JP6262263B2 - ベッド装置、及び、ベッド装置の制御方法 - Google Patents

ベッド装置、及び、ベッド装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ベッド装置、及び、ベッド装置を制御する制御方法に関する。
昇降機構部を具備するベッド装置が知られている(例えば、特許文献1)。昇降機構部は、床面に対して上部フレームを昇降することにより、上部フレームの高さを調整することができる。
また、背上げ動作や膝上げ動作を行なう機構部を具備するベッド装置が知られている(例えば、特許文献2)。背上げ動作では、上部フレームに搭載された背ボトムを作動させることによって、背ボトムに接する利用者の背中を起こして、利用者が横たわっている状態(仰向けの状態)から座っている状態にする。膝上げ動作では、上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる。
このようなベッド装置は、例えば、身体が不自由な利用者により在宅で利用される。利用者は、ベッド装置に対して背上げ動作や膝上げ動作を行なわせることにより、自身が好む姿勢にすることができる。
また、介護者は、ベッド装置に対して背上げ動作や膝上げ動作を行なわせることにより、利用者を介護しやすくなる。このように、ベッド装置は、在宅で利用する側である利用者の動作を助けることができる上に、利用者を介護する側である介護者の動作も助けることができる。
特開2009−207642号公報 特開2009−240583号公報
利用者は、例えば食事等を行なうときに、ベッド装置に対して背上げ動作を行なわせることにより、横たわっている状態から座っている状態にすることができる。しかしながら、背上げ動作では、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者の膝が伸びた状態であるので、利用者によっては安楽でない可能性がある。
一方、利用者の背中や腹部の圧迫感を減らしたり、利用者の体が大きくずれるのを防いだりするために、例えば特許文献2では背上げ動作と膝上げ動作とを連動させているが、利用者によっては効果が十分とは言えない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者にとって安楽な座位に近い状態にすることができ、かつ、利用者の背中や腹部の圧迫感を減らしたり、利用者の体が大きくずれるのを防いだりすることができるベッド装置、及び、ベッド装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るベッド装置は、上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作を実行可能なボトム駆動部と、床面に対して前記上部フレームの頭側及び足側をそれぞれ昇降可能な頭側駆動部及び足側駆動部と、傾動付き背上げ指示に応じて、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御するボトム制御部と、前記床面に対する前記上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて、前記上部フレームの頭側の高さが前記上部フレームの足側の高さよりも高くなる傾動動作が行なわれるように、前記頭側駆動部及び前記足側駆動部を制御する高さ制御部と、を備え、前記高さ制御部は、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように、前記頭側駆動部を制御し、併せて、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように、前記足側駆動部を制御し、前記ボトム制御部は、前記膝ボトムが椅子の座となるように膝上げ動作を実行する、ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るベッド装置は、第1の観点に係るベッド装置において、前記高さ制御部は、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さの値が最小値近傍である場合、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように、前記頭側駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るベッド装置は、第1の観点に係るベッド装置において、前記高さ制御部は、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さの値が最高値近傍である場合、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように、前記足側駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るベッド装置は、第1の観点に係るベッド装置において、前記高さ制御部は、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さの値が最小値近傍ではなく、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さの値が最高値近傍でもない場合、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように、前記頭側駆動部を制御し、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように、前記足側駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るベッド装置は、第1から第4の観点に係るベッド装置において、前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行前に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす背上げ動作、及び、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るベッド装置は、第1から第4の観点に係るベッド装置において、前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行後に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす背上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第7の観点に係るベッド装置は、第1から第4の観点に係るベッド装置において、前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行前に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作、及び、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御し、前記傾動動作の実行後に、前記背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を更に起こす第2の背上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第8の観点に係るベッド装置は、第1から第7の観点に係るベッド装置において、前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行後に、前記膝ボトムを作動させることにより前記利用者の膝を下げる膝下げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御し、前記傾動動作の後に行なわれた前記膝下げ動作による前記膝ボトムの角度は、地面に対して0°以上であることを特徴とする。
本発明の第9の観点に係るベッド装置は、第1から第7の観点に係るベッド装置において、前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行後に、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする。
本発明のベッド装置の制御方法は、傾動付き背上げ指示に応じて、上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作を行なうボトム制御ステップと、床面に対する前記上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて、前記床面に対して前記上部フレームの頭側及び足側を昇降させて、前記上部フレームの頭側の高さが前記上部フレームの足側の高さよりも高くなる傾動動作を行なう高さ制御ステップと、を有し、前記高さ制御ステップは、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように前記上部フレームの頭側を上昇させる制御をし、併せて、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように前記上部フレームの足側を下降させる制御し、前記ボトム制御ステップは、前記膝ボトムが椅子の座となるように膝上げ動作を実行する、ことを特徴とする
