JP6260561B2 - 異常情報生成装置及び車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車輪速センサに関する偏差異常を表す情報を生成する異常情報生成装置、及び異常情報生成装置を含む車両制御システムに関する。
車輪速に基づいて第1車速を算出し、トランスミッションの出力軸の回転速度に基づいて第2車速を算出し、算出された第1車速と第2車速との偏差を求め、偏差の値に基づいて車速情報が正常かどうかを診断し、車速情報が正常ではないと診断した場合にはエンジンの自動停止を禁止する車両用制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-034912号公報
特許文献1に記載の構成は、車速情報が正常であるか否かを判断しているだけであり、車輪速センサの異常の有無を判定するものではない。
ところで、車輪速センサの異常の形態としては、断線、電源−グランド間のショート、異常な出力状態(Out of Range)などのほかに、偏差異常(Rationality)がある。偏差異常が発生すると、車輪速センサに基づく車速情報の信頼度が低下しうるので、偏差異常を精度良く検出できることは有用となる。
この点、特許文献1に記載の構成では、第2車速が正常であることを前提とすると、車速情報が正常でない場合は、第1車速を算出するために用いられる車輪速センサに何らかの異常があると推定できる。
ところで、車両が例えばぬかるみにスタックしている場合、運転者がアクセルペダルを踏み込みこんで比較的大きな駆動力が発生すると、車輪のスリップが発生しうる。車輪のスリップが発生すると、車輪速センサが正常である場合であっても、第1車速と第2車速との偏差が大きくなりうる。かかる理由から、単に第1車速と第2車速との偏差のみに基づいて車輪速センサの異常を判定する方法では、異常の判定精度が悪くなる虞がある。尚、このような問題は、単に複数の車輪速センサの各値間の偏差のみに基づいて車輪速センサの異常を判定する方法においても、同様に生じる。これは、車輪のスリップが発生すると、全ての車輪速センサが正常である場合であっても、車輪速センサの各値間の偏差が大きくなりうるためである。
かかる問題点を鑑み、車輪のスリップが発生しないような車両停止状態(第2車速=0の状態)のみにおいて、車輪速センサの各値が正常範囲(0以上且つ所定値以下)であるか否かを判定することで、車輪速センサの異常を検出する方法も考えられる。
しかしながら、かかる方法では、車輪速センサの値が正常値よりも小さくなる形態の異常を検出することが難しい。かかる形態の異常を有する車輪速センサは、車両停止状態では0付近の値を出力するので、正常値と見做される可能性があるためである。
そこで、本発明は、車輪速センサの値が正常値よりも小さくなる形態の異常を精度良く検出できる異常情報生成装置等の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、車両の各車輪に搭載される複数の車輪速センサに関する偏差異常を表す情報を生成する異常情報生成装置であって、
制動力が車輪に付与されており、各駆動輪に駆動力を伝達する各駆動輪に共通の回転部材の回転数に基づく車体速度が第1閾値より大きく、且つ、前記複数の車輪速センサのうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが、前記第1閾値より小さい第2閾値未満である場合、前記情報を生成する異常判定部と、前記異常判定部により前記情報が生成された場合に、前記複数の車輪速センサに基づくエンジン制御装置によるエンジンの自動停止を禁止する禁止部とを含む、異常情報生成装置が提供される。
本発明によれば、車輪速センサの値が正常値よりも小さくなる形態の異常を精度良く検出できる異常情報生成装置等が得られる。
本発明による車両制御システム1の一例を示す図である。 車両制御システム1により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 偏差異常判定処理の一例を示すフローチャートである。 図3の偏差異常判定処理の説明図である。 S&S制御処理の一例を示すフローチャートである。 駆動力制御装置12により実行されるエンジン停止/始動処理の一例を示すフローチャートである。 点灯要求出力処理の一例を示すフローチャートである。 点灯制御処理の一例を示すフローチャートである。 図3に示した偏差異常判定処理の代替例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による車両制御システム1の一例を示す図である。
車両制御システム1は、エコラン制御装置10(異常情報生成装置の一例)と、駆動力制御装置12と、ブレーキ制御装置14と、メーター制御装置16とを含む。エコラン制御装置10、駆動力制御装置12、ブレーキ制御装置14及びメーター制御装置16は、それぞれ、ECU(Electronic Control Unit)により形成され、CAN(controller area network)70により接続される。
