JP5310015B2 - ベッド装置、及びそれを用いた起き上がり方法 - Google Patents

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Description

本発明はベッド装置に関し、特に詳しくはリクライニング機構を備えた介護用のベッド装置、及びそれを用いた起き上がり方法に関する。
例えば身体を自由に動かすことが困難な利用者8が、図6(a)のようにベッド装置60に寝続けていると床ずれにより体にしびれが生じるため、図6(b)のように起き上がらせることが必要である。
このように自力で起き上がれない利用者8に対して、背ボトムの角度変化を電動で調整できるリクライニング機構(背上げ機構)を備えた介護用ベッド装置が用いられている(例えば、特許文献1)。
図7は、従来のリクライニング機構を備えたベッド装置70を利用して利用者8が起き上がるときの状態を説明するための側面図である。図7に示すように、ベッド装置70のリクライニング機構を作動させると、利用者8の上半身に対応する背ボトム(背部床面)2が起上方向に駆動される。それによって、利用者8の上半身を水平状態から起こすことができる。
このとき、背ボトム2が起上するにつれ、それまで寝ていた利用者8の下腹部が背ボトム2に包み込まれて圧迫されてしまうことになる。そのため、利用者8は、下腹部の圧迫状態を解除するために、起き上がる途中で腰部(臀部)を後ろに引き、上体を引き上げる動作を行っている。
ところが、ベッド装置70の利用者8が、例えば開腹手術後など腹部に痛みのある患者である場合、腹部が傷ついているために腹筋が使えず、その動作をとることができない。すなわち、上体を引き上げることができないまま背ボトム2が起き上がり続けるので、下腹部8cが圧迫されて激痛が生じる。そのため、腹部に痛みのある利用者8は、リクライニング機構を備えたベッド装置70を利用しても、1人で起き上がることができない。なお、図6(a)に示したベッド装置60に仰臥している状態や、図6(b)に示した上半身が起こされた状態は、腹部に痛みのある利用者8が痛みを感じない姿勢である。
そこで、実際には、途中で背ボトム2の起き上がりを停止し、そこからは介護者が利用者8の両腕を引っ張って、上体を起こしている。このとき、介護者は、ベッド装置70の横から利用者8を前方に起こさなければならず、腰に負担がかかる。また、利用者8が1日に何度も横になったり起き上がったりするため、介護者は常に利用者8の傍にいなくてはならない。
特開平11−89672号公報
上述したように、腹部に痛みのある利用者8は、電動で背ボトム2の角度変化を調整できるクライニング機構を備えたベッド装置70を利用したとしても、1人で起き上がることができないという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、腹部に痛みをもつ利用者が1人で起き上がることができるベッド装置、及びそれを用いた起き上がり方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるベッド装置は、背ボトムの角度変化を電動で調整できるリクライニングベッドと、前記リクライニングベッドの利用者が上半身を上方に引き上げるために用いる手すりであって、前記背ボトムの角度が変化する動作に連動して前記リクライニングベッドの長手方向に移動可能な手すりと、を備えるものである。これにより、背ボトムの角度が変化する動作に連動して移動する手すりの動きを利用して、利用者が上半身を上方に引き上げることができる。このため、腹部に痛みをもつ利用者が1人で起き上がることができる。
本発明の第2の態様にかかるベッド装置は、上述のベッド装置であって、前記背ボトムを動作させて角度変化を調整するための第1コントローラと、前記背ボトムの動作と同期させて前記手すりを移動させるための第2コントローラと、をさらに備えるものである。これにより、第2コントローラを操作することにより、背ボトムの動作と同期させて手すりを移動させることができる。