本発明によれば、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者にとって安楽な座位に近い状態にすることができ、かつ、利用者の背中や腹部の圧迫感を減らしたり、利用者の体が大きくずれるのを防いだりすることができる。
また、本発明によれば、上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて頭側駆動部及び足側駆動部を制御するため、上部フレームの頭側の高さだけを調整するだけでなく、あるいは、上部フレームの足側の高さだけを調整するだけでなく、利用者の任意の位置(上部フレームの頭側及び足側の高さ)から傾動動作を行なうことができる。
本発明に係るベッド装置1のボトムが搭載されるフレームの全体斜視図である。 図1の昇降部14(頭側昇降部14H)の斜視図である。 本発明に係るベッド装置1の制御系の構成を示すブロック図である。 図3の駆動制御部110が制御する制御対象を示す図である。 本発明に係るベッド装置1に用いられるパラメータを示す図である。 本発明に係るベッド装置1の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである。 本発明に係るベッド装置1の駆動制御部110の動作として、傾動解除背下げ処理を示すフローチャートである。 本発明に係るベッド装置1として、4駆動制御用ベッド装置に用いられるパラメータを示す図である(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の操作表示部150の構成を示すブロック図である(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の状態検出部120及び角度算出部130の動作を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動解除背下げ処理を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動解除背下げ処理を示すフローチャートである(実施例)。 4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動解除背下げ処理を示すフローチャートである(実施例)。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るベッド装置1のボトムが搭載されるフレームの全体斜視図である。図1では、ベッド装置1において、それに寝た状態の利用者の頭が向く頭側を符号「H」、外利用者の足が向く足側を符号「F」で示す。図2は、図1の昇降部14(頭側昇降部14H)の斜視図である。
図1に示すように、本発明に係るベッド装置1は、主に、頭側及び足側に端部が向く長さ方向が幅方向よりも長い概略ラダー状構造の上部フレーム10と、上部フレーム10上に載置されるボトムと、この上部フレーム10の頭側及び足側の下部にそれぞれ設けられた、床面上に対して上部フレーム10を昇降可能に支持する頭側昇降部14H及び足側昇降部14Fとを具備している。
上部フレーム10の頭側及び足側の各部の下面側には、昇降部14H及び14Fの上端に上部フレーム10を設置するための、ベッド装置1の幅方向に長い概略矩形枠状の枠フレーム16H、16Fが固定されている。
昇降部14H及び14Fの下端同士は、連結フレーム18によって着脱可能に連結される。該連結フレーム18は、対のパイプ状フレーム構造であって、頭側及び足側に向けて連結フレーム18の長さ方向が沿った構造を呈している。
昇降部14H及び14Fにはそれぞれアクチュエータ32、34が設けられ、各アクチュエータ32、34の駆動力が別々に制御する構成であり、各アクチュエータ32、34の駆動制御によって上部フレーム10が頭側及び足側同士の上下位置に差が付く傾動動作をさせることができる。
また、上部フレーム10には、頭側に背上げ用のリンク20と、中央部付近に膝上げ用のリンク22が設けられている。またそれらを駆動するアクチュエータ36、38も設けられている。ボトムを上部フレーム10に搭載した状態で背上げ用のリンク20を作動させることによって、背上げ動作が可能であり、また、膝上げ用のリンク22を作動させることによって膝上げ動作が可能である。
図3は、本発明に係るベッド装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
本発明に係るベッド装置1は、さらに、制御部100、駆動制御部110、状態検出部120、角度算出部130、記憶部140、操作表示部150を具備している。制御部100は、駆動制御部110、状態検出部120、角度算出部130、記憶部140、操作表示部150に対して制御を行う。制御部100は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成されている。
図4は、図3の駆動制御部110が制御する制御対象を示すブロック図である。図5は、本発明に係るベッド装置1に用いられるパラメータを示す図である。
駆動制御部110は、ボトム制御部111、高さ制御部112を備えている。ボトム制御部111は、背ボトム駆動部210、膝ボトム駆動部220に対して制御を行う。高さ制御部112は、頭側駆動部230、足側駆動部240に対して制御を行う。背ボトム駆動部210は、上述の背上げ用のリンク20を駆動するアクチュエータ36に相当する。膝ボトム駆動部220は、上述の膝上げ用のリンク22を駆動するアクチュエータ38に相当する。頭側駆動部230は、上述の頭側昇降部14Hのアクチュエータ32に相当する。足側駆動部240は、上述の足側昇降部14Fのアクチュエータ34に相当する。
上部フレーム10上に載置されるボトムは、背ボトム12a、腰ボトム12b、膝ボトム12c、足ボトム12dから構成されている。
背ボトム12aの表面は、仰向けに横たわった状態の利用者の背中に接する面である。背ボトム12aの一端部は、利用者の頭が向く側である。以下、背ボトム12aの一端部を背ボトム12aの頭側の端部EPbackと称する。
腰ボトム12bの表面は、仰向けに横たわった状態の利用者の腰に接する面である。背ボトム12aの他端部と腰ボトム12bの一端部は、連結部FPbackにより連結されている。背ボトム12aは、背上げ用のリンク20により、連結部FPbackを支点として上部フレーム10に対して回動昇降可能に支持されている。
膝ボトム12cの表面は、仰向けに横たわった状態の利用者の足の太ももに接する面である。腰ボトム12bの他端部と膝ボトム12cの一端部は、連結部FPkneeにより連結されている。膝ボトム12cは、膝上げ用のリンク22により、連結部FPkneeを支点として上部フレーム10に対して回動昇降可能に支持されている。
足ボトム12dの表面は、仰向けに横たわった状態の利用者の足のふくらはぎに接する面である。膝ボトム12cの他端部と足ボトム12dの一端部は、連結部CPkneeにより連結されている。即ち、足ボトム12dは、膝ボトム12cに対して回動可能に連結されている。
背上げ用のリンク20は背ボトム12aの裏面に取り付けられている。背ボトム駆動部210は、背上げ動作、及び、背下げ動作を実行可能である。背上げ動作では、ボトムが上部フレーム10に搭載された状態で背上げ用のリンク20(背ボトム12a)を作動させることによって、背ボトム12aに接する利用者の背中を起こして、利用者が横たわっている状態(仰向けの状態)から座っている状態にする。例えば、利用者は、食事等を行なうときに、ベッド装置1に対して背上げ動作を行なわせることにより、横たわっている状態から座っている状態にすることができる。背下げ動作では、背上げ用のリンク20(背ボトム12a)を作動させることによって、背ボトム12aに接する利用者の背中を下して、利用者が座っている状態から横たわっている状態(仰向けの状態)にする。
膝上げ用のリンク22は膝ボトム12cの裏面に取り付けられている。膝ボトム駆動部220は、膝上げ動作、及び、膝下げ動作を実行可能である。膝上げ動作では、ボトムが上部フレーム10に搭載された状態で膝上げ用のリンク22(膝ボトム12c)を作動させることによって、膝ボトム12cに接する利用者の膝を上げて、利用者の足が伸びている状態から曲がっている状態にする。膝下げ動作では、膝上げ用のリンク22(膝ボトム12c)を作動させることによって、膝ボトム12cに接する利用者の膝を下げて、利用者の足が曲がっている状態から伸びている状態にする。