エコラン制御装置10には、アクセル開度(アクセル操作量)を検出するアクセル開度センサ46が接続される。エコラン制御装置10は、異常判定部101と、S&S制御処理部102(禁止部の一例)と、点灯制御部103とを含む。エコラン制御装置10の機能は後述する。
駆動力制御装置12は、エンジン40及びトランスミッション42を制御する。例えば、駆動力制御装置12は、アクセルペダルの操作量に応じて決定される運転者要求駆動力を発生するように、エンジン40及びトランスミッション42を制御する。また、ACC(Adaptive Cruise Control)などの車速自動制御機能を備える車両においては、駆動力制御装置12は、先行車との関係で決定される要求駆動力を発生するように、エンジン40及びトランスミッション42を制御する。尚、駆動力制御装置12は、所定値Fbt以上の要求制動力(運転者要求制動力を含む)が発生する状況下では、運転者要求駆動力等の要求駆動力を最小値に補正する(ブレーキオーバーライド機能)。この場合、例えば、駆動力制御装置12は、スロットル開度が最小値(エンジンストールが生じない範囲の最小値)になるように制御する。尚、所定値Fbtは、例えば、ブレーキ制御装置14がストップランプ41を点灯させるときの閾値に対応する。
駆動力制御装置12には、トランスミッション42のアウトプットシャフトの回転数を検出する出力軸回転数センサ22が接続される。駆動力制御装置12は、出力軸回転数センサ22の出力信号に基づいて、車体速度V1を算出し、CAN70に周期的に出力する。
ブレーキ制御装置14は、ブレーキ20を制御して、車輪に制動力(回転を制動する摩擦力)を付与する。ブレーキ20は、図示しないが、マスタシリンダ、各輪のホイールシリンダ、ポンプやソレノイドバルブ等が設けられる油圧回路を含む。例えば、ブレーキ制御装置14は、ブレーキペダルの操作量に応じて決定される運転者要求制動力を発生するように、ブレーキ20を制御する。また、ACCやプリクラッシュセーフティなどの自動制動機能を備える車両においては、ブレーキ制御装置14は、先行車との関係で決定される要求制動力を発生するように、ブレーキ20を制御する。
ブレーキ制御装置14には、車輪速センサ30と、ストップランプ41と、マスタシリンダ圧センサ44とが接続される。ブレーキ制御装置14は、所定値Fbt以上の要求制動力(運転者要求制動力を含む)が発生した場合に、ストップランプスイッチ(図示せず)をオンして、ストップランプ41を点灯させる。ブレーキ制御装置14は、ストップランプ41の状態(例えば、ストップランプスイッチのON/OFF状態)や、マスタシリンダ圧センサ44の検出値に基づくマスタシリンダ圧を、CAN70に周期的に出力する。
車輪速センサ30は、各輪に設けられる車輪速センサ301,302,303,304を含む。車輪速センサ301は、右前輪に、車輪速センサ302は、左前輪に、車輪速センサ303は、右後輪に、車輪速センサ304は、左後輪に、それぞれ設けられる。以下、4輪のそれぞれに係る車輪速センサを個別に指示するときは、車輪速センサ301,302,303,304という表記を用いる。ブレーキ制御装置14は、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値をCAN70に周期的に出力する。尚、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値は、パルス幅であってもよいが、以下では、一例として、車速への変換値であるとする。
ブレーキ制御装置14は、車輪速センサ30の出力信号に基づいて、車体速度V2を算出し、CAN70に周期的に出力する。例えば、ブレーキ制御装置14は、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値の平均値に基づいて、車体速度V2を算出する。ブレーキ制御装置14は、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値のうちの転動輪に係る検出値の平均値に基づいて、車体速度V2を算出してもよい。
メーター制御装置16は、メータ(図示せず)の表示を制御する。メータは、警告灯24を含む。
図2は、車両制御システム1により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、例えばイグニッションスイッチがオンである間、所定周期毎に実行される。
ステップS3では、エコラン制御装置10の異常判定部101は、偏差異常判定処理を実行する。偏差異常判定処理の一例は後述する。
ステップS5では、エコラン制御装置10のS&S制御処理部102は、偏差異常判定処理結果に基づいて、S&S(Stop & Start)制御処理を実行する。S&S制御処理の一例は後述する。
