JP6628926B1 - 腹筋鍛錬器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筋力が衰えた人も腹筋の鍛錬を行い易い腹筋鍛錬器を提供する。【解決手段】腹筋鍛錬器1は、本体10と、枕部20と、足抑え部15と、第1の手摺部17と、第2の手摺部18と、ネジ型勾配調整部50とを備える。本体10は、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面11を有する。枕部20は、本体10の長手方向の一方の載置面11に取付けられ、足抑え部15は、本体10の長手方向の他方の載置面11に取付けられる。足抑え部15と枕部20との間の空間へ向けられた足抑え部15の部分は平坦である。第1の手摺部17は、枕部領域11Aと足抑え部領域11Bとの間であると共に、本体10の短手方向の一方の載置面11に取付けられる。第1の手摺部17は、一対の第1の支柱体17Aと、一対の第1の支柱体17Aに架設された第1の平行体17Bとを有する。第2の手摺部18も一対の第2の支柱体18Aと、第2の平行体18Bを有する。【選択図】図1A

Description

本発明は腹筋鍛錬器に関する。詳しくは、例えば筋力が衰えた高齢者でも腹筋を鍛錬できる腹筋鍛錬器に係るものである。
腹筋が衰えると姿勢が崩れてしまい、腰の筋肉に過度な負担がかかり、腰痛を引き起こすことになる。
そこで、腹筋を鍛錬すべく、仰向けに寝た状態から上半身を起こしたり、再び上半身を倒して仰向けに寝たりする腹筋運動が広く行われており、このような腹筋運動を補助するための器具も多く提案されている。
例えば、特許文献1には図6に示す腹筋運動補助具が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載の腹筋運動補助具300は、細長い長方形状のクッション性のある板体からなる背面体310を有する。背面体310の長手方向に沿った略中央部に屈曲部311が設けられている。
また、屈曲部311は、複数の回転角度で固定できるように構成され、座椅子の形態をとることができる。
また、座椅子の形態をとったときに座面を形成する部分の先端側にも多段階の角度で曲げて固定できる屈曲部312が設けられている。座面に対して屈曲部312により曲げられる先端部分はフットレストを構成する。
また、座椅子の形態において、フットレストの外表面は、さらに袋状のカバー313により覆われており、カバー313を外すと、カバー313は裏返った状態でフットレスト先端側に位置する。
また、フットレストの上面中央部には、風船体320が設けられている。風船体320は、図示しない管体が内部に連通し、管体の先端がフットレストの側面に表出している。管体の先端には排出方向の空気の流れを止める逆止弁321が設けられており、逆止弁321にエアポンプを接続して風船体320を膨らませることができる。
また、逆止弁21は、エアポンプのノズルが入っている状態では空気の排気が可能となるようになっており、これにより風船体320の空気を抜いて収縮させることができる。
実用新案登録第3175084号公報
しかしながら、特許文献1に記載の腹筋運動補助具は、腹筋運動に際して脚で風船体を挟持する必要があるので、上体を起こしたり倒したりするための筋力に加えて脚の筋力も必要であり、特に例えば高齢者のような筋力の衰えた人が腹筋の鍛錬を行い易い器具ではなかった。
また、背面部が起こされた状態は、背面部が倒された状態よりも上体を起こし易くなるが、特許文献1に記載の腹筋運動補助具を使用するときの使用者の臀部の鉛直方向の位置は、使用者の足首の鉛直方向の位置と略同じ、すなわち臀部と足首は略同一水平面内に位置することになる。
使用者のこの状態はすなわち、座っている状態であり、臀部の鉛直方向の位置が、使用者の足首の鉛直方向の位置よりも上方に存在することになる構造よりも腹筋運動を行うときに筋力が必要になる。
また、使用するときに、使用者の臀部の鉛直方向の位置が、使用者の足首の鉛直方向の位置よりも上方に存在する既存の腹筋鍛錬器もあるが、既存の腹筋鍛錬器は臀部が当たる部分が必ず水平となるため、上体から足首まで身体を直線状に維持できない。
また、使用者の臀部の鉛直方向の位置が、使用者の足首の鉛直方向の位置よりも上方に存在しても、臀部が当たる部分が水平であれば、使用者は座っている状態に近いことになり、使用者の臀部の鉛直方向の位置が、使用者の足首の鉛直方向の位置よりも上方に存在し、なおかつ上体から足首まで身体を直線状に維持した状態、すなわち立っている状態に近い状態よりも上体を起こしたり倒したりし難い。
こうした中、筋力が衰えた人も腹筋の鍛錬を行い易い腹筋鍛錬器が望まれていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、筋力が衰えた人も腹筋の鍛錬を行い易い腹筋鍛錬器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の腹筋鍛錬器は、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面を有し、かつ、長手方向の一方の同載置面の位置が、長手方向の一方とは反対側の他方の同載置面の位置よりも鉛直方向上方に配置されて使用可能である本体と、該本体の長手方向の一方の前記載置面に取付けられた枕部と、前記本体の前記枕部が取付けられた一方の前記載置面である枕部領域とは反対側の他方の前記載置面に取付けられており、かつ、使用者の足を引っ掛けることが可能な足抑え部と、前記枕部領域と前記足抑え部が取付けられた前記本体の他方の前記載置面である足抑え部領域との間に位置すると共に、同本体の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の前記載置面及び同短手方向の一方とは反対側の他方の前記載置面に取付けられた手摺部と、前記本体の前記枕部領域の鉛直方向の位置を変更可能な勾配調整部とを備える。
ここで、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面を有し、かつ、長手方向の一方の載置面の位置が、長手方向の一方とは反対側の他方の載置面の位置よりも鉛直方向上方に配置されて使用可能である本体によって、長手方向の一方の載置面の鉛直方向における位置と長手方向の一方とは反対側の他方の載置面の鉛直方向における位置とが互いに略同じ構成、すなわち本体の載置面が略水平である構成よりも、使用者は載置面上において上体を起こしたり倒したりし易い。