頭側駆動部230及び足側駆動部240は、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPh、及び、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfをそれぞれ昇降可能である。頭側駆動部230及び足側駆動部240は、床面に対して上部フレーム10を昇降することによって、上部フレーム10の高さ(利用者にとってはベッドの高さ)を調整する。
本発明では、利用者または利用者の介護者は、操作表示部150を用いて傾動付き背上げ指示を行なうことにより、ベッド装置1に対して、後述の傾動付き背上げ処理を実行させることができる。また、傾動付き背上げ処理の後に、利用者または介護者は、操作表示部150を用いて傾動解除背下げ指示を行なうことにより、ベッド装置1に対して、後述の傾動解除背下げ処理を実行させることができる。
図6は、本発明に係るベッド装置1の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである。
いま、傾動付き背上げ指示に応じて傾動付き背上げ処理が行なわれる(ステップS1−Yes)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aを作動させることにより利用者の背中を起こす背上げ動作(第1の背上げ動作)が行なわれるように、背ボトム駆動部210を制御し、膝ボトム12cを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作が行なわれるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS2)。
ステップS2において、背上げ動作が行なわれたときに、背ボトム12aは、上部フレーム10に対して角度θbackを成すことになる。また、膝上げ動作が行なわれたときに、膝ボトム12cは、上部フレーム10に対して角度θkneeを成すことになる。
ステップS2の後、すなわち、背上げ動作及び膝上げ動作の後に、駆動制御部110の高さ制御部112は、上部フレーム10の頭側の端部の高さが上部フレーム10の足側の端部の高さよりも高くなる傾動動作が行なわれるように、頭側駆動部230及び足側駆動部240を制御する(ステップS3)。
ステップS3において、傾動動作が行なわれたときに、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhは、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfよりも高くなるため、上部フレーム10は、床面に対して角度θbedを成すことになる。
ステップS3の後、すなわち、傾動動作の後に、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aを作動させることにより利用者の背中を更に起こす背上げ動作(第2の背上げ動作)が行なわれるように、背ボトム駆動部210を制御し、膝ボトム12cを作動させることにより利用者の膝を下げる膝下げ動作、又は、利用者の膝を更に上げる膝上げ動作(傾動動作の前の膝上げ動作を第1の膝上げ動作と称する場合、傾動動作の後の膝上げ動作を第2の膝上げ動作と称する)が行なわれるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS4)。
ここで、ベッド装置1が、傾動動作(ステップS3)の前に行なわれた膝上げ動作(ステップS2)により、膝ボトム12cの角度θkneeが予め設定された傾動時設定膝ボトム角度を超える仕様である場合、ステップS4において、駆動制御部110のボトム制御部111は、膝ボトム12cを作動させることにより膝下げ動作が行なわれるように、膝ボトム12cの角度θkneeが傾動時設定膝ボトム角度に下がるまで、膝ボトム駆動部220を制御する。傾動動作の後に行なわれた膝下げ動作による膝ボトム12cの角度θkneeは、すなわち、傾動時設定膝ボトム角度は、地面に対して0°以上であり、傾動動作の前に行なわれた膝上げ動作による膝ボトム12cの最大角度よりも小さい。これにより、ベッド装置1では、傾動付き背上げ処理において、膝ボトム12cが椅子の座となると共に、利用者が上部フレーム10からずり落ちるのを防止することができる。
一方、ベッド装置1が、傾動動作(ステップS3)の前に行なわれた第1の膝上げ動作(ステップS2)により、膝ボトム12cの角度θkneeが上述の傾動時設定膝ボトム角度に達しない仕様である場合、ステップS4において、駆動制御部110のボトム制御部111は、膝ボトム12cを作動させることにより第2の膝上げ動作が行なわれるように、膝ボトム12cの角度θkneeが傾動時設定膝ボトム角度に達するまで、膝ボトム駆動部220を制御する。
傾動付き背上げ処理が実行された場合、頭側駆動部230及び足側駆動部240は、床面に対して上部フレーム10の頭側の端部の高さが上部フレーム10の足側の端部の高さよりも高い傾動状態を維持している。また、ボトム駆動部(背ボトム駆動部210、膝ボトム駆動部220)は、上部フレーム10に載置された背ボトム12a、膝ボトム12cがそれぞれ腰板、椅子の座となるように、傾動状態に維持された上部フレーム10に対して、背ボトム12aにより利用者の背を起こす背上げ状態を維持し、膝ボトム12cにより利用者の膝を上げる膝上げ状態を維持することにより、利用者の背、膝を支えている。
図7は、本発明に係るベッド装置1の駆動制御部110の動作として、傾動解除背下げ処理を示すフローチャートである。
傾動付き背上げ処理が実行された状態において、いま、傾動解除背下げ指示に応じて傾動解除背下げ処理が行なわれる(ステップS11−Yes)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aを作動させることにより背下げ動作が行なわれるように、背ボトム駆動部210を制御する。また、ボトム制御部111は、傾動している状態での利用者の落下を防止するために、膝ボトム12cを作動させることにより、利用者の膝を更に上げる膝上げ動作が行なわれるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS12)。
ステップS12の後、すなわち、背下げ動作及び膝上げ動作の後に、駆動制御部110の高さ制御部112は、上部フレーム10の頭側の端部の高さが上部フレーム10の足側の端部の高さと同じになる傾動解除動作が行なわれるように、頭側駆動部230及び足側駆動部240を制御する(ステップS13)。
ステップS13の後、すなわち、傾動解除動作の後に、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aを作動させることにより背下げ動作が行なわれるように、背ボトム駆動部210を制御し、膝ボトム12cを作動させることにより膝下げ動作が行なわれるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS14)。
ここで、ベッド装置1が、傾動解除動作(ステップS14)の前に行なわれた背下げ動作(ステップS12)である第1の背下げ動作により、背ボトム12aが上部フレーム10に対して未だ水平状態にならない仕様である場合、ステップS14において、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aを作動させることにより利用者の背を更に下げる第2の背下げ動作が行なわれるように、背ボトム12aが上部フレーム10に対して水平状態になるまで、背ボトム駆動部210を制御する。
以上の説明により、本発明に係るベッド装置1では、傾動付き背上げ指示に応じた傾動付き背上げ処理を実行する場合、以下の効果を実現する。
本発明に係るベッド装置1では、ボトム制御部111は、上述の背上げ動作及び膝上げ動作が行なわれるようにボトム駆動部(背ボトム駆動部210、膝ボトム駆動部220)を制御し、高さ制御部112は、傾動付き背上げ指示に応じた背上げ動作及び膝上げ動作の実行後に、上述の傾動動作が行なわれるように頭側駆動部230及び足側駆動部240を制御する。背上げ動作では、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者の膝が伸びた状態であるので、利用者によっては安楽でない可能性があるが、傾動付き背上げ処理により背上げ動作及び膝上げ動作の実行後に傾動動作を行なう場合では、膝ボトム12cが椅子の座となり、背ボトム12aが椅子の腰板となり、利用者は、ベッドに仰向けになっている状態から、椅子に座っている状態に変化したような感覚になる。このように、本発明に係るベッド装置1によれば、背上げ動作及び膝上げ動作の実行後に傾動動作を行なうことにより、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者にとって安楽な座位に近い状態にすることができ、かつ、利用者の背中や腹部の圧迫感を減らしたり、利用者の体が大きくずれるのを防いだりすることができる。