ステップS7では、エコラン制御装置10の点灯制御部103は、偏差異常判定処理結果に基づいて、点灯要求出力処理を実行する。点灯要求出力処理の一例は後述する。
ステップS8では、メーター制御装置16は、点灯要求出力処理結果に基づいて、警告灯24の点灯制御処理を実行する。点灯制御処理の一例は後述する。
図3は、偏差異常判定処理の一例を示すフローチャートである。図3に示す偏差異常判定処理は、図2のステップS3の処理として実行される。
ステップS302では、エコラン制御装置10の異常判定部101は、タイマT1が所定値Tth以上であるか否かを判定する。所定値Tthは0より大きい値であり、例えば5sec相当である。タイマT1の初期値は、例えば"0"である。
ステップS304では、異常判定部101は、CAN70を介して直近に取得したマスタシリンダ圧及びストップランプ41の状態を読み出す。
ステップS306では、異常判定部101は、マスタシリンダ圧及びストップランプ41の状態に基づいて、制動力が車輪に付与されているか否かを判定する。例えば、異常判定部101は、以下の条件(1)及び(2)のいずれかが満たされた場合に、制動力が車輪に付与されていると判定する。
条件(1)マスタシリンダ圧が所定値以上であること。
条件(2)ストップランプ41が点灯していること。
尚、他の例では、異常判定部101は、CAN70を介して取得可能なブレーキ操作量や要求制動力(運転者要求制動力を含む)等に基づいて、制動力が車輪に付与されているか否かを判定してもよい。判定結果が"YES"の場合は、ステップS308に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS338に進む。
ステップS308では、異常判定部101は、CAN70を介して直近に取得した車体速度V1を読み出す。
ステップS310では、異常判定部101は、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きいか否かを判定する。所定閾値Vth1は、例えば、3km/h〜9km/hの範囲内の値である。判定結果が"YES"の場合は、ステップS312に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS338に進む。
ステップS312では、異常判定部101は、CAN70を介して直近に取得した車輪速センサ301,302,303,304の各検出値を読み出す。
ステップS314では、異常判定部101は、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値のうち、任意の1つの車輪速センサの検出値のみが、所定閾値Vth2より小さいか否かを判定する。所定閾値Vth2は、0よりも大きいが所定閾値Vth1より小さい。例えば、所定閾値Vth2は、3km/h程度である。判定結果が"YES"の場合は、ステップS316に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS350に進む。
ステップS316では、異常判定部101は、車輪速センサ301,302,303,304のうちの、偏差異常候補となる車輪速センサを特定する番号M(以下、「偏差異常候補センサ番号M」という)が、無効値"NULL"であるか否かを判定する。偏差異常候補センサ番号Mの初期値は無効値"NULL"である。偏差異常候補センサ番号Mが無効値"NULL"であることは、現時点で偏差異常候補が存在しないことを意味する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS318に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS320に進む。
ステップS317では、異常判定部101は、異常判定部101は、偏差異常候補センサ番号Mを更新する。即ち、異常判定部101は、偏差異常候補センサ番号M(無効値"NULL")を、今回周期で所定閾値Vth2より小さい検出値を出力した車輪速センサを特定する番号により置き換える。
ステップS318では、異常判定部101は、第1カウンタC1を"1"だけインクリメントする。第1カウンタC1の初期値は"0"である。
ステップS320では、異常判定部101は、今回周期で所定閾値Vth2より小さい検出値を出力した車輪速センサを特定する番号が、偏差異常候補センサ番号Mと一致するか否かを判定する。即ち、異常判定部101は、車輪速センサ301,302,303,304のうちの、所定閾値Vth2より小さい検出値を今回周期に出力した車輪速センサが、所定閾値Vth2より小さい検出値を前回周期に出力した車輪速センサと同一か否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS322に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS340に進む。