本発明の第3の態様にかかるベッド装置は、上述のベッド装置であって、前記第2コントローラからの指示によって、前記背ボトムを起こす場合は、前記背ボトムが起き上がる動作に連動して前記手すりが前記利用者の前方方向へ移動され、前記背ボトムを倒す場合は、前記背ボトムが倒される動作に連動して前記手すりが前記利用者の後方方向へ移動されることを特徴とするものである。これにより、背ボトムが起き上がる動作に連動して前方方向に移動する手すりの動きを利用して、利用者が上半身を上方に引き上げることができる。
本発明の第4の態様にかかるベッド装置は、上述のベッド装置であって、前記第2コントローラは、前記手すりに設けられているものである。これにより、利用者は手すりにつかまった状態で第2コントローラを容易に操作することができる。
本発明の第5の態様にかかるベッド装置は、上述のベッド装置であって、物を載置するためのテーブルが前記手すりに備えられているものである。これにより、ベッド装置の利便性を向上することができる。
本発明の第6の態様にかかる起き上がり方法は、上述のベッド装置を用いて利用者が起き上がる起き上がり方法であって、前記第1コントローラを操作することによって、前記背ボトムを所定の角度まで起こし、前記利用者が前記手すりをつかんだ状態で前記第2コントローラを操作することによって、前記背ボトムが前記所定の角度からさらに起き上がる動作に連動して前方方向に移動する前記手すりの動きを利用して前記利用者が上半身を上方に引き上げて起き上がるものである。このような方法により、背ボトムが起き上がる動作に連動して前方方向に移動する手すりの動きを利用して、利用者が上半身を上方に引き上げることができる。
本発明の第7の態様にかかる起き上がり方法は、上述の起き上がり方法であって、前記所定の角度は、腹部に痛みをもつ前記利用者が前記背ボトムに圧迫されることにより腹部に痛みを感じる前の角度である。これにより、腹部に痛みをもつ利用者が1人で起き上がることができる。
本発明によれば、腹部に痛みをもつ利用者が1人で起き上がることができるベッド装置、及びそれを用いた起き上がり方法を提供することができる。
実施の形態1に係るベッド装置の構成を示す概略図である。 実施の形態1に係るベッド装置に用いられる稼動手すりの手すり部を拡大して示す概略図である。 実施の形態1に係るベッド装置を利用した起き上がり方法を説明するための図である。 実施の形態2に係るベッド装置の構成を示す概略図である。 実施の形態2に係るベッド装置に用いられる稼動手すりの手すり部を拡大して示す概略図である。 利用者がベッド装置上に仰臥している状態と上半身を起こしている状態とを示す側面図である。 従来のリクライニング機構を備えたベッド装置を利用して利用者が起き上がるときの状態を説明するための側面図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。以下の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略されている。
実施の形態1.
始めに、図1を用いて、本実施の形態に係るベッド装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るベッド装置の構成を示す概略図である。図1(a)は、実施の形態1に係るベッド装置を側面から見た図である。また、図1(b)は、実施の形態1に係るベッド装置を上方から見た図である。
本実施の形態に係るベッド装置10は、図1に示すように、ベッド本体1と、背部床面(背ボトム)2と、脚部床面3と、稼動手すり4とを備えている。
ベッド本体1は、扁平な直方体状に形成されたベッド部1aと、ベッド部1aを支持する脚部1bとを有している。一般的には、ベッド本体1に4つの脚部1bが設けられ、ベッド部1aの四隅に脚部1bがそれぞれ立設される。なお、図示していないが、脚部1bには、ストッパ付きのキャスタ等が取り付けられていてもよい。これによって、ベッド本体1は、移動自在かつ所定の位置で移動不能にロックできるようになる。
