとトランジスタ102のゲートとの導通又は非導通を制御する機能を有する。また、容量素子104は、トランジスタ102のゲートと第2の電極が接続された配線との電位差を保持する機能を有する。
なお、図1のメモリ回路110において、容量素子104を省略してもよい。これにより、素子数をさらに減らすことができるため、高集積化を図ることができる。
なお、図1のメモリ回路110において、容量素子104をインバータ回路111及びインバータ回路112に置き換えてもよい(図3(A)参照)。これにより、ノイズに強くすることができる。インバータ回路111は、入力端子がトランジスタ101の第2の端子、トランジスタ102のゲート及びインバータ回路112の出力端子と接続され、出力端子がインバータ回路112の入力端子と接続される。ただし、トランジスタ102のゲートをインバータ回路111の出力端子及びインバータ回路112の入力端子と接続してもよい。また、インバータ回路111及びインバータ回路112として、それぞれ、インバータ回路としての機能を有する回路、すなわち入力信号を反転して出力する機能を有する回路(例えば、NAND回路、NOR回路、クロックドインバータ回路等)を適用してもよい。
なお、図1、図2(A)及び図2(B)のメモリ回路110において、トランジスタ101のオフ電流は著しく小さいことが好ましい。これにより、トランジスタ102のゲート又は容量素子104に保持されている電荷のトランジスタ101を介したリークを防ぐことができる。よって、コンフィギュレーションデータVBLINEを長時間保持することができる。オフ電流が著しく小さいトランジスタは、シリコンよりもバンドギャップが広く、真性キャリア密度がシリコンよりも低い半導体膜をチャネル形成領域に用いることで実現できる。このような半導体としては、酸化物半導体、炭化シリコン又は窒化ガリウムなどがある。これらはシリコンの2倍以上の大きなバンドギャップを有する。
なお、図1、図2(A)及び図2(B)のメモリ回路110において、トランジスタ101のW/L(Wはチャネル幅、Lはチャネル長)は、トランジスタ102及び/又はトランジスタ103のW/Lよりも大きいことが好ましい。これにより、トランジスタ101として移動度が低いトランジスタを適用した場合でも、コンフィギュレーションデータVBLINEの格納を素早く行うことができる。
ロジックエレメント200は、フリップフロップ及び/又はルックアップテーブル等によって構成される。ロジックエレメント200の出力を、セル100を介して、他のロジックエレメントに入力し、ロジックエレメント200は、配線CKから入力されるクロック信号VCKの立ち上がりエッジに同期してデータを取り込むフリップフロップ、所謂エッジセンシティブラッチを有する構成を適用可能である(図3(B)参照)。
イネーブルバッファ210は、イネーブル信号VENに応じてロジックエレメント200の出力信号(該出力信号に基づいた信号も含む)の配線INへの出力の有無を制御する機能を有する。そして、イネーブルバッファ210は、ロジックエレメント200の出力信号を配線INに出力しない場合には、出力をハイインピーダンスにする機能を有する。イネーブルバッファ210として、出力をハイインピーダンスとすることができる機能を有する回路(例えばアナログスイッチ等のスイッチ、スリーステートバッファ若しくはクロックドインバータ等、又はこれらのいずれか一を有する回路)を適用可能である。
なお、ロジックエレメント200が出力をハイインピーダンスにする機能を有していてもよい。この場合、イネーブルバッファ210を省略してもよい。
リセット回路300は、配線OUTの電位を初期化する機能を有する。具体的には、リセット回路300は、リセット信号VINITに応じて電位VRESTの配線OUTへの供給の有無を制御する機能を有する。電位VRESTは、配線OUTの電位をロウレベルにする電位又は配線OUTの電位をハイレベルにする電位の一方であることが好ましい。
リセット回路300として、トランジスタ301を有する構成を適用可能である(図1参照)。トランジスタ301は、第1の端子が配線OUTと接続され、第2の端子が配線と接続され、ゲートが配線INITと接続される。トランジスタ301は、リセット信号VINITに応じて配線OUTと第2の端子が接続された配線との導通又は非導通を制御する機能を有する。また、トランジスタ301の第2の端子が接続される配線には、電位VRESTが供給される。
なお、配線INITにイネーブル信号VEN又はそれに応じた信号を入力することにより、リセット回路300をイネーブル信号VEN又はそれに応じた信号により制御してもよい。これにより、信号の種類を減らすことができる。
なお、容量素子104の第2の電極をトランジスタ301の第2の端子と接続してもよい。これにより、配線の数を少なくすることができる。
なお、トランジスタ301には、配線OUT又は配線INの電位をロウレベルとする程度の電流供給能力があればよい。そのため、トランジスタ301のW/Lは、トランジスタ101、トランジスタ102及び/又はトランジスタ103のW/Lよりも小さいことが好ましい。これにより、高集積化を図ることができる。
読み出し回路400は、配線INの電位を検出し、その検出結果に基づいた信号VCOMPを配線COMPに出力する機能を有する。例えば、読み出し回路400は、配線INの電位と配線BLINEの電位との比較し、その比較結果に基づいた信号VCOMPを配線COMPに出力する機能を有する。或いは、読み出し回路400は、配線INの電位がハイレベルかロウレベルかを判断し、その判断結果に基づいた信号VCOMPを配線COMPに出力する機能を有する。この場合、読み出し回路400は、配線BLINEと接続されていなくてもよい。
読み出し回路400としては、排他的論理和回路401を有する構成を適用可能である(図4(A)参照)。排他的論理和回路401は、第1の入力端子が配線INと接続され、第2の入力端子が配線BLINEと接続され、出力端子が配線COMPと接続される。そして、排他的論理和回路401は、配線INの電位とコンフィギュレーションデータVBLINEとのハイレベル又はロウレベルが異なる場合にはハイレベルの信号VCOMPを配線COMPに出力し、配線INの電位とコンフィギュレーションデータVBLINEとのハイレベル又はロウレベルが一致する場合にはロウレベルの信号VCOMPを配線COMPに出力する。ただし、読み出し回路400としては、排他的論理和回路401に限定されず、センスアンプなどの公知の読み出し回路を適用してもよい。
ここで、図1の半導体装置に配線INと接続された回路500を設けてもよい(図4(B)参照)。回路500としては、配線INをハイレベルにプルアップする機能を有する回路、配線INをロウレベルにプルダウンする機能を有する回路、又は所定の電位を配線INに供給する機能を有する回路等を適用可能である。また、回路500が配線INに供給する電位は、電位VRESTと異なる電位であることが好ましい。例えば、回路500が配線INに供給する電位は、電位VRESTが配線OUTの電位をロウレベルにする電位である場合には配線INの電位をハイレベルにする電位であることが好ましく、電位VRESTが配線OUTの電位をハイレベルにする電位である場合には配線INの電位をロウレベルにする電位であることが好ましい。
また、図1の半導体装置に配線OUTと接続されたラッチ回路600を設けてもよい(図4(C)参照)。ラッチ回路600は、配線OUTの電位をラッチして保持する機能を有する。図1の半導体装置がラッチ回路600を有することにより、配線INと配線OUTとが非導通であっても、配線OUTの電位を一定の値に保つことができる。よって、ノイズに強くすることができる。
ラッチ回路600としては、トランジスタ601及びインバータ回路602を有する構成を適用可能である(図4(C)参照)。トランジスタ601は、第1の端子が配線OUTと接続され、第2の端子が所定の電位が供給された配線と接続される。インバータ回路602は、入力端子が配線OUTと接続され、出力端子がトランジスタ601のゲートと接続される。トランジスタ601は、インバータ回路602の出力信号に応じて、配線OUTと第2の端子が接続された配線との導通又は非導通を制御する機能を有する。インバータ回路602は、配線OUTの電位が反転した信号をトランジスタ601のゲートに出力する機能を有する。例えば、トランジスタ601がPチャネル型であり、且つトランジスタ601の第2の端子が接続された配線に配線OUTの電位をハイレベルにする電位が供給されているとする。この場合、配線OUTの電位がハイレベルになると、インバータ回路602がロウレベルの信号をトランジスタ601のゲートに出力する。よって、トランジスタ601がオンになるため、配線OUTの電位がハイレベルになる電位が配線OUTにトランジスタ601を介して供給される。
次に、図1の半導体装置の動作の一例について説明する。
なお、便宜上、セル100又はメモリ回路110において、信号VWLINEがハイレベルである場合にコンフィギュレーションデータVBLINEが格納され、信号VWLINEがロウレベルである場合にはコンフィギュレーションデータVBLINEの格納は行われないものとする。具体的には、トランジスタ101は、信号VWLINEがハイレベルである場合にオンになり、信号VWLINEがロウレベルである場合にオフになるものとする。また、セル100において、信号VCONTEXTがハイレベルであって且つセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルである場合に配線INと配線OUTとが導通し、信号VCONTEXTがハイレベルであって且つセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルである場合に配線INと配線OUTとが非導通になり、信号VCONTEXTがロウレベルである場合にはセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに係わらず配線INと配線OUTとが非導通になるものとする。具体的には、トランジスタ102は、メモリ回路110に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルである場合にオンになり、メモリ回路110に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルである場合にオフになるものとする。また、トランジスタ103は、信号VCONTEXTがハイレベルの場合にオンになり、信号VCONTEXTがロウレベルの場合にオフになるものとする。また、イネーブルバッファ210において、イネーブル信号VENがハイレベルである場合にロジックエレメント200の出力信号がイネーブルバッファ210を介して配線INに出力され、イネーブル信号VENがロウレベルである場合にロジックエレメント200の出力信号の配線INへの出力は行われず、イネーブルバッファ210の出力がハイインピーダンスになるものとする。また、リセット回路300において、リセット信号VINITがハイレベルである場合に電位VRESETが配線OUTに供給され、リセット信号VINITがロウレベルである場合に電位VRESETの配線OUTへの供給は行われないものとする。また、電位VRESETは配線OUTの電位をロウレベルにする電位であるものとする。また、配線INはハイレベルにプルアップされているものとする。
図5は、図1の半導体装置に適用可能なタイミングチャートを例示する。図5のタイミングチャートにおいて、時刻t1乃至t2は、コンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に格納するとともに、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に正しく格納されたか否かを判断する期間である。また、時刻t3以降は、時刻t1乃至t2においてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて配線INと配線OUTとの接続関係を設定する期間である。なお、図5のタイミングチャートには、時刻t1乃至t2においてハイレベルのコンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に格納された場合を例示する。
まず、時刻t1乃至t2において、リセット信号VINITがハイレベルになることにより、電位VRESETがリセット回路300によって配線OUTに供給される。また、イネーブル信号VENがロウレベルになることにより、イネーブルバッファ210の出力がハイインピーダンスになる。そして、時刻t1乃至t2のうち時刻ta乃至tbにおいて、信号VWLINEがハイレベルになることにより、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に格納される。具体的には、トランジスタ101がオンになり、コンフィギュレーションデータVBLINEがトランジスタ102のゲート及び容量素子104の第1の電極に入力される。また、信号VCONTEXTがハイレベルになっている。よって、セル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて、配線INと配線OUTとの導通又は非導通が制御される。具体的には、トランジスタ103がオンになるため、トランジスタ102のオン又はオフによって配線INと配線OUTとの導通又は非導通が制御される。セル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルであれば、配線INと配線OUTとが導通する。具体的には、トランジスタ102及びトランジスタ103の双方がオンになり、配線INと配線OUTとが導通する。この場合、配線OUTに供給された電位VRESETがセル100を介して配線INに供給されるため、配線INの電位がロウレベルになる。一方、セル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルであれば、配線INと配線OUTとが非導通になる。具体的には、トランジスタ103がオンになるもののトランジスタ102がオフになるため、配線INと配線OUTとが非導通になる。この場合、電位VRESETの配線INへの供給は行われないため、配線INが浮遊状態になる。よって、配線INがハイレベルにプルアップされていれば、配線INの電位がハイレベルになる。