また、枕部領域と足抑え部が取付けられた本体の他方の載置面である足抑え部領域との間に位置すると共に、本体の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面及び短手方向の一方とは反対側の他方の載置面に取付けられた手摺部によって、使用者が枕部に頭を当て、かつ、足抑え部に足を引っ掛けた状態のときに使用者の手が当たる位置に手摺部が配置されているので、使用者は手摺部を掴むなどしながら、上体を起こしたり倒したりすることができ、上体の起倒を行い易い。
さらに、本体の枕部領域の鉛直方向の位置を変更可能な勾配調整部によって、腹筋にかける負荷の大きさを調整できる。例えば、本体の枕部領域の鉛直方向の位置を本発明の腹筋鍛錬器が配置された面から離した位置すなわち高い位置に変更することで、腹筋にかける負荷を抑えることができ、一方、本体の枕部領域の鉛直方向の位置を本発明の腹筋鍛錬器が配置された面に近づけた位置すなわち低い位置に変更することで、腹筋にかける負荷を大きくすることができる。
また、本発明の腹筋鍛錬器において、手摺部は、本体の載置面に対して略直交する方向へ延びて載置面に取付けられた支柱体と、本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、本体の長手方向の他方へ向けられた一端が支柱体に接続されており、かつ、本体の長手方向の一方へ向けられた他端が自由端である平行体と、平行体から本体の載置面へ向けて突出しており、かつ、先端が自由端である棒体とを有する構成とすることができる。
この場合、使用者は平行体の自由端である他端側から、棒体の自由端である先端と本体の載置面との間の空間に腕を入れ、複数の棒体が突出しているときには、腕を動かして棒体を素早く持ち替えることができる。
また、本発明の腹筋鍛錬器において、短手方向の一方の載置面に取付けられた手摺部の棒体を通って短手方向に延びる直線と、短手方向の他方の載置面に取付けられた手摺部の棒体を通って短手方向に延びる直線は、互いに平行である構成とすることができる。
この場合、一方の手摺部の棒体と、他方の手摺部の棒体とは、互いに非対称の位置に配置されているので、片側に体重をかけてしまう傾向の使用者でも手摺部の棒体を掴み易い。
また、本発明の腹筋鍛錬器において、手摺部は、本体の載置面に対して略直交する方向へ延びて載置面に取付けられており、かつ、棒形状を有する棒体である構成とすることができる。
この場合、載置面に近い位置に手摺部が存在するので、使用者が手摺部を掴み易くなり、上体を起こしたり倒したりし易くなる。
また、本発明の腹筋鍛錬器において、足抑え部と枕部との間の空間へ向けられた足抑え部の部分は平坦である構成とすることができる。
この場合、本体の枕部領域の鉛直方向の位置が高くなっても、すなわち本体と水平面との間の傾斜角が大きくなっても、使用者は足抑え部の平坦な部分に足を載せて腹筋運動を行うことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の腹筋鍛錬器は、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面を有し、かつ、長手方向の一方の同載置面の位置が、長手方向の一方とは反対側の他方の同載置面の位置よりも鉛直方向上方に配置されて使用可能である本体と、該本体の長手方向の一方の前記載置面に取付けられた枕部と、前記本体の前記枕部が取付けられた一方の前記載置面である枕部領域とは反対側の他方の前記載置面に、同載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた縦部材と、該縦部材の一端とは反対側の他端と接続されており、かつ、同縦部材が取付けられた載置面に対して略平行に延びており、かつ、同載置面との間に空間を形成する横部材とを有し、かつ、前記枕部との間の空間へ向けられた前記縦部材の部分及び前記枕部との間の空間へ向けられた前記横部材の部分がそれぞれ平坦である足抑え部と、前記枕部領域と前記足抑え部が取付けられた前記本体の他方の前記載置面である足抑え部領域との間に位置すると共に同本体の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面に、同載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた第1の支柱体と、前記本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端が、前記第1の支柱体の一端とは反対側の他端に接続されており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端とは反対側の他端が自由端である第1の平行体と、該第1の平行体から前記本体の前記載置面へ向けて突出しており、かつ、先端と同載置面との間に空間を形成する第1の棒体とを有する第1の手摺部と、前記枕部領域と前記足抑え部領域との間に位置すると共に短手方向の一方とは反対側の他方の載置面に、同載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた第2の支柱体と、前記本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端が、前記第2の支柱体の一端とは反対側の他端に接続されており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端とは反対側の他端が自由端である第2の平行体と、該第2の平行体から前記本体の前記載置面へ向けて突出しており、かつ、先端と同載置面との間に空間を形成する第2の棒体とを有する第2の手摺部と、前記本体の前記枕部領域の鉛直方向の位置を変更可能な勾配調整部とを備える。
ここで、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面を有し、かつ、長手方向の一方の載置面の位置が、長手方向の一方とは反対側の他方の載置面の位置よりも鉛直方向上方に配置されて使用可能である本体によって、長手方向の一方の載置面の鉛直方向における位置と長手方向の一方とは反対側の他方の載置面の鉛直方向における位置とが互いに略同じ構成、すなわち本体の載置面が略水平である構成よりも、使用者は載置面上において上体を起こしたり倒したりし易い。