また、本発明に係るベッド装置1によれば、傾動付き背上げ処理の更なる効果として、傾動動作の実行前に、膝上げ動作を行なうため、傾動している状態での利用者の落下を防止することができる。
また、本発明に係るベッド装置1では、傾動付き背上げ処理の後に、傾動解除背下げ指示に応じた傾動解除背下げ処理を実行する場合、以下の効果を実現する。
本発明に係るベッド装置1では、ボトム制御部111は、上述の背下げ動作及び膝上げ動作が行なわれるようにボトム駆動部(背ボトム駆動部210、膝ボトム駆動部220)を制御し、高さ制御部112は、背下げ動作及び膝上げ動作の実行後に、上述の傾動解除動作が行なわれるように頭側駆動部230及び足側駆動部240を制御する。傾動解除背下げ処理により背下げ動作及び膝上げ動作の実行後に傾動解除動作を行なう場合では、利用者は、椅子に座っている状態から、膝を立ててベッドに仰向けになっている状態に変化したような感覚になる。このように、本発明に係るベッド装置1によれば、背下げ動作及び膝上げ動作の実行後に傾動解除動作を行ない、更に、背下げ動作及び膝下げ動作を行なうことにより、利用者が椅子を利用している状態からベッドを利用する状態にすることができる。
また、本発明に係るベッド装置1によれば、傾動解除背下げ処理の更なる効果として、傾動解除動作の実行後に、膝下げ動作を行なうため、傾動している状態での利用者の落下を防止することができる。
なお、傾動付き背上げ処理のステップS2における背上げ動作及び膝上げ動作の順番については、傾動動作(ステップS3)の前であれば、膝上げ動作の後に背上げ動作が行なわれてもよいし(後述の実施例を参照)、背上げ動作の後に膝上げ動作が行なわれてもよいし、特許文献2のように背上げ動作及び膝上げ動作が同時に行なわれてもよい。
また、傾動付き背上げ処理のステップS2において、傾動動作(ステップS3)の前であれば、背上げ動作を行なわず、膝上げ動作のみが行なわれてもよい。この場合でも、本発明に係るベッド装置1は、傾動付き背上げ処理における上述の効果を実現する。
また、傾動解除背下げ処理のステップS14における背下げ動作及び膝下げ動作の順番については、傾動解除動作(ステップS13)の後であれば、膝下げ動作の後に背下げ動作が行なわれてもよいし、背下げ動作の後に膝下げ動作が行なわれてもよいし(後述の実施例を参照)、特許文献2のように背下げ動作及び膝下げ動作が同時に行なわれてもよい。
また、傾動解除背下げ処理のステップS14において、傾動解除動作(ステップS13)の後であれば、膝下げ動作のみが行なわれてもよい。この場合でも、本発明に係るベッド装置1は、傾動解除背下げ処理における上述の効果を実現する。
(実施例)
次に、本発明に係るベッド装置1の具体的な実施例として、4駆動制御用ベッド装置について説明する。図8は、4駆動制御用ベッド装置に用いられるパラメータを示す図である。
図9は、4駆動制御用ベッド装置の操作表示部150の構成を示すブロック図である。その操作表示部150は、傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501、傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502、背位置調整用上昇指示ボタン1503、背位置調整用下降指示ボタン1504、膝位置調整用上昇指示ボタン1505、膝位置調整用下降指示ボタン1506、高さ調整用上昇指示ボタン1507、高さ調整用下降指示ボタン1508を具備している。上述の傾動付き背上げ指示は、利用者又は介護者による傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501の連続押下に相当する。
図10は、4駆動制御用ベッド装置の状態検出部120及び角度算出部130の動作を示すフローチャートである。ユーザにより操作表示部150のいずれかのボタンが押下された場合(ステップS1001−Yes)、以下の動作が行なわれる。
まず、状態検出部120は、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhを検出する(ステップS1002)。例えば、頭側駆動部230(頭側昇降部14Hのアクチュエータ32)には、そのアクチュエータ32が伸縮動作したときの制御値を検出する内部センサが設けられ、記憶部140には、アクチュエータ32の制御値と、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhとを複数対応付ける上部フレーム頭側端高さ変換テーブルが格納されている。状態検出部120は、上部フレーム頭側端高さ変換テーブルを参照して、アクチュエータ32の内部センサにより検出された制御値を、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhに変換する。
また、状態検出部120は、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfを検出する(ステップS1003)。例えば、足側駆動部240(足側昇降部14Fのアクチュエータ34)には、そのアクチュエータ34が伸縮動作したときの制御値を検出する内部センサが設けられ、記憶部140には、アクチュエータ34の制御値と、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfとを複数対応付ける上部フレーム足側端高さ変換テーブルが格納されている。状態検出部120は、上部フレーム足側端高さ変換テーブルを参照して、アクチュエータ34の内部センサにより検出された制御値を、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfに変換する。
次に、角度算出部130は、状態検出部120により検出された高さHh、Hfに基づいて、床面に対する上部フレーム10の角度(傾動角度)θbedを算出する(ステップS1004)。具体的には、角度算出部130は、高さHhと高さHfとの差分から傾動角度θbedを算出する。
また、状態検出部120は、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeを検出する(ステップS1005)。例えば、膝ボトム駆動部220(膝上げ用のフレーム22を駆動するアクチュエータ38)には、そのアクチュエータ38が伸縮動作したときの制御値を検出する内部センサが設けられ、記憶部140には、アクチュエータ38の制御値と、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeとを複数対応付ける膝ボトム角度変換テーブルが格納されている。状態検出部120は、膝ボトム角度変換テーブルを参照して、アクチュエータ38の内部センサにより検出された制御値を、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeに変換する。
角度算出部130が傾動角度θbedを算出し、状態検出部120が膝ボトム12cの角度θkneeを検出することにより、床面に対する膝ボトム12cの角度は、θbed+θkneeにより決定される。
また、状態検出部120は、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackを検出する(ステップS1006)。例えば、背ボトム駆動部210(背上げ用のリンク20を駆動するアクチュエータ36)には、そのアクチュエータ36が伸縮動作したときの制御値を検出する内部センサが設けられ、記憶部140には、アクチュエータ36の制御値と、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackとを複数対応付ける背ボトム角度変換テーブルが格納されている。状態検出部120は、背ボトム角度変換テーブルを参照して、アクチュエータ36の内部センサにより検出された制御値を、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackに変換する。
角度算出部130が傾動角度θbedを算出し、状態検出部120が背ボトム12aの角度θbackを検出することにより、床面に対する背ボトム12aの角度は、θbed+θbackにより決定される。
次に、4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作について説明する。
ユーザにより操作表示部150のいずれか1つのボタンが押下されるまで、駆動制御部110は、利用者が操作の意思がない状態でベッド装置1が動作しないように(誤動作を防止するために)、後述の処理を実行しない。また、ユーザにより操作表示部150のいずれか1つのボタンが押下されたが、そのボタンが所定時間押下されるまで、駆動制御部110は、誤動作を防止するために、後述の処理を実行しない。