配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE、及びセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がハイレベルであれば、配線INの電位がロウレベルになるため、読み出し回路400によって配線COMPに出力される信号VCOMPがハイレベルになる。一方、配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE、及びセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がロウレベルであれば、配線INの電位がハイレベルになるため、読み出し回路400によって配線COMPに出力される信号VCOMPがハイレベルになる。
ここで、信号VCOMPがハイレベルになることは、配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINEと実際にセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEとが一致していることを示す。つまり、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に正しく格納されたことを示す。反対に、信号VCOMPがロウレベルになることは、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に正しく格納されていないことを示す。例えば、配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルであるにも係わらず配線INと配線OUTとが非導通になったとする。この場合、電位VRESETの配線INへの供給は行われないため、配線INの電位がハイレベルになる。よって、信号VCOMPがロウレベルになる。また、配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルであるにも係わらず配線INと配線OUTとが導通したとする。この場合、電位VRESETがセル100を介して配線INに供給されるため、配線INの電位がロウレベルになる。よって、信号VCOMPがロウレベルになる。
なお、時刻t1乃至t2において、クロック信号VCKの配線CKへの供給を止めることが好ましい。これにより、消費電力の削減を図ることができる。
次に、時刻t3以降では、リセット信号VINITがロウレベルになるため、電位VRESETの配線OUTへの供給は行われない。また、イネーブル信号VENがハイレベルになることにより、ロジックエレメント200の出力信号がイネーブルバッファ210によって配線INに出力される。また、信号VWLINEがロウレベルになるため、コンフィギュレーションデータVBLINEのセル100への格納は行われない。ただし、セル100には、時刻t1乃至t2において格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEが保持されている。具体的には、トランジスタ101がオフになることにより、トランジスタ102のゲート及び容量素子104の第1の電極が浮遊状態になる。ただし、トランジスタ102のゲート容量及び容量素子104には時刻t1乃至t2において入力されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じた電荷が保存されているため、トランジスタ102のゲート及び容量素子104の第1の電極の電位は時刻t1乃至t2において入力されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じた電位となっている。また、信号VCONTEXTがハイレベルになっている。よって、時刻t1乃至t2においてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて、配線INと配線OUTとの導通又は非導通が制御される。具体的には、トランジスタ103がオンになるため、トランジスタ102のオン又はオフによって配線INと配線OUTとの導通又は非導通が制御される。時刻t1乃至t2においてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルであれば、配線INと配線OUTとが導通する。具体的には、トランジスタ102及びトランジスタ103の双方がオンになり、配線INと配線OUTとが導通する。この場合、配線INに出力されたロジックエレメント200の出力信号はセル100を介して配線OUTに出力される。一方、時刻t1乃至t2においてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルであれば、配線INと配線OUTとが非導通になる。具体的には、トランジスタ103がオンになるもののトランジスタ102がオフになるため、配線INと配線OUTとが非導通になる。この場合、配線INに出力されたロジックエレメント200の出力信号の配線OUTへの出力は行われない。
以上のとおり、セル100に格納したコンフィギュレーションデータVBLINEにしたがって、配線INと配線OUTとの導通又は非導通を制御することができる。つまり、ロジックエレメント200の出力信号の配線OUTへの出力の有無を制御することができる。そして、コンフィギュレーションデータVBLINEのセル100への格納時にコンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に正しく格納されたか否かを容易に確認することができる。よって、信頼性の向上を図ることができる。
なお、半導体装置の動作中において、新たなコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に格納し、配線INと配線OUTとの導通又は非導通を変更してもよい。以下に、時刻t3以降の期間のうち時刻tc乃至tdにおいて、新たなコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に格納する場合の半導体装置の動作について説明する。時刻tc乃至tdは、クロック信号VCKの連続する2つの立ち上がりエッジの間の期間である。なお、図5のタイミングチャートは、時刻tc乃至tdにおいてロウレベルのコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に格納する場合を例示する。
時刻tc乃至tdにおいて、リセット信号VINITがハイレベルになることにより、電位VRESETがリセット回路300によって配線OUTに供給される。また、イネーブル信号VENがロウレベルになることにより、イネーブルバッファ210の出力がハイインピーダンスになる。また、信号VWLINEがハイレベルになることにより、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に格納される。また、信号VCONTEXTがハイレベルになっている。よって、セル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて、配線INと配線OUTとの導通又は非導通が制御される。セル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルであれば、配線INと配線OUTとが導通する。この場合、配線OUTに供給された電位VRESETがセル100を介して配線INに供給されるため、配線INの電位がロウレベルになる。一方、セル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルであれば、配線INと配線OUTとが非導通になる。この場合、電位VRESETの配線INへの供給は行われないため、配線INが浮遊状態になる。よって、配線INがハイレベルにプルアップされていれば、配線INの電位がハイレベルになる。
配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE、及びセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がハイレベルであれば、配線INの電位がロウレベルになるため、読み出し回路400によって配線COMPに出力される信号VCOMPがハイレベルになる。一方、配線BLINEに入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE、及びセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がロウレベルであれば、配線INの電位がハイレベルになるため、読み出し回路400によって配線COMPに出力される信号VCOMPがハイレベルになる。
次に、時刻td以降では、リセット信号VINITがロウレベルになるため、電位VRESETの配線OUTへの供給は行われない。また、イネーブル信号VENがハイレベルになることにより、ロジックエレメント200の出力信号がイネーブルバッファ210によって配線INに出力される。また、信号VWLINEがロウレベルになるため、コンフィギュレーションデータVBLINEのセル100への格納は行われない。ただし、セル100には、時刻tc乃至tdにおいて格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEが保持されている。また、信号VCONTEXTがハイレベルになっている。よって、時刻tc乃至tdにおいてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて、配線INと配線OUTとの導通又は非導通が制御される。時刻tc乃至tdにおいてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがハイレベルであれば、配線INと配線OUTとが導通する。この場合、配線INに出力されたロジックエレメント200の出力信号はセル100を介して配線OUTに出力される。一方、時刻tc乃至tdにおいてセル100に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがロウレベルであれば、配線INと配線OUTとが非導通になる。この場合、配線INに出力されたロジックエレメント200の出力信号の配線OUTへの出力は行われない。
以上のとおり、半導体装置の動作時においてもコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に新たに格納することができるとともに、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に正しく格納されたか否かを容易に確認することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1の半導体装置を適用したPLDの一例を示す。
図6は本発明の一態様に係るPLDの回路図を例示し、図7はセル部10の回路図を例示する。図6のPLDは、セル部10、ロジックエレメント部20、読み出し部40、書き込みドライバ60、駆動回路70、駆動回路80及びリセット回路300を有する。セル部10は、n(nは2以上の自然数)本の配線IN(以下、「配線IN[1]乃至配線IN[n]」とも示す)、n本の配線BLINE(以下、「配線BLINE[1]乃至配線BLINE[n]」とも示す)、m(mは2以上の自然数)本の配線CONTEXT(以下、「配線CONTEXT[1]乃至配線CONTEXT[m]」とも示す)、m本の配線WLINE(以下、「配線WLINE[1]乃至配線WLINE[m]」とも示す)、配線OUTと接続される。ロジックエレメント部20は、配線IN[1]乃至配線IN[n]及び配線ENと接続される。読み出し部40は、配線IN[1]乃至配線IN[n]、配線BLINE[1]乃至配線BLINE[m]、及びn本の配線COMP(以下、「配線COMP[1]乃至配線COMP[n]」ともいう)と接続される。書き込みドライバ60は、配線BLINE[1]乃至配線BLINE[n]と接続される。駆動回路70は、配線CONTEXT[1]乃至配線CONTEXT[m]と接続される。駆動回路80は、配線WLINE[1]乃至配線WLINE[m]と接続される。リセット回路300は、配線OUT及び配線INITと接続される。また、配線BLINE[1]乃至配線BLINE[n]には書き込みドライバ60からコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]がそれぞれ入力される。配線CONTEXT[1]乃至配線CONTEXT[m]には駆動回路70から信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]がそれぞれ入力される。配線WLINE[1]乃至配線WLINE[m]には駆動回路80から信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]がそれぞれ入力される。配線COMP[1]乃至配線COMP[n]には読み出し部40から信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]がそれぞれ出力される。
セル部10は、配線IN[1]乃至配線IN[n]のそれぞれと配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。具体的には、セル部10は、m行n列のセル100(以下、「セル100[1、1]乃至セル100[m、n]」とも示す)を有する(図7参照)。セル100[1、1]乃至セル100[m、n]のそれぞれは、実施の形態1のセル100に対応し同様の機能を有する。i(iは1乃至mのいずれか一)行j(jは1乃至nのいずれか一)列目を例に説明する。セル100[i、j]は、配線IN[j]、配線BLINE[j]、配線CONTEXT[i]、配線WLINE[i]及び配線OUTと接続される。そして、セル100[i、j]は、配線IN[j]と配線OUTとの導通又は非導通を制御する機能を有する。
なお、セル100としてトランジスタ103を有していない構成を適用する場合(例えば図2(A)参照)、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]において1行分のみ設けるとともに、配線CONTEXT[1]乃至配線CONTEXT[m]及び駆動回路70を省略してもよい。