また、載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた縦部材と、縦部材の一端とは反対側の他端と接続されており、かつ、縦部材が取付けられた載置面に対して略平行に延びており、かつ、載置面との間に空間を形成する横部材とを有し、かつ、枕部との間の空間へ向けられた縦部材の部分及び枕部との間の空間へ向けられた横部材の部分がそれぞれ平坦である足抑え部によって、本体の枕部領域の鉛直方向の位置が低いとき、すなわち本体と水平面との間の傾斜角が小さいときには、使用者は、横部材と載置面との間に形成された空間に足首を置いて足抑え部に足を引っ掛けて腹筋の鍛錬を行うことができ、また、本体の枕部領域の鉛直方向の位置が高いとき、すなわち本体と水平面との間の傾斜角が大きいときには、使用者は、足抑え部の平坦な部分に足を載せて腹筋の鍛錬を行うことができる。
また、枕部領域と足抑え部が取付けられた本体の他方の載置面である足抑え部領域との間に位置すると共に本体の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面に、載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた第1の支柱体と、本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、本体の長手方向の他方へ向けられた一端が、第1の支柱体の一端とは反対側の他端に接続されており、かつ、本体の長手方向の他方へ向けられた一端とは反対側の他端が自由端である第1の平行体と、第1の平行体から本体の載置面へ向けて突出しており、かつ、先端と載置面との間に空間を形成する第1の棒体とを有する第1の手摺部、並びに、枕部領域と足抑え部領域との間に位置すると共に短手方向の一方とは反対側の他方の載置面に、載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた第2の支柱体と、本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、本体の長手方向の他方へ向けられた一端が、第2の支柱体の一端とは反対側の他端に接続されており、かつ、本体の長手方向の他方へ向けられた一端とは反対側の他端が自由端である第2の平行体と、第2の平行体から本体の載置面へ向けて突出しており、かつ、先端と載置面との間に空間を形成する第2の棒体とを有する第2の手摺部によって、使用者は、第1の平行体の自由端である他端側及び第2の平行体の自由端である他端側から、第1の棒体の先端と載置面との間の空間及び第2の棒体の先端と載置面との間の空間に腕を入れ、第1の棒体及び第2の棒体がそれぞれ複数存在するときには、腕を動かして素早く第1の棒体及び第2の棒体を持ち替えることができる。
また、このような第1の手摺部及び第2の手摺部によって、第1の平行体及び第2の平行体はそれぞれ、本体の載置面から第1の支柱体及び第2の支柱体それぞれの長さほど離れた位置に存在するので、本体の枕部領域の鉛直方向の位置が高いとき、すなわち本体と水平面との間の傾斜角が大きいときに、傾斜角が小さいときよりも使用者の身体が前傾姿勢になって本体から落下し易くなっても、使用者は第1の手摺部及び第2の手摺部を掴んで落下を抑制し易い。
また、本体の枕部領域の鉛直方向の位置を変更可能な勾配調整部によって、腹筋にかける負荷の大きさを調整できる。
本発明に係る腹筋鍛錬器によって、筋力が衰えた人も腹筋の鍛錬を行い易い。
本発明を適用した腹筋鍛錬器の第1の例を示す概略斜視図である。 本発明を適用した腹筋鍛錬器の第2の例を示す概略斜視図である。 本発明を適用した第2の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を高くした状態を示す概略側面図(a)、及び本発明を適用した第2の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を低くした状態を示す概略側面図(b)である。 本発明を適用した第3の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を高くした状態を示す概略側面図(a)、及び本発明を適用した第3の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を低くした状態を示す概略側面図(b)である。 図3に示した本発明を適用した第3の例の腹筋鍛錬器を使用して腹筋を鍛錬する様子の一例を示す概略図である。 本発明を適用した第4の例の腹筋鍛錬器を使用して腹筋を鍛錬する様子の一例を示す概略図である。 従来の腹筋鍛錬器を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1Aは、本発明を適用した腹筋鍛錬器の第1の例を示す概略斜視図である。
図1Aに示す本発明の第1の例の腹筋鍛錬器1は、本体10を備える。
ここで、本体10は、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面11を有する。
また、本体10は一つの平板体であり、座椅子のように座部と背面部とに分かれて屈曲するものではない。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、枕部20を備える。
ここで、枕部20は、本体10の長手方向の一方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、枕部20が取付けられた、長手方向の一方の載置面11は枕部領域11Aである。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、足抑え部15を備える。
ここで、足抑え部15は、本体10の、枕部領域11Aとは反対側の長手方向の他方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、枕部領域11Aとは反対側の長手方向の他方の載置面11は足抑え部領域11Bである。