ユーザにより操作表示部150の高さ調整用上昇指示ボタン1507が所定時間押下された場合、駆動制御部110の高さ制御部112は、床面に対して上部フレーム10を上昇させる。
一方、ユーザにより操作表示部150の高さ調整用下降指示ボタン1508が所定時間押下された場合、駆動制御部110の高さ制御部112は、床面に対して上部フレーム10を下降させる。
ユーザにより操作表示部150の膝位置調整用上昇指示ボタン1505が所定時間押下された場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、上述の膝上げ動作を行なう。
一方、ユーザにより操作表示部150の膝位置調整用下降指示ボタン1506が所定時間押下された場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、上述の膝下げ動作を行なう。
ユーザにより操作表示部150の背位置調整用上昇指示ボタン1503が所定時間押下された場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、上述の背上げ動作を行なう。
一方、ユーザにより操作表示部150の背位置調整用下降指示ボタン1504が所定時間押下された場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、上述の背下げ動作を行なう。
ユーザにより操作表示部150の傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501が所定時間押下された場合、駆動制御部110のボトム制御部111及び高さ制御部112は、後述する傾動付き背上げ処理を実行する。
一方、ユーザにより操作表示部150の傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502が所定時間押下された場合、駆動制御部110のボトム制御部111及び高さ制御部112は、後述する傾動解除背下げ処理を実行する。
図11〜図14は、4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動付き背上げ処理を示すフローチャートである。傾動付き背上げ処理は、ユーザにより操作表示部150の傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501が所定時間押下された場合に実行される。
駆動制御部110のボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeが、予め設定された設定膝ボトム角度θkneemaxであるか否かを確認する(ステップS1011)。
膝ボトム12cの角度θkneeの確認の結果、角度θkneeが上述の設定膝ボトム角度θkneemaxである(ステップS1011−Yes)。この場合、駆動制御部110は、後述のステップS1015を実行する。
膝ボトム12cの角度θkneeの確認の結果、角度θkneeが上述の設定膝ボトム角度θkneemaxではない(ステップS1011−No)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、膝ボトム12cの角度θkneeが単位膝ボトム角度Δθkneeだけ上がるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS1012)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501)の押下が継続されている場合(ステップS1013−Yes)、ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeが、上述の設定膝ボトム角度θkneemaxであるか否かを確認する(ステップS1014)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1013−No)、駆動制御部110は、傾動付き背上げ処理を終了する。
膝ボトム12cの角度θkneeの確認の結果、上述の角度θkneeが設定膝ボトム角度θkneemaxではない場合(ステップS1014−No)、駆動制御部110は、上述のステップS1012を実行する。
膝ボトム12cの角度θkneeの確認の結果、上述の角度θkneeが設定膝ボトム角度θkneemaxである(ステップS1014−Yes)。この場合、ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、予め設定された設定背ボトム角度θbackmid(0<θkneemax<θbackmid)であるか否かを確認する(ステップS1015)。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidである場合(ステップS1015−Yes)、駆動制御部110は、後述のステップS1019を実行する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidではない(ステップS1015−No)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aの角度θbackが単位背ボトム角度Δθbackだけ上がるように、背ボトム駆動部210を制御する(ステップS1016)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501)の押下が継続されている(ステップS1017−Yes)。ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、予め設定された設定背ボトム角度θbackmidであるか否かを確認する(ステップS1018)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1017−No)、駆動制御部110は、傾動付き背上げ処理を終了する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidではない場合(ステップS1018−No)、駆動制御部110は、上述のステップS1016を実行する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidである(ステップS1018−Yes)。この場合、駆動制御部110の高さ制御部112は、現在、床面に対する上部フレーム10の角度(傾動角度)θbedが、予め設定された設定傾動角度θbedmax(0<θbedmax<θkneemax<θbackmid<θbackmax)であるか否かを確認する(ステップS1019)。
上部フレーム10の傾動角度θbedの確認の結果、傾動角度θbedが設定傾動角度θbedmaxである場合(ステップS1019−Yes)、駆動制御部110は、後述のステップS1027を実行する。
上部フレーム10の傾動角度θbedの確認の結果、傾動角度θbedが設定傾動角度θbedmaxではない(ステップS1019−No)。この場合、高さ制御部112は、現在、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfの値が、予め設定された設定最小値Hminであるか否かを確認する(ステップS1020)。
上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfの確認の結果、高さHfの値が上述の設定最小値Hminである(ステップS1020−Yes)。この場合、高さ制御部112は、上部フレーム10の端部EPhの高さHhが単位高さΔHだけ上がるように、頭側駆動部230を制御する(ステップS1021)。
上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfの確認の結果、高さHfの値が上述の設定最小値Hminではない(ステップS1020−No)。この場合、高さ制御部112は、現在、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhの値が、予め設定された設定最高値Hmaxであるか否かを確認する(ステップS1022)。
上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhの確認の結果、高さHhの値が上述の設定最高値Hmaxである(ステップS1022−Yes)。この場合、高さ制御部112は、上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfが単位高さΔHだけ下がるように、足側駆動部240を制御する(ステップS1023)。