なお、セル100として容量素子104を有する構成を適用する場合(例えば図1参照)、容量素子104の第2の電極を別の行の配線WLINE又は別の行の配線CONTEXTと接続してもよい。これにより、配線の数を減らすことができる。i行目を例にして説明する。セル100[i、1]乃至セル100[i、n]において、容量素子104の第2の電極を配線WLINE[1]乃至配線WLINE[i−1]のいずれか一、配線WLINE[i+1]乃至配線WLINE[m]のいずれか一、配線CONTEXT[1]乃至配線CONTEXT[i−1]のいずれか一、又は配線CONTEXT[i+1]乃至配線CONTEXT[m]のいずれか一と接続すればよい。ただし、容量素子104の第2の電極を別の行の配線WLINE又は別の行の配線CONTEXTと接続した場合、容量結合によりメモリ回路110に保持されたコンフィギュレーションデータVBLINEが反転することがある。しかしながら、容量結合によりメモリ回路110に保持されたコンフィギュレーションデータVBLINEが反転する場合には少なくともトランジスタ103がオフであるため、セル100が誤動作を起こすことはない。また、トランジスタ103がオンである場合には、容量素子104の第2の電極を接続した配線WLINE又は配線CONTEXTの電位をコンフィギュレーションデータVBLINE書き込み時の電位に戻せば、メモリ回路110に保持されたコンフィギュレーションデータVBLINEが元に戻るため、セル100が誤動作を起こすことはない。
ロジックエレメント部20は、n個のロジックエレメント200(以下、「ロジックエレメント200[1]乃至ロジックエレメント200[n]」ともいう)、及びn個のイネーブルバッファ210(以下、「イネーブルバッファ210[1]乃至イネーブルバッファ210[n]ともいう」)を有する(図8(A)参照)。ロジックエレメント200[1]乃至ロジックエレメント200[n]のそれぞれは、実施の形態1のロジックエレメント200に対応し同様の機能を有する。また、イネーブルバッファ210[1]乃至イネーブルバッファ210[n]のそれぞれは、実施の形態1のイネーブルバッファ210に対応し同様の機能を有する。j列目を例にして説明する。ロジックエレメント200[j]は、イネーブルバッファ210[j]を介して配線IN[j]と接続される。また、イネーブルバッファ210[j]は、ロジックエレメント200[j]、配線IN[j]及び配線ENと接続される。
読み出し部40は、n個の読み出し回路400(以下、「読み出し回路400[1]乃至読み出し回路400[n]」ともいう)を有する(図8(B)参照)。読み出し回路400[1]乃至読み出し回路400[n]のそれぞれは、実施の形態1の読み出し回路400に対応し同様の機能を有する。j列目を例にして説明する。読み出し回路400[j]は、配線IN[j]、配線BLINE[j]、及び配線COMP[j]と接続される。
なお、読み出し部40において、信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]の全てを外部に出力してもよい。この場合、各セル100においてコンフィギュレーションデータVBLINEが正しく格納されたか否かを検出することができるため、コンフィギュレーションデータVBLINEが正しく格納されていないセル100の特定を容易に行うことができる。
なお、読み出し部40において、信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]の論理積を出力してもよい。この場合、各行においてセル100の全てにコンフィギュレーションデータVBLINEが正しく格納されたか否かを検出することができるとともに、外部に出力する信号の数を大幅に減らすことができる。
書き込みドライバ60は、配線BLINE[1]乃至配線BLINE[n]にコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]をそれぞれ出力する機能を有する。書き込みドライバ60としては、シフトレジスタを有する構成を適用可能である。
駆動回路70は、配線CONTEXT[1]乃至配線CONTEXT[m]に信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]をそれぞれ出力する機能を有する。駆動回路70としては、シフトレジスタ又はデコーダを有する構成を適用可能である。
駆動回路80は、配線WLINE[1]乃至配線WLINE[m]に信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]をそれぞれ出力する機能を有する。駆動回路80としては、シフトレジスタ又はデコーダを有する構成を適用可能である。
次に、図7のPLDの動作の一例について説明する。
図9及び図10は、図7のPLDに適用可能タイミングチャートを例示する。図9のタイミングチャートには、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]のそれぞれにおいてコンフィギュレーションデータVBLINEを格納するとともにコンフィギュレーションデータVBLINEを正しく格納できたか否かを判断する時刻t1乃至t2を示す。また、図10のタイミングチャートには、時刻t1乃至t2においてセル100[1、1]乃至セル100[m、n]のそれぞれに格納したコンフィギュレーションデータVBLINE、及び信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]に応じて、配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの接続関係を設定する時刻t3以降を示す。
まず、時刻t1乃至t2において、リセット信号VINITがハイレベルになることにより、電位VRESETがリセット回路300によって配線OUTに供給される。
イネーブル信号VENがロウレベルになることにより、イネーブルバッファ210[1]乃至イネーブルバッファ210[n]の出力がハイインピーダンスになる。
信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]及び信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]が1行目から順次ハイレベルになることにより、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]が1行ずつ選択される。i−1行目乃至i+1行目を例にして説明する。まず信号VWLINE[i−1]及び信号VCONTEXT[i−1]がハイレベルになることにより、セル100[i−1、1]乃至セル100[i−1、n]が選択される。その後、信号VWLINE[i−1]及び信号VCONTEXT[i−1]がロウレベルになるとともに、信号VWLINE[i]及び信号VCONTEXT[i]がハイレベルになることにより、セル100[i、1]乃至セル100[i、n]が選択される。その後、信号VWLINE[i]及び信号VCONTEXT[i]がロウレベルになるとともに、信号VWLINE[i+1]及び信号VCONTEXT[i+1]がハイレベルになることにより、セル100[i+1、1]乃至セル100[i+1、n]が選択される。
なお、信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]及び信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]を任意の順番でハイレベルにしてもよい。
なお、信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]及び信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]において、コンフィギュレーションデータVBLINEの書き換えが必要な行に対応する信号のみをハイレベルにしてもよい。
選択された行に属するセル100において、コンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]の格納がそれぞれ行われるとともに、格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]に応じて配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの導通又は非導通がそれぞれ制御される。i行目が選択された場合のj列目を例にして説明する。セル100[i、j]において、コンフィギュレーションデータVBLINE[j]が格納されるとともに、格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]に応じて配線IN[j]と配線OUTとの導通又は非導通が制御される。セル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]がハイレベルであれば、配線IN[j]と配線OUTとが導通する。この場合、電位VRESETがセル100[i、j]を介して配線IN[j]に供給されるため、配線IN[j]の電位がロウレベルになる。一方、セル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]がロウレベルであれば、配線IN[j]と配線OUTとが非導通になる。この場合、電位VRESETの配線IN[j]への供給は行われないため、配線IN[j]が浮遊状態になる。よって、配線IN[j]がハイレベルにプルアップされていれば、配線IN[j]の電位がハイレベルになる。
配線IN[1]乃至配線IN[n]の電位と配線BLINE[1]乃至配線BLINE[n]に入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]とに応じて、読み出し回路400[1]乃至読み出し回路400[n]によって配線COMP[1]乃至配線COMP[n]に出力される信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]がそれぞれ決定される。i行目が選択された場合のj列目を例に説明する。配線BLINE[j]に入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE及びセル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がハイレベルであれば、配線IN[j]の電位がロウレベルになる。よって、読み出し回路400[j]によって配線COMP[j]に出力される信号VCOMP[j]がハイレベルになる。一方、配線BLINE[j]に入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE及びセル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がロウレベルであれば、配線IN[j]の電位がハイレベルになる。よって、読み出し回路400[j]によって配線COMP[j]に出力される信号VCOMP[j]がハイレベルになる。
ここで、信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]がハイレベルであれば、選択された行に属するセル100に正しくコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]が格納されたことを示す。i行目が選択された場合のj列目を例にして説明する。信号VCOMP[j]がハイレベルであれば、セル100[i、j]にコンフィギュレーションデータVBLINE[j]が正しく格納されたことを示す。
なお、信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]の論理積を出力する場合には、論理積の出力がハイレベルであれば、選択された行に属するセル100の全てに正しくコンフィギュレーションデータVBLINEが格納されたことを示す。一方、論理積の出力がロウレベルであれば、選択された行に属するセル100の少なくとも1つに正しくコンフィギュレーションデータVBLINEが格納されなかったことを示す。
次に、時刻t3以降では、リセット信号VINITがロウレベルになるため、電位VRESETの配線OUTへの供給は行われない。
イネーブル信号VENがハイレベルになることにより、ロジックエレメント200[1]乃至ロジックエレメント200[n]の出力信号がイネーブルバッファ210[1]乃至イネーブルバッファ210[n]によって配線IN[1]乃至配線IN[n]にそれぞれ出力される。j列目を例にして説明する。ロジックエレメント200[j]の出力信号がイネーブルバッファ210[j]によって配線IN[j]に出力される。
信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]がロウレベルになるため、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]にはコンフィギュレーションデータVBLINEの格納は行われない。ただし、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]には時刻t1乃至t2において格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEがそれぞれ保持されている。i行j列目を例にして説明する。セル100[i、j]には時刻t1乃至t2において格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]が保持されている。
信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]のいずれか一がハイレベルになることにより、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]のいずれか一行が選択される。i行目を例にして説明する。信号VCONTEXT[i]がハイレベルになることにより、セル100[i、1]乃至セル100[i、n]が選択される。
なお、信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]をハイレベルにする順番は、PLDによって構成する回路に応じて適宜設定すればよい。