また、足抑え部15は、本発明の腹筋鍛錬器1を使用する使用者の足を引っ掛けることが可能な構成となっている。
すなわち、足抑え部15は、通常の腹筋運動のときのように足首を抑えて固定した状態にすることができる構成となっている。
図1Aに示すように、足抑え部15は、一対の支柱体15Aを有する。
ここで、一対の支柱体15Aは、本体10の足抑え部領域11Bに対して略直交する方向へ延びて一端が足抑え部領域11Bに取付けられており、本体10の長手方向に対して略直交する方向である短手方向に、互いに離れて配置されている。
また、足抑え部15は、平行体15Bを有する。
ここで、平行体15Bは、足抑え部領域11Bに対して略平行に延びており、かつ、本体10の長手方向に対して略直交する方向と同じ方向に延びており、かつ、その両端それぞれが一対の支柱体15Aそれぞれの一端とは反対側の他端と接続されて架設されている。
従って、足抑え部15には、一対の支柱体15Aと、平行体15Bと、足抑え部領域11Bとで囲まれた空間が形成されている。
本発明の腹筋鍛錬器1の使用者は、この空間に足首を置き、足の甲を、足抑え部15と枕部20との間の空間へ向けられた足抑え部15の部分とは反対側の部分に当てて足抑え部15に足を引っ掛けることができる。
また、足抑え部15と枕部20との間の空間へ向けられた足抑え部15の部分とは反対側の部分、すなわち支柱体15Aの部分と平行体15Bの部分は平坦な平坦面である。
すなわち、この平坦面は、載置面11に対して略直交する方向に拡がる面である。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、第1の手摺部17を備える。
ここで、第1の手摺部17は、枕部領域11Aと足抑え部領域11Bとの間に位置すると共に、本体10の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、第1の手摺部17が取付けられた、短手方向の一方の載置面11は第1の手摺部領域11Cである。
また、第1の手摺部17は、図1Aに示すように一対の第1の支柱体17Aを有する。
ここで、一対の第1の支柱体17Aは、本体10の第1の手摺部領域11Cに対して略直交する方向へ延びて一端が第1の手摺部領域11Cに取付けられており、本体10の長手方向と同じ方向に、互いに離れて配置されている。
また、第1の手摺部17は、第1の平行体17Bを有する。
ここで、第1の平行体17Bは、第1の手摺部領域11Cに対して略平行に延びており、かつ、本体10の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、その両端それぞれが一対の第1の支柱体17Aそれぞれの一端とは反対側の他端と接続されて架設されている。
従って、第1の手摺部17には、一対の第1の支柱体17Aと、第1の平行体17Bと、第1の手摺部領域11Cとで囲まれた空間が形成されている。
本発明の腹筋鍛錬器1の使用者は、この空間に一方の腕すなわち左腕を入れて、第1の支柱体17Aや第1の平行体17Bを掴むことができる。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、第2の手摺部18を備える。
ここで、第2の手摺部18は、枕部領域11Aと足抑え部領域11Bとの間に位置すると共に、本体10の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方とは反対側の他方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、第2の手摺部18が取付けられた、短手方向の他方の載置面11は第2の手摺部領域11Dである。
また、第2の手摺部18は、図1Aに示すように一対の第2の支柱体18Aを有する。
ここで、一対の第2の支柱体18Aは、本体10の第2の手摺部領域11Dに対して略直交する方向へ延びて一端が第2の手摺部領域11Dに取付けられており、本体10の長手方向と同じ方向に、互いに離れて配置されている。
また、第2の手摺部18は、第2の平行体18Bを有する。
ここで、第2の平行体18Bは、第2の手摺部領域11Dに対して略平行に延びており、かつ、本体10の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、その両端それぞれが一対の第2の支柱体18Aそれぞれの一端とは反対側の他端と接続されて架設されている。
従って、第2の手摺部18には、一対の第2の支柱体18Aと、第2の平行体18Bと、第2の手摺部領域11Dとで囲まれた空間が形成されている。
本発明の腹筋鍛錬器1の使用者は、この空間に他方の腕すなわち右腕を入れて、第2の支柱体18Aや第2の平行体18Bを掴むことができる。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、ネジ型勾配調整部50を備える。
ここで、ネジ型勾配調整部50は、本体10の長手方向の一方を支持する脚体51を有する。
また、脚体51は一方向に延びており、脚体51の表面には、脚体51が延びる方向に複数のネジ山とネジ溝が交互に形成されている。
また、ネジ型勾配調整部は勾配調整部の一例である。
また、図示していないが、脚体51の一端は、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面に取付けられた接続体に取付けられている。
また、ネジ型勾配調整部50は、基体53を有する。
ここで、基体53には、図示していないが脚体51を収容可能な脚体収容穴が形成されている。
また、図示していないが、脚体収容穴の内側面には、脚体51の表面に形成されたネジ山及びネジ溝と螺合可能な、ネジ山及びネジ溝が形成されている。
従って、例えば基体53を、脚体51が延びる方向を中心に回転させることで、脚体51が脚体収容穴内を摺動し、鉛直方向における基体53からの脚体51の突出長さを変更することができる。
なお、脚体51は、基体53から離脱しないよう構成されている。
また、図1Aに示すように、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面にはネジ型勾配調整部50が取付けられているが、本体10の載置面11とは反対側の面であって足抑え部領域11Bに対応する位置の面には何も取付けられていない。