上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhの確認の結果、高さHhの値が上述の設定最高値Hmaxではない(ステップS1022−No)。この場合、高さ制御部112は、上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhが単位高さΔHの1/2だけ上がるように、足側駆動部240を制御し、上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfが単位高さΔHの1/2だけ下がるように、足側駆動部240を制御する(ステップS1024)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501)の押下が継続されている場合(ステップS1025−Yes)、高さ制御部112は、現在、床面に対する上部フレーム10の角度(傾動角度)θbedが、上述の設定傾動角度θbedmaxであるか否かを確認する(ステップS1026)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1025−No)、駆動制御部110は、傾動付き背上げ処理を終了する。
上部フレーム10の傾動角度θbedの確認の結果、傾動角度θbedが設定傾動角度θbedmaxではない(ステップS1026−No)。この場合、駆動制御部110は、上述のステップS1020を実行する。
上部フレーム10の傾動角度θbedの確認の結果、傾動角度θbedが設定傾動角度θbedmaxである(ステップS1026−Yes)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、利用者の胸部や腹部にかかる圧迫感を軽減するために、膝ボトム12cの角度θkneeが単位膝ボトム角度Δθkneeだけ下がるように、膝ボトム駆動部220を制御してから、背ボトム12aの角度θbackが単位背ボトム角度Δθbackだけ上がるように、背ボトム駆動部210を制御する(ステップS1027)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン1501)の押下が継続されている場合(ステップS1028−Yes)、ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、上述の設定背ボトム角度θbackmaxであるか否かを確認する(ステップS1029)。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmaxではない(ステップS1029−No)。この場合、駆動制御部110は、上述のステップS1027を実行する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmaxである(ステップS1029−Yes)。この場合、駆動制御部110は、傾動付き背上げ処理を終了する。また、このときの膝ボトム12cの角度θknee、すなわち、傾動動作(ステップS1019〜S1026)の後に行なわれた膝下げ動作(S1027〜S1029)による膝ボトム12cの角度θkneeは、予め設定された傾動時設定膝ボトム角度になっている。傾動時設定膝ボトム角度は、例えば地面に対して0°以上であり、設定膝ボトム角度θkneemaxよりも小さい。
図15〜図17は、4駆動制御用ベッド装置の駆動制御部110の動作として、傾動解除背下げ処理を示すフローチャートである。傾動解除背下げ処理は、ユーザにより操作表示部150の傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502が所定時間押下された場合に実行される。
駆動制御部110のボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、上述の設定背ボトム角度θbackmidであるか否かを確認する(ステップS1111)。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidである(ステップS1111−Yes)。この場合、駆動制御部110は、後述のステップS1115を実行する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidではない(ステップS1111−No)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、傾動している状態で利用者の落下を防止するために、背ボトム12aの角度θbackが単位背ボトム角度Δθbackだけ下がるように、背ボトム駆動部210を制御してから、膝ボトム12cの角度θkneeが単位膝ボトム角度Δθkneeだけ上がるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS1112)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502)の押下が継続されている(ステップS1113−Yes)。ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、上述の設定背ボトム角度θbackmidであるか否かを確認する(ステップS1114)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1113−No)、駆動制御部110は、傾動解除背下げ処理を終了する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが設定背ボトム角度θbackmidではない場合(ステップS1114−No)、駆動制御部110は、上述のステップS1112を実行する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが上述の設定背ボトム角度θbackmidである(ステップS1114−Yes)。この場合、駆動制御部110の高さ制御部112は、現在、床面に対して上部フレーム10が傾動しているか否かを確認する(ステップS1115)。
傾動の確認の結果、上部フレーム10が傾動していない。すなわち、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhと、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfとが同じである(ステップS1115−No)。この場合、駆動制御部110は、後述のステップS1123を実行する。
傾動の確認の結果、上部フレーム10が傾動している。すなわち、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhが、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfよりも高い(ステップS1115−Yes)。この場合、駆動制御部110の高さ制御部112は、現在、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfの値が、上述の設定最小値Hminであるか否かを確認する(ステップS1116)。
上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfの確認の結果、高さHfの値が上述の設定最小値Hminである(ステップS1116−Yes)。この場合、高さ制御部112は、上部フレーム10の端部EPhの高さHhが単位高さΔHだけ下がるように、頭側駆動部230を制御する(ステップS1117)。
上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfの確認の結果、高さHfの値が上述の設定最小値Hminではない(ステップS1116−No)。この場合、高さ制御部112は、現在、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhの値が、上述の設定最高値Hmaxであるか否かを確認する(ステップS1118)。
上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhの確認の結果、高さHhの値が上述の設定最高値Hmaxである(ステップS1118−Yes)。この場合、高さ制御部112は、上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfが単位高さΔHだけ上がるように、足側駆動部240を制御する(ステップS1119)。
上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhの確認の結果、高さHhの値が上述の設定最高値Hmaxではない(ステップS1118−No)。この場合、高さ制御部112は、上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhが単位高さΔHの1/2だけ上がるように、足側駆動部240を制御し、上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfが単位高さΔHの1/2だけ下がるように、足側駆動部240を制御する(ステップS1120)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502)の押下が継続されている場合(ステップS1121−Yes)、高さ制御部112は、現在、床面に対して上部フレーム10が傾動しているか否かを確認する(ステップS1122)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1121−No)、駆動制御部110は、傾動解除背下げ処理を終了する。