選択された行に属するセル100において、時刻t1乃至t2において格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEに応じて、配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの導通又は非導通がそれぞれ制御される。i行目が選択された場合のj列目を例にして説明する。セル100[i、j]において、時刻t1乃至t2において格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]に応じて、配線IN[j]と配線OUTとの導通又は非導通が制御される。セル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]がハイレベルであれば、配線IN[j]と配線OUTとが導通する。この場合、配線IN[j]に出力されたロジックエレメント200[j]の出力信号がセル100[i、j]を介して配線OUTに出力される。一方、セル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]がロウレベルであれば、配線IN[j]と配線OUTとが非導通になる。この場合、配線IN[j]に出力されたロジックエレメント200[j]の出力信号の配線OUTへの出力は行われない。
以上のとおり、セル100[1、1]乃至セル100[m、n]のそれぞれに格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEにしたがって、配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの接続関係を設定することができる。特に、信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]によって、配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの接続関係をm通り設定することができる。そして、コンフィギュレーションデータVBLINEのセル100[1、1]乃至セル100[m、n]への格納時にコンフィギュレーションデータVBLINEがセル100[1、1]乃至セル100[m、n]に正しく格納されたか否かを容易に確認することができる。よって、信頼性の向上を図ることができる。
なお、PLDの動作中において、新たなコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に格納し、配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの接続関係を変更してもよい。つまり、PLDの動作中にPLDで構成される回路を変更してもよい。以下に、時刻t3以降の期間のうち時刻tc乃至tdにおいて、新たなコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に格納する場合のPLDの動作について説明する。
時刻tc乃至tdにおいて、リセット信号VINITがハイレベルになることにより、電位VRESETがリセット回路300によって配線OUTに供給される。
イネーブル信号VENがロウレベルになることにより、イネーブルバッファ210[1]乃至イネーブルバッファ210[n]の出力がハイインピーダンスになる。
信号VWLINE[1]乃至信号VWLINE[m]のいずれか一及び信号VCONTEXT[1]乃至信号VCONTEXT[m]のいずれか一がハイレベルになることにより、いずれか1行に属するセル100が選択される。i行目を例にして説明する。信号VWLINE[i]及び信号VCONTEXT[i]がハイレベルになることにより、セル100[i、1]乃至セル100[i、n]が選択される。
選択された行に属するセル100において、コンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]の格納がそれぞれ行われるとともに、格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]に応じて配線IN[1]乃至配線IN[n]と配線OUTとの導通又は非導通がそれぞれ制御される。i行目が選択された場合のj列目を例にして説明する。セル100[i、j]において、コンフィギュレーションデータVBLINE[j]が格納されるとともに、格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]に応じて配線IN[j]と配線OUTとの導通又は非導通が制御される。セル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]がハイレベルであれば、配線IN[j]と配線OUTとが導通する。この場合、電位VRESETがセル100[i、j]を介して配線IN[j]に供給されるため、配線IN[j]の電位がロウレベルになる。一方、セル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINE[j]がロウレベルであれば、配線IN[j]と配線OUTとが非導通になる。この場合、電位VRESETの配線IN[j]への供給は行われないため、配線IN[j]が浮遊状態になる。よって、配線IN[j]がハイレベルにプルアップされていれば、配線IN[j]の電位がハイレベルになる。
配線IN[1]乃至配線IN[n]の電位と配線BLINE[1]乃至配線BLINE[n]に入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE[1]乃至コンフィギュレーションデータVBLINE[n]とに応じて、読み出し回路400[1]乃至読み出し回路400[n]によって配線COMP[1]乃至配線COMP[n]に出力される信号VCOMP[1]乃至信号VCOMP[n]がそれぞれ決定される。i行目が選択された場合のj列目を例に説明する。配線BLINE[j]に入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE及びセル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がハイレベルであれば、配線IN[j]の電位がロウレベルになる。よって、読み出し回路400[j]によって配線COMP[j]に出力される信号VCOMP[j]がハイレベルになる。一方、配線BLINE[j]に入力されたコンフィギュレーションデータVBLINE及びセル100[i、j]に格納されたコンフィギュレーションデータVBLINEの双方がロウレベルであれば、配線IN[j]の電位がハイレベルになる。よって、読み出し回路400[j]によって配線COMP[j]に出力される信号VCOMP[j]がハイレベルになる。
以上のとおり、PLDの動作時においてもコンフィギュレーションデータVBLINEをセル100に新たに格納することができるとともに、コンフィギュレーションデータVBLINEがセル100に正しく格納されたか否かを容易に確認することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、トランジスタの半導体層に適用可能な酸化物半導体について説明する。
トランジスタの半導体層中のチャネル形成領域に用いる酸化物半導体としては、少なくともインジウム(In)又は亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にIn及びZnを含むことが好ましい。また、それらに加えて、酸素を強く結びつけるスタビライザーを有することが好ましい。スタビライザーとしては、ガリウム(Ga)、スズ(Sn)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)及びアルミニウム(Al)の少なくともいずれかを有すればよい。他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)のいずれか一種又は複数種を有してもよい。
トランジスタの半導体層として用いられる酸化物半導体としては、例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−Zr−Zn系酸化物、In−Ti−Zn系酸化物、In−Sc−Zn系酸化物、In−Y−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物等がある。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1、In:Ga:Zn=3:1:2、あるいはIn:Ga:Zn=2:1:3の原子数比のIn−Ga−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
半導体層を構成する酸化物半導体膜に水素が多量に含まれると、酸化物半導体と結合することによって、水素の一部がドナーとなり、キャリアである電子を生じてしまう。これにより、トランジスタの閾値電圧がマイナス方向にシフトしてしまう。そのため、酸化物半導体膜の形成後において、脱水化処理(脱水素化処理)を行い酸化物半導体膜から、水素、又は水分を除去して不純物が極力含まれないように高純度化することが好ましい。
なお、酸化物半導体膜への脱水化処理(脱水素化処理)によって、酸化物半導体膜から酸素が減少してしまうことがある。よって、脱水化処理(脱水素化処理)によって増加した酸素欠損を補填するため酸素を酸化物半導体膜に加える処理を行うことが好ましい。本明細書等において、酸化物半導体膜に酸素を供給する場合を、加酸素化処理と記す場合がある、または酸化物半導体膜に含まれる酸素を化学量論的組成よりも多くする場合を過酸素化処理と記す場合がある。
このように、酸化物半導体膜は、脱水化処理(脱水素化処理)により、水素又は水分が除去され、加酸素化処理により酸素欠損を補填することによって、i型(真性)化又は実質的にi型(真性)である酸化物半導体膜とすることができる。なお、実質的に真性とは、酸化物半導体膜中にドナーに由来するキャリアが極めて少なく(ゼロに近く)、キャリア密度が1×1017/cm以下、1×1016/cm以下、1×1015/cm以下、1×1014/cm以下、1×1013/cm以下であることをいう。
また、このように、i型又は実質的にi型である酸化物半導体膜を備えるトランジスタは、極めて優れたオフ電流特性を実現できる。例えば、酸化物半導体膜を用いたトランジスタがオフ状態のときのドレイン電流を、室温(25℃程度)にて1×10−18A以下、好ましくは1×10−21A以下、更に好ましくは1×10−24A以下、又は85℃にて1×10−15A以下、好ましくは1×10−18A以下、更に好ましくは1×10−21A以下とすることができる。なお、トランジスタがオフ状態とは、nチャネル型のトランジスタの場合、ゲート電圧が閾値電圧よりも十分小さい状態をいう。具体的には、ゲート電圧が閾値電圧よりも1V以上、2V以上又は3V以上小さければ、トランジスタはオフ状態となる。
以下では、酸化物半導体膜の構造について説明する。
酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)膜などをいう。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶質構造の酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う。
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CAAC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列していることを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られない。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有していることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属されることから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−plane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)として試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを56°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAAC−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れる場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍にピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
なお、本明細書において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂直」とは、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、85°以上95°以下の場合も含まれる。
なお、本明細書において、結晶が三方晶または菱面体晶である場合、六方晶系として表す。
不純物濃度が低く、欠陥準位密度の低い(酸素欠損の少ない)ことを高純度真性又は実質的に高純度真性と呼ぶ。高純度真性又は実質的に高純度真性である酸化物半導体は、キャリア発生源が少ないため、キャリア密度を低くすることができる場合がある。従って、当該酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、しきい値電圧がマイナスとなる電気特性(ノーマリーオンともいう。)になることが少ない場合がある。また、高純度真性又は実質的に高純度真性である酸化物半導体は、欠陥準位密度が低いため、トラップ準位密度も低くなる場合がある。従って、当該酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、電気特性の変動が小さく、信頼性の高いトランジスタとなる場合がある。なお、酸化物半導体のトラップ準位に捕獲された電荷は、消失するまでに要する時間が長く、あたかも固定電荷のように振る舞うことがある。そのため、トラップ準位密度の高い酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、電気特性が不安定となる場合がある。