ステップS322では、異常判定部101は、第1カウンタC1を"1"だけインクリメントする。
ステップS324では、異常判定部101は、第1カウンタC1が所定閾値Cth1以上であるか否かを判定する。所定閾値Cth1は、例えば5sec相当の周期数に対応する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS326に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS326では、異常判定部101は、第1カウンタC1を"0"にリセットする。
ステップS328では、異常判定部101は、第2カウンタC2を"1"だけインクリメントする。第2カウンタC2の初期値は"0"である。
ステップS329では、異常判定部101は、異常判定部101は、タイマT1を"0"にリセットする。
ステップS330では、異常判定部101は、第2カウンタC2が所定閾値Cth2以上であるか否かを判定する。所定閾値Cth2は、偏差異常の必要な検出精度等に応じて決定され、例えば"2"である。判定結果が"YES"の場合は、ステップS332に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS332では、異常判定部101は、偏差異常フラグFraを"1"にセットする。偏差異常フラグFraが"1"であることは、偏差異常が検出されたことを意味する。
ステップS334では、異常判定部101は、第2カウンタC2を"0"にリセットする。
ステップS338では、異常判定部101は、第1カウンタC1を"0"にリセットする。
ステップS340では、異常判定部101は、偏差異常候補センサ番号Mを更新する。即ち、異常判定部101は、偏差異常候補センサ番号Mを、今回周期で所定閾値Vth2より小さい検出値を出力した車輪速センサを特定する番号により置き換える。
ステップS342では、異常判定部101は、第1カウンタC1を"1"にセットする。
ステップS344では、異常判定部101は、第2カウンタC2を"0"にリセットする。
ステップS350では、異常判定部101は、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値が、所定閾値Vth2以上であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS352に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS354に進む。
ステップS352では、異常判定部101は、偏差異常フラグFraを"0"にセットする。
ステップS354では、異常判定部101は、偏差異常候補センサ番号Mを無効値"NULL"にセットする。
ステップS356では、異常判定部101は、第1カウンタC1を"0"にセットすると共に、第2カウンタC2を"0"にセットする。
図3に示す偏差異常判定処理によれば、制動力が車輪に付与されており、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きく、且つ、車輪速センサ301,302,303,304のうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが所定閾値Vth2未満である場合、偏差異常フラグFraが"1"にセットされる。
図4は、図3の偏差異常判定処理の説明図であり、各種状態の時系列を示すタイムチャートである。図4には、上から順に、車体速度V1の時系列、右前輪に係る車輪速センサ301の検出値の時系列、左前輪に係る車輪速センサ302の検出値の時系列、右後輪に係る車輪速センサ303の検出値の時系列、左後輪に係る車輪速センサ304の検出値の時系列、マスタシリンダ圧の時系列、及び、ストップランプスイッチのON/OFF状態の時系列が示されている。
図4に示す例では、時刻t0にて所定値Fbt以上の要求制動力が発生し、ストップランプスイッチがオンとなる。時刻t01〜t1の期間、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きく、且つ、車輪速センサ301,302,303,304のうちの車輪速センサ303の検出値だけが所定閾値Vth2未満である状態が継続される。この結果、第1カウンタC1が所定閾値Cth1以上となり、第2カウンタC2が"1"になる。時刻t1には、要求制動力が0となり、ストップランプスイッチがオフとなる。次いで、時刻t2にて所定値Fbt以上の要求制動力が発生し、ストップランプスイッチが再びオンとなる。時刻t21〜t3の期間、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きく、且つ、車輪速センサ301,302,303,304のうちの車輪速センサ303の検出値だけが所定閾値Vth2未満である状態が再び継続される。この結果、第1カウンタC1が所定閾値Cth1以上となり、第2カウンタC2が"2"になる。所定閾値Cth2が"2"である場合は、ステップS330の判定結果が"YES"となり、偏差異常フラグFraが"1"にセットされる。