ベッド部1a上には、背部床面(背ボトム)2と脚部床面3とが配設されている。脚部床面3は、ベッド部1aに固定されている。脚部床面3の一端側には、背ボトム2が回動自在に連結されている。背ボトム2は利用者8の上半身に対応する部分、脚部床面3は下半身に対応する部分にそれぞれ設けられている。また、ベッド装置10には、背ボトム2を回動させるための第1駆動装置(不図示)が設けられている。この第1駆動装置を駆動すると、背ボトム2が図1(a)の矢印で示す方向に回動されるようになっている。
なお、ベッド装置10には、背ボトム2を回動させるための第1コントローラ(不図示)が備えられている。この第1コントローラは、ベッド装置10上に寝ている利用者8の手が届く位置に設けられたもので、一般的なものでよい。第1コントローラを利用者8が制御することによって、第1駆動装置が駆動されて、背ボトム2の角度変化を調整することができる。
このように、ベッド本体1、背ボトム2、及び脚部床面3等によって、背ボトム2の角度変化を電動で調整できる介護ベッド(リクライニングベッド、あるいは背上げ式ベッド)が構成されている。なお、ここでは、一般的なリクライニングベッドの概略構成について例示的に説明したが、背ボトム2の角度変化を電動で調整できるものであれば、上記以外の構成のリクライニングベッドを用いてもよい。
稼動手すり4は、手すり部4aと、手すり部4aを支持する支持部4bとを有している。手すり部4aは、ベッド部1a上の利用者8が容易に掴むことのできる高さで、ベッド部1aの短手方向に延在している。詳細については後述するが、稼動手すり4は、利用者8の上半身を上方に引き上げるための引き上げ手段として用いられるものである。そのため、手すり部4aは、利用者8が容易に掴まることが可能な形状であることが好ましい。
手すり部4aの両端部分には、手すり部4aを支持し、かつベッド部1aの長手方向に移動可能な支持部4bがそれぞれ設けられている。支持部4bは、例えばベッド部1aの下側の部分でベッド本体1に取り付けられている。また、ベッド装置10には、支持部4bを移動させるための第2駆動装置(不図示)が設けられている。この第2駆動装置を駆動すると、支持部4bがベッド部1aの長手方向に移動されるようになっている。すなわち、稼動手すり4がベッド部1aの長手方向に移動される。
図2は、実施の形態1に係るベッド装置10に用いられる稼動手すり4の手すり部4aを拡大して示す概略図である。図2に示すように、手すり部4aには、稼動手すり4を動かすための第2コントローラ5が取り付けられている。第2コントローラ5は、両方の手で稼動手すり4に掴まっている状態の利用者8が操作し易い位置に設けられている。ここでは、手すり部4aに掴まった利用者8の右手8aと左手8bのうち、例えば、右手8aの親指近傍の部分に第2コントローラ5が配置されている。
そして、第2コントローラ5には、稼動手すり4を図1(b)の矢印で示す前方方向に移動させるための操作ボタン5aと、矢印で示す方向とは反対の後方方向に移動させるための操作ボタン5bとが設けられている。これらの操作ボタン5a、5bが操作されると、稼動手すり4と背ボトム2とが連動して動くようになっている。すなわち、第2コントローラ5を利用者8が制御することによって、第1駆動装置及び第2駆動装置が駆動され、稼動手すり4と背ボトム2とを同期して動かすことができる。
具体的には、操作ボタン5aを押し続けると、稼動手すり4が利用者8の前方方向に移動し続け、これと同期して背ボトム2が起上方向に回動され続ける。すなわち、第2コントローラ5からの指示によって、背ボトム2を起こす場合は、背ボトム2が起き上がる動作に連動して稼動手すり4が利用者8の前方方向へ移動される。稼動手すり4と背ボトム2の動作は、操作ボタン5aを離すと停止する。