また、高純度真性又は実質的に高純度真性であるCAAC−OSを用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。
酸化物半導体は、例えば多結晶を有してもよい。なお、多結晶を有する酸化物半導体を、多結晶酸化物半導体と呼ぶ。多結晶酸化物半導体は複数の結晶粒を含む。
酸化物半導体は、例えば微結晶を有してもよい。なお、微結晶を有する酸化物半導体を、微結晶酸化物半導体と呼ぶ。
微結晶酸化物半導体は、例えば、TEMによる観察像では、明確に結晶部を確認することができない場合がある。微結晶酸化物半導体に含まれる結晶部は、例えば、1nm以上100nm以下、又は1nm以上10nm以下の大きさであることが多い。特に、例えば、1nm以上10nm以下の微結晶をナノ結晶(nc:nanocrystal)と呼ぶ。ナノ結晶を有する酸化物半導体を、nc−OS(nanocrystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。また、nc−OSは、例えば、TEMによる観察像では、結晶部と結晶部との境界を明確に確認できない場合がある。また、nc−OSは、例えば、TEMによる観察像では、明確な粒界を有さないため、不純物が偏析することが少ない。また、nc−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、欠陥準位密度が高くなることが少ない。また、nc−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、電子移動度の低下が小さい。
nc−OSは、例えば、微小な領域(例えば、1nm以上10nm以下の領域)において原子配列に周期性を有する場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部と結晶部との間で規則性がないため、巨視的には原子配列に周期性が見られない場合、又は長距離秩序が見られない場合がある。従って、nc−OSは、例えば、分析方法によっては、非晶質酸化物半導体と区別が付かない場合がある。nc−OSは、例えば、XRD装置を用い、結晶部よりも大きいビーム径のX線でout−of−plane法による分析を行うと、配向を示すピークが検出されない場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部よりも大きいビーム径(例えば、20nmφ以上、又は50nmφ以上)の電子線を用いる電子線回折像では、ハローパターンが観測される場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部と同じか結晶部より小さいビーム径(例えば、10nmφ以下、又は5nmφ以下)の電子線を用いる極微電子線回折像では、スポットが観測される場合がある。また、nc−OSの極微電子線回折像は、例えば、円を描くように輝度の高い領域が観測される場合がある。また、nc−OSの極微電子線回折像は、例えば、当該領域内に複数のスポットが観測される場合がある。
nc−OSは、微小な領域において原子配列に周期性を有する場合があるため、非晶質酸化物半導体よりも欠陥準位密度が低くなる。但し、nc−OSは、結晶部と結晶部との間で規則性がないため、CAAC−OSと比べて欠陥準位密度が高くなる。
なお、酸化物半導体が、CAAC−OS、多結晶酸化物半導体、微結晶酸化物半導体、非晶質酸化物半導体の二種以上を有する混合膜であってもよい。混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域、微結晶酸化物半導体の領域、多結晶酸化物半導体の領域、CAAC−OSの領域、のいずれか二種以上の領域を有する場合がある。また、混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域、微結晶酸化物半導体の領域、多結晶酸化物半導体の領域、CAAC−OSの領域、のいずれか二種以上の領域の積層構造を有する場合がある。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDに適用可能なトランジスタ及び容量素子の一例について説明する。
図11は、実施の形態1及び2において説明したトランジスタ101、トランジスタ102及び容量素子104の断面構造を例示する。
トランジスタ101は、トランジスタ102上に形成されている。つまり、トランジスタ101とトランジスタ102とが積層されている。これにより、高集積化を図ることができる。
トランジスタ101の半導体層としては、酸化物半導体を適用可能である。
トランジスタ102は、単結晶のシリコン基板に形成されている。ただし、トランジスタ102の半導体層として、薄膜のシリコン又はゲルマニウムなどを用いてもよい。該シリコン又はゲルマニウムは、非晶質、微結晶、多結晶又は単結晶である。また、薄膜のシリコンとしては、プラズマCVD法などの気相成長法若しくはスパッタリング法で作製された非晶質シリコン、非晶質シリコンをレーザーアニールなどの処理により結晶化させた多結晶シリコン、単結晶シリコンウェハに水素イオン等を注入して表層部を剥離した単結晶シリコンなどを用いることができる。
図11では、半導体基板800にnチャネル型のトランジスタ102が形成されている。
半導体基板800は、例えば、n型又はp型の導電性を有するシリコン基板、ゲルマニウム基板、シリコンゲルマニウム基板、化合物半導体基板(GaAs基板、InP基板、GaN基板、SiC基板、GaP基板、GaInAsP基板、ZnSe基板等)等を用いることができる。図11では、n型の導電性を有する単結晶シリコン基板を用いた場合を例示している。
トランジスタ102は、素子分離用絶縁膜801により、他のトランジスタと、電気的に分離されている。素子分離用絶縁膜801の形成には、選択酸化法(LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法)又はトレンチ分離法等を用いることができる。具体的に、トランジスタ102は、半導体基板800に形成された、ソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域802及び不純物領域803と、ゲート電極804と、半導体基板800とゲート電極804の間に設けられたゲート絶縁膜805とを有する。ゲート電極804は、ゲート絶縁膜805を間に挟んで、不純物領域802と不純物領域803の間に形成されるチャネル形成領域と重なる。
トランジスタ102上には、絶縁膜809が設けられている。絶縁膜809には開口部が形成されている。そして、上記開口部には、不純物領域802、不純物領域803にそれぞれ接する配線810、配線811と、ゲート電極804に接する配線812とが形成されている。
配線810は、絶縁膜809上に形成された配線815に接続されており、配線811は、絶縁膜809上に形成された配線816に接続されており、配線812は、絶縁膜809上に形成された配線817に接続されている。
配線815乃至配線817上には、絶縁膜820が形成されている。絶縁膜820には開口部が形成されており、上記開口部に、配線817に接続された配線821が形成されている。
絶縁膜820上にトランジスタ101及び容量素子104が形成されている。
トランジスタ101は、絶縁膜820上に、酸化物半導体を含む半導体膜830と、半導体膜830上の、ソース電極又はドレイン電極として機能する導電膜832及び導電膜833と、半導体膜830、導電膜832及び導電膜833上のゲート絶縁膜831と、ゲート絶縁膜831上に位置し、導電膜832と導電膜833の間において半導体膜830と重なっているゲート電極834と、を有する。なお、導電膜833は、配線821に接続されている。
ゲート絶縁膜831上において導電膜833と重なる位置に、導電膜835が設けられている。ゲート絶縁膜831を間に挟んで導電膜833及び導電膜835が重なっている部分が、容量素子104として機能する。
なお、図11では、容量素子104がトランジスタ101と共に絶縁膜820の上に設けられている場合を例示しているが、容量素子104は、トランジスタ102と共に、絶縁膜820の下に設けられていても良い。
トランジスタ101、容量素子104上に、絶縁膜841が設けられている。絶縁膜841には開口部が設けられており、上記開口部においてゲート電極834に接する導電膜843が、絶縁膜841上に設けられている。
なお、図11において、トランジスタ101は、ゲート電極834を半導体膜830の片側において少なくとも有していれば良いが、半導体膜830を間に挟んで存在する一対のゲート電極を有していても良い。
トランジスタ101が、半導体膜830を間に挟んで存在する一対のゲート電極を有している場合、一方のゲート電極にはオン又はオフを制御するための信号が与えられ、他方のゲート電極は、電位が他から与えられている状態であればよい。後者の場合、一対の電極に、同じ高さの電位が与えられていても良いし、他方のゲート電極にのみ接地電位などの固定の電位が与えられていても良い。他方のゲート電極に与える電位の高さを制御することで、トランジスタ101の閾値電圧を制御することができる。
なお、半導体膜830は、単膜の酸化物半導体で構成されているとは限らず、積層された複数の酸化物半導体で構成されていても良い。例えば半導体膜830が、3層に積層されて構成されている場合のトランジスタ101の構成例を、図12(A)に示す。トランジスタ101は、絶縁膜820などの上に設けられた半導体膜830と、半導体膜830と電気的に接続されている導電膜832、及び導電膜833と、ゲート絶縁膜831と、ゲート絶縁膜831上に半導体膜830と重畳するように設けられたゲート電極834と、を有する。また、半導体膜830として、酸化物半導体層830a乃至酸化物半導体層830cが、絶縁膜820側から順に積層されている。酸化物半導体層830a及び酸化物半導体層830cは、酸化物半導体層830bを構成する金属元素の少なくとも1つを、その構成要素に含み、伝導帯下端のエネルギーが酸化物半導体層830bよりも0.05eV以上、0.07eV以上、0.1eV以上又は0.15eV以上、かつ2eV以下、1eV以下、0.5eV以下又は0.4eV以下、真空準位に近い酸化物層である。さらに、酸化物半導体層830bは、少なくともインジウムを含むと、キャリア移動度が高くなるため好ましい。
なお、図12(B)に示すように、酸化物半導体層830cは、導電膜832及び導電膜833の上層でゲート絶縁膜831と重畳させて設ける構成としてもよい。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上述の実施の形態で説明したトランジスタで構成される回路を電子部品に適用する例、及び該電子部品を具備する電子機器に適用する例について、図13、図14を用いて説明する。
図13(A)では上述の実施の形態で説明したトランジスタで構成される回路を電子部品に適用する例について説明する。なお電子部品は、半導体パッケージ、又はIC用パッケージともいう。この電子部品は、端子取り出し方向や、端子の形状に応じて、複数の規格や名称が存在する。そこで、本実施の形態では、その一例について説明することにする。
図11に示すようなトランジスタで構成される半導体装置は、組み立て工程(後工程)を経て、プリント基板に脱着可能な部品が複数合わさることで完成する。
後工程は、図13(A)に示す各工程を経ることで完了することができる。具体的には、前工程で得られる素子基板が完成(ステップS1)した後、基板の裏面を研削する(ステップS2)。この段階で基板を薄膜化することで、前工程での基板の反り等を低減し、部品としての小型化を図るためである。
基板の裏面を研削して、基板を複数のチップに分離するダイシング工程を行う。そして、分離したチップを個々にピックアップしてリードフレーム上に搭載し接合する、ダイボンディング工程を行う(ステップS3)。このダイボンディング工程におけるチップとリードフレームとの接着は、樹脂による接着や、テープによる接着等、適宜製品に応じて適した方法を選択する。なお、ダイボンディング工程におけるチップとリードフレームとの接着は、インターポーザ上にチップを搭載して行ってもよい。
次いでリードフレームのリードとチップ上の電極とを、金属の細線(ワイヤー)で電気的に接続する、ワイヤーボンディングを行う(ステップS4)。金属の細線には、銀線や金線を用いることができる。また、ワイヤーボンディングは、ボールボンディングや、ウェッジボンディングを用いることができる。
ワイヤーボンディングされたチップは、エポキシ樹脂等で封止される、モールド工程が施される(ステップS5)。モールド工程を行うことで電子部品の内部が樹脂で充填され、機械的な外力から、内蔵される回路部やワイヤーを保護することができ、また水分や埃による特性の劣化を低減することができる。
次いでリードフレームのリードをメッキ処理する。そしてリードを切断及び成形加工する(ステップS6)。このめっき処理によりリードの錆を防止し、後にプリント基板に実装する際のはんだ付けをより確実に行うことができる。
次いでパッケージの表面に印字処理(マーキング)を施す(ステップS7)。そして最終的な検査工程(ステップS8)を経てPLDを含む回路部を有する電子部品が完成する(ステップS9)。
以上説明した電子部品は、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLD等を含む構成とすることができる。そのため、信頼性の高い電子部品を実現することができる。
また、完成した電子部品の斜視模式図を図13(B)に示す。図13(B)では、電子部品の一例として、QFP(Quad Flat Package)の斜視模式図を示している。図13(B)に示す電子部品700は、リード701及び半導体装置703を示している。図13(B)に示す電子部品700は、例えばプリント基板702に実装される。このような電子部品700が複数組み合わされて、それぞれがプリント基板702上で電気的に接続されることで電子部品が実装された基板(実装基板704)が完成する。完成した実装基板704は、電子機器等の内部に設けられる。