ところで、車両が例えばぬかるみにスタックしている場合、運転者がアクセルペダルを踏み込みこんで駆動力が発生すると、車輪のスリップが発生しうる。車輪のスリップが発生すると、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値間に偏差が発生する場合がある。また、同様に、例えば3つの車輪が低μの路面上にあり、1つの車輪だけが高μの路面上にある場合、運転者がアクセルペダルを踏み込みこんで駆動力が発生すると、高μの路面上の車輪に係る車輪速だけが0に近くなる。このように、車輪に比較的大きい駆動力(例えばクリープトルクに係る駆動力よりも有意に大きい駆動力)が付与されている状態では、車輪速センサ301,302,303,304が正常である場合であっても、各輪が接する路面μの相違に依存して、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値間に偏差が発生する場合がある。
この点、図3に示す偏差異常判定処理によれば、制動力が車輪に付与されており、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きく、且つ、車輪速センサ301,302,303,304のうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが所定閾値Vth2未満である場合、偏差異常フラグFraが"1"にセットされる。制動力が車輪に付与されている状態では、車輪に比較的大きい駆動力が付与されていない。典型的には、制動力が車輪に付与されている状態では、要求駆動力は最小値となる。従って、図3に示す偏差異常判定処理によれば、車輪に比較的大きい駆動力が付与されている状態における車輪速センサ301,302,303,304の各検出値を用いずに、偏差異常を判定するので、偏差異常を精度良く検出できる。
また、図3に示す偏差異常判定処理によれば、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きいことを条件として、車輪速センサ301,302,303,304のうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが所定閾値Vth2未満であるかが判定される。これにより、正常値よりも小さい値を出力する形態の車輪速センサの異常を精度良く検出できる。これは、車輪速センサ301,302,303,304に、かかる形態の異常がない場合には、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きい状況下では、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値が所定閾値Vth2以上になることが高い確度で期待できるためである。また、車体速度V1が所定閾値Vth1以下の小さい値(例えば0近傍)であるときは、かかる形態の異常を有する車輪速センサが車輪速センサ301,302,303,304に含まれている場合でも、車輪速センサ301,302,303,304の各検出値が所定閾値Vth2未満になる場合があるためである(例えば、図4の時刻t4〜t5の期間参照)。即ち、車体速度V1が所定閾値Vth1以下の小さい値(例えば0近傍)であるときは、かかる形態の異常を有する車輪速センサ(図4の車輪速センサ303の値(RR車輪速)の波形参照)は、車両停止状態では0(正常値)付近の値を出力するので、異常がないと見做される可能性があるためである。
また、図3に示す偏差異常判定処理によれば、制動力が車輪に付与されており、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きく、且つ、車輪速センサ301,302,303,304のうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが所定閾値Vth2未満である状態が、所定時間(所定閾値Cth1に対応する時間)以上継続した場合に、偏差異常フラグFraが"1"にセットされる。これにより、ノイズ等の影響を低減して、偏差異常判定処理結果の信頼性を高めることができる。
また、図3に示す偏差異常判定処理によれば、制動力が車輪に付与されており、車体速度V1が所定閾値Vth1より大きく、且つ、車輪速センサ301,302,303,304のうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが所定閾値Vth2未満である状態が、所定時間(所定閾値Cth1に対応する時間)以上継続する事象が、複数回(所定閾値Cth2)発生した場合に、偏差異常フラグFraが"1"にセットされる。これにより、ノイズ等の影響を低減して、偏差異常判定処理結果の信頼性を高めることができる。