一方、操作ボタン5bを押し続けると、稼動手すり4が後方方向に動き続け、これと同期して背ボトム2が水平方向に回動され続ける。すなわち、第2コントローラ5からの指示によって、背ボトム2を倒す場合は、背ボトム2が倒される動作に連動して稼動手すり4が利用者8の後方方向へ移動される。稼動手すり4と背ボトム2の動作は、同様に、操作ボタン5bを離すと停止する。
このように、本実施の形態に係るベッド装置10は、背ボトム2の角度変化を電動で調整できるリクライニングベッドと、このリクライニングベッドの利用者8が上半身を上方に引き上げるために用いるものであって、背ボトムの角度が変化する動作に連動してリクライニングベッドの長手方向に移動可能な稼動手すり4とを備えている。そして、本実施の形態に係るベッド装置10は、背ボトム2を動作させて角度変化を調整するための第1コントローラと、背ボトム2の動作と同期させて稼動手すり4を移動させるための第2コントローラ5とをさらに備える。
次に、本実施の形態に係るベッド装置10を利用して利用者8が起き上がるための起き上がり方法について、図3を用いて説明する。図3は、実施の形態1に係るベッド装置10を利用した起き上がり方法を説明するための図である。
図3(a)に示すようにベッド装置10に仰臥している状態の利用者8は、まず第1コントローラを操作する。これにより、背ボトム2を起上方向へと回動させて、水平状態から起こして(上げて)いく。そして、図3(b)に示すように、所定の角度まで背ボトム2を起こしたら、背ボトム2の回動を停止させ、稼動手すり4を掴む。ここで、所定の角度とは、腹部に痛みをもつ利用者8が、背ボトム2に圧迫されることにより腹部に痛みを感じる前の角度とする。
次に、利用者8は、稼動手すり4を掴んだ状態で、第2コントローラ5を操作する。ここでは、第2コントローラ5の操作ボタン5aを押し続ける。これにより、背ボトム2を再び起上方向へと回動させて、図3(b)に示す状態からさらに起こしていく。このとき、背ボトム2の起き上がりと同期して稼動手すり4が前方に動くので、利用者8は稼動手すり4の動きに合わせて、自分の上体、腰部を上の方にずらしながら上半身を起こしていく。すなわち、利用者8はスライドする稼動手すり4を持ち、稼動手すり4が前方に移動する動きを利用して、上体を上に引き上げ、臀部を後方へずらす。腕の力を使うことで、腹部に痛みのある利用者8でも腹筋に負担をかけずに上体を起すことができる。そのため、背ボトム2を起こす途中に、下腹部が圧迫されて激痛が生じるということがなく、背ボトム2を起こし続けることができる。
このように、稼動手すり4は、利用者8の上半身を上方に引き上げるための引き上げ手段となる。すなわち、利用者8は、この稼動手すり4につかまって、起き上がる途中で腰部(臀部)を後ろに引き、上体を引き上げる動作を行うことで、下腹部が圧迫状態となることを防ぐことができる。利用者8は、このような方法で背ボトム2を起こすことによって、1人で起き上がることができる。
なお、背ボトム2を倒す(下げる)場合は、これとは逆の動作を行えばよい。
以上のように、本実施の形態では、背ボトム2の動きと連動して長手方向に移動する稼動手すり4を備えている。これにより、背ボトム2が起き上がる動きと連動して稼動手すり4を前方に移動させることができる。利用者8は、この稼動手すり4をつかんで、稼動手すり4が前方に移動する動きを利用して、上体を上に引き上げ、臀部を後方へずらす。腕の力を使うことで、腹部に痛みをもつ利用者8でも腹筋に負担をかけずに上体を起こすことができる。すなわち、このようなベッド装置10を利用することによって、腹部に痛みをもつ利用者8でも1人で起き上がることができる。
なお、本実施の形態では、稼動手すり4が背ボトム2と同期して移動する場合についてのみ例示的に説明したが、ベッド装置10は、稼動手すり4が背ボトム2と同期せずに単独で移動できる機能をさらに備えていてもよい。例えば、第1コントローラに、稼動手すり4の位置を操作するための制御ボタンなどを取り付けることもできる。これにより、背ボトム2を途中まで起こしたときに、個々の利用者8が掴みやすい位置にまで稼動手すり4のみを移動させることができる。
実施の形態2.