次いで、コンピュータ、携帯情報端末(携帯電話、携帯型ゲーム機、音響再生装置なども含む)、電子ペーパー、テレビジョン装置(テレビ、又はテレビジョン受信機ともいう)、デジタルビデオカメラなどの電子機器に、上述の電子部品を適用する場合について説明する。
図14(A)は、携帯型の情報端末であり、筐体901、筐体902、第1の表示部903a、第2の表示部903bなどによって構成されている。筐体901と筐体902の少なくとも一部には、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDを有する実装基板が設けられている。そのため、小型化、軽量化又は低消費電力化が図られた携帯型の情報端末が実現される。
なお、第1の表示部903aはタッチ入力機能を有するパネルとなっており、例えば図14(A)の左図のように、第1の表示部903aに表示される選択ボタン904により「タッチ入力」を行うか、「キーボード入力」を行うかを選択できる。選択ボタンは様々な大きさで表示できるため、幅広い世代の人が使いやすさを実感できる。ここで、例えば「キーボード入力」を選択した場合、図14(A)の右図のように第1の表示部903aにはキーボード905が表示される。これにより、従来の情報端末と同様に、キー入力による素早い文字入力などが可能となる。
また、図14(A)に示す携帯型の情報端末は、図14(A)の右図のように、第1の表示部903a及び第2の表示部903bのうち、一方を取り外すことができる。第1の表示部903aもタッチ入力機能を有するパネルとし、持ち運びの際、さらなる軽量化を図ることができ、一方の手で筐体902を持ち、他方の手で操作することができるため便利である。
図14(A)に示す携帯型の情報端末は、様々な情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示する機能、カレンダー、日付又は時刻などを表示部に表示する機能、表示部に表示した情報を操作又は編集する機能、様々なソフトウェア(プログラム)によって処理を制御する機能、等を有することができる。また、筐体の裏面や側面に、外部接続用端子(イヤホン端子、USB端子など)、記録媒体挿入部などを備える構成としてもよい。
また、図14(A)に示す携帯型の情報端末は、無線で情報を送受信できる構成としてもよい。無線により、電子書籍サーバから、所望の書籍データなどを購入し、ダウンロードする構成とすることも可能である。
更に、図14(A)に示す筐体902にアンテナやマイク機能や無線機能を持たせ、携帯電話として用いてもよい。
図14(B)は、電子ペーパーを実装した電子書籍910であり、筐体911と筐体912の2つの筐体で構成されている。筐体911及び筐体912には、それぞれ表示部913及び表示部914が設けられている。筐体911と筐体912は、軸部915により接続されており、該軸部915を軸として開閉動作を行うことができる。また、筐体911は、電源916、操作キー917、スピーカー918などを備えている。筐体911、筐体912の少なくとも一には、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDを有する実装基板が設けられている。そのため、小型化、軽量化又は低消費電力化が図られた電子書籍が実現される。
図14(C)は、テレビジョン装置であり、筐体921、表示部922、スタンド923などで構成されている。テレビジョン装置920の操作は、筐体921が備えるスイッチや、リモコン操作機924により行うことができる。筐体921及びリモコン操作機924には、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDを有する実装基板が搭載されている。そのため、小型化、軽量化又は低消費電力化が図られたテレビジョン装置が実現される。
図14(D)は、スマートフォンであり、本体930には、表示部931と、スピーカー932と、マイク933と、操作ボタン934等が設けられている。本体930内には、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDを有する実装基板が設けられている。そのため小型化、軽量化又は低消費電力化が図られたスマートフォンが実現される。
図14(E)は、デジタルカメラであり、本体941、表示部942、操作スイッチ943などによって構成されている。本体941内には、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDを有する実装基板が設けられている。そのため、小型化、軽量化又は低消費電力化が図られたデジタルカメラが実現される。
以上のように、本実施の形態に示す電子機器には、本発明の一態様に係る半導体装置又はPLDを有する実装基板が搭載されている。このため、信頼性の高い電子機器が実現される。
10 セル部
20 ロジックエレメント部
40 部
60 ドライバ
70 駆動回路
80 駆動回路
100 セル
101 トランジスタ
102 トランジスタ
103 トランジスタ
104 容量素子
110 メモリ回路
111 インバータ回路
112 インバータ回路
200 ロジックエレメント
210 イネーブルバッファ
300 リセット回路
301 トランジスタ
400 回路
401 排他的論理和回路
500 回路
600 ラッチ回路
601 トランジスタ
602 インバータ回路
700 電子部品
701 リード
702 プリント基板
703 半導体装置
704 実装基板
800 半導体基板
801 素子分離用絶縁膜
802 不純物領域
803 不純物領域
804 ゲート電極
805 ゲート絶縁膜
809 絶縁膜
810 配線
811 配線
812 配線
815 配線
816 配線
817 配線
820 絶縁膜
821 配線
830 半導体膜
830a 酸化物半導体層
830b 酸化物半導体層
830c 酸化物半導体層
831 ゲート絶縁膜
832 導電膜
833 導電膜
834 ゲート電極
835 導電膜
841 絶縁膜
843 導電膜
901 筐体
902 筐体
903a 表示部
903b 表示部
904 選択ボタン
905 キーボード
910 電子書籍
911 筐体
912 筐体
913 表示部
914 表示部
915 軸部
916 電源
917 操作キー
918 スピーカー
920 テレビジョン装置
921 筐体
922 表示部
923 スタンド
924 リモコン操作機
930 本体
931 表示部
932 スピーカー
933 マイク
934 操作ボタン
941 本体
942 表示部
943 操作スイッチ
BLINE 配線
COMP 配線
CONTEXT 配線
EN 配線
IN 配線
WLINE 配線
OUT 配線
CK 配線
INIT 配線

Claims (4)

  1. 第1の配線に入力されたコンフィギュレーションデータを格納するメモリ回路と、
    前記メモリ回路に格納された前記コンフィギュレーションデータに応じて、第2の配線と第3の配線との導通又は非導通を制御するスイッチと、
    ロジックエレメントの出力信号の前記第2の配線への出力の有無を制御する第1の回路と、
    前記第1の配線の電位と前記第2の配線の電位とを比較し、前記第1の配線の電位と前記第2の配線の電位との比較結果に基づいた信号を出力する第2の回路と、
    前記第3の配線に所定の電位を供給する第3の回路と、を有することを特徴とするプログラマブルロジックデバイス。
  2. 第1の配線に入力されたコンフィギュレーションデータを格納するメモリ回路と、
    前記メモリ回路に格納された前記コンフィギュレーションデータに応じて、第2の配線と第3の配線との導通又は非導通を制御するスイッチと、
    ロジックエレメントの出力信号の前記第2の配線への出力の有無を制御する第1の回路と、
    前記第2の配線の電位を検出し、前記第2の配線の電位に応じた信号を出力する第2の回路と、
    前記第3の配線に所定の電位を供給する第3の回路と、を有することを特徴とするプログラマブルロジックデバイス。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記メモリ回路は、トランジスタを有し、
    前記トランジスタは、酸化物半導体を有し、
    前記トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の配線と電気的に接続され、
    前記トランジスタのソース又はドレインの他方は、前記スイッチの制御端子と電気的に接続されることを特徴とするプログラマブルロジックデバイス。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一項において、
    前記第2の配線と電気的に接続されたプルアップ回路を有することを特徴とするプログラマブルロジックデバイス。
JP2014047326A 2013-03-12 2014-03-11 プログラマブルロジックデバイス Expired - Fee Related JP6262574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014047326A JP6262574B2 (ja) 2013-03-12 2014-03-11 プログラマブルロジックデバイス

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013048616 2013-03-12
JP2013048616 2013-03-12
JP2014047326A JP6262574B2 (ja) 2013-03-12 2014-03-11 プログラマブルロジックデバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014200082A JP2014200082A (ja) 2014-10-23
JP6262574B2 true JP6262574B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=51524827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014047326A Expired - Fee Related JP6262574B2 (ja) 2013-03-12 2014-03-11 プログラマブルロジックデバイス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8947121B2 (ja)
JP (1) JP6262574B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6352070B2 (ja) * 2013-07-05 2018-07-04 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP6625328B2 (ja) 2014-03-06 2019-12-25 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の駆動方法
US9419622B2 (en) * 2014-03-07 2016-08-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP6541376B2 (ja) 2014-03-13 2019-07-10 株式会社半導体エネルギー研究所 プログラマブルロジックデバイスの動作方法
WO2016092416A1 (en) * 2014-12-11 2016-06-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, memory device, and electronic device

Family Cites Families (117)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60198861A (ja) 1984-03-23 1985-10-08 Fujitsu Ltd 薄膜トランジスタ
JPH0244256B2 (ja) 1987-01-28 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn2o5deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH0244258B2 (ja) 1987-02-24 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn3o6deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPS63210023A (ja) 1987-02-24 1988-08-31 Natl Inst For Res In Inorg Mater InGaZn↓4O↓7で示される六方晶系の層状構造を有する化合物およびその製造法
JPH0244260B2 (ja) 1987-02-24 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn5o8deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH0244262B2 (ja) 1987-02-27 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn6o9deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH0244263B2 (ja) 1987-04-22 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn7o10deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPS63309023A (ja) * 1987-06-11 1988-12-16 Fujitsu Ltd プログラマブル論理回路装置
JPH04183113A (ja) * 1990-11-19 1992-06-30 Fujitsu Ltd プログラマブル・ロジック・デバイス