従って、本発明の腹筋鍛錬器1を使用するにあたって、本体10を床などに置いたときには、本体10の枕部領域11Aの位置が本体10の足抑え部領域11Bの位置よりも鉛直方向上方に配置された状態となる。
すなわち、本発明の腹筋鍛錬器1を使用するときには、本体10は水平面である床に対して常に傾斜した状態となる。
また、ネジ型勾配調整部50は、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面に取付けられており、そして、鉛直方向における基体53からの脚体51の突出長さを変更することができるので、本体10の枕部領域11Aの鉛直方向の位置を変更することができる。
図1Bは、本発明を適用した腹筋鍛錬器の第2の例を示す概略斜視図である。
また、図2(a)は、本発明を適用した第2の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を高くした状態を示す概略側面図であり、図2(b)は、本発明を適用した第2の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を低くした状態を示す概略側面図である。
図1Bに示す本発明の第2の例の腹筋鍛錬器1は、本体10を備える。
ここで、本体10は、長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面11を有する。
また、本体10は一つの平板体であり、座椅子のように座部と背面部とに分かれて屈曲するものではない。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、枕部20を備える。
ここで、枕部20は、本体10の長手方向の一方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、枕部20が取付けられた、長手方向の一方の載置面11は枕部領域11Aである。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、足抑え部30を備える。
ここで、足抑え部30は、本体10の、枕部領域11Aとは反対側の長手方向の他方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、枕部領域11Aとは反対側の長手方向の他方の載置面11は足抑え部領域11Bである。
また、足抑え部30は、本発明の腹筋鍛錬器1を使用する使用者の足を引っ掛けることが可能な構成となっている。
すなわち、足抑え部30は、通常の腹筋運動のときのように足首を抑えて固定した状態にすることができる構成となっている。
図1Bに示すように、足抑え部30は、本体10の足抑え部領域11Bに対して略直交する方向へ延びて一端が足抑え部領域11Bに取付けられた縦部材31と、縦部材31の一端とは反対側の他端と接続されており、かつ、足抑え部領域11Bに対して略平行に延びており、かつ、本体10の長手方向に対して略直交する方向と同じ方向に延びた横部材32とを有し、略T字形状を成している。
また、例えば図2に示すように、足抑え部30と枕部20との間の空間へ向けられた足抑え部30の部分、すなわち縦部材31の部分と横部材32の部分は平坦な平坦面32Aである。
すなわち、平坦面32Aは、載置面11に対して略直交する方向に拡がる面である。
また、例えば図2に示すように、足抑え部30と枕部20との間の空間へ向けられた足抑え部30の部分とは反対側の部分は、その表面が外側へ向けて湾曲した曲面部32Bである。
また、横部材32の足抑え部領域11Bへ向けられた部分と足抑え部領域11Bとの間に空間が形成されており、この空間は、横部材32が延びる方向と同じ方向において、縦部材31を挟んで2箇所に存在する。
その結果、この空間に足首を置き、足の甲を曲面部32Bに当てて足抑え部30に使用者の足を引っ掛けることができる。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、第1の手摺部40を備える。
ここで、第1の手摺部40は、枕部領域11Aと足抑え部領域11Bとの間に位置すると共に、本体10の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、第1の手摺部40が取付けられた、短手方向の一方の載置面11は第1の手摺部領域11Cである。
また、第1の手摺部40は、第1の支柱体40Aを有する。
ここで、第1の支柱体40Aは、本体10の第1の手摺部領域11Cに対して略直交する方向へ延びて一端が第1の手摺部領域11Cに取付けられている。
また、第1の手摺部40は、第1の平行体40Bを有する。
ここで、第1の平行体40Bは、本体10の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、本体10の長手方向の他方へ向けられた一端が、第1の支柱体40Aの第1の手摺部領域11Cに取付けられた一端とは反対側の他端に接続されている。
また、第1の平行体40Bの、本体10の長手方向の一方へ向けられた他端は自由端である。
また、第1の手摺部40は、複数の第1の棒体40Cを有する。
ここで、第1の棒体40Cはそれぞれ、第1の平行体40Bから本体10の第1の手摺部領域11Cへ向けて突出しており、かつ、その先端が自由端である。
すなわち、例えば図2に示すように、第1の棒体40Cの先端は第1の手摺部領域11Cに接しておらず、第1の棒体40Cの先端と第1の手摺部領域11Cとの間には空間が形成されている。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、第2の手摺部41を備える。
ここで、第2の手摺部41は、枕部領域11Aと足抑え部領域11Bとの間に位置すると共に、本体10の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方とは反対側の他方の載置面11に取付けられている。
すなわち、本体10の、第2の手摺部41が取付けられた、短手方向の他方の載置面11は第2の手摺部領域11Dである。
また、第2の手摺部41は、第2の支柱体41Aを有する。
ここで、第2の支柱体41Aは、本体10の第2の手摺部領域11Dに対して略直交する方向へ延びて一端が第2の手摺部領域11Dに取付けられている。
また、第2の手摺部41は、第2の平行体41Bを有する。