図5は、S&S制御処理の一例を示すフローチャートである。図5に示すS&S制御処理は、図2のステップS5の処理として実行される。
ステップS502では、エコラン制御装置10のS&S制御処理部102は、アクセル開度センサ46の検出値に基づいて、アクセル開度が0であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS503に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS512に進む。
ステップS503では、S&S制御処理部102は、CAN70を介して直近に取得した車体速度V2を読み出す。
ステップS504では、S&S制御処理部102は、車体速度V2が所定閾値Vth3未満であるか否かを判定する。所定閾値Vth3は、例えば、3km/h〜15km/hの範囲内の値である。所定閾値Vth3は、所定閾値Vth1と同一であってもよい。判定結果が"YES"の場合は、ステップS506に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS512に進む。
ステップS506では、S&S制御処理部102は、ステップS502及びステップS504以外の停止条件(以下、「他の停止条件」という)が成立したか否かを判定する。他の停止条件は、例えば、以下の条件(11)〜(13)のすべて満たされる場合に、停止条件が成立する。
条件(11):バッテリの充電状態(SOC:State Of Charge)が所定値以上であること。
条件(12):ブレーキブースター内の負圧が所定閾値より真空側であること。
条件(13):車輪速センサ30の検出値に基づく道路勾配が所定値以下であること。
尚、条件(11)〜(13)は一例であり、適宜変更可能である。また、条件(11)〜(13)に対するアンド条件として、運転者のブレーキの操作状態や空調状態に関する条件が付加されてもよい。判定結果が"YES"の場合は、ステップS508に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS512に進む。
ステップS508では、S&S制御処理部102は、偏差異常フラグFraが"0"であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS510に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS512に進む。
ステップS512では、S&S制御処理部102は、S&S指示フラグFtを"1"にセットする。S&S指示フラグFtについては後述する。
ステップS514では、S&S制御処理部102は、S&S指示フラグFtを"0"にセットする。
図5に示す処理によれば、偏差異常フラグFraが"0"である場合には、S&S指示フラグFtが"0"にセットされる。
図6は、駆動力制御装置12により実行されるエンジン停止/始動処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、例えばイグニッションスイッチがオンである間、所定周期毎に実行される。
ステップS602では、駆動力制御装置12は、エンジン状態フラグFetが"1"であるか否かを判定する。エンジン状態フラグFetは、"1"であるときエンジンが停止中であることを表し、"0"であるときエンジンが運転中であることを表す。判定結果が"YES"の場合は、ステップS604に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS610に進む。
ステップS604では、駆動力制御装置12は、S&S指示フラグFtが"1"であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS606に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS606では、駆動力制御装置12は、エンジン停止処理を実行する。エンジン停止処理は、燃料カットを行うことで、エンジン40の回転数を0まで低減する処理を含む。
ステップS608では、駆動力制御装置12は、エンジン状態フラグFetを"1"にセットする。
ステップS610では、駆動力制御装置12は、S&S指示フラグFtが"0"であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS612に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS612では、駆動力制御装置12は、エンジン始動処理を実行する。エンジン停止処理は、スタータ(図示せず)を駆動してエンジン40の回転数をアイドル回転数まで上昇させる処理を含む。