JPH05251705A (ja) 1992-03-04 1993-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 薄膜トランジスタ
JP3479375B2 (ja) 1995-03-27 2003-12-15 科学技術振興事業団 亜酸化銅等の金属酸化物半導体による薄膜トランジスタとpn接合を形成した金属酸化物半導体装置およびそれらの製造方法
WO1997006554A2 (en) 1995-08-03 1997-02-20 Philips Electronics N.V. Semiconductor device provided with transparent switching element
JP3625598B2 (ja) 1995-12-30 2005-03-02 三星電子株式会社 液晶表示装置の製造方法
JP4103968B2 (ja) 1996-09-18 2008-06-18 株式会社半導体エネルギー研究所 絶縁ゲイト型半導体装置
JP4170454B2 (ja) 1998-07-24 2008-10-22 Hoya株式会社 透明導電性酸化物薄膜を有する物品及びその製造方法
JP2000150861A (ja) 1998-11-16 2000-05-30 Tdk Corp 酸化物薄膜
JP3276930B2 (ja) 1998-11-17 2002-04-22 科学技術振興事業団 トランジスタ及び半導体装置
TW460731B (en) 1999-09-03 2001-10-21 Ind Tech Res Inst Electrode structure and production method of wide viewing angle LCD
US6418045B2 (en) * 2000-06-28 2002-07-09 Adaptive Silicon, Inc. Efficient and robust random access memory cell suitable for programmable logic configuration control
JP4089858B2 (ja) 2000-09-01 2008-05-28 国立大学法人東北大学 半導体デバイス
KR20020038482A (ko) 2000-11-15 2002-05-23 모리시타 요이찌 박막 트랜지스터 어레이, 그 제조방법 및 그것을 이용한표시패널
JP3997731B2 (ja) 2001-03-19 2007-10-24 富士ゼロックス株式会社 基材上に結晶性半導体薄膜を形成する方法
JP2002289859A (ja) 2001-03-23 2002-10-04 Minolta Co Ltd 薄膜トランジスタ
JP3925839B2 (ja) 2001-09-10 2007-06-06 シャープ株式会社 半導体記憶装置およびその試験方法
JP4090716B2 (ja) 2001-09-10 2008-05-28 雅司 川崎 薄膜トランジスタおよびマトリクス表示装置
JP4164562B2 (ja) 2002-09-11 2008-10-15 独立行政法人科学技術振興機構 ホモロガス薄膜を活性層として用いる透明薄膜電界効果型トランジスタ
WO2003040441A1 (en) 2001-11-05 2003-05-15 Japan Science And Technology Agency Natural superlattice homologous single crystal thin film, method for preparation thereof, and device using said single crystal thin film
JP4083486B2 (ja) 2002-02-21 2008-04-30 独立行政法人科学技術振興機構 LnCuO(S,Se,Te)単結晶薄膜の製造方法
US7049190B2 (en) 2002-03-15 2006-05-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Method for forming ZnO film, method for forming ZnO semiconductor layer, method for fabricating semiconductor device, and semiconductor device
JP3933591B2 (ja) 2002-03-26 2007-06-20 淳二 城戸 有機エレクトロルミネッセント素子
US7339187B2 (en) 2002-05-21 2008-03-04 State Of Oregon Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education On Behalf Of Oregon State University Transistor structures
JP2004022625A (ja) 2002-06-13 2004-01-22 Murata Mfg Co Ltd 半導体デバイス及び該半導体デバイスの製造方法
US7105868B2 (en) 2002-06-24 2006-09-12 Cermet, Inc. High-electron mobility transistor with zinc oxide
US7067843B2 (en) 2002-10-11 2006-06-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Transparent oxide semiconductor thin film transistors
JP4166105B2 (ja) 2003-03-06 2008-10-15 シャープ株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP2004273732A (ja) 2003-03-07 2004-09-30 Sharp Corp アクティブマトリクス基板およびその製造方法
US7499315B2 (en) * 2003-06-11 2009-03-03 Ovonyx, Inc. Programmable matrix array with chalcogenide material
JP4108633B2 (ja) 2003-06-20 2008-06-25 シャープ株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに電子デバイス
US7262463B2 (en) 2003-07-25 2007-08-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transistor including a deposited channel region having a doped portion
KR101078509B1 (ko) 2004-03-12 2011-10-31 도꾸리쯔교세이호징 가가꾸 기쥬쯔 신꼬 기꼬 박막 트랜지스터의 제조 방법
US7297977B2 (en) 2004-03-12 2007-11-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Semiconductor device
US7282782B2 (en) 2004-03-12 2007-10-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Combined binary oxide semiconductor device
US7145174B2 (en) 2004-03-12 2006-12-05 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Semiconductor device
US7211825B2 (en) 2004-06-14 2007-05-01 Yi-Chi Shih Indium oxide-based thin film transistors and circuits
JP2006100760A (ja) 2004-09-02 2006-04-13 Casio Comput Co Ltd 薄膜トランジスタおよびその製造方法
US7285501B2 (en) 2004-09-17 2007-10-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method of forming a solution processed device
US7298084B2 (en) 2004-11-02 2007-11-20 3M Innovative Properties Company Methods and displays utilizing integrated zinc oxide row and column drivers in conjunction with organic light emitting diodes
CA2585071A1 (en) 2004-11-10 2006-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Field effect transistor employing an amorphous oxide
US7829444B2 (en) 2004-11-10 2010-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Field effect transistor manufacturing method
CN102938420B (zh) 2004-11-10 2015-12-02 佳能株式会社 无定形氧化物和场效应晶体管
US7863611B2 (en) 2004-11-10 2011-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Integrated circuits utilizing amorphous oxides
WO2006051994A2 (en) 2004-11-10 2006-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Light-emitting device
US7791072B2 (en) 2004-11-10 2010-09-07 Canon Kabushiki Kaisha Display
US7453065B2 (en) 2004-11-10 2008-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Sensor and image pickup device
US7579224B2 (en) 2005-01-21 2009-08-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing a thin film semiconductor device
TWI472037B (zh) 2005-01-28 2015-02-01 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置,電子裝置,和半導體裝置的製造方法
TWI569441B (zh) 2005-01-28 2017-02-01 半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置,電子裝置,和半導體裝置的製造方法
US7858451B2 (en) 2005-02-03 2010-12-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device, semiconductor device and manufacturing method thereof
US7948171B2 (en) 2005-02-18 2011-05-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device
US20060197092A1 (en) 2005-03-03 2006-09-07 Randy Hoffman System and method for forming conductive material on a substrate
US8681077B2 (en) 2005-03-18 2014-03-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, and display device, driving method and electronic apparatus thereof
WO2006105077A2 (en) 2005-03-28 2006-10-05 Massachusetts Institute Of Technology Low voltage thin film transistor with high-k dielectric material
US7645478B2 (en) 2005-03-31 2010-01-12 3M Innovative Properties Company Methods of making displays
US8300031B2 (en) 2005-04-20 2012-10-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device comprising transistor having gate and drain connected through a current-voltage conversion element
JP2006344849A (ja) 2005-06-10 2006-12-21 Casio Comput Co Ltd 薄膜トランジスタ
US7402506B2 (en) 2005-06-16 2008-07-22 Eastman Kodak Company Methods of making thin film transistors comprising zinc-oxide-based semiconductor materials and transistors made thereby