ここで、第2の平行体41Bは、本体10の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、本体10の長手方向の他方へ向けられた一端が、第2の支柱体41Aの第2の手摺部領域11Dに取付けられた一端とは反対側の他端に接続されている。
また、第2の平行体41Bの、本体10の長手方向の一方へ向けられた他端は自由端である。
また、第2の手摺部41は、複数の第2の棒体41Cを有する。
ここで、第2の棒体41Cはそれぞれ、第2の平行体41Bから本体10の第2の手摺部領域11Dへ向けて突出しており、かつ、その先端が自由端である。
すなわち、第2の棒体41Cの先端は第2の手摺部領域11Dに接しておらず、第2の棒体41Cの先端と第2の手摺部領域11Dとの間には空間が形成されている。
また、図1に示すように、第1の手摺部40の第1の棒体40Cを通って短手方向に延びる仮想の直線である第1の短手方向直線45と、第2の手摺部41の第2の棒体41Cを通って短手方向に延びる仮想の直線である第2の短手方向直線46は、互いに平行である。
すなわち、第1の手摺部40の第1の棒体40Cと、第2の手摺部41の第2の棒体41Cは、互いに非対称の位置に配置されている。
また、本発明の腹筋鍛錬器1は、ネジ型勾配調整部50を備える。
ここで、ネジ型勾配調整部50は、本体10の長手方向の一方を支持する脚体51を有する。
また、脚体51は一方向に延びている。
また、脚体51の表面には、脚体51が延びる方向に複数のネジ山51Aと複数のネジ溝51Bが交互に形成されている。
また、ネジ型勾配調整部50は、脚体51を本体10に接続するための接続体52を有する。
ここで、接続体52は、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面に取付けられている。
また、接続体52の、本体10に取付けられた面とは反対側の面に、脚体51の一端が取付けられている。
また、接続体52の、本体10の載置面11とは反対側の面に取付けられた面は、水平面に対して斜め方向に延びている。
また、接続体52の、脚体51の一端が取付けられた面は略水平方向に延びている。
また、ネジ型勾配調整部50は、脚体51を収容可能な脚体収容穴53Aが形成された基体53を有する。
ここで、図示していないが、脚体収容穴53Aの内側面には、脚体51の表面に形成されたネジ山51A及びネジ溝51Bと螺合可能な、ネジ山及びネジ溝が形成されている。
従って、例えば基体53を、脚体51が延びる方向を中心に回動させることで、脚体51が脚体収容穴53A内を摺動し、鉛直方向における基体53からの脚体51の突出長さを変更することができる。
なお、脚体51は、基体53から離脱しないよう構成されている。
また、図2などに示すように、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面にはネジ型勾配調整部50が取付けられているが、本体10の載置面11とは反対側の面であって足抑え部領域11Bに対応する位置の面には何も取付けられていない。
従って、本発明の腹筋鍛錬器1を使用するにあたって、本体10を床3などに置いたときには、本体10の枕部領域11Aの位置が本体10の足抑え部領域11Bの位置よりも鉛直方向上方に配置された状態となる。
すなわち、本発明の腹筋鍛錬器1を使用するときには、本体10は水平面である床3に対して常に傾斜した状態となる。
また、ネジ型勾配調整部50は、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面に取付けられており、そして、鉛直方向における基体53からの脚体51の突出長さを変更することができるので、本体10の枕部領域11Aの鉛直方向の位置を変更することができる。
すなわち、基体53からの脚体51の突出長さを大きくすることで、図2(a)に示すように床3に対して本体10が傾斜角Aを成して傾斜し、基体53から脚体51を突出させないことで、図2(b)に示すように床3に対して本体10が、傾斜角Aより小さい傾斜角Bを成して傾斜する。
図3(a)は、本発明を適用した第3の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を高くした状態を示す概略側面図であり、図3(b)は、本発明を適用した第3の例の腹筋鍛錬器の本体の枕部領域の鉛直方向の位置を低くした状態を示す概略側面図である。
図3に示す本発明の第3の例の腹筋鍛錬器1は、本発明の第1の例及び第2の例の腹筋鍛錬器1が備えるネジ型勾配調整部50の代わりに、伸縮型勾配調整部60を備える。
ここで、伸縮型勾配調整部60は、一方向すなわち鉛直方向に伸縮することができ、蛇腹構造を有する伸縮体61を有する。
また、伸縮型勾配調整部は勾配調整部の一例である。
また、伸縮型勾配調整部60は、伸縮体61を本体10に接続するための接続体62を有する。
ここで、接続体62は、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面に取付けられている。
また、接続体62の、本体10に取付けられた面とは反対側の面に、伸縮体61の一端が取付けられている。
また、伸縮体61の一端とは反対側の他端は、床3に配置されている。
また、伸縮体61が一方向に伸縮することができれば、伸縮体61は空気式や、液体式や、電動式など様々な機構を利用できる。
また、接続体62の、本体10の載置面11とは反対側の面に取付けられた面は、水平面に対して斜め方向に延びている。
また、接続体62の、伸縮体61の一端が取付けられた面は略水平方向に延びている。
また、図3に示すように、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面には伸縮型勾配調整部60が取付けられているが、本体10の載置面11とは反対側の面であって足抑え部領域11Bに対応する位置の面には何も取付けられていない。
従って、図3に示す本発明の第3の例の腹筋鍛錬器1を使用するときには、本体10は水平面である床3に対して常に傾斜した状態となる。
また、伸縮型勾配調整部60は、本体10の載置面11とは反対側の面であって枕部領域11Aに対応する位置の面に取付けられており、そして、伸縮体61が鉛直方向に伸縮することができるので、本体10の枕部領域11Aの鉛直方向の位置を変更することができる。