ステップS614では、駆動力制御装置12は、エンジン状態フラグFetを"0"にセットする。
ところで、図5に示した処理では、車体速度V2が所定閾値Vth3未満であることを一条件として、S&S指示フラグFtが"1"にセットされる。しかしながら、偏差異常が発生している場合は、車体速度V2の信頼性が低い可能性がある。かかる信頼性の低い可能性がある車体速度V2に基づいて、エンジン停止処理(図6のステップS606)が実行されてしまうことは、好ましくない。
この点、図6に示す処理によれば、図5に示した処理との関係で、偏差異常フラグFraが"1"である場合には、エンジン停止処理が実行されない。即ち、上述の如く、図5に示した処理によれば、偏差異常フラグFraが"1"である場合には、停止条件が成立した場合でも、S&S指示フラグFtが"0"にセットされる。従って、偏差異常フラグFraが"1"である場合には、図6に示す処理によってエンジン停止処理が実行されることはない。このようにして、図5及び図6に示す処理によれば、偏差異常フラグFraが"1"である場合には、エンジン停止処理が実行されることを禁止できる。これにより、信頼性の低い可能性がある車体速度V2に基づいてエンジン停止処理が実行されてしまうことを抑制できる。
図7は、点灯要求出力処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す点灯要求出力処理は、図2のステップS7の処理として実行される。
ステップS700では、エコラン制御装置10の点灯制御部103は、偏差異常フラグFraが"1"であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS702に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS702では、点灯制御部103は、点灯要求をCAN70に出力する。尚、点灯制御部103は、点灯要求をCAN70に出力することに加えて、点灯要求を出力したことを示すダイアグ情報を所定のメモリに記憶してもよい。
図7に示す処理によれば、偏差異常フラグFraが"1"である場合に、点灯要求をCAN70に出力できる。この結果、後述の図8の処理との関係で、偏差異常フラグFraが"1"である場合に、メーター制御装置16に警告灯24を点灯させることができる。
図8は、点灯制御処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す点灯制御処理は、図2のステップS8の処理として実行される。
ステップS800では、メーター制御装置16は、点灯要求をCAN70を介して受信したか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS802に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS802では、メーター制御装置16は、警告灯24を点灯する。
図8に示す処理によれば、偏差異常フラグFraが"1"である場合に、警告灯24を点灯できる。これにより、整備や点検等をユーザに促すことができる。
図9は、図3に示した偏差異常判定処理の代替例を示すフローチャートである。
図9に示す偏差異常判定処理は、図3に示した偏差異常判定処理に対して、ステップS306の処理が、ステップS900に置換された点が異なる。
ステップS900では、異常判定部101は、要求駆動力が所定値Fd以下であるか否かを判定する。所定値Fdは、要求駆動力の取り得る範囲の最小値であってよい。要求駆動力が所定値Fd以下であるか否かは、CAN70を介して取得可能な要求駆動力に基づいて判定できる。或いは、要求駆動力が所定値Fd以下であるか否かは、アクセル開度に基づいて判定してもよい。例えば、アクセル開度が0である場合に、要求駆動力が所定値Fd以下であると判定してもよい。判定結果が"YES"の場合は、ステップS308に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS338に進む。
図9に示す偏差異常判定処理によっても、図3に示した偏差異常判定処理と同様の効果が得られる。即ち、図9に示す偏差異常判定処理によれば、車輪に比較的大きい駆動力が付与されている状態における車輪速センサ301,302,303,304の各検出値を用いずに、偏差異常を判定するので、偏差異常を精度良く検出できる。
また、図9に示す偏差異常判定処理によれば、図3に示した偏差異常判定処理よりも、偏差異常の判定機会を増加できる。これは、制動力が車輪に付与されている状態であれば、必ず、要求駆動力が所定値Fd以下である状態であるためである。換言すると、要求駆動力が所定値Fd以下であることは、制動力が車輪に付与されていることに対して、必要条件である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例において、エコラン制御装置10、駆動力制御装置12、ブレーキ制御装置14及びメーター制御装置16は、適宜、統合されてもよいし、各機能の分担が変更されてもよい。例えば、エコラン制御装置10の機能の一部または全部は、駆動力制御装置12に組み込まれてもよい。また、車輪速センサ30は、ブレーキ制御装置14ではなく、エコラン制御装置10に接続されてもよい。