本実施の形態に係るベッド装置の構成について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態2に係るベッド装置の構成を示す概略図である。図4(a)は、実施の形態2に係るベッド装置を側面から見た図である。また、図4(b)は、実施の形態2に係るベッド装置を上方から見た図である。本実施の形態では、稼動手すり4の構成が実施の形態1と異なっていて、それ以外の構成については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態にかかるベッド装置20は、稼動手すり4がテーブル4cをさらに有している。ここでは、テーブル4cは、支持部4bに支持されるように設けられている。そして、支持部4bによって支持されたテーブル4cに、手すり部4aが取り付けられている。すなわち、テーブル4cを介して手すり部4aが支持部4bに支持されるようになっているが、この構成に限定されるものではなく、手すり部4aが直接支持部4bに取り付けられていてもよい。
図5は、実施の形態2に係るベッド装置20に用いられる稼動手すり4の手すり部4aを拡大して示す概略図である。手すり部4aは、例えば図5に示すように、テーブル4cの下側の面に連結部4dを介して取り付けられている。このように、物を載置するためのテーブル4cが稼動手すり4に備えられることによって、配膳トレイなどをテーブル4c上に置けるようになるので、利便性が向上する。
以上のように、本実施の形態では、稼動手すり4にテーブル4cが取り付けられている。これにより、ベッド装置20の利便性を向上することができる。また、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。すなわち、利用者8は、テーブル4cを備えた稼動手すり4をつかんで、これが前方に移動する動きを利用して、腹筋に負担をかけずに上体を起こすことができる。このようなベッド装置20を利用することによって、腰部に痛みのある利用者8でも1人で起き上がることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、稼動手すり4の構成は、上述した形状に限るものではない。要するに、背ボトム2の動きと連動してベッド装置の長手方向に移動が可能で、利用者8がこれを掴んで自らの上半身を上方に引き上げるための引き上げ手段となることができるものであればよい。
1 ベッド本体、
1a ベッド部、1b 脚部、
2 背ボトム、3 脚部床面、
4 稼動手すり、
4a 手すり部、4b 支持部、
4c テーブル、4d 連結部、
5 第2コントローラ、
5a、5b 操作ボタン
8 利用者、8a 右手、
8b 左手、8c 下腹部、
10、20、60、70 ベッド装置

Claims (6)

  1. 背ボトムの角度変化を電動で調整できるリクライニングベッドと、
    前記リクライニングベッドの利用者が上半身を上方に引き上げるために用いる手すりであって、前記背ボトムの角度が変化する動作に連動して前記リクライニングベッドの長手方向に移動可能な手すりと、
    前記背ボトムを動作させて角度変化を調整するための第1コントローラと、
    前記背ボトムの動作と同期させて前記手すりを移動させるための第2コントローラと、を備えるベッド装置。
  2. 前記第2コントローラからの指示によって、
    前記背ボトムを起こす場合は、前記背ボトムが起き上がる動作に連動して前記手すりが前記利用者の前方方向へ移動され、
    前記背ボトムを倒す場合は、前記背ボトムが倒される動作に連動して前記手すりが前記利用者の後方方向へ移動されることを特徴とする請求項に記載のベッド装置。
  3. 前記第2コントローラは、前記手すりに設けられている請求項1又は2に記載のベッド装置。
  4. 物を載置するためのテーブルが前記手すりに備えられている請求項乃至のいずれか1項に記載のベッド装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のベッド装置を用いて利用者が起き上がる起き上がり方法であって、
    前記第1コントローラを操作することによって、前記背ボトムを所定の角度まで起こし、
    前記利用者が前記手すりをつかんだ状態で前記第2コントローラを操作することによって、前記背ボトムが前記所定の角度からさらに起き上がる動作に連動して前方方向に移動する前記手すりの動きを利用して前記利用者が上半身を上方に引き上げて起き上がる起き上がり方法。
  6. 前記所定の角度は、腹部に痛みをもつ前記利用者が前記背ボトムに圧迫されることにより腹部に痛みを感じる前の角度である請求項に記載の起き上がり方法。
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