すなわち、伸縮体61を伸ばすことで、図3(a)に示すように床3に対して本体10が傾斜角Cを成して傾斜し、伸縮体61を縮めることで、図3(b)に示すように床3に対して本体10が、傾斜角Cより小さい傾斜角Dを成して傾斜する。
また、図3に示す本発明の第3の例の腹筋鍛錬器1は、図1Bに示す本発明の第2の例の腹筋鍛錬器1と同じ、枕部20と、足抑え部30と、第1の手摺部40と、図示していないが第2の手摺部とを備える。
このように、ネジ型勾配調整部50も伸縮型勾配調整部60も、本体10を曲げることなく本体10の長手方向に延びた状態を維持して、本体10の枕部領域11Aの鉛直方向の位置を変更することができる。
本発明の腹筋鍛錬器が備える手摺部は、必ずしも第1の支柱体あるいは第2の支柱体すなわち支柱体と、第1の平行体あるいは第2の平行体すなわち平行体と、第1の棒体あるいは第2の棒体すなわち棒体を有していなくてもよい。
しかし、手摺部が、支柱体と、平行体と、棒体とを有していれば、使用者は平行体の自由端である他端側から、棒体の自由端である先端と本体の載置面との間の空間に腕を入れ、複数の棒体が突出しているときには、腕を動かして棒体を素早く持ち替えることができるので好ましい。
また、必ずしも第1の短手方向直線と第2の短手方向直線は互いに平行でなくてもよい。すなわち、第1の手摺部の第1の棒体と第2の手摺部の第2の棒体とは、必ずしも互いに非対称の位置に配置されていなくてもよい。
しかし、第1の短手方向直線と第2の短手方向直線が互いに平行であれば、すなわち、第1の棒体と第2の棒体とが互いに非対称の位置に配置されていれば、片側に体重をかけてしまう傾向の使用者でも手摺部の棒体を掴み易いので好ましい。
また、必ずしも足抑え部と枕部との間の空間へ向けられた足抑え部の部分は平坦でなくてもよい。
しかし、足抑え部と枕部との間の空間へ向けられた足抑え部の部分が平坦であれば、本体の枕部領域の鉛直方向の位置が高くなっても、すなわち本体と水平面との間の傾斜角が大きくなっても、使用者は足抑え部の平坦な部分に足を載せて腹筋運動を行うことができるので好ましい。
また、足抑え部は必ずしも、縦部材と横部材とを有する略T字形状を成した構成でなくてもよく、様々な形状のものとすることができる。
図4は、図3に示した本発明を適用した第3の例の腹筋鍛錬器を使用して腹筋を鍛錬する様子の一例を示す概略図である。
また、図5は、本発明を適用した第4の例の腹筋鍛錬器を使用して腹筋を鍛錬する様子の一例を示す概略図である。
図4に示すように、本発明の腹筋鍛錬器1の使用者2は、本体10の載置面11に背中や臀部を当てた姿勢を取る。
このとき、伸縮体61が鉛直方向に伸びているので、図3(a)に示す状態と同じように床3に対する本体10の傾斜角が大きい状態である。
この場合、図4に示すように、使用者2は足抑え部30の平坦面32Aに足を載せ、足抑え部30上に立っているような姿勢となる。
床3に対する本体10の傾斜角が大きく、このような姿勢を取らないと、使用者2の足が滑り落ちて本体10からはみ出し、床3に当たるからである。
そして使用者2は、第1の手摺部40の第1の棒体40C及び、図示していないが第2の手摺部の第2の棒体をそれぞれ手で掴み、上体を起こしたり倒したりして腹筋を鍛錬する。
また、図5に示す本発明の第4の例の腹筋鍛錬器1は、本発明の第3の例の腹筋鍛錬器1が備える、支柱体と平行体と棒体とで構成された手摺部の代わりに棒状手摺部42を備える。
ここで、棒状手摺部42は、第1の手摺部40と同様に、枕部領域と足抑え部領域との間に位置すると共に、本体10の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面11に取付けられている。
また、棒状手摺部42は、本体10の載置面11に対して略直交する方向へ延びて載置面11に取付けられており、かつ、棒形状を有する。
また、図5において図示していないが、短手方向の一方とは反対側の他方の載置面11にも別の棒状手摺部が取付けられている。
また、図5に示す本発明の第4の例の腹筋鍛錬器1は、図3に示す本発明の第3の例の腹筋鍛錬器1と同じ、枕部20と、足抑え部30と、伸縮型勾配調整部60とを備える。
また、図5に示すように、本発明の腹筋鍛錬器1の使用者2は、本体10の載置面11に背中や臀部を当てた姿勢を取る。
このとき、図4に示す本発明の腹筋鍛錬器1とは異なり、伸縮体61は縮んでいるので、図3(b)に示す状態と同じように床3に対する本体10の傾斜角は小さい状態である。
この場合、図5に示すように横部材32と本体10との間に形成された空間に足首を置き、足の甲を曲面部32Bに当てて足抑え部30に使用者2の足を引っ掛ける。
図4に示す本発明の腹筋鍛錬器1の本体10の床3に対する傾斜角よりも、図5に示す本発明の腹筋鍛錬器1の本体10の床3に対する傾斜角の方が小さいので、使用者2の足が滑り落ちて本体10からはみ出し、床3に当たることはないからである。
そして使用者2は、棒状手摺部42及び、図示していない別の棒状手摺部をそれぞれ手で掴み、上体を起こしたり倒したりして腹筋を鍛錬する。
また、手摺部は、必ずしも本体の載置面に対して略直交する方向へ延びて載置面に取付けられていなくてもよく、また、棒形状を有していなくてもよい。
しかし、手摺部が、本体の載置面に対して略直交する方向へ延びて載置面に取付けられており、かつ、棒形状を有していれば、載置面に近い位置に手摺部が存在するので、使用者が手摺部を掴み易くなり、上体を起こしたり倒したりし易くなるため好ましい。
また、第1の手摺部及び第2の手摺部、さらに棒状手摺部は、着脱可能に載置面に取付けられる構成とすることができる。
このような構成とすることで、例えば本体の短手方向の一方の載置面には第1の手摺部が取付けられ、本体の短手方向の他方の載置面には棒状手摺部が取付けられるという構成とすることができ、使用者にとって使い易い種類の手摺部を取付けることができる。
以上のように、本発明の腹筋鍛錬器は、使用されるにあたって、本体を床などに置いたときには、本体の枕部領域の位置が本体の足抑え部領域の位置よりも鉛直方向上方に配置された状態となるので、本体を床などに置いたときに本体の載置面が略水平となる構成よりも、使用者は載置面上において上体を起こしたり倒したりし易い。
また、本発明の腹筋鍛錬器は、第1の手摺部及び第2の手摺部、並びに棒状手摺部、すなわち手摺部を備えているので、使用者は手摺部を掴むなどしながら、上体を起こしたり倒したりすることができ、上体の起倒を行い易い。
また、本発明の腹筋鍛錬器は、ネジ型勾配調整部または伸縮型勾配調整部すなわち勾配調整部を備えているので、腹筋にかける負荷の大きさを調整できる。
腹筋運動においては、上体を起こすときだけでなく、上体を倒すときにも筋力を使うため、高齢者など筋力が衰えた人が腹筋運動を行い易くするためには、上体を起こし易くするだけでなく、上体を倒し易くすることも考慮する必要がある。
従って、本発明の腹筋鍛錬器は、前述のような本体や、手摺部や、勾配調整部を備えているので、本発明の腹筋鍛錬器の使用することによって、筋力が衰えた人も腹筋の鍛錬を行い易い。
1 腹筋鍛錬器
2 使用者
3 床
10 本体
11 載置面
11A 枕部領域
11B 足抑え部領域
11C 第1の手摺部領域
11D 第2の手摺部領域
15 足抑え部
15A 支柱体
15B 平行体
17 第1の手摺部
17A 第1の支柱体
17B 第1の平行体
18 第2の手摺部
18A 第2の支柱体
18B 第2の平行体
20 枕部
30 足抑え部
31 縦部材
32 横部材
32A 平坦面
32B 曲面部
40 第1の手摺部
40A 第1の支柱体
40B 第1の平行体
40C 第1の棒体
41 第2の手摺部
41A 第2の支柱体
41B 第2の平行体
41C 第2の棒体
42 棒状手摺部
45 第1の短手方向直線
46 第2の短手方向直線
50 ネジ型勾配調整部
51 脚体
51A ネジ山
51B ネジ溝
52 接続体
53 基体
53A 脚体収容穴
60 伸縮型勾配調整部
61 伸縮体
62 接続体

Claims (3)

  1. 長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面を有し、かつ、長手方向の一方の同載置面の位置が、長手方向の一方とは反対側の他方の同載置面の位置よりも鉛直方向上方に配置されて使用可能である本体と、
    該本体の長手方向の一方の前記載置面に取付けられた枕部と、
    前記本体の前記枕部が取付けられた一方の前記載置面である枕部領域とは反対側の他方の前記載置面に取付けられており、かつ、使用者の足を引っ掛けることが可能な足抑え部と、
    前記枕部領域と前記足抑え部が取付けられた前記本体の他方の前記載置面である足抑え部領域との間に位置すると共に、同本体の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の前記載置面及び同短手方向の一方とは反対側の他方の前記載置面に取付けられた手摺部と、
    前記本体の前記枕部領域の鉛直方向の位置を変更可能な勾配調整部とを備え
    前記手摺部は、前記本体の前記載置面に対して略直交する方向へ延びて同載置面に取付けられた支柱体と、前記本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端が前記支柱体に接続されており、かつ、同本体の長手方向の一方へ向けられた他端が自由端である平行体と、該平行体から前記本体の前記載置面へ向けて突出しており、かつ、先端が自由端である棒体とを有し、
    前記短手方向の一方の前記載置面に取付けられた前記手摺部の前記棒体を通って同短手方向に延びる直線と、前記短手方向の他方の前記載置面に取付けられた前記手摺部の前記棒体を通って同短手方向に延びる直線は、互いに平行である
    腹筋鍛錬器。
  2. 前記足抑え部と前記枕部との間の空間へ向けられた同足抑え部の部分は平坦である
    請求項1に記載の腹筋鍛錬器。
  3. 長手方向に延びており、かつ、平坦な載置面を有し、かつ、長手方向の一方の同載置面の位置が、長手方向の一方とは反対側の他方の同載置面の位置よりも鉛直方向上方に配置されて使用可能である本体と、
    該本体の長手方向の一方の前記載置面に取付けられた枕部と、
    前記本体の前記枕部が取付けられた一方の前記載置面である枕部領域とは反対側の他方の前記載置面に、同載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた縦部材と、該縦部材の一端とは反対側の他端と接続されており、かつ、同縦部材が取付けられた載置面に対して略平行に延びており、かつ、同載置面との間に空間を形成する横部材とを有し、かつ、前記枕部との間の空間へ向けられた前記縦部材の部分及び前記枕部との間の空間へ向けられた前記横部材の部分がそれぞれ平坦である足抑え部と、
    前記枕部領域と前記足抑え部が取付けられた前記本体の他方の前記載置面である足抑え部領域との間に位置すると共に同本体の長手方向に対して略直交する方向である短手方向の一方の載置面に、同載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた第1の支柱体と、前記本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端が、前記第1の支柱体の一端とは反対側の他端に接続されており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端とは反対側の他端が自由端である第1の平行体と、該第1の平行体から前記本体の前記載置面へ向けて突出しており、かつ、先端と同載置面との間に空間を形成する第1の棒体とを有する第1の手摺部と、
    前記枕部領域と前記足抑え部領域との間に位置すると共に短手方向の一方とは反対側の他方の載置面に、同載置面に対して略直交する方向へ延びて一端が取付けられた第2の支柱体と、前記本体の長手方向と同じ方向に延びており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端が、前記第2の支柱体の一端とは反対側の他端に接続されており、かつ、同本体の長手方向の他方へ向けられた一端とは反対側の他端が自由端である第2の平行体と、該第2の平行体から前記本体の前記載置面へ向けて突出しており、かつ、先端と同載置面との間に空間を形成する第2の棒体とを有する第2の手摺部と、
    前記本体の前記枕部領域の鉛直方向の位置を変更可能な勾配調整部とを備える
    腹筋鍛錬器。
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