傾動の確認の結果、上部フレーム10が傾動している。すなわち、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhが、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfよりも高い(ステップS1122−Yes)。この場合、駆動制御部110は、上述のステップS1116を実行する。
傾動の確認の結果、上部フレーム10が傾動していない。すなわち、床面に対する上部フレーム10の頭側の端部EPhの高さHhと、床面に対する上部フレーム10の足側の端部EPfの高さHfとが同じである(ステップS1122−No)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、背ボトム12aの角度θbackが単位背ボトム角度Δθbackだけ下がるように、背ボトム駆動部210を制御する(ステップS1123)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502)の押下が継続されている場合(ステップS1124−Yes)、ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対して背ボトム12aが水平位置にあるか否かを確認する(ステップS1125)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1124−No)、駆動制御部110は、傾動解除背下げ処理を終了する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、背ボトム12aが水平位置にない。すなわち、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが単位背ボトム角度Δθback以上ある(ステップS1125−No)。この場合、駆動制御部110は、上述のステップS1123を実行する。
背ボトム12aの角度θbackの確認の結果、角度θbackが水平位置である。すなわち、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが0°である(ステップS1125−Yes)。この場合、駆動制御部110のボトム制御部111は、膝ボトム12cの角度θkneeが単位膝ボトム角度Δθkneeだけ下がるように、膝ボトム駆動部220を制御する(ステップS1126)。
ここで、該当ボタン(傾動付き背位置調整用下降指示ボタン1502)の押下が継続されている場合(ステップS1127−Yes)、ボトム制御部111は、現在、上部フレーム10に対して膝ボトム12cが水平位置にあるか否かを確認する(ステップS1128)。一方、該当ボタンの押下が継続されない場合(ステップS1127−No)、駆動制御部110は、傾動解除背下げ処理を終了する。
膝ボトム12cの角度θkneeの確認の結果、角度θkneeが水平位置にない。すなわち、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeが単位膝ボトム角度Δθknee以上ある(ステップS1128−No)。この場合、駆動制御部110は、上述のステップS1126を実効する。
膝ボトム12cの角度θkneeの確認の結果、角度θkneeが水平位置である。すなわち、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeが0°である(ステップS1128−Yes)。この場合、駆動制御部110は、傾動解除背下げ処理を終了する。
以上の説明により、4駆動制御用ベッド装置(実施例)では、傾動付き背上げ指示に応じて図11〜図14に示されるような傾動付き背上げ処理を実行する場合、ボトム制御部111は、膝上げ動作(S1011〜S1014)及び背上げ動作(S1015〜S1018)として、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、予め設定された設定背ボトム角度(この場合では、設定背ボトム角度θbackmid)になり、かつ、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeが、予め設定された設定膝ボトム角度θkneemaxになるように、ボトム駆動部(背ボトム駆動部210、膝ボトム駆動部220)を制御する。次に、高さ制御部112は、傾動動作(S1019〜S1026)として、床面に対する上部フレーム10の角度θbedが、予め設定された設定傾動角度θbedmaxになるように、頭側駆動部230及び前記足側駆動部240を制御する。背上げ動作では、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者の膝が伸びた状態であるので、利用者によっては安楽でない可能性があるが、傾動付き背上げ処理により膝上げ動作(S1011〜S1014)及び背上げ動作(S1015〜S1018)の実行後に傾動動作(S1019〜S1026)を行なう場合では、膝ボトム12cが椅子の座となり、背ボトム12aが椅子の腰板となり、利用者は、ベッドに仰向けになっている状態から、椅子に座っている状態に変化したような感覚になる。また、設定背ボトム角度θbackmax、θbackmidについては、傾動動作(S1019〜S1026)を行なわない場合に比べて、設定傾動角度θbedmax分だけ小さくすることができる。このように、4駆動制御用ベッド装置によれば、傾動付き背上げ処理において膝上げ動作(S1011〜S1014)及び背上げ動作(S1015〜S1018)の実行後に傾動動作(S1019〜S1026)を行なうことにより、利用者の背を起こした最終姿勢において、利用者にとって安楽な座位に近い状態にすることができ、かつ、利用者の背中や腹部の圧迫感を減らしたり、利用者の体が大きくずれるのを防いだりすることができる。
また、4駆動制御用ベッド装置によれば、図11〜図14に示されるような傾動付き背上げ処理において、傾動動作の実行前に、背上げ動作と共に、膝上げ動作を行なうため、傾動している状態での利用者の落下を防止することができる。
また、4駆動制御用ベッド装置では、傾動付き背上げ処理の後に、傾動解除背下げ指示に応じて図15〜図17に示されるような傾動解除背下げ処理を実行する場合、ボトム制御部111は、背下げ動作(S1111〜S1114)及び膝上げ動作(S1112)として、上部フレーム10に対する背ボトム12aの角度θbackが、予め設定された設定背ボトム角度(この場合では、設定背ボトム角度θbackmid)になり、かつ、上部フレーム10に対する膝ボトム12cの角度θkneeが、予め設定された設定膝ボトム角度θkneemaxになるように、ボトム駆動部(背ボトム駆動部210、膝ボトム駆動部220)を制御する。次に、高さ制御部112は、傾動解除動作(S1115〜S1122)として、床面に対する上部フレーム10の角度θbedが0になるように、頭側駆動部230及び前記足側駆動部240を制御する。傾動解除背下げ処理により背下げ動作(S1111〜S1114)及び膝上げ動作(S1112)の実行後に傾動解除動作(S1115〜S1122)を行なう場合では、利用者は、椅子に座っている状態から、膝を立ててベッドに仰向けになっている状態に変化したような感覚になる。このように、本発明に係るベッド装置1によれば、背下げ動作(S1111〜S1114)及び膝上げ動作(S1112)の実行後に傾動解除動作(S1115〜S1122)を行ない、更に、背下げ動作(S1123〜S1125)及び膝下げ動作(S1126〜S1128)を行なうことにより、利用者が椅子を利用している状態からベッドを利用する状態にすることができる。
また、本発明では、傾動動作(S3、S1019〜S1026)、及び、傾動解除動作(S13、S1115〜S1122)が実行されるときに、駆動制御部110が警告音を発してもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明のベッド装置は、在宅介護用ベッド装置、施設介護用ベッド装置、病院用ベッド装置等各種ベッド装置に利用することができる。
1 … ベッド装置
10 … 上部フレーム
12a … 背ボトム
12b … 腰ボトム
12c … 膝ボトム
12d … 足ボトム
14H … 頭側昇降部
14F … 足側昇降部
16H … 枠フレーム
16F … 枠フレーム
18 … 連結フレーム
20 … 背上げ用のリンク
22 … 膝上げ用のリンク
32 … アクチュエータ
34 … アクチュエータ
36 … アクチュエータ
38 … アクチュエータ
100 … 制御部
110 … 駆動制御部
111 … ボトム制御部
112 … 高さ制御部
120 … 状態検出部
130 … 角度算出部
140 … 記憶部
150 … 操作表示部
210 … 背ボトム駆動部
220 … 膝ボトム駆動部
230 … 頭側駆動部
240 … 足側駆動部
1501 … 傾動付き背位置調整用上昇指示ボタン
1502 … 傾動付き背位置調整用下降指示ボタン
1503 … 背位置調整用上昇指示ボタン
1504 … 背位置調整用下降指示ボタン
1505 … 膝位置調整用上昇指示ボタン
1506 … 膝位置調整用下降指示ボタン
1507 … 高さ調整用上昇指示ボタン
1508 … 高さ調整用下降指示ボタン

Claims (9)

  1. 上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作を実行可能なボトム駆動部と、
    床面に対して前記上部フレームの頭側及び足側をそれぞれ昇降可能な頭側駆動部及び足側駆動部と、
    傾動付き背上げ指示に応じて、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御するボトム制御部と、
    前記床面に対する前記上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて、前記上部フレームの頭側の高さが前記上部フレームの足側の高さよりも高くなる傾動動作が行なわれるように、前記頭側駆動部及び前記足側駆動部を制御する高さ制御部と、
    を備え、
    前記高さ制御部は、
    前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように前記頭側駆動部を前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように前記足側駆動部を、同時に制御し、
    前記ボトム制御部は、
    前記膝ボトムが椅子の座となるように、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作と、膝上げ動作と、が行われるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とするベッド装置。
  2. 前記高さ制御部は、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さの値が最小値近傍ではなく、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さの値が最高値近傍でもない場合、前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように、前記頭側駆動部を制御し、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように、前記足側駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載のベッド装置。
  3. 前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行前に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作、及び、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のベッド装置。
  4. 前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行後に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第2の背上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のベッド装置。
  5. 前記ボトム制御部は、
    前記傾動動作の実行前に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作、及び、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御し、
    前記傾動動作の実行後に、前記背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を更に起こす第2の背上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のベッド装置。
  6. 前記ボトム制御部は、前記傾動動作の実行後に、前記膝ボトムを作動させることにより前記利用者の膝を下げる膝下げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御し、
    前記傾動動作の後に行なわれた前記膝下げ動作による前記膝ボトムの角度は、地面に対して0°以上であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のベッド装置。
  7. 上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作を実行可能なボトム駆動部と、
    床面に対して前記上部フレームの頭側及び足側をそれぞれ昇降可能な頭側駆動部及び足側駆動部と、
    傾動付き背上げ指示に応じて、前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御するボトム制御部と、
    前記床面に対する前記上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて、前記上部フレームの頭側の高さが前記上部フレームの足側の高さよりも高くなる傾動動作が行なわれるように、前記頭側駆動部及び前記足側駆動部を制御する高さ制御部と、
    を備え、
    前記ボトム制御部は、
    前記傾動動作の実行前に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作及び前記膝上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御し、
    前記傾動動作の実行後に、前記背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を更に起こす第2の背上げ動作が行なわれるように前記ボトム駆動部を制御することを特徴とするベッド装置。
  8. 傾動付き背上げ指示に応じて、上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作を行なうボトム制御ステップと、
    床面に対する前記上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて、前記床面に対して前記上部フレームの頭側及び足側を昇降させて、前記上部フレームの頭側の高さが前記上部フレームの足側の高さよりも高くなる傾動動作を行なう高さ制御ステップと、
    を有し、
    前記高さ制御ステップは、
    前記床面に対する前記上部フレームの頭側の高さが上がるように前記上部フレームの頭側を上昇させる制御を、前記床面に対する前記上部フレームの足側の高さが下がるように前記上部フレームの足側を下降させる制御を同時に行い
    前記ボトム制御ステップは、
    前記膝ボトムが椅子の座となるように、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作と、膝上げ動作と、が行われるように制御する
    ことを特徴とするベッド装置の制御方法。
  9. 傾動付き背上げ指示に応じて、上部フレーム上に載置された膝ボトムを作動させることにより利用者の膝を上げる膝上げ動作を行なうボトム制御ステップと、
    床面に対する前記上部フレームの頭側及び足側の高さに基づいて、前記床面に対して前記上部フレームの頭側及び足側を昇降させて、前記上部フレームの頭側の高さが前記上部フレームの足側の高さよりも高くなる傾動動作を行なう高さ制御ステップと、
    を有し、
    前記ボトム制御ステップは、
    前記傾動動作の実行前に、前記上部フレーム上に載置された背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を起こす第1の背上げ動作及び前記膝上げ動作が行なわれるように前記膝ボトムを作動させ、
    前記傾動動作の実行後に、前記背ボトムを作動させることにより前記利用者の背中を更に起こす第2の背上げ動作が行なわれるように制御することを特徴とするベッド装置の制御方法。
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