また、上述した実施例では、エコラン制御装置10は、S&S制御処理部102を備えているが、S&S制御処理部102は省略されてもよい。この場合、S&Sは実行されない。かかる変形例は、車両が電気自動車やハイブリッド車である場合に好適となる。
また、図3(図9についても同様)に示す処理は、信頼性を高めるために、第2カウンタC2を用いているが、第2カウンタC2は省略されてもよい。即ち、図3に示す処理において、ステップS302、ステップS328乃至ステップS334、ステップS344、及びステップS356の一部(第2カウンタC2に関する処理)は、省略されてもよい。
また、図3(図9についても同様)に示す処理では、異常フラグが一旦"1"にセットされた場合であっても、その後、ステップS314の判定結果が"NO"であり且つステップS350の判定結果が"YES"である場合に異常フラグが"0"にリセットされるが、これに限られない。例えば、ステップS350及びステップS352は省略されてもよい。また、異常フラグが"1"である状況下で、ステップS314の判定結果が"NO"であり且つステップS350の判定結果が"YES"である周期が所定回数以上連続した場合に、異常フラグを"0"にリセットするようにしてもよい。
また、上述した実施例では、トランスミッション42のアウトプットシャフトの回転数を検出する出力軸回転数センサ22の検出値に基づいて、車体速度V1が算出されているが、車体速度V1は、他のパラメータに基づいて算出されてもよい。例えば、車体速度V1は、トランスミッション42のアウトプットシャフト以外の回転部材であって、各駆動輪に駆動力を伝達する共通の回転部材の回転数を検出する出力軸回転数センサの検出値に基づいて、算出されてもよい。かかる回転部材としては、例えば、トランスミッション42内の減速ギアであってもよい。また、車両が電気自動車やハイブリッド車である場合、かかる回転部材としては、例えば、駆動モータの出力軸であってもよいし、減速機構のギアであってもよい。
また、上述した実施例では、所定閾値Vth2は、固定値であったが、可変値であってもよい。例えば、所定閾値Vth2は、車体速度V1よりも所定値だけ小さい値になる態様(ただし、下限値が3km/h程度)で、車体速度V1に応じて可変されてもよい。
また、上述した実施例では、出力軸回転数センサ22に異常がないことを前提としているが、出力軸回転数センサ22に異常が検出された場合は、上述の偏差異常判定処理の実行が禁止されてもよい。
1 車両制御システム
10 エコラン制御装置
12 駆動力制御装置
14 ブレーキ制御装置
16 メーター制御装置
20 ブレーキ
22 出力軸回転数センサ
24 警告灯
30(301,302,303,304) 車輪速センサ
40 エンジン
41 ストップランプ
42 トランスミッション
44 マスタシリンダ圧センサ
46 アクセル開度センサ
101 異常判定部
102 S&S制御処理部
103 点灯制御部

Claims (2)

  1. 車両の各車輪に搭載される複数の車輪速センサに関する偏差異常を表す情報を生成する異常情報生成装置であって、
    制動力が車輪に付与されており、各駆動輪に駆動力を伝達する各駆動輪に共通の回転部材の回転数に基づく車体速度が第1閾値より大きく、且つ、前記複数の車輪速センサのうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが、前記第1閾値より小さい第2閾値未満である場合、前記情報を生成する異常判定部と、
    記異常判定部により前記情報が生成された場合に、前記複数の車輪速センサに基づくエンジン制御装置によるエンジンの自動停止を禁止する禁止部とを含む、異常情報生成装置。
  2. 車両の各車輪に搭載される複数の車輪速センサに関する偏差異常を表す情報を生成する異常情報生成装置と、
    前記複数の車輪速センサに基づいて生成される停止要求に応じて、エンジンを自動的に停止するエンジン制御装置とを含み、
    前記異常情報生成装置は、
    制動力が車輪に付与されており、各駆動輪に駆動力を伝達する各駆動輪に共通の回転部材の回転数に基づく車体速度が第1閾値より大きく、且つ、前記複数の車輪速センサのうちの任意の1つの車輪速センサの検出値だけが、前記第1閾値より小さい第2閾値未満である場合、前記情報を生成する異常判定部と、
    記異常判定部により前記情報が生成された場合に、前記エンジン制御装置によるエンジンの自動停止を禁止する禁止部とを含む、車両制御システム。
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