US7691666B2 (en) 2005-06-16 2010-04-06 Eastman Kodak Company Methods of making thin film transistors comprising zinc-oxide-based semiconductor materials and transistors made thereby
US7507618B2 (en) 2005-06-27 2009-03-24 3M Innovative Properties Company Method for making electronic devices using metal oxide nanoparticles
KR100711890B1 (ko) 2005-07-28 2007-04-25 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광표시장치 및 그의 제조방법
JP2007059128A (ja) 2005-08-23 2007-03-08 Canon Inc 有機el表示装置およびその製造方法
JP2007073705A (ja) 2005-09-06 2007-03-22 Canon Inc 酸化物半導体チャネル薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP4850457B2 (ja) 2005-09-06 2012-01-11 キヤノン株式会社 薄膜トランジスタ及び薄膜ダイオード
JP5116225B2 (ja) 2005-09-06 2013-01-09 キヤノン株式会社 酸化物半導体デバイスの製造方法
JP4280736B2 (ja) 2005-09-06 2009-06-17 キヤノン株式会社 半導体素子
EP1995787A3 (en) 2005-09-29 2012-01-18 Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. Semiconductor device having oxide semiconductor layer and manufacturing method therof
JP5037808B2 (ja) 2005-10-20 2012-10-03 キヤノン株式会社 アモルファス酸化物を用いた電界効果型トランジスタ、及び該トランジスタを用いた表示装置
CN101707212B (zh) 2005-11-15 2012-07-11 株式会社半导体能源研究所 半导体器件及其制造方法
TWI292281B (en) 2005-12-29 2008-01-01 Ind Tech Res Inst Pixel structure of active organic light emitting diode and method of fabricating the same
US7867636B2 (en) 2006-01-11 2011-01-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transparent conductive film and method for manufacturing the same
JP4977478B2 (ja) 2006-01-21 2012-07-18 三星電子株式会社 ZnOフィルム及びこれを用いたTFTの製造方法
JP4791195B2 (ja) * 2006-01-30 2011-10-12 パナソニック株式会社 ダイナミック回路
US7576394B2 (en) 2006-02-02 2009-08-18 Kochi Industrial Promotion Center Thin film transistor including low resistance conductive thin films and manufacturing method thereof
US7977169B2 (en) 2006-02-15 2011-07-12 Kochi Industrial Promotion Center Semiconductor device including active layer made of zinc oxide with controlled orientations and manufacturing method thereof
KR20070101595A (ko) 2006-04-11 2007-10-17 삼성전자주식회사 ZnO TFT
US20070252928A1 (en) 2006-04-28 2007-11-01 Toppan Printing Co., Ltd. Structure, transmission type liquid crystal display, reflection type display and manufacturing method thereof
JP5028033B2 (ja) 2006-06-13 2012-09-19 キヤノン株式会社 酸化物半導体膜のドライエッチング方法
JP4999400B2 (ja) 2006-08-09 2012-08-15 キヤノン株式会社 酸化物半導体膜のドライエッチング方法
JP4609797B2 (ja) 2006-08-09 2011-01-12 Nec液晶テクノロジー株式会社 薄膜デバイス及びその製造方法
JP4332545B2 (ja) 2006-09-15 2009-09-16 キヤノン株式会社 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP5164357B2 (ja) 2006-09-27 2013-03-21 キヤノン株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP4274219B2 (ja) 2006-09-27 2009-06-03 セイコーエプソン株式会社 電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置
US7622371B2 (en) 2006-10-10 2009-11-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fused nanocrystal thin film semiconductor and method
US7772021B2 (en) 2006-11-29 2010-08-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Flat panel displays comprising a thin-film transistor having a semiconductive oxide in its channel and methods of fabricating the same for use in flat panel displays
JP2008140684A (ja) 2006-12-04 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd カラーelディスプレイおよびその製造方法
KR101303578B1 (ko) 2007-01-05 2013-09-09 삼성전자주식회사 박막 식각 방법
US8207063B2 (en) 2007-01-26 2012-06-26 Eastman Kodak Company Process for atomic layer deposition
KR100851215B1 (ko) 2007-03-14 2008-08-07 삼성에스디아이 주식회사 박막 트랜지스터 및 이를 이용한 유기 전계 발광표시장치
US7795613B2 (en) 2007-04-17 2010-09-14 Toppan Printing Co., Ltd. Structure with transistor
KR101325053B1 (ko) 2007-04-18 2013-11-05 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 기판 및 이의 제조 방법
KR20080094300A (ko) 2007-04-19 2008-10-23 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법과 박막 트랜지스터를포함하는 평판 디스플레이
KR101334181B1 (ko) 2007-04-20 2013-11-28 삼성전자주식회사 선택적으로 결정화된 채널층을 갖는 박막 트랜지스터 및 그제조 방법
CN101663762B (zh) 2007-04-25 2011-09-21 佳能株式会社 氧氮化物半导体
KR101345376B1 (ko) 2007-05-29 2013-12-24 삼성전자주식회사 ZnO 계 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
US8202365B2 (en) 2007-12-17 2012-06-19 Fujifilm Corporation Process for producing oriented inorganic crystalline film, and semiconductor device using the oriented inorganic crystalline film
JP4623179B2 (ja) 2008-09-18 2011-02-02 ソニー株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP5451280B2 (ja) 2008-10-09 2014-03-26 キヤノン株式会社 ウルツ鉱型結晶成長用基板およびその製造方法ならびに半導体装置
JP5781720B2 (ja) 2008-12-15 2015-09-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP5533330B2 (ja) 2010-06-23 2014-06-25 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置
US8159266B1 (en) * 2010-11-16 2012-04-17 Raminda Udaya Madurawe Metal configurable integrated circuits
KR101899880B1 (ko) 2011-02-17 2018-09-18 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 프로그래머블 lsi
US8581625B2 (en) * 2011-05-19 2013-11-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Programmable logic device
JP6125850B2 (ja) 2012-02-09 2017-05-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置及び半導体装置の作製方法
US9654107B2 (en) 2012-04-27 2017-05-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Programmable LSI
DE112013002281T5 (de) 2012-05-02 2015-03-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Programmierbare Logikvorrichtung
KR102059218B1 (ko) 2012-05-25 2019-12-24 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 프로그래머블 로직 디바이스 및 반도체 장치
JP6377317B2 (ja) 2012-05-30 2018-08-22 株式会社半導体エネルギー研究所 プログラマブルロジックデバイス
US8952723B2 (en) * 2013-02-13 2015-02-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Programmable logic device and semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
US8947121B2 (en) 2015-02-03
US20140266301A1 (en) 2014-09-18
JP2014200082A (ja) 2014-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6711939B2 (ja) 半導体装置
JP6336770B2 (ja) プログラマブルロジックデバイス及び半導体装置
TWI649857B (zh) 半導體裝置、電子構件以及電子裝置
US9922692B2 (en) Semiconductor device including refresh circuit for memory cell
US20160307607A1 (en) Semiconductor device
JP6426437B2 (ja) 半導体装置
JP6262574B2 (ja) プログラマブルロジックデバイス
JP6329843B2 (ja) 半導体装置
JP6396671B2 (ja) 半導体装置
JP6280794B2 (ja) 半導体装置及びその駆動方法
US9721968B2 (en) Semiconductor device, electronic component, and electronic appliance
US10249347B2 (en) Semiconductor device and method for driving semiconductor device
US20150187778A1 (en) Semiconductor device
JP2015179555A (ja) 半導体装置、電子部品、及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6